JP2006037099A - 2,4’−mdiをベースとする低粘度ポリウレタンプレポリマー - Google Patents
2,4’−mdiをベースとする低粘度ポリウレタンプレポリマー Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 低粘度、低モノマー含量の2,4’-MDIプレポリマー、それをベースとする湿分硬化性シーラント、それらの製造方法および使用を提供すること。
【解決手段】 カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、A)≧95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプのイソシアネートを、B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有するポリエーテルポリオールと、b2)必要に応じて、Mn>2000g/molを有するポリエーテルポリオールとから構成されるポリエーテルポリオール混合物〔B〕中のb1〕画分は≧20重量%であり、OH基に基づく全官能価が>2およびMnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される〕と反応させることを含む、方法。
【選択図】なし
【解決手段】 カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、A)≧95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプのイソシアネートを、B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有するポリエーテルポリオールと、b2)必要に応じて、Mn>2000g/molを有するポリエーテルポリオールとから構成されるポリエーテルポリオール混合物〔B〕中のb1〕画分は≧20重量%であり、OH基に基づく全官能価が>2およびMnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される〕と反応させることを含む、方法。
【選択図】なし
Description
本発明は、低粘度、低モノマー含量の2,4’-MDIプレポリマーをベースとする湿分硬化性シーラント、それらの製造方法およびそれらの使用に関する。
ポリウレタンをベースとする湿分硬化性シーラントは、フィラー、顔料および流動助剤に加えて、本質的に、尿素基を介する湿分との反応によって架橋するNCO含有ポリウレタンプレポリマーを含有する。
ポリウレタンをベースとする湿分硬化性シーラントは、フィラー、顔料および流動助剤に加えて、本質的に、尿素基を介する湿分との反応によって架橋するNCO含有ポリウレタンプレポリマーを含有する。
現在、特に興味深いことは、顕著に低い固有の粘度を有するプレポリマーである。これは、PU系の製造、さらなる加工および/または適用の間、粘度を低下させる添加剤(例えば、溶媒)を完全にまたは部分的に添加せずに済ませることを可能にし、これによりポリウレタン中の添加剤残留物によってもたらされる高VOCレベルまたは不利な材料特性を避けることを可能にする。粘度に関わらず、プレポリマーおよびそれをベースとするPU系中のジ-またはトリイソシアネートモノマーの低い残留量は、職業衛生学上の見地から一般に望ましい。
それらの優れた特性の観点から、柔軟性、湿分硬化性の、ポリウレタンをベースとするシーラントは、自動車産業部門ならびに建設部門における用途に非常に重要である。
欧州特許EP-B 0 425 694(特許文献1)は、ポリエーテルベースのPUプレポリマーを含んでなる湿分硬化性シーラントを記載する。一般に、トリレンジイソシアネートのみが明白に挙げられ、そして実施例に使用されるけれども、脂肪族、脂環族および芳香族ポリイソシアネートは、これらのプレポリマー用のイソシアネート構築ブロックとして挙げられる。TDIモノマーの比較的高い蒸気圧(2,4-TDI:20℃にて1.3・10-2mbar;2,6-TDI:20℃にて2.0・10-2mbar)の観点から、それは、プレポリマーの製造後、徹底的に除去されなければならない。この工程は、コストの理由から所望されない。その結果として、TDIベース系を、それらのMDIベースの対応物に置換する試みが、次第になされてきている。20℃にて4.0・10−6mbarの低いMDIの蒸気圧に加えて、前記対応物は、硬化速度が非常に早いという利点を有する。
しかしながら、粘度に関して、先行技術から既知の4,4’-MDIベースのプレポリマーは、類似構造のTDI系と比べて不利な点を有する。したがって、98重量%の4,4’-MDIを含有するMDIベースのプレポリマーは、23℃にて70000mPa・sの粘度を有するが、一方、比較できるTDIベースのプレポリマーは、23℃にて11000mPa・sのみの粘度を有する。25重量%までの2,4’-MDI画分の増加は、粘度および破断伸びに有意な影響を及ぼさないが、引張強度、応力値(100%モジュラス)およびショアA硬度において悪化する(Layら、Polyurethane World Congr. Proc.、1991年、319頁以降(非特許文献1))。
欧州特許公開EP-A 0 693 511(特許文献2)は、少なくとも70重量%、好適には少なくとも85重量%の2,4’異性体画分を有するMDIを使用して製造したNCO含有ホットメルト系を記載する。ヒドロキシル成分としては、i)エステルおよび/またはエーテル基を含有し、そして1.95〜2.2の平均官能価を有するポリオールに加えて、より高い官能価のポリオールも使用することができる。i)においてエステル官能性ポリオールを使用することが好適である。しかしながら、その種類の基は、加水分解に安定性でなく、したがって、シーラント部門における使用に適していない。
国際公開WO 93/09158(特許文献3)から既知のものは、イソシアネート成分として好適には2,4-TDI、少なくとも90重量%の2,4’-MDIを有するMDIおよび/またはIPDIを含有するプレポリマーである。合成に使用されるポリオール成分は、2.05〜2.5の官能価を有し、そして200〜6000g/molの分子量を有する、ポリエステル、ポリエーテルおよび/またはポリエーテルエステルから構成される。実施例は、92重量%を超える2,4’-MDIを含有するMDIおよび≦1000g/molの分子量を有するポリエーテルベースのジオールおよびトリオールから合成されたプレポリマーを開示する。比較的短鎖のポリエーテルであることから、この種類のプレポリマーは、一成分の、湿分硬化性処方物からの弾性シーラントを製造するために適していない。
国際公開WO 03/006521(特許文献4)および国際公開WO 03/033562(特許文献5)は、低モノマー含量の、97.5重量%を超える2,4’-MDI画分を有するMDIをベースとするNCO含有プレポリマーを開示する。使用されるポリオールとしては、≦2000g/molの分子量を有するポリエーテルジオールが挙げられる。比較的短鎖のポリオールであることから、得られたプレポリマー生成物は、室温にて固体か、または極めて高い粘度(23℃にて>100000mPa・sの剪断粘度)を有するものであり、したがって、室温にて付与され得る低溶媒シーラントにおいて容易に使用することができない。
国際公開WO 03/055929(特許文献6)は、好適には1重量%未満の4,4’-および2,2’-MDI画分を有する2,4’-MDIおよびポリオールから好適に得られたNCO含有プレポリマーを記載する。使用される適当なポリオールは、好適には、一分子当たり2個または3個のOH基を有し、400〜20000g/molの平均分子量を有する、室温にて液体またはアモルファスまたは結晶性の化合物である。これに関して、特定されないリストは、多数のポリエーテル、ポリエステルおよびポリアクリレートポリオールを列挙する。これらのプレポリマーから、数ある処方物のなかでも特に、一成分および二成分接着剤/シーラントを製造することができる。この目的で、それらは、高分子量ポリイソシアネートとの混合物として使用される。同様に、これらの高分子量ポリイソシアネートは、2,4’-MDIをベースとするが、60〜2000g/molの分子量を有するポリオールを含有する。湿分への暴露に際して硬化し、>2000g/molの数平均分子量を有するポリエーテルジオールをベースとする2,4’-MDIプレポリマーを排他的に含有する低粘度の低モノマー含量のシーラントは、記載されていない。
国際公開WO 03/051951(特許文献7)は、まず第一に、非対称ジイソシアネートを、60〜3000g/molの平均分子量を有するポリオールと反応させて、その後に少なくとも一つのさらなるポリオールと反応するNCO官能性プレポリマーを得る方法を開示する。該プレポリマー製造のために、TDI、IPDIまたは2,4’-MDIを使用することが好適である。使用され得る第一段階のポリオールとしては、2〜4個のOH基を有する低分子量アルコールばかりでなく、ポリエーテル、ポリエステルまたはポリアクリレートポリオールも挙げられる。≧2000g/molの数平均分子量および95重量%を超える2,4’-MDI画分を有するMDIを有するポリエーテルポリオールを排他的にベースとするプレポリマーまたはシーラントは、記載されていない。
欧州特許EP-B 0 425 694
欧州特許公開EP-A 0 693 511
国際公開WO 93/09158
国際公開WO 03/006521
国際公開WO 03/033562
国際公開WO 03/055929
国際公開WO 03/051951
Layら、Polyurethane World Congr. Proc.、1991年、319頁以降
本発明の目的は、低粘度、低モノマー含量の2,4’-MDIプレポリマー、それをベースとする湿分硬化性シーラント、それらの製造方法およびそれらの使用を提供することにある。
驚くべきことに、イソシアネートとして、少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプと、ポリオールとして、2000g/mol〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、必要に応じて2000g/molを超える数平均分子量を有するさらなるポリエーテルポリオール(特に二官能性ポリエーテルポリオール)とから構成されるポリエーテルポリオール混合物(これは、組成物の点から見て、OH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molを与えるようなものである。)を使用して、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有する、カルボン酸エステル基を含有しない適当なMDIベースのプレポリマーを製造した場合、該プレポリマーを、硬化したシーラント状態におけるDIN 53 504による破断伸びが>100%である湿分硬化性シーラントを製造するために使用することができることが判明した。
この種のプレポリマーおよびこのようなプレポリマーを含むこの種の湿分硬化性シーラントは、これまで、先行技術に記載されていなかった。
それらをベースとする湿分硬化性シーラントは、先行技術のTDIベース系と比較して匹敵するか、または改善された特性プロフィールを有する。
したがって、本発明は、カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、
A)少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプであるイソシアネートを、
B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、
b2)必要に応じて、2000g/molを超える数平均分子量を有する一以上のポリエーテルポリオールとから構成されるポリエーテルポリオール混合物であって、
ここで、B)中のb1)画分は少なくとも20重量%であり、そしてOH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される、混合物
と反応させることを含む、方法を提供する。
A)少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプであるイソシアネートを、
B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、
