JPH08217660A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH08217660A
JPH08217660A JP7053431A JP5343195A JPH08217660A JP H08217660 A JPH08217660 A JP H08217660A JP 7053431 A JP7053431 A JP 7053431A JP 5343195 A JP5343195 A JP 5343195A JP H08217660 A JPH08217660 A JP H08217660A
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JP
Japan
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acid
skin
salt
polyoxyethylene
preparation
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Withdrawn
Application number
JP7053431A
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English (en)
Inventor
Tsunao Magara
綱夫 真柄
Yuki Shibata
由紀 芝田
Masako Naganuma
雅子 長沼
Minoru Fukuda
實 福田
Rumiko Kako
留美子 加来
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(A)で表されるアルコキシサリチル
酸及び/又はその塩と、サポニンとを含有する皮膚外用
剤。また、酸性ムコ多糖類、ビタミンEエステル類、パ
ラアミノ安息香酸エステル類およびアルキレンジアミン
カルボン酸誘導体を含有する前記皮膚外用剤。 一般式(A): 【化1】 (式中、Rはアルコキシ基を表す。) 【効果】 アルコキシサリチル酸とサポニンを含有する
ことにより、美白効果、安全性及び保存安定性に優れた
皮膚外用剤が得られ、さらに、酸性ムコ多糖類、ビタミ
ンEエステル類、パラアミノ安息香酸エステル類および
アルキレンジアミンカルボン酸誘導体を配合すれば美白
効果が増強される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚外用剤、特に美白有
効成分の保存安定性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】皮膚の色素異常にはしみやそばかすなど
美容上のものから、肝斑や雀卵斑等の皮膚病に見られる
ものまで様々なものがある。これらの色素異常の作用機
序には不明な点が多いが、一般的にはホルモンの異常
や、日光からの紫外線等が刺激となってメラニン色素が
形成され、これが皮膚内に異常沈着するものと考えられ
ている。このような色素異常の治療には、メラニン生成
抑制物質が対症療法として用いられており、本発明者ら
は特開平6―40886においてアルコキシサリチル酸
および/またはその塩にメラニン生成抑制作用があり、
これを含有する皮膚外用剤が優れた美白効果を発揮し、
安全性が高いことを報告した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記アルコキ
シサリチル酸を含有する皮膚外用剤を苛酷な条件下で長
期にわたって保存した場合、変色することがなどあり保
存安定性に問題があることが判明した。本発明は前記技
術的課題に鑑みなされたものであり、その目的は、優れ
た美白効果、安全性および保存安定性を有する皮膚外用
剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記従来技
術の課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、前記
アルコキシサリチル酸にサポニンを併用すると苛酷な条
件下で長期にわたって保存した場合にも変色が防止さ
れ、保存安定性に優れた皮膚外用剤が得られることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明の請求項1記載の皮膚外
用剤は、下記の一般式(A)で表されるアルコキシサリ
チル酸および/またはその塩の一種または二種以上と、
サポニンの一種または二種以上を含有することを特徴と
する。 一般式(A):
【化2】 (式中、Rはアルコキシ基を表す。) また、本発明の請求項2記載の皮膚外用剤は、一般式
(A)において、アルコキシ基がメトキシ基であること
を特徴とする。
【0006】本発明の請求項3記載の皮膚外用剤は、前
記一般式(A)において、アルコキシ基がエトキシ基で
あることを特徴とする。本発明の請求項4記載の皮膚外
用剤は、さらに酸性ムコ多糖類の一種または二種以上を
配合することを特徴とする。本発明の請求項5記載の皮
膚外用剤は、さらにビタミンEエステル類の一種または
二種以上を配合することを特徴とする。本発明の請求項
6記載の皮膚外用剤は、さらにパラオキシ安息香酸エス
テル類の一種または二種以上を配合することを特徴とす
る。本発明の請求項7記載の皮膚外用剤は、さらにアル
キレンジアミンカルボン誘導体を配合することを特徴と
する。
【0007】以下に本発明の構成を詳細に説明する。本
発明の皮膚外用剤に用いるアルコキシサリチル酸は既知
の物質であり、例えば、5−メトキシサリチル酸はBe
il,10,227、4−メトキシサリチル酸はBei
l,10,379に記載されている方法で容易に合成す
ることができる。また、試薬として市販されており、こ
れを用いることも可能である。
【0008】本発明において用いられるアルコキシサリ
チル酸は、サリチル酸の3位、4位または5位の何れか
の水素原子がアルコキシ基にて置換されたものであり、
置換基であるアルコキシ基は、好ましくはメトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキ
シ基、イソブトキシ基の何れかであり、さらに好ましく
はメトキシ基またはエトキシ基である。具体的に化合物
名を例示すれば、 3−メトキシサリチル酸(2-hydroxy-3-methoxybenzoic
acid) 3−エトキシサリチル酸(2-hydroxy-3-ethoxybenzoic
acid) 4−メトキシサリチル酸(2-hydroxy-4-methoxybenzoic
acid) 4−エトキシサリチル酸(2-hydroxy-4-ethoxybenzoic
acid) 4−プロポキシサリチル酸(2-hydroxy-4-propoxybenzo
ic acid) 4−イソプロポキシサリチル酸(2-hydroxy-4-isopropo
xybenzoic acid) 4−ブトキシサリチル酸(2-hydroxy-4-butoxybenzoic
acid) 5−メトキシサリチル酸(2-hydroxy-5-methoxybenzoic
