JP2007004183A - 定着ユニット、画像形成装置の定着装置、及び定着ローラの製造方法 - Google Patents

定着ユニット、画像形成装置の定着装置、及び定着ローラの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】定着ローラを短時間で定着温度まで昇温可能な定着ユニットを提供する。
【解決手段】管状の定着ローラ212と、定着ローラ212に挿入される内部管214と、定着ローラ212と内部管214との間に内部管214を取り囲むように設置されて発熱するヒーティング部213と、ヒーティング部213と定着ローラ212との間に設けられる第1絶縁部216aと、ヒーティング部213と内部管214との間に設けられる第2絶縁部216bとからなる絶縁部216と、を備え、第1絶縁部216aは、第2絶縁部216bより熱伝導度が高いことを特徴とする、定着ユニットが提供される。
【選択図】図4

Description

本発明は、定着ユニット、画像形成装置の定着装置、及び定着ローラの製造方法に関し、より詳細には、熱及び圧力を加えてトナー画像を用紙に定着させる定着ユニット、画像形成装置の定着装置、及び定着ローラの製造方法に関する。
一般的に、電子写真方式を利用するカラー画像形成装置は、一定の電位で帯電された感光媒体に光を走査して静電潜像を形成し、この静電潜像を所定色相のトナーで現像した後、現像された画像を用紙に転写及び定着させてカラー画像を形成する装置をいう。
図1は、ハロゲンランプが熱源として適用された従来の定着装置の定着ユニットを概略的に示す横断面図であり、図2は、図1に図示された定着ユニット及び加圧ローラの関係を示す縦断面図である。
図1を参照すれば、定着ユニット10は、トナー画像に熱を加えるものであって、管状の円筒形定着ローラ11と、定着ローラ11の内側に設けられて外部電源(図示せず。)から伝えられた電流を利用して熱を発生させる発熱部12と、を備える。定着ユニット11の外周面には、弾性物質からなってトナー画像との離隔性を高めるための離型層11aが設けられている。
発熱部11から発生した輻射エネルギー(熱)は、定着ローラ11の内側に充填されている空気を通じて定着ローラ11に伝えられ、定着ローラ11の内側面に塗布された光熱変換層(図示せず。)により熱エネルギーに変換されて、定着ローラ11を加熱し、熱伝導により離型層11aを加熱させて所定の定着温度に昇温させる。
図2を参照すれば、定着ユニット10の下部には、用紙14を介して対向するように加圧ローラ13が位置する。加圧ローラ13は、スプリング装置13aにより弾力的に支持されており、定着ユニット10と加圧ローラ13との間を通過する用紙14を定着ユニット10側に加圧する。
この時、用紙14上に形成されている粉末状態のトナー画像14aは、用紙14が定着ユニット10と加圧ローラ13との間を通過するにつれ、所定の圧力および熱により加圧及び加熱される。すなわち、トナー画像14aは、定着ユニット10及び加圧ローラ13による所定温度の熱及び圧力により、用紙14に融着される。
特開2004−101582号公報
前記のようなハロゲンランプを熱源として適用する従来の定着装置は、不要な電力消費が多いので、印刷作業のない場合には電力を遮断して温度を低下させる必要がある。特に、従来の定着装置は、印刷作業のために電源をつけた時に、定着温度に到達するまでかなり長いウォームアップ時間を要求する。
電源を印加した後、定着装置が所望の定着温度に到達するまでの一定時間をファーストプリント時間(First−Print−Out−Time、以下、「FPOT」という。)と呼ぶ。このファーストプリント時間とは、プリンタにおいて第1枚目のデータを受信開始してから印刷を終え、用紙を機外に排出完了させるまでに要する時間である。従来の定着装置は、このようなファーストプリント時間が、短くても数十秒、長くなると数分もかかってしまう場合がある。
特に、従来の定着装置は、熱源からの輻射エネルギーにより定着ローラが加熱されるために熱伝達速度が遅く、用紙に接触して熱が用紙に伝達されるときの温度低下による温度偏差の補償が遅いため、温度偏差の調節が困難である。