b2)必要に応じて、2000g/molを超える数平均分子量を有する一以上のポリエーテルポリオールとから構成されるポリエーテルポリオール混合物であって、
ここで、B)中のb1)画分は少なくとも20重量%であり、そしてOH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される、混合物
と反応させることを含む、方法を提供する。
同様に、本発明は、上記方法により得られ得るプレポリマー、およびそれらから製造された、>100%のDIN 53 504による破断伸びを有するシーラントおよび/または接着剤を提供する。
本明細書において、略語「MDI」は、ジフェニルメタンジイソシアネートを意味する。
本発明は、カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、
A)少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプであるイソシアネートを、
B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、
b2)必要に応じて、2000g/molを超える数平均分子量を有する一以上のポリエーテルポリオール
とから構成されるポリエーテルポリオール混合物であって、
ここで、B)中のb1)画分は少なくとも20重量%であり、そしてOH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される、混合物
と反応させることを含む、方法を提供する。
本発明は、カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、
A)少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプであるイソシアネートを、
B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、
b2)必要に応じて、2000g/molを超える数平均分子量を有する一以上のポリエーテルポリオール
とから構成されるポリエーテルポリオール混合物であって、
ここで、B)中のb1)画分は少なくとも20重量%であり、そしてOH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される、混合物
と反応させることを含む、方法を提供する。
同様に、本発明は、上記方法により得られ得るプレポリマー、およびそれらから製造された、>100%のDIN 53 504による破断伸びを有するシーラントおよび/または接着剤を提供する。
成分A)およびB)の相互の比は、好適には、NCO/OH比が、2.0未満、より好適には1.4〜1.9であるようなものである。
成分A)およびB)の相互の比は、好適には、得られたプレポリマーが、4重量%未満のNCO含量を有するようなものである。
成分A)およびB)の相互の比は、好適には、得られたプレポリマーが、4重量%未満のNCO含量を有するようなものである。
A)中のイソシアネートとして使用されるMDIタイプは、好適には、少なくとも97重量%、より好適には少なくとも97.5重量%の2,4’-MDI含量である。
A)中のイソシアネートとして使用されるMDIタイプは、好適には、0.5重量%以下、より好適には0.25重量%以下の2,2’-MDI含量である。
95重量%以上の2,4’-MDIを含有するこの種のメチレンジイソシアネートは、典型的に、工業的に製造されたMDIの二環画分から蒸留または結晶化によって得られる。
A)中のイソシアネートとして使用されるMDIタイプは、好適には、0.5重量%以下、より好適には0.25重量%以下の2,2’-MDI含量である。
95重量%以上の2,4’-MDIを含有するこの種のメチレンジイソシアネートは、典型的に、工業的に製造されたMDIの二環画分から蒸留または結晶化によって得られる。
B)中に使用されるポリエーテルポリオールは、ポリウレタン化学の当業者に自体既知である。それらは、典型的に、スターターとして、低分子量、多官能性OH-またはNH-官能性化合物から出発して、環状エーテルまたは異なる環状エーテルの混合物との反応によって得られる。使用される触媒としては、KOHまたは複金属シアニドベース系のような塩基が挙げられる。この目的に適当な製造方法は、例えば、米国特許US-B 6 486 361またはL. E. St. Pierre、Polyethers Part I、Polyalkylene Oxide and other Polyethers、編者:Norman G. Gaylord;High Polymers Vol. XIII;Interscience Publishers;ニューアーク 1963年;130頁以降から当業者に既知である。
適当なスターターは、環状エーテルに重付加することができる、好適には2〜8個、より好適には2〜6個の水素原子を有する。このような化合物の例としては、水、エチレングリコール、1,2-または1,3-プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、ビスフェノール-A、ネオペンチルグリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトールおよびソルビトールが挙げられる。
適当な環状エーテルとしては、アルキレンオキシド、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはブチレンオキシド、エピクロロヒドリンまたはスチレンオキシドまたはテトラヒドロフランが挙げられる。
適当な環状エーテルとしては、アルキレンオキシド、例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはブチレンオキシド、エピクロロヒドリンまたはスチレンオキシドまたはテトラヒドロフランが挙げられる。
B)において、上記スターターに基づく、プロピレンオキシド、エチレンオキシドおよび/またはテトラヒドロフラン単位を含有する、好適にはプロピレンオキシドおよび/またはエチレンオキシド単位を含有する、ポリエーテルを使用することが好適である。
成分b1)のポリエーテルポリオールは、好適には、2000〜15000g/molの数平均分子量を有する。好適な平均OH官能価は、3〜6、より好適には3〜4である。
成分b2)のポリエーテルポリオールは、好適には、2000〜25000g/mol、より好適には2000〜18000g/molの数平均分子量を有する。好適な平均OH官能価は、2〜6、より好適には2〜4、非常に好適には2である。
成分b1)およびb2)のポリエーテルポリオールのエチレンオキシド画分は、合計0重量%〜25重量%、好適には0重量%〜20重量%、より好適には0重量%〜15重量%である。
ポリエーテルポリオール混合物B)中の成分b1)の画分は、好適には少なくとも30重量%である。
成分b2)のポリエーテルポリオールは、好適には、2000〜25000g/mol、より好適には2000〜18000g/molの数平均分子量を有する。好適な平均OH官能価は、2〜6、より好適には2〜4、非常に好適には2である。
成分b1)およびb2)のポリエーテルポリオールのエチレンオキシド画分は、合計0重量%〜25重量%、好適には0重量%〜20重量%、より好適には0重量%〜15重量%である。
ポリエーテルポリオール混合物B)中の成分b1)の画分は、好適には少なくとも30重量%である。
NCO末端基を含有するポリウレタンプレポリマーは、ポリウレタン化学から既知の方法で製造される。
製造は、好適には一段階方法で行われる。その場合、成分B)のポリオールは、個々にまたは混合物として過剰のイソシアネート成分A)と混合され、そして均質混合物は、NCO値が一定になるまで攪拌される。選択される反応温度は、50℃〜120℃、好適には50℃〜100℃である。好適には反応物および反応生成物の両方が選択された反応温度で液体であり、その結果、反応混合物の粘度を均質化または低下するためのさらなる溶媒の使用を回避することができる。
製造は、好適には一段階方法で行われる。その場合、成分B)のポリオールは、個々にまたは混合物として過剰のイソシアネート成分A)と混合され、そして均質混合物は、NCO値が一定になるまで攪拌される。選択される反応温度は、50℃〜120℃、好適には50℃〜100℃である。好適には反応物および反応生成物の両方が選択された反応温度で液体であり、その結果、反応混合物の粘度を均質化または低下するためのさらなる溶媒の使用を回避することができる。
あるいは、製造は、二段階操作で行われ得る。その場合、前駆体は、成分B)のb1)および/またはb2)および過剰のイソシアネート成分A)から第一段階で製造される。反応物は、一定のNCO値が得られるまで、50℃〜120℃の温度にて、好適には50℃〜100℃の温度にて、均質混合物の状態で攪拌される。この前駆体は、高い未反応のジイソシアネートモノマー含量を有する。次いで、この前駆体は、第二段階において残留する成分B)のポリオールと反応して最終シーラントプレポリマーを与える。反応物は、NCO値が一定になるまで、50℃〜120℃の温度にて、好適には50℃〜100℃の温度にて、均質混合物の状態で攪拌される。好適には、第二段階の反応物および反応生成物は、選択された反応温度で液体であり、その結果、反応混合物の粘度を均質化および低下するためのさらなる溶媒を使用せずに行うことができる。
もちろん、NCO末端基を含有するポリウレタンプレポリマーを、攪拌タンクカスケード中で、または適当な混合装置(例えば、ローター/ステーター原理で作動する高速ミキサーなど)中で連続的に製造することもできる。NCO含量は、ポリウレタン化学において慣例であるNCO滴定方法にしたがって決定される。
適切であれば、必要に応じて、NCO/OH反応を促進するための触媒、および/または溶媒を、プレポリマーの製造中に添加することができる。
適当な触媒は、ポリウレタン化学から自体既知のアミン化合物または有機金属化合物である。
例として、以下の化合物を触媒として使用することができる:トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルジアミノジエチルエーテル、ビス(ジメチルアミノプロピル)ウレア、N-メチル-およびN-エチルモルホリン、N,N’-ジモルホリノジエチルエーテル(DMDEE)、N-シクロヘキシルモルホリン、N,N,N’,N’-テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルブタンジアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルヘキサン-1,6-ジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルピペラジン、N-ジメチル-アミノエチル-ピペリジン、1,2-ジメチルイミダゾール、N-ヒドロキシプロピルイミダゾール、1-アザシクロ[2.2.0]オクタン、1,4-ジアザシクロ[2.2.2]オクタン(Dabco)およびアルカノールアミン化合物(例えば、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N-メチル-およびN-エチルジエタノールアミン)、ジメチルアミノエタノール、2-(N,N-ジメチルアミノエトキシ)エタノール、N,N’,N-トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロトリアジン(例えば、N,N’,N-トリス(ジメチルアミノプロピル)-s-ヘキサヒドロトリアジン)、塩化鉄(II)、塩化亜鉛、鉛オクトエートおよび、好適には、スズ塩(例えば、スズジオクトエート、スズジエチルヘキソエート、ジブチルスズジラウレートおよび/またはジブチルジラウリルスズメルカプチド)、2,3-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロピリミジン、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド(例えば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシドおよびカリウムイソプロポキシド)、および/または10〜20個の炭素原子および、必要に応じて、ペンダントOH基を有する長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩。触媒としての使用に適当であることが判明したさらなる化合物としては、Ti化合物、特にアルキル基(例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、2-ペンチル、3-ペンチル、好適にはエチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル)を有するTi(IV)-O-アルキル化合物が挙げられ、特に好適にはTi(IV)ブトキシドが挙げられる。
