JP2009300071A - 凝縮器 - Google Patents

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Abstract

【課題】通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる凝縮器の提供。
【解決手段】凝縮器39は、外部空気との間で熱交換を行う凝縮器であって、第1凝縮部35と第2凝縮部36とを備えている。第1凝縮部35は、流体が流通する複数の第1空気流路35bを有している。第2凝縮部36は、流体が流通する複数の第2空気流路36bを有している。また、第1凝縮部35と第2凝縮部36とは、外部空気の通過方向に並んで配置される。さらに、第1空気流路35bおよび第2空気流路36bは、それぞれの内部を流通する流体の単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差が小さくなるように、配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、凝縮器に関する。
従来より、複数の流路内部を流れる空気と流路外部を流れる流体との間で熱交換を行わせることで、空気中の水分を凝縮させて空気を除湿する凝縮器が知られている。このような凝縮器には、空気中の水分の凝縮効率を向上させるために、流路の肉厚を薄くし、流路外部を流れる流体との熱交換効率を高めているものがある。しかしながら、流路の肉厚を薄くすることによって、流路外部を流れる流体の圧力等によって、流路が狭くなるおそれがある。
そこで、特許文献1(特開2002−79039号公報)に開示されている凝縮器は、連結通路管(流路に相当)内を通過する空気を除湿するために、連結通路管の外部に配置され内部を冷却流体が流れる除湿素子本体と、連結通路管の内面側または外面側に配置され連結通路管内を通過する空気の通路を維持するための通路維持手段とを備えている。この凝縮器では、通路維持手段を備えることによって、連結通路管内部を通る多湿空気の圧力、または、除湿素子本体の内部を通る冷却流体の圧力に変化があった場合でも、連結通路管の内部や除湿素子本体の内部を通る流体の通路が狭くなるおそれを減らしている。このため、連結通路管の肉厚を薄くすることができ、連結通路管内部を流れる空気との熱交換効率を高めることができる。これによって、凝縮効率を向上させている。
ところで、特許文献1に開示されている凝縮器には、凝縮効率を向上させるために、通路維持手段が設けられている。
そこで、本発明の課題は、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる凝縮器を提供することにある。
第1発明に係る凝縮器は、外部空気との間で熱交換を行う凝縮器であって、第1凝縮部と第2凝縮部とを備えている。第1凝縮部は、流体が流通する複数の第1流路を有している。第2凝縮部は、流体が流通する複数の第2流路を有している。また、第1凝縮部と第2凝縮部とは、外部空気の通過方向に並んで配置される。さらに、第1流路および第2流路は、それぞれの内部を流通する流体の単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差が小さくなるように、配置されている、および/または、形成されている。
従来の凝縮器では、凝縮効率を向上させるために、流路が狭くなりにくくするための通路維持手段を設けることによって流路の肉厚を薄くし、流路内部を流れる流体と流路外部を流れる冷却流体との熱交換効率を高めている。
これに対して、第1発明に係る凝縮器では、第1凝縮部と第2凝縮部とが、外部空気の通過方向に並んで配置されている。また、第1凝縮部および第2凝縮部がそれぞれ有する第1流路および第2流路は、それぞれの内部を流通する流体の単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差が小さくなるように、配置されている、および/または、形成されている。このため、例えば、第2流路よりも第1流路内部を流通する流体の単位流量当たりの外部空気との熱交換量が大きい場合と比較して、第1流路よりも外部空気の通過方向の下流側に位置する第2流路において、第2流路内部を流れる流体が凝縮温度に到達し難くなるおそれを減らすことができる。したがって、第2流路における熱交換効率を向上させることができる。
これによって、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる。
第2発明に係る凝縮器は、第1発明の凝縮器であって、複数の第1流路は、外部空気の通過方向に直交する方向に延びる第1直線上に並ぶように配置されている。また、複数の第2流路は、第1直線と平行な第2直線上に並ぶように配置されている。このため、第1流路および第2流路は、通過する外部空気と効率よく接触することができる。
これによって、熱交換効率を向上させることができる。
第3発明に係る凝縮器は、第1発明または第2発明の凝縮器であって、第1流路の流路面積は、第2流路の流路面積よりも大きい。このため、第2流路よりも第1流路における圧力損失が小さくなり、第1流路内部を流れる流体の流量が第2流路内部を流れる流体の流量よりも多くなる。また、第2流路は第1流路よりも外部空気の通過方向の下流側に配置されているため、それぞれの流路を流れる流体とそれぞれの流路と接触する外部空気との温度差は、第2流路の方が第1流路よりも小さくなる。したがって、外部空気との温度差が第2流路よりも大きい第1流路における流体の凝縮量を増やすことができる。また、外部空気との温度差が第1流路よりも小さい第2流路において、第2流路内部を流れる流体を凝縮温度に到達させやすくすることができる。
