JPH0620969A - 高周波誘導装置のサセプタホルダ - Google Patents

高周波誘導装置のサセプタホルダ

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JPH0620969A
JPH0620969A JP19493592A JP19493592A JPH0620969A JP H0620969 A JPH0620969 A JP H0620969A JP 19493592 A JP19493592 A JP 19493592A JP 19493592 A JP19493592 A JP 19493592A JP H0620969 A JPH0620969 A JP H0620969A
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susceptor
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susceptor holder
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heat insulating
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Hiroyuki Shiraishi
浩之 白石
Takeshi Funada
毅 船田
Yasuyoshi Tomiyama
能省 富山
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CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Mitsubishi Materials Corp
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CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温度でも破損等することなく安定して使用
することができるサセプタホルダを得る。 【構成】 サセプタホルダ13の内側壁とサセプタ15
の基部15Aの外側面との間に円筒状の側壁材141を
介装する。また、サセプタホルダ13の底壁と基部15
Aの底面との間に円板状の底壁材142を介装する。こ
の側壁材141は、その厚さ方向に2つの部分141
A、141Bに分割している。底壁材142も、同様に
その厚さ方向に6つの部分142A〜142Fに分割し
ている。これらの側壁材141と底壁材142はいずれ
もアルミナ製であって石英製のサセプタホルダ13とグ
ラファイト製のサセプタ15との間に介在して、断熱効
果を高めている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコン、ガリウムひ素
等の半導体ウェーハを搭載するサセプタを保持するサセ
プタホルダ、特に高周波による誘導加熱を行う高周波誘
導炉等に使用されるサセプタホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波誘導炉にあっては、図5に
示すように、円筒製の反応管51内にグラファィト製の
サセプタ52を配設し、反応管51の外側にこのサセプ
タ52を取り囲むように高周波コイル53を配設してい
る。サセプタ52は、回転軸54の上端に固定された有
底円筒状のサセプタホルダ55に挿入、保持されてお
り、反応管51内に露出したその上面にはシリコンウェ
ーハ等が載置される。すなわち、このサセプタ52は、
サセプタホルダ55内に挿入される基部52Aと、この
基部52Aの上面に載置される受皿部52Bと、によっ
て形成されているものである。なお、51Aは反応管5
1を冷却するための冷却水の通路である。したがって、
この高周波誘導炉にあっては、サセプタ52の受皿部5
2Bにシリコンウェーハを載置して回転させながら、所
定のガスを反応管51内に導入し、そのウェーハ上に所
望の成膜を得ることとなる。そして、このサセプタホル
ダ55は成膜に対する不純物等のコンタミネーションを
防止するため、石英により形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサセプタホルダにあっては、石英製であった
ため、その使用温度に限界があり、例えば1400℃ま
で加熱すると、この石英製のサセプタホルダが軟化して
しまうため、高温加熱用の炉には使用することができな
かった。
【0004】ここで、本発明者は、サセプタホルダをア
ルミナで製作し、CVD炉において1400℃以上で使
用してみた。ところが、キャリアガスを導入してのサセ
プタ加熱時、このアルミナ製のサセプタホルダがその内
外壁の温度差により割れてしまった。そこで、本発明の
目的は、1400℃以上の高温加熱に際しても割れるこ
となく安定してサセプタを保持することができるサセプ
タホルダを開発することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、サセプタ
ホルダの材質を変更する等、開発、研究を重ねた結果、
サセプタとサセプタホルダとの間に断熱材を介設するこ
とにより、上記問題点を解決することができることを見
い出した。すなわち、請求項1に記載の発明は、凹部を
有し、この凹部内にサセプタを保持するサセプタホルダ
において、上記凹部内壁とサセプタとの間に断熱材を介
在させた高周波誘導装置のサセプタホルダである。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、上記断熱
材はその厚さ方向において複数に分割されているサセプ
タホルダである。
【0007】
【作用】本発明に係るサセプタホルダによれば、その凹
部にグラファイト製のサセプタを保持して使用する。こ
の場合、高周波誘導装置の高周波コイルによりサセプタ
を例えば1400℃以上の高温度に加熱したとしても、
断熱材がこの熱の伝達を軽減するため、サセプタホルダ
の内外壁での温度差が小さくなる。この結果、サセプタ
ホルダに割れ等が生じることはない。特に、断熱材を厚
さ方向に複数部分に分割したものを使用すると、サセプ
タホルダ内壁の温度をより一層低下させることができ
る。また、この断熱材としては、例えばアルミナ製の円
筒、h−BN(六方晶系窒化ボロン)の円筒等を使用す
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1実施例に係るサセプタホルダ
の断面図である。
【0009】この図において、11は高周波誘導炉内に
直立して設けられる回転軸であって、駆動機構によって
回転自在に支持されている。この回転軸11は石英製の
円筒管であって、その内部には熱電対12が挿入されて
いる。回転軸11の上端部には所定径の有底円筒体から
