JP4404151B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、空気調和機、特に除湿および加湿の両機能を有する空気調和機に関する。
近年、除湿機能と加湿機能とを一台に持たせた空気調和機が広く普及している。代表的なものとして、蒸気圧縮式冷凍サイクルを利用したもの(例えば、特許文献1参照)、吸着素子を利用したもの(例えば、特許文献2参照)が挙げられる。
特許文献1に記載の空気調和機は、除湿運転時は蒸発器で空気中の水分を結露させて除湿し、加湿運転時は貯水タンクの水を加熱して加湿している。また、特許文献2に記載の空気調和機は、回転する円板状の吸着素子を有しており、除湿運転時はその吸着素子に空気中の水分を吸着させて除湿し、加湿運転時はその吸着素子に温風を当て水分を放出させて加湿している。
特開平6−307677号公報 特開平11−241838号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の空気調和機は、除湿時の空気流路と加湿時の空気流路とをそれぞれ別に設けなければならないので、空気調和機の構造が複雑で大型になる。
本発明の課題は、少なくとも除湿機能と加湿機能とを有する小型の空気調和機を提供することにある。
第1発明に係る空気調和機は、送風機と、除湿ユニットと、加湿ユニットと、空気清浄部とを備えている。送風機は、室内から内部に空気を吸い込ませ、空気調和後の空気を室内に戻す。除湿ユニットは、水分を吸着する吸着素子を回転させながら送風機によって流れる空気から水分を吸着して所定容器に貯える。加湿ユニットは、水を気化させる気化素子に貯水容器から水を供給し、その気化素子を回転させながら水を気化させる。空気清浄部は、送風機によって流れる空気を濾過する。除湿ユニットは、ヒータと、第2送風機と、熱交換部とを有している。第2送風機は、ヒータによって温度上昇した高温空気を吸着素子の一部分に当ててその吸着素子から水分を放出させる。熱交換部は、高温空気が第2送風機によって内部を流れ、高温空気と送風機によって外部を流れる空気との間で熱交換を行わせる。熱交換部と吸着素子とは送風機によって流れる空気の流れ方向と垂直な方向に並んで平坦領域を形成している。加湿ユニットは、回転しながら貯水容器の水を汲み上げて気化素子へ給水する水車を有している。送風機によって流れる空気の流れ方向と垂直な気化素子の平坦領域が、除湿ユニットの平坦領域と厚み方向に重なるように並べられ、水車が回転軸を吸着素子及び気化素子それぞれの回転軸と並行にして、吸着素子と気化素子との間に配置されている。除湿運転時に送風機によって流れる空気が除湿される除湿領域は、加湿運転時に送風機によって流れる空気が加湿される加湿領域よりも上流に位置している。空気清浄運転時に送風機によって流れる空気が清浄される空気清浄領域は、除湿領域よりも上流に位置している。除湿ユニットが吸着した水分を貯える所定容器は、貯水容器であって、送風機によって流れる空気の流れ方向を切替えることなく、且つ貯水容器の仕様を切替えることなく、除湿運転と加湿運転とを切替えることができる。
この空気調和機では、空気流路を切り替える必要がないので、風路構成が簡素となり小型となる。さらに、加湿運転から除湿運転に切替えられたときに、除湿された空気が加湿ユニットに残留している水分を乾燥させるので、カビや異臭の発生が防止される。さらに、清浄された空気が除湿又は加湿されるので、除湿ユニットおよび加湿ユニットへの埃や臭いの付着が抑制される。また、除湿によって発生した水を加湿に利用することによって、貯水容器への水補給が自動的に行なわれるので、加湿運転の持続可能時間が伸びる。さらに、吸着素子が熱交換部から空気の流れ方向に突出せず薄型であり、且つ、吸着素子、水車、および気化素子の3つの回転体が軸を並行にしているので、層状に配置することが可能となり、空気調和機の厚み方向の寸法増大が抑制される。
