JP2006043581A - 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置 - Google Patents

吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006043581A
JP2006043581A JP2004227940A JP2004227940A JP2006043581A JP 2006043581 A JP2006043581 A JP 2006043581A JP 2004227940 A JP2004227940 A JP 2004227940A JP 2004227940 A JP2004227940 A JP 2004227940A JP 2006043581 A JP2006043581 A JP 2006043581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hygroscopic filter
hygroscopic
water
air
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004227940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4715122B2 (ja
Inventor
Jun Inagaki
純 稲垣
Mio Oribe
美緒 織部
Takahiro Nakajima
隆弘 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004227940A priority Critical patent/JP4715122B2/ja
Publication of JP2006043581A publication Critical patent/JP2006043581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4715122B2 publication Critical patent/JP4715122B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)

Abstract

【課題】室内を加湿する加湿装置において、加湿フィルタ上に析出物が生じても加湿能力を維持でき、長期間にわたって手入れが不要な加湿装置を提供することを目的としている。
【解決手段】空気が通過できる空隙6を有する発泡体2と親水性の無機材料5と無機材料5を固定化するバインダーを備え、発泡体2の外面4にいくほど親水性の無機材料5を多く担持してあるため、水濡れ性と保水性に優れ、かつ毛細管現象による水の吸い上げを利用しないため、ミネラル分の付着に対する吸湿性の低下が少ない吸湿性フィルタ1を提供することができる。また、前記吸湿性フィルタ1を利用して、乾燥と湿潤が繰り返される環境下で長期間にわたってフィルタ強度が維持できる加湿装置または除湿装置を提供できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、加湿装置や除湿装置に使用される吸湿性フィルタとその製造方法に関する。
従来の加湿装置の一例を図4に示す。すなわち加湿装置41において、不織布で構成される吸湿性フィルタ42がその下方の一部を水槽44の水45に浸らせた状態で配置され、吸湿性フィルタ42が毛細管現象によって水槽44の水45を吸い上げ、送風手段43によって加湿装置41に矢印の示す方向に沿って導入された乾燥空気が、吸湿性フィルタ42の水に浸っていない部分を通過する。そのとき吸湿性フィルタ42の吸い上げた水が気化して空気は高湿度となり、その高湿度な空気を室内へ供給するという方式が一般に知られている(例えば特許文献1参照)。
特開平11-166413号公報
この方式は、水を吸い上げた吸湿性フィルタがそれを通過する乾燥空気を加湿させながら吸湿性フィルタ自身が乾燥し、毛細管現象によって水槽の水に浸っていた吸湿性フィルタの下方部分から水に接触していない他の部分全域に水分を浸透させながら常時フィルタを湿った状態に保つものである。
このような吸湿性フィルタは、水道水に含まれる珪素やカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分がフィルタ上に析出して毛細管現象による水の吸い上げを妨げるため、長期間の使用により吸湿性能が低下してしまうという課題があった。
本発明は上記課題を解決するため、加湿フィルタ上に析出物が生じても加湿能力を維持でき、長期間にわたって手入れが不要な加湿装置を提供することを目的としている。
本発明の吸湿性フィルタは、上記目的を達成するために請求項1記載の通り、空気が通過できる空隙を有する発泡体と親水性の無機材料と無機材料を固定化するバインダーを備え、発泡体の内面から外面にいくほど無機材料を多く担持したことを特徴としたものである。
また、請求項2記載の吸湿性フィルタは、請求項1記載の吸湿性フィルタにおいて、空気が通過できる空隙を有する発泡体がウレタンであることを特徴としたものである。
