JP2006034949A - X線診断装置及びx線撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の心拍時相における投影データをより多くの方向から収集し、得られたこれらの投影データを再構成処理することにより高画質なX線画像データの生成が可能なX線診断装置およびX線撮像方法である。
【解決手段】X線発生部1aを備えた第1の撮像系とX線発生部1bを備えた第2の撮像系による回動撮影方法によって得られた投影データを再構成処理してX線画像データを生成する際に、撮像系間の相対角度η0を被検体の心拍周期T0と前記撮像系の回動速度Vrに基づいて設定することにより、所定の心拍時相における投影データをより多くの方向から重複無く収集する。
【選択図】 図10

Description

本発明はX線診断装置及びX線撮像方法に係り、特にX線発生部及びX線検出部を回動して得られた投影データを再構成してX線画像データの生成を行なうX線診断装置及びX線撮像方法に関する。
X線診断装置やMRI(magnetic resonance imaging)装置、あるいはX線CT(computed tomography)装置などを用いた医用画像診断技術は、1970年代のコンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
X線診断は、近年ではカテーテル手技の発展に伴い循環器分野を中心に進歩を遂げている。循環器診断用のX線診断装置は、通常、X線発生部とX線検出部、これらを保持する保持機構と、寝台(天板)及び信号処理部を備えている。そして、保持機構はCアームあるいはΩアームが用いられ、天板片持ち方式の寝台と組み合わせることによって患者(以下では、被検体と呼ぶ)に対して最適な位置や角度からのX線撮影を可能にしている。
X線診断装置のX線検出部に用いられる検出器は、従来、X線フィルムやI.I.(イメージ・インテンシファイア)が使用されてきた。このI.I.を用いたX線撮像方法では、X線発生部のX線管から発生したX線によって被検体を照射し、このとき被検体を透過して得られるX線投影データ(以下、投影データと呼ぶ)は、I.I.において光学画像に変換され、更に、この光学画像はX線TVカメラによって撮影され電気信号に変換される。そして、電気信号に変換された投影データはA/D変換後、モニタに表示される。このため、I.I.を用いた撮像方法は、フィルム方式では不可能であったリアルタイム撮影を可能とし、又、デジタル信号で投影データの収集ができるため、種々の画像処理が可能となった。
一方、前記I.I.に替わるものとして、近年、2次元配列の平面検出器が注目を集め、その一部は既に実用化の段階に入っている。この平面検出器を備えたX線検出部とX線発生部を対向させて保持機構(Cアーム)に固定し、被検体の体軸と略平行な軸を中心として回動させながら投影データを収集する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されている方法では、回動するX線発生部により被検体の複数の方向からコーンビーム形状(2次元的に広がったビーム形状)のX線を順次照射し、被検体の後方に配置されたX線検出部の平面検出器によって透過X線量の検出を行う。そして、得られた透過X線量から投影データを生成し、更に、この投影データに対して再構成処理を行って3次元データ(以下では、ボリュームデータと呼ぶ)の生成を行っている。
又、X線発生部とX線検出部を備えた撮像系を複数個設け、これらを被検体の周囲で同時に回動させることによって上記投影データの収集時間を短縮する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−263093号公報 特開平10−234717号公報
ところで、上述のX線診断装置における撮像系の回動速度は、通常40度/秒乃至60度/秒であり、例えばファン角度が20度の場合に180度+ファン角度の回動に要する時間は3秒乃至5秒となる。このような回動速度を有する撮像系を用いて180度+ファン角度の回動範囲における心臓等の投影データを収集する場合、心臓の拍動数は1回/秒乃至2回/秒ゆえ、撮像系が上記回動範囲を回動する間に心臓は3回乃至10回の拍動を行なう。
即ち、撮像系の回動速度は、心臓の拍動に対して十分速くないために心臓の異なる心拍時相における投影データが収集され、従って、これらの投影データを用いた再構成処理によって得られるボリュームデータにおいて心臓の動きによるアーチファクトが生ずる。このような問題点に対し、上述の特許文献1及び特許文献2ではその解決方法が記載されていない。
一方、心臓のように周期的な拍動を行なう臓器に対する撮像方法として心拍同期法が従来より知られており、特に臓器の動きが比較的小さい拡張末期あるいは収縮末期において投影データを収集することにより良質な再構成画像データの生成が可能となる。
但し、心臓の動きが少ない拡張末期や収縮末期の期間は心拍周期の約30%に過ぎず、残りの70%の期間では投影データを収集することができない。このため限られた方向からの投影データを用いて再構成処理を行なうため、得られたボリュームデータにおいて顕著なアーチファクトが発生し、診断能が大幅に低下する。
図17、図18および図19は、上記の問題点を説明するための図である。尚、図17は従来の心拍同期法による投影データ収集におけるデータの収集タイミングを示す図、図18は図17に示す従来の心拍同期法による投影データ収集におけるX線発生部およびX線検出部の位置関係を示す図、図19は図17に示す従来の心拍同期法による投影データ収集におけるX線の放射位置を示す図である。
図17は、心電波形(以下では、ECG(electrocardiogram)信号と呼ぶ。)のR波(R1、R2、R3・・・)に基づいて設定された拡張末期T11,T12、T13、・・・におけるX線照射タイミングt1乃至t3、t4乃至t6、t7乃至t9、・・・・を示している。
一方、X線診断装置の撮像系に設けられたX線発生部とX線検出部は、図18に示すように被検体を挟んで対向配置され、更に、この被検体の周囲で所定の速度で回動する。従って、図17のX線照射タイミングt1乃至t3において図18に示すようにX線発生部がA1乃至A3に位置する。そして、A1乃至A3の位置に対向するX線検出部に対しX線を放射する。
同様にして、図19に示すようにECG信号のR2、R3,・・・によって設定された拡張末期T12,T13・・・におけるX線照射タイミングt4乃至t6、t7乃至t9においてA4乃至A6,A7乃至A9に位置したX線発生部はX線検出部に対しX線を放射する。
