JP2006037760A - ランキンサイクル発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前回の運転終了時からの経過時間に拘わらず常に効率良く運転を開始することのできるランキンサイクル発電装置を提供する。
【解決手段】運転開始信号が出力された後、蒸発器1から流出する高温側熱媒体の温度T1 が第1の温度W1 以上になり、凝縮器3から流出する低温側熱媒体の温度T2 が第2の温度W2 以下になった後、メインポンプ4の作動を開始するようにしたので、メインポンプ4の作動開始時には、蒸発器1の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器3の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことができる。従って、メインポンプ4の作動を開始する際に、タービン2に液体状態の作動流体が流入したり、或いはメインポンプ4に気体状態の作動流体が流入することがないので、常に効率良く運転を開始することのできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば太陽光等の自然界で発生する熱や内燃機関の廃熱等を熱源として利用するランキンサイクル発電装置に関するものである。
従来、ランキンサイクルを用いた発電装置としては、作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭58−183803号公報
しかしながら、前記発電装置の運転開始時には、前回の運転終了時から長時間が経過している場合など、蒸発器の温度が低下していると、蒸発器で作動流体を十分に蒸発させることができず、この状態でポンプを作動すると、動力発生機に液体状態の作動流体が流入し、動力発生機の効率を低下させるという問題点があった。また、前回の運転終了時から比較的短時間で運転を再開する場合など、凝縮器の温度が高いと、凝縮器で作動流体を十分に凝縮させることができず、この状態でポンプを作動すると、ポンプに気体状態の作動流体が流入し、ポンプの吐出不良を生ずるという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前回の運転終了時からの経過時間に拘わらず常に効率良く運転を開始することのできるランキンサイクル発電装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、前記蒸発器から流出する高温側熱媒体の温度を検出する第1の温度検出手段と、凝縮器から流出する低温側熱媒体の温度を検出する第2の温度検出手段と、第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、第1の温度検出手段の検出温度が所定温度以上になり、第2の温度検出手段の検出温度が所定温度以下になると、ポンプの作動を開始する制御手段とを備えている。
これにより、蒸発器及び凝縮器に熱媒体が流通した後、蒸発器から流出する高温側熱媒体の温度が所定温度以上になり、凝縮器から流出する低温側熱媒体の温度が所定以下になると、ポンプの作動が開始することから、ポンプの作動開始時には、蒸発器の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことが可能となる。
また、本発明は前記目的を達成するために、作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、前記蒸発器から流出する高温側熱媒体の温度を検出する第1の温度検出手段と、凝縮器から流出する低温側熱媒体の温度を検出する第2の温度検出手段と、第1の及び第2の温度検出手段の検出温度に基づいてポンプの作動開始までの時間を設定し、第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、前記設定時間が経過すると、ポンプの作動を開始する制御手段とを備えている。
これにより、蒸発器及び凝縮器に熱媒体が流通した後、熱媒体の温度に基づいて設定された時間が経過すると、ポンプの作動が開始することから、ポンプの作動開始時には、蒸発器の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことが可能となる。
また、本発明は前記目的を達成するために、作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、前記蒸発器及び凝縮器の周囲の温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段の検出温度に基づいてポンプの作動開始までの時間を設定し、第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、前記設定時間が経過すると、ポンプの作動を開始する制御手段とを備えている。