また、プリントの動作が休止状態である待機モードでも、定着ローラ11の温度を一定に維持させるために、電力を熱源に一定の周期で印加しなければならないために、不要な電力消耗が発生し、待機状態で画像出力のための動作モードに転換されるにも相当な時間がかかるため、速い画像出力を達成できないという問題点があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、消費電力が少なく、短時間で定着ローラの温度を定着温度に上昇させることが可能な、新規かつ改良された定着ユニット、画像形成装置の定着装置、及び定着ローラの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、管状の定着ローラと、定着ローラに挿入される内部管と、定着ローラと内部管との間に内部管を取り囲むように設置されて発熱するヒーティング部と、ヒーティング部と定着ローラとの間に設けられる第1絶縁部と、ヒーティング部と内部管との間に設けられる第2絶縁部とからなる絶縁部と、を備え、第1絶縁部は、第2絶縁部より熱伝導度が高いことを特徴とする、定着ユニットが提供される。
かかる構成により、熱伝導度が異なる2つの絶縁部を用意することで、発熱部から発生した熱の大部分を定着ローラ側に伝達させることによって熱效率を増大させ、加熱体と被加熱体との距離を縮めることによって熱伝逹を早くして、ファーストプリント時間を短縮できる。
また、第1絶縁部は、ポリイミドからなるようにしてもよい。
また、第1絶縁部は、液状水晶体ポリマーからなるようにしてもよい。
また、第2絶縁部は、複数の雲母シートからなるようにしてもよい。
また、第1絶縁部は、複数の雲母シートからなり、第2絶縁部は、ヒーティング部に接触する断熱層と複数の雲母シートとからなるようにしてもよい。
また、断熱層は、石膏、セラミックまたはガラス強化耐熱高分子物質のいずれか一つからなるようにしてもよい。
また、第1絶縁部は、第2絶縁部より厚さが薄いようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、熱を発生させる定着ユニットと、定着ユニットとの接触部を通過するトナー画像が転写された用紙を定着ユニット側に加圧する加圧ローラと、を備える画像形成装置の定着装置において、定着ユニットは、管状の定着ローラと、定着ローラに挿入される内部管と、定着ローラと内部管との間に内部管を取り囲むように設置されて発熱するヒーティング部と、ヒーティング部と定着ローラとの間に設けられる第1絶縁部と、ヒーティング部と内部管との間に設けられる第2絶縁部とからなる絶縁部と、を備え、第1絶縁部は、第2絶縁部より熱伝導度が高いことを特徴とする、画像形成装置の定着装置が提供される。この定着装置の定着ユニットは、上述したような特徴を有してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、内部管を第2絶縁部で取り囲む工程と、第2絶縁部をヒーティング部で取り囲む工程と、ヒーティング部を第1絶縁部で取り囲む工程と、第2絶縁部、ヒーティング部及び第1絶縁部で取り囲まれた内部管を定着ローラに挿入する工程と、内部管が定着ローラと密着されるように内部管を膨脹させる工程と、を含むことを特徴とする、定着ローラの製造方法が提供される。
また、定着ローラの外部面に離型層をコーティングする工程をさらに含むようにしてもよい。
また、離型層は、ポリテトラフルオロエチレンからなるようにしてもよい。
以上説明したように本発明の定着ユニットによれば、消費電力が少なく、短時間で定着ローラの温度を定着温度に上昇させることができる
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下に本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置(例えばプリンタ)の定着装置について説明する。
図3〜図5を参照すれば、本実施形態にかかる定着装置200は、トナー画像251に熱及び圧力を加えてトナー画像251を用紙250に融着させるための装置である。この定着装置200は、矢印A方向に回転しつつトナー画像251に熱を加える定着ユニット210と、用紙250を介して定着ユニット210に対向配置されて矢印B方向に回転しつつ、トナー画像251を定着ユニット210側に押し付ける加圧ローラ220と、を備える。
定着ユニット210は、外周面にテフロン(登録商標)(TeflonTM)等でコーティングされた離型層211が設けられた管状の定着ローラ212と、定着ローラ212の内部に挿入されて両端が開放された管状の内部管214と、定着ローラ212と内部管214との間に設置されており、内部管214の外周面を螺旋状に取り囲むように設けられて外部電源(図示せず。)から電流を供給されて熱を発生させるヒーティング部213と、ヒーティング部213を取り囲むように設置されてヒーティング部213に電流を印加する時に絶縁破壊が起きず、漏れ電流が流れないように内部管214と定着ローラ212とを絶縁させる絶縁部216と、を備える。
定着ローラ212及び内部管214は、その材質が、例えば、ステンレススチール、アルミニウム(Al)または銅(Cu)等の金属材料などでなりうる。
ヒーティング部213は、外部電源(図示せず。)から供給された電流によって熱を発生させる抵抗発熱コイルから形成されていることが望ましく、ヒーティング部213の両端には、ヒーティング部213から延びて外部電源から電流を供給されるように連結されるリード部213aが設けられている。
絶縁部216は、定着ローラ212とヒーティング部213との間に設けられる第1絶縁部216aと、ヒーティング部213と内部管214との間に設けられる第2絶縁部216bとから構成されている。
第1絶縁部216aは、例えば、ポリイミドからなり、第2絶縁部216bは、例えば、雲母シートを複数枚(例えば2枚)重ねてなることが望ましい。
絶縁部216は、ヒーティング部213から発生した熱を伝達しつつ、耐電圧特性及び耐絶縁破壊特性をもっている必要がある。このような耐電圧特性を考慮して、第1絶縁部216aは例えば0.02〜0.04mm、第2絶縁部216bの各雲母シートは例えば0.15mmであることが望ましい。したがって、第1絶縁部216aの厚さは、第2絶縁部216bの厚さより薄いことが望ましい。
ここで、耐電圧特性は、外部電源から所定の電圧が印可されてもこれに耐えることができる特性を表すものであり、耐絶縁破壊特性は、最大耐電圧(3kV)下で1分間漏れ電流が10mA以上発生せずに絶縁破壊されない特性を表す。耐電圧特性については、CANADA規格であるCSA(Canadian Standards Association)で定めた耐電圧規格、及び、ヨーロッパ規格を満足させるために、各絶縁部216a、216bは、3kVの耐電圧の印可時に当該耐電圧に耐えられるものでなければならない。
表1は、雲母、PI(Polyimide)及びLCP(Liquid crystalline polymer)の熱伝導度及び絶縁強度を示したものである。
Figure 2007004183
雲母とポリイミド(PI)の熱伝導度を比較すれば、ポリイミド(PI)が雲母に比べて最大3倍以上高いということが分かる。したがって、ヒーティング部213から発熱される輻射熱(エネルギー)は、雲母からなる第2絶縁部216bよりも、ポリイミド(PI)からなる第1絶縁部216a側に、より多く移動するということが分かる。したがって、ヒーティング部213から発生する大部分の熱は、第1絶縁部216aを通じて定着ローラ212に伝えられて、その表面温度を定着温度に高めることができる。
また、第1絶縁部216aの厚さが第2絶縁部216bの厚さより薄いために、熱を速かに伝達できる。
ここで、図6を参照して、本発明の2実施形態による定着ユニットについて説明する。定着ユニットの絶縁部以外の構成は、上記第1の実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
図6を参照すれば、第1絶縁部316aは、例えば、液状水晶体ポリマー(Liquid Crystal Polymer、以下、「LCP」という。)からなり、第2絶縁部316bは、雲母シートを複数枚(例えば2枚)重ねてなることが望ましい。
絶縁部316は、ヒーティング部213から発生した熱は伝達しつつ耐電圧特性及び耐絶縁破壊特性を持っていなければならない。このような耐電圧特性を考慮して、第1絶縁層316aは例えば0.045〜0.07mm、第2絶縁部316bの各雲母シートは例えば0.15mmであることが望ましい。したがって、第1絶縁部316aの厚さは、第2絶縁部316bの厚さより薄いことが望ましい。
