JP4938251B2 - 過電流保護回路及びdc/dcコンバータ - Google Patents
過電流保護回路及びdc/dcコンバータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4938251B2 JP4938251B2 JP2005133938A JP2005133938A JP4938251B2 JP 4938251 B2 JP4938251 B2 JP 4938251B2 JP 2005133938 A JP2005133938 A JP 2005133938A JP 2005133938 A JP2005133938 A JP 2005133938A JP 4938251 B2 JP4938251 B2 JP 4938251B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- time
- overcurrent
- voltage
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Description
また、上記問題を解決するために請求項8に記載のDC/DCコンバータは、電気電子機器に出力される電流が設定値を超えた場合に当該電流を規制し保護をかける過電流保護回路を内蔵するDC/DCコンバータであって、当該過電流保護回路は、電気電子機器に出力する電流が、電気電子機器が瞬間的に消費する大電流を規制する第1の閾値に達した場合に瞬時に過電流規制を図る短時間過電流保護回路と、電気電子機器に出力する電流が、電気電子機器が一定時間継続的に消費するより小さい電流を規制する第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値以上となった場合の前記過電流規制を行う連続時間過電流保護回路とを有し、前記短時間過電流保護回路が行う、電気電子機器に出力する電流が前記第1の閾値に達した場合の前記過電流規制は、電気電子機器に出力する電流を所定値に調整するためにオンオフ制御されるスイッチング素子を瞬時にオフにする制御である一方、前記連続時間過電流保護回路が行う、電気電子機器に出力する電流が前記第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値以上となった場合の前記過電流規制は、シャットダウンするか、或いは垂下・フの字の何れかであり、前記電気電子機器は、消費電流が相対的に低い通常駆動と、短時間、消費電流が相対的に高くなる大電流駆動との2通りの電流消費状態を有し、DC/DCコンバータから電気電子機器に出力される電流に基づき、電気電子機器が低電流を消費する通常駆動時には前記連続時間過電流保護回路による過電流規制が行われる一方、電気電子機器が短時間に大電流を消費する大電流駆動時には前記短時間過電流保護回路による過電流規制が行われることで、異なる2つの電流消費状態に共通の閾値の設定を不要化し、高い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合にDC/DCコンバータの構成回路に要求される高い電流能力を低減せしめる一方、低い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合に生じる短時間での大電流消費時における出力電圧低下を抑制せしめ、前記短時間過電流保護回路は、前記電気電子機器に出力される電流が流れるセンス抵抗の前段に接続され、前記第1の閾値の電流値に相応するように予め設定される第1の電圧発生手段と、前記センス抵抗の後段電圧と、前記第1の電圧発生手段の出力電圧とを比較する第1のコンパレータと、前記センス抵抗の後段電圧が前記第1の電圧発生手段の出力電圧よりも低いときは前記スイッチング素子にPWMパルスを供給し、前記センス抵抗の後段電圧が前記第1の電圧発生手段の出力電圧よりも高いときは前記スイッチング素子をオフにする第1の制御部と、を有して成る一方、前記連続時間過電流保護回路は、前記センス抵抗の前段に接続され、前記第2の閾値の電流値に相応するように予め設定される第2の電圧発生手段と、前記センス抵抗の後段電圧と、前記第2の電圧発生手段の出力電圧とを比較する第2のコンパレータと、電気電子機器に出力する電流が前記第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値以上となったか否かを判別するための過電流時間計測回路と、前記センス抵抗の後段電圧が前記第2の電圧発生手段の出力電圧より低いときは前記過電流時間計測回路による時間計測を停止するとともに前記スイッチング素子にPWMパルスを供給し、前記センス抵抗の後段電圧が前記第2の電圧発生手段の出力電圧より高いときは前記過電流時間計測回路により時間計測を行い、一定時間継続して第2の閾値以上となったことを判別後、前記スイッチング素子をオフにする第2の制御部と、を有して成り、前記第1