これにより、蒸発器及び凝縮器に熱媒体が流通した後、蒸発器及び凝縮器の周囲の温度に基づいて設定された時間が経過すると、ポンプの作動が開始することから、ポンプの作動開始時には、蒸発器の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことが可能となる。
また、本発明は前記目的を達成するために、作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、前記第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、予め設定された所定時間が経過すると、ポンプの作動を開始する制御手段を備えている。
これにより、蒸発器及び凝縮器に熱媒体が流通した後、予め設定された所定時間が経過すると、ポンプの作動が開始することから、ポンプの作動開始時には、蒸発器の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことが可能となる。
本発明によれば、ポンプの作動開始時には、蒸発器の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことができるので、ポンプの作動を開始する際に、動力発生機に液体状態の作動流体が流入したり、或いはポンプに気体状態の作動流体が流入することがなく、前回の運転終了時からの経過時間に拘わらず常に効率良く運転を開始することのできる。
図1乃至図3は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1はランキンサイクル発電装置の概略構成図、図2及び図3は制御部の動作を示すフローチャートである。
このランキンサイクル発電装置は、作動流体を高温側熱媒体によって蒸発させる蒸発器1と、蒸発器1によって蒸発した作動流体により回転する動力発生機としてのタービン2と、タービン2から流出する作動流体を低温側熱媒体によって凝縮させる凝縮器3と、凝縮器3から流出した作動流体を吸入して蒸発器1側に吐出するメインポンプ4と、熱媒体及び作動流体の流量を制御する制御部5とを備え、タービン2によって発電機Gを駆動するように構成されている。
蒸発器1は、内部を流通する作動流体を外部の高温側熱媒体(水、ブライン等)との熱交換により加熱して蒸発させるようになっており、高温側熱媒体は図示しない所定の熱源(例えばボイラ)から供給される。即ち、蒸発器1には第1の熱媒体流通手段をなす熱媒体回路1aが接続され、その流出側回路には熱媒体の温度を検出する第1の温度センサ6が設けられている。また、熱媒体回路1aには第1の熱媒体ポンプ7が設けられ、第1の熱媒体ポンプ7は図示しない駆動モータの回転数を変えることにより、所定の第1の流量及び第2の流量に切換可能に構成されている。この場合、第1の流量は第2の流量よりも少ない流量に設定されている。
タービン2は作動流体の流入側を蒸発器1側に接続され、その回転軸は発電機Gに連結されている。
凝縮器3は、内部を流通する作動流体を外部の低温側熱媒体(水、ブライン等)との熱交換により冷却して凝縮させるようになっており、低温側熱媒体は図示しない熱源から供給される。即ち、凝縮器3には第2の熱媒体流通手段をなす熱媒体回路3aが接続され、その流出側回路には熱媒体の温度を検出する第2の温度センサ8が設けられている。尚、低温側熱媒体の熱源としては、上水道、地下水、海水、床暖房システム等が用いられ、例えば上水道を用いる場合は凝縮器3で加熱される水を給湯に利用したり、床暖房システムを用いる場合は床暖房パネルに循環するブラインを凝縮器3で加熱するなど、作動流体の凝縮熱を他の機器の熱源として利用することも可能である。また、熱媒体回路3aには第2の熱媒体ポンプ9が設けられ、第2の熱媒体ポンプ9は図示しない駆動モータの回転数を変えることにより、所定の第1の流量及び第2の流量に切換可能に構成されている。この場合、第1の流量は第2の流量よりも少ない流量に設定されている。
メインポンプ4は、モータ4aの回転数をインバータ4bで制御することにより流量を調整可能な周知の機器からなり、蒸発器1と凝縮器3との間に設けられている。即ち、メインポンプ4は、インバータ4bによってモータ4aの回転数を制御することにより、所定の第1の流量及び第2の流量に切換可能になっている。この場合、第2の流量は第1の流量よりも多い流量に設定されている。
制御部5はマイクロコンピュータによって構成され、メインポンプ4のインバータ4b、第1の温度センサ6、第1の熱媒体ポンプ7、第2の温度センサ8及び第2の熱媒体ポンプ9に接続されている。また、制御部5には、蒸発器1に流入する作動流体の温度を検出する第3の温度センサ10と、蒸発器1に流入する作動流体の圧力を検出する圧力センサ11と、発電機Gの出力電圧を検出する電圧検出器12がそれぞれ接続されている。
