JP2010048524A - 凝縮器 - Google Patents

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Abstract

【課題】凝縮効率を向上させ、かつ、製造コストの増加を抑えることができる凝縮器の提供。
【解決手段】凝縮器139は、内部を流れる被凝縮流体と外部を流れる凝縮流体との間で熱交換を行う凝縮器であって、樹脂製の共通送風管134と金属製の凝縮部120とを備えている。共通送風管134は、被凝縮流体が流通する第4送風管134dを有している。凝縮部120は、被凝縮流体が流通する凝縮管135と、第1管板136とを有している。第1管板136は、凝縮管135の一端に位置しており、凝縮管135を固定する。また、凝縮管135は、第1管板136を介して第4送風管134dに接続されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、凝縮器に関する。
従来より、被凝縮流体の流れる流路と流路外部を流れる凝縮流体との間で熱交換を行わせることで、被凝縮流体を凝縮する樹脂製の凝縮器がある。
例えば、ブロー成型によって形成されており、上部水平管と、下部水平管と、複数の被凝縮流体通過管(流路に相当)とを備える凝縮器がある。この凝縮器には、隣接する被凝縮流体通過管の間に、熱交換される凝縮流体を通過させるための空間部が設けられている。この凝縮器では、上部水平管に流れ込んだ被凝縮流体が、複数の被凝縮流体通過管を通過し、下部水平管に流れる。このとき、被凝縮流体通過管を流れる被凝縮流体と空間部を通過する流体との間で熱交換が行われる。このような構成によって、この凝縮器では、被凝縮流体を凝縮している。
特開平11−304389号公報
ところで、凝縮効率を向上させるために、凝縮器において主に被凝縮流体の凝縮が行われる部分を樹脂よりも熱交換効率のよい金属によって構成することが考えられる。例えば、上述の凝縮器では、主に被凝縮流体が凝縮される複数の被凝縮流体通過管を金属によって構成することが考えられる。
しかしながら、上部水平管および下部水平管が樹脂によって構成され、被凝縮流体通過管が金属によって構成される場合、上部水平管および下部水平管の成形時、反りや樹脂の収縮が発生することで、成形品が変形するおそれがある。このため、樹脂製の上部水平管および下部水平管と金属製の被凝縮流体通過管とを固定する際に、固定作業が困難になるおそれがある。
また、成形品の変形を矯正するために、矯正板を別部材として用いることも考えられるが、凝縮器の製造コストが増加する要因となる。
そこで、本発明の課題は、凝縮効率を向上させ、かつ、製造コストの増加を抑えることができる凝縮器を提供することにある。
第1発明に係る凝縮器は、内部を流れる被凝縮流体と外部を流れる凝縮流体との間で熱交換を行う凝縮器であって、樹脂製の第1凝縮部と金属製の第2凝縮部とを備えている。第1凝縮部は、被凝縮流体が流通する第1流路を有している。第2凝縮部は、被凝縮流体が流通する第2流路と、第1管板とを有している。第1管板は、第2流路の一端に位置しており、第2流路を固定する。また、第2流路は、第1管板を介して第1流路に接続されている。
第1発明に係る凝縮器では、第1流路は樹脂によって構成されており、第2流路および管板は金属によって構成されている。また、第2流路は、第1管板を介して第1流路に接続されている。このため、例えば、第1凝縮部の成型時、反りや樹脂の収縮が発生することで第1流路と第2流路との接続部分が変形した場合でも、第1管板によって第1流路の変形を矯正することができる。
これによって、凝縮効率を向上させ、かつ、製造コストの増加を抑えることができる。
第2発明に係る凝縮器は、第1発明の凝縮器であって、第1流路は、第2流路と接続される接続部を有する。また、第1管板の外周面は、接続部の内面と対向するように配置されている。このため、例えば、接続部において第1流路の内側方向に向かって凸状に反る内反りが生じた場合、第1管板によって第1流路の内反りを矯正することができる。したがって、この凝縮器では、第1流路の変形を矯正することができる。
第3発明に係る凝縮部は、第2発明の凝縮器であって、第1管板と接続部との間には、密着性向上部材が狭持されている。このため、この凝縮器では、第1凝縮部と第2凝縮部との密着性を更に向上させることができる。
第4発明に係る凝縮器は、第1発明から第3発明のいずれかの凝縮器であって、第1凝縮部は、ブロー成型によって形成されている。このため、この凝縮器では、第1凝縮部を容易に形成することができる。
第5発明に係る凝縮器は、第1発明から第4発明のいずれかの凝縮器であって、第1管板と第1流路とは、固定部材によって固定されている。このため、この凝縮器では、第1凝縮部と第2凝縮部とを固定することができる。
第6発明に係る凝縮器は、第1発明から第5発明のいずれかの凝縮器であって、第1管板と第2流路とは、異なる金属によって構成されている。このため、例えば、第1凝縮部を構成する樹脂と第2流路を構成する金属とを長時間接触させることで金属劣化が促進する等、第1凝縮部を構成する樹脂と第2流路を構成する金属との相性が悪い場合でも、第1管板を、第1凝縮部を構成する樹脂と長時間接触させても金属劣化が発生しにくいような樹脂との相性がよい金属によって構成することで、凝縮器の耐久性を向上させることができる。