acid) 5−エトキシサリチル酸(2-hydroxy-5-ethoxybenzoic
acid) 5−プロポキシサリチル酸(2-hydroxy-5-propoxybenzo
ic acid) 等が挙げられる。
【0009】前記アルコキシサリチル酸は既知の方法に
よって塩にすることができるが、本発明の皮膚外用剤に
はアルコキシサリチル酸を塩の形で配合しても良い。そ
のような塩としては、特に限定はされないが、例えば、
ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩のようなアル
カリ金属塩またはアルカリ土類金属塩の他、アンモニウ
ム塩、アミノ酸塩等の塩が挙げられる。
【0010】本発明の皮膚外用剤において有効な美白効
果を得るために、アルコキシサリチル酸および/または
その塩の配合量は皮膚外用剤全量に対して好ましくは
0.001〜20重量%であり、さらに好ましくは0.
01〜10重量%である。配合量が0.01重量%未満
では美白効果に乏しく、20重量%を超えても美白効果
が頭打ちとなり、配合量の増加に見合った効果の増大が
望めない。
【0011】本発明で使用するサポニンは、広く植物界
に分布する配糖体の総称であり、セッケンのように泡立
つコロイド水溶液を生成することで知られている。低濃
度で溶血作用を有するが、経口毒性は弱い。サポニンの
多くは無定形の粉末で、水やメタノール、希エタノール
に溶解するが、他の有機溶媒には難溶である。本発明に
おいてはサポニンを用いる他、サポニンを含む植物抽出
液をそのまま用いてもよい。サポニンの中では特にヘチ
マサポニンやサポニンb1、サポニンb2が好ましい。
【0012】本発明においては、前記アルコキシサリチ
ル酸及び/またはその塩の保存安定性を高めるためにサ
ポニンの一種または二種以上を用いる。その配合量は皮
膚外用剤全量に対して0.01〜5重量%、好ましくは
0.05〜1重量%である。0.01重量%未満では本
発明の効果が十分発揮されず、5重量%を超えて配合し
ても効果の増大は望めない。
【0013】また、本発明者らは酸性ムコ多糖類、ビタ
ミンEエステル類、パラオキシ安息香酸エステル類、ア
ルキレンジアミンカルボン酸誘導体を、本発明のアルコ
キシサリチル酸またはその塩及びサポニンを含有する皮
膚外用剤に配合すると、その美白効果が増強されること
をも見出した。
【0014】本発明において美白効果を一層高めるため
に用いられる酸性ムコ多糖類としては、例えば、ヒアル
ロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等が
挙げられ、その配合量は好ましくは皮膚外用剤に対して
0.001〜10重量 %、さらに好ましくは0.01〜
3重量%である。また、本発明で用いるビタミンEエス
テル類としては、α−トコフェロール、β−トコフェロ
ール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、酢酸
トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等が挙げら
れる。
【0015】パラオキシ安息香酸としては、メチルパラ
ベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等が挙げられ
る。アルキレンジアミンカルボン酸誘導体としては、エ
チレンジアミン四酢酸またはその塩が好ましい。アルキ
レンジアミンカルボン酸塩としてはナトリウム塩、カリ
ウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ金属塩やアルカリ
土類金属塩の他、アンモニウム塩、アルカノール塩等が
挙げられるが、好ましくはナトリウム塩である。
【0016】これらのビタミンEエステル類および/ま
たはパラオキシ安息香酸エステル類および/またはアル
キレンジアミンカルボン酸誘導体の配合量は、皮膚外用
剤に対して好ましくは0.01〜3重量%、さらに好ま
しくは0.05〜0.3重量%である。本発明の皮膚外
用剤の剤型はその効果を充分に発揮できれば任意に選択
可能であり、例えば、ローション、液剤等の可溶化系、
乳液、クリーム等の乳化系、メークアップ化粧料等の分
散系の他、パック、ゼリー、軟膏等が挙げられる。
【0017】また、本発明の皮膚外用剤には、上記必須
成分以外に、通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用い
られる成分、例えば、その他の美白剤、保湿剤、酸化防
止剤、の他、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性剤、保
湿剤、増粘剤、アルコール類、粉末成分、色材、水性成
分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合する
ことができる。
【0018】油性成分としては、例えば、ツバキ油、マ
カデミアナッツ油、オリーブ油、ヒマシ油、サフラワー
油、大豆油、茶実油、カカオ脂、ヤシ油、硬化ヤシ油、
パーム油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、カンデ
リラロウ、カルナウバロウ、ラノリン、液状ラノリン、
ジョジョバロウ、硬質ラノリン、ポリオキシエチレンラ
ノリンアルコールエーテル、ポリオキシエチレンコレス
テロールエーテル等の天然油脂類、流動パラフィン、オ
ゾケライト、スクワレン、パラフィン、セレシン、ワセ
リン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素系油
脂類、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、12−ヒドロ
キシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシ
ル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪
酸エステル、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタエリ
スリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル
−2−エチルヘキサノエート、ヒマシ油脂肪酸メチルエ
ステル等の合成油性成分、ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルポリ
シロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチ
ルテトラハイドロジェンポリシロキサン等の環状ポリシ
ロキサン、3次元網目構造を形成し得るシリコン樹脂お
よびシリコンゴム等のシリコン類等が挙げられる。
【0019】紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミ
ノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステ
ル、N,N−ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエ
ステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエ
ステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N
−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外
線吸収剤、アミルサリシレート、ホモメンチルサリシレ
ート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、
ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニル
サリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチル
シンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメー
ト、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エ
チル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル
−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキ
シシンナメート、オクチル−p−メトキシシンナメート
(2−エチルヘキシル−p−メトキシシンナメート)、
2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、2−
エチルヘキシル−α−シアノ−β−フェニルシンナメー
ト、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジ−p
−メトキシシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’,
4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4
−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’
−フェニルベンゾフェノン−2−カルボキシレート等の
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、3−(4’−メチルベ
ンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン
−d,l−カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エ
チルエステル、2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニルベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジ
ベンザラジン、ジアニソイルメタン、4−メトキシ−
4’−t−ブチルジベンゾイルメタン、5−(3,3−
ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2
−オン等が挙げられる。
【0020】親油性非イオン性界面活性剤としては、例
えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソ
ステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタン
モノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソル
ビタンセスキオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル
酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エス
テル類、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレ
イン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸
グリセリンリンゴ酸エステル等のグリセリンまたはポリ
グリセリンのエステル類、モノステアリン酸プロピレン
グリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル
類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル
等が挙げられる。
【0021】親水性非イオン性界面活性剤としては、例
えば、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、
ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポ
リオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオ
キシエチレンソルビットモノラウレート、ポリオキシエ
チレンソルビットモノオレエート、ポリオキシエチレン
ソルビットモノステアレート等のポリオキシエチレンソ
ルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリセ
リンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
モノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリン
トリイソステアレート等のポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンモノオレエー
ト、ポリオキシエチレンジステアレート等のポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポ
リオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチ
レン−2−オクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチ
レンコレスタノールエーテル等のポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテル等の
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、プル
ロニック等のプルロニック型界面活性剤、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレン−2−デシルテトラデ
シルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレン、水添ラノリン、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、テトロ
ニック等のテトラポリオキシエチレン・テトラポリオキ
