JP2006329467A - 加湿器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本願発明は、従来の回転式フィルタに換えて複数のプレートからなる分解可能なフィルタ部材を用いることにより、利便性を高めた加湿器を提供することを目的とする。
【解決手段】 水タンクと、該水タンク内の水を所定量溜める貯水部と、水中に一部が位置する回転可能なフィルタ部材と、ファンとを備えてなる加湿器であって、前記フィルタ部材は、複数のプレートを連結してなり、分解可能であり、また前記フィルタ部材は、同じプレートからなる加湿器。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、加湿器に関し、特に回転式のフィルタ部材を有する加湿器に関するものである。
現在加湿器としては、気化式フィルタとファンとからなるタイプのもの、或いは更にヒータを併設したタイプのものがある。後者のタイプの加湿器は、水を入れたカートリッジ式タンク、該タンクの水から流出する所定量の水を貯める貯水部、該貯水部の水を吸い上げるフィルタ、水を蒸気化するヒータ及び霧化した加湿空気を室内に供給するファン等を有してなり、その機能は概略以下のとおりである。
即ち、カートリッジ式タンク内に水を入れ逆さにして所定位置に載置すると該タンク内の水が所定量流出するとともに、その水は貯水部に貯水される。貯水部には気化式フィルタの底部が侵漬する形態で立設しており、貯水部の水はフィルタに吸い上げられ保持される。該フィルタの前方或いは後方にファンが配設されており、ファンを駆動することによりフィルタに吸い上げられ保持されている水は霧化状態で吸い出され、その霧化された加湿空気が室内に供給されることになる。ヒータ内蔵式のものでは、フィルタの近傍にヒータが設けられフィルタに吸い上げられ保持される水を加熱するため、前記ファンによって霧化及び蒸気化され、より効果的に室内を加湿する。
加湿器の機能の概略は以上のとおりであるところ、このような加湿器の気化式フィルタは、固定式であり水の気化量が限られるため、気化量を増やすためにはフィルタを大きくせざるを得ず、全体が大型化しコストも高騰するという弊害があった。
このような弊害をなくすものとして、図15に示すような回転式フィルタを有するものが提案されている。このものは、フィルタを円筒状にし中央に軸を介在させ水平に配置するとともに、その一部を貯水部に浸漬した状態でモータによりフィルタ全体を回転させるものである。
このようにフィルタを回転させることにより貯水部の水がフィルタに担持した状態で汲み上げられるため、より多くの水を気化することができる(例えば、特許文献1参照)。
ところが、従来のレーヨン製等の気化式フィルタはミネラル等が付着しフィルタが詰まる弊害が発生し、フィルタが詰まると通気抵抗が増大するため定期的に手入れをしたり或いは略1シーズンでフィルタを交換する必要があり、手間及びコストが嵩むという問題を有しており、また手入れ時にフィルタが破損するという問題も有していた。
更には、気化水量も十分とはいえず、フィルタの内方より外方へ加熱空気を流すため、フィルタが大きな抵抗になり、加湿風量も十分ではないという問題も有していた。
特開2004−37080
本願発明は、従来の回転式フィルタに換えて複数のプレートからなる分解可能なフィルタ部材を用いることにより、利便性を高めた加湿器を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本願発明は以下の構成を採用する。
請求項1に係る発明では、水タンクと、該水タンク内の水を所定量溜める貯水部と、回転可能なフィルタ部材と、ファンとを備えてなる加湿器であって、前記フィルタ部材は複数のプレートを有し、分解可能である構成。そしてこの構成により、例えプレートの表面にミネラルが付着したとしても破損を気にすることなく分解して丸洗いができるため、初期の性能を維持しつつ長期の使用が可能になる。
