JP2006028173A - 不快害虫用の防除・殺虫組成物および防除・殺虫方法 - Google Patents

不快害虫用の防除・殺虫組成物および防除・殺虫方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来にない速効性と致死効力を兼ね備えた、不快害虫を効果的に防除することができる防除・殺虫組成物を提供する。
【解決手段】有効成分としてメトキサジアゾンおよびピレスロイド系化合物を含むことを特徴とする不快害虫用の防除・殺虫組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、カメムシ等不快害虫を効果的に防除できる防除・殺虫組成物およびカメムシ等不快害虫の防除・殺虫方法に関する。
殺虫剤の対象害虫は、厚労省主管の衛生害虫、農水省主管の農業害虫、家畜・ペット用害虫の他、生活害虫(不快害虫、建築害虫、衣料害虫)に分けられ、それぞれ薬事法、農薬取締法等の規制の下で、殺虫剤関連の開発は進められている。
病気を媒介して人に疾病をもたらすなど衛生上の損害を与えるハエ・蚊などの害虫が、衛生害虫であるのに対し、主に家屋内に生息あるいは侵入して感覚的な加害を与え、かつ衛生害虫の範疇には含まれない害虫は、不快害虫と称されている。
近年、都市部では下水道の普及等によりハエ、蚊などの発生は減少しているが、逆に宅地開発が田畑地域や山ろく地域にまで広がるにつれ、屋外から屋内に侵入してくるカメムシ類、アリ類、ヤスデ類、ダンゴムシ、ワラジムシの他、屋内に生息するシバンムシやチャタテムシなどの不快害虫の被害、苦情が増加しているのが現状である。
不快害虫の防除・殺虫に関しては、これまでにピレスロイド系等の防除・殺虫剤が用いられている。
非特許文献1には、不快害虫の1種であるカメムシについて、家屋侵入後にペルメトリン含有加熱蒸散剤またはくん煙剤を用いて侵入個体の除去を行うそれまでの方法に対して、カメムシが家屋内に侵入する前に駆除する方法について記載されている。具体的には、4種類の家屋侵入性カメムシについて、市販のピレスロイド系殺虫剤(シフェノトリン、フェノトリン、ペルメトリン)、有機りん系殺虫剤(フェンチオン、フェニトロチオン、ダイアジノン)およびカーバメート系殺虫剤(プロポクスル)に対する感受性を、継続および限定時間接触法で調査した結果、ピレスロイド系殺虫剤、特に、シフェノトリン水性懸濁剤が速効性、残効性ともに優れていたことが同文献に記載されている。
特許文献1には、(4−エトキシフェニル)[3−(3−フェノキシ−4−フルオロフェニル)プロピル](ジメチル)シラン(以下、「シラフルオフェン」という)とピレスロイド系殺虫剤を含有し、剤型が液剤もしくはエアゾール剤であることを特徴とする家屋用カメムシ防除剤が記載されている。
非特許文献2には、ペルメトリン5%くん煙剤によるスコットカメムシの駆除試験の結果、該薬剤は家屋侵入後のスコットカメムシに良好なフラッシング効果をあらわしたことが記載されている。
特許文献2には、5−メトキシ−3−(o−メトキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(以下、「メトキサジアゾン」という)およびチオシアノ酢酸イソボニルを有効成分として含有する殺虫殺ダニ組成物が種々のダニ類、衛生害虫、生活害虫〈不快害虫〉に有効であることが記載されている。
特許文献3には、薬剤の拡散性を向上させることを目的として、メトキサジアゾン並びにメチルジグリコールおよびエタノールを含む殺虫原液に噴射剤を加えることを特徴とする殺虫エアゾール組成物が記載されている。また、同文献には、当該殺虫エアゾール組成物が種々の衛生害虫、衣料害虫、貯穀害虫、不快害虫に対して有効であることが記載されている。
しかしながら、上記各殺虫剤はカメムシ類を初めとする不快害虫の防除・殺虫に必ずしも満足のいく結果を示すものとは言えなかった。
例えば、屋内侵入カメムシは日本で約50種以上が知られており、その多くは越冬のために屋内に侵入し、臭いの問題を引き起こす。これら屋内侵入性のカメムシ対策には発生源対策は難しいため、屋内侵入前の残留塗布方法(非特許文献1)が知られている。また塗布エアゾールとして、シラフルオフェンとピレスロイド化合物を配合した防除剤(特許文献1)やピレスロイド配合エアゾールが知られている。しかしこれら残留塗布剤はカメムシが脚で塗布面に接触した場合の効果であり、接触量が少量であるため必ずしも十分な効果が得られなかった。また屋内侵入後の対策としてペルメトリン含有くん煙剤を使用する方法等が報告されている(非特許文献2)が、ピレスロイドはノックダウン活性は高いものの、ノックダウンしてから死亡に至るまでに時間がかかり、蘇生も認められるという問題点があった。
一方、メトキサジアゾンは抵抗性チャバネゴキブリや屋内塵性ダニに活性があることが知られているが、カメムシに対する効果は特許文献2や特許文献3に対象害虫を列記した1つにカメムシが記載されているものの、メトキサジアゾンとピレスロイドを組み合わせた組成物をカメムシ等に用いることは全く知られていなかった。
衛生動物,Vol.45,No.3,p239−244 特開平8−59143号公報 道衛研所報、第28集(1978)43−45頁 特開平6−199615号公報 特開2000−95617号公報
本発明は上記従来技術の問題点を解決し、速効性と致死効果を兼ね備えたこれまでにない高い効果を有する不快害虫用の防除・殺虫組成物およびこれを用いた殺虫方法を提供することにある。特に、屋内に侵入・生息するカメムシ類用の防除・殺虫剤、およびこれを用いた防除・殺虫方法を提供することにある。また同時にカメムシ以外のタバコシバンムシ、チャタテムシ、アリ、ダンゴムシ、ワラジムシ、ムカデ、ゲジ、ヤスデ等の屋内に侵入・生息する不快害虫に対しても速効性と致死効果を兼ね備えた、これまでにない防除・殺虫剤および防除・殺虫方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、これらの問題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、メトキサジアゾンとピレスロイド化合物を混合した場合に、それぞれ単独での効果からは予測し得ない高い防除・殺虫効果があることを見出した。これらの配合剤は、ピレスロイド抵抗性ゴキブリ(特開昭59−227806号公報)や屋内塵性ダニ類に対して効果があることはすでに知られているが、カメムシ、シバンムシ等の不快害虫に対する効果は全く知られていなかった。一般的に殺虫剤は、分類学的に近縁な種に対しても薬効を予測することは難しく、例えば屋内塵性ダニと農業害虫であるハダニの場合のように、近縁でも両者の薬効は大きく異なる場合がある。従って本発明の組成物がゴキブリや屋内塵性ダニに効果があるからといって、カメムシやシバンムシに効果があることは全く予想されなかったことである。本発明はかかる知見に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明は、有効成分としてメトキサジアゾンおよびピレスロイド系化合物を含むことを特徴とする不快害虫用の防除・殺虫組成物を提供する。
また、本発明は、上記組成物を用いることを特徴とする不快害虫の防除・殺虫方法を提供する。
さらに、本発明は、上記組成物を含有する、くん煙型不快害虫用の防除・殺虫剤を提供する。
加えて、本発明は、くん煙用組成物を用いることを特徴とする不快害虫用の防除・殺虫方法を提供する。
本発明の防除・殺虫組成物を用いて実際にカメムシ類をはじめとする屋内に侵入・生息する不快害虫を防除・殺虫するにあたっては、くん煙剤、加熱蒸散剤、全量噴射エアゾール剤等空間処理剤にすることが望ましいが、エアゾール剤、油剤、乳剤などの残留塗布剤や、虫体処理剤にすることもできる。しかし、これらの剤形に限定されるものではない。中でも最も好ましい剤型は、間隙到達性が高いくん煙剤である。また本発明の防除・殺虫組成物をくん煙剤として使用する場合は、酸化カルシウムと水との反応熱を利用して発熱性基剤を加熱するもの、あるいはマッチ頭薬を付した発熱体を利用して、発熱性基剤の自己分解反応を行わせるものなど、いずれの方式にも適用できる。また本発明の組成物において配合するピレスロイドは、フェノトリン、ペルメトリン、d,d−T−シフェノトリンが好ましく、その他、エトフェンプロックス、フタルスリン、アレスリン、プラレスリン、ピレスリン、ビフェンスリン、サイフルスリン等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。また光学異性体が存在するものはこれらもすべて含まれる。また、本発明の組成物に他の殺虫剤、殺菌剤等を適宜組み合わせてもよい。
本発明の防除・殺虫組成物をくん煙剤とする場合は、本発明の防除・殺虫組成物とくん煙基剤、燃焼補助剤とを含有する粉末状、粒状、または固形状のくん煙剤を調製し、直接加熱または間接加熱によってくん煙する。くん煙剤は、その他の成分として、さらに安定剤、結合剤、賦形剤等の添加剤を含有することが好ましい。くん煙基剤としては、アゾジカルボンアミド、p,p’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、アゾビスイソブチロニトリル等の発泡剤、ニトロセルロース、ニトログアニジン、硝酸グアニジン、硝酸アンモニウム、塩素酸カリウム等の発熱剤が挙げられ、これに添加する燃焼補助剤としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、尿素等が挙げられる。さらに、ソルビタン脂肪酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドキシアニソール、没食子酸プロピル、エポキシ化合物(エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油など)等の安定化剤、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デンプン、デキストリン、ヒドロキシプロピルスターチ、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム等の結合剤、クレー(含水ケイ酸アルミニウム)、タルク、珪藻土、カオリン、ベントナイト、ホワイトカーボン、炭酸カルシウムなどの賦形剤を混合したものが挙げられる。くん煙剤組成物中のメトキサジアゾンとピレスロイド系化合物の含有量(合計)は、2%〜30%、特に5%〜15%とすることが好ましい。また、くん煙は、くん煙剤をあたり0.125g〜1g/mの範囲で処理することが望ましい(揮散率70%とした場合の薬物濃度が15mg/m以上、さらに20mg/m以上であることが望ましい。)。
本発明の全量噴射エアゾールの原液の溶剤としては、メタノール、エタノール、アセトン、グリコールエーテル系溶剤(エチレングリコールやその誘導体、ジエチレングリコールやその誘導体、他のアルキレングリコールやその誘導体など)、炭酸プロピレン、炭酸ジメチル、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、γ−ブチロラクトン、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ジブチル、灯油、水などが挙げられ、噴射剤としては、液化ガス(ジメチルエーテル、液化石油ガス、フロロカーボン)、圧縮ガス(炭酸ガス、窒素ガス、亜酸化窒素など)、これらの混合物等が挙げられる。また、本発明の効果を妨害するものでなければ、各剤形・形態に香料、色素など他の成分を必要に応じて配合してもよく、何ら制約されるものではない。
本発明の防除・殺虫組成物は、クサギカメムシ、スコットカメムシ、マルカメムシ、マダラナガカメムシ、ヨツモンカメムシ、ツマジロカメムシ、エサキモンキナガカメムシ等のカメムシ類の他、タバコシバンムシ、ジンサンシバンムシのシバンムシ類、ヒラタチャタテ、カツブシチャタテ等のチャタテムシ類、イエヒメアリ、ヒメアリ、ハヤアリ、アミメアリ、トビイロケアリ、クロヤマアリ等のアリ類のほか、ダンゴムシ、ワラジムシ、ゲジ・ムカデ類、ヤスデ類、チョウバエ類、ノミバエ・ショウジョウバエ等のコバエ類の不快害虫に有効である。
本発明の防除・殺虫組成物において、有効成分として用いるメトキサジアゾンおよびピレスロイド系化合物の配合比は特に限定されないが、メトキサジアゾン:ピレスロイド系化合物が1:0.2〜1:4、好ましくは1:0.4〜1:1.4の範囲であることが好ましい。
以下、実施例、比較例及び試験例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1に示すような処方のくん煙剤組成物を製造した。これらの製造は、各処方成分を所定量秤りとり、ニーダーにより十分混合攪拌した後、水を加えて練合し、ダイス径2mm又は3mmの造粒機を用いて造粒し、乾燥させて試料を得た。
Figure 2006028173
表2に記載の組成のものを、エアゾール容器に充填し、全量噴射型エアゾール剤とした。
Figure 2006028173
粒度分布の測定
実施例1で作成したくん煙剤と全量噴射型エアゾールの、使用空間における粒度分布をレーザー回折式粒度分布測定装置によって測定した。
Figure 2006028173
粒度分布を比較すると、くん煙剤は、エアゾールタイプに対して散布薬物粒径が有意に小さく、またくん煙剤の勢いも加わることにより薬剤の間隙到達性が高くなり、部屋の隙間に潜むカメムシ等の害虫に効果をより発揮しやすい利点がある。
試験例1クサギカメムシに対する効果
実施例1で作製したくん煙顆粒を用いてクサギカメムシに対する薬効評価試験を行った。直径9cmの腰高シャーレにクサギカメムシ8個体を入れ、100メッシュのナイロンメッシュで蓋をしたものを、容積0.5mのアクリル製チャンバー(65×65×120cm)底面2箇所においた。供試薬剤0.5gをホットプレート(350℃)により加熱くん煙させ、1時間密閉した。処理終了直後(チャンバー開放直後)と同4時間後、その後は1日ごとに4日後まで供試虫の状態を生存・仰転・死亡に分けて観察した。
結果 結果を表4に示した。比較例1のメトキサジアゾン単味剤では処理後4時間後も93.8%が生存していたが、本発明の実施例1では100%の仰転を示した。また比較例2では4日後の死亡率が18.8%であったが、本発明の実施例1では93.8%の死亡率であり、本発明の実施例1が速効性と高い致死効力を兼ね備えた組成物であることが示
された。
Figure 2006028173