これによって、第1流路と第2流路との単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができる。
第4発明に係る凝縮器は、第1発明から第3発明のいずれかの凝縮器であって、第1流路および第2流路は、それぞれの内部を流通する流体の流速を調整する流路調整部を有する。例えば、流路調整部によって流速が調整されることで、第1流路内部を流れる流体の流量が第2流路内部を流れる流体の流量よりも多くなった場合、第1流路における圧力損失は第2流路における圧力損失よりも小さくなる。このため、第1流路内部を流れる流体の流量が第2流路内部を流れる流体の流量よりも多くなる。また、第2流路は第1流路よりも外部空気の通過方向の下流側に配置されているため、それぞれの流路を流れる流体とそれぞれの流路と接触する外部空気との温度差は、第2流路の方が第1流路よりも小さくなる。したがって、外部空気との温度差が第2流路よりも大きい第1流路における流体の凝縮量を増やすことができる。また、外部空気との温度差が第1流路よりも小さい第2流路において、第2流路内部を流れる流体を凝縮温度に到達させやすくすることができる。
これによって、第1流路と第2流路との単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができる。
第5発明に係る凝縮器は、第2発明の凝縮器であって、第1流路同士の間隔は、第2流路同士の間隔よりも大きい。このため、例えば、第1流路同士と、第2流路同士とが等しい間隔になるように配置されている場合と比較して、第1凝縮部における熱交換量と第2凝縮部における熱交換量との差を小さくすることができる。
これによって、熱交換効率を向上させることができる。
第6発明に係る凝縮器は、第1発明から第5発明のいずれかの凝縮器であって、第1流路および第2流路は、樹脂によって構成されている。このため、第1流路および第2流路が金属によって構成される場合と比較して、軽量化することができる。
第7発明に係る凝縮器は、第1発明から第5発明のいずれかの凝縮器であって、第1流路および第2流路は、金属によって構成されている。このため、第1流路および第2流路が樹脂によって構成される場合と比較して、熱交換効率を向上させることができる。
これによって、凝縮効率を向上させることができる。
第8発明に係る凝縮器は、第1発明から第5発明のいずれかの凝縮器であって、第1流路と第2流路とは、伝熱性能の異なる材料によって構成されている。このため、例えば、第2流路を、第1流路を構成する材料よりも熱伝性能の高い材料で構成した場合、第1流路の熱交換効率よりも第2流路の熱交換効率を向上させることができる。したがって、外部空気流の下流側に位置する第2流路における熱交換量と、第1流路における熱交換量との差を小さくすることができる。
これによって、第1流路と第2流路とにおける単位流量当たりの熱交換量の差を小さくし、かつ、熱交換率を向上させることができる。
第9発明に係る凝縮器は、外部空気との間で熱交換を行う凝縮器であって、第1凝縮部と、第2凝縮部とを備えている。第1凝縮部は、複数の第1流路を有する。第1流路には、流体が流通する。第2凝縮部は、複数の第2流路を有する。第2流路には、流体が流通する。また、第2凝縮部は、第1凝縮部と外部空気の通過方向に並んで配置される。さらに、第1流路の流路面積は、第2流路の流路面積よりも大きくなるように形成されている。
第9発明に係る凝縮器では、第1流路の流路面積が第2流路の流路面積よりも大きくなるように形成されている。このため、第2流路よりも第1流路における圧力損失が小さくなり、第1流路内部を流れる流体の流量が第2流路内部を流れる流体の流量よりも多くなる。また、第2流路は第1流路よりも外部空気の通過方向の下流側に配置されているため、それぞれの流路を流れる流体とそれぞれの流路と接触する外部空気との温度差は、第2流路の方が第1流路よりも小さくなる。したがって、外部空気との温度差が第2流路よりも大きい第1流路における流体の凝縮量を増やすことができる。また、外部空気との温度差が第1流路よりも小さい第2流路において、第2流路内部を流れる流体を凝縮温度に到達させやすくすることができる。
これによって、第1流路と第2流路との単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができるため、通路維持手段を設けなくても凝縮効率を向上させることができる。
第10発明に係る凝縮器は、外部空気との間で熱交換を行う凝縮器であって、第1凝縮部と第2凝縮部とを備えている。第1凝縮部は、複数の第1流路を有する。第1流路には、流体が流通する。第2凝縮部は、複数の第2流路を有する。第2流路には、流体が流通する。また、第2凝縮部は、第1凝縮部と外部空気の通過方向に並んで配置される。さらに、第2流路は、内部を流通する流体の流速が第1流路よりも遅くなるように、流体の流速を調整する流路調整部を含む。
第10発明に係る凝縮器では、第2流路には、第1流路よりも流体の流速が遅くなるように内部を流れる流体の流速を調整する流路調整部が含まれる。例えば、流路調整部によって流速が調整されることで、第1流路内部を流れる流体の流量が第2流路内部を流れる流体の流量よりも多くなった場合、第1流路における圧力損失は第2流路における圧力損失よりも小さくなる。このため、第1流路内部を流れる流体の流量が第2流路内部を流れる流体の流量よりも多くなる。また、第2流路は第1流路よりも外部空気の通過方向の下流側に配置されているため、それぞれの流路を流れる流体とそれぞれの流路と接触する外部空気との温度差は、第2流路の方が第1流路よりも小さくなる。したがって、外部空気との温度差が第2流路よりも大きい第1流路における流体の凝縮量を増やすことができる。また、外部空気との温度差が第1流路よりも小さい第2流路において、第2流路内部を流れる流体を凝縮温度に到達させやすくすることができる。