請求項2に係る発明では、前記プレートは同じ形状である構成。そしてこのような簡単な構成により、分解洗浄後にプレートの組み立て順を気にすることなく組み立てられる。
請求項3に係る発明では、前記プレートの表裏面の少なくとも一方に水汲み用リブを設け、水汲み用リブは風路形成部材を兼ねる構成。そしてこの構成により、より多くの水を汲み上げることができるとともに、十分な風路が確保される。
請求項4に係る発明では、前記プレートの中央部に連結用軸孔を設ける構成。そしてこの構成により、軸と複数のプレートの分解組み立てが容易になる。
請求項1に係る発明では、フィルタ部材を、複数のプレートを連結して使用し、洗浄時には分解可能にすることにより、容易に丸洗いが可能になるためいつまでも性能を落とすことなく長期に使用することができ加湿器の信頼性を高めることができる。
請求項2に係る発明では、複数のプレートを同じ形状及び同じ大きさから構成することにより、請求項1に係る発明の効果に加え、分解洗浄後に順番を気にすることなく組み立てることができるため、加湿器の利便性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、プレートの表裏面の少なくとも一方に水汲み用リブを設け、水汲み用リブを風路形成部材を兼ねさせることにより、請求項1、2に係る発明の効果に加え、より多くの水を汲み上げ、更に十分な風路を確保することができるため、加湿器の効率をより高めることができる。
請求項4に係る発明では、プレートの中央部に連結用軸孔を設けることにより、請求項1〜3に係る発明の効果に加え、軸と複数のプレートの分解組み立てを容易に行うことができ、それだけ加湿器の利便性をより高めることができる。
図1は加湿器の縦断面図を示し、図2は図1のA−A線断面図を示し、図3は図1のB−B線断面図を示し、図4は図1のC−C線断面図を示し、図5は図2のD−D線断面図を示し、図6はフィルタ部材の全体斜視図をそれぞれ示す。なお、図1で見て上側を上方、下側を下方、右側を右方、左側を左方と呼び、図2で見て下側を前方、上側を下方と呼ぶ。
加湿器20は、本体ケース21と、該本体ケース21の右方に載置される水タンク45等からなる。本体ケース21は樹脂製の部材であり、フロントケース22、リアケース23、トップケース24及びボトムケース25からなり、内部に設けられるファンケーシング26、水平区画壁27及び垂直区画壁28等により、領域M1〜M5が形成される。
領域M1は、本体ケース21内の中央後方に形成される領域で、内部にファンモータ29を有する。また、領域M1は、リアケース23により区画されるとともに、領域M1を区画するリアケース23には多数の穴を有する吸気孔30が形成され、該吸気孔30には空気フィルタ31が配置される。
領域M2は、領域M1の前方でファンケーシング26により形成され領域M1と連通する領域で、内部にファン32が配置される。ファン32が回動すると吸気孔30から吸入される空気は、白抜き矢印(1)で示すように領域M1に導入し、白抜き矢印(2)で示すように領域M2に導入する。その際、吸入空気はファンモータ29を冷却する。
ファンケーシング26は下方にファン排出口33を有しており、ファン32からの空気を白抜き矢印(3)で示すように下方に押し出す。また、ファン排出口33の下方には、トップケースの操作部38に設けられる図示しないスイッチの操作により通電されるヒータ34が配置され、ファン排出口33から下方に押し出される空気を加熱する。
領域M3は、領域M1及びM2の下方に水平区画壁27により形成される領域で、領域M2とファン排出口33により連通し、ファン32から押し出されヒータ34により加熱される空気を白抜き矢印(4)で示すように導入する。
