JP2006002626A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置中に設けられた蓄電器を確実かつ効率よく充電しながら、車載電装機器へ電力を確実に供給できるようにする。
【解決手段】 満充電時の電圧が第1電圧である第1の蓄電器11と、満充電時の電圧が第1電圧よりも低い第2電圧である第2の蓄電器12と、第1電圧で第1の蓄電器を充電する電圧生成手段40と、電圧生成手段40を制御する制御ユニット30とから構成するとともに、この制御ユニット30を、第1の蓄電器11および第2の蓄電器12の実電圧を測定する電圧測定手段31と、第1の蓄電器11および第2の蓄電器12の実電圧を比較する電圧比較手段32と、電圧比較手段32による比較結果に基づいて電圧生成手段40を作動させ、第1の蓄電器11に対して充電を行なう充電制御手段34とから構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用電源装置に関するものである。
従来より、車載の電装機器は蓄電器からの電力によって作動し、また、この蓄電器は、車両のエンジンによって駆動された発電機によって発電された電力によって充電されるようになっている。
この蓄電器としてはリチウムイオン電池や鉛電池のような充放電可能な化学電池(以下、バッテリという)が用いられる場合が一般的であるが、近年、このような一般的なバッテリに換えて、もしくはこのようなバッテリに加えて、電気二重層キャパシタ(以下、単に「キャパシタ」)が用いられる技術が開発されている。
これらのバッテリおよびキャパシタは発電機によって発電された電力を蓄えるという点では共に同様の機能をそなえているが、バッテリが化学変化を介して電力を蓄えるのに対し、キャパシタは電力を電気のまま蓄える点で異なっている。また、キャパシタは大電力を短時間の間に放出するのに適している点でも、バッテリとはその性質が大きく異なっている。
そして、これらのバッテリとキャパシタとを組み合わせた回路についての技術を示す一例として、以下の特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、車両のエンジンを始動するスタータモータに対して電力を供給するコンデンサ(キャパシタ)と、このコンデンサと並列に接続され、コンデンサの満充電時における蓄電電圧よりも低い電力を蓄えるバッテリと、バッテリからの電圧を昇圧してコンデンサへ供給する昇圧制御器(いわゆる、昇圧コンバータ)とから構成された回路が開示されている。
そして、このような構成により、コンデンサに蓄えられた電力を用いてエンジン始動用のスタータモータを駆動するとともに、コンデンサに蓄えられている電力量が低下した場合には、バッテリに蓄えられた電力を昇圧した後にキャパシタへ供給し、コンデンサを充電する旨が記載されている。
特公平5−88390号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術によれば、常に昇圧コンバータを作動させてキャパシタを充電したり、ドライバがキャパシタ充電スイッチを操作することによってキャパシタを充電したりするようになっている。このため、キャパシタを効率よく自動的に充電することができないという課題がある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、装置中に設けられた蓄電器を確実かつ効率よく充電しながら、車載電装機器へ電力を確実に供給することができる、車両用電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の車両用電源装置(請求項1)は、車両に搭載された電装機器に対して電力を供給する、車両用電源装置であって、満充電時の電圧が第1電圧である第1の蓄電器と、該第1の蓄電器と並列に接続され、満充電時の電圧が該第1電圧よりも低い第2電圧である第2の蓄電器と、該第1の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧で該第1の蓄電器を充電する電圧生成手段と、該第1の蓄電器,該第2の蓄電器および電圧生成手段に接続され、該電圧生成手段を制御する制御ユニットとから構成され、該制御ユニットは、該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を測定する電圧測定手段と、該電圧測定手段によって測定された該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を比較する電圧比較手段と、該電圧比較手段による比較結果に基づいて該電圧生成手段を作動させ、該第1の蓄電器に対して充電を行なう充電制御手段とから構成されていることを特徴としている。
また、請求項1記載の内容において、該電圧生成手段は、該第2の蓄電器から出力される実電圧を該第1電圧へ昇圧して該1の蓄電池に並列印加する昇圧トランスであって、該充電制御手段は、該第1の蓄電器からの実電圧が該第2の蓄電器からの実電圧よりも低くなると、該昇圧トランスを作動させる昇圧制御手段であることを特徴としている(請求項2)。