また、請求項3記載の吸湿性フィルタは、請求項1または2記載の吸湿性フィルタにおいて、親水性の無機材料がシリカゲル、ゼオライト、珪藻土、アパタイトのいずれか1つ以上を含むことを特徴としたものである。
また、請求項4記載の吸湿性フィルタは、請求項1乃至3いずれかに記載の吸湿性フィルタにおいて、脱臭触媒を担持したことを特徴としたものである。
また、請求項5記載の吸湿性フィルタは、請求項1乃至4いずれかに記載の吸湿性フィルタにおいて、抗菌剤を担持したことを特徴としたものである。
また、請求項6記載の吸湿性フィルタは、請求項1乃至5いずれかに記載の吸湿性フィルタにおいて、防カビ剤を担持したことを特徴としたものである。
また、請求項7記載の吸湿性フィルタは、請求項1乃至6いずれかに記載の吸湿性フィルタにおいて、光触媒を担持したことを特徴としたものである。
また、請求項8記載の吸湿性フィルタの製造方法は、請求項1乃至7いずれかに記載の吸湿性フィルタにおいて、親水性の無機材料をシリカゾル、アルミナゾル、チタニアゾル、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、シリケート化合物あるいはチタネート化合物の加水分解物の中から選ばれる少なくとも一種類以上を含むバインダーと混合し、スプレー噴霧して発泡体に担持することを特徴としたものである。
また、請求項9記載の吸湿性フィルタの製造方法は、請求項1乃至7いずれかに記載の吸湿性フィルタにおいて、シリカゾル、アルミナゾル、チタニアゾル、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、シリケート化合物あるいはチタネート化合物の加水分解物の中から選ばれる少なくとも一種類以上を含むバインダーを、スプレー噴霧して発泡体に担持した後、バインダーが硬化する前に親水性の無機材料を付着させることを特徴としたものである。
また、請求項10記載の吸湿性フィルタの製造方法は、請求項8または9いずれかに記載の吸湿性フィルタの製造方法において、発泡体の両面からスプレー噴霧することを特徴としたものである。
また、請求項11記載の吸湿性フィルタの再生方法は、請求項1乃至7いずれかに記載の吸湿性フィルタにおいて、吸湿性フィルタと送風手段を備え、吸湿性フィルタに通風することにより吸湿された水を脱離することを特徴としたものである。
また、請求項12記載の加湿装置は、吸湿性フィルタと送風手段と水供給手段を備え、吸湿性フィルタが水供給手段から得た水を気化させることにより高湿度空気を室内へ供給することを特徴としたものである。
また、請求項13記載の加湿装置は、請求項12記載の加湿装置において、吸湿性フィルタと送風手段と水供給手段と加熱手段を備え、送風手段と加熱手段により温風を吸湿性フィルタに吹付け、水供給手段から得た水が吸湿性フィルタから気化することにより、下流側に高湿度空気を供給することができることを特徴としたものである。
また、請求項14記載の除湿装置は、吸湿性フィルタと送風手段と加熱手段と水蒸気の回収手段を備え、送風手段により水を含んだ空気を吸湿性フィルタに吹付け、下流側に除湿された空気を得るとともに、水を含んだ吸湿性フィルタを加熱して気化させた後、水蒸気の回収手段で回収することを特徴としたものである。
本発明によれば、空気が通過できる空隙を有する発泡体と親水性の無機材料と無機材料を固定化するバインダーを備え、発泡体の外面にいくほど無機材料を多く担持してあるため、水濡れ性と保水性に優れ、かつ毛細管現象による水の吸い上げを利用しないため、ミネラル分の付着に対する吸湿性の低下が少ない吸湿性フィルタを提供することができる。また、前記吸湿性フィルタを利用して、乾燥と湿潤が繰り返される環境下で長期間にわたってフィルタ強度が維持できる加湿装置または除湿装置を提供できる。
本発明の吸湿性フィルタは、空気が通過できる空隙を有する発泡体と親水性の無機材料と無機材料を固定化するバインダーを備え、発泡体の外面にいくほど無機材料を多く担持したことを特徴とする。図1に示すように、吸湿性フィルタ1は、その断面図において発泡体2の内面3から外面4に向かうにつれて親水性の無機材料5の担持量が多くなるように制御されている。吸湿性フィルタ1に水を含ませた場合、空隙6への物理的作用による水膜の形成と親水性の無機材料5の水分吸着作用によって、吸湿性フィルタ1が水を保持することができる。保水した吸湿性フィルタ1に乾燥した空気を吹き込んだ場合、水蒸気が揮発して乾燥空気が加湿されるが、このとき外面に近い場所ほど水の保持量が多くなる構成となっているので、内面3に水が保持されている場合にくらべてより早く水の蒸発が進むと考えられる。乾燥した後の吸湿性フィルタに吸水する場合にも、外面4の水濡れ性がよいためより早く内面3まで水が浸透するという効果を得ることができる。
本発明の発泡体としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ウレタン等の有機樹脂が挙げられる。これらの中でも発泡ウレタン樹脂は、内部に多くの空隙を有しているため通気性能に優れている上、安価で柔軟性があり加工が容易であることから、本発明の目的に好適な材料である。