第7発明に係る凝縮器は、第1発明から第6発明のいずれかの凝縮器であって、第1凝縮部は、第1流路の他に、被凝縮流体が流通する第3流路を更に有する。また、第2凝縮部は、第2管板を更に有する。第2管板は、第2流路の他端に位置しており、第2流路を固定する。また、第2流路は、第2管板を介して第3流路に接続されている。このため、被凝縮流体を、第1流路、第2流路、第3流路の順に流すことができる。したがって、この凝縮器では、樹脂製の流路と金属製の流路とを接続することができる。
第1発明に係る凝縮器では、凝縮効率を向上させ、かつ、製造コストの増加を抑えることができる。
第2発明に係る凝縮器では、第1流路の変形を矯正することができる。
第3発明に係る凝縮器では、第1凝縮部と第2凝縮部との密着性を更に向上させることができる。
第4発明に係る凝縮器では、第1凝縮部を容易に形成することができる。
第5発明に係る凝縮器では、第1凝縮部と第2凝縮部とを固定することができる。
第6発明に係る凝縮器では、耐久性を向上させることができる。
第7発明に係る凝縮器では、樹脂製の流路と金属製の流路とを接続することができる。
本発明に係る凝縮器139は、内部を流れる流体と外部を流れる流体とを熱交換させるために用いられる多管式顕熱凝縮器である。以下に、本発明の実施形態に係る凝縮器139を備える空気調和機100について図1を用いて説明する。
<空気調和機の構成>
空気調和機100は、加湿機能、除湿機能及び空気清浄機能を有しており、加湿運転時は加湿機として、除湿運転時は除湿機として、空気清浄運転時は空気清浄機として働く。また、本実施形態では、この空気調和機100は、単一機能だけでなく、同時に複数の機能を組み合わせて稼働させることができる。この複数の組み合わせとは、例えば、空気清浄機能と除湿機能との組み合わせ、および、空気清浄機能と加湿機能との組み合わせのことである。
空気調和機100は、図1に示すように、本体ケーシング10と、送風機2と、加湿ユニット4と、除湿ユニット103と、空気清浄部5と、制御部6とを備えている。また、本実施形態では、ユーザーが容易に空気調和機100を移動させることができるように、本体ケーシング10の下面(室内の床面と対向する面)に、キャスター(図示せず)が設けられている。
本体ケーシング10は、略直方体形状であり、送風機2、除湿ユニット103、加湿ユニット4、空気清浄部5および制御部6等を収容している。また、本体ケーシング10は、引き出し式の第1扉10aと、回動式の第2扉10bとを有している。
送風機2は、本体ケーシング10に収容されたとき、空気清浄部5とは反対側に配置されている。また、この空気調和機100を空気清浄部5側から視たときに、各内部部品は、空気清浄部5、除湿ユニット103、加湿ユニット4、送風機2の順で並んでいる。このため、送風機2が稼働されると、外部空気が空気清浄部5側から除湿ユニット103および加湿ユニット4を通過し送風機2に至る外部空気流A1が形成される。
制御部6は、本体ケーシング10の上部に配置されており、空気清浄部5、除湿ユニット103、加湿ユニット4および送風機2を制御する。
なお、図1では、加湿ユニット4の構成部品である、貯水容器40、気化部41および水車42が加湿ユニット4から引き出されているが、運転時には、加湿ユニット4の所定位置に配置されている。
加湿ユニット4は、運転時において、除湿ユニット103の有する第2送風機33の下方に重なるように配置されており、図2に示すように、主に、貯水容器40、水車42および気化部41を有している。
貯水容器40は、外部空気流A1を流れる空気に与える水分の水源であり、図1に示すように、本体ケーシング10に着脱可能に収容されている。具体的には、本体ケーシング10の有する引き出し式の第1扉10aが引き出されることによって、貯水容器40は本体ケーシング10の開口12から取り出される。さらに、図2に示すように、貯水容器40の内側には上部が開いている軸受40aが設けられており、この軸受40aは後述する回転軸424を回転可能に支持する。また、貯水容器40は、図1に示すように、ドレンパン40bを有している。
水車42は、図2および図3に示すように、車輪421と、車輪カバー422と、第2歯車423とを有しており、貯水容器40の内側を回転可能である。
車輪421には、図3に示すように、一方の側面から反対側の側面に向かって窪む複数の凹部421aが円を描くように形成されている。また、車輪421には、この凹部421aの開口側を覆うように、後述する車輪カバー422が組み合わされている。車輪カバー422には、台形状の孔422aが、車輪421の凹部421aと対向する位置に円を描くように形成されている。この台形状の孔422aの大きさは、凹部421aの開口の半分程度である。このため、車輪421に車輪カバー422が組み合わされたとき、凹部421aの開口は半分程度が開いた状態となる。第2歯車423は、後述する気化部41の第1歯車411と噛み合う歯車であり、回転中心には、車輪421、車輪カバー422および第2歯車423が共有する回転軸424が設けられている。この回転軸424を同軸として、第2歯車423、車輪カバー422、車輪421が順に重ねて組み合わされている。なお、この回転軸424は、上述のように、貯水容器40の軸受40aに回転可能に支持されている。このため、貯水容器40が本体ケーシング10から引き出されたときに、ユーザーは、水車42を貯水容器40から取り出して洗浄することができる。なお、貯水容器40の底面から軸受40aの軸心までの高さは、貯水容器40に溜められている水が最低水位のときであっても、水車42の最下位置にある凹部421aが水没するように設定されている。