また、請求項2記載の内容において、該第2蓄電器に並列に接続され、該第2電圧を発電可能なオルタネータをそなえ、該制御ユニットは、該車両の減速を判定する減速判定手段と、該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該オルタネータを作動させる回生発電制御手段とを有していることを特徴としている(請求項3)。
また、請求項1記載の内容において、該電圧生成手段は、該第2の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧または該第2電圧を発電可能な可変電圧オルタネータであって、該充電制御手段は、該第1の蓄電器からの実電圧が該第2の蓄電器からの実電圧よりも低くなると、該第1電圧を発電するように該可変電圧オルタネータを作動させる発電制御手段であることを特徴としている。(請求項4)
また、請求項4記載の内容において、該制御ユニットは、該車両の減速を判定する減速判定手段と、該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該可変電圧オルタネータを作動させる回生発電制御手段とを有していることを特徴としている。(請求項5)
また、本発明の車両用電源装置(請求項6)は、車両に搭載された電装機器に対して電力を供給する、車両用電源装置であって、満充電時の電圧が第1電圧である第1の蓄電器と、該第1の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧よりも低い第2電圧の電力を発電するオルタネータと、該第1の蓄電器および該オルタネータと並列に接続され、該オルタネータから該第2電圧で出力される実電圧を該第1電圧へ昇圧した後に該1の蓄電池に並列印加し第1の蓄電器を充電する昇圧トランスと、該オルタネータおよび昇圧トランスに接続され、該オルタネータおよび該昇圧トランスを制御する制御ユニットとから構成され、該制御ユニットは、該車両の減速を判定する減速判定手段と、該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該オルタネータを作動させる回生発電制御手段と、該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該昇圧トランスを作動させ、該第1の蓄電器に対して充電を行なう昇圧制御手段とから構成されていることを特徴としている。
また、請求項6記載の内容において、該オルタネータおよび該昇圧トランスに対して並列に接続され、該第2電圧で電力を蓄える第2の蓄電器をそなえるとともに、該制御ユニットは、該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を測定する電圧測定手段と、該電圧測定手段によって測定された該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を比較する電圧比較手段をそなえ、該昇圧制御手段は、
該電圧比較手段により、該第1の蓄電器の実電圧が該第2の蓄電器の実電圧よりも低くなったことが判定されると、該昇圧トランスを作動させることを特徴としている。(請求項7)
また、本発明の車両用電源装置(請求項8)は、車両に搭載された電装機器に対して電力を供給する、車両用電源装置であって、満充電時の電圧が第1電圧である第1の蓄電器と、該第1の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧または該第1電圧よりも低い第2電圧の電力を発電可能な可変電圧オルタネータと、該可変電圧オルタネータに接続され、該可変電圧オルタネータを制御する制御ユニットとから構成され、該制御ユニットは、該車両の減速を判定する減速判定手段と、該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該可変電圧オルタネータを第1電圧で発電するように作動させる回生発電制御手段とから構成されていることを特徴としている。
また、請求項8記載の内容において、該可変電圧オルタネータに対して並列に接続され、該第2電圧で電力を蓄える第2の蓄電器を備えるとともに、該制御ユニットは、該第1の蓄電器及び該第2の蓄電器の実電圧を測定する電圧測定手段と、該電圧測定手段により測定された該第1の蓄電器及び該第2の蓄電器の実電圧を比較する電圧差比較手段と、該電圧差比較手段により、該第1の蓄電器の実電圧が該第2の蓄電器の実電圧よりも低くなったことが判定されると、該可変電圧オルタネータを作動させる充電制御手段とを有していることを特徴としている。(請求項9)
また、請求項1〜8いずれか1項記載の内容において、該第1の蓄電器がキャパシタであって、該第2の蓄電器が充放電可能な化学電池であることを特徴としている。(請求項10)
本発明の車両用電源装置によれば、装置中に設けられた蓄電器を確実かつ効率よく充電しながら、車載電装機器へ電力を確実に供給することができる(請求項1)。
