JP2009002580A - 加湿装置と空気調和機 - Google Patents

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Koji Wada
宏二 和田
Hideaki Suzuki
秀明 鈴木
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東芝キヤリア株式会社
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Abstract

【課題】本発明は、結露水と接する部位に銅材を用いて、自然的に結露水へ銅イオンが溶け出し、結露水中に存在する細菌や雑菌類を殺菌し、衛生的な室内の加湿を行う加湿装置と、この加湿装置を備えた空気調和機を提供する。
【解決手段】屋外に設置され外気中に含まれる水分を吸着して結露水に換え室内で蒸発させて室内を加湿する加湿装置Kであり、吸着回転体7は外気を導いて外気中の水分を吸着し、水分吸着部分を高温とすることで吸着した水分を空気中に放出させ、凝縮用熱交換器8は吸着回転体から放出される水分を含む空気を内部に流通させる管路8aを備え、管路を冷却して管路内に流通する空気中の水分を凝縮させて結露水を得られ、水搬送路1は凝縮用熱交換器で得られた結露水を室内へ搬送してなり、上記凝縮用熱交換器における管路は銅材を用いて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外気を取込み、外気中に含まれる水分を凝縮して結露水に換え、この結露水を室内へ搬送して蒸発させ、室内を加湿する加湿装置と、この加湿装置を備えた空気調和機に関する。
特に、冬季においては外気温度が低下するばかりでなく湿度も低下する傾向にあり、屋外が乾燥する。このような状態で室内の暖房を行うと、さらに相対湿度が低下するので、、加湿して室内の湿度を上げるのが理想的である。室内に専用の加湿器を備えて作動すればよいが、頻繁に加湿用水(水道水)を補給する手間がかかり、面倒な作業が要求される。
そこで、手間がかからずに、確実に室内を加湿できる装置が求められている。たとえば、[特許文献1]には、上記の要望に応える加湿機能を備えた空気調和機が開示されている。この空気調和機では、外気中に含まれる水分を吸着体が吸着し、その後、吸着体を高温化することで、吸着体から水分を脱離させる。
そして、脱離した高温高湿空気を冷却用熱交換器に導き、冷却して高湿空気中の水分を凝縮させ結露水を得る。この結露水をドレンタンクに貯溜しておき、要求指示にもとづいてドレンタンク内の結露水を室内へ搬送する。室内には結露水を蒸発させる手段を備えていて、蒸発させることで室内湿度の上昇を図るようになっている。
ここで、[特許文献1]のように生成された結露水を室内に供給し、この水を用いて室内を加湿する場合に、特に、結露水がそのまま室内の加湿に用いられるため、結露水の衛生面に対する充分な配慮が必要である。この発明では、ドレンタンクにヒータを取付け、このヒータによって結露水を加熱し高温化して、結露水内の細菌を殺菌している。
特開2006−308246号公報
このように[特許文献1]の技術では、上記ヒータによってドレンタンク内の凝縮水を高温化し、細菌を死滅させるようにしている。確実に殺菌するには、凝縮水を少なくとも60℃以上に加熱するとともに、この高温状態をある程度の時間は維持しておく必要がある。
ところが、室内の加湿を必要とするのは冬季であり、外気温はかなり低い状態にある。したがって、容量の大きなヒータを備えて、長時間通電し加熱を行う必要があり、省エネルギーの観点からみると好ましくない。また、ヒータは(結露)水と接触するので、防錆処理とともに漏電防止等の安全性を高めなければならず、構造が複雑で高価となる。
