JP2009299950A - 加湿器 - Google Patents

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博之 上出
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洋史 米田
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Abstract

【課題】加湿空気形成手段として水付着型の回転フィルタと温風供給手段とを備えた加湿器の回転フィルタ部分の水付着性能を向上させる。
【解決手段】この発明は、円板状のフィルタプレートを多数枚並設することによって回転フィルタを構成するとともに、該回転フィルタの下部を水に浸漬した状態で回転駆動可能に支持し、同回転状態において送風ファンおよびヒータにより温風を供給することによりフィルタプレート表面に付着した水を蒸発させて加湿空気を形成するようにした加湿器であって、上記回転フィルタの各フィルタプレートの表面に所定の親水機能の付加又は表面張力による水膜形成加工を施して水が付着しやすいようにした。
【選択図】図9

Description

本願発明は、加湿空気形成手段として水付着型の回転フィルタと温風供給手段とを備えた加湿器の回転フィルタの構成に関するものである。
すでに円板状のフィルタプレートを多数枚並設することによって回転フィルタを構成するとともに、該回転フィルタの下部を水に浸漬した状態で回転駆動可能に支持し、同回転駆動状態において送風ファンおよびヒータにより温風を供給することにより、フィルタプレート表面に付着した水を蒸発させて加湿空気を形成するようにした加湿器が提案されている。
このような加湿器において、その加湿能力を向上させるためには、上述した回転フィルタのフィルタプレート各々の水の汲み上げ能力を高くすることが必要である。そのような要請に応える構成として、従来のものでは、上記フィルタプレートのプレート面の周方向に複数の円弧状の水汲みリブを設けてフィルタプレート回転時に水をすくい上げるようにしていた(特許文献1参照)。
特開2006−329467号公報
しかし、そのような構成の場合、次のような欠点がある。
(a) 有効な水のすくい上げ作用を実現するためには、所定の高さ(幅)のリブを必要とするが、リブの高さを大きくすると隣合うリブ同士の間隔が大きくなって、フィルタプレートの枚数を多くすることができなくなり、必ずしも加湿能力の向上につながらない。
(b) リブにより掬い上げられた水は、フィルタプレートの回転に応じ、リブ周辺のプレート面に部分的に広がるだけで、プレート面の全体に広く広がるわけではないので、フィルタプレート1枚当りの温風と水の接触面積は狭く、水の蒸発効率が悪い。
また、フィルタプレートの回転速度が遅い場合には、掬われた水がプレート上方に移動する前に下方に流れ落ちてしまい、プレート面に広がらない。
(c) 周方向に配設された複数の水汲みリブが、フィルタプレート間の温風の通風を阻害し、圧損が大きい。このため、やはり蒸発効率を悪化させる。
そこで、本願発明では、このような問題を解決するためなされたもので、上述した回転フィルタの各フィルタプレートの表面に所定の親水機能の付加又は表面張力による水膜形成加工を施して水が付着しやすいようにした加湿器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上述の問題解決することを目的としてなされたものであって、次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明
この発明は、円板状のフィルタプレートを多数枚並設することによって回転フィルタを構成するとともに、該回転フィルタの下部を水に浸漬した状態で回転駆動可能に支持し、同回転駆動状態において送風ファンおよびヒータにより温風を供給することにより、フィルタプレート表面に付着した水を蒸発させて加湿空気を形成するようにした加湿器であって、上記回転フィルタの各フィルタプレートの表面は、その全面が親水面に形成されていることを特徴としている。
このように回転フィルタを形成している多数枚のフィルタプレートの表面全面が親水面に形成されていると、下部側水への浸漬部で水が効率良く付着するとともに、同付着した水がフィルタプレートの回転とともにフィルタプレート面全体に、落下することなくスムーズに広がって、温風により効率良く蒸発せしめられる。
その結果、加湿能力が向上する。
(2) 請求項2の発明
