JP2006025499A - モータ制御装置 - Google Patents

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    • H02P6/10Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple

Abstract

【課題】 遅延なく高精度のデッドタイム補償を行うことができるモータ制御装置を提供すること。
【解決手段】 マイコンは、三角波の周期内に各相の出力電圧が電源電圧となる時間の割合を計測することにより実DUTY値γxを検出する実DUTY値検出部を備え、デッドタイム補償演算部は、その実DUTY値γxを補正前のDUTY指示値αxから減算することによりその差分値Δxを演算する(ステップ107,114)。続いてデッドタイム補償演算部は、この差分値Δxを上記DUTY指示値αxの補正に用いたデッドタイム補償量βxp又はβxmに加算することにより新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´を決定する(ステップ108,115)。そして、その新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´にてメモリに記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmを更新する(ステップ109,116)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、モータ制御装置に関するものである。
従来、直流電源から供給される直流電圧をPWMインバータにより三相(U,V,W)の駆動電力に変換してブラシレスモータに供給するモータ制御装置がある。
図3に示すように、PWMインバータは、直列に接続された一対のスイッチング素子(パワーMOSFET等)51a,51bからなるアーム52を基本単位として、各相に対応する3つのアーム52を並列接続することにより構成される。そして、モータ制御装置は、各アームの高位側のスイッチング素子51aと低位側のスイッチング素子51bとを所定のタイミングで交互にオン/オフすることにより、ブラシレスモータ53に三相の駆動電力を供給する。
ところで、こうしたモータ制御装置では、通常、高位側のスイッチング素子51aと低位側のスイッチング素子51bとの短絡(アーム短絡)を防止するために、そのオン/オフの切替時には、各スイッチング素子51a,51bが共にオフとなる所謂デッドタイムが設けられている。しかし、このデッドタイムの存在により、電圧指令値とPWMインバータの出力電圧との間に誤差が生じ、これによりトルクリップルや振動、異音の原因となる電流歪みが発生するという問題がある。そのため、多くのモータ制御装置では、こうしたデッドタイムに起因する電圧指令値と出力電圧との間の誤差を低減して電流歪みを抑制する所謂デッドタイム補償が行われている(非特許文献1参照)。
例えば、図4に示すように、搬送波である三角波δとの比較により各スイッチング素子51a,51bのオン/オフタイミングを決定するためのDUTY指示値αxに、その電流方向に応じて、予め設定されたデッドタイム補償量βを加算又は減算する方法がある。
具体的には、アーム52に対応するX相(X=U,V,W、以下同様)の電流方向が、アーム52からブラシレスモータ53に向かう方向、即ち「正」(図3中右方向)である場合にはDUTY指示値αxにデッドタイム補償量βを加算する。そして、その電流方向が、ブラシレスモータ53からアーム52に向かう方向、即ち「負」(図3中左方向)である場合にはDUTY指示値αxからデッドタイム補償量βを減算する。これにより、三角波δの周期T内にX相の出力電圧Vxが電源電圧Vbとなる時間(t3+t4又はt5+t6)と、デッドタイムを設けない場合(理想電圧波形)のその時間(t1+t2)とを等しくすることができ、電圧指令値とPWMインバータの出力電圧とを一致させてデッドタイムに起因する電流歪みを抑制することができるようになる。
また、上記の方法以外にも、PWMインバータの各出力電圧を検出し、これらの各出力電圧の値が各電圧指令値と一致するようにフィードバック制御を行う方法があり、この方法によってもデッドタイムに起因する電流歪みを抑制することができる。
杉山英彦,「ACサーボモータシステムの理論と設計の実際」,第6版,総合電子出版社,2002年8月,p.56−58
しかし、PWMインバータを構成する各スイッチング素子には、その応答速度に個体差があり、更には使用状態に依存する温度特性や経時特性等にもバラツキがある。そのため、上記所定のデッドタイム補償量βにてDUTY指示値αxを補正する方法では、その使用状態によって各相及び電流方向毎の補償量に過不足が生じ、デッドタイムに起因する電流歪みを精度よく抑制することができないおそれがある一方、上記フィードバック制御による方法では、その補償に際して遅延(delay)が避けられないという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、遅延なく高精度のデッドタイム補償を行うことができるモータ制御装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、DUTY指示値と搬送波との比較によりゲートオン/オフ信号を出力するPWM出力手段と、直列接続された一対のスイッチング素子を並列接続してなり各スイッチング素子が前記ゲートオン/オフ信号に基づきオン/オフすることにより直流電源を三相の駆動電力に変換してブラシレスモータに供給するPWMインバータとを備え、前記ゲートオン/オフ信号には、前記PWMインバータを構成する各スイッチング素子のアーム短絡を防止するためのデッドタイムが設定されたモータ制御装置であって、各相の電流方向を検出する電流方向検出手段と、前記電流方向が正方向である場合に対応する第1の補償量及び前記電流方向が負方向である場合に対応する第2の補償量を各相毎に記憶する記憶手段と、前記検出された電流方向に応じて前記第1の補償量又は第2の補償量の何れかを前記DUTY指示値に加算することにより各相及びその電流方向毎に前記DUTY指示値を補正するデッドタイム補償手段と、前記搬送波の一周期内に前記PWMインバータの各相の出力電圧が電源電圧となる時間を計測することにより前記DUTY指示値に対応する実DUTY値を検出する実DUTY値検出手段とを備え、前記デッドタイム補償手段は、前記補正前のDUTY指示値と前記実DUTY値との差分値を前記補正に用いた補償量に加算することにより新たな補償量を決定し、該決定した新たな補償量により前記補正に用いた補償量を更新して前記記憶手段に記憶させること、を要旨とする。
上記構成によれば、各相及びその電流方向毎に独立してDUTY指示値の補正を行うことにより、PWMインバータを構成する各スイッチング素子の応答速度に個体差がある場合でも精度良くデッドタイムに起因する電流歪みを補償することができる。
更に、DUTY指示値に対応する実DUTY値を検出し、補正前のDUTY指示値と実DUTY値との差分値を演算することで、DUTY指示値の補正に用いた補償量の過不足を求める。そして、この差分値を補正に用いた補償量に加算することにより新たな補償量を決定し、その新たな補償量により前記補正に用いた補償量を更新することにより、次回のデッドタイム補償時には、より精度の良い補償を行うことができる。
また、この新たな補償量の決定、並びにその更新及び記憶手段への記憶を随時行うことにより、各スイッチング素子の応答速度の個体差に加えて、使用状態に依存する温度特性や経時特性等のバラツキをも補償することができる。その結果、使用状態に関わらず、精度よくデッドタイムに起因する電流歪みを抑制して、同電流歪みに伴うトルクリップル、或いは振動や異音の発生を抑えることができるようになる。加えて、基本的に、記憶手段に記憶された補償量をDUTY指示値に加算することにより該DUTY指示値を補正する構成であるため、PID制御等のフィードバック制御を用いた場合のような補償に際する遅延が生ずることもない。
更に、記憶手段に記憶された補償量は、決定された新たな補償量により逐次更新されるため、初期設定時(製品出荷時等)には、特に補償量を設定する必要がない(例えば、各相及び電流方向、全ての補償量を「0」とする)。従って、その設定工程を廃して製造コストを抑えることができるようになる。
請求項2に記載の発明は、前記デッドタイム補償手段は、所定周期にて前記新たな補償量の決定及び前記記憶手段への記憶を行うこと、を要旨とする。
上記構成によれば、モータ制御装置に処理能力のあまり高くないマイコンを使用する場合であっても精度良くデッドタイム補償を行うことできるようになる。
本発明によれば、遅延なく高精度のデッドタイム補償を行うことが可能なモータ制御装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、モータ制御装置1は、ゲートオン/オフ信号を出力するマイコン2と、ゲートオン/オフ信号に基づいてブラシレスモータ3に三相の駆動電力を供給するPWMインバータ4とを備えている。
マイコン2には、ブラシレスモータ3に通電される各相電流値Iu,Iv,Iwを検出するための電流センサ7u,7v、7w及びブラシレスモータ3の回転角(電気角)θを検出するための回転角センサ8が接続されている。そして、マイコン2は、これら各センサの出力信号に基づいてブラシレスモータ3の各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角θを検出し、その各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角θに基づいてゲートオン/オフ信号を出力する。
詳述すると、各電流センサ7u,7v、7wにより検出された各相電流値Iu,Iv,Iw及び回転角センサ8により検出された回転角θは、電流指令値Iq*とともに相電圧指令値演算部11に入力される。そして、相電圧指令値演算部11は、これら各相電流値Iu,Iv,Iw、回転角θ、及び電流指令値Iq*に基づいて、ブラシレスモータ3の各相に印加する電圧の指令値、即ち相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を演算する。
尚、本実施形態では、相電圧指令値演算部11は、d−q座標系における電流制御により相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*の演算を行う。即ち、電流指令値Iq*は、q軸電流指令値として相電圧指令値演算部11に入力され、各相電流値Iu,Iv,Iwは、回転角θに基づいてd/q変換される。そして、相電圧指令値演算部11は、q軸電流指令値、及びd/q変換により算出されたd,q軸電流値に基づいてd,q軸電圧指令値を演算し、そのd,q軸電圧指令値をd/q逆変換することにより各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*を算出する。
相電圧指令値演算部11は、上記演算により算出された各相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*をDUTY指示値演算部12に出力し、DUTY指示値演算部12は、その相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に基づいて各相のDUTY指示値αu,αv,αwを演算する。
本実施形態では、DUTY指示値演算部12により演算された各DUTY指示値αu,αv,αwは、デッドタイム補償演算部13に入力される。そして、デッドタイム補償演算部13は、ゲートオン/オフ信号に設定されたデッドタイムに起因する電流歪みを補償するための補正(デッドタイム補償演算)を実行し、その補正後の各DUTY指示値αu´,αv´,αw´をPWM出力部14に出力する。
そして、PWM出力部14は、入力されたDUTY指示値αu´,αv´,αw´と搬送波である三角波δとの比較に基づいてゲートオン/オフ信号を生成し(図4参照)、そのゲートオン/オフ信号をPWMインバータ4へと出力する。
一方、PWMインバータ4は、ブラシレスモータ3の各相に対応する複数(2×3個)のパワーMOSFET(以下、単にFET)により構成されている。具体的には、それぞれFET21a,21dの直列回路、FET21b,21eの直列回路及びFET21c,21fの直列回路からなる3つのアーム22u,22v,22wを並列接続することにより構成されている。そして、FET21a,21dの接続点23uはブラシレスモータ3のU相コイルに、FET21b,21eの接続点23vはブラシレスモータ3のV相コイルに、FET21c,21fの接続点23wはブラシレスモータ3のW相コイルに接続されている。
そして、マイコン2(PWM出力部14)の出力するゲートオン/オフ信号が、各FET21a〜21fのゲート端子に印加され、そのゲートオン/オフ信号に応答して各FET21a〜21fがオン/オフすることにより、直流電源35から供給される直流電圧が各相の駆動電力に変換されてブラシレスモータ3へと供給されるようになっている。
(デッドタイム補償)
次に、本実施形態のモータ制御装置におけるデッドタイム補償の態様について説明する。
本実施形態では、デッドタイム補償演算部13には、各電流センサ7u,7v、7wにより検出された各相電流値Iu,Iv,Iwが入力されるようになっており、デッドタイム補償演算部13は、入力された各相電流値Iu,Iv,Iwに基づいて各相の電流方向を検出する。そして、デッドタイム補償演算部13は、DUTY指示値演算部12から入力された各相のDUTY指示値αu,αv,αwに、その電流方向に応じたデッドタイム補償量を加算することにより各相及びその電流方向毎にその補正、即ちデッドタイム補償を行う。
