JP2006036715A - 局所用の皮膚外用剤 - Google Patents
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【解決手段】 1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っている、皮膚外用剤を提供する。前記オトギリソウ科の植物としては、オトギリソウ科オトギリソウが好ましい。ウルソール酸の誘導体としては、ウルソール酸のエステルであることが好ましく、ベンジルエステルであること特に好ましい。
【選択図】 なし
Description
(1)1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っていることを特徴とする、皮膚外用剤。
(2)前記オトギリソウ科の植物が、オトギリソウ科オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna)であることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペルフォリン(hyperforin)を0.02質量%以上含むことで特定されることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペリシンを0.01質量%以下含有することで特定されることを特徴とする、(1)〜(3)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(5)ウルソール酸の誘導体が、ウルソール酸のエステルであることを特徴とする、(1)〜(4)何れか1項に皮膚外用剤。
(6)ウルソール酸のエステルが、ベンジルエステルであることを特徴とする、(5)に記載の皮膚外用剤。
(7)皮膚外用剤が、シワの存する部分に局所的に投与される化粧料であることを特徴とする、(1)〜(6)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
(8)包装形態に於いて、シワ改善作用を有する旨の表示を有することを特徴とする、(1)〜(7)何れか1項に記載の皮膚外用剤。
本発明の皮膚外用剤は、必須成分としてウルソール酸及び/又はその誘導体を含有することを特徴とする。前記ウルソール酸の誘導体としては、例えば、メチルエステル、イソオクチルエステル、ステアリルエステル、オレイルエステル、ベンジルエステル、フェネチルエステルなどのアルキルエステル、アルケニルエステル、芳香族エステル、ウルソール酸ステアリルアミド、ウルソール酸オレイルアミド等のアミド類等が好適に例示できる。又、ウルソール酸はフリー体で含有させることも出来るし、アルカリとともに塩を形成させて、塩の形で含有させることも出来る。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。これらの内、より好ましいものとしては、例えば、エステル体が例示でき、エステルを形成するアルコール残基の炭素数としては6〜18が好ましく、6〜12がより好ましい。中でも、芳香族エステルが好ましく、ベンジルエステルがエステル結合の安定性の面から特に好ましい。
本発明の皮膚外用剤は、オトギリソウ科の植物の抽出物を含有することを特徴とする、オトギリソウ科の植物としては、生薬などで使用されているものであれば、特段の限定無く使用することが出来、例えば、オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna又はHypericum japonica)或いはセイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)等が好ましく例示できる。これらは、何れも本発明の皮膚外用剤において、エラスチンの加水分解を抑制するヒペルフォリンを含有している。本発明の皮膚外用剤においては、かかるヒペルフォリンが0.02質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上含有するように抽出物を調整し、皮膚外用剤に含有させることが好ましい。又、オトギリソウ科の植物には、皮膚炎や光毒性など生じやすいと言われているヒペリシンが含有されているが、かかる成分をこの様な作用を発現しない量、具体的には0.01質量%以下、より好ましくは0.005質量%以下になるように調整しておくことも好ましい。この様な抽出物は、例えば、オトギリソウ科の植物を、エタノールなどのアルコールで抽出し、所望により、抽出溶剤を減圧濃縮などの手段により除去した後、「ダイアイオンHP−20」(三菱化学株式会社製)などのイオン交換樹脂を充填したカラムにチャージし、充分に水洗いした後、メタノールやエタノールなどのアルコールで溶出させ、該溶出溜分を減圧濃縮することにより、得ることが出来る。この様な抽出物には、ヒペルフォリンが0.03〜1質量%含有され、且つ、ヒペリシンの含有量は0.007質量%以下であり、かかる抽出物を0.05〜5質量%、より好ましくは0.07〜1.2質量%皮膚外用剤に含有させることにより、本発明の皮膚外用剤において、前記エラスチンの加水分解抑制作用を発現させることが出来る。
オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna)の地上部の乾燥物1Kgに、10lのエタノールを加え、2時間加熱還流し、室温に冷却後、濾過して不溶物を除去し、減圧濃縮し、これを水に再度分散させて、「ダイアイオンHP−20」(三菱化学株式会社製)などのイオン交換樹脂を充填したカラムにチャージし、充分に水洗いした後、メタノール2lで溶出させ、該溶出分を減圧濃縮して、抽出物1を126g得た。このものには、ヒペルフォリンが0.7質量%含有されており、ヒペリシンの含有量は0.001質量%以下であった。
セイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum)の地上部の乾燥物1Kgに、10lのエタノールを加え、2時間加熱還流し、室温に冷却後、濾過して不溶物を除去し、減圧濃縮し、これを水に再度分散させて、「ダイアイオンHP−20」(三菱化学株式会社製)などのイオン交換樹脂を充填したカラムにチャージし、充分に水洗いした後、メタノール2lで溶出させ、該溶出分を減圧濃縮して、抽出物2を143g得た。このものには、ヒペルフォリンが0.5質量%含有されており、ヒペリシンの含有量は0.005質量%以下であった。
本発明の皮膚外用剤は、前記必須成分を含有し、且つ、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っていることを特徴とする。言い換えれば、乳化形態に於ける油滴中に、ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有するものと、含有しないものが存在することを特徴とする。この様な乳化形態に於いて、ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する油滴の構成油剤として、極性油を主体とすることが好ましい。かかる極性油としては、例えば、トリイソオクタネート、トリイソステアレート、オリーブ油等のトリグリセライド、オレイルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級アルコール、アジピン酸ジエトキシエチル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチル等の二塩基酸エステル、エチレングリコールジオレートやエチレングリコールジイソステアレートなどのエチレングリコールのジエステル、N−ラウロイルグルタミン酸(オクチル/コレステリル)等のN−アシルグルタミン酸エステル類、ジグリセリンテトラオレートなどのジグリセリンのテトラエステル類、オレイルアルコールやホホアアルコールなどの液状高級アルコールなどが好ましく例示できる。かかる油滴中において、前記ウルソール酸及び/又はその誘導体と、前記極性油の割合は1:1000〜1:10であることが好ましい。この様な油滴を皮膚外用剤中に導入するには、かかる成分を油相として含有する、水中油乳化物を作成し、かかる乳化物を皮膚外用剤に添加することが好ましい。この様な乳化のための界面活性剤としては、ウルソール酸及び/又はその誘導体と親和性の高い、レシチン、水添レシチン、水酸化レシチン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトールなどのリン脂質やモノラウロイルスクロース、ジラウロイルスクロース、モノステアロイルスクロース、ジステアロイルスクロースなどのショ糖脂肪酸エステルを用いることが好ましい。この様な界面活性剤の好ましい含有量は、極性油全量に対して5〜15質量%が好ましく、ウルソール酸及びその誘導体の含有量に対して1〜10倍量であることが好ましい。
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸ベンジル 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例1のオトギリソウ抽出物1 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
上記処方のイ)とハ)とをあわせ、80℃に加熱し、これにロ)とニ)とをあわせて80℃に加熱したものを攪拌下徐々に加えて乳化し、これにホ)を攪拌下加えて中和し、攪拌冷却し、油滴が唯一種の乳化化粧料である、比較例1を得た。
化粧料1と比較例1とを低温エージング条件で2ヶ月保存し、その性状を顕微鏡下観察を行った。低温エージング条件は、−10℃を24時間保持した後、24時間かけて5℃迄昇温し、5℃を24時間保持した後、24時間かけて−10℃まで降温する動作を1サイクルとして、これを繰り返し行う保存条件である。性状の指標としては、400倍の倍率下での20視野における析出結晶の数を用いた。結果を表1に示す。これより、本発明の化粧料は安定性に優れており、ウルソール酸ベンジルなどの結晶性の良い成分を安定に配合できることが判る。
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸ベンジル 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例2のオトギリソウ抽出物2 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
上記処方のイ)とハ)とをあわせ、80℃に加熱し、これにロ)とニ)とをあわせて80℃に加熱したものを攪拌下徐々に加えて乳化し、これにホ)を攪拌下加えて中和し、攪拌冷却し、油滴が唯一種の乳化化粧料である、比較例2を得た。
試験例1と同様に、化粧料2と比較例2とを低温エージング条件で2ヶ月保存し、その性状を顕微鏡下観察を行った。結果を表2に示す。これより、本発明の化粧料は安定性に優れており、ウルソール酸ベンジルなどの結晶性の良い成分を安定に配合できることが判る。
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例1のオトギリソウ抽出物1 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
上記処方のイ)とハ)とをあわせ、80℃に加熱し、これにロ)とニ)とをあわせて80℃に加熱したものを攪拌下徐々に加えて乳化し、これにホ)を攪拌下加えて中和し、攪拌冷却し、油滴が唯一種の乳化化粧料である、比較例3を得た。
試験例1と同様に、化粧料3と比較例3とを低温エージング条件で2ヶ月保存し、その性状を顕微鏡下観察を行った。結果を表3に示す。これより、本発明の化粧料は安定性に優れており、ウルソール酸などの結晶性の良い成分を安定に配合できることが判る。
化粧料1と同様に、下記に示す処方に従って、比較例4の化粧料を製造した。
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.87質量%
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
製造例1のオトギリソウ抽出物1 0.1質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.79質量%
化粧料1と同様に、比較例6の化粧料を製造した。
イ)
ホホバアルコール 0.3 質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
レシチン 0.05質量%
水酸化レシチン 0.09質量%
ウルソール酸ベンジル 0.05質量%
ショ糖モノラウリン酸エステル 0.15質量%
ロ)
グリセリン 0.5 質量%
1,3−ブタンジオール 1 質量%
キサンタンガム 0.04質量%
水 5.82質量%
ベヘニルアルコール 0.2質量%
グリセリルトリイソオクタネート 2 質量%
セチルイソオクタネート 1.5質量%
N−ラウロイルグルタミン酸(コレステリル/オクチル) 0.5質量%
カプリル酸・カプリン酸・ミリスチン酸・ステアリン酸
トリグリセライド 0.8質量%
ジメチコン 6 質量%
フィトステロール配糖体 0.01質量%
ソルビタンセスキステアレート 0.5質量%
ポリオキシブチレン(20)ポリグリセリン(7)
ステアリルエーテル 0.5質量%
(41)ステアリン酸ポリエチレングリコール 0.5質量%
ニ)
フェノキシエタノール 0.5質量%
1,3−ブタンジオール 7 質量%
グリセリン 8 質量%
「カーボポール1382」 0.1質量%
ポリメタクリロイルリジン 0.1質量%
ポリグルコシルエチルメタアクリレート 0.5質量%
水 50 質量%
ホ)
10%水酸化カリウム水溶液 0.4質量%
水 10.89質量%
上記化粧料1〜3及び比較例4、5を用いて、小じわの気になる人を対象に1群10名、計50名をパネラーとして、シワの改善に対する作用を調べた。即ち、試験前に、対象とする部位のレプリカをとり、対象部位にサンプルを1日2回、60日連続して投与してもらい、最後の投与の24時間後に再び部位のレプリカをとってもらい、レプリカのキメの方向性の程度より、スコア0:方向性が認められない、スコア1:僅かに方向性を認める、スコア2:方向性を認める、スコア3:明らかに方向性を認めるの4段階のスコアを付して判定を行った。結果を表4に示す。これより、本発明の皮膚外用剤である、化粧料1〜3は優れたシワ改善作用を有し、これがウルソール酸類と、オトギリソウ科の植物の抽出物の相乗作用であることも判る。
Claims (8)
- 1)オトギリソウ科(Hypericum)の植物の抽出物と、2)ウルソール酸及び/又はその誘導体を含有する皮膚外用剤であって、少なくとも2種の油滴を構成要素とし、該少なくとも2種の油滴の少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有し、少なくとも一種にウルソール酸及び/又はその誘導体を含有しない、乳化形態を取っていることを特徴とする、皮膚外用剤。
- 前記オトギリソウ科の植物が、オトギリソウ科オトギリソウ(Hypericum erectum Thuna)であることを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
- 前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペルフォリン(hyperforin)を0.02質量%以上含むことで特定されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の皮膚外用剤。
- 前記オトギリソウ科の植物の抽出物が、ヒペリシンを0.01質量%以下含有することで特定されることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。
- ウルソール酸の誘導体が、ウルソール酸のエステルであることを特徴とする、請求項1〜4何れか1項に皮膚外用剤。
- ウルソール酸のエステルが、ベンジルエステルであることを特徴とする、請求項5に記載の皮膚外用剤。
- 皮膚外用剤が、シワの存する部分に局所的に投与される化粧料であることを特徴とする、請求項1〜6何れか1項に記載の皮膚外用剤。
- 包装形態に於いて、シワ改善作用を有する旨の表示を有することを特徴とする、請求項1〜7何れか1項に記載の皮膚外用剤。
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JP2008115113A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Pola Chem Ind Inc | 乳化剤形の皮膚外用剤 |
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