JP2014018837A - ダイカストマシンの押出し機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】かじり、張り付き、押出しピン折れ、焼き付き等の発生を抑えて成形品を押出しできるダイカストマシンの押出し機構を提供する。
【解決手段】ダイカストマシン1で鋳造した成形品6を可動型2から取り出すために押し出すダイカストマシンの押出し機構において、第1、第2の2つの押出し機構11A,11Bを設ける。ダイカストマシン1の型開き動作の開始と同時に、第1押出し機構11Aによって微少ストローク量だけ成形品6を可動型2から押し出す。その後の型開き動作の完了時に、第2押出し機構11Bによってフルストローク量、成形品6を可動型2から押し出す。
【選択図】図1
【解決手段】ダイカストマシン1で鋳造した成形品6を可動型2から取り出すために押し出すダイカストマシンの押出し機構において、第1、第2の2つの押出し機構11A,11Bを設ける。ダイカストマシン1の型開き動作の開始と同時に、第1押出し機構11Aによって微少ストローク量だけ成形品6を可動型2から押し出す。その後の型開き動作の完了時に、第2押出し機構11Bによってフルストローク量、成形品6を可動型2から押し出す。
【選択図】図1
Description
本発明は、ダイカストマシンで鋳造した成形品を金型から取り出すために押し出すダイカストマシンの押出し機構に関するものである。
従来、この種のダイカストマシンの押出し機構には、特許文献1に記載したようなものがある。
これは、金型の成形品キヤビティ面を貫通した複数のエジェクタピン(押出しピン)をシリンダにより一体的に押し出して成形品を金型から離型する際に、各押出しピンに負荷される荷重を設定範囲に調整し、成形品にかかる荷重を平均にする。これにより、成形品の変形、破損、押出しピンの破損等を防ぐというものである。
これは、金型の成形品キヤビティ面を貫通した複数のエジェクタピン(押出しピン)をシリンダにより一体的に押し出して成形品を金型から離型する際に、各押出しピンに負荷される荷重を設定範囲に調整し、成形品にかかる荷重を平均にする。これにより、成形品の変形、破損、押出しピンの破損等を防ぐというものである。
しかしながら上記従来技術では、型開き完了まで金型が粗材(成形品)を抱くため、その間、粗材の凝固収縮によって離型抵抗が増加して、かじり、張り付き、押出しピン折れを誘発する。また熱が金型に伝わって焼き付きも誘発するいう課題を有する。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたもので、かじり、張り付き、押出しピン折れ、あるいは焼き付き等の発生を抑えて成形品を押出しできるダイカストマシンの押出し機構を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、請求項1に記載の発明は、ダイカストマシンで鋳造した成形品を金型から取り出すために押し出すダイカストマシンの押出し機構であって、前記ダイカストマシンの型開き動作の開始と同時に、予め定められた微少ストローク量だけ成形品を金型から押し出す第1押出し機構と、前記型開き動作の完了時に、フルストローク量、成形品を金型から押し出す第2押出し機構と、を具備することを特徴とするダイカストマシンの押出し機構。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のダイカストマシンの押出し機構において、前記の微少ストローク量の成形品の押出しは電動モータにより行い、前記のフルストローク量の成形品の押出しは油圧シリンダにより行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のダイカストマシンの押出し機構において、前記第1押出し機構は、前記電動モータにより駆動されるボールネジにより押出し板を前進させて押出しピンを前進させ、微少ストローク量だけ前記成形品を金型から押し出すことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のダイカストマシンの押出し機構において、前記の微少ストローク量の成形品の押出しは電動モータにより行い、前記のフルストローク量の成形品の押出しは油圧シリンダにより行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のダイカストマシンの押出し機構において、前記第1押出し機構は、前記電動モータにより駆動されるボールネジにより押出し板を前進させて押出しピンを前進させ、微少ストローク量だけ前記成形品を金型から押し出すことを特徴とする。
本発明によれば、成形品の押出しにつき、型開き動作の開始と同時に微少ストローク量行い、その後の型開き動作の完了時にフルストローク量行うように、2つの押出し機構を設けたので、かじり、張り付き、押出しピン折れ、あるいは焼き付き等の発生を抑えて成形品を押出しできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1に示すように、ダイカストマシン1は、可動型(金型)2が固定された可動プラテン3を動かし、可動型2を、固定プラテン4に固定された固定型(金型)5に組み合わせて締め付ける。その後、両型2,5間に溶融金属を圧入し、凝固が完了すると可動型2を後退させて型2,5を開き(型開きし)、成形品6を取り出す、という鋳造機械である。
ダイカストマシン1の押出し機構11は、可動型2から成形品6を取り出すために、押出しピン12によって成形品6の押出しを行う機構で、可動プラテン3側に備えられている。
図1に示すように、ダイカストマシン1は、可動型(金型)2が固定された可動プラテン3を動かし、可動型2を、固定プラテン4に固定された固定型(金型)5に組み合わせて締め付ける。その後、両型2,5間に溶融金属を圧入し、凝固が完了すると可動型2を後退させて型2,5を開き(型開きし)、成形品6を取り出す、という鋳造機械である。
ダイカストマシン1の押出し機構11は、可動型2から成形品6を取り出すために、押出しピン12によって成形品6の押出しを行う機構で、可動プラテン3側に備えられている。
本実施形態において、ダイカストマシン1の押出し機構11は、図1に示すように、第1押出し機構11Aと第2押出し機構11Bとを備えてなる。
ここで、第1押出し機構11Aは、電動モータ14、ボールネジ15、第1押出し板16及び第1押出し板ガイド17を備えてなる。
この場合、ボールネジ15はネジ軸15a及びナット15bを備えてなり、ボールネジ15のネジ軸15aは、上記電動モータ14の回転により軸回り方向に回転駆動してナット15bを同ネジ軸15aの軸方向に進退移動させ得る。
上記第1押出し板16は、図1に示す型閉じ時(成形時)において上記ナット15bの前進側の面(図1中、右側の面)に当接されており、上記電動モータ14の回転によってボールネジ15のネジ軸15aを回転駆動させることにより、第1押出し板ガイド17に沿って図中、右方向に所定距離、移動(前進)可能である。これにより、第1押出し板16に後端部が連結された上記押出しピン12も図中、所定距離、前進可能である。
ここで、第1押出し機構11Aは、電動モータ14、ボールネジ15、第1押出し板16及び第1押出し板ガイド17を備えてなる。
この場合、ボールネジ15はネジ軸15a及びナット15bを備えてなり、ボールネジ15のネジ軸15aは、上記電動モータ14の回転により軸回り方向に回転駆動してナット15bを同ネジ軸15aの軸方向に進退移動させ得る。
上記第1押出し板16は、図1に示す型閉じ時(成形時)において上記ナット15bの前進側の面(図1中、右側の面)に当接されており、上記電動モータ14の回転によってボールネジ15のネジ軸15aを回転駆動させることにより、第1押出し板ガイド17に沿って図中、右方向に所定距離、移動(前進)可能である。これにより、第1押出し板16に後端部が連結された上記押出しピン12も図中、所定距離、前進可能である。
第1押出し機構11Aは、上記のような構成を有してダイカストマシン1の型開き動作の開始と同時に作動する。
すなわち、上記の型開き動作の開始と同時に、電動モータ14が回転してボールネジ15を駆動し、第1押出し板16を前進(図中、右方向に移動)させ、押出しピン12を前進させる。そして、この押出しピン12(第1押出し板16)を、電動モータ14の回転制御によって予め定められた微少距離、前進した位置で停止させ、成形品6を予め定められた微少ストローク量だけ可動型2から押し出す(図2参照)。
すなわち、上記の型開き動作の開始と同時に、電動モータ14が回転してボールネジ15を駆動し、第1押出し板16を前進(図中、右方向に移動)させ、押出しピン12を前進させる。そして、この押出しピン12(第1押出し板16)を、電動モータ14の回転制御によって予め定められた微少距離、前進した位置で停止させ、成形品6を予め定められた微少ストローク量だけ可動型2から押し出す(図2参照)。
また第2押出し機構11Bは、油圧シリンダ21、第2押出し板22及び第2押出し板ガイド23を備えてなる。
この場合、第2押出し板22は、油圧シリンダ21の進退動により第2押出し板ガイド23の延出方向(図中、左右方向)に所定距離、進退移動可能である。
この場合、第2押出し板22は、油圧シリンダ21の進退動により第2押出し板ガイド23の延出方向(図中、左右方向)に所定距離、進退移動可能である。
第2押出し機構11Bは、上記のような構成を有し、ダイカストマシン1の型開き動作開始時における上記第1押出し機構11Aの作動後であって、ダイカストマシン1の型開き動作の完了時に、成形品6をフルストローク量、可動型2から押し出す。