適当な触媒は、ポリウレタン化学から自体既知のアミン化合物または有機金属化合物である。
例として、以下の化合物を触媒として使用することができる:トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルジアミノジエチルエーテル、ビス(ジメチルアミノプロピル)ウレア、N-メチル-およびN-エチルモルホリン、N,N’-ジモルホリノジエチルエーテル(DMDEE)、N-シクロヘキシルモルホリン、N,N,N’,N’-テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルブタンジアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルヘキサン-1,6-ジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、ジメチルピペラジン、N-ジメチル-アミノエチル-ピペリジン、1,2-ジメチルイミダゾール、N-ヒドロキシプロピルイミダゾール、1-アザシクロ[2.2.0]オクタン、1,4-ジアザシクロ[2.2.2]オクタン(Dabco)およびアルカノールアミン化合物(例えば、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N-メチル-およびN-エチルジエタノールアミン)、ジメチルアミノエタノール、2-(N,N-ジメチルアミノエトキシ)エタノール、N,N’,N-トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロトリアジン(例えば、N,N’,N-トリス(ジメチルアミノプロピル)-s-ヘキサヒドロトリアジン)、塩化鉄(II)、塩化亜鉛、鉛オクトエートおよび、好適には、スズ塩(例えば、スズジオクトエート、スズジエチルヘキソエート、ジブチルスズジラウレートおよび/またはジブチルジラウリルスズメルカプチド)、2,3-ジメチル-3,4,5,6-テトラヒドロピリミジン、テトラアルキルアンモニウムヒドロキシド(例えば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド)、アルカリ金属水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム)、アルカリ金属アルコキシド(例えば、ナトリウムメトキシドおよびカリウムイソプロポキシド)、および/または10〜20個の炭素原子および、必要に応じて、ペンダントOH基を有する長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩。触媒としての使用に適当であることが判明したさらなる化合物としては、Ti化合物、特にアルキル基(例えば、メチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、2-ペンチル、3-ペンチル、好適にはエチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル)を有するTi(IV)-O-アルキル化合物が挙げられ、特に好適にはTi(IV)ブトキシドが挙げられる。
同様に、適当なものは、例えば、スズ、鉛、または鉄、チタン、ビスマスまたはジルコニウムの有機金属化合物、例えば、テトライソプロピルチタネート、鉛フェニルエチルジチオカルバメート、カルボン酸のスズ(II)塩(例えば、スズ(II)アセテート、エチルヘキソエートおよびジエチルヘキソエート)などである。さらなる化合物のクラスは、ジアルキルスズ(IV)カルボキシレートによって代表される。該カルボン酸は、2個、好適には少なくとも10個、特に14〜32個の炭素原子を有する。ジカルボン酸も使用され得る。例示される特定の酸としては、以下のものが挙げられる:アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、テレフタル酸、フェニル酢酸、安息香酸、酢酸、プロピオン酸ならびに2-エチルヘキサン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およびステアリン酸。
したがって、酸化スズおよび硫化スズ、ならびにスズチオレートが使用され得る。特定の化合物としては、以下のものが挙げられる:ビス(トリブチルスズ)オキシド、ビス(トリオクチルスズ)オキシド、ジブチルスズおよびジオクチルスズビス(2-エチルヘキシルチオレート)、ジブチルスズおよびジオクチルスズジドデシルチオレート、ビス(β-メトキシカルボニルエチル)スズジドデシルチオレート、ビス(β-アセチルエチル)スズビス(2-エチルヘキシルチオレート)、ジブチルスズおよびジオクチルスズジドデシルチオレート、ブチルスズおよびオクチルスズトリス(チオグリコール酸-2-エチルヘキソエート)、ジブチル-およびジオクチルスズ-ビス(チオグリコール酸2-エチルヘキソエート)、トリブチル-およびトリオクチルスズ(チオグリコール酸2-エチルヘキソエート)、ならびに一般式Rn+1Sn(SCH2CH2OCOC8H17)3-n〔式中、Rは、4〜8個の炭素原子を有するアルキル基である〕を有するブチルスズおよびオクチルスズトリス(チオエチレングリコール2-エチルヘキソエート)、ジブチルスズおよびジオクチルスズビス(チオエチレングリコール-2-エチルヘキソエート)、トリブチルスズおよびトリオクチルスズ(チオエチレングリコール2-エチルヘキソエート)、ビス(β-メトキシカルボニルエチル)スズビス(チオエチレングリコール2-エチルヘキソエート)、ビス(β-メトキシカルボニルエチル)スズビス(チオグリコール酸2-エチルヘキソエート)およびビス(β-アセチルエチル)スズビス(チオエチレングリコール2-エチルヘキソエート)、ならびにビス(β-アセチルエチル)スズビス(チオグリコール酸2-エチルヘキソエート。
使用される有機ビスマス化合物は、特に、カルボン酸ビスマス(該カルボン酸は、2〜20個の炭素原子、好適には4〜14個の炭素原子を有する)である。明白に例示され得る酸としては、以下のものが挙げられる:酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、イソ酪酸および2-エチルヘキサン酸。カルボン酸ビスマスと、他のカルボン酸金属(例えば、カルボン酸スズ)との混合物を使用することもできる。
本発明に必須のプレポリマーを製造する場合、触媒を使用することが好適である。そして、特に好適には、有機金属化合物を使用することが挙げられる。このような触媒の使用を通じて、低粘度と共に、特に低い残留遊離MDIモノマー含量を有するプレポリマーを製造することができる。
触媒が使用される場合、それらの量は、反応する成分A)およびB)の総量に対して、0.01重量%〜8重量%、好適には0.1重量%〜5重量%である。
好適な有機金属触媒は、スズ(IV)化合物の群からのものである。
スズ(IV)化合物の群からの好適な触媒は、ジブチルスズおよびジオクチルスズジアセテート、マレアート、ビス(2-エチルヘキソエート)、ジラウレート、ジクロリド、ビスドデシルメルカプチド、トリブチルスズアセテート、ビス(β-メトキシカルボニルエチル)スズジラウレートおよびビス(β-アセチルエチル)スズジラウレートである。
非常に特に好適な有機金属触媒は、ジブチルスズジラウレートである。
好適な有機金属触媒は、スズ(IV)化合物の群からのものである。
スズ(IV)化合物の群からの好適な触媒は、ジブチルスズおよびジオクチルスズジアセテート、マレアート、ビス(2-エチルヘキソエート)、ジラウレート、ジクロリド、ビスドデシルメルカプチド、トリブチルスズアセテート、ビス(β-メトキシカルボニルエチル)スズジラウレートおよびビス(β-アセチルエチル)スズジラウレートである。
非常に特に好適な有機金属触媒は、ジブチルスズジラウレートである。
反応を停止させるために、適当ならば、例えば、有機または無機酸、例えば、塩酸、硫酸、リン酸またはそれらの誘導体、ギ酸、酢酸または別のアルカン酸もしくは有機酸、または酸放出成分(例えば酸ハロゲン化物)を添加することができる。適当な酸塩化物の例は、塩化ホルミル、塩化アセチル、塩化プロピオニルおよび塩化ベンゾイルである。上記既知のアミンまたは有機金属触媒の一つをプレポリマーの製造中に使用する場合、反応を停止させることが特に有利である。
好適には、反応停止剤として塩化ベンゾイルを使用することが挙げられる。
好適には、反応停止剤として塩化ベンゾイルを使用することが挙げられる。
本発明にしたがって得られ得る生成物は、好適には、溶媒非含有NCO官能性プレポリマーに基づいて、0.3重量%未満、より好適には0.15重量%未満の残留メチレンジフェニルジイソシアネート含量を有する。
本発明にしたがって得られ得るプレポリマーは、溶媒非含有形態で、23℃にて測定された、好適には5000〜80000mPa・s、より好適には5000〜70000mPa・sの剪断粘度を有する。
本発明にしたがって得られ得るプレポリマーは、溶媒非含有形態で、23℃にて測定された、好適には5000〜80000mPa・s、より好適には5000〜70000mPa・sの剪断粘度を有する。
本発明は、本発明にしたがって得られ得るプレポリマーを使用して製造された、ポリウレタンポリマー、塗料、接着剤および/またはシールをさらに提供する。好適には、本発明に必須のプレポリマーに基づく、湿分硬化性シーラントおよび/または接着剤が挙げられる。
それらから得られ得る湿分硬化性シーラントおよび/または接着剤は、典型的に、>100%、好適には>200%、より好適には>300%のDIN 53 504による破断伸びを有する。
このような湿分硬化性シーラントおよび/または接着剤を製造するために、本発明のNCO含有ポリウレタンプレポリマーは、シーラントを製造するための既知の方法にしたがって、通例の可塑剤、フィラー、顔料、乾燥剤、添加剤、光安定化剤、抗酸化剤、チキソトロープ剤、触媒、接着促進剤および、適当ならば、さらなる補助剤および添加剤と一緒に処方され得る。
例示の目的で挙げられ得る適当なフィラーには、カーボンブラック、沈降シリカ、焼成シリカ、鉱物チョークおよび沈降チョークが含まれる。
例示の目的で挙げられ得る適当な可塑剤には、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、フェノールのアルキルスルホン酸エステル、またはリン酸エステルが含まれる。
適当なチキソトロープ剤の例としては、焼成シリカ、ポリアミド、水添ヒマシ油追加生成物、あるいはポリ塩化ビニルが挙げられる。
例示の目的で挙げられ得る適当な可塑剤には、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、フェノールのアルキルスルホン酸エステル、またはリン酸エステルが含まれる。
適当なチキソトロープ剤の例としては、焼成シリカ、ポリアミド、水添ヒマシ油追加生成物、あるいはポリ塩化ビニルが挙げられる。
硬化を促進するための適当な触媒の例としては、プレポリマー鎖に組み込まれていない第三級アミン、例えば、ジアザシクロオクタン(Dabco)、トリエチルアミン、ジメチルベンジルアミン(Desmorapid(登録商標)DB、Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国)、ビスジメチルアミノエチルエーテル、テトラメチルグアニジン、ビスジメチルアミノメチルフェノール、2,2'-ジモルホリノジエチルエーテル、2-(2-ジメチルアミノエトキシ)エタノール、2-ジメチルアミノエチル3-ジメチルアミノプロピルエーテル、ビス(2-ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N-ジメチルピペラジン、N-(2-ヒドロキシエトキシエチル)-2-アザノルボラン、N,N,N’,N’-テトラメチルブタン-1,3-ジアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルプロパン-1,3-ジアミンまたはN,N,N’,N’-テトラメチルヘキサン-1,6-ジアミンまたは二以上の前記化合物の任意の所望の混合物が挙げられる。
また、触媒は、オリゴマーまたはポリマー形態、例えば、N-メチル化ポリエチレンイミンの形態で存在し得る。