以上のように構成されたランキンサイクル発電装置においては、蒸発器1で加熱されて蒸発した作動流体がタービン2に流入し、タービン2内で膨張する。これにより、タービン2が作動流体の膨張により回転し、タービン2によって発電機Gが駆動される。次に、タービン2から流出した作動流体は凝縮器3に流入し、凝縮器3の低温側熱媒体との熱交換によって凝縮する。そして、凝縮器3から流出した液体状態の作動流体はメインポンプ4に吸入されて蒸発器1側に吐出され、蒸発器1によって再び蒸発する。
次に、制御部5の動作について、図2及び図3のフローチャートを参照して説明する。尚、図2及び図3のフローチャートは図中の番号1で連続するものとする。
まず、メインスイッチや他の制御装置等から運転開始信号が出力されると(S1)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第1の流量で作動する(S2,S3)。ここで、第1の温度センサ6によって検出される蒸発器1の高温側熱媒体の温度T1 が所定の基準温度W1 以上になり(S4)、第2の温度センサ8によって検出される凝縮器3の低温側熱媒体の温度T2 が所定の基準温度W2 以下になると(S5)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第2の流量に切換え(S6,S7)、メインポンプ4を第1の流量で作動する(S8)。ここで、所定時間t1 の時間待ちをした後(S9)、第3の温度センサ10によって検出される作動流体の温度T3 が所定の基準温度W3 以下であるとき(S10)、または圧力センサ11によって検出される作動流体の圧力Pが所定の基準圧力PL 以下であるとき(S11)、或いは電圧検出器12によって検出される発電機Gの出力電圧Vが所定の基準電圧VL 以下であるときは(S12)、メインポンプ4を第2の流量に切換え(S13)、それ以外の場合はメインポンプ4の流量を第1の流量に維持する(S14)。次に、時間t1 の時間待ちをした後(S15)、運転終了信号が出力されるまで(S16)、前記ステップS10〜S16の動作を繰り返す。ここで、ステップS16において運転終了信号が出力されると、メインポンプ4及び第1の熱媒体ポンプ7をそれぞれ停止し(S17,S18)、時間t2 が経過した後(S19)、第2の熱媒体ポンプ9を停止する(S20)。
このように、本実施形態によれば、蒸発器1及び凝縮器3にそれぞれ熱媒体を流通させた後、蒸発器1から流出する高温側熱媒体の温度T1 が第1の温度W1 以上になり、凝縮器3から流出する低温側熱媒体の温度T2 が第2の温度W2 以下になった後、メインポンプ4の作動を開始するようにしたので、メインポンプ4の作動開始時には、蒸発器1の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器3の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことができる。従って、メインポンプ4の作動を開始する際に、タービン2に液体状態の作動流体が流入したり、或いはメインポンプ4に気体状態の作動流体が流入することがないので、前回の運転終了時からの経過時間に拘わらず常に効率良く運転を開始することのできる。
この場合、メインポンプ4の作動を開始するまでの間は、蒸発器1及び凝縮器3への熱媒体の流量が第2の流量よりも少ない第1の流量になるようにしたので、蒸発器1及び凝縮器3と熱媒体との熱的な接触時間が長くなり、各温度センサ6,8の検出温度と蒸発器1及び凝縮器3の実際の温度との差を少なくして各温度センサ6,8による検出温度の精度を高めることができる。
また、メインポンプ4を停止した後、所定時間t2 が経過するまで凝縮器3に低温側熱媒体を流通させるようにしたので、凝縮器3の余熱により凝縮器3内の作動流体が気体状態で残っていても、低温側熱媒体との熱交換により凝縮させることができ、次回の運転開始時に気体状態の作動流体が凝縮器3からメインポンプ4に流入することがないという利点がある。
更に、第3の温度センサ10によって検出される作動流体の温度T3 が所定の基準温度W3 以下であるとき、または圧力センサ11によって検出される作動流体の圧力Pが所定の基準圧力PL 以下であるとき、或いは電圧検出器12によって検出される発電機Gの出力電圧Vが所定の基準電圧VL 以下であるときは、メインポンプ4を第1の流量よりも多い第2の流量に切換えるようにしたので、作動流体の循環不足により発電能力が低下した場合でも、メインポンプ4の流量増加により発電能力を速やかに回復させることができ、常に安定した出力電圧を得ることができる。この場合、メインポンプ4の流量を第1及び第2の流量の二段階ではなく、インバータ4bによって多段階に切換えるように制御すれば、より安定した出力電圧を得ることが可能である。
尚、前記実施形態のように動力発生機として周知のタービン2を用いる場合は常に高い動力を得ることができるが、小規模の装置の場合は、動力発生機として周知のスクロール型膨張機を用いることにより、小型で低コストな装置を実現することができる。