この発明は、円板状のフィルタプレートを多数枚並設することによって回転フィルタを構成するとともに、該回転フィルタの下部を水に浸漬した状態で回転駆動可能に支持し、同回転駆動状態において送風ファンおよびヒータにより温風を供給することによりフィルタプレート表面に付着した水を蒸発させて加湿空気を形成するようにした加湿器であって、上記回転フィルタの各フィルタプレートの表面には、その全面に亘って複数の表面張力による水膜形成部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、回転フィルタを形成している多数枚のフィルタプレートが水中に浸漬された時に、それらの表面の各水膜形成部に表面張力により水が効果的に張り、同水膜形成部に厚い水膜状態で付着した水がフィルタプレートの回転とともにフィルタプレート面全体にスムーズに広がって、温風により、効率良く蒸発せしめられる。
その結果、加湿能力が向上する。
(3) 請求項3の発明
この発明は、上記請求項1の発明の構成において、親水面は、親水剤を塗布することにより形成されていることを特徴としている。
このように回転フィルタを形成している多数枚のフィルタプレートの表面全面に親水剤が塗布されて親水面に形成されていると、同親水面の親水作用により下部側水への浸漬部で水が効率良く付着するとともに、同付着した水がフィルタプレートの回転とともにフィルタプレート面全体にスムーズに広がって、温風により効率良く蒸発せしめられる。
その結果、加湿能力が向上する。
この場合、親水剤として、例えば「にかわ」等の植物性、動物性のゼラチン剤、また合成樹脂製の表面活性剤などが採用される。
(4) 請求項4の発明
この発明は、上記請求項2の発明の構成において、表面張力による水膜形成部は、直線的又は曲線的に変形した網目状の凹条溝であることを特徴としている。
このような構成によると、フィルタプレートが水中に浸漬された時に直線的又は曲線的に変形した網目状の凹条溝よりなる各水膜形成部に表面張力により効果的に水が張り、同水膜形成部に厚い水膜状態で付着した水がフィルタプレートの回転とともにフィルタプレート面全体に広がって、温風により、効率良く蒸発せしめられる。
その結果、加湿能力が向上する。
(5) 請求項5の発明
この発明は、上記請求項2の発明の構成において、表面張力による水膜形成部は、直線的又は曲線的に変形した網目状の凸条リブであることを特徴としている。
このような構成によると、フィルタプレートが水中に浸漬された時に直線的又は曲線的に変形した網目状凸状リブよりなる各水膜形成部に表面張力により効果的に水が張り、同水膜形成部に厚い水膜状態で付着した水がフィルタプレートの回転とともにフィルタプレート面全体に広がって、温風により、効率良く蒸発せしめられる。
その結果、加湿能力が向上する。
(6) 請求項6の発明
この発明は、上記請求項4又は5の発明の構成において、網目は、ハニカム形状であることを特徴としている。
この発明の構成によると、上記請求項4又は5の発明のような作用を実現するに際し、その網目の形状がハニカム形状となっている。ハニカム形状の場合、各網目を放射方向に均等な状態で適切に展開させて行くことができ、プレート面全体に均一かつ適切な水膜を形成することができる。
以上の結果、本願発明によると、コンパクトで、加湿能力の高い高性能の加湿器を提供することが可能となる。
図1〜図10は、本願発明の最良の実施の形態に係る加湿器の全体および各部の構成を示している。
<加湿器本体の構成>
先ず図1〜図5は、加湿器本体部分の構成を示している。
この加湿器20は、例えば図1〜図3に示すように、本体ケース21と、該本体ケース21の右側部に形成された水タンク収納部に対して着脱可能に設置される水タンク45等からなっている。本体ケース21は合成樹脂製の部材であり、フロントケース22、リアケース23、トップケース24及びボトムケース25よりなり、例えば図4および図5に示すように、それらの内部に設けられるファンケーシング26、水平区画壁27等により、後述する所定の領域(機能領域)M1〜M5が形成されている。
図4および図5において、領域M1は、本体ケース21内の上方の左側に形成される空気導入領域であり、その内部にファンモータ29を有している。また、この領域M1は、リアケース23により区画されているとともに、同領域M1を区画するリアケース23の左側コーナー部には、吸気口30が形成され、該吸気口30内にはエアーフィルタが配置されている(図示省略)。
領域M2は、ファン羽根車内の通風空間であり、上記領域M1の右側に位置して設けられたファンケーシング26内に形成されており、領域M1と連通するようにしてシロッコファン等の送風ファン32が配置されている。この送風ファン32の羽根車部分は、同じ形状のものを2個左右に並設して形成され、それを1本のファン回転軸33に軸支することにより構成されていて、上記ファンモータ29により回動されるようになっている。そして、それぞれの空気吸込口34、34は相互に離れた左右両端側に位置して設けられている。
そして、同送風ファン32の回動により、上記吸気口30から図4の矢印(a)のように吸入される空気は、さらに図4の矢印(b)で示すように、先ず領域M1から領域M2に導入される。
