JP2006001199A - 成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ねじコアの前進、後退速度を速めて、成形サイクルタイムの短縮を可能とする成形装置を提供する。
【解決手段】 ねじコア130先端の円柱部134、ねじ部132が金型110、120によって形成されるキャビティ110a内に挿入されて、キャビティ110a内に充填される材料に連通穴320a、製品ねじ部320bを成形する成形装置において、ねじコア130外周部の雄ねじ部131に支持部140に固定される雌ねじ部141を設け、ねじコア130を支持部140に支持し、ねじコア130は、モータ210の作動、雄ねじ部131と雌ねじ部141との噛み合いによって、回転しながら少なくともねじ部132の長さに相当する距離を摺動し、加えて、摺動手段113aによって、非回転状態で少なくとも円柱部134の長さに相当する距離を支持部140と共に摺動するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雌ねじを有する樹脂製品の成形に用いて好適な成形装置に関するものである。
従来、例えばラジエータ用の樹脂タンクのように、本体部が断面U字状の半容器体を成して、この内部側と連通する円筒状部の内周面に製品ねじ部(雌ねじ)を有するものを成形する成形装置として、特許文献1に示されるものが知られている。
即ち、この成形装置は、閉じられた時に内部にキャビティを形成する固定型および可動型と、タンクの円筒状部に相当するキャビティ内に挿入されるねじコアとを有している。ねじコアは、先端側にねじ部(雄ねじ)が、また中間部の外周に雄ねじ部が形成されたシャフト部材であり、雄ねじ部は可動型側に固定された雌ねじ部と噛み合っている。
ねじコアは、外部のモータによって回転駆動され、雄ねじ部と雌ねじ部とによって推力を受けて軸方向に摺動する。具体的には、ねじコアは、正回転されるとキャビティ側に前進し、逆回転されるとキャビティから後退するようになっている。
そして、正回転によってねじコアの先端側が円筒状部に相当するキャビティ内に挿入された状態で材料が充填され、先端側のねじ部の形状が材料側に転写されて、製品ねじ部が形成される。材料(製品)を離型する際には、ねじコアは逆回転され、製品ねじ部から離れるように後退する。
これにより、本体部と製品ねじ部とを同時に形成可能とすると共に、離型時における製品ねじ部でのアンダーカットを回避可能としている。
特開2004−122703号公報
しかしながら、例えば製品側において本体部からの円柱状部の突出量が大きく形成され、この円柱状部の先端側に製品ねじ部が設定されるような場合は、当然ながらねじコアにおいて、円柱状部に相当するキャビティ内に挿入される部位が長く形成されることになる。即ち、ねじコアのねじ部の更に先端に製品として内部側に連通する連通穴を形成するための円柱部を延設する必要が生ずる訳である。
すると、ねじ部と円柱部とを合わせた長さ分を、ねじコアを回転させ、雄ねじ部と雌ねじ部とによって前進、後退させる必要が生じ、非常に時間がかかり、成形サイクルタイムが長くなってしまう。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、ねじコアの前進、後退速度を速めて、成形サイクルタイムの短縮を可能とする成形装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、閉じられた時に内部にキャビティ(110a)を形成する金型(110、120)と、シャフトの先端側に設けられたねじ部(132)および円柱部(134)によって先端側成形部(130a)が形成されたねじコア(130)とを有し、先端側成形部(130a)が金型(110、120)の一方(110)にほぼ当接するようにキャビティ(110a)内に挿入されて、キャビティ(110a)内に充填される材料に内外部間を連通する連通穴(320a)および製品ねじ部(320b)を成形する成形装置において、ねじコア(130)は、支持部(140)によって回転可能に且つ軸方向に摺動可能に支持され、外周部に雄ねじ部(131)が形成され、この雄ねじ部(131)に支持部(140)に固定された雌ねじ部(141)が噛み合わされ、モータ(210)を駆動源として回転駆動されるようにすると共に、支持部(140)は、金型(110、120)のいずれか一方(120)側に摺動手段(113a)を設けることによって、ねじコア(130)の軸方向に摺動可能となるようにし、ねじコア(130)は、モータ(210)の作動、および雄ねじ部(131)と雌ねじ部(141)との噛み合いによって、回転しながら少なくともねじ部(132)の長さに相当する距離を摺動し、加えて、摺動手段(113a)によって、非回転状態で少なくとも円柱部(134)の長さに相当する距離を支持部(140)と共に摺動することを特徴としている。
