JP2006018001A - 階調フォトマスクおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】透明基板上に所望のパターンを有するフォトマスクにおいて、前記パターンを形成する膜が、実質的に露光光を透過しない遮光膜と、露光光を所望の透過率で透過する半透明膜とからなり、前記透明基板上に、前記遮光膜と前記半透明膜とがこの順に積層されて存在する遮光領域、前記遮光膜のみが存在する遮光領域、前記半透明膜のみが存在する半透明領域、および前記遮光膜と前記半透明膜のいずれも存在しない透過領域、とが混在することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
また、上記の特許文献には、このために用いる露光光の解像限界以下の微小スリットを有するフォトマスク(以下、スリットマスクと記す。)、および、露光光に対して階調を有するフォトマスク(以下、グレートーンマスクと記す。)とが説明されている。
スリットマスクでは、露光光を実質的に遮光するクロム膜などの一般的な遮光膜を用い、マスク上で半透明としたい領域に解像限界以下の微小スリットを配置する(例えば、特許文献3参照。特許文献3のマスクは、グレートーンマスクと書かれているが、いわゆるスリットマスクである。)。このマスクのスリットは、解像限界以下のサイズであるため、それ自身はレジスト上に結像せずに、周囲の非開口部領域も含めたエリアに、サイズに応じた露光光を透過する。このため、スリットマスクは、スリットが形成された領域と、その周囲を含めたエリアに、あたかも半透明膜があるかのように機能するマスクでなる。
しかしながら、このスリットは解像限界以下である必要があるため、当然のことながら、マスクの本体パターンよりも小さな寸法に仕上げる必要があり、マスク製造に対して大きな負荷となってしまうという問題があった。
さらに、広い領域を半透明にするためには、多くのスリットを配置する必要があるため、パターンデータ容量が増え、パターン形成工程や、パターンの欠陥検査工程に対する負荷の増大という問題も生じ、製造・検査時間の増大、マスク製造コストの上昇につながってしまうという問題があった。
本発明のグレートーンマスクを用いることにより、半導体素子や画像表示素子のリソグラフィ工程を効率的に減らすことが出来、低コストの半導体素子や画像表示素子が実現できる。
以下、図面を参照して、本発明のフォトマスクおよびその製造方法の実施形態について説明する。
図1は本発明のグレートーンマスクの一実施形態を示す断面模式図であり、図2は本発明のグレートーンマスクの他の実施形態を示す断面模式図である。
図3は図1に示す本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図であり、図4は図3に続く本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図である。図5は図2に示す本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図であり、図6は図5に続く本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図である。図7はグレートーンマスクの本発明の製造方法の他の実施形態を示す工程断面図である。図8は図7に続く本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図である。
本発明のグレートーンマスクの構成は、図1および図2に示すように、透明基板101、201上に所望のパターンを有するグレートーンマスク112、212において、パターンを形成する膜が、実質的に露光光を透過しない遮光膜パターン106、206と、露光光を所望の透過率で透過する半透明膜パターン111、211とからなり、透明基板101、201上に、遮光膜パターン106、206と半透明膜パターン111、211とがこの順に積層されて存在する遮光領域、遮光膜パターン106、206のみが存在する遮光領域、半透明膜パターン111、211のみが存在する半透明領域、および、遮光膜パターン106、206と記半透明膜パターン111、211のいずれも存在しない透過領域、とが混在しているものである。