一方、ファンケーシング26は下方に送風ファン32の空気吹出側に対応してスクロール構造の空気吹出口35を有しており、送風ファン32からの吹出空気を、さらに図4、図5の矢印(c)で示すように上方から下方に向けてスムーズに吹き出す。また、この空気吹出口35の下方には、上記トップケース24の操作部36に設けられているON/OFFスイッチの操作により通電される筒状のヒーター部37が配置されており、上記空気吹出口35から下方に吹き出される空気を後述する回転フィルタ60のフィルタプレート61,61・・・表面に付着した水を蒸発させるのに必要な温度に加熱し、その下端側から、以下に述べるフィルタ収納部41aの回転フィルタ60方向に排出する。
領域M3は、領域M1及びM2下方の水平区画壁27により形成される回転フィルタ60への温風導入領域領域であって、上記領域M2と送風ファン32からの空気吹出口に連通し、送風ファン32から吹き出され、ヒーター部37により加熱された空気を図5の矢印(d)で示すように導入する。
領域M3には、引出タイプの水受けトレー41が収脱自在に配置されている。この水受けトレー41は、本体の左側に位置して左右に対向する垂直な隔壁39a及び隔壁39bとの間に形成されるフィルタ収納部41aと、隔壁39bの外側(右側)に高さを低くして略水平に一体成形された貯水部41bとからなり、同水受けトレー41は、水タンク45が後述する領域(水タンク収納部)M5に載置されない状態で、例えば図1の前方側から後方側に水平に押し込むことにより、本体ケース21の下方に収納され、同収納された状態では、フィルタ収納部41aは本体ケース21内の領域M3に位置する一方、貯水部41bは本体ケース21の領域M5の下方に位置する。
隔壁39a及び隔壁39bには、図示しないU字状溝の軸受がそれぞれ形成されており、それら軸受には、後述する回転フィルタ60の回転軸66が回動自在に軸支されている。
回転フィルタ60は、円板状のフィルタプレート61,61・・・を多数枚並設することによって構成されているとともに、該回転フィルタ60の下部を水に浸漬した状態で回転駆動され、同回転駆動状態において上記送風ファン32およびヒータ部37により温風を供給することにより、フィルタプレート61,61・・・表面に付着した水を蒸発させて加湿空気を形成するようになっている。
そして、この回転フィルタ60により加湿された空気は、送風ファン32の後方に形成された領域(吹出領域)M4(図4参照)に排出される。
なお、送風ファン32のファンケーシング26の下方には、区画壁26aを回転フィルタ60の上端近傍にまで垂下させ、その下端部を上記回転フィルタ60の空気吹出口としている。そして、この区画壁26aは、送風ファンの回転軸33と回転フィルタ60の回転軸66とを結ぶ線よりも加湿器20の前面側、空気の流れで言えば上流側にずらして設けられている。このように区画壁26aを上流側にずらして設けることにより、空気が滞留する上流側のデッドスペース空間26bを小さくすることができるとともに、回転フィルタ60の空気吹出口を大きくし、加湿空気の流れをスムーズにすることができる。
領域M4は、上記ファンケーシング26により本体ケース21の後方に位置して上下に延びる加湿空気吹出通路であり、その下方側は領域M3に連通し、上方側はトップケース24に形成された吹出口43に連通している。そして、領域M3で加湿された空気を図5の矢印(e)及び(f)で示すように加湿空気吹出口43から外部に吹き出す。
次に、上記フィルタ収納部41aを備えた水受けトレー41の右方に一体に形成される貯水部41bの上方空間が水タンク収納部としての領域M5である。この領域M5には、断面略半円形状の水タンク45が上方から下方に載置される。この水タンク45は、下端部に弁体46を具備したキャップ47を有し、上端部に取手48を有する円筒状の半透明な容器であり、内部に水を入れ、キャップ47が貯水部42の水受部上に位置するように取手48を持って領域M5部分に載置する。領域M5を形成する本体ケース21部分は、フラットなガイド壁面49を形成しており、同領域M5部分に水タンク45が載置された時に、同ガイド壁面49が断面略半円状の水タンク45の平面部が面接触し、水タンク45を安定に支持する。
貯水部42には、例えば図14〜図16に示すように、水タンク45側の給水口部が嵌合される給水口嵌合壁49c、該給水口嵌合壁49cの中央部に設けられた水タンク45のキャップ47内に内設する弁46を開放するための軸状の突部50、上記給水口嵌合壁49cの水流出口部から水が供給される貯水溝49、該貯水溝49の背面側に設けられた安全装置としてのフロートスイッチ51、及び貯水溝49と回転フィルタ収納部41aの底部39とを連通する連絡口52等が設けられている。