ここで、耐電圧特性は、外部電源から所定の電圧が印可されてもこれに耐えることができる特性を表すものであり、耐絶縁破壊特性は、最大耐電圧(3kV)下で1分間漏れ電流が10mA以上発生せずに絶縁破壊されない特性を表す。耐電圧特性については、CANADA規格であるCSAで定めた耐電圧規格、及び、ヨーロッパ規格を満足させるために、各絶縁部316a、316bは、3kVの耐電圧の印可時に当該耐電圧に耐えられるものでなければならない。
LCPと雲母の熱伝導度を比較すれば、LCPが雲母に比べて高いということが分かる。したがって、ヒーティング部213から発熱される輻射熱(エネルギー)は、雲母からなる第2絶縁部316bよりも、LCPからなる第1絶縁部316a側に、より多く移動するということが分かる。したがって、ヒーティング部213から発生する大部分の熱は、第1絶縁部316aを通じて定着ローラ212に伝えられて、その表面温度を定着温度に高めることができる。
LCPとポリイミドの熱伝導を比較すれば、LCPの熱伝導度がポリイミドより小さいということが分かる。したがって、同じ熱伝導を仮定する時、LCPからなる第1絶縁部316aは、ポリイミドからなる第1絶縁部216aより、厚さがさらに厚いということが分かる。
LCPは、材質の特性上、耐熱性面で優秀であり、電気的に高い領域の周波数で電気的安定性を示す長所があり、熱可塑性樹脂であるために自体接着性があって相対的に既存の絶縁材に比べて良い接着効果を奏するのに有利である。
LCP及びポリイミドは、その厚さが例えば100μm以下であることが望ましい。
ここで、図7を参照して、本発明の3実施形態による定着ユニットについて説明する。定着ユニットの絶縁部以外の構成は、上記第1の実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
図7を参照すれば、第1絶縁部416aは2枚の雲母シートから形成され、第2絶縁部416bは、断熱部416cと、複数枚(例えば2枚)の雲母シート416dとを重ねて構成されている。
断熱部416cは、例えば、気孔が多くて熱伝導度の低い材質である石膏またはセラミックや、熱伝導度のとても低いガラス強化耐熱高分子からなっていることが望ましい。断熱部416cの厚さと雲母シート一枚の厚さは、例えば0.15mmであることが望ましい。
したがって、ヒーティング部213から発生した輻射エネルギーは、断熱部416cによって内部管214側に熱が伝えられることが遮断されるので、第1絶縁部416aを通じて定着ローラ212に伝えられる。
一方、第1絶縁層416aの厚さは、図5に図示されたポリイミド(PI)からなる第1絶縁部216aの厚さ、及び、図6に図示されたLCPからなる第1絶縁部316aの厚さより厚い。
上記のように熱伝逹係数(熱伝導度)を、相異なる物質を利用して熱伝逹効率を異ならせることによって、熱伝逹の方向を誘導できる。
図3及び図4を参照すれば、定着ローラ212の両端には、エンドキャップ217と動力伝達エンドキャップ218がそれぞれ設置されている。動力伝達エンドキャップ218は、エンドキャップ217と構成は類似しており、ただし、定着ローラ212を支持するフレーム400に設置される電動装置(図示せず。)に連結されて定着ローラ212を回転させるために、ギアなど動力伝達手段218aが設けられている。
エンドキャップ217には、気孔219が形成されている。気孔219は、エンドキャップ217が定着ローラ212に設置された後、定着ローラ212の内部空間230と外部とを通空させて、定着ローラ212の内部空間230の圧力を大気圧に維持させる。
したがって、ヒーティング部213から伝えられた熱によって内部管214が加熱されるとしても、内部空間230は気孔219を通じて外部空気が通じるので大気圧が維持される。気孔219は、動力伝達エンドキャップ218に設けられうる。また、気孔219は、エンドキャップ217及び動力伝達エンドキャップ218の双方に設けられてもよい。
エンドキャップ217及び動力伝達エンドキャップ218には、電極220がそれぞれ設置される。電極220は、リード部213aと電気的に連結されている。外部電源から供給された電流は、電源供給装置300、電極220、リード部213aを経てヒーティング部213に供給される。
定着ユニット210の上部には、図3に示すように、定着ローラ212及び離型層211の表面温度が急激に上昇する場合に電源を遮断して過熱を防止するサーモスタット240と、定着ローラ212及び離型層211の表面温度を測定するサーミスター250が設置されている。