本発明は上記事情にもとづきなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構成で結露水中に存在する細菌や雑菌類を殺菌し、衛生的な室内の加湿を行う加湿装置と、この加湿装置を備えた空気調和機を提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明は、屋外に設置され、外気中に含まれる水分を吸着して結露水に換え、室内で蒸発させて室内を加湿する加湿装置であり、外気を導いて外気中の水分を吸着し、この水分吸着部分を高温とすることで、吸着した水分を空気中に放出する吸着体と、この吸着体から放出される水分を含む空気を内部に流通させる管路を備えるとともに、この管路を冷却して管路内に流通する空気中の水分を凝縮させて結露水を得る凝縮用熱交換器と、この凝縮用熱交換器で得られた結露水を室内へ搬送する水搬送手段とを具備し、上記凝縮用熱交換器における上記管路は、銅材を用いて構成される。
上記目的を満足するため本発明は、冷媒管およびケーブル類を介して互いに接続される室内機および室外機とからなる空気調和機であり、上記加湿装置を室外機に搭載し、加湿装置を構成する水搬送手段の結露水搬送先を室内機とした。
本発明によれば、結露水と接する部位に銅材を用いることで、結露水中に存在する細菌や雑菌等を殺菌し、衛生的な室内の加湿が可能となる加湿装置と、この加湿装置を備えた空気調和機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて説明する。
図1は、加湿装置Kの基本構成を説明する図であり、模式的に描いている。
この加湿装置Kは屋外に設置され、加湿装置Kと図示しない室内とは水搬送路(水搬送手段)1を介して連通する。加湿装置Kは、一側部と他側部が屋外に対して開口されるダクトからなる吸着用通風路2と、実質的に開口部のない閉ループを構成する循環ダクトである再生用通風路3を備えている。
上記吸着用通風路2の一側部には、シロッコファンタイプの吸着用送風機4が配置される。この吸着用送風機4を駆動することにより、一方の開口部aから外気が取込まれ、図中実線矢印に示すように吸着用通風路2を通風して他方の開口部bから吐出される。すなわち、一方の開口部が外気導入部aとなり、他方の開口部が外気導出部bとなる。
一方、再生用通風路3には、シロッコファンタイプの再生用送風機5が配置される。再生用通風路3は上述したように閉ループを構成しているので、上記再生用送風機5を駆動することにより、再生用通風路3内に存在していた空気が図中一線鎖線矢印に示すように再生用通風路3内を循環し、外気の取込みと外部への吐出はない。
上記吸着用通風路2と再生用通風路3は、互いの一部が所定長さで並行し、かつ密に接する部位を備えている。これら吸着用通風路2と再生用通風路3の接する部位に、吸着回転体7が介設される。上記吸着回転体7は、吸着用通風路2と再生用通風路3の長手方向に対して斜めに傾斜して設けられ、図示しない回転駆動源に連結されている。
上記吸着回転体7は、たとえば直径が20〜30cm、厚みが2〜3cm程度の円板状であり、3〜5rpmのゆっくりとした速度で回転駆動される。吸着回転体7は一側面から他側面に亘って多数のハニカム状空気通路を備えていて、これら空気通路の表面にはゼオライト等の吸湿材が均一な厚みで担持される。この吸湿材は、低温環境で空気中の水分を効率よく吸着し、高温環境では吸着した水分を速やかに脱離する特性を有する。
吸着回転体7のハニカム状空気通路の形成方向と、吸着用通風路2および再生用通風路3の長手方向とは一致している。時間の経過とともに吸着回転体7が回転するが、回転速度が遅いので、吸着用通風路2と再生用通風路3に通風があるとき、何らの支障も無く円滑に吸着回転体7のハニカム状空気通路を流通する。
再生用通風路3における再生用送風機5の送風側で、かつ上記吸着回転体7の介在部位との間には、再生用送風機5から吹出される空気を加熱する空気加熱体13が設けられる。