水タンク45が、そのキャップ47および弁46を介して貯水部41bの給水口嵌合壁49cに載置されると、上記軸状の突部50により弁46の弁体46bを開放し、所定量の水が給水口嵌合壁49cの開口部を介して貯水部41bの貯水溝49内に流出する。この貯水溝42に流出した水の一部は、ガイド壁49a、防波壁49bでガイドされながら連絡口52を介してフィルタ収納部41aの底部39に流入し、貯水溝49の水の高さと同じ高さまで同フィルタ収納部41aの底部39部分に水を供給する。
これら水タンク45の弁46部分および貯水部41b部分の詳細な構造は、後に述べる、その他の実施の形態5図14〜図16のものと全く同様であるので、その詳細は同実施の形態5の説明を援用する。
一方符号60が回転フィルタである。この回転フィルタ60は、例えば図6及び図7,図8に示すように複数枚のフィルタプレート61,61・・・、両端側2枚のカバープレート60a、60b、フィルタ回転軸66及びフィルタギヤ67からなっている。
フィルタプレート61,61・・・は、例えば合成樹脂製(ABS)の円板状部材であり、その両側プレート面61a,61a・・・には全面に亘って水の付着性を高めるための所定の表面処理又は表面加工が施されている。そして、その中央には、軸孔61b,61b・・・が形成されているとともに、該軸孔61b,61b・・・には90度間隔で放射状に等長の切溝が形成されている。更に軸孔61b,61b・・・の回りには同一円周上で切溝の部分が欠落した円弧状突起(スペーサ機能を有したボス部)が形成されている(図示省略)。
カバープレート60a、60bは、フィルタプレート61,61・・・と同形で少し小径の合成樹脂製の円板状部材であり、それぞれスペーサとしての円形の凸部(高さ寸法S=1mm程度・・・図8参照)61c,61c・・・を介してフィルタプレート61,61・・・を軸方向に多数枚並設した回転フィルタ60の両端部に配置される。フィルタギヤ67側に位置するカバープレート60aは、上記軸孔61b及び切溝と同じものが形成され、フィルタギヤ67と反対側に位置するカバープレート60bの軸孔61bの内周面には図示しない雌ネジが形成されている。
フィルタ回転軸66は、合成樹脂製の円柱状部材であり、図示はしないが軸心方向のほぼ全体にフィルタプレート61,61・・・の切溝が嵌合する4本のレール状突起が放射方向に等間隔に形成されている。また、同フィルタ回転軸66の一端には、小径のギヤ取付部及びビス穴が形成され、その他端には雄ネジを有する大径のカバープレート取付部が形成されている。
そしてフィルタ回転軸66のレール状突起の部分には、フィルタプレート61,61・・・が順次嵌合される一方、フィルタギヤ67側の端部にはカバープレート60aが嵌合され、更にその外側の小径のギヤ取付部にはフィルタギヤ67が嵌合されてビスで固定される。また、フィルタギヤ67と反対側の大径のカバープレート取付部には、カバープレート60bがカバープレート取付部の雄ネジに自身の雌ネジを螺合することにより固定される。
フィルタギヤ67は、円周上に等ピッチで複数の歯車を有するギヤであり、回転フィルタ60が所定位置に取り付けられた後では、フィルタモータにより回動されるモータギヤ68に係合して回動される(図14を参照)。
<回転フィルタのフィルタプレート部分の構成>
ところで、上述のような構成の本実施の形態の加湿器20において、その加湿能力を向上させるためには、上述した回転フィルタ60のフィルタプレート61,61・・・各々の水の汲み上げ能力を高くすることが必要である。そのような要請に応える構成として、従来のようにフィルタプレート61,61・・・のプレート面61a,61a・・・に複数の円弧状の水汲みリブを設けて回転時に水をすくい上げるようにすることも可能であるが、このような構成の場合、次のような欠点がある。
(a) 有効な水のすくい上げ作用を実現するためには、所定の高さ(幅)のリブを必要とするが、リブの高さを大きくすると隣合うリブ同士の間隔が大きくなって、フィルタプレート61,61・・・の枚数を多くすることができなくなり、必ずしも加湿能力の向上につながらない。
(b) リブにより掬い上げられた水は、フィルタプレート61の回転に応じリブ周辺のプレート面に部分的に広がるだけで、プレート面の全体に広く広がるわけではないので、フィルタプレート1枚当りの温風と水の接触面積は狭く、水分の蒸発効率が悪い。
また、フィルタプレート61の回転速度が遅い場合には、掬われた水がプレート上方に移動する前に下方に流れ落ちてしまい、プレート面に広がらない。
(c) 周方向に配設された複数の水汲みリブが、フィルタプレート間の温風の通風を阻害し、圧損が大きい。このため、やはり蒸発効率を悪化させる。
そこで、本実施の形態では、このような問題を解決するために、上述した回転フィルタ60の各フィルタプレート61,61・・・の表面61a,61a・・・に所定の親水処理を施して水が付着しやすいようにするとともに、さらに同表面61a,61a・・・に表面張力による水の膜が形成されやすいように所定の形状の凹凸加工部を形成している。