シプロピレンエチレンジアミン縮合物類、ポリオキシエ
チレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレー
ト、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミ
ン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油マレイン酸エステル等のポリオキシエ
チレンヒマシ油誘導体またはポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウ
リン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノール
アミド等のアルカノールアミド、ポリオキシエチレンプ
ロピレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチ
レンアルキルアミン類、ポリオキシエチレン脂肪酸アミ
ド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンノニル
フェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジ
メチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等が挙げら
れる。
【0022】アニオン性界面活性剤としては、例えば、
ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂
肪酸石鹸、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリ
ウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、 ポリオキシエ
チレンラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシ
エチレンラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル
硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等の
N−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチ
ルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッド
ナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の
高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、ポリオキシエチレンオ
レイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン
ステアリルエーテルリン酸ナトリウム等のリン酸エステ
ル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウ
ム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエ
チレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピ
レングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコ
ハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノール
アミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロ
イルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグ
ルタミン酸ジナトリウム等のN−アシルグルタミン酸、
硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂
肪酸エステル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸
塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール
硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エ
ステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナ
トリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸、ジトリエ
タノールアミン、ヤシ油脂肪酸コラーゲン加水分解アル
カリ塩等が挙げられる。
【0023】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジ
アルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’
−ジメチル−3,5,−メチレンピペリジニウム)、塩
化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、ア
ルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジル
アンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアル
キルモリホニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミ
ン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミ
ルアルコ−ル脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、カチオンポリマー、アクリル酸β−
N−N−ジメチル−N−エチルアンモニオエチル塩化ビ
ニルピロリドン共重合体等が挙げられる。
【0024】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N,−(ヒドロキシエチルカルボキ
シメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイ
ル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボ
キシエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性
界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラ
ウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイ
ン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系両
性界面活性剤等が挙げられる。