親水性の無機材料としては、シリカゲル、ゼオライト、珪藻土、アパタイトなどの合成および天然鉱物、リチウム・カリウム・ナトリウムなどアルカリ金属の炭酸塩・硝酸塩・酸化物・塩化物、カルシウム・マグネシウムなどアルカリ土類金属の炭酸塩・硝酸塩・酸化物・塩化物、アルミニウムや亜鉛の硫酸塩などが挙げられ、吸水性を持つ無機材料であればなんら限定されるものではない。
本発明の吸湿性フィルタに脱臭触媒を担持することにより、フィルタを通過する空気の脱臭が可能となる。脱臭触媒としてはCr、Mn、Fe、Co、Ni、Cuから選ばれる少なくともひとつ以上の金属を含む化合物がよく、さらにPt、Ru、Pd、Rdから選ばれる少なくともひとつ以上の貴金属を含むものはなお効果的である。
本発明の吸湿性フィルタは抗菌剤および/または防カビ剤を含んでいても良い。吸湿性フィルタを通過する空気中に含まれる雑菌やカビの胞子は、吸湿性フィルタの表面に堆積し繁殖する恐れがある。フィルタは吸湿性であるため、微量の水分によってフィルタ表面には抗菌剤および/または防カビ剤が溶出した状態になっていると考えられるので、雑菌やカビ胞子は付着と同時に不活化され、フィルタ上での繁殖を防ぐことができる。
上記抗菌剤としては、銀・銅・亜鉛などの金属イオンを溶出する無機化合物、銀・銅・亜鉛の金属微粒子、銀ゼオライト、銀含有リン酸ジルコニウム、ヨウ素化合物類、フェノール類、第4アンモニウム塩類、イミダゾール化合物類、安息香酸類、過酸化水素、クレゾール、クロルヘキシジン、イルガサン、アルデヒド類、ソルビン酸、等の薬剤やリゾチーム・セルラーゼ・プロテアーゼなどの酵素製剤、カテキン類、竹抽出物、ヒノキ抽出物、わさび抽出物、からし抽出物などの天然成分抽出物などが挙げられる。
上記防カビ剤としては、有機窒素化合物・硫黄系化合物、有機酸エステル類、有機ヨウ素系イミダゾール化合物、ベンザゾール化合物などが挙げられる。
本発明の吸湿性フィルタは光触媒を含んでいても良い。吸湿性フィルタに光触媒を担持し、太陽光、紫外線ランプ、蛍光灯など光触媒を活性化することができる光を照射することによって、吸湿性フィルタに付着した雑菌や悪臭成分を分解することができる。
光触媒としては、酸化スズ、酸化亜鉛、三酸化タングステン、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化ビスマスなどの金属酸化物、硫化亜鉛、硫化カドミウム、硫化モリブデンなどの金属硫化物、チタンナイトライドなどの窒化物が挙げられ、安全性、経済性などの面から、酸化チタンが好ましい。
酸化チタンとしては、二酸化チタンのほか、含水酸化チタン、水和酸化チタン、メタチタン酸、オルトチタン酸、水酸化チタン、酸素欠損型酸化チタンなどが挙げられる。光触媒活性を有していれば結晶形については特に制限はなく、無定形、アナータス形、ルチル形、ブルカイト形のいずれでもよい。ルチル型とアナターゼ型酸化チタンの組み合せなど、結晶形の違う成分を複合してもなんら問題はない。
本発明の親水性の無機材料を発泡体機材に担持する方法として、バインダーを用いることが考えられる。撥水性のバインダーは吸湿性フィルタの吸湿性能を低下させるため、親水性のバインダーが望ましく、かつ長期間にわたって吸湿・乾燥を繰返しても親水性の無機材料を剥離させないものが求められる。この要求を満たすバインダーとしては、シリカゾル、アルミナゾル、チタニアゾル、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、シリケート化合物あるいはチタネート化合物の加水分解物などが挙げられ、シリケート化合物の加水分分解物が好適である。
シリケート化合物としては、テトラエトキシシランおよびその重合体であるメトキシポリシロキサン、エトキシポリシロキサン、ブトキシポリシロキサン、リチウムシリケートなどが挙げられ、チタネート化合物としては、テトラプロポキシチタンおよびその重合体などが挙げられる。これらの金属アルコキシド類は、水と酸または塩基によって加水分解され、バインダーとして用いることができる。
発泡体の外面にいくほど親水性の無機材料を多く担持した吸湿性フィルタを製造する方法としては、親水性の無機材料と上記バインダーを混合分散して作成したスラリー液をスプレー噴霧して発泡体に吹きつけた後、乾燥させる方法が挙げられる。発泡体の発泡構造のため、噴霧したスラリーは物理的な障害のため内面には侵入しにくいため、スラリーの付着量分布は、外面ほど多くなる。この状態を保ったまま乾燥させることにより、スラリー中の溶媒だけが揮発して、外面ほど親水性の無機材料が多い吸湿性フィルタを製造することができる。
別の製造方法としては、上記バインダー液をスプレー噴霧して発泡体に吹きつけた後、バインダーが硬化する前に親水性の無機材料を付着させる方法が挙げられる。付着後に乾燥させることにより、外面ほど親水性の無機材料が多い吸湿性フィルタを製造することができる。バインダーは、親水性の無機材料が剥離しない程度の密着性を確保する必要があり、吸湿性フィルタを30cmの高さから落下させて粉の剥離が認められない程度以上の密着度が望ましい。バインダーは乾燥時間が長く、温度が高い条件になるほど硬化が進むため、スプレー噴霧の条件管理が必要である。親水性の無機材料を付着させる方法としては、無機材料をふりかける方法、無機材料を水やアルコールなどに分散させた液をスプレー噴霧する方法などが挙げられる。