気化部41は、供給された水を気化させる部材であり、図2に示すように、水車42に近接して配置されており、貯水容器40の満水時の水位よりも上方に配置されている。また、気化部41は、気化フィルタ44と、第1歯車411とを有しており、水車42と同様に、回転可能である。
第1歯車411は、図2に示すように、気化フィルタ44の外周縁に固定されており、駆動部43の駆動によって回転する駆動歯車431および第2歯車423と噛み合うことによって支持されている。また、駆動歯車431および第2歯車423は、第1歯車411の回転軸424よりも下方に位置し、気化部41の鉛直中心線に対して互いに反対側に位置している。
このような構成によって、加湿ユニット4では、図2に示すように、駆動部43が駆動することで、気化部41および水車42が回転する。水車42が回転することによって、凹部421aは貯水容器40の水中を順番に通過して上昇する。凹部421aが浸水すると台形状の孔422aから凹部421aの内部に水が入る。このため、凹部421aが水中から出てきたとき、凹部421aの内部は水で満たされている。そして、凹部421aが最上位置に近づくにしたがって、凹部421a内部の水が台形状の孔422aから流出し、凹部421aが最上位置を通過したときに、ほぼ全ての水が流出する。このとき、水は、流出する際に重力によってある程度の勢いが付加されているので、凹部421aと近接している気化部41の側面に向かって流出する。
さらに、本体ケーシング10の最上面には、図1に示すように、空気清浄運転、除湿運転および加湿運転を選択する選択パネル11が設けられており、この選択パネル11は制御部6と接続されている。
次に、本発明の実施形態に係る凝縮器139を有する除湿ユニット103を説明する前に、本発明が為される前の従来の除湿ユニット3について説明する。
<従来の除湿ユニットの構成>
従来の除湿ユニット3は、図4および図5に示すように、吸着素子31、ヒータ32、第2送風機33および凝縮器39を有している。
吸着素子31は、ハニカム構造体であり、ゼオライト粉末、バインダーおよび膨張剤を混合して練り上げた多孔質の材料によって円板状に成形されている。ここでいうバインダーとしては、例えば、変性PPE、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂から選択されたものである。膨張剤は、ハニカム構造体の成形時に膨張することで、無数の気泡を形成させる。このため、吸着素子31は、水分に対した高い吸着性を有している。
ヒータ32は、吸着素子31の背面側の一部に対抗して配置されている。このヒータ32は、略扇形形状であって、吸着素子31の背面側の6分の1程度を覆う位置に設けられている。
第2送風機33は、吸着素子31の上方部分から背面側に向けて突出するような形状を有している。ヒータ32と第2送風機33とは空気の流通ができるように凝縮器39の有する第1送風管34aによって連絡されている。第2送風機33が稼働することで空気流が形成され、空気は第1送付管34a内を図4の矢印で示す方向に流れる。そして、ヒータ32近傍に流れてきた空気は、そこで加熱されて高温空気となる。
凝縮器39は、図4および図5に示すように、共通送風管34と凝縮部20とを有している。なお、凝縮器39は、樹脂によって構成されている。
凝縮器39は、図4および図5に示すように、共通送風管34と凝縮部20とを有している。なお、凝縮器39は、樹脂によって構成されている。
共通送風管34は、第1共通送風管50と第2共通送風管51とを有する。第1共通送風管50は、第1送風管34aおよび第2送風管34bから構成されている。また、第2共通送風管51は、第3送風管34c、第4送風管34d、第5送風管34e、第6送風管34fおよび第7送風管34gから構成される。ヒータ32によって加熱された高温空気は、対向する吸着素子31の背面側から吸着素子31の厚み方向の正面側に向かって進み、吸着素子31の正面側に流れる。ここで、吸着素子31の領域のうち高温空気が通過した領域では、吸着素子31が高温空気によって暖められることで、保持していた水分が第2送風機33による空気流れによって放出される。このため、吸着素子31を背面側から前面側に向けて通過した空気は、吸着素子31から放出された水分を含むことにより高温高湿空気となり、第2送風管34bに進む。
第2送風管34bは、正面視において略扇型形状を呈しており、吸着素子31の一部を正面側から覆うように配置されている。また、第2送風管34bは、上述したヒータ32と共に吸着素子31の同一部分を挟むような位置に設けられ、吸着素子31の正面側の6分の1程度を覆っている。
第3送風管34cは、第2送風管34bと第4送風管34dとの空気の流通ができるように、第2送風管34bと第4送風管34dとを連絡している。
第4送風管34dは、第3送風管34cと凝縮部20との空気の流通ができるように、第3送風管34cと凝縮部20とを連絡している。具体的には、第4送風管34dは、図5に示すように、吸着素子31の厚さ方向に直交する方向(略水平方向)に延びており、吸着素子31の下方に沿うように形成されている。また、第4送風管34dの上部左側には、第3送風管34cとの接続部38が形成されている。さらに、第4送風管34dの下部は、後述する複数の凝縮管35と接続されている。なお、ここでいう「上下」および「左右」は、除湿ユニット3を正面視した場合の「上下」および「左右」を意味している。また、第4送風管34d内を流れる空気の流れ方向に対して垂直に切った第4送風管34dの断面積は、どれも略同一である。
