JP2006033974A - 電源回路 - Google Patents

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巌 福士
Noriaki Okada
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Abstract

【課題】出力電力が所定の値より小さい場合の効率を改善することができる電源回路を提供する。
【解決手段】入力電圧がドレインに印加され、入力電圧より高いゲート電圧でオンする第1のN型MOSFETと、第1のN型MOSFETと直列接続されるとともに、ダイオードと並列接続される第2のN型MOSFETと、第1のN型MOSFETと並列接続されるスイッチング素子と、第1のN型MOSFETのゲート電圧を得るための昇圧電圧を発生する昇圧電圧発生回路と、昇圧電圧に基づいて第1のN型MOSFETを第2のN型MOSFETとスイッチングすることによって、出力電圧を得る第1のモード、または昇圧電圧に関わらずスイッチング素子をスイッチングするとともに第1のN型MOSFETと第2のN型MOSFETをオフすることによって、出力電圧を得る第2のモードを選択的に実行する制御回路と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源回路に関する。
電池やアダプタなどから入力される入力電圧を、一定の出力電圧に変換して出力する電源回路には、出力電圧より低い入力電圧を昇圧して出力電圧とする昇圧型、出力電圧より高い入力電圧を降圧して出力電圧とする降圧型、入力電圧の大きさに応じて昇圧または降圧を行い、出力電圧とする昇降圧型がある。
この昇降圧型の電源回路として、Hブリッジを用いた電源回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
Hブリッジを用いた昇降圧電源回路では、Hブリッジとして接続された1次側または2次側のN型MOSFET(以下、NMOSとする)のスイッチングに基づいて降圧または昇圧を行う。なお、電源回路の効率を上げるため、このHブリッジに使用されるNMOSは、オン抵抗の低いことが要求される。そのため、これらのNMOSには、DMOS(Double Diffused MOS)構造のNMOSが用いられる。DMOS構造では、耐圧以下の範囲で出来るだけ高いゲート電圧を印加することでオン抵抗を非常に小さくすることが出来る。
図11は、従来の電源回路の構成を示すブロック図である。従来の電源回路は、チャージポンプ回路202、204、プリ回路210、212、214、216、制御回路220、インバータ206、208、コイルLとHブリッジを形成するNMOSNH1、NH2、NL1、NL2、HブリッジにおけるコイルLより紙面下側のNMOSNL1、NL2に対する駆動電圧を発生する下側駆動レギュレータ205、を備えている。また、出力電圧となる電圧VDDの端子にはコンデンサC20の非接地側の電極が接続される。なお、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2はDMOS構造のNMOSである。
なお、図11に示す電源回路においてコイルL、コンデンサC20以外は、例えば集積化されている。
チャージポンプ回路202は、NMOSNH1、NMOSNL1へのゲート電圧を発生するためのものであり、電圧VCC、電圧VDD、クロックCLKに基づいて電圧VG1(例えば、VCC+2VDD)を発生して出力する。
チャージポンプ回路204は、NMOSNH2、NMOSNL2へのゲート電圧を発生するためのものであり、電圧VDD、クロックCLKに基づいて電圧VG2(例えば、3VDD)を発生して出力する。
プリ回路210は、制御回路220の出力に応じて、電圧VG1をNMOSNH1のゲートに印加する。
プリ回路212は、制御回路220の出力に応じて、電圧VG2をNMOSNH2のゲートに印加する。
プリ回路214は、インバータ206の出力に応じて、電圧VGRをNMOSNL1のゲートに印加する。
プリ回路216は、インバータ208の出力に応じて、電圧VGRをNMOSNL2のゲートに印加する。
制御回路220は、チャージポンプ回路202、204が各々電圧VG1および電圧VG2を発生するためのクロックCLKを、当該チャージポンプ回路202、204に出力するとともに、NMOSNH1、NL1のオン、オフするタイミングを電圧VDDの大きさに応じて変化させるS10信号、および、NMOSNH2、NL2のオン、オフするタイミングを電圧VDDの大きさに応じて変化させるS20信号を出力する。
下側駆動レギュレータ205は、チャージポンプ回路202の出力電圧VG1を所定の電圧VGR(例えば、3.5V)に変更し、プリ回路214、216に出力する。
インバータ206は、制御回路220から出力されるS10信号を反転させ、プリ回路214に出力する。
インバータ208は、制御回路220から出力されるS20信号を反転させ、プリ回路216に出力する。
また、NMOSNH1のドレインは電圧VCCが印加され、ソースはNMOSNL1のドレインと接続されている。NMOSNL1のソースは、接地(VSS)される。NMOSNH2のドレインは電圧VDDが印加され、NMOSNH2のソースはNMOSNL2のドレインと接続されている。NMOSNL2のソースは、接地(VSS)される。
コイルLは、SW1端子とSW2端子間に接続される。
以上の構成の電源回路とすることで、外部から入力される電圧VCCよりも高い電圧VDDを発生しようとする場合は、電圧VCCを昇圧し、電圧VCCよりも低い電圧VDDを発生しようとする場合は、電圧VCCを降圧することができる。
図12(a)、(b)は、電圧VCCを昇圧し、電圧VCCより高い電圧VDDを得る昇圧モードを説明するための図である。昇圧モードでは、電池などから入力される電圧VCC(例えば、1.5V)を昇圧して、電圧VCCより高い電圧VDD(例えば、2.5V)を発生する。このとき、Hブリッジの1次側のNMOSNH1は常にオンとなり、NMOSNL1は常にオフとなる。そして、2次側のNMOSNH2とNL2が適宜のタイミングでオン、オフのスイッチング動作を行う。
以下、図12(a)、(b)を用いて昇圧モードについて説明する。
≪ta〜tb間≫
NMOSNH1とNMOSNH2がオンとなり、図12(a)のVCC端子→NMOSNH1→SW1端子→コイルL→SW2端子→NMOSNH2→VDD端子の経路で電流が流れ、コンデンサC20に電荷が蓄積される。よって電圧VDDは昇圧される。
≪tb〜tc間≫
NMOSNH1とNMOSNL2がオンとなり、図12(a)のVCC端子→NMOSNH1→SW1端子→コイルL→SW2端子→NMOSNL2→接地端子(VSS)の経路で電流が流れる。電圧VDDは、コンデンサC20に蓄積された電荷が保持されている間では、一定の電圧となる。なお、コンデンサC20が電荷を保持出来る期間を経過した場合や、電圧VDDに負荷が接続されている場合には、電圧VDDは徐々に降圧される。
≪tc〜td間≫
再度、NMOSNH1とNMOSNH2がオンとなる。このとき、電圧VDDが電圧VCC以上であっても、切り替わりからしばらくの間、コイルLはSW1端子側からSW2端子側に電流を流し続けようとする。そのため、SW1端子側からSW2端子側に電流が流れ、電圧VDDは昇圧される。