上記発泡体へのスプレー噴霧は、基材の裏表の両面から行うことが望ましい。両面から吹き付けることによって基材のどちらから風を吹き付けても同じように吸湿、放湿することができる吸湿性フィルタを得ることができる。
水を吸湿した吸湿性フィルタは、吸湿性フィルタに乾燥した空気を通過させることにより、水が気化して空気を加湿することができる。逆に、高湿度の空気を通過させる場合は、フィルタを通過する際に水が吸湿されるので、除湿された空気を得ることができる。これらの作用を組合せて吸湿・放湿をすることによって、空気の加湿と除湿を行い任意の湿度に制御することができる。
請求項12記載の加湿装置は、吸湿性フィルタと送風手段と水供給手段を備え、吸湿性フィルタが水供給手段から得た水を気化させることにより高湿度空気を室内へ供給することを特徴としたものであり、吸湿性フィルタを水供給手段で強制的に湿らせた状態に保つことにより、そこを通過する空気に水分を与え、高湿度の空気を室内に供給することができる。ここで、温度の高い空気ほどたくさんの水分を保持することができるという性質を利用して、通過する空気を加熱手段で加熱して温風にすることにより、より多量の水分を含む空気を室内に供給することができる。送風手段としてはファン、ポンプなどが利用できる。加熱手段としては、ヒータ、高温の空気・ガス・水を利用した熱交換器、バーナーなどが利用できる。
請求項14記載の除湿装置は、吸湿性フィルタと送風手段と加熱手段と水蒸気の回収手段を備え、送風手段により水を含んだ空気を吸湿性フィルタに吹付け、下流側に除湿された空気を得るとともに、水を含んだ吸湿性フィルタを加熱して気化させた後、水蒸気の回収手段で回収することを特徴としたものであり、乾燥した吸湿性フィルタに水を含んだ空気を吹き付けることにより、除湿された空気を室内に供給することができる。吸湿性フィルタが水を含んで吸湿性が低下した際には、吸湿性フィルタを暖めて水分を気化させ、気化した水分を水蒸気の回収手段で回収することにより、室内に水を放出することなく吸湿性フィルタを乾燥状態にすることができる。水蒸気の回収手段としては、空冷・水冷・ガス式の熱交換器などが利用できる。
以下、本発明を実施例にて詳細に説明するが、本発明は、以下の記載に何ら限定して解釈されるものではない。
(実施例1)吸湿性フィルタの作成
テトラエトキシシランにエタノールと1N塩酸を加え、接着剤の加水分解を行い、バインダー液を作成した。バインダー液に、親水性のゼオライトおよび抗菌剤として1,1‘−ヘキサメチレンビス〔5−(4−クロロフェニル)ビグアナイド〕ジハイドロクロライド、防カビ剤としてチアベンダゾールを混合し、ボールミルにいれて攪拌・分散を5時間行いスラリーを作成した。
作成したスラリーを塗装用のスプレーガンに入れ、ウレタンフォームの表裏両面にスプレー噴霧した。その後、約100℃で約20分間乾燥させて吸湿性フィルタAを作成した。ウレタンフォームは黒色のものを用い、親水性のゼオライトは白色のものを用いたので、吸湿性フィルタAを切断すると、図1に示すような断面が色の違いから観察できた。
(比較例)比較用フィルタの作成
実施例1と同様の方法でスラリーを作成し、作成したスラリーを入れた容器にウレタンフォームを浸漬して数秒間浸した後、引揚げて余剰の液を振り払い、約100℃で約20分間乾燥させ、親水性の無機材料が内部まで均一な分布で担持されている吸湿性フィルタBを得た。
(実施例2)加湿装置
図2にその概略断面図を示す加湿装置21は、送風手段としてのファン23と吸湿性フィルタ22と水供給手段24を備えてなり、ファン23と吸湿性フィルタ22の間に空気加熱手段としてヒータ26を配している。ファン23によって加湿装置21内へ取り入れられた乾燥空気27は、ヒータ26で約50℃まで温められた後、吸湿性フィルタ22に接触し抜けていく。このとき、吸湿性フィルタ22は、水供給手段24から水25を受けて湿った状態にあるので水が気化し、下流側には高湿度な空気28が供給される。
加湿装置21に実施例1および比較例で作成した吸湿性フィルタをいれ、装置を運転してそれぞれのフィルタの加湿量(水の気化量)を測定した。表に示すように、本発明品である吸湿性フィルタAは、フィルタBの31%しかゼオライトを担持していないのに、フィルタBよりも多い加湿量を得ることできた。これは、フィルタの内部に担持されて水と接触しがたいゼオライトが存在するためではないかと推測している。加湿量が向上したのは、担持量を減らすことにより吸湿性フィルタの圧力損失が低下して空気が通りやすくなったためではないかと考えている。
Figure 2006043581
(実施例3)除湿装置