第5送風管34eは、凝縮部20と第6送風管34fとの空気の流通ができるように、凝縮部20と第6送風管34fとを連絡している。具体的には、第5送風管34eは、図5に示すように、第4送風管34dと同様に吸着素子31の厚さ方向に直交する方向(略水平方向)に延びており、第4送風管34dの下方に第4送風管34dと対向するように配置されている。また、第5送風管34eの上部は、複数の凝縮管35と接続されている。さらに、第5送風管34eを流れる空気の流れ方向に対して垂直に切った第5送風管34eの断面積は、どれも略同一である。
第6送風管34fは、第5送風管34eと第7送風管34gとの空気の流通ができるように、第5送風管34eと第7送風管34gとを連絡している。
第7送風管34gは、第6送風管34fと第2送風機33とを連絡している。第6送風管34fを通過してきた空気は、第7送風管34gを通って第2送風機33に吸い込まれる。
凝縮部20は、図4および図5に示すように、第4送風管34dと第5送風管34eとを連絡しており、複数の凝縮管35を有している。また、凝縮管35は、第4送風管34dから第5送風管34eに鉛直方向に延びている。さらに、凝縮管35同士は、所定の間隔をあけて配置されている。このため、第3送風管34cを流れてきた高温高湿空気は、第4送風管34d内を接続部38からの距離が遠くなる方向、すなわち、除湿ユニット3の正面視において左側から右側(図4の矢印に示す方向)に向かって流れるとともに、複数の凝縮管35に分配される。また、複数の凝縮管35に分配された空気は、第5送風管34eにおいて合流して第6送風管34f内に流れる。
また、凝縮管35同士が所定の間隔をあけて配置されているため、凝縮部20には、凝縮管35同士の間に、外部空気流A1が通過する外部空気通過部35aが形成されている。
このような構成によって、凝縮器39内部を流れる高温高湿空気は、凝縮部20の凝縮管35の内壁面に接触しながら流れる。このため、凝縮器39外部を通過する外部空気は、凝縮管35内部を流れる高温高湿空気との間で熱交換を行い、互いに混ざり合うことなく、凝縮管35内部を流れる空気から熱量を奪う。したがって、凝縮管35内壁面に接触した高温高湿の空気は冷却され、凝縮管35の内壁面には結露が生じる。この結露水は、凝縮器39を下方に流れ、凝縮部20の下面を鉛直方向に貫通して設けられている排水口28を通って、ドレンパンを介して貯水容器に流れ込む。また、凝縮部20において熱交換された空気は、第2送風機33に吸い込まれる。
さらに、除湿ユニット3は、駆動モータ(図示せず)を更に有している。駆動モータは、ピニオン歯車を有している。そして、吸着素子31の外周には、ピニオン歯車と噛み合う従動歯車が設けられている。このため、駆動モータが稼働すると、ピニオン歯車と噛み合っている従動歯車に動力が伝わり、吸着素子31が回転する。そして、吸着素子31が回転しながら、本体ケーシング10に吸い込まれた外部空気が吸着素子31の一部を通過する。吸着素子31は、この空気が吸着素子31を通過する際に、通過しようとする空気中の水分を吸着して保持し、通過後の空気の水分を低減させる。そして、吸着素子31が回転を続けることで、吸着素子31のうち水分を保持している部分が、ヒータ32と対向する位置にまで移動し、加熱される。これにより水分を保持していた吸着素子31の一部は、保持していた水分をその場で放出し、ほとんど水分を保持していない状態となる。そして、吸着素子31は、回転を続けることで、新たな外部空気と接触し、この新たな外部空気から水分を吸着して保持する。このようにして、吸着素子31が回転することにより、水分の吸着と放出とを繰り返すことができる。
次に、本発明の実施形態に係る凝縮器139を有する除湿ユニット103について説明する。
<本実施形態の除湿ユニットの構成>
除湿ユニット103は、図6に示すように、吸着素子131、ヒータ132、第2送風機133、および、凝縮器139を有している。なお、この除湿ユニット103において、凝縮器139の第4送風管134d、第5送風管134eおよび凝縮部120以外の構成については、上述の従来の除湿ユニット3と同様の構成であるため説明を省略する。
また、本実施形態では、共通送風管134は、ポリプロピレンによって構成されており、ブロー成型によって形成されている。なお、本実施形態では、共通送風管134がポリプロピレンによって構成されているが、これに限定されず、他の樹脂によって構成されていてもよい。さらに、本実施形態では、第2共通送風管151および凝縮部120は、吸着素子131の径方向外側の外周空間に配置されている。具体的には、第3送風管134c、第4送風管134dおよび第7送風管134gが吸着素子131の外周縁を取り囲むように配置されている。また、第4送風管134dと凝縮部120と第5送風管134eとは、図6に示すように、吸着素子131の半径方向に沿って、第4送風管134d、凝縮部120、第5送風管134eの順に配置されている。なお、ここでいう吸着素子131の径方向外側の外周空間とは、吸着素子131の半径方向外側の空間のことである。また、ここでいう「上下」および「左右」は、除湿ユニット103を正面視した場合の「上下」および「左右」を意味している。
<第4送風管>