(親水処理について)
上述のように、本実施の形態のフィルタプレート61,61・・・は、それぞれABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)等の合成樹脂により成型されている。
ABS樹脂の場合、一般に耐水性は0.2〜0.3%(25℃×24hr)でその表面には微量の吸湿性がある。しかし、そのままでは決して十分な親水性があるとは言えず(特に製品購入初期)、フィルタプレート61,61・・・の底部を水に浸して回転させても、加湿に必要な水膜を形成することはできない。
そこで、本実施の形態では、該フィルタプレート61の表面に親水剤(又は表面活性剤)として「にかわ」を塗布し、十分な親水性を実現させている。
上記「にかわ(ゼラチン)」は、周知のように溶液表面において高い表面活性を示す。
したがって、低価格な固型にかわをぬるま湯に溶かして(例えば濃度0.1%程度又は0.1%以上)、塗布するか、または液体のにかわを同様の濃度にして図7〜図8に示すフィルタプレート61,61・・・の全面61a,61a・・・に均一に塗布する。
このようにすると、上記フィルタプレート61,61・・・それぞれのプレート面61a,61a・・・全面が十分な親水面となり、水に対する濡れ性が大きく向上して、上記フィルタ収納部41aの底部39の貯水部通過後の水膜の付着性が良好となる(実験結果によると、にかわを塗布しない場合に比べて10%アップした)。
しかも、この水膜は、フィルタプレート61,61・・・が1回転して再び同貯水部の水中に浸漬されるまで十分に保持される。
したがって、同水膜は、フィルタプレート61,61・・・のプレート面61a,61a・・・が水から出ている間中に略確実に温風にさらされ、有効に蒸発させられるようになり、従来に比べて大きく蒸発効率が向上する。
そして、このような親水処理は、フィルタプレート61の表面に何の凸部も形成しないで済むから、フィルタプレート61,61・・・それぞれの板厚を可及的に薄くし、より多数の枚数を並設することができるようになる。その結果、さらに水の蒸発量も大きく増大し、より加湿能力を大きく増大させることができる。
なお、この「にかわ」塗布による親水処理は、もちろん使用時間の経過により次第に剥離して行く。しかし、先にも述べたようにABS樹脂には、それ自体微量ながらも吸湿性があり、使用を開始して一定の時間(例えば1日12時間使って10日位)が経つと、水とのなじみが生じて自ずと表面に親水性が生じる。
したがって、加湿器20の使用開始に際して一度塗布して置きさえすれば、以後は必ずしも塗布を繰り返す必要はない。なお、このような親水機能の付加は、にかわ以外の表面活性剤によっても良いし、親水性のある合成樹脂を成型材として採用してもよい。
(水膜厚さの増大加工について)
以上のようにフィルタプレート61,61・・・のプレート面61a,61a・・・に十分な親水性があれば、一応所定の厚さの水膜が形成され、一定の有効な加湿性能を確保することができる。
しかし、加湿器の場合、季節や環境に応じて必要とされる加湿量(調整範囲)には相当な幅があり、一定レベル以上の大きな加湿能力が要求されるような場合には、それだけでは足りない。
そこで、本実施の形態では、上記親水処理に加えて、さらに水の毛細管作用および表面張力を利用して一段と厚さの厚い水膜をプレート面61a,61aの全体に広く、かつ速やかに形成することができるように、図7〜図10に示すごとく、フィルタプレート61,61・・・のプレート面61a,61a・・・全体にハニカム形状の凹条の溝62,62・・・を形成している。
すなわち、この実施の形態では、凹条の溝62,62・・・をハニカム形状に屈曲させ、それをフィルタプレート61,61・・・の周端面と回転軸挿通孔61cおよびスペーサ凸部61c,61c・・・部分を除く全面に連続させて展開する。そして、同凹条の溝62,62・・・部分の毛細管作用を利用して水を速やかに侵入展張させることによって、それら凹条の溝62,62・・・間の六角形状のハニカム面63,63・・・部分に可能な限り厚い水膜を形成するとともに、その広がり力、係留力を大きくするようにしている。
この場合、例えば板厚tが0.95mmのフィルタプレートの場合で、凹条の溝62,62・・・部分の幅Waが0.1mm、深さDaが0.1mm、ハニカム形状の溝部62,62・・・の1辺の長さLaが1.0mm程度のもの(または、それらの前後のもの)が適している。
このような構成によると、六角形状のハニカム面63,63・・・周囲のハニカム形状の凹条の溝62,62・・・部分に速やかに水が入り込んで素早く広がり、広い六角形状のハニカム面63,63・・・に、安定した係留状態で、かつ十分に大きな表面張力によりプレート面61a,61a全体に水が張るようになるので、ハニカム形状の凹条の溝62,62・・・がない場合に比べて、十分に厚さの厚い水膜を全面に亘って広く形成することができる。
したがって、加湿能力が大きく向上する。
<その他の実施の形態1>
上述の実施の形態では、凹条の溝62,62・・・をフィルタプレート61,61・・・のプレート面61a,61a全体にハニカム形状に展開させ、同凹条の溝62,62・・・の毛細管現象を利用して同凹条の溝62,62・・・内に水を侵入させることによって、各六角形のハニカム面63,63・・・に可能な限り厚い水膜を形成するとともに、その係留力を大きくするようにした。
しかし、このような構成の場合、凹条の溝62,62・・・の毛細管作用により速く、広い範囲で水膜を形成することはできるが、六角形状のハニカム面63,63・・・に形成される水膜の厚さを厚くするには、未だ限界がある。
そこで、本その他の実施の形態1では、例えば図11および図12に示すように、同構成とは逆に、凸状のリブ64,64・・・を六角形のハニカム形状に屈曲させ、同六角形の凸状のリブ64,64・・・に囲まれた六角形状のハニカム面65,65・・・内に水を侵入させることによって同六角形状のハニカム面65,65・・・に可能な限り厚い水膜を形成するとともに、その係留力を大きくするようにしている。
この場合、例えば板厚tが0.95mmのフィルタプレートの場合で、リブ64部分の幅Wbが0.1mm、高さDbが0.1mm、ハニカム形状のリブ64部分の1辺の長さLbが1.0mm程度のものが適している。
このような構成によると、六角形状の広いハニカム面65,65・・・自体が深い凹部面となり、同部分に水が入り込んで、表面張力により水が張るので、十分に厚さの厚い水膜を係留性良く安定した状態に形成することができる。
したがって、加湿能力が大きく向上する。
<その他の実施の形態2>
以上の実施の形態およびその他の実施の形態1の構成では、何れの場合においても、その凹条の溝又は凸状のリブの展開形状をハニカム形状としたが、これは必ずしもハニカム形状に限られるものではなく、例えば図13に示すようなモザイク形状の凹条の溝又は凸状のリブ66,66・・・を周端面を除いて全面61a,61aに展開させることにより、それらの間のモザイク面67,67・・・に水膜を形成するようにしてもよい。
<その他の実施の形態3>
ところで、以上のような構成の各実施の形態のフィルタプレート61,61・・・の表面には、使用により水垢が付着して、雑菌やカビが発生する問題がある。そこで、このような問題に対する対策として、例えば同フィルタプレート61,61・・・の表面61a,61a・・・に銀などの抗菌剤をコーティングするか、又は合成樹脂成型時に同様の抗菌剤を混合した上でフィルタプレート61,61・・・を成型するようにする。
このような構成によると、雑菌やカビの抑制効果が期待できる。また、抗菌剤のコーティングにより、親水機能を高めることも可能となる。
また、このような抗菌剤に代えて、紫外線以外の通常波長光で活性を示すチタニアなど酸化チタン系の光触媒をコーティングすることも可能である。このような光触媒の場合、抗菌、制菌機能だけでなく、臭い分解作用を有するものもあり、加湿空気の清浄化に特に有効である。さらに、チタニアには水分解機能があることから、それ自体として親水機能を発揮させることもできる。
<その他の実施の形態4>
以上の各実施の形態では、何れの場合にも、回転フィルタ60のフィルタプレート61,61・・・を、例えばABS等の合成樹脂により形成した。
しかし、フィルタプレート61,61・・・は、合成樹脂の他、例えばアルミ板等金属により形成してもかまわない。
また合成樹脂板や金属板の場合、上述のような表面加工に代えて、例えば多数のパンチング孔を有するパンチングプレートに形成し、同多数のパンチング孔部分に表面張力による水膜を形成させるようにすることもできる。
さらに、また同構成をさらに発展させて、上記フィルタプレート61,61・・・そのものを所定網目形状の金属又は樹脂メッシュにより形成してもよい。
そのようにすると、各網目部に表面張力による水膜が形成され、しかも風の流通性が良く、送風時の圧損が少ないので、より加湿効率が向上する。
特にメッシュ構造のフィルタプレートの場合、風の送風方向を必ずしもフィルタプレート61,61・・・と平行にする必要がないので、送風通路設計上の自由度が高くなり、コンパクト化はもちろん、デザイン上の斬新さを実現することができる。
<その他の実施の形態5>
ところで、以上のような構成の加湿器20を実現するに当たり、前述した従来の加湿器の場合、例えば図18に示すように、本体ケース21の全体の寸法が大きく、左右の形状も水平方向に膨出したものとなっており、水タンク45下方の水受けトレー41部分の容積も大きく、水タンク45収納状態における水タンクキャップ47の側方に、水タンク45を取り出す時または設置する時に溢れた水タンク45からの水を留めて置くための十分なスペースSPを余裕を持って形成することができる。