図3にその概略断面図を示す除湿装置31は、送風手段としてのファン33と吸湿性フィルタ32と水蒸気の回収手段35と水タンク34を備えてなり、ファン33と吸湿性フィルタ32の間に空気加熱手段としてヒータ36を配している。ファン33によって除湿装置31内に取り入れられた湿潤空気37は、吸湿性フィルタ32に接触し、乾燥空気38となって抜けていく。継続使用によって吸湿性フィルタ32の水分吸湿効率が低下した場合には、ヒータ36で加熱することにより、加熱された空気の作用によって吸湿性フィルタ32から水蒸気を脱離させるとともに、冷却された水蒸気の回収手段35によって水蒸気を結露させて、結露した水蒸気を水タンク34に回収する。これらの作用をくりかえし行うことによって、室内に乾燥した空気を供給する除湿機を提供することができる。
本発明の加湿構造体を用いることにより、スケール付着や洗浄による加湿能力の低下が少ない加湿方法を提供することができ、家庭用・業務用加湿装置などの用途がある。
本発明の実施例1の吸湿性フィルタの概略断面図 本発明の実施例2の加湿装置の概略断面図 本発明の実施例3の加湿装置の概略断面図 従来例の加湿装置の概略断面図
符号の説明
1 吸湿性フィルタ
2 発泡体
3 発泡体の内面
4 発泡体の外面
5 親水性の無機材料
6 空隙
21 加湿装置
22 吸湿性フィルタ
23 ファン
24 水供給手段
25 水
26 ヒータ
27 乾燥空気
28 高湿度な空気
31 除湿装置
32 吸湿性フィルタ
33 ファン
34 水タンク
35 水蒸気の回収手段
36 ヒータ
37 湿潤空気
38 乾燥空気
41 加湿装置
42 吸湿性フィルタ
43 送風手段
44 水槽
45 水
46 加熱手段

Claims (14)

  1. 空気が通過できる空隙を有する発泡体と親水性の無機材料と無機材料を固定化するバインダーを備え、発泡体の内面から外面にいくほど無機材料を多く担持したことを特徴とする吸湿性フィルタ。
  2. 空気が通過できる空隙を有する発泡体がウレタンであることを特徴とする請求項1記載の吸湿性フィルタ。
  3. 親水性の無機材料がシリカゲル、ゼオライト、珪藻土、アパタイトのいずれか1つ以上を含むことを特徴とする請求項1または2記載の吸湿性フィルタ。
  4. 脱臭触媒を担持したことを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の吸湿性フィルタ。
  5. 抗菌剤を担持したことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の吸湿性フィルタ。
  6. 防カビ剤を担持したことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の吸湿性フィルタ。
  7. 光触媒を担持したことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の吸湿性フィルタ。
  8. 親水性の無機材料をシリカゾル、アルミナゾル、チタニアゾル、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、シリケート化合物あるいはチタネート化合物の加水分解物の中から選ばれる少なくとも一種類以上を含むバインダーと混合し、スプレー噴霧して発泡体に担持することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の吸湿性フィルタの製造方法。
  9. シリカゾル、アルミナゾル、チタニアゾル、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウム、シリケート化合物あるいはチタネート化合物の加水分解物の中から選ばれる少なくとも一種類以上を含むバインダーを、スプレー噴霧して発泡体に担持した後、バインダーが硬化する前に親水性の無機材料を付着させることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の吸湿性フィルタの製造方法。
  10. 発泡体の両面からスプレー噴霧することを特徴とする請求項8または9記載の吸湿性フィルタの製造方法。
  11. 吸湿性フィルタと送風手段を備え、吸湿性フィルタに通風することにより吸湿された水を脱離することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の吸湿性フィルタの再生方法。
  12. 吸湿性フィルタと送風手段と水供給手段を備え、吸湿性フィルタが水供給手段から得た水を気化させることにより高湿度空気を室内へ供給することができる加湿装置。
  13. 吸湿性フィルタと送風手段と水供給手段と加熱手段を備え、送風手段と加熱手段により温風を吸湿性フィルタに吹付け、水供給手段から得た水が吸湿性フィルタから気化することにより、下流側に高湿度空気を供給することができる請求項12記載の加湿装置。
  14. 吸湿性フィルタと送風手段と加熱手段と水蒸気の回収手段を備え、送風手段により水を含んだ空気を吸湿性フィルタに吹付け、下流側に除湿された空気を得るとともに、水を含んだ吸湿性フィルタを加熱して気化させた後、水蒸気の回収手段で回収することを特徴とする除湿装置。
