JP2010187463A - チャージポンプ回路および電源切換え装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電荷転送用のMOSトランジスタの基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止して昇圧効率を高くできるチャージポンプ回路を提供する。
【解決手段】直流電圧が印加される入力端子と出力端子との間に直列に接続された複数の電荷転送用のNチャネルMOSトランジスタと、これらの電荷転送用のMOSトランジスタの接続ノードに各々一方の電極が接続された複数の容量素子とを備え、複数の容量素子のうち奇数番目の容量素子の他方の端子には、互いに逆相関係のクロック信号の一方が印加され、前記複数の容量素子のうち偶数番目の容量素子の他方の端子には、互いに逆相関係のクロック信号のうち他方の信号が印加されるように構成されたチャージポンプ回路において、前記電荷転送用のMOSトランジスタは、各々のゲート端子とソース端子とが接続されるとともに、基体には当該トランジスタのソース電圧が印加されるように結線した。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数個のMOSトランジスタを直列に接続してなるチャージポンプ回路に関し、特にチャージポンプ回路を構成する電荷転送用のMOSトランジスタの基板効果によるしきい値電圧の上昇を回避して昇圧効率を向上させる技術に関する。
従来、昇圧回路として、例えば図5に示すように、ダイオード接続のMOSトランジスタQ1,Q2……Qnを複数個直列に接続し、各トランジスタの接続ノードに接続された容量素子C1,C2……Cnを相補的なクロックCLK,/CLKで交互に充放電させることで電荷を入力端子INから出力端子OUT方向へ転送させて昇圧を行なうチャージポンプ回路が知られている。
従来のチャージポンプ回路は、電荷転送用のMOSトランジスタQ1,Q2……QnとしてNチャネルMOSトランジスタを使用する場合、その基体(バックゲート)には接地電位を印加するのが一般的であった。しかしながら、チャージポンプ回路にあっては、出力端子側に近づくほど電荷転送用のMOSトランジスタのソース、ドレイン領域の電圧が高くなり、ソース・基板間の電位差が大きくなる。その結果、基板効果によりトランジスタのしきい値電圧が高くなり、オン抵抗が高くなって昇圧効率が低下し、段数が同じであれば出力端子の昇圧電圧の値が小さくなってしまう。
そこで、電荷転送用のMOSトランジスタがNチャネルの場合には、各電荷転送用のMOSトランジスタの基体に、ソース電圧またはドレイン電圧のうち低い方の電圧を印加するように切り替え回路を設けることで、基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止するようにした発明が提案されている(特許文献1)。
特開2005−333685号公報 特開2004−135414号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている発明にあっては、各電荷転送用のMOSトランジスタ毎にそれぞれ一対のバックゲート電圧切替え用のMOSトランジスタを設ける必要があるため、構成素子数が増加して回路の占有面積が増大するという課題がある。
また、電荷転送用のMOSトランジスタにPチャネルMOSトランジスタを使用し、その基体をソースに接続したチャージポンプ回路が開示されている(特許文献2)。しかしながら、特許文献2に記載されている発明は、トランジスタのブレークダウンを防止することを目的とするもので、基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止する本願発明とは目的が異なる。また、特許文献2に記載されている発明は、電荷転送用のMOSトランジスタにPチャネルMOSトランジスタを使用することを限定しており、この点においても本願発明と異なる。
この発明の目的は、電荷転送用のMOSトランジスタの基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止して、従来に比べて昇圧効率が高く昇圧電圧の値も大きくすることができるチャージポンプ回路を提供することにある。
この発明の他の目的は、電荷転送用のMOSトランジスタの基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止して、従来に比べて昇圧段数が少なくて済みそれによって占有面積を低減することができるチャージポンプ回路を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、直流電圧が印加される入力端子と出力端子との間に直列に接続された複数の電荷転送用のNチャネルMOSトランジスタと、これらの電荷転送用のMOSトランジスタの接続ノードに各々一方の電極が接続された複数の容量素子と、を備え、前記複数の容量素子のうち奇数番目の容量素子の他方の端子には、互いに逆相関係のクロック信号の一方が印加され、前記複数の容量素子のうち偶数番目の容量素子の他方の端子には、前記互いに逆相関係のクロック信号のうち他方の信号が印加されるように構成されたチャージポンプ回路において、前記電荷転送用のMOSトランジスタは、各々のゲート端子とソース端子とが接続されるとともに、基体(バックゲート)には当該トランジスタのソース電圧が印加されるように結線したものである。
上記のような構成によれば、基体電位がソースと同じ電位にされることで電荷転送用のMOSトランジスタの基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止できる。そのため、電荷転送用のMOSトランジスタのオン抵抗を小さくすることができ、それによって従来に比べて昇圧効率を高め昇圧電圧の値も大きくすることができる。あるいは、昇圧後の電圧が同じであれば、従来に比べて昇圧段数が少なくすることができ、それによって回路の占有面積を低減することができる。
ここで、望ましくは、半導体基板に形成されたN型ウェル領域内にさらにP型ウェル領域が形成され、前記電荷転送用のMOSトランジスタは該P型ウェル領域の表面に形成されているようにする。これにより、電荷転送用のMOSトランジスタの基体にソース電圧が印加されるように結線したとしても、ウェル領域から半導体基板へ電流がリークしないようにできるため、何ら支障なく基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止できるようになる。
さらに、望ましくは、入力された直流電圧を昇圧するチャージポンプ回路と、第1の直流電圧が入力される第1の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第1の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第1スイッチMOSトランジスタと、第2の直流電圧が入力される第2の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第2の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第2スイッチMOSトランジスタと、前記チャージポンプ回路で生成された昇圧電圧を受け、前記第1の電圧入力端子の電圧および前記第2の電圧入力端子の電圧に応じて前記第1及び第2スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される制御信号を生成する制御回路と、を備え、前記第1の電圧入力端子または前記第2の電圧入力端子のいずれかの電圧を選択して前記出力端子へ供給する電源切換え装置において、上記チャージポンプ回路の電荷転送用のMOSトランジスタは、各々のゲート端子とソース端子とが接続されるとともに、基体には当該トランジスタのソース電圧が印加されるように結線する。かかる構成によれば、電源切換え装置を半導体集積回路化した場合に、電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するスイッチ素子のサイズを小さくすることができるため、チップサイズを低減することが可能となる。
本発明に従うと、電荷転送用のMOSトランジスタの基板効果によるしきい値電圧の上昇を防止して、従来に比べて昇圧効率が高く昇圧電圧の値も大きくすることができるチャージポンプ回路を実現できる。また、従来に比べて昇圧段数が少なくて済みそれによって占有面積を低減することができるチャージポンプ回路を実現できるという効果がある。
本発明を適用したチャージポンプ回路の一実施形態を示す回路図である。 実施形態のチャージポンプを構成する電荷転送用のMOSトランジスタに好適な素子構造の一例を示す半導体基板の断面図である。 図2の構造を有するMOSトランジスタおよび図6の構造を有するMOSトランジスタについて測定を行なったVGS−Id特性を示すグラフである。 実施形態のチャージポンプ回路を利用して好適な半導体集積回路の一応用例としての電源切換え用ICの構成例を示すブロック図である。 従来のチャージポンプ回路の構成例を示す回路図である。 従来のチャージポンプを構成する電荷転送用のMOSトランジスタの素子構造の一例を示す半導体基板の断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したチャージポンプ回路の一実施形態を示す。この実施形態のチャージポンプ回路は、直流電圧Vinが入力される電圧入力端子INと出力端子OUTとの間に直列形態に接続されたNチャネルMOSFET(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ;以下MOSトランジスタと称する)からなる電荷転送用のMOSトランジスタQ1,Q2……Q5と、各トランジスタの接続ノードN1,N2,N3,N4に一方の電極が接続された容量素子C1,C2,C3,C4および出力端子OUTと接地点との間に接続された平滑容量C5と、容量素子C2,C4の他方の端子に印加されるクロック信号CLKおよび容量素子C1,C3の他方の端子に印加されるクロック信号/CLKを生成するクロック生成回路CPGと、を備える。
電荷転送用のMOSトランジスタQ1,Q2……Q5は、それぞれゲート端子とソース端子(入力側の端子)とが結合されているとともに、基体(バックゲート)にソース電圧が印加されている。これにより、トランジスタQ1〜Q5が出力端子OUTへ向かって順方向となるダイオード(整流素子)として機能するとともに、昇圧動作で各ノードN1〜N4の電位すなわち電荷転送用のMOSトランジスタQ2〜Q5のソース電圧が高くなっても、基板効果によるしきい値電圧の上昇は生じないようになっている。
クロック信号CLKと/CLKは互いに逆相の信号であり、奇数番目の容量素子C1,C3と偶数番目の容量素子C2,C4とが、クロック信号CLKと/CLKによって交互に充電と放電を繰り返すように駆動されることで、容量素子C1に蓄積された電荷がQ1を通してC2へ、C2の電荷がQ2を通してC3へ、C3の電荷がQ3を通してC4へ……のように、順次電荷が転送されて行くことで昇圧された電圧が出力端子OUTに発生されるように構成されている。
図2には、図1のような構成を可能にするMOSトランジスタQ1〜Q5の構造が示されている。図2に示されているように、本実施形態のチャージポンプを構成する電荷転送用のMOSトランジスタQ1〜Q5は、P型半導体基板11の中に、N型ウェル領域12、さらにその中にP型ウェル領域13を形成したトリプルウェル構造を有し、P型ウェル領域13の表面にゲート電極14を挟んでソース領域およびドレイン領域となるN型拡散領域15a,15bが形成されている。
また、半導体基板11の表面のN型ウェル領域12外側には、基板に回路内で最も低い電位である接地電位を印加するための電極が接触形成されるコンタクト領域16aが形成され、N型ウェル領域12の表面およびP型ウェル領域13の表面にはそれぞれのウェル電位を印加するための電極が接触形成されるコンタクト領域16b,16cが形成されている。このうち、コンタクト領域16bには回路内で最も高い電位である昇圧電圧Voutが印加され、コンタクト領域16cにはソース領域となるN型拡散領域15aの電位が印加されるように結線される。
図5に示されている従来のチャージポンプ回路を構成する電荷転送用のMOSトランジスタQ1〜Q5は、図6に示すように、N型ウェル領域12がなくP型半導体基板11の中に直接形成されたP型ウェル領域13の表面に、ソース領域およびドレイン領域となるN型拡散領域15a,15bが形成されていた。このような構造の場合、バックゲートとしてのP型ウェル領域13にソース領域となるN型拡散領域15aの電位を印加するように結線を行なうと、P型ウェル領域13からP型半導体基板11へ電流がリークしてしまう。
そのため、バックゲートとしてのP型ウェル領域13には接地電位を印加せざるを得ず、それによって出力端子OUTに近いトランジスタほどソース・バックゲート間の電位差が大きくなって、基板効果によりしきい値電圧が上昇するという不具合を避けることができなかった。これに対し、本実施形態では、電荷転送用のMOSトランジスタQ1〜Q5を、図2に示すようなトリプルウェル構造とすることによって、バックゲートとしてのP型ウェル領域13にソース領域の電圧を印加することが可能になり、基板効果によるしきい値電圧の上昇を回避することができる。
図3は、図2の構造を有しバックゲート電圧とソース電圧とが同一であるMOSトランジスタについて測定を行なったVGS−Id特性を実線Aで、また図6の構造を有しバックゲートに接地電位を印加したMOSトランジスタについて同一条件で測定を行なったVGS−Id特性を破線Bで示す。なお、VGSはゲート・ソース間電圧、Idはドレイン電流である。図3より、バックゲート電圧とソース電圧とが同一であるMOSトランジスタは、バックゲート電圧が接地電位であるMOSトランジスタに比べて同一のゲート・ソース間電圧に対するドレイン電流が大きいつまりオン抵抗が小さいことが分かる。これは、しきい値電圧が上昇しないためである。
図4は、前記実施形態のチャージポンプ回路を利用して好適な半導体集積回路の一応用例としての電源切換え装置(電源切換え用IC)の構成例を示す。
この応用例の電源切換え用IC20は、ACアダプタのような外部直流電源31からの直流電圧が入力される第1電圧入力端子VIN1と、アルカリ電池のような一次電池32が接続される第2電圧入力端子VIN2と、負荷が接続される出力端子OUTと、前記第1電圧入力端子VIN1と出力端子OUTとの間に設けられたNチャネルMOSFETからなる第1スイッチMOSトランジスタQs1と、前記第2電圧入力端子VIN2と出力端子OUTとの間に設けられたNチャネルMOSFETからなる第2スイッチMOSトランジスタQs2とを備えている。
また、電源切換え用IC20は、入力端子VIN1とVIN2の電圧を監視して前記スイッチMOSトランジスタQs1,Qs2をオン、オフ制御する制御信号S1,S2を生成する制御回路21と、該制御回路21から出力される制御信号S1,S2のハイレベルを入力電圧以上に持ち上げてオン抵抗を小さくするための昇圧回路22とを備え、該昇圧回路22に前記実施例のチャージポンプ回路が使用されている。
この応用例の電源切換え用IC20では、上記制御回路21は、入力端子VIN1にのみ直流電圧が入力されている場合には、スイッチMOSトランジスタQs1をオンさせ、Qs2をオフさせる制御信号S1,S2を出力し、入力端子VIN2にのみ直流電圧が入力されている場合には、スイッチMOSトランジスタQs1をオフさせ、Qs2をオンさせる制御信号S1,S2を出力する。
さらに、制御回路21は、入力端子VIN1とVIN2に同時に直流電圧が入力されている場合には、スイッチMOSトランジスタQs1をオンさせ、Qs2をオフさせる制御信号S1,S2を出力することによって、外部直流電源としてのADアダプタ31の直流電圧を優先して出力端子OUTへ伝達するように構成されている。かかる制御を可能にするため、制御回路21には、入力端子VIN1とVIN2に、ADアダプタ31からの電圧または電池32からの電圧が印加されているか否かを検出する検出回路が設けられている。
図4に示すような電源切換え用ICにおいては、従来、スイッチMOSトランジスタQs1,Qs2としてPチャネルMOSトランジスタを使用するのが一般的であった。PチャネルMOSトランジスタは、接地電位で充分なオン状態にさせることができ、ゲート電圧を昇圧する必要がないためである。しかし、PチャネルMOSトランジスタはキャリア移動度がNチャネルMOSトランジスタよりも低いため、素子サイズを大きくせざるを得なかった。これに対し、NチャネルMOSトランジスタをスイッチMOSトランジスタQs1,Qs2として使用した図4に示す電源切換え用ICにあっては、Qs1,Qs2のサイズを従来に比べて小さくすることができるという利点がある。
また、Qs1,Qs2をオン、オフするゲート電圧を生成するためのチャージポンプ回路として前記実施形態のようなチャージポンプ回路を使用したICにおいては、MOSトランジスタのしきい値電圧の上昇がないため、同一の昇圧電圧を得るのに必要な段数すなわち素子数を減らすことができる。そのため、チャージポンプ回路の占有面積を低減することができる。本発明者ら検討したところによると、チャージポンプ回路の追加に伴うチップサイズの増加よりも、2個のPチャネルMOSトランジスタを2個のNチャネルMOSトランジスタに置き換えることによるチップサイズの減少の方が大きく、トータルのチップ面積を低減することが可能であることが分かった。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば前記実施形態では、電荷転送用のMOSトランジスタを5個直列に接続したものを示したが、電荷転送用のMOSトランジスタの数は5個に限定されず、4個以下あるいは6個以上であってもよい。
また、各電荷転送用のMOSトランジスタは、各々図2に示す構造を有する独立した素子として形成しても良いし、図2におけるN型ウェル領域12を共通ウェルとしその中にそれぞれ独立したP型ウェル領域13を複数形成し、各P型ウェル領域13に電荷転送用のMOSトランジスタをそれぞれ1つずつ形成したものであっても良い。
さらに、図4に示す電源切換え用ICにあっては、外部直流電源(ACアダプタ)31の電圧が一次電池32の電圧よりも高い場合に、Qs1がオン、Qs2がオフの状態にされると、Qs2のバックゲートに寄生するダイオードを通して電池側へ逆方向電流が流れるおそれがあるので、Qs2のバックゲートに、Qs2のドレイン電圧またはソース電圧のうち低い方の電圧を印加するバックゲート電圧切り換え回路を設けて逆流を防止するように構成しても良い。また、Qs1にも同様なバックゲート電圧切り換え回路を設けてもよい。
以上の説明では、チャージポンプ回路の応用例として電源切換え装置を例示したが、本発明はそれに限定されず、充電制御用ICなど直流電圧を伝達するスイッチ素子を有する半導体集積回路に広く利用することができる。
11 P型半導体基板
12 N型ウェル領域
13 P型ウェル領域
14 ゲート電極
15a,15b N型拡散領域(ソース領域およびドレイン領域)
16a,16b,16c コンタクト領域
20 電源切換え用IC
21 制御回路
22 昇圧回路(チャージポンプ)
31 外部直流電源(ACアダプタ)
32 一次電池
Q1〜Q5 電荷転送用MOSトランジスタ
CPG クロック生成回路

Claims (3)

  1. 直流電圧が印加される入力端子と出力端子との間に直列に接続された複数の電荷転送用のNチャネルMOSトランジスタと、
    これらの電荷転送用のMOSトランジスタの接続ノードに各々一方の電極が接続された複数の容量素子と、
    を備え、前記複数の容量素子のうち奇数番目の容量素子の他方の端子には、互いに逆相関係のクロック信号の一方が印加され、前記複数の容量素子のうち偶数番目の容量素子の他方の端子には、前記互いに逆相関係のクロック信号のうち他方の信号が印加されるように構成されたチャージポンプ回路であって、
    前記電荷転送用のMOSトランジスタは、各々のゲート端子とソース端子とが接続されるとともに、基体には当該トランジスタのソース電圧が印加されるように結線されていることを特徴とするチャージポンプ回路。
  2. 半導体基板に形成されたN型ウェル領域内にさらにP型ウェル領域が形成され、前記電荷転送用のMOSトランジスタは該P型ウェル領域の表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
  3. 入力された直流電圧を昇圧する請求項1または2に記載のチャージポンプ回路と、
    第1の直流電圧が入力される第1の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第1の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第1スイッチMOSトランジスタと、
    第2の直流電圧が入力される第2の電圧入力端子と出力端子との間に接続され前記第2の電圧入力端子と出力端子との間の導通状態を制御するNチャネル形の第2スイッチMOSトランジスタと、
    前記チャージポンプ回路で生成された昇圧電圧を受け、前記第1の電圧入力端子の電圧および前記第2の電圧入力端子の電圧に応じて前記第1及び第2スイッチMOSトランジスタのゲート端子に印加される制御信号を生成する制御回路と、
    を備え、前記第1の電圧入力端子または前記第2の電圧入力端子のいずれかの電圧を選択して前記出力端子へ供給する電源切換え装置。
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