なる石英製のサセプタホルダ13が固定されており、こ
のサセプタホルダ13の内部(凹部)には、図3、図4
に示すように、複数部分に分割されてなる断熱材14を
介して、グラファイト製のサセプタ15が挿入されてい
る。サセプタホルダ13を石英製としたため、所定の回
転速度で回転させた場合にも十分な機械的強度を有して
いるものである。サセプタ15は従来と同様に、サセプ
タホルダ13の内部に挿入される円柱状の基部15A
と、この基部15Aの上面に載置される円盤状の受皿部
15Bと、から構成されている。この受皿部15Bの上
面にはシリコンウェーハWが搭載される円形の凹所15
Cが形成されている。このようにサセプタ15を2つの
部分である基部15Aおよび受皿部15Bに分割し、受
皿部15Bが破損等した場合その交換を容易としてい
る。
【0010】ここで、上記断熱材14は、サセプタホル
ダ13の内側壁とサセプタ15の基部15Aの外側面と
の間に介装される円筒状の側壁材141と、サセプタホ
ルダ13の底壁と基部15Aの底面との間に介装される
円板状の底壁材142と、を有して構成されている。こ
の側壁材141は、その厚さ方向に2つの部分141
A、141Bに分割されている。さらに、各側壁材14
1A、141Bは、図3に示すように、その軸線方向に
複数に分割され、さらに、その円周方向にも複数に分割
されている。また、底壁材142も、同様にその厚さ方
向に6つの部分142A〜142Fに分割されて構成さ
れている。各底壁材142A〜142Bは、さらに、図
4に示すように、円周方向に4つの部分に分割されてい
る。
【0011】そして、これらの断熱材14はアルミナ製
としている。すなわち、側壁材141および底壁材14
2のいずれもAl23を主成分とするものであって、上
記所定形状に成形されているものである。この製造は通
常の焼結で行うものとする。
【0012】以上の構成に係るサセプタホルダ13にあ
っては、高周波コイルによってサセプタ15が誘導加熱
され高温となり(例えば1400℃程度に加熱)、か
つ、サセプタホルダ13の外周をキャリアガスが通流す
る場合でも、断熱材14により、特にその厚さ方向に複
数に分割された断熱材141、142により石英製のサ
セプタホルダ13に伝達される熱が低減されることとな
る。この結果、サセプタホルダ13の内外壁面の温度差
は低減され、サセプタ15が高温に加熱された場合で
も、そのサセプタホルダ13に対しての熱負荷は低減さ
れ、サセプタホルダ13自体に割れ等が生じることはな
い。例えば断熱材141、142自体に割れが生じたと
してもサセプタホルダ13に割れが生じなければ良いも
のである。また、サセプタホルダ13の回転に対する強
度はサセプタホルダ13自体を石英製としているため十
分である。
【0013】図2は本発明の第2実施例を示す断面図で
ある。この実施例では、断熱材21をh−BN(六方晶
系窒化ボロン)によって形成している。また、第1実施
例の場合とは異なり、側壁材211については厚さ方向
に2分割したのみである。したがって、この実施例にあ
っては、第1実施例の場合よりもさらに耐熱強度を高め
ることができるとともに、断熱材21の製造が簡単なも
のとなっている。
【0014】なお、上記各実施例にあっては、断熱材1
4、21としては石英以上に耐熱強度の高い材料であれ
ばよく、上記アルミナh−BN以外のセラミックスを使
用することもできる。また、サセプタホルダ13として
は石英以外の素材を使用することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明に係るサ
セプタホルダによれば、高温加熱炉に使用してもその破
損、割れ等を完全に防止することができる。その結果、
反応管内壁への輻射熱量を低減され、反応管自体を小
径、小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るサセプタホルダの要
部断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るサセプタホルダの断
面図である。
【図3】本発明に係る断熱材である側壁材の分解斜視図
である。
【図4】本発明に係る断熱材である底壁材の分解斜視図
である。
【図5】従来の高周波誘導炉の主要部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
13 石英製のサセプタホルダ 14 セラミックス製の断熱材 15 グラファイト製のサセプタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この図において、11は高周波誘導炉内に
直立して設けられる回転軸であって、駆動機構によって
回転自在に支持されている。この回転軸11は石英製の
円筒管であって、その内部には熱電対12が挿入されて
いる。回転軸11の上端部には所定径の有底円筒体から
なる石英製のサセプタホルダ13が固定されており、こ
のサセプタホルダ13の内部(凹部)には、図3、図4
に示すように、複数部分に分割されてなる断熱材14を
介して、グラファイト製のサセプタ15が挿入されてい
る。このサセプタホルダ13は石英製としたため、所定
の回転速度で回転させた場合にも十分な機械的強度を有
しているものである。サセプタ15は従来と同様に、サ
セプタホルダ13の内部に挿入される円柱状の基部15
Aと、この基部15Aの上面に載置される円盤状の受皿
部15Bと、から構成されている。この受皿部15Bの
上面にはシリコンウェーハWが搭載される円形の凹所1
5Cが形成されている。このようにサセプタ15を2つ
の部分である基部15Aおよび受皿部15Bに分割し、
受皿部15Bが破損等した場合その交換を容易としてい
る。また、上記サセプタホルダ13の上端縁はこの受皿
部15Bの外周縁の下面に当接し、または、近接するよ
うに形成してもよい。例えばこれらのサセプタホルダ1
3と受皿部15Bとの間に石英製の小リングを介装して
もよい。この結果、断熱材14の外周面がサセプタホル
ダ13により被覆されることとなる。
フロントページの続き (72)発明者 富山 能省 埼玉県大宮市北袋町一丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社中央研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部を有し、この凹部内にサセプタを保
    持するサセプタホルダにおいて、 上記凹部内壁とサセプタとの間に断熱材を介在させたこ
    とを特徴とする高周波誘導装置のサセプタホルダ。
  2. 【請求項2】 上記断熱材はその厚さ方向において複数
    に分割されている請求項1に記載のサセプタホルダ。
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