これによって、第1流路と第2流路との単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができるため、通路維持手段を設けなくても凝縮効率を向上させることができる。
第11発明に係る凝縮器は、外部空気との間で熱交換を行う凝縮器であって、第1凝縮部と第2凝縮部とを備えている。第1凝縮部は、複数の第1流路を有する。第1流路には、流体が流通する。第2凝縮部は、複数の第2流路を有する。第2流路には、流体が流通する。また、第2凝縮部は、第1凝縮部と外部空気の通過方向に並んで配置される。さらに、第1流路同士の間隔は、第2流路同士の間隔よりも大きくなるように配置されている。
第11発明に係る凝縮器では、第1流路同士の間隔が、第2流路同士の間隔よりも大きくなるように配置されている。このため、例えば、第1流路同士と、第2流路同士とが等しい間隔になるように配置されている場合と比較して、第1凝縮部における熱交換量と第2凝縮部における熱交換量との差を小さくすることができる。したがって、熱交換効率を向上させることができる。
これによって、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる。
第1発明に係る凝縮器では、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる。
第2発明に係る凝縮器では、熱交換効率を向上させることができる。
第3発明に係る凝縮器では、第1流路と第2流路との単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができる。
第4発明に係る凝縮器では、第1流路と第2流路との単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができる。
第5発明に係る凝縮器では、熱交換効率を向上させることができる。
第6発明に係る凝縮器では、軽量化することができる。
第7発明に係る凝縮器では、凝縮効率を向上させることができる。
第8発明に係る凝縮器では、第1流路と第2流路とにおける単位流量当たりの熱交換量の差を小さくし、かつ、熱交換率を向上させることができる。
第9発明に係る凝縮器では、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる。
第10発明に係る凝縮器では、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる。
第11発明に係る凝縮器では、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る凝縮器を備える空気調和機の斜視図。 加湿ユニットの斜視図。 水車の分解斜視図。 除湿ユニットの斜視図。 凝縮器本体の下面図。 第1凝縮部の概念図。 本発明の実施形態に係る凝縮器の空気流路の断面図。 従来の凝縮器の空気流路の断面図。 本発明の変形例(B)における空気流路の断面図。 本発明の変形例(B)における空気流路の断面図。 本発明の変形例(C)における空気流路の断面図。
本発明の実施形態に係る凝縮器39を備える空気調和機1の外観斜視図を図1に示す。この空気調和機1は、加湿機能、除湿機能及び空気清浄機能を有しており、加湿運転時は加湿機として、除湿運転時は除湿機として、空気清浄運転時は空気清浄機として働く。また、本実施形態では、この空気調和機1は、単一機能だけでなく、同時に複数の機能を組み合わせて稼働させることができる。この複数の組み合わせとは、例えば、空気清浄機能と除湿機能との組み合わせ、および、空気清浄機能と加湿機能との組み合わせのことである。
<空気調和機の構成>
空気調和機1は、図1に示すように、本体ケーシング10と、送風機2と、除湿ユニット3と、加湿ユニット4と、空気清浄部5と、制御部6とを備えている。また、本実施形態では、ユーザーが容易に空気調和機1を移動させることができるように、本体ケーシング10の下面(室内の床面と対向する面)に、キャスター(図示せず)が設けられている。
本体ケーシング10は、略直方体形状であり、送風機2、除湿ユニット3、加湿ユニット4、空気清浄部5および制御部6等を収容している。また、本体ケーシング10は、引き出し式の第1扉10aと、回動式の第2扉10bとを有している。
送風機2は、本体ケーシング10に収容されたとき、空気清浄部5とは反対側に配置されている。また、この空気調和機1を空気清浄部5側から視たときに、各内部部品は、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4、送風機2の順で並んでいる。このため、送風機2が稼働されると、外部空気が空気清浄部5側から除湿ユニット3および加湿ユニット4を通過し送風機2に至る外部空気流A1が形成される。
制御部6は、本体ケーシング10の上部に配置されており、空気清浄部5、除湿ユニット3、加湿ユニット4および送風機2を制御する。
なお、図1では、加湿ユニット4の構成部品である、貯水容器40、気化部41および水車42が加湿ユニット4から引き出されているが、運転時には、加湿ユニット4の所定位置に配置されている。