第2発明に係る空気調和機は、第1発明に係る空気調和機であって、除湿ユニットと加湿ユニットとを制御する制御部をさらに備えている。制御部は、除湿ユニットの吸着素子に水分の吸着を行わせず、ヒータ及び第2送風機を機能させて、送風機により熱交換部の外部を流れている空気を暖め、さらに加湿ユニットも稼働させる暖房加湿運転モード、を実行可能であり、その暖房加湿運転モードを実行させる選択部を有している。
この空気調和機では、加湿ユニットが除湿ユニットの下流にあるので、除湿ユニットの加熱手段を熱源として暖房を行ないながら室内を加湿することができる。
第1発明に係る空気調和機では、空気流路を切り替える必要がないので、風路構成が簡素となり小型となる。さらに、吸着素子が熱交換部から空気の流れ方向に突出せず薄型であり、且つ、吸着素子、水車、および気化素子の3つの回転体が軸を並行にしているので、層状に配置することが可能となり、空気調和機の厚み方向の寸法増大が抑制される。
第2発明に係る空気調和機では、加湿ユニットが除湿ユニットの下流にあるので、除湿ユニットの加熱手段を熱源として暖房を行ないながら室内を加湿することができる。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<空気調和機の構成>
本発明の一実施形態に係る空気調和機は、除湿機能、加湿機能及び空気清浄機能を有しており、除湿運転時は除湿機として、加湿運転時は加湿機として、空気清浄運転時は空気清浄機として働く。また、本実施形態では、単一機能だけでなく、同時に複数の機能を組合せて稼働させることができる。例えば、空気清浄機能と除湿機能との組合せ、空気清浄機能と加湿機能との組合せ、及び除湿機能と加湿機能との組合せである。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和機の斜視図である。図1において、空気調和機1では、送風機2、除湿ユニット3、加湿ユニット4、空気清浄部5及び制御部6が、本体10に収納されている。本実施形態では、ユーザーが容易に空気調和機1を移動させることができるように、本体10の下面(室内の床面と対向する面)に、キャスター(図示せず)が設けられている。
送風機2は、本体10に対して空気清浄部5と反対側に位置しており、空気清浄部5側から視たとき、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4、送風機2の順で並んでいる。送風機2が稼働しているとき、空気が空気清浄部5側から吸い込まれて、除湿ユニット3を通過した後に加湿ユニット4を通過し送風機2に至る空気風路Aが形成される。制御部6は、本体10の上部に配置されおり、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4及び送風機2を個別に制御することができる。
図2は、除湿ユニット及び加湿ユニットの斜視図である。図2において、手前側に位置するのが除湿ユニット3であり、奥側に位置するのが加湿ユニット4である。図1、図2において、加湿ユニット4の構成部品である貯水容器40、気化素子41及び水車42が加湿ユニット4から飛び出しているが、正規状態では加湿ユニット4の所定位置に配置されている。
<除湿ユニット>
図3は、除湿ユニットの斜視図である。図3において、除湿ユニット3は、吸着素子31、ヒータ32、第2送風機33、送風管34及び熱交換部35を有している。吸着素子31は、ハニカム構造体であり、ゼオライト粉末、バインダー及び膨張剤を混合して練り上げた材料によって円板状で多孔質に成形されている。バインダーは、例えば、変性PPE、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂から選択される。膨張剤は、ハニカム構造体の成形時に膨張し無数の気泡を形成する。このため、吸着素子31は、水分に対して高い吸着性を有している。
ヒータ32は、空気流路Aに対して吸着素子31の下流側の側面と対向する場所に配置されており、吸着素子31の側面の6分の1程度を覆うことができる扇形の取付部材によって取り付けられている。