すなわち、吸着回転体7に導かれる空気は、吸着回転体7の直前部位で空気加熱体13により加熱され高温化するようになっている。この高温化された空気が再生用通風路3内に位置する吸着回転体7に吹き付けられ、吸着回転体7から水分が放出される。この結果、吸着回転体7を通過後の空気は高温高湿空気となる。
再生用通風路3の一部に吸着用通風路2の一部が交差していて、交差部には凝縮用熱交換器8が設けられる。なお説明すると、再生用通風路3は上下方向(垂直方向)に向く部分を備え、この部分のみ複数の直状管路8aから形成される。互いの管路8a間には複数のフィン8bが介設される。
具体的には、上記凝縮用熱交換器8は図2に示すように構成される。図2は凝縮用熱交換器8の一部の斜視図である。
上記複数の管路8aは、たとえば断面円形状のパイプからなり、上述したとおり軸方向が上下方向に向けられ、かつ互い所定間隔を存して並設される。管路8a内が再生用通風路3と連通していて、再生用送風機5を駆動することにより上記した吸着回転体7を通過後の高温高湿空気が管路8a内の上部から下部へ向って通風される。
一方、管路8aの外側は吸着用通風路2になっており、管路8aおよびフィン8bを通過する低温の外気により管路8aが外表面から冷却される。このため、管路8a内部を通過する高温高湿空気は、管路8aの外面が冷却されることにより、管路8aの内面温度も低下し、内部を通過する高温高湿空気が、管路8a内周壁面で凝縮し、その内面に結露する。
上記管路8aは、銅材から構成される銅管である。したがって、管路8aの内周壁面に銅材が露出していて、管路8a内周壁面に結露が生成すれば、その結露水に銅材から極く微量の銅イオンが溶け込み、結露水中に存在している細菌・雑菌等を殺菌するようになっている。なお、吸着回転体7から放出される水分そのものには細菌・雑菌等は存在しないが、外気と接触する吸着回転体7の表面や、わずかながら存在する吸着用通風路2と外部との隙間から細菌・雑菌等が入り込む可能性がある。
さらに、管路8a内周壁面に生成される結露水が増大化していくと、互いに隣接位置にある水滴同士が合体して肥大化を繰り返し、ついには流下する。管路8aの軸方向が上下方向に向けて設けられていることも、水滴が円滑に流下することの一因をなす。
なお、管路8aの内周壁面に結露した水滴の流下をより円滑化するために、管路8aの内周壁面の一部に対して親水処理もしくは撥水処理を施してもよい。すなわち、銅材が管路8a内周壁面の一部にでも露出していれば、その部分に生じた、または通過した結露水には、殺菌と菌の増殖防止効果のある銅イオンが溶け込む。
管路8aには、銅イオンが溶け込んだ結露水と、親水処理もしくは撥水処理された部分で結露し銅材には接触していない結露水とが存在し、それぞれが流下する。これら結露水は最終的には合流するが、この合流部位において銅イオンが結露水全体にゆき亘ることになる。
上記フィン8bは、管路8a相互の外周面に亘って、管路8aの軸方向とは直交する水平方向に設けられ、互いに上下方向に所定間隔を存して並設される。これらフィン8bは、上記吸着用通風路2の外気導入部aの近傍部位に収容されていて、吸着用送風機4の駆動にともない外気導入部aから取込まれた外気がフィン8b相互間を流通する。
このように上記凝縮用熱交換器8は、再生用通風路3における吸着用通風路2との交差部位に設けられ、再生用通風路3に導かれる空気が凝縮用熱交換器8の管路8a内を上部から下部へ流通する一方で、吸着用通風路2に導かれる外気がフィン8b相互間を水平方向に流通し、同時に管路8a外周面に接するようになっている。
なお、銅材からなる直状管路8aと、アルミニゥム材からなるフィン8bとで構成される凝縮用熱交換器8は、通常の空気調和機に多用される冷媒用熱交換器と同一素材で構成し、製造できるため、材料の入手および製造が極めて容易である。
再び図1に示すように、上記吸着用通風路2における凝縮用熱交換器8と交差する部位は、上記吸着回転体7が介在する部位の外気導入側(上流側)となる。すなわち、吸着用通風路2の外気導入部aから取込まれた外気は、先に凝縮用熱交換器8のフィン8b間に導かれ、そのあと吸着回転体7の空気通路を通過して外気導出部bから導出される。