例えば、ファン角度φ0を20度とした場合に投影データの収集に必要な回動範囲θ0は200度となり、この回動範囲θ0の約30%において拡張末期の投影データが収集される。従って、例えば1度単位で撮像系を回動させながら投影データを収集する場合、上記の回動範囲θ0では60の投影データが収集される。即ち、拡張末期の投影データのみを収集して再構成処理を行なう場合、そのデータ数は大幅に減少し、しかもこれらのデータは不等間隔で得られるため、再構成処理によって得られたボリュームデータや画像データにおいて許容できないアーチファクトが発生する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の撮像系を用いることによって所定の心拍時相における投影データをより多くの方向から収集し、得られたこれらの投影データを再構成処理することにより高画質なX線画像データの生成が可能なX線診断装置及びX線撮像方法を提供することにある。
本発明に係るX線診断装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、被検体の心拍情報を収集する心拍情報収集手段と、前記心拍情報の所定時相において前記被検体に対しX線の照射と検出を行なって投影データを収集する複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段の各々を前記被検体の周囲において移動させる撮像系移動手段と、前記複数の撮像手段の移動を制御する撮像系移動制御手段と、前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成する画像データ生成手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係るX線診断装置は、上述の目的を達成するために、請求項13に記載したように、被検体に対しX線の照射と検出を行なって投影データを収集する複数の撮像手段と、前記複数の撮像手段を前記被検体の周囲において実質的に同一の移動速度で移動させる撮像系移動手段と、前記移動速度に基づいて前記複数の撮像手段がなす相対角度を設定する撮像系移動制御手段と、前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成する画像データ生成手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係るX線撮像方法は、上述の目的を達成するために、請求項16に記載したように、被検体の心拍情報を収集するステップと、前記被検体の周囲にて複数の撮像手段の移動を制御して前記心拍情報の所定時相における投影データを収集するステップと、前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成するステップとを有することを特徴とするものである。
また、本発明に係るX線撮像方法は、上述の目的を達成するために、請求項17に記載したように、被検体の心拍情報を収集するステップと、前記被検体の周囲に配置された複数の撮像手段の移動速度と前記心拍情報に基づいて前記複数の撮像手段の相対角度を設定するステップと、前記複数の撮像手段を前記被検体の周囲にて移動させながら前記心拍情報の所定時相における投影データを収集するステップと、前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成するステップとを有することを特徴とするものである。
本発明によれば、所定心拍時相における投影データをより多くの方向から効率よく収集することが可能となり、これらの投影データを用いた再構成処理によって良質な画像データを生成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例の特徴は、2つの撮像系を有したバイプレーン型のX線診断装置を用い、上記2つの撮像系の各々が有する撮像中心軸(X線発生部の中心とX線検出部の中心を結ぶ軸)の交差角度によって定義される相対角度を被検体から得られる心拍情報に基づいて設定することにある。
1.装置の構成
本発明の実施例におけるX線診断装置の構成につき図1乃至図11を用いて説明する。但し、図1は、本発明の実施例におけるX線診断装置の撮像系を示す図、図2は、図1に示す撮像系の回動方向を示す図、図3は、図1に示すX線診断装置の全体構成を示すブロック図である。
本実施例におけるX線診断装置は、図1に示すように寝台上の天板17に載置された図示しない被検体を挟んで配置されたX線発生部1a及びX線検出部2aを有した第1の撮像系とX線発生部1b及びX線検出部2bを有した第2の撮像系を備えており、これらのX線発生部1a,1b及びX線検出部2a,2bは独立な第1の保持機構5a及び第2の保持機構5bの端部近傍に固定されている。そして、図2に示すように前記第1の撮像系と第2の撮像系は天板の長手方向に対して略垂直な同一面内において所定速度Vrで回動する。
図3のブロック図に示したX線診断装置100は、被検体150に対してX線を照射するためのX線発生部1a及び1bと、このX線発生部1a及び1bにおけるX線照射に必要な高電圧を供給する高電圧発生部4と、被検体150を透過した投影データを検出するX線検出部2a及び2bと、X線発生部1a及びX線検出部2aを保持する図示しない保持機構5aと、X線発生部1b及びX線検出部2bを保持する図示しない保持機構5bと、これらの保持機構5a及び5bを移動させ前記X線発生部1a及び1bとX線検出部2a及び2bを被検体150の周囲で回動させるための機構部3を備えている。
又、X線診断装置100は、X線検出部2で検出された投影データに対し再構成処理を行なってボリュームデータを生成し、更に、このボリュームデータから3次元画像データやMPR(Multi-Planar Reconstruction)画像データ等の2次元画像データの生成を行なう画像演算・記憶部7と、これらの画像データを表示する表示部8と、被検体情報や各種コマンドの入力、更には、撮影条件の設定や画像表示モードの選択等を行なう操作部9と、被検体150に対してECG信号を収集するECGユニット10と、上述の各ユニットを統括して制御するシステム制御部11を備えている。
X線発生部1a及び1bは、被検体150に対しX線を照射するX線管15と、X線管15から照射されたX線に対してX線錘(コーンビーム)を形成するX線絞り器16を備えている。X線管15は、X線を発生する真空管であり、陰極(フィラメント)より放出された電子を高電圧によって加速させてタングステン陽極に衝突させX線を発生する。又、X線絞り器16は、X線管15と被検体150の間に位置し、X線管15から照射されたX線ビームをX線検出部2における所定サイズの照射範囲に絞り込む機能を有している。
次に、X線検出部2a及び2bは、既に述べた2次元のX線検出器の一例であるX線I.I.を用いた方式やX線検出素子を2次元配列した、所謂X線平面検出器(2次元アレイ型X線検出器)を用いた方式等がある。
図4は、図3に示すX線検出部2a、2bを2次元アレイ型X線検出器を設けて構成した場合の構成例を示す図である。
図4に示すようにX線検出部2a、2bは、周知のように2次元状に配列された検出素子によりX線を検出して電気信号に変換する2次元アレイ型X線検出器50と、各検出素子において電気信号として検出されたX線検出データを収集し、A/D変換や対数変換等の所要の処理を施して投影データを生成するDAS(data acquisition system)51とを備えて構成することもできる。
ただし、以下では、X線I.I.を用いた方式のX線検出部2a、2bについて述べる。しかし、X線検出部2a、2bの構成方式は、この方式に限定されるものではなく、図4に示すような2次元アレイ型X線検出器50を用いた方式を始めとする他の方式であっても構わない。
即ち、X線検出部2a及び2bは、X線I.I.21と、X線テレビカメラ22と、A/D変換器23を備えている。そして、X線I.I.21は、被検体150を透過したX線を可視光に変換し、更に、光−電子−光変換の過程で輝度の増倍を行なって感度のよい投影データを形成する。一方、X線テレビカメラ22は、CCD(Charge Coupled Device )撮像素子を用いて上述の光学的な投影データを電気信号に変換し、A/D変換器23は、X線テレビカメラ22から出力された時系列的な電気信号(ビデオ信号)をデジタル信号に変換する。
次に、機構部3は、被検体150の周囲においてX線発生部1aとX線検出部2aを備えた第1の撮像系の中心軸とX線発生部1bとX線検出部2bを備えた第2の撮像系の中心軸のなす角度(相対角度)η0を被検体150から得られる心拍周期T0とこれらの撮像系の回動角速度(以下では、回動速度と呼ぶ。)Vrに基づいて算出する相対角度算出部31を有している。
更に、機構部3は、相対角度算出部31によって算出された相対角度の値に基づいて前記第1の撮像系と第2の撮像系の初期位置を設定すると共にこれらの撮像系を前記相対角度η0を維持した状態のまま所定の回動速度Vrで回動させるための移動制御信号を生成する撮像系移動制御部32と、この移動制御信号に基づいて第1の撮像系と第2の撮像系を被検体の周囲において回動させる撮像系移動機構部33a及び33bを備えている。又、上記撮像系移動制御部32は、回動している上記撮像系の位置(以下では、回動位置と呼ぶ。)情報を後述のシステム制御部11に供給する機能を有している。
尚、撮像系移動制御部32は、システム制御部11から供給される制御信号に従がって第1の撮像系や第2の撮像系の被検体体軸方向への移動を行なうための制御信号を撮像系移動機構部33a及び33bに供給し、撮像系移動機構部33a及び33bは、この制御信号に基づいて上記撮像系を体軸方向へ移動することによって、投影データを収集する断面の位置を設定あるいは更新することが可能であるが、以下では、体軸方向の移動に関する説明は省略する。
図5は、図1に示す一方のX線発生部1a及びX線検出部2aの回動方向を示す図であり、図6は、図1に示す他方のX線発生部1b及びX線検出部2bの回動方向を示す図である。
すなわち、図5は、撮像系移動機構部33aによって回動するX線発生部1aとX線検出部2aを示している。天井に取り付けられた撮像系移動機構部33aによってX線発生部1aとX線検出部2aは被検体150の体軸方向に略並行な軸を中心としてR1方向に回動する。一方、図6は、撮像系移動機構部33bによって回動するX線発生部1bとX線検出部2bを示している。床置き架台に取り付けられた撮像系移動機構部33bによって、上記X線発生部1bとX線検出部2bは被検体150の体軸方向に略並行な軸を中心としてR2方向に回動する。
図7は、図1に示すX線発生部の回動範囲を示す図である。
図7は、再構成処理に最低限必要な投影データを収集する際のX線発生部1aの回動範囲θ0を示し、一般に画像再構成を目的とした投影データの収集におけるX線発生部1aの最小回動範囲θ0は180度+ファン角度φ0である。尚、上記ファン角度φ0は、図7に示すようにX線発生部1aから放射されるX線の放射角度によって決定される。上記回動範囲θ0においてX線発生部1a及び図示しないX線検出器2aを回動させることにより、被検体150の関心領域の再構成処理に要求される180度方向からの投影データを収集することができる。
尚、図1、図5及び図6では、X線発生部1aとX線検出部2aを備えた第1の撮像系の中心軸CaとX線発生部1bとX線検出部2bを有する第2の撮像系の中心軸Cbのなす相対角度は略90度の場合について示しているが、この相対角度は既に述べたように被検体150の心拍情報に基づいて任意に設定することが可能である。心拍情報に基づく上記相対角度の設定の手順は本実施例における最重要部分であり、その詳細な説明は後述する。
図3に戻って、高電圧発生部4は、X線管15の陰極から発生する熱電子を加速するために、陽極と陰極の間に印加する高電圧を発生させる高電圧発生器42と、システム制御部11からの指示信号に従い、高電圧発生器42における管電流、管電圧、照射時間等のX線照射条件の制御を行なう高電圧制御回路41を備えている。
一方、画像演算・記憶部7は、投影データ記憶回路71と、画像演算回路72と、画像データ記憶回路73を備えている。そして、第1の撮像系及び第2の撮像系を被検体の周囲で回動させながらX線撮影が行なわれ、このときX線検出部2a及びX線検出部2bにおいて得られた投影データは、その撮影位置情報(即ち、X線発生器1a及び1bの回動位置情報)と共に投影データ記憶回路71に一旦保存される。
そして、画像演算回路72は、投影データ記憶回路71に保存された被検体150の投影データとその回動位置情報を読み出して再構成処理を行ないボリュームデータを生成する。更に、上記画像演算回路72は、得られたボリュームデータを用いて所望の3次元画像データや2次元画像データを生成する。そして、画像データ記憶回路73は、画像演算回路72によって生成された3次元画像データや2次元画像データ等を保存する。尚、上記ボリュームデータの生成法はX線CT装置の画像再構成法として周知であるため、詳細な説明は省略する。
尚、画像演算回路72は、上記ボリュームデータを用いて例えばボリュームレンダリング法による3次元画像データやMPR法あるいはMIP(Maximum−Intensity−Projection)法による2次元画像データを生成する。
次に、表示部8は、画像演算・記憶部7の画像データ記憶回路73に保存されている上記画像データの表示を行なうためのものであり、これらの画像データと、その付帯情報である数字や各種文字などを合成して表示用画像データを生成する表示用データ生成回路81と、上記表示用画像データに対してD/A変換とTVフォーマット変換を行なって映像信号を生成する変換回路82と、この映像信号を表示するモニタ83を備えている。
又、操作部9は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウスなどの入力デバイスや表示パネル、あるいは各種スイッチ等を備えたインターラクティブなインターフェイスである。そして、操作部9において、被検体情報や各種コマンドの入力、撮影対象臓器に対する最適なX線照射条件や撮像系の回動速度や撮影位置等の撮影条件の設定画像表示モードの選択などを行なう。尚、上記のX線照射条件としてX線管15に印加する管電圧、管電流、X線の照射時間等があり、画像表示モードとして3次元画像表示、MIP画像表示、MPR画像表示等がある。
一方、ECGユニット10は、被検体150の胸部に装着された図示しない電極から検出されるECG信号を受信し、デジタル信号に変換する。
そして、システム制御部11は、図示しないCPU(Central Processing Unit )と記憶回路を備え、操作者によって操作部9から入力あるいは設定される上述の各種情報は前記記憶回路に保存される。そして、前記CPUは、これらの情報に基づいて高電圧発生部4、X線検出部2a及び2b、機構部3、画像演算・記憶部7、更には表示部8の各ユニットの制御やシステム全体の制御を統括して行なう。
特に、本実施例では、第1の撮像系と第2の撮像系の相対角度η0を設定するために、システム制御部11は、ECGユニット10から供給された被検体150のECG信号と予め設定された撮像系の回動速度Vrの情報を機構部3の相対角度検出部31に供給する。
更に、システム制御部11は、例えば、X線発生部1aにおける複数のX線照射位置を予め設定し、機構部3の撮像系移動制御部32から供給されるX線発生部1aの回動位置情報と前記X線照射位置が一致した場合には、X線を照射するための駆動信号を高電圧発生部4の高電圧制御回路41に供給する。
次に、上述の機構部3が行なう第1の撮像系と第2の撮像系の相対角度η0の設定手順につき図8乃至図10を用いて説明する。
尚、図8は、心拍周期の拡張期及び収縮期における左室容積変化曲線とECG信号を示す図、図9は、図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化した場合の心拍時相と各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置の関係を示す図、 図10は、図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化した場合の各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置を示す図である。
既に述べたように、周期的な拍動を行なう臓器に対しては、その動きが比較的小さくなる拡張末期あるいは収縮末期において投影データの収集を行なうことが望ましい。図8は、左心系における容積変化曲線aとECG信号bを示したものであり、ECG信号のR波からT波までが収縮期、このT波から次のR波までが拡張期である。そして、拡張末期T1あるいは収縮末期T2においてその左室容積の変化が最小になる。
即ち、心臓の動きが最小となる拡張末期T1あるいは収縮末期T2において収集した投影データに対して再構成処理を行なうことにより、動きの影響を抑えた良質なボリュームデータや画像データを生成することが可能となる。以下では、拡張末期T1において投影データを収集する場合について述べるが、収縮末期T2であっても構わない。
図9は、時間、即ちECG信号の時相(横軸)に対するX線発生部1a及び1bの回動位置(縦軸)を示している。但し、この図では説明を簡単にするために拡張末期T11、T12,T13・・・においてX線発生部1a及び1bは異なる3つの回動位置でX線照射を行なっている。
一方、図10は図9に対応し、図示しない被検体150の周囲でX線照射を行なうX線発生部1a及び1bの回動位置を示している。但し、この図では、説明を分かり易くするためにX線発生部1aとX線発生部1bは異なる円周Ga及びGbに沿って回動する場合を示しているが、実際には、X線発生部1a及び1bは同一円周上を所定速度Vrで回動する。
図9及び図10に示すように、拡張末期T11のt=t1(図12参照)においてX線発生部1aは回動位置A1に、又、X線発生部1bは回動位置B1に位置し、第1の撮像系と第2の撮像系の相対角度は機構部3の相対角度算出部31において算出された相対角度η0に設定される。この相対角度η0を維持した状態でt=t2及びt3、拡張末期T12のt=t4乃至t6・・・においてX線発生部1aは回動位置A2及びA3、A4乃至A6・・・・を通過し、X線発生部1bは回動位置B2及びB3,B4乃至B6・・・・を通過する。
尚、第1の撮像系及び第2の撮像系は可能な限り隣接させることが望ましいが、実際には、X線発生部1a及び1b、X線検出器2a及び2b、保持アーム5a及び5bの大きさや形状等により干渉が生じ、従って撮像系間の相対角度η0は通常50度乃至90度の間に設定される。このため本実施例では、例えば図9及び図10に示すように拡張末期T11におけるX線発生部1bの回動位置B1乃至B3が拡張末期T12におけるX線発生部1aの回動位置A4乃至A6と拡張末期T13におけるX線発生部1aの回動位置A7乃至A9の間になるように相対角度η0の設定を行なう。
この場合、回動位置A3と回動位置A4の間においてはX線発生部1bを回動させることができない。このため、回動位置A1乃至A3ではX線発生部1aによるX線照射を停止させることによって、第1の撮像系及び第2の撮像系によって得られる投影データの連続性を保ち、更に被検体150に対する不要な被曝を防止する。
但し、この場合、回動位置A3と回動位置A4の間で投影データの収集を行なわないため、投影データ撮像系の回動範囲θ0は、相対角度分だけ増加させる必要がある。従って、投影データ撮像系の回動角度θ0は、θ0=180度+ファン角度+相対角度η0以上かつ設定可能な最大角度以下に設定される。尚、設定可能な最大角度は第1の撮像系および第2の撮像系の機械的な回動ストロークに依存して定まる。例えば、回動角度θ0は、θ0=180度+ファン角度+相対角度η0に設定される。
次に、機構部3の相対角度算出部31によって行なわれる相対角度η0の算出方法について述べる。相対角度算出部31に供給される第1の撮像系及び第2の撮像系の回動速度をVr(度/秒)、被検体150の心拍周期をT0(秒)とした場合、相対角度η0(度)は次式(1)によって算出することができる。
[数1]
η0={(2n−1)/2}・Vr・T0 ・・・(1)
但しnは整数である。
尚、図10に示したように拡張末期T11におけるX線発生部1bの回動位置B1乃至B3が拡張末期T12におけるX線発生部1aの回動位置A4乃至A6と拡張末期T13におけるX線発生部1aの回動位置A7乃至A9の間にある場合、式(1)における整数nはn=2であり、拡張末期T11におけるX線発生部1aの回動位置A1乃至A3と拡張末期T12におけるX線発生部1aの回動位置A4乃至A6の間にある場合にはn=1となる。
一方、図11は、図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化しない場合の各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置を示す図である。
すなわち、図11は、例えば、被検体150の撮影直前の平均的な心拍周期Txに基づいて予め設定された相対角度ηxの第1の撮像系及び第2の撮像系を用いて投影データを収集する場合のX線発生部1aの回動位置A1,A2,A3・・・とX線発生部1bの回動位置B1,B2,B3,・・・を示したものである。この場合、被検体150の撮影中の心拍周期T0が撮影直前の心拍周期Txに対して大きく変化した場合にはX線発生部1aとX線発生部1bは同一の回動位置でX線を照射する可能性が生ずる。このため、多くの方向からの投影データを効率よく収集することが困難となる。
但し、被検体150の心拍周期T0が上記心拍周期Txと比較して大きな差異が無い場合には、この心拍周期Txの情報と撮像系の回動速度Vrとから予め設定された撮像系の相対角度ηxを用いることも可能である。
2.画像データの生成手順
次に、図1乃至図12を用い、本実施例のX線診断装置100における画像データの生成手順について説明する。尚、図12は、図1に示すX線診断装置によって画像データを生成する手順を示すフローチャートである。
操作者は、操作部9において被検体150に関する被検体情報の入力やX線照射条件、第1の撮像系及び第2の撮像系の回動速度Vrや体軸方向に対する撮像位置、更には、X線発生部1aの回動位置A1、A2、A3、・・・等の各種撮影条件を初期設定し(図12のステップS1)、これらの設定条件をシステム制御部11の記憶回路に保存する。
上述の初期設定が終了したならば、操作者は、被検体150の胸部にECGユニット10の電極を装着する。そして、ECGユニット10は、このとき得られる被検体150のECG信号を一旦デジタル信号に変換した後、システム制御部11に供給し、システム制御部11は、上記ECG信号と操作部9にて設定された撮像系の回動速度Vrを機構部3の相対角度算出部31に供給する(図12のステップS2)。
そして、相対角度算出部31は、ECGユニット10から供給されたECG信号に対しR波間隔あるいは心拍数を計測して心拍周期T0を求める。更に、この心拍周期T0と上記撮像系回動速度Vrを用い、例えば式(1)から撮像系相対角度η0の算出を行なう(図12のステップS3)。
次いで、機構部3の撮像系移動制御部32は、相対角度算出部31から供給される相対角度η0とシステム制御部11から供給されるX線発生部1aの回動位置情報に基づいて撮像系移動機構部33a及び33bを制御し、X線発生部1aを図9に示した回動位置A1に、又、X線発生部1bを回動位置B1に移動させる(図12のステップS4)。
被検体150の心拍情報に基づいたX線発生部1a及び1bの位置設定が終了したならば、操作者は、操作部9においてX線撮影の開始コマンドを入力する。そして、この撮影開始コマンド信号がシステム制御部11に供給されることによってX線撮影が開始される(図12のステップS5)。
次いで、システム制御部11は、上記撮影開始コマンド信号に後続してECGユニット10から供給される被検体150のECG信号のR波(R1)を基準に拡張末期における最初のX線照射タイミングt1を検出し、このX線照射タイミングt1においてX線照射を行なう。但しこの場合、図9において既に述べたようにX線発生部1bにおいてのみX線照射が行なわれる。
X線撮影に際して、高電圧発生部4の高電圧制御回路41は、システム制御部11より上記X線照射タイミングt1において供給される駆動信号を受信し、既に設定されているX線照射条件に基づいて高電圧発生器42を制御して高電圧をX線発生部1bのX線管15に印加する。次いで、高電圧が印加されたX線管15はX線絞り器16を介して被検体150にX線を照射する。そして、被検体150を透過したX線は、その後方に設けられたX線検出部2bのX線I.I.21に投影される。一方、X線I.I.21は、被検体150を透過したX線を光学画像に変換し、X線テレビカメラ22は前記光学画像を電気信号(ビデオ信号)に変換する。次いで、X線テレビカメラ22から時系列的に出力されたビデオ信号はA/D変換器23にてデジタル信号に変換された後、画像演算・記憶部7の投影データ記憶回路71に保存される。
一方、システム制御部11は、機構部3の撮像系移動制御部32を制御して第1の撮像系及び第2の撮像系を予め設定された回動速度Vrで被検体150の周囲で連続的に回動し、X線発生部1aが所定の回動位置A2に到達するt=t2において高電圧発生部4の高電圧制御回路41に対しX線照射のための駆動信号を供給する。
以下t=t1の場合と同様にして拡張末期T11のt=t2及びt=t3においてX線発生部1bは回動位置B2及びB3にてX線を照射し、X線検出部2bは、このとき検出した投影データを画像演算・記憶部7の投影データ記憶回路71に保存する。
次いで、システム制御部11は、ECGユニット10から供給されるECG信号の拡張末期T12においてX線発生部1a及び1bよりX線を照射する。即ち、回動速度Vrで回動しているX線発生部1a及び1bが拡張末期T12において予め設定されている回動位置A4乃至A6及び回動位置B4乃至B6に到達したならば、システム制御部11は、高電圧発生部4の高電圧制御回路41に対しX線照射のための駆動信号を供給してX線発生部1a及び1bよりX線を照射する。そして、X線検出部2a及び2bは、このとき得られる投影データを投影データ記憶回路71に保存する。
以下同様にして、システム制御部11は、ECGユニット10から供給されるECG信号のR波(R3)、R波(R4)・・・・を基準とした拡張末期T13、T14・・・においてもX線発生部1a及び1bを用いてX線照射を行ない、X線検出部2a及び2bによって得られた投影データを投影データ記憶回路71に保存する。
そして、上述の投影データの収集は、X線発生部1a及び1bの各々の回動範囲θ0が少なくとも180度+ファン角度+相対角度η0になるまで継続して行なわれる(図12のステップS6)。
尚、上記投影データ記憶回路71には、第1の撮像系及び第2の撮像系を回動させながら収集した複数の投影データの他に、これらの投影データを収集した際のX線発生部1a及び1bの回動位置情報が前記投影データに対応して保存される。
以上述べた手順により、回動範囲θ0における投影データの収集と保存が終了したならば、画像演算・記憶部7の画像演算回路72は、投影データ記憶回路71に保存されている投影データとその回動位置情報を用いてコンボリューション処理を行なう。更に、このコンボリューション処理した投影データを被検体150の関心領域に仮想的に設定した3次元格子の所定の格子点に逆投影することによって関心領域におけるボリュームデータを生成し、得られたボリュームデータを画像データ記憶回路73に保存する(図12のステップS7)。尚、2次元の検出素子を有したX線検出部によって収集された投影データからボリュームデータを生成する方法は、X線CT装置における画像再構成技術として周知であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
次に、前記画像演算回路72は、上述の方法によって生成されたボリュームデータを用い、操作者が操作部9にて選択した画像表示モードに基づいて所望の3次元画像データや2次元画像データを生成し、得られたこれらの画像データを画像データ記憶回路73に一旦保存する(図12のステップS8)。
一方、システム制御部11は、予め設定された画像表示モードに対応した画像データを画像データ記憶回路73から読み出し、表示部8のモニタ83に表示する。即ち、システム制御部11は、画像データ記憶回路73に保存された所望の画像データを読み出して表示部8の表示用データ生成回路81に供給し、表示用データ生成回路81は、画像データ生成回路73から供給された画像データとシステム制御部11から供給された被検体情報あるいは撮影条件などの付帯情報を合成して表示用画像データを生成する。次いで、変換回路82は、前記表示用画像データに対してD/A変換とTVフォーマット変換を行なって映像信号を生成しモニタ83に表示する(図12のステップS9)。
以上述べた本実施例によれば、被検体の動きが比較的小さい拡張末期あるいは収縮末期の心拍時相において収集した投影データを用いて画像再構成を行なっているため、拍動性の動きの影響を低減することができる。又、所定の相対角度で設定された2つの撮像系を被検体の周囲で回動させて前記X線投影データの収集を行なうため、短時間での収集が可能となる。
更に、本実施例に拠れば、上記2つの撮像系の相対角度を被検体の心拍情報と回動速度に基づいて設定することによって前記心拍時相における投影データをより多くの方向から重複無く収集することが可能となり、得られたこれらの投影データを再構成処理することにより高画質なX線画像データが生成できる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上記の実施例に限定されるものでは無く、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例においては、被検体のECG信号によって得られる心拍周期と撮像系の回動速度に基づいて撮像系の相対角度の最適化を行なったが、予め設定された撮像系の相対角度η0と被検体の心拍周期T0に基づいて撮像系の回動速度Vrを設定してもよい。このときの回動速度Vrは、式(1)を変形した次式(2)によって求めることができる。
[数2]
Vr={2/(2n−1)}・(η0/T0) ・・・(2)
但し、nは整数である。
但し、撮像系の相対角度η0あるいは回動速度Vrの算出式は式(1)あるいは式(2)に限定されるものではない。
一方、本実施例では2つの撮像系を用いて投影データを収集する場合について述べたが、3つ以上の撮像系を用いてもよく、例えば、ステレオ管やFlying Focal Spotのように複数のX線発生部を用いた場合に適用することも可能である。尚、ステレオ管の焦点間隔は通常固定であるが、焦点間隔を変えられるようなステレオ管であってもよい。 一方、Flying Focal Spotは、X線CT装置に搭載されている技術であり、この場合の2つの焦点の焦点間距離は通常1mm程度であるが、本実施例を適用する場合の焦点間距離は5cm乃至20cmであることが望ましい。
更に、本実施例の図10では、拡張末期T11におけるX線発生部1bの回動位置B1乃至B3が拡張末期T12におけるX線発生部1aの回動位置A4乃至A6と拡張末期T13におけるX線発生部1aの回動位置A7乃至A9の間にある場合について示したが、これに限定されるものではない。
図13は、図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化した場合のX線発生部の回動位置の他の具体例を示す図である。
例えば、図13に示すように撮像系の相対角度を小さく設定することによって、拡張末期T11におけるX線発生部1bの回動位置B1乃至B3を拡張末期T11におけるX線発生部1aの回動位置A1乃至A3と拡張末期T12におけるX線発生部1aの回動位置A4乃至A6の間に設定してもよく、又、拡張末期T13以降に設定してもよい。例えば、超小型のX線発生部を用いた場合、上記相対角度は5度程度まで小さくできる可能性がある。このような場合、回動位置A1乃至A3のX線発生部1aは、回動位置B1乃至B3のX線発生部1bと共に被検体に対してX線の照射を行なう。尚、この場合の撮像系回動範囲は180度+ファン角度によって設定される。
又、図10における回動位置A1乃至A3において投影データの収集を行なってもよい。この場合、得られる画像データの画質は多少劣化するが、撮像系回動範囲が180度+ファン角度となるため、被検体150に対する被曝量を低減させることができる。
さらに、2つの撮像系の回動開始時刻を変更することによって相対角度を設定することもできる。
図14は、図1に示す2つの撮像系の回動開始時刻を変更することにより各撮像系の移動距離および相対角度を最適化した場合の心拍時相と各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置の関係を示す図である。また、図15は、図14に示す2つの撮像系に設けられたX線発生部の回動位置を示す図である。
図14および図15に示すように、2つの撮像系の移動開始タイミングが互いに異なる時刻となるように、移動開始タイミングを変更することにより相対角度を任意に設定することができる。例えば、心拍時相T11では第1の撮像系を停止させて第2の撮像系のみを回動させる。そして、第2の撮像系のみでX線の照射および検出を行う。
次に、少なくとも心拍時相T12におけるデータの収集タイミング以前に、例えば、データの収集タイミングである時刻t4において第1の撮像系の回動を開始させる。そして、心拍時相T12以降では、第1の撮像系および第2の撮像系の双方を用いてX線の照射および検出を行う。
このように第1の撮像系および第2の撮像系を撮像系移動機構部33a,33bにより制御すると、第1の撮像系および第2の撮像系の不要な移動を抑制しつつ移動中における相対角度η0を任意に設定することができる。そして、より少ない撮像系の回動範囲θ0で、空間的に連続した、より多くのデータ収集を行うことが可能となる。
尚、2つの撮像系の移動開始タイミングとともに移動終了タイミングを変更することにより相対角度を設定するようにしてもよい。また、2つの撮像系の移動開始タイミングを同時に設定し、移動終了タイミングのみを変更することにより相対角度を設定してもよい。
従って、2つの撮像系の移動開始タイミングのシフト量と移動終了タイミングのシフト量を同一にすると、図15に示すように各撮像系の回動範囲θ0も同一となる。但し、各撮像系の回動範囲θ0を互いに異なるものとしてもよい。
次に、データ収集範囲を最適化するための撮像系の制御方法について説明する。
図16は、図1に示す2つの撮像系の移動制御が容易となるようにしつつデータ収集範囲を最適化した場合におけるX線発生部の回動位置を示す図である。
図16に示すように、2つの撮像系の移動開始タイミングおよび移動終了タイミングを実質的に同一に設定する。従って、2つの撮像系は同時刻に回動を開始し、一定の相対角度η0で回動することとなる。このように移動開始タイミングおよび移動終了タイミングを同時に設定すれば、各撮像系の制御が非常に容易となる。但し、この場合、2つの撮像系の回動範囲θ0が重なる範囲と重ならない範囲とが存在することとなる。
ところで、画像化に必要なデータの収集方向は、180度にファン角度を加えた角度の範囲である場合が多い。従って、撮像系の回動角度が少なくとも180度+ファン角度以上の範囲となるように撮影領域を設定し、撮影領域以外においてデータ収集を行わないようにすれば、X線の照射回数および照射量を低減させることができる。そして、被検体の被曝量を低減させることができる。
そこで、各撮像系が少なくとも撮影領域をカバーする範囲を回動するように撮像系移動機構部33a,33bにより制御する。この場合、2つの撮像系の回動範囲θ0が重なる部分が撮影領域をカバーしていれば十分である。そこで、図16に示すように例えば2つの撮像系の回動範囲θ0が重なる範囲が撮影領域となるように各撮影領域の回動範囲θ0が設定される。
一方、X線の照射および検出は撮影領域のみで行い、撮影領域以外の回動範囲θ0ではX線の照射および検出を行わない。すなわち、移動開始タイミングにおいて回動範囲θ0が重なっている側の撮像系では回動開始時から撮影領域に位置するためX線の照射および検出を行う。そして他方側の撮像系では回動範囲θ0が重なる位置から、すなわち撮影領域に移動してからX線の照射および検出を行う。
逆に、2つの撮像系の回動範囲θ0が重ならない範囲(撮影領域の外部)に、先にX線の照射および検出を開始した側の撮像系が移動するとX線の照射および検出を停止させる。このとき他方側の撮像系については回動範囲θ0の終了点まで2つの回動範囲θ0が重なっているため(撮影領域内であるため)、回動終了点までX線の照射および収集を行う。
このように、2つの撮像系の回動位置およびデータ収集位置を制御すれば、容易な制御で180度+ファン角度の全ての方向から連続したデータを収集することが可能となる。このため画質を向上させることができる。
但し、撮影領域内における2つの撮像系によるデータ収集位置間には隙間が存在する。そこで、各データ収集位置の逆方向からもデータ収集を行って画像化に利用すれば、データ収集位置の隙間に起因する画質の低下を低減させることができる。
尚、相対角度η0については、前述のように心拍数に応じて設定されることが望ましい。図16は、心拍時相において各撮像系により4回のデータ収集を行うようにした例である。この場合、各撮像系によるX線の照射タイミングは互いに異なる場合もあり得る。
以上のような上記実施例では、X線I.I.21を有したX線検出部2について述べたが、前述のようにX線平面検出器(2次元アレイ型X線検出器50)を備えたX線検出部を用いても同様の効果を得ることが可能である。更に、被検体の心拍情報を得るためにECG信号の収集を行なったが、図8に示した左室容積変化曲線など他の生体情報であってもよい。
更に、上述の実施例では投影データの画像再構成処理によって得られたボリュームデータをボリュームレンダリング処理した3次元画像データや、MIP画像データあるいはMPR画像データなどの2次元画像データを生成する場合について述べたが、これらに限定されない。
一方、X線照射を行なう期間は拡張末期に限定されるものではなく、収縮末期であってもよい。この場合、各々の拡張末期あるいは収縮末期におけるX線照射回数は3回に限定されない。更に、上記の実施例では、拡張末期あるいは収縮末期においてのみX線照射を行なう場合について示したが、撮像系を回動させながら所定間隔でX線を照射し、得られた投影データの中から拡張末期に得られた投影データを選択して再構成処理を行なってもよい。この場合、被検体に対するX線の照射量は増大するが照射に対する制御方法がより簡単になる利点を有している。
尚、上述の実施例における機構部4の相対角度検出部31は、ECGユニット10から供給される心拍情報の変化に伴って撮像系の相対速度を更新することが可能である。このため、撮影中に被検体150の心拍周期が変化しても投影データを重複無く収集することが可能となる。同様にして、撮影中の心拍情報の変化に伴って撮像系の移動速度を更新することにより、投影データを重複無く収集することも可能である。
本発明の実施例におけるX線診断装置の撮像系を示す図。 図1に示す撮像系の回動方向を示す図。 図1に示すX線診断装置の全体構成を示すブロック図。 図3に示すX線検出部を2次元のX線検出器を設けて構成した場合の構成例を示す図。 図1に示す一方のX線発生部及びX線検出部の回動方向を示す図。 図1に示す他方のX線発生部及びX線検出部の回動方向を示す図。 図1に示すX線発生部の回動範囲を示す図。 心拍周期の拡張期及び収縮期における左室容積変化曲線とECG信号を示す図。 図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化した場合の心拍時相と各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置の関係を示す図。 図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化した場合の各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置を示す図。 図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化しない場合の各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置を示す図。 図1に示すX線診断装置によって画像データを生成する手順を示すフローチャート。 図1に示す2つの撮像系の相対角度を最適化した場合のX線発生部の回動位置の他の具体例を示す図。 図1に示す2つの撮像系の回動開始時刻を変更することにより各撮像系の移動距離および相対角度を最適化した場合の心拍時相と各撮像系に設けられたX線発生部の回動位置の関係を示す図。 図14に示す2つの撮像系に設けられたX線発生部の回動位置を示す図。 図1に示す2つの撮像系の移動制御が容易となるようにしつつデータ収集範囲を最適化した場合におけるX線発生部の回動位置を示す図。 従来の心拍同期法による投影データ収集におけるデータの収集タイミングを示す図。 図17に示す従来の心拍同期法による投影データ収集におけるX線発生部およびX線検出部の位置関係を示す図。 図17に示す従来の心拍同期法による投影データ収集におけるX線の放射位置を示す図。
符号の説明
1a,1b X線発生部
2a,2b X線検出部
3 機構部
4 高電圧発生部
5a,5b 保持機構
7 画像演算・記憶部
8 表示部
9 操作部
10 ECGユニット
11 システム制御部
15 X線管
16 X線絞り器
17 天板
21 X線I.I.
22 X線テレビカメラ
23 A/D変換器
31 相対角度算出部
32 撮像系移動制御部
33a、33b 撮像系移動機構部
41 高電圧制御回路
42 高電圧発生器
50 2次元アレイ型X線検出器
51 DAS
71 投影データ記憶回路
72 画像演算回路
73 画像データ記憶回路
81 表示用データ生成回路
82 変換回路
83 モニタ
100 X線診断装置
150 被検体

Claims (17)

  1. 被検体の心拍情報を収集する心拍情報収集手段と、
    前記心拍情報の所定時相において前記被検体に対しX線の照射と検出を行なって投影データを収集する複数の撮像手段と、
    前記複数の撮像手段の各々を前記被検体の周囲において移動させる撮像系移動手段と、
    前記複数の撮像手段の移動を制御する撮像系移動制御手段と、
    前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成する画像データ生成手段と、
    を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記撮像系移動制御手段は、前記心拍情報に基づいて前記複数の撮像手段がなす相対角度を設定するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記撮像系移動制御手段は、前記心拍情報に基づいて前記複数の撮像手段の移動速度を設定するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記撮像系移動制御手段は、前記複数の撮像手段の移動範囲を180度+前記複数の撮像手段のファン角度+前記複数の撮像手段のなす相対角度以上に設定するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  5. 前記撮像系移動制御手段は、前記複数の撮像手段の相対角度を5度乃至90度の範囲に設定するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  6. 前記複数の撮像手段は、前記被検体の周囲を実質的に同一の移動速度で移動するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  7. 前記複数の撮像手段は、前記心拍情報における拡張末期あるいは収縮末期において前記投影データを収集するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  8. 前記複数の撮像手段は、2次元のX線検出器を備え、前記画像データ生成手段は、前記2次元X線検出器によって収集された前記投影データに前記再構成処理を施すことによってボリュームデータを生成するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  9. 前記心拍情報収集手段は、前記心拍情報として前記被検体のECG信号を収集するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  10. 前記撮像系移動制御手段は、前記複数の撮像手段の移動開始タイミングおよび移動終了タイミングの少なくとも一方を変更することにより前記複数の撮像手段がなす相対角度を設定するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  11. 前記撮像系移動制御手段は、前記複数の撮像手段の移動開始タイミングおよび移動終了タイミングを実質的に同一に設定するように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  12. 前記複数の撮像手段は、前記複数の撮像手段の移動範囲において、180度+前記複数の撮像手段のファン角度以上に設定された撮影領域のみについてX線の照射と検出を行なうように構成されることを特徴とする請求項1記載のX線診断装置。
  13. 被検体に対しX線の照射と検出を行なって投影データを収集する複数の撮像手段と、
    前記複数の撮像手段を前記被検体の周囲において実質的に同一の移動速度で移動させる撮像系移動手段と、
    前記移動速度に基づいて前記複数の撮像手段がなす相対角度を設定する撮像系移動制御手段と、
    前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成する画像データ生成手段と、
    を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  14. 前記撮像系移動制御手段は、前記相対角度を前記複数の撮像手段の移動中に変化させるように構成されることを特徴とする請求項13記載のX線診断装置。
  15. 前記複数の撮像手段は、互いに重ならない範囲の投影データを収集するように構成されることを特徴とする請求項13記載のX線診断装置。
  16. 被検体の心拍情報を収集するステップと、
    前記被検体の周囲にて複数の撮像手段の移動を制御して前記心拍情報の所定時相における投影データを収集するステップと、
    前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成するステップと、
    を有することを特徴とするX線撮像方法。
  17. 被検体の心拍情報を収集するステップと、
    前記被検体の周囲に配置された複数の撮像手段の移動速度と前記心拍情報に基づいて前記複数の撮像手段の相対角度を設定するステップと、
    前記複数の撮像手段を前記被検体の周囲にて移動させながら前記心拍情報の所定時相における投影データを収集するステップと、
    前記投影データを再構成処理してX線画像データを生成するステップと、
    を有することを特徴とするX線撮像方法。
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