第2送風機33は、吸着素子31の上方から空気流路Aに対して吸着素子31の下流側へ突出するように取り付けられている。ヒータ32と第2送風機33とは空気の流通ができるように第1送風管34aによって連絡されている。第2送風機33の稼働によって発生する空気は、第1送風管34aを通ってヒータ32に至り、そこで加熱されて高温空気となる。
送風管34は、第1送風管34a、第2送風管34b、第3送風管34c及び第4送風管34dから成る。ヒータ32によって加熱された高温空気は、対向する吸着素子31の側面から吸着素子31の厚み方向に沿って進み、反対側の側面から出てくる。吸着素子31の高温空気が通過した領域は、高温空気に加熱されて水分を高温空気へ放出する。
吸着素子31を通過した高温空気は、高温高湿空気となって第2送風管34bに入る。第2送風管34bは、吸着素子31を通過してきた高温高湿空気を完全に回収できるように、空気流路Aに対して吸着素子31の上流側の側面を覆うように配置されている。第2送風管34bは、外形が扇形であって、側面の6分の1程度を覆っている。
第3送風管34cは、第2送風管34bから流れてくる高温高湿空気を、吸着素子31の径方向外側の外周に沿って流す。第3送風管34cには、空気流路Aと同じ方向に貫通する複数の長孔35aが設けられており、空気流路Aを流れる空気がその長孔35aを通過する。第3送風管34cを流れる高温高湿空気は、長孔35aの壁面に接触しながら流れているので、長孔35aを通過する空気は、高温高湿空気から熱量を奪う。このため、長孔35aの壁面に接触した高温高湿空気は冷却され、長孔35aの壁面は結露する。結露水は、所定の出口を通過して後述の貯水容器40へ入る。
第4送風管34dは、第3送風管34cと第2送風機33とを連絡している。第3送風管34cを流れる高温高湿空気は、複数の長孔35aの壁面に接触して熱量と水分を奪われた後に、第4送風管34dを通って第2送風機33に吸い込まれる。
長孔35aは、吸着素子31の径方向外側を囲むように設けられており、複数の長孔35aが熱交換部35を形成している。除湿ユニット3は、厚み方向の寸法がほぼ同じ値に設定された平坦領域3aが形成されており、第3送風管34cと熱交換部35とは、この平坦領域3aに含まれる。
図4は、除湿ユニットをヒータ側から視た正面図である。図4において、除湿ユニット3は、駆動モータ36をさらに有している。駆動モータ36は、ピニオン歯車361を有しており、吸着素子31の外周には、ピニオン歯車361と噛み合う従動歯車311が設けられている。駆動モータ36が稼働している間、吸着素子31は回転しており、空気流路Aを通過する空気と接触して水分を吸着し、ヒータ32と対向する位置でその水分を放出し、再び空気流路Aを通過する空気と接触する。このため、吸着素子31は、水分の吸着と放出を繰り返すことができる。
図1において、本体10の最上面には、空気清浄運転、除湿運転および加湿運転を選択する選択パネル11が設けられており、制御部6と接続されている。選択パネル11には、吸着素子31の回転と停止とを選択できる選択ボタン37が含まれており、除湿運転時に選択ボタン37をオフにすると、吸着素子31の回転が停止し、除湿されなくなる。このとき、ヒータ32と第2送風機33は稼働しているので、高温空気は送風管34内を循環する。このため、空気流路Aを流れる空気は、熱交換部35を通過するときに暖められるので、小規模な暖房が行なわれる。このときに加湿ユニット4を同時に稼働させることによって、暖房加湿運転が行なわれる。なお、本実施形態では、制御部6に予め暖房加湿運転モードが設定されており、選択パネル11から暖房加湿運転を選択できるようにしている。
<加湿ユニット>
図5は、加湿ユニットの斜視図である。図5において、加湿ユニット4は、貯水容器40、気化素子41、水車42及び駆動部43を有している。貯水容器40は、空気流路Aを通る空気に与える水分の水源であり、本体1に脱着可能に収納されている。貯水容器40内の水が不足している場合は、ユーザーによって本体10の引き出し口から引き出されて、水が補充される。なお、本実施形態の空気調和機においては、除湿ユニット3で捕獲された水を貯水容器40に貯めて、水の補充の回数を低減している。