すなわち、今図18において、符号45bは水タンク45の水タンク本体45aの下部に設けられた短かい筒状の開口であり、該開口45bには、下端側に弁46を具備した水タンクキャップ47が着脱可能に螺合されている。弁46は、同キャップ47の中央部に所定の長さ下方に延びる小径の有底の筒状部47aを形成するとともに、その底部の一部を上方側に筒状に膨出させ、同上方に膨出した筒体部47bの上壁部(平坦部)に形成した水供給口(弁座口)47cに弁軸46aを遊嵌し、該弁軸46aの上記水供給口47cよりも上方側部分に上記水供給口47cよりも大径のフランジ状の弁体46bを設ける一方、同弁軸46aの上記水供給口47cよりも下方側部分に上記弁体46bを閉弁方向に付勢するコイルスプリング46cを嵌装し、その下端側を弁軸46aに形成した幅広の係止片46dで係止している。
他方、コイルスプリング46cは、その上端側を上記筒体部47b側のストッパ片47dに係止されて縮装されている。そして、それにより、当該水タンク45が上記水受けトレー41の水タンク収納部(上述のM5領域に相当)に収納されていない状態では、上記コイルスプリング46cの反発弾性により上記弁軸46aの先端側(コイルスプリング46cの係止片46d側)が所定長さ下方に突出し、上記弁体46bが上記水供給口47cを閉じるようになっている。
他方、水受けトレー41は、例えば相互に対向する左右の隔壁39a,39b間に形成されたフィルタ収納部41aと、同隔壁39bと他の側壁42aとの間に形成された貯水部41bとからなり、上記水タンク45が収納されていない状態で上記本体ケース21の下方に引出し可能に収納され、その後、同収納された状態で、上記フィルタ収納部41aは上記本体ケース21内の送風ファン32の下方に位置する一方、貯水部41bが本体ケース21他側方の水タンク収納部の下方に位置するようになっている。
そして、上記フィルタ収納部41aには、プレート型の回転フィルタ60が回動自在に軸支されて収納されるようになっている。一方、貯水部41bには、上記水タンク45のキャップ47に設けられている弁46の弁体46bを開放するため軸状の突部50、貯水部41bの貯水溝49とフィルタ収納部41aの底部(貯水槽部)39とを連通する連絡口52が設けられている。
したがって、上述した水タンク45が水タンク収納部、すなわち貯水部41b上に載置されると、軸状の突部50により弁46の弁軸46aが上方に押されて弁体46bが開放され、水供給口47cを介して所定量の水が貯水部41b内に流出する。この貯水部41bの貯水溝49に流出した水は、上記連絡口52を介してフィルタ収納部41aの断面円弧状の底部39部分に流入し、最終的に貯水部41bの貯水溝49の水の高さと同じ高さまで水を貯留する。そして、この水中に上記回転フィルタ60のフィルタプレート61,61・・・の下端が所定幅浸漬される。
ところで、このように貯水溝49部分に一定量の水が留っている状態で、水タンク45内の水が減少したとして、水タンク45を取り外す時(上記弁軸46aが上記軸状の凸部50から離れて弁体46bが閉まる時)、または同取り外して水を補充した水タンク45を再び貯水部41bにセットしようとした時(上記弁軸46aが軸状の凸部50に当った時)に所定量の水が零れて水が溢れてしまう。フィルタ収納部41aの底部39および貯水溝49内の水が少なければ同水は連絡溝52を介してフィルタ収納部41aの底部39に流れるが、そうでない場合は、平面C字形の給水口嵌合壁49c部分を超えて外側に溢れる。
しかし、同図18の従来の構成の場合、その外方に予備の貯水空間SPがあり、同貯水空間SP部分で貯留されるので、外部には漏れない。
ところが、上述した実施の形態の加湿器20の場合、図14に示すように、加湿器20全体の大きさを縮小し、コンパクトにするために、左右の幅も可及的に小さく、また高さも低く形成されている。
そのために、水タンク45の給水口嵌合壁49c外方の側壁42a側に必要な貯水空間SPが取れず(A部参照)、全体の高さを低くするために、キャップ47部分に対応する側壁42aの高さも低くなっている(図17の頂面42b部分を参照)。そのため、そのままでは外部にこぼれる可能性がある(特に水受けトレー41を後方に引き出して、傾けた時など)。
そこで、この実施の形態では、上述の図1〜図12の実施の形態の構成に加えて、さらに図15〜図17に示すように、給水口嵌合壁49c背後の丘状のキャップ受け44部分の一部、側壁42aとの間の部分に前後方向の凹状溝44aを形成し、給水口嵌合壁49cから側壁42a側に溢れようとする水を同背後への連絡溝44aを介してフィルタ収納部41aに連なっている貯水溝49側に還流させ、その後、連絡口52を介してフィルタ収納部41aの底部(貯水槽部)39に供給するようにしている。すなわち、給水口嵌合壁44cからこぼれた水が速やかに貯水溝49部分に回り込むようにしている。しかも、この凹状溝44aは、水タンク45側の水供給口47cから貯水溝49に水を供給する時の空気供給空間ともなっている。また、以上のようにすると、側壁42aの高さを水タンクキャップ47の位置よりも高くしなくても良くなるので、ケース本体の上下方向の高さを小さくすることができる(図17を参照)。
一方、このようにすると、貯水溝49の奥に設けられているフロートスイッチ(支持壁51bを介して軸51aによりフローティング回動可能に支持されている)51側に水が流れて、同スイッチ51がチャタリング動作するので、同フロートスイッチ51の前側には防波壁(防波用の水除けリブ)49bが設けられている。この防波壁49bは、上述のように平面C字形の給水口嵌合壁49cの開口部からの水をスムーズに連絡口52内にガイドするガイド壁としての作用も兼ねている。
なお、上記凹状溝44aは、給水口嵌合壁49cから水ががこぼれた時以外は水が流れず、上述のように水タンク45から貯水溝49への水をスムーズに供給するための空気供給空間として作用する。
(変形例)
なお、以上の説明では、連絡口52入口手前の一方側にあるフロートスイッチ51のチャタリング防止用の防波壁49bを水ガイド壁として兼用させるように構成したが、これとは別にフロートスイッチ51の手前側に該フロートスイッチ51に沿って専用の防波壁を設けることも可能であり、そのようにすると、より確実にフロートスイッチ51のチャタリングを防止することができる。
本願発明の最良の実施の形態に係る加湿器の斜視図である。 同加湿器の平面図である。 同加湿器の背面図である。 同加湿器の水平断面図である。 同加湿器の図2のA−A断面図である。 同加湿器の回転フィルタ部分の斜視図である。 同加湿器の回転フィルタ部分のフィルタプレートの構成を示す側面図である。 同加湿器の回転フィルタ部分のフィルタプレートの正面図である。 同加湿器の回転フィルタ部分のフィルタプレートの表面加工部の構成を示す正面図である。 同加湿器の回転フィルタ部分のフィルタプレートの表面加工部の構成を示す図9のB−B線断面図である。 本願発明の他の実施の形態1に係る加湿器の回転フィルタのフィルタプレートの表面加工部の形状を示す正面図である。 同加湿器の回転フィルタ部分のフィルタプレートの表面加工部の構成を示す図11のB−B線断面図である。 本願発明の他の実施の形態2に係る加湿器の回転フィルタのフィルタプレートの表面加工部の形状を示す正面図である。 本願発明の他の実施の形態3に係る加湿器の構成を示す縦断面図である。 同加湿器の水受けトレー部分の斜視図(前面側から背面方向)である。 同水受けトレー部分の平面図である。 同水受けトレー部分の側面図(貯水部側)である。 従来の加湿器の構成を示す縦断面図である。
符号の説明
20は加湿器、32は送風ファン、37はヒータ部、39はフィルタ収納部の底部、60は回転フィルタ、61はフィルタプレート、61aはフィルタプレートのプレート面、62はハニカム形状の凹条溝、63はハニカム形状の凸部面、64はハニカム形状の凸状リブ、65はハニカム形状の凹部面である。

Claims (6)

  1. 円板状のフィルタプレートを多数枚並設することによって回転フィルタを構成するとともに、該回転フィルタの下部を水に浸漬した状態で回転駆動可能に支持し、同回転駆動状態において送風ファンおよびヒータにより温風を供給することによりフィルタプレート表面に付着した水を蒸発させて加湿空気を形成するようにした加湿器であって、上記回転フィルタの各フィルタプレートの表面は、その全面が親水面に形成されていることを特徴とする加湿器。
  2. 円板状のフィルタプレートを多数枚並設することによって回転フィルタを構成するとともに、該回転フィルタの下部を水に浸漬した状態で回転駆動可能に支持し、同回転駆動状態において送風ファンおよびヒータにより温風を供給することによりフィルタプレート表面に付着した水を蒸発させて加湿空気を形成するようにした加湿器であって、上記回転フィルタの各フィルタプレートの表面には、その全面に亘って複数の表面張力による水膜形成部が設けられていることを特徴とする加湿器。
  3. 親水面は、親水剤を塗布することにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の加湿器。
  4. 表面張力による水膜形成部は、直線的又は曲線的に変形した網目状の凹条溝であることを特徴とする請求項2記載の加湿器。
  5. 表面張力による水膜形成部は、直線的又は曲線的に変形した網目状の凸条リブであることを特徴とする請求項2記載の加湿器。
  6. 網目は、ハニカム形状であることを特徴とする請求項4又は5記載の加湿器。
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