【0025】保湿剤としては、例えば、コレステリル−
12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、dl
−ピロリドンカルボン酸塩、尿素、ジグリセリンエチレ
ンオキサイド・プロピレンオキサイド付加物等が挙げら
れ、特にコンドロイチン硫酸やヒアルロン酸等の酸性ム
コ多糖類を配合した場合にはアルコキシサリチル酸およ
び/またはその塩の美白効果に対して増強作用がある。
【0026】増粘剤としては、例えば、アラビアガム、
カラギーナン、トラガントガム、クインスシード(マル
メロ)、カゼイン、カゼインナトリウム、デキストリ
ン、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、カルボキシビニルポリマー、グアーガム、キサン
タンガム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ベントナ
イト、ヘクトライト等が挙げられる。
【0027】多価アルコールとしては、例えば、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、
エリスリトール、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ソルビトール、マルチトール、ジグリセリ
ン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。高級アル
コールとしては、例えば、ラウリルアルコール、ステア
リルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアル
コール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコー
ル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコ
ール)、ラノリンアルコール、コレステロール、フィト
ステロール、イソステアリルアルコール、オクチルドデ
カノール等が挙げられる。
【0028】粉末成分としては、例えば、タルク、カオ
リン、雲母、絹雲母(セリサイト)、金雲母、合成雲
母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ニウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸
カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素ア
パタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダ
ー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシ
ウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒化ホウ素等の
無機粉末、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリ
エチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチ
レン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、
ポリメチシルセスキオキサン粉末、セルロース粉末等の
有機粉末、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄(ベンガ
ラ)、チタン酸鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、カーボンブラ
ック、低次酸化チタン、マンゴバイオレット、コバルト
バイオレット、酸化クロム、群青、紺青等の無機顔料、
酸化チタンコーティッドマイカ、酸化チタンコーティッ
ドオキシ塩化ビスマス、着色酸化チタンコーティッドマ
イカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料、ア
ルミニウムパウダー等の金属粉末顔料、赤色201号、
赤色202号、橙色203号、黄色205号、黄色40
1号、青色404号等の有機顔料、赤色3号、黄色4
号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム、
アルミニウムレーキ等の有機顔料、クロロフィル、β−
カロチン等の天然色素等が挙げられる。合成樹脂エマル
ジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、
ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン等が挙げられる。
【0029】アミノ酸としては、グリシン、ロイシン、
フェニルアラニン、チロシン、アスパラギン酸、グルタ
ミン酸、グルタミン酸ナトリウム、アルギニン、ヒスチ
ジン、リジン、シスチン、システイン、アシルサルコシ
ンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、ア
シルグルタミン酸塩、グルタチオン、ピロリドンカルボ
ン酸等が挙げられる。有機アミンとしては、例えば、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミ
ン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙
げられる。
【0030】その他、エデト酸二ナトリウム、エデト酸
三ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、カフェイン、タンニン、ベラパミル、トラネキサム
酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジン、火棘
の果実の熱水抽出物、各種生薬、酢酸トコフェロール、
グリチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬
剤、ビタミンC、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、
アスコルビン酸グルコシド、アルブチン、コウジ酸等の
他の美白剤、グルコース、フルクトース、マンノース、
ショ糖、トレハロース等の糖類なども適宜配合すること
ができ、特に酢酸トコフェロール等のビタミンEエステ
ル類を配合した場合には、アルコキシサリチル酸および
/またはその塩の美白効果増強作用がある。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明の構成を詳細に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。実施例1〜6および比較例a(保存安定性試験) アルコキシサリチル酸の保存安定性に対するサポニンの
効果を調べるために以下の実験を行なった。
【0032】すなわち、下記の化粧水を基剤として用