気化素子41は、不織布で円板状に成形され、回転することによって貯水容器40から送られてくる水を蒸発させる気化部材である。気化素子41は外周に第1歯車411を有しており、第1歯車411は駆動部43によって回転する。気化素子41は、貯水容器40の満水時の水位よりも上方に配置されているので、貯水容器40内の水とは直接接触していない。
図6は、図5の空気流れの下流側から視た加湿ユニットの斜視図である。図6において、水車42は、貯水容器40に回転可能に支持されており、貯水容器40内の水を汲み上げて気化素子41に向って放出する。加湿ユニット4の厚み方向の寸法を小さくするため、気化素子41と水車42は、回転の軸を並行にし、互いに近接して対向している。
したがって、水車42は側面で水を汲み上げ側面から気化素子41の側面に向って放出する必要があり、水車42の側面の外周近傍には、台形上の開口を有する複数の凹部421aが設けられている。
図7は、水車の分解斜視図である。図7において、水車42は、車輪421、車輪カバー422及び第2歯車423から成る。車輪421には、一方の側面から反対側の側面に向って窪んだ複数の凹部421aが円周を描くように形成されている。そして、凹部421aの開口側を覆うように、車輪421に車輪カバー422が組み合わされている。
車輪カバー422には、台形上の孔422aが車輪421の凹部421aと対向する位置に円周を描くように形成されている。孔422aの大きさは、凹部421aの開口の半分程度であるので、車輪421に車輪カバー422が組み合わされたとき、凹部421aの開口の半分程度が開いた状態となる。
第2歯車423は、気化素子41の第1歯車411と噛み合う歯車であり、回転の中心には、車輪421、車輪カバー422および第2歯車423が共有する回転軸424が設けられている。回転軸424を同軸として、第2歯車423、車輪カバー422、車輪421が順に重ねて組み合わされている。
水車42は、回転することによって、凹部421aが順番に貯水容器40の水中を通過して上昇してくる。凹部421aが浸水したとき、孔422aから凹部421aの内部へ水が入るので、水中から出てきた凹部421aの内部は水で満たされている。
凹部421aが最上位置に近づくにしたがって、凹部421a内の水は孔422aから流出し、最上位置を通過したときにほぼ全ての水が流出する。水は、流出する際に重力によってある程度の勢いが付加されているので、凹部421aと近接している気化素子41の側面に向って流出する。
図6において、回転軸424は、貯水容器40の軸受40aに回転可能に支持されており、貯水容器40の底面から軸受40aの軸芯までの高さは、水車42が配置されたときに貯水容器40が最低水位のときであっても、水車42の最下位置にある凹部421aが水没するように設定されている。
また、軸受40aは、上半分が開いているので、貯水容器40が本体10から引き出されたときに、ユーザーは水車42を貯水容器40から取り出して洗浄することができる。
図8は、除湿ユニットと加湿ユニットとが組み合わされた状態の斜視図である。図8において、加湿ユニット4は、除湿ユニット3の第2送風機33の下方に、重なるように配置されている。加湿ユニット4の気化素子41は、除湿ユニット3の吸着素子31及び図8では不可視の熱交換部35と対向している。そして、水車42は、気化素子41と熱交換部35とで挟まれるように配置されている。
図1で示したように、貯水容器40は、引き出し式の第1扉10aを引き出すことによって本体10の引き出し口12から取り出すことができ、気化素子41は、回転式の第2扉10bを開けることによって、本体10の引き出し口13から取り出すことができる。これによって、ユーザーは、貯水容器40を取り出して、水の補給および水車42の洗浄を行うことができ、気化素子41を取り出して交換することもできる。
なお、貯水容器40内の水の過不足は、第1扉10aに設けれた窓部10cから目視によって確認することができる。本実施形態では、窓部10cは矩形状の孔であり、この孔に貯水容器40に予め形成されている凸部40c(図6参照)が嵌合している。ユーザーは、窓部10cの孔から凸部40cに映る水位を目視することができる。
図5、図6で示すように、気化素子41は、本体10からの取り出しを容易にするために、回転軸を突出させない形状に成形されている。このため、気化素子41は、第1歯車411が駆動歯車431及び第2歯車423と噛み合うことによって支持されている。第1歯車411が、安定した姿勢を維持するために、駆動歯車431及び第2歯車423は、第1歯車411の回転軸よりも下方に位置し、且つ気化素子41の鉛直中心線に対して互いに反対側に位置している。このため、気化素子41は、軸支持されていなくても、安定して回転することができ、本体10から取り出されるときには、突出する軸がないので、本体10内部に引っ掛かることなく容易に取り出される。
貯水容器40を本体10から取り出したときに、気化素子41から落下してくる水をどう処理するかが問題となる。本実施形態では、図8に示すように、気化素子41の下方に、水受け容器44が設けられている。水受け容器44は、支持枠4bの下方に遥動可能に支持されており、遥動の中心となる遥動軸44bに対して気化素子41側には、水を下方に流すための注ぎ口44aを有し、遥動軸44bに対して駆動部43側には、水を一時的に貯える予備容器44cを有している。
水受け容器44は、気化素子41が正規位置にあるときは、注ぎ口44aを下方に向けて水を貯水容器40に流し、気化素子41が取り出されたときは、注ぎ口44aを上方に向けて、気化素子41から落下してきた水を予備容器44cに貯めている。
<特徴>
(1)
空気調和機1では、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4及び送風機2の順に並べて配置されている。送風機2が稼働すると、空気が空気清浄部5から送風機2に向って流れる空気流路Aが形成される。空気流路の方向が切替えられることなく、除湿運転と加湿運転とが切替えられるので、風路構成が簡素で小型である。空気流路Aに対して、上流から空気清浄領域、除湿領域、加湿領域の順に並んでいるので、清浄された空気が除湿又は加湿され、除湿ユニット3および加湿ユニット4への埃や臭いの付着が抑制される。また、加湿運転から除湿運転に切替えられたときに、除湿された空気が加湿ユニット4に残留している水分を乾燥させるので、カビや異臭の発生が防止される。
(2)
空気調和機1では、制御部6が、除湿ユニット3のヒータ32と加湿ユニット4とを同時に稼働させる暖房加湿運転モードを有しているので、除湿ユニット3のヒータ32を熱源として暖房を行ないながら室内を加湿することができる。
(3)
空気調和機1では、除湿によって発生した水を貯水容器40に貯めるので、貯水容器40への水補給が自動的に行なわれ、加湿運転の持続可能時間が伸びる。
(4)
空気調和機1では、加湿ユニット4の水車42は、回転軸を吸着素子31および気化素子41それぞれの回転軸と並行にして、吸着素子31と気化素子41との間に配置されている。吸着素子31は除湿ユニット3の平坦領域3aに収納され、気化素子41は加湿ユニット4の平坦領域4aに収納されている。除湿ユニット3の熱交換部35も、除湿ユニット3の平坦領域3aに収納され、吸着素子の外周を囲むように配置されている。このため厚み方向の寸法増大が抑制されている。
<他の実施形態>
上述の実施形態では、空気流路Aに対して除湿領域が加湿領域の上流に位置しているが、除湿領域が、加湿領域よりも下流に位置してもよい。これによって、加湿運転から除湿運転に切替えられたときに、加湿ユニット4を通過する空気が、加湿ユニット4に残留する水分を吸収した場合でも、その空気は、除湿ユニット3を通過するので確実に除湿された空気を放出することができる。
また、加湿領域と除湿領域とが並列に位置してもよい。これによって、除湿運転及び加湿運転を同時に行なうことができるので、例えば、加湿された空気で室内湿度を制御しながら、除湿された空気を室内のガラス窓側へ吹き出してガラスの結露を防止することができる。