次に、上記定着ユニット210の製造方法を説明すれば、次の通りである。なお、以下では、定着ユニット210の絶縁部として、第1絶縁部216a及び第2絶縁部216bの例で説明するが、第1絶縁部316a、416a及び第2絶縁部316b、416bの場合も同様であるので、それらの詳細説明は省略する。
まず、第2絶縁部216bで内部管214の外周面を取り囲む。次いで、第2絶縁部216bの外周を取り囲むようにヒーティング部213を螺旋形に設置する。その後、ヒーティング部213の外周を取り囲むように第1絶縁部216aを設置する。
上記のようにヒーティング部213、第1絶縁部216a及び第2絶縁部216bが設けられた内部管214を、定着ローラ212の外周面をテフロン(登録商標)などでコーティングすることで離型層211が設けられた定着ローラ212の内部に挿入する。
その後、内部管214を拡管する装置を利用して、内部管214の両端を閉鎖して内部空間230に所定圧力を加えて内部管214を拡管させる。この時、圧力は例えば140気圧以上であることが望ましい。
このように内部管214は拡管され、定着ローラ212は原形を維持しており、ヒーティング部213及び絶縁部216は塑性変形される。したがって、ヒーティング部213、内部管214、第1絶縁部216a、第2絶縁部216bは、定着ローラ212の内周面に密着される。
すなわち、ヒーティング部213は、図5に示したように、抵抗発熱コイルから形成されているので、隣接するコイル間の空間は、内部管214が拡張される時に第1絶縁部216a及び第2絶縁部216bで満たされて密着される。
ところが、圧力が140気圧未満である場合には、内部管214が拡管される時、第1絶縁部216a及び第2絶縁部216bが、ヒーティング部213の隣接するコイル間の空間を完全に満たせなくなる。これにより、ヒーティング部213の隣接するコイル間の空間には空気層が形成される。また、定着ローラ212、ヒーティング部213及び内部管214が接触する部分も密着されないため、空気層が形成されうる。このような空気層は、ヒーティング部213から定着ローラ212への熱伝逹効率を低下させるので、ファーストプリント時間(FPOT)を遅延させる。
以上説明したように、上記実施形態にかかる定着装置200は、熱伝導度を異ならせた2つの絶縁部(第1絶縁部と第2絶縁部)を設けることで、発熱部(ヒーティング部213)から発生した熱の大部分を定着ローラ212側に伝達させることによって熱效率を増大させ、加熱体と被加熱体との距離を縮めることによって熱伝逹を早くして、ファーストプリント時間(FPOT)を短縮できる。従って、本実施形態にかかる定着装置200は、消費電力が少なく、短時間で定着ローラ212の温度を定着温度に上昇させることができるとともに、高い耐絶縁破壊特性性及び耐電圧性を有する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、熱及び圧力を加えて画像を印刷媒体に定着させる定着装置を備える電子写真方式を利用した画像形成装置に適用できる。
ハロゲンランプが熱源として適用された従来の定着装置の定着ユニットを概略的に示す横断面図である。 図1に示した定着ユニット及び加圧ローラの関係を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置の定着装置を示す縦断面図である。 同実施形態による画像形成装置の定着ユニットを示す横断面である。 図4に示したC部分を拡大して示す部分拡大図である。 本発明の2実施形態による定着ユニットの一部を拡大して示す部分拡大図である。 本発明の3実施形態による定着ユニットの一部を拡大して示す部分拡大図である。
符号の説明
200 定着装置
210 定着ユニット
211 離型層
212 定着ローラ
213 ヒーティング部
213a リード部
214 内部管
216、316、416 絶縁部
216a、316a、416a 第1絶縁部
216b、316b、416b 第2絶縁部
416c 断熱部
217 エンドキャップ
218 動力伝達エンドキャップ
218a 動力伝達手段
219 気孔
220 電極
230 内部空間
240 サーモスタット