第4送風管134dは、第3送風管134cと凝縮部120とを連絡している。具体的には、第4送風管134dは、吸着素子131の厚さ方向に直交する方向(略水平方向)に延びており、吸着素子131の下方に沿うように形成されている。また、第4送風管134dの上部左側には第3送風管134cとの接続部138aが形成されている。
また、第4送風管134dの下部には、図7、図8および図9に示すように、第4送風管134dと凝縮部120とが組み合わされた状態で第3送風管134cと凝縮部120との空気の流通ができるように、凝縮部120の上部と接続可能な開口134hが形成されている。このようにして、第4送風管134dは、第3送風管134cと凝縮部120とを連絡している。このため、第2送風管および第3送風管134cを通過してきた高温高湿空気の略全部を抵抗なく凝縮部120に向かわせることができる。また、第4送風管134dの開口134h近傍には、後述するネジ180が挿通するネジ孔180aが設けられている。
<第5送風管>
第5送風管134eは、凝縮部120と第6送風管134fとを連絡している。具体的には、第5送風管134eは、第4送風管134dと同様に吸着素子131の厚さ方向に直交する方向(略水平方向)に延びており、第4送風管134dの下方に第4送風管134dと対向するように配置されている。また、第5送風管134eの右側部には第6送風管134fとの接続部138bが形成されている。
また、第5送風管134eの上部には、図7、図8および図9に示すように、第5送風管134eと凝縮部120とが組み合わされた状態で凝縮部120と第6送風管134fとの空気の流通ができるように、凝縮部120の下部と接続可能な開口134iが形成されている。このようにして、第5送風管134eは、凝縮部120と第6送風管134fとを連絡している。また、第5送風管134eの開口134i近傍には、後述するネジ181が挿通するネジ孔181aが設けられている。
<凝縮部>
凝縮部120は、図6、図7、図8および図9に示すように、第4送風管134dと第5送風管134eとを連絡している。このため、第4送風管134dを流れてきた高温高湿空気が、後述する複数の凝縮管135の外壁面と接触しながら第5送風管134eに導かれる。なお、このとき、第4送風管134dを流れてきた高温高湿空気が複数の複数の凝縮管135に分配されることで複数の空気流路が形成されている。また、分配された空気は、第5送風管134eにおいて合流し、第6送風管134fに導かれる。
また、凝縮部120は、図10に示すように、複数の凝縮管135と、管板136,137とを有している。
凝縮管135は、内径が8.5mmであって、鉛直方向に延びる銅製のパイプである。なお、本実施形態では、凝縮管135の内径は8.5mmであるが、これに限定されず、凝縮管135の内径が8mm以上であればよい。また、本実施形態では、凝縮管135は、銅製のパイプであるが、これに限定されず、他の金属、例えば、水による腐食防止のための表面処理が施されたアルミ等によって構成されていてもよい。
管板136,137は、凝縮管135同士が所定の間隔をあけて配置されるように、凝縮管135を固定する部材である。また、管板136,137は、凝縮管135の一端側に配置される第1管板136と、凝縮管135の他端側に配置される第2管板137とから構成される。さらに、第1管板136と第2管板137とは、対向するように配置されている。
第1管板136は、略長方形の形状を呈するステンレス鋼(SUS)製の部材である。また、第1管板136には、第1管板136の板厚方向に貫通する円形状の孔136aが複数設けられている。また、この孔136aは、図10および図11に示すように、第1管板136の長手方向において第1列孔群136bと第2列孔群136cと第3列孔群136dとの3列が設けられるように、所定のピッチ(本実施形態では、18mmの間隔)Aで配置されている。また、第1列孔群136b、第2列孔群136cおよび第3列孔群136dは、各列136b,136c,136dが第1管板136の長手方向に半ピッチだけずれて、千鳥状に配置されている。また、第1管板136と凝縮管135とは、第1管板136の孔136aが凝縮管135に貫通されて拡管処理が施されることで、固定されている。さらに、第1管板136には、後述するネジ180が挿通するネジ孔180bが設けられている。
第2管板137は、第1管板136と同様に、略長方形の形状を呈するステンレス鋼製の部材である。また、第2管板137には、第2管板137の板厚方向に貫通する円形状の孔137aが複数設けられている。また、この孔137aは、第1管板136と同様に、第2管板137の長手方向において第1列孔群137bと第2列孔群137cと第3列孔群137dとの3列が設けられるように、所定のピッチ(本実施形態では、18mmの間隔)で配置されている。また、第1列孔群137b、第2列孔群137c、および第3列孔群137dは、各列137b,137c,137dが第2管板137の長手方向に半ピッチだけずれて、千鳥状に配置されている。また、第2管板137と凝縮管135とは、第2管板137の孔137aが凝縮管135に貫通されて拡管処理が施されることで、固定されている。さらに、第2管板137には、後述するネジ181が挿通するネジ孔181bが設けられている。
なお、本実施形態では、第1管板136および第2管板137は、ステンレス鋼によって構成されているが、銅害が発生しにくいように表面処理が施された銅によって構成されていてもよい。
