JP2006022999A - 換気装置 - Google Patents

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孝昭 中曽根
Hitoshi Nozu
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Abstract

【課題】住宅で使用する同時給排気形の換気装置において、本体内の風路圧力損失を減少させ、消費電力を低減させつつ、薄型でインテリア性にも優れた換気装置を提供する。
【解決手段】排気ファン1と排気モータ2で構成した排気用送風装置3と、給気ファン4と給気モータ5で構成した給気用送風装置6を設け、排気ファンモータの回転軸7と給気ファンモータの回転軸8が平行、かつ壁面9に対して垂直となるように本体10内に設け、本体ベース10Aに室外側排気口11と室外側給気口12を設け、室外側排気口11と室外と連通する排気ダクト15と室外側給気口12と給気ダクト16Aを設け、排気ファン1と給気ファン4をプロペラファン17Aとし、排気ファン1の下流側には円形形状となる拡散板18を設けた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建材や家具等に含まれるホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)によって引き起こされるシックハウス症候群を軽減するために住宅で使用する同時給排気形の換気装置に関する。
従来の換気装置は、給気ファンと排気ファンを1つのモータで駆動して同時に給気と排気を行い、本体の小型化を図るためモータの回転軸を室内壁面と垂直になるように取り付けていた(例えば、特許文献1参照)。
特開昭58−78031号公報(第1図参照)
このような従来の[特許文献1]の構成では、1つのモータで両端側に突出する同軸の回転軸の端部にそれぞれ固定された給気ファンと排気ファンを駆動するため、モータの回転軸方向での風路が交差し、複雑化し本体内の風路圧力損失が増大する。また、必要とする風量も近年増大傾向にあり、風量増加による風路圧力損失の増大で消費電力が悪化するという課題があった。また、風量を増加させるために羽根幅を大きくしたり吸込空間や吐出空間を増大することにより、本体の取付壁面から本体厚みが増大し、これ以上の本体の薄型化を形成できないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するもので、風路の圧力損失を減少させて消費電力を低減し、薄型の換気装置を提供することを目的とする。
本発明の換気装置は上記目的を達成するために、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、その軸流流れに遠心成分を付加し、斜流流れを形成して流れを拡散させる拡散手段を前記排気ファンの下流側に設けたことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、前記排気ファンの入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きくなるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、前記排気ファンのハブ側翼弦長の中心と外周側翼弦長の中心を結ぶ線上を前記排気ファンのブレード取付角に対し垂直で切った断面形状の極小点が、前記線上より前記排気ファンの下流側にあるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンを入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きく、入口側羽根径に対して出口側羽根径が大きくなる斜流ファンで構成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記給気ファンをプロペラファンで構成し、その下流側に軸流流れに遠心成分を付加し斜流流れとなるように拡散させる拡散手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記給気ファンをプロペラファンで構成し、その入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きくなるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記給気ファンをプロペラファンで構成し、前記給気ファンをハブ側翼弦長の中心と外周側翼弦長の中心を結ぶ線上を前記給気ファンのブレード取付角に対し垂直で切った断面形状の極小点が、前記線上より前記給気ファンの下流側にあるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記給気ファンを入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きく、入口側羽根径に対して出口側羽根径が大きくなる斜流ファンで構成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記拡散手段の形状を円形に形成し、前記円形形状の径を、前記拡散手段の上流にあるファンのハブ径より大きく、かつ外径より小さく形成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記室外側排気口と前記室外側給気口を隣接させて配置し、1本のダクトの内部を仕切って前記排気通路と前記給気通路を形成した二層ダクトに前記室外側排気口および前記室外側給気口を連通するように接続したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記給気ファンを遠心ファンで構成したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記排気ファンの吸込み側に形成されるオリフィスの内径を前記排気ファンの羽根外径より小さくすることを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記給気ファンの吸込み側に形成されるオリフィスの径を前記給気ファンの羽根外径より小さくすることを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記室内側給気口を給気ファンの回転軸が通る水平面より上方に配置し、前記室内側排気口を排気ファンの回転軸が通る水平面より下方に配置したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、室内に対して上向きに、もしくは斜め上方に給気されるように給気風向板を配し、下向きから、もしくは斜め下方から排気されるように排気風向板を配したことを特徴とする。
また、本発明の換気装置は、前記本体の前面に室内側給気口と室内側排気口を配したことを特徴とする。
本発明によれば、本体内の風路の圧力損失を減少させつつ、本体の任意の位置に室内と室外を連通させるダクトを取り付けることができる換気装置を提供できる。
また、風路の圧力損失が減少することにより同風量時のファンの出力を抑えることができるので、消費電力を低減することができる。
また、本体を薄型化にすることにより居住者に対し圧迫感を感じさせない換気装置を提供できる。
本発明の請求項1に記載の換気装置は、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、その軸流流れに遠心成分を付加し、斜流流れを形成して流れを拡散させる拡散手段を前記排気ファンの下流側に設けたことを特徴とするものであり、排気ファンから軸方向に旋回しながら流出した風が拡散手段によって遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体の任意の位置に室内と室外を連通させるダクトを取り付けることができる。
本発明の請求項2に記載の換気装置は、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、前記排気ファンの入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きくなるように構成したことを特徴とするものであり、排気ファンのハブ径が出口側が入口側よりも大きく形成されているため、排気ファンのハブ側の流体に遠心成分が与えられ、排気ファン全体として遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体の任意の位置に室内と室外を連通させるダクトを取り付けることができる。
本発明の請求項3に記載の換気装置は、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、前記排気ファンのハブ側翼弦長の中心と外周側翼弦長の中心を結ぶ線上を前記排気ファンのブレード取付角に対し垂直で切った断面形状の極小点が、前記線上より前記排気ファンの下流側にあるように構成したことを特徴とするものであり、排気ファンの先端ブレード部では、ハブ側から断面形状の極小点の範囲で軸方向に流れ、その流れに極小点から排気ファン外周側の後端ブレード部で遠心成分が与えられ、排気ファン全体として遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体の任意の位置に室内と室外を連通させるダクトを取り付けることができる。
本発明の請求項4に記載の換気装置は、室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンを入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きく、入口側羽根径に対して出口側羽根径が大きくなる斜流ファンで構成したことを特徴とするものであり、排気ファンが斜流ファンのため、流体に遠心成分が与えられ、排気ファン全体として遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体の任意の位置に室内と室外を連通させるダクトを取り付けることができる。
本発明の請求項5は、請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置において、前記給気ファンをプロペラファンで構成し、その下流側に軸流流れに遠心成分を付加し斜流流れとなるように拡散させる拡散手段を設けたことを特徴とするものであり、給気ファンから軸方向に旋回しながら流出した風が拡散手段によって遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体室内側の任意の位置に室内側給気口を配置することができる。
本発明の請求項6は、請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置において、前記給気ファンをプロペラファンで構成し、その入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きくなるように構成したことを特徴とするものであり、給気ファンのハブ径が出口側が入口側よりも大きく形成されているため、給気ファンのハブ側の流体に遠心成分が与えられ、給気ファン全体として遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体室内側の任意の位置に室内側給気口を配置することができる。
本発明の請求項7は、請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置において、前記給気ファンをプロペラファンで構成し、前記給気ファンをハブ側翼弦長の中心と外周側翼弦長の中心を結ぶ線上を前記給気ファンのブレード取付角に対し垂直で切った断面形状の極小点が、前記線上より前記給気ファンの下流側にあるように構成したことを特徴とするものであり、給気ファンの先端ブレード部では、ハブ側から断面形状の極小点の範囲で軸方向に流れ、その流れが極小点から給気ファン外周側の後端ブレード部で遠心成分が与えられ、給気ファン全体として遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体室内側の任意の位置に室内側給気口を配置することができる。
本発明の請求項8は、請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置において、前記給気ファンを入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きく、入口側羽根径に対して出口側羽根径が大きくなる斜流ファンで構成したことを特徴とするものであり、給気ファンが斜流ファンのため、流体に遠心成分が与えられ、給気ファン全体として遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体室内側の任意の位置に室内側給気口を配置することができる。
本発明の請求項9は、請求項1または5に記載の換気装置において、前記拡散手段の形状を円形に形成し、前記円形形状の径を、前記拡散手段の上流にあるファンのハブ径より大きく、かつ外径より小さく形成したことを特徴とするものであり、遠心成分を助長させることができるので、遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えることができる。
本発明の請求項10に記載の換気装置は、前記室外側排気口と前記室外側給気口を隣接させて配置し、1本のダクトの内部を仕切って前記排気通路と前記給気通路を形成した二層ダクトに前記室外側排気口および前記室外側給気口を連通するように接続したことを特徴としたものであり、圧力損失が最小限となる位置に前記室外側給気口を配置して給気流の風路抵抗を少なくすることができるとともに、室内の空気を前記室外側給気口に隣接する室外側排気口へ送る流れは、前記排気ファンの下流側へ流れをファンの遠心方向に拡散させるように流れを形成することにより、風路の圧力損失を少なくすることができるので、ファンの出力を押さえることのできる二層ダクト接続用の換気装置が得られる。
本発明の請求項11は、請求項1、2、3、4、または10のいずれかに記載の換気装置において、前記給気ファンを遠心ファンで構成したことを特徴とするものであり、本体内に圧力損失の高いフィルターなどを設置した場合においても、室外側給気口と給気ファンの吹出しのなす角を直角に構成することができるため、本体を薄型化にしながら居室の換気を義務化する法令を満足できる換気性能を確保することができる。
本発明の請求項12は、請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置において、前記排気ファンの吸込み側に形成されるオリフィスの内径を前記排気ファンの羽根外径より小さくすることを特徴とするものであり、遠心成分を助長させることができるので、排気ファン全体として遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体の任意の位置に室内と室外を連通させるダクトを取り付けることができる。
本発明の請求項13は、請求項5〜8のいずれかに記載の換気装置において、前記給気ファンの吸込み側に形成されるオリフィスの径を前記給気ファンの羽根外径より小さくすることを特徴とするものであり、遠心成分を助長させることができるので、遠心方向に風向を変えつつ減速し、本体での衝突ロスを減少し、静圧回復するため、同風量時のファンの出力を抑えながら本体室内側の任意の位置に室内側給気口を配置することができる。
本発明の請求項14は、請求項1〜9のいずれかに記載の換気装置において、前記室内側給気口を給気ファンの回転軸が通る水平面より上方に配置し、前記室内側排気口を排気ファンの回転軸が通る水平面より下方に配置したことを特徴とするものであり、室内側給気口から吹き出した風がすぐに室内側排気口から吸引されないため、部屋上部の暖かい空気とミキシングし冬期などのコールドドラフトを防止しながら換気を行うことができる。
本発明の請求項15は、請求項1〜10のいずれかに記載の換気装置において、室内に対して上向きに、もしくは斜め上方に給気されるように給気風向板を配し、下向きから、もしくは斜め下方から排気されるように排気風向板を配したことを特徴とするものであり、室内側給気口から吹き出した風がすぐに室内側排気口から吸引されないため、部屋上部の暖かい空気とミキシングし冬期などのコールドドラフトを防止しながら換気を行うことができる。
本発明の請求項16は、請求項1〜10のいずれかに記載の換気装置において、前記本体の前面に室内側給気口と室内側排気口を配したことを特徴とするものであり、給気ファンと室内側給気口、室内側排気口と排気ファンの距離をつめることができるため、本体を薄型化できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図6に示すように、排気ファン1と排気モータ2とで構成された排気用送風装置3と、給気ファン4と給気モータ5とで構成された給気用送風装置6を設け、排気モータ2の排気ファンモータの回転軸7と給気モータ5の給気ファンモータの回転軸8が平行としかつ、壁面9に対して垂直としかつ、排気ファンモータの回転軸7と給気ファンモータの回転軸8が同軸上にならないように本体10内に設け、本体10の壁面9側になる本体ベース10Aの面に室外側排気口11と室外側給気口12を各々1箇所設け、本体10の室内に面する本体カバー10Bの面に室内側排気口13と室内側給気口14を設け、室内側排気口13と排気用送風装置3と室外側排気口11を介して室外と連通するように設けられる排気ダクト15Aを設け、室内側給気口14と給気用送風装置6と室外側給気口12とを介して室外と連通するように設けられる給気ダクト16Aを設け、排気ファン1と給気ファン4をプロペラファン17Aとし、排気ファン1の下流側には円形形状となる拡散板18を設けた構成とする。
このとき、排気ファン1は、壁面9側が排気ファン1の下流側となり、給気ファン4は、壁面9側が給気ファン4の上流側となるように配置し、排気ファン1の上流側にはファンへの吸い込みを整流するための排気オリフィス1Aを、下流側にはモータの軸動力を無駄なく排気ファン1に伝達させるように排気モータ2を配し、給気ファン4の上流側にはファンへの吸い込みを整流するための給気オリフィス4Aを、下流側にはモータの軸動力を無駄なく給気ファン4に伝達させるように給気モータ5を配している。
そして、本体ベース10Aには、排気用送風装置3が配される排気風路3Aと給気用送風装置6が配される給気風路6Aを隔てる本体しきり10Cが壁面9に対し垂直でかつ、水平面に対して垂直になるように配され、排気モータ2を螺子等で堅固に固定された排気モータサポート2Aと、給気モータ5を螺子等で堅固に固定された給気モータサポート5Aが堅固に固定されている。なお、排気モータ2は、排気モータサポート2Aを介して、また、給気モータ5は、給気モータサポート5Aを介して本体ベース10Aに取り付けているが、部品点数を減らすために、排気モータ2、給気モータ5の各々を本体ベース10Aに堅固に取り付けても良い。
そして、換気装置を設置するときには、室内の壁面9の上方側寄りに配設できるように、壁部19に、排気通路15を形成する排気ダクト15Aと給気通路16を形成する給気ダクト16Aを埋設し、壁部19の外面には防雨フード20を設け、壁部19の室内側の壁面9には、壁部19に埋設し、排気ダクト15Aと給気ダクト16Aに室外側排気口11と室外側給気口12が接続されるように本体10を壁面9に取り付ける。このとき、本体10の天面は天井面より10cm〜30cmの下方位置となるように配設されるのが望ましい。
そして、換気装置を運転すると、排気ファン1により本体10の室内に面した本体カバー10Bの面に設けた室内側排気口13より室内の空気が吸い込まれ、室外側排気口11より排気ダクト15Aを通り室外に排気され、給気ファン4により室外の空気が給気ダクト16Aを通り室外側給気口12に吸い込まれ本体10の室内に面した本体カバー10Bの面に設けた室内側給気口14より室内に給気され、室内の汚染された空気を排気しながら新鮮な外気を給気する同時給排形の換気装置となり、住宅建材や、家具に用いられる接着剤等によって発生するシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドや、VOC(揮発性有機化合物)が換気によって室内より排出されることとなる。
このとき、排気ファン1より排気された空気は、排気ファン1がプロペラファン17Aであれば、排気ファンモータの回転軸7と平行に流れるが、排気ファン1と室外側排気口11が十分に距離がとれている、または、排気ファン1が室外側排気口11と同軸上でかつ、排気ファン1の外径の方が室外側排気口11よりも小さい場合は風路の圧力損失として問題となることはないが、排気ファン1の外径の方が室外側排気口11よりも小さく、排気ファン1と室外側排気口11が十分に距離がとれない場合においては、風路の圧力損失として大きな問題となる場合が多いため、排気ファン1の下流側にある円形形状の拡散板18により拡散板18の無い場合に室外側排気口11付近で風速の速いまま直接衝突していた排気ファンモータの回転軸7の風速成分に対し、風速の遅いハブ24側より排気ファンモータの回転軸7と平行に流れる風に遠心成分が加わることにより、排気ファン1の全体の流れに影響を与え、その結果、排気ファンモータの回転軸7と平行に流れる風に遠心成分を与えることになる。
なお、拡散板18の直径は、ファン外周径26の直径より大きいことが望ましいが、(ハブ24の直径)<(拡散板18の直径)<(ファン外周径26の直径)の範囲内のものでも、遠心成分への流れになるなら同様の効果が得られる。
また、排気モータサポート2Aに拡散板18と同様な形状を配した場合にも同様の効果が得られる。
また、図7に示すように、拡散板18は3次元拡散板18Aのように、半径が大きくなるにつれて上段にあるプロペラファン17Aの最下流面からの断面距離が大きくなることを特徴としたものであり、ハブ24側の転向角αを小さくすることによりハブ24側のロス成分を低減しながら遠心成分を助長させることができる。
また、拡散板18は、円形形状でなくても良く、矩形でも遠心方向へ成分を変えるものであれば同様の効果が得られる。
また、拡散板18は、板形状でなくても良く、フィン、または静翼でも遠心方向へ成分を変えるものであれば同様の効果が得られる。
上記構成において、排気風路3Aは、風速の速いまま直接衝突していた排気ファンモータの回転軸7の風速成分を緩和させ、室外側排気口11付近で発生していた本体ベース10Aでの衝突ロスを減少し、十分に静圧回復してから室外側排気口11より排気されるため、同風量時のプロペラファン17Aの出力を抑えることが可能となり、同時に、室外側排気口11を室外側給気口12と干渉しない位置に配置すれば、室内と室外を連通させる排気ダクト15Aを施工しやすくなり、また、排気ダクト15Aを設計しやすい任意の位置に配置することが可能となる。この室外側排気口11が室外側給気口12と干渉しない位置としては、室外側給気口12を給気ファン4に対し圧力損失の少ない位置に配置し、理想は給気ファンモータの回転軸8が室外側給気口12の開口部上にある位置とし、この室外側給気口12より排気ファンモータの回転軸7側の本体ベース10A上に室外側給気口12を配置する位置とする。
また、図8に示すように、排気ファン1のブレード部23を固定しているハブ24の吸込側の直径を入口側ハブ径24A、吐出側の直径を出口側ハブ径24Bとしたとき、入口側ハブ径24Aと出口側ハブ径24Bの関係が、(入口側ハブ径24A)<(出口側ハブ径24B)となるの関係にするハブ斜形ファン17Bであれば、ハブ24側に遠心成分が付加され、ハブ斜形ファン17Bの全体の流れに影響を与え、ハブ斜形ファン17Bだけで拡散板18と同様の効果が得られる。
また、図9〜図12に示すように、排気ファン1のブレード部23において、ハブ24側のブレード部23の弦長をハブ側弦長25A、ファン外周径26側のブレード部23の弦長を外周側弦長25Bとし、ハブ側弦長25Aの中心点o1から、ブレード部23のハブ24側からファン外周径26までの各断面の弦長の中心oXを通り外周側弦長25Bの中心点o2を結ぶ線Xの線上を排気ファン1のブレード部23の取付角θに対し垂直で切った断面形状で線Xに対しの極小となる点Y、言い換えると、中心点o1と中心点o2を直線Zで結んだ時に、中心点o1、中心点o2以外で線Zより くの字ファン17Cの下流側でかつ線Zとの距離が一番離れている点Yが存在する くの字ファン17Cであれば、ブレード部23での遠心成分が発生し、くの字ファン17Cだけで拡散板18と同様の効果が得られる。
また、図13に示すように、排気ファン1の入口側ハブ径24Aと出口側ハブ径24Bの関係が、(入口側ハブ径24A)<(出口側ハブ径24B)となり、ファン外周径26の吸込側の直径を入口側ファン外周径26A、吐出側の直径を出口側ファン外周径26Bとしたとき、入口側ファン外周径26Aと出口側ファン外周径26Bの関係が、(入口側ファン外周径26A)<(出口側ファン外周径26B)となるの関係にする斜流ファン17Dであれば、ブレード部23全体に遠心成分が付加され、斜流ファン17Dだけで拡散板18と同様の効果が得られる。
また、図14に示すように、排気ファン1の吸い込み側にある排気オリフィス1Aの開口径Dを入口側ファン外周径26Aに対し、(開口径D)<(入口側外周径26A)の関係が成り立つように径小オリフィス26Cとすることにより、遠心成分が助長される。
一方、図15に示すように給気風路6Aは、室内側給気口14を本体カバー10Bの前面以外に配したい場合においては、給気ファン4の下流側にある円形形状の拡散板18により拡散板18の無い場合に本体カバー10B付近で風速の速いまま直接衝突していた給気ファンモータの回転軸8の風速成分に対し、給気ファンモータの回転軸8と平行に流れる風に遠心成分をあたえることにより、給気風路6Aは、風速の速いまま直接衝突していた給気ファンモータの回転軸8の風速成分を緩和させ、本体カバー10Bでの衝突ロスを減少し、十分に静圧回復してから室内側給気口14より給気されるため、同風量時のプロペラファン17Aの出力を抑えることが可能となり、かつ、本体カバー10Bの前面以外の位置に、もしくは、前面の位置であっても給気ファンモータの回転軸8の延長線上以外にある室内側給気口14を配することが可能となる。
また、図8に示すように給気ファン4のブレード部23を固定しているハブ24の吸込側の直径を入口側ハブ径24A、吐出側の直径を出口側ハブ径24Bとしたとき、入口側ハブ径24Aと出口側ハブ径24Bの関係が、(入口側ハブ径24A)<(出口側ハブ径24B)となるの関係にするハブ斜形ファン17Bであれば、ハブ斜形ファン17Bだけで拡散板18と同様の効果が得られる。
また、図9〜図12に示すように、給気ファン4のブレード部23において、ハブ24側のブレード部23の弦長をハブ側弦長25A、ファン外周径26側のブレード部23の弦長を外周側弦長25Bとし、ハブ側弦長25Aの中心点o1から、ブレード部23のハブ24側からファン外周径26までの各断面の弦長の中心oXを通り外周側弦長25Bの中心点o2を結ぶ線Xの線上を給気ファン4のブレード部23の取付角θに対し垂直で切った断面形状で線Xに対しの極小となる点Y、言い換えると、中心点o1と中心点o2を直線Zで結んだ時に、中心点o1、中心点o2以外で線Zより くの字ファン17Cの下流側でかつ線Zとの距離が一番離れている点Yが存在する くの字ファン17Cであれば、ブレード部23での遠心成分が発生し、くの字ファン17Cだけで拡散板18と同様の効果が得られる。
また、図13に示すように、給気ファン4の入口側ハブ径24Aと出口側ハブ径24Bの関係が、(入口側ハブ径24A)<(出口側ハブ径24B)となり、ファン外周径26の吸込側の直径を入口側ファン外周径26A、吐出側の直径を出口側ファン外周径26Bとしたとき、入口側ファン外周径26Aと出口側ファン外周径26Bの関係が、(入口側ファン外周径26A)<(出口側ファン外周径26B)となるの関係となるように給気ファン4を斜流ファン17Dとしても拡散板18と同様の効果が得られる。
また、図14に示すように、給気ファン4の吸い込み側にある給気オリフィス4Aの開口径Dを入口側ファン外周径26Aに対し、(開口径D)<(入口側外周径26A)の関係が成り立つように径小オリフィス26Cとすることにより、遠心成分が助長される。
また一方で、室内側給気口14を本体カバー10Bの前面に配したい場合においては、拡散板18を取り付けず、給気ファン4と室内側給気口14の距離をつめることができるため本体カバー10Bを薄型化できるため、居住者に対し圧迫感を感じさせない薄型でインテリア性にも優れることができる。
また、図16に示すように、部屋内部の気流においては、本体カバー10Bの室内側排気口13を排気ファンモータの回転軸7より下面に設け、室内側給気口14を給気ファンモータの回転軸8より上面に設けることにより、部屋上部の暖かい空気とミキシングし冬期などのコールドドラフトを防止しながら換気できる、かつ、室内側排気口13と室内側給気口14の位置が更に遠ざかることとなり、室内側給気口14から吹出した風がすぐに室内側排気口13へ吸引されないためるため、排気流と給気流の混合することが更に少なくなり換気効率が更に向上する。
また、図17に示すように、室内側給気口14に上向きに、もしくは斜め上方に給気されるように給気風向板21を配し、室内側排気口13に下向きから、もしくは斜め下方から排気されるように排気風向板22設けることにより、部屋上部の暖かい空気とミキシングし冬期などのコールドドラフトを防止しながら換気できる、かつ、室内側排気口13と室内側給気口14の位置が更に遠ざかることとなり、室内側給気口14から吹出した風がすぐに室内側排気口13へ吸引されないためるため、排気流と給気流の混合することが更に少なくなり換気効率が更に向上する。
(実施の形態2)
図18は、給気用送風装置6の給気ファン4を遠心型であるシロッコファン27としたものである。なお、実施の形態1と同一箇所には、同一番号を付けて詳細な説明は省略する。シロッコファン27は、30〜60枚の多翼で構成された羽根部27Aとケーシングスクロール部27Bで構成され、本体ベース10Aにケーシングスクロール部27Bを固定し、ケーシングスクロール部27Bに羽根部27Aで昇圧した空気が漏れない構造とした給気モータサポート5Aで結合させた構造となっている。また、本体ベース10Aに直接、給気モータサポート5Aを取り付けても可能とする。
なお、本実施の形態は、実施の形態1の構成に対して上述の記載のみ異なるものであり、その他の構成は同様でありその説明は省略する。
この構成において、給気送風装置の前後に外気と一緒に進入してくるゴミ等の異物を取り除くフィルター27Dを配し、給気風路6Aの圧力損失が上昇しても、居室の換気を義務化する法令を満足できる換気性能を確保することができる。
また、給気ファンモータの回転軸8が本体カバー10Bの高さの中心よりも上側に配したことにより、給気ファンモータの回転軸8を中心として形成されるケーシングスクロール部27Bのスクロール吹出口27Cは、本体カバー10Bの高さの中心よりも上側に配されるため、スクロール吹出口27Cをそのまま室内側給気口14とすれば、本体10を薄型化にできるにしながら居室の換気を義務化する法令を満足できる換気性能を確保し、室内側給気口14を本体の上面に設置するため、部屋上部の暖かい空気とミキシングし冬期などのコールドドラフトを防止しながら換気することができる。
なお、遠心型であれば、30〜60枚の多翼で構成された羽根部27Aをもつシロッコファン27以外の遠心ファンでも良い。
(実施の形態3)
図19は、本実施の形態における換気装置の背面斜視図であり、図20は、同換気装置の内部構成を示す上方からみた換気装置の平面断面図である。なお、実施の形態1と同一箇所には、同一番号を付けて詳細な説明は省略する。
換気装置を薄型化していくと、排気ファン1と室外側排気口11との間に形成される排気空間31と、給気ファン4と室外側給気口12との間に形成される給気空間32とが狭くなるため、室外側排気口11と室外側給気口12を設ける位置によっては、圧力損失が大きく変化し、給排気の換気性能に大きく影響を与えることになる。特に、室外側排気口11と室外側給気口12を隣接して設け、内部に排気通路15と給気通路16を区画して仕切り28を形成した給排気ダクト29に取付具30を介して、室外側排気口11が排気通路15に連通し、室外側給気口12が給気通路16に連通するように接続する場合には、給排気のバランスが大きく崩れ、所望の給排気の換気性能が得られないという課題がある。なお、給排気ダクト29の形状は、φ50〜φ150mm程度の外径の円形ダクトであり、この断面積を2分割する各々の半円部が排気通路15と給気通路16となる。
本発明における室外側排気口11と室外側給気口12の位置は、室外側給気口12を給気ファン4に対し圧力損失の少ない位置に配置し、かつ給気ファンモータの回転軸8の軸線上に重ならない位置に室外側排気口11を配置することとする。給気ファン4に対し圧力損失の少ない位置とは、給気ファンモータの回転軸8の軸線上に室外側給気口12があることが望ましいが、この他にも、室外側排気口11が隣接するため排気ファン1から室外側排気口11への排気風路3Aによって、室外側給気口12から給気ファン4への給気空間32が潰されない位置、言い換えると室外側給気口12の開口部に対しての垂直方向に排気風路3Aが介在しない位置であってもよい。
上記構成により、給気空間32の圧力損失が最小限となる位置に室外側給気口12を配置し、かつ排気空間31によって給気空間32の圧力損失とならないために、同風量時の給気ファン4の出力を抑えることが可能となる。室外側排気口11は、排気ファン1の下流側に拡散板18を設けたことにより、圧力損失が最小限となる室外側給気口12に追従しつつも、同風量時の排気ファン1の出力を抑えることが可能となる。
また、排気ファン1に拡散板18を設けなくても、排気ファン1がハブ斜形ファン17B、くの字ファン17C、もしくは斜流ファン17Dのいずれかであれば同様の作用を有する。
また、内部を2分割する仕切り28を設け、排気ダクト15Aと給気ダクト16Aを一本のダクトに一体的に形成した給排気ダクト29を用いたので、排気ダクト15Aと給気ダクト16Aを各々独立して壁部に埋設する場合と比較して工事を別々に行わずに済むため施工が容易となり、施工性が向上するという作用効果を奏する。
本発明にかかる換気装置は、装置本体を小型化、薄形化できる構成を備えるもので、同時に給気と排気を行って二層ダクトと接続されるその他の装置に適用することが可能であり、熱交換形換気装置などに適用することにおいて有用である。
本発明の実施の形態1における換気装置の斜視図 同換気装置の内部構成を示す上方からみた換気装置の平面断面図 同換気装置の換気装置の分解斜視図 同換気装置を室内壁に設置した状態を示す換気装置の斜視図 同換気装置の内部構成を示す排気側からみた排気風路の側断面図 同換気装置の内部構成を示す給気側からみた給気風路の側断面図 同換気装置の3次元拡散板を示す換気装置の側断面図 同換気装置のハブ斜形ファンを示す正面−側面図 同換気装置のくの字ファンを示す斜視図 同換気装置のくの字ファンを示す平面図 同換気装置のくの字ファンを示す側面図 同換気装置のくの字ファンを示すブレード部断面図 同換気装置の斜流ファンを示す正面−側面図 同換気装置の径小オリフィスを示す側断面図 同換気装置の給気側に拡散板の設置を示す側断面図 同換気装置の上側に給気口、下側に排気口の設置を示す換気装置の正面図 同換気装置の給気口に上向きの風向板、排気口に下向きの風向板の設置を示す換気装置の正面図 本発明の実施の形態2における換気装置の分解斜視図 本発明の実施の形態3における換気装置の背面斜視図 同換気装置の内部構成を示す上方からみた換気装置の平面断面図
符号の説明
1 排気ファン
1A 排気オリフィス
3A 排気風路
4 給気ファン
4A 給気オリフィス
6A 給気風路
7 排気ファンモータの回転軸
8 給気ファンモータの回転軸
9 壁面
10 本体
10A 本体ベース
10B 本体カバー
10C 本体しきり
11 室外側排気口
12 室外側給気口
13 室内側排気口
14 室内側給気口
15 排気通路
15A 排気ダクト
16 給気通路
16A 給気ダクト
17A プロペラファン
17B ハブ斜形ファン
17C くの字ファン
17D 斜流ファン
18 拡散板
18A 3次元拡散板
19 壁部
21 給気風向板
22 排気風向板
23 ブレード部
24 ハブ
24A 入口側ハブ径
24B 出口側ハブ径
25A ハブ側弦長
25B 外周側弦長
26 ファン外周径
26A 入口側ファン外周径
26B 出口側ファン外周径
26C 径小オリフィス
27 シロッコファン
27A 羽根部
27B ケーシングスクロール部
27C スクロール吹出口
27D フィルター
28 仕切り
29 給排気ダクト

Claims (16)

  1. 室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、その軸流流れに遠心成分を付加し、斜流流れを形成して流れを拡散させる拡散手段を前記排気ファンの下流側に設けたことを特徴とする換気装置。
  2. 室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、前記排気ファンの入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きくなるように構成したことを特徴とする換気装置。
  3. 室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンをプロペラファンで構成し、前記排気ファンのハブ側翼弦長の中心と外周側翼弦長の中心を結ぶ線上を前記排気ファンのブレード取付角に対し垂直で切った断面形状の極小点が、前記線上より前記排気ファンの下流側にあるように構成したことを特徴とする換気装置。
  4. 室内の壁面に配置する箱体状の本体内に、前記壁面に沿う方向に並んで設けられ、回転軸が前記壁面に対して垂直方向に設けられる排気ファンおよび給気ファンと、前記本体の室内側に設けられ前記排気ファンにより室内の空気を吸い込むための室内側排気口と、前記本体の室内側に設けられ前記給気ファンにより室外の空気を吹き出すための室内側給気口と、前記室内の壁を貫通して形成される排気通路と前記室内側排気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側排気口と、前記室内の壁を貫通して形成される給気通路と前記室内側給気口とに連通して前記本体の壁面側に設けられる室外側給気口とを備え、前記排気ファンを入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きく、入口側羽根径に対して出口側羽根径が大きくなる斜流ファンで構成したことを特徴とする換気装置。
  5. 前記給気ファンをプロペラファンで構成し、その下流側に軸流流れに遠心成分を付加し斜流流れとなるように拡散させる拡散手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  6. 前記給気ファンをプロペラファンで構成し、その入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きくなるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  7. 前記給気ファンをプロペラファンで構成し、前記給気ファンをハブ側翼弦長の中心と外周側翼弦長の中心を結ぶ線上を前記給気ファンのブレード取付角に対し垂直で切った断面形状の極小点が、前記線上より前記給気ファンの下流側にあるように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  8. 前記給気ファンを入口側ハブ径に対して出口側ハブ径が大きく、入口側羽根径に対して出口側羽根径が大きくなる斜流ファンで構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  9. 前記拡散手段の形状を円形に形成し、前記円形形状の径を、前記拡散手段の上流にあるファンのハブ径より大きく、かつ外径より小さく形成したことを特徴とする請求項1または5に記載の換気装置。
  10. 前記室外側排気口と前記室外側給気口を隣接させて配置し、1本のダクトの内部を仕切って前記排気通路と前記給気通路を形成した二層ダクトに前記室外側排気口および前記室外側給気口を連通するように接続したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の換気装置。
  11. 前記給気ファンを遠心ファンで構成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、または10のいずれかに記載の換気装置。
  12. 前記排気ファンの吸込み側に形成されるオリフィスの径を前記排気ファンの羽根外径より小さくすることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の換気装置。
  13. 前記給気ファンの吸込み側に形成されるオリフィスの径を前記給気ファンの羽根外径より小さくすることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の換気装置。
  14. 前記室内側給気口を給気ファンの回転軸が通る水平面より上方に配置し、前記室内側排気口を排気ファンの回転軸が通る水平面より下方に配置したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の換気装置。
  15. 室内に対して上向きに、もしくは斜め上方に給気されるように給気風向板を配し、下向きから、もしくは斜め下方から排気されるように排気風向板を配したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の換気装置。
  16. 前記本体の前面に室内側給気口と室内側排気口を配したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の換気装置。
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