本発明において、実質的に露光光を透過しない遮光膜パターンとは、露光波長において、1回の露光により露光光を透過して感光性レジストを感光させない遮光膜パターンを意味するものであり、通常は透過率0.1%以下が望ましいとされている。
図2は、遮光膜パターン206と半透明膜パターン211がこの順に積層されて存在する遮光領域のパターンエッチングされた積層側において、遮光膜パターン206の端部と半透明膜パターン211の端部の位置が略同一となっている構造をなすものであり、他の構造は上記の図1と同じである。
また、本発明においては、遮光膜パターン106、206上に低反射層が設けられていてもよい。例えば、クロム膜上に設けられた酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム膜の層は低反射層としての機能を有するものであり、これらの低反射層はクロム膜のパターンエッチング時に同時にエッチングすることが可能である。低反射層を設けることにより、マスク使用時のレジストの解像度を上げることができる。
本発明においては、半透明膜パターン111、211を形成する半透明膜の透過率は20%〜50%の範囲で形成するのが好ましい。透過率20%未満では、本発明のグレートーンマスクを用いたレジストパターン形成において、遮光領域との差を出しにくく、一方、透過率50%を越えると、レジストパターン形成において透過領域との差を出しにくくなるからである。
次に、本発明のグレートーンマスクの製造方法の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図3は、図1に示す本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図であり、図4は、図3に続く本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図である。
本実施形態のグレートーンマスクを作製するには、まず第一の膜である遮光膜102を透明基板101上に成膜したフォトマスクブランク103を準備する(図3(a))。フォトマスクブランク103の遮光膜102がクロム膜であれば、クロム膜はスパッタリング法で形成され、通常、フォトマスクブランクとして用いられており、容易に入手可能である。
なお、マスク用の露光装置としては、EB露光装置、レーザ露光装置があり、本発明ではいずれも使用可能であるが、LCDやPDPなどのディスプレイ装置の大型化、製造時の多面付化に伴い、フォトマスクも大型化し、画像表示素子用のフォトマスクには主にレーザ露光装置が使われている。
続いて、使用するレジストの特性上、必要ならば露光後ベーク工程を入れて、レジスト所定の現像液で現像し、リンスして、遮光膜用レジストパターン105を形成する(図3(c))。
遮光膜102のエッチングは、ウェットエツチングもしくはドライエッチング方法が適用できるが、上記のように、画像表示素子用のフォトマスクの大型化に伴い、ドライエッチングでは装置、材料コストが高くなりすぎ、しかも大面積のドライエッチングはエッチング均一性が悪くなるので、ウェットエツチングが好ましい。遮光膜102がクロム系膜の場合には、硝酸セリウム系ウェットエッチャントが好適である。
ここで、半透明膜108は、前記遮光膜102と同系の材料からなることが好ましい。遮光膜102が前述のようにクロム系材料によるものであれば、半透明膜108は、クロム膜を厚さ5〜50nm程度の薄膜にして用いるか、あるいは、クロムに酸素、窒素、炭素などの1種または2種以上を含み、透過率が比較的高い膜を用いればよい。例えば、クロム酸化膜を半透明膜111、211とする場合には、5nm〜150nm程度の範囲の膜厚で用いられる。酸素、窒素、炭素などを含む半透明膜の場合は、その吸光度は組成により変わるので、膜と組成とを同時にコントロールすることで所望の透過率を実現できる。
半透明膜108の成膜は、クロム遮光膜を形成した方法と同じく、スパッタリング法などの真空成膜方法が用いられる。
次に、使用するレジストの特性上、必要ならば露光後ベーク工程を入れて、レジスト所定の現像液で現像し、リンスして、半透明膜用レジストパターン110を形成する(図4(g))。
ここで、遮光膜と同系の材料からなる半透明膜を用いる場合には、半透明膜エッチングを行なう際、遮光膜と半透明膜とで材料系を大きく変えた場合や、エッチング技術を変える場合に比べて、半透明膜の遮光膜に対するエッチング選択性は著しく落ちるが、上記のように、クロム膜を5〜50nm程度の膜厚にして半透明膜とした場合には、半透明膜の膜厚が非常に薄いので、エッチング時間を短くすることができ、半透明膜エッチング処理時、および、オーバーエッチング時の遮光膜のダメージを極力薄くすることが可能である。