図4及び図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、図4はランキンサイクル発電装置の概略構成図、図5は制御部の動作の一部を示すフローチャートである。尚、第1の実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
同図に示す制御部13はマイクロコンピュータによって構成され、第1の実施形態と同様、メインポンプ4のインバータ4b、第1の温度センサ6、第1の熱媒体ポンプ7、第2の温度センサ8及び第2の熱媒体ポンプ9に接続されている。また、制御部13には、蒸発器1に流入する作動流体の温度を検出する第3の温度センサ10と、蒸発器1に流入する作動流体の圧力を検出する圧力センサ11と、発電機Gの出力電圧を検出する電圧検出器12がそれぞれ接続されている。
本実施形態のランキンサイクル発電装置においては、第1の実施形態と同様、メインポンプ4によって作動流体を循環することにより、タービン2が作動流体の膨張により回転し、タービン2によって発電機Gが駆動される。
次に、制御部13の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。尚、本実施形態の制御部13の動作には第1の実施形態と共通する動作が含まれるため、制御部13の動作の一部についてのみ説明する。
まず、運転開始信号が出力されると(S21)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第1の流量で作動する(S22,S23)。次に、メインポンプ4を作動するまでの時間t3 を第1及び第2の温度センサ6,8の検出温度T1 ,T2 に基づいて設定し(S24)、設定時間t3 が経過したならば(S25)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第2の流量に切換え(S26,S27)、メインポンプ4を第1の流量で作動する(S28)。この後の動作は第1の実施形態のステップS9以降の動作と同じであるため、説明を省略する。尚、前記設定時間t3 の設定方法としては、例えば所定の計算式を用いて各検出温度T1 ,T2 にそれぞれ対応する時間を算出し、長い方の時間を設定時間t3 に設定するようにしたり、或いは予め複数の基準温度に対応する時間を記憶しておき、各検出温度T1 ,T2 にそれぞれ対応する基準温度の時間のうち長い方の時間を設定時間t3 に設定するようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、蒸発器1及び凝縮器3にそれぞれ熱媒体を流通させた後、温度センサ6,8の検出温度T1 ,T2 に基づいて設定した時間t3 が経過すると、メインポンプ4の作動を開始するようにしたので、前記実施形態と同様、メインポンプ4の作動開始時には、蒸発器1の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器3の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことができる。
図6及び図7は本発明の第3の実施形態を示すもので、図6はランキンサイクル発電装置の概略構成図、図7は制御部の動作の一部を示すフローチャートである。尚、本実施形態では、第1の実施形態の第1及び第2の温度センサ6,8は設けられておらず、第1の実施形態と同等の他の構成部分には同一の符号を付して示す。
同図に示す制御部14はマイクロコンピュータによって構成され、第1の実施形態と同様、メインポンプ4のインバータ4b、第1の熱媒体ポンプ7及び第2の熱媒体ポンプ9に接続されている。また、制御部14には、蒸発器1に流入する作動流体の温度を検出する第3の温度センサ10と、蒸発器1に流入する作動流体の圧力を検出する圧力センサ11と、発電機Gの出力電圧を検出する電圧検出器12と、蒸発器1及び凝縮器3の周囲の温度(外気温度)を検出する外気温度センサ15がそれぞれ接続されている。
本実施形態のランキンサイクル発電装置においては、第1の実施形態と同様、メインポンプ4によって作動流体を循環することにより、タービン2が作動流体の膨張により回転し、タービン2によって発電機Gが駆動される。
次に、制御部14の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。尚、本実施形態の制御部14の動作には第1の実施形態と共通する動作が含まれるため、制御部14の動作の一部についてのみ説明する。
まず、運転開始信号が出力されると(S29)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第1の流量で作動する(S30,S31)。次に、メインポンプ4を作動するまでの時間t3 を外気温度センサ15の検出温度T4 に基づいて設定し(S32)、設定時間t3 が経過したならば(S33)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第2の流量に切換え(S34,S35)、メインポンプ4を第1の流量で作動する(S36)。この後の動作は第1の実施形態のステップS9以降の動作と同じであるため、説明を省略する。尚、前記設定時間t3 の設定方法としては、例えば所定の計算式を用いて外気温度T4 にそれぞれ対応する時間を算出して設定時間t4 に設定するようにしたり、或いは予め複数の基準温度に対応する時間を記憶しておき、外気温度T4 に対応する基準温度の時間を設定時間t3 に設定するようにしてもよい。
