JP2006036701A - 新規なホスホン酸エステル固相支持体、オレフィン固相支持体及びそれらの製造方法ならびに、それらを用いたオレフィン化合物の製造法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 下記一般式(1)で表わされるホスホン酸エステル固相支持体及び下記一般式(2)で表わされるオレフィン固相支持体。
【化1】
(式中、SSは固相支持体を表し、R1は水素原子、C1〜C4のアルキル基、もしくはアリール基を表し、R2はC1〜C4のアルキル基を表わす。また、nは1もしくは2の整数を表す。)
【化2】
(式中、SSは固相支持体を表し、R1は水素原子、C1〜C4のアルキル基、もしくはアリール基を表し、R3,R4はC1〜C4のアルキル基、もしくはアリール基を表わす。また、nは1もしくは2の整数を表す。)
【選択図】 なし
Description
341 (1983)”に、「スチルベン類の合成」というタイトルで数多くの方法が紹介されている。上記の文献に記載されている(1)Grignard反応による方法、(2)Anil合成による方法、(3)Knoevenagel反応による方法、(4)Wittig反応による方法、(5)Wittig−Horner反応による方法等を用いた合成例が、下記文献に開示されている。
。
下記一般式(1)で表わされることを特徴とするホスホン酸エステル固相支持体が提供される。
ニル基、ヘプタレニル基、ビフェニレニル基、as−インダセニル基、フルオレニル基、S−インダセニル基、アセナフチレニル基、プレイアデニル基、アセナフテニル基、フェナレニル基、フェナントリル基、アントリル基、フルオランテニル基、アセフェナントリレニル基、アセアントリレニル基、トリフェニレニル基、ピレニル基、クリセニル基、及びナフタセニル基等が挙げられる。
(1)ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基
(2)アルキル基、好ましくは、C1〜C12とりわけC1〜C8、更に好ましくはC1〜C4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であり、これらのアルキル基は更にフッ素原子、水酸基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、フェニル基又はハロゲン原子、C1〜C4のアルキル基若しくはC1〜C4のアルコキシ基で置換されたフェニル基を含有してもよい。具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、t−ブチル基、s−ブチル基、n−ブチル基、i−ブチル基、トリフルオロメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−シアノエチル基、2−エトキシエチル基、2−メトキシエチル基、ベンジル基、4−クロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−メトキシベンジル基、4−フェニルベンジル基等が挙げられる。
(3)アルコキシ基(−OR4);R4は(2)で定義したアルキル基を表わす。具体的には、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、t−ブトキシ基、n−ブトキシ基、s−ブトキシ基、i−ブトキシ基、2−ヒドロキシエトキシ基、2−シアノエトキシ基、ベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ基、トリフルオロメトキシ基等が挙げられる。
(4)アリールオキシ基:アリール基としてフェニル基、ナフチル基が挙げられる。これは、C1〜C4のアルコキシ基、C1〜C4のアルキル基又はハロゲン原子を置換基として含有してもよい。具体的には、フェノキシ基、1−ナフチルオキシ基、2−ナフチルオキシ基、4−メチルフェノキシ基、4−メトキシフェノキシ基、4−クロロフェノキシ基、6−メチル−2−ナフチルオキシ基等が挙げられる。
(5)アルキルメルカプト基(−SR4);R4は(2)で定義したアルキル基を表わす。具体的にはメチルチオ基、エチルチオ基、フェニルチオ基、p−メチルフェニルチオ基等が挙げられる。
(6)メチレンジオキシ基、又はメチレンジチオ基等のアルキレンジオキシ基又はアルキレンジチオ基、等が挙げられる。
本発明に係る前記一般式(1)で表わされるホスホン酸エステル固相支持体は、新規物質であり、該固相支持体は、前記一般式(3)で表わされるハロゲン固相支持体と前記一般式(4)で表わされる亜リン酸トリアルキルとを、無溶媒、もしくはトルエン、キシレン等の溶媒中で加熱することにより、容易に製造される。ハロゲン固相支持体に対する亜リン酸トリアルキルの使用割合は1〜10倍当量好ましくは、2〜5倍当量である。反応温度は通常80〜160℃程度、好ましくは100〜140℃付近で行う。
酸性試薬としては臭化水素、ヨウ化水素、トリフルオロ酢酸、ピリジンの塩酸塩、濃塩酸、ヨウ化マグネシウムエチラート、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、三臭化ホウ素、三塩化ホウ素、三ヨウ化ホウ素等が、塩基性試薬としては、ナトリウムチオエトキシド、ナトリウムチオメトキシド、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウム、リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化リチウム、リチウムジフェニルホスフィド等を挙げることができる。溶媒としては無水酢酸、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン(THF)、
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ピリジン、ブタノール等を挙げることができ、反応温度は用いる試薬の反応性によるが、一般的には、室温から200℃の間で行なわれる。
また赤外線吸収スペクトル(ATR法)を図2に示すが、958cm-1にトランスオレフィンのC−H面外変角振動に基づく吸収が認められた。
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