図4(i)において、遮光膜パターン106と半透明膜パターン111が積層されて存在する遮光領域のパターンエッチングされた積層側において、遮光膜パターン106と半透明膜パターン111は別々にエッチングされているので、アライメントの位置精度のずれにより、遮光膜パターン106の端部と半透明膜パターン111の端部の位置が異なっている場合を示すものである。もとより、上記の位置ずれがあっても、遮光領域は遮光膜パターン106により規定されるので、グレートーンマスクとしての品質、機能には何の支障も無い。
次に第2の実施形態について説明する。
図5は、図2に示す本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図であり、図6は、図5に続く本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図である。
本実施形態のグレートーンマスクを作製するには、まずは第一の膜である遮光膜202を透明基板201上に成膜したフォトマスクブランク203を準備する(図5(a))。フォトマスクブランク203の遮光膜202がクロム膜であれば、クロム膜はスパッタリング法で形成され、通常、フォトマスクブランクとして用いられているものを使用できる。
また、上記の描画時に、2層目の半透明膜のパターニング時に位置合せに使用する描画用アライメントマークをマスクの非転写領域に複数個描画配置しておく(図示せず)。
続いて、使用するレジストの特性上、必要ならば露光後ベーク工程を入れて、レジスト所定の現像液で現像し、リンスして、遮光膜用レジストパターン205を形成する(図5(c))。
第1の実施形態で述べたように、遮光膜202のエッチングは、ウェットエツチングもしくはドライエッチング方法が適用できるが、ウエットエツチングが好ましい。遮光膜202がクロム系膜の場合には、硝酸セリウム系ウェットエッチャントが好適である。
次に、使用するレジストの特性上、必要ならば露光後ベーク工程を入れて、レジスト所定の現像液で現像し、リンスして、半透明膜用レジストパターン210を形成する(図6(g))。
図6(i)において、遮光膜パターン206と半透明膜パターン211が積層されて存在する遮光領域のパターンエッチングされた積層側において、遮光膜パターン206と半透明膜パターン211は同一技術にて一括してエッチングされているので、遮光膜パターン206の端部と半透明膜パターン211の端部の位置が略同一となっている構造をなすものである。
次に、本発明のグレートーンマスクの製造方法を、従来のグレートーンマスクに適用した場合について述べる。
図7は、本発明のグレートーンマスクの製造方法を従来のグレートーンマスクに適用した場合の製造工程を示す断面模式図であり、図8は、図7に続く本発明のグレートーンマスクの製造工程を示す断面模式図である。
なお、半透明膜308もマスクパターン形成の機能を有するので、本発明においては、半透明膜308を透明基板301上に成膜したものもフォトマスクブランク303と称する。
続いて、使用するレジストの特性上、必要ならば露光後ベーク工程を入れて、レジスト所定の現像液で現像し、リンスして、半透明膜用レジストパターン310を形成する(図7(c))。
半透明膜308のエッチングは、ウェットエツチングもしくはドライエッチング方法が適用できるが、上記のように、画像表示素子用のフォトマスクの大型化に伴い、ドライエッチングでは装置、材料コストが高くなりすぎ、しかも大面積のドライエッチングはエッチング均一性が悪くなるので、ウェットエツチングが好ましい。半透明膜308がクロム系膜の場合には、硝酸セリウム系ウェットエッチャントが好適である。
また、本実施形態においては、半透明膜パターン311の形成後に、基板全面に酸化シリコンなどの透明膜を設け、次工程の遮光膜エッチング時のエッチング停止層とすることもできる。
ここで、遮光膜302は、前記半透明膜308と同系の材料からなることが好ましい。半透明膜308が前述のようにクロム系材料によるものであれば、遮光膜302は、クロム膜をスパッタリングなどにより成膜して形成される。
次に、2回目のマスクパターン製版工程により、第二の膜である遮光膜302をパターニングし、下層の半透明膜パターン311との位置合せをした遮光膜パターンを形成する。すなわち、遮光膜302上にレーザ露光装置等の露光装置に対応した感光性レジストなどのレジストを塗布し、塗布後に所定時間ベークし、遮光膜用レジスト膜304を形成する(図8(f))。
次に、使用するレジストの特性上、必要ならば露光後ベーク工程を入れて、レジスト所定の現像液で現像し、リンスして、遮光膜用レジストパターン305を形成する(図8(g))。
次いで、残存している遮光膜用レジストパターン305を剥離除去し、グレートーンマスク312を得る(図8(i))。この後、マスクの検査、必要ならば修正を行なう。
また、上記の本発明の階調フォトマスクについては2階調のマスクについて説明してきたが、製版・成膜・再製版を繰り返すことにより、2階調以上の多階調のフォトマスクも実現可能である。
光学研磨された330×450mmの合成石英基板上にクロム遮光膜が約100nm成膜されている常用のフォトマスクブランク上に、市販のフォトレジスト(東京応化工業社製ip−3500)を約380nm塗布し、120度に加熱されたホットプレートで15分ベークした後、フォトマスク用レーザ描画装置マイクロニック社製LRS11000−TFT3で、所望の遮光膜パターンを描画した。ここで描画したパターンは、最終的に完全に遮光するためのパターンである。
次に、専用のデベロッパー(東京応化工業社製NMD3)で現像し、遮光膜用レジストパターンを得た。
次にレジストパターンをエッチング用マスクとし、クロム膜をエッチングし、さらに残ったレジストパターンを剥膜することで、所望の遮光膜パターンを得た。なお、クロム膜のエッチングには、市販の硝酸セリウム系ウェットエッチャント(ザ・インクテック社製MR−ES)を用いた。クロム膜のエッチング時間は、約60秒であった。
次に、この上に市販のフォトレジスト(東京応化製ip−3500)を再度、約380nm塗布し、120℃に加熱されたホットプレート上で15分ベークした。
続いて半透明膜パターンとなる像を再度レーザ描画装置マイクロニック社製LRS11000−TFT3で描画し、専用デベロッパー(東京応化社製NMD3)で現像し、半透明膜用レジストパターンを得た。なお、描画装置LRS11000は、アライメント描画機能を有しており、形成済みの遮光膜パターンに位置を合わせて、半透明膜パターンを形成した。
次に、レジストパターンをマスクとして、市販の硝酸セリウム系ウェットエッチャント(ザ・インクテック社製MR−ES)で半透明膜をエッチングし、半透明膜パターンを得た。ここで、エッチングは半透明膜のみに対して行い、遮光膜パターンは極力エッチングしないようにエッチング時間をコントロールした。酸化クロム膜のエッチング時間は、約15秒であった。
最後に残ったレジストを剥膜し、パターン寸法検査、欠陥検査などの検査工程を経て、必要に応じて、パターン修正を行い、所望の2階調のグレートーンマスクを得た。
本実施例においては、1回目の製版で、遮光膜領域と後工程で形成する半透明膜領域とが直接に接する境界のみを形成し、2回目の製版で、半透明膜および遮光膜と半透明膜の同じ箇所を一括してエッチングするためのパターン描画を行ない、2回目のエッチング工程では、半透明膜および半透明膜と下層の遮光膜をエッチングした。他は、実施例1と同じであるが、実施例1のようにエッチング時間を精密にコントロールする必要は無かった。
光学研磨された330×450mmの合成石英基板上に、半透明膜である酸化クロム膜をスパッタ法にて成膜した。酸化クロム膜の膜厚はおよそ30nmとし、透過率は約40%(波長:436nm)とした。
上記のフォトマスクブランク上に、市販のフォトレジスト(東京応化工業社製ip−3500)を約380nm塗布し、120度に加熱されたホットプレートで15分ベークした後、フォトマスク用レーザ描画装置マイクロニック社製LRS11000−TFT3で、所望の半透明膜パターンを描画した。
次に、専用のデベロッパー(東京応化工業社製NMD3)で現像し、半透明膜用レジストパターンを得た。
さらに、上記の半透明膜パターン付き基板のパターン寸法検査、パターン欠陥検査、必要に応じてパターン修正を行ない、よく洗浄した後、遮光膜であるクロム膜をスパッタ法にて成膜した。クロム膜の膜厚はおよそ120nmとした。
次に、この上に市販のフォトレジスト(東京応化製ip−3500)を再度、約380nm塗布し、120℃に加熱されたホットプレート上で15分ベークした。
次に、専用のデベロッパー(東京応化工業社製NMD3)で現像し、遮光膜用レジストパターンを形成した。
次にレジストパターンをエッチング用マスクとし、市販の硝酸セリウム系ウェットエッチャント(ザ・インクテック社製MR−ES)を用いてクロム膜をエッチングし、さらに残ったレジスト像を剥膜することで、所望の遮光膜パターンを得た。ここで、エッチングは遮光膜のみに対して行なうようにし、半透明膜パターンは極力エッチングしないようにエッチング時間をコントロールした。
最後に残ったレジストを剥膜し、パターン寸法検査、欠陥検査などの検査工程を経て、必要に応じて、パターン修正を行い所望のグレートーンマスクを得た。
102、202 遮光膜
103、203 フォトマスクブランク
104、204 遮光膜用レジスト膜
105、205 遮光膜用レジストパターン
106、206 遮光膜パターン
107 遮光膜パターン付き基板
108、208 半透明膜
109、209 半透明膜用レジスト膜
110、210 半透明膜用レジストパターン
111、211 半透明膜パターン
112、212 グレートーンマスク
206a 遮光膜中間パターン
207 遮光膜中間パターン付き基板
301 透明基板
302 遮光膜
303 フォトマスクブランク
304 遮光膜用レジスト膜
305 遮光膜用レジストパターン
306 遮光膜パターン
307 半透明膜パターン付き基板
308 半透明膜
309 半透明膜用レジスト膜
310 半透明膜用レジストパターン
311 半透明膜パターン
312 グレートーンマスク
Claims (9)
- 透明基板上に所望のパターンを有するフォトマスクにおいて、
前記パターンを形成する膜が、実質的に露光光を透過しない遮光膜と、露光光を所望の透過率で透過する半透明膜とからなり、
前記透明基板上に、前記遮光膜と前記半透明膜とがこの順に積層されて存在する遮光領域、前記遮光膜のみが存在する遮光領域、前記半透明膜のみが存在する半透明領域、および前記遮光膜と前記半透明膜のいずれも存在しない透過領域、とが混在することを特徴とするフォトマスク。 - 前記遮光膜と前記半透明膜とが、いずれもクロムを主成分とすることを特徴とする請求項1に記載のフォトマスク。
- 前記遮光膜上に低反射層を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフォトマスク。
- 透明基板上に所望のパターンを有し、前記パターンを形成する膜が、実質的に露光光を透過しない遮光膜と、露光光を所望の透過率で透過する半透明膜とからなるフォトマスクの製造方法において、順に、
前記透明基板上に第一の膜を成膜したマスクブランクを準備する工程と、
前記第一の膜をパターニングする工程と、
前記パターニングした第一の膜を設けた透明基板上に、第二の膜を全面に成膜する工程と、
前記第二の膜をパターニングする工程と、を含むことを特徴とするフォトマスクの製造方法。 - 透明基板上に所望のパターンを有し、前記パターンを形成する膜が、実質的に露光光を透過しない遮光膜と、露光光を所望の透過率で透過する半透明膜とからなるフォトマスクの製造方法において、順に、
前記透明基板上に第一の膜を成膜したマスクブランクを準備する工程と、
前記第一の膜の一部をパターニングする工程と、
前記パターニングした第一の膜を設けた透明基板上に、第二の膜を全面に成膜する工程と、
前記第二の膜および前記第一の膜をパターニングする工程と、を含むことを特徴とするフォトマスクの製造方法。 - 前記第一の膜が遮光膜であり、前記第二の膜が半透明膜であることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のフォトマスクの製造方法。
- 前記第一の膜が半透明膜であり、前記第二の膜が遮光膜であることを特徴とする請求項4に記載のフォトマスクの製造方法。
- 前記第一の膜をパターニングする工程の後に、前記第一の膜のマスクパターン検査工程、および必要に応じて修正工程とを行なうことを特徴とする請求項4〜請求項7に記載のフォトマスクの製造方法。
- 前記第一の膜と前記第二の膜とが、いずれもクロムを主成分とすることを特徴とする請求項4〜請求項8のいずれかに記載のフォトマスクの製造方法。
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