再生用通風路3の凝縮用熱交換器8直下部位には排水口9が設けられていて、実質的に再生用通風路3は排水口9を介して外部と連通する。排水口9と対向する下部に、上述した水搬送路1を構成するドレンタンク10が配置される。
ドレンタンク10には図示しないフロートスイッチが取付けられ、凝縮用熱交換器8で生成され、かつ滴下する結露水を受けて貯留する。なお、ドレンタンク10も全体または一部が銅材で構成され、ドレンタンク10内で長期間滞留した結露水に雑菌が繁殖することを防止する。
水搬送路1は、ドレンタンク10に接続され、かつ室内にまで延設される送水管11と、この送水管11の中途部に設けられるポンプ12を備えている。ポンプ12は、たとえばチュービングポンプであり、低流量でかつ高揚程の特性を有し、ドレンタンク10内の結露水を吸上げて、家屋の2階もしくは3階の室内へも揚水できる。
ポンプ12の結露水と接する部位に銅材を用いることで、結露水の殺菌効果が得られる。さらに、送水管11の一部にも銅材を用いてもよいが、この場合は、できる限り室内側の出口の近くに設けることが望ましい。
特に図示していないが、室内における送水管11の端部には、導かれてきた結露水を溜める容器と、この容器内の結露水を超音波振動させて水蒸気に換える加湿体とが備えられる。少なくとも、上記容器は銅材から構成される。また、効率よく室内へ水蒸気を送り込むためには、水蒸気を室内へ送風する送風機を備えるとよい。
また、加湿装置Kを空気調和機の室外機に備えた場合は、上述の空気加熱体13として電気回路を構成するインバータ13aや、リアクタ13b、あるいは冷凍サイクルを構成する圧縮機の吐出側に設けられる補助熱交換器13cを用いることが可能である。いずれも、それ自体の作用にともなって高温化するので、省エネルギーになるとともにランニングコストを低減することができる。
つぎに、このようにして構成される加湿装置Kの作用について説明する。
室内を加湿するには、吸着用通風路2に備えられる吸着用送風機4を作動して、外気導入部aから外気を取込み、吸着用通風路2に沿って流通させたあと外気導出部bから導出する。同時に、再生用通風路3に備えられる再生用送風機5を作動して、再生用通風路3に沿って空気を循環させる。
さらに、吸着回転体7を回転駆動する一方で、再生用通風路3に配置される空気加熱体13を発熱させる。吸着用通風路2に導入された外気は、再生用通風路3との交差部に設けられる凝縮用熱交換器8のフィン8b相互間を流通し、後述するように再生用通風路3を循環する空気(以下、「熱交換用空気」と呼ぶ)と熱交換する。
吸着用通風路2に導かれた外気は凝縮用熱交換器8のフィン8b相互間を流通したあと、吸着回転体7の一部に導かれ、ハニカム状空気通路を流通する。このとき、吸着回転体7の空気通路に担持された吸着材によって、外気に含まれる水分が吸着され、かつ捕集される。吸着回転体7を流通した後の外気は、吸着用送風機4を介して外気導出部bから屋外へ排出される。
一方、再生用通風路3においては、空気加熱体13によって加熱され高温化した熱交換用空気が吸着回転体7の一部に導かれ、ハニカム状空気通路を流通する。吸着回転体7は回転駆動されているので、吸着用通風路2に導かれる外気から水分を捕集した部分が時間の経過とともに再生用通風路3に対向する。
再生用通風路3に導かれる高温化した熱交換用空気は、吸着回転体7のハニカム状空気通路を流通する間に吸着回転体7を加熱する。したがって、空気通路を構成する吸着材に捕集されていた水分が、吸着回転体7から脱離する。この結果、高温の熱交換用空気が吸着回転体7から流出したときには水分が含まれ、高湿高温状態に変る。
そのあと、高湿高温の熱交換用空気は凝縮用熱交換器8に導かれ、凝縮用熱交換器8を構成する複数の管路8a内を上部から下部へ向って流通する。一方、凝縮用熱交換器8のフィン8b相互間に吸着用通風路2の外気が流通している。しかも、この外気は外気導入部aから導入された直後であり、低温である。