適当な触媒としては、1-メチルイミダゾール、2-メチル-1-ビニルイミダゾール、1-アリルイミダゾール、1-フェニルイミダゾール、1,2,4,5-テトラメチルイミダゾール、1-(3-アミノプロピル)イミダゾール、ピリミダゾール、4-ジメチルアミノピリジン、4-ピロリジノピリジン、4-モルホリノピリジン、4-メチルピリジンまたはN-ドデシル-2-メチルイミダゾールまたは二以上の前記化合物の任意の所望の混合物がさらに挙げられる。
第三級アミンに加えて、またはその代わりに、有機金属化合物、例えば、カルボン酸の有機スズ化合物、強塩基(例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属アルコキシドおよびアルカリ金属フェノキシド)、例えば、ジ-N-オクチルスズメルカプチド、ジブチルスズマレアート、ジアセテート、ジラウレート、ジクロリドまたはビスドデシルメルカプチド、スズ(II)アセテート、スズエチルヘキソエートおよびスズジエチルヘキソエートまたは鉛フェニルエチルジチオカルバメートは、このような湿分硬化性PUシーラント中に存在することができる。
乾燥剤としては、特には、アルコキシシリル化合物(例えば、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、ヘキサデシルトリメトキシシラン)、ならびに無機物質(例えば、酸化カルシウム(CaO)など)、イソシアネート基を有する化合物(例えば、トシルイソシアネートなど)などが挙げられ得る。
使用される接着促進剤としては、既知の官能性シラン、例えば、上記種類のアミノシラン、ならびに、N-アミノエチル-3-アミノプロピルトリメトキシ-シランおよび/またはN-アミノエチル-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン、エポキシシランおよび/またはメルカプトシランなどが挙げられ得る。
使用される接着促進剤としては、既知の官能性シラン、例えば、上記種類のアミノシラン、ならびに、N-アミノエチル-3-アミノプロピルトリメトキシ-シランおよび/またはN-アミノエチル-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン、エポキシシランおよび/またはメルカプトシランなどが挙げられ得る。
本発明のNCO含有、湿分硬化性プレポリマーに基づくシーラント、接着剤および塗料材料は、種々の使用に適用され得る。それらは、例えば、金属、セラミック、ガラス、プラスチック、木、コンクリートおよび他の構成材料からなる材料の塗工、結合および封止のために、広く使用される。
他に示さない限り、全てのパーセンテージは、重量パーセンテージである。
粘度は、Thermo Haake(カールスルーエ、独国)からのViscotester VT 550回転粘度計を用いて、測定用カップSVおよびSV DIN 2測定機器を使用して、測定温度23℃にて決定した。
粘度は、Thermo Haake(カールスルーエ、独国)からのViscotester VT 550回転粘度計を用いて、測定用カップSVおよびSV DIN 2測定機器を使用して、測定温度23℃にて決定した。
遊離ジイソシアネートモノマー量を、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)を用いて決定した。測定は、室温で行う。使用した溶出液はTHFであり、流速は1ml/minであり、そして注入量は50μlである。使用した分離カラムは、例えば、名称MZ-Gel SD-plusのもとMZ-Analysentechnik(マインツ、独国)から入手できるような、5μmの分離材を充填した500Åの空隙率を有するGPCカラムである。分離カラムの全長は120cmである。使用した検出器は、屈折率検出器である。
プレポリマーおよび反応混合物のNCO含量は、DIN EN 1242にしたがって決定した。
ショアA硬度は、DIN 53505にしたがって決定し、引張強度、破断伸びおよび応力値は、DIN 53504にしたがって決定した。
ショアA硬度は、DIN 53505にしたがって決定し、引張強度、破断伸びおよび応力値は、DIN 53504にしたがって決定した。
(ポリエーテルA)
名目上の官能価3およびヒドロキシル価35mgKOH/gを有し、グリセロールをプロポキシル化し、次いで、エトキシル化により反応を停止することによって製造されたポリエーテルポリオール。エチレンオキシド画分は13重量%であり、生成物は80〜85mol%の第一級OH基を含有する。
(ポリエーテルB)
名目上の官能価2およびヒドロキシル価28mgKOH/gを有し、グリセロールをプロポキシル化し、次いで、エトキシル化により反応を停止することによって製造されたポリエーテルポリオール。エチレンオキシド画分は13重量%であり、生成物は70〜80mol%の第一級OH基を含有する。
(ポリエーテルC)
Impact(登録商標)方法にしたがうDMC触媒反応を介して製造され、名目上の官能価2およびヒドロキシル価28mgKOH/gを有するポリプロピレングリコール(Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国からのAcclaim(登録商標)4200)。
(ポリエーテルD)
Impact(登録商標)方法にしたがうDMC触媒反応を介して製造され、名目上の官能価3およびヒドロキシル価28mgKOH/gを有するポリプロピレングリコール(Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国からのAcclaim(登録商標)6300)。
(ポリエーテルE)
名目上の官能価2およびヒドロキシル価260mgKOH/gを有し、プロピレングリコールをプロポキシル化することによって製造されたポリエーテルポリオール。
(ポリエーテルF)
名目上の官能価2およびヒドロキシル価147mgKOH/gを有し、プロピレングリコールをプロポキシル化することによって製造されたポリエーテルポリオール。
名目上の官能価3およびヒドロキシル価35mgKOH/gを有し、グリセロールをプロポキシル化し、次いで、エトキシル化により反応を停止することによって製造されたポリエーテルポリオール。エチレンオキシド画分は13重量%であり、生成物は80〜85mol%の第一級OH基を含有する。
(ポリエーテルB)
名目上の官能価2およびヒドロキシル価28mgKOH/gを有し、グリセロールをプロポキシル化し、次いで、エトキシル化により反応を停止することによって製造されたポリエーテルポリオール。エチレンオキシド画分は13重量%であり、生成物は70〜80mol%の第一級OH基を含有する。
(ポリエーテルC)
Impact(登録商標)方法にしたがうDMC触媒反応を介して製造され、名目上の官能価2およびヒドロキシル価28mgKOH/gを有するポリプロピレングリコール(Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国からのAcclaim(登録商標)4200)。
(ポリエーテルD)
Impact(登録商標)方法にしたがうDMC触媒反応を介して製造され、名目上の官能価3およびヒドロキシル価28mgKOH/gを有するポリプロピレングリコール(Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国からのAcclaim(登録商標)6300)。
(ポリエーテルE)
名目上の官能価2およびヒドロキシル価260mgKOH/gを有し、プロピレングリコールをプロポキシル化することによって製造されたポリエーテルポリオール。
(ポリエーテルF)
名目上の官能価2およびヒドロキシル価147mgKOH/gを有し、プロピレングリコールをプロポキシル化することによって製造されたポリエーテルポリオール。
(ジイソシアネートI)
Desmodur(登録商標)44M(4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート)、Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国
(ジイソシアネートII)
以下の異性体分布を有するジフェニルメタンジイソシアネート:
2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=99.10%
4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.88%
2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.02%
(ジイソシアネートIII)
以下の異性体分布を有するジフェニルメタンジイソシアネート:
2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=96.93%
4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=3.05%
2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.02%
(ジイソシアネートIV)
以下の異性体分布を有するジフェニルメタンジイソシアネート:
2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=99.92%
4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.04%
2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.04%
Desmodur(登録商標)44M(4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート)、Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国
(ジイソシアネートII)
以下の異性体分布を有するジフェニルメタンジイソシアネート:
2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=99.10%
4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.88%
2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.02%
(ジイソシアネートIII)
以下の異性体分布を有するジフェニルメタンジイソシアネート:
2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=96.93%
4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=3.05%
2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.02%
(ジイソシアネートIV)
以下の異性体分布を有するジフェニルメタンジイソシアネート:
2,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=99.92%
4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.04%
2,2’-ジフェニルメタンジイソシアネート=0.04%
(Mesamoll(登録商標))
フェノールのアルキルスルホン酸エステルに基づく可塑剤、Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国
(DBTL)
ジブチルスズジラウレート、Goldschmidt TIB GmbH、マンハイム、独国、名称Tegokat(登録商標)218。
フェノールのアルキルスルホン酸エステルに基づく可塑剤、Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国
(DBTL)
ジブチルスズジラウレート、Goldschmidt TIB GmbH、マンハイム、独国、名称Tegokat(登録商標)218。