のコンパレータは、前記センス抵抗の後段電圧が+ポートに入力されると共に当該センス抵抗の前段電圧が前記第1の電圧発生手段を介して−ポートに入力され、第2のコンパレータは、前記センス抵抗の後段電圧が+ポートに入力されると共に当該センス抵抗の前段電圧が前記第2の電圧発生手段を介して−ポートに入力され、前記第1の制御部は、前記第1のコンパレータの出力と、前記PWMパルスと、前記過電流時間計測回路からの出力とが各々入力される第1のアンドゲートと、当該第1のアンドゲートの出力がDポートに入力されると共に、当該出力がRポートに反転入力され、更に発振器からの発振パルスがTポートに入力される第1のフリップフロップと、当該第1のフリップフロップのQポートからの出力を入力すると共に、反転出力して、DC電源からの出力ラインをスイッチング制御する前記スイッチング素子のゲート(或いはベース)に反転入力するノットゲートと、を有して成る一方、前記第2の制御部は、前記第2のコンパレータの出力がDポートに入力されると共に、第2のアンドゲートの出力がTポートに入力される第2のフリップフロップと、当該第2のフリップフロップのQポートからの出力が入力される前記過電流時間計測回路と、当該過電流時間計測回路からの出力と前記発振器からの発振パルスとが入力される前記第2のアンドゲートと、前記第1のコンパレータの出力と、前記PWMパルスと、前記過電流時間計測回路からの出力とが各々入力される前記第1のアンドゲートと、当該第1のアンドゲートの出力がDポートに入力されると共に、当該出力がRポートに反転入力され、更に前記発振器からの発振パルスがTポートに入力される前記第1のフリップフロップと、当該第1のフリップフロップのQポートからの出力を入力すると共に、反転出力して、DC電源からの出力ラインをスイッチング制御する前記スイッチング素子のゲート(或いはベース)に反転入力するノットゲートと、を有して成ることを特徴とする。
また、各回路構成により、電気電子機器が低電流を消費する通常駆動時には連続時間過電流保護回路による過電流規制が行われる一方、電気電子機器が短時間に大電流を消費する大電流駆動時には短時間過電流保護回路による過電流規制が行われ、過電流保護回路において異なる2つの電流消費状態に共通の閾値の設定を不要化する。
その結果、高い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合にDC/DCコンバータの構成回路に要求される高い電流能力を低減せしめる一方、低い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合に生じる短時間での大電流消費時における出力電圧低下を抑制せしめる。
ここで、垂下の制御は、一定電流で過電流保護がかかり、出力が低下してもその電流値は変わらないようにする制御を指す。また、フの字の制御は、過電流保護がかかり、出力が低下すると出力電圧に依存して電流値が減少する制御を指す。
上記のように構成した発明によれば、過電流保護回路は電気電子機器が消費する電流が第1の閾値に達した場合には、短時間過電流保護回路が瞬時に当該スイッチング素子をオフにし、過電流規制を行う。一方、電気電子機器が消費する電流が第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値を継続した場合には、連続時間過電流保護回路がDC/DCコンバータをシャットダウンするか、或いは垂下・フの字の何れかの過電流規制を行う。
その結果、高い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合にDC/DCコンバータの構成回路に要求される高い電流能力を低減せしめる一方、低い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合に生じる短時間での大電流消費時における出力電圧低下を抑制せしめる。
のアンドゲートに入力すると共に、前記第2のアンドゲートに入力するノットゲートとから成る構成としている。
請求項7、11に記載の発明は、前記過電流時間計測回路が、前記第2のフリップフロップのQポートからの出力がゲート或いはベースに入力されるスイッチング素子と、コンデンサと、第3の電圧発生手段を介して前記GNDが+ポートに入力されると共に、電源電圧が−ポートに入力される第3のコンパレータとから成る構成としている。
上記のように構成した請求項7、11に記載の発明によれば、過電流時間計測回路を構成するコンデンサの充電状態により、出力電流が第2の閾値を超えてからの継続時間が測定される。
12…DC/DCコンバータ
12a…過電流保護回路
12b…短時間過電流保護回路
12c…連続時間過電流保護回路
12d…過電流時間計測回路
12e…センス抵抗
12f…第1の電圧発生手段
12g…第2の電圧発生手段
12h…第1のコンパレータ
12i…第2のコンパレータ
12j…第1のアンドゲート
12k…発振器
12l…第1のフリップフロップ
12m…ノットゲート
12n,15b…スイッチング素子としてのMOS FET
12o,15a…直流電源
12p…第2のアンドゲート
12q…第2のフリップフロップ
12r…過電流時間計測回路を構成するカウンタ
12s…過電流時間計測回路を構成するノットゲート
15c…コンデンサ
15d…第3の電圧発生手段
15e…第3のコンパレータ
T…一定時間
Claims (11)
- 電気電子機器に出力される電流が設定値を超えた場合に当該電流を規制し保護をかける過電流保護回路であって、
当該過電流保護回路は、前記電気電子機器が瞬間的に消費する大電流を規制する第1の閾値と、前記電気電子機器が一定時間継続的に消費するより小さい電流を規制する第2の閾値との2つの閾値を備え、
電気電子機器が消費する電流が第1の閾値に達した場合には、瞬時に過電流規制を図る一方、電気電子機器が消費する電流が第2の閾値に達した場合には、当該電流が予め定めた一定時間、継続して第2の閾値以上となった場合にのみ、過電流規制を図り、
前記過電流保護回路は、
前記電気電子機器に出力する電流が前記第1の閾値に達した場合に前記過電流規制を行う短時間過電流保護回路と、
前記電気電子機器に出力する電流が前記第2の閾値に達した後に一定時間、継続して第2の閾値以上となった場合の前記過電流規制を行う連続時間過電流保護回路とを有し、
前記短時間過電流保護回路は、
前記電気電子機器に出力される電流が流れるセンス抵抗の前段に接続され、前記第1の閾値の電流値に相応するように予め設定される第1の電圧発生手段と、
前記センス抵抗の後段電圧と、前記第1の電圧発生手段の出力電圧とを比較する第1のコンパレータと、
前記センス抵抗の後段電圧が前記第1の電圧発生手段の出力電圧よりも低いときは前記電気電子機器に出力する電流を所定値に調整するためにオンオフ制御されるスイッチング素子にPWMパルスを供給し、前記センス抵抗の後段電圧が前記第1の電圧発生手段の出力電圧よりも高いときは前記スイッチング素子をオフにする第1の制御部と、を有して成る一方、
前記連続時間過電流保護回路は、
前記センス抵抗の前段に接続され、前記第2の閾値の電流値に相応するように予め設定される第2の電圧発生手段と、
前記センス抵抗の後段電圧と、前記第2の電圧発生手段の出力電圧とを比較する第2のコンパレータと、
電気電子機器に出力する電流が前記第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値以上となったか否かを判別するための過電流時間計測回路と、
前記センス抵抗の後段電圧が前記第2の電圧発生手段の出力電圧より低いときは前記過電流時間計測回路による時間計測を停止するとともに前記スイッチング素子にPWMパルスを供給し、前記センス抵抗の後段電圧が前記第2の電圧発生手段の出力電圧より高いときは前記過電流時間計測回路により時間計測を行い、一定時間継続して第2の閾値以上となったことを判別後、前記スイッチング素子をオフにする第2の制御部と、を有して成り、
前記第1のコンパレータは、
前記センス抵抗の後段電圧が+ポートに入力されると共に当該センス抵抗の前段電圧が前記第1の電圧発生手段を介して−ポートに入力され、
前記第2のコンパレータは、
前記センス抵抗の後段電圧が+ポートに入力されると共に当該センス抵抗の前段電圧が前記第2の電圧発生手段を介して−ポートに入力され、
前記第1の制御部は、
前記第1のコンパレータの出力と、前記PWMパルスと、前記過電流時間計測回路からの出力とが各々入力される第1のアンドゲートと、
当該第1のアンドゲートの出力がDポートに入力されると共に、当該出力がRポートに反転入力され、更に発振器からの発振パルスがTポートに入力される第1のフリップフロップと、
当該第1のフリップフロップのQポートからの出力を入力すると共に、反転出力して、DC電源からの出力ラインをスイッチング制御する前記スイッチング素子のゲート(或いはベース)に反転入力するノットゲートとを有して成る一方、
前記第2の制御部は、
前記第2のコンパレータの出力がDポートに入力されると共に、第2のアンドゲートの出力がTポートに入力される第2のフリップフロップと、
当該第2のフリップフロップのQポートからの出力が入力される前記過電流時間計測回路と、
当該過電流時間計測回路からの出力と前記発振器からの発振パルスとが入力される前記第2のアンドゲートと、
前記第1のコンパレータの出力と、前記PWMパルスと、前記過電流時間計測回路からの出力とが各々入力される前記第1のアンドゲートと、
当該第1のアンドゲートの出力がDポートに入力されると共に、当該出力がRポートに反転入力され、更に前記発振器からの発振パルスがTポートに入力される前記第1のフリップフロップと、
当該第1のフリップフロップのQポートからの出力を入力すると共に、反転出力して、DC電源からの出力ラインをスイッチング制御する前記スイッチング素子のゲート(或いはベース)に反転入力するノットゲートとを有して成ることを特徴とする過電流保護回路。 - 前記過電流保護回路は、
前記短時間過電流保護回路が行う、前記電気電子機器に出力する電流が前記第1の閾値に達した場合の前記過電流規制は、前記スイッチング素子を瞬時にオフにする制御である一方、
前記連続時間過電流保護回路が行う、前記電気電子機器に出力する電流が前記第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値を継続した場合の前記過電流規制は、シャットダウンするか、或いは垂下・フの字の何れかであることを特徴とする、請求項1に記載の過電流保護回路。 - 前記連続時間過電流保護回路が行う過電流規制である、前記垂下・フの字は、
前記第1の閾値を前記第2の閾値の値に変更して成るか、
前記連続時間過電流保護回路の出力に基づき、前記スイッチング素子をオフするかの何れかであることを特徴とする、請求項2に記載の過電流保護回路。 - 前記過電流保護回路は、DC/DCコンバータに内蔵されて成り、
前記電気電子機器は、消費電流が相対的に低い通常駆動と、短時間、消費電流が相対的に高くなる大電流駆動との2通りの電流消費状態を有し、
当該DC/DCコンバータから前記電気電子機器に出力される電流に基づき、電気電子機器が低電流を消費する通常駆動時には前記連続時間過電流保護回路による過電流規制が行われる一方、前記電気電子機器が短時間に大電流を消費する大電流駆動時には前記短時間過電流保護回路による過電流規制が行われることで、異なる2つの電流消費状態に共通の閾値の設定を不要化し、高い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合にDC/DCコンバータの構成回路に要求される高い電流能力を低減せしめる一方、低い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合に生じる短時間での大電流消費時における出力電圧低下を抑制せしめることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の過電流保護回路。 - 前記過電流時間計測回路は、
前記発振器により発生されるパルス電圧の1周期毎に第2の閾値に達しているか否かを逐次判別し、達している場合には+1を積算する一方、達していない場合には0にリセットするカウンタによって、一定時間に相当するように予め設定されたカウント数に達したか否かで計測するか、
或いは、前記発振器により発生されるパルス電圧の1周期毎に第2の閾値に達しているか否かを逐次判別し、達している場合にはコンデンサを充電させ、一定時間に相当するように予め定めた充電状態に達したか否かで計測するかの何れか一方から成ることを特徴とする、請求項1に記載の過電流保護回路。 - 前記過電流時間計測回路は、
前記第2のアンドゲートの出力がTポートに入力されると共に、前記第2のフリッププロップのQポートからの出力がRポートに入力されるカウンタと、
当該カウンタからの出力が入力されて、前記第1のアンドゲートに入力すると共に、前記第2のアンドゲートに入力するノットゲートとから成ることを特徴とする、請求項1または請求項5に記載の過電流保護回路。 - 前記過電流時間計測回路は、
前記第2のフリップフロップのQポートからの出力がゲート或いはベースに入力されるスイッチング素子と、
コンデンサと、
第3の電圧発生手段を介して前記GNDが+ポートに入力されると共に、電源電圧が−ポートに入力される第3のコンパレータとから成ることを特徴とする、請求項1または請求項5に記載の過電流保護回路。 - 電気電子機器に出力される電流が設定値を超えた場合に当該電流を規制し保護をかける過電流保護回路を内蔵するDC/DCコンバータであって、
当該過電流保護回路は、
電気電子機器に出力する電流が、電気電子機器が瞬間的に消費する大電流を規制する第1の閾値に達した場合に瞬時に過電流規制を図る短時間過電流保護回路と、
電気電子機器に出力する電流が、電気電子機器が一定時間継続的に消費するより小さい電流を規制する第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値以上となった場合の前記過電流規制を行う連続時間過電流保護回路とを有し、
前記短時間過電流保護回路が行う、電気電子機器に出力する電流が前記第1の閾値に達した場合の前記過電流規制は、電気電子機器に出力する電流を所定値に調整するためにオンオフ制御されるスイッチング素子を瞬時にオフにする制御である一方、
前記連続時間過電流保護回路が行う、電気電子機器に出力する電流が前記第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値以上となった場合の前記過電流規制は、シャットダウンするか、或いは垂下・フの字の何れかであり、
前記電気電子機器は、消費電流が相対的に低い通常駆動と、短時間、消費電流が相対的に高くなる大電流駆動との2通りの電流消費状態を有し、
DC/DCコンバータから電気電子機器に出力される電流に基づき、電気電子機器が低電流を消費する通常駆動時には前記連続時間過電流保護回路による過電流規制が行われる一方、電気電子機器が短時間に大電流を消費する大電流駆動時には前記短時間過電流保護回路による過電流規制が行われることで、異なる2つの電流消費状態に共通の閾値の設定を不要化し、高い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合にDC/DCコンバータの構成回路に要求される高い電流能力を低減せしめる一方、低い電流消費状態に対応する共通の閾値を設定した場合に生じる短時間での大電流消費時における出力電圧低下を抑制せしめ、
前記短時間過電流保護回路は、
前記電気電子機器に出力される電流が流れるセンス抵抗の前段に接続され、前記第1の閾値の電流値に相応するように予め設定される第1の電圧発生手段と、
前記センス抵抗の後段電圧と、前記第1の電圧発生手段の出力電圧とを比較する第1のコンパレータと、
前記センス抵抗の後段電圧が前記第1の電圧発生手段の出力電圧よりも低いときは前記スイッチング素子にPWMパルスを供給し、前記センス抵抗の後段電圧が前記第1の電圧発生手段の出力電圧よりも高いときは前記スイッチング素子をオフにする第1の制御部と、を有して成る一方、
前記連続時間過電流保護回路は、
前記センス抵抗の前段に接続され、前記第2の閾値の電流値に相応するように予め設定される第2の電圧発生手段と、
前記センス抵抗の後段電圧と、前記第2の電圧発生手段の出力電圧とを比較する第2のコンパレータと、
電気電子機器に出力する電流が前記第2の閾値に達した後に一定時間継続して第2の閾値以上となったか否かを判別するための過電流時間計測回路と、
前記センス抵抗の後段電圧が前記第2の電圧発生手段の出力電圧より低いときは前記過電流時間計測回路による時間計測を停止するとともに前記スイッチング素子にPWMパルスを供給し、前記センス抵抗の後段電圧が前記第2の電圧発生手段の出力電圧より高いときは前記過電流時間計測回路により時間計測を行い、一定時間継続して第2の閾値以上となったことを判別後、前記スイッチング素子をオフにする第2の制御部と、を有して成り、
前記第1のコンパレータは、
前記センス抵抗の後段電圧が+ポートに入力されると共に当該センス抵抗の前段電圧が前記第1の電圧発生手段を介して−ポートに入力され、
第2のコンパレータは、
前記センス抵抗の後段電圧が+ポートに入力されると共に当該センス抵抗の前段電圧が前記第2の電圧発生手段を介して−ポートに入力され、
前記第1の制御部は、
前記第1のコンパレータの出力と、前記PWMパルスと、前記過電流時間計測回路からの出力とが各々入力される第1のアンドゲートと、
当該第1のアンドゲートの出力がDポートに入力されると共に、当該出力がRポートに反転入力され、更に発振器からの発振パルスがTポートに入力される第1のフリップフロップと、
当該第1のフリップフロップのQポートからの出力を入力すると共に、反転出力して、DC電源からの出力ラインをスイッチング制御する前記スイッチング素子のゲート(或いはベース)に反転入力するノットゲートとを有して成る一方、
前記第2の制御部は、
前記第2のコンパレータの出力がDポートに入力されると共に、第2のアンドゲートの出力がTポートに入力される第2のフリップフロップと、
当該第2のフリップフロップのQポートからの出力が入力される前記過電流時間計測回路と、
当該過電流時間計測回路からの出力と前記発振器からの発振パルスとが入力される前記第2のアンドゲートと、
前記第1のコンパレータの出力と、前記PWMパルスと、前記過電流時間計測回路からの出力とが各々入力される前記第1のアンドゲートと、
当該第1のアンドゲートの出力がDポートに入力されると共に、当該出力がRポートに反転入力され、更に前記発振器からの発振パルスがTポートに入力される前記第1のフリップフロップと、
当該第1のフリップフロップのQポートからの出力を入力すると共に、反転出力して、DC電源からの出力ラインをスイッチング制御する前記スイッチング素子のゲート(或いはベース)に反転入力するノットゲートとを有して成ることを特徴とする、DC/DCコンバータ。 - 前記過電流時間計測回路は、
前記発振器により発生されるパルス電圧の1周期毎に第2の閾値に達しているか否かを逐次判別し、達している場合には+1を積算する一方、達していない場合には0にリセットするカウンタによって、一定時間に相当するように予め設定されたカウント数に達したか否かで計測するか、
或いは、前記発振器により発生されるパルス電圧の1周期毎に第2の閾値に達しているか否かを逐次判別し、達している場合にはコンデンサを充電させ、一定時間に相当するように予め定めた充電状態に達したか否かで計測するかの何れか一方から成ることを特徴とする、請求項8に記載のDC/DCコンバータ。 - 前記過電流時間計測回路は、
前記第2のアンドゲートの出力がTポートに入力されると共に、前記第2のフリッププロップのQポートからの出力がRポートに入力されるカウンタと、
当該カウンタからの出力が入力されて、前記第1のアンドゲートに入力すると共に、前記第2のアンドゲートに入力するノットゲートとから成ることを特徴とする、請求項9に記載のDC/DCコンバータ。 - 前記過電流時間計測回路は、
前記第2のフリップフロップのQポートからの出力がゲート或いはベースに入力されるスイッチング素子と、
コンデンサと、
第3の電圧発生手段を介して前記GNDが+ポートに入力されると共に、電源電圧が−ポートに入力される第3のコンパレータとから成ることを特徴とする、請求項8または請求項9に記載のDC/DCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005133938A JP4938251B2 (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | 過電流保護回路及びdc/dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005133938A JP4938251B2 (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | 過電流保護回路及びdc/dcコンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006311765A JP2006311765A (ja) | 2006-11-09 |
JP4938251B2 true JP4938251B2 (ja) | 2012-05-23 |
Family
ID=37477944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005133938A Active JP4938251B2 (ja) | 2005-05-02 | 2005-05-02 | 過電流保護回路及びdc/dcコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4938251B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6002465B2 (ja) * | 2012-06-20 | 2016-10-05 | ローム株式会社 | スイッチングレギュレータ |
DE102015223358A1 (de) * | 2015-11-25 | 2017-06-01 | Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung zur Detektion eines Überstroms |
CN113054628B (zh) * | 2021-03-23 | 2023-06-02 | 厦门立林科技有限公司 | 一种mos管过流保护系统 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0638518A (ja) * | 1992-07-13 | 1994-02-10 | Yokogawa Electric Corp | 電源の過電流保護回路 |
JPH11215690A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-06 | Canon Inc | 過電流保護装置 |
JP3415759B2 (ja) * | 1998-02-17 | 2003-06-09 | 富士通アクセス株式会社 | スイッチング電源装置の過電流保護回路 |
JP2001057778A (ja) * | 1999-08-12 | 2001-02-27 | Toshiba Corp | スイッチング電源装置 |
JP2003319648A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-11-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スイッチング電源 |
JP3944605B2 (ja) * | 2002-09-30 | 2007-07-11 | ローム株式会社 | スイッチング電源装置 |
-
2005
- 2005-05-02 JP JP2005133938A patent/JP4938251B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006311765A (ja) | 2006-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7928715B2 (en) | Switching regulator | |