い、これに表1に示すアルコキシサリチル酸及びサポニ
ンを添加し、美白効果試験及び保存安定性試験を行なっ
た。美白効果試験は特開平6―40886に記載の方法
に準じて行い、保存安定性試験については試料を50
℃、1カ月で保存し、変色の度合いを下記にの基準に従
って判定した。 ◎:変色が全くない ○:やや変色した △:かなり変色した ×:変色が著しい
【0033】 (基剤) エタノール 25.0重量% 1,3−ブチレングリコール 10.0 POE(15)オレイルエーテル 1.0 1N−水酸化カリウムでpH7.5に調整し、精製水を
加えて100とした。
【0034】
【表1】 ──────────────────────────────────── 試 料 配合量(重量%) 比較例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 a 1 2 3 4 5 6 ──────────────────────────────────── 4-メトキシサリチル酸 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0ヘチマサホ゜ニン − 0.01 0.05 0.1 1.0 5.0 7.0 ──────────────────────────────────── 美白効果 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 保存安定性 × ○ ○〜◎ ○〜◎ ◎ ◎ ◎ ────────────────────────────────────
【0035】表1から明らかなように、アルコキシサリ
チル酸単独(比較例a)では長期の苛酷試験において変
色が著しく、保存安定性に問題があったが、サポニンを
併用することにより(実施例1〜6)アルコキシサリチ
ル酸の美白効果を損なうことなく変色が顕著に防止さ
れ、保存安定性が改善された。
【0036】実施例7〜16(美白効果増強作用) 次に、本発明のアルコキシサリチル酸および/またはそ
の塩とサポニンを含有する皮膚外用剤の美白効果に対す
る各種添加剤の増強作用について以下の様に調べた。ま
ず、アルコキシサリチル酸として4−メトキシサリチル
酸を、サポニンとしてヘチマサポニンを、酸性ムコ多糖
類としてヒアルロン酸ナトリウムを用い、同様に美白効
果試験を行った。なお、試験用のクリームの処方は次の
通りである。
【0037】 〔処方〕 A.セタノール 4.0wt% ワセリン 5.0 流動パラフィン 8.0 スクワラン 5.0 イソプロピルミリステート 3.0 POE(25)セチルエーテル 2.0 防腐剤 適 量 B.4−メトキシサリチル酸 0.3 ヘチマサポニン 1.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.0〜10.0 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 5.0 水酸化カリウム 0.2 精製水 残 部 〔クリームの調製〕A成分を70℃に加熱し溶解する。
B成分を70℃に加熱溶解した後、その中にA成分を加
え、乳化処理する。その後熱交換を施してクリームを得
た。
【0038】
【表2】 ──────────────────────────────────── 試 料 クリームへの配合量(重量%) 実施例7 実施例8 実施例9 実施例10 実施例11 実施例12 ──────────────────────────────────── 4-メトキシサリチル酸 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3ヘチマサホ゜ニン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0ヒアルロン 酸ナトリウム − 0.01 0.1 0.5 3.0 10.0 ──────────────────────────────────── 〔効果〕 美白効果 ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 官能・使用性 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ × 保存安定性 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ────────────────────────────────────
【0039】表2から明らかなように、4−メトキシサ
リチル酸0.3%に対し、ヒアルロン酸ナトリウムを
0.01%以上添加すると、無添加の場合に比して明ら
かに美白効果が向上した。しかしながら、ヒアルロン酸
ナトリウムを10%以上添加すると、ローションがべた
ついて使用時の官能が悪くなるばかりか、ローション調
製時にもハンドリングが悪くなるなどの問題が生じた。
よって、ヒアルロン酸ナトリウムの配合量は、皮膚外用
剤全量に対して好ましくは0.01〜10重量%であ
り、さらに好ましくは0.01〜3重量%である。
【0040】尚、本実施例では4−メトキシサリチル酸
およびヘチマサポニンを用いたが、ヒアルロン酸ナトリ
ウムは本発明に係る他のアルコキシサリチル酸および/
またはその塩およびサポニンを含有する場合にも、同様
に美白効果増強作用を有し、また、コンドロイチン硫酸
ナトリウム等のその他の酸性ムコ多糖類についても、ヒ
アルロン酸ナトリウムの場合と同様に美白効果増強作用
が認められた。
【0041】
【表3】 ──────────────────────────────────── 試 料 クリームへの配合量(重量%) 実施例13 実施例14 実施例15 実施例16 ──────────────────────────────────── 4−メトキシサリチル酸 0.3 0.3 0.3 0.3 ヘチマサポニン 1.0 1.0 1.0 1.0 酢酸トコフェロール 0.5 − − − メチルパラベン − 0.5 − − エチルパラベン − − 0.5 − エチレンジアミン四酢酸 − − − 0.5 二ナトリウム塩 ──────────────────────────────────── 美白効果 ◎ ◎ ◎ ◎ 保存安定性 ◎ ◎ ◎ ◎ ────────────────────────────────────
【0042】さらに、前記実施例7〜12のヒアルロン
酸ナトリウムのかわりに上記表3の実施例13〜16に
示した酢酸トコフェロール、メチルパラベン、エチルパ
ラベン、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩を配合
した場合についても同様に調べた結果、何れの実施例に
おいても顕著な美白効果増強作用が認められた。また、
実施例13〜16以外のビタミンEエステル類、パラア
ミノ安息香酸エステル類、アルキレンジアミンカルボン
酸誘導体についても、本発明のアルコキシサリチル酸お
よび/またはその塩およびサポニンを含有する皮膚外用
剤に対して美白増強作用を有していた。
【0043】これらのビタミンEエステル類および/ま