加湿ユニット4は、運転時において、除湿ユニット3の有する第2送風機33の下方に重なるように配置されており、図2に示すように、主に、貯水容器40、水車42および気化部41を有している。
貯水容器40は、外部空気流A1を流れる空気に与える水分の水源であり、図1に示すように、本体ケーシング10に着脱可能に収容されている。具体的には、本体ケーシング10の有する引き出し式の第1扉10aが引き出されることによって、貯水容器40は本体ケーシング10の開口12から取り出される。さらに、図2に示すように、貯水容器40の内側には上部が開いている軸受40aが設けられており、この軸受40aは後述する回転軸424を回転可能に支持する。また、貯水容器40は、図1に示すように、ドレンパン40bを有している。
水車42は、図2および図3に示すように、車輪421と、車輪カバー422と、第2歯車423とを有しており、鉛直方向を含む面内で貯水容器40の内側を回転可能である。
車輪421には、図3に示すように、一方の側面から反対側の側面に向かって窪む複数の凹部421aが円を描くように形成されている。また、車輪421には、この凹部421aの開口側を覆うように、後述する車輪カバー422が組み合わされている。車輪カバー422には、台形状の孔422aが、車輪421の凹部421aと対向する位置に円を描くように形成されている。この台形状の孔422aの大きさは、凹部421aの開口の半分程度である。このため、車輪421に車輪カバー422が組み合わされたとき、凹部421aの開口は半分程度が開いた状態となる。第2歯車423は、後述する気化部41の第1歯車411と噛み合う歯車であり、回転中心には、車輪421、車輪カバー422および第2歯車423が共有する回転軸424が設けられている。この回転軸424を同軸として、第2歯車423、車輪カバー422、車輪421が順に重ねて組み合わされている。なお、この回転軸424は、上述のように、貯水容器40の軸受40aに回転可能に支持されている。このため、ユーザーは、貯水容器40が本体ケーシング10から引き出されたときに、水車42を貯水容器40から取り出して洗浄することができる。なお、貯水容器40の底面から軸受40aの軸心までの高さは、貯水容器40に溜められている水が最低水位のときであっても、水車42の最下位置にある凹部421aが水没するように設定されている。
気化部41は、供給された水を気化させる部材であり、図2に示すように、水車42に近接して配置されており、貯水容器40の満水時の水位よりも上方に配置されている。また、気化部41は、気化フィルタ44と、第1歯車411とを有しており、水車42と同様に、鉛直方向を含む面内で回転可能である。
第1歯車411は、図2に示すように、気化フィルタ44の外周縁に固定されており、駆動部43の駆動によって回転する駆動歯車431および第2歯車423と噛み合うことによって支持されている。また、駆動歯車431および第2歯車423は、第1歯車411の回転軸424よりも下方に位置し、気化部41の鉛直中心線に対して互いに反対側に位置している。
このような構成によって、加湿ユニット4では、図2に示すように、駆動部43が駆動することで、気化部41および水車42が鉛直方向を含む面内を回転する。水車42が回転することによって、凹部421aは貯水容器40の水中を順番に通過して上昇する。凹部421aが浸水すると台形状の孔422aから凹部421aの内部に水が入る。このため、凹部421aが水中から出てきたとき、凹部421aの内部は水で満たされている。そして、凹部421aが最上位置に近づくにしたがって、凹部421a内部の水が台形状の孔422aから流出し、凹部421aが最上位置を通過したときに、ほぼ全ての水が流出する。このとき、水は、流出する際に重力によってある程度の勢いが付加されているので、凹部421aと近接している気化部41の側面に向かって流出する。
さらに、本体ケーシング10の最上面には、図1に示すように、空気清浄運転、除湿運転および加湿運転を選択する選択パネル11が設けられており、この選択パネル11は制御部6と接続されている。
以下、除湿ユニットについて図を用いて説明する。
<除湿ユニット>
除湿ユニット3は、図4に示すように、吸着素子31、ヒータ32、第2送風機33、凝縮器39および排水口38(図6参照)を有している。
吸着素子31は、ハニカム構造体であり、ゼオライト粉末、バインダーおよび膨張剤を混合して練り上げた多孔質の材料によって円板状に成形されている。ここでいうバインダーとしては、例えば、変性PPE、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂から選択されたものである。膨張剤は、ハニカム構造体の成形時に膨張することで、無数の気泡を形成させる。このため、吸着素子31は、水分に対した高い吸着性を有している。
ヒータ32は、吸着素子31の背面側の一部に対抗して配置されている。このヒータ32は、略扇形形状であって、吸着素子31の背面側の6分の1程度を覆う位置に設けられている。
第2送風機33は、吸着素子31の上方部分から背面側に向けて突出するような形状を有している。ヒータ32と第2送風機33とは空気の流通ができるように凝縮器39の有する第1送風管34aによって連絡されている。第2送風機33が稼働することで空気流が形成され、空気は第1送付管34a内を矢印で図示する方向に流れる。そして、ヒータ32近傍に流れてきた空気は、そこで加熱されて高温空気となる。
凝縮器39は、図4および図5に示すように、共通送風管34a,34b,34c,34dおよび凝縮器本体30を有している。なお、凝縮器39は、樹脂によって構成されている。