JP2004227940A 2004-08-04 2004-08-04 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置 Expired - Fee Related JP4715122B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004227940A JP4715122B2 (ja) 2004-08-04 2004-08-04 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004227940A JP4715122B2 (ja) 2004-08-04 2004-08-04 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006043581A true JP2006043581A (ja) 2006-02-16
JP4715122B2 JP4715122B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=36022748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004227940A Expired - Fee Related JP4715122B2 (ja) 2004-08-04 2004-08-04 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4715122B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043582A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置
JP2008292079A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Touzai Kagaku Sangyo Kk 加湿器
JP2009299950A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 加湿器
GB2465417A (en) * 2008-11-19 2010-05-26 Cambridge Res And Dev Ltd Apparatus and method for supplying potable water by extracting water from air
EP2233848A1 (en) * 2007-11-12 2010-09-29 Mitsubishi Paper Mills Limited Vaporization filter for humidification, vaporization filter laminate for humidification, and humidifying method using them
KR101111009B1 (ko) 2009-10-09 2012-02-15 금오공과대학교 산학협력단 광촉매 필터, 열교환기 및 이의 제조방법
CN103115402A (zh) * 2012-11-29 2013-05-22 浙江大学 一种叉流式内冷型溶液除湿器及其方法
JP2014169861A (ja) * 2014-06-27 2014-09-18 Tokyo Electric Power Co Inc:The 熱交換器および加湿器
CN104061626A (zh) * 2014-07-11 2014-09-24 叶贤忠 空气清新器
WO2017217693A1 (ko) * 2016-06-13 2017-12-21 (주)엘지하우시스 광촉매 기능성 필터
EP3341032A4 (en) * 2015-08-24 2019-07-31 Hayden, John B. AIR PURIFYING FOUNTAIN
WO2022080240A1 (ja) * 2020-10-15 2022-04-21 シャープ株式会社 洗浄機
CN114396666A (zh) * 2022-01-07 2022-04-26 上海交通大学 太阳能驱动的室内湿度控制装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54134777A (en) * 1978-04-13 1979-10-19 Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd Impregnation treatment of foamed article
JPS63240921A (ja) * 1987-03-30 1988-10-06 Kobe Steel Ltd 乾式除湿装置
JPH07292142A (ja) * 1994-04-28 1995-11-07 Nippon Shokubai Co Ltd 吸水性複合体の製造方法
JP2000356373A (ja) * 1999-06-14 2000-12-26 Matsushita Seiko Co Ltd 加湿装置および加湿フィルター
JP2003001047A (ja) * 2001-06-21 2003-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿デバイスと前記除湿デバイスを使用した冷風発生装置
