JP6311661B2 - シート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6311661B2
JP6311661B2 JP2015125354A JP2015125354A JP6311661B2 JP 6311661 B2 JP6311661 B2 JP 6311661B2 JP 2015125354 A JP2015125354 A JP 2015125354A JP 2015125354 A JP2015125354 A JP 2015125354A JP 6311661 B2 JP6311661 B2 JP 6311661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
perforation
punching
sheet
printing paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015125354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017007816A (ja
Inventor
陽志 磯貝
陽志 磯貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2015125354A priority Critical patent/JP6311661B2/ja
Publication of JP2017007816A publication Critical patent/JP2017007816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6311661B2 publication Critical patent/JP6311661B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、シートに対して穿孔処理を行うシート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置に関する。
プリンター、複写機、ファクシミリ、及びこれらの複合機のような画像形成装置から排出されるシートに対して穿孔処理(パンチ処理)を行うシート処理装置が知られている。このシート処理装置は、画像形成装置と連結して使用されて、画像形成装置から搬送されたシートに対して前記穿孔処理を行う。この種のシート処理装置として、特許文献1には、前記穿孔処理による穿孔位置を任意に設定可能な画像形成システムが開示されている。
ところで、従来のシート処理装置では、シートの搬送方向に沿って複数のパンチ孔を形成する場合、最初に、穿孔ユニットを検知部とともに幅方向の一方向へ移動させて前記シート端部の位置を検出し、その後、検出位置から穿孔位置まで穿孔ユニットが幅方向の他方向へ移動されて、前記穿孔処理が行われる。そして、シートが搬送方向へ搬送されて次の穿孔位置が所定位置まで到達すると、再び穿孔ユニットを検知部とともに幅方向の一方向へ移動させて前記シート端部の位置を検出し、その後、検出位置から穿孔位置まで穿孔ユニットが幅方向の他方向へ移動されて、前記穿孔処理が再び行われる。これのような動作が繰り返されることにより、シートに前記搬送方向に沿って一列に並ぶ複数のパンチ孔が形成される。
特開2009−161312号公報
しかしながら、従来の穿孔処理では、一つのパンチ孔をあける度に穿孔ユニットが幅方向に往復移動される。このとき、穿孔ユニットの移動開始及び移動停止が繰り返されると、始動時及び停止時の慣性によってシート処理装置自体が前記穿孔ユニットの移動方向に振動するという問題がある。また、穿孔ユニットの始動及び停止の際に時間ロスが生じるため、搬送方向に複数のパンチ孔を形成するときの処理時間が長いという問題もある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、穿孔ユニットの移動に伴う装置の振動を抑制するとともに振動に起因する駆動音を低減し、更に処理効率を向上させることが可能なシート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート処理装置は、装置本体と、穿孔ユニットと、検知部と、第1検知制御部と、第2穿孔制御部と、第2検知制御部と、第2穿孔制御部と、を備える。前記装置本体は、シートを予め定められた搬送方向へ案内する搬送路を有する。前記穿孔ユニットは、前記搬送方向に直交する幅方向へ移動可能に設けられている。前記穿孔ユニットは、前記搬送路に配置された前記シートに対して穿孔処理を行う第1穿孔部及び第2穿孔部を有する。前記第1穿孔部及び前記第2穿孔部は、前記幅方向に並設されている。前記検知部は、前記穿孔ユニットにおいて前記第1穿孔部側の端部から前記第2穿孔部までの間に設けられ、前記穿孔ユニットが前記幅方向へ移動中に前記穿孔処理の対象となる前記シートにおける前記幅方向のシート端部の位置を検知可能に構成されている。前記第1検知制御部は、前記幅方向において前記第2穿孔部側の第1向きへ前記穿孔ユニットを移動させて前記検知部に前記搬送路中の前記シートの前記シート端部を検知させる。前記第1穿孔制御部は、前記第1検知制御部によって前記シート端部が検知されてから前記穿孔ユニットが所定の第1移動量を前記第1向きへ移動されたときに前記穿孔ユニットを停止し、前記搬送方向における所定の基準位置に前記シート上に定められた穿孔位置が到達した場合に、前記第1穿孔部を駆動して前記穿孔処理を実行する。前記第2検知制御部は、前記第1穿孔部による前記穿孔処理の後に、前記幅方向において前記第1向きとは反対の第2向きへ前記穿孔ユニットを移動させて前記検知部に前記シート端部を検知させる。前記第2穿孔制御部は、前記第2検知制御部によって前記シート端部が検知されてから前記穿孔ユニットが所定の第2移動量を前記第2向きへ移動されたときに前記穿孔ユニットを停止し、前記シートが前記搬送方向へ搬送されて次の穿孔位置が前記基準位置に到達した場合に、前記第2穿孔部を駆動して前記穿孔処理を実行する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記シート処理装置を備える。
本発明によれば、穿孔ユニットの移動に伴う装置の振動を抑制するとともに振動に起因する駆動音を低減し、更に処理効率を向上させることが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係るシート処理装置、及びこのシート処理装置が連結された画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、図1の画像形成装置の内部構成を示す断面図である。 図3は、図1のシート処理装置の内部構成を示す断面図である。 図4は、図1のシート処理装置が備える穿孔ユニットの構成を示す図である。 図5は、搬送方向の上流側から見た穿孔ユニットの構成を示す図である。 図6は、図1のシート処理装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図7は、図6の制御部が実行する穿孔制御の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、穿孔処理時の穿孔ユニットの動作状態を示す図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、説明の便宜上、図1において、画像形成装置10が水平面に設置された状態(図1に示される状態)の鉛直方向を上下方向6と定義する。また、操作表示パネル17が設けられた側の面を正面(前面)として前後方向7を定義する。また、画像形成装置10の正面を基準に左右方向8を定義する。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係るシート処理装置30は、画像形成装置10に連結して使用される。
[画像形成装置10]
画像形成装置10は、プリンターや複写機、ファクシミリのような各機能を備えた複合機である。図1に示されるように、画像形成装置10の側面にシート処理装置30が連結されている。画像形成装置10は、入力された画像データに基づく画像をトナーを用いて、印刷用紙P(本発明のシートの一例)に印刷する。なお、画像形成装置10は複合機に限られず、プリンターやファクシミリ、複写機などであっても、本発明は適用可能である。
画像形成装置10は、外部から入力された画像データや、画像形成装置10の上部に配置されたスキャナー11によって読み取られた画像データに基づいて、印刷用紙Pに画像を印刷する。図2に示されるように、画像形成装置10は、主として、スキャナー11と、操作表示パネル12と、電子写真方式の画像形成部18と、定着部19と、給紙部15と、排紙部21と、排出ローラー対24と、を備える。これらの要素は、画像形成装置10の外枠のカバーや内部フレームを構成する筐体14の内部に設けられている。
図2に示されるように、給紙部15は、画像形成装置10の下部に設けられている。給紙部15は、上下方向6に4つ配列されている。給紙部15は、給紙トレイ16に収容された印刷用紙Pを画像形成部18へ給送する。給紙部15によって画像形成部18に給送された印刷用紙Pは、画像形成部18によってトナー像が表面に転写された後に、定着部19へ搬送される。なお、画像形成部18は、光走査装置や感光体ドラム、現像部、帯電部、転写部などを有する周知の機構であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
定着部19は、IHヒーターなどの加熱部を有しており、印刷用紙Pに転写されたトナー像を熱によってその印刷用紙Pに定着させる。印刷用紙Pが定着部19を通過する過程において、定着部19から熱が供給されることによりトナーが溶融される。これにより、トナー像が印刷用紙Pに定着して、印刷用紙Pに画像が定着する。定着部19によって画像が定着された印刷用紙Pは、定着部19よりも印刷用紙Pの搬送方向の下流側に形成された搬送路28へ送り出される。搬送路28に送り出された印刷用紙Pは、搬送路28に沿って設けられた複数の搬送ローラー対23によって更に印刷用紙Pの搬送方向の下流側へ搬送される。
搬送路28は、定着部19から上方へ湾曲されてから鉛直上方へまっすぐに延びている。搬送路28の印刷用紙Pの搬送方向の下流側は2つに分岐している。搬送路28の一方の分岐路28Aは用紙排出口22に至っており、もう一方の分岐路28Bは筐体14の左側面14Aに形成された搬送中継口27に至っている。また、分岐路28Aと分岐路28Bとの分岐点には、モーターやソレノイドなどの不図示の駆動部によって揺動されるフラップ25が設けられている。
フラップ25は、印刷用紙Pが画像形成装置10の上部に設けられた排紙部21へ排出される場合に、分岐路28Bを塞いで分岐路28Aに印刷用紙Pを案内可能な排紙位置に揺動される。したがって、搬送路28に送り出された印刷用紙Pは、フラップ25が前記排紙位置にある場合は、搬送ローラー対23によって排紙部21へ排出される。また、フラップ25は、印刷用紙Pがシート処理装置30へ搬送される場合に、分岐路28Aを塞いで分岐路28Bに印刷用紙Pを案内可能な中継位置(図2に示される位置)に揺動される。図2に示されるように、分岐路28Bには、画像形成後の印刷用紙Pをシート処理装置30へ搬送する排出ローラー対24が設けられている。排出ローラー対24は、モーターなどによって回転駆動される駆動ローラーと、この駆動ローラーに圧接された状態で従動する従動ローラーとによって構成されている。したがって、フラップ25が前記中継位置にある場合は、印刷用紙Pは排出ローラー対24によってシート処理装置30へ搬送される。
[シート処理装置30]
シート処理装置30は、画像形成装置10から搬送された印刷用紙Pに対してステープル処理や穿孔処理(パンチ処理)などの後処理を行う装置である。図1に示されるように、シート処理装置30は、画像形成装置10に連結されて用いられる。なお、シート処理装置30は、少なくとも印刷用紙Pに対して穿孔処理を行う装置であればよい。
図3に示されるように、シート処理装置30は、シート処理装置30の筐体の上側を構成する上部本体31(本発明の装置本体の一例)と、前記筐体の下側を構成する下部本体32とを備える。また、シート処理装置30は、シート処理装置30を統括的に制御する制御部100(図6参照)を備える。本実施形態では、上部本体31に後処理を行う各ユニットなどが備えられている。
シート処理装置30は、穿孔装置33と、収容容器110と、ステープルユニット35と、搬送ローラー対37A,37Bと、排出ローラー対38,39と、搬送ローラー対40と、上段トレイ36Aと、下段トレイ36Bと、スタックトレイ57と、を備える。これらの要素は、上部本体31の内部に設けられている。
上部本体31は、画像形成装置10との連結面44(図3において右側面)に、搬入口46を有する。搬入口46は、画像形成装置10から搬送された画像形成後の印刷用紙Pを受け入れる入り口である。上部本体31の上部には、シート処理装置30から印刷用紙Pを外部に排出するための排出口47が設けられている。排出口47に連続するように上段トレイ36Aが設けられている。また、上部本体31の側面45(図3において左側面)には、シート処理装置30から印刷用紙Pを外部に排出するための排出口48が設けられている。排出口48に連続するように下段トレイ36Bが設けられている。上段トレイ36A及び下段トレイ36Bは、シート処理装置30から排出された印刷用紙Pを保持する。
上部本体31の内部に、搬送路50が備えられている。搬送路50は、上部本体31の内部において、搬入口46から内部側へ水平に延びている。搬入口46から搬送路50に搬入した印刷用紙Pは、搬送路50を通ることによって、上部本体31の内部側へ向かう搬送方向へ案内される。搬送路50の搬送方向上流側の端部に搬送ローラー対37Aが設けられており、搬送方向下流側の端部に搬送ローラー対37Bが設けられている。搬送ローラー対37A,37Bは、駆動ローラーと従動ローラーとにより構成されており、画像形成装置10から搬送された印刷用紙Pを搬送する。
搬送路50よりも搬送方向下流側の印刷用紙Pの搬送経路は、搬送路50の終端から上部本体31の上面へ向かう搬送路51と、側面45へ向かう搬送路52とに分岐している。搬送路51は、排出口47に至っており、搬送路52は、ステープルユニット35を経て排出口48に至っている。
排出ローラー対39は、搬送路51の終端の排出口47の近傍に設けられている。排出ローラー対39は、駆動ローラー及び従動ローラーとから構成されており、搬送路51に搬送された印刷用紙Pを排出口47から排出する。
穿孔装置33は、搬入口46の近傍に設けられている。穿孔装置33は、画像形成装置10から搬送路50に搬入された印刷用紙Pに対して穿孔処理(パンチ処理)を行う。搬送路50における所定の基準位置に印刷用紙Pが搬送されると、一旦、印刷用紙Pの搬送が停止され、穿孔装置33によって印刷用紙P上の所定の穿孔位置Tz(図5参照)に孔(パンチ孔)が形成される。
画像形成装置10やシート処理装置30において、穿孔処理を実行しないように設定されている場合は、印刷用紙Pは穿孔処理が行われないまま穿孔装置33を通過する。一方、前記穿孔処理を実行するように設定されている場合は、印刷用紙Pは穿孔装置33によって穿孔処理がなされた後に、搬送される。なお、穿孔装置33の詳細な構成については後述する。
収容容器110は、穿孔装置33の下方に設けられている。収容容器110は、穿孔装置33による穿孔処理によって生じた穿孔カスを回収して収容するものであり、細幅の直方体形状に形成されている。収容容器110は、上部本体31に対して着脱可能に構成されている。
搬送路50〜52における各分岐点には、フラップ55が設けられている。モーターやソレノイドなどの不図示の駆動手段によってフラップ55が揺動されることによって、印刷用紙Pの搬送経路が決定される。フラップ55が適宜の位置に揺動されることによって、印刷用紙Pが予め定められた到達位置へ搬送される。搬送路51,52それぞれには搬送ローラー対40が設けられている。搬送路51,52における印刷用紙Pは、搬送ローラー対40によって印刷用紙Pの搬送方向の下流側へ搬送される。
図3に示されるように、スタックトレイ57は、穿孔装置33よりも印刷用紙Pの搬送方向の下流側に設けられている。スタックトレイ57は、搬送路52の下方に設けられている。スタックトレイ57は、一方端(図3の左端)が排出口48に位置している。また、スタックトレイ57は、排出口48から見て斜め下方に傾斜する方向へ延出されている。そして、その延出方向の先にステープルユニット35が設けられている。
スタックトレイ57は、ステープル処理が行われない場合は、搬送ローラー対40の下流側における搬送路52の下側ガイド面を構成する。一方、ステープル処理が行われる場合は、スタックトレイ57は、ステープル処理の対象となる複数の印刷用紙Pを支持する役割を担う。この場合、スタックトレイ57は、搬送路52を通って搬送されてきた印刷用紙Pを順次支持するものであり、複数の印刷用紙Pを束状に積載して支持可能である。
排出ローラー対38は、排出口48の近傍に設けられている。排出ローラー対38は、駆動ローラー38Aと、従動ローラー38Bとから構成されている。駆動ローラー38Aは、図示しないモーターから回転駆動力が伝達されることにより回転する。従動ローラー38Bは、駆動ローラー38Aの上側に配置されており、駆動ローラー38Aに接触している。そのため、駆動ローラー38Aが回転されることによって従動ローラー38Bが回転する。従動ローラー38Bが駆動ローラー38Aに接触した状態で駆動ローラー38Aが回転されることにより、排出ローラー対38は印刷用紙Pを搬送する。
従動ローラー38Bは、駆動ローラー38Aに対して接離する方向へ移動可能に支持されている。従動ローラー38Bは、ステープル処理の実行の有無に応じて、ソレノイドなどの駆動機構(不図示)によって駆動ローラー38Aに接触した位置から上方へ離間できるように構成されている。
ステープルユニット35は、搬送路52の下方に設けられている。ステープルユニット35は、スタックトレイ57に支持された複数枚の印刷用紙Pに対して、所定の後処理を行う。ステープル処理が行われる場合、駆動ローラー38Aと従動ローラー38Bとは離間されるが、ステープル処理が終了すると、駆動ローラー38Aと従動ローラー38Bとが圧接される。その後、排出ローラー対38が回転されることにより、ステープル処理された一束の印刷用紙Pが排出口48から下段トレイ36Bに排出される。
[穿孔装置33]
図4に示されるように、穿孔装置33は、穿孔ユニット105を備えている。穿孔ユニット105は、搬送路50を通過している印刷用紙Pに穿孔処理を行う装置であり、パンチ機構114と、シャフト116と、支持台118とを備えている。穿孔装置33は、搬送路50を搬送される印刷用紙Pの表面に平行であって、搬送路50を搬送される印刷用紙Pの搬送方向に直交する幅方向D1(図1の前後方向7に一致する方向)に長尺な形状である。上部本体31は、互いに対向するように前記幅方向D1へ隔てられた縦フレーム31A,31Bを有する。穿孔装置33の前記幅方向D1の両端は縦フレーム31A,31Bによって支持されている。なお、縦フレーム31Aがシート処理装置30の前方側(図3における手前側)に配置され、縦フレーム31Bがシート処理装置30の後方側に配置される。
パンチ機構114は、複数のパンチ121A〜121Eと、共通ダイ122とを有する。つまり、穿孔ユニット105は、複数のパンチ121A〜121Eを備えている。本実施形態では、5つのパンチ121A〜121Eが前記幅方向D1に並設されている。パンチ121A〜121Eは、搬送路50に配置された印刷用紙Pに対して穿孔処理を行う。具体的には、パンチ121A〜121Eは、印刷用紙Pの搬送方向の後端に穿孔処理を行うことができ、また、印刷用紙Pの前記幅方向D1の前方側の端部に複数の孔を形成する穿孔処理を行うことができる。
複数のパンチ121A〜121Eのうち、4つのパンチ121A〜121Dは、前記幅方向D1に沿って所定の間隔(図5参照)を隔てて配置されている。そして、パンチ121Eは、パンチ121Aとパンチ121Bとの間に配置されている。パンチ121A〜121Eそれぞれの配置位置については後述する。なお、最も前方側に位置するパンチ121Aが本発明の第1穿孔部の一例であり、パンチ121Aの隣に位置するパンチ121Eが本発明の第2穿孔部の一例である。また、パンチ121B〜121Dが本発明の第3穿孔部の一例である。
パンチ121A〜121Eの下方に平板状の共通ダイ122が設けられている。シャフト116は、パンチ121A〜121Eそれぞれに連結されている。共通ダイ122には、パンチ121A〜121Eに対応する位置に貫通孔が形成されている。パンチ121A〜121E及びシャフト116は、支持台118の上面に保持されており、共通ダイ122は、支持台118の下面に保持されている。支持台118と共通ダイ122とは、上下方向6へ所定間隔を隔てた状態で互いに連結されている。パンチ121A〜121Eと共通ダイ122との間の隙間50A(図5参照)が搬送路50の一部を形成する。したがって、搬送路50を搬送される印刷用紙Pが穿孔装置33まで到達すると、印刷用紙Pの搬送方向の先端が隙間50Aに進入して、更に搬送方向下流側へ搬送される。
支持台118と共通ダイ122との隙間50Aに印刷用紙Pが配置された状態で、パンチ121A〜121Eが下方へ打ち込まれることにより、印刷用紙Pに孔が形成される。具体的には、穿孔装置33に穿孔用モーター115が設けられている。また、パンチ121A〜121Eは、穿孔用モーター115によって回転駆動されるシャフト116が連結されている。穿孔用モーター115が後述の制御部100(図6照)によって駆動制御されるとシャフト116が回転する。そして、パンチ121A〜121Eが下方へ移動して共通ダイ122の前記貫通孔に打ち込まれる。これにより、印刷用紙Pに孔が形成される。
穿孔ユニット105は、前記幅方向D1へスライド移動可能に設けられている。具体的には、穿孔ユニット105は、上部本体31の内部フレームによって前記幅方向D1へスライド移動可能に支持されている。穿孔ユニット105のスライド支持機構としては、例えば、従来周知のレール支持機構が適用可能である。穿孔ユニット105のスライド支持機構は、前記レール支持機構に限られず、前記幅方向D1へ移動可能なように穿孔ユニット105を支持する機構であれば如何なる機構であっても適用可能である。
また、穿孔装置33は、穿孔ユニット105を前記幅方向D1へスライド移動させる駆動機構108を有する。駆動機構108は、ステッピングモーターなどのスライド用モーター132を有しており、制御部100によって制御される。制御部100による制御によって、スライド用モーター132の駆動力が必要に応じて穿孔ユニット105に供給される。これにより、支持台118及び共通ダイ122とともに穿孔ユニット105を前記幅方向D1へスライド移動させることができる。
図5に示されるように、穿孔ユニット105には、第1光センサー81(本発明の検知部の一例)及び第2光センサー82が設けられている。第1光センサー81及び第2光センサー82は、印刷用紙Pの搬送方向においてパンチ121A〜121Eの位置よりも上流側の位置に設けられている。
第1光センサー81は、搬送路50において印刷用紙Pが搬送されない領域であって、前記幅方向D1の一方側(前方側)に配置されている。より詳細には、第1光センサー81は、穿孔ユニット105の前方側の端部からパンチ121Aまでの間に設けられている。第1光センサー81は、搬送路50に搬送された印刷用紙Pの前記幅方向D1の一方側(前方側)の前端P1の位置を検知するために用いられる。第1光センサー81は、透過型の光センサーである。第1光センサー81は、発光素子81Aと受光素子81Bとにより構成されている。発光素子81Aは支持台118に設けられており、受光素子81Bは共通ダイ122に設けられている。受光素子81Bは、制御部100に接続されており、受光素子81Bからのセンサー信号が制御部100に入力される。制御部100は、受光素子81Bからの信号に基づいて、印刷用紙Pの前端P1の位置を判定する。なお、第1光センサー81は、透過型に限られず、反射型のものであってもよい。
第2光センサー82は、搬送路50において概ね前記幅方向D1の中央に設けられている。第2光センサー82は、搬送路50を印刷用紙Pが搬送されたときに、その印刷用紙Pの位置、特に、搬送方向下流側の先端の位置を検知するために用いられる。第2光センサー82は、透過型の光センサーであり、発光素子82Aと受光素子82Bとにより構成されている。発光素子82Aは支持台118に設けられており、受光素子82Bは共通ダイ122に設けられている。受光素子82Bは、制御部100に接続されており、受光素子82Bからのセンサー信号が制御部100に入力される。制御部100は、受光素子82Bからの信号に基づいて、印刷用紙Pの先端の位置や、搬送方向における印刷用紙Pの位置などを判定する。なお、第2光センサー82は、透過型に限られず、反射型のものであってもよい。
上述したように、第1光センサー81は、穿孔ユニット105の前方側の端部からパンチ121Aまでの間に設けられている。本実施形態では、図6に示されるように、印刷用紙Pの前端P1から印刷用紙P上に定められる穿孔位置Tzまでの距離Dz、第1光センサー81からパンチ121Aまでの距離Dx、第1光センサー81からパンチ121Eまでの距離Dyそれぞれが、Dx<Dz<Dyの条件を満たす位置に、第1光センサー81、パンチ121A、及びパンチ121Eが配置されている。
[制御部100の構成]
図6を参照して、制御部100の構成について説明する。図6に示されるように、制御部100は、CPU、ROM、RAMなどによって構成されるマイクロコンピューターである。制御部100には、第1光センサー81、第2光センサー82、スライド用モーター132、穿孔用モーター115が接続されている。制御部100は、前記CPUが前記ROMに記憶されたプログラムを実行することにより、検知制御部101および穿孔制御部102として機能し、図7に示すフローチャートにしたがった穿孔制御を実行する。ここで、検知制御部101は、本発明の第1検知制御部及び第2検知制御部の一例である。穿孔制御部102は、本発明の第1穿孔制御部及び第2穿孔制御部の一例である。なお、制御部100は、ASICなどのICによって実現されてもよい。
制御部100は、シート処理装置30を統括的に制御する。とりわけ、制御部100は、穿孔ユニット105による穿孔処理、具体的には、印刷用紙Pの前端P1側に搬送方向に沿って複数の孔をあける穿孔処理を制御する。なお、以下において、穿孔処理とは、印刷用紙Pの先端に孔を形成する処理のことではなく、印刷用紙Pの前端P1側に複数の孔を形成する処理のことを示す。
制御部100に第2光センサー82からのセンサー信号が入力されると、制御部100は、そのセンサー信号に基づいて、印刷用紙Pの先端が所定の基準位置に到達したかどうかを判定する。具体的には、前記センサー信号のレベルがHIGHからLOWに変わってから所定量(第2光センサー82から穿孔ユニット105までの距離に相当する量)だけ印刷用紙Pが搬送された場合に、印刷用紙Pの先端が穿孔ユニット105の下方に到達したと判定する。本実施形態では、印刷用紙P上に定められた搬送方向における穿孔位置Tzが、パンチ121Aなどによって穿孔可能な基準位置に位置合わせされる。そのため、制御部100は、印刷用紙Pの先端を検知すると、搬送ローラー対37Aなどを駆動制御して、穿孔位置Tzが前記基準位置に到達するまで印刷用紙Pを搬送方向へ搬送してから印刷用紙Pを停止させる。
また、制御部100に第1光センサー81からのセンサー信号が入力されると、制御部100は、前記センサー信号に基づいて、印刷用紙Pの前記幅方向D1の前端P1の位置を判定する。具体的には、前記センサー信号のレベルがHIGHからLOWに変わった場合に、或いは、前記センサー信号のレベルがLOWからHIGHに変わった場合に、印刷用紙Pの前端P1の位置を判定する。なお、前端P1の位置は、前記幅方向D1において予め定められた穿孔ユニット105のホームポジションを基準として、そのホームポジションからの相対位置によって判定可能である。この相対位置は、穿孔ユニット105の移動量を不図示のロータリエンコーダーなどによって測定することにより得られる。
搬送路50の前記基準位置へ向けて印刷用紙Pを搬送することに並行して、制御部100の検知制御部101は、スライド用モーター132を駆動制御して、前記幅方向D1において後方側(第1向き)へ穿孔ユニット105を移動させて、第1光センサー81に印刷用紙Pの前端P1を検知させる。なお、前記後方側は、パンチ121Aに対してパンチ121E側の方向であり、本発明の第1向きに相当する。
検知制御部101によって印刷用紙Pの前端P1が検知されると、穿孔制御部102は、穿孔ユニット105の後方側への移動を継続する。そして、前端P1が検知されてから所定の第1移動量を後方側へ穿孔ユニット105が移動されたときに、穿孔制御部102は、穿孔ユニット105を停止する。その後、印刷用紙Pが停止された後に、穿孔制御部102は、パンチ121Aを動作させて穿孔処理を実行する。つまり、穿孔位置Tzにパンチ121Aによって孔をあける。ここで、前記第1移動量は、パンチ121Aが穿孔位置Tzの直上に位置するまでの移動量である。本実施形態では、前記第1移動量は、距離Dzから距離Dxを減算して得られる距離ΔDzxである。
パンチ121Aによる穿孔処理が終わると、制御部100は、搬送ローラー対37Aなどを駆動制御して、次の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達する位置まで印刷用紙Pを再び搬送方向へ搬送する。そして、次の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達すると、制御部100は印刷用紙Pを停止させる。また、印刷用紙Pの搬送に並行して、制御部100の検知制御部101は、スライド用モーター132を駆動制御して、前記幅方向D1において前方側(第2向き)へ穿孔ユニット105を移動させて、第1光センサー81に印刷用紙Pの前端P1を検知させる。
そして、検知制御部101によって印刷用紙Pの前端P1が再び検知されると、穿孔制御部102は、穿孔ユニット105の前方側への移動を継続する。そして、前端P1が検知されてから所定の第2移動量を前方側へ穿孔ユニット105が移動されたときに、穿孔制御部102は、穿孔ユニット105を停止する。その後、穿孔制御部102は、印刷用紙Pが停止された後に、パンチ121Eを動作させて穿孔処理を実行する。つまり、次の穿孔位置Tzにパンチ121Eによって孔をあける。ここで、前記第2移動量は、パンチ121Eが穿孔位置Tzの直上に位置するまでの移動量である。本実施形態では、前記第2移動量は、距離Dyから距離Dzを減算して得られる距離ΔDyzである。
印刷用紙Pの前端P1側に複数の孔をあける従来の穿孔処理は、一つの孔をあける度に穿孔ユニット105が前記幅方向D1へ往復移動される。このとき、穿孔ユニット105の移動開始及び移動停止が繰り返されると、始動時及び停止時の慣性によってシート処理装置30自体が穿孔ユニット105の移動方向に振動する。また、穿孔ユニット105の始動及び停止の際に時間ロスが生じるため、印刷用紙Pの搬送方向に沿って複数の孔を形成するときの穿孔処理に多大な時間がかかる。本実施形態のシート処理装置30においては、制御部100が後述する穿孔制御を行うことによって、穿孔ユニット105の移動に伴うシート処理装置30の振動を抑制するとともに振動に起因する駆動音を低減し、更に穿孔処理の処理効率を向上させることが可能である。
[穿孔制御]
以下、図7及び図8を参照して、制御部100によって実行される穿孔制御の手順について説明する。前記穿孔制御は、印刷用紙Pの前端P1側に搬送方向に沿って複数の孔をあける穿孔処理の制御である。図7のフローチャートにおいてステップS11、S12、・・・は処理手順(ステップ)番号を表している。図8では、便宜上、共通ダイ122の図示が省略されている。なお、この穿孔制御は、画像形成装置10に対して印刷が実行された場合に行われるものとして説明する。
ステップS11において、制御部100は、穿孔処理の実行指示があるかどうかを判定する。例えば、印刷実行時に操作表示パネル12やプリンタドライバーなどから穿孔処理の設定がなされた場合は、穿孔処理実行指示ありと判定する。ここで、穿孔処理の設定がなされた場合、穿孔位置Tzや穿孔する数なども設定される。なお、穿孔処理実行指示が無い場合は、画像形成後の印刷用紙Pに対して穿孔処理が行われないまま、印刷用紙Pは下段トレイ36Bに排出される。
次に、ステップS12において、制御部100は、画像形成装置10から搬入された印刷用紙Pを搬送ローラー対37Aによって搬送方向へ搬送する。
また、制御部100は、ステップS12の印刷用紙Pの搬送に並行して、穿孔ユニット105を後方へスライド移動させる(S13、図8(A)参照)。制御部100は、穿孔ユニット105を後方へスライド移動させる過程で、第1光センサー81に前端P1の位置を検知させる。上述したように、第1光センサー81は、搬送路50において印刷用紙Pが搬送されない領域に設けられている。そのため、最初の穿孔処理が行われる前は、第1光センサー81の検知領域に印刷用紙Pは存在しない。したがって、第1光センサー81に前端P1を検知させるために、上述したように、ステップ13において穿孔ユニット105は後方へ移動される。
次のステップS14では、制御部100は、第1光センサー81のセンサー信号に基づいて、印刷用紙Pの前端P1の位置を検知したかどうかを判定する(図8(B)参照)。この判定は、前記センサー信号のレベルがHIGHからLOWに変化したかどうかによって行われる。ここで、前端P1が検知されたと判定されると、制御部100は、前記第1移動量だけ更に後方へ穿孔ユニット105をスライド移動させる。このとき、穿孔ユニット105は一時停止されることなく、継続して後方へ移動される。そして、制御部100は、前記第1移動量を移動させると、図8(C)に示されるように、穿孔ユニット105を停止させる(S15)。このとき、幅方向D1において最初の穿孔位置Tzに対応する位置の上方にパンチ121Aが配置される。なお、印刷用紙P上の穿孔位置Tzが前記基準位置に既に到達して停止している場合は、最初の穿孔位置Tzの上方にパンチ121Aが配置される。
ステップS16では、制御部100は、印刷用紙Pの搬送によって最初に穿孔するべき印刷用紙P上の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達したかどうかを判定する。この判定は、第2光センサー82からのセンサー信号に基づいて行われる。つまり、ステップS16の判定は、第2光センサー82によって印刷用紙Pの搬送方向側の先端が検知されてから、印刷用紙P上の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達するまでの時間が経過したかどうかに基づいて行われる。穿孔位置Tzが前記基準位置に到達したと判定されると、制御部100は、印刷用紙Pの搬送を停止する(S17)。
その後、ステップS18において、制御部100は、パンチ121Aを動作させて、穿孔位置Tzに孔をあける(図8(C)参照)。
最初の穿孔位置Tzに孔があけられると、制御部100は、パンチ121Aを元の位置に戻した後に、印刷用紙Pを搬送ローラー対37Aによって搬送方向へ搬送する(S19)。
また、制御部100は、ステップS19の印刷用紙Pの搬送に並行して、穿孔ユニット105を前方へスライド移動させる(S20、図8(D)参照)。制御部100は、穿孔ユニット105を前方へスライド移動させる過程で、第1光センサー81に前端P1の位置を検知させる。ステップS17のスライド移動によって、第1光センサー81の検知領域に印刷用紙Pが存在する位置に第1光センサー81は配置されている。つまり、2つ目の孔の穿孔処理の開始時には、第1光センサー81の検知領域に印刷用紙Pが存在している。したがって、第1光センサー81に前端P1を検知させるために、穿孔ユニット105は前方へ移動される。
次のステップS21では、制御部100は、第1光センサー81のセンサー信号に基づいて、印刷用紙Pの前端P1の位置を検知したかどうかを判定する(図8(D)参照)。この判定は、前記センサー信号のレベルがLOWからHIGHに変化したかどうかによって行われる。ここで、前端P1が検知されたと判定されると、制御部100は、前記第2移動量だけ更に前方へ穿孔ユニット105をスライド移動させる。このときも、穿孔ユニット105は一時停止されることなく、継続して前方へ移動される。そして、制御部100は、前記第2移動量を移動させると、図8(E)に示されるように、穿孔ユニット105を停止させる(S22)。このとき、幅方向D1において次の穿孔位置Tzに対応する位置の上方にパンチ121Eが配置される。なお、印刷用紙P上の穿孔位置Tzが前記基準位置に既に到達して停止している場合は、次に穿孔するべき印刷用紙P上の穿孔位置Tzの上方にパンチ121Eが配置される。
次のステップS23では、制御部100は、印刷用紙Pの搬送によって次に穿孔するべき印刷用紙P上の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達したかどうかを判定する。制御部100は、最初の穿孔位置Tzから次の穿孔位置Tzまでの距離だけ印刷用紙Pが搬送された場合に、次の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達したと判定する。次の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達したと判定されると、制御部100は、印刷用紙Pの搬送を再び停止する(S24)。
その後、ステップS25において、制御部100は、パンチ121Eを動作させて、穿孔位置Tzに孔をあける(図8(E)参照)。
次の穿孔位置Tzに孔があけられると、制御部100は、全ての穿孔処理が終了したかどうかを判定する(S26)。そして、全ての穿孔処理が終了したと判定された場合は、印刷用紙Pを搬送して、下段トレイ36Bに排出される。一方、次の穿孔処理があると判定された場合は、ステップS12以降の処理が繰り返される。なお、3つ目以降の穿孔処理においては、ステップS18の穿孔処理の終了時にもステップS26の判定処理が行われる。
[実施形態の作用効果]
以上説明したように、シート処理装置30では、制御部100は、前記基準位置に穿孔位置Tzが到達した場合に、前記幅方向D1において後方へ穿孔ユニット105を移動させて第1光センサー81に前端P1を検知させる。そして、制御部100は、前端P1が検知されてから穿孔ユニット105が前記第1移動量(=距離Dzx)を後方へ移動されたときに穿孔ユニット105を停止して、パンチ121Aで穿孔位置Tzに孔をあけさせる。一方、パンチ121Aによる穿孔処理の後に次の穿孔位置Tzが前記基準位置に到達した場合に、制御部100は、前方へ穿孔ユニット105を移動させて第1光センサー81に前端P1を検知させる。そして、制御部100は、前端P1が検知されてから穿孔ユニット105が前記第2移動量(=距離Dyz)を前方へ移動されたときに穿孔ユニット105を停止して、パンチ121Eで次の穿孔位置Tzに孔をあけさせる。このように穿孔ユニット105が移動されるため、1回の穿孔処理の度に穿孔ユニット105が往復移動されることはない。つまり、1回の穿孔処理において、穿孔ユニット105を一方向へ連続して移動させることにより、印刷用紙Pの端部の検出と穿孔位置への移動とが実現される。その結果、穿孔ユニット105の移動に伴うシート処理装置30の振動を抑制することができ、その振動に起因して生じていた駆動音も低減することができる。また、始動及び停止の回数が減るので、時間ロスが減少し、穿孔処理の処理効率が向上して、従来よりも短時間で穿孔処理を完了することができる。
なお、上述の実施形態では、パンチ121Aとパンチ121Bとの間にパンチ121Eを設けて、パンチ121A及びパンチ121Eによって穿孔処理が行われる例について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、穿孔ユニット105が、前記幅方向D1に並んで所定の間隔を隔てて配置されたパンチ121A〜121Dだけを有する構成の場合は、前端P1側のパンチ121A及びパンチ121Bを用いて上述の穿孔制御が行われてもよい。
また、上述の実施形態では、印刷用紙Pの前端P1側に穿孔処理が行われる例について説明したが、後方側に穿孔処理が行われる場合にも、上述の穿孔制御を実施することができる。もちろん、この場合、パンチ121Cとパンチ121Dとの間に、パンチ121Eに相当する別のパンチを設けて、最も後方側のパンチ121Dと前記別のパンチを用いて上述の穿孔制御が行われてもよい。
また、上述の実施形態では、シート処理装置30が画像形成装置10に連結された構成について説明したが、シート処理装置30における穿孔装置33が画像形成装置10に搭載された構成であってもよい。
10:画像形成装置
30:シート処理装置
33:穿孔装置
50:搬送路
81:第1光センサー
82:第2光センサー
100:制御部
101:検知制御部
102:穿孔制御部
105:穿孔ユニット
121A〜121E:パンチ

Claims (4)

  1. シートを予め定められた搬送方向へ案内する搬送路を有する装置本体と、
    前記搬送方向に直交する幅方向へ移動可能に設けられ、前記搬送路に配置された前記シートに対して穿孔処理を行う第1穿孔部及び第2穿孔部が前記幅方向に並設された穿孔ユニットと、
    前記穿孔ユニットにおいて前記第1穿孔部側の端部から前記第2穿孔部までの間に設けられ、前記穿孔ユニットが前記幅方向へ移動中に前記穿孔処理の対象となる前記シートにおける前記幅方向のシート端部の位置を検知可能な検知部と、
    前記幅方向において前記第2穿孔部側の第1向きへ前記穿孔ユニットを移動させて前記検知部に前記搬送路中の前記シートの前記シート端部を検知させる第1検知制御部と、
    前記第1検知制御部によって前記シート端部が検知されてから前記穿孔ユニットが所定の第1移動量を前記第1向きへ移動されたときに前記穿孔ユニットを停止し、前記搬送方向における所定の基準位置に前記シート上に定められた穿孔位置が到達した場合に、前記第1穿孔部を駆動して前記穿孔処理を実行する第1穿孔制御部と、
    前記第1穿孔部による前記穿孔処理の後に、前記幅方向において前記第1向きとは反対の第2向きへ前記穿孔ユニットを移動させて前記検知部に前記シート端部を検知させる第2検知制御部と、
    前記第2検知制御部によって前記シート端部が検知されてから前記穿孔ユニットが所定の第2移動量を前記第2向きへ移動されたときに前記穿孔ユニットを停止し、前記シートが前記搬送方向へ搬送されて次の穿孔位置が前記基準位置に到達した場合に、前記第2穿孔部を駆動して前記穿孔処理を実行する第2穿孔制御部と、を備えるシート処理装置。
  2. 前記検知部が前記第1穿孔部側の前記端部から前記第1穿孔部までの間に設けられている場合、前記シート端部から前記穿孔位置までの距離をDz、前記検知部から前記第1穿孔部までの距離をDx、前記検知部から前記第2穿孔部までの距離をDyとすると、前記検知部、前記第1穿孔部、及び前記第2穿孔部は、Dx<Dz<Dyの条件を満たす位置に配置されている請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記第1穿孔部から前記幅方向へ所定の間隔を隔てて配置された少なくとも2以上の第3穿孔部を更に備え、
    前記第2穿孔部は、前記第1穿孔部と前記第1穿孔部に最も近い前記第3穿孔部との間に設けられている請求項1又は2に記載のシート処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のシート処理装置を備える画像形成装置。
JP2015125354A 2015-06-23 2015-06-23 シート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置 Active JP6311661B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125354A JP6311661B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 シート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015125354A JP6311661B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 シート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017007816A JP2017007816A (ja) 2017-01-12
JP6311661B2 true JP6311661B2 (ja) 2018-04-18

Family

ID=57763082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015125354A Active JP6311661B2 (ja) 2015-06-23 2015-06-23 シート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6311661B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022100778A (ja) * 2020-12-24 2022-07-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 穿孔装置およびそれを備えたシート後処理装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004009245A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Konica Minolta Holdings Inc 後処理装置
JP2006130602A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Nisca Corp シート穿孔装置及び当該シート穿孔装置を備えた画像形成装置
JP2013129470A (ja) * 2011-12-20 2013-07-04 Canon Finetech Inc 穿孔装置と画像形成装置
JP2013237538A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Canon Finetech Inc シート処理装置
JP5730260B2 (ja) * 2012-10-02 2015-06-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 穿孔装置、後処理装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017007816A (ja) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5691785B2 (ja) スキュー補正装置、用紙処理装置及び画像形成システム
JP4615334B2 (ja) シート後処理装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5298902B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成システム
JP6041827B2 (ja) 穿設装置、画像形成装置、穿設方法
JP2004277037A (ja) シート綴じ方法およびシート後処理装置
US20170212462A1 (en) Post-processing apparatus and image forming system
JP2007099511A (ja) 穿孔装置、シート後処理装置、画像形成システム
JP5294680B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP4827690B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
US11027567B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming system comprising the same
JP5104582B2 (ja) 後処理装置および画像形成システム
US6886828B2 (en) Sheet finishing apparatus and image forming apparatus equipped with the same
JP4717719B2 (ja) シート処理装置、及び画像形成装置
JP6311661B2 (ja) シート処理装置、及びシート処理装置を備える画像形成装置
JP5774834B2 (ja) 用紙整合装置
JP2002200593A (ja) 穿孔処理装置及び画像形成装置
US6695300B2 (en) Sheet finishing apparatus and image forming apparatus equipped with the same
JP2021142593A (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP4309387B2 (ja) 用紙処理装置
JP7400395B2 (ja) 画像処理装置
JP2005247450A (ja) 用紙処理装置及び画像形成装置
JP2006001659A (ja) シート処理装置
JP2016137951A (ja) シート処理装置
JP2007137608A (ja) 画像形成装置
JP2005324491A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180305

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6311661

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150