共通送風管34a,34b,34c,34dは、図4に示すように、第1送風管34a、第2送風管34b、第3送風管34cおよび第4送風管34dから構成される。ヒータ32によって加熱された高温空気は、対向する吸着素子31の背面側から吸着素子31の厚み方向の正面側に向かって進み、吸着素子31の正面側に流れる。ここで、吸着素子31の領域のうち高温空気が通過した領域では、吸着素子31が高温空気によって暖められることで、保持していた水分が、第2送風機33による空気流れによって放出される。吸着素子31を背面側から前面側に向けて通過した空気は、吸着素子31から放出された水分を含むことにより、高温高湿空気となり、第2送風管34bに進む。第2送風管34bは、吸着素子31の一部を正面側から覆うようにして形成された扇型形状部を含む。扇型形状部は、外形が正面視略扇型であって、上述したヒータ32と共に吸着素子31の同一部分を挟むような位置に設けられ、吸着素子31の正面側の6分の1程度を覆っている。このため、第2送風管34bは、吸着素子31を通過してきた高温高湿空気の略全部を抵抗なく凝縮器本体30に向かわせることができる。
第3送風管34cは、図4に示すように、凝縮器本体30と第4送風管34dとの空気の流通ができるように、凝縮器本体30と第4送風管34dとを連絡している。なお、第3送風管34cと凝縮器本体30とは、図5および図6に示すように、第3送風管34cが、後述する第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37のそれぞれが有する凝縮後空気流路35c,36c,37cと接続されている。このため、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37のそれぞれが有する凝縮後空気流路35c,36c,37cを流れている水分を奪われた空気は、第3送風管34c内部で合流し、この合流した空気が第4送風管34dへと導かれる。
第4送風管34dは、第3送風管34cと第2送風機33とを連絡している。第3送風管34cを通過してきた空気は、第4送風管34dを通って第2送風機33に吸い込まれる。
凝縮器本体30は、ブロー成型によって成型される第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37から構成される。また、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37は、図4および図5に示すように、外部空気の通過方向である外部空気流A1に対して並んで配置されている。言い換えると、第3凝縮部37は、第2凝縮部36よりも外部空気流A1の下流側に配置されており、第2凝縮部36は第1凝縮部35よりも外部空気流A1の下流側に配置されている。さらに、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37は、図7Aに示すように、第1凝縮部35の有する第1空気流路35b内部を流通する流体、第2凝縮部36の有する第2空気流路36b内部を流通する流体、および、第3凝縮部37の有する第3空気流路37b内部を流通する流体における単位流量当たりの外部空気とのそれぞれの熱交換量の差が小さくなるように、それぞれ所定の間隔(ここでは5mm)S1をあけて配置されている。なお、本実施形態では、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37は、第1空気流路35b内部を流通する流体、第2空気流路36b内部を流通する流体、および、第3空気流路37b内部を流通する流体における単位流量当たりの外部空気とのそれぞれの熱交換量が等しくなるように、それぞれ所定の間隔S1をあけて配置されている。なお、従来の凝縮器では、図7Bに示すように、それぞれの凝縮部135,136,137同士が所定の間隔(ここでは2mm)S2をあけて配置されている。このため、図7Aに示す本実施形態における第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37は、従来の凝縮部135,136,137と比較して、それぞれの間隔が大きくなるように配置されている。なお、凝縮部35,36,37の構成は、同一であるので、第1凝縮部35の構成のみを以下に説明する。
第1凝縮部35は、第1凝縮部35の概念図である図6に示すように、第1凝縮前空気流路35aと、第1空気流路35bと、第1凝縮後空気流路35cとを有する。第1凝縮前空気流路35aは、第2送風管34bと接続されている。また、第1凝縮後空気流路35cは、上述のように第3送風管34cと接続されている。さらに、複数の第1空気流路35bは、一直線上に配置されており、上端が第1凝縮前空気流路35aと下端が第1凝縮後空気流路35cと接続されている。このため、第2送風管34bを流れてきた高温高湿空気の一部が、第1凝縮前空気流路35aに流れ、複数の第1空気流路35bから第1凝縮後空気流路35cを通って、第3送風管34cに流れる。また、図4において説明すると、第2送風管34bから流れてくる高温高湿空気の一部が、第1凝縮前空気流路35aを通って、吸着素子31の経方向外側に沿って正面視右側に導かれつつ、接続されている複数の第1空気流路35bに分配される。そして、複数の第1空気流路35bに分配された空気は、第1凝縮後空気流路35cにおいて合流し、第3送風管34cに導かれる。