このような構成によって、この凝縮部120では、第1管板136と第2管板137とによって、複数の凝縮管135が固定されている。このため、凝縮部120において、凝縮管135は千鳥状に配置されている。
次に、共通送風管134と凝縮部120との固定作業について説明する。
まず、ブロー成型によって形成されている第4送風管134dの下部が、除湿ユニット103の正面視において、略水平方向よりも上方に傾斜するように切断される。これによって、第4送風管134dの下部には、第4送風管134dと凝縮部120とが組み合わされた状態で、第4送風管134dの内部空間と凝縮部120の内部空間とを連通させるための開口134hが形成される。
さらに、第5送風管134eの上部が、除湿ユニット103の正面視において、略水平方向よりも上方に傾斜するように切断される。これによって、第5送風管134eには、第5送風管134eと凝縮部120とが組み合わされた状態で、第5送風管134eの内部空間と凝縮部120の内部空間とを連通させるための開口134iが形成される。
次に、開口134hから第4送風管134dの内側にシール材184が設置される。また、開口134iから第5送風管134eの内側にシール材185が設置される。なお、シール材184,185は、ゴム等によって構成されており、図12に示すように、中央に開口184a,185aが形成されている矩形枠状のパッキンである。
そして、第1管板136が、第4送風管134dの開口134hから第4送風管134dの内側に嵌め込まれる。また、第2管板137が、第5送風管134eの開口134iから第5送風管134eの内側に嵌め込まれる。したがって、第1管板136の外周面と第4送風管134dの内面とが対向するように配置され、第2管板137の外周面と第5送風管134eの内面とが対向するように配置される。なお、ここでいう、第1管板136の外周面とは、第1管板136の上面および側面のことである。
そして、図13および図14に示すように、凝縮部120と第4送風管134dおよび第5送風管134eとが、ネジ止めによって固定される。具体的には、第4送風管134dと凝縮部120とは、ネジ180が第4送風管134dに設けられているネジ孔180a、第1管板136に設けられているネジ孔180bの順に挿通し、ネジ止めによって固定される。また、第5送風管134eと凝縮部120とは、ネジ181が第5送風管134eに設けられているネジ孔181a、第2管板137に設けられているネジ孔181bの順に挿通し、ネジ止めによって固定される。
これによって、この凝縮器139では、第1管板136の上面と第4送風管134dの内面との間にシール材184が狭持されて、凝縮部120と第4送風管134dとが固定される。また、第2管板137の上面と第5送風管134eの内面との間にシール材185が狭持されて、凝縮部120と第5送風管134eとが固定される。
なお、本実施形態では、第1管板136および第2管板137によって固定されている複数の凝縮管135のうち、第1列孔群136bと第1列孔群137bとを貫通している凝縮管135の列を第1列凝縮管群、第2列孔群136cと第2列孔群137cとを貫通している凝縮管135の列を第2列凝縮管群、第3列孔群136dと第3列孔群137dとを貫通している凝縮管135の列を第3列凝縮管群とすると、複数の凝縮管135は、凝縮部120と第4送風管134dおよび第5送風管134eとが固定された状態で、外部空気流A1に対して第1列凝縮管群、第2列凝縮管群、第3列凝縮管群の順に並んで配置される。
また、第4送風管134dの下部は、除湿ユニット103の正面視において、略水平方向よりも上方に傾斜するように切断されている。さらに、第5送風管134eの上部は、除湿ユニット103の正面視において、略水平方向よりも上方に傾斜するように切断されている。このため、図8に示すように、凝縮部120と第4送風管134dおよび第5送風管134eとが固定されている場合、凝縮部120は、第4送風管134dの下部および第5送風管134eの上部の傾斜に沿って配置されるため、鉛直方向に対して傾斜した状態となる。このとき、第1管板136および第2管板137は鉛直方向に対して傾斜した状態で配置されるため、凝縮管135は第1管板136および第2管板137の傾斜に沿って鉛直方向に対して傾斜して配置されることになる。したがって、凝縮部120と第4送風管134dのおよび第5送風管134eとが固定された状態では、凝縮管135の端面は水平面に対して傾くように、鉛直方向に対して傾斜して配置されていることになる。
なお、本実施形態では、第4送風管134dの下部および第5送風管134eの上部は、凝縮部120と第4送風管134dおよび第5送風管134eとが固定された状態において複数の凝縮管135のうちの接続部138aとの距離が最も近い凝縮管135(図7において最も左側に位置する凝縮管135)の傾斜が、第3送風管134cから第4送風管134dに流れる空気の流れ方向(例えば、接続部138aにおける空気の流れ方向)に沿うように切断される。
さらに、図8に示すように、凝縮部120と第4送風管134dとが固定された状態では、第4送風管134dの内部空間は、接続部138aからの距離が近い内部空間S1が、接続部138aからの距離が遠い内部空間S2よりも大きくなる。したがって、凝縮器139内部を流れる空気の流れ方向に対して垂直に切った第4送風管134dの断面積は、第3送風管134cからの距離が近いほど大きくなっている。