(実施例1)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、266.73g(1.07mol)のジイソシアネートIIを、85℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.157gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1160.25g(0.29mol)のポリエーテルBと556.87g(0.116mol)のポリエーテルAとの混合物と、85℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。その後、反応混合物を、85℃にて、12時間の反応時間の後、一定のNCO含量2.51%(理論値:2.56%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を50℃に低下させ、そして15.99gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.52%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、266.73g(1.07mol)のジイソシアネートIIを、85℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.157gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1160.25g(0.29mol)のポリエーテルBと556.87g(0.116mol)のポリエーテルAとの混合物と、85℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。その後、反応混合物を、85℃にて、12時間の反応時間の後、一定のNCO含量2.51%(理論値:2.56%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を50℃に低下させ、そして15.99gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.52%のNCO含量を有した。
(実施例2)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、298.75g(1.195mol)のジイソシアネートIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.12gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1687.85g(0.352mol)のポリエーテルAと、50℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテルの添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、19時間の反応時間の後、一定のNCO含量2.81%(理論値:2.83%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、まず13.27gのトルエンスルホニルイソシアネート、次いで、497.89gのMesamoll(登録商標)を添加し、その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.24%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、298.75g(1.195mol)のジイソシアネートIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.12gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1687.85g(0.352mol)のポリエーテルAと、50℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテルの添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、19時間の反応時間の後、一定のNCO含量2.81%(理論値:2.83%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、まず13.27gのトルエンスルホニルイソシアネート、次いで、497.89gのMesamoll(登録商標)を添加し、その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.24%のNCO含量を有した。
(実施例3)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、181.94g(0.728mol)のジイソシアネートIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、659g(0.165mol)のポリエーテルCと659g(0.11mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、20時間の反応時間、一定のNCO含量2.27%(理論値:2.24%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして10gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.20%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、181.94g(0.728mol)のジイソシアネートIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、659g(0.165mol)のポリエーテルCと659g(0.11mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、20時間の反応時間、一定のNCO含量2.27%(理論値:2.24%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして10gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.20%のNCO含量を有した。
(実施例4)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、151.08g(0.604mol)のジイソシアネートIIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.15gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、674.5g(0.169mol)のポリエーテルCと674.5g(0.112mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が上昇しないような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、5時間の反応時間後、一定のNCO含量1.44%(理論値:1.50%)に達するまで、さらに攪拌する。その後、温度を60℃に低下させ、そして触媒を、120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって不活性化する。その後、12gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分間より多く攪拌し、次いで、生成物を排出する。最終生成物は、1.50%のNCO含量を有する。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、151.08g(0.604mol)のジイソシアネートIIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.15gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、674.5g(0.169mol)のポリエーテルCと674.5g(0.112mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が上昇しないような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、5時間の反応時間後、一定のNCO含量1.44%(理論値:1.50%)に達するまで、さらに攪拌する。その後、温度を60℃に低下させ、そして触媒を、120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって不活性化する。その後、12gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分間より多く攪拌し、次いで、生成物を排出する。最終生成物は、1.50%のNCO含量を有する。
(実施例5)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、202.25g(0.809mol)のジイソシアネートIVを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.2gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1797.75g(0.3mol)のポリエーテルDと、50℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテルの添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、3時間の反応時間後、一定のNCO含量1.49%(理論値:1.51%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、そして触媒を、120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、不活性化する。その後、15.76gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分間より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.49%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、202.25g(0.809mol)のジイソシアネートIVを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.2gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1797.75g(0.3mol)のポリエーテルDと、50℃の温度が一定のままになるような速度にて、攪拌しながら混合した。ポリエーテルの添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、3時間の反応時間後、一定のNCO含量1.49%(理論値:1.51%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、そして触媒を、120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、不活性化する。その後、15.76gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加し、その後、該混合物を15分間より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.49%のNCO含量を有した。
(実施例6)
二段階操作におけるシーラントプレポリマーの製造
第一段階:NCO官能性前駆体の製造:
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、395g(1.58mol)のジイソシアネートIVを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.14gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した1000g(0.25mol)のポリエーテルCと、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、4時間の反応時間後、一定のNCO含量7.58%(理論値:8.0%)に達するまでさらに攪拌した。その後、前駆体を室温まで冷却し、排出した。
二段階操作におけるシーラントプレポリマーの製造
第一段階:NCO官能性前駆体の製造:
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、395g(1.58mol)のジイソシアネートIVを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.14gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した1000g(0.25mol)のポリエーテルCと、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、4時間の反応時間後、一定のNCO含量7.58%(理論値:8.0%)に達するまでさらに攪拌した。その後、前駆体を室温まで冷却し、排出した。
第二段階:予め製造した前駆体を使用するシーラントプレポリマーの製造:
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコに、第一段階で製造した712.9gの前駆体を、50℃の温度にて充填した。そこに、まず0.13gのDBTLを、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、387.7g(0.097mol)のポリエーテルCと899.4g(0.15mol)のポリエーテルDの混合物を、50℃の温度が上昇しないような速度で添加した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、3.5時間の反応時間の後、一定のNCO含量1.26%(理論値:1.50%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、240ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、触媒を不活性化し、次いで、生成物を排出する。最終生成物は、1.26%のNCO含量を有する。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコに、第一段階で製造した712.9gの前駆体を、50℃の温度にて充填した。そこに、まず0.13gのDBTLを、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、387.7g(0.097mol)のポリエーテルCと899.4g(0.15mol)のポリエーテルDの混合物を、50℃の温度が上昇しないような速度で添加した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、3.5時間の反応時間の後、一定のNCO含量1.26%(理論値:1.50%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、240ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、触媒を不活性化し、次いで、生成物を排出する。最終生成物は、1.26%のNCO含量を有する。
(比較例1)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、133.37g(0.533mol)のジイソシアネートIを、85℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.075gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、580.13g(0.145mol)のポリエーテルBと278.44g(0.058mol)のポリエーテルAとの混合物と、85℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。その後、反応混合物を、8時間の反応時間後、一定のNCO含量2.48%(理論値:2.56%)に達するまで、85℃にてさらに攪拌した。その後、温度を50℃に低下させ、そして8gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加した。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.48%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、133.37g(0.533mol)のジイソシアネートIを、85℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.075gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、580.13g(0.145mol)のポリエーテルBと278.44g(0.058mol)のポリエーテルAとの混合物と、85℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。その後、反応混合物を、8時間の反応時間後、一定のNCO含量2.48%(理論値:2.56%)に達するまで、85℃にてさらに攪拌した。その後、温度を50℃に低下させ、そして8gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加した。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.48%のNCO含量を有した。
(比較例2)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、149.75g(0.599mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.06gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、843.93g(0.176mol)のポリエーテルAと、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテルの添加完了後、反応混合物を70℃で加熱し、そして、この温度にて、14時間の反応時間、一定のNCO含量2.84%(理論値:2.83%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、そして、まず6.64gのトルエンスルホニルイソシアネート、次いで、248.95gのMesamoll(登録商標)を添加した。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.24%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、149.75g(0.599mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.06gの塩化ベンゾイルと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、843.93g(0.176mol)のポリエーテルAと、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテルの添加完了後、反応混合物を70℃で加熱し、そして、この温度にて、14時間の反応時間、一定のNCO含量2.84%(理論値:2.83%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、そして、まず6.64gのトルエンスルホニルイソシアネート、次いで、248.95gのMesamoll(登録商標)を添加した。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.24%のNCO含量を有した。
(比較例3)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、181.94g(0.728mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、659g(0.165mol)のポリエーテルCと659g(0.11mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、15時間の反応時間の後、一定のNCO含量2.24%(理論値:2.24%)に達するまでさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、次いで、まず10gのトルエンスルホニルイソシアネート、次いで、377.5gのMesamoll(登録商標)を添加した。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.86%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、181.94g(0.728mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、659g(0.165mol)のポリエーテルCと659g(0.11mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、15時間の反応時間の後、一定のNCO含量2.24%(理論値:2.24%)に達するまでさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させ、次いで、まず10gのトルエンスルホニルイソシアネート、次いで、377.5gのMesamoll(登録商標)を添加した。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.86%のNCO含量を有した。
(比較例4)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、40.29g(0.161mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず4mgのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、179.86g(0.045mol)のポリエーテルCと179.86g(0.03mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、2時間の反応時間後、一定のNCO含量1.41%(理論値:1.50%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、触媒を120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、不活性化する。その後、3.04gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加する。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.41%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、40.29g(0.161mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず4mgのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、179.86g(0.045mol)のポリエーテルCと179.86g(0.03mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、2時間の反応時間後、一定のNCO含量1.41%(理論値:1.50%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、触媒を120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、不活性化する。その後、3.04gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加する。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.41%のNCO含量を有した。