また、第1空気流路35bの断面形状は略直方体形状(ここでは、長辺w1が10mm、短辺w2が8mm)を呈しており、その肉厚t1が1±0.3mm程度となるように平滑に設けられている。さらに、第1空気流路35b同士は、所定の間隔(ここでは6mm)w3で配置されている。このため、第1凝縮部35を正面視した場合、図6に示すように、第1凝縮部35には、外部空気流A1と直交する方向に貫通する複数の第1開口35dが存在する。この複数の第1開口35dは、外部空気の通過する外部空気流A1の一部となっている。また、第1空気流路35bを流れる高温高湿空気は、第1空気流路35bの内壁面に接触しながら流れている。このため、第1空気流路35bと第1空気流路35bとの間の第1開口35dを通過する外部空気は、第1空気流路35bの内部を流れる高温高湿空気との間で熱交換を行い、互いに混ざり合うことなく、第1空気流路35b内部を流れる空気から熱量を奪う。したがって、第1空気流路35bの内壁面に接触した高温高湿の空気は冷却され、第1空気流路35bの内壁面には結露が生じる。この結露水は、第1空気流路35b内部を下方に流れ落ち、鉛直方向に貫通した排水口38(図6参照)を通じて、ドレンパン40bを介して貯水容器40へ流れ込む。なお、第1凝縮部35においては、第2送風機33によって、第2送風管34bから第1凝縮前空気流路35aに向かう方向に空気流が生成されており、かつ、第1凝縮後空気流路35cから第3送風管34cに向かう方向に空気流が生成されている。このため、第2送風管34bから流れてくる空気は、第1凝縮前空気流路35aから第1空気流路35bそれぞれに均一に分配される。
また、除湿ユニット3は、駆動モータ(図示せず)を更に有している。駆動モータは、ピニオン歯車を有している。そして、吸着素子31の外周には、ピニオン歯車と噛み合う従動歯車が設けられている。このため、駆動モータが稼働すると、ピニオン歯車と噛み合っている従動歯車に動力が伝わり、吸着素子31が回転する。そして、吸着素子31が回転しながら、本体ケーシング10に吸い込まれた空気が外部空気流A1を通過することで、吸着素子31の一部を通過する。吸着素子31は、この空気が吸着素子31を通過する際に、通過しようとする空気中の水分を吸着して保持し、通過後の空気の水分を低減させる。そして、吸着素子31が回転を続けることで、吸着素子31のうち水分を保持している部分が、ヒータ32と対向する位置にまで移動し、加熱される。これにより水分を保持していた吸着素子31の一部は、保持していた水分をその場で放出し、ほとんど水分を保持していない状態となる。そして、吸着素子31は、回転を続けることで、外部空気流A1を通過してくる新たな空気と接触し、この新たな空気から水分を吸着して保持する。このようにして、吸着素子31が回転することにより、水分の吸着と放出とを繰り返すことができる。
<特徴>
(1)
従来より、複数の流路内部を流れる空気と流路外部を流れる流体との間で熱交換を行わせることで、空気中の水分を凝縮させて空気を除湿することができる凝縮器が知られている。このような凝縮器には、空気中の水分の凝縮効率を向上させるために、流路の肉厚を薄くし、流路外部を流れる流体との熱交換効率を高めているものがある。例えば、特開2002−79039号公報に開示されている凝縮器では、連結通路管内を通過する空気を除湿するために、連結通路管の外部に冷却流体を流す除湿素子本体と、連結通路管の内面側または外面側に通路を維持するための通路維持手段とを備えている。この凝縮器では、通路維持手段を備えることによって、連結通路管内部を通る多湿空気の圧力、または、除湿素子本体の内部を通る冷却流体の圧力に変化があった場合でも、連結通路管の内部や除湿素子本体の内部を通る流体の通路が狭くなるおそれを減らしている。このため、連結通路管の肉厚を薄くすることができ、連結通路管内部を流れる空気との熱交換効率を高めることができる。これによって、凝縮効率を向上させている。
ところで、この凝縮器には、凝縮効率を向上させるために、通路維持手段が設けられている。
そこで、上記実施形態では、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37が、第1凝縮部35の有する第1空気流路35b内部を流通する流体、第2凝縮部36の有する第2空気流路36b内部を流通する流体、および、第3凝縮部37の有する第3空気流路37b内部を流通する流体における単位流量当たりの外部空気とのそれぞれの熱交換量が等しくなるように、配置されている。このため、例えば、第2空気流路および第3空気流路よりも第1空気流路内部を流通する流体の単位流量当たりの外部空気との熱交換量が大きい場合と比較して、第2空気流路36bおよび第3空気流路37bにおいて、それぞれの空気流路36b、37bを流れる流体が凝縮温度に到達し難くなるおそれを減らすことができる。したがって、第2空気流路36bおよび第3空気流路37bにおける熱交換効率を向上させることができる。
これによって、通路維持手段を設けなくても、凝縮効率を向上させることができている。
また、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37は、外部空気流A1に対して並んで配置されているため、第1空気流路35b、第2空気流路36bおよび第3空気流路37bは、通過する外部空気と効率よく接触することができる。これによって、熱交換効率を向上させることができている。
(2)
上記実施形態では、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37は、それぞれ所定の間隔(本実施形態では5mm)S1をあけて配置されている。このため、凝縮部135,136,137がそれぞれ所定の間隔(ここでは2mm)S2をあけて配置されている従来の凝縮器と比較して、第2凝縮部36の有する第2空気流路36b、および、第3凝縮部37の有する第3空気流路37bにおける外部空気との接触面積を大きくすることができる。