また、凝縮部120と第5送風管134eとが固定された状態では、第5送風管134eの内部空間は、接続部138bからの距離が近い内部空間S4が、接続部138bからの距離が遠い内部空間S3よりも大きくなる。したがって、この凝縮器139内部を流れる空気の流れ方向に対して垂直に切った第5送風管134eの断面積は、第6送風管134fからの距離が近いほど大きくなっている。
このような構成によって、凝縮器139内部を流れる高温高湿空気は、凝縮器139の内壁面に接触しながら流れる。このため、凝縮器139外部を通過する外部空気は、凝縮器139内部を流れる高温高湿空気との間で熱交換を行い、互いに混ざり合うことなく、凝縮器139内部、主に、凝縮管135内部を流れる空気から熱量を奪う。したがって、凝縮管135内壁面に接触した高温高湿の空気は冷却され、凝縮管135の内壁面には結露が生じる。この結露水は、凝縮部120を下方に流れ、第5送風管134eの下側に設けられている排水部(図6、図7および図8参照)122を通じて、ドレンパン40bを介して貯水容器40に流れ込む。
また、凝縮器139を流れる空気の一部は、除湿ユニット103内を循環している。具体的には、凝縮管135から第5送風管134eに流出した空気は、第6送風管134fおよび第7送風管134gを介して第2送風機133に送られ、再び、第2送風機133から第1送風管、第2送風管、第3送風管134cおよび第4送風管134dを介して凝縮管135へ送られる。
<特徴>
(1)
従来より、被凝縮流体の流れる流路と流路外部を流れる凝縮流体との間で熱交換を行わせることで、被凝縮流体を凝縮する樹脂製の凝縮器がある。
例えば、特開平11−304389号公報に開示されている凝縮器は、ブロー成型によって形成されており、上部水平管と、下部水平管と、複数の被凝縮流体通過管(流路に相当)とを備えている。この凝縮器には、隣接する被凝縮流体通過管の間に、熱交換される凝縮流体を通過させるための空間部が設けられている。この凝縮器では、上部水平管に流れ込んだ被凝縮流体が、複数の被凝縮流体通過管を通過し、下部水平管に流れる。このとき、被凝縮流体通過管を流れる被凝縮流体と空間部を通過する流体との間で熱交換が行われる。このような構成によって、この凝縮器では、被凝縮流体を凝縮している。
ところで、凝縮効率を向上させるために、凝縮器において主に被凝縮流体の凝縮が行われる部分を樹脂よりも熱交換効率のよい金属によって構成することが考えられる。例えば、上述の凝縮器では、主に被凝縮流体が凝縮される複数の被凝縮流体通過管を金属によって構成することが考えられる。
しかしながら、上部水平管および下部水平管が樹脂によって構成され、被凝縮流体通過管が金属によって構成される場合、上部水平管および下部水平管の成形時、反りや樹脂の収縮が発生することで、成形品が変形するおそれがある。このため、樹脂製の上部水平管および下部水平管と金属製の被凝縮流体通過管とを固定する際に、固定作業が困難になるおそれがある。また、成形品の変形を矯正するために、矯正板を別部材として用いることも考えられるが、凝縮器の製造コストが増加する要因となる。
そこで、上記実施形態では、凝縮器139が、樹脂製の共通送風管134と、金属製の凝縮部120とを備えている。また、凝縮部120は、熱伝導率の高い銅製の凝縮管135を有している。このため、凝縮器が樹脂によって構成されている場合と比較して、熱交換効率を向上させることができる。
これによって、凝縮効率を向上させることができている。
また、上記実施形態では、共通送風管134は、ブロー成型によって形成されている。このため、この凝縮器139では、共通送風管134を容易に形成することができる。
しかしながら、開口を形成するためにブロー成型によって形成された成形品を切断すると、成形品の内側方向に向かって凸状に反る内反りが生じることがある。上記実施形態では、凝縮部120と第4送風管134dとの接続部である第4送風管134dの開口134hは、第4送風管134dの下部が切断されることによって形成されている。さらに、凝縮部120と第5送風管134eとの接合部である第5送風管134eの開口134iは、第5送風管134eの上部が切断されることによって形成されている。このため、第4送風管134dおよび第5送風管134eに内反りが生じて、図15に示すように、開口134h,134i周縁が、内側方向(図15において矢印で示す方向)Pに湾曲する場合がある。
そこで、上記実施形態では、金属製の第1管板136が、樹脂製の第4送風管134dに設けられている開口134hから第4送風管134dの内側に嵌め込まれる。また、金属製の第2管板137が、樹脂製の第5送風管134eに設けられている開口134iから第5送風管134eの内側に嵌め込まれる。このため、第1管板136および第2管板137によって開口134h,134iの変形を矯正することができる。したがって、補強板等の別部材を使用しなくても、第4送風管134dおよび第5送風管134eの変形を矯正し、かつ、開口134h,134iの形状を維持することができる。
これによって、製造コストの増加を抑えることができている。
さらに、第1管板136および第2管板137の外周面と第4送風管134dおよび第5送風管134eの内面とを対向させることによって、開口134h,134iの変形を矯正しているため、共通送風管134と凝縮部120との密着性を向上させることができる。このため、凝縮器139内部を流れる空気が、共通送風管134と凝縮部120との接合部から凝縮器139外部に漏出し難くすることができる。
