JP2006045059A - 窒化アルミニウム質焼結体、耐蝕性部材、金属埋設品および半導体保持装置 - Google Patents

窒化アルミニウム質焼結体、耐蝕性部材、金属埋設品および半導体保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】窒化アルミニウム質焼結体の耐蝕性、特にハロゲン系腐食性ガスのプラズマに対する耐蝕性を、一層向上させる。
【解決手段】窒化アルミニウム質焼結体は、窒化アルミニウムを主成分とし、窒化アルミニウム結晶の多結晶構造を有しており、マグネシウムを含有している。本焼結体は、好ましくは、マグネシウムを酸化物換算で0.1重量%以上、20重量%以下含有しており、700℃における体積抵抗率が1×10Ω・cm以上であり、熱伝導率が80W/m・K以下であり、マグネシウムの少なくとも一部が窒化アルミニウム結晶に固溶しており、X線線回折により、実質的に構成相が窒化アルミニウム単相と見なされており、マグネシウムを除く金属不純物量が600ppm以下である。
【選択図】なし

Description

本発明は、窒化アルミニウム質焼結体、耐蝕性部材、金属埋設品および半導体保持装置に関するものである。
超LSIのメモリー容量の拡大に伴ない、微細加工化がますます進行するに従って、ケミカルな反応を必要とするプロセスが拡大してきている。特に、スーパークリーン状態を必要とする半導体製造用装置ではデポジション用ガス、エッチング用ガス、クリーニング用ガスとして、塩素系ガス、弗素系ガス等のハロゲン系腐蝕性ガスが使用されている。
これらの腐蝕性ガスに接触させた状態で加熱するための加熱装置として、例えば、熱CVD装置等の半導体製造装置においては、デポジション後にClF、NF、CF、HF、HCl等のハロゲン系腐蝕性ガスからなる半導体クリーニングガスを用いている。また、デポジション段階においても、WF、SiHCl等のハロゲン系腐蝕性ガスを成膜用ガスとして使用している。
本出願人は、特願平3−150932号明細書(1991年5月28日出願)、特願平4−58727号明細書(1992年2月13日出願)において、表面にフッ化アルミニウム層を有する窒化アルミニウム焼結体が、上記のハロゲン系腐蝕性ガスのプラズマに対して高い耐蝕性を備えていることを開示した。即ち、例えばClFガスに対して1時間窒化アルミニウム焼結体を曝露しても、その表面状態は変化が見られなかった。
また、本出願人は、窒化アルミニウム焼結体の表面に、CVD法等の気相法によってフッ化アルミニウム膜を形成することを開示した(特許文献1)。また、特許文献2においては、半導体ウエハー用静電チャックの表面の腐食を防止するために、静電チャックの表面を、予めフッ素で置換する表面処理を施し、静電チャックの表面にAlFを生成させておくことが開示されている。
特開平5−251365号公報 特開平7−273053号公報
しかし、窒化アルミニウム質焼結体についての上記の技術は、いずれも耐蝕性の表面層を形成するものであり、作製プロセスが複雑である。
本発明の課題は、窒化アルミニウム質焼結体の耐蝕性、特にハロゲン系腐食性ガスのプラズマに対する耐蝕性を、一層向上させることである。
本発明は、窒化アルミニウムを主成分とし、窒化アルミニウム結晶の多結晶構造を有しており、マグネシウムを含有していることを特徴とする、窒化アルミニウム質焼結体に係るものである。
また、本発明は、前記窒化アルミニウム質焼結体によって少なくとも一部が構成されていることを特徴とする、耐蝕性部材に係るものである。
また、本発明は、耐蝕性部材と、耐蝕性部材中に埋設されている金属部材とを備えている金属埋設品であって、耐蝕性部材の少なくとも一部が、前記窒化アルミニウム質焼結体によって構成されていることを特徴とする、金属埋設品に係るものである。
また、本発明は、半導体を保持する保持装置であって、ハロゲンガスプラズマに曝される耐蝕面と背面とを備えるサセプターと、サセプターの背面に設けられており、サセプターからの熱流を制限する熱遮蔽部とを備えており、前記熱遮蔽部の少なくとも一部が、前記窒化アルミニウム質焼結体によって構成されていることを特徴とする、半導体保持装置に係るものである。
本発明者は、窒化アルミニウム焼結体中にマグネシウムを含有させることによって、焼結体そのものの耐蝕性、特にハロゲン系腐食性ガスに対する耐蝕性が著しく向上することを発見し、本発明に到達した。
本発明の焼結体におけるアルミニウムの含有量は、窒化アルミニウム粒子が主相として存在し得るだけの量である必要があり、好ましくは30重量%以上である。マグネシウムを酸化物換算で0.1重量%以上、更には0.5重量%以上添加したときに、耐蝕性の向上が特に顕著であった。また、0.5重量%以上添加したときに、焼結体の高抵抗化が顕著である。こうした高抵抗の窒化アルミニウム質焼結体は、例えばハロゲンプガスラズマに曝される環境下で使用されるヒーター、静電チャック、サセプターなどに特に好適である。なぜなら、高い耐蝕性と共に、リーク電流を阻止できるからである。
窒化アルミニウム質焼結体中におけるマグネシウムの含有量は、限定しない。しかし、酸化物に換算して、製造上は30重量%以下とすることが好ましい。また、マグネシウムの含有量が増えると、焼結体の熱膨張係数が増大するので、本発明の窒化アルミニウム質焼結体の熱膨張係数を、マグネシウムを添加していない窒化アルミニウム質焼結体の熱膨張係数に近づけるためには、20重量%以下とすることが好ましい。
本発明の窒化アルミニウム質焼結体は、ハロゲン系腐食性ガスのプラズマ、特に塩素プラズマ、フッ素プラズマを含むハロゲンガスプラズマに対して、高い耐蝕性を示した。
また、窒化アルミニウム質焼結体のマグネシウムの含有量を1重量%、更には5重量%以上とすることによって、焼結体の熱伝導率が著しく低下することを見いだした。こうした焼結体は、特に断熱効果を必要とする用途に対して好適である。熱伝導率低下の原因は、酸化マグネシウムが窒化アルミニウム粒子の格子中に固溶し、フォノンの散乱が大きくなるためと推察される。