以下、同様にNMOSNH2とNMOSNL2とを適宜のタイミングでスイッチングを繰り返すことによって、電圧VCCより高い一定の電圧VDD(例えば2.5V)を得ることができる。
図13(a)、(b)は、電圧VCCを降圧し、電圧VCCより低い電圧VDDを得る降圧モードを説明するための図である。降圧モードでは、アダプタなどから入力される電圧VCC(例えば10V)を降圧して、電圧VCCより低い電圧VDD(例えば、2.5V)を発生する。このとき、Hブリッジの2次側のNMOSNH2は常にオンとなり、NMOSNL2は常にオフとなる。そして、1次側のNMOSNH1とNL1が適宜のタイミングでオン、オフのスイッチング動作を行う。
以下、図13(a)、(b)に示す時刻te〜thの各期間の動作について説明する。
≪te〜tf間≫
NMOSNH1とNMOSNH2がオンとなり、図13(a)のVCC端子→NMOSNH1→SW1端子→コイルL→SW2端子→NMOSNH2→VDD端子の実線で示す経路で電流が流れ、コンデンサC20に電圧が保持される。よって電圧VDDは昇圧される。
≪tf〜tg間≫
NMOSNL1とNMOSNH2がオンとなる。切り替わりからしばらくの間、コイルLはSW1端子側からSW2端子側に電流を流し続けようとする。よって、図13(a)の破線で示すように接地端子(VSS)→SW1端子→コイルL→SW2端子→VDD端子という経路の電流が流れ、緩やかに電圧VDDは昇圧される。その後、コイルLの電流値は減少していき、やがてコイルLにSW2端子側からSW1端子側への電流が流れるようになる。つまり、図13(a)のVDD端子→NMOSNH2→SW2端子→コイルL→SW1端子→NMOSNL1→接地端子(VSS)の、破線と逆向きの経路で電流が流れるので、電圧VDDは降圧される。
≪tg〜th間≫
再度、NMOSNH1がオン、NMOSNH2がオンとなる。切り替わりからしばらくの間、コイルLはSW2端子側からSW1端子側に電流を流し続けようとする。よって、実線と逆向きの経路、すなわち、図13(a)のVDD端子→NMOSNH2→SW2端子→コイルL→SW1端子→NMOSNH1→VCC端子の経路の電流が流れ、電圧VDDは緩やかに降圧される。その後、コイルLの電流値は減少していき、やがてコイルLにSW1端子側からSW2端子側への実線で示す経路の電流が流れるようになり電圧VDDは昇圧される。
以下、同様にNMOSNH1とNMOSNL1とを適宜のタイミングでスイッチングを繰り返すことによって、電圧VCCより低い所定の電圧VDD(例えば2.5V)を得ることができる。
なお、この昇圧モードと降圧モードにおける、スイッチングのタイミングは、制御回路220で制御されている。
ところで、これらのNMOSNH1、NH2、NL1、NL2は、前述のようにオン抵抗が非常に小さいDMOS構造のNMOSが使用されている。オン抵抗が無視できるとすると、NMOSNH1がオンした時のソース電圧は電圧VCCとなり、NMOSNH2がオンした時のソース電圧は電圧VDDとなる。したがって、これらのNMOSをオンさせるにはゲートに電圧VCC、電圧VDDよりも十分高い電圧(例えば、VCC、VDDより4V以上高いゲート電圧)を印加することが必要となる。そのため、従来の電源回路は、1次側にチャージポンプ回路202、2次側にチャージポンプ回路202とは独立したチャージポンプ回路204を備えている。このように独立したチャージポンプ回路202、204をHブリッジの1次側と、2次側に備えているのは、NMOSNH1、NH2がオンしたときのゲート・ソース間電圧が、電圧VCCに依存しないようにするためである。
チャージポンプ回路202は、電圧VCCと電圧VDDから電圧VG1(例えば、VCC+2VDD)を発生する。よって、電圧VDDを2.5Vとすると、NMOSNH1がオンした時のゲート・ソース間電圧は、VCC+2VDD−VCC=2VDD=5Vとなる。
チャージポンプ回路204は、電圧VDDから電圧VG2(例えば、3VDD)を発生する。NMOSNH2がオンした時のゲート・ソース間電圧は、3VDD−VDD=2VDD=5Vとなる。
このように、チャージポンプ回路202、204で発生する電圧VG1および電圧VG2を、NMOSNH1、NH2のゲートにそれぞれ印加すると、NMOSNH1、NH2がオンしたときのゲート・ソース間の電圧は、常に5Vとなる。よって、チャージポンプ回路202、204を備えた電源回路は、入力電圧の大きさに関わらず、NMOSNH1、NH2を安定してオン、オフすることができる。
以下、図面を利用して、チャージポンプ回路202およびチャージポンプ回路204の構成および動作を説明する。
図14は、チャージポンプ回路202の構成の一例を示すブロック図である。また、図15は、チャージポンプ回路202の動作を説明するためのタイムチャートである。
チャージポンプ回路202は、図14に示すように、PMOSP1、P2、P3、P4、P5と、NMOSN1、N2と、ダイオードD1、D2、D3と、コンデンサC1、C2、C3と、を備えている。
なお、PMOSP4とNMOSN1、および、PMOSP5とNMOSN2はインバータである。
PMOSP1、P2、P3は、VCC端子とVG1端子の間に直列に接続され、PMOSP1、P2間にはCP1C端子、PMOSP2、P3間にはCP2C端子が接続されている。また、PMOSP1、P2、P3のソース−ドレイン間には、逆流防止用のダイオードD1、D2、D3がそれぞれ並列に接続されている。
PMOSP4、P5のソースはVDD端子と接続され、NMOSN1、N2のソースは接地(VSS)される。また、PMOSP4のドレインはNMOSN1のドレインと接続されるとともに、CP1端子と接続される。PMOSP5のドレインは、NMOSN2のドレインと接続されるとともに、CP2端子と接続される。
コンセンサC1は、CP1C端子とCP1端子の間に接続され、コンデンサC2は、CP2C端子とCP2端子の間に接続される。また、コンデンサC3は、VG1端子と接地(VSS)間に接続される。
なお、PMOSP1、P2、P3、P4、P5のゲートには、制御回路220からのCLKに応じて、ゲートをオンさせる電圧がそれぞれ印加される。
次に、図15のタイムチャートを用いて、チャージポンプ回路202の昇圧の動作を説明する。
≪t0〜t1間≫
クロックCLKが“HIGH”なので、PMOSP1、P3がオンとなり、PMOSP2がオフとなる。また、PMOSP4がオフ、NMOSN1がオンとなるのでCP1端子は“LOW”(VSS)となり、PMOSP5がオン、NMOSN2がオフとなるのでCP2端子は“HIGH”(VDD)となる。
従って、VCC端子→PMOSP1→CP1C端子→コンデンサC1→CP1端子→NMOSN1→接地端子(VSS)の経路の電流が流れ、コンデンサC1には電圧VCCの電荷が蓄えられる。よって、CP1C端子の電圧はVCCとなる。
≪t1〜t2間≫
クロックCLKが“LOW”なので、PMOSP1、P3がオフ、PMOSP2がオンとなる。また、PMOSP4がオン、NMOSN1がオフとなるのでCP1端子は“HIGH”となり、PMOSP5がオフ、NMOSN2がオンとなるのでCP2端子は“LOW”となる。
従って、VDD端子→PMOSP4→CP1端子→コンデンサC1→CP1C端子→PMOSP2→CP2C端子→コンデンサC2→CP2端子→NMOSN2→接地端子(VSS)の経路の電流が流れる。また、CP1端子の電圧が“LOW”(VSS)から“HIGH”(VDD)に変化することによって、CP1C端子の電圧はVCC+VDDとなる。また、CP2C端子の電圧はCP1C端子と等しいのでVCC+VDDとなる。
≪t2〜t3間≫
クロックCLKが“HIGH”となるので、PMOSP3がオン、PMOSP2がオフ、PMOSP5がオン、NMOSN2がオフとなり、VDD端子→PMOSP5→CP2端子→コンデンサC2→CP2C端子→PMOSP3→VG1端子→コンデンサC3→接地端子(VSS)の経路の電流が流れる。CP2端子の電圧が“LOW”から“HIGH”に変化することによって、CP2C端子の電圧はVCC+2VDDとなる。よってコンデンサC3にはVCC+2VDDの電荷が蓄えられる。
以下、同様にクロックCLKの“HIGH”と“LOW”が繰り返され、出力VG1の電圧はVCC+2VDDになる。
図16は、チャージポンプ回路204の構成の一例を示すブロック図である。
チャージポンプ回路204は、図16に示すように、PMOSP6、P7、P8、P9、P10と、NMOSN3、N4と、ダイオードD4、D5、D6と、コンデンサC4、C5、C6と、を備えている。
なお、PMOSP9とNMOSN3、および、PMOSP10とNMOSN4はインバータである。
PMOSP6、P7、P8は、VCC端子とVG1端子の間に直列に接続され、PMOSP3、P4間にはCP3C端子、PMOSP7、P8間にはCP4C端子が接続されている。また、PMOSP6、P7、P8のソース−ドレイン間には、逆流防止用のダイオードD4、D5、D6がそれぞれ並列に接続されている。
PMOSP9、P10のソースはVDD端子と接続され、NMOSN3、N4のソースは接地(VSS)される。また、PMOSP9のドレインはNMOSN3のドレインと接続されるとともに、CP3端子と接続される。PMOSP10のドレインは、NMOSN4のドレインと接続されるとともに、CP4端子と接続される。
コンセンサC4は、CP3C端子とCP3端子の間に接続され、コンデンサC5は、CP4C端子とCP4端子の間に接続される。また、コンデンサC6は、VG2端子と接地(VSS)間に接続される。
なお、PMOSP6、P7、P8、P9、P10のゲートには、制御回路220からのクロックCLKに応じて、ゲートをオンさせる電圧がそれぞれ印加される。
この、チャージポンプ回路204は、チャージポンプ回路202の入力の電圧VCCを電圧VDDに変えただけである。よって、チャージポンプ回路202と同様の動作を行うことで、VDD+2VDD=3VDDが電圧VG2として出力される。
以上、説明したように、従来の電源回路はチャージポンプ回路202、204を用いてDMOS構造のNMOSNH1、NH2、NL1、NH2を駆動し、電圧VCCを降圧した電圧VDDを得る降圧モード、または電圧VCCを昇圧した電圧VDDを得る昇圧モードを行っていた。
特開2004−120940号公報
図11に示す従来の昇降圧型の電源回路では、出力電圧を得る際の効率を上げるため、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2の4個に対してDMOS構造のNMOSを使用している。DMOS構造では、耐圧以下のできるだけ高いゲート電圧を印加することでオン抵抗を非常に小さくできるが、入力電圧または出力電圧をそのまま印加して駆動することができず、入力電圧および出力電圧より高い昇圧電圧が必要である。そこでチャージポンプ回路202の昇圧動作によって発生した電圧VG1を、プリ回路210、214を介して、NMOSNH1、NL1のゲートに印加することでNMOSNH1、NL1を駆動していた。また、チャージポンプ回路204の昇圧動作によって発生した電圧VG2を、プリ回路212、216を介して、NMOSNH2、NL2のゲートに印加することでNMOSNH2、NL2を駆動していた。
従って、従来の電源回路では、電源回路における電力消費量の大きさにかかわらず、DMOS構造の4個のNMOSNH1、NH2、NL1、NL2、および、チャージポンプ回路202、204を駆動して電力を消費していた。
電源回路内で、例えば5mWの電力が消費される場合、電源回路の入力側における電力(以下、入力電力と称す)が100mWとすると、電源回路の出力側における電力(以下、出力電力と称す)は95mWとなる。このときの効率(η1)は、
η1=95/100×100=95(%)
である。ところが、電源回路内で同様に5mWの電力が消費され、入力電力が、例えば15mWの場合、出力電力は10mWとなる。このときの効率(η2)は、
η2=10/15×100≒66.7(%)
であり、η1に比べて悪化する。
このように、従来の昇降圧型の電源回路では、出力電力が所定の値より小さい場合(例えば、後者の10mW)にも、チャージポンプ回路202、204、およびDMOS構造のNMOSNH1、NH2、NL1、NL2を駆動して電力を消費するので、出力電力が所定の値より大きい場合(例えば、前者の95mW)に比べて効率が悪化するという問題点があった。
本発明は、後者のように出力電力が所定の値より小さい場合の効率を改善することができる電源回路を提供することを目的とする。
本発明に係る主たる発明は、入力電圧がドレインに印加され、前記入力電圧より高いゲート電圧でオンする第1のN型MOSFETと、前記第1のN型MOSFETと直列接続されるとともに、ダイオードと並列接続される第2のN型MOSFETと、前記第1のN型MOSFETと並列接続されるスイッチング素子と、前記第1のN型MOSFETの前記ゲート電圧を得るための昇圧電圧を発生する昇圧電圧発生回路と、前記昇圧電圧に基づいて前記第1のN型MOSFETを前記第2のN型MOSFETとスイッチングすることによって、前記第1のN型MOSFETと前記第2のN型MOSFETの接続点からコイルを介して前記入力電圧を降圧した前記出力電圧を得る第1のモード、または、前記昇圧電圧に関わらず前記スイッチング素子をスイッチングするとともに、前記第1のN型MOSFETと前記第2のN型MOSFETをオフすることによって、前記接続点から前記コイルを介して前記入力電圧を降圧した前記出力電圧を得る第2のモードを選択的に実行する制御回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、通常の消費電力の第1のモード、または第1のモードより消費電力の小さい第2のモードを選択的に実行することで電源回路の効率を改善することができる。
===全体構成===
図1は、本発明の電源回路の構成を示すブロック図である。本発明の電源回路は、チャージポンプ回路2、4、プリ回路10、12、14、16、制御回路20、インバータ6、8、コイルLとHブリッジを形成するNMOSNH1(請求項1の『第1のN型MOSFET』)、NMOSNH2(請求項5の『第1のN型MOSFET』)、NMOSNL1(請求項1の『第2のN型MOSFET』)、NMOSNL2(請求項5の『第2のN型MOSFET』)、HブリッジにおけるコイルLより紙面下側のNMOSNL1、NL2に対する駆動電圧を発生する下側駆動レギュレータ5、を備えている。
また、チャージポンプ回路202、204を使用せずにオン、オフできるスイッチング素子、例えばエンハンスメント型のP型MOSFET(以下、PMOSとする)PH1(請求項1の『スイッチング素子』)および、エンハンスメント型のNMOSNL3(請求項5の『スイッチング素子』)を備えている。
なお、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2は、DMOS構造のNMOSであり、耐圧以下の範囲で、出来るだけ高いゲート電圧を印加することでオン抵抗を非常に小さくすることができる。また、PMOSPH1、NMOSNL3以外に、チャージポンプ回路202、204を使用せずにオン、オフできるスイッチング素子、例えば、DMOS構造のPMOS、NMOS、あるいは、バイポーラトランジスタ(PNP型、NPN型)を用いてもよい。
なお、図1に示す電源回路においてコイルL、コンデンサC10、ショットキーダイオードDH1、DL2以外は、例えば集積化されている。
チャージポンプ回路2(請求項1の『昇圧電圧発生回路』)は、電圧VCC、電圧VDD、クロックCLKに基づいて電圧VG1(例えば、VCC+2VDD)を発生して出力する。
チャージポンプ回路4(請求項5の『昇圧電圧発生回路』)は、電圧VDD、クロックCLKに基づいて電圧VG2(例えば、3VDD)を発生して出力する。
プリ回路10は、NMOSNH1を駆動するための回路であり、制御回路20から出力されるS1信号およびモード選択信号に応じて、電圧VG1をNMOSNH1のゲートに印加する。
プリ回路12は、NMOSNH2を駆動するための回路であり、制御回路20から出力されるS2信号およびモード選択信号に応じて、電圧VG2をNMOSNH2のゲートに印加する。
プリ回路14は、NMOSNL1を駆動するための回路であり、インバータ6の出力信号およびモード選択信号に応じて、電圧VGRをNMOSNL1のゲートに印加する。
プリ回路16は、NMOSNL2を駆動するための回路であり、インバータ8の出力信号およびモード選択信号に応じて、電圧VGRをNMOSNL2のゲートに印加する。
ここで、モード選択信号は、通常モードと省電力モードを選択するための信号である。例えば、モード選択信号が“HIGH”の場合、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2がオン、オフすることで昇降圧を行う通常モードが選択され、モード選択信号が“LOW”の場合、PMOSPH1、NMOSNL3がオン、オフすることで昇降圧を行う省電力モードが選択される。また、S1信号はNMOSNH1、NL1をスイッチングするための信号であり、S2信号はNH2、NL2をスイッチングするための信号である。また、S3信号はPMOSPH1をスイッチングするための信号であり、S4信号はNMOSNL3をスイッチングするための信号である。
制御回路20は、電圧VG1および電圧VG2を発生するためのクロックCLKをチャージポンプ回路2およびチャージポンプ回路4に出力する。また、制御回路20は、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2を用いて昇圧または降圧を行う通常モード(『第1のモード』)、または、チャージポンプ回路202、204を使用せずオン、オフできるPMOSPH1およびNMOSNL3と、ショットキーダイオードDH1、DL2を用いて昇圧または降圧を行う省電力モード(『第2のモード』)をモード選択信号に応じて選択するモード選択回路30(『選択回路』)を備えている。
下側駆動レギュレータ5は、チャージポンプ回路2の出力電圧VG1を所定の電圧VGR(例えば、3.5V)に変更し、プリ回路14、16に出力する。
インバータ6は、制御回路20から出力されるS1信号を反転させ、プリ回路14に出力する。
インバータ8は、制御回路20から出力されるS2信号を反転させ、プリ回路16に出力する。
また、NMOSNH1のドレインには電圧VCCが印加され、ソースはNMOSNL1のドレインと接続されている。NMOSNL1のソースは、接地(VSS)される。NMOSNH2のドレインは電圧VDDが印加され、NMOSNH2のソースはNMOSNL2のドレインと接続されている。NMOSNL2のソースは、接地(VSS)される。さらに、PMOSPH1はNMOSNH1と並列接続され、NMOSNL3はNMOSNL2と並列接続されている。また、出力電圧となる電圧VDDの端子にはコンデンサC10の非接地側の電極が接続され、NMOSNL1には、外付けのショットキーダイオードDL2が並列接続され、NMOSNH2には外付けのショットキーダイオードDH1が並列接続されている。
コイルLは、SW1端子とSW2端子間に接続される。
以上の構成の電源回路で、通常モードまたは省電力モードが選択的に実行される。
通常モードでは、チャージポンプ2から出力される電圧VG1がS1信号およびモード選択信号に応じてNMOSNH1に印加され、下側駆動レギュレータ5から出力される電圧VGRがS1信号およびモード選択信号に応じて、NMOSNL1に印加される。また、チャージポンプ4から出力される電圧VG2がS2信号およびモード選択信号に応じてNMOSNH2に印加され、下側駆動レギュレータ5から出力される電圧VGRがS2信号およびモード選択信号に応じてNMOSNL2に印加される。そして、電圧VCCが電圧VDDより低く、昇圧を行うことで電圧VDDを得る場合では、NMOSNH1が常にオン、NMOSNL1が常にオフとなりNMOSNH2、NL2が適宜のタイミングで交互にオン、オフする。一方、電圧VCCが電圧VDDより高く、降圧を行うことで電圧VDDを得る場合では、NMOSNH2が常にオン、NMOSNL2が常にオフとなり、NMOSNH1とNMOSNL1が適宜のタイミングで交互にオン、オフする。
一方、省電力モードでは、昇圧モードを実行する場合にPMOSPH1がS3信号によって常にオンとなり、NMOSNL3がS4信号に応じて適宜のタイミングでオン、オフする。また降圧を実行する場合にPMOSPH1がS3信号に応じて適宜のタイミングでオン、オフし、NMOSNL3がS4信号によってオフする。
このように、本発明の電源回路では、制御回路20から出力されるS1信号、S2信号によって、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2がオン、オフする通常モード、またはS3信号、S4信号によってPMOSPH1、NMOSNL3がオン、オフする省電力モードがモード選択信号に応じて選択的に実行される。
===プリ回路10の構成===
図2は、プリ回路10の構成を示すブロック図である。プリ回路10は、制御回路20の出力のS1信号を反転するインバータ21と、インバータ21の出力とモード選択信号の論理積の否定を出力するNAND回路23と、NAND回路23の出力を電圧VG1の電圧レベルに応じた大きさに変更して出力するレベルシフト回路22と、PMOSMP1と、NMOSMN1と、を備えている。なお、PMOSMP1とNMOSMN1はインバータである。
PMOSMP1のソースはチャージポンプ回路2の出力と接続され、ドレインはNMOSMN1のドレインと接続されるとともにプリ回路10の出力となっている。NMOSMN1のソースは接地(VSS)される。なお、PMOSMP1およびNMOSMN1のゲートにはレベルシフト回路22から出力される電圧が印加される。
次に、プリ回路10の動作について説明する。
≪モード選択信号が“HIGH”の場合≫
モード選択信号が“HIGH”で、S1信号が“HIGH”すなわちインバータ21の出力が“LOW”の場合は、NAND回路23の出力が“HIGH”となる。そして、レベルシフト回路22で変換された“HIGH”を示す電圧によってNMOSMN1がオンとなり、PMOSMP1がオフとなる。したがって、この場合、プリ回路10の出力は“LOW”となり、NMOSNH1はオフとなる。
また、モード選択信号が“HIGH”でS1信号が“LOW”すなわちインバータ21の出力が“HIGH”の場合は、NAND回路23の出力が“LOW”となる。そして、レベルシフト回路22で変換された“LOW”を示す電圧によってNMOSMN1がオフとなり、PMOSMP1がオンとなる。したがって、この場合、プリ回路10の出力は“HIGH”となり、NMOSNH1はオンとなる。
≪モード選択信号が“LOW”の場合≫
モード選択信号が“LOW”の場合、S1信号の“HIGH”または“LOW”にかかわらずNAND回路23の出力が“HIGH”となる。そして、レベルシフト回路22で変換された“HIGH”を示す電圧によってPMOSMP1がオフ、NMOSMN1がオンとなる。したがって、この場合、プリ回路10の出力は、“LOW”となり、NMOSNH1はオフとなる。
なお、プリ回路12、14、16は、プリ回路10と同様の構成とする。
以上の構成のプリ回路10、12、14、16とすることで、省電力モードの時、すなわちモード選択信号が“LOW”の時にはNMOSNH1、NL1、NH2、NL2は全てオフとなる。また、通常モードの時、すなわちモード選択信号が“HIGH”の時にはNMOSNH1、NL1、NH2、NL2は、S1信号またはS2信号に応じてオン、オフする。
===制御回路20の構成===
図3は、制御回路20の構成を示すブロック図である。制御回路20は、エラーアンプ42、コンパレータ44、46、昇圧用発振器48、降圧用発振器50、コンデンサC12、抵抗R2、R3、R4、モード選択回路30を備えている。
抵抗R2および抵抗R3は、電圧VDDと接地(VSS)間に直列に接続され、電圧VDDを抵抗分割する。例えば、電圧VDDが2.5Vで抵抗R2、R3が等しい抵抗値である場合、抵抗R2および抵抗R3の接続点に現れる電圧は1.25Vとなる。
エラーアンプ42の−(反転入力)端子には、抵抗R2と抵抗R3の接続部の電圧が印加されるとともに、エラーアンプ42の出力が、直列接続された抵抗R4と積分用コンデンサC12を介して帰還される。エラーアンプ42の+(非反転入力)端子には、基準電圧Vrefとして、例えば1.25Vが印加される。そして、エラーアンプ42は、基準電圧Vrefと、出力段から抵抗R4と積分用コンデンサC12を介して帰還された帰還電圧と、を比較し、その誤差を増幅した誤差信号を出力する。
コンパレータ44の−(反転入力)端子には、誤差信号が入力され、+(非反転入力)端子には、降圧用発振器50から出力される降圧用三角波が入力される。そして、コンパレータ44は、誤差信号と降圧用三角波との大小比較を行い、その結果を出力する。
コンパレータ46の−(反転入力)端子には、昇圧用発振器48から出力される昇圧用三角波が入力され、+(非反転入力)端子には誤差信号が入力される。そして、コンパレータ46は、誤差信号と昇圧用三角波との大小比較を行い、その結果を出力する
モード選択回路30は、モード選択信号に応じて通常モードまたは省電力モードを選択する。通常モードが選択された場合には、コンパレータ44の出力がS1信号としてモード選択回路30から出力され、コンパレータ46の出力がS2信号としてモード選択回路30から出力される。
一方、省電力モードが選択された場合には、コンパレータ44の出力がS3信号としてモード選択回路30から出力され、コンパレータ46の出力がS4信号としてモード選択回路30から出力される。
図4は、昇圧用発振器48から出力される昇圧用三角波と、降圧用発振器50から出力される降圧用三角波と、誤差信号と、の関係の一例を説明するための図である。図4に示すように昇圧用発振器48で発生される昇圧用三角波と降圧用発振器50で発生される降圧用三角波は電圧レベルが異なる。
≪誤差信号が降圧用三角波と交差する値の場合:降圧モード≫
コンパレータ44は、誤差信号が降圧用三角波より大である期間に“LOW”に相当する電圧を、また誤差信号が降圧用三角波より小である期間に“HIGH”に相当する電圧を出力する。この“HIGH”と“LOW”の期間の比に応じてNMOSNH1、NMOSNL1、またはPMOSPH1は、スイッチング動作を行う。
このスイッチング動作において、電圧VDDが高くなると誤差信号の電圧レベルが低くなり、コンパレータ44の出力の“HIGH”の期間が長くなる。したがって、NMOSNH1またはPMOSPH1のオフする期間が長くなり電圧VDDは低くなる。一方、電圧VDDが低くなると誤差信号の電圧レベルが高くなり、コンパレータ44の出力の“HIGH”の期間が短くなる。したがって、NMOSNH1またはPMOSPH1のオフする期間が短くなり電圧VDDは高くなる。
また、誤差信号は、常に昇圧用三角波より小となる。よってコンパレータ46は“LOW”に相当する電圧を出力する。
≪誤差信号が昇圧用三角波と交差する値の場合:昇圧モード≫
コンパレータ46は、誤差信号が昇圧用三角波より大である期間に“HIGH”に相当する電圧を出力し、誤差信号が昇圧用三角波より小である期間に“LOW”に相当する電圧を出力する。この“HIGH”と“LOW”の期間の比に応じてNMOSNH2、NL2、またはNMOSNH3は、スイッチング動作を行う。
また、誤差信号は、常に降圧用三角波より大となる。よってコンパレータ44は“LOW”に相当する電圧を出力する。
===モード選択回路30の一例===
図5は、モード選択回路30の構成の一例を示す図である。
図5に示すモード選択回路30では、モード選択信号として外部(例えばマイコン)から入力される外部コマンドを用いる。例えば、出力電力が大きい場合(例えば95mW)、外部コマンドに通常モードを示す“HIGH”が入力され、出力電力が小さい場合(例えば10mW)、外部コマンドに省電力モードを示す“LOW”が入力される。
モード選択回路30は、コンパレータ44の出力信号と外部コマンドの信号との論理和をS3信号として出力するOR回路32と、外部コマンドの信号を反転するインバータ36と、コンパレータ46の出力とインバータ36の出力との論理積をS4信号として出力するAND回路34と、を有している。
次に、モード選択回路30の動作について説明する。
コンパレータ44からの出力は、S1信号としてNMOSNH1、NL1に出力されるとともに、OR回路32に入力される。また、外部コマンドもOR回路32に入力され、コンパレータ44からの出力と外部コマンドとの論理和がS3信号として出力される。このとき、外部コマンドが通常モードを示す“HIGH”の場合、コンパレータ44の出力にかかわらず、S3信号は“HIGH”となる。よって、PMOSPH1はオフとなる。一方、外部コマンドが省電力モードを示す“LOW”の場合、PMOSPH1は、コンパレータ44の出力に応じて、オン、オフする。
次に、コンパレータ46からの出力は、S2信号としてNMOSNH2、NL2に出力されるとともに、AND回路34に入力される。また、外部コマンドがインバータ36を介してAND回路34に入力される。そして、コンパレータ46からの出力とインバータ36の出力との論理積がS4信号として出力される。このとき、外部コマンドが通常モードを示す“HIGH”の場合、コンパレータ46の出力にかかわらず、S4信号は“LOW”となる。よって、NMOSNL3はオフとなる。一方、外部コマンドが省電力モードを示す“LOW”の場合、NMOSNL3は、コンパレータ46の出力に応じて、オン、オフする。
この外部コマンドによる通常モードまたは省電力モードの選択はユーザーが手動で選択するようにしてもよい。
なお、制御回路20は電圧VG1、VG2を発生するためのクロックCLKをチャージポンプ回路2、4に出力している。モード選択回路30で省電力モードが選択された場合に、このクロックCLKの出力を止めるようにすることで、チャージポンプ回路2、4の動作を停止させることができ、効率をさらに改善することができる。
===通常モードの動作===
通常モードでは、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2のスイッチングが行われ、PMOSPH1、NMOSNL3はオフとなる。
以下、昇圧および降圧を行う場合について説明する。
≪昇圧モード≫
入力される電圧VCCより高い電圧VDDを出力する場合、昇圧モードを実行する。このとき制御回路20から出力されるS1信号によってNMOSNH1は常にオン、NMOSNL1は常にオフとなる。
一方、S2信号によってNMOSNH2、NL2は、交互にオン、オフのスイッチングを行う。よって電圧VDDは昇圧される。
≪降圧モード≫
入力される電圧VCCより低い電圧VDDを出力する場合、降圧モードを実行する。このとき制御回路20から出力されるS2信号によってNMOSNH2は常にオン、NMOSNL2は常にオフとなる。なお、通常モードなのでPMOSPH1、NMOSNL3は常にオフとなる。
一方、S1信号によってNMOSNH1、NL1は、交互にオン、オフのスイッチングを行う。よって電圧VDDは降圧される。
===省電力モードの動作===
省電力モードでは、4つあるプリ回路10、12、14、16の出力すべてが“LOW”となり、NMOSNH1、NH2、NL1、NL2はオフとなる。そしてS3信号およびS4信号によってPMOSPH1またはNMOSNL3のスイッチングが行われる。以下、図6および図7を用いて昇圧および降圧を行う場合について説明する。
≪昇圧モード≫
図6(a)、(b)は、省電力モードにおいて入力電圧を昇圧した出力電圧を得る場合について説明するための図である。このときPMOSPH1はS3信号によって常にオンとなり、NMOSNL3は、S4信号によって適宜のタイミングでオン、オフするスイッチング動作を行う。以下、図6を用いて省電力モードの昇圧モードについて説明する。
図6(b)のta′からtb′の期間では、NMOSNL3がオフとなり、図6(a)のVCC端子→PMOSPH1→SW1端子→コイルL→SW2端子→ショットキーダイオードDH1→VDD端子の破線で示す経路で電流が流れ、コンデンサC10に電荷が蓄積される、よって電圧VDDは昇圧される。
次に、図6(b)のtb′からtc′の期間では、NMOSNL3がオンとなり、図6(a)のVCC端子→PMOSPH1→SW1端子→コイルL→SW2端子→NMOSNL3→接地端子(VSS)の実線で示す経路で電流が流れる。電圧VDDは、コンデンサC10に蓄積された電荷が保持されている間では、一定の電圧となる。なお、コンデンサC10が電荷を保持出来る期間を経過した場合や、電圧VDDに負荷が接続されている場合には、電圧VDDは徐々に降圧される。
続いて、図6(b)のtc′からtd′の期間では、NMOSNL3がオフとなる。このとき、電圧VDDが電圧VCC以上であっても、切り替わりからしばらくの間、コイルLはSW1端子からSW2端子に電流を流そうとする。そのため、SW1端子側からSW2端子側に電流が流れ電圧VDDは昇圧する。
以下、同様にNMOSNL2を所定のタイミングでスイッチングを繰り返すことによって、電圧VCCを昇圧した電圧VDD(例えば2.5V)を得ることができる。
≪降圧モード≫
図7(a)、(b)は、省電力モードにおいて入力電圧を降圧した出力電圧を得る場合について説明するための図である。このときNMOSNL3はS4信号によって常にオフとなり、PMOSPH1は、S3信号によって適宜のタイミングでオン、オフするスイッチング動作を行う。以下、図7を用いて省電力モードの降圧モードについて説明する。
図7(b)のte′からtf′の期間ではPMOSPH1がオンとなり、図7(a)のVCC端子→PMOSPH1→SW1端子→コイルL→SW2端子→ショットキーダイオードDH1→VDD端子の実線の経路で電流が流れコンデンサC10に電圧が保持される。よって電圧VDDは昇圧される。
次に図7(b)のtf′からtg′の期間では、PMOSPH1がオフとなる。この切り替わりからしばらくの間、コイルLはSW1端子側からSW2端子側に電流を流し続けようとする。よって、図7(a)の破線で示すように接地端子(VSS)→ショットキーダイオードDL2→SW1端子→コイルL→SW2端子→ショットキーダイオードDH1→電圧VDDの経路の電流が流れ、緩やかに電圧VDDは昇圧される。その後、電圧VDDの昇圧は止まり、電圧端子VDD側に設けられた負荷に流れる電流、および、ショットキーダイオードDH1、DL2の漏れ電流によって電圧VDDは降圧される。
図7(b)のtg′からth′の期間では、再度PMOSPH1がオンする。従って図7(a)のVCC端子→PMOSPH1→SW1端子→コイルL→SW2端子→ショットキーダイオードDH1→VDD端子の実線の経路で電流が流れ、電圧VDDは昇圧される。
以下、同様に所定のタイミングでPMOSPH1のスイッチングを繰り返すことによって、電圧VCCを降圧した電圧VDD(例えば2.5V)を得ることができる。
図8は、通常モードと省電力モードについての、出力電力の大きさと効率の関係の一例を示す図である。横軸は電源回路からの出力電力の大きさであり、縦軸は電源回路の効率である。出力電力が図中のaより大きい場合には通常モードのほうが省電力モードより効率が良いが、出力電力がaより小さい場合には省電力モードのほうが通常モードより効率が良くなる。したがって、aを基準として通常モードと省電力モードを切り替えることで、出力電力がaより小さい場合にも電源回路の効率を改善することができる。
以上、説明したように、出力電力が、例えば図8のaより大きい場合にはチャージポンプ回路2、4およびDMOS構造のNMOSNH1、NH2、NL1、NL2を駆動することで昇圧または降圧を行う通常モードを実行し、出力電力が、例えば図8のaより小さい場合にはPMOSPH1、NMOSNL3、および外付けのショットキーダイオードDL2、DH1によって昇圧または降圧を行う省電力モードを実行する。このように、出力電力の大きさで通常モードまたは省電力モードを選択して実行することで、図8のaより小さい出力電力における電源回路の効率を改善することができる。
===その他の実施の形態===
図9(a)、(b)は、本発明の第2の実施の形態におけるモード選択方法を説明するための図である。この第2の実施の形態では、電圧VDDから出力される負荷電流とセンス抵抗によって発生する電圧の大きさに応じてモード選択信号を発生する。なお図9(a)はアンプを使用する場合の一例であり、図9(b)はアンプを使用しない場合の一例である。以下、センス抵抗RSの抵抗値をRS、負荷Zに流れる負荷電流をIOUTとする。また、Vref1、Vref3は所定の基準電圧である。
図9(a)に示すアンプ70の+端子には電圧“VDD−RS×IOUT”が印加され、アンプ70の−端子には電圧VDDが印加される。そしてアンプ70は、その差電圧を増幅する。また、コンパレータ72の+(非反転入力)端子にはアンプ70から出力される電圧が印加され、コンパレータ72の−(反転入力)端子には基準電圧Vref1が印加される。そしてコンパレータ72はその両入力の大小比較の結果を出力する。インバータ74はコンパレータ72の出力を反転しモード選択信号として出力する。なお、アンプ70、コンパレータ72、インバータ74は、検出回路31を構成する。
次に、図9(a)に示す回路のモード選択信号発生の動作について説明する。
アンプ70で、センス抵抗RSの両端の電圧の差電圧が増幅される。アンプ70の出力電圧は、コンパレータ72で基準電圧Vref1と大小が比較される。比較の結果、アンプ70の出力電圧の方が基準電圧Vref1より大きい場合、すなわち負荷電流IOUTによってセンス抵抗RSに発生する電圧が所定の値より小さい場合には、コンパレータ72の出力は“HIGH”となる。そして、コンパレータ72の出力がインバータ74を介することでモード選択信号は、省電力モードを示す“LOW”となる。
逆にアンプ70の出力電圧の方が基準電圧Vref1より小さい場合、すなわち負荷電流IOUTによってセンス抵抗RSに発生する電圧が所定の値より大きい場合には、コンパレータ72の出力は“LOW”となる。そして、コンパレータ72の出力がインバータ74を介することでモード選択信号は、通常モードを示す“HIGH”となる
また、アンプ70を使用しない場合は、図9(b)に示す構成でモード選択信号を発生することができる。
コンパレータ76の+(非反転入力)端子には電圧“VDD−Vref3”が印加され、コンパレータ76の−(反転入力)端子には電圧“VDD−RS×IOUT”が印加される。
電圧“VDD−Vref3”が電圧“VDD−RS×IOUT”より大きい場合、すなわち負荷電流IOUTによってセンス抵抗RSに発生する電圧が基準電圧Vref3より大きい場合には、コンパレータ76の出力すなわちモード選択信号は、通常モードを示す“HIGH”となる。
一方、電圧“VDD−Vref3”が電圧“VDD−RS×IOUT”より小さい場合、すなわち負荷電流IOUTによってセンス抵抗RSに発生する電圧が基準電圧Vref3より小さい場合には、コンパレータ76の出力すなわちモード選択信号は、省電力モードを示す“LOW”となる。
このように負荷電流を検出するセンス抵抗RSに発生する電圧(『発生電圧』)の大きさに応じて、通常モードまたは省電力モードを自動的に選択することができる。
次に、図10は、本発明の第3の実施の形態におけるモード選択方法を説明するための図である。この第3の実施の形態では、NMOSNL2またはNMOSNL3がオンとなるときに発生する電圧(『オン電圧』)の大きさに応じて、通常モードまたは省電力モードを自動的に選択する。
同図に示すアンプ80は、SW2端子とGND端子の電圧が印加され、その差電圧を増幅する。コンパレータ82の+(非反転入力)端子にはアンプ80の出力電圧が印加され、−(反転入力)端子には所定の基準電圧Vref2が印加される。そして、コンパレータ82は、その両入力の大小比較を行いその比較結果を出力する。タイミング制御ラッチ回路84は、NMOSNL2またはNMOSNL3がオンしているときにコンパレータ82の出力を保持する。なお、アンプ80、コンパレータ82、タイミング制御ラッチ回路84は、検出回路32を構成する。
また、基準電圧Vref2は、省電力モードの時と通常モードの時では値が異なる基準電圧である。基準電圧の値を切り替えることで切り替えタイミングにヒステリシス特性を持たせている。ヒステリシス特性とは、一方のモードに切り替わったら他方のモードに戻りづらくなる特性である。
次に、モード選択回路32の動作について説明する。
≪省電力モードから通常モードへの切り替え≫
省電力モードで昇圧を行う場合は、NMOSNL3がスイッチングし、NMOSNL2がオフとなっている。このとき省電力モードから通常モードに切り替える基準電圧Vref2は、“NMOSNL3のオン抵抗×Ith(切り替え電流)”によって設定される。
例えば、NMOSNL3のオン抵抗が10Ωで、Ithが1mA、アンプ80のゲインを10、基準電圧Vref2を100mVとすると、NMOSNL3に1mA以上の電流が流れたときに、アンプ80の出力が100mV以上になり、コンパレータ82の出力は“HIGH”となる。
コンパレータ82の出力は、NMOSNL3がオンしている期間にタイミング制御ラッチ回路84で保持される。そしてタイミング制御ラッチ回路84の出力が“HIGH”となったとき、モード選択信号は、通常モードを示す“HIGH”となる。
≪通常モードから省電力モードへの切り替え≫
通常モードで昇圧を行う場合は、NMOSNL2がスイッチングし、NMOSNL3がオフとなっている。このとき通常モードから省電力モードに切り替える基準電圧Vref2は、“NMOSNL2のオン抵抗×Ith(切替スレッシュ電流)”によって設定される。
例えば、NMOSNL2のオン抵抗が1Ωで、Ithが1mA、アンプ80のゲインを10、基準電圧Vref2を10mVとすると、NMOSNL2に1mAより小さい電流が流れたときに、アンプ80の出力が10mVより小さくなり、コンパレータ82の出力は“LOW”となる。
コンパレータ82の出力は、NMOSNL2がオンしている期間にタイミング制御ラッチ回路84で保持される。そしてタイミング制御ラッチ回路84の出力が“LOW”となったとき、モード選択信号は、省電力モードを示す“LOW”となる。
このようにNMOSNL2またはNMOSNL3がオンとなるときに発生する電圧の大きさに応じて、通常モードまたは省電力モードを自動的に選択することができる。
なお、コンパレータ82に微小な電圧の比較を行う十分な能力がある場合には、アンプ80を用いずに、SW2端子の電圧をコンパレータ82の+(非反転入力)端子に入力し、基準電圧Vref1との比較を行うことで、通常モードまたは省電力モードを選択してもよい。
また、降圧時に通常モードと省電力モードを選択する場合には、NMOSNH1とPMOSPH1に発生する電圧、すなわち、VCC端子の電圧とSW1端子の電圧をアンプに入力し、以下、昇圧時と同様の動作を実行することで通常モードと省電力モードを自動的に選択することができる。
以上、説明したように、本発明の電源回路では、入力電圧VCCを降圧した出力電圧VDDを得る降圧モードで、通常モードと省電力モードの切り替えを行うことができ、省電力モードではチャージポンプ回路2を使用せずに駆動するPMOSPH1がスイッチングすることで、出力電力が図8に示すaより小さい場合の効率を改善できる。また、省電力モード時にチャージポンプ回路2を停止することで電源回路の消費電力を小さくでき、さらに効率を改善することができる。
通常モードまたは省電力モードの選択において、モード選択回路30を用いると、例えば、マイコンなどから出力電力に応じた外部コマンドの入力に応じて通常モードまたは省電力モードを選択することができる。また、モード選択回路31を用いると、負荷Zに出力される負荷電流の大きさを検出するセンス抵抗RSに発生する電圧の大きさに応じて、通常モードまたは省電力モードを自動的に選択することができる。さらに、モード選択回路32を用いると、NMOSNH1とPMOSPH1に発生する電圧値に応じて、通常モードまたは省電力モードを自動的に選択することができる。
また、通常モードで降圧を行う際においてDMOS構造のNMOSNH1、NMOSNL1が駆動することでオン抵抗を小さくでき、出力電力がaより大きい場合の効率を改善することができる。
また、入力電圧VCCを昇圧した出力電圧VDDを得る昇圧モードにおいても、通常モードと省電力モードの切り替えを行うことができ、省電力モードではチャージポンプ回路4を使用せずに駆動するNMOSNL3がスイッチングすることで、出力電力がaより小さい場合の効率を改善できる。また、省電力モード時にチャージポンプ回路4を停止することで電源回路での消費電力を小さくでき、さらに効率を改善することができる。
通常モードまたは省電力モードの選択は、例えば、マイコンなどから出力電力に応じた外部コマンドを入力することによって行うことができる。また、負荷Zに出力される負荷電流の大きさを検出するセンス抵抗RSに発生する電圧の大きさに応じて、通常モードまたは省電力モードを自動的に選択することができる。さらに、NMOSNL2とNMOSNL3に発生する電圧値に応じて、通常モードまたは省電力モードを自動的に選択することができる。
また、通常モードで昇圧を行う際においてDMOS構造のNMOSNH2、NMOSNL2が駆動することでオン抵抗を小さくでき、出力電力がaより大きい場合の効率を改善することができる。
以上、本実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の電源回路の構成を示すブロック図である。 本発明の電源回路のプリ回路の構成を示すブロック図である。 本発明の電源回路の制御回路の構成を示すブロック図である。 昇圧用三角波と、降圧用三角波と、誤差信号と、の関係の一例を説明するための図である。 本発明のモード選択回路の構成を示す図である。 省電力モードでの昇圧モードを説明するための図である。 省電力モードでの降圧モードを説明するための図である。 通常モードと省電力モードについての、出力電力の大きさと効率の関係の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるモード選択方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態におけるモード選択方法を説明するための図である。 従来の電源回路の構成を示すブロック図である。 昇圧モードを説明するための図である。 降圧モードを説明するための図である。 チャージポンプ回路の構成の一例を示すブロック図である。 チャージポンプ回路の動作を説明するためのタイムチャートである。 チャージポンプ回路の構成の一例を示すブロック図である。
符号の説明
2、4 チャージポンプ回路
6、8 インバータ
10、12、14、16 プリ回路
20 制御回路
22 レベルシフト回路
30 モード選択回路
31、32 検出回路
42 エラーアンプ
44、46 コンパレータ
48 昇圧用発振器
50 降圧用発振器

Claims (8)

  1. 入力電圧がドレインに印加され、前記入力電圧より高いゲート電圧でオンする第1のN型MOSFETと、
    前記第1のN型MOSFETと直列接続されるとともに、ダイオードと並列接続される第2のN型MOSFETと、
    前記第1のN型MOSFETと並列接続されるスイッチング素子と、
    前記第1のN型MOSFETの前記ゲート電圧を得るための昇圧電圧を発生する昇圧電圧発生回路と、
    前記昇圧電圧に基づいて前記第1のN型MOSFETを前記第2のN型MOSFETとスイッチングすることによって、前記第1のN型MOSFETと前記第2のN型MOSFETの接続点からコイルを介して前記入力電圧を降圧した前記出力電圧を得る第1のモード、または、前記昇圧電圧に関わらず前記スイッチング素子をスイッチングするとともに、前記第1のN型MOSFETと前記第2のN型MOSFETをオフすることによって、前記接続点から前記コイルを介して前記入力電圧を降圧した前記出力電圧を得る第2のモードを選択的に実行する制御回路と、
    を、備えたことを特徴とする電源回路。
  2. 前記制御回路は、
    前記第2のモードを実行する場合に、前記昇圧電圧発生回路の昇圧動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記出力電圧に応じた負荷電流の検出抵抗に、前記負荷電流が流れたときの発生電圧を検出する検出回路を有し、
    前記検出回路は
    前記発生電圧が、前記所定の電圧より大きいときの前記検出回路の出力に従って前記第1のモードを選択する信号を出力し、前記発生電圧が、前記所定の電圧より小さいときの前記検出回路の出力に従って前記第2のモードを選択する信号を出力する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の電源回路。
  4. 前記第1のN型MOSFETまたは前記スイッチング素子が導通したときのオン電圧を検出する検出回路を有し、
    前記検出回路は、
    前記オン電圧が、前記所定の電圧より大きいときの前記検出回路の出力に従って前記第1のモードを選択する信号を出力し、前記オン電圧が、前記所定の電圧より小さいとき前記検出回路の出力に従って前記第2のモードを選択する信号を出力する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の電源回路。
  5. ダイオードと並列接続され、ドレインから出力される出力電圧より高いゲート電圧でオンする第1のN型MOSFETと、
    前記第1のN型MOSFETと直列接続され、接続点に入力電圧がコイルを介して印加される第2のN型MOSFETと、
    前記第2のN型MOSFETと並列接続されるスイッチング素子と、
    前記第1のN型MOSFETのゲート電圧を得るための昇圧電圧を発生する昇圧電圧発生回路と、
    前記昇圧電圧に基づいて前記第1のN型MOSFETを前記第2のN型MOSFETとスイッチングすることによって、前記入力電圧を昇圧した前記出力電圧を得る第1のモード、または、前記昇圧電圧に関わらず前記スイッチング素子をスイッチングするとともに、前記第1のN型MOSFETと前記第2のN型MOSFETをオフすることによって、前記入力電圧を昇圧した前記出力電圧を得る第2のモードを選択的に実行する制御回路と、
    を、備えたことを特徴とする電源回路。
  6. 前記制御回路は、
    前記第2のモードを実行する場合に、前記昇圧電圧発生回路の昇圧動作を停止させることを特徴とする請求項5に記載の電源回路。
  7. 前記出力電圧に応じた負荷電流の検出抵抗に、前記負荷電流が流れたときの発生電圧を検出する検出回路を有し、
    前記検出回路は、
    前記発生電圧が、前記所定の電圧より大きいときの前記検出回路の出力に従って前記第1のモードを選択する信号を出力し、前記発生電圧が、前記所定の電圧より小さいときの前記検出回路の出力に従って前記第2のモードを選択する信号を出力する、ことを特徴とする請求項5または6に記載の電源回路。
  8. 前記第1のN型MOSFETまたは前記スイッチング素子が導通したときのオン電圧を検出する検出回路を有し、
    前記検出回路は、
    前記オン電圧が、前記所定の電圧より大きいときの前記検出回路の出力に従って前記第1のモードを選択する信号を出力し、前記オン電圧が、前記所定の電圧より小さいとき前記検出回路の出力に従って前記第2のモードを選択する信号を出力する、ことを特徴とする請求項5または6に記載の電源回路。

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