JP2003147680A (ja) * 2001-08-30 2003-05-21 Toyobo Co Ltd 吸湿/吸水発熱性構造体
JP2003165865A (ja) * 2001-12-03 2003-06-10 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 吸水性ポリウレタン発泡体の製造方法とその方法により製造された吸水性ポリウレタン発泡体とクッション材およびシール材
JP2003279084A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Sanki Gomme Kk 加湿等フィルター
JP2003302077A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Hitachi Hometec Ltd 加湿器
JP2005274096A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加湿装置
JP2005315554A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加湿装置
JP2006043582A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54134777A (en) * 1978-04-13 1979-10-19 Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd Impregnation treatment of foamed article
JPS63240921A (ja) * 1987-03-30 1988-10-06 Kobe Steel Ltd 乾式除湿装置
JPH07292142A (ja) * 1994-04-28 1995-11-07 Nippon Shokubai Co Ltd 吸水性複合体の製造方法
JP2000356373A (ja) * 1999-06-14 2000-12-26 Matsushita Seiko Co Ltd 加湿装置および加湿フィルター
JP2003001047A (ja) * 2001-06-21 2003-01-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿デバイスと前記除湿デバイスを使用した冷風発生装置
JP2003147680A (ja) * 2001-08-30 2003-05-21 Toyobo Co Ltd 吸湿/吸水発熱性構造体
JP2003165865A (ja) * 2001-12-03 2003-06-10 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 吸水性ポリウレタン発泡体の製造方法とその方法により製造された吸水性ポリウレタン発泡体とクッション材およびシール材
JP2003279084A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Sanki Gomme Kk 加湿等フィルター
JP2003302077A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Hitachi Hometec Ltd 加湿器
JP2005274096A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加湿装置
JP2005315554A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加湿装置
JP2006043582A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006043582A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置
JP2008292079A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Touzai Kagaku Sangyo Kk 加湿器
EP2233848A4 (en) * 2007-11-12 2014-11-19 Mitsubishi Paper Mills Ltd VAPORIZATION FILTER FOR HUMIDIFICATION, VAPORIZATION FILTER LAMINATE FOR HUMIDIFICATION, AND HUMIDIFICATION METHOD USING THE SAME
EP2233848A1 (en) * 2007-11-12 2010-09-29 Mitsubishi Paper Mills Limited Vaporization filter for humidification, vaporization filter laminate for humidification, and humidifying method using them