領域M3には、収納トレー35が収納自在に配置される。収納トレー35は、対向する垂直の右方隔壁36及び左方隔壁37との間に形成される収納容器部40と、右方隔壁36の右方側に略水平に一体形成される貯水部41とからなり、水タンク45が領域M5に載置されない状態で図1の右方から左方に水平に押し込むことにより本体ケース21の下方に収納され、収納された状態で右方隔壁36が本体ケース21の右下方の一部を構成する。即ち、収納された状態では、収納容器部40は本体ケース21内の領域M3に位置し、貯水部41は本体ケース21外の領域M5に位置する。
右方隔壁36及び左方隔壁37には、図3及び図4に示すようなU字状溝の軸受36a及び37aが形成される。収納容器部40には、後記するフィルタ部材60が収納され、右方隔壁36及び左方隔壁37のそれぞれに形成されるU字状溝の軸受36a及び37aに回動自在に軸支される。
領域M4は、図4に示すように垂直区画壁28により本体ケース21の左後方に形成される上下に延設する領域であり、その下方は領域M3の左後方に連通し、上方はトップケース24に形成されルーバー42が設けられる排気孔43に連通する。そして、領域M3で加湿された空気を黒塗り矢印(5)、(6)及び(7)で示すように室内に供給する。
前記収納容器部40の右方に一体に形成される貯水部41の上方空間が領域M5である。領域M5は略円形で水タンク45が載置される。この水タンク45は、一端部に弁46を内設したキャップ47を有し、他方に取手48を有する円筒状の透明容器であり、内部に水を入れキャップ47が貯水部41に位置するように取手48を持って領域M5に載置する。領域M5を形成する本体ケース21は、円弧状のガイド49として形成されており、領域M5に水タンク45を載置した際、円弧状ガイド49が水タンク45の外周に略面接触し水タンク45を安定的に支持する。
貯水部41には、水タンク45のキャップ47に内設する弁46を開放するための図示しない突起、安全装置としてのフロートスイッチ50、及び右方隔壁36の下方に設けられ貯水部41と収納容器部40とを連通する連絡口51が設けられる。
水タンク45が貯水部41に載置されると、突起により弁46が開放し所定量の水が貯水部41に流出する。貯水部41に流出した水の一部は、連絡口51を介して収納容器部40内に流入し、貯水部41に流出する水の高さと同じ高さまで収納容器部40内に水を供給する。
符号60はフィルタ部材である。フィルタ部材60は、図1及び図6に示すように複数のプレート61、2枚のカバープレート62a、62b、シャフト63及びフィルタギヤ64等からなる。図7にプレート61の表面斜視図を示し、図8にプレート61の裏面斜視図を示し、図9にシャフト63の斜視図を示す。
プレート61は樹脂製の円盤状部材であり、両表面に水の付着性を高めるためのシボ加工が施される。その中央には、軸孔65が形成されるとともに、該軸孔65には90度間隔で放射状に等長の切溝66が形成される。更に図7に示すように表面側の軸孔65の回りには同一円周上で切溝66の部分が欠落した高さhの4個の円弧状突起67が形成される。なお、プレート61は少なくとも3枚以上にする。
また、プレート61の表裏面には、高さhの4個の略半円弧状の水汲み用リブ68が形成される。これら水汲み用リブ68は、同一円周上に等間隔で円周方向に集中して設けられるとともに、表裏面では45度ずれて設けられる。その結果、表裏面での配置は図3及び図4で示すようになる。そして水汲み用リブ68は風路形性部材を兼ねる。なお、全てのプレート61は、大きさも含め同じ形状であり、且つ形成される軸孔65、切溝66及び円弧状突起67も取付位置も含め同じである。また、表裏面での水汲み用リブ68の位置は30度〜60度ずれていても良いし、表裏面のいずれか一方にのみ設けるようにしても良い。
このように表裏面で水汲み用リブ68をずらして設けることにより、プレート61を組み付ける際、対向するプレート61に設けられる水汲み用リブ68が重ならないようにすることができるとともに、プレート61の組み付け後の使用時、プレート61間に形成される隙間内により多くの水を保留し気化量並びに加熱空気による霧化量をより増大することができる。