試験例2タバコシバンムシに対する効果
実施例1および実施例2で作製したくん煙顆粒を用いてタバコシバンムシに対する薬効評価試験を行った。直径9cmの腰高シャーレにタバコシバンムシ10個体を入れ、100メッシュのナイロンメッシュで蓋をしたものを、容積0.5mのアクリル製チャンバー(65×65×120cm)底面2箇所においた。供試薬剤0.5gをホットプレート(350℃)により加熱くん煙させ、1時間密閉した。処理終了直後(チャンバー開放直後)と同2時間後に供試虫の状態を生存・仰転・死亡に分けて観察した。
結果:結果を表5に示す。処理終了2時間後には、比較例1,2,3の死亡率がそれぞれ20%,0%,10%であったのに対して実施例1では70%,実施例2では50%の死亡率が得られた。これらは本発明の組成物が、それぞれの単剤の効果の相加効果ではなく、相乗効果であることを示すものである。
Figure 2006028173
アミメアリに対する効果
実施例1および実施例2で作成したくん煙顆粒を用いてアミメアリに対する薬効評価試験を行った。直径9cmの腰高シャーレにアミメアリ10個体を入れ、ナイロンネット(100メッシュ)で蓋をしたものを、容積0.5mのアクリル製チャンバー(65×65×120cm)底面に置き、供試薬剤0.25gをホットプレート(350℃)により加熱くん煙させ、1時間密閉した。処理終了後2時間後に供試虫の瀕死・死亡率を算出した。
結果: 本発明の実施例1および実施例2のくん煙顆粒においては、アミメアリ等アリ類に対して比較例のくん煙顆粒の効果からは予測しえない高い致死効果を示した(表6)。
Figure 2006028173
ダンゴムシに対する効果
実施例2で作成したくん煙顆粒を用いてオカダンゴムシに対する薬効評価試験を行った。直径9cmの腰高シャーレにオカダンゴムシを8個体ずつ入れ、ナイロンネット(100メッシュ)で蓋をしたものを、容積0.5mのアクリル製チャンバー(65×65×120cm)底面に置き、供試薬剤0.25gをホットプレート(350℃)により加熱くん煙させ、1時間密閉した。処理終了直後(チャンバー開放直後)に供試虫の死亡率を算出した。
結果: 本発明の実施例2のくん煙顆粒においては、ダンゴムシに対して比較例のくん煙顆粒の効果からは予測しえない高い致死効果を示した(表7)。
Figure 2006028173
[発明の効果]
メトキサジアゾンおよびピレスロイド系化合物を含むことを特徴とする不快害虫用の防除・殺虫組成物はカメムシ類をはじめとする不快害虫に対して、従来にない速効性と致死効力を兼ね備えているため、カメムシ類を始めとする不快害虫を効果的に防除することができる。

Claims (11)

  1. 有効成分としてメトキサジアゾンおよびピレスロイド系化合物を含むことを特徴とする不快害虫用の防除・殺虫組成物。
  2. ピレスロイド系化合物がフェノトリン、ペルメトリン、d,d−T−シフェノトリンから選ばれる1種以上である請求項1に記載の防除・殺虫組成物。
  3. メトキサジアゾン及びピレスロイド系化合物の配合比が1:0.2〜1:4、好ましくは1:0.4〜1:1.4の範囲である請求項1または請求項2に記載の防除・殺虫組成物。
  4. 不快害虫が、カメムシ類、シバンムシ類、チャタテムシ類、アリ類、ダンゴムシ、ワラジムシ、ゲジ・ムカデ類、ヤスデ類、チョウバエ類、ノミバエ・ショウジョウバエ等のコバエ類の不快害虫のうちの1種または2種以上である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の防除・殺虫組成物。
  5. 請求項1に記載の組成物を用いることを特徴とする不快害虫の防除・殺虫方法。
  6. ピレスロイド系化合物がフェノトリン、ペルメトリン、d,d−T−シフェノトリンから選ばれる1種以上である請求項5に記載の防除・殺虫方法。
  7. メトキサジアゾン及びピレスロイド系化合物の配合比が1:0.2〜1:4、好ましくは1:0.4〜1:1.4の範囲である請求項4または請求項5に記載の防除・殺虫方法。
  8. 不快害虫が、カメムシ類、シバンムシ類、チャタテムシ類、アリ類、ダンゴムシ、ワラジムシ、ゲジ・ムカデ類、ヤスデ類、チョウバエ類、ノミバエ・ショウジョウバエ等のコバエ類の不快害虫のうちの1種または2種以上である、請求項5〜7のいずれか1項に記載の防除・殺虫方法。
  9. くん煙用組成物であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の不快害虫用の防除・殺虫組成物。
  10. 請求項9に記載のくん煙用組成物を用いることを特徴とする不快害虫の防除・殺虫方法。
  11. 請求項9に記載のくん煙用組成物を含有する、くん煙型不快害虫用の防除・殺虫剤。
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