KR101523802B1 (ko) * 2007-11-12 2015-05-28 미쓰비시 세이시 가부시키가이샤 가습용 기화 필터, 가습용 기화 필터 적층체 및 이들을 이용한 가습 방법
JP2009299950A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 加湿器
GB2465417A (en) * 2008-11-19 2010-05-26 Cambridge Res And Dev Ltd Apparatus and method for supplying potable water by extracting water from air
KR101111009B1 (ko) 2009-10-09 2012-02-15 금오공과대학교 산학협력단 광촉매 필터, 열교환기 및 이의 제조방법
CN103115402A (zh) * 2012-11-29 2013-05-22 浙江大学 一种叉流式内冷型溶液除湿器及其方法
JP2014169861A (ja) * 2014-06-27 2014-09-18 Tokyo Electric Power Co Inc:The 熱交換器および加湿器
CN104061626A (zh) * 2014-07-11 2014-09-24 叶贤忠 空气清新器
EP3341032A4 (en) * 2015-08-24 2019-07-31 Hayden, John B. AIR PURIFYING FOUNTAIN
WO2017217693A1 (ko) * 2016-06-13 2017-12-21 (주)엘지하우시스 광촉매 기능성 필터
WO2022080240A1 (ja) * 2020-10-15 2022-04-21 シャープ株式会社 洗浄機
CN114396666A (zh) * 2022-01-07 2022-04-26 上海交通大学 太阳能驱动的室内湿度控制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4715122B2 (ja) 2011-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4696567B2 (ja) 吸放湿性フィルタおよび加湿装置
JP4715122B2 (ja) 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置
US10898879B2 (en) Visible light-activated photocatalytic coating composition and air purification filter
US10364994B2 (en) Air humidification and/or purification
KR100707499B1 (ko) 제습,가습 및 공기정화 겸용 복합기
TW201527120A (zh) 除臭過濾器
JP2011056155A (ja) 空気清浄装置
JP4622372B2 (ja) 加湿装置
JP4923391B2 (ja) 吸湿性フィルタおよびその製造方法および再生方法および加湿装置および除湿装置
WO2011016206A1 (ja) 活性物質発生方法並びに活性物質発生装置とこれを用いた空気清浄装置及び加湿装置
JP2011196638A (ja) 気化フィルター
JP3530516B2 (ja) 空気浄化用吸着材及び空気浄化装置
JP2011058766A (ja) 加湿装置
JP4058210B2 (ja) 光触媒部材
JP2001162172A (ja) 光触媒製品およびその製造方法
KR200401631Y1 (ko) 공기청정 항온항습기 구조
JP2007252777A (ja) 揮散性物質揮散調節材、揮散性物質揮散調節濾材、揮散性物質揮散制御方法および揮散性物質揮散制御装置
WO2010106766A1 (ja) 抗菌処理方法、ミスト発生装置およびこれを備えた浴室乾燥機、および抗菌フィルタおよびこれを備えた空気清浄装置、加湿装置
KR20120033598A (ko) 암모니아 제거용 탈취제 및 이를 포함하는 탈취 필터
JPWO2002051454A1 (ja) 汚染空気の処理装置及びその処理方法
JP4924117B2 (ja) 光触媒デシカント空調システム
KR200401630Y1 (ko) 항온항습기용 공기청정기
US9731478B2 (en) Dechlorinating humidifier filter wick
JP5251060B2 (ja) 気化フィルタおよび加湿装置
CN102362705A (zh) 一种光触媒防护服

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070712

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110314

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4715122

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees