浴室や台所でリモコン装置によって文字放送を楽しむことができるが、特に、風呂を利用する場合には、人が浴槽に浸かっている時間が長く、その時間は慌しいこともなくゆったりとした気分で浴室に設置されるリモコン装置(風呂リモコン装置)の画面を見ることができるので、浴室での文字放送の利用性は高い。
本発明者はこのような事情から、特に浴室に設置されるリモコン装置の利便性をさらに充実させるための検討を試みた結果、次のような課題解決の必要性に直面した。すなわち、浴槽に浸かってリモコン装置の表示画面上の文字情報を見る場合、表示画面までの距離が少し長くなるので、文字情報の文字を大きく表示することが望ましい。そのためには、表示画面を大きくすればよいが、そうすると、リモコン装置が大型化し、浴室の利用空間が狭められるので好ましくなく、リモコン装置を大型化せずに文字情報を大きい文字で浴槽から見易いようにすることが必要である。
なお、リモコン装置を大型化せずに文字情報を大きい文字で見易いようにすることは台所に設置されるリモコン装置においても同様に要請されるものである。
また、風呂を利用する場合はゆったりした気分でくつろぎたいことから、特に、風呂の利用の際に、文字放送を表示画面に表示させたり非表示にしたりするための煩雑な操作を無くすことが必要であり、好ましくは、風呂を利用する人は何の操作も必要とせずに、リモコン装置側が人の風呂利用を自動的に感知して表示画面に文字情報を表示させ、風呂から出たときにはそれを自動的に感知して必要がなくなった文字情報の表示を非表示とすることが必要である。
さらに、現在、例えば給湯装置が使用されていない時間が長いときに給湯設定温度や浴槽湯水温度等給湯関連情報の表示が行われている場合、この表示を非表示状態としてリモコン装置の省電力化を行うことは行われているが、文字情報表示については省電力化を図るようなことは提案されていないので、今後、文字情報表示についても、省電力化を図ることができる装置の必要性は高いと考えられる。
つまり、給湯装置の利用者は、風呂を利用する場合はゆったりした気分でくつろいでいることから、文字情報の表示を見た後、そのままの状態で浴室から出てしまう可能性が高く、誰も見ていない文字情報を継続して表示し続けるとエネルギーの無駄であり、一方、給湯装置の利用者は、台所を利用する場合は忙しく料理等を行うため、その合間に文字情報表示を見て、そのままの状態で台所から出てしまうことがあり、上記と同様に、誰も見ていない文字情報を継続して表示し続けるとエネルギーの無駄であり、これらのエネルギーの無駄を省くことは、非常に重要であると考えられる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、文字情報の表示の必要性が低いときや表示の必要性がないときには、文字情報の非表示を行う等の省電力化を図ることができ、好ましくは、リモコン装置を小型にするにも拘わらず大きな文字で浴槽に浸かっている人等が見やすいように文字情報を表示することができ、しかも、風呂等の利用者に文字情報を表示したり非表示にしたりするための煩雑な操作を強いることのない利便性に優れたリモコン装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なうリモコン装置において、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部とを有し、予め定めた省電力モード実行条件を満たしたときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、前記文字情報受信部の電源をオフする動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作の少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とする省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記省電力モード実行条件は、給湯装置の使用停止後から予め定めた設定時間が経過したこととした構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第3の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記給湯装置は自動湯張りの指示に従って浴槽への湯張り動作を自動的に行なう機能と湯張り後の追い焚き機能とを備えており、省電力モード実行条件は湯張り関連情報から予め定めた設定時間が経過したこととした構成をもって課題を解決する手段としている。なお、ここで言う、湯張り関連情報とは、例えば、湯張り開始、湯張り終了5分前、湯張り終了時、湯張り終了後の追い焚き後、等のことである。
さらに、第4の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記給湯装置は自動湯張りの指示に従って浴槽への湯張り動作と該湯張り動作の後の浴槽内の湯の保温動作とを行なう機能を備えており、省電力モード実行条件は給湯装置の前記保温動作の終了後から予め定めた設定時間が経過したこととした構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第5の発明は、上記第1の発明の構成に加え、リモコン装置は、給湯設定温度を含む給湯関連設定事項を設定する給湯関連設定のスイッチと、給湯装置の運転に関する指令のための操作を行う運転関連操作のスイッチとの少なくとも一方を備え、省電力モード実行条件は前記スイッチの操作が行われない状態が予め定められた設定時間経過したこととした構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第6の発明は、上記第1乃至第5のいずれか一つの発明の構成に加え、前記省電力モード実行部は、文字情報受信部の電源をオフする動作の代わりに、文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返す動作と、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返す動作との、いずれか一方の繰り返し動作を行う構成をもって課題を解決する手段としている。
なお、スリープモードは、リモコン本体のCPUクロックのスピードは落とさないで動作させ、文字情報受信部のCPUクロックのスピードを落とす動作モードであり、スタンバイモードは、リモコン本体のCPUクロックのスピードは落とさないで動作させ、文字情報受信部のCPUクロックを止める動作モードのことである。これらスリープモードまたはスタンバイモードと通常モードとの繰り返し動作とは、文字情報受信部のCPUクロックのスピードを落とす、または文字放送用のCPUクロックを止める動作と、文字情報受信部のCPUクロックを通常のスピードで稼動する動作とを繰り返すことをいう。
さらに、第7の発明は、上記第1乃至第6のいずれか一つの発明の構成に加え、前記省電力モードの動作状態のときに給湯装置の使用が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第8の発明は、上記第1乃至第7のいずれか一つの発明の構成に加え、給湯設定温度を含む給湯関連設定事項を設定する給湯関連設定のスイッチと、給湯装置の運転に関する指令のための操作を行う運転関連操作のスイッチとの少なくとも一方を備え、省電力モードの動作状態のときに前記給湯関連設定スイッチと前記運転関連操作スイッチの少なくとも一方の操作が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除する構成をもって課題を解決する手段としている。
なお、運転関連操作のスイッチは、例えば自動スイッチを始め、追い焚きスイッチ、タイマ予約スイッチ、注水スイッチ等、様々なスイッチを含むものであり、個々の給湯装置に適宜設けられる。
さらに、第9の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なうリモコン装置において、オン操作によって給湯装置の遠隔操作を可能状態に設定し、オフ操作によってその遠隔操作の可能状態を解除する運転スイッチと、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部とを有し、前記表示部に文字情報の表示が行われているときに前記運転スイッチのオフ操作が行われたときには、前記文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、前記文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作との少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに運転スイッチのオン操作が行われたときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第10の発明は、浴室を含む給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置のリモコン装置において、オン操作によって給湯装置の湯張り動作と該湯張り動作の後の浴槽内の湯の保温動作とを行なう自動スイッチと、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部とを有し、前記湯張り動作中または前記保温動作中に前記表示部に文字情報の表示が行われているときに前記自動スイッチのオフ操作が行われたときには、前記文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、前記文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作の少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、省電力モードの動作状態のときに自動スイッチのオン操作が行われたときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第11の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なうリモコン装置において、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部と、前記文字情報の表示と非表示を選択する文字放送スイッチとを有し、前記表示部に文字情報の表示が行われているときに前記文字放送スイッチのオフ操作が行われたときには、前記文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作とを行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに前記文字放送スイッチのオン操作が行われたときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第12の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なうリモコン装置において、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部と、浴槽の水位を検出する浴槽水位検出手段とを有し、該浴槽水位検出手段により人が浴槽から出ることによる水位下降が検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作との少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに前記浴槽水位検出手段により人の浴槽への入浴による水位上昇が検出されたときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第13の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置のリモコン装置において、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部と、人の浴槽への入浴と人の浴槽からの出浴を検出する人検知センサとを有し、該人検知センサのセンサ出力に基づき人が浴槽から出たことが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作との少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに前記人検知センサのセンサ出力に基づき人の浴槽への入浴を検出したときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第14の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置のリモコン装置において、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部と、人の浴室への入室と人の浴室からの退室を検出する人検知センサとを有し、該人検知センサのセンサ出力に基づき人が浴室から出たことが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作との少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに前記人検知センサのセンサ出力に基づき人の浴室への入室を検出したときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第15の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう浴室設置のリモコン装置において、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部と、浴室内の音を集音するマイクとを有し、該マイクの集音情報に基づき人が浴室から出たことが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作との少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに前記マイクの集音情報に基づき人の浴室への入室を検出したときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第16の発明は、給湯先への給湯機能を具備した給湯装置の回路に信号接続されて該給湯装置の遠隔操作を行なう台所設置のリモコン装置において、放送信号に含まれる文字情報信号を受信する文字情報受信部と、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示する表示部と、前記文字情報の前記表示部への表示を指令する文字情報表示指令部と、人が台所を含む台所近傍領域に居るか否かを検出する人検知センサとを有し、該人検知センサのセンサ出力に基づき人が前記台所近傍領域から離れたことが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作との少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに前記人検知センサのセンサ出力に基づき人が前記台所近傍領域にいることを検出したときには省電力モードの動作状態を解除する省電力モード実行部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第17の発明は、上記第6乃至第16のいずれか一つの発明の構成に加え、前記文字情報受信部が文字情報信号のうちの災害に関する災害文字情報信号を受信したときに表示部の文字情報表示が非表示状態のときには、該非表示状態を解除して表示部に前記災害文字情報信号に基づく災害文字情報を表示可能にする災害情報表示指令部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第18の発明は、上記第6乃至第17のいずれか一つの発明の構成に加え、前記文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返す動作と、文字情報受信部を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返す動作とのいずれか一方の動作中に前記文字情報受信部が文字情報信号のうちの災害に関する災害文字情報信号を受信したときには、該災害情報信号に基づく災害情報を予め定めた設定表示時間または設定回数表示する指令を行う災害情報受信時動作制御部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第19の発明は、上記第6乃至第18のいずれか一つの発明の構成に加え、前記文字情報受信部の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返す動作を予め定めたオンオフ繰り返し設定時間または設定回数経過しても前記文字情報受信部による文字情報信号の受信が行われないときには前記文字情報受信部の電源を予め定めた電源オフ設定時間オフさせる文字情報受信部電源オフ制御部が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第20の発明は、上記第1乃至第19のいずれか一つの発明の構成に加え、前記表示部は給湯設定温度を含む給湯関連情報と文字情報とを切り替え表示する構成と成し、前記給湯関連情報と前記文字情報との相互の画面切り替えとその切り替えタイミングを指令制御する画面切替表示制御部と、この画面切替表示制御部の指令に応じて前記表示部の文字情報の表示と給湯関連情報の表示との切り替え表示を制御する表示制御部とを有する構成をもって課題を解決する手段としている。
本発明によれば、リモコン装置を、以下のようにして、適宜、省電力モードの動作状態とする省電力モード実行部が設けられているので、例えば文字情報を表示部に非表示にするための煩雑な操作をしなくても、文字情報の表示の必要性が低いときや表示の必要性がないときには、文字情報を非表示状態としたり、文字情報受信部の電源制御や消費電力の制御を行ったりする等の省電力動作を行え、以下のように、省電力のリモコン装置を実現できる。
つまり、本発明において、予め定めた省電力モード実行条件を満たしたときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、前記文字情報受信部の電源をオフする動作と、前記表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作の少なくとも一方を行うことにより、リモコン装置を省電力モードの動作状態とする構成によれば、予め定めた省電力モード実行条件を満たしたときに省電力モードを実行して、文字情報を非表示状態としたり、文字情報信号の受信をオフしたりして、省電力のリモコン装置を実現できる。
また、本発明において、上記予め定めた省電力モード実行条件を満たしたときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、省電力モード実行部が、文字情報受信部の電源をオフする動作の代わりに、文字情報受信部の電源のオンとオフを繰り返し行う動作と、文字情報受信部を通常の消費電力で稼動する通常モードと低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを繰り返し行う動作のいずれか一方の繰り返し動作を行う構成においては、予め定めた省電力モード実行条件を満たして省電力モードの実行が好ましいときには、文字情報受信部の電源のオンとオフの繰り返し動作や、文字情報受信部の通常モードとスリープモードまたはスタンバイモードの繰り返し動作によって、文字情報受信部の省電力稼動を実現できる。
文字情報信号のうち、緊急を要する災害文字情報信号等の信号は、例えば10分といった設定発信時間連続して放送局から発信されるので、上記繰り返し動作を行う構成においては、文字情報受信部の電源オンオフの周期(時間)や通常モードとスリープモードまたはスタンバイモードとを切り替える時間を適宜設定することにより、省電力モードの動作状態時であっても災害情報等の緊急情報は受信することができる。また、定期的に内容を更新できるので表示のレスポンスを上げることができる。そして、この際、表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作が行われていない、または、この非表示動作の解除が行われれば、緊急情報表示は行える。
したがって、上記のように、省電力モードの動作状態時に、文字情報受信部の電源オンオフを設定周期で繰り返したり、文字情報受信部の稼動の消費電力制御を行ったりする構成においては、緊急文字情報等の受信と表示により利用者の安全への対処を促す動作を行え、省電力モードの動作状態時に、文字情報受信部の電源をオフしてしまうよりも、さらにリモコン装置の利便性を向上させることができる。
なお、上記省電力モード実行条件を、給湯装置の使用停止後から予め定めた設定時間が経過したこととしたり、給湯装置の湯張り動作の終了後から予め定めた設定時間が経過したこととしたり、給湯装置の追い焚き動作の終了後から予め定めた設定時間が経過したこととしたり、給湯装置の保温動作の終了後から予め定めた設定時間が経過したこととしたり、リモコン装置のスイッチの操作が行われない状態が予め定められた設定時間経過したときとすることにより、文字情報の表示の必要性が低いときや表示の必要性がないときに、的確に上記省電力モードを実行でき、省電力を実現できる。
さらに、本発明において、給湯装置の使用停止後から予め定めた設定時間が経過して、リモコン装置が省電力モードの動作状態と成している状態のときに給湯装置の使用が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除する構成によれば、給湯装置の使用によって、文字情報表示の必要性が高くなったときに省電力モードの動作状態を解除するので、利用者のニーズに適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
さらに、本発明において、給湯装置の使用停止後から予め定めた設定時間が経過してリモコン装置が省電力モードの動作状態と成している状態のときに、給湯関連設定のスイッチと給湯装置の運転関連操作のスイッチの少なくとも一方の操作が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除する構成によれば、給湯関連設定スイッチと運転関連操作スイッチの少なくとも一方の操作に応じて、文字情報表示の必要性が高くなったときに省電力モードの動作状態を解除するので、利用者のニーズに適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
さらに、本発明において、給湯装置の遠隔操作を可能状態としたり可能状態を解除したりする運転スイッチ、浴槽の湯張り動作を行う自動スイッチ、文字情報の表示と非表示を選択する文字放送スイッチのそれぞれについて、オフ操作が行われたときに省電力モードの動作状態とし、オン操作が行われたときに省電力モードの動作状態を解除する構成によれば、上記スイッチのオフ操作が行われて文字情報の表示の必要性が低いときや表示の必要性がないときには、省電力モードの動作状態として、リモコン装置の省電力を実現できる。
また、これらの発明は、運転スイッチ、自動スイッチ、文字放送スイッチ等の、オン操作が行われたときに省電力モードの動作状態を解除することにより、文字情報表示の必要性が高くなったときに省電力モードの動作状態を解除するので、利用者のニーズに適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
また、本発明において、省電力モードの動作状態時には、文字情報受信部の電源のオンとオフを繰り返し行う動作と、文字情報受信部を通常の消費電力で稼動する通常モードと低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを繰り返し行う動作のいずれか一方の繰り返し動作を行う構成によれば、前記の如く、文字情報受信部の電源オンオフの周期(時間)や通常モードとスリープモードまたはスタンバイモードとを切り替える時間を適宜設定することにより、省電力モードの動作状態時であっても災害情報等の緊急情報は受信できる。
したがって、この際、表示部の文字情報表示を非表示状態とする動作が行われていない、または、この非表示動作解除が行われれば、緊急情報表示は行うことができるので、緊急文字情報等の受信と表示により利用者の安全への対処を促す動作を行え、リモコン装置の利便性を向上させることができる。
さらに、本発明において、人の浴槽への入浴を検出する人検知センサのセンサ出力や浴槽水位検出手段により検出される浴槽水位の下降や上昇の情報に基づき、人が浴槽から出たこと検出してから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときにリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに人の浴槽への入浴を検出したときには省電力モードの動作状態を解除する構成によれば、利用者の入浴状況に対応させて省電力モードの動作状態の実行と解除を行えるので、リモコン装置の省電力が実現できると共に、浴槽に浸かっているときに文字情報の表示を見たいという利用者のニーズに、より一層適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
さらに、本発明において、人の浴室への入室を検出する人検知センサのセンサ出力やマイクの集音情報に基づき、人が浴室から出たことを検出してから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときにリモコン装置を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに人の浴室への入浴を検出したときには省電力モードの動作状態を解除する構成によれば、利用者が浴室内にいるか否かの状況に対応させて省電力モードの動作状態の実行と解除を行えるので、リモコン装置の省電力が実現できると共に、浴室にいるときに文字情報の表示を見たいという利用者のニーズに適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
なお、マイクの集音情報に基づき、人が浴室に入室したことや浴室から出たことを検出する構成は、人の話し声や、シャワーの音を集音して人が浴室いることを検出することができるので、この検出タイミングと音の集音が検出されなくなったときのタイミングとの両方に基づいて、人の浴室からの退室と人の浴室への入室を判断できる。例えば、人が浴槽に浸かっているときは静かなので、マイクの集音はないが、浴室内で集音が開始されてから最初に集音が無くなったときには浴槽に入浴していると判断でき、その後、浴室内での集音が行われ、再び、集音が無くなったときには、人が浴室から出たと判断できる。
また、上記のように、人が浴室から出たり、浴槽から出たりすることが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに省電力モードの動作状態とする構成において、省電力移行設定待機時間は適宜設定されるものであり、ゼロとすることもできる。省電力移行設定待機時間をゼロに設定した場合は、人が浴室から出たり、浴槽から出たりすることが検出された直後に省電力モードの動作への移行が行われる。
さらに、本発明において、人検知センサの出力に基づき人が台所を含む台所近傍領域から離れたことが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに人が台所または台所近傍にいることを検出したときには省電力モードの動作状態を解除する構成によれば、利用者が台所やその近傍領域にいるか否かの状況に対応させて省電力モードの動作状態の実行と解除を行えるので、リモコン装置の省電力が実現できると共に、台所にいるときに文字情報の表示を見たいという利用者のニーズに適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
さらに、本発明において、文字情報受信部が災害文字情報信号を受信したときに表示部の文字情報表示が非表示状態のときには、該非表示状態を解除して表示部に前記災害文字情報信号に基づく災害文字情報を表示可能とする構成によれば、省電力モード状態で表示部の文字情報表示が行われていないときでも、災害文字情報を受信したときには確実に災害情報表示を行うことができるので、利用者に安全に対する対処を促すことができる。
さらに、本発明において、文字情報受信部の電源のオンとオフや、通常モードとスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返す動作中に前記文字情報受信部が文字情報信号のうち災害に関する災害文字情報信号を受信したときには、該災害情報信号に基づく災害情報を予め定めた表示時間表示する指令を行う構成によれば、災害文字情報を表示して、利用者に安全に対する対処を促すことができ、かつ、その後の所定(設定)時間後または所定回数表示後には文字情報表示を非表示状態とすることで、より一層省電力効果が高いリモコン装置を実現できる。
さらに、本発明において、文字情報受信部の電源のオンオフ動作を予め定めたオンオフ繰り返し設定時間経過しても前記文字情報受信部による文字情報信号の受信が行われないときには前記文字情報受信部の電源を予め定めた電源オフ設定時間オフさせる構成によれば、例えば文字情報の放送が終了した以降は文字情報受信部の電源を電源オフ設定時間の間、オフすることができるので、より確実に省電力効果を発揮できるリモコン装置を実現できる。
さらに、本発明において、給湯関連情報と文字情報とをリモコン装置の表示部に切り替え表示する構成によれば、文字情報を表示する場合は、給湯関連情報を消して表示部の全領域を文字情報の表示面とすることができ、文字情報と給湯関連情報とを併記するものに比べ文字情報の表示面積を大きくすることができることとなる。このことにより、文字情報の文字を大きく表示でき、利用者は離れた位置からでも文字情報を支障なく読むことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発明に係る実施形態例のリモコン装置1と給湯装置27との配置例を示しており、この実施形態例において、リモコン装置1は浴室に設置されている風呂用のリモコン装置である。
給湯装置27は浴室28の外(建物の外)に配置され、浴室28内には浴槽26が設置され、給湯装置27と浴槽26は後述する図11に示されるように、追い焚き循環路25の戻り管23と往管24によって配管接続されている。リモコン装置1は浴槽26の近くの浴室側壁30に設置されるが、その設置位置は浴槽26内からリモコン装置1の表示画面が見易い位置となっている。
給湯装置27は浴槽26を含む給湯先への給湯機能と、浴槽26への自動湯張り機能と、湯張りした浴槽26の湯の保温機能と、浴槽内湯水の追い焚き機能とを具備するもので、リモコン装置1と信号接続されている。この実施形態においては、2芯の信号線を用いてリモコン装置1は給湯装置27の回路、つまり、給湯装置27の燃焼制御回路に接続されている。なお、図1において、符号29は浴室28の浴室入口を示しており、この浴室入口29には開閉式又はスライド式の戸が設けられている。
図2は、本発明に係るリモコン装置の一実施形態例の外観構成を示すもので、筐体ケース31の表面側には表示画面32と、マイク33と、スピーカ34と、運転スイッチ35と、自動スイッチ36と、文字放送スイッチ37と、給湯関連設定スイッチ38とが設けられている。
本実施形態例においては、文字放送の文字情報と給湯関連情報を切り替え表示する表示部に表示画面32が設けられている。表示画面32は、例えば、液晶表示器(LCD)や、蛍光管表示(VFD)、発光ダイオード(LED)、ドットマトリックス表示、ブラウン管等の適宜の画面によって形成されるものであり、いずれの画面を適用してもよい。給湯関連情報とは、例えば、給湯設定温度、湯張り設定温度、湯張り設定水位、風呂温度、湯張り水位、給湯検出温度等の給湯機能の動作と、湯張り機能や保温機能の動作とにおいて必要な、各種設定値と各種センサ検出値の情報であり、文字情報は、例えば災害文字情報やニュース、スポーツ等の情報である。
マイク33とスピーカ34は、通常は他のリモコン装置との間で会話を行なうときに使用されるもので、例えば、入浴中にリモコン装置と台所に設置されている台所リモコン装置との間で、入浴している者が台所にいる者に浴室にタオルを持ってきてもらう等の要請を行うときの会話に使用される。
運転スイッチ(給湯スイッチ)35はスイッチオンとすることにより、リモコン装置1の回路を動作可能な状態にし、スイッチオフとすることにより、回路動作を停止状態とするものである。つまり、運転スイッチ35は、オン操作によって給湯装置27の遠隔操作を可能状態に設定し、オフ操作によってその遠隔操作の可能状態を解除するものであり、給湯装置27の給湯機能の動作はこの運転スイッチ35がオンの状態で行われる。
自動スイッチ36は湯張り動作から保温動作にかけての一連の動作の開始と停止を指令するものであり、スイッチオンによりその動作が開始し、スイッチオフの状態で動作停止状態となる。なお、本実施形態例では、上記のように、自動スイッチ36のオン操作によって給湯装置27の浴槽26への湯張り動作と該湯張り動作の後の浴槽26内の湯の保温動作とを行うようにしたが、湯張り動作のみを行う構成とすることもできる。
文字放送スイッチ37は文字放送の表示(文字情報の表示)と非表示とを指令するものであり、スイッチオンにより、文字情報の表示開始となり、スイッチオフにより表示停止となる。本実施形態例では、文字放送スイッチ37がオフの場合、通常は(後述する省電力モードの動作状態時や災害文字情報を強制的に表示させるときを除くときは)、表示画面32に、前記給湯関連情報の表示が行われる。
給湯関連設定スイッチ38は、給湯設定温度、湯張り設定温度、風呂温度、湯張り水位等の給湯機能と湯張り機能と、保温時間等の保温機能の動作を行なう上で必要な設定値を指定入力するために使用される各種のスイッチ群である。
この給湯関連設定スイッチ38のスイッチ群には、図示されていない追い焚きスイッチが設けられており、追い焚きスイッチは、オン操作により浴槽26内の湯水の追い焚きを行うスイッチである。この追い焚き指令に従い、給湯装置27の浴槽26内の湯水の追い焚きが終了すると(浴槽26内の湯水温が予め定めた追い焚き設定温度に達すると)追い焚きの動作は自動的に終了する。また、追い焚き動作中に追い焚きスイッチのオフ操作をすると、追い焚き動作の途中で追い焚きの動作が停止される。
次に、このリモコン装置1を用いて行なう給湯装置27の動作の一例を図11に示す給湯装置27の模式構成に基き簡単に説明する。なお、図11の構成は本出願人が特願平7−129831号において開示した構成のもので、現時点においては既に公知となっているので、給湯装置自体の構成説明は省略する。
図11において、給湯装置27の制御装置3に風呂用のリモコン装置1と台所リモコン装置2とが信号接続されているが、台所用のリモコン装置2は台所に設置されるものであり、この台所リモコン装置2には本実施形態例のリモコン装置1が備える文字放送の受信機能の回路(受信モジュールの回路)や、文字放送の文字情報を表示する構成は設けられていないが、それ以外の構成はリモコン装置1,2は同じである。(勿論、台所用のリモコン装置2にもこれらの文字放送に関する機能を設けることは可能である。)なお、給湯装置27の各機能の動作は制御装置3の制御によって行なわれる。
給湯装置27の給湯機能、湯張り機能、保温機能等の各機能の動作は公知であるが、リモコン装置の説明に関連するので以下に、簡単に説明する。給湯機能の動作は、リモコン装置1又は台所リモコン装置2の運転スイッチ35をオンし、この状態で給湯管路11の給湯先に設けられている給湯栓(図示せず)を開くことにより開始する。給湯栓の開により、制御装置3は流量センサ4により給水管路5を通水する最低作動流量以上の流量を検出すると、給湯バーナ10を燃焼し、給湯熱交換器7を通る水を加熱して湯を作成し、その湯を給湯管路11を通して給湯先へ供給する。
この給湯機能の動作では、制御装置3は入水温度センサ6による入水温と、流量センサ4による給湯量と、給湯温度センサ8による給湯温(出湯温)との検出情報に基き、給湯湯温が台所用のリモコン装置2(又は風呂用のリモコン装置1)で設定された給湯設定温度となるようにガス通路9から供給されるガス量を図示されていない比例弁の開弁量によって制御する。給湯動作は給湯先の給湯栓が閉止されることによって終了する。つまり、給湯栓の閉止によって流量センサ4が通水の停止を検出したときに、制御装置3は給湯バーナ10へのガス供給を遮断し、給湯バーナ10の燃焼を停止する。
湯張り機能の動作は、前記運転スイッチ35がオンされている状態で、風呂用のリモコン装置1(又は、台所用のリモコン装置2)の自動スイッチ36をオンすることにより開始する。そうすると、注湯電磁弁13が開かれ、前記給湯機能の動作と同様に給湯熱交換器7を通る水は給湯バーナ10の燃焼加熱により湯となり、その湯は、給湯管路11から注湯路14に入り、戻り管23と往管24を有して構成される追い焚き循環路25を通して浴槽26へ落とし込まれる。
浴槽26の水位は水位センサ20としての圧力センサによって検出され、この検出水位が給湯関連設定スイッチ38によって設定された浴槽の設定水位に達したときに注湯電磁弁13が閉じられ、湯張り動作が終了する。この湯張りの動作においては、制御装置3は給湯関連設定スイッチ38によって設定された湯張りの設定温度となるように給湯熱交換器7の給湯湯温を制御する。
自動スイッチ36による自動運転の動作においては、湯張り機能の動作に引き続き保温機能の動作が行なわれる。この保温機能の動作は、所定の時間間隔で、循環ポンプ21を短時間起動し、浴槽26の湯を追い焚き循環路25を通して循環し、風呂温度センサ18により浴槽26の湯温(風呂温度)を検出する。風呂の検出温度が給湯関連設定スイッチ38で設定された風呂の設定温度よりも許容範囲を外れて低下したときには、循環ポンプ21を駆動して浴槽26の湯水を追い焚き循環路25を通して循環しながら、風呂バーナ16の燃焼により追い焚き熱交換器15で加熱し、追い焚きを行う。そして、風呂温度センサ18の検出温度が風呂の設定温度に達したときに循環ポンプ21を停止し、風呂バーナ16の燃焼を停止する。
このように保温機能の動作(保温動作)は湯張りが終了してから所定の時間(例えば4時間)にわたって行なわれる。保温機能と供に保水機能の動作を行う給湯装置27においては、水位センサ20によって浴槽の水位が監視され、浴槽の水位が設定水位から許容範囲を越えて低下したときには注湯電磁弁13が開けられて給湯熱交換器7側から設定水位に達する不足分の湯量が補充され、浴槽水位を設定水位に維持する保水動作が行なわれる。
追い焚き機能による浴槽湯水の追い焚き動作は、前記運転スイッチ35がオンされている状態で、リモコン装置1(又は、台所用のリモコン装置2)の追い焚きスイッチをオンすることにより開始する。追い焚きの動作は、循環ポンプ21が駆動されて浴槽26の湯水が追い焚き循環路25を通して循環されるもので、この循環水が流水スイッチ22で検知されたときに風呂バーナ16が燃焼駆動され、追い焚き熱交換器15を通るときに循環湯水を加熱昇温して浴槽湯水の追い焚きを行う動作である。