これによって、熱交換効率を向上させることができている。
(3)
上記実施形態では、凝縮器39は、樹脂によって構成されている。このため、凝縮器39が金属によって構成させる場合と比較して、軽量化することができる。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、空気流路35b,36b,37b表面は平滑に設けられているが、第1空気流路のみ、または、第1空気流路および第2空気流路における外部空気と接触する表面を凹凸状に設けてもよい。凝縮部において、凹凸状の表面を形成することによって、外部空気との接触面積が大きくすることができ、熱交換効率を向上させることができる。
(B)
上記実施形態では、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37がそれぞれ同様の構成である。このため、第1凝縮部35、第2凝縮部36および第3凝縮部37のそれぞれが有する空気流路35b,36b、37bは、同様の構成である。
これに代えて、それぞれの空気流路が、空気流路内部を流通する流体の単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差が小さくなるように、形成されていてもよい。
例えば、図8に示すように、空気流路435b,436b,437bにおいて、それぞれの空気流路435b,436b,437b内部を流れる流体の流速が異なるように、流路調整部436e,437eが設けられていてもよい。具体的には、第1空気流路435b、第2空気流路436b、第3空気流路437bの順に流速が遅くなるように、第2凝縮前空気流路と第2空気流路436bとの接続部分、および、第3凝縮前空気流路と第3空気流路437bとの接続部分にオリフィス等の流路調整部436e,437eが設けられている。このため、空気流路435b,436b,437b内部を流れる流体の流量は、第1空気流路435b、第2空気流路436b、第3空気流路437bの順で小さくなる。また、空気流路435b,436b,437bは、図8に示すように、外部空気流A1の通過方向に対して、第1空気流路435b、第2空気流路436b、第3空気流路437bの順に配置されている。このため、それぞれの空気流路435b,436b,437b内部を流れる流体とそれぞれの空気流路435b,436b,437bと接触する外部空気との温度差は、第1空気流路435bが第2空気流路436bよりも大きく、第2空気流路436bが第3空気流路437bよりも大きくなる。したがって、第2空気流路436bおよび第3空気流路437bよりも外部空気との温度差の大きい第1空気流路435b内部を流れる流体の凝縮量を多くすることができる。また、外部空気流A1において下流側に位置する第2空気流路436bおよび第3空気流路437bにおいて、内部を流れる流体が凝縮温度に到達しやすくすることができる。
これによって、それぞれの空気流路435b,436b,437bにおける単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができる。
なお、図8において、符号435は第1凝縮部を示し、符号436は第2凝縮部を示し、符号437は第3凝縮部を示している。
また、例えば、それぞれの空気流路の流路面積が等しい場合、外部空気流A1の上流側に位置する第1空気流路における熱交換量が、第1空気流路よりも外部空気流A1の下流側に位置する第2空気流路および第3空気流路における熱交換量よりも大きくなることによって、第2空気流路および第3空気流路内部を流れる流体が凝縮温度に到達せず、第2空気流路および第3空気流路内部を流れる流体の凝縮が不十分になるおそれがある。
そこで、それぞれの空気流路内部535b,536b,537bを流れる流体の流量が異なるように、空気流路が形成されていてもよい。例えば、図9に示すように、第1空気流路535b、第2空気流路536bおよび第3空気流路537bの順に流路面積が小さくなるように、それぞれの空気流路535b,536b,537bが形成されている場合、それぞれの空気流路535b,536b,537b内部を流れる流体の流量は、第1空気流路535b、第2空気流路536b、第3空気流路537bの順に小さくなる。したがって、第2空気流路536bおよび第3空気流路537bよりも外部空気との温度差の大きい第1空気流路535bにおける流体の凝縮量を多くすることができる。また、外部空気流A1において下流側に位置する第2空気流路536bおよび第3空気流路537b内部を流れる流体を凝縮温度に到達させやすくすることができる。
これによって、それぞれの空気流路535b,536b,537bにおける単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差を小さくすることができる。
なお、図9において、符号535は第1凝縮部を示し、符号536は第2凝縮部を示し、符号537は第3凝縮部を示している。
(C)
上記実施形態では、第1空気流路35b同士、第2空気流路36b同士、および第3空気流路37b同士は、それぞれ所定の間隔(本実施形態では6mm)w3で配置されている。
これに代えて、空気流路内部を流通する流体の単位流量当たりの外部空気との熱交換量の差が小さくなるように、各凝縮部におけるそれぞれの流路同士の間隔が、各凝縮部によって異なるように配置にされてもよい。
例えば、図10に示すように、第1空気流路635b、第2空気流路636b、第3空気流路637bの順にそれぞれの空気流路635b,636b,637b同士の間隔が大きくなるように、凝縮部635,636,637が形成されている場合には、それぞれの凝縮部635,636,637の有する空気流路635b,636b,637bそれぞれの面積の和が、第1空気流路635b、第2空気流路636b、第3空気流路637bの順で小さくなる。このため、それぞれの凝縮部635,636,637における熱交換量の差を小さくすることができる。
これによって、熱交換効率を向上させることができる。
(D)
上記実施形態では、凝縮器39が樹脂によって構成されているため、空気流路35b,36b,37bは樹脂によって形成されている。
これに代えて、凝縮器本体における熱交換効率を更に向上させるために、空気流路が他の材料によって形成されていてもよい。
例えば、空気流路が金属(例えば、アルミ等)によって形成されている凝縮器では、空気流路が樹脂によって形成されている場合と比較して、凝縮部における熱交換効率を向上させることができる。
また、例えば、第1空気流路および第2空気流路を樹脂によって形成し、第3空気流路を熱伝性能の高い金属等によって形成してもよい。このような構成にすることによって、外部空気流A1の下流側に位置する第3空気流路における熱交換量と、第1空気流路における熱交換量との差を小さくすることができる。
これによって、それぞれの凝縮器における熱交換率を向上させることができる。
本発明は、凝縮効率を向上させることができるため、凝縮器への適用が有効である。
39 凝縮器
436b 第2空気流路(第1流路)
436 第2凝縮部(第1凝縮部)
437 第3凝縮部(第2凝縮部)
437b 第3空気流路(第2流路)
35,535,635 第1凝縮部
35b,435b,535b,635b 第1空気流路(第1流路)
36,536,636 第2凝縮部
36b,536b,636b 第2空気流路(第2流路)
436e,437e 流路調整部
特開2002−79039号公報

Claims (11)

  1. 外部空気(A1)との間で熱交換を行う凝縮器であって、
    流体が流通する複数の第1流路(35b,436b,535b,635b)を有する第1凝縮部(35,436,535,635)と、
    前記流体が流通する複数の第2流路(36b,437b,536b,636b)を有し、前記第1凝縮部と前記外部空気の通過方向に並んで配置される第2凝縮部(36,437,536,636)と、を備え、
    前記第1流路および前記第2流路は、それぞれの内部を流通する前記流体の単位流量当たりの前記外部空気との熱交換量の差が小さくなるように、配置されている、および/または、形成されている、
    凝縮器(39)。
  2. 複数の前記第1流路は、前記外部空気の通過方向に直交する方向に延びる第1直線上に並ぶように配置されており、
    複数の前記第2流路は、前記第1直線と平行な第2直線上に並ぶように配置されている、
    請求項1に記載の凝縮器。
  3. 前記第1流路の流路面積は、前記第2流路の流路面積よりも大きい、
    請求項1または2に記載の凝縮器。
  4. 前記第1流路および前記第2流路は、それぞれの内部を流通する前記流体の流速を調整する流路調整部(436e,437e)を有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の凝縮器。
  5. 前記第1流路同士の間隔は、前記第2流路同士の間隔よりも大きい、
    請求項2に記載の凝縮器。
  6. 前記第1流路および前記第2流路は、樹脂によって構成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の凝縮器。
  7. 前記第1流路および前記第2流路は、金属によって構成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の凝縮器。
  8. 前記第1流路と前記第2流路とは、伝熱性能の異なる材料によって構成されている、
    請求項1から5のいずれかに記載の凝縮器。
  9. 外部空気(A1)との間で熱交換を行う凝縮器であって、
    流体が流通する複数の第1流路(535b)を有する第1凝縮部(535)と、
    前記流体が流通する複数の第2流路(536b)を有し、前記第1凝縮部と前記外部空気の通過方向に並んで配置される第2凝縮部(536)と、を備え、
    前記第1流路の流路面積は、前記第2流路の流路面積よりも大きくなるように形成されている、
    凝縮器。
  10. 外部空気(A1)との間で熱交換を行う凝縮器であって、
    流体が流通する複数の第1流路(436b)を有する第1凝縮部(436)と、
    前記流体が流通する複数の第2流路(437b)を有し、前記第1凝縮部と前記外部空気の通過方向に並んで配置される第2凝縮部(437)と、を備え、
    前記第2流路は、内部を流通する前記流体の流速が前記第1流路よりも遅くなるように前記流体の流速を調整する流路調整部(437e)を含む、
    凝縮器。
  11. 外部空気(A1)との間で熱交換を行う凝縮器であって、
    流体が流通する複数の第1流路(635b)を有する第1凝縮部(635)と、
    前記流体が流通する複数の第2流路(636b)を有し、前記第1凝縮部と前記外部空気の通過方向に並んで配置される第2凝縮部(636)と、を備え、
    前記第1流路同士の間隔は、前記第2流路同士の間隔よりも大きくなるように配置されている、
    凝縮器。
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