カバープレート62a、62bは、プレート61と同形の樹脂製の円盤状部材であり、それぞれフィルタ部材60の両端部に配置される。フィルタギヤ64側に位置するカバープレート62aは、図8に示す軸孔65及び切溝66と同様なものが形成され、フィルタギヤ64と反対側に位置するカバープレート62bの外側面には図13に示すように軸62b1が一体形成されるとともに、軸62b1内には内側面から円筒状の穴62b2が形成され、更にその穴62b2には雌ネジ62b3が形成される。
シャフト63は、樹脂製の円柱状部材であり図9にその全体を示すように、軸心方向のほぼ全体にプレート61の切溝66が嵌合する4本のレール状突起63aが放射方向に等間隔に形成される。また、シャフト63の一端には小径のギヤ取付部63b及びビス穴63cが形成され、その他端には雄ネジ63eを有する大径のカバープレート取付部63dが形成される。
そしてシャフト63のレール状突起63aの部分にはプレート61が順次嵌合され、フィルタギヤ64側の端部にはカバープレート62aが嵌合され、更にその外側の小径のギヤ取付部63bには図6に示すようなフィルタギヤ64が嵌合されビス69で固定される。また、フィルタギヤ64と反対側である大径のカバープレート取付部63dには、カバープレート62bがカバープレート取付部63dの雄ネジ63eに自身の雌ネジ62b3を螺合することにより固定される。
フィルタギヤ64は、図6に示すように円周上に等ピッチで複数の歯車を有するギヤであり、フィルタ部材60が所定位置に取り付けられた後では、図1に示すようにフィルタモータ53により回動されるモータギヤ52に係合し回動される。また、フィルタギヤ64の後面には、図14で示すようにカバープレート62bの軸62b1と同様な軸64aを有している。
プレート61のシャフト63への取り付けは次のように行われる。まず、シャフト63のカバープレート取付部63dにカバープレート62bを螺合する。次いでプレート61を順次嵌合する。プレート61の嵌合は、表裏どちら向きでもよいが、全てのプレート61の表裏方向は同じにする。その場合、表面には円弧状突起67が設けられているため方向の判別を容易に行うことができる。
このようにプレート61の表面側の円弧状突起67は、位置決め用として用いられるため分解後のプレート61の組み立てを容易にすることができる。また、プレート61の切溝66はシャフト63のレール状突起63aにキー係合することにより、プレート61の空回転が防止され、例えプレート61の一部を紛失或いは破損しプレート61間に余分な隙間ができたとしてもプレート61をシャフト63に連動して回動することができるため従来とほぼ同様な加湿効果を維持することができる。
全てのプレート61を同方向で嵌合後、端部カバーであるカバープレート62aを嵌合し、その後フィルタギヤ64を取り付けビス69により固定し、フィルタ部材60を形成する。プレート61の水汲み用リブ68及び円弧状突起67は、同じ高さであるため、組み立て後は水汲み用リブ68及び円弧状突起67が対向するプレート61の表裏面に当接し、各プレート61間には高さh、即ち、略3mmの隙間が形成される。プレート61等をこのような形状にすることにより、例えプレート61等に水中に含まれるミネラル等が付着したとしてもフィルタ部材60を分解して破損をあまり気にすることなく容易に洗浄することができ、且つその後の組み立ても容易に行うことができる。
なお、プレート61の表面積を増やし、水の付着量を増大させ水の気化量を増大するためプレート61の表面にはシボ加工を施すと説明したが、表面積をより大きくする突起及び溝等の凹凸を設けてもよく、穴を複数設けても、その表面にゼオライトを設けてもよい。また、水汲み用リブ68の高さhは必要に応じ可変可能であり、その形状も円弧状、く字状、L字状、C字状等にすることができる。プレート61の形状も3角、4角等の多角形でもよく、プレート61の材質を除菌効果を有する銅、銀等としてもよい。
組み立て後にフィルタ部材60は収納トレー35の収納容器部40内に収納される。その際、右方隔壁36に形成される軸受36aにカバープレート62bの軸62b1を軸支し、左方隔壁37に形成される37aにフィルタギヤ64の後面に形成される軸52aを軸支する。フィルタ部材60はフィルタモータ53により約4回/分で回転される。
収納容器部40内には、貯水部41より水が水位Wにまで導入されており、図3及び図4に示すようにフィルタ部材60のプレート61は、図示する状態、即ち略1/3が水の下面になるような状態となる。そして、図3及び図4で矢印Rで示すように時計回りに略4回/分で回転される。
このように最下部の水汲み用リブ68のみが水没するように水位Wを調節することで水没しない部分ができるだけ広くなり加熱空気の流れが滑らかになるとともに、水に濡れる表面積を大きくすることができるため、水の気化乃至加熱空気による蒸気量を増大することができる。また、水没する水汲み用リブ68は最下部のもののみになるが、最下部の水汲み用リブ68は完全に水没するのでその全体で水を汲み上げることができ水没しない部分の表面をより確実に濡らすことができる。
ヒータ34により加熱された空気は、図3及び図4で白抜きの矢印(4)で示す方向、即ちフィルタ部材60の回転方向と略反対方向に導入される。加熱空気の流れとフィルタ部材60の回転方向をこのようにすることにより、プレート61での圧力損失を小さくでき、領域M3から領域M4への流れ、即ち加湿された空気である黒塗りの矢印(5)への流れを滑らかにすることができる。
また、水汲み用リブ68の内面に加熱空気が当たるようになるため、加熱空気は水汲み用リブ68内の水或いは水汲み用リブ68からこぼれる水を拡散するように作用し、プレート61全面をより確実に湿潤させる。
加湿運転時の作用について説明する。フィルタ部材60を組み付け収納容器部40に収納した後、収納トレー35を右方から領域M3内に嵌め込む。その後、水を入れた水タンク45を領域M5に載置する。すると貯水部41及び収納容器部40に水位Wの水が供給され、フィルタ部材60の略1/3は水没する。
次いで、操作部38のスイッチをオンするとファン32が回転し、ヒータ34が加熱する。すると吸気孔30から空気が白抜きの矢印(1)で示すように導入され、導入された空気は白抜きの矢印(3)で示すようにファン32によりにファン排出口33に押し出されるとともに、ヒータ34により加熱され、白抜きの矢印(4)で示すように領域M3に供給される。
加熱された空気は、領域M3でフィルタ部材60のプレート61間の隙間に流入する。プレート61間のプレート61の表面は、水汲み用リブ68が汲み上げた水により湿潤されており、その表面に加熱空気が当たることにより湿潤している水が気化乃至蒸気化して加湿空気となる。蒸気化した加湿空気は、黒塗りの矢印(5)で示すように領域M4に流れ、領域M4を黒塗りの矢印(6)で示すように上昇し、黒塗りの矢印(7)で示すようにトップケース24に設けられる排気孔43より室内に供給される。
図10にプレート61の変形例を示す。この例のものは、プレート61の表裏面に設ける水汲み用リブ68の数をそれぞれ3個にするとともに、その高さHを円弧状突起67の高さhより高くするものである。
即ち、水汲み用リブ68の数を減らすことにより加熱空気の通過抵抗を減らし加湿効果を向上することができる。また、円弧状突起67の高さhを水汲み用リブ68の高さHより低くすることにより、フィルタ部材60の組み立て後、対向するプレート61と円弧状突起67との間にも隙間ができるため、加熱空気の通過抵抗をより減らし加湿効果を向上することができる。
図11にプレート61の他の変形例を示す。この例のものは、プレート61の表裏面に設ける水汲み用リブ68の高さHを円弧状突起67の高さhより高くするとともに、水汲み用リブ68の高さHを水汲み用リブ68の両端部のみにするものである。
即ち、円弧状突起67の高さhを水汲み用リブ68の高さHより低くするとともに、水汲み用リブ68の高さHを水汲み用リブ68の両端部のみにすることにより、フィルタ部材60の組み立て後、対向するプレート61と円弧状突起67との間と、対向するプレート61と水汲み用リブ68の両端部を除いた部分との間に隙間ができるため、加熱空気の通過抵抗をより減らし加湿効果をより向上することができる。なお、この例のものにおいて水汲み用リブ68の数を図10のもののように3個にしても良い。水汲み用リブ68の数を減らすことにより加熱空気の通過抵抗をより低減することができる。
図12にプレート61の更に他の変形例を示す。この例のものは、プレート61の表裏面に設ける水汲み用リブ68の高さHを円弧状突起67の高さhより高くするとともに、水汲み用リブ68の高さHを水汲み用リブ68の外端部のみにするものである。
即ち、円弧状突起67の高さhを水汲み用リブ68の高さHより低くするとともに、水汲み用リブ68の高さHを水汲み用リブ68の外端部のみにすることにより、フィルタ部材60の組み立て後、対向するプレート61と円弧状突起67との間と、対向するプレート61と水汲み用リブ68の外端部を除いた部分との間に隙間ができるため、図11のものに比べ加熱空気の通過抵抗をより減らし加湿効果をより向上することができる。なお、この例のものにおいて水汲み用リブ68の数を図10のもののように3個にしても良い。水汲み用リブ68の数を減らすことにより加熱空気の通過抵抗をより低減することができる。
本願発明は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能であることは勿論である。
本願発明の加湿器の縦断面図 図1のA−A線断面図 図1のB−B線断面図 図1のC−C線断面図 図2のD−D線断面図 本願発明のフィルタ部材の全体斜視図 本願発明のプレートの表面斜視図 本願発明のプレートの裏面斜視図 本願発明のシャフトの斜視図 本願発明の他のプレートの表面斜視図 本願発明の更に他のプレートの表面斜視図 本願発明の更に他のプレートの表面斜視図 本願発明のカバープレートの断面図 本願発明のフィルタギヤの断面図 従来の加湿器の断面図
符号の説明
20 加湿器 21 本体ケース
22 フロントケース 23 リアケース
24 トップケース 25 ボトムケース
26 ファンケーシング 27 水平区画壁
28 垂直区画壁 29 ファンモータ
30 吸気孔 31 空気フィルタ
32 ファン 33 ファン排出口
34 ヒータ 35 収納トレー
36 右方隔壁 36a 軸受
37 左方隔壁 37a 軸受
38 操作部 40 収納容器部
41 貯水部 42 ルーバー
43 排気孔 45 水タンク
46 弁 47 キャップ
48 取手 49 ガイド
49 円弧状ガイド 50 フロートスイッチ
51 連絡口 52 モータギヤ
52a 軸 53 フィルタモータ
60 フィルタ部材 61 プレート
62a,62b カバープレート 62b1 軸
62b2 穴 62b3 雌ネジ
63 シャフト 63a レール状突起
63b ギヤ取付部 63c ビス穴
63d カバープレート取付部 63e 雄ネジ
64 フィルタギヤ 64a 軸
65 軸孔 66 切溝
67 円弧状突起 68 水汲み用リブ
69 ビス

Claims (4)

  1. 水タンクと、該水タンク内の水を所定量溜める貯水部と、回転可能なフィルタ部材と、ファンとを備えてなる加湿器であって、前記フィルタ部材は複数のプレートを有し、分解可能であることを特徴とする加湿器。
  2. 前記プレートは同じ形状であることを特徴とする請求項1記載の加湿器。
  3. 前記プレートの表裏面の少なくとも一方に水汲み用リブを設け、水汲み用リブは風路形成部材を兼ねることを特徴とする請求項1または2記載の加湿器。
  4. 前記プレートの中央部に連結用軸孔を設けることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の加湿器。
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