以上のように、本発明によれば、除湿機能と加湿機能と有する空気調和機を小型にできるので、卓上の多機能空気調和機として有用である。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の斜視図。 除湿ユニット及び加湿ユニットの斜視図。 除湿ユニットの斜視図。 除湿ユニットをヒータ側から視た正面図。 加湿ユニットの斜視図。 図5の空気流れの下流側から視た加湿ユニットの斜視図。 水車の分解斜視図。 除湿ユニットと加湿ユニットとが組み合わされた状態の斜視図。
1 空気調和機
2 送風機
3 除湿ユニット
3a 平坦領域
4 加湿ユニット
4a 平坦領域
5 空気清浄部
6 制御部
31 吸着素子(捕水手段)
32 ヒータ(加熱手段)
33 第2送風機(熱交換手段)
34 送風管(熱交換手段)
35 熱交換部(熱交換手段)
40 貯水容器
41 気化素子
42 水車

Claims (2)

  1. 室内から内部に空気を吸い込ませ、空気調和後の前記空気を室内に戻す送風機(2)と、
    水分を吸着する吸着素子(31)を回転させながら前記送風機(2)によって流れる前記空気から水分を吸着して所定容器に貯え除湿ユニット(3)と、
    水を気化させる気化素子(41)に貯水容器(40)から水を供給し、前記気化素子(41)を回転させながら前記水を気化させ加湿ユニット(4)と、
    前記送風機(2)によって流れる前記空気を濾過す空気清浄部(5)と、
    を備え、
    前記除湿ユニット(3)は、
    ヒータ(32)と、
    前記ヒータ(32)によって温度上昇した高温空気を前記吸着素子(31)の一部分に当てて前記吸着素子(31)から水分を放出させる第2送風機(33)と、
    前記高温空気が前記第2送風機(33)によって内部を流れ、前記高温空気と前記送風機(2)によって外部を流れる前記空気との間で熱交換を行わせる、熱交換部(35)と、
    を有し、前記熱交換部(35)と前記吸着素子(31)とが前記送風機(2)によって流れる前記空気の流れ方向と垂直な方向に並んで平坦領域(3a)を形成しており、
    前記加湿ユニット(4)は、回転しながら前記貯水容器(40)の水を汲み上げて前記気化素子(41)へ給水する水車(42)を有し、前記送風機(2)によって流れる前記空気の流れ方向と垂直な前記気化素子(41)の平坦領域(4a)が、前記除湿ユニット(3)の平坦領域(3a)と厚み方向に重なるように並べられ、前記水車(42)が回転軸を前記吸着素子(31)及び前記気化素子(41)それぞれの回転軸と並行にして、前記吸着素子(31)と前記気化素子(41)との間に配置されており、
    前記除湿運転時に前記送風機(2)によって流れる前記空気が除湿される除湿領域は、前記加湿運転時に前記送風機(2)によって流れる前記空気が加湿される加湿領域よりも上流に位置し、
    前記空気清浄運転時に前記送風機(2)によって流れる前記空気が清浄される空気清浄領域が、前記除湿領域よりも上流に位置し、
    前記除湿ユニット(3)が吸着した前記水分を貯える前記所定容器は、前記貯水容器(40)であって、前記送風機(2)によって流れる前記空気の流れ方向を切替えることなく、且つ前記貯水容器(40)の仕様を切替えることなく、前記除湿運転と前記加湿運転とを切替えることができる
    空気調和機(1)。
  2. 前記除湿ユニット(3)と前記加湿ユニット(4)とを制御する制御部(6)をさらに備え、
    前記制御部(6)は、
    前記除湿ユニット(3)の前記吸着素子(31)に水分の吸着を行わせず、前記ヒータ(32)及び前記第2送風機(33)を機能させて前記送風機(2)により前記熱交換部(35)の外部を流れている前記空気を暖め、さらに前記加湿ユニット(4)も稼働させる暖房加湿運転モード、
    を実行可能であり、
    前記暖房加湿運転モードを実行させる選択部(37)を有している
    請求項に記載の空気調和機(1)。
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