すなわち、上記の型開き動作の完了時に、油圧シリンダ21を前進動作させて第2押出し板22を前進(図中、右方向に移動)させる。そして、この第2押出し板22に連結された上記第2押出し板ガイド23で第1押出し板16を押圧し、押出しピン12を図中、右方向に限界位置まで移動させ、成形品6をフルストローク量、可動型2から押し出し、成形品6の押出し動作を完了する(図3参照)。
すなわち、上記の型開き動作の完了時に、油圧シリンダ21を前進動作させて第2押出し板22を前進(図中、右方向に移動)させる。そして、この第2押出し板22に連結された上記第2押出し板ガイド23で第1押出し板16を押圧し、押出しピン12を図中、右方向に限界位置まで移動させ、成形品6をフルストローク量、可動型2から押し出し、成形品6の押出し動作を完了する(図3参照)。
以上述べたように本実施形態によれば、成形品6を可動型2から取り出すための押出しに当たり、始めに第1押出し機構11Aによって、ダイカストマシン1の型開き動作の開始と同時に、予め定められた微少ストローク量だけ成形品6を可動型2から押し出す。その後、第2押出し機構11Bによって、型開き動作の完了時にフルストローク量、成形品6を可動型2から押し出すようにしたので、かじり、張り付き、押出しピン折れ、あるいは焼き付き等の発生を抑えて成形品6を押出しできる。
また本実施形態によれば、ダイカストマシン1の型開き動作の開始と同時に行う微少ストローク量の成形品6の押出しを電動モータ14により行うので、上記微少ストローク量の調整を容易かつ確実に行うことができる。
更に、型開き動作の完了時に行うフルストローク量の成形品6の押出しを油圧シリンダ21により行うので、フルストローク量の成形品6の押出しについては、成形品押出しをシリンダにより行う従来技術を大きく変更することなく適用できる。
更に、型開き動作の完了時に行うフルストローク量の成形品6の押出しを油圧シリンダ21により行うので、フルストローク量の成形品6の押出しについては、成形品押出しをシリンダにより行う従来技術を大きく変更することなく適用できる。
1:ダイカストマシン、2:可動型(金型)、5:固定型(金型)、6:成形品、11:押出し機構、11A:第1押出し機構、11B:第2押出し機構、12:押出しピン、14:電動モータ、15:ボールネジ、16:第1押出し板、21:油圧シリンダ、22:第2押出し板。
Claims (3)
- ダイカストマシンで鋳造した成形品を金型から取り出すために押し出すダイカストマシンの押出し機構であって、
前記ダイカストマシンの型開き動作の開始と同時に、予め定められた微少ストローク量だけ成形品を金型から押し出す第1押出し機構と、
前記型開き動作の完了時に、フルストローク量、成形品を金型から押し出す第2押出し機構と、
を具備することを特徴とするダイカストマシンの押出し機構。 - 前記の微少ストローク量の成形品の押出しは電動モータにより行い、前記のフルストローク量の成形品の押出しは油圧シリンダにより行うことを特徴とする請求項1に記載のダイカストマシンの押出し機構。
- 前記第1押出し機構は、前記電動モータにより駆動されるボールネジにより押出し板を前進させて押出しピンを前進させ、微少ストローク量だけ前記成形品を金型から押し出すことを特徴とする請求項2に記載のダイカストマシンの押出し機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012160487A JP2014018837A (ja) | 2012-07-19 | 2012-07-19 | ダイカストマシンの押出し機構 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105328164A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-02-17 | 苏州市金翔钛设备有限公司 | 一种带弹簧的u型压铸模顶针 |
WO2022097711A1 (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-12 | 芝浦機械株式会社 | 押出装置及び成形機 |
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- 2012-07-19 JP JP2012160487A patent/JP2014018837A/ja active Pending
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JP7194156B2 (ja) | 2020-11-06 | 2022-12-21 | 芝浦機械株式会社 | 押出装置及び成形機 |
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