JP2000261304A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2000261304A
JP2000261304A JP11064817A JP6481799A JP2000261304A JP 2000261304 A JP2000261304 A JP 2000261304A JP 11064817 A JP11064817 A JP 11064817A JP 6481799 A JP6481799 A JP 6481799A JP 2000261304 A JP2000261304 A JP 2000261304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
potential
power supply
semiconductor device
effect transistor
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11064817A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Hida
洋一 飛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11064817A priority Critical patent/JP2000261304A/ja
Publication of JP2000261304A publication Critical patent/JP2000261304A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送線路上の信号の歪みを小さくし、高速に
信号を伝達することを可能にする半導体装置を提供する
ことである。 【解決手段】 出力端子部にMOSFET6を設けるこ
とにより、出力端子の寄生容量を小さくする。また、出
力用のMOSFETのゲート長を一部最小ゲート長に
し、専有面積の増大を低く抑える。さらに、MOSFE
T6のバックゲート電位を導通時と非導通時とで切換え
ることにより、非導通時での寄生容量を減少させ、か
つ、導通時における駆動能力を減少させないようにす
る。したがって、伝送線路の波形歪みを小さく抑えるた
めに有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、より特定的には、伝送線路の波形を改善するために
出力端子の寄生容量を小さくした半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の高速化に伴い、半導体装置
相互の間で授受される信号の速度も高速化される。特
に、信号がデジタル信号である場合には信号の立上がり
/立下がり時間が短くなる。
【0003】立上がり時間や立下がり時間が短くなる
と、半導体装置が搭載されるプリント基板上の信号に歪
みが生じやすくなる。この歪みが生ずる場合の例として
は、オーバーシュート電圧やアンダーシュート電圧が大
きくなる場合や、信号波形が所定のレベルまで上昇する
際に波形が階段状になる場合がある。
【0004】オーバーシュート電圧やアンダーシュート
電圧が大きくなると、それに伴って起こるリンギングが
その信号を受ける回路のしきい値を超えた場合、偽信号
となりスプリアス(擬似)スイッチングを引き起こす。
【0005】たとえば、半導体装置の一例として半導体
記憶装置が使用される状況を考えると、複数の半導体記
憶装置が搭載されるメモリモジュールをプリント基板に
複数個実装する場合には、通常は半導体記憶装置の出力
回路の出力インピーダンスとその信号が伝送される伝送
線路の特性インピーダンス(ZO)とを整合させる。
【0006】しかし、伝送線路上の各メモリモジュール
への分岐線に付随する寄生容量およびインダクタンスに
よって出力回路と伝送線路との間でインピーダンスの不
整合が生じ、信号の反射が起こり信号が歪む場合があ
る。寄生容量およびインダクタンスの値が大きい場合は
その歪みがより大きくなる。また、同一伝送線路上に分
岐が多い場合も歪みは大きくなる。
【0007】図12は、半導体装置が搭載されたメモリ
モジュールが実装される状態を説明するための図であ
る。
【0008】図12では、複数の半導体記憶装置を搭載
したメモリモジュールを複数個プリント基板に実装して
いる場合を示す。
【0009】図12を参照して、プリント基板上に設け
られる伝送線路704は信号X1〜Xnを伝達する。伝
送線路704には複数のメモリモジュール720a、7
20bが電気的に接続されている。伝送線路704は終
端点712までプリント基板上に設けられている配線で
ある。メモリモジュールは端子706にて伝送線路70
4と接続されるが、ここには通常メモリモジュール72
0a、720bとプリント基板とを接続するためのコネ
クタ(図示せず)が設けられる。
【0010】メモリモジュール720aは、伝送線路7
04とデータを授受するための端子706と、端子70
6を介して信号X1〜Xnを受ける半導体記憶装置71
0とを含む。
【0011】このように、複数のメモリモジュールが搭
載されたシステムにおいて、複数のメモリモジュールが
すべて同時に動くのではなく、通常はそのうち1つのメ
モリモジュールが動作する。例えば、メモリモジュール
720aが選択される時は、メモリモジュール720b
は非選択の待機状態にあり動作していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】通常、出力端子がワイ
アードオア接続された複数の半導体装置が非選択の場合
は、各半導体装置の出力端子は高インピーダンス状態に
なっている。この状態は分岐点からみると分岐線の終端
が開放状態になっていることを意味する。
【0013】つまり、分岐点から非選択の半導体記憶装
置に送られた信号は、その半導体記憶装置の出力端子で
反射されることになり信号にオーバーシュートやアンダ
ーシュートが生じやすくなる。
【0014】以上説明したように、高速で動作する通常
のシステムでは、伝送線路の分岐部の寄生容量や寄生イ
ンダクタンスを抑制することが課題となっている。
【0015】図13は、従来の半導体装置の出力端子に
関連する構成を示す回路図である。図13を参照して、
この半導体装置は、出力信号に対応する信号ODおよび
選択信号CSを受ける出力制御回路820と、出力制御
回路820の出力をうける出力バッファ814とを含
む。
【0016】出力バッファ814は、電源電位Vccを
受ける電源ノードと接地ノードとの間に直列に接続され
るPチャネルMOSFET816とNチャネルMOSF
ET818とを含む。PチャネルMOSFET816と
NチャネルMOSFET818とはそれぞれ異なる制御
信号を出力制御回路820からゲートに受ける。
【0017】端子QにL(ロウ)レベルを出力する時
は、出力制御回路820によって、NチャネルMOSF
ET818のゲートにはHレベルの信号が与えられ、同
様に、PチャネルMOSFET816のゲートにはHレ
ベルの信号が与えられる。
【0018】端子QにH(ハイ)レベルを出力する時
は、出力制御回路820によって、NチャネルMOSF
ET818のゲートにはLレベルの信号が与えられ、同
様に、PチャネルMOSFET816のゲートにはLレ
ベルの信号が与えられる。
【0019】選択信号CSがこの半導体装置が選択され
ていないことを示す場合は、出力制御回路820によっ
て、NチャネルMOSFET818のゲートにはLレベ
ルの信号が与えられ、一方、PチャネルMOSFET8
16のゲートにはHレベルの信号が与えられ、端子Qは
ハイインピーダンス状態となる。
【0020】図14は、MOSFETの断面を示す図で
ある。図14を参照して、このMOSFETは、P型の