たはパラアミノ安息香酸エステル類および/またはアル
キレンジアミンカルボン酸誘導体の配合量は、皮膚外用
剤全量に対して好ましくは0.01〜3重量%、さらに
好ましくは0.05〜0.3重量%であった。配合量が
0.01重量%以下では美白効果が増強されず、3重量
%を超えて添加しても増量分に見合う美白効果の増強が
認められなかった。
【0044】以上のように、本発明の皮膚外用剤はアル
コキシサリチル酸とサポニンを併用することにより優れ
た美白効果と保存安定性を得ることができ、さらに酸性
ムコ多糖類、ビタミンEエステル類、パラアミノ安息香
酸エステル類およびアルキレンジアミンカルボン酸誘導
体の併用によって美白効果が増強されることが理解され
る。
【0045】以下の実施例17〜21の皮膚外用剤を各
々の方法で調製し、実施例1〜6と同様に美白効果試験
及び保存安定性試験を行ったところ、何れも優れた美白
効果、、保存安定性を示し、また、特に皮膚に異常は認
められず、高い安全性を有する皮膚外用剤であった。ま
た、使用性においても良好であった。尚、以下の処方に
おいて、配合量は全て重量%である。
【0046】実施例17 ナイトクリーム A相; セタノール 4.0 ワセリン 7.0 スクワラン 21.0 ステアリン酸モノグリセライド 2.2 POE(20)ソルビタンモノステアレート 2.8 イソプロピルミリステート 6.0 エチルパラベン 0.3 香料 0.2 B相; プロピレングリコール 10.0 1,3−ブチレングリコール 5.0 3−エトキシサリチル酸 1.0 アルブチン 2.0 サポニンb1とb2の混合物 1.0 水酸化カリウム 1.0 水製水 残 余
【0047】[調製方法]油相(A相)成分と水相(B
相)成分をそれぞれ別々に加熱溶解し、油相部を水相部
中に混合して乳化し、室温まで冷却してクリームを得
た。
【0048】実施例18 ファンデーション A相; セタノール 3.5 脱臭ラノリン 4.0 ホホバ油 5.0 ワセリン 2.0 スクワラン 6.0 ステアリン酸モノグリセライド 2.5 POE(60)硬化ヒマシ油 1.5 POE(25)セチルエーテル 1.0 香料 0.2 B相; グリセリン 3.0 プロピレングリコール 8.0 調合粉末 12.0 5−プロポキシサリチル酸 0.5 ヘチマサポニン 0.5 水酸化カリウム 0.4 精製水 残 余
【0049】[調製方法]油相(A相)成分を加熱溶解
する。これと別に調合粉末を除く水相(B相)成分を加
熱溶解し、これに調合粉末を分散する。油相部を水相部
中に混合して乳化し、室温まで冷却してファンデーショ
ンを得た。
【0050】実施例19 乳液 A相; ステアリン酸 2.5 セタノール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 POE(10)オレエート 2.0 プロピルパラベン 0.1 酢酸トコフェロール 0.05 香料 0.2 B相; ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 アスコルビン酸リン酸マグネシウム塩 1.0 4−メトキシサリチル酸のカリウム塩 0.1 トラネキサム酸のカリウム塩 0.1 大豆サポニン 0.5 精製水 残 余 [調製方法]実施例17に準じる。
【0051】実施例20 吸水軟膏 ワセリン 40.0 ステアリルアルコール 15.0 モクロウ 15.0 POE(10)オレエート 0.25 ステアリン酸モノグリセライド 0.25 3−メトキシサリチル酸 1.0 サポニンb1 0.1 精製水 残 余 [調製方法]実施例14に準じる。
【0052】実施例21 化粧水 エタノール 25.0 プロピレングリコール 10.0 POE(15)オレイルエーテル 1.0 アルブチン 7.0 トラネキサム酸 1.0 4−イソプロポキシサリチル酸のカリウム塩 10.0 サポニンb2 0.5 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.1 エチルパラベン 0.1 香料 0.05 精製水 残 余 [調製方法]実施例1に準じる。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかる皮膚外用剤は、アルコキ
シサリチル酸および/またはその塩とサポニンの併用す
ることによって優れた美白効果と保存安定性を発揮し、
さらに酸性ムコ多糖類、ビタミンEエステル類、パラア
ミノ安息香酸エステル類およびアルキレンジアミンカル
ボン酸誘導体を併用すれば美白効果が増強することがで
きる。また、皮膚に対して刺激やかゆみ、紅斑等の異常
を生じることがなく、極めて安全性の高い皮膚外用剤で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 A61K 7/00 X 31/60 ADA 31/60 ADA ADS ADS 47/26 47/26 J 47/28 47/28 J (72)発明者 福田 實 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内 (72)発明者 加来 留美子 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(A)で表されるアルコキシサリ
    チル酸および/またはその塩の一種または二種以上と、
    サポニンの一種または二種以上を含有することを特徴と
    する皮膚外用剤。 一般式(A): 【化1】 (式中、Rはアルコキシ基を表す。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の皮膚外用剤において、ア
    ルコキシ基がメトキシ基であることを特徴とする皮膚外
    用剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の皮膚外用剤において、ア
    ルコキシ基がエトキシ基であることを特徴とする皮膚外
    用剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の皮膚外用剤におい
    て、酸性ムコ多糖類の一種または二種以上を配合するこ
    とを特徴とする皮膚外用剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の皮膚外用剤におい
    て、ビタミンEエステル類の一種または二種以上を配合
    することを特徴とする皮膚外用剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の皮膚外用剤におい
    て、パラオキシ安息香酸エステル類の一種または二種以
    上を配合することを特徴とする皮膚外用剤。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の皮膚外用剤におい
    て、アルキレンジアミンカルボン酸誘導体を配合するこ
    とを特徴とする皮膚外用剤。
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