この追い焚き動作は風呂温度センサ18が風呂温度を検出し、その検出温度が風呂設定温度に達したときに風呂バーナ16の燃焼停止と循環ポンプ21の停止とが行なわれて終了する。
なお、図11において、12は流量センサ、22は流水スイッチ、19は循環ポンプ21の吐出口と追い焚き熱交換器15の入水口を連通接続する管路、17は風呂バーナ16へのガス通路をそれぞれ示している。
図3は、本発明のリモコン装置1の第1実施形態例における制御構成を示すもので、筐体ケース31(図2参照)の内部に、文字情報受信部(文字放送受信モジュール)40、表示制御部41、災害情報受信時動作制御部57、画面切替表示制御部42、文字情報表示指令部45、給湯関連情報表示指令部59、省電力モード実行部53、電源オンオフ制御回路54、非表示モード制御部56の回路が回路基板に形成されて収容されている。
本実施形態例のリモコン装置1は、給湯関連情報の表示と文字情報の表示の両方を行うものであり、前記文字放送スイッチ37のオン信号は文字情報表示指令部45に加えられ、文字放送スイッチ37のオフ信号は給湯関連情報表示指令部59に加えられる。
文字情報受信部40は、文字放送を受信するために必要な、アンテナ、復調回路、復調回路で復調された信号から文字情報信号を分離する回路等を有しており、これらの回路構成は、特許文献1、3等に示されているように、公知であるので、その回路構成の説明は省略する。
なお、文字情報受信部40には、災害情報判断部39が設けられている。文字放送には、地震や津波などの緊急を要する災害情報を放送する際に、例えば情報信号の先頭に特定の信号(災害情報であることを示す符号)を付して送信される災害文字情報信号があり、この災害文字情報信号の送受信構成については、特許文献1等に示されているように、公知であるので、その詳細説明は省略するが、上記特定の信号に基づき、災害情報判断部39は前記文字情報信号のうち災害に関する災害文字情報信号を区別判断する。
文字情報受信部40で受信された文字情報信号は表示制御部41に加えられる。また、災害情報判断部39が災害文字情報信号を判断したときには、その判断情報は文字情報表示指令部45と災害情報受信時動作制御部57とに加えられる。
文字情報表示指令部45は、例えば文字放送スイッチ37のオン操作に基づいて、前記文字情報受信部40で受信された文字情報信号に基づく文字情報の表示画面32への表示を指令する。この指令は、画面切替表示制御部42に加えられ、画面切替表示制御部42を介して表示制御部41に加えられる。
なお、文字情報表示指令部45は、文字情報が災害情報に関する情報である場合、他の文字情報に優先して災害文字情報の表示を指令する。つまり、文字情報表示指令部45は、前記災害情報判断部39が災害文字情報信号を判断したときには、その判断情報を受けて、災害文字情報の表示を指令する。
給湯関連情報表示指令部59は、前記給湯関連情報の表示を指令するものであり、文字放送スイッチ37のオフ操作信号を受けて、給湯関連情報の表示を指令する。この指令は画面切替表示制御部42に加えられ、画面切替表示制御部42を介して表示制御部41に加えられる。
画面切替表示制御部42は、前記給湯関連情報と前記文字情報との相互の画面切り替えとその切り替えタイミングを指令制御するものである。前記文字情報表示指令部45からの文字情報表示の指令を受けたときに、表示部の表示画面32に給湯関連情報の表示が行われているときには、給湯関連情報の表示から文字情報表示への切り替えを指令し、その逆に、給湯関連情報表示指令部59からの給湯関連情報表示の指令を受けたときに、表示部の表示画面32に文字情報の表示が行われているときには、文字情報の表示から給湯関連情報表示への切り替えを指令する。これらの指令は前記表示制御部41に加えられる。
表示制御部41は、メモリ43を内蔵しており、このメモリ43に、前記文字情報受信部40から供給される文字情報と、給湯関連設定スイッチ38によって設定される給湯設定温度、湯張り設定温度、風呂の設定温度(風呂設定温度)、浴槽設定水位(風呂設定水位)等の設定値(給湯関連事項の設定値)や、入水温度センサ6、給湯温度センサ8、風呂温度センサ18等の給湯関連温度センサ群のセンサ検出値や、水位センサ20で検出される風呂の検出水位の値等の給湯関連情報も記憶保持する。
なお、表示制御部41は、メモリ43に、そのメモリ容量の範囲内で上記給湯関連情報と文字情報を、その種類毎に予め定められた記憶領域に記憶保持する。
また、表示制御部41は、前記文字情報表示指令部45の指令に応じ、前記文字情報信号に基づく文字情報を表示画面32に表示する。表示制御部41は、表示画面32に文字情報を表示する場合、文字情報の先頭から末尾までの全体の文章を一画面に一括表示することも可能であるが、この実施形態例では、文字を大きく表現するために、スクロール方式によって、文字情報の文章が表示画面32の一端側から他端側に流れていくような形態で表示制御する構成と成している。
さらに、表示制御部41は、給湯関連情報表示指令部59の指令に応じ、前記給湯関連情報の表示を行う。
省電力モード実行部53は、表示画面32に文字情報の表示が行われているときに、運転スイッチ35によるスイッチ操作に対応させて、リモコン装置1を省電力モードの動作状態としたり、その省電力モードの動作状態の解除を行ったりするものである。省電力モード実行部53は、表示制御部41の制御情報に基づき、表示画面32に文字情報の表示が行われているかどうかを判断し、以下に示すような制御を行う。
つまり、省電力モード実行部53は、前記表示画面32に文字情報の表示が行われているときに前記運転スイッチ35のオフ操作が行われたときには、リモコン装置1を以下に示す省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに運転スイッチ35のオン操作が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除する。
第1実施形態例において、省電力モードの動作状態は、前記文字情報受信部40の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返す繰り返し動作と、前記表示画面32の文字情報表示を非表示状態とする動作の両方を行うことによりリモコン装置1を省電力とする動作状態である。
つまり、省電力モード実行部53は、電源オンオフ制御回路54に文字情報受信部40の電源のオンとオフの繰り返し動作の指令を行い、非表示モード制御部
56に表示画面32の文字情報表示を非表示状態とする動作の指令を行う。
電源オンオフ制御回路54は、文字情報受信部40の電源のオンとオフの動作を制御するものであり、メモリ(図示せず)に文字情報受信部40の電源のオンとオフの動作制御のためのオンオフ設定周期を格納し、このオンオフ設定周期に基づいて、予め定めた時間で文字情報受信部40の電源のオンとオフの動作制御を行う。
図5(a)には、電源オンオフ制御回路54による、文字情報受信部40の電源オンオフ制御の一例が示されている。この例では、文字情報受信部40の電源を1分オンした後、5分オフする動作を上記オンオフ設定周期に基づく時間制御動作としており、電源オンオフ制御回路54は、省電力モード実行部53から指令を受けたときには、図5(a)に示すように、文字情報受信部40の電源のオンとオフ動作を交互に繰り返し制御する。
非表示モード制御部56は、表示画面32の文字情報表示を非表示状態とする。この動作は、例えば、表示画面32の文字情報表示のための回路駆動の電源をオフして、つまり、例えば表示画面32の文字情報表示に関係する液晶表示器や蛍光表示管等の回路駆動の電源をオフして、表示画面32に文字情報表示が行われない、非表示状態(非表示モードの動作状態)とする。
なお、本実施形態例では、この非表示モードの動作状態のときでも、例えば、運転スイッチ35のオンオフの表示や、給湯装置27により燃焼運転が行われているときの燃焼表示等、予め設定された必要最低限の表示は、表示画面32に表示するようにしている。
なお、本実施形態例では、災害情報受信時動作制御部57を設けており、非表示モード制御部56により表示画面32の文字情報表示を非表示状態としているときでも、前記文字情報受信部40が文字情報信号のうちの災害に関する災害文字情報信号を受信したとき(災害情報判断部39が災害文字情報信号を受信したことを判断したとき)には、災害情報受信時動作制御部57が、前記表示画面32の文字情報表示の非表示状態を解除する指令を非表示モード制御部56に加える。
そうすると、前記文字情報表示指令部45から災害文字情報表示の指令を受けた表示制御部41は、表示画面32に前記災害文字情報信号に基づく災害文字情報を表示させることができるようになる。
この災害文字情報の表示は、災害情報受信時動作制御部57に予め与えられている設定表示時間(例えば1分)だけ行われ、その後は、次の災害文字情報信号が受信されるまで、表示画面32の文字情報表示が非表示状態となる。
なお、本実施形態例において、電源オンオフ制御回路54がオンのときに受信したデータはメモリ43に記憶され、この記憶データが表示されるので、電源オンオフ制御回路54がオンオフ動作を繰り返していても(つまり、文字情報受信部40の電源がオフの時があっても)、文字情報の表示は、例えば上記設定表示時間、続けられる。
本実施形態例によれば、文字情報表示が行われているときに運転スイッチ35のオフ操作が行われて、文字情報の表示の必要性が低いときや表示の必要性がないときには、省電力モードの動作状態として、リモコン装置1の省電力を実現でき、また、運転スイッチ35のオン操作が行われたときに省電力モードの動作状態を解除することにより、文字情報表示の必要性が高くなったときに省電力モードの動作状態を解除するので、利用者のニーズに適応した、利便性が高いリモコン装置を実現できる。
また、本実施形態例によれば、前記の如く、文字情報受信部40の電源オンオフの周期を適宜設定することにより、省電力モードの動作状態時であっても、災害情報等の緊急情報は受信し、そのとき、災害情報受信時動作制御部57の制御に基づいてその情報を表示することができるので、緊急文字情報等の受信と表示により利用者の安全への対処を促す動作を行え、リモコン装置の利便性を向上させることができる。
さらに、本実施形態例によれば、災害情報受信時動作制御部57の制御に基づいて災害文字情報を表示する際も、文字情報受信部40が受信したデータをメモリ43に記憶して表示するので、この災害文字情報表示中に文字情報受信部40の電源オンの状態を継続して行うわけではなく、文字情報受信部40の電源のオンオフ動作は繰り返し行うので、リモコン装置1のより一層の省電力化を図ることができる。
次に、本発明に係るリモコン装置の第2実施形態例について説明する。第2の実施形態例は、図4に示す制御構成を有しており、図3の電源オンオフ制御回路54と災害情報受信時動作制御部57の代わりに、モード切り替え制御部55と、災害情報表示指令部58を設けている。
第2の実施形態例は、上記第1実施形態例と同様に、前記表示画面32に文字情報の表示が行われているときに前記運転スイッチ35のオフ操作が行われたときに、リモコン装置1を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに運転スイッチ35のオン操作が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除するが、以下に示すように、省電力モードの動作状態を第1実施形態例と異にしている。
つまり、第2の実施形態例において、省電力モードの動作状態は、前記文字情報受信部40を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードとを予め定めた時間で交互に繰り返す繰り返し動作と、前記表示画面32の文字情報表示を非表示状態とする動作の両方を行うことによりリモコン装置1を省電力とする動作状態である。
つまり、第2実施形態例において、省電力モード実行部53は、省電力モードの動作状態とするときには、モード切り替え制御部55に上記モード切り替えの繰り返し動作の指令を行い、非表示モード制御部56に表示画面32の文字情報表示を非表示状態とする動作の指令を行う。
モード切り替え制御部55は、文字情報受信部40を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと、文字情報受信部40を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードとを、予め定めた時間で交互に繰り返すものである。モード切り替え制御部55はメモリ(図示せず)を有し、このメモリに、上記モード切り替え制御のためのモード切り替え設定周期を格納し、このモード切り替え設定周期に基づく時間で文字情報受信部40の消費電力を通常モードとスリープモードとに交互に切り替える動作制御を行う。
図5(b)には、モード切り替え制御部55による、文字情報受信部40の消費電力のモード切り替え制御の一例が示されている。この例では、文字情報受信部40を通常モードで1分稼動させた後、スリープモードで5分稼動する動作を行うようにしている。モード切り替え制御部55は、省電力モード実行部53から指令を受けたときには、図5(b)に示すように、文字情報受信部40の消費電力を通常モードとスリープモードとに交互に繰り返し制御する。
なお、第2実施形態例では、モード切り替え制御部55を設けて通常モードとスリープモードとを繰り返す動作を行っているが、モード切り替え制御部55を設ける構成において、その制御切り替えは、スリープモードの代わりにスタンバイモードを適用することもできる。
なお、第2の実施形態例において、非表示モード制御部56により表示画面32の文字情報表示を非表示状態としているときでも、前記文字情報受信部40が文字情報信号のうち災害に関する災害文字情報信号を受信したとき(災害情報判断部39が災害文字情報信号を受信したことを判断したとき)には、災害情報表示指令部58が、前記表示画面32の文字情報表示の非表示状態を解除する(例えば情報表示のための電源をオンする)指令を非表示モード制御部56に加える。
そうすると、前記文字情報表示指令部45から災害文字情報表示の指令を受けた表示制御部41は、表示画面32に前記災害文字情報信号に基づく災害文字情報を表示させることができるようになる。
この災害文字情報の表示に関し、第2実施形態例でも上記第1実施形態例と同様に、文字情報受信部40が受信したデータを表示制御部41がメモリ43に記憶し、表示する。したがって、スリープモード(またはスタンバイモード)の動作時は通常稼働時の消費電力より小さい低消費電力での稼動となるが、災害文字情報の表示は例えば設定表示時間(例えば1分)行われ、その後、次の災害文字情報信号が受信されるまで、表示画面32の文字情報表示は非表示状態となる。
第2の実施形態例も、上記構成および動作により、第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。また、第1実施形態例のように、電源オンオフ制御回路54を設ける場合、その分だけ、リモコン装置1を構成する回路点数が多くなるが、モード切り替え制御部55は、文字情報受信部40を構成するために予め設けられるマイコン回路とコマンドを用いて制御できる制御部であるため、第2実施形態例は、より少ない回路点数でリモコン装置1の省電力を実現できる。
次に、本発明に係るリモコン装置の第3実施形態例について説明する。第3実施形態例は、図3の破線に示すように、自動スイッチ36のオンオフ操作に基づいて、省電力モード実行部53が省電力モードの動作状態の実行と解除を行うようにしているが、それ以外の構成は、上記第1実施形態例と同様である。
つまり、第3実施形態例は、前記表示画面32に文字情報の表示が行われているときに前記自動スイッチ36のオフ操作または保温動作解除による自動オフ(保温が設定保温時間行われた後の自動オフ)が行われたときに、リモコン装置1を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに自動スイッチ36のオン操作が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除する。
この省電力モードの動作状態は、上記第1実施形態例と同様の動作状態であり、また、第3実施形態例においても、災害文字情報信号を受信したときの、災害情報受信時動作制御部57等による動作は上記第1実施形態例と同様である。
第3実施形態例は、以上のように構成され、上記動作により第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明に係るリモコン装置の第4実施形態例について説明する。第4実施形態例は、図4の破線に示すように、第3実施形態例と同様に、自動スイッチ36のオンオフ操作に基づいて、省電力モード実行部53が省電力モードの動作状態の実行と解除を行うようにしており、省電力モードの動作状態を、上記第2実施形態例と同様の動作状態としている。また、第4実施形態例においても、災害文字情報信号を受信したときの、災害情報表示指令部58等による動作は上記第2実施形態例と同様である。
第4実施形態例は、以上のように構成され、上記動作により第2実施形態例と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明に係るリモコン装置の第5実施形態例について説明する。第5実施形態例は、図6に示すように、省電力モード実行部53による省電力モードの動作状態の実行と解除を、水位センサ20により検出される浴槽26の水位に基づいて行うようにしたことであり、その他の構成は上記第1実施形態例と同様である。つまり、第5実施形態例は、省電力モードの動作状態および、該省電力モードの動作状態のときに災害文字情報信号を受信したときの動作状態が、上記第1実施形態例と同様である。
第5実施形態例は、水位センサ20により人が浴槽26から出ることによる水位下降が検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間(例えば1分)が経過したときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、省電力モード実行部53が、省電力モードの動作状態を実行し、該省電力モードの動作状態のときに水位センサ20により人の浴槽26への入浴による水位上昇を検出したときには省電力モードの動作状態を解除する。
なお、省電力移行設定待機時間は、省電力モード実行部53に設けられているメモリ52に格納されている。この値はゼロとしてもよく、その場合、人が浴槽26から出たことが検出されたときに文字情報表示が行われているときには、省電力モード実行部53が省電力モードの動作状態を実行する。
省電力モード実行部53には、人が浴槽26に入ったとき(入浴)と出たとき(出浴)を水位変動によって検出するための水位変動の判定基準値が与えられてメモリ52に格納されている。入浴検知の判定基準値としては、例えば、基準時間(例えば20秒間)に浴槽水位の上昇が基準値(例えば3cm)以上という判定値で与えられ、また、出浴検知の判定基準値としては、例えば、基準時間(例えば20秒間)に浴槽水位の下降が基準値(例えば3cm)以上という判定値で与えられる。これらの基準時間や基準値もメモリ52に格納されている。
省電力モード実行部53は、時計機構(図6の例ではタイマ44)により、水位センサ20の水位検出情報に基づき水位の変動が生じたときにタイマ44にタイマ動作を開始させ、基準時間内に水位の変動量が基準値に達しているか否かを判断し、水位上昇の変動量が水位上昇の基準値に達したときには人が浴槽26に入浴したものと判断する。一方、水位下降の変動量が水位下降の基準値に達したときには人が浴槽26から出浴したものと判断する。
そして、省電力モード実行部53は、人が浴槽26から出たと判断してから前記省電力移行設定待機時間が経過したときに前記表示部の表示画面32に文字情報の表示が行われているときには、省電力モードの動作状態を実行し、該省電力モードの動作状態のときに、人の浴槽26への入浴を判断したときには省電力モードの動作状態を解除する。
また、文字情報受信部40が災害文字情報信号を受信したときは、上記第1実施形態例と同様に、災害情報受信時動作制御部57の制御に基づき、表示画面32に災害文字情報を設定表示時間表示させる動作が行われる。
この第5実施形態例は上記第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。また、第5実施形態例においては、利用者の入浴状況に対応させて省電力モードの動作状態の実行と解除を行えるので、リモコン装置1の省電力が実現できると共に、浴槽26に浸かっているときに文字情報の表示を見たいという利用者のニーズに、より一層適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
次に、本発明に係るリモコン装置の第6実施形態例について説明する。第6実施形態例は、図1に示されるように、浴槽26の上方を検出領域とする人検知センサ46を浴室側壁30等に設置している。
第6実施形態例は、人の浴槽26への入浴と出浴とを、第5実施形態例においての水位センサ20による水位検出情報に代えて、人検知センサ46により検出し、図6の破線で示すように、省電力モード実行部53が、人検知センサ46検出信号(検知信号)によって省電力モードの動作状態の実行と解除とを指令するものであり、それ以外の構成は前記の第5実施形態と同じであり、第5実施形態例と同様の効果を奏する。
なお、人検知センサ46は、例えば遠赤外線センサによって構成され、人から放射される赤外線を感知して入浴と、出浴を検出(感知)する。省電力モード実行部53は、人検知センサ46から出浴検出信号を受けたとき、つまり、遠赤外線の変化量の入浴検知のしきい値と比較し、センサ出力がしきい値を下回ったときに浴槽26から出浴したものと判断し、この判断時から前記省電力移行設定待機時間が経過したときに省電力モードの動作状態を実行する。また、省電力モード実行部53は、人検知センサ46から人の入浴検出信号を受けたとき、つまり、前記センサ出力が前記しきい値を越えたときに人が浴槽26に入浴したものと判断し、省電力モードの動作状態を解除する。
次に、本発明に係るリモコン装置の第7実施形態例について説明する。第7実施形態例は、図7に示す制御構成を有している。この第7実施形態例は、上記第5実施形態例と同様に、省電力モード実行部53による省電力モードの動作状態の実行と解除を、水位センサ20により検出される浴槽26の水位に基づいて行うようにしているが、それ以外の構成は上記第2実施形態例と同様である。つまり、第7実施形態例は、省電力モードの動作状態および、該省電力モードの動作状態のときに災害文字情報信号を受信したときの動作状態を上記第2実施形態例と同様としている。
第7実施形態例は、上記構成により、上記第2実施形態例と同様の効果を奏することができると共に、上記第5実施形態例と同様に、人の入浴状況に合わせて省電力モードの実行と解除を図れ、上記第5実施形態例と同様の利便性が高いリモコン装置1を実現できる。
次に、本発明に係るリモコン装置の第8実施形態例について説明する。第8実施形態例は、上記第6実施形態例と同様に、浴槽26の上方を検出領域とする人検知センサ46を浴室側壁30等に設置し、図7の破線に示すように、省電力モード実行部53が、人検知センサ46の検出信号(検知信号)によって省電力モードの動作状態の実行と解除とを指令するものであり、それ以外の構成は前記の第7実施形態例と同じであり、第7実施形態例と同様の効果を奏する。
次に、本発明に係るリモコン装置の第9実施形態例について説明する。第9実施形態例は、図8に示す制御構成を有している。この第9実施形態例は、予め定めた省電力モード実行条件を満たしたとき、つまり、この実施形態例では、給湯装置27の使用停止後から予め定めた設定時間が経過したときに前記表示画面32に文字情報の表示が行われているときには、省電力モード実行部53が、省電力モードの動作状態を実行し、省電力モードの動作状態のときに給湯装置27の使用が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除する構成としている。
第9実施形態例は、省電力モードの動作状態の実行と解除とを、上記のように給湯装置27の使用状況に応じて行うようにした以外は、上記第1実施形態例と同様である。
第9実施形態例において、省電力モード実行部53は、流量センサ4の検出信号を取り込み、この検出値がゼロとなってから予め定めてメモリ52に格納されている設定時間(例えば20分)が経過したときに前記表示画面32に文字情報の表示が行われているときには、省電力モードの動作状態を実行する。また、省電力モードの動作状態のときに、流量センサ7の検出値がプラスの値となり、給湯装置27の使用が行われたと判断されたときには、省電力モードの動作状態を解除する。
第9実施形態例は、上記第1実施形態例と同様の効果を奏することができる。また、第9実施形態例は、給湯装置27が長い間使用停止されているときに文字情報を表示するといった無駄を防ぎ、かつ、給湯装置27の使用によって、文字情報表示の必要性が高くなったときに省電力モードの動作状態を解除するので、利用者のニーズに適応した、利便性が高いリモコン装置を実現できる。
次に、本発明に係るリモコン装置の第10実施形態例について説明する。第10実施形態例は、図9に示す制御構成を有している。この第10実施形態例は、省電力モードの動作状態の実行と解除とを、第9実施形態例と同様に、給湯装置27の使用状況に応じて行うようにしており、それ以外の構成は、上記第2実施形態例と同様であり、第2実施形態例と同様の効果を奏することができる。
なお、上記第9、第10実施形態例において、省電力モード実行条件は、湯張り関連情報から予め定めた設定時間が経過したこととしてもよい。つまり、例えば、給湯装置27の前記湯張り動作の終了後や、湯張り開始時や、湯張り終了5分前お知らせ時や、湯張り終了後に浴槽湯水を循環させて残り湯があった場合に行われる追い焚き終了後から予め定めた設定時間が経過したこととしてもよいし、給湯装置27の前記保温動作の終了後から予め定めた設定時間が経過したこととしてもよいし、追い焚き終了時から予め定めた設定時間が経過したこととしてもよいし、給湯装置27の運転に関する指令のための操作を行う運転関連操作のスイッチ(例えば運転スイッチ35や自動スイッチ36)や給湯装置27の運転に関する条件設定のための給湯関連設定のスイッチ(給湯関連設定スイッチ38)の操作が行われない状態が予め定められた設定時間経過したこととしてもよい。各設定時間は適宜設定される。
また、上記第9、第10実施形態例において、省電力モード実行部53は、省電力モードの動作状態のときに給湯装置27の使用が行われたときに省電力モードの動作状態を解除する代わりに、給湯関連設定スイッチ38と、自動スイッチ36等の運転関連操作スイッチの少なくとも一方の操作が行われたときに、省電力モードの動作状態を解除する構成としてもよい。
この場合も、給湯関連設定スイッチ38の操作や運転関連操作のスイッチの操作(例えばオン操作)によって、文字情報表示の必要性が高くなったときに省電力モードの動作状態を解除するので、利用者のニーズに適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現でき、上記第9、第10実施形態例と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態例に限定されず、様々な実施の形態を採り得る。例えば、本発明のリモコン装置と信号接続される回路を有する給湯装置の構成は特に限定されるものでなく適宜設定されるものであり、様々な公知の構成を採り得る。例えば、上記実施形態では給湯装置27はガスを燃料とした装置としたが石油を燃料とした給湯装置でもよいし、電気温水器等でもよい。
また、上記第6、第8実施形態例では、人検知センサ46による人の浴槽26への入浴と出浴の検出に基づいて、省電力モード実行部53が省電力モードの動作状態の実行と解除とを行うようにしたが、図1に示されるように、浴室入口29を検出領域とする人検知センサ47を浴室28内(又は浴室入口29の外側)に設置し、この人検知センサ47によって人の浴室28への入室と浴室28からの退室を検出して、省電力モード実行部53が省電力モードの動作状態の実行と解除とを行うようにしてもよい。
また、浴室28内に人が居ることをリモコン装置1のマイク33の集音の音量によって検出し、この集音情報に基づいて、省電力モード実行部53が人の浴室28への入室と退室を検出して、省電力モードの動作状態の実行と解除とを行うようにしてもよい。
なお、これら人検知センサ47の検出信号やマイク33の集音情報に基づいて省電力モード実行部53による省電力モードの動作状態の実行と解除とを行う構成においても、省電力モードの動作状態は、上記各実施形態例と同様の動作状態を採り得るものであり、また、災害文字情報信号受信時の対応も上記各実施形態例と同様の態様を採り得る。したがって、これらの例においても、省電力モード実行部53による省電力モードの動作状態の実行と解除の制御以外の構成は、上記第6、第8実施形態例と同様に構成される。
なお、人検知センサ47を設ける場合、人検知センサ47は、前記の人検知センサ46と同じように遠赤外線センサ等により形成される。
また、マイク33の集音情報を検出する構成においては、省電力モード実行部53には人の浴室利用を判定するための基準音量レベルがメモリ52に与えられる。マイク33は浴室内での人の話し声や、シャワー音等の風呂の利用時に発生する音量を集音し、その音量検出信号とメモリ52から読み出した基準音量レベルとを省電力モード実行部53が比較回路(図示せず)で比較し、集音音量が基準音量レベルを上回ったときに人が浴室利用をしているものと判断する。
なお、人が浴槽26に浸かっているときは静かなので、マイク33の集音はないが、例えば浴室28内で集音が開始されてから最初に集音が無くなったときには浴槽26に入浴していると判断でき、その後、浴室28内での集音が行われ、再び、集音が無くなったときには、人が浴室28から出たと判断できる。つまり、マイク33の集音の検出タイミングと音の集音が検出されなくなったときのタイミングとの両方に基づいて、人の浴室28からの退室と人の浴室への入室を判断できる。
上記のように、人検知センサ47のセンサ出力やマイク33の集音情報に基づき、人が浴室28から出たことを検出してから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときにリモコン装置1を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに人の浴室28への入浴を検出したときには省電力モードの動作状態を解除する構成とすると、利用者が浴室28内にいるか否かの状況に対応させて省電力モードの動作状態の実行と解除を行えるので、リモコン装置1の省電力が実現できると共に、浴室28にいるときに文字情報の表示を見たいという利用者のニーズに適応した、より利便性が高いリモコン装置を実現できる。
なお、上記のように、人が浴室28から出たことが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに省電力モードの動作状態とする構成において、省電力移行設定待機時間は適宜設定されるものであり、ゼロとすることもできる。省電力移行設定待機時間をゼロに設定した場合は、人が浴室から出たことが検出された直後に省電力モードの動作への移行が行われる。
さらに、上記各実施形態例では、省電力モード実行部53は、前記文字情報受信部40の電源オンオフの繰り返し動作または文字情報受信部40の消費電力を通常モードとスリープモード(またはスタンバイモード)の間で切り替えるモード切り替え繰り返し動作のいずれかの繰り返し動作と、表示画面32の文字情報表示を非表示動作とする非表示動作の両方を行うようにしたが、省電力モード実行部53は、繰り返し動作と非表示動作とのいずれか一方の動作のみを行うようにしてもよい。
さらに、図10に示すように、電源遮断回路48を設け、省電力モード実行部53は、省電力モード実行条件を満たしたとき、例えば、給湯装置27の使用停止後から予め定めた設定時間が経過したときに、文字情報受信部40の電源をオフする動作と、表示画面32の文字情報表示を非表示状態とする動作の少なくとも一方を行うことによりリモコン装置を省電力モードの動作状態としてもよい。このように、省電力モード実行部53が、省電力モードの動作状態のときに、文字情報受信部40の電源をオフするように指令を与えても、リモコン装置1の省電力化を図ることができる。
このように、電源遮断回路48を設ける構成においても、省電力モード実行条件は、給湯装置27の前記湯張り動作の終了後から予め定めた設定時間が経過したこととしてもよいし、給湯装置27の前記保温動作の終了後から予め定めた設定時間が経過したこととしてもよいし、給湯装置27の運転に関する指令を操作するための運転関連操作のスイッチ(例えば運転スイッチ35や自動スイッチ36)と給湯装置27の運転に関する条件設定のための給湯関連設定スイッチ38等のスイッチの操作が行われない状態が予め定められた設定時間経過したこととしてもよい。
また、図10に示した例のように、電源遮断回路48を設ける構成においても、省電力モードの動作状態の解除は、給湯装置27の使用が開始されたときとしてもよいし、給湯関連設定スイッチ38や運転関連操作のスイッチの操作が行われたときとしてもよい。
さらに、上記各実施形態例では、災害情報判断部39を設けたが、災害文字情報判断部39は省略することができる。ただし、災害情報判断部39を設けて上記各実施形態例のように、災害文字情報表示を行うようにすると、文字情報受信部40の電源がオンのときに、災害文字情報信号を受信したときには、災害情報を優先して表示させることができるので、好ましい。
さらに、上記実施形態例では、文字放送スイッチ37のオンオフにより文字情報の表示と非表示とを行う構成とし、スイッチオンにより文字情報の表示開始となり、スイッチオフにより文字情報表示停止となるようにしたが、文字放送スイッチ37の操作と文字情報表示等との関係は別の態様としてもよい。
例えば、初めて文字放送スイッチ37を押すと文字情報表示とラジオ等の音声提供とを行い、次に、文字放送スイッチ37を押すと文字情報表示のみの表示とを行い、次に、文字放送スイッチ37を押すとラジオ等の音声提供を行い、次に文字放送スイッチ37を押すと文字情報と音声提供の両方がオフする動作を行い、文字放送スイッチ37を押すごとに行われるこれら一連の動作を繰り返し行う構成としてもよい。
さらに、上記各実施形態例では、表示画面32は文字情報と給湯関連情報とを切り替え表示する構成とし、文字放送スイッチ37のオフ操作が行われたときには、表示画面32に給湯関連情報の表示を行うようにしたが、表示画面32に文字情報の表示が行われているときに前記文字放送スイッチ37のオフ操作が行われたときに、リモコン装置1を省電力モードの動作状態とし、省電力モードの動作状態のときに文字放送スイッチ37のオン操作が行われたときには、省電力モードの動作状態を解除するようにしてもよい。
この場合、例えば、給湯関連情報の表示操作部を設け、給湯関連情報の表示操作部を操作したときに給湯関連情報の表示を行うようにしたり、給湯関連設定スイッチ38、自動スイッチ36の操作が行われたときに給湯関連情報を表示するようにしたりすることができる。
さらに、上記の実施形態例では、浴槽水位の検出を行う水位センサ20を圧力センサを用いて構成したが、水面の高さを反射波によって検出したり、フロートの上下移動位置で検出する等、圧力センサ以外の様々な公知の水位検出手段によって構成してもよい。
さらに、上記各実施形態例では、表示画面32の文字情報の表示はスクロール方式としたが、例えば、文章の全文を一括表示する方式としたり、文章を区切って表示する方式とする等、スクロール以外の構成でもよい。
さらに、画面切替表示制御部42による画面切り替え表示は、上書きによって表示を切り替えるようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態例では、画面切替表示制御部42を設け、表示画面32に文字情報と給湯関連情報とを切り替え表示するようにしたが、表示画面32に、文字情報の表示領域と給湯関連情報の表示領域とを設け、これらの表示領域にそれぞれ対応する情報を表示するようにしてもよい。
さらに、上記各実施形態例では、文字放送はFM多重文字放送としたが、放送信号に含まれる文字情報信号は、AM多重文字放送の文字情報信号としてもよいし、TV多重文字放送の文字情報信号としてもよい。
さらに、表示部には、文字情報以外に画像情報、web情報等を表示してもよい。
さらに、表示画面32に文字情報を表示する場合に、文字情報の表示領域に文字情報を表示させるのに併せて、給湯燃焼表示と風呂燃焼表示の少なくとも一方を表示するようにしてもよい。この場合、表示は、例えば、給湯燃焼表示ランプの点灯や点滅、風呂燃焼表示ランプの点灯や点滅により行うことができる。また、台所設置のリモコン装置2と風呂設置のリモコン装置1において、それぞれ互いに異なる給湯温度を設定している場合に、いずれの給湯設定温度を優先して給湯燃焼運転を行うのかを、例えば優先ランプの点灯や点滅等の適宜の方法により表示してもよい。
さらに、FM文字放送受信部40は一度受信したニュース等を蓄えるRAMや文字フォントを記憶するROMと一体のものとしてもよい。
さらに、上記各実施形態例における、設定時間、しきい値等の設定値は、特に限定されるものでなく適宜設定されるものである。
さらに、上記実施形態例では、リモコン装置は浴室設置の風呂リモコン装置としたが、本発明のリモコン装置は台所設置の台所リモコン装置2としてもよい。
この場合、例えば、人が台所を含む台所近傍領域にいるか否かを検出する人検知センサを設け、省電力モード実行部53が、人検知センサのセンサ出力に基づき、人が前記台所近傍領域から離れたことが検出されてから予め定めた省電力移行設定待機時間が経過したときに前記表示部に文字情報の表示が行われているときには、リモコン装置2を省電力モードの動作状態とし、該省電力モードの動作状態のときに前記人検知センサのセンサ出力に基づき人が前記台所近傍領域にいることを検出したときには省電力モードの動作状態を解除するようにしてもよい。
なお、省電力モードの動作状態は、例えば、上記各実施形態例のように適宜設定されるものであり、例えば、文字情報受信部40の電源のオンとオフを予め定めた時間で交互に繰り返すか、文字情報受信部40を通常稼動用の消費電力で稼動する通常モードと文字情報受信部を前記通常稼動用の消費電力より小さい低消費電力で稼動するスリープモードまたはスタンバイモードとを予め定めた時間で交互に繰り返すか、のいずれか一方の繰り返し動作と、前記表示部の情報表示のための回路駆動の電源をオフして表示画面32の文字情報表示を非表示状態とする動作との少なくとも一方を行う動作状態とすることができる。
さらに、上記実施形態例では、リモコン装置1内に文字情報受信部40を有する構成としたが、文字情報受信部40は、リモコン装置1内ではなく、給湯装置27側に設けてもよい。