US7576530B2 (en) | Switching regulator capable of efficient control at control mode change | |
JP6168793B2 (ja) | スイッチングレギュレータ及び電子機器 | |
US9483065B2 (en) | Power regulation with load detection | |
US8305057B2 (en) | Power supply and over voltage protection apparatus and over voltage protection method | |
TWI407657B (zh) | 過電流保護電路 | |
TWI385497B (zh) | 啟動電壓模式切換電源供應至偏壓負載之方法 | |
US20090128113A1 (en) | Power converter having auto conversion function for pulse skip mode and control method | |
KR20090029266A (ko) | 스위칭 레귤레이터 및 그 동작 제어 방법 | |
US20060220623A1 (en) | Switched mode power supply method and apparatus | |
US20140229748A1 (en) | Apparatus and method for optimizing use of nvdc chargers | |
US20140145698A1 (en) | Dc-dc converter | |
TW200912586A (en) | Switching regulator capable of preventing reverse current | |
US20150244207A1 (en) | Dc/dc converter, method of controlling the dc/dc converter and data storage apparatus | |
JP5376559B2 (ja) | 電源回路及び電源制御方法 | |
JP2008148496A (ja) | 充電装置 | |
JP2008033461A (ja) | 定電圧電源回路 | |
US9063558B2 (en) | Current limiting circuit configured to limit output current of driver circuit | |
JP2010263726A (ja) | 電源装置、制御回路、電源装置の制御方法 | |
JP3691635B2 (ja) | 電圧制御回路及びdc/dcコンバータ | |
US7141958B2 (en) | Power supply apparatus and power supply control device | |
US7372684B2 (en) | Power supply device | |
JP2010213559A (ja) | 直流電源装置およびdc−dcコンバータ | |
JP2012034471A (ja) | モータ駆動回路 | |
JP4938251B2 (ja) | 過電流保護回路及びdc/dcコンバータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20080321 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20080710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080710 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20100922 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101207 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110202 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110328 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110328 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110614 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120223 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4938251 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |