JP2006018291A - 定着器の発熱装置,電源供給装置,定着器および定着装置 - Google Patents

定着器の発熱装置,電源供給装置,定着器および定着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 トナーを印刷用紙に定着させる定着装置の定着器を短時間でウォームアップする。
【解決手段】 定着装置は,所定の交流電流に応じて第1誘導電流を生成する電源供給部と;生成された第1誘導電流により抵抗発熱及び誘導発熱し,生成された熱を利用して,前記トナーを印刷用紙に定着する定着部と;を備え,電源供給部は,所定の交流電流を供給する電源部と410;交流電流から直流電流を生成する整流部430と,直流電流を利用して交流電流を生成する交流電流生成部440と,交流電流生成部から交流電流を入力されて,相応する第1誘導電流を生成し,第1誘導電流を定着部に提供する絶縁部450と,を備える
【選択図】 図4

Description

本発明は,所定画像に対して転写された印刷トナーを印刷用紙に定着させるための装置に係り,さらに具体的に,変圧器から生成された誘導電流を利用して定着器の発熱体を発熱させることによって,発熱体を電源部から電気的に分離できる定着装置に関する。
通常の画像印刷装置は,所定の画像に対して転写されたトナーを印刷用紙に定着させるために,印刷トナーに一定の圧力及び熱を加える定着装置を備えている。この定着装置は,印刷トナーに一定の熱を加えるための定着器と,一定の圧力を加えるための加圧器とを備えており,定着器は,印刷用紙にトナーを定着させるための熱を発生させる発熱体,及び発熱体で発生した熱を伝達して印刷用紙に伝達する定着ローラ部を備える。
図1は,ハロゲンランプを熱源として使用する定着装置の定着器を概略的に示す断面図である。図1を参照すれば,定着器10は,定着ローラ部11と,その内部中央に設置されるハロゲンランプからなる発熱体12とを備える。定着ローラ部11の表面には,テフロン(登録商標)からなるコーティング層11aが形成されている。発熱体12は,定着ローラ部11の内部で熱を発生させ,定着ローラ部11は,発熱体12から伝えられる輻射熱により加熱される。
特開2003−317925号公報 特開昭55−037686号公報 特開2002−334774号公報
しかし,ハロゲンランプを熱源として使用する従来の定着器は,電源を入力して定着ローラ部を目標定着温度に到達するまで加熱させるために,数十秒から数分のウォームアップ時間が必要となる。したがって,ユーザーは,画像を印刷するために長いウォームアップ時間を待つ不便さがあった。
また,ハロゲンランプを熱源として使用する従来の定着器では,ウォームアップ時間を短縮するために,印刷作業を行わない場合にも,トナー定着部の温度を一定時間中に一定温度に維持させるため,多くの電力を消耗するという問題があった。
そこで,本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,所定画像に対して転写されたトナーを印刷用紙に定着するために,絶縁部で生成された誘導電流を通じて発熱体を発熱する定着器の発熱装置を提供することにある。
また,本発明の目的は,絶縁部で生成された誘導電流を定着器に供給するための電源供給装置を提供することにある。
また,本発明の目的は,電源部と発熱体とを電気的に分離することによって,薄い絶縁層を備える定着器を提供することにある。
また,本発明の目的は,定着器を短時間にウォームアップできる定着装置を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,所定の交流電流を供給する電源部と,交流電流を入力されて交流電流に相応する誘導電流を生成する絶縁部と,生成された誘導電流により抵抗発熱する発熱体と,を備えることを特徴とする,定着器の発熱装置が提供される。
上記絶縁部は,交流電流を入力されて,交流電流に相応する誘導電流を生成する変圧器であってもよい。また,上記絶縁部は,変圧器であってもよい。
上記変圧器は,高周波変圧器であってもよい。上記発熱体は,コイルであってもよい。
上記定着器の発熱装置は,交流電流を整流して直流電流を生成する整流部と;直流電流を利用して交流電流を生成し,生成された交流電流を発熱体に提供する交流電流生成部と;をさらに備えてもよい。
上記交流電流生成部は,高周波交流電流を生成するようにしてもよい。整流部に入力される交流電流から高周波ノイズ成分を除去するラインフィルタ部をさらに備えてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,所定の交流電流を入力されて,入力された交流電流に相応する誘導電流を生成し,生成された誘導電流を定着器に提供する絶縁部と,を備えることを特徴とする電源供給装置が提供される。
上記絶縁部は,電源部と定着器とを電気的に分離するようにしてもよい。上記絶縁部は,交流電流を入力されて,交流電流に相応する誘導電流を生成する変圧器であってもよい。上記変圧器は,高周波変圧器であってもよい。
上記定着器の電源供給装置は,交流電流を整流して直流電流を生成する整流部と,直流電流を利用して交流電流を生成し,生成された交流電流を絶縁部に提供する交流電流生成部と,をさらに備えるようにしてもよい。
上記交流電流生成部は,高周波交流電流を生成するようにしてもよい。上記整流部に入力される交流電流から高周波ノイズ成分を除去するラインフィルタ部をさらに備えるようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,所定の誘導電流が入力されて抵抗発熱する発熱体と,発熱体で生成された熱を伝達されて,トナーを印刷用紙に定着させるトナー定着部と,を備えることを特徴とする,定着器が提供される。
上記定着器は,発熱体とトナー定着部との間に,発熱体とトナー定着部とを絶縁するための絶縁層をさらに備え,絶縁層の耐電圧は,1kv以下であってもよい。
上記発熱体は,コイルであってもよい。 上記第1絶縁層の材質は,マイカ,ポリイミド,セラミック,シリコン,ポリウレタン,ガラス及びPTFEのうちいずれか一つであってもよい。上記絶縁層の材質はマイカであり,絶縁層の厚さは0.2mm以下であってもよい。
上記発熱部は,トナー定着部と密着していてもよい。上記トナー定着部の内部に存在し,トナー定着部と対向する側で発熱部をトナー定着部に密着させる密着部をさらに備えてもよい。上記密着部は,所定大きさの拡管圧により,発熱部をトナー定着部に固着させる拡管密着部であってもよい。上記密着部と上記発熱体との間に,第2絶縁層をさらに備えるようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,トナーを印刷用紙に定着させるための定着器において,所定の誘導電流の入力により抵抗発熱する発熱部と,発熱部で生成された熱を伝達して,トナーを印刷用紙に定着させる定着ローラと,を備えることを特徴とする,定着器が提供される。
上記発熱部は,所定の誘導電流の入力により抵抗発熱する発熱体と,発熱体と定着ローラとの間に存在する第1絶縁層と,を備えてもよい。上記発熱体は,コイルであってもよい。上記第1絶縁層の耐電圧は,1kv以下であってもよい。
上記第1絶縁層の材質は,マイカ,ポリイミド,セラミック,シリコン,ポリウレタン,ガラス及びPTFEのうちいずれか一つであってもよい。上記絶縁層の材質はマイカであり,絶縁層の厚さは,0.2mm以下であってもよい。
上記発熱部は,上記定着ローラと密着されていてもよい。上記発熱部は,定着ローラと共に回転するようにしてもよい。上記定着ローラ内部に存在し,定着ローラと対向する側で発熱部を定着ローラに密着させる密着部をさらに備えるようにしてもよい。
上記密着部は,所定大きさの拡管圧により,発熱部を定着ローラに固着させる拡管密着部であってもよい。上記発熱部は,定着ローラ及び密着部と共に回転するようにしてもよい。上記密着部と上記発熱体との間に,第2絶縁層をさらに備えるようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,所定の交流電流を入力されて,相応する第1誘導電流を生成する電源供給部と,生成された第1誘導電流により抵抗発熱及び誘導発熱し,生成された熱を利用して,トナーを印刷用紙に定着する定着部と,を備えることを特徴とする,定着装置が提供される。
上記電源供給部は,所定の交流電流を供給する電源部と;交流電流から直流電流を生成する整流部と,直流電流を利用して交流電流を生成する交流電流生成部と,交流電流生成部から交流電流を入力されて,相応する第1誘導電流を生成し,第1誘導電流を定着部に提供する絶縁部と,を備えてもよい。
上記絶縁部は,交流電流生成部と定着部とを電気的に分離するようにしてもよい。上記絶縁部は,変圧器であってもよい。
上記定着部は,生成された第1誘導電流により抵抗発熱する発熱体と,発熱体で生成された熱を伝達されて,トナーを印刷用紙に定着させるトナー定着部と,を備え,発熱部とトナー定着部との耐電圧は,1kv以下であってもよい。
上記発熱体は,第1誘導電流により,トナー定着部に第2の誘導電流を生成し,トナー定着部は,第1誘導電流による発熱体の抵抗発熱と,第2誘導電流によるトナー定着部の誘導発熱とにより加熱されるようにしてもよい。
トナー定着部の内部に存在し,トナー定着部と対向する側で発熱部をトナー定着部に密着させる密着部をさらに備えてもよい。トナー定着部は,定着ローラであり,発熱部は,定着ローラ及び密着部と共に回転するようにしてもよい。
本発明による定着装置は,電源部と発熱コイルとを変圧器により電気的に分離することによって,定着ローラ部と発熱コイルとの間に,定着ローラ部が発熱コイルと短絡されることを防止するための薄い絶縁層を持つ。この薄い絶縁層によって,発熱コイルで発生した熱は効率的に定着ローラ部に伝えられ,定着ローラ部を常温から目標定着温度まで短時間に加熱できる。
また,定着ローラ部を常温から目標定着温度まで短時間に加熱できるために,印刷作業のない間にも定着ローラ部の温度を一定時間一定温度以上に維持する必要がなく,不要な電力浪費を防止できる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図2は,定着ローラを発熱させるための定着装置の機能ブロック図を図示している。図2に示したように,定着装置は,電源部210,ラインフィルタ部220,導通スイッチ230及び定着器240を備えている。電源部210は,交流電流を提供し,ラインフィルタ部220は,交流電流でノイズとして作用する高周波成分を除去する。導通スイッチ230は,ラインフィルタ部220から高周波成分が除去された電流を,導通スイッチ230の開閉により定着器240に提供または遮断する。
定着器240は,発熱部250と定着ローラ部(図示せず)とを備えており,発熱部250は,発熱コイル(図示せず)と定着ローラ部とを絶縁するための絶縁層(図示せず)を備える。以下,図3で,定着器240についてさらに詳細に説明する。発熱コイルは,ラインフィルタ部220から提供された交流電流により抵抗発熱する。発熱コイルで生成された熱は,絶縁層を経て定着ローラ部に伝えられ,印刷用紙が定着ローラ部を通過する時,定着ローラ部は,印刷用紙に印刷トナーを溶かして印刷用紙に定着させる。
図3は,図2の定着器をさらに詳細に図示している。図3Aは,発熱部250が定着ローラ部に固着された定着器240の縦断面図を図示しており,図3Bは,図3Aに図示された定着器240の発熱部250を細部的に図示している。定着器240は,表面にテフロン(登録商標)などでコーティングされた保護層310が形成された円筒形の定着ローラ部320,定着ローラ部320の内部に設置されて両端が開放された管状の拡管密着部350,定着ローラ部320と拡管密着部350との間に設置される発熱部250を備える。発熱部250は,拡管密着部350を螺旋状に包むように設置されて,外部電源から電流を入力されて熱を発生させる発熱コイル360,及び発熱コイル360を包むように設置されて,発熱コイル360に電流を入力する時に絶縁破壊が起きず,漏れ電流が流れないように拡管密着部350及び定着ローラ部320を絶縁させる絶縁層330,340を備える。
定着ローラ部320は,発熱コイル360から伝えられた熱によって加熱されて,印刷用紙に印刷トナーを融着させる。定着ローラ部320の材質は,ステンレススチール,アルミニウム(Al)または銅(Cu)からなるようにしてもよい。
絶縁層330,340は,定着ローラ部320と発熱コイル360との間に設置される第1絶縁層330と,発熱コイル360と拡管密着部350との間に設置される第2絶縁層340とからなっている。
第1絶縁層330及び第2絶縁層340は,酸化マグネシウム(MgO)シートまたはガラスシートからなっていることが望ましい。発熱コイル360で発生する熱は,第1絶縁層330及び第2絶縁層340を経て,定着ローラ部320と拡管密着部350とにそれぞれ伝えられる。
絶縁層330,340に使われる絶縁材は,耐電圧特性及び耐絶縁破壊特性を持つ必要がある。耐電圧特性は,所定の外部電源がかかってもそれに耐えられる特性を表すものであり,耐絶縁破壊特性は,最大耐電圧下で1分間漏れ電流が10mA以上発生せず,かつ絶縁破壊されない特性を表すものである。望ましくは,定着ローラ部320と発熱コイル360との間に,一定大きさの耐電圧を要求する。要求される耐電圧大きさを満足させるために,第1絶縁層330及び第2絶縁層340を,定着ローラ部320と拡管密着部350との間に挿入する必要がある。
図3Bは,図3AのA部分,すなわち,定着器240の発熱部250をさらに細部的に図示している。例えば,定着ローラ部320と発熱コイル360との間に要求される耐電圧が6kvである場合,第1絶縁層330は,厚さが0.18mmであるマイカシート3枚330a,330b及び330cを用いる必要がある。定着ローラ部320と発熱コイル360との間に挿入される絶縁層が厚くなるほど,発熱コイル360で発生した熱が定着ローラ部320に伝達される量は少なくなる。
図4は,本発明の一実施形態にかかる定着装置の機能ブロック図を図示している。図4に示したように,定着装置は,電源部410,ラインフィルタ部420,整流部430,交流電流生成部440,絶縁部450及び発熱部470を備えた定着器460を備える。以下,図6を参考として,図4の定着器460をさらに詳細に説明する。電源部410は,所定大きさ及び周波数を持つ交流電流を提供する。ラインフィルタ部420は,インダクタL1及びキャパシタC1で構成されており,電源部410から交流電源を入力されて,交流電流に含まれている高周波成分を除去する。ラインフィルタ部420は,本発明を説明するための一つの例であり,他の種類のラインフィルタ部420が使われてもよく,これは本発明の範囲に属する。
整流部430は,ラインフィルタ420から提供された交流電流を整流して,直流成分の電流を生成する役割を行う。図4に図示されている整流器は,4個のダイオードD1,D2,D3,D4で構成されたブリッジ整流器あり,4個のダイオード極性によって,交流電流を直流成分の電流に整流する。交流電流を整流して直流成分の電流を生成するために,他の種類の整流器が使われてもよく,これは本発明の範囲に属する。
交流電流生成部440は,整流部430から提供された直流成分の電流を入力されて交流電流を生成する。図4に図示されている交流電流生成部440は,2個のキャパシタC2,C3と2個のスイッチSW1,SW2とで構成されており,スイッチの開閉により,整流部430で整流された直流電流を交流電流に変換させる。交流電流生成部440は,本発明が適用される分野によって,整流部430で生成された直流電流を入力されて,高周波または低周波交流電流を生成する。直流電流を交流電流に変化させるために,他の種類の交流電流生成部が使われてもよく,これは本発明の範囲に属する。
絶縁部450は,交流電流生成部440で生成された交流電流を利用して誘導電流を生成する。絶縁部450は,電源部410から入力された電流を利用して誘導電流を生成し,生成された誘導電流を発熱部470に提供する。発熱部470は,誘導電流を利用して抵抗発熱される発熱体(図示せず)及び,発熱体と定着器460のトナー定着部(図示せず)とが短絡されることを防止するための薄い絶縁層(図示せず)で構成されている。電源部410の電流を直ちに発熱体に提供せずに,絶縁部450を利用して生成された誘導電流を発熱体に提供することによって,絶縁部450は,電源部410と発熱体とを電気的に絶縁する役割を行う。以下,絶縁部450の一例として変圧器を説明し,望ましくは,変圧器は,低周波変圧器に比べて体積の小さい高周波変圧器であることを特徴とする。
変圧器450の1次側コイル452に交流電流が流れれば,2次側コイル454の周囲では磁場の変化が発生し,2次側コイル454には,変化する磁場により誘導電流が発生する。変圧器450により生成された誘導電流を,以下,第1誘導電流という。変圧器450により発生した第1誘導電流は,定着器460の発熱部470に提供される。第1誘導電流の大きさは,1次側コイル452と2次側コイル454との巻線比により制御できる。変圧器450の1次コイル452に流れる電源部410の電流は,電磁気誘導により変圧器450の2次コイル454に誘導電流を生成し,生成された誘導電流が定着部460の発熱部470に提供される。2次コイル454には,電源部410の電流が提供される代わりに,変圧器450で発生した第1誘導電流が提供されるために,電源部410と発熱部470の発熱体とは,電気的に分離される。
図5は,本発明の他の実施形態に相応する定着装置を図示しているが,図5の定着装置は,電源部510,ラインフィルタ部520,変圧器530,導通スイッチ540及び発熱部560を備えた定着器550を備える。電源部510,ラインフィルタ部520及び定着ローラ540は,図4で説明した電源部410,ラインフィルタ部420及び定着器460と同一である。但し,図5に説明されている本発明の他の実施形態に相応する定着装置は,整流部430及び交流電流生成部440を備えていない。導通スイッチ540は,ラインフィルタ部520で高周波成分が除去された電流を,スイッチ5400の開閉により定着部550に提供または遮断する。変圧器530の1次コイル532に流れる電源部510の電流は,電磁気誘導により変圧器530の2次コイル534に第1誘導電流を生成し,生成された第1誘導電流が定着器550の発熱部560に提供される。発熱部560の発熱体(図示せず)に電源部510の電流が提供される代わりに,変圧器530で発生した第1誘導電流が提供されるために,電源部510と発熱部560の発熱体とは,電気的に互いに分離される。
図4及び図5の定着回路で,定着器460,550の発熱部470,560は,変圧器450,530により電源部410,510と電気的に分離されている。したがって,図4及び図5の定着回路で,定着器460,550の発熱部470,560は,図3に図示されている定着器のように厚い絶縁層330a〜330cを必要とせず,発熱部470,550の発熱体とトナー定着部とが互いに短絡されない程度の,望ましくは,絶縁層630の耐電圧が1kv以下である薄い絶縁層を必要とする。
本発明の図6を参考として,図4及び図5の定着器460,550をさらに詳細に説明する。図6Aは,図4または図5の定着装置で使われる定着器460,550の断面図を図示しており,図6Bは,図6Aに図示された定着器460,550の発熱部470,560を細部的に図示している。
まず,図6Aを参考として定着器460,550の断面図を説明すれば,定着器460,550は,表面にテフロン(登録商標)などでコーティングされた保護層610が形成された円筒形のトナー定着部620,トナー定着部620の内部に設置されて両端が開放された管状の拡管密着部650,トナー定着部620と拡管密着部650との間に設置されている発熱部470,560を備える。発熱部470,560は,拡管密着部650を螺旋状に包むように設置されて,外部電源から電流を供給されて熱を発生させる発熱体660,及び発熱体660を包むように設置されて,発熱体660がトナー定着部620及び拡管密着部650と短絡されないように絶縁させる絶縁層630,640を備える。
図6Aに図示されている定着器460,550で,トナー定着部620の一例として定着ローラ部が例示されているが,本発明が適用される分野によって他の種類のトナー定着部620が使われてもよく,これは本発明の範囲に属する。以下では,トナー定着部620を定着ローラ部として説明する。
発熱体660は,コイルであることを特徴とする。本発明が適用される分野による他の種類の発熱体が使われてもよく,これは本発明の範囲に属する。
コイルは,変圧器450,530で生成された第1誘導電流により抵抗発熱する。また,変圧器450,530で生成された第1誘導電流は,変圧器450,530に入力された交流電流に相応する交流電流である。交流電流である第1誘導電流がコイルに入力されれば,コイル周囲では,第1誘導電流に相応して変化する交番磁束が生成される。生成された交番磁束は,定着ローラ部620に鎖交され,定着ローラ部620では,鎖交される交番磁束の変化を妨害する方向へ誘導電流が発生する。鎖交する交番磁束により定着ローラ部620で生成される誘導電流を,第2誘導電流という。定着ローラ部620の材質は,銅合金,アルミニウム合金,ニッケル合金,鉄合金,クロム合金,マグネシウム合金などからなり,定着ローラ部620は,自体の固有抵抗を持っているので,第2誘導電流により抵抗発熱する。以下,第2誘導電流により定着ローラ部620が発熱することを,誘導発熱という。本発明が適用される分野によって,他の材質で定着ローラ部620を製作でき,これは本発明の範囲に属する。
発熱体660は,電流が入力される時,発熱体660の抵抗損失により抵抗発熱するように,発熱体660の両端抵抗が100Ω以下である銅合金,アルミニウム合金,ニッケル合金,鉄合金,クロム合金が使われることができる。本発明が適用される分野によって,他の材質で発熱体660を製作でき,これは本発明の範囲に属する。
絶縁層630,640は,定着ローラ部620と発熱体660との間に設置される第1絶縁層630と,発熱体660と拡管密着部650との間に設置される第2絶縁層640とからなっている。第1及び第2絶縁層630,640は,マイカ,ポリイミド,セラミック,シリコン,ポリウレタン,ガラス,PTFE(polytetrafluoruethylene)で製作できる。本発明が適用される分野によって,他の材質で絶縁層630,640を製作でき,これは本発明の範囲に属する。
図6Bは,図6AのB部分,すなわち,定着器の発熱部470,560をさらに細部的に図示している。発熱部470,560は,発熱体660と定着ローラ部620との間に絶縁層を備えている。絶縁層630は,発熱体660が定着ローラ部620と短絡されることを防止するためのものであり,短絡のみを防止する薄い絶縁層が,発熱体660と定着ローラ部620との間に挿入される。望ましくは,絶縁層630の耐電圧は1kv以下であることを特徴とする。1kv以下の耐電圧要件を満足させるために,例えば,発熱部470,560の絶縁層630としては,発熱体660と定着ローラ部620との短絡を防止するために0.1mmマイカシート1枚が使われる。望ましくは,0.1mmマイカシート1枚が破損する場合,定着ローラ部620と発熱体660とが短絡されることを防止するために,0.1mmのマイカシート2枚を使用できる。
定着ローラ部620と発熱体660との間に挿入される第1絶縁層630が厚くなるほど,発熱体660で発生した熱が定着ローラ部620に効率的に伝えられない。したがって,第1絶縁層630が薄いほど,発熱体660で発生した熱が効率的に定着ローラ部620に伝達される。本発明が適用される分野によって,他の材質,他の厚さの第1絶縁層630が使われてもよく,これは本発明の範囲に属する。
図7は,図4または図5の定着装置で使われる定着器460,550をさらに詳細に図示している。図6に示すように,定着器460,550は,コーティング部610,定着ローラ部620,第1及び第2絶縁層630,640,発熱体660及び拡管密着部650を備える。定着器460,550の両端には,エンドキャップ724と動力伝達エンドキャップ730とがそれぞれ設置されている。動力伝達エンドキャップ730は,エンドキャップ724と構成は類似している。但し,定着器460,550を支持するフレーム732に設置される駆動部738に連結されて,定着器460,550を回転させるギア740などの動力伝達手段が設けられている。
エンドキャップ724には,通気孔726が形成されている。通気孔726は,エンドキャップ724が定着器460,550に設置された後,定着器の内部空間728と外部と空気が通るようにして,定着器の内部空間728の圧力を大気圧に維持させる。
したがって,コイル660から伝えられた熱によって拡管密着部650が加熱されるとしても,内部空間728は,通気孔726を通じて外部空気が通るので,大気圧が維持される。通気孔726は,動力伝達エンドキャップ730に設けられる。また,通気孔726は,エンドキャップ724と動力伝達エンドキャップ730とにいずれも設けられてもよい。
エンドキャップ724と動力伝達エンドキャップ730とには,電極722がそれぞれ設置される。電極722は,リード部734と電気的に連結されている。外部電源部742から供給された電流は,ブラシ736,電極722及びリード部734を経て発熱体660に供給される。
図8は,図4または図5の定着装置で使われる定着器460,550の発熱部470,560,定着ローラ部620及び拡管密着部650の密着状態を図示している。図8に図示されている定着器460,550で,発熱コイルを発熱体660の例として図示している。
発熱部470,560の発熱コイル660から発生した熱を定着ローラ部620に効率的に伝達するために,発熱部470,560の第1及び第2絶縁層630,640と発熱コイル660との間に空気層が存在してはならない。本発明で定着器460,550の発熱コイル660と,第1及び第2絶縁層630,640とは,拡管密着部650から加えられる拡管圧により塑性変形され,塑性変形された発熱部470,560は,定着ローラ部620及び拡管密着部650と互いに固着される。望ましくは,拡管密着部は非磁性物質で構成されるか,または廃ループを形成していない形態のパイプで構成される。例えば,金属パイプ,コイルバネ,発泡ウレタン,プラスチックパイプなどが,拡管密着部650として使われる。
拡管密着部650に加えられる適正拡管圧は,拡管密着部650の円周方向拡管圧が拡管密着部650材質の降伏応力σまで到達して,永久塑性変形が発生するレベルで決定される。拡管密着部に加えられる拡管圧は,下の数式1により決定される。
ここで,Pは拡管圧,σは降伏応力,tは拡管密着部の厚さ及びrは拡管密着部の半径を表す。
図8Aは,定着ローラ部620,発熱コイル660及び絶縁層630,640の間に空気層が存在する場合を図示しており,図8Bは,定着ローラ部620,発熱コイル660及び絶縁層630,640の間に空気層が存在していない場合を図示している。発熱部470,560に空気層が存在しているかどうかによって,すなわち,定着ローラ部620,発熱コイル660及び絶縁層630,640の密着度によって,定着器460,550の定着ローラ部620を目標定着温度まで加熱するのに約4〜5秒の差が発生する。
図9は,ハロゲンランプを熱源として使用する定着器及び定着ローラ部620と発熱部470,560とが互いに固着されている定着器(以下,Eコイル方式の定着器という)で,定着部の定着ローラ部を目標定着温度まで加熱するのにかかる時間を比較した実験データである。本実験で,Eコイル方式の定着器の第1及び第2絶縁層はマイカシートを使用しており,定着ローラ部の半径は32mmであり,定着ローラ部の材質はアルミニウムである。図9に示すように,ハロゲンランプを熱源として使用する定着器で,定着ローラ部を20℃の常温から180℃の目標定着温度まで加熱するのに75秒がかかる。
一方,Eコイル方式の定着器で,0.18mmのマイカシートを3枚または2枚使用して絶縁層を形成する場合,定着ローラ部620と発熱体660との間の耐電圧はそれぞれ6kv,4.2kvであり,この場合,定着器の定着ローラ部620を20℃の常温から180℃の目標定着温度まで加熱するのに,それぞれ34秒及び24秒がかかる。Eコイル方式の定着器で,0.15mmのマイカシートを3枚または2枚使用して絶縁層を形成する場合,定着ローラ部620と発熱体660との間の耐電圧はそれぞれ4.8kv,3kvであり,この場合,定着ローラ部620を20℃の常温から180℃の目標定着温度まで加熱するのに,それぞれ27秒と14秒がかかる。Eコイル方式の定着器で,0.1mmのマイカシートを3枚,2枚または1枚使用して絶縁層を形成する場合,定着ローラ部620と発熱体660との間の耐電圧はそれぞれ3.3kv,2.3kv,1.4kvであり,この場合,定着ローラ部620を20℃の常温から180℃の目標定着温度まで加熱するのに,それぞれ16秒,10秒,6秒がかかる。
図9に示すように,ハロゲンを熱源として使用する定着器で,定着ローラ部を目標定着温度まで加熱するためのウォームアップ時間は,Eコイル方式定着器で,定着ローラ部を目標定着温度まで加熱するためのウォームアップ時間に比べてかなり長い。一方,Eコイル方式の定着器で,絶縁層が厚くなるほど,常温から定着目標温度まで定着ローラ部を加熱するのに長時間がかかるということが分かる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,トナーを印刷用紙に定着させる定着装置の関連技術分野に適用可能である。
ハロゲンランプを熱源として使用する定着装置の定着器を概略的に示す断面図である。 定着器を発熱させるための定着装置の機能ブロック図である。 図2の定着装置で使われる定着器を示すものであり,定着器の発熱部が定着ローラ部に固着された定着装置における定着器の断面図である。 図2の定着装置で使われる定着器を示すものであり,図3Aに図示された定着器の発熱部を細部的に示す図面である。 本発明の一実施形態に相応する定着装置の機能ブロック図である。 本発明の他の実施形態に相応する定着装置の機能ブロック図である。 図4または図5の定着装置で使われる定着器の断面図である。 図6Aに図示された定着器の発熱部を細部的に示す図面である。 図4または図5の定着装置で使われる定着器をさらに詳細に示す図面である。 図4または図5の定着装置で使われる定着器の発熱部,定着ローラ部及び拡管密着部の密着状態を示す図面である。 図4または図5の定着装置で使われる定着器の発熱部,定着ローラ部及び拡管密着部の密着状態を示す図面である。 ハロゲンランプを熱源として使用する定着器及び定着ローラ部と発熱部とが互いに固着されている定着器のウォームアップ時間を比較したデータを示す図面である。
符号の説明
410 電源部
420 ラインフィルタ部
430 整流部
440 交流電流生成部
450 絶縁部
452 変圧器の1次側コイル
454 変圧器の2次側コイル
460 定着器
470 発熱部

Claims (46)

  1. トナーを印刷用紙に定着させるための定着器の発熱装置において,
    所定の交流電流を供給する電源部と;
    前記交流電流の入力により,前記交流電流に相応する誘導電流を生成する絶縁部と,
    前記生成された誘導電流により抵抗発熱する発熱体と;
    を備えることを特徴とする,定着器の発熱装置。
  2. 前記絶縁部は,
    前記電源部と前記発熱体とを電気的に分離することを特徴とする,請求項1に記載の定着器の発熱装置。
  3. 前記絶縁部は,
    変圧器であることを特徴とする,請求項2に記載の定着器の発熱装置。
  4. 前記変圧器は,
    高周波変圧器であることを特徴とする,請求項3に記載の定着器の発熱装置。
  5. 前記発熱体は,
    コイルであることを特徴とする,請求項3に記載の定着器の発熱装置。
  6. 前記交流電流を整流して直流電流を生成する整流部と;
    前記直流電流を利用して交流電流を生成し,前記生成された交流電流を前記発熱体に提供する交流電流生成部と;
    をさらに備えることを特徴とする,請求項1に記載の定着器の発熱装置。
  7. 前記交流電流生成部は,
    高周波交流電流を生成することを特徴とする,請求項6に記載の定着器の発熱装置。
  8. 前記整流部に入力される交流電流から高周波ノイズ成分を除去するラインフィルタ部をさらに備えることを特徴とする,請求項6に記載の定着器の発熱装置。
  9. トナーを印刷用紙に定着させるための定着器に電源を供給する電源供給装置において,
    前記定着器に所定の交流電流を提供する電源部と;
    前記交流電流の入力により,前記入力された交流電流に相応する誘導電流を生成し,前記生成された誘導電流を前記定着器に提供する絶縁部と;
    を備えることを特徴とする,電源供給装置。
  10. 前記絶縁部は,
    前記電源部と前記定着器とを電気的に分離することを特徴とする,請求項9に記載の電源供給装置。
  11. 前記絶縁部は,
    変圧器であることを特徴とする,請求項10に記載の電源供給装置。
  12. 前記変圧器は,
    高周波変圧器であることを特徴とする,請求項11に記載の電源供給装置
  13. 前記交流電流を整流して直流電流を生成する整流部と;
    前記直流電流を利用して交流電流を生成し,前記生成された交流電流を前記絶縁部に提供する交流電流生成部と;
    をさらに備えることを特徴とする,請求項9に記載の電源供給装置。
  14. 前記交流電流生成部は,
    高周波交流電流を生成することを特徴とする,請求項13に記載の電源供給装置。
  15. 前記整流部に入力される交流電流から高周波ノイズ成分を除去するラインフィルタ部をさらに備えることを特徴とする,請求項13に記載の電源供給装置。
  16. トナーを印刷用紙に定着させるための定着器において,
    所定の誘導電流の入力により抵抗発熱する発熱部と;
    前記発熱部で生成された熱を伝達して,前記トナーを印刷用紙に定着させるトナー定着部と,を備えることを特徴とする,定着器。
  17. 前記発熱部は,
    所定の誘導電流の入力により抵抗発熱する発熱体と;
    前記発熱体と前記トナー定着部との間に存在する第1絶縁層と;
    を備えることを特徴とする,請求項16に記載の定着器。
  18. 前記発熱体は,コイルであることを特徴とする,請求項17に記載の定着器。
  19. 前記第1絶縁層の耐電圧は,1kv以下であることを特徴とする,請求項18に記載の定着器。
  20. 前記第1絶縁層の材質は,
    マイカ,ポリイミド,セラミック,シリコン,ポリウレタン,ガラス及びPTFEのうちいずれか一つであることを特徴とする,請求項18に記載の定着器。
  21. 前記絶縁層の材質はマイカであり,前記絶縁層の厚さは0.2mm以下であることを特徴とする,請求項20に記載の定着器。
  22. 前記発熱部は,前記トナー定着部と密着していることを特徴とする,請求項18に記載の定着器。
  23. 前記トナー定着部の内部に存在し,前記トナー定着部と対向する側で前記発熱部を前記トナー定着部に密着させる密着部をさらに備えることを特徴とする,請求項22に記載の定着器。
  24. 前記密着部は,
    所定大きさの拡管圧により,前記発熱部を前記トナー定着部に固着させる拡管密着部であることを特徴とする,請求項23に記載の定着器。
  25. 前記密着部と前記発熱体との間に,第2絶縁層をさらに備えることを特徴とする,請求項23に記載の定着器。
  26. トナーを印刷用紙に定着させるための定着器において,
    所定の誘導電流の入力により抵抗発熱する発熱部と,
    前記発熱部で生成された熱を伝達して,前記トナーを印刷用紙に定着させる定着ローラと,を備えることを特徴とする,定着器。
  27. 前記発熱部は,
    所定の誘導電流の入力により抵抗発熱する発熱体と,
    前記発熱体と前記定着ローラとの間に存在する第1絶縁層と,を備えることを特徴とする,請求項26に記載の定着器。
  28. 前記発熱体は,コイルであることを特徴とする,請求項27に記載の定着器。
  29. 前記第1絶縁層の耐電圧は,1kv以下であることを特徴とする,請求項28に記載の定着器。
  30. 前記第1絶縁層の材質は,
    マイカ,ポリイミド,セラミック,シリコン,ポリウレタン,ガラス及びPTFEのうちいずれか一つであることを特徴とする,請求項28に記載の定着器。
  31. 前記絶縁層の材質はマイカであり,前記絶縁層の厚さは,0.2mm以下であることを特徴とする,請求項30に記載の定着器。
  32. 前記発熱部は,前記定着ローラと密着されていることを特徴とする,請求項27に記載の定着器。
  33. 前記発熱部は,前記定着ローラと共に回転することを特徴とする,請求項32に記載の定着器。
  34. 前記定着ローラ内部に存在し,前記定着ローラと対向する側で前記発熱部を前記定着ローラに密着させる密着部をさらに備えることを特徴とする,請求項32に記載の定着器。
  35. 前記密着部は,
    所定大きさの拡管圧により,前記発熱部を前記定着ローラに固着させる拡管密着部であることを特徴とする,請求項34に記載の定着器。
  36. 前記発熱部は,前記定着ローラ及び前記密着部と共に回転することを特徴とする,請求項34に記載の定着器。
  37. 前記密着部と前記発熱体との間に,第2絶縁層をさらに備えることを特徴とする,請求項34に記載の定着器。
  38. トナーを印刷用紙に定着させる定着装置において,
    所定の交流電流に応じて第1誘導電流を生成する電源供給部と;
    前記生成された第1誘導電流により抵抗発熱及び誘導発熱し,前記生成された熱を利用して,前記トナーを印刷用紙に定着する定着部と;
    を備えることを特徴とする,定着装置。
  39. 前記電源供給部は,
    所定の交流電流を供給する電源部と;
    前記交流電流から直流電流を生成する整流部と,
    前記直流電流を利用して交流電流を生成する交流電流生成部と,
    前記交流電流生成部から交流電流を入力されて,相応する第1誘導電流を生成し,前記第1誘導電流を前記定着部に提供する絶縁部と,を備えることを特徴とする,請求項38に記載の定着装置。
  40. 前記絶縁部は,
    前記交流電流生成部と前記定着部とを電気的に分離することを特徴とする,請求項39に記載の定着装置。
  41. 前記絶縁部は,
    変圧器であることを特徴とする,請求項40に記載の定着装置。
  42. 前記定着部は,
    前記生成された第1誘導電流により抵抗発熱し,前記第1誘導電流により変化する交番磁束を生成する発熱部と,
    前記交番磁束により第2誘導電流を生成し,前記第2誘導電流により抵抗発熱するトナー定着部と,を備えることを特徴とする,請求項38に記載の定着装置。
  43. 前記発熱部は,
    前記生成された第1誘導電流により抵抗発熱し,前記第1誘導電流により変化する交番磁束を生成するコイルと;
    前記コイルと前記トナー定着部との間に存在する絶縁層と;
    を備えることを特徴とする,請求項42に記載の定着装置。
  44. 前記絶縁層の耐電圧は,1kv以下であることを特徴とする,請求項43に記載の定着装置。
  45. 前記トナー定着部の内部に存在し,前記トナー定着部と対向する側で前記発熱部を前記トナー定着部に密着させる密着部をさらに備えることを特徴とする,請求項43に記載の定着装置。
  46. 前記トナー定着部は,定着ローラであり,前記発熱部は,前記定着ローラ及び前記密着部と共に回転することを特徴とする,請求項45に記載の定着装置。
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