これにより、摺動手段(113a)によって、ねじコア(130)を支持部(140)と共に直接的に摺動させることで、従来技術のように、ねじコア(130)を回転させながら雄ねじ部(131)および雌ねじ部(141)によって摺動させる場合よりも摺動速度を速くすることができるので、円柱部(134)の長さに相当する距離を摺動させるために要する時間を短くして、成形サイクルタイムを短縮することができる。
上記摺動手段(113a)としては、請求項2に記載の発明のように、金型(110、120)のうち、支持部(140)が配設されない側(110)に設けられ、金型(110、120)の開閉方向に対して傾斜して支持部(140)側に延びるアンギュラピン(113)と、支持部(140)に設けられ、アンギュラピン(113)が挿入される凹部(142)とから成るスライド機構(113a)とすることができる。
このスライド機構(113a)を用いることによって、支持部(140)を金型(110、120)の開閉時に摺動させることができるので、ねじコア(130)の円柱部(134)の長さ分を摺動させる時間を金型(110、120)の開閉に要する時間に吸収させることができる。
そして、請求項3に記載の発明では、アンギュラピン(113)は、ねじコア(130)の軸方向と交差する交差方向にずれて配設され、支持部(140)は、いずれか一方の金型(120)に設けられたレール(125)に沿って摺動すると共に、このレール(125)に対して転がり摺動となるように、両者(140、125)の間にはボールが介在されたことを特徴としている。
これにより、容易に、ねじコア(130)との干渉を回避したアンギュラピン(113)の配置が可能となる。ここで、アンギュラピン(113)は、ねじコア(130)に対してずれる分、支持部(140)に対して偏荷重を与えることになるが、ボールによって支持部(140)とレール(125)との間における摺動クリアランスを無くすことができるので、かしり等の無いスムーズな支持部(140)の摺動が得られる。
請求項4に記載の発明では、凹部(142)は、支持部(140)の交差方向端部面に形成された溝部(142)として形成されたことを特徴としている。
これにより、通常アンギュラピン(113)の挿入される凹部(142)を、支持部(140)に対して傾斜して形成される穴として加工する場合に比べて、加工が容易となる。
請求項5に記載の発明では、アンギュラピン(113)の断面形状は、交差方向に扁平状となるように形成されたことを特徴としている。
これにより、アンギュラピン(113)の剛性は扁平状の長辺方向の寸法で稼ぐことが可能であり、交差方向におけるアンギュラピン(113)および支持部(140)の小型化が可能となる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1〜図6に示す。本実施形態は、熱可塑性樹脂を材料としてエンジン冷却用ラジエータのタンク300を成形する射出成形装置(以下、成形装置)10に適用したものである。
まず、成形の対象となるタンク300は、断面がU字状を成し、図6中の紙面に対して垂直方向に延びる細長の容器体を成す本体部310の側面部から延設される円筒状部320を有している。円筒状部320内の連通穴320aによって、本体部310の内部は外部と連通しており、円筒状部320の先端側の内周面には、水抜き用のドレンコックを装着するための製品ねじ部(雌ねじ)320bが形成されている。
本発明の成形装置10の基本構成について、図1および図2を用いて説明する。成形装置10は、可動型120が固定型110側に閉じられた時に形成されるキャビティ110a内に溶融した樹脂材を射出し、タンク300の本体部310を成形すると共に、ねじコア130をキャビティ110a内にセットすることで円筒状部320内に連通穴320aおよび製品ねじ部320bを同時に成形するものである。
成形装置10は、固定型取付け板111に固定される固定型(本発明における金型に対応)110と、可動型取付け板121にスペーサブロック122および可動型受け板123を介して固定される可動型(本発明における金型に対応)120とが設けられおり、いわゆる2枚型構造を基本としている。ここでは可動型120は固定型110に対して水平方向に開閉するようにしている。図1は、可動型120が開いた状態を示している。
尚、可動型取付け板121と可動型受け板123との間には、エジェクタプレート150が設けられ、このエジェクタプレート150には、可動型受け板123および可動型120を貫通してキャビティ110aに当接するエジェクタピン151が設けられている。成形後において可動型120が開いた後に(図6)、このエジェクタプレート150は図示しない押出し棒等により摺動(図6中の左方向に摺動)されるようにしている。
固定型取付け板111には、固定型110と並んで(図1中の固定型110の上側に)アンギュラピンホルダ112が固定されており、更にこのアンギュラピンホルダ112には、可動型120が開閉する方向(水平方向)に対して傾斜して、後述する親ねじホルダ140(アンギュラ溝142)側に延びるアンギュラピン113が固定されている。
可動型120の上側で、アンギュラピンホルダ112と可動型受け板123との間には、タンク300の連通穴320aおよび製品ねじ部320bを成形するためのねじコア130と、このねじコア130を支持する親ねじホルダ140とが設けられている。
ねじコア130は、一端側が円柱状を成し、他端側が角柱状(四角柱)を成すシャフト部材であり、箱状を成す親ねじホルダ(本発明における支持部に対応)140内に固定される軸受け143、144によって回転可能に、且つ軸方向に摺動可能となるように支持されている。尚、ねじコア130は、その長手方向が図1中の上下方向と成るように配置されており、ねじコア130の軸心は、タンク300の円筒状部320に対応するキャビティ110aの軸心に一致している。
ねじコア130の先端側(一端側)には、タンク300の連通穴320a、製品ねじ部320bにそれぞれ対応する円柱部134およびねじ部132が設けられ、先端側成形部130aを形成している。また、ねじコア130の中間部には雄ねじ部131が形成されており、親ねじホルダ140内に収容固定され、中心穴の内周面に雌ねじが形成されたナット状の雌ねじ部141と噛み合っている。尚、雄ねじ部131のねじピッチは製品ねじ部320b、即ち、ねじ部132と同一と成るようにしている。
更に、ねじコア130の他端側には、断面正方形の角スプライン133が形成されており、この角スプライン133の付け根部近傍には、円板状のストッププレート135が固定されている。また、ストッププレート135には、ねじコア130の軸心から偏心するようにスイッチピン136が設けられている。
スペーサブロック122には、ねじコア130を回転駆動させるモータ210(ここでは油圧モータを使用している)が固定されている。モータシャフト211には、クラッチ機構(図示せず)を介してスプロケット225が装着されている。尚、クラッチ機構は、モータ210の正転時には所定の摩擦力で両者211、225間が繋がり、逆転時には両者211、225間が機械的に噛み合って繋がるものとしている。
可動型受け板123の先端部に固定されたブラケット124には、ドライブスプロケット226が回転可能に支持されており、両スプロケット225、226はチェーン227によって接続されている。そして、ドライブスプロケット226の回転中心に設けられた四角穴226aに、ねじコア130の角スプライン133が挿入され、ねじコア130を軸方向に摺動可能としつつ、ドライブスプロケット226と共に回転可能としている。
尚、ブラケット124の先端側には、スイッチピン136との接触、非接触によって、キャビティ110a内の材料が固化した後にねじコア130がタンク300から離れた時の位置を検出するリミットスイッチ128が設けられており、この検出信号は、モータ210の作動制御に用いられる。
可動型受け板123には、ねじコア130の軸方向に沿って延びるレール125が固定されており、このレール125にはスライドブロック126が摺動可能に支持されている。尚、レール125とスライドブロック126との間には、レール125の延びる方向に並ぶ複数のボール(図示せず)が介在されており、スライドブロック126は、レール125に対して転がり摺動となるようにしている。
そして、親ねじホルダ140の可動型受け板123側の面は、上記スライドブロック126に固定されており、親ねじホルダ140自身がねじコア130と共に、ねじコア130の軸方向に摺動可能となっている。尚、レール125の反可動型側の端部(図1中のレール125の上側端部)には、スライドストッパ127が固定されており、親ねじホルダ140の上端面がスライドストッパ127当接した時に、その方向への摺動が規制されるようにしている。
また、親ねじホルダ140の上端面には、ねじコア130のストッププレート135と対向するように受け部145が固定されている。受け部145には、ストッププレート135の位置を検出する近接スイッチ(図示せず)が設けられており、近接スイッチからの検出信号は、モータ210の作動や樹脂材料の射出タイミング等の制御に用いられる。
上記したアンギュラピン113は、親ねじホルダ140によって支持されるねじコア130に隣接する位置(ねじコア130の軸方向と交差する方向にずれた位置)に配設されており(図2)、その断面は、図2中の左右方向(ねじコア130の軸方向と交差する方向)に扁平と成るように形成されている。
親ねじホルダ140には、アンギュラピン113と対応するように傾斜するアンギュラ溝(本発明における凹部および溝部に対応)142が形成されている。更に具体的には、このアンギュラ溝142は、親ねじホルダ140の側面(ねじコア130の軸方向と交差する方向の端部面)に凹状に形成された溝としている。このアンギュラピン113と親ねじホルダ140のアンギュラ溝142とによって、スライド機構(本発明における摺動手段に対応)113aが形成される。
尚、両型110、120が開いた時には(図1、図6)、アンギュラピン113がアンギュラ溝142から外れる形となるが、親ねじホルダ140は、親ねじホルダ140と可動型120との間に介在されるバネ146によって、上端面がスライドストッパ127に当接するように付勢されて保持されるようにしている。
次に、上記構成に基づく作動および作用効果について図3〜図6を加えて説明する。
まず、上記で説明した図1のように両型110、120が開いた状態においては、親ねじホルダ140は、その上端面がバネ146によりスライドストッパ127に当接しており、キャビティ110aから最も離れた位置にある。また、ねじコア130は、キャビティ110aから最も離れ、先端側成形部130aの先端がキャビティ110aの手前の位置となって、上記位置での親ねじホルダ140に支持された形となっている。そして、親ねじホルダ140からは、先端側成形部130aの円柱部134が、ほぼ飛び出した状態となっている。
次に、図3に示すように、可動型120が固定型110側に摺動し、両型110、120が閉じていくと、アンギュラピン113は、親ねじホルダ140のアンギュラ溝142に入り込む。そして、アンギュラ溝142は、アンギュラピン113に沿って摺動し、両者113、142の傾斜によって、親ねじホルダ140は、バネ146の付勢力に打ち勝って、ねじコア130(この時、ねじコア130は非回転状態である)と共にキャビティ110a側に近付いていく。
両型110、120が完全に閉じると、親ねじホルダ140のキャビティ110a側端部は、両型110、120に当接する。この間、親ねじホルダ140は、ほぼ円柱部134の長さに相当する距離を摺動し、円柱部134が、キャビティ110a内に入り込む形となる。
次に、図4に示すように、両型110、120が完全に閉じられた後に、モータ210が正転方向に作動される。モータ210が作動されると、クラッチ機構の摩擦力によってスプロケット225が共に回転駆動し、この駆動力はチェーン227、ドライブスプロケット226を介して、角スプライン133に伝達され、ねじコア130を所定のトルクで正転方向に回転させる。更に、雄ねじ部131と雌ねじ部141の噛み合わせによる推力によって、ねじコア130はキャビティ110a側に摺動し、ねじ部132が完全にキャビティ110a内に入り込む。
この時、ストッププレート135が受け部145に当接し、ねじコア130のキャビティ110a側への摺動は停止され、円柱部134の先端部は、図5に示すように、固定型110にほぼ当接する位置となる。ここで、ほぼ当接すると言う意味は、キャビティ110aに材料を射出した時に、材料の熱でネジコア130が膨張し、固定型110に干渉しないように、また不要なバリを形成しないように、微小クリアランスC(0.02〜0.03mm程度)を設けることを言っている。
上記ストッププレート135と受け部145との当接によって、ねじコア130のキャビティ110側への摺動が停止されると、ねじコア130を回転させるためのトルクは所定値を越え無限に大きくなるので、モータシャフト211とスプロケット225との間のクラッチ機構は切断されて、モータシャフト211のみが空回りする。よってモータ210は過負荷になることが無い。
そして、受け部145の近接スイッチからの検出信号によって、モータ210は停止され、樹脂材がキャビティ110a内に射出される。射出後、所定時間経過して樹脂材が冷却固化しタンク300として成形されると、再びモータ210が駆動される。この時モータ210は、逆転方向に駆動され、クラッチ機構によってスプロケット225は、モータシャフト211と機械的に噛み合い、ねじコア130を逆転方向に回転させる。
すると、雄ねじ部131とめねじ部141との噛み合いから、ねじコア130は、逆転方向に回転しながら製品ねじ部320bにおけるアンダーカットを回避し、ねじ部132の長さに相当する距離を摺動して、成形されたタンク300から離れる(図3の位置関係と同じ)。そして、ねじコア130と共に摺動するスイッチピン136が、リミットスイッチ128に接触し(図3の位置関係と同じ)、モータ210は停止され、可動型120が開かれる。
そして、図6に示すように、アンギュラピン113と親ねじホルダ140のアンギュラ溝142とによって、親ねじホルダ140は、ねじコア130(この時、ねじコア130は非回転状態である)と共にタンク300(キャビティ110a)から離れていく。親ねじホルダ140は、スライドストッパ127に当接するまで円柱部134に相当する距離を摺動し、円柱部134は、タンク300の円筒状部320aから抜き出される形となる。両型110、120が完全に開くと、アンギュラピン113は、アンギュラ溝142から外れ、親ねじホルダ140は、バネ146によって上端面がスライドストッパ127に当接する位置で保持される。
最後に、エジェクタプレート150が、タンク300側に摺動され、タンク300は、エジェクタピン151によって可動型120から離型される。
本発明においては、親ねじホルダ140をねじコア130の軸方向に摺動させる摺動手段を設けて、ねじコア130を親ねじホルダ140と共に直接的に摺動させることで、従来技術のように、ねじコア130を回転させながら雄ねじ部131および雌ねじ部141によって摺動させる場合よりも摺動速度を速くすることができるので、円柱部134の長さに相当する距離を摺動させるために要する時間を短くして、成形サイクルタイムを短縮することができる。
ここでは、上記摺動手段として、アンギュラピン113と親ねじホルダ140のアンギュラ溝142から成るスライド機構113aとして形成しているので、親ねじホルダ140を両型110、120の開閉時に摺動させることができ、ねじコア130の円柱部134の長さ分を摺動させる時間を両型110、120の開閉に要する時間に吸収させることができる。
また、アンギュラピン113を親ねじホルダ140に対してねじコア130からずれた位置に設けることで、容易に、ねじコア130との干渉を回避したアンギュラピン113の配置が可能となる。ここで、アンギュラピン113は、ねじコア130に対してずれる分、親ねじホルダ140に対して偏荷重を与えることになるが、親ねじホルダ140(スライドブロック126)をレール125に対してボールによる転がり摺動となるようにしているので、摺動クリアランスを無くすことができ、かしり等の無いスムーズな親ねじホルダ140の摺動が得られる。
また、アンギュラピン113が挿入される凹部をアンギュラ溝142として形成するようにしているので、通常アンギュラピン113の挿入される凹部を、親ねじホルダ140に対して傾斜して形成される穴として加工する場合に比べて、加工が容易となる。
更に、アンギュラピン113の剛性は扁平状の長辺方向の寸法で稼ぐことが可能であり、アンギュラピン113を扁平状に形成することで、ねじコア130に対して交差する方向におけるアンギュラピン113および親ねじホルダ140の小型化が可能となる。
(その他の実施形態)
上記実施形態に対して、アンギュラピン113は、断面扁平状に限らず、断面円形の通常のピンとしても良く、また、相手側の凹部は丸穴としても良い。
また、アンギュラピン113とアンギュラ溝142による親ねじホルダ140の摺動状態によっては、レール125と親ねじホルダ140との間はボールを用いない滑り摺動としても良い。
また、親ねじホルダ140を摺動させる摺動手段としてスライド機構113aを用いたが、これに限らず、シリンダ等を用いて親ねじホルダ140を摺動させるようにしても良い。
また、タンク300の製品ねじ部320bは、円筒状部320内で本体部310側に位置するものでも、ねじコア130の円柱部134の外形を円筒状部320の先端側に向けてねじ部132の外形よりも大きくすることで対応が可能である。