シリコン基板972上に形成されるN+不純物領域97
6、978と、不純物領域976、978に挟まれる領
域の上部に形成されるゲート電極974とを含む。図1
4では、説明の便宜のため不純物領域976をソース
(S)とし、不純物領域978をドレイン(D)として
いるが、不純物領域976、978の電位によりソース
とドレインとは逆になる場合もある。不純物領域978
がメモリモジュール外部に設けられる伝送線路に接続さ
れるとするとき不純物領域978とゲート電極974と
の間には寄生容量968が存在し、不純物領域978と
基板972との間には寄生容量970が存在する。
【0021】図15は、MOSFETの平面図を概略的
に表わした図である。図15に示した寄生容量968
は、不純物領域978とゲート電極974とのオーバー
ラップ容量で形成されるため、寄生容量968は、ゲー
ト幅Wに比例する。また、寄生容量970は、不純物領
域978と基板972間のPN接合容量で形成されるた
め、不純物領域978の面積W×Nに比例する。
【0022】したがって、ゲート幅Wを小さくすること
ができれば寄生容量968、970は小さくすることが
できる。
【0023】この発明の目的は、出力回路の活性状態と
非活性状態とを切換えるためにMOSFETを追加し、
そのMOSFETのバックゲート電位を制御することに
より、伝送線路の寄生容量を減少させるとともに、MO
SFETの駆動能力を向上させて、伝送線路上の信号の
歪みを小さくし、高速に信号を伝達することを可能にす
る半導体装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
装置は、半導体装置であって、第1の電源電位を受ける
第1の電源ノードと、第1の電源ノードよりも低い第2
の電源電位を受ける第2の電源ノードと、外部にデータ
を出力するために第1および第2の制御信号を出力する
出力制御回路と、第1の電源ノードと第2の電源ノード
との間に直列に接続され、それぞれゲートに第1および
第2の制御信号を受ける、P型の第1の電界効果トラン
ジスタおよびN型の第2の電界効果トランジスタと、デ
ータが出力される時に活性化される出力活性化信号に応
じて導通し、第1の電界効果トランジスタと第2の電界
効果トランジスタとの接続ノードの電位を伝達するN型
の第3の電界効果トランジスタと、第3の電界効果トラ
ンジスタを介して接続ノードの電位を受ける端子と、第
3の電界効果トランジスタが非導通状態にあるときより
も、導通状態における第3の電界効果トランジスタのバ
ックゲート電位を高くする第1の電位制御回路とを備え
る。
【0025】請求項2に記載の半導体装置は、請求項1
に記載の半導体装置の構成に加えて、第1の電位制御回
路は、クロック信号を発生するクロック発生回路と、ク
ロック信号および第2の電源電位を受けて第2の電源電
位より低い降圧電位を発生する電位発生回路と、出力活
性化信号の活性化電位を第2の電源電位に変換し、出力
活性化信号の非活性化電位を降圧電位に変換してバック
ゲート電位を出力する第1の電位変換回路とを含む。
【0026】請求項3に記載の半導体装置は、請求項1
に記載の半導体装置の構成に加えて、出力活性化信号の
活性化電位を第1の電源電位よりも高い電位に変換し
て、第3の電界効果トランジスタのゲートに与える第2
の電位制御回路をさらに備える。
【0027】請求項4に記載の半導体装置は、請求項3
に記載の半導体装置の構成に加えて、第2の電位制御回
路は、クロック信号を発生するクロック発生回路と、ク
ロック信号および第1の電源電位を受けて第1の電源電
位より高い昇圧電位を発生する電位発生回路と、出力活
性化信号の活性化電位を昇圧電位に変換して第3の電界
効果トランジスタに与える第2の変換回路とを含む。
【0028】請求項5に記載の半導体装置は、請求項1
に記載の半導体装置の構成に加えて、端子の電位を受け
る入力バッファをさらに備え、第3の電界効果トランジ
スタは、端子に外部から入力信号が与えられて入力バッ
ファが入力信号を受ける時に非導通状態となる。
【0029】請求項6に記載の半導体装置は、半導体装
置であって、第1の電源電位を受ける第1の電源ノード
と、第1の電源ノードよりも低い第2の電源電位を受け
る第2の電源ノードと、外部にデータを出力するために
第1および第2の制御信号を出力する出力制御回路と、
第1の電源ノードと第2の電源ノードとの間に直列に接
続され、それぞれゲートに第1および第2の制御信号を
受けるP型の第1の電界効果トランジスタおよびN型の
第2の電界効果トランジスタと、データが外部に向けて
出力される時に活性化され、外部から入力信号を受ける
時には非活性化される出力活性化信号の活性化に応じて
導通し、第1の電界効果トランジスタと第2の電界効果
トランジスタとの接続ノードの電位を伝達するN型の第
3の電界効果トランジスタと、第3の電界効果トランジ
スタを介して接続ノードの電位を受ける端子と、端子か
ら入力信号を受ける入力バッファとを備える。
【0030】請求項7に記載の半導体装置は、請求項6
に記載の半導体装置の構成に加えて、第3の電界効果ト
ランジスタが非導通状態にあるときよりも、導通状態に
おける第3の電界効果トランジスタのバックゲート電位
を高くする第1の電位制御回路をさらに備える。
【0031】請求項8に記載の半導体装置は、請求項7
に記載の半導体装置の構成に加えて、第1の電位制御回
路は、クロック信号を発生するクロック発生回路と、ク
ロック信号および第2の電源電位を受けて第2の電源電
位より低い降圧電位を発生する電位発生回路と、出力活
性化信号の活性化電位を第2の電源電位に変換し、出力
活性化信号の非活性化電位を降圧電位に変換してバック
ゲート電位を出力する第1の電位変換回路とを含む。
【0032】請求項9に記載の半導体装置は、請求項6
に記載の半導体装置の構成に加えて、出力活性化信号の
活性化電位を第1の電源電位よりも高い電位に変換して
第3の電界効果トランジスタのゲートに与える第2の電
位制御回路をさらに備える。
【0033】請求項10に記載の半導体装置は、請求項
9に記載の半導体装置の構成に加えて、第2の電位制御
回路は、クロック信号を発生するクロック発生回路と、
クロック信号および第1の電源電位を受けて第1の電源
電位より高い昇圧電位を発生する電位発生回路と、出力
活性化信号の活性化電位を昇圧電位に変換して第3の電
界効果トランジスタに与える第2の変換回路とを含む。
【0034】請求項11に記載の半導体装置は、請求項
1〜10のいずれかに記載の半導体装置の構成に加え
て、第3の電界効果トランジスタは、第2の電界効果ト
ランジスタのゲート電極よりゲート長の長いゲート電極
を有する。
【0035】請求項12に記載の半導体装置は、請求項
1〜10のいずれかに記載の半導体装置の構成に加え
て、第3の電界効果トランジスタは、エンハンスメント
型MOSFETである。
【0036】請求項13に記載の半導体装置は、請求項
1〜10のいずれかに記載の半導体装置の構成に加え
て、第3の電界効果トランジスタは、デプレッション型
MOSFETである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符
号は同一または相当部分を示す。 [実施の形態1]図1は、実施の形態1の半導体装置3
0の出力端子に関連する構成を示す回路図である。
【0038】図1を参照して、半導体装置30は、出力
信号に対応する信号ODを受ける出力制御回路20と、
出力制御回路20の出力をうける出力バッファ14と、
出力バッファ14の出力ノードと端子Qとの間に接続さ
れゲートに選択信号CSをうけるNチャネルMOSFE
T6と、選択信号CSに応じてNチャネルMOSFET
6のバックゲート電位を制御する電位制御回路26とを
含む。
【0039】出力バッファ14は、電源電位Vccを受
ける電源ノードと接地電位を受ける接地ノードとの間に
直列に接続されるPチャネルMOSFET16とNチャ
ネルMOSFET18とを含む。PチャネルMOSFE
T16とNチャネルMOSFET18とはそれぞれ制御
信号を出力制御回路20からゲートに受ける。
【0040】電位制御回路26は、電源電位Vccと接
地電位とを受けてクロック信号φを発生するリング発振
回路22と、クロック信号φに応じて接地電位から接地
電位よりさらに低いバックゲート電位VBBを発生する
チャージポンプ回路24と、選択信号CSを受けて反転
するインバータ4と、インバータ4の出力信号と選択信
号CSとを受けてレベル変換をするレベルシフト回路1
と、レベルシフト回路1の出力を受けて電位VBBCを
発生する駆動回路2とを含む。
【0041】NチャネルMOSFET6のバックゲート
にはバックゲート電位として電位VBBCが与えられ
る。
【0042】選択信号CSとインバータ4の出力信号と
は、電源電位VCCと接地電位との間でともに変化す
る。レベルシフト回路1は、選択信号CSとインバータ
4の出力信号とから、電源電位VCCと電位VBBとの
間で変化する信号を生成する働きをする。
【0043】レベルシフト回路1において、ノードN1
にはインバータ4の出力信号が与えられ、ノードN4に
はチャージポンプ回路24が発生する負電位VBBが与
えられる。
【0044】レベルシフト回路1は、ゲートがノードN
1に接続されソースが電源電位Vccに結合されドレイ
ンがノードN2に接続されるPチャネルMOSFET1
1と、ノードN2とノードN4との間に接続されゲート
がノードN3に接続されるNチャネルMOSFET12
と、ゲートに選択信号CSを受けソースが電源電位Vc
cに結合されドレインがノードN3に接続されるPチャ
ネルMOSFET9と、ノードN3とノードN4との間
に接続されゲートがノードN2に接続されるNチャネル
MOSFET10とを含む。ノードN3からは、レベル
シフト回路1の出力信号が、駆動回路2に向けて出力さ
れる。
【0045】駆動回路2は、ゲートがノードN3に接続
されノードN5とノードN4との間に接続されるNチャ
ネルMOSFET8と、ゲートがノードN3に接続され
ソースが接地電位に結合されドレインがノードN5に接
続されるPチャネルMOSFET7とを含む。ノードN
5からは駆動回路2の出力電位である電位VBBCが出
力される。
【0046】選択信号CSがこの半導体装置が選択され
ていることを示す場合は、選択信号CSによってNチャ
ネルMOSFET6は導通状態とされ、端子Qにはバッ
ファ14の出力が与えられる。
【0047】端子QにL(ロウ)レベルを出力する時
は、出力制御回路20によって、NチャネルMOSFE
T18のゲートにはHレベルの信号が与えられ、同様
に、PチャネルMOSFET16のゲートにはHレベル
の信号が与えられる。
【0048】端子QにH(ハイ)レベルを出力する時
は、出力制御回路20によって、NチャネルMOSFE
T18のゲートにはLレベルの信号が与えられ、同様
に、PチャネルMOSFET16のゲートにはLレベル
の信号が与えられる。
【0049】選択信号CSがこの半導体装置が選択され
ていないことを示す場合は、選択信号CSによってNチ
ャネルMOSFET6は非導通状態とされ、端子Qはハ
イインピーダンス状態となる。
【0050】このように、NチャネルMOSFET6を
接続することで非選択状態における寄生容量は低減する
ことができる。例えば、MOSFET18の導通抵抗と
MOSFET6の導通抵抗とを等しくし、図13に示し
た従来の出力と同じ出力インピーダンスにする場合、そ
れぞれのトランジスタの幅は2倍にする必要がある。図
13のNチャネルMOSFET818による寄生容量を
Cとすると、非選択状態でのMOSFET6による端子
Qの寄生容量は2Cとなる。
【0051】なお、専有面積の最適化を図りながらMO
SFET18の導通抵抗とMOSFET6の導通抵抗と
の総和を等しくしつつ、MOSFET6のゲート幅をさ
らに小さくすることにより、寄生容量をさらに小さくす
ることができる可能性もある。
【0052】次に、従来の出力端子の寄生容量の大きさ
を検討する。通常、図13におけるバッファ814にお
いては、出力端子につながる伝送線路とのインピーダン
ス整合を考慮して、NチャネルMOSFETの導通抵抗
とPチャネルMOSFETの導通抵抗とは、ほぼ同じ値
に設定される。
【0053】このときMOSFETの導通抵抗は次の式
で近似できる。
【0054】
【数1】
【0055】(1)式において、VGはMOSFETの
ゲート電位、VSはMOSFETのソース電位、VTH
はMOSFETのしきい値電圧である。また、(1)式
におけるβは次の式で表わされる。
【0056】
【数2】
【0057】(2)式において、β0はMOSFETの
電流増幅係数、WはMOSFETのゲート幅、LはMO
SFETのゲート長である。
【0058】(1)式で示されるように導通抵抗は、M
OSFETの電流増幅係数β0にほぼ逆比例する。
【0059】ここで、PチャネルMOSFETは、Nチ
ャネルMOSFETと比べて電流増幅係数β0が約半分
程度しかない。このため、NチャネルMOSFETの導
通抵抗とPチャネルMOSFETの導通抵抗とを、同じ
値に設定するためには、PチャネルMOSFETのゲー
ト幅をNチャネルMOSFETのゲート幅の2倍にする
必要がある。つまり、図13のNチャネルMOSFET
818による寄生容量をCとすると、非導通時のPチャ
ネルMOSFET816の寄生容量は2Cとなり、した
がって、非選択時における出力端子の寄生容量の総和は
3Cとなる。
【0060】先に説明したように、図1に示した回路
は、非選択時における出力端子の寄生容量を2Cにする
ことができるので、寄生容量を従来比で2/3に減らす
ことができる。
【0061】なお、レベルシフト回路1の高電位電源で
ある電源電位Vccと低電位電源である電位VBBとの
間には、通常の電源電圧よりも大きな電圧がかかるの
で、NチャネルMOSFET10、12およびPチャネ
ルMOSFET39、11の信頼性に影響が出ると考え
られる場合には電源電位Vccを下げ、たとえば1/2
Vcc、あるいは2/3Vcc等のレベルにしてもよ
い。
【0062】また、図13に示した従来例では、出力端
子に接続されるMOSFETのゲート長を最小とすると
出力端子と電源ノード間、あるいは出力端子と接地ノー
ド間にそれぞれMOSFET816、818を通じてリ
ーク電流が流れる可能性がある。このため通常は、MO
SFET816、818のゲート長は、出力制御回路8
20に使用されるような最小ゲート長にはしない。例え
ば、ゲート長は最小ゲート長の1.5〜2倍にされる。
【0063】実施の形態1の図1で示した回路では、さ
らに好ましくは、MOSFET6のゲート長を最小ゲー
ト長の1.5〜2倍にしておくことにより、端子への電
源ノードや接地ノードからのリーク電流を防ぐことがで
きる。このとき、MOSFET16、18のゲート長は
最小ゲート長にすることが可能である。したがって、専
有面積の増大を低く抑えることができる。
【0064】さらに好ましくは、電位制御回路26によ
り、MOSFET6のバックゲート電位を制御すること
により、伝送回路の歪みをさらに小さく抑えることがで
きる。
【0065】図2は、図1におけるリング発振回路22
の構成例を示す回路図である。図2を参照して、リング
発振回路22は、電源電位Vccが立上がった後に解除
されるリセット信号ZPORを一方の入力ノードに受け
るNAND回路42と、NAND回路42の出力を受け
る偶数段の直列に接続されたインバータ44〜50と、
インバータ50の出力を反転してクロック信号φを出力
するインバータ52とを含む。インバータ50の出力
は、また、NAND回路42の他方の入力ノードにもフ
ィードバックされる。
【0066】偶数段の直列に接続されたインバータ44
〜50の段数は、必要なクロック信号φの周波数に応じ
て増減される。
【0067】図3は、図1におけるチャージポンプ回路
24の構成例を示す回路図である。図3を参照して、チ
ャージポンプ回路24は、アノードがノードNNに接続
されカソードがノードN1に接続されるダイオード10
1と、アノードとカソードとがそれぞれノードN1、N
2に接続されるダイオード102と、アノードとカソー
ドとがそれぞれノードN2、N3に接続されるダイオー
ド103と、アノードとカソードとがそれぞれノードN
3、N4に接続されるダイオード104と、アノードと
カソードとがそれぞれノードN4、N5に接続されるダ
イオード105と、アノードとカソードとがそれぞれノ
ードN5、N6に接続されるダイオード106と、アノ
ードがノードN6に接続されカソードが接地電位に結合
されるダイオード107とを含む。ここでノードNNは
チャージポンプ回路の出力ノードであり、出力電位であ
る負電位VBBがノードNNから出力される。
【0068】チャージポンプ回路24は、さらに、クロ
ック信号φが与えられるクロックノードとノードN1と
の間に接続されるキャパシタ140と、クロック信号φ
と相補なクロック信号/φが与えられる相補クロックノ
ードとノードN2との間に接続されるキャパシタ141
と、クロックノードとノードN3との間に接続されるキ
ャパシタ142と、相補クロックノードとノードN4と
の間に接続されるキャパシタ143と、クロックノード
とノードN5との間に接続されるキャパシタ144と、
相補クロックノードとノードN6との間に接続されるキ
ャパシタ145とを含む。
【0069】図3に示したダイオード101〜107と
しては、たとえば、MOSFETをダイオード接続した
ものが用いられる。
【0070】図4は、図1に示した回路の動作を説明す
るための動作波形図である。図1、図4を参照して、時
刻t1以前において半導体装置が非選択状態のとき、す
なわち制御信号CSが接地レベルのときは、Pチャネル
MOSFET9が導通状態となりノードN3の電位は電
源電位Vccとなる。これによりPチャネルMOSFE
T7が非導通状態となり、NチャネルMOSFET8が
導通状態となりノードN5の電位は負電位VBBとな
る。
【0071】次に、時刻t1〜t2において半導体装置
が選択状態、すなわち制御信号CSの電位が電源電位V
ccとなると、PチャネルMOSFET9は非導通状態
となる。一方インバータ4の出力であるノードN1は接
地電位となるので、PチャネルMOSFET11は導通
状態となる。したがって、ノードN2の電位は電源電位
Vccとなり、応じてNチャネルMOSFET10が導
通状態となる。そして、ノードN3の電位は負電位VB
Bとなる。この結果、PチャネルMOSFET7が導通
状態となり、NチャネルMOSFET8が非導通状態と
なりノードN5の電位は接地電位となる。
【0072】以上説明したように、半導体装置30が選
択状態のときは、MOSFET6のバックゲート電位は
接地電位となり、非選択状態のときは負電位VBBとな
る。
【0073】再び、図1を参照して、実施の形態1の半
導体装置30に用いられるMOSFET6において、図
14に示した接合容量970は近似的に次の式の接合容
量Cjとして与えられる。
【0074】
【数3】
【0075】ここで、qは電子の電荷量、εはシリコン
基板の誘電率、Naは基板の不純物濃度、VfはPN接
合ポテンシャルである。式(3)でわかるように、分母
の括弧内がバックゲート電位VBBに依存して増えるの
で、バックゲート電位VBBの絶対値を大きくすること
により、接合容量Cjを小さくすることができる。
【0076】一方、一般にバックゲート電位VBBの絶
対値を大きくすると、MOSFETのしきい値電圧は大
きくなる。
【0077】ゲート電位が同じ場合、バックゲート電位
の絶対値を大きくすると、しきい値電圧が増大し、導通
時の端子駆動の能力が低下するおそれがある。
【0078】しかし、MOSFET6が非導通状態とな
る非選択時にはバックゲート電位の絶対値を大きくし、
寄生容量を低減できる一方で、MOSFET6が導通状
態となる選択時においてはバックゲート電位の絶対値を
小さくし、例えば図1に示したようなバックゲート電位
を負電位としない場合と同じ値にする。
【0079】したがって、MOSFET6の導通時には
バックゲート電圧印加によるしきい値電圧の増大はな
い。このため、MOSFET6の駆動能力の低下がない
ので、トランジスタの幅を大きくする必要がなく、寄生
容量を小さくすることができる。
【0080】なお、図1では、駆動回路2の高電位側電
源電位として接地電位が用いられている。この値は、M
OSFET6のバックゲート電極とMOSFET6のソ
ースあるいはドレインとの間の電位差がPN接合の拡散
ポテンシャル(およそ0.7V)を超えない範囲であれ
ば限定されない。たとえば、駆動回路2の高電位側電源
の電源電位は0.5Vでもよい。この場合、0.5Vを
発生する電源回路が必要になるが、MOSFET6のし
きい値電圧を下げることができ、トランジスタのゲート
幅を小さくでき、さらに寄生容量を小さくできるという
利点がある。
【0081】以上説明したように、実施の形態1の図1
で示した回路では、MOSFET6を設けることによ
り、出力端子の寄生容量を小さくすることができる。ま
た、出力用のMOSFETのゲート長を一部最小ゲート
長にでき、専有面積の増大を低く抑えることができる。
さらに、MOSFET6のバックゲート電位を導通時と
非導通時とで切換えることにより、非導通時での寄生容
量を減少させても、導通時における駆動能力を減少させ
ることはないので伝送線路の波形歪みを小さく抑えるた
めに有効である。 [実施の形態2]図5は、実施の形態2の半導体装置4
00の出力端子に関連する構成を示す回路図である。
【0082】実施の形態2の半導体装置400は、Nチ
ャネルMOSFET6のバックゲート電位を制御する電
位制御部26に代えて、NチャネルMOSFET6のゲ
ート電位を制御する電位制御部401を備える点が図1
に示した半導体装置30と異なる。他の部分の構成は実
施の形態1の半導体装置30と同様であるので説明は繰
返さない。
【0083】電位制御部401は、電源電位Vccおよ
び接地電位を受けて所定のクロック信号φを発生するリ
ング発振回路22と、クロック信号φを受けて電源電位
Vccからさらに昇圧された昇圧電位VPPを発生する
チャージポンプ回路402と、選択信号CSを受けて活
性化電位が昇圧電位VPPであるゲート駆動信号SGを
発生するレベルシフト回路426とを含む。
【0084】ゲート駆動信号SGは、NチャネルMOS
FET6のゲートに与えられる。レベルシフト回路42
6は、選択信号CSをゲートに受けソースが接地電位に
結合されたNチャネルMOSFET432と、選択信号
CSを受けて反転するインバータ430と、インバータ
430の出力をゲートに受けソースが接地電位に結合さ
れたNチャネルMOSFET434と、ソースが昇圧電
位VPPに結合されドレインがNチャネルMOSFET
432のドレインと接続されゲートがNチャネルMOS
FET434のドレインと接続されるPチャネルMOS
FET436と、ソースが昇圧電位VPPに結合されド
レインがNチャネルMOSFET434のドレインと接
続されゲートがNチャネルMOSFET432のドレイ
ンと接続されるPチャネルMOSFET438とを含
む。NチャネルMOSFET434のドレインの電位
は、ゲート制御信号SGとなる。
【0085】図6は、図5におけるチャージポンプ回路
402の構成例を示す回路図である。
【0086】図6を参照して、チャージポンプ回路40
2は、アノードが電源電位Vccと結合されカソードが
ノードN10に接続されるダイオード501と、アノー
ドとカソードとがそれぞれノードN10、N20に接続
されるダイオード502と、アノードとカソードとがそ
れぞれノードN20、N30に接続されるダイオード5
03と、アノードとカソードとがそれぞれノードN3
0、N40に接続されるダイオード504と、アノード
とカソードとがそれぞれノードN40、N50に接続さ
れるダイオード505と、アノードとカソードとがそれ
ぞれノードN50、N60に接続されるダイオード50
6と、アノードがノードN60に接続されカソードがノ
ードNPと接続されるダイオード507とを含む。ここ
で、ノードNPはチャージポンプ回路402の出力ノー
ドであり、出力電位である昇圧電位VppがノードNP
から出力される。
【0087】チャージポンプ回路402は、さらに、ク
ロック信号φが与えられるクロックノードとノードN1
0との間に接続されるキャパシタ540と、クロック信
号φと相補なクロック信号/φが与えられる相補クロッ
クノードとノードN20との間に接続されるキャパシタ
541と、クロックノードとノードN30との間に接続
されるキャパシタ542と、相補クロックノードとノー
ドN40との間に接続されるキャパシタ543と、クロ
ックノードとノードN50との間に接続されるキャパシ
タ544と、相補クロックノードとノードN60との間
に接続されるキャパシタ545とを含む。
【0088】図6に示したダイオード501〜507と
しては、たとえば、MOSFETをダイオード接続した
ものがよく用いられる。
【0089】図7は、実施の形態2におけるMOSFE
T6の実際的な構造例を示す図である。
【0090】図7を参照して、P基板572の主表面上
にNウエル584が設けられる。Nウエル584内には
N型不純物領域582が設けられる。N型不純物領域5
82は電源電位Vccに結合され、このため、Nウェル
584の電位も電源電位Vccに固定される。
【0091】Nウエル584が形成されているP基板5
72の主表面上には、さらにPウエル586が形成され
る。Pウエル586の内部にはMOSFET6が形成さ
れる。このMOSFETはソース(S)であるN型不純
物領域576と、ドレイン(D)であるN型不純物領域
578と、ゲート(G)であるゲート電極574とを含
む。またPウエル586内にはP型不純物領域580が
形成されバックゲート電位が与えられる。
【0092】つまり、P基板572のバイアス電圧とM
OSFETのバックゲート電圧とを別個に制御するため
に、MOSFET6は電源電位Vccにバイアスされた
Nウエル584の内部にさらに設けられたPウェル58
4内に作られる。
【0093】再び図5を参照して、NチャネルMOSF
ET6が導通状態となるときにはそのゲート電極には電
源電位Vccより高い電位である昇圧電位VPPが与え
られる。
【0094】先に説明した(1)式において、伝送線路
とのインピーダンスの整合をとるためMOSFETの抵
抗Rを一定に保つとき、ゲート電位VGを電源電位Vc
cから昇圧電位VPPに変えると、相当分βが小さくで
きる。このことは、先に説明した(2)式により、ゲー
ト幅Wが小さくできることを意味する。
【0095】図14、図15で説明したように、ゲート
幅Wを小さくすることができれば寄生容量968、97
0は小さくすることができる。
【0096】したがって、たとえば、接地電位を基準と
して昇圧電位VPPを電源電位Vccの1.5倍に設定
すれば、応じてMOSFETのゲート幅Wが小さくで
き、寄生容量968、970をともに1/1.5に減ら
すことができる。
【0097】以上説明したように、NチャネルMOSF
ET6のゲート幅を小さくすることにより寄生容量を小
さくすることができるので、伝送線路における波形の歪
みを従来よりも小さくすることができる。 [実施の形態3]図8は、実施の形態3の半導体装置6
00の入出力端子に関連する構成を示す回路図である。
【0098】図8を参照して、半導体装置600は、出
力信号に対応する信号ODを受ける出力制御回路20
と、出力制御回路20の出力をうける出力バッファ14
と、出力バッファ14の出力ノードと端子DQとの間に
接続されゲートに選択信号OEをうけるNチャネルMO
SFET6と、端子DQに外部から与えられる信号を受
け内部回路に入力信号IDを出力するバッファ650を
含む。
【0099】出力バッファ14は、電源電位Vccを受
ける電源ノードと接地ノードとの間に直列に接続される
PチャネルMOSFET16とNチャネルMOSFET
18とを含む。PチャネルMOSFET16とNチャネ
ルMOSFET18とはそれぞれ異なる制御信号を出力
制御回路20からゲートに受ける。
【0100】端子DQは、内部回路から外部に向けて出
力される信号ODと、内部回路に外部から入力される信
号IDとの授受が行なわれる端子である。
【0101】今、半導体装置600が活性状態で、内部
回路に端子DQから信号を入力する場合を考える。この
場合、NチャネルMOSFET6を導通状態とし、出力
バッファ内のトランジスタ16、18はともに非導通状
態とすればバッファ650に外部から与えられた信号を
伝えることが可能な状態となる。この状態は、Nチャネ
ルMOSFET6を設けない従来の入出力端子におい
て、データ入力時に行われている出力トランジスタの制
御状態と同様である。
【0102】しかしながら、実施の形態1において説明
したように、データ出力時において寄生容量を減らすた
めにNチャネルMOSFET6を設ける構成では、出力
トランジスタのサイズを大きくする必要がある。したが
って、信号入力時には端子DQの寄生容量が大きい状態
で信号が入力されることになる。寄生容量が増大するこ
とは、信号を高速に伝達する上で問題となる。
【0103】実施の形態3では、図8で示した回路にお
いて、信号を入力する時はゲート電圧を制御してNチャ
ネルMOSFET6を非導通状態にする。このように制
御を行うことにより、トランジスタ16、18のドレイ
ンの容量の影響をなくしている。
【0104】つまり、信号出力時のみに活性化される信
号OEでNチャネルMOSFET6のゲート電位を制御
し、信号の入力時にはNチャネルMOSFET6を非導
通となるように制御が行われる。
【0105】したがって、入出力を行う端子部において
も、半導体装置が非選択状態の時は、端子に接続されて
いる伝送線路に悪影響をあたえる寄生容量を小さくする
ことができる。さらに、半導体装置が伝送線路からデー
タを受ける時にも寄生容量を小さくできるので、高速な
データ入力が可能となる。 [実施の形態4]図9は、実施の形態4の半導体装置6
02の入出力端子に関連する構成を示す回路図である。
【0106】図9を参照して、半導体装置602は、信
号OEを受けてNチャネルMOSFET6のバックゲー
トの電位を制御する電位制御回路652をさらに備える
点が図8に示した半導体装置600と異なる。他の部分
は、実施の形態3で説明した半導体装置600と同様な
構成を有するので説明は繰返さない。また、電位制御回
路652は、図1における電位制御回路26と同様な構
成を有するので説明は繰返さない。
【0107】実施の形態4の半導体装置602では、実
施の形態1と同様、先に説明した式(3)により、MO
SFET6が非導通状態となる非選択時の寄生容量を低
減できる。加えて、MOSFET6が導通状態となる選
択時においてはバックゲート電位の絶対値を小さくし、
例えば図9に示したバックゲート電位を負電位としない
場合と同じ値にできる。
【0108】したがって、MOSFET6の導通時には
バックゲート電位印加によるしきい値電圧の増大はな
い。このため、MOSFET6の駆動能力の低下がない
ので、トランジスタの幅を大きくする必要がなく、寄生
容量を小さくすることができる。
【0109】さらに、半導体装置が伝送線路からデータ
を受ける時にも寄生容量を小さくできるので、高速なデ
ータ入力が可能となる。 [実施の形態5]図10は、実施の形態5の半導体装置
604の入出力端子に関連する構成を示す回路図であ
る。
【0110】図10を参照して、半導体装置604は、
信号OEを受けてNチャネルMOSFET6のゲート電
位に信号SGを与える電位制御回路654をさらに備え
る点が図9に示した半導体装置602と異なる。他の部
分は、実施の形態4で説明した半導体装置602と同様
な構成を有するので説明は繰返さない。また、電位制御
回路654は、図5における電位制御回路401と同様
な構成を有するので説明は繰返さない。
【0111】実施の形態5の半導体装置604では、実
施の形態2と同様、先に説明した(1)式において、伝
送線路とのインピーダンスの整合をとるためMOSFE
Tの抵抗Rを一定に保つとき、ゲート電位VGを電源電
位Vccから昇圧電位VPPに変えると、相当分βが小
さくできる。このことは、先に説明した(2)式によ
り、ゲート幅Wが小さくできることを意味する。
【0112】図14、図15で説明したように、ゲート
幅Wを小さくすることができれば寄生容量968、97
0は小さくすることができる。
【0113】したがって、たとえば、接地電位を基準と
して昇圧電位VPPを電源電位Vccの1.5倍に設定
すれば、応じてMOSFETのゲート幅Wが小さくで
き、寄生容量968、970をともに1/1.5に減ら
すことができる。
【0114】以上説明したように、NチャネルMOSF
ET6のゲート幅を小さくすることにより寄生容量を小
さくすることができるので、伝送線路における波形の歪
みをさらに小さくすることができる。 [実施の形態6]図11は、実施の形態6の半導体装置
606の入出力端子に関連する構成を示す回路図であ
る。
【0115】図11を参照して、半導体装置606は、
NチャネルMOSFET6に代えてNチャネルMOSF
ET656を含み、電位制御回路654に代えて電位制
御回路658を含む点が図10に示した半導体装置60
4と異なる。他の部分は、実施の形態5で説明した半導
体装置604と同様な構成を有するので説明は繰返さな
い。
【0116】NチャネルMOSFET6は、エンハンス
メント型のMOSFETであったのに対し、Nチャネル
MOSFET656は負のしきい値を有するデプレッシ
ョン型のNチャネルMOSFETである。デプレッショ
ン型のMOSFETは、ゲート電位の活性化レベルが同
電位であればエンハンスメント型のMOSFETより駆
動能力が大きい。したがってトランスファゲートとして
設けた時には、サイズを小さくすることが可能である。
【0117】この場合、電位制御回路658により、ゲ
ート駆動信号SGの活性化電位は電源電位Vccまたは
昇圧電位Vppとされ、非活性化電位は負電位とされ
る。この負電位は、電位制御回路652で発生される電
位VBBCをそのまま用いてもよく、電位制御回路65
8内部で別に発生してもよい。このようにすることでデ
プレッション型のMOSFETの導通/非導通を制御す
ることができる。
【0118】したがって、寄生容量をさらに小さくする
ことができるので、伝送線路における波形の歪みをさら
に小さくすることができる。
【0119】以上説明したように、実施の形態5の図1
1で示した回路では、MOSFET6を設けることによ
り、出力端子の寄生容量を小さくすることができる。ま
た、出力用のMOSFETのゲート長を一部最小ゲート
長にでき、専有面積の増大を低く抑えることができる。
さらに、MOSFET656の活性化時のゲート電位を
高くすることで、MOSFETの駆動能力を増大させ、
MOSFETのサイズを小さくすることができる。さら
に、MOSFET656のバックゲート電位を導通時と
非導通時とで切換えることにより、非導通時での寄生容
量を減少させても、導通時における駆動能力を減少させ
ることはないので伝送線路の波形歪みを小さく抑えるた
めに有効である。また、MOSFET656としてデプ
レッション型のMOSFETを使用することでさらに寄
生容量を小さくできる。
【0120】したがって、伝送線路の波形歪みは大きく
改善される。なお、今回開示された実施の形態は全ての
点で例示であって、制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0121】
【発明の効果】請求項1、2に記載の半導体装置は、出
力端子にトランスファ用のMOSFETを設けることに
より出力端子の寄生容量を小さくすることができ、さら
に、MOSFETのバックゲート電位を導通時と非導通
時とで切換えることにより、非導通時での寄生容量を減
少させても、導通時における駆動能力を減少させること
はないので伝送線路の波形歪みを小さく抑えるために有
効である。
【0122】請求項3、4に記載の半導体装置は、請求
項1に記載の半導体装置が奏する効果に加えて、ゲート
に昇圧電位を与えることによりトランスファ用のMOS
FETのゲート幅をより小さくすることができる。従っ
て寄生容量を小さくすることができるので、伝送線路に
おける波形の歪みをさらに小さくすることができる。
【0123】請求項5に記載の半導体装置は、請求項1
に記載の半導体装置が奏する効果に加えて、入出力を行
う端子部において、半導体装置が伝送線路からデータを
受ける時にも寄生容量を小さくできるので、高速なデー
タ入力が可能となる。
【0124】請求項6に記載の半導体装置は、入出力を
行う端子部において、トランスファ用のMOSFETを
設けることにより半導体装置の非選択時での端子の寄生
容量を小さくすることができ伝送線路の波形歪みを小さ
く抑えることができる。さらに、半導体装置が伝送線路
からデータを受ける時に寄生容量を小さくできるので、
高速なデータ入力が可能となる。
【0125】請求項7、8に記載の半導体装置は、請求
項6に記載の半導体装置が奏する効果に加えて、MOS
FETのバックゲート電位を導通時と非導通時とで切換
えることにより、非導通時での寄生容量を減少させて
も、導通時における駆動能力を減少させることはないの
で伝送線路の波形歪みを小さく抑えるために有効であ
る。
【0126】請求項9、10に記載の半導体装置は、請
求項6に記載の半導体装置が奏する効果に加えて、ゲー
トに昇圧電位を与えることによりトランスファ用のMO
SFETのゲート幅をより小さくすることができる。従
って寄生容量を小さくすることができるので、伝送線路
における波形の歪みをさらに小さくすることができる。
【0127】請求項11に記載の半導体装置は、出力用
のMOSFETのゲート長を一部最小ゲート長にでき、
専有面積の増大を低く抑えることができる。
【0128】請求項12に記載の半導体装置は、端子の
寄生容量を小さくすることができるので、伝送線路にお
ける波形の歪みを小さくすることができる。
【0129】請求項13に記載の半導体装置は、駆動能
力が大きいデプレッション型のMOSFETを使用する
ためサイズを小さくすることが可能で、寄生容量をさら
に小さくすることができるので、伝送線路における波形
の歪みをさらに小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の半導体装置30の出力端子に
関連する構成を示す回路図である。
【図2】 図1におけるリング発振回路22の構成例を
示す回路図である。
【図3】 図1におけるチャージポンプ回路24の構成
例を示す回路図である。
【図4】 図1に示した回路の動作を説明するための動
作波形図である。
【図5】 実施の形態2の半導体装置400の出力端子
に関連する構成を示す回路図である。
【図6】 図5におけるチャージポンプ回路402の構
成例を示す回路図である。
【図7】 実施の形態2におけるMOSFET6の実際
的な構造例を示す図である。
【図8】 実施の形態3の半導体装置600の入出力端
子に関連する構成を示す回路図である。
【図9】 実施の形態4の半導体装置602の入出力端
子に関連する構成を示す回路図である。
【図10】 実施の形態5の半導体装置604の入出力
端子に関連する構成を示す回路図である。
【図11】 実施の形態6の半導体装置606の入出力
端子に関連する構成を示す回路図である。
【図12】 半導体装置が搭載されたメモリモジュール
が実装される状態を説明するための図である。
【図13】 従来の半導体装置の出力端子に関連する構
成を示す回路図である。
【図14】 MOSFETの断面を示す図である。
【図15】 MOSFETの平面図を概略的に表わした
図である。
【符号の説明】
20 出力制御回路、14 出力バッファ、Q,DQ
端子、26,401,652,654,658 電位制
御回路、22 リング発振回路、24,402チャージ
ポンプ回路、1,426 レベルシフト回路、2 駆動
回路、6,656 NチャネルMOSFET、30,4
00,600,602,604,606 半導体装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 19/00 101S Fターム(参考) 5B015 HH01 JJ22 KB32 KB33 KB36 KB63 KB64 KB66 KB85 KB91 QQ11 5B024 AA15 BA27 BA29 CA07 5J055 AX04 AX08 AX56 AX66 BX16 CX24 DX16 DX17 DX22 DX56 DX72 DX83 EX07 EX21 EY10 EY12 EY21 EZ00 EZ07 EZ25 EZ28 EZ29 EZ55 FX12 FX17 FX35 GX01 GX07 5J056 AA00 AA04 BB02 BB12 CC00 CC16 CC30 DD13 DD17 DD18 DD28 DD51 DD55 EE03 EE04 FF01 FF07 FF08 HH01 HH02 KK02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置であって、 第1の電源電位を受ける第1の電源ノードと、 前記第1の電源ノードよりも低い第2の電源電位を受け
    る第2の電源ノードと、 外部にデータを出力するために第1および第2の制御信
    号を出力する出力制御回路と、 前記第1の電源ノードと前記第2の電源ノードとの間に
    直列に接続され、それぞれゲートに前記第1および第2
    の制御信号を受ける、P型の第1の電界効果トランジス
    タおよびN型の第2の電界効果トランジスタと、 前記データが出力される時に活性化される出力活性化信
    号に応じて導通し、前記第1の電界効果トランジスタと
    前記第2の電界効果トランジスタとの接続ノードの電位
    を伝達するN型の第3の電界効果トランジスタと、 前記第3の電界効果トランジスタを介して前記接続ノー
    ドの電位を受ける端子と、 前記第3の電界効果トランジスタが非導通状態にあると
    きよりも、導通状態における前記第3の電界効果トラン
    ジスタのバックゲート電位を高くする第1の電位制御回
    路とを備える、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電位制御回路は、 クロック信号を発生するクロック発生回路と、 前記クロック信号および前記第2の電源電位を受けて前
    記第2の電源電位より低い降圧電位を発生する電位発生
    回路と、 前記出力活性化信号の活性化電位を前記第2の電源電位
    に変換し、前記出力活性化信号の非活性化電位を前記降
    圧電位に変換して前記バックゲート電位を出力する第1
    の電位変換回路とを含む、請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記出力活性化信号の活性化電位を前記
    第1の電源電位よりも高い電位に変換して前記第3の電
    界効果トランジスタのゲートに与える第2の電位制御回
    路をさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の電位制御回路は、 クロック信号を発生するクロック発生回路と、 前記クロック信号および前記第1の電源電位を受けて前
    記第1の電源電位より高い昇圧電位を発生する電位発生
    回路と、 前記出力活性化信号の活性化電位を前記昇圧電位に変換
    して前記第3の電界効果トランジスタに与える第2の変
    換回路とを含む、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記端子の電位を受ける入力バッファを
    さらに備え、 前記第3の電界効果トランジスタは、前記端子に外部か
    ら入力信号が与えられて前記入力バッファが前記入力信
    号を受ける時に非導通状態となる、請求項1に記載の半
    導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体装置であって、 第1の電源電位を受ける第1の電源ノードと、 前記第1の電源ノードよりも低い第2の電源電位を受け
    る第2の電源ノードと、 外部にデータを出力するために第1および第2の制御信
    号を出力する出力制御回路と、 前記第1の電源ノードと前記第2の電源ノードとの間に
    直列に接続され、それぞれゲートに前記第1および第2
    の制御信号を受けるP型の第1の電界効果トランジスタ
    およびN型の第2の電界効果トランジスタと、 前記データが外部に向けて出力される時に活性化され、
    外部から入力信号を受ける時には非活性化される出力活
    性化信号の活性化に応じて導通し、前記第1の電界効果
    トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの接
    続ノードの電位を伝達するN型の第3の電界効果トラン
    ジスタと、 前記第3の電界効果トランジスタを介して前記接続ノー
    ドの電位を受ける端子と、 前記端子から前記入力信号を受ける入力バッファとを備
    える、半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記第3の電界効果トランジスタが非導
    通状態にあるときよりも、導通状態における前記第3の
    電界効果トランジスタのバックゲート電位を高くする第
    1の電位制御回路をさらに備える、請求項6に記載の半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の電位制御回路は、 クロック信号を発生するクロック発生回路と、 前記クロック信号および前記第2の電源電位を受けて前
    記第2の電源電位より低い降圧電位を発生する電位発生
    回路と、 前記出力活性化信号の活性化電位を前記第2の電源電位
    に変換し、前記出力活性化信号の非活性化電位を前記降
    圧電位に変換して前記バックゲート電位を出力する第1
    の電位変換回路とを含む、請求項7に記載の半導体装
    置。
  9. 【請求項9】 前記出力活性化信号の活性化電位を前記
    第1の電源電位よりも高い電位に変換して前記第3の電
    界効果トランジスタのゲートに与える第2の電位制御回
    路をさらに備える、請求項6に記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の電位制御回路は、 クロック信号を発生するクロック発生回路と、 前記クロック信号および前記第1の電源電位を受けて前
    記第1の電源電位より高い昇圧電位を発生する電位発生
    回路と、 前記出力活性化信号の活性化電位を前記昇圧電位に変換
    して前記第3の電界効果トランジスタに与える第2の変
    換回路とを含む、請求項9に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記第3の電界効果トランジスタは、 前記第2の電界効果トランジスタのゲート電極よりゲー
    ト長の長いゲート電極を有する、請求項1〜10のいず
    れかに記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記第3の電界効果トランジスタは、
    エンハンスメント型MOSFETである、請求項1〜1
    0のいずれかに記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記第3の電界効果トランジスタは、
    デプレッション型MOSFETである、請求項1〜10
    のいずれかに記載の半導体装置。
JP11064817A 1999-03-11 1999-03-11 半導体装置 Withdrawn JP2000261304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11064817A JP2000261304A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11064817A JP2000261304A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000261304A true JP2000261304A (ja) 2000-09-22

Family

ID=13269195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11064817A Withdrawn JP2000261304A (ja) 1999-03-11 1999-03-11 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000261304A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006135062A1 (ja) * 2005-06-17 2006-12-21 Rohm Co., Ltd. 半導体装置、電源装置、情報処理装置
JP2008028916A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 四端子二重絶縁ゲート電界トランジスタによるmos回路
JP2010187463A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Mitsumi Electric Co Ltd チャージポンプ回路および電源切換え装置
WO2018016178A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 三菱電機株式会社 シフトレジスタ回路および表示パネル

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006135062A1 (ja) * 2005-06-17 2006-12-21 Rohm Co., Ltd. 半導体装置、電源装置、情報処理装置
JP5057973B2 (ja) * 2005-06-17 2012-10-24 ローム株式会社 半導体装置、電源装置、情報処理装置
JP2008028916A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 四端子二重絶縁ゲート電界トランジスタによるmos回路
JP4635188B2 (ja) * 2006-07-25 2011-02-16 独立行政法人産業技術総合研究所 四端子二重絶縁ゲート電界トランジスタによるmos回路
JP2010187463A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Mitsumi Electric Co Ltd チャージポンプ回路および電源切換え装置
WO2018016178A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 三菱電機株式会社 シフトレジスタ回路および表示パネル
JP6312947B1 (ja) * 2016-07-20 2018-04-18 三菱電機株式会社 シフトレジスタ回路および表示パネル
US10810962B2 (en) 2016-07-20 2020-10-20 Mitsubishi Electric Corporation Shift register circuit and display panel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3731322B2 (ja) レベルシフト回路
US5528173A (en) Low power, high speed level shifter
KR100363142B1 (ko) 3상태논리게이트회로를갖는반도체집적회로
JP3238826B2 (ja) 出力回路
EP0382929A2 (en) Voltage regulator circuit
KR100336236B1 (ko) 반도체집적회로장치
US6215159B1 (en) Semiconductor integrated circuit device
JP3123463B2 (ja) レベル変換回路
KR100471737B1 (ko) 출력회로,누설전류를감소시키기위한회로,트랜지스터를선택적으로스위치하기위한방법및반도체메모리
JPH02177716A (ja) 昇圧回路
US6580291B1 (en) High voltage output buffer using low voltage transistors
US7333373B2 (en) Charge pump for use in a semiconductor memory
CN109427371B (zh) 电源开关、存储器装置和提供电源开关电压输出的方法
US6380792B1 (en) Semiconductor integrated circuit
US5786723A (en) Voltage switching circuit for a semiconductor memory device
JP3875285B2 (ja) 半導体集積回路の中間電圧発生回路
JP4306821B2 (ja) 半導体記憶装置
US11894843B2 (en) Level shift circuit
US4716303A (en) MOS IC pull-up circuit
JP2000261304A (ja) 半導体装置
KR930009151B1 (ko) 화합물 반도체 논리회로와 바이폴라 트랜지스터회로 사이에 설치된 인터페이스 회로
JP2000132975A (ja) 半導体装置およびそれを備えるメモリモジュ―ル
US6194933B1 (en) Input circuit for decreased phase lag
US6798246B2 (en) Boosted clock generator having an NMOSFET pass gate transistor
KR0126254B1 (ko) 반도체 메모리 장치의 데이터 입력 버퍼

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606