(比較例5)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、40.29g(0.161mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、179.86g(0.045mol)のポリエーテルCと179.86g(0.03mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、28時間の反応時間後、一定のNCO含量1.52%(理論値:1.50%)に達するまでさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、2.64gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加する。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.52%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、40.29g(0.161mol)のジイソシアネートIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、179.86g(0.045mol)のポリエーテルCと179.86g(0.03mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、28時間の反応時間後、一定のNCO含量1.52%(理論値:1.50%)に達するまでさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、2.64gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加する。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、1.52%のNCO含量を有した。
(比較例6)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、101.7g(0.407mol)のジイソシアネートIVを70℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず22mgのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、94.64g(0.22mol)のポリエーテルEと23.66g(0.0039mol)のポリエーテルDとの混合物と、70℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を、4.5時間の反応時間後、一定のNCO含量6.7%(理論値:6.9%)に達するまで、この温度でさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、33ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、触媒を不活性化する。次いで、生成物を排出する。最終生成物は、6.7%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、101.7g(0.407mol)のジイソシアネートIVを70℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず22mgのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、94.64g(0.22mol)のポリエーテルEと23.66g(0.0039mol)のポリエーテルDとの混合物と、70℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を、4.5時間の反応時間後、一定のNCO含量6.7%(理論値:6.9%)に達するまで、この温度でさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、33ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、触媒を不活性化する。次いで、生成物を排出する。最終生成物は、6.7%のNCO含量を有した。
(比較例7)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、490.09g(1.96mol)のジイソシアネートIVを70℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.15gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、807.95g(1.105mol)のポリエーテルFと201.95g(0.034mol)のポリエーテルDとの混合物と、70℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を、4.5時間の反応時間後、一定のNCO含量4.74%(理論値:4.87%)に達するまで、この温度でさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、触媒を不活性化し、次いで、生成物を排出する。最終生成物は、4.74%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、490.09g(1.96mol)のジイソシアネートIVを70℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、まず0.15gのDBTLと、次いで、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、807.95g(1.105mol)のポリエーテルFと201.95g(0.034mol)のポリエーテルDとの混合物と、70℃の温度が上昇しないような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を、4.5時間の反応時間後、一定のNCO含量4.74%(理論値:4.87%)に達するまで、この温度でさらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、120ppmの塩化ベンゾイルを添加することによって、触媒を不活性化し、次いで、生成物を排出する。最終生成物は、4.74%のNCO含量を有した。
(比較例8)
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、197.5g(0.79mol)のジイソシアネートIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1042g(0.261mol)のポリエーテルCと260.5g(0.0434mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、20時間の反応時間後、一定のNCO含量2.57%(理論値:2.61%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、12gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加する。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.60%のNCO含量を有した。
攪拌機構および滴下漏斗を備えた加熱・冷却可能なガラスフラスコ中、197.5g(0.79mol)のジイソシアネートIIを50℃の温度にて溶融した。溶融したジイソシアネートを、予め100℃の温度、15mbarの真空下で脱水した、1042g(0.261mol)のポリエーテルCと260.5g(0.0434mol)のポリエーテルDとの混合物と、50℃の温度が一定のままになるような速度で、攪拌しながら混合した。ポリエーテル混合物の添加完了後、反応混合物を70℃に加熱し、そして、この温度にて、20時間の反応時間後、一定のNCO含量2.57%(理論値:2.61%)に達するまで、さらに攪拌した。その後、温度を60℃に低下させた。そして、12gのトルエンスルホニルイソシアネートを添加する。その後、該混合物を15分より多く攪拌し、次いで、生成物を排出した。最終生成物は、2.60%のNCO含量を有した。
(機械的特性を決定するための試料の製造)
クロスアーム混練装置中で、240gのMesamoll(登録商標)、405gのOmya BLP 3(炭酸カルシウム(フィラー)、Omya GmbH、ケルン、独国)および170gの対応する実施例からの結合剤を、21gのDesmodur(登録商標)VH 20(MDIに基づくポリイソシアネートセミプレポリマー、Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国)および45gのWacker HDK N 20(焼成シリカ、Wacker Chemie GmbH、ミュンヘン、独国)と、高真空下30分間混練した。その後、さらなる100gの各々の結合剤、5.4gのDynasylan GLYMO(グリシジル3-(トリメトキシシリル)プロピルエーテル、Degussa AG、フランクフルトアムマイン、独国)および2.7gのDabco T-12N(ジブチルスズジラウレート、Air Products、3502 GDユトレヒト、蘭国)を添加した。混合物を、低真空下20分間混練し、次いで、高真空を短時間適用することにより脱気した。
得られた混合物を、アルミニウムカートリッジ中に分注し、そして、次の日、約2mm厚の膜に加工した。その後、膜を室温で14日間硬化した。
クロスアーム混練装置中で、240gのMesamoll(登録商標)、405gのOmya BLP 3(炭酸カルシウム(フィラー)、Omya GmbH、ケルン、独国)および170gの対応する実施例からの結合剤を、21gのDesmodur(登録商標)VH 20(MDIに基づくポリイソシアネートセミプレポリマー、Bayer MaterialScience AG、レーバークーゼン、独国)および45gのWacker HDK N 20(焼成シリカ、Wacker Chemie GmbH、ミュンヘン、独国)と、高真空下30分間混練した。その後、さらなる100gの各々の結合剤、5.4gのDynasylan GLYMO(グリシジル3-(トリメトキシシリル)プロピルエーテル、Degussa AG、フランクフルトアムマイン、独国)および2.7gのDabco T-12N(ジブチルスズジラウレート、Air Products、3502 GDユトレヒト、蘭国)を添加した。混合物を、低真空下20分間混練し、次いで、高真空を短時間適用することにより脱気した。
得られた混合物を、アルミニウムカートリッジ中に分注し、そして、次の日、約2mm厚の膜に加工した。その後、膜を室温で14日間硬化した。
(結果の考察)
表1および2にまとめられた結果から明らかなように、純粋な2,4’-MDI(実施例1、2および3)に基づいて製造されたプレポリマーは、4,4’-MDIに基づく生成物(Desmodur(登録商標)44 M)(比較例1、2および3)と比べて、約半分に低減した粘度を有する。比較に関して、実施例3は、Mesamollを含有しないことで比較例3と異なることに留意すべきである。同時に、異なるプレポリマーを使用して製造されたシーラントの機械的特性において、わずかな変化のみが存在した。したがって、2,4’-MDIベースシーラントは、匹敵する応力値(100%モジュラス)および匹敵するショアA硬度と共に、わずかに高い破断伸びを有する。
<2.0のNCO/OH当量比が選択される場合、したがって、例えばDBTLが、触媒として、プレポリマーの製造中に使用される場合(実施例4)、4,4’-MDIに基づく生成物(Desmodur(登録商標)44 M)(比較例4および5)と比べると、劇的に低下した粘度(それぞれ20および3の係数)ばかりでなく、<0.3%の残留モノマー含量を有するNCO含有プレポリマーがもたらされる。この種類のプレポリマーを用いて、ラベリングを必要とせず、<0.1%の残留モノマー含量を有する湿分硬化性シーラントを製造することができる。これらのシーラントの機械的特性は、実施例3のシーラント(そのプレポリマーは、>2.0のNCO/OH当量比で、かつ、DBTL触媒反応をせずに、同一のポリオール混合物を用いて製造され、したがって、0.3%を優に超える残留モノマー含量を有する。)と同程度である。