また、充電制御手段が、第1の蓄電器からの実電圧が第2の蓄電器からの実電圧よりも低くなった場合に、昇圧トランスによって第2の蓄電器から出力される実電圧を第1電圧へ昇圧して1の蓄電池に並列印加するようになっているので、ドライバが特に第1の蓄電器の蓄電量に留意せずとも、適宜自動的に第1の蓄電器の蓄電量を満充電に近い状態で保つことができる(請求項2および7)。
また、電圧生成手段として第1電圧と第2電圧とのうちいずれか一方の電圧を出力しうる発電機を用いても良く、この場合、回路の簡素化、装置重量の低減、装置の小型化などに寄与することが可能となる。また、充電制御手段として発電制御手段を適用し、第1の蓄電器からの実電圧が第2の蓄電器からの実電圧よりも低くなった場合に、発電機を第1電圧で発電するように制御することで、必要に応じて自動的に第1の蓄電器の蓄電量を満充電に近い状態で保つことができる(請求項3)。なお、この場合、第2の蓄電器には第1の電圧が作用しないような過電圧防止機能を備えることが好ましい。
また、車両の減速時にはオルタネータにより回生発電された第2電圧を昇圧トランスによって第1電圧へ昇圧することにより蓄電器に充電することで、余分な運動エネルギーを電力として第1の蓄電器に蓄えること可能となり、省エネルギー化に寄与することができる。(請求項5,6および9)
また、第1の蓄電器としてキャパシタを適用するとともに、第2の蓄電器として充放電可能な化学電池を適用することによって、短時間の間に高圧電力を大量に出力することが可能であるというキャパシタの利点と、大量の電力を安定して継続的に出力することが可能であるという化学電池の利点との双方を得ることができる。(請求項10)
以下、図面により、本発明の第1実施形態に係る車両用電源装置について説明すると、図1はその構成を示す模式的な回路図、図2はその動作(作用)を示すフローチャートである。
この車両用電源装置10は、車両に搭載された電装機器に対して電力を供給するものであって、キャパシタ(第1の蓄電器)11,バッテリ(第2の蓄電器)12,昇圧トランス(電圧生成手段)40,オルタネータ(発電機)50,ECU(制御ユニット)30とから主に構成されている。なお、本実施形態においては、電装機器として図示しないエンジンを始動させるスタータモータ(モータ)16が適用されている。
このうち、キャパシタ11は、直流電力を蓄える電気二重層キャパシタであって、満充電時の電圧(即ち、定格電圧)は約18.4V(第1電圧)となるように設定されている。この電気二重層キャパシタは既に公知のものであるので、ここではその詳しい説明は省略するが、本実施形態においては、電極に活性炭を用いることで非常に大きな表面積を確保して、電気容量を大きくすることができるように構成されている。なお、このキャパシタ11から実際に出力される実電圧をキャパシタ電圧といい、また、このキャパシタ電圧は図1中d点における電圧でもあるので単にd点電圧という場合もある。なお、図中c点およびe点ではアースされており実質的に0Vである。
バッテリ12は、キャパシタ11と並列に接続された化学電池、より具体的には鉛電池であって、満充電時の電圧(即ち、定格電圧)は約14.4V(第2電圧)となるように設定されている。なお、このバッテリ12から実際に出力される実電圧をバッテリ電圧といい、また、このバッテリ電圧は、図1中b点における電圧でもあるので、単にb点電圧という場合もある。
これらのキャパシタ11とバッテリ12とはともに、電力を蓄えるという点では共に同様の機能をそなえているが、バッテリ12が化学変化を介して電力を蓄えるのに対し、キャパシタ11は電力を電気のまま蓄える点で異なっている。これにより、キャパシタ11には蓄えられる電力量が比較的少ないものの、短時間の間に大量の電力を放出するのに適しているという特徴を有し、一方、バッテリ12は、大量の電力を短時間の間に放出することはできないものの、蓄電容量が大きく、また、蓄えた電力を安定して供給できるという特徴を有している。
また、キャパシタ11およびバッテリ12の内部抵抗は、バッテリ12よりもキャパシタ11の方がよりも小さいので、図1に示すようにキャパシタ11とバッテリ12とを並列に接続された場合には、原則的に、バッテリ12よりも優先的にキャパシタ11からスタータモータ16へ電力が供給されるようになっている。
また、昇圧トランス40は、キャパシタ11に対して並列に接続され、バッテリ12から出力された電圧を、電磁誘導起電力を用いて18.4Vの第1電圧へ昇圧し、その後、この第1電圧をキャパシタ11に対して並列に印加するものである。この昇圧トランス40は既に公知の技術であるので詳しい説明は省略するが、電磁誘導起電力を生じさせるための1次コイル,鉄芯および2次コイルなど(いずれも図示略)が内蔵されている。
また、オルタネータ50はバッテリ12と接続され、図示しないエンジンによって駆動されることによって発電するものであって、その作動はECU30の発電制御部(後述する)によって制御される。また、このオルタネータ50は、車両減速時に発電作動すると回生発電を行なうことになり、通常の発電を行なったり、回生発電を行なったり、あるいは発電を休止したりできるようになっている。
また、スタータモータ16は、バッテリ12およびキャパシタ11に対して並列に接続され、通常はキャパシタ11に蓄えられた直流電力によって駆動し、一方、キャパシタ電圧が、バッテリ電圧よりも低くなった場合(即ち、キャパシタ電圧<バッテリ電圧となった場合)には、バッテリ12から昇圧トランス40を介して供給される第1電圧の電力によって駆動するようになっている。なお、このスタータモータ16への給電制御については、ECU30を説明する際に詳しく説明する。
また、リレースイッチ27がスタータモータ16に対して直列に接続され、スタータモータ16への電力供給を断接できるようになっている。なお、本実施形態における当該リレースイッチ27は、スタータスイッチである。
また、ダイオード28がバッテリ12に対して直列に接続されている。そして、スタータモータ16の消費電力が大きいために、キャパシタ11電圧がバッテリ電圧を下回ってしまうような場合(即ち、キャパシタ電圧<バッテリ電圧となる場合)には、昇圧トランスの抵抗がダイオード28より大きいためバッテリ電流はダイオード側を流れ、バッテリ12よりスタータモータ16へ電力が供給されるようになっている。
また、キャパシタ11およびバッテリ12が満充電状態である場合には、キャパシタ電圧がバッテリ電圧を上回っているが(即ち、キャパシタ電圧>バッテリ電圧となっているため)、ダイオード28がバッテリ12に対して直列に接続されているので、キャパシタ11からバッテリ12に対して電力が回り込むような事態を回避できる。
また、ECU30は、キャパシタ11,バッテリ12,昇圧トランス40,オルタネータ50に接続され、適宜、昇圧トランス40およびオルタネータ50を制御できるようになっている。
このECU30には、電圧センサ(電圧測定手段)31,電圧比較部(電圧比較手段)32,発電制御部(回生制御手段)33,昇圧制御部(昇圧制御手段および充電制御手段)34および制動検出部(減速判定手段)35がそなえられているほか、いずれも図示しないCPU,ROM,RAM,各種のセンサなどが設けられて構成されている。また、これらのうち、電圧比較部32,発電制御部33,昇圧制御部34および制動検出部35はROM内に保持されたプログラムによって実現されている。
このうち、電圧センサ31は、キャパシタ11から出力される実電圧(キャパシタ電圧)およびバッテリ12から出力される実電圧(バッテリ電圧)を測定し、それぞれの測定結果を電圧比較部32へ出力するものである。
また、電圧比較部32は、電圧センサ31によって測定されたキャパシタ電圧およびバッテリ電圧の測定結果を比較するものである。
また、昇圧制御部34は、電圧比較部32による比較結果に基づいて昇圧トランス40を作動させてキャパシタ11に対して充電を行なうものである。
また、発電制御部33は、オルタネータ50を制御するものであって、具体的には、通常はオルタネータ50がエンジンによって駆動されて発電を行なうように制御し、一方、制動時におけるオルタネータ50の回生発電も制御するものである。なお、車両の減速の有無については後述する制動検出部35によって検出されるようになっている。
また、この発電制御部33は、電圧センサ31によって測定されたバッテリ電圧に基づき、バッテリ12が既に満充電であると判断した場合には、オルタネータ50の作動を休止させることもできるようになっている。なお、オルタネータ50の作動を休止させた場合に電圧センサ31によって測定されたバッテリ電圧が所定値よりも低くなると、再びオルタネータ50をエンジンからの駆動力によって作動させて発電を行ない、バッテリ12が常に所定の蓄電量を維持できるようになっている。
また、制動検出部35は、ブレーキペダルの踏み込みを検出するブレーキペダルセンサ(図示略)からの情報、および、アクセルペダルの踏み込みを検出するアクセルペダルセンサ(図示略)からの情報によって車両が減速走行状態であるか否かを判定するものである。
本実施形態に係る本発明の車両用電源装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図2のフローチャートで示すように、まず、ステップS10において、制動検出部35により車両が減速走行時であるか否かが判定され、ここで、減速走行中であると判定された場合には、余分な運動エネルギーを電力として回収すべく、発電制御部33がオルタネータ50を作動させて回生発電を行ない、この回生発電により得られた第2電圧(14.4V)の電力を昇圧トランス40によって第1電圧(18.4V)へ昇圧してキャパシタ11を充電する(ステップS22,S23およびS24)。
一方、ステップS10において車両が減速中ではないと判定された場合には、ステップS11へ進み、キャパシタ電圧(d点電圧)およびバッテリ電圧(b点電圧)とが電圧センサ31によって測定され、この測定されたそれぞれの電圧が電圧比較部32によって比較される。
ここで、d点電圧の方がb点電圧よりも大きい(即ち、キャパシタ電圧>バッテリ電圧)と判定された場合には、キャパシタ11の蓄電量が十分であるため、その後、リレースイッチ27がオンとなるとキャパシタ11からスタータモータ16へ給電が行なわれ、スタータモータ16が作動する(ステップS12〜S14)。
一方、ステップS11において、b点電圧の方がd点電圧よりも大きい(即ち、バッテリ電圧≧キャパシタ電圧)と判定された場合には、キャパシタ11の蓄電量が不足しているため、キャパシタ11へ充電を行なう必要がある。
さらに、電圧比較部32により、バッテリ12に対して充電が必要であるか否かが判定され、ここで、バッテリ12の蓄電量が十分でありバッテリ12への充電は不要であると判定された場合には、昇圧制御部34が昇圧トランス40を作動させ、バッテリ12から出力された14.4Vの第1電圧を18.4Vの第2電圧へ昇圧する。そして、この昇圧された電力がキャパシタ11へ入力されてキャパシタ11が充電される(ステップS21,S23およびS24)。
一方、ステップS21において、バッテリ12への充電が必要であると判定された場合には、発電制御部33がオルタネータ50による発電を開始させる。なお、この場合の発電はエンジンによって駆動されて発電が行なう通常発電である。そして、発電された電力によってバッテリ12が充電されるとともに、発電された電力が昇圧トランス40によって14.4Vの第1電圧から18.4Vの第2電圧へ昇圧される。そして、この昇圧トランス40によって昇圧された電力がキャパシタ11へ入力されてキャパシタ11が充電される(ステップS22〜S24)。
なお、ステップS21におけるバッテリ12への充電の要否判定は、発電制御部33によって行なわれ、具体的には、バッテリ電圧が所定値未満である場合にはバッテリ12への充電が必要であると判定し、また、バッテリ電圧が所定値以上である場合にはバッテリ12への充電は不要であると判定する。また、この所定値はバッテリ12の蓄電容量などに応じて適宜設定することができる閾値である。
そして、その後、リレースイッチ27がオンとされた際に、キャパシタ11の充電が完了している場合には、昇圧制御部34が昇圧トランス40の作動を停止し、これにより、スタータモータ16へはキャパシタ11から電力が供給されて、スタータモータ16が作動する。(ステップS26,S13およびS14)。
一方、キャパシタ11の充電が完了していない場合には、昇圧制御部34が引き続き昇圧トランス40を作動させ、スタータモータ16へは昇圧トランス40から電力が供給されて、スタータモータ16が作動する(ステップS26,S27およびS14)。
上述のように、本実施形態に係る本発明の車両用電源装置によれば、装置中に設けられた複数の蓄電器、即ち、キャパシタ11とバッテリ12とのうち定格電圧の高い方の蓄電器であるキャパシタ11を確実かつ効率よく充電しながら、スタータモータ16へ電力を確実に供給することができる。
また、キャパシタ11電圧がバッテリ12電圧よりも低くなった場合に、昇圧トランス40によってバッテリ電圧を18.4Vの第1電圧へ昇圧してキャパシタ11に並列印加するようになっているので、ドライバが特にキャパシタ11の蓄電量に留意せずとも、適宜自動的にキャパシタ11の蓄電量を満充電に近い状態で保つことができる。
また、エンジンによって駆動されて14.4Vの第2電圧を出力しうるオルタネータ50によりバッテリ12を適切に充電することができる。
また、オルタネータ50が、車両の制動時に回生発電するので、余分な運動エネルギーを電気エネルギーとして回収することができ、さらなる高効率化を促進することができる。
また、短時間の間に高圧電力を大量に出力することが可能であるというキャパシタ11の利点と、大量の電力を安定して継続的に出力することが可能であるというバッテリ12との利点との双方を得ることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用電源装置について説明すると、図3はその構成を示す模式的な回路図、図4はその動作(作用)を示すフローチャートである。なお、本実施形態に係る車両用電源装置60と上述した第1実施形態に係る車両用電源装置10とで異なる点は、本実施形態の電源装置60には昇圧トランス40が設けられていない点、オルタネータ62が発電電圧を可変とすることができる可変電圧オルタネータである点、ECU61内に昇圧制御部34が設けられていない点、ECU61内の発電制御部64が充電制御手段および回生制御手段として機能する点、バッテリ63が過電圧入力防止機能付のバッテリである点であって、その他、上述の第1実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略し、上述の相違点に重点を置いて説明する。
本実施形態に係る車両用電源装置60は、キャパシタ11,バッテリ12,ECU61,オルタネータ62とから主に構成され、スタータモータ16に対して電力を供給できるようになっている。
また、この車両用電源装置60には、第1実施形態を説明する際に用いた図1に示す昇圧トランス40が設けられていないが、この昇圧トランス40に代えて可変電圧オルタネータ63が設けられ、昇圧トランス40による機能を代替できるようになっている。
このオルタネータ62はバッテリ12と接続され、図示しないエンジンによって駆動されることによって発電するもので、発電電圧を第1電圧(約18.4V)と第2電圧(約14.4V)とのうちいずれかを適宜選択できる、いわゆる、可変電圧オルタネータである。なお、この発電電圧の切り替えはECU61からの制御に従うようになっている。
また、このオルタネータ62が18.4Vの第2電圧で発電を行なう場合には、バッテリ63に対しても18.4Vの電圧が入力されることとなるが、バッテリ63には過電圧入力防止機能が付加されているため、バッテリ63が破損するようなことはないようになっている。
ECU61には、電圧センサ31,電圧比較部32および発電制御部(充電制御手段)64がそなえられているほか、いずれも図示しないCPU,ROM,RAMおよび各種のセンサなどが設けられて構成されている。また、これらのうち、電圧比較部32および発電制御部64はともにROM内に保持されたプログラムによって実現されている。
また、発電制御部64は、オルタネータ62を制御するものであって、具体的には、通常はオルタネータ62がエンジンによって駆動されて発電を行なうように制御し、一方、車両が減速走行中であると判断した場合にはオルタネータ62を回生発電するように制御するものである。なお、車両が減速したか否かの判定は、制動検出部35によって行なわれるようになっている。
また、電圧センサ31によって測定されたバッテリ電圧に基づき、バッテリ63が既に略満充電であると判断した場合には、オルタネータ62の作動を休止させることもできるようになっている。なお、電圧センサ31によって測定されたバッテリ63の実電圧が所定値よりも低い場合には、オルタネータ62の作動を休止させていた場合であっても、再びオルタネータ62をエンジンからの駆動力によって作動させて発電を行ない、バッテリ63が常に所定の蓄電量を維持できるようになっている。
そして、この発電制御部64は、通常はオルタネータ62を通常電圧モードで運転し、一方、バッテリ電圧(b点電圧)がキャパシタ電圧(d点電圧)よりも低くなると、オルタネータ62を高電圧モードで運転するようになっている。
ここで、通常電圧モードとは、14.4Vの第2電圧で発電するようにオルタネータ62を制御するモードであり、一方、高電圧モードとは、18.4Vの第1電圧で発電するようにオルタネータ62を制御するモードである。
したがって、通常電圧モードによってオルタネータ62を制御することによって14.4Vの電力を生じさせてバッテリ12を充電することが可能となり、また、高電圧モードによってオルタネータ62を制御することによって18.4Vの電力を生じさせてキャパシタ11を充電することができるようになっている。
また、制動検出部35によって車両の減速が判定された場合、この発電制御部64は、オルタネータ62を第1電圧(18.4V)で回生発電するように作動させるようになっている。なお、キャパシタ11が既に満充電状態である場合には、オルタネータ62を第2電圧(14.4V)で回生発電するように作動させてもよく、これにより、余分な運動エネルギーを電力に変換してキャパシタ11またはバッテリ63へ蓄えることで回収することが可能となり、省エネルギー化を促進することができるようになっている。
本実施形態に係る本発明の車両用電源装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図4のフローチャートで示すように、まず、ステップS30においては、制動検出部35により車両が減速走行中であるか否かが判定され、ここで、減速走行中であると判定されれば余分な運動エネルギーを電力として回収すべく、オルタネータ62を高電圧モードで回生発電させ、得られた電力によってキャパシタ11を充電する(ステップS41およびS42)。
一方、ステップS30において車両が減速走行中ではないと判定された場合には、ステップS31へ進み、キャパシタ電圧(d点電圧)およびバッテリ電圧(b点電圧)とが電圧センサ31によって測定され、この測定されたそれぞれの電圧が電圧比較部32によって比較される。
ここで、d点電圧の方がb点電圧よりも大きい(即ち、キャパシタ電圧>バッテリ電圧である)と判定された場合には、キャパシタ11の蓄電量が十分であるため、その後、リレースイッチ27がオンとなるとキャパシタ11からスタータモータ16へ給電が行なわれてスタータモータ16が作動する(ステップS32〜S34)。
一方、ステップS31において、b点電圧の方がd点電圧よりも大きい(即ち、バッテリ電圧≧キャパシタ電圧である)と判定された場合には、キャパシタ11の蓄電量が不足しているため、キャパシタ11へ充電を行なう必要がある。
そこで、発電制御部64により、エンジンにより駆動されたオルタネータ62が高電圧モードで制御され、オルタネータ62からは18.4Vの第1電圧の電力が発電されキャパシタ11が充電される(ステップS41〜S43)。
そして、その後、リレースイッチ27がオンとされた際に、キャパシタ11の充電が完了している場合には、発電制御部64による高電圧モードが解除され、これにより、スタータモータ16へはキャパシタ11から給電が行なわれ、スタータモータ16が作動する。(ステップS43,S44,S33およびS34)。
一方、キャパシタ11の充電が完了していない場合には、発電制御部64がオルタネータ62を引き続き高電圧モードで制御し、スタータモータ16へは18.4Vの第1電圧の電力を発電しているオルタネータ62から給電が行なわれ、スタータモータ16が作動する(ステップS43〜S45およびS34)。
上述のように、本実施形態に係る車両用電源装置によれば、複数の蓄電器、即ち、キャパシタ11とバッテリ63とのうち定格電圧の高いキャパシタ11を確実かつ効率よく充電しながら、スタータモータ16へ電力を確実に供給することができることができる。
また、オルタネータ62がエンジンによって駆動され、14.4Vの第2電圧を出力することができるので、バッテリ63を適切に充電することができる。
また、オルタネータ62が、18.4Vの第1電圧と14.4Vの第2電圧とのうちいずれか一方の電圧を出力することができるので、回路の簡素化、装置重量の低減、装置の小型化などに寄与することができる。
また、キャパシタ電圧がバッテリ電圧よりも低くなった場合に、オルタネータ62が18.4Vの第1電圧で発電させるようにすることで、自動的にキャパシタ11の蓄電量を満充電に近い状態で保つことができる。
また、高電圧モード以外の制御モードが選択されている場合には、オルタネータ62を休止させることによりエンジン負荷を低減して燃費向上に寄与することもでき、また、14.4Vで発電させてバッテリ63への充電を行なうことも可能である。
また、オルタネータ62が、車両の制動時に回生発電するので、不要となった運動エネルギーを電気エネルギーとして回収することができるので、さらなる高効率化を促進することができる。
また、短時間の間に高圧電力を大量に出力することが可能であるというキャパシタ11の利点と、大量の電力を安定して継続的に出力することが可能であるというバッテリ63の利点との双方を得ることができる。
以上、本発明の第1および第2実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上記の各実施形態においては、電装機器としてスタータモータ16を適用した場合を例にとって説明したが、このようなものに限定するものではなく、例えば、ハイブリッド電気自動車の駆動用モータなど、種々の電装機器を適用することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用電源装置の構成を示す模式的な回路図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用電源装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車両用電源装置の構成を示す模式的な回路図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用電源装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10,61 車両用電源装置
11 キャパシタ(第1の蓄電器)
12,63 バッテリ(化学電池;第2の蓄電器)
16 スタータモータ(電装機器)
30,61 制御ユニット(ECU)
31 電圧センサ(電圧測定手段)
32 電圧比較部(電圧比較手段)
33 発電制御部(回生制御手段)
34 昇圧制御部(昇圧制御手段)
35 制動検出部(減速判定手段)
40 昇圧トランス(電圧生成手段)
50 オルタネータ
62 可変電圧オルタネータ(電圧生成手段)
64 発電制御部(充電制御手段または回生制御手段)

Claims (10)

  1. 車両に搭載された電装機器に対して電力を供給する、車両用電源装置であって、
    満充電時の電圧が第1電圧である第1の蓄電器と、
    該第1の蓄電器と並列に接続され、満充電時の電圧が該第1電圧よりも低い第2電圧である第2の蓄電器と、
    該第1の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧で該第1の蓄電器を充電する電圧生成手段と、
    該第1の蓄電器,該第2の蓄電器および電圧生成手段に接続され、該電圧生成手段を制御する制御ユニットとから構成され、
    該制御ユニットは、
    該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を測定する電圧測定手段と、
    該電圧測定手段によって測定された該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を比較する電圧比較手段と、
    該電圧比較手段による比較結果に基づいて該電圧生成手段を作動させ、該第1の蓄電器に対して充電を行なう充電制御手段とから構成されている
    ことを特徴とする、車両用電源装置。
  2. 該電圧生成手段は、
    該第2の蓄電器から出力される実電圧を該第1電圧へ昇圧して該1の蓄電池に並列印加する昇圧トランスであって、
    該充電制御手段は、
    該第1の蓄電器からの実電圧が該第2の蓄電器からの実電圧よりも低くなると、該昇圧トランスを作動させる昇圧制御手段である
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両用電源装置。
  3. 該第2蓄電器に並列に接続され、該第2電圧を発電可能なオルタネータをそなえ、
    該制御ユニットは、
    該車両の減速を判定する減速判定手段と、
    該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該オルタネータを作動させる回生発電制御手段とを有している
    ことを特徴とする、請求項2記載の車両用電源装置。
  4. 該電圧生成手段は、
    該第2の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧または該第2電圧を発電可能な可変電圧オルタネータであって、
    該充電制御手段は、
    該第1の蓄電器からの実電圧が該第2の蓄電器からの実電圧よりも低くなると、該第1電圧を発電するように該可変電圧オルタネータを作動させる発電制御手段である
    ことを特徴とする、請求項1記載の車両用電源装置。
  5. 該制御ユニットは、
    該車両の減速を判定する減速判定手段と、
    該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該可変電圧オルタネータを作動させる回生発電制御手段とを有している
    ことを特徴とする、請求項4記載の車両用電源装置。
  6. 車両に搭載された電装機器に対して電力を供給する、車両用電源装置であって、
    満充電時の電圧が第1電圧である第1の蓄電器と、
    該第1の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧よりも低い第2電圧の電力を発電するオルタネータと、
    該第1の蓄電器および該オルタネータと並列に接続され、該オルタネータから該第2電圧で出力される実電圧を該第1電圧へ昇圧した後に該1の蓄電池に並列印加し第1の蓄電器を充電する昇圧トランスと、
    該オルタネータおよび昇圧トランスに接続され、該オルタネータおよび該昇圧トランスを制御する制御ユニットとから構成され、
    該制御ユニットは、
    該車両の減速を判定する減速判定手段と、
    該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該オルタネータを作動させる回生発電制御手段と、
    該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該昇圧トランスを作動させ、該第1の蓄電器に対して充電を行なう昇圧制御手段とから構成されている
    ことを特徴とする、車両用電源装置。
  7. 該オルタネータおよび該昇圧トランスに対して並列に接続され、該第2電圧で電力を蓄える第2の蓄電器をそなえるとともに、
    該制御ユニットは、
    該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を測定する電圧測定手段と、
    該電圧測定手段によって測定された該第1の蓄電器および該第2の蓄電器の実電圧を比較する電圧比較手段をそなえ、
    該昇圧制御手段は、
    該電圧比較手段により、該第1の蓄電器の実電圧が該第2の蓄電器の実電圧よりも低くなったことが判定されると、該昇圧トランスを作動させる
    ことを特徴とする、請求項6記載の車両用電源装置。
  8. 車両に搭載された電装機器に対して電力を供給する、車両用電源装置であって、
    満充電時の電圧が第1電圧である第1の蓄電器と、
    該第1の蓄電器と並列に接続され、該第1電圧または該第1電圧よりも低い第2電圧の電力を発電可能な可変電圧オルタネータと、
    該可変電圧オルタネータに接続され、該可変電圧オルタネータを制御する制御ユニットとから構成され、
    該制御ユニットは、
    該車両の減速を判定する減速判定手段と、
    該減速判定手段により、該車両の減速が判定されると該可変電圧オルタネータを第1電圧で発電するように作動させる回生発電制御手段とから構成されている
    ことを特徴とする、車両用電源装置。
  9. 該可変電圧オルタネータに対して並列に接続され、該第2電圧で電力を蓄える第2の蓄電器を備えるとともに、
    該制御ユニットは、
    該第1の蓄電器及び該第2の蓄電器の実電圧を測定する電圧測定手段と、
    該電圧測定手段により測定された該第1の蓄電器及び該第2の蓄電器の実電圧を比較する電圧差比較手段と、
    該電圧差比較手段により、該第1の蓄電器の実電圧が該第2の蓄電器の実電圧よりも低くなったことが判定されると、該可変電圧オルタネータを作動させる充電制御手段とを有している
    ことを特徴とする、請求項8記載の車両用電源装置。
  10. 該第1の蓄電器が、キャパシタであって、
    該第2の蓄電器が、充放電可能な化学電池である
    ことを特徴とする、請求項1〜9のうちいずれか1項記載の車両用電源装置。
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