250 サーミスター
300 電源供給装置
400 フレーム

Claims (17)

  1. 管状の定着ローラと;
    前記定着ローラに挿入される内部管と;
    前記定着ローラと前記内部管との間に前記内部管を取り囲むように設置されて発熱するヒーティング部と;
    前記ヒーティング部と前記定着ローラとの間に設けられる第1絶縁部と、前記ヒーティング部と前記内部管との間に設けられる第2絶縁部とからなる絶縁部と;
    を備え、
    前記第1絶縁部は、前記第2絶縁部より熱伝導度が高いことを特徴とする、定着ユニット。
  2. 前記第1絶縁部は、ポリイミドからなることを特徴とする、請求項1に記載の定着ユニット。
  3. 前記第1絶縁部は、液状水晶体ポリマーからなることを特徴とする、請求項1に記載の定着ユニット。
  4. 前記第2絶縁部は、複数の雲母シートからなることを特徴とする、請求項2または3に記載の定着ユニット
  5. 前記第1絶縁部は、複数の雲母シートからなり、
    前記第2絶縁部は、前記ヒーティング部に接触する断熱層と複数の雲母シートとからなることを特徴とする、請求項1に記載の定着ユニット。
  6. 前記断熱層は、石膏、セラミックまたはガラス強化耐熱高分子物質のいずれか一つからなることを特徴とする、請求項5に記載の定着ユニット。
  7. 前記第1絶縁部は、前記第2絶縁部より厚さが薄いことを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の定着ユニット。
  8. 熱を発生させる定着ユニットと、前記定着ユニットとの接触部を通過するトナー画像が転写された用紙を前記定着ユニット側に加圧する加圧ローラと、を備える画像形成装置の定着装置において:
    前記定着ユニットは、
    管状の定着ローラと;
    前記定着ローラに挿入される内部管と;
    前記定着ローラと前記内部管との間に前記内部管を取り囲むように設置されて発熱するヒーティング部と;
    前記ヒーティング部と前記定着ローラとの間に設けられる第1絶縁部と、前記ヒーティング部と前記内部管との間に設けられる第2絶縁部とからなる絶縁部と;
    を備え、
    前記第1絶縁部は、前記第2絶縁部より熱伝導度が高いことを特徴とする、画像形成装置の定着装置。
  9. 前記第1絶縁部は、ポリイミドからなることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置の定着装置。
  10. 前記第1絶縁部は、液状水晶ポリマーからなることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置の定着装置。
  11. 前記第2絶縁部は、複数の雲母シートからなることを特徴とする、請求項9または10に記載の画像形成装置の定着装置。
  12. 前記第1絶縁部は、複数の雲母シートからなり、
    前記第2絶縁部は、前記ヒーティング部に接触する断熱層と複数の雲母シートとからなることを特徴とする、請求項8に記載の画像形成装置の定着装置。
  13. 前記断熱層は、石膏、セラミックまたはガラス強化耐熱高分子物質のいずれか一つからなることを特徴とする、請求項12に記載の画像形成装置の定着装置。
  14. 前記第1絶縁部は、前記第2絶縁部より厚さが薄いことを特徴とする、請求項8〜13のいずれか10に記載の画像形成装置の定着装置。
  15. 内部管を第2絶縁部で取り囲む工程と;
    前記第2絶縁部をヒーティング部で取り囲む工程と;
    前記ヒーティング部を第1絶縁部で取り囲む工程と;
    前記第2絶縁部、前記ヒーティング部及び前記第1絶縁部で取り囲まれた前記内部管を定着ローラに挿入する工程と;
    前記内部管が前記定着ローラと密着されるように前記内部管を膨脹させる工程と;
    を含むことを特徴とする、定着ローラの製造方法。
  16. 前記定着ローラの外部面に離型層をコーティングする工程をさらに含むことを特徴とする、請求項15に記載の定着ローラの製造方法。
  17. 前記離型層は、ポリテトラフルオロエチレンからなることを特徴とする、請求項16に記載の定着ローラの製造方法。
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