また、タンク300の円筒状部320(連通穴320a、製品ねじ部320b)は、上記実施形態のように本体部310の側面に形成されるものに限らず、本体部310の天井側に形成されるものについても対応が可能である。この場合は、ねじコア130および親ねじホルダ140を上記実施形態に対して、90度回転した位置に配置してやれば良い。
また、成形品としてはタンク300に限定されるものでは無く、連通穴320a、製品ネジ部320bを有するものであれば、種々の製品に広く適用可能である。
本発明の第1実施形態における成形装置全体を示す断面図である。 図1におけるねじコアおよび親ねじホルダを示す斜視図である。 金型が閉じて、親ねじホルダがキャビティ側に摺動した状態を示す断面図である。 金型が閉じて、ねじコアがキャビティ内に入り込んだ状態を示す断面図である。 ねじコアの先端部と固定型との位置関係を示す断面図である。 金型が開いて、ねじコアおよび親ねじホルダがタンクから離れた状態を示す断面図である。
符号の説明
10 成形装置
110 固定型(金型)
110a キャビティ
113 アンギュラピン
113a スライド機構(摺動手段)
120 可動型(金型)
125 レール
130 ねじコア
130a 先端側成形部
131 雄ねじ部
132 ねじ部
134 円柱部
140 親ねじホルダ(支持部)
141 雌ねじ部
142 アンギュラ溝(凹部、溝部)
210 モータ
320a 連通穴
320b 製品ねじ部

Claims (5)

  1. 閉じられた時に内部にキャビティ(110a)を形成する金型(110、120)と、
    シャフトの先端側に設けられたねじ部(132)および円柱部(134)によって先端側成形部(130a)が形成されたねじコア(130)とを有し、
    前記先端側成形部(130a)が前記金型(110、120)の一方(110)にほぼ当接するように前記キャビティ(110a)内に挿入されて、前記キャビティ(110a)内に充填される材料に内外部間を連通する連通穴(320a)および製品ねじ部(320b)を成形する成形装置において、
    前記ねじコア(130)は、支持部(140)によって回転可能に且つ軸方向に摺動可能に支持され、外周部に雄ねじ部(131)が形成され、この雄ねじ部(131)に前記支持部(140)に固定された雌ねじ部(141)が噛み合わされ、モータ(210)を駆動源として回転駆動されるようにすると共に、
    前記支持部(140)は、前記金型(110、120)のいずれか一方(120)側に摺動手段(113a)を設けることによって、前記ねじコア(130)の軸方向に摺動可能となるようにし、
    前記ねじコア(130)は、前記モータ(210)の作動、および前記雄ねじ部(131)と前記雌ねじ部(141)との噛み合いによって、回転しながら少なくとも前記ねじ部(132)の長さに相当する距離を摺動し、加えて、前記摺動手段(113a)によって、非回転状態で少なくとも前記円柱部(134)の長さに相当する距離を前記支持部(140)と共に摺動することを特徴とする成形装置。
  2. 前記摺動手段(113a)は、前記金型(110、120)のうち、前記支持部(140)が配設されない側(110)に設けられ、前記金型(110、120)の開閉方向に対して傾斜して前記支持部(140)側に延びるアンギュラピン(113)と、
    前記支持部(140)に設けられ、前記アンギュラピン(113)が挿入される凹部(142)とから成るスライド機構(113a)としたことを特徴とする請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記アンギュラピン(113)は、前記ねじコア(130)の軸方向と交差する交差方向にずれて配設され、
    前記支持部(140)は、いずれか一方の前記金型(120)に設けられたレール(125)に沿って摺動すると共に、このレール(125)に対して転がり摺動となるように、両者(140、125)の間にはボールが介在されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の成形装置。
  4. 前記凹部(142)は、前記支持部(140)の前記交差方向端部面に形成された溝部(142)として形成されたことを特徴とする請求項3に記載の成形装置。
  5. 前記アンギュラピン(113)の断面形状は、前記交差方向に扁平状となるように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の成形装置。
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