焼結体の構成相は、窒化アルミニウム単相の場合と、酸化マグネシウム相が析出している場合とがある。窒化アルミニウム相単相の場合には、焼結体の熱膨張係数が、マグネシウムを含有しない窒化アルミニウム焼結体と近いため、従来の窒化アルミニウム焼結体と一体化させる場合に、熱応力が緩和されるし、酸化マグネシウム相が破壊の起点となることもない。
一方、酸化マグネシウム相が析出している場合には、耐蝕性が一層向上する。一般的には、絶縁体に第2相が分散している場合、第2相の抵抗率が低いと、全体の抵抗率が低下する。しかし、焼結体の構成相がAlN+MgOの場合は、MgO自身が体積抵抗率が高いため、全体的に体積抵抗率が低くなるという問題も起きない。
本発明の焼結体を製造する際には、Mgの添加はAlNの焼結を阻害する(窯業協会誌第89号第6号 1981年 P330−336)ので、ホットプレス焼成、ホットアイソスタティックプレス焼成が望ましい。
半導体製造用途において、本発明の焼結体を、マグネシウムを含有しない窒化アルミニウム焼結体と一体化した場合には、この窒化アルミニウム焼結体中の金属不純物量は、1000ppm以下であることが好ましい。
本発明の焼結体を含む耐蝕性部材中に金属部材を埋設する場合には、この耐蝕性部材の被焼成体の内部に金属部材を埋設し、この被焼成体を50kgf/cm以上の圧力下でホットプレス焼結させることが好ましい。
以下、本発明の焼結体を製造し、その各種特性を評価した。表1−表5の各実施例、比較例に従って、各窒化アルミニウム原料粉末、マグネシウム源を配合した。AlN粉末は、還元窒化粉又は直接窒化粉であり、マグネシウム源は、酸化マグネシウム、Mg(NO、MgCl、MgSOであった。必要に応じて、その他の添加助剤(Y、C、Li)を秤量した。その後、イソプロピルアルコールを溶媒として、ポットミル混合し、乾燥し、各表に示す組成の混合粉を得た。実施例45〜48において、Liは硝酸Liを出発原料として、酸化物換算で0.1、0.3重量%となるように秤量し、同様に作製した。
各混合粉を、200kgf/cmの圧力で一軸成形することにより、直径φ100mmの円盤状成形体を作製した。この成形体を黒鉛モールドに収納して、窒素雰囲気下でホットプレス焼成を行った。焼成時の最高温度を1700〜2000℃とし、最高温度での保持時間はいずれも4時間であった。得られた焼結体について以下に評価した。
(金属不純物量) 湿式化学分析による。
(高温体積抵抗率) 真空中において、JIS2141に基づいた絶縁物の体積抵抗率測定法による。
(外観) 目視による。
(熱伝導率) レーザーフラッシュ法による。
(嵩密度) 純水を媒体としたアルキメデス法による。
(CTE) 窒素中、室温から800℃までの熱膨張における平均膨脹係数。5℃/分で昇温した。
(構成相) XRDにより確認した。2θ=20−80度(エッチングレート)焼結体を、735℃に保持したチャンバ内に設置し、Clガスを300sccm、Nガスを100sccm流して、チャンバ内圧力を0.1torrに保持した後、800Wの電力を投入して、ICP方式の高周波プラズマを発生させ、2時間暴露させた後の重量変化から求めた。
Figure 2006045059
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比較例1−4は、還元窒化粉または直接窒化粉を使用しており、炭素またはイットリアを助剤として添加している。実施例5−9は、還元窒化粉を使用し、酸化マグネシウムを0.1−10重量%添加しているが、エッチングレートが著しく減少しており、熱伝導率が低下し、高温における体積抵抗率も上昇することがわかった。
実施例10−24は、実施例5−9に対して、焼成温度を変化させたものであるが、同様の結果を得た。実施例25−40は、直接窒化粉を使用したものであるが、やはり同様の結果を得ている。実施例42−44は、焼成前の原料として、酸化マグネシウムの代わりに硝酸塩、塩化物、硫酸塩を使用したものであるが、酸化マグネシウムの場合と同様の結果を得た。実施例45−48は、マグネシウム以外にリチウムを添加したものである。マグネシウム以外のリチウムの含有量は、0.5重量%以下であることが好ましい。
本発明の窒化アルミニウム質焼結体は、その高い耐蝕性から、各種の耐蝕性部材、特にハロゲン系腐食性ガスに対する耐蝕性を必要とする耐蝕性部材に適しており、特に半導体製造装置用のサセプター等の耐蝕性部材に適している。また、この耐蝕性部材中に金属部材を埋設してなる金属埋設品に対して好適である。耐蝕性部材としては、例えば半導体製造装置中に設置されるサセプター、リング、ドーム等に好適である。サセプター中には、抵抗発熱体、静電チャック電極、高周波発生用電極等を埋設できる。
例えば図1(a)に示すように、本発明の耐蝕性部材1Aの全体が、本発明の焼結体からなっている。2は、主としてハロゲン系腐食性ガスに対してさらされる耐蝕面である。
また、例えば図1(b)に示すように、耐蝕性部材1Bが、基体3と、基体3の表面の少なくとも一部を覆う表面層4とを備えている。この場合には、特に耐蝕性を重視する場合には、表面層4が、本発明の焼結体からなる。基体3は、好ましくはセラミックスからなり、特に好ましくは、マグネシウムを含有しない窒化アルミニウム焼結体からなる。半導体製造用途においては、耐蝕性部材の一部を構成する窒化アルミニウムは、アルミニウム以外の金属元素の含有量が1000ppm以下であることが好ましい。
また、他の好適な実施形態においては、図1(b)において、基体3が、本発明の焼結体からなる。特に、耐蝕性の表面層に対して、使用温度における体積抵抗率が低いことが求められる場合には、相対的に体積抵抗率の高い本発明の焼結体によって基体を構成し、他の耐蝕性材料によって表面層4を形成する。表面層を形成する材料は、好ましくは窒化アルミニウムであり、特に好ましくはアルミニウム以外の金属元素の含有量が1000pppm以下の窒化アルミニウムである。
また、耐蝕性部材の全周ないし全表面にわたって、高い耐蝕性が要求される場合には、図1(c)に示す耐蝕性部材1Cのように、基体5の全表面が表面層6によって被覆されており、表面層6が本発明の焼結体からなる。
以下、特に金属埋設品に対して本発明を適用した実施形態について更に述べる。
耐蝕性部材中に埋設される金属部材、特に導電性機能部品は、印刷によって形成された導電性膜であってもよいが、面状の金属バルク材であることが特に好ましい。ここで、「面状の金属バルク材」とは、金属線や金属板を、一体の二次元的に延びるバルク体として形成したものを言う。
金属部材は、高融点金属で形成することが好ましく、こうした高融点金属としては、タンタル,タングステン,モリブデン,白金,レニウム、ハフニウム及びこれらの合金を例示できる。被処理物としては、半導体ウエハーの他、アルミニウムウエハー等を例示できる。
本発明の金属埋設品は、耐蝕性部材と、この中に埋設された金属部材からなる。一実施形態においては、耐蝕性部材の全体が、本発明の焼結体からなる。図2はこの実施形態に係るサセプターを概略的に示す断面図であり、図3は抵抗発熱体の埋設パターンを示す模式図である。
金属埋設品10Aの耐蝕性部材17中には、コイル状の抵抗発熱体7および電極9が埋設されている。抵抗発熱体7は背面8側に埋設されており、電極9は加熱面2側に埋設されている。抵抗発熱体7の平面的な埋設形状は、図3に模式的に示すようにした(図3では巻回体のパターンのみを示している)。即ち、モリブデン線を巻回して巻回体を得、巻回体の両端に端子18A、18Bを接合した(図2では端子を図示しない)。
抵抗発熱体7の全体は、図3において紙面に垂直な線に対して、ほぼ線対称に配置されている。互いに直径の異なる複数の同心円状部分7aが、線対称をなすように配置されており、同心円の直径方向に隣り合う各同心円状部分7aが、それぞれ連結部分7dによって連絡している。最外周の同心円状部分7aが、連結部分7bを介して、ほぼ一周する円形部分7cに連結されている。
電力供給用の高周波電源11を、電線12、14を介して抵抗発熱体7に接続し、かつアース15に接続した。電極9も電線13を介してアース15に接続した。
(実施例49)図2、図3に示す形態のサセプター10Aを作製した。具体的には、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、MgO粉末1.0重量%と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。この造粒顆粒の中に、モリブデン製のコイル状の抵抗発熱体7および電極9を埋設した。電極9としては、直径φ0.4mmのモリブデン線を、1インチ当たり24本の密度で編んだ金網を使用した。端子18A、18Bは、共に一つの保護管(図示しない)内に収容した。この状態で顆粒を一軸加圧成形し、円盤状の成形体を得た。
この成形体をホットプレス型中に収容し、密封した。昇温速度300℃/時間で温度を上昇させ、この際、室温〜1000℃の温度範囲で減圧を行った。この温度の上昇と同時に、圧力を上昇させた。最高温度を1800℃とし、最高温度で4時間保持し、ホットプレス圧力を200kgf/cmとし、窒素雰囲気下で焼成し、焼結体を得た。この焼結体を機械加工し、さらに仕上加工してサセプターを得た。基体の直径をφ240mmとし、厚さを18mmとし、抵抗発熱体と加熱面との間隔を6mmとした。
このサセプターについて、耐蝕性試験を行った。サセプターを、ハロゲンガス雰囲気下(塩素ガス:300sccm、窒素ガス:100sccm、チャンバ内圧力0.1torr)のチャンバー内におき、抵抗発熱体に電力を投入し、加熱面の温度を735℃に保持し、誘導結合プラズマ方式の高周波プラズマを加熱面上に発生させ、24時間暴露させた後の重量変化から、エッチレートを求めた。この結果、エッチレートは2.3μm/hrであった。
(比較例50)実施例49と同様にして加熱装置を作製し、上記と同様の実験を行った。ただし、原料は窒化アルミニウムのみとし、MgO粉末は加えなかった。この結果、エッチレートは4.8μm/時間であった。
また、本発明の他の実施形態に係る金属埋設品においては、抵抗発熱体と電極との間に、本発明の窒化アルミニウム質焼結体からなる高抵抗層を介在させる。これによって、抵抗発熱体から電極への電流リークに伴う動作不安定を防止できる。
即ち、窒化アルミニウム基体中に抵抗発熱体と高周波電極とを埋設して高周波発生用の電極装置を作製し、これを例えば600℃以上の高温領域で稼働させて見ると、高周波の状態、あるいは高周波プラズマの状態が不安定になることがあった。また、窒化アルミニウム基体中に抵抗発熱体と静電チャック電極とを埋設して静電チャック装置を作製し、これを例えば600℃以上の高温領域で稼働させて見た場合にも、静電吸着力に局所的にあるいは経時的に不安定が生ずることがあった。本発明者は、サセプター内の発熱体と高周波電極の間で電流が流れ、このリーク電流が高周波の状態に擾乱をもたらすことを見いだした。
そして、加熱面と発熱体との間に、本発明の焼結体からなる高抵抗層を設けることによって、リーク電流による影響を抑制し、あるいは制御できることを見いだした。
特に窒化アルミニウムの体積抵抗率は、半導体的な挙動を示し、温度の上昇と共に低下することが知られている。本発明によれば、例えば600℃−1200℃の領域においても、高周波の状態や静電吸着力を安定化させることができる。
図4は、この実施形態に係る金属埋設品10Bを概略的に示す断面図である。図2に示した部分と同じ部分には同じ符号を付け、その説明を省略する。この金属埋設品10Bでは、電極9と抵抗発熱体7との間に高抵抗層20が介在している。
本発明の他の実施形態に係る金属埋設品では、耐蝕性部材が、基体と、基体の表面の少なくとも一部を覆う表面層とを備えている。この場合、表面層を、本発明の焼結体によって形成でき、これによって最も高い耐蝕性が得られる。この場合には、好ましくは、基体が窒化アルミニウムからなり、更には窒化アルミニウム中に含有されているアルミニウム以外の金属の含有量が1000ppm以下である。
また、別の実施形態においては、耐蝕性部材が、基体と、基体の表面の少なくとも一部を覆う表面層とを備えており、基体が、本発明の焼結体からなる。この場合には、基体側の熱伝導率を減少させて熱の逃げを抑えることができ、また基体側の高温時の体積抵抗率が高いことから、基体側への電流の漏れを防止できる。この場合には、好ましくは、表面層が窒化アルミニウムからなり、更には窒化アルミニウム中に含有されているアルミニウム以外の金属の含有量が1000ppm以下である。
また、いずれの場合においても、基体と表面層とが一体焼結されていることが好ましい。この場合には、基体と表面層との熱膨張係数差による応力を緩和するためには、本発明の焼結体中におけるマグネシウムの含有量(酸化物換算値)を、5重量%以下とすることが好ましい。
好ましくは、抵抗発熱体は基体中に埋設されており、電極は、基体中または表面層中に埋設されている。
図5、図6は、それぞれ、本実施形態に係る各金属埋設品10C、10Dを概略的に示す断面図である。図5においては、基体21中に抵抗発熱体7および電極9が埋設されており、電極9と加熱面2との間に表面層22が形成されている。図6においては、基体23中に抵抗発熱体7が埋設されており、表面層24中に電極9が埋設されている。
(実施例51、52)図5に示す金属埋設品(実施例51)、および図6に示す金属埋設品(実施例52)を作製した。ただし、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、MgO粉末を5.0重量%と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。図5の例においては、造粒顆粒中に、実施例49に示したモリブデン製のコイル状の抵抗発熱体7および電極9を埋設した。図6の例においては、この抵抗発熱体7のみを埋設した。各造粒顆粒を一軸加圧成形し、各基体21、23に対応する各成形体を得た。
更に、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、炭素換算で0.05重量%のフェノール樹脂と、さらにアクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。図5、図6に示すように、前記した基体の成形体に積層し、一軸加圧成形し、表面層22、24を成形した。図6においては、表面層24内に電極9を埋設した。
これらの成形体をホットプレス型中に収容し、密封した。昇温速度300℃/時間で温度を上昇させた。この際、室温〜1000℃の温度範囲で減圧を行った。この温度の上昇と同時に、圧力を上昇させた。最高温度を1800℃とし、最高温度で4時間保持し、ホットプレス圧力を200kgf/cmとし、窒素雰囲気下で焼成し、各焼結体を得た。各焼結体を機械加工し、さらに仕上加工して、加熱装置を得た。基体の直径をφ240mmとし、厚さを18mmとし、抵抗発熱体7と加熱面2との間隔を6mmとした。
抵抗発熱体7から電極9へのリーク電流を、真空中、500、600、700℃の各温度で、電線をクランプメータに通すことにより、測定した。また、導電性機能部品の動作の指標として、稼働温度700℃で、加熱面における最高温度と最低温度との差を測定した。
この結果、実施例51、52のいずれにおいても、各温度においてリーク電流は観測されず、加熱面の温度差は10℃であった。また、実施例49と同様の条件でエッチングレートを測定したところ、実施例51、52ともに4.3μm/時間であった。
本発明の他の実施形態においては、金属部材が、本発明の焼結体からなる中間層中に埋設されており、特に好ましくは、電極が中間層中に埋設されている。これによって、電極からのリーク電流、特に抵抗発熱体等の他の金属部材と電極との間のリーク電流を防止できる。
図7は、この実施形態に係る金属埋設品10Eを概略的に示す断面図である。この金属埋設品10Eにおいては、耐蝕性部材40の基体25に抵抗発熱体7が埋設されており、抵抗発熱体7と加熱面2との間に中間層26が設けられている。中間層26中には電極9が埋設されている。なお、本例では、中間層26の全体が基体25中に埋設されているが、中間層26の端部が耐蝕性部材40の表面に露出していてよい。
(実施例53)図7に示すサセプターを作製した。ただし、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、炭素換算で0.05重量%のフェノール樹脂と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。図7に示すように、実施例49に示したモリブデン製のコイル状の抵抗発熱体7を埋設し、基体成形体を得た。
更に、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、MgOを5.0重量%と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。電極9をこの造粒顆粒中に埋設し、前記の基体成形体と積層し、一軸加圧成形し、図7に示すような形態とした。
この成形体を、ホットプレス型中に収容し、密封した。昇温速度300℃/時間で温度を上昇させ、この際、室温〜1000℃の温度範囲で減圧を行った。この温度の上昇と同時に、圧力を上昇させた。最高温度を1800℃とし、最高温度で4時間保持し、ホットプレス圧力を200kgf/cmとし、窒素雰囲気下で焼成し、焼結体を得た。この焼結体を機械加工し、さらに仕上加工して加熱装置を得た。基体の直径をφ240mmとし、厚さを18mmとし、抵抗発熱体と加熱面との間隔を6mmとした。
抵抗発熱体7から電極9へのリーク電流は、真空中、500、600、700℃の各温度で、電線をクランプメータに通すことにより、測定した。また、導電性機能部品の動作の指標として、稼働温度700℃で、加熱面における最高温度と最低温度との差を測定した。
この結果、各温度においてリーク電流は観測されず、加熱面の温度差は10℃であった。また、実施例49と同様の条件で、エッチングレートを測定したところ、4.3μm/時間であった。
(比較例54)実施例53と同様にしてサセプターを作製し、上記と同様の実験を行った。ただし、原料は還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、炭素換算で0.05重量%のフェノール樹脂と、さらにアクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒したものである。また、高抵抗層は設けていない。
この結果、リーク電流は、500℃では2mAであり、600℃では9mAであり、700℃では45mAであった。加熱面の温度差は50℃であった。このような加熱面の大きな温度差は、発熱体と高周波電極との間の電気絶縁性が高温において低くなるため、発熱体に流れる電流の一部が高周波電極に漏れだし、一旦この電流の漏れ(リーク電流)が生じると、その近傍に電流が集中し、ホットスポットが生ずるためであることが判明した。
また、実施例49と同様の条件でエッチングレートを測定したところ、4.4μm/時間であった。従って、本発明のサセプターは、従来技術より、より高温にて作動するヒーターとして使用できる。
また、本発明に係る半導体保持装置は、ハロゲンガスプラズマに曝される耐蝕面と背面とを備えるサセプターと、サセプターの背面に設けられており、サセプターからの熱流を制限する熱遮蔽部とを備えており、前記熱遮蔽部の少なくとも一部が、本発明の焼結体によって構成されている。サセプターとしては、前述の各サセプターないし金属埋設品を使用できる。また、特に好ましくは、サセプターは、マグネシウムを含有しない窒化アルミニウムまたは本発明の窒化アルミニウム質焼結体からなる。
最近、半導体素子を得るためのウエハーの口径を大きくし、あるいは液晶パネルを大型化しようという要望が高まっており、このためにサセプターの大型化が求められている。このため、サセプターの直径は、例えば直径φ300mm以上とすることが求められてきている。しかし、サセプターの直径が大きくなると、加熱面の温度の均一性を保持することが非常に困難になってきている。なぜなら、加熱面の温度分布にむらが生ずると、不良品が発生するからである。熱遮蔽部を設けることによって、サセプターを大型化した場合に、加熱面の温度の均一性を図れる。
図8は、この実施形態に係るサセプターを概略的に示す断面図である。金属埋設品であるサセプター10Aの構成は、前述したものと同じであるが、本例では、本発明の窒化アルミニウム質焼結体によって形成してもよく、あるいはマグネシウムを含有しない窒化アルミニウム質焼結体によって形成しても良い。このサセプター10Aの背面8側に、熱遮蔽部28が設けられている。熱遮蔽部28は、チャンバーの外壁30に対してOリング29を介して取り付けられている。熱遮蔽部28の中央には中空部28aが設けられており、外壁30にも貫通孔30aが設けられており、中空部28aと貫通孔30aとが連通しており、これらの中に電線が収容されている。サセプターの耐蝕面2側の空間32にはハロゲン系腐食性ガスが流され、チャンバー外壁30の外側空間31は通常は大気にさらされている。
(実施例55)イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、炭素換算で0.05重量%のフェノール樹脂と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。図8に示すように、造粒顆粒中に、実施例49に示したモリブデン製のコイル状の抵抗発熱体7および電極9を埋設し、造粒顆粒を一軸加圧成形し、サセプターの円盤状成形体を得た。
また、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、MgOを10.0重量%と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。この造粒顆粒をサセプターの成形体と積層し、一軸加圧成形し、熱遮蔽部28とサセプターとの積層成形体を得た。
この成形体をホットプレス型中に収容し、密封した。昇温速度300℃/時間で温度を上昇させ、この際、室温〜1000℃の温度範囲で減圧を行った。この温度の上昇と同時に、圧力を上昇させた。最高温度を2000℃とし、最高温度で4時間保持し、ホットプレス圧力を200kgf/cmとし、窒素雰囲気下で焼成し、焼結体を得た。この焼結体を機械加工し、さらに仕上加工して保持装置を得た。基体の直径φ240mmとし、厚さを18mmとし、抵抗発熱体と加熱面との間隔を6mmとした。また、熱遮蔽部28の厚さは20mmとした。後述する回路の端子作製のため、熱遮蔽部28の中央に直径φ50mmの中空部28aを設けた。熱遮蔽部28の背面側には、Oリングの溝を形成した。
抵抗発熱体8に電力を供給し、Oリングが耐熱限界の200℃に達した時、加熱面2は350℃であった。
(比較例56)実施例55と同様にして、図8に示すような形態の半導体保持装置を作製した。ただし、比較例56においては、熱遮蔽部を作製する際には、サセプターと同じように、還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、炭素換算で0.05重量%のフェノール樹脂と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、この造粒顆粒を使用した。
ヒーターに入力し、Oリング部が耐熱限界の200℃に達した時、ヒーター加熱面2は230℃であった。
(比較例57)実施例55と同様にして、図8に示すような形態の半導体保持装置を作製した。熱遮蔽部を作製する際には、市販の平均粒径2μmの窒化ケイ素粉末と、2.0重量%のMgOと、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒した造粒顆粒を使用した。また、ホットプレス焼成温度は1800℃とした。
ホットプレス焼成後、サセプターと熱遮蔽部とが分離し、一体のヒーターを作製できなかった。窒化アルミニウムと窒化ケイ素との熱膨脹差によるものと推察される。従って、本発明によれば、優れた熱遮蔽性を有する窒化アルミニウムヒーターを提供でき、かつヒーターのチャンバーへの搭載が容易である。
図9は、本発明の他の実施形態に係る半導体保持装置を概略的に示す断面図である。ただし、図8に示したものと同じ部分には同じ符号を付け、その説明は省略する。本例では、熱遮蔽部28Aとサセプター10Aの背面8との間には、例えばモリブデン製のリング状のスペーサー34が介在している。スペーサー34と背面8、およびスペーサー34と熱遮蔽部28Aとの間は、それぞれ接着層35によって接着されている。
(実施例58)図9に示すような形態の半導体保持装置を作製した。具体的には、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、炭素換算で0.05重量%のフェノール樹脂と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。造粒顆粒中に、実施例49に示したモリブデン製のコイル状の抵抗発熱体7および電極9を埋設し、一軸加圧成形することによって、サセプター10Aの成形体を得た。
この成形体をホットプレス型中に収容し、密封した。昇温速度300℃/時間で温度を上昇させ、この際、室温〜1000℃の温度範囲で減圧を行った。この温度の上昇と同時に、圧力を上昇させた。最高温度を1800℃とし、最高温度で4時間保持し、ホットプレス圧力を200kgf/cmとし、窒素雰囲気下で焼成し、焼結体を得た。この焼結体を機械加工し、さらに仕上加工してサセプター10Aを得た。サセプターの直径φを240mmとし、厚さを18mmとした。
これとは別に、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、MgOを10.0重量%と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。
この造粒顆粒を一軸加圧成形し、成形体を作製し、ホットプレス型中に収容し、密封した。最高温度が2000℃であること以外は、サセプター10Aと同じ条件で焼成し、焼結体を得た。この焼結体を機械加工し、さらに仕上げ加工して、外径φ240mm、内径φ50mm、厚さ20mmの熱遮蔽部28Aを得た。ただし、熱遮蔽部28Aの片面には、Oリング用の溝を形成した。
サセプターと熱遮蔽部を、窒化アルミニウムに熱膨張の近いモリブデン製のリング(外径φ220mm、幅5mm、厚さ1mm)を介して、市販のAlロウを用い、610℃で真空中で熱処理することにより接合し、図9の半導体保持装置を得た。
抵抗発熱体に電力を供給し、Oリングが耐熱限界の200℃に達した時、ヒーター加熱面は340℃であった。
(比較例59、60)実施例58と同様にして半導体保持装置を作製した。ただし、比較例59においては、熱遮蔽部の原料はサセプターと同じにした。
比較例60においては、熱遮蔽部28Aとしては、市販の平均粒径2μmの窒化ケイ素と、2.0重量%のMgOと、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒した造粒顆粒を使った。ただし、ホットプレス焼成温度は1800℃であった。
比較例59においては、抵抗発熱体に電力を供給し、Oリングが耐熱限界の200℃に達した時、ヒーター加熱面は230℃であった。
比較例60においては、ロウ付け後、主にサセプター側が破壊され、半導体保持装置を作製できなかった。窒化アルミニウムと窒化ケイ素の熱膨脹差により、相対的に強度が低い窒化アルミニウムが破壊したものと推察される。
また、本発明の半導体保持装置は、サセプターの背面に設けられており、サセプターをその背面側から支持する支持部材を備えている。図10は、この実施形態に係る半導体保持装置を概略的に示す断面図である。
サセプター10Aの背面8に、支持管44が設けられている。支持管44は、本体44cと、本体44cの一方の端部に設けられているフランジ部44aと、本体の反対側の端部に設けられているフランジ部44dとを備えている。本体44cからフランジ部44aへと向かって、徐々に直径が大きくなるように拡径部44bが設けられている。支持管44のフランジ部44aが、サセプターの背面に対して接合されている。
(実施例61)図10に示す形態の半導体保持装置を作製した。ただし、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、炭素換算で0.05重量%のフェノール樹脂と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。造粒顆粒中に、実施例49に示したモリブデン製のコイル状の抵抗発熱体7および電極9を埋設し、一軸加圧成形し、図10に示す形態の成形体を得た。
この成形体を、ホットプレス型中に収容し、密封した。昇温速度300℃/時間で温度を上昇させ、この際、室温〜1000℃の温度範囲で減圧を行った。この温度の上昇と同時に圧力を上昇させた。最高温度を1800℃とし、最高温度で4時間保持し、ホットプレス圧力を200kgf/cmとし、窒素雰囲気下で焼成し、焼結体を得た。この焼結体を機械加工し、さらに仕上加工してサセプターを得た。サセプターの直径は240mmとし、厚さを18mmとした。
これとは別に、イソプロピルアルコール中に、所定量の還元窒化法により得られた窒化アルミニウム粉末と、MgOを10.0重量%と、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒し、造粒顆粒を得た。この造粒顆粒を一軸加圧成形し、成形体を作製し、ホットプレス型中に収容し、密封した。最高温度が2000℃であること以外は、サセプターと同じ条件で焼成し、焼結体を得た。この焼結体を機械加工し、さらに仕上げ加工して、図10に示す支持部材(支持管)44を作製した。支持管の本体44cの肉厚を2.5−3.5mmとし、外径は35mmとした。フランジ部44aの外径を50mmとし、厚さを4mmとした。フランジ部44dの外径を50mmとし、厚さを8mmとした。また、フランジ部44dの端面には、Oリング用の溝を施した。
サセプターと支持管を、接合すべき部分に予めニッケルでメッキを施しておき、市販の市販のAlロウを用い、610℃真空中で熱処理することにより、組立接合し、図10の半導体保持装置を得た。
抵抗発熱体7に電力を供給し、Oリングが耐熱限界の200℃に達した時、ヒーター加熱面は650℃であった。
(比較例62、63)実施例61と同様にして、半導体保持装置を作製した。ただし、比較例62においては、支持管44を、基体と同じ原料から作製した。
比較例63においては、支持管の材料として、市販の平均粒径2μmの窒化ケイ素と、2.0重量%のMgOと、アクリル系樹脂バインダーを適量添加し、ポットミルで混合後、噴霧造粒装置によって乾燥造粒した造粒顆粒を使った。ただし、ホットプレス焼成温度は1800℃であった。
比較例62においては、抵抗発熱体に電力を供給し、Oリングが耐熱限界の200℃に達した時、ヒーター加熱面は420℃であった。
比較例63においては、ロウ付け後、主にサセプター基体側が破壊され、サセプターを作製できなかった。窒化アルミニウムと窒化ケイ素の熱膨脹差により、相対的に強度が低い窒化アルミニウムが破壊したものと推察される。
(a)、(b)、(c)は、それぞれ、本発明の耐蝕性部材を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る金属埋設品10Aを概略的に示す断面図である。 図2の金属埋設品10Aにおける抵抗発熱体7の埋設パターンを示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る金属埋設品10Bを概略的に示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る金属埋設品10Cを概略的に示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る金属埋設品10Dを概略的に示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る金属埋設品10Eを概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体保持装置を概略的に示す断面図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体保持装置を概略的に示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態に係る半導体保持装置を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1A、1B、1C、17 耐蝕性部材,2 加熱面(耐蝕面),3、5、21、23 基体,4、6、22、24 表面層,7 抵抗発熱体,8背面,9 電極,10A、10B、10C、10D、10E 金属埋設品,11 高周波電源,20、26 高抵抗層(中間層)

Claims (34)

  1. 窒化アルミニウムを主成分とし、窒化アルミニウム結晶の多結晶構造を有しており、マグネシウムを含有していることを特徴とする、窒化アルミニウム質焼結体。
  2. マグネシウムを酸化物換算で0.1重量%以上含有していることを特徴とする、請求項1記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  3. 700℃における体積抵抗率が1×10Ω・cm以上であることを特徴とする、請求項1又は2記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  4. 熱伝導率が80W/m・K以下であることを特徴とする、請求項1−3のいずれか一つの請求項に記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  5. マグネシウムの少なくとも一部が前記窒化アルミニウム結晶に固溶しており、X線回折により、実質的に構成相が窒化アルミニウム単相と見なされることを特徴とする、請求項1−4のいずれか一つの請求項に記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  6. マグネシウムを除く金属不純物量が600ppm以下であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一つの請求項に記載の窒化アルミニウム質焼結体。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記載の窒化アルミニウム質焼結体によって少なくとも一部が構成されていることを特徴とする、耐蝕性部材。
  8. 前記耐蝕性部材が前記窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、請求項7記載の耐蝕性部材。
  9. 前記耐蝕性部材が、基体と、この基体の表面の少なくとも一部を覆う表面層とを備えており、前記基体が、前記窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、請求項7記載の耐蝕性部材。
  10. 前記耐蝕性部材が、基体と、この基体の表面の少なくとも一部を覆う表面層とを備えており、前記表面層が、前記窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、請求項7記載の耐蝕性部材。
  11. 前記基体の全表面が前記表面層によって被覆されていることを特徴とする、請求項10記載の耐蝕性部材。
  12. 耐蝕性部材と、この耐蝕性部材中に埋設されている金属部材とを備えている金属埋設品であって、前記耐蝕性部材の少なくとも一部が、請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記載の窒化アルミニウム質焼結体によって構成されていることを特徴とする、金属埋設品。
  13. 前記耐蝕性部材中に、前記金属部材として抵抗発熱体が埋設されており、前記耐蝕性部材に加熱面が設けられていることを特徴とする、請求項12記載の金属埋設品。
  14. 前記金属部材として前記抵抗発熱体に加えて電極が埋設されており、前記抵抗発熱体と前記加熱面との間に前記電極が設けられていることを特徴とする、請求項13記載の金属埋設品。
  15. 前記電極が、静電チャック電極と高周波発生用電極との少なくとも一方として機能することを特徴とする、請求項14記載の金属埋設品。
  16. 前記耐蝕性部材が前記窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、請求項12−15のいずれか一つの請求項に記載の記載の金属埋設品。
  17. 前記抵抗発熱体と前記電極との間に高抵抗層が介在しており、この高抵抗層が前記窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、請求項14または15記載の金属埋設品。
  18. 前記金属部材が、前記窒化アルミニウム質焼結体からなる中間層中に埋設されていることを特徴とする、請求項12−15のいずれか一つの請求項に記載の金属埋設品。
  19. 前記電極が前記中間層中に埋設されていることを特徴とする、請求項18記載の金属埋設品。
  20. 前記耐蝕性部材が、基体と、この基体の表面の少なくとも一部を覆う表面層とを備えており、前記表面層が前記窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、請求項12−15のいずれか一つの請求項に記載の金属埋設品。
  21. 前記基体が窒化アルミニウムからなることを特徴とする、請求項20記載の金属埋設品。
  22. 前記耐蝕性部材が、基体と、この基体の表面の少なくとも一部を覆う表面層とを備えており、前記基体が前記窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、請求項12−15のいずれか一つの請求項に記載の金属埋設品。
  23. 前記表面層が窒化アルミニウムからなることを特徴とする、請求項22記載の金属埋設品。
  24. 前記基体と前記表面層が一体焼結されていることを特徴とする、請求項20−23のいずれか一つの請求項に記載の金属埋設品。
  25. 前記抵抗発熱体および前記電極が前記基体中に埋設されていることを特徴とする、請求項20−24のいずれか一つの請求項に記載の金属埋設品。
  26. 前記抵抗発熱体が前記基体中に埋設されており、前記電極が前記表面層中に埋設されていることを特徴とする、請求項20−24のいずれか一つの請求項に記載の金属埋設品。
  27. 半導体を保持する保持装置であって、ハロゲンガスプラズマに曝される耐蝕面と背面とを備えるサセプターと、前記サセプターの前記背面に設けられており、前記サセプターからの熱流を制限する熱遮蔽部とを備えており、前記熱遮蔽部の少なくとも一部が、請求項1〜6のいずれか一つの請求項に記載の窒化アルミニウム質焼結体によって構成されていることを特徴とする、半導体保持装置。
  28. 前記サセプターが窒化アルミニウムからなることを特徴とする、請求項27記載の半導体保持装置。
  29. 前記サセプターと前記熱遮蔽部が一体焼結されていることを特徴とする、請求項27または28記載の半導体保持装置。
  30. 半導体を保持する保持装置であって、ハロゲンガスプラズマに曝される耐蝕面と背面とを備えるサセプターと、前記サセプターの前記背面に設けられており、前記サセプターを前記背面側から支持する支持部材とを備えており、前記支持部材の少なくとも一部が、請求項1−6のいずれか一つの請求項に記載の窒化アルミニウム質焼結体からなることを特徴とする、半導体保持装置。
  31. 半導体を保持する保持装置であって、ハロゲンガスプラズマに曝される耐蝕面と背面とを備えるサセプターを備えており、前記サセプターが、請求項7−11のいずれか一つの請求項に記載の耐蝕性部材からなることを特徴とする、半導体保持装置。
  32. 半導体を保持する保持装置であって、ハロゲンガスプラズマに曝される耐蝕面と背面とを備えるサセプターを備えており、前記サセプターが、請求項12−26のいずれか一つの請求項に記載の金属埋設品からなることを特徴とする、半導体保持装置。
  33. 前記サセプターの前記背面に設けられており、前記サセプターからの熱流を制限する熱遮蔽部を備えていることを特徴とする、請求項31または32記載の半導体保持装置。
  34. 前記サセプターの前記背面に設けられており、前記サセプターを前記背面側から支持する支持部材を備えていることを特徴とする、請求項31または32記載の半導体保持装置。
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