JP2006006071A - 電池駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源である電池の有効利用を図り、電池の消耗を抑えることのできる電池駆動装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 負荷6aを電池1からの電力で駆動させる電池駆動装置において、電池1の電圧Vbを異なる電圧に変換して負荷6aに供給する昇圧コンバータ3と、電池1の電圧Vbを直接負荷6aに供給するパススイッチ4と、電池1の電圧Vbを検出するAD変換部17と、AD変換部17により検出された電池1の電圧Vbに応じて、昇圧コンバータ3を介して負荷6aに電源供給するか、又はパススイッチ4を介して負荷6aに電源供給するかを切替制御するマイコン12と、自身の出力部が負荷6aに接続され、負荷6aに加わる電圧の大きさが負荷6aの入力定格電圧の下限値を下回らないように自動的に前記出力部から電圧を出力するシリーズ電源回路18とを備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯型ディスク再生装置、携帯型ディスク記録装置等の電池駆動装置に関するものであり、特に、搭載された電池の電気エネルギーを有効に活用できる電池駆動装置に関するものである。
近年の半導体製造プロセスの進化、とりわけ微細加工技術の進歩により、半導体デバイスとしてデジタル集積回路(IC)の代表であるプロセッサ等は、益々、微細化され、最小線幅も年ごとに細線化している。そして、この細線化傾向に伴って、デバイスそのものの動作電圧も低電圧化しつつある。携帯型ディスク再生装置や携帯型ディスク記録装置等の電池駆動装置のデジタル系において使用されるデバイスも例外ではなく、低電圧動作するマイクロプロセッサやシグナルプロセッサ等が採用されている。
一方、電池駆動装置のCPUやそのインターフェースには、メモリやレーザーに代表される電子デバイスが使用されており、これらの回路では、そのパフォーマンスを最大限に引き出すため、前記デジタル系において使用されるデジタル集積回路に供給される電圧より高い電圧が必要とされている。
このように、電池駆動装置には、電池電圧よりも高い電圧で動作するデバイスと、電池電圧付近の電圧を使用して動作するデバイスとが混在して実装されており、これらの電源の供給元として、いわゆる昇圧型DCDCコンバータを使用し、電池電圧を所望の電圧に上げて所定の回路へ供給している。
また、携帯電話端末において、待ち受け時やプロセッサ等がフルに稼動してない状態では、シリーズ電源より電源供給されるようにし、頻繁にプロセッサ等が作動しているような動作条件になったときには、DCDCコンバータから電源供給される形態に切り替える。そして、シリーズ電源からの電源供給時には、DCDCコンバータの動作を停止するようにしたものもある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−64624号公報 (第3−5頁、第1図)
しかしながら、電池駆動装置のデジタル集積回路を使用する上で、上述したような従来の昇圧コンバータをそのまま使ったのでは、その昇圧動作に伴って電力の損失が発生する。このことは、昇圧コンバータでは、本来、IC等のデバイスへ供給されるべき電力が、その供給元で消費されていることを意味しており、電源(例えば、ニッケル水素電池)の持つ電気エネルギーを有効に活用していない、という問題がある。
また、昇圧コンバータを採用した場合、その使用条件によっては、昇圧コンバータで定電圧化する過程で昇圧制御のために消費される電力が、電池駆動装置内のデジタル集積回路で使用される電力に比して無視できなくなる程度に大きくなるというような事態が起こることも少なくない。
また、特許文献1に記載の従来技術では、負荷の電力消費量が大きくなったときに、シリーズ電源からDCDCコンバータ電源に切り替えることで、シリーズ電源と、シリーズ電源に比して電力損失の少ないDCDCコンバータ電源との電力損失の差分だけ電力損失を低減することはできるが、DCDCコンバータ電源で消費される無駄な電力損失を低減することができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑み、電池駆動装置のパワーマネージメントにおいて、電源である電池の有効利用を図り、電池の消耗を抑えることのできる電池駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る第1の電池駆動装置は、負荷を電池からの電力で駆動させる電池駆動装置において、前記電池の電圧を異なる電圧に変換して前記負荷に供給する第1の電源供給手段と、前記電池の電圧を直接前記負荷に供給する第2の電源供給手段と、前記電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、該電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧に応じて、前記第1の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第1の電源供給形態と前記第2の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第2の電源供給形態との切替制御を行う制御部と、自身の出力部が前記負荷に接続され、前記負荷に加わる電圧の大きさが所定の値より小さくならないように自動的に前記出力部から電圧を出力する第3の電源供給手段とを備えたことを特徴とする。
このようにすることにより、前記電池から前記負荷に第2の電源供給手段で電源供給しているときには、前記電池の電圧を変換するための電力損失が生じないので、前記電池の消耗を抑え、前記電池の電気エネルギーを有効に活用できる。また、前記電池の出力電圧が低下したときには、第1の電源供給手段で電源供給することにより、前記負荷の入力定格電圧(負荷が正常に動作するために必要な入力電圧;動作電圧)に適応した安定した電源を供給することができるので、前記負荷に安定した動作を行わせることができる。
また、前記電池の電圧が前記負荷に直接供給されている時などにおいて、前記電池の電圧が突然低下しても、前記負荷に加わる電圧の大きさが所定の値より小さくならないように第3の電源供給手段が前記出力部から電圧を出力するので、前記所定の値を負荷の入力定格電圧の下限値以上に設定しておけば、負荷の安定した動作を確保することができる。
また、本発明に係る第2の電池駆動装置は、動作状態によって消費電力が異なる負荷を電池からの電力で駆動させる電池駆動装置において、前記電池の電圧を異なる電圧に変換して前記負荷に供給する第1の電源供給手段と、前記電池の電圧を直接前記負荷に供給する第2の電源供給手段と、前記負荷の前記動作状態を判定する動作状態判定手段と、前記電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、前記動作状態判定手段により判定された前記負荷の前記動作状態と前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧とに応じて、前記第1の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第1の電源供給形態と前記第2の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第2の電源供給形態との切替制御を行う制御部と、自身の出力部が前記負荷に接続され、前記負荷に加わる電圧の大きさが所定の値より小さくならないように自動的に前記出力部から電圧を出力する第3の電源供給手段とを備えたことを特徴とする。
このようにすることにより、前記電池から前記負荷に第2の電源供給手段で電源供給しているときには、前記電池の電圧を変換するための電力損失が生じないので、前記電池の消耗を抑え、前記電池の電気エネルギーを有効に活用できる。また、負荷の動作状態の変化に伴ってその消費電力が変化し、電池の電圧変動が大きくなる場合や、前記電池の出力電圧が低下したときには、第1の電源供給手段で電源供給することにより、前記負荷の入力定格電圧に適応した安定した電源を供給することができるので、前記負荷に安定した動作を行わせることができる。
また、前記電池の電圧が前記負荷に直接供給されている時などにおいて、前記電池の電圧が突然低下しても、前記負荷に加わる電圧の大きさが所定の値より小さくならないように第3の電源供給手段が前記出力部から電圧を出力するので、前記所定の値を負荷の入力定格電圧の下限値以上に設定しておけば、負荷の安定した動作を確保することができる。
また、例えば、前記第3の電源供給手段は、前記電池の電圧を昇圧して出力する昇圧回路と前記昇圧回路の出力電圧を降圧して出力する降圧回路とを有し、該降圧回路の出力電圧を前記出力部から出力するようにするとよい。
また、例えば、前記第3の電源供給手段は、前記第1の電源供給手段または前記第2の電源供給手段が前記負荷に電圧を供給することにより前記負荷に加わる電圧の大きさが前記所定の値より大きいとき、自動的に前記出力部からの電圧の出力を停止する一方、前記第1の電源供給手段または前記第2の電源供給手段が前記負荷に電圧を供給することにより前記負荷に加わる電圧の大きさが前記所定の値より小さいとき、自動的に前記出力部から前記所定の値の大きさの電圧を出力するようにするとよい。
これにより、前記第1の電源供給手段または前記第2の電源供給手段が前記負荷に電圧を供給することにより前記負荷に加わる電圧の大きさが、例えば(負荷の入力定格電圧の下限値+α)より小さければ、前記第3の電源供給手段は自動的に(負荷の入力定格電圧の下限値+α)の大きさの電圧を出力する。このため、前記電池の電圧が前記負荷に直接供給されている時などにおいて、前記電池の電圧が突然低下しても、負荷の安定した動作を確保することができる。
また、具体的には、前記昇圧回路の出力電圧は、前記制御部に前記制御部の電源として供給される。
即ち、前記昇圧回路は、前記制御部を動作させるために元々必要なものであるため、第3の電源供給手段を設けるためだけに、別途昇圧回路を設ける必要はない。
また、例えば、前記第2の電源供給手段は、前記電池と前記負荷との間に介在する抵抗を備えている。
前記抵抗の抵抗値を適切に設定すれば、前記第3の電源供給手段が電圧を出力している際に、前記電池に過電流が流れ込むことがない。
また、例えば、前記第2の電源供給手段は、前記電池と前記負荷との間に介在するMOSトランジスタを備え、該MOSトランジスタがオンのときに前記出力部からの前記電池に流れ込む電流の大きさが前記電池の充電時における過電流値以下になるように、前記MOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値が設定されている。
このように構成すれば、前記第3の電源供給手段が電圧を出力している際に、前記電池に過電流が流れ込むことがない。また、その過電流を防止するために、別途抵抗を設ける必要がない。
上述した通り、本発明に係る電池駆動装置によれば、電池駆動装置のパワーマネージメントにおいて、電源である電池の有効利用を図り、電池の消耗を抑えることのできる。
(図1:全体的構成ブロック図)
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係るポータブルミニディスク再生装置(以下、MD再生装置という)の電気的構成を示すブロック図である。
図1において、20はミニディスク(以下、MDという)であり、磁性膜を有する光磁気ディスク20a(図示せず)と、この光磁気ディスク20aを保護するためのカートリッジ20b(図示せず)とから構成されている。光磁気ディスク20aには案内溝が形成されており、この案内溝は、絶対位置情報を示すデータ(ADIP:Address In Pregroove)でFM変調した周波数でウォブリング(蛇行)するように形成されている。
また、図1に示すMD再生装置は、光磁気ディスク20aを回転駆動するためのスピンドルモータ11と、回転する光磁気ディスク20aにレーザビームを照射し、このレーザビームが光磁気ディスク20aの磁性膜において反射され、戻ってきたビーム中から光磁気信号を読み取り、RF信号(RF:Radio Frequency )を出力するためのピックアップ9と、このピックアップ9を光磁気ディスク20aの半径方向に移動させるためのピックアップ移動回路8と、ピックアップ9からのRF信号を適当なレベルまで増幅するためのRFアンプ7とを備えている。そして、RFアンプ7からのRF信号はDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)6に与えられる。
DSP6は、RF信号中からウォブリング周波数を検出することにより情報未記録時においても光磁気ディスク20aにおける位置が検出可能なADIP(Address In Pre-Groove)デコーダ回路62と、増幅されたRF信号からEFM信号(EFM:Eight to Fourteen Modulation)を抽出し、EFM復調、誤り訂正等を行うEFMデコーダ回路61と、メモリ5に対するデータの入出力を制御するためのメモリ制御回路65と、メモリ5から読み出されたデータの伸張を行いデジタルオーディオ信号を出力するためのATRACデコーダ回路66と、復元されたデジタルオーディオ信号をアナログ信号に変換するためのD/Aコンバータ67と、スピンドルモータ11、ピックアップ移動回路8及びピックアップ9をピックアップ・モータ駆動回路10を介してサーボ制御するためのサーボ制御回路63と、再生時にピックアップ9が光磁気ディスク20aに対し照射するレーザビームのための電気出力(レーザ出力)を制御するレーザ出力制御回路64とから構成されている。
そして、デジタル部6a(図示せず)は、DSP6を構成する上述した各回路のデジタル制御される部分であり、アナログ・インターフェース部6b(図示せず)は、同じく、DSP6を構成する上述した各回路のアナログ制御される部分、及びDSP6の外部に設けられた各回路等とのインターフェース部分である。
また、図1に示すMD再生装置は、このMD再生装置の各回路を制御するためのマイコン12と、マイコン12に外部から操作指令を与えるためのキー入力部14と、このMD再生装置の再生状態等を表示するための表示部13と、DSP6内のEFMデコーダ回路61の出力を一時的に保持し、振動などによる音飛び等を防止するための16Mビット程度の容量を持つメモリ5と、再生された音声を聞くための外部のヘッドホン16を駆動するヘッドホン駆動回路15を備えている。以上説明した各部は図示したように接続されている。
また、図1に示すMD再生装置には、動作用電源としての電池(例えば、定格出力電圧が1.2Vのニッケル水素電池)1が搭載されている。そして、電池1に昇圧コンバータ2と昇圧コンバータ3とパススイッチ4とが接続され、昇圧コンバータ2の出力部は、上述したDSP6のアナログ・インターフェース部6bとマイコン12とRFアンプ7に接続され、これらに電池1からの電圧Vb(約1.0V〜約1.45V)を約2.5Vに昇圧したアナログ・インターフェース部用電圧V6bを供給している。また、昇圧コンバータ3及びパススイッチ4の出力部は共に、上述したDSP6のデジタル部6aに接続され、後述する電源供給切替処理に従って、マイコン12からの制御信号によって、昇圧コンバータ3とパススイッチ4とのいずれかを介して、デジタル部6aを動作させるためのデジタル部用電圧V6aが与えられる。尚、デジタル部6aの動作電圧の定格は約1.25Vである。
(図2、図3:電源供給切替の回路構成)
次に、このデジタル部6aに与えられるデジタル部用電圧V6aの電源供給切替処理を説明する。図2は、図1に示すMD再生装置の電源供給切替処理を行う部分(電源供給切替処理部)を示したブロック図である。図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図2において、電池1に昇圧コンバータ3とパススイッチ4とが並列に接続され、昇圧コンバータ3とパススイッチ4の出力は共にDSP6のデジタル部6aに接続されている。そして、昇圧コンバータ3にはマイコン12からの制御信号CTL1が入力され、パススイッチ4にはマイコン12からの制御信号CTL2が入力され、昇圧コンバータ3とパススイッチ4のいずれかを介してデジタル部用電圧V6aがデジタル部6aに供給されるように切替制御される。また、マイコン12は、電池1の出力電圧Vb(約1.0V〜約1.45V)をAD(アナログ・デジタル)変換して入力するAD変換部(電池電圧検出手段)17を備えている。
また、昇圧コンバータ2は、電池1の出力電圧Vbを昇圧した電圧V6bを、マイコン12の電源電圧としてマイコン12に供給していると共に、シリーズ電源回路18にも該電圧V6bを供給している。シリーズ電源回路18の出力部はデジタル部6aに接続されている。
図3は、図2に示した電源供給切替処理部の具体的回路を示す回路ブロック図である。図3において、図2と同一の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図3において、電池1の正極側にコイルL1の一端が接続され、コイルL1の他端がNチャンネル型のMOSトランジスタ(絶縁ゲート型の電界効果トランジスタ)T1のドレインと逆流防止用ダイオードD1のアノードに接続されている。そして、MOSトランジスタT1のソースはグランドに接続されている。また、電池1の負極はグランドに接続されており、電池1の正極とグランド間に電池1の出力電圧の変動を抑制するためのコンデンサC1が接続されている。
ダイオードD1のカソードはコンデンサC2を介してグランドに接続されるとともに、DSP6のデジタル部6aに接続されている。また、ダイオードD1のカソードとMOSトランジスタT1のゲートとが、それぞれ昇圧制御回路19に接続され、電圧制御帰還回路が形成されている。また、昇圧制御回路19を作動、停止させるための信号が入力される昇圧制御回路19のコントロール端子は、マイコン12の制御信号CTL1が出力される制御端子に接続されている。
また、電池1の正極はNチャンネル型MOSトランジスタT2のドレインに接続され、MOSトランジスタT2のソースは抵抗R2を介してダイオードD1のカソードに接続されている。そして、MOSトランジスタT2のゲートは抵抗R1を介してゲート電圧発生回路21に接続されている。また、MOSトランジスタT2のゲートはNPN型トランジスタT3のコレクタに接続され、トランジスタT3のエミッタはグランドに接続されている。また、トランジスタT3のベースは、マイコン12の制御信号CTL2が出力される制御端子に接続されている。また、マイコン12が有するAD変換部17に電池1の正極が接続され、電池1の出力電圧Vbが入力されるようになっている。
昇圧制御回路19は、昇圧制御回路19のコントロール端子の入力が論理レベルでH(High)レベルのときにMOSトランジスタT1をオン・オフして電池1の出力電圧Vbを昇圧する。即ち、MOSトランジスタT1がオンのときに、電池1の電圧で充電されたコンデンサC1の出力電圧により、コイルL1、MOSトランジスタT1を通じてグランドに電流が流れ、コイルL1にエネルギーが蓄えられる。そして、MOSトランジスタT1がオフのときに、この蓄えられたエネルギーとコンデンサC1の出力電圧とでダイオードD1を介してコンデンサC2を充電する。このようにMOSトランジスタT1がオン・オフを繰り返すことにより、コンデンサC2の出力電圧は電池1の出力電圧Vbよりも高い電圧となり、その電圧値は予め定められた所定値(本実施例では、1.25V)になるように、昇圧制御回路19がMOSトランジスタT1のオン・オフ比率をフィードバック制御する。
尚、昇圧制御回路19のコントロール端子の入力が論理レベルでL(Low)レベルのとき、昇圧制御回路19は停止し、MOSトランジスタT1はオフ状態を維持する一方、論理レベルでHレベルのとき、昇圧制御回路19は作動し、MOSトランジスタT1は上述のようにオン・オフ制御される。また、昇圧コンバータ2の内部構成は、コイルL1、MOSトランジスタT1、ダイオードD1及び昇圧制御回路19から構成される昇圧コンバータ3と同様であり、その出力電圧のみが異なるものであるため、その詳細な回路図の図示及び説明を省略する。
(図4:電源供給切替の動作フローチャート)
このような構成の電源供給切替処理部の動作を図4に示すフローチャートに従って説明する。図4は、図1に示すMD再生装置の電源供給切替処理を示すフローチャートである。先ず、図1に示すMD再生装置の電源が投入される等の操作が行われると、マイコン12は初期化処理を行う(ステップS1)。この初期化処理の後、図1に示すMD再生装置はピックアップ9の作動状態となり、MD20の光磁気ディスク20aの内容を読み込み始めるが、このとき、マイコン12はDSP6のデジタル部6aに供給する電源の電源供給手段切替のための動作状態の監視および判定を行う(ステップS2)。ここで、動作状態とは、ピックアップ9の非作動状態(以下、サーボオフ状態という)か、あるいは、それ以外の状態、即ち、ピックアップ9やスピンドルモータ11が作動状態にある状態(以下、サーボオン状態という)かを意味する。
マイコン12によって、図1に示すMD再生装置がサーボオン状態にあると判定された場合、サーボオフ状態にある場合に比して、マイコン12やDSP6等のプロセッサの動作状態が頻繁(別言すれば、フル稼働状態等)になる。この場合、原則としてマイコン12はデジタル部6aへの電源供給手段を昇圧コンバータ3に切り替え、昇圧コンバータ3に昇圧動作を行わせる切替制御を行うことが好ましい。
ピックアップ9が作動するサーボオン状態では、MD20の光磁気ディスク20aを回転させ、ピックアップ9を所定のアドレスに移動させて光磁気ディスク20aの情報を読み取るために、ピックアップ9の位置制御や読み取った信号を増幅、復調、復調データのメモリ取り込み等が行われる。この結果、電池1の負荷が大きくなり電池1の出力電圧の変動が大きくなるが、デジタル部6aへの供給電圧はなるだけ変動しないように安定化する必要があるからである。しかしながら、昇圧コンバータ3が昇圧動作を行うということは、それ自身で電池1のエネルギーを使用していることであるから、電池1の電圧を昇圧する必要のない場合には昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させて電源供給する方が、電池1のエネルギーを有効に活用できる。
そこで、ステップS2において、図2に示すマイコン12は、動作状態がサーボオン状態と判定された場合に、電池1の電圧Vbが予め定められた判定電圧3以上かどうかを判定する(ステップS3)。電池1の電圧Vbは、マイコン12が有するAD変換部17によりデジタル数値化され、予め記憶された前記判定電圧3と比較される。そして、電池1の電圧Vbが判定電圧3以上である場合には(ステップS3のYES)、図2に示す昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させるとともに、パススイッチ4を閉成する(ステップS4)。
具体的には、ステップS4にて、マイコン12は双方Lレベルの制御信号CTL1及びCTL2を出力する。これにより、昇圧制御回路19が停止状態となると共に、トランジスタT3はオフとなり、MOSトランジスタT2のゲートには、ゲート電圧発生回路21から抵抗R1を介してHレベルの電圧が印加される。すると、MOSトランジスタT2はオン状態となり、電池1の電圧VbがMOSトランジスタT2を介してデジタル部6aに与えられる。尚、制御信号CTL1とCTL2は同時に変化するように制御される。
ステップS3において、電池1の電圧Vbが判定電圧3より小さい場合は(ステップS3のNO)、図2に示す昇圧コンバータ3を昇圧動作させるとともに、パススイッチ4を開放する(ステップS5)。
具体的には、ステップS5にて、マイコン12は双方Hレベルの制御信号CTL1及びCTL2を出力する。これにより、昇圧制御回路19が動作状態となると共に、トランジスタT3がオンとなってMOSトランジスタT2はオフ状態となる。従って、電池1の電圧Vbは、上述したように、MOSトランジスタT1がオン・オフ動作することにより、所定の電圧に昇圧されてデジタル部6aに安定して供給される。尚、このときも、制御信号CTL1とCTL2は同時に変化するように制御される。
ステップS2において、動作状態がサーボオフ状態と判定された場合、その次に電池1の電圧Vbが予め定められた判定電圧1以上かどうかを判定する(ステップS6)。そして、電池1の電圧が判定電圧1以上である場合には(ステップS6のYES)、図2に示す昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させるとともに、パススイッチ4を開放する(ステップS7)。
具体的には、ステップS7にて、マイコン12はLレベルの制御信号CTL1とHレベルの制御信号CTL2を出力する。これにより、昇圧制御回路19が停止状態となると共に、MOSトランジスタT2はオフ状態となる。
この結果、電池1の電圧Vbから、コイルL1のDC成分の抵抗分による電圧降下とダイオードD1のVf(順方向電圧)分だけ電圧降下した電圧が、デジタル部6aに供給される。従って、判定電圧1の電圧値は、デジタル部6aの入力定格電圧(デジタル部6aが正常に動作するために必要な入力電圧;動作電圧)の下限値に、これらの電圧降下分を加えた電圧値よりも大きな値にする必要がある。このようにすることにより、MOSトランジスタT2をオンさせて電池1の電圧Vbをデジタル部6aに供給するときよりも低い電圧がデジタル部6aに供給されることになり、デジタル部6aでの消費電力が低減されることとなる。尚、制御信号CTL1とCTL2は同時に変化するように制御される。
ステップS6において、電池1の電圧Vbが判定電圧1より低い場合(ステップS6のNO)、更に、電池1の電圧Vbが予め定められた判定電圧2以上かどうかを判定する(ステップS8)。判定電圧2の電圧は、デジタル部6aの入力定格電圧の下限値に近いが、後述するシリーズ電源回路18(図3等)の設定電圧より高い電圧である。そして、電池1の電圧Vbが判定電圧2以上である場合には(ステップS6のYES)、図2に示す昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させるとともに、パススイッチ4を閉成する(ステップS4)。一方、電池1の電圧Vbが判定電圧2より小さい場合は(ステップS6のNO)、図2に示す昇圧コンバータ3を昇圧動作させるとともに、パススイッチ4を開放する(ステップS5)。
また、マイコン12のAD変換部17は、常時、電池1の電圧Vbを監視しており、上述したステップS4、S5、S7が終了しても電圧を監視しなければならないので、再びステップS2に戻り、動作状態および電池1の電圧Vbの監視を行う。この1サイクルに要する時間は約40msecである。
ところで、以上説明した電源供給切替処理において、図2に示す昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させた状態で電源供給する場合は、電圧V6aの安定性が確保しにくいといったことが考えられる。即ち、電池1と電池1への配線との接触不良や、何らかの原因でデジタル部6aへの供給電圧に急激な変動や低下が起こりうる。しかしながら、このような場合でも電圧V6aの電圧値をデジタル部6aの入力定格電圧の下限値以上に保つ必要がある。一方において、マイコン12のAD変換部17による電圧監視では、AD変換に要する時間等が必要になるので、この時間以下の急激な電圧低下や変動は検知できない。
そこで、シリーズ電源回路18(図2参照)を設けて、その出力部をデジタル部6aに接続し、常にデジタル部6aの正常な動作が保たれるようにしている。即ち、昇圧コンバータ3の昇圧動作が停止状態である場合において、何らかの原因でデジタル部6aへの供給電圧に急激な低下等が生じても、シリーズ電源回路18が電圧V6aの電圧値をデジタル部6aの入力定格電圧の下限値以上に保つのである。
(図5、図6:シリーズ電源回路の構成と動作)
このような機能を有するシリーズ電源回路18の内部構成ブロック図を図5に示す。シリーズ電源回路18は、入力側から当該回路18へ入力電圧である電圧V6bを入力し、出力側から当該回路18の出力電圧Voutを出力する出力部181と、出力電圧Voutの電圧値を検出すると共に該出力電圧が安定化されるべき電圧値を設定する出力電圧検出・設定部182と、出力電圧Voutを入力して基準電圧を発生する基準電圧発生部183と、出力電圧検出・設定部182にて検出された電圧と上記基準電圧とを比較してその差分を出力部181に与える電圧比較部184とから概略構成される。
図6は、シリーズ電源回路18の具体的な回路構成を示す図である。電圧V6bは、出力用のNPN型のバイポーラトランジスタQ1のコレクタ及びNPN型のバイポーラトランジスタQ2に供給されていると共に、抵抗R14を介してトランジスタQ2のベースに供給されている。トランジスタQ2のエミッタはトランジスタQ1のベースに接続されていると共に抵抗R13を介してトランジスタQ1のエミッタに接続されている。このトランジスタQ1のエミッタからシリーズ電源回路18の出力電流が出力されることとなり、その出力電圧はVoutである。尚、トランジスタQ1のエミッタと抵抗R13の接続点を以下ノードN1という。
ノードN1は、コンデンサC13、抵抗R11と抵抗R12とから成る直列回路を夫々介してグランドに接続されている。また、ノードN1は、NPN型のバイポーラトランジスタQ4のコレクタに接続されていると共に、抵抗R16を介してツェナーダイオードD11のカソード、コンデンサC12の一端及びトランジスタQ4のベースに共通接続されており、ツェナーダイオードD11のアノード及びコンデンサC12の他端は夫々グランドに接続されている。
また、トランジスタQ2のベースはNPN型のバイポーラトランジスタQ3のコレクタに接続され、トランジスタQ3のエミッタとトランジスタQ4のエミッタは共通接続されていると共に、抵抗R15を介してグランドに接続されている。また、ノードN1はコンデンサC11の一端に接続されており、コンデンサC11の他端は抵抗R11と抵抗R12の接続点及びトランジスタQ3のベースに共通接続されている。また、ノードN1は、デジタル部6aとダイオードD1(図3参照)との接続点に接続されているため、シリーズ電源回路18の出力電圧Voutとデジタル部用電圧V6aは一致している。
上述のように構成されたシリーズ電源回路18においては、トランジスタQ4のベースに与えられた基準電圧と出力電圧Voutを抵抗R11と抵抗R12とで分圧することにより得られた電圧(該電圧はトランジスタQ3のベースに与えられている)とが比較され、その比較結果に応じてトランジスタQ1のエミッタから電流が出力される。
今、図6に示すシリーズ電源回路18の内部だけの動作に着目して考える(但し、デジタル部6aは負荷としてノードN1に接続されている)。定常状態において、出力電圧Voutは抵抗R11と抵抗R12との分圧比で定まる電圧で安定化されている。該電圧がシリーズ電源回路18の設定電圧であり、シリーズ電源回路18を構成する各素子は、出力電圧Voutが設定電圧と等しくなるように動作する。
そして、ノードN1に接続される負荷(図2においてはデジタル部6a)の消費電力の変動等により出力電圧Voutが上記設定電圧より小さくなった場合は、トランジスタQ4のベースの電位が略一定に保たれているのに対しトランジスタQ3のベースの電位が低下するので、トランジスタQ1のエミッタから出力される電流は増加する。一方、出力電圧Voutが上記設定電圧より大きくなった場合は、トランジスタQ4のベースの電位が略一定に保たれているのに対しトランジスタQ3のベースの電位が上昇するので、トランジスタQ1のエミッタから出力される電流は減少する。このようにトランジスタQ1のエミッタから出力される電流が増減することにより、出力電圧Voutは設定電圧と等しくなるようになっている。
ところが、実際にはシリーズ電源回路18は、図3におけるダイオードD1のカソードに接続されているため、以下のように動作する。尚、判定電圧1、2、3、シリーズ電源回路18の設定電圧、及びデジタル部6aの入力定格電圧の下限値には、
判定電圧3>判定電圧1>判定電圧2>シリーズ電源回路18の設定電圧>デジタル部6aの入力定格電圧の下限値
の関係が成立しており、判定電圧2、シリーズ電源回路18の設定電圧、及びデジタル部6aの入力定格電圧の下限値は、夫々1.25V、1.15V、及び1.10Vである。
昇圧コンバータ3が停止状態にある場合を考える。昇圧コンバータ3が停止しているのであるから、電池1の電圧Vbは原則として1.25V以上となっている(なぜなら、電圧Vbが少なくとも判定電圧2以上でないと、図4のステップS4またはS7の処理が行われないから)。ここで、昇圧コンバータ3が停止状態、且つパススイッチ4が閉成(図4におけるステップS4)している場合において、MOSトランジスタT2及び抵抗R2にて生じる電圧降下の和は0.5V以下であるとし、昇圧コンバータ3が停止状態、且つパススイッチ4が開放(図4におけるステップS7)している場合において、コイルL1及びダイオードD1にて生じる電圧降下の和もまた0.5V以下となっている。
そうすると、デジタル部6aに供給される電圧V6aは、シリーズ電源回路18の設定電圧である1.15Vより高い電圧である1.20V以上となる。この1.20V以上の電圧はデジタル部6aに接続されているノードN1にも加わるため、シリーズ電源回路18では自身の出力電圧を下げるような制御が働く。即ち、出力用のトランジスタQ1及びQ2のベース電流を減少させるような制御が働く。しかし、外部からの電圧(上記1.20V以上の電圧)が強制的にノードN1に印加されている状態であるので、トランジスタQ1及びQ2のベースには出力部181が成しうる最小のベース電流が流れることになる。
これは、出力トランジスタQ1及びQ2がある一定の動作状態となっていることに相当し、シリーズ電源回路18が本来行う制御(トランジスタQ1のエミッタから適切な電流を出力することにより出力電圧Voutを1.15Vで安定化させる制御)が行われていないことを意味する。つまり、この時のシリーズ電源回路18は電圧V6aに応じて自動的に出力部181からの電圧(電流)の出力を停止している状態(非動作状態)にあると言える。
そして、今、電池1と電池1への配線との接触不良等によりデジタル部用電圧V6aが急激に低下し、該電圧V6aが1.15Vを下回ろうとしたとする。この時、抵抗R11と抵抗R12との接続点の電位(図6参照)が下がることにより出力トランジスタQ1及びQ2のベース電流が増大する。この結果、トランジスタQ1のエミッタから出力される電流が増大し、電圧V6aはシリーズ電源回路18の設定電圧である1.15Vで維持される(1.15Vを下回らずに済む)。つまり、シリーズ電源回路18は、電圧V6aの上記低下に応じて自動的に出力部181から電圧(電流)を出力するのである。この電圧1.15Vは、デジタル部6aの入力定格電圧の下限値1.10Vよりも高いのであるから、デジタル部6aの正常な動作が確保されることとなる。
尚、該電圧V6aが1.15Vを下回ろうとしたときにおけるシリーズ電源回路18の上記動作は、図4におけるステップS2〜S7の処理の1サイクルの所要時間(約40msec)以下の急激な電圧低下が生じた場合の動作である。従って、例えば電池1の電圧が判定電圧2より低くなっていることをAD変換部17を介してマイコン12が認知した場合は、上述の如く図4に示す動作に従って昇圧コンバータ3が動作状態となる(ステップS5)。
(電池への過大電流防止)
また、MOSトランジスタT2がオンしている状態において、電池1の電圧Vbが1.15V未満になると、シリーズ電源回路18の出力部181から電池1に対して電流が流れ込む。電池1を充電するにあたっては、電池1の特性から充電電流の範囲が定められており、その範囲を超える電流(過電流)にて充電すると電池1の劣化または故障を招く。そこで、電池1に流れ込む電流の大きさが過電流にならないように抵抗R2の抵抗値は設定されている。
また、MOSトランジスタT2のドレイン−ソース間のオン時における抵抗値(オン抵抗の抵抗値)を抵抗R2と同程度に設定するようにしてもよい。この場合は抵抗R2を省略しても(抵抗R2を短絡としても)よい(なぜなら、電池1には上記過電流が流れ込まないから)。
(図7:シリーズ電源回路の機能の別の実現法)
ここで、デジタル部用電圧V6aが急激に低下した時に、デジタル部用電圧V6aをデジタル部6aの入力定格電圧の下限値以上に保つ別の手法を、図7を用いて説明する。図7において、図2と同一の部分には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。図7に示す構成は、図2におけるシリーズ電源回路18を、電圧検出部40、タイマ41、及びダイオードD41〜D44に置換している点で図2に示す構成と異なっている。
電圧検出器40はデジタル部用電圧V6aの電圧値を検出するものであり、その検出値が例えば1.15V未満になるとタイマ41にHレベルの信号を出力する(1.15V以上ではLレベルの信号を出力する)。タイマ41は、そのHレベルの信号を入力するとダイオードD41のアノードとダイオードD44のアノードにHレベルの信号を出力する。また、タイマ41は、電圧検出器40からの信号がHレベルからLレベルに切り替わった後も約1秒間、Hレベルの出力を維持し、その後自身の出力をLレベルに切り替える。
マイコン12の制御信号CTL1が出力される制御端子にはダイオードD42のアノードが接続され、ダイオードD42のカソードは、昇圧コンバータ3の備える昇圧制御回路19のコントロール端子とダイオードD41のカソードに共通接続されている。マイコン12の制御信号CTL2が出力される制御端子にはダイオードD43のアノードが接続され、ダイオードD43のカソードは、パススイッチ4(具体的には、図3におけるトランジスタT3のベース)及びダイオードD44のカソードに共通接続されている。
タイマ41からのHレベルの出力はダイオードD41を介して昇圧コンバータ3の起動を行うと共に、ダイオードD44を介してパススイッチ4を開放させる。比較的遅い電池1の電圧の変動に対しては、制御信号CTL1及びCTL2により昇圧コンバータ3のオン・オフ及びパススイッチ4の閉成・開放が制御される。
このように構成すれば、デジタル部用電圧V6aが急激に低下して1.15V未満になると、タイマ41からHレベルの信号が出力され、その間、昇圧コンバータ3の備える昇圧制御回路19のコントロール端子の入力電圧がHレベルになって昇圧コンバータ3が動作状態になると共に、パススイッチ4が開放となる。これにより、電圧V6aがデジタル部6aの入力定格電圧の下限値(1.10V)以下になるのを防ぐことができる。尚、タイマ41が電圧検出器40からのHレベルの信号を約1秒間保持するのは、デジタル部6aへの供給電圧が復旧しても、すぐにまた昇圧コンバータ3の昇圧動作が停止状態となり、デジタル部6aへの供給電圧の低下や変動による電圧検出器40の復旧動作が、またすぐに発生するというチャタリング動作の発生を防止するためである。
図7に示す構成によっても、電圧V6aがデジタル部6aの入力定格電圧の下限値(1.10V)以下になるのを防ぐことができるが、電圧検出器40、タイマ41及びダイオードD41〜D44が必要となるため、図2及び図3並びに図5及び図6で示した構成のほうが、部品点数及びコストの削減の観点からより望ましいと言える。
(消費電力の比較)
次に、上述のように、デジタル部6aへの電源供給手段を切り替えて、昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させ、パススイッチ4を閉成して電源供給する場合と、昇圧コンバータ3を昇圧動作させ、パススイッチ4を開放して電源供給する場合との電力損失の比較を、数式を用いて具体的に検証してみる。尚、MOSトランジスタT2のオン抵抗及び抵抗R2における電力損失は十分小さいとして、それらの電力損失を以下の検証において無視する。
先ず、昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させ、パススイッチ4を閉成して電源供給する場合、電池1(例えば、ニッケル水素電池)の出力電圧Vbが1.25Vであり、デジタル部6aへ電池1よりI0 Aの電流が流入した場合、以下の式1に示す電力が消費されることになる。尚、このとき、昇圧コンバータ3は、上述のように昇圧動作停止状態にあるため、昇圧コンバータ3におけるアイドリング電流が流れることはないので、昇圧コンバータ3での電力損失はない。
1.25×I0 [W]・・・(式1)
次に、昇圧コンバータ3を昇圧動作させ、パススイッチ4を開放して電源供給する場合、昇圧コンバータ3の出力電圧が1.25V、変換効率ηが80%とし、デジタル部6aへは昇圧コンバータ3よりI0 Aの出力電流が流入した場合、1.25×I0 [W]/0.8=1.5625×I0 [W]の電力が変換に伴って消費されることになる。また、更に、昇圧コンバータ3の制御回路に要する電圧を2.5V、電流を1mAとし、昇圧コンバータ2での2.5Vへの変換に伴う効率を80%とした場合、(2.5×0.001)/0.8=0.003125[W]の電力が昇圧コンバータ3の制御回路により消費される(図示していないが、昇圧制御回路19は昇圧コンバータ2の出力電圧V6bを電源として駆動するため)。従って、デジタル部6aの消費電力は電池からみると、以下の式2に示す電力が消費されることになる。
1.5625×I0+0.003125[W]・・・(式2)
従って、昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させ、パススイッチ4を閉成して電源供給する場合と、昇圧コンバータ3を昇圧動作させ、パススイッチ4を開放して電源供給する場合との電力損失の差分は、(式1)−(式2)となり、0.3125×I0+0.003125[W]となる。
また、昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させ、パススイッチ4を閉成して電源供給する場合と、昇圧コンバータ3を昇圧動作させ、パススイッチ4を開放して電源供給する場合の電力損失の比率は、仮にI0 を10mAとすると、(式1)/(式2)から、(1.25×10)/(1.5625×10+0.003125)=12.5/15.628125≒0.79984≒0.8となる。
上記の電力損失比率の意味するところは、昇圧コンバータ3を昇圧動作させ、パススイッチ4を開放して電源供給する場合よりも、昇圧コンバータ3の昇圧動作を停止させ、パススイッチ4を閉成して電源供給する場合の方が、電源(電池)の有効活用ができるということである。そして、これらの供給方法による電力比は1:0.8、即ち、本実施形態に係る供給方法によって、電力損失を約20%抑制することができる。
電池電圧、動作状態によって検証すべきケースはいろいろあるが、サーボオン状態とサーボオフ状態の時間比率が、MDの圧縮比率の向上に伴い、LP2の場合、従来の約1/5から1/10、LP4の場合、従来の約1/20となっている。従って、サーボオフ状態の時間が長くなることになるので、サーボオフ状態での消費電力を減らすことは、全体の消費電力低減に寄与する割合が大きくなってきている。このため、サーボオフ時の電流を1mAでも減らすことは再生時間が数時間延びることになる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、図1に示すピックアップ9の作動状態等でマイコン12やDSP6といったプロセッサ等が頻繁に動作するサーボオン状態、ピックアップ9の非作動状態であるサーボオフ状態という図1に示すMD再生装置の動作状態と、電池1の電圧とに応じて、これらのプロセッサに電源を供給する電源供給手段を、昇圧コンバータ3とパススイッチ4とに切り替えることのできる制御機構を設けることで、昇圧コンバータ3の昇圧動作が停止する状態が発生するため、昇圧コンバータ3内部で発生する無駄な消費電力(アイドリング動作による無駄な電力消費)を抑えることができ、電池1のエネルギーを有効に活用できる。従って、図1に示すMD再生装置の全体的な再生時間は、昇圧コンバータ3の昇圧動作を常時行う場合よりも、延びることになる。
<<本発明の別の表現>>
また、本発明は以下のように表現することもできる。
動作状態によって消費電力が異なる負荷を電池からの電力で駆動させる電池駆動装置において、前記電池の電圧を異なる電圧に変換して前記負荷に供給する第1の電源供給手段と、前記電池の電圧を直接前記負荷に供給する第2の電源供給手段と、前記負荷の前記動作状態を判定する動作状態判定手段と、前記電池の電圧を検出する電池電圧検出手段とを設け、前記動作状態判定手段により判定された前記負荷の動作状態と前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧とに応じて、第1の電源供給手段と第2の電源供給手段とを切り替えて前記負荷に電源供給するようにしたものである。
このようにすることにより、前記電池から前記負荷に第2の電源供給手段で電源供給しているときには、前記電池の電圧を変換するための電力損失が生じないので、前記電池の消耗を抑え、前記電池の電気エネルギーを有効に活用できる。また、前記負荷の消費電力が変化し、前記電池の電圧変動が生じる場合や、前記電池の出力電圧が低下したときには、第1の電源供給手段で電源供給することにより、前記負荷の入力定格電圧(電圧スペック)に適応した安定した電源を供給することができるので、前記負荷に安定した動作を行わせることができる。
また、例えば、第1の電源供給手段を、直流入力を電圧の異なる直流出力に変換する自励式または他励式の昇圧コンバータにし、第2の電源供給手段を、前記電池と負荷とを直結するスイッチにすると、このスイッチを介して電源供給する際には、電圧変換等のための無駄な電力損失が無く、前記電池の出力電圧が低下したときには、昇圧コンバータにより前記電池電圧を昇圧し、前記負荷の入力定格電圧に適応した安定した電圧を供給することができる。
また、例えば、前記昇圧コンバータを、昇圧動作の停止中は直流入力を、この直流入力電圧より低い電圧の直流出力に変換し、昇圧動作中は直流入力を、この直流入力電圧より高い電圧の直流出力に変換する昇圧コンバータにし、前記動作状態判定手段により判定された前記負荷の動作状態と前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧とに応じて、この昇圧コンバータを昇圧動作させる、または、この昇圧コンバータの昇圧動作を停止させるようにすると良い。
このようにすると、前記昇圧コンバータの昇圧動作を停止させた状態で、前記負荷に電源を供給することができ、この昇圧コンバータを昇圧動作させるための電力が不要となるので、前記電池の消耗を更に抑制することができる。また、前記負荷に供給される電圧が低くなるので、前記負荷での消費電力が低減され、電池駆動装置全体としての消費電力が低減され、省電力を図ることができる。
また、例えば、前記動作状態判定手段が前記負荷の前記動作状態を消費電力の小さい動作状態であると判定し、前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧が予め定められた第1の判定電圧より高いときに、前記スイッチを開放するとともに、前記昇圧コンバータの昇圧動作を停止させ、前記動作状態判定手段が前記負荷の前記動作状態を消費電力の小さい動作状態であると判定し、前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧が第1の判定電圧より低く、予め定められた第2の判定電圧より高いとき、または、前記動作状態判定手段が前記負荷の前記動作状態を消費電力の大きい動作状態であると判定し、前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧が予め定められた第3の判定電圧より高いときに、前記スイッチを閉成するとともに、前記昇圧コンバータの昇圧動作を停止させ、前記動作状態判定手段が前記負荷の前記動作状態を消費電力の小さい動作状態であると判定し、前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧が第2の判定電圧より低いとき、または、前記動作状態判定手段が前記負荷の前記動作状態を消費電力の大きい動作状態であると判定し、前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧が第3の判定電圧より低いときに、前記スイッチを開放するとともに、前記昇圧コンバータを昇圧動作させるようにすると良い。
このようにすると、前記電池の電圧変動がなく、且つ、この電池の電圧が前記負荷の入力定格電圧の下限値に比して充分高いときは、前記昇圧コンバータの昇圧動作を停止させた状態で、前記負荷に前記電池電圧より低い電圧を供給することにより、前記昇圧コンバータの昇圧動作に伴う無駄な電力損失を無くし、更に、前記負荷の消費電力を低減させることができる。
また、前記電池の電圧変動がなく、且つ、この電池の電圧が前記負荷の入力定格電圧の下限値と同等程度のとき、または、前記電池の電圧変動があり、且つ、この電池の電圧が前記負荷の入力定格電圧の下限値に比して充分高いときは、前記スイッチを閉成することにより電源供給するので、前記昇圧コンバータで消費される電力損失を無くすことができる。
また、前記電池の電圧が前記負荷の入力定格電圧の下限値に比して低く、また、前記電池の電圧変動により前記負荷に供給される電圧が、前記負荷の入力定格電圧の下限値より低下して前記負荷の動作が停止する場合は、前記昇圧コンバータを昇圧動作させ、前記電池の電圧を昇圧した電圧を前記負荷に安定供給することにより、前記負荷の安定した動作が図れる。
また、例えば、前記スイッチを開放するとともに、前記昇圧コンバータの昇圧動作を停止させているときに、前記昇圧コンバータを介して前記負荷に供給される電圧が、前記負荷の定格電圧より高くなるようにすると、前記昇圧コンバータの昇圧動作により消費される電力を無くすことができるので、省電力になるとともに、前記負荷の安定した動作を図ることができる。
また、例えば、前記負荷がディスク再生装置またはディスク記録装置のピックアップ部を有し、前記動作状態判定手段が判定した前記負荷の前記動作状態が、前記ピックアップ部のピックアップが移動している移動状態、および、移動していない非移動状態であるとすると、前記ピックアップの移動による消費電力の増大で前記電池の電圧変動が発生する場合には、前記昇圧コンバータを昇圧動作させて前記ピックアップ部の入力定格電圧(電圧スペック)に適応した安定した電圧を前記ピックアップ部に供給することができるので、前記ピックアップ部を安定して作動させることができる。また、前記ピックアップが非移動状態で前記電池の電圧が変動しない場合には、前記昇圧コンバータの昇圧動作を停止させた状態で前記ピックアップ部の入力定格電圧に適応した電圧を前記ピックアップ部に供給することができるので、前記昇圧コンバータでの電力損失を低減でき、省電力が図れる。
本発明は、電池を電源として駆 動する携帯型ディスク再生装置、携帯型ディスク記録装置等の電池駆動装置に好適であり、特に、装置の動作状態によって消費電力が変動する負荷を駆動する電池駆動装置に好適である。
本発明の実施形態に係るポータブルミニディスク再生装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示すポータブルミニディスク再生装置の電源供給切替処理部を示したブロック図である。 図2に示す電源供給切替処理部の具体的回路を示す回路ブロック図である。 図1に示すポータブルミニディスク再生装置の電源供給切替処理を示すフローチャートである。 図2に示すシリーズ電源回路のブロック図である。 図2に示すシリーズ電源回路の具体的回路を示す図である。 図2におけるデジタル部用電圧V6aをデジタル部6aの入力定格電圧の下限値以上に保つ別の手法を示す図である。
符号の説明
1 電池
2 昇圧コンバータ
3 昇圧コンバータ(第1の電源供給手段)
4 パススイッチ(第2の電源供給手段)
5 メモリ
6 DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)
6a デジタル部
7 RFアンプ
8 ピックアップ移動回路
9 ピックアップ
10 ピックアップ・モータ駆動回路
11 スピンドルモータ
12 マイコン(動作状態判定手段、制御部)
13 表示部
14 キー入力部
15 ヘッドホン駆動回路
16 ヘッドホン
17 AD変換部(電池電圧検出手段)
18 シリーズ電源回路
19 昇圧制御回路
20 ミニディスク(MD)
21 ゲート電圧発生回路
61 EFMデコーダ回路
62 ADIPデコーダ回路
63 サーボ制御回路
64 レーザ出力制御回路
65 メモリ制御回路
66 ATRACデコーダ回路
67 D/Aコンバータ
R2 抵抗
T1、T2 MOSトランジスタ

Claims (7)

  1. 負荷を電池からの電力で駆動させる電池駆動装置において、
    前記電池の電圧を異なる電圧に変換して前記負荷に供給する第1の電源供給手段と、
    前記電池の電圧を直接前記負荷に供給する第2の電源供給手段と、
    前記電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    該電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧に応じて、前記第1の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第1の電源供給形態と前記第2の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第2の電源供給形態との切替制御を行う制御部と、
    自身の出力部が前記負荷に接続され、前記負荷に加わる電圧の大きさが所定の値より小さくならないように自動的に前記出力部から電圧を出力する第3の電源供給手段とを備えたことを特徴とする電池駆動装置。
  2. 動作状態によって消費電力が異なる負荷を電池からの電力で駆動させる電池駆動装置において、
    前記電池の電圧を異なる電圧に変換して前記負荷に供給する第1の電源供給手段と、
    前記電池の電圧を直接前記負荷に供給する第2の電源供給手段と、
    前記負荷の前記動作状態を判定する動作状態判定手段と、
    前記電池の電圧を検出する電池電圧検出手段と、
    前記動作状態判定手段により判定された前記負荷の前記動作状態と前記電池電圧検出手段により検出された前記電池の電圧とに応じて、前記第1の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第1の電源供給形態と前記第2の電源供給手段により前記負荷に電源供給する第2の電源供給形態との切替制御を行う制御部と、
    自身の出力部が前記負荷に接続され、前記負荷に加わる電圧の大きさが所定の値より小さくならないように自動的に前記出力部から電圧を出力する第3の電源供給手段とを備えたことを特徴とする電池駆動装置。
  3. 前記第3の電源供給手段は、前記電池の電圧を昇圧して出力する昇圧回路と前記昇圧回路の出力電圧を降圧して出力する降圧回路とを有し、該降圧回路の出力電圧を前記出力部から出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池駆動装置。
  4. 前記第3の電源供給手段は、前記第1の電源供給手段または前記第2の電源供給手段が前記負荷に電圧を供給することにより前記負荷に加わる電圧の大きさが前記所定の値より大きいとき、自動的に前記出力部からの電圧の出力を停止する一方、
    前記第1の電源供給手段または前記第2の電源供給手段が前記負荷に電圧を供給することにより前記負荷に加わる電圧の大きさが前記所定の値より小さいとき、自動的に前記出力部から前記所定の値の大きさの電圧を出力することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載の電池駆動装置。
  5. 前記昇圧回路の出力電圧は、前記制御部に前記制御部の電源として供給されることを特徴とする請求項3に記載の電池駆動装置。
  6. 前記第2の電源供給手段は、前記電池と前記負荷との間に介在する抵抗を備えていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電池駆動装置。
  7. 前記第2の電源供給手段は、前記電池と前記負荷との間に介在するMOSトランジスタを備え、該MOSトランジスタがオンのときに前記出力部からの前記電池に流れ込む電流の大きさが前記電池の充電時における過電流値以下になるように、前記MOSトランジスタのオン抵抗の抵抗値が設定されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電池駆動装置。
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