凝縮用熱交換器8において、管路8a内を流通する高湿高温の熱交換用空気と、フィン8b相互間を流通する低温外気とが熱交換する。熱交換用空気は外気により冷却され、熱交換用空気に含まれる水分が凝縮して管路8a内周壁面に結露する。これに対して、温度上昇した外気が流通する管路8a外周壁面とフィン8b表面には結露の生成がない。
さらに、上記管路8aは銅材から構成され、この内・外周壁面に銅材が露出している。管路8a内周壁面に結露が生成すると、その結露水に銅材から極く微量の銅イオンが溶け込み、結露水中に存在している細菌・雑菌等を殺菌する。
継続して熱交換用空気が管路8a内を流通し、小粒の結露が短時間で肥大化して大きな水滴となる。管路8a内周壁面が親水処理もしくは撥水処理がなされているとともに、結露水の流下方向は熱交換用空気の流通方向と一致するので、結露水は円滑に流下する。そして、排水口9に滴下してドレンタンク10に集溜される。
結露水がドレンタンク10に所定量以上溜ったことをフロートスイッチが検知すると、ポンプ12が駆動されてドレンタンク10内の結露水は送水管11を介して室内へ送水される。室内において、結露水は容器に一旦溜められ、ここに設けられる加湿体が結露水を水蒸気に換えて室内へ放散する。
したがって、室内に水蒸気が供給され、室内湿度が短時間で上昇し、冬季であっても室内を加湿して乾燥化を防止する。水蒸気を送風機で室内へ強制的に送ることで、より効率よく水蒸気を室内に充満させ加湿できる。いずれにしても、室内は最適な湿度に保持され、快適度の向上を得られる。
なお、室内の加湿に用いられる水蒸気は、上述したように凝縮用熱交換器8の管路8a内に生成される結露水を導いたものであり、この結露水の生成時に管路8aを構成する銅材から極く微量の銅イオンが溶け込み、結露水中に存在している細菌・雑菌等を殺菌する。
さらに、凝縮用熱交換器で得られた結露水を貯溜するタンク10と、結露水を送水するポンプ12と、送水される結露水を室内へ搬送案内する送水管11は、それぞれの少なくとも一部が銅材を用いて構成されるので、銅材から極く微量の銅イオンが結露水に溶け込み、結露水中に存在している細菌・雑菌等を殺菌する。したがって、結露水から得られ室内に導かれる水蒸気は、衛生上良好である。
凝縮用熱交換器8を流通した後の熱交換用空気は、内部に含まれた水分が凝縮された後であり、乾燥した状態になっている。この熱交換用空気は、流通方向を変えられて再び吸着用送風機4に吸込まれ、空気加熱体13に向けて送風される。熱交換用空気はさらに上述したように再生用通風路3を循環して、再び吸着回転体7が外気から捕集した水分を脱離させ、凝縮して結露水に換える動作を連続して繰り返す。
このように上記加湿装置Kは、外気から水分を捕集し、この水分を凝縮して結露水に換える。そして、結露水を室内へ送水し、ここで蒸発させて室内の加湿作用をなす。したがって、上記加湿装置Kは、従来から用いられる加湿器と相違して加湿タンクに水を補給する手間等が不要となり、取扱いが容易である。
しかも、上記凝縮用熱交換器8を構成する管路8aに銅材が用いられ、かつ水搬送路1を構成するタンク10と、ポンプ12および送水管11の少なくとも一部に銅材が用いられている。銅材から結露水に極く微量の銅イオンが溶け込み、結露水中の細菌・雑菌等を殺菌するので、室内は常に高い衛生度を保持する。
つぎに、上記加湿装置Kを室内機20Aと室外機20Bとからなる空気調和機20に備えた例について説明する。
図3は空気調和機20の室内機20Aと室外機20Bの概略構成図、図4は室外機20Bに備えた加湿装置Kの概略構成図、図5は同じく室外機20Bの概略縦断面図である。
空気調和機20は、冷媒管およびケーブル類を1本にまとめた連結部材Pを介して互いに接続される室内機20Aと室外機20Bとからなる。上記室内機20Aは室内壁面の高所に取付けられ、上記室外機20Bは屋外の地面上に配置される。上記加湿装置Kは、少なくとも室外機20Bにおいて後述するように備えられている。
図3にのみ示すように、室内機20Aに加湿用熱交換器21が備えられる。この加湿用熱交換器21は、暖房運転中に冷凍サイクルの高温冷媒が供給されて管路内を流通する。この加湿用熱交換器21に対して、後述する加湿装置Kで得られた結露水が送水管11を介して導かれ、先端から滴下する。結露水は加湿用熱交換器21によって加熱され、蒸発して水蒸気に変化する。この水蒸気が室内へ導かれることによって、室内を加湿する。
加湿用熱交換器21は、空気調和機が本来備えている冷暖房用の室内熱交換器で兼用してもよく、この場合は室内機の構造が簡単ですむ。
さらに、室内熱交換器は冷房運転にともなってドレン水が生成され、この下部にはドレン水を受けるドレンパンが設けられている。加湿用熱交換器21を室内熱交換器で兼用した場合、送水管11を介して導かれる結露水の全てが室内熱交換器で蒸発し切れるとは限らない。しかしながら、蒸発しきれない結露水はドレンパンに落下するので、新たな排水処理を行う必要はない。
室外機20Bは、筐体22内に、圧縮機23と、室外熱交換器24および室外送風機25が配置される冷凍サイクル部26を備えている。筐体22内の冷凍サイクル部26上に仕切り板27が設けられていて、筐体22内が上下に二分される。上記仕切り板27上には、上述した加湿装置Kが配置される。
加湿装置Kは、図4と図5に示すように、外気を取入れて導通させるダクトからなる吸着用通風路2を備えている。外気導入部aは筐体22の一側面に設けられ、外気導出部bは仕切り板27に開口する孔部に挿入し、冷凍サイクル部26へ突出する。この外気導出部bは、室外送風機25が駆動することにともない負圧となる位置に開口されている。このため、吸着用通風路2が負圧化されて、より効率よく外気が流通する。
また、加湿装置Kは、上記吸着用通風路2に一部が介在して回転駆動され、吸着用通風路2に導かれる外気から水分を吸着する吸着回転体7と、この吸着回転体7の他部に熱交換用空気を導き、吸着回転体7に吸着された水分を熱交換用空気中に放出させる再生用通風路3を備えている。
再生用通風路3における吸着回転体7の下流部位には、冷却用空気を導いて吸着回転体7から離脱した水分を含む熱交換用空気と熱交換させ、熱交換用空気を凝縮させて結露水を得る凝縮用熱交換器8が設けられる。上記凝縮用熱交換器8に導かれる冷却用空気として、吸着用通風路2に流通する外気を用いることは変りがない。
吸着用通風路2と再生用通風路3は、互いの一部が所定長さで並行し、かつ密に接する部位を備えていて、これらの接する部位に吸着回転体7が介在していることと、上記吸着回転体7は、吸着用通風路2と再生用通風路3の長手方向に対して斜めに傾斜して設けられ、所定の速度で回転することも変りがない。
再生用通風路3に対して吸着用通風路2の一部が交差していて、この交差部に凝縮用熱交換器8が設けられることも同様である。すなわち、再生用通風路3の上下方向に向く部分に凝縮用熱交換器8を構成し、銅材からなる複数の管路8aが設けられ、吸着用通風路2における吸着回転体7の上流位置に凝縮用熱交換器8を構成する複数のフィン8bが設けられる。
なお説明すると、再生用通風路3に導かれる熱交換用空気が凝縮用熱交換器8を構成する銅材からなる管路8a内を上部から下部へ流通する一方で、凝縮用熱交換器8を構成するフィン8b相互間を吸着用通風路2に導かれる外気が水平方向に導かれ、同時に管路8aの外周壁面に接する。
再生用通風路3の凝縮用熱交換器8直下部位には排水口9が設けられ、ドレンタンク10が配置される。このドレンタンク10に送水管11が接続され、室内まで延設される。上記送水管11の中途部に設けられるポンプ12は、低流量でかつ高揚程の特性を備えている。これらドレンタンク10と、ポンプ12および送水管11の少なくとも一部は、銅材を用いて構成されることも、上記したとおりである。
冬季に通常の空気調和機を作動し暖房運転をなすと、室内に水分が供給されないまま室温だけが上がるため、室内の相対湿度が大幅に低下し、屋外と同様の乾燥状態となる。しかしながら、室外機20Bに加湿装置Kを備えることで、加湿装置Kを構成する部品は上述したように作用し、室内の湿度を高めて乾燥化を防止する。
上記加湿装置Kを室外機20Bに備えたので、室外機20B内に侵入する塵埃に加湿装置Kが晒される虞れがある。しかしながら、加湿装置Kで得られる結露水は、凝縮用熱交換器8を構成する管路8a内部を流通し、塵埃が侵入することはない。結露水を室内機20Aに搬送する水搬送路1も塵埃が侵入することはない。したがって、結露水が塵埃で汚染される虞れがない。
しかも、加湿装置Kを構成する凝縮凝縮用熱交換器8と、水搬送路1を構成するドレンタンク10と、ポンプ12および送水管11の少なくとも一部は、銅材を用いて構成したので、結露水中に存在する雑菌に対する殺菌作用が得られ、室内の衛生度を高く保持できる。
本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明における実施の形態に係る、加湿装置の概略構成図。 同実施の形態に係る、加湿装置を構成する凝縮用熱交換器の一部斜視図。 同実施の形態に係る、空気調和機と加湿装置の概略構成図。 同実施の形態に係る、室外機に備えた加湿装置の概略構成図。 同実施の形態に係る、室外機の概略縦断面図。
符号の説明
K…加湿装置、2…吸着用通風路、7…吸着回転体、3…再生用通風路、8…凝縮用熱交換器、1…水搬送路(水搬送手段)、8a…管路、10…タンク、12…ポンプ、11…送水管、20A…室内機、20B…室外機、20…空気調和機。

Claims (4)

  1. 屋外に設置され、外気中に含まれる水分を吸着して結露水に換え、室内で蒸発させて室内を加湿する加湿装置であり、
    外気を導いて外気中の水分を吸着し、この水分吸着部分を高温とすることで、吸着した水分を空気中に放出する吸着体と、
    この吸着体から放出される水分を含む空気を内部に流通させる管路を備えるとともに、この管路を冷却して管路内に流通する空気中の水分を凝縮させて結露水を得る凝縮用熱交換器と、
    この凝縮用熱交換器で得られた結露水を室内へ搬送する水搬送手段とを具備し、
    上記凝縮用熱交換器における上記管路は、銅材を用いて構成されることを特徴とする加湿装置。
  2. 屋外に設置され、外気中に含まれる水分を吸着して結露水に換え、室内で蒸発させて室内を加湿する加湿装置であり、
    外気を導いて外気中の水分を吸着し、この水分吸着部分を高温とすることで、吸着した水分を空気中に放出する吸着体と、
    この吸着体から放出される水分を含む空気を内部に流通させる管路を備えるとともに、この管路を冷却して管路内に流通する空気中の水分を凝縮させて結露水を得る凝縮用熱交換器と、
    少なくとも一部が銅材を用いて構成され、この凝縮用熱交換器で得られた結露水を貯留して、室内へ搬送する水搬送手段と
    を備えたことを特徴とする加湿装置。
  3. 前記水搬送手段は、凝縮用熱交換器で得られた結露水を貯溜するタンクと、このタンクから結露水を送水するポンプおよびポンプから送水された結露水を室内へ搬送案内する送水管とを含み、
    前記タンクと、ポンプおよび送水管は、少なくとも一部が銅材を用いて構成されることを特徴とする請求項1および請求項2のいずれかに記載の加湿装置。
  4. 冷媒管およびケーブル類を介して互いに接続される室内機と室外機とからなる空気調和機であり、
    上記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の加湿装置を上記室外機に搭載し、この加湿装置を構成する上記水搬送手段の結露水搬送先を上記室内機としたことを特徴とする空気調和機。
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