これによって、凝縮効率を向上させることができている。
(2)
上記実施形態では、第1管板136の上面と第4送風管134dの内面との間にシール材184が狭持されて、凝縮部120と第4送風管134dとが固定される。また、第2管板137の上面と第5送風管134eの内面との間にシール材185が狭持されて、凝縮部120と第5送風管134eとが固定される。このため、共通送風管134と、凝縮部120との密着性を向上させることができる。したがって、凝縮器139内部を流れる空気が、共通送風管134と凝縮部120との接合部から凝縮器139外部に漏出するおそれを減らすことができる。
これによって、凝縮効率を向上させることができている。
(3)
上記実施形態では、凝縮部120と第4送風管134dおよび第5送風管134eとが、ネジ止めによって固定される。このため、この凝縮器139では、作業者が、ネジ180,181によって、凝縮部120と共通送風管134とを容易に固定することができる。
(4)
上記実施形態では、凝縮管135と第4送風管134dとは第1管板136を介して接続されており、凝縮管135と第5送風管134eとは第2管板137を介して接続されている。また、第1管板136および第2管板137は、ステンレス鋼製の部材であり、第4送風管134dおよび第5送風管134eはポリプロピレンによって構成されている。
銅は、ステンレス鋼よりも熱伝導率が高い性質がある。しかしながら、銅は、ポリプロピレンと接触した状態で高温になると劣化が促進される銅害が発生するおそれがある。
上記実施形態では、ポリプロピレンによって構成される第4送風管134dおよび第5送風管134eと、ステンレス鋼製の第1管板136および第2管板137とがそれぞれ接続されている。このため、第1管板および第2管板が銅製である場合と比較して、銅害が発生するおそれを減らすことができる。
これによって、凝縮器139の耐久性を向上させることができている。
本発明の凝縮器は、凝縮効率を向上させ、かつ、製造コストの増加を抑えることができるため、除湿機、または、空気調和機への適用が有効である。
本発明の実施形態に係る凝縮器を備える空気調和機の外観斜視図。 加湿ユニットの斜視図(ドレンパンは省略)。 水車の分解図。 従来の除湿ユニットの斜視図。 従来の除湿ユニットの正面図。 本発明の実施形態に係る凝縮器を備える除湿ユニットの概略正面図。 本発明の実施形態に係る凝縮器の正面図(第1送風管および第2送風管は省略)。 第4送風管、凝縮部、および、第5送風管の概略断面図(外部空気流に直交する方向の断面図)。 本発明の実施形態に係る凝縮器の外観斜視図(第1送風管および第2送風管は省略)。 凝縮部の斜視図。 凝縮部の平面図。 シール材の平面図。 第4送風管、凝縮部、および、第5送風管の概略断面図(外部空気流に平行な方向の断面図;図7のXIII-XIII断面に相当)。 第4送風管および凝縮部の概略断面図(外部空気流に平行な方向の断面図;図7のXIV-XIV断面に相当)。 第4送風管および第5送風管の切断面を開口側から見た図。
符号の説明
120 凝縮部(第2凝縮部)
134 共通送風管(第1凝縮部)
134d 第4送風管(第1流路)
134e 第5送風管(第3流路)
134h 開口(接続部)
135 凝縮管(第2流路)
136 第1管板
137 第2管板
139 凝縮器
180 ネジ(固定部材)
184 シール材(密閉性向上部材)

Claims (7)

  1. 内部を流れる被凝縮流体と外部を流れる凝縮流体との間で熱交換を行う凝縮器であって、
    前記被凝縮流体が流通する第1流路(134d)を有する樹脂製の第1凝縮部(134)と、
    前記被凝縮流体が流通する第2流路(135)と、前記第2流路の一端に位置し前記第2流路を固定する第1管板(136)とを有する金属製の第2凝縮部(120)と、を備え、
    前記第2流路は、前記第1管板を介して前記第1流路に接続されている、
    凝縮器(139)。
  2. 前記第1流路は、前記第2流路と接続される接続部(134h)を有し、
    前記第1管板の外周面は、前記接続部の内面と対向するように配置されている、
    請求項1に記載の凝縮器。
  3. 前記第1管板と前記接続部との間には、密閉性向上部材(184)が狭持されている、
    請求項2に記載の凝縮器。
  4. 前記第1凝縮部は、ブロー成型によって形成されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の凝縮器。
  5. 前記第1管板と前記第1流路とは、固定部材(180)によって固定されている、
    請求項1から4のいずれかに記載の凝縮器。
  6. 前記第1管板と前記第2流路とは、異なる金属によって構成されている、
    請求項1また5のいずれかに記載の凝縮器。
  7. 前記第1凝縮部は、前記第1流路の他に、前記被凝縮流体が流通する第3流路(134e)を更に有し、
    前記第2凝縮部は、前記第2流路の他端に位置し前記第2流路を固定する第2管板(137)を更に有し、
    前記第2流路は、前記第2管板を介して前記第3流路に接続されている、
    請求項1から6のいずれかに記載の凝縮器。
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