このように、本実施形態によれば、蒸発器1及び凝縮器3にそれぞれ熱媒体を流通させた後、外気温度センサ15の検出温度T4 に基づいて設定した時間t3 が経過すると、メインポンプ4の作動を開始するようにしたので、前記実施形態と同様、メインポンプ4の作動開始時には、蒸発器1の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器3の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことができる。また、本実施形態では、熱媒体回路1a,3aの熱媒体温度を検出するセンサが不要であるため、構造の簡素化を図ることができる。
図8及び図9は本発明の第4の実施形態を示すもので、図8はランキンサイクル発電装置の概略構成図、図9は制御部の動作の一部を示すフローチャートである。尚、本実施形態では、第1の実施形態の第1及び第2の温度センサ6,8は設けられておらず、第1の実施形態と同等の他の構成部分には同一の符号を付して示す。
同図に示す制御部16はマイクロコンピュータによって構成され、第1の実施形態と同様、メインポンプ4のインバータ4b、第1の熱媒体ポンプ7及び第2の熱媒体ポンプ9に接続されている。また、制御部16には、蒸発器1に流入する作動流体の温度を検出する第3の温度センサ10と、蒸発器1に流入する作動流体の圧力を検出する圧力センサ11と、発電機Gの出力電圧を検出する電圧検出器12がそれぞれ接続されている。
本実施形態のランキンサイクル発電装置においては、第1の実施形態と同様、メインポンプ4によって作動流体を循環することにより、タービン2が作動流体の膨張により回転し、タービン2によって発電機Gが駆動される。
次に、制御部16の動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。尚、本実施形態の制御部16の動作には第1の実施形態と共通する動作が含まれるため、制御部16の動作の一部についてのみ説明する。
まず、運転開始信号が出力されると(S37)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第1の流量で作動する(S38,S39)。次に、予め設定されている時間t3 が経過したならば(S40)、第1及び第2の熱媒体ポンプ7,9をそれぞれ第2の流量に切換え(S41,S42)、メインポンプ4を第1の流量で作動する(S43)。この後の動作は第1の実施形態のステップS9以降の動作と同じであるため、説明を省略する。尚、前記設定時間t3 を所定の設定操作によって任意に変更できるようにしておけば、使用条件等に応じて常に適正な時間に設定することができる。
このように、本実施形態によれば、蒸発器1及び凝縮器3にそれぞれ熱媒体を流通させた後、予め設定された時間t3 が経過すると、メインポンプ4の作動を開始するようにしたので、前記実施形態と同様、メインポンプ4の作動開始時には、蒸発器1の温度を作動流体が十分に蒸発可能な温度まで上昇させておくことができ、凝縮器3の温度を作動流体が十分に凝縮可能な温度まで低下させておくことができる。また、本実施形態では、熱媒体回路1a,3aの熱媒体温度や外気温度を検出するセンサが不要であるため、構造の簡素化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態を示すランキンサイクル発電装置の概略構成図 制御部の動作を示すフローチャート 制御部の動作を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態を示すランキンサイクル発電装置の概略構成図 制御部の動作の一部を示すフローチャート 本発明の第3の実施形態を示すランキンサイクル発電装置の概略構成図 制御部の動作の一部を示すフローチャート 本発明の第4の実施形態を示すランキンサイクル発電装置の概略構成図 制御部の動作の一部を示すフローチャート
符号の説明
1…蒸発器、1a…熱媒体回路、2…タービン、3…凝縮器、3a…熱媒体回路、4…メインポンプ、5…制御部、6…第1の温度センサ、7…第1の熱媒体ポンプ、8…第2の温度センサ、9…第2の熱媒体ポンプ、10…第3の温度センサ、11…圧力センサ、12…電圧検出器、13,14…制御部、15…外気温度センサ、16…制御部。

Claims (9)

  1. 作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、
