JP2006016108A - シート処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 中折りされたシート束の仕上がりが良好で且つ生産性が高められたシート処理装置を提供する。
【解決手段】 シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされる以前では、第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方でシート束S10を高速に搬送して、シート束S10を中綴じコンパイルトレイ50から素早く退避させて、次に実行されるジョブ用のシートSを搬送ローラ81,82で中綴じコンパイラトレイ50に送り込み、シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされるタイミングで、第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方を、シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされる以前の搬送速度よりも低速にしてシート束S10を確実に押し潰す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを積み重ね、積み重ねた複数枚のシートの中央を綴じて、綴じられたシート束を2つに折り曲げるシート処理装置に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタあるいはファクシミリなどに用いられる画像形成装置では、感光体を帯電させ像露光によりその感光体表面に静電潜像を形成し、トナーで現像することによりトナー像を形成し、その形成されたトナー像を直接に、あるいは例えば中間転写体を介在させて、最終的にシート(用紙)上に転写して定着することによりそのシート上に画像を形成するということが行なわれる。このような画像形成装置で画像形成され、その画像形成装置から1枚ずつ順次送り込まれてきたシートをコンパイラトレイに積み重ね、積み重ねた複数枚のシートの中央をステープラで綴じ、さらに綴じられた後のシート束中央にブレードを押し当てて折り曲げて一対の中折りローラで挟持することにより、そのシート束を2つに折り曲げるシート処理装置が知られている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開平07−187479号公報 特開平07−48062号公報 特開平09−183558号公報
上述したシート処理装置では、コンパイラトレイに積み重ねられた複数枚のシートの中央をステープラで綴じ、綴じられたシート束をブレードで折り曲げて一対の中折りローラで挟持して所定の搬送速度で搬送することにより、そのシート束を2つに折り曲げるという処理が行なわれる。ここで、中折りローラの搬送速度を高速に設定して、現在のジョブにおける中折り処理中のシート束を素早くコンパイルトレイから退避させて、次回のジョブ用のシートをコンパイラトレイに送り込むことにより、生産性を高めることが考えられる。しかし、中折りローラの搬送速度を高速に設定すると、シート束が中折りローラを高速に通過するため、その中折りローラでシート束を確実に押し潰すことは困難であり、中折りされたシート束の仕上がりが悪くなるという問題が発生する。従って、シート処理装置において、中折り処理中のシート束を素早くコンパイルトレイから退避させることはできず、結果として中綴じ製本モードにおける生産性が低いという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、中折りされたシート束の仕上がりが良好で且つ生産性が高められたシート処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明シート処理装置は、1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを積み重ね、積み重ねた複数枚のシートの中央を綴じて、綴じられたシート束を2つに折り曲げるシート処理装置において、
1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを受け入れて揃えた状態に積み重ねるコンパイラトレイと、
そのコンパイラトレイ内に積み重ねられた複数枚のシートの中央をステープルで綴じるステープラと、
上記ステープラにより綴じられた後のシート束を中央で2つ折りにする折り処理を行なうシート折曲機とを備え、
上記シート折曲機が、
上記ステープラにより綴じられた後のシート中央に押し当てて該シート束を折り曲げるブレードと、
上記ブレードにより押されて折り曲げられて進んできたシート束を挟持する一対の第1の中折りローラと、
上記第1の中折りローラよりも、折り曲げられたシート束の搬送方向下流側に位置し折り曲げられて進んできたシート束を挟持して搬送する一対の第2の中折りローラとを備え、
上記第2の中折りローラは、上記シート束を、そのシート束がその第2の中折りローラにニップされるよりも前の上記第1の中折りローラの搬送速度よりも低速で搬送するものであることを特徴とする。
本発明のシート処理装置は、ブレードにより押されて折り曲げられて進んできたシート束を挟持する一対の第1の中折りローラと、その第1の中折りローラよりも、折り曲げられたシート束の搬送方向下流側に位置し折り曲げられて進んできたシート束を挟持して搬送する一対の第2の中折りローラとを備え、その第2の中折りローラが、そのシート束を、そのシート束がその第2の中折りローラにニップされるよりも前の第1の中折りローラの搬送速度よりも低速で搬送するものである。このため、シート束が第2の中折りローラにニップされる以前では、少なくとも第1の中折りローラ(即ち、第1の中折りローラもしくは第1の中折りローラおよび第2の中折りローラの双方)でシート束を高速に搬送することにより、そのシート束をコンパイルトレイから素早く退避させることができる。従って、次に実行されるジョブ用のシートをコンパイラトレイに早めに送り込むことができ、生産性を高めることができる。また、シート束が第2の中折りローラにニップされると、少なくとも第2の中折りローラ(即ち、第2の中折りローラもしくは第1の中折りローラおよび第2の中折りローラの双方)は、そのシート束が第2の中折りローラにニップされるよりも前の搬送速度よりも低速でシート束を搬送するため、そのシート束を確実に押し潰すことができる。従って、良好な仕上がりを有するシート束が得られる。
ここで、上記第1の中折りローラと上記第2の中折りローラは、同一の搬送速度で回転し上記シート束が上記第2の中折りローラにニップされるタイミングで搬送速度を低下させるものであることが好ましい。
このようにすると、簡単な制御で、シート束がコンパイラトレイから退避するまでは第1,第2の中折りローラの搬送速度を高速にして生産性を高め、シート束が第2の中折りローラにニップされるタイミングで第1,第2の中折りローラの搬送速度を低速にしてシート束を確実に押し潰すことができる。
また、1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを上記コンパイラトレイに送り込む一対の搬送ローラを備え、その搬送ローラは、送り込まれてきたシートを、そのシートがその搬送ローラに送り込まれてきた速度よりも高速に上記コンパイラトレイに送り込むものであることも好ましい態様である。
このようにすると、画像形成装置から1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを素早くコンパイラトレイに送り込むことができるため、画像形成装置ではシート処理装置に送り込むシートを頻繁に停止させる必要もなく、生産性をさらに高めることができる。
本発明によれば、中折りされたシート束の仕上がりが良好で且つ生産性が高められたシート処理装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態のシート処理装置の構成を示す図である。
図1に示すシート処理装置100は、シートS上に画像を形成する画像形成装置200の側面に連結されている。このシート処理装置100は、1枚ずつ順次送り込まれてきたシートSを積み重ね、積み重ねた複数枚のシートSの端部を綴じる端綴じ処理、および、1枚ずつ順次送り込まれてきたシートSを積み重ね、積み重ねた複数枚のシートSの中央を綴じて綴じられたシート束を中央で2つ折りにする中綴じ中折り処理の双方の処理を行なうことができるシート処理装置である。
このシート処理装置100には、画像形成装置200と連結される側面に、画像形成装置200で画像形成されたシートSを搬入するためのシート搬入口1が設けられている。このシート搬入口1から搬入されたシートSは、搬送ローラ2および搬送ローラ6で搬送され、さらに図1の右方向に延びる第1搬送路3と図1の下方向に延びる第2搬送路4とのいずれか一方の搬送路に切り換えられて搬送される。ここで、第1搬送路3は、端綴じ処理用の搬送路である。一方、第2搬送路4は、中綴じ中折り処理用の搬送路である。第1搬送路3の搬送先には、複数のシ−トを揃えて収容する端綴じ用コンパイルトレイ7が水平に対し緩傾斜して配置され、この端綴じ用コンパイルトレイ7の左側先端は上方に立ち上がりシート左端位置決め部8を構成している。端綴じ用コンパイルトレイ7の下方には端綴じ用ステ−プラ9が配置され、端綴じ用コンパイルトレイ7には端綴じ用ステ−プラ9がそのトレイ7の上面側に出入するための開口が形成されている。
端綴じ用ステ−プラ9は、カム11の回転により針を打ち出す。また、端綴じ用コンパイルトレイ7の上方には、端綴じ用ステ−プラ9から打ち出された針を折曲げるための針受台12が配置されている。さらに、端綴じ用コンパイルトレイ7の右端には、シート排出ローラ13aおよび遊動ローラ13bを有するシート束排出装置13が設けられている。遊動ローラ13bは揺動アーム15により回動自在に支持されている。揺動アーム15は、バネ部材16により下方に付勢されているが、必要に応じてソレノイド17により上方に保持されるようになっている。
また、シート処理装置100の右側壁には、上記シート排出ローラ13aおよび遊動ローラ13bに隣接して端綴じシート搬出口P1が形成されている。
さらに、端綴じ用コンパイルトレイ7の上面には、端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入されるシートの側縁を揃えるためのシート側縁揃え装置18が配置されている。
また、シート処理装置100には、シート搬出口P1から搬出されたシートS又は端綴じされたシート束を受ける端綴じシート排出トレイ31が、このシート処理装置100の右側壁から外側に突出して設けられている。この端綴じシート排出トレイ31は、シート束を載置するシート束受け部32とそのシート束受け部32の端部に形成されたスクリューシャフト螺合部34を有する。スクリューシャフト螺合部34にはネジ孔が形成されており、このネジ孔に螺合するネジ棒38が垂直に配置されている。また、ネジ棒38の上端および下端は、シート処理装置100のフレームに固定された軸受部39,41で回転自在に支持されている。さらに、ネジ棒38の下部には、歯数の多い被駆動歯車42が固定されている。この被駆動歯車42と噛み合う歯数の小さい駆動歯車43は、トレイ駆動モータ44の出力軸に装着されている。
シート処理装置100で端綴じ処理を行なうには、画像形成装置200の操作パネル(図示せず)で端綴じ処理用に設定する。これにより、第1搬送路3に切り替えられてシートSが端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入される。端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入されて載置されたシートSは、幅方向(前後方向)および長さ方向(左右方向)に紙揃えされる。シートSが所定枚数端綴じ用コンパイルトレイ7に載置されると、カム11が回転し、端綴じ用ステ−プラ9により端綴じが行なわれる。次いで、遊動ローラ13bが降下し、シート排出ローラ13aの回転により、この端綴じされたシート束が端綴じシート排出口P1から排出されて、シート束受け部32に載置される。シート束がシート束受け部32に載置されると、モータ44が回転し端綴じシート排出トレイ31が降下する。これにより、シート束受け部32に載置されたシート束上面の位置が常に同じ高さに維持される。
次に、本実施形態の特徴である、シート処理装置100で中綴じ中折り処理する場合について説明する。シート処理装置100には、第2搬送路4の下方に、その第2搬送路4を経由して1枚ずつ順次搬送されてきたシートSを積み重ね、積み重ねた複数枚のシートSの中央を綴じるための中綴じ用コンパイルトレイ50(本発明にいうコンパイラトレイの一例に相当)が、シート処理装置100のフレームに固定して設けられている。
また、シート処理装置100には、第2搬送路4を経由して1枚ずつ順次送り込まれてきたシートSを中綴じコンパイラトレイ50に送り込む一対の搬送ローラ81,82が備えられている。この搬送ローラ81,82は、送り込まれてきたシートSを、そのシートSが搬送ローラ81,82に送り込まれてきた速度よりも高速に中綴じコンパイラトレイ50に送り込む。このようにすることにより、画像形成装置200から1枚ずつ順次送り込まれてきたシートSを素早く中綴じコンパイラトレイ50に送り込むことができるため、画像形成装置200ではシート処理装置100に送り込むシートSを頻繁に停止させる必要もなく、生産性が高まることとなる。
図2は、図1に示す中綴じ用コンパイルトレイの斜視図である。
図2に示す中綴じ用コンパイルトレイ50は、上方に開口50aを有する。この開口50aは、シートSの搬入が容易になるように、上方にいくほどその開口断面が拡大して形成されている。また、中綴じ用コンパイルトレイ50の上部右側面には、サドルステ−プラ用開口51が形成され、さらにその下方に折りローラ用開口52が形成されている。また、中綴じ用コンパイルトレイ50の左側面には、前後に延びる一対のタンパ用スリット53が形成されている。一対のタンパ用スリット53は、シートSの側縁を揃える一対のタンパ19をガイドするためのスリットである。この一対のタンパ用スリット53の下方には左右一対の針受台54が固定されている。また、一対の針受台54の下方には、ナイフエッジ用開口55が形成されている。
さらに、サドルステ−プラ用開口51には、一対のサドルステ−プラ61(本発明にいうステープラの一例に相当)が配置されている。各サドルステ−プラ61は、カム62(図1参照)の回転により針を打ち出す。打ち出された針は、針受台54により折り曲げられる。また、サドルステ−プラ61の下方には、折りローラ用開口52に対応して、図1に示す上下一対の第1の折りローラ101,102が配置されている。
また、図1に示すように、ナイフエッジ用開口55の左方には、右方に突出可能な(即ち、中綴じ用コンパイルトレイ50内部に突出可能な)ナイフエッジ64(本発明にいうブレードの一例に相当)が配置されている。このナイフエッジ64は、バネ部材65により図1の左方向に付勢されており、カム66の回転により中綴じ用コンパイルトレイ50内部に突出する。このナイフエッジ64が、サドルステ−プラ61により綴じられた後のシート束S10の中央に押し当てられて、そのシート束S10が折り曲げられて一対の第1の折りローラ101,102に送り込まれる。送り込まれたシート束S10は、この第1の折りローラ101,102で挟持されて2つ折りにされる。
また、第1の中折りローラ101,102よりも、折り曲げられたシート束S10の搬送方向下流側に位置し折り曲げられて進んできたシート束S10を挟持して搬送する一対の第2の中折りローラ103,104が備えられている。この第2の中折りローラ103,104は、シート束S10を、そのシート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされるよりも前の第1の中折りローラ101,102の搬送速度よりも低速で搬送する。さらに、詳細には、第1の中折りローラ101,102と第2の中折りローラ103,104は、略同一の搬送速度で回転しシート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされるタイミングで搬送速度を低下させるものである。
また、第1の中折りローラ101,102と第2の中折りローラ103,104との軸間距離は、第1の中折りローラ101,102を通過して中折りされたシート束S10の後端が中綴じコンパイラトレイ50から抜け出るタイミング近傍でそのシート束S10の先端が第2の中折りローラ103,104にニップされるように設定されている。
さらに、第1の中折りローラ101,102の搬送速度とナイフエッジ64の押し込み速度は、画像形成装置200の転写速度よりも速い速度に設定されている。
また、第1の中折りローラ101,102と第2の中折りローラ103,104の間にはシート束検出用センサ105が設けられている。このシート束検出用センサ105は、シート束S10の先端が通過するタイミングを検知する。ここで、折りローラ用開口52,ナイフエッジ用開口55,ナイフエッジ64,バネ部材65,カム66,第1の中折りローラ101,102,第2の中折りローラ103,104,シート束検出用センサ105からシート折曲機60が構成されている。
さらに、シート処理装置100には、制御部72が設けられており、この制御部72により、シート束S10の先端がシート束検出用センサ105を通過し、さらに第2の中折りローラ103,104にその先端がニップされるタイミング近傍で、第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の搬送速度が低速に切り替えられる。これにより、シート束S10が十分に押し潰される。ここで、第1の中折りローラ101,102と第2の中折りローラ103,104との軸間距離は、上述したように設定されているため、シート束S10の後端はすでに中綴じコンパイラトレイ50から脱出している。従って、シート束S10が中綴じコンパイラトレイ50から素早く退避されることとなり、第2搬送路4を経由して送り込まれてきた次のシートSを搬送ローラ81,82で中綴じコンパイラトレイ50に高速に送り込むことができ、生産性が高められる。
また、図1および図2に示すように、中綴じ用コンパイルトレイ50の下部外側面には、シートSの搬送方向(図の上下方向)に移動自在であって1枚ずつ順次搬送されてきたシートSの先端を堰き止めることによりシートSを積み重ねるエンドガイド67が係合している。
図3は、エンドガイドの斜視図である。
図3に示すエンドガイド67は、左側面部67a、後面部67bおよび前面部67cを有する。後面部67b,前面部67cの先端には、内側に直角に折り曲げられた巻込部67d,67eが形成されている。これら巻込部67d,67eにより、エンドガイド67は中綴じ用コンパイルトレイ50から外れないでガイドされる。さらに、前面部67cの外側面には垂直にラック67fが設けられている。このラック67fには、図2に示すモータ68により駆動される歯車69が係合している。また、左側面部67aの下端には、多数のシートエンド支持部67gが中綴じ用コンパイルトレイ50内部に突出するように形成されている。また、図2に示すように、中綴じ用コンパイルトレイ50下部には、これらシートエンド支持部67gを受け入れる開口57がシートエンド支持部67gと同数垂直方向に形成されている。再び図1に戻って説明を続ける。
シート処理装置100には、エンドガイド67の移動可能範囲内のシート搬送方向上流側に設定されたホーム位置HPに、そのエンドガイド67が存在するか否かを検出するホームセンサ71が備えられている。
また、シート処理装置100に備えられた制御部72は、ホーム位置HPにあるエンドガイド67をシートSのサイズに応じた第1の位置P1に移動させて順次搬送されてきたシートを積み重ねさせる。尚、本実施形態では、4種類のサイズのシートSを処理することができるものとし、図1に示す第1の位置P1は、4種類のサイズのシートSのうちの最小のサイズのシートSに対応する位置を示す。尚、残りの3種類のサイズのシートSを処理する場合は、点線で示すように、サイズの小さい順にエンドガイド67が第1の位置P1に代わる第1の位置P12,P13,P14に移動することとなる。
さらに、制御部72は、エンドガイド67をそのシートSのサイズ(ここでは最小のサイズ)に応じた第2の位置P2に移動させてサドルステープラ61に綴じ処理を行なわさせる。次いで、制御部72は、エンドガイド67をさらにそのシートSのサイズに応じた第3の位置P3に移動させてシート折曲機60に折り処理を行なわさせる。尚、残りの3種類のサイズのシートSを処理する場合は、第2,第3の位置P2,P3に代わる第2,第3の位置(図示せず)に移動することとなる。
図4は、シート束の折り処理が行なわれる直前の状態を示す図、図5は、シート束が第1の中折りローラに送り込まれる様子を示す図である。
図4には、第3の位置P3に移動されたエンドガイド67が示されている。第3の位置P3に移動されたエンドガイド67には、綴じ処理が行なわれたシート束S10が載置されている。また、この図4には、第1の中折りローラ101,102と、シート束検出用センサ105と、第2の中折りローラ103,104と、シート排出ローラ106,107が示されている。
図4に示すように、シート折り曲げ機60を構成するナイフエッジ64が矢印A方向に移動する。すると、図5に示すように、シート束S10の中央がナイフエッジ64で押し当てられて、シート束S10が折り曲げられて、矢印方向に回転する第1の中折りローラ101,102に送り込まれる。また、第2の中折りローラ103,104も矢印方向に回転する。これら第1の中折りローラ101,102,第2の中折りローラ103,104は、略同一の搬送速度で回転する。
図6は、第1の中折りローラに送り込まれたシート束が、その第1の中折りローラで挟持されて2つ折りにされる様子を示す図である。
第1の中折りローラ101,102に送り込まれたシート束S10が、その第1の中折りローラ101,102で挟持された時点で、ナイフエッジ64が矢印B方向に移動して最初の位置に戻る。第1の中折りローラ101,102では、シート束S10を2つ折りにして第2の中折りローラ103,104に向けて搬送を開始する。
図7は、第1の中折りローラで搬送されているシート束の先端がシート束検出用センサを通過する様子を示す図である。
シート束S10の先端がシート束検出用センサ105を通過すると、そのシート束検出用センサ105でシート束S10の先端が検知される。制御部72は、これを受けて、シート束S10の先端が第2の中折りローラ103,104にニップされるタイミング近傍で、第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の搬送速度を低速に切り替える。
図8は、搬送速度が低速に切り替えられた第1の中折りローラおよび第2の中折りローラでシート束が押し潰される様子を示す図である。
第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の搬送速度は低速に切り替えられているため、それら第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104でシート束S10が十分に押し潰される。ここで、第1の中折りローラ101,102と第2の中折りローラ103,104との軸間距離は、上述したように設定されているため、シート束S10の後端はすでに中綴じコンパイラトレイ50から脱出している。従って、シート束S10が中綴じコンパイラトレイ50から素早く退避されることとなり、第2搬送路4を経由して送り込まれてきた次のシートSを搬送ローラ81,82で中綴じコンパイラトレイ50に高速に送り込むことができる。
図9は、十分に押し潰されたシート束がシート排出ローラで排出される様子を示す図である。
第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104で十分に押し潰されたシート束S10は、シート排出ローラ106,107により排出される。ここで、シート処理装置100には、図1に示すシート束受け部74を有する中綴じシート排出トレイ73が備えられており、十分に押し潰されて2つ折りにされたシート束S10は、このシート束受け部74に載置される。このようにして、良好な仕上がりを有するシート束S10が得られる。
以上説明したように、本実施形態のシート処理装置100は、シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされる以前では、第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方によりシート束S10を高速に搬送するものであるため、シート束S10を中綴じコンパイルトレイ50から素早く退避させることができる。従って、次に実行されるジョブ用のシートSを中綴じコンパイラトレイ50に早めに送り込むことができ、生産性を高めることができる。また、シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされるタイミングで、第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方は、シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされる以前の搬送速度よりも低速でシート束S10を搬送するものであるため、そのシート束S10を確実に押し潰すことができる。従って、良好な仕上がりを有するシート束が得られる。
また、本実施形態のシート処理装置100では、上述したように、シート束S10が中綴じコンパイラトレイ50から退避するまでは第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方の搬送速度を高速にし、シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされるタイミングで第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方の搬送速度を低速にするものであるため、それら第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の、制御部72における制御が簡素化される。
さらに、本実施形態のシート処理装置100では、装置をさほど大型化することもなくシート束を高速に搬送しつつ確実に押し潰すことができるため、低コスト化および省スペース化が図られて生産性の高い中綴じ製本が可能となる。
尚、本実施形態では、シート束S10が中綴じコンパイラトレイ50から退避するまでは第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方の搬送速度を高速にし、シート束S10が第2の中折りローラ103,104にニップされるタイミングで第1の中折りローラ101,102および第2の中折りローラ103,104の双方の搬送速度を低速にする例で説明したが、これに限られるものではなく、本発明は、第2の中折りローラが、シート束を、そのシート束がその第2の中折りローラにニップされるよりも前の第1の中折りローラの搬送速度よりも低速で搬送するものであればよい。
また、本実施形態では、第1の中折りローラ101,102と第2の中折りローラ103,104の軸間距離を固定した例で説明したが、第2の中折りローラ103,104の位置を可変にしておき、例えばA4サイズのシートとA3サイズのシートとで第2の中折りローラ103,104の位置を変更するようにしてもよい。また、第3の中折りローラを設け、A4サイズ用として第1の中折りローラと第2の中折りローラの軸間距離を設定し、A3サイズ用として第1の中折りローラと第3の中折りローラの軸間距離を設定してもよい。
本発明の一実施形態のシート処理装置の構成を示す図である。 図1に示す中綴じ用コンパイルトレイの斜視図である。 エンドガイドの斜視図である。 シート束の折り処理が行なわれる直前の状態を示す図である。 シート束が第1の中折りローラに送り込まれる様子を示す図である。 第1の中折りローラに送り込まれたシート束が、その第1の中折りローラで挟持されて2つ折りにされる様子を示す図である。 第1の中折りローラで搬送されているシート束の先端がシート束検出用センサを通過する様子を示す図である。 搬送速度が低速に切り替えられた第1の中折りローラおよび第2の中折りローラでシート束が押し潰される様子を示す図である。 十分に押し潰されたシート束がシート排出ローラで排出される様子を示す図である。
符号の説明
1 シート搬入口
2,6 搬送ローラ
3 第1搬送路
4 第2搬送路
7 端綴じ用コンパイルトレイ
8 シート左端位置決め部
9 端綴じ用ステ−プラ
11,62,66 カム
12,54 針受台
13 シート束排出装置
13a シート排出ローラ
13b 遊動ローラ
15 揺動アーム
16,65 バネ部材
17 ソレノイド
18 シート側縁揃え装置
19 タンパ
31 端綴じシート排出トレイ
32 シート束受け部
34 スクリューシャフト螺合部
38 ネジ棒
39,41 軸受部
42 被駆動歯車
43 駆動歯車
44 トレイ駆動モータ
50 中綴じ用コンパイルトレイ
50a 開口
51 サドルステ−プラ用開口
52 折りローラ用開口
53 タンパ用スリット
55 ナイフエッジ用開口
57 開口
60 シート折曲機
61 サドルステ−プラ
64 ナイフエッジ
67 エンドガイド
67a 左側面部
67b 後面部
67c 前面部
67d,67e 巻込部
67f ラック
67g シートエンド支持部
68 モータ
69 歯車
71 ホームセンサ
72 制御部
73 中綴じシート排出トレイ
74 シート束受け部
81,82 搬送ローラ
100 シート処理装置
101,102 第1の折りローラ
103,104 第2の折りローラ
105 シート束検出用センサ
106,107 シート排出ローラ
200 画像形成装置

Claims (3)

  1. 1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを積み重ね、積み重ねた複数枚のシートの中央を綴じて、綴じられたシート束を2つに折り曲げるシート処理装置において、
    1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを受け入れて揃えた状態に積み重ねるコンパイラトレイと、
    該コンパイラトレイ内に積み重ねられた複数枚のシートの中央をステープルで綴じるステープラと、
    前記ステープラにより綴じられた後のシート束を中央で2つ折りにする折り処理を行なうシート折曲機とを備え、
    前記シート折曲機が、
    前記ステープラにより綴じられた後のシート中央に押し当てて該シート束を折り曲げるブレードと、
    前記ブレードにより押されて折り曲げられて進んできたシート束を挟持する一対の第1の中折りローラと、
    前記第1の中折りローラよりも、折り曲げられたシート束の搬送方向下流側に位置し折り曲げられて進んできたシート束を挟持して搬送する一対の第2の中折りローラとを備え、
    前記第2の中折りローラは、前記シート束を、該シート束が該第2の中折りローラにニップされるよりも前の前記第1の中折りローラの搬送速度よりも低速で搬送するものであることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記第1の中折りローラと前記第2の中折りローラは、同一の搬送速度で回転し前記シート束が前記第2の中折りローラにニップされるタイミングで搬送速度を低下させるものであることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 1枚ずつ順次送り込まれてきたシートを前記コンパイラトレイに送り込む一対の搬送ローラを備え、該搬送ローラは、送り込まれてきたシートを、該シートが該搬送ローラに送り込まれてきた速度よりも高速に前記コンパイラトレイに送り込むものであることを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013006667A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Ricoh Co Ltd 冊子搬送装置、画像形成システム及び冊子搬送方法

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