プレポリマーが70%を超える短鎖ポリエーテル(モル質量<1000g/mol)から構成されるポリオール混合物を使用して製造される場合、室温で固体(比較例6)であるか、または、本発明の生成物に比べて非常に高い粘度(比較例7)を有する、いずれかの生成物が得られる。さらに、1.8のNCO/OH比およびDBTL触媒反応によって、遊離MDIモノマーの量は、0.3重量%を優に超えるが、一方、本発明の生成物の場合、同じNCO/OH比およびDBTL触媒反応によって、残留モノマー含量は、<0.3重量%となる。その上、比較例7からのプレポリマーを用いて製造されたシーラントの機械的特性は、満足できない。そのショアA硬度は、本発明のプレポリマーから製造されたシーラントと比べて余りに高すぎ、その一方、その破断伸びは、21%に過ぎないので、シーラントに完全に不適当である(本発明のシーラントは、約330%と約530%の間の破断伸びを有する)。さらに、比較例7から製造されたシーラントは、シーラント処方物中に存在する可塑剤の深刻な浸出を示し、これにより非常に粘着性の生成物を与える。これに反して、本発明のプレポリマーから製造されたシーラントは、可塑剤浸出を示さない。これらの生成物は、1〜7日後、完全に非粘着性になる。比較例7から製造されたシーラントの乏しい機械的特性は、三官能性ポリエーテルの高い画分に起因せず、むしろ(低分子量ポリエーテルによりもたらされる)硬質部の高い画分に起因するという事実は、本発明の実施例5(これは専ら三官能性ポリエーテルに基づく。)によって示される。実施例5からのプレポリマーを用いることで、良好な機械的特性を有するシーラントを処方することができる。したがって、70重量%を超える短鎖ポリエーテル(モル質量<1000g/mol)から構成されるポリオール混合物を使用して製造されたプレポリマーは、シーラントの処方に不適当である。
ポリオール混合物中の三官能性ポリエーテルの20重量%未満の画分を用いることで(比較例8)、機械的特性の悪化が生じるので、高官能性(>2の官能価)のポリエーテルの>20重量%の画分は、有利である。
表1および2にまとめられた結果から明らかなように、純粋な2,4’-MDI(実施例1、2および3)に基づいて製造されたプレポリマーは、4,4’-MDIに基づく生成物(Desmodur(登録商標)44 M)(比較例1、2および3)と比べて、約半分に低減した粘度を有する。比較に関して、実施例3は、Mesamollを含有しないことで比較例3と異なることに留意すべきである。同時に、異なるプレポリマーを使用して製造されたシーラントの機械的特性において、わずかな変化のみが存在した。したがって、2,4’-MDIベースシーラントは、匹敵する応力値(100%モジュラス)および匹敵するショアA硬度と共に、わずかに高い破断伸びを有する。
<2.0のNCO/OH当量比が選択される場合、したがって、例えばDBTLが、触媒として、プレポリマーの製造中に使用される場合(実施例4)、4,4’-MDIに基づく生成物(Desmodur(登録商標)44 M)(比較例4および5)と比べると、劇的に低下した粘度(それぞれ20および3の係数)ばかりでなく、<0.3%の残留モノマー含量を有するNCO含有プレポリマーがもたらされる。この種類のプレポリマーを用いて、ラベリングを必要とせず、<0.1%の残留モノマー含量を有する湿分硬化性シーラントを製造することができる。これらのシーラントの機械的特性は、実施例3のシーラント(そのプレポリマーは、>2.0のNCO/OH当量比で、かつ、DBTL触媒反応をせずに、同一のポリオール混合物を用いて製造され、したがって、0.3%を優に超える残留モノマー含量を有する。)と同程度である。
プレポリマーが70%を超える短鎖ポリエーテル(モル質量<1000g/mol)から構成されるポリオール混合物を使用して製造される場合、室温で固体(比較例6)であるか、または、本発明の生成物に比べて非常に高い粘度(比較例7)を有する、いずれかの生成物が得られる。さらに、1.8のNCO/OH比およびDBTL触媒反応によって、遊離MDIモノマーの量は、0.3重量%を優に超えるが、一方、本発明の生成物の場合、同じNCO/OH比およびDBTL触媒反応によって、残留モノマー含量は、<0.3重量%となる。その上、比較例7からのプレポリマーを用いて製造されたシーラントの機械的特性は、満足できない。そのショアA硬度は、本発明のプレポリマーから製造されたシーラントと比べて余りに高すぎ、その一方、その破断伸びは、21%に過ぎないので、シーラントに完全に不適当である(本発明のシーラントは、約330%と約530%の間の破断伸びを有する)。さらに、比較例7から製造されたシーラントは、シーラント処方物中に存在する可塑剤の深刻な浸出を示し、これにより非常に粘着性の生成物を与える。これに反して、本発明のプレポリマーから製造されたシーラントは、可塑剤浸出を示さない。これらの生成物は、1〜7日後、完全に非粘着性になる。比較例7から製造されたシーラントの乏しい機械的特性は、三官能性ポリエーテルの高い画分に起因せず、むしろ(低分子量ポリエーテルによりもたらされる)硬質部の高い画分に起因するという事実は、本発明の実施例5(これは専ら三官能性ポリエーテルに基づく。)によって示される。実施例5からのプレポリマーを用いることで、良好な機械的特性を有するシーラントを処方することができる。したがって、70重量%を超える短鎖ポリエーテル(モル質量<1000g/mol)から構成されるポリオール混合物を使用して製造されたプレポリマーは、シーラントの処方に不適当である。
ポリオール混合物中の三官能性ポリエーテルの20重量%未満の画分を用いることで(比較例8)、機械的特性の悪化が生じるので、高官能性(>2の官能価)のポリエーテルの>20重量%の画分は、有利である。
本発明を上記で例示の目的をもって詳細に説明したが、このような詳説が単にその目的のためであって、本発明は、特許請求の範囲によって限定され得る場合を除いて、本発明の精神および範囲を逸脱することなく、当業者によって変形がなされ得ると理解されるべきである。
本発明の実施態様には、以下のものが包含される。
[1] カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、
A)少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプであるイソシアネートを、
B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、
b2)必要に応じて、2000g/molを超える数平均分子量を有する一以上のポリエーテルポリオールとから構成されるポリエーテルポリオール混合物であって、
ここで、B)中のb1)画分は少なくとも20重量%であり、そしてOH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される、混合物
と反応させることを含む、方法。
[2] NCO/OH比は、1.4〜1.9である、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[3] A)に使用されるイソシアネートは、少なくとも97.5重量%の2,4’-MDI含量および0.25重量%以下の2,2’-MDI含量を有する、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[4] b1)において、前記少なくとも一つのポリエーテルポリオールは、2000〜15000g/molの数平均分子量および3〜4の平均OH官能価を有する、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[5] b2)において、前記一以上のポリエーテルポリオールは、2000〜18000g/molの数平均分子量を有する、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[1] カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、
A)少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプであるイソシアネートを、
B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、
b2)必要に応じて、2000g/molを超える数平均分子量を有する一以上のポリエーテルポリオールとから構成されるポリエーテルポリオール混合物であって、
ここで、B)中のb1)画分は少なくとも20重量%であり、そしてOH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される、混合物
と反応させることを含む、方法。
[2] NCO/OH比は、1.4〜1.9である、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[3] A)に使用されるイソシアネートは、少なくとも97.5重量%の2,4’-MDI含量および0.25重量%以下の2,2’-MDI含量を有する、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[4] b1)において、前記少なくとも一つのポリエーテルポリオールは、2000〜15000g/molの数平均分子量および3〜4の平均OH官能価を有する、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[5] b2)において、前記一以上のポリエーテルポリオールは、2000〜18000g/molの数平均分子量を有する、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[6] b1)およびb2)において、前記ポリエーテルポリオールは、0重量%〜15重量%のエチレンオキシド画分を有する、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[7] 総ポリエーテルポリオール混合物B)中の成分b1)の画分は、少なくとも30重量%である、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[8] 上記第1項に記載の方法により得られ得る、カルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマー。
[9] 0.15重量%未満の残留メチレンジフェニルジイソシアネート含量および23℃にて5000〜70000mPa・sの剪断粘度を有する、溶媒非含有形態の、上記第項8に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマー。
[10] 上記第1項の方法により製造されたMDIベースのプレポリマーを含んでなる、湿分硬化性接着剤またはシーラント。
[11] 上記第7項に記載のMDIベースのプレポリマーを含んでなる、湿分硬化性接着剤またはシーラント。
[7] 総ポリエーテルポリオール混合物B)中の成分b1)の画分は、少なくとも30重量%である、上記第1項に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマーの製造方法。
[8] 上記第1項に記載の方法により得られ得る、カルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマー。
[9] 0.15重量%未満の残留メチレンジフェニルジイソシアネート含量および23℃にて5000〜70000mPa・sの剪断粘度を有する、溶媒非含有形態の、上記第項8に記載のカルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマー。
[10] 上記第1項の方法により製造されたMDIベースのプレポリマーを含んでなる、湿分硬化性接着剤またはシーラント。
[11] 上記第7項に記載のMDIベースのプレポリマーを含んでなる、湿分硬化性接着剤またはシーラント。
Claims (3)
- カルボン酸エステル基を含有せず、23℃にて<100000mPa・sの剪断粘度を有するMDIベースのプレポリマーの製造方法であって、
A)少なくとも95重量%の2,4’-MDIを含有するMDIタイプであるイソシアネートを、
B)b1)2000〜20000g/molの数平均分子量Mnおよび3〜8の平均OH官能価を有する少なくとも一つのポリエーテルポリオールと、
b2)必要に応じて、2000g/molを超える数平均分子量を有する一以上のポリエーテルポリオールとから構成されるポリエーテルポリオール混合物であって、
ここで、B)中のb1)画分は少なくとも20重量%であり、そしてOH基に基づく全官能価が>2および数平均分子量Mnが3000〜20000g/molとなるように、B)はb1)およびb2)から構成される、混合物
と反応させることを含む、方法。 - 請求項1に記載の方法により得られ得る、カルボン酸エステル基を含有しないMDIベースのプレポリマー。
- 請求項1の方法により製造されたMDIベースのプレポリマーを含んでなる、湿分硬化性接着剤またはシーラント。
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