    前記蒸発器から流出する高温側熱媒体の温度を検出する第1の温度検出手段と、
    凝縮器から流出する低温側熱媒体の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、第1の温度検出手段の検出温度が所定温度以上になり、第2の温度検出手段の検出温度が所定温度以下になると、ポンプの作動を開始する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするランキンサイクル発電装置。
  2. 作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、
    前記蒸発器から流出する高温側熱媒体の温度を検出する第1の温度検出手段と、
    凝縮器から流出する低温側熱媒体の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    第1の及び第2の温度検出手段の検出温度に基づいてポンプの作動開始までの時間を設定し、第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、前記設定時間が経過すると、ポンプの作動を開始する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするランキンサイクル発電装置。
  3. 作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、
    前記蒸発器及び凝縮器の周囲の温度を検出する温度検出手段と、
    温度検出手段の検出温度に基づいてポンプの作動開始までの時間を設定し、第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、前記設定時間が経過すると、ポンプの作動を開始する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするランキンサイクル発電装置。
  4. 作動流体を所定の高温側熱媒体と熱交換して蒸発させる蒸発器と、高温側熱媒体を蒸発器に流通させる第1の熱媒体流通手段と、蒸発器によって蒸発した作動流体の膨張により動力を発生する動力発生機と、動力発生機から流出した作動流体を所定の低温側熱媒体と熱交換して凝縮させる凝縮器と、低温側熱媒体を凝縮器に流通させる第2の熱媒体流通手段と、凝縮器から流出した作動流体を吸入して蒸発器側に吐出するポンプとを備え、動力発生機によって発電機を駆動するようにしたランキンサイクル発電装置において、
    前記第1の熱媒体流通手段によって高温側熱媒体を蒸発器に流通させ、第2の熱媒体流通手段によって低温側熱媒体を凝縮器に流通させた後、予め設定された所定時間が経過すると、ポンプの作動を開始する制御手段を備えた
    ことを特徴とするランキンサイクル発電装置。
  5. 前記ポンプの作動を開始するまでの間は、蒸発器及び凝縮器への熱媒体の流量がそれぞれ所定の流量よりも少ない流量になるように第1及び第2の熱媒体流通手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のランキンサイクル発電装置。
  6. 前記ポンプが停止した後、所定時間が経過するまで凝縮器に低温側熱媒体が流通するように第2の熱媒体流通手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のランキンサイクル発電装置。
  7. 前記動力発生機に流入する作動流体の温度を検出する第3の温度検出手段と、
    第3の温度検出手段の検出温度が低いときは蒸発器への作動流体の流量を増加させ、第3の温度検出手段の検出温度が高いときは蒸発器への作動流体の流量を低下させるようにポンプを制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載のランキンサイクル発電装置。
  8. 前記動力発生機に流入する作動流体の圧力を検出する圧力検出手段と、
    圧力検出手段の検出圧力が低いときは蒸発器への作動流体の流量を増加させ、圧力検出手段の検出圧力が高いときは蒸発器への作動流体の流量を低下させるようにポンプを制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記載のランキンサイクル発電装置。
  9. 前記発電機の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
    電圧検出手段の検出電圧が低いときは蒸発器への作動流体の流量を増加させ、電圧検出手段の検出電圧が高いときは蒸発器への作動流体の流量を低下させるようにポンプを制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のランキンサイクル発電装置。
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