詳述すると、デッドタイム補償演算部13は、X相(X=U,V,W)の電流方向が正方向(図3右方向)である場合には、そのDUTY指示値αxに、正方向に対応するデッドタイム補償量βxpを加算することによりその補正後のDUTY指示値αx´を補正前のDUTY指示値αxよりも増加させる。また、その電流方向が負方向(同左方向)である場合には、負方向に対応するデッドタイム補償量βxmを加算することによりその補正後のDUTY指示値αx´を補正前のDUTY指示値αxよりも減少させる。
具体的には、マイコン2は、上記の各デッドタイム補償量βxp(βup,βvp,βwp),βxm(βum、βvm、βwm)を各相毎に記憶するメモリ41を備えており、デッドタイム補償演算部13は、同メモリ41からその電流方向に応じた各デッドタイム補償量βxp又はβxmの何れかを読み出す。そして、デッドタイム補償演算部13は、そのデッドタイム補償量βxp又はβxmをDUTY指示値演算部12から入力されたDUTY指示値αxに加算することにより同DUTY指示値αxを補正し、その補正後のDUTY指示値αx´をPWM出力部14に出力する。
例えば、U相の電流方向が正方向、V相,W相の電流方向が負方向である場合、デッドタイム補償演算部13は、U相の正方向に対応するデッドタイム補償量βup、V相,W相の負方向に対応する各デッドタイム補償量βvm,βwmをメモリ41から読み出す。そして、デッドタイム補償量βupをU相のDUTY指示値αuに、各デッドタイム補償量βvm,βwmをそれぞれV相,W相のDUTY指示値αv,αwに加算することにより各DUTY指示値αu,αv,αwを補正し、その補正後の各DUTY指示値αu´,αv´,αw´をPWM出力部14に出力する。
また、本実施形態のマイコン2は、PWM制御における搬送波である三角波δの周期T内に各相の出力電圧が電源電圧Vbとなる時間の割合(図4参照)を計測することによりDUTY指示値αxに対応する実DUTY値γxを検出する実DUTY値検出部42を備えている。実DUTY値検出部42により検出された実DUTY値γxは、デッドタイム補償演算部13に入力されるようになっており、デッドタイム補償演算部13は、補正前のDUTY指示値αxとその実DUTY値γxとの差分値Δxを演算する。そして、デッドタイム補償演算部13は、この差分値Δxに基づいて新たなデッドタイム補償量を決定する。
詳述すると、実DUTY値検出部42は、タイマ計測モジュール43と、実DUTY値演算部44とにより構成されている。タイマ計測モジュール43には、計測可能に整形されたU,V,W各相の出力電圧波形が入力されるようになっており、タイマ計測モジュール43は、その立ち上がりから立ち下がりまでの時間を計測することにより、PWMインバータ4の各相の出力電圧が電源電圧Vbとなるオン時間ton_u,ton_v,ton_wを計測する。そして、実DUTY値演算部44は、タイマ計測モジュール43から入力されたオン時間ton_u,ton_v,ton_wを三角波δの周期Tで除することにより各相の出力電圧の各実DUTY値γx(γu,γv,γw)を演算する。
デッドタイム補償演算部13は、実DUTY値演算部44から入力された各実DUTY値γxを補正前の各DUTY指示値αxから減算することによりその差分値Δxを算出する。続いて、デッドタイム補償演算部13は、その各差分値Δxを各DUTY指示値αxの補正に用いた各デッドタイム補償量βxp,βxmに加算することにより、新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´を決定する。そして、その新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´をメモリ41に書き込むことにより該メモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmを更新する。
例えば、上例のごとく、メモリ41から読み出した各デッドタイム補償量βup,βvm,βwmを用いて各DUTY指示値αu,αv,αwを補正し、その補正後の各DUTY指示値αu´=(αu+βup),αv´=(αv+βvm),αw´=(αw+βwm)をPWM出力部14に出力したとする。
デッドタイム補償演算部13は、その各DUTY指示値αu´,αv´,αw´に対応する各実DUTY値γu,γv,γwを上記補正前の各DUTY指示値αu,αv,αwから減算することによりその差分値Δu=(αu−γu),Δv=(αv−γv),Δw=(αw−γw)を算出する。
続いて、デッドタイム補償演算部13は、その各差分値Δu,Δv,Δwを上記補正に用いた各デッドタイム補償量βup,βvm,βwmに加算することにより、新たな各デッドタイム補償量βup´=(βup+Δu),βvm´=(βvm+Δv),βwm´=(βwm+Δw)を決定する。そして、この新たなデッドタイム補償量βup´,βvm´,βwm´をメモリ41に書き込むことにより、新たなデッドタイム補償量βup´,βvm´,βwm´にてメモリ41に記憶された各デッドタイム補償量βup,βvm,βwmを更新する。
このように、デッドタイム補償演算部13は、各相及びその電流方向毎に新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´を決定し、メモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmを更新する。
尚、本実施形態では、PWM出力部14がPWM出力手段を、デッドタイム補償演算部13が電流方向検出手段及びデッドタイム補償手段を、メモリ41が記憶手段、そして実DUTY値検出部42が実DUTY値検出手段を構成する。
次に、本実施形態のデッドタイム補償の処理手順を説明する。
尚、上述のように、「X相」とは、U,V,Wの各相を示すものであり、デッドタイム補償演算部13は、各相毎に独立して以下のデッドタイム補償処理を実行する。
図2のフローチャートに示すように、デッドタイム補償演算部13は、DUTY指示値演算部12からX相のDUTY指示値αxが入力されると(ステップ101)、先ずX相の電流方向を検出する(ステップ102)。そして、デッドタイム補償演算部13は、その検出された電流方向に応じて、以下に示すステップ103〜ステップ117を実行することにより、DUTY指示値αxの補正及び補正後のDUTY指示値αx´の出力、並びに新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´の決定及びメモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmの更新を行う。
具体的には、デッドタイム補償演算部13は、先ず、上記ステップ102において検出されたX相の電流方向が「正」であるか否かを判定し(ステップ103)、その電流方向を「正」と判定した場合(ステップ103:YES)には、メモリ41から正方向に対応するデッドタイム補償量βxpを読み出す(ステップ104)。そして、そのデッドタイム補償量βxpを上記ステップ101において入力されたDUTY指示値αxに加算することにより同DUTY指示値αxを補正し、その補正後のDUTY指示値αx´をPWM出力部14に出力する(αx´=αx+βxp、ステップ105)。
次に、実DUTY値検出部42において、上記出力したDUTY指示値αx´に対応する実DUTY値γxが検出されると(ステップ106)、デッドタイム補償演算部13は、その実DUTY値γxを上記補正前のDUTY指示値αxから減算することにより、その差分値Δxを演算する(Δx=αx−γx、ステップ107)。
続いて、デッドタイム補償演算部13は、上記ステップ107において算出された差分値Δxを上記ステップ105の補正処理に用いたデッドタイム補償量βxpに加算することにより新たなデッドタイム補償量βxp´を決定する(βxp´=βxp+Δx、ステップ108)。
そして、デッドタイム補償演算部13は、この新たなデッドタイム補償量βxp´をメモリ41に書き込むことにより、該新たなデッドタイム補償量βxp´にてメモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxpを更新する。即ち、新たなデッドタイム補償量βxp´により上記ステップ105の補正処理に用いたデッドタイム補償量βxpを更新してメモリ41に記憶させる(βxp=βxp´、ステップ109)。
一方、上記ステップ103において、上記ステップ102で検出したX相の電流方向が「正」ではないと判定した場合(ステップ103:NO)、デッドタイム補償演算部13は、続いてその電流方向が「負」であるか否かを判定する(ステップ110)。そして、その電流方向を「負」と判定した場合(ステップ110:YES)には、メモリ41から負方向に対応するデッドタイム補償量βxmを読み出す(ステップ111)。
次に、デッドタイム補償演算部13は、そのデッドタイム補償量βxmを上記ステップ101において入力されたDUTY指示値αxに加算することにより同DUTY指示値αxを補正し、その補正後のDUTY指示値αx´をPWM出力部14に出力する(αx´=αx+βxm、ステップ112)。
次に、実DUTY値検出部42において、上記出力したDUTY指示値αx´に対応する実DUTY値γxが検出されると(ステップ113)、デッドタイム補償演算部13は、その実DUTY値γxを上記補正前のDUTY指示値αxから減算することにより、その差分値Δxを演算する(Δx=αx−γx、ステップ114)。
続いて、デッドタイム補償演算部13は、その差分値Δxを上記ステップ112の補正処理に用いたデッドタイム補償量βxmに加算することにより新たなデッドタイム補償量βxm´を決定する(βxm´=βxm+Δx、ステップ115)。
そして、デッドタイム補償演算部13は、この新たなデッドタイム補償量βxm´をメモリ41に書き込むことにより、該新たなデッドタイム補償量βxm´にてメモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxmを更新する。即ち、その新たなデッドタイム補償量βxm´により上記ステップ112の補正処理に用いたデッドタイム補償量βxmを更新してメモリ41に記憶させる(βxm=βxm´、ステップ116)。
尚、上記ステップ110において、X相の電流方向を「負」ではないと判定した場合(ステップ110:NO)、即ちX相の相電流値が「0」である場合には、デッドタイム補償演算部13は、DUTY指示値演算部12から入力されたDUTY指示値αxを補正しない(αx´=αx、ステップ117)。
そして、本実施形態では、デッドタイム補償演算部13は、DUTY指示値演算部12からDUTY指示値αxの入力がある毎に、各相毎に上記ステップ101〜ステップ117の処理を実行することによりデッドタイム補償を行う。
(作用)
次に、上記のように構成された本実施形態のモータ制御装置の作用について説明する。
上述のように、PWMインバータ4を構成する各FET21a〜21fの応答速度が全て等しいと仮定すれば、所定のデッドタイム補償量βを各相の電流方向に応じてDUTY指示値αxに加算又は減算する従来のデッドタイム補償方法でも、デッドタイムに起因する電流歪みを補償することが可能である。
即ち、図4に示すように、理論的には、デッドタイム補償量βを適切に設定することで、各相の実DUTY値γx(γx=(t3+t4)/T又は(t5+t6)/T)は、デッドタイム補償前のDUTY指示値αx(αx=(t1+t2)/T)と等しくなる。従って、相電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*とPWMインバータ4の各相の平均出力電圧との間の誤差を低減してデッドタイムに起因する電流歪みを補償することができる。
しかしながら、現実には、PWMインバータ4を構成する各FET21a〜21fの応答速度にバラツキがあるため、上記従来のデッドタイム補償方法では、その応答速度差より、t1+t2=t3+t4=t5+t6とはならなくなり、その結果、補償量に過不足が生ずることになる。
本実施形態のモータ制御装置1では、この点を踏まえ、各相及びその電流方向毎にデッドタイム補償量βxp,βxmをメモリ41に記憶し、その電流方向に応じたデッドタイム補償量βxp又はβxmを読み出してDUTY指示値αxに加算することにより、各相及びその電流方向毎に同DUTY指示値αxを補正する。従って、各FET21a〜21fの個体差によりその応答速度にバラツキがある場合であっても精度良くデッドタイム補償をすることが可能である。
また、上記デッドタイム補償量の過不足は、補正前のDUTY指示値αxと実DUTY値γxとの差分値Δxとして現れる。この点を踏まえ、本実施形態では、三角波δの周期T内にPWMインバータ4の各相の出力電圧が電源電圧Vbとなるオン時間ton_u,ton_v,ton_wを計測することにより各実DUTY値γxを検出し、該各実DUTY値γxを補正前の各DUTY指示値αxから減算することにより上記各差分値Δxを算出する。そして、その各差分値Δxを上記補正に用いたデッドタイム補償量βxp,βxmに加算することにより、新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´を演算し、その新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´にてメモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmを更新する。
従って、次回のデッドタイム補償時には、更に精度の良い補償が可能になるとともに、各FET21a〜21fの応答速度の個体差に加えて、使用状態に依存する温度特性や経時特性等のバラツキをも補償することが可能になる。また、基本的に、メモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmをDUTY指示値αxに加算することにより該DUTY指示値αxを補正する構成であるため、PID制御等のフィードバック制御を用いた場合のような補償に際する遅延が生ずることもない。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)マイコン2は、上記の各デッドタイム補償量βxp,βxmを各相毎に記憶するメモリ41を備える。そして、デッドタイム補償演算部13は、各相の電流方向を検出し、その電流方向に応じた各デッドタイム補償量βxp又はβxmの何れかを読み出して、入力されたDUTY指示値αxに加算することにより同DUTY指示値αxを補正する。
このような構成とすれば、各相及びその電流方向毎に独立してそのDUTY指示値の補正を行うことが可能になる。従って、PWMインバータ4を構成する各FET21a〜21fの応答速度に個体差がある場合でも精度良くデッドタイムに起因する電流歪みを補償することができる。
(2)マイコン2は、PWM制御における搬送波である三角波δの周期T内に各相の出力電圧が電源電圧Vbとなる時間の割合を計測することにより実DUTY値γxを検出する実DUTY値検出部42を備え、デッドタイム補償演算部13は、その実DUTY値γxを補正前のDUTY指示値αxから減算することによりその差分値Δxを演算する。そして、デッドタイム補償演算部13は、この差分値Δxを上記DUTY指示値αxの補正に用いたデッドタイム補償量βxp又はβxmに加算することにより新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´を決定し、その新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´にてメモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmを更新する。
このような構成とすれば、次回のデッドタイム補償時には、更に精度の良い補償ができるとともに、各FET21a〜21fの応答速度の個体差に加えて、使用状態に依存する温度特性や経時特性等のバラツキをも補償することができる。その結果、使用状態に関わらず、精度よくデッドタイムに起因する電流歪みを抑制して、同電流歪みに伴うトルクリップル、或いは振動や異音の発生を抑えることができるようになる。従って、電動パワーステアリング装置等、振動や異音の発生が問題となりやすいものに好適である。
加えて、基本的に、メモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmをDUTY指示値αxに加算することにより該DUTY指示値αxを補正する構成であるため、PID制御等のフィードバック制御を用いた場合のような補償に際する遅延が生ずることもない。
また、メモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmが新たなデッドタイム補償量βxp´,βxm´に逐次更新されるため、初期設定時(製品出荷時等)には、特にデッドタイム補償量βxp,βxmを設定する必要がない(例えば、βxp,βxm=0とする)。従って、その設定工程を廃して製造コストを抑えることができるようになる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・本実施形態では、デッドタイム補償演算部13は、DUTY指示値演算部12からDUTY指示値αxがある毎に、逐次デッドタイム補償を行うこととした。しかし、これに限らず、新たなデッドタイム補償量の決定、及びメモリ41に記憶されたデッドタイム補償量βxp,βxmの更新(ステップ106〜109又はステップ113〜116)については、予め設定された所定周期毎に実行することとしてもよい。これにより、処理能力のあまり高くないマイコンを使用した場合であっても精度良くデッドタイム補償を行うことできるようになる。
次に、以上の実施形態から把握することのできる請求項以外の技術的思想を記載する。
(イ)請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置を備えた電動パワーステアリング装置。
(ロ)DUTY指示値と搬送波との比較によりゲートオン/オフ信号を出力するPWM出力手段と、直列接続された一対のスイッチング素子を並列接続してなり各スイッチング素子が前記ゲートオン/オフ信号に基づきオン/オフすることにより直流電源を三相の駆動電力に変換してブラシレスモータに供給するPWMインバータとを備え、前記ゲートオン/オフ信号には、前記PWMインバータを構成する各スイッチング素子のアーム短絡を防止するためのデッドタイムが設定されたモータ制御装置のデッドタイム補償方法であって、各相の電流方向を検出するステップと、前記検出された電流方向に応じて該電流方向が正方向である場合に対応する第1の補償量又は前記電流方向が負方向である場合に対応する第2の補償量の何れかを前記DUTY指示値に加算することにより各相及びその電流方向毎に該DUTY指示値を補正するステップと、前記搬送波の一周期内に前記PWMインバータの各相の出力電圧が電源電圧となる時間の割合を測定することにより、前記DUTY指示値に対応する実DUTY値を検出するステップと、前記補正前のDUTY指示値と前記実DUTY値との差分値を前記補正に用いた補償量に加算することにより新たな補償量を決定するステップと、該決定した新たな補償量により前記補正に用いた補償量を更新して前記記憶手段に記憶させるステップと、を備えたことを特徴とするデッドタイム補償方法。
(ハ)上記(ロ)に記載のデッドタイム補償方法において、前記決定するステップ及び前記記憶させるステップは、所定周期にて実行されること、を特徴とするデッドタイム補償方法。
本実施形態のモータ制御装置の概略構成図。 本実施形態のデッドタイム補償の処理手順を示すフローチャート。 PWMインバータを構成するアームの概略図。 デッドタイム補償の作用を説明する波形図。
符号の説明
1…モータ制御装置、2…マイコン、3,53…ブラシレスモータ、4…PWMインバータ、7u,7v,7w…電流センサ、11…相電圧指令値演算部、12…DUTY指示値演算部、13…デッドタイム補償演算部、14…PWM出力部、21a〜21f…FET、22u,22v,22w,52…アーム、35…直流電源、41…メモリ、42…実DUTY値検出部、43…タイマ計測モジュール、44…実DUTY値演算部、51a,51b…スイッチング素子、Iu,Iv,Iw…相電流値、αx(αu,αv,αw),αx´(αu´,αv´,αw´)…DUTY指示値、β,βxp(βup,βvp,βwp),βxm(βum,βvm,βwm),βxp´,βxm´…デッドタイム補償量、γx(γu,γv,γw)…実DUTY値、Δx(Δu,Δv,Δw)…差分値、ton_u,ton_v,ton_w…オン時間、δ…三角波、T…周期、Vb…電源電圧。

Claims (2)

  1. DUTY指示値と搬送波との比較によりゲートオン/オフ信号を出力するPWM出力手段と、直列接続された一対のスイッチング素子を並列接続してなり各スイッチング素子が前記ゲートオン/オフ信号に基づきオン/オフすることにより直流電源を三相の駆動電力に変換してブラシレスモータに供給するPWMインバータとを備え、前記ゲートオン/オフ信号には、前記PWMインバータを構成する各スイッチング素子のアーム短絡を防止するためのデッドタイムが設定されたモータ制御装置であって、
    各相の電流方向を検出する電流方向検出手段と、
    前記電流方向が正方向である場合に対応する第1の補償量及び前記電流方向が負方向である場合に対応する第2の補償量を各相毎に記憶する記憶手段と、
    前記検出された電流方向に応じて前記第1の補償量又は第2の補償量の何れかを前記DUTY指示値に加算することにより各相及びその電流方向毎に前記DUTY指示値を補正するデッドタイム補償手段と、
    前記搬送波の一周期内に前記PWMインバータの各相の出力電圧が電源電圧となる時間を計測することにより前記DUTY指示値に対応する実DUTY値を検出する実DUTY値検出手段とを備え、
    前記デッドタイム補償手段は、前記補正前のDUTY指示値と前記実DUTY値との差分値を前記補正に用いた補償量に加算することにより新たな補償量を決定し、該決定した新たな補償量により前記補正に用いた補償量を更新して前記記憶手段に記憶させること、
    を特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記デッドタイム補償手段は、所定周期にて前記新たな補償量の決定及び前記記憶手段への記憶を行うこと、を特徴とするモータ制御装置。
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