JP2006000154A - 成型加工食品製造装置および成型加工食品製造方法 - Google Patents

成型加工食品製造装置および成型加工食品製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006000154A
JP2006000154A JP2004176632A JP2004176632A JP2006000154A JP 2006000154 A JP2006000154 A JP 2006000154A JP 2004176632 A JP2004176632 A JP 2004176632A JP 2004176632 A JP2004176632 A JP 2004176632A JP 2006000154 A JP2006000154 A JP 2006000154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
upper mold
mold
processed food
molded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004176632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4287791B2 (ja
Inventor
Koichiro Fuchi
康一郎 渕
Shunei Fujikawa
俊英 藤川
Katsutoshi Yamazaki
勝利 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ahjikan Co Ltd
Original Assignee
Ahjikan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ahjikan Co Ltd filed Critical Ahjikan Co Ltd
Priority to JP2004176632A priority Critical patent/JP4287791B2/ja
Priority to US11/152,785 priority patent/US20050276895A1/en
Publication of JP2006000154A publication Critical patent/JP2006000154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4287791B2 publication Critical patent/JP4287791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A21BAKING; EDIBLE DOUGHS
    • A21CMACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
    • A21C11/00Other machines for forming the dough into its final shape before cooking or baking
    • A21C11/004Other machines for forming the dough into its final shape before cooking or baking forming the dough into a substantially disc-like shape with or without an outer rim, e.g. for making pie crusts, cake shells or pizza bases
    • A21C11/006Other machines for forming the dough into its final shape before cooking or baking forming the dough into a substantially disc-like shape with or without an outer rim, e.g. for making pie crusts, cake shells or pizza bases by pressing or press-moulding
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L13/00Meat products; Meat meal; Preparation or treatment thereof
    • A23L13/60Comminuted or emulsified meat products, e.g. sausages; Reformed meat from comminuted meat product
    • A23L13/67Reformed meat products other than sausages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L17/00Food-from-the-sea products; Fish products; Fish meal; Fish-egg substitutes; Preparation or treatment thereof
    • A23L17/70Comminuted, e.g. emulsified, fish products; Processed products therefrom such as pastes, reformed or compressed products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P20/00Coating of foodstuffs; Coatings therefor; Making laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs
    • A23P20/20Making of laminated, multi-layered, stuffed or hollow foodstuffs, e.g. by wrapping in preformed edible dough sheets or in edible food containers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23PSHAPING OR WORKING OF FOODSTUFFS, NOT FULLY COVERED BY A SINGLE OTHER SUBCLASS
    • A23P30/00Shaping or working of foodstuffs characterised by the process or apparatus
    • A23P30/10Moulding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Fish Paste Products (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Food-Manufacturing Devices (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Abstract

【課題】 疎の状態と密の状態を併せ持つ、かつ、ヘテロな食感を持つ板状の成型加工食品を製造することができる成型加工食品製造装置及び成型加工食品の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 上型3および下型5を有する型機構と、この型機構の上型3または下型5の少なくとも一方を下型5の載置面11に対して直交する回転軸2を中心に回転させる回転機構4と、上型3と下型5とを近接または離間させる方向に移動させる第1移動機構6と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パン類、米飯類、中食具材、更に、寿司または惣菜類の主材に用いられる成型加工食品の成型加工食品製造装置及び成型加工食品製造方法の関するものである。
従来、板状(薄肉状)の食品を成型加工する際に使用される成型加工食品製造装置は、単体または異種複数の食品材料を混練したものを、所定の形状寸法を有する型枠に充填した後、加熱凝固して成型したり、板状に加熱凝固させたりして、その後所定の形状寸法を有する型枠で刳り抜きして製造していた。
一方、餃子皮、ワンタン生地、スナック生地等を成型する方法として、丸い円盤を回転して生地を薄く圧延する打ち抜き法がある(例えば、特許文献1)。
また、おにぎりなどの米飯類の製造方法として、食品の回転、圧延手法によるものがある(例えば、特許文献2)。
また、麺を成型する方法として、ロールとロールの間隙に麺帯を通して圧延して成型するものがある(例えば、特許文献3、特許文献4)。
さらに、イカ足などをローラとローラの間隙に通して、圧延して成型する方法や(例えば、特許文献5)、海草のメカブなどをローラとローラの間隙に通して、圧延して成型する方法(例えば、特許文献6)がある。
特開平6−339334号公報(段落0007〜0013、図1) 特開2003−259825号公報(段落0002、0003) 特開平8−308518号公報(段落0018〜0021、図1) 特開平6−269242号公報(段落0015〜0020、図1、図8) 特開平10−179094号公報(段落0002、0003) 特開2001−231515号公報(段落0013〜0021、図1〜図3)
ところが、従来の板状の成型加工食品を製造する技術では、外観は混練特有の入り交ざった模様配色を呈し、食感は厚みを持ったゴム様の食感であり、弾力と柔らかさを伴ってヘテロ感のある食感を出すことが困難であった。
また、特許文献1から特許文献6に記載の技術を応用しても、弾力と柔らかさを伴ったヘテロ感のある食感を出すことができなかった。
そこで本発明は、疎の状態と密の状態を併せ持つ、すなわち、ヘテロな食感を持つ板状の成型加工食品を製造することができる成型加工食品製造装置及び成型加工食品製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピース(食品の材料)を下型の静置面に静置して上型により押圧して食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、上型及び下型を有する型機構と、この型機構の上型または下型の少なくとも一方を静置面に対して直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と、上型と下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、を備えるものである。
請求項1に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、回転機構により上型または下型の少なくとも一方を回転させながら、第1移動機構により上型と下型を接近させ、下型の静置面に並べられた食材ピースを上型で押圧することにより、食材ピースの繊維をほぐしまたはばらすことができる。
また、上型または下型を回転機構により回転させれば、食材ピースと接触面がずれることにより薄肉状に成型された成型加工食品から上型及び下型が外し易くなると共に、食材ピースの繊維をよりほぐしまたはばらし易くなる。
また、上型と下型の両方を回転機構により互いに反対方向に回転させれば、より食材ピースを上型及び下型から外し易くなると共に、食材ピースの繊維をよりほぐしまたはばらし易くなる。
請求項2に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置して上型により押圧すると共に静置面の方向に上型または下型を移動させ食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、上型と当該上型がその内部を移動可能な下型とを有する型機構と、この型機構の上型を食材ピースの静置面に直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と、上型と下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、上型または下型の一方を静置面の方向に移動させる第2移動機構と、を備えるものである。
請求項2に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、回転機構により上型を回転させながら、第1移動機構により上型と下型を接近させ、下型の静置面に並べられた食材ピースを上型で押圧する。そして、上型で食材ピースを押圧しながら、第2移動機構により、上型または下型を静置面の方向に移動させることで上型より大きな面積となる薄肉状の成型加工食品の成型を可能としている。なお、下型は上型が少なくとも直線的に移動できる大きさである。
請求項3に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置して上型により押圧すると共に上型または下型を静置面の方向に移動させ食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、
上型と当該上型がその内部を移動可能な下型とを有する型機構と、この型機構の上型を食材ピースの静置面に直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と上型と下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、上型または下型の一方を静置面の方向に移動させる第2移動機構と、を備えるものである。
請求項3に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、回転機構により上型を回転させながら、第1移動機構により上型と下型を接近させ、下型の静置面一端に並べられた食材ピースを上型で押圧する。そして、第1移動機構により上型と下型を離間させ、第2移動機構により、上型を静置面に沿って移動させ、第1移動機構により、上型と下型を接近させ、下型の静置面他端に並べられた食材ピースを上型で押圧する。これにより、静置面の食材ピース全体を薄肉状の成型加工食品とする。
請求項4に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置して上型により押圧すると共に上型または下型を静置面の方向に移動させ食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、上型と当該上型がその内部を移動可能な下型とを有する型機構と、この型機構の上型の食材ピースを押圧する面である食品接触面を、下型の静置面に対して所定の傾斜角度となるように傾斜させる傾斜機構と、この傾斜機構により所定角度に傾斜させた食品接触面を当該食品接触面に直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と、上型と下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、上型または下型の一方を静置面の方向に移動させる第2移動機構と、を備えるものである。
請求項4に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、傾斜機構により、上型の食品接触面を下型の静置面に対し所定の傾斜角度とし、回転機構により上型を回転させながら、第1移動機構により上型と下型を接近させ、下型の静置面に並べられた食材ピースを静置面に対して所定の傾斜角度である上型で押圧する。そして、第2移動機構により、下型を食品接触面に沿って移動させることにより、静置面の食材ピース全体を薄肉状の成型加工食品とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の成型加工食品製造装置であって、下型は、食材ピースを静置する静置面及びその静置面の周縁に立ち上げて形成した側周面を有する外枠と、この外枠の側周面の内側に沿って配置された筒状の内枠とを備えるものである。
成型加工食品製造装置は、上型を回転させた状態で押圧、あるいは、押圧した状態で回転させることで、下型の静置面に静置された食材ピースを薄肉状の成型加工食品とするとき、その薄肉状の成型加工食品の周縁が、内枠に付着する場合がある。かかる場合に、請求項5に係る発明によれば、この成型加工食品の周縁が内枠に付着しても、その内枠が外枠の側周面の内側に沿って移動できるため、成型加工食品の下型からの取出しが容易となる。
なお、下型の形状が円筒状以外であっても、筒状の内枠の素材を食品に対して安全で適切な弾性力を有する合成樹脂により形成することで、外枠の側周面の内側に追随してその側周面の内側に沿って移動可能とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の成型加工食品製造装置であって、回転機構は、外枠または内枠の少なくとも一方を回転させる枠回転機構を備えるものである。
請求項6に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、枠回転機構により外枠または内枠が回転するので食材ピースを下型から外し易くなる。
また、成型加工食品製造装置は、枠回転機構により外枠及び内枠の両方が回転すれば、より食材ピースを下型から外し易くなる。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項4に記載の成型加工食品製造装置において、静置面は、下型から着脱自在に設けられたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項5または請求項6に記載の成型加工食品製造装置であって、静置面は、外枠から着脱自在に設けられたことを特徴とする。
請求項7または請求項8に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、静置面が下型または外枠から外れるので、押圧後の食材ピースを成型加工食品製造装置の下側から取り出すことができる。ここで、外枠は、下型または外型からスライドし、あるいは、下型または外枠の下方から抜けるように構成してもよい。
請求項9に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピースを静置面に静置して予め決められた方向に搬送すると共に、搬送している搬送路中で食材ピースを上型により押圧して薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、静置面に食材ピースを静置して搬送する搬送機構と、この搬送機構により搬送されてくる食材ピースに対して所定の傾斜角度で押圧する前記上型を回転させる回転機構とを備えるものである。
請求項9に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、搬送機構により搬送されてくる食材ピースを、静置面に対し所定の傾斜角度を有し、かつ、回転機構により回転させられている上型で押圧する。
請求項10に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピースを静置面に静置して予め決められた方向に搬送すると共に、搬送している搬送路中において食材ピースを上型により薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、静置面に食材ピースを静置して搬送する搬送機構と、静置面に対して直交する回転軸を中心に上型を回転させる回転機構と、上型を静置面に対して押圧及び離間する方向に移動させる第1移動機構と、上型を搬送機構の搬送方向に沿って移動させる第2移動機構と、を備えるものである。
請求項10に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、搬送機構により食材ピースが搬送されてくると、上型を回転機構により回転させながら、第1移動機構により押圧する方向に移動した状態で上型により食材ピースを押圧する。また、上型を第2移動機構により食材ピースの搬送方向に沿って移動させることにより押圧位置を移動させて食材ピースを薄肉状の成型加工食品とする。または、上型を搬送方向に直交し、かつ、静置面に平行である方向に移動させてもよい。
請求項11に係る発明は、請求項9または請求項10に記載の成型加工食品製造装置であって、食材ピースを静置して搬送する静置面の両側に沿って設けた縁枠を有するものである。
請求項11に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、上型で食材ピースを押圧する際に、縁枠が食材ピースの側面を規制するとともに、押圧後の食材ピースをガイドする。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の成型加工食品製造装置であって、上型は、食材ピースに接触する食品接触面に凹凸を有する。
請求項12に係る発明によれば、成型加工食品製造装置は、上型の食品接触面の凹凸が食材ピースを絡ませながら、上型が回転することで、薄肉状の成型加工食品としたとき、より一層食材内に空気層状の状態を成型しやすくしている。
請求項13に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置し、上型を用いて食材ピースを押圧する成型加工食品製造方法であって、上型と下型の少なくとも一方を静置面に対し直交する回転軸を中心に回転させながら、押圧して、食材ピースを薄肉状の成型加工食品に成型するものである。
請求項13に係る発明によれば、上型と下型の少なくとも一方を静置面に対し直交する回転軸を中心に回転させながら、上型が食材ピースを押圧するので、食材ピースの繊維をほぐしまたはばらすことができる。
請求項14に係る発明は、食品材料を所定の大きさにした食材ピースを、搬送機構により予め決められた方向に搬送し、食材ピースを押圧する上型を用いて食材ピースを押圧する成型加工食品製造方法であって、搬送されてくる食材ピースに対して、上型の食材接触面を所定角度にした状態で回転させながら押圧して食材ピースを薄肉状の成型加工食品に成型するものである。
請求項14に係る発明によれば、搬送されてくる食材ピースに対して、上型の食材接触面を所定角度にした状態で回転させながら、上型が食材ピースを押圧するので、食材ピースの繊維をほぐしまたはばらすことができる。
本発明によれば、成型加工食品製造装置は、疎の形態と密の状態を併せ持つことで、ヘテロな食感となる薄肉状の成型加工食品を製造することができる。また、下型内において上型を移動させて、かつ、回転及び押圧することで成型加工食品を製造できる。そのため、上型の接触面積より大きく、かつ、ヘテロな食感となる成型加工食品を製造することができる。さらに、下型を内枠及び外枠とすることで、ヘテロな食感を持つ成型加工食品を製造する際に、下型から成型加工食品を取り出しやすい構成となる。
また、本発明の成型加工食品製造方法によれば、食品材料を成型枠である型機構に入れ上型である回転式押さえ板で回転成型することで、成型加工食品として、分割された食品素材の小片間に隙間を発生させて疎の状態を作り出し、ヘテロな食感を付与しかつ方向性を持った見栄えの良い外観を呈する成型加工食品を提供することができる。また食品材料が持つ特有の食感をも提供できるものである。
(第1の実施の形態)
次に、本発明に係る成型加工食品製造装置の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。参照する図1は、成型加工食品製造装置の一部を模式化した分解斜視図、図2(a)〜(f)は、上型の食品接触面を表した底面及び側面を示す図である。
図1に示すように、成型加工食品製造装置1は、型機構の上型3及び下型5、上型3を、回転軸2を介して回転させる回転機構4と、上型3を下型5に近接または離間させる方向に移動させる第1移動機構6とを備えている。
上型3は、ここでは、円盤形であって、回転しながら食材ピース(所定の大きさにした食品材料、例えば、蟹蒲鉾、ボイルホタテ、海老、魚肉、鶏肉、野菜を所定の大きさにしたもの)を押圧するものである。上型3の上面の中心には、回転軸2が接続されている。回転軸2は、円柱形であって、回転機構4からの回転駆動力を伝達している。図2(a)に示すように、上型3の下面である食品接触面3cは、平面状に形成されている。また、上型3の上面から下面までの周側面は一定以上の高さ寸法であることが望ましい。
なお、上型3の食品接触面は、図2(b)から図2(e)に示すように凹凸を有するとさらに好ましい。すなわち、図2(b)に示すように、上型3の食品接触面3dは、平行に並んだ断面が三角形の直線状の凸部を複数有していると好ましい。また、図2(c)に示すように、上型3の食品接触面3eは、複数の四角形の凹部を格子枠内に有していても好ましい。また、図2(d)に示すように、上型3の食品接触面3fは、食品接触面3fの中心を同心とする円状の凸部を複数有していても好ましい。さらに、図2(e)に示すように、上型3の食品接触面3gは、半球状の凸部を複数有していても好ましい。なお、図2(f)に示すように、凹凸以外として、上型3の食品接触面3hは、テ―パを有していても好ましい。
図1に示すように、下型5は、ここでは、円筒形の内枠7と、円筒形の外枠9と、この外枠9から着脱自在に設けられ、長方形の一辺が半円となっている静置面板(静置面)11からなる。内枠7の内径は上型3の外径より若干大きい構成となっている。外枠9は、内枠7の外径より若干大きい内径を有する。内枠7は外枠9の内周面に沿って着脱自在に嵌合されている。また、外枠9の上下方向中央部には、静置面板11が嵌入する嵌入穴9bが形成されている。この嵌入穴9bは、外枠9の円周半分まで形成されている。この静置面板11は、食材ピースを静置するものであって、外枠9に対して嵌入穴9bを介して着脱自在にスライドできるように構成されており、外枠9の内側と隙間のないように嵌入するものである。静置面板11の半円部分の半径は外枠の内径の1/2より若干短い構成となっており、長方形部分の長手方向(幅方向)の辺は、外枠9の内径より大きく、静置面板11の長方形部分の短手方向の辺は、外枠9の内径の1/2より大きい構成となっている。また、成型加工食品受け皿13は、薄肉状に成型加工された成型加工食品を下型5から受けとるものであり、下型5の直下に配置されている。この成型加工食品受け皿13の上部の外径は、外枠9の内径より若干短い構成として、外枠9の下部に嵌合される。
なお、回転機構4は駆動モータなどの駆動源から減速比を調整して回転軸2に動力を伝達するものであり、ここでは、回転機構4は、最終的には上型3を所定の回転速度で回転させることができるものであれば特に限定されるものではない。ここで、所定の回転速度は、5〜150m/min、好ましくは、30〜110m/minである。
また、第1移動機構6は、エアシリンダなどのガイドに沿って、回転機構4の取付け部4aを上下にスライド移動させると共に、所定位置で停止させるものであり、特にその構成は、限定されるものではない。例えば、ハンドリングにて所定の位置に移動させる。
次に、第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置1における製造方法について図3から図8を参照して説明する。図3は、食材ピースを成型加工食品製造装置に搬入した状態を説明するための説明図である。図4は、成型加工食品製造装置で食材ピースを押圧した状態を説明するための説明図である。図5は、薄肉状に成型加工された成型加工食品が静置された成型加工食品受け皿を成型加工食品製造装置から取り出した状態を説明するための説明図である。図6は、薄肉状に成型加工された成型加工食品に接着剤を塗布する状態を説明するための説明図である。図7は、接着剤を塗布した薄肉状に成型加工された成型加工食品を加熱する状態を説明する説明図である。図8は、成型加工食品製造装置における製造方法を説明するためのフローチャートである。
図3、図8に示すように、所定形状に加工した食材ピースを成型加工食品製造装置1の静置面板11に搬入する(ステップS1)。
図8に示すように、成型加工食品製造装置1の上型3を回転機構4により回転させる(ステップS2)。
第1移動機構6により成型加工食品製造装置1の上型3を回転させながら成型加工食品製造装置1の下型5の内枠7に上型3を挿入する(ステップS3)。
図4、図8に示すように、成型加工食品製造装置1の上型3を回転させながら、食材ピースを押圧する(ステップS4)。このとき、上型3が回転しながら食材ピースを押圧するので、食材ピースの繊維をほぐしまたはばらすことができる。ここで、上型3の食品接触面3cと静置面板11との距離は、0.2mm〜50mm、好ましくは、5mm〜25mmである。
図8に示すように、成型加工食品製造装置1の上型3の回転を停止する(ステップS5)。
図5、図8に示すように、成型加工食品製造装置1の外枠9から静置面板11を図示しない引き出し機構により引き出し(ステップS6)、第1移動機構6により成型加工食品製造装置1の上型3を下方向に押しながら、薄肉状に成型加工された成型加工食品を成型加工食品受け皿13に静置して、薄肉状の成型加工食品が静置された成型加工食品受け皿13を下型5の外枠9から取り出す(ステップS7)。
図6、図8に示すように、成型加工食品製造装置1の成型加工食品受け皿13に静置されている薄肉状の成型加工食品に、塗布装置20により接着機能を有する液体状の食品材料(以下「接着剤」という。)を塗布する(ステップS8)
図7、図8に示すように、成型加工食品製造装置1の成型加工食品受け皿13に静置された成型加工食品を加熱装置30により加熱する(ステップS9)。
第1実施の形態に係る成型加工食品製造装置1によれば、方向性を持った外観、つまり、同じ方向に、例えば繊維方向がそろった見栄えの良い外観で、かつ、疎の形態と密の状態を併せ持つことで、ヘテロな食感となる板状の成型加工食品を製造することができる。また、第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置1は、成型加工食品の周縁が内枠7に付着しても、その内枠7が外枠9の側周面に沿って移動できるため、成型加工食品の下型5からの取出しが容易となる。
また、第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置1によれば、図2(b)〜図2(e)に示すように、上型3の底である食品接触面が凹凸を有していれば、食材ピースを絡ませながら上型3が回転するので、薄肉状の成型加工食品としたとき、より一層食品材料内に空気層状の状態を成型しやすくしている。また、図3(f)に示すように、上型3の底である食品接触面3hがテ―パを有していれば、下枠9の静置面板11の中心部に食材ピースを静置しても、平らな成型加工食品を得ることができる。
さらに、本実施の形態に係る成型加工食品製造装置1によれば、上型3が食材ピースを押圧後、下型9の静置面板11をスライドすることにより、薄肉状に成型加工された成型加工食品を下型9の下側から取り出すことができる。
なお、本発明は、第1の実施の形態に記載の成型加工食品製造装置に限定されず、技術的思想として同一である限り、種々の変形が可能である。
例えば、図9に示すように、成型加工食品製造装置1Cは、内枠7の外側面上部に一体成型されたギア7aに、図示しない第2の回転機構(枠回転機構)のギアを嵌合させて、この第2の回転機構を回転させることにより内枠7が上型3とは異なる回転方向に回転し、外枠9の外側面上部に一体成型されたギア9aに、図示しない第3の回転機構(枠回転機構)のギアを嵌合させて、第3の回転機構により、外枠9が上型3とは異なる回転方向でありかつ内枠7と異なる回転速度で回転するものも本発明の技術的範囲である。
また、成型加工食品製造装置の下型の内枠と外枠が一体のものであって、下枠が、上型と異なる回転方向に回転するものや、下枠が、上型と同じ回転方向であり、かつ異なる回転速度で回転するものなども本発明の技術的範囲である。
また、上型が多角形のものや下型が多角形なものなども本発明の技術的範囲である。また、上型が下型より小さいものも本発明の技術的範囲である。
さらに、成型加工食品製造装置の静置面板が抜けるものやスライドしないものも本発明の技術的範囲である。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について図面を参照して説明する。参照する図11は、成型加工食品製造装置の一部を模式化した分解斜視図である。なお、第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図11に示すように、成型加工食品製造装置1Aは、型機構の上型3及び下型5A、上型3を回転軸2を介して回転させる回転機構4と、上型3を下型5Aに近接または離間させる方向に移動させる第1移動機構6と、上型3を下型5Aの静置面板11Aの長手方向に平行に移動させる第2移動機構8と、上型3を下型5Aに対し所定の角度に傾斜させる傾斜機構10とを備える。
下型5Aは、ここでは、水平断面形状の上下端が直線状でありかつ左右端が半円形である筒状の内枠7A、水平断面形状の上下端が直線状でありかつ左右端が半円形である円筒形の外枠9A、及び、この外枠9Aの底となる静置面板11Aを備える。なお、静置面板11Aは、半円形と長方形とを組み合わせた形状として形成されている。また、内枠7Aの内周の半円部分の半径は、内枠7Aの内周の長方形部分の幅と同一であり、内枠7Aの外周の半円部分の半径は、内枠7Aの外周の長方形部分の幅と同一である。内枠7Aの半円部分の半径は上型3の半径より若干大きい構成となっている。
外枠9Aの内周の半円部分の半径は、外枠9Aの内周の長方形部分の幅と同一である。外枠9Aの内周の半円部分の半径は、内枠7Aの外周の半円部分の半径より若干大きい構成となっている。外枠9Aの内周の長方形部分の短手方向の長さは、内枠7Aの外周の長方形部分の短手方向の長さより若干大きい構成となっている。そして、内枠7Aは外枠9Aに嵌入される。
また、外枠9Aの上下方向中央部には、静置面板11Aが嵌入する嵌入穴9bが形成されている。この嵌入穴9bは、外枠9Aの半円部分に形成されている。この静置面板11Aは、食材ピースを静置するものであって、外枠9Aに対して嵌入穴9bを介して着脱自在にスライドできるように構成されており、外枠9Aの内側と隙間のないように嵌入され、長方形となる部分が外枠9より外側に突出するように形成されている。外枠9Aの嵌入穴9b以外の部分では、載置面板11Aの周端部分は、外枠9Aの内側面に当接するように形成されている。
ここでは、成型加工食品受け皿13Aは、下型5Aの形状に沿って形成されている。また、成型加工食品受け皿13Aの上部は、段状に形成され、下型5Aに係合するように構成されている。
第2移動機構8は、上型3を下型5Aの静置面板11Aに対し平行に、かつ、下型5Aの長手方向に移動させるものであり、特にその構成は、限定されるものではない。例えば、シリンダなどである。
次に図10を参照して、傾斜機構10について説明する。ここで参照する図10は、傾斜機構を示した斜視図である。図10に示すように、傾斜機構10は、モータ10aの回転軸に軸支された第1ギア10b、第1ギア10bに嵌合している第2ギア10c、第2ギア10cに軸支されている第3ギア10d、第3ギア10dに嵌合している第4ギア10eを備える。第4ギア10eは、上型3の食品接触面3cが静置面板11に対して所定の傾斜角度となるように、その上部に歯が形成され、その下部に歯は形成されていない。モータ10aが回転することによりこのモータ10aの回転軸に軸支されている第1ギア10bが回転し、続けて第1ギア10bに嵌合している第2ギア10c、第2ギア10cに軸支されている第3ギア10dが回転する。ここで、第4ギア10eは、上部のみ歯が形成されているので、例えば、第3ギア10dが右に回転する場合には、第4ギア10eの左の一番隅の歯に第3ギア10dの歯が嵌合すると、第3ギア10dなどの回転が停止する。そして、上型3の食品接触面3cが静置面板11Aに対して左側に所定の傾斜角度となる。ここで所定の傾斜角度は、5°〜60°であり、好ましくは、10°〜30°である。
次に、第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置1Aにおける製造方法について図12から図17を参照して説明する。参照する図12は、食材ピースを成型加工食品製造装置に搬入した状態を説明するための説明図である。図13は、成型加工食品製造装置で食材ピースを押圧した状態を説明するための説明図である。図14は、成型加工食品製造装置の上型を移動させた状態を説明するための説明図である。図15は、薄肉状に成型加工された成型加工食品が静置された成型加工食品受け皿を成型加工食品製造装置から取り出した状態を説明するための説明図である。図16は、型で薄肉状に成型加工された成型加工食品を成型する状態を説明するための図で、(a)は、型に薄肉状に成型加工された成型加工食品を静置した状態を説明するための説明図であり、(b)は、型で薄肉状に成型加工された成型加工食品を長方形に成型した状態を説明するための説明図である。図17は、成型加工食品製造装置における製造方法を説明するためのフローチャートである。
図12、図17に示すように、所定形状に加工した食材ピースを成型加工食品製造装置1Aの静置面板11Aに搬入する(ステップS10)。
図17に示すように、成型加工食品製造装置1Aの上型3を回転機構4により回転させる(ステップS11)。
第1移動機構6により成型加工食品製造装置1Aの上型3を回転させながら、傾斜機構10により上型3の食品接触面3cが静置面板11Aに対して所定の傾斜角度となるようにして、成型加工食品製造装置1Aの下型5Aの内枠7Aの静置面板11Aの一端に上型3を挿入する(ステップS12)。ここで、上型3の食品接触面3cと静置面板11Aの距離は、0.2mm〜50mm、好ましくは、5mm〜25mmである。また、上型3の食品接触面3cと静置面板11Aの傾斜角度は、5°〜60°であり、好ましくは、10°〜30°である。
図13、図17に示すように、成型加工食品製造装置1Aの上型3を回転させながら、上型3により食材ピースを押圧する(ステップS13)。
図14、図17に示すように、成型加工食品製造装置1Aの上型3を回転させ、上型3を静置面板11Aの他端に移動させながら、食材ピースを押圧する。そして、上型3を静置面板11Aの他端まで移動した場合には、上型3の食品接触面3cが静置面板11Aに対して平行になるように、上型3が食材ピースを押圧する(ステップS14)。
図17に示すように、成型加工食品製造装置1Aの上型3の回転を停止する(ステップS15)。その後上型3を上昇させて下型5Aより離間させる。
図15、図17に示すように、成型加工食品製造装置1Aの外枠9Aから静置面板11Aを図示しない引き出し機構により引き出し(ステップS16)、第1移動機構6により成型加工食品製造装置1Aの上型3を下方向に押しながら、薄肉状に成型加工された成型加工食品を成型加工食品受け皿13Aに静置して、成型加工食品受け皿13Aを下型5Aの外枠9Aから取り出す(ステップS17)。
図16(a)、図17に示すように、型40に薄肉状に成型加工された成型加工食品を入れる(ステップS18)。
図16(b)、図17に示すように、上型41を薄肉状に成型加工された成型加工食品に押圧すると共に、縦型43をスライドさせて、薄肉状に成型加工された成型加工食品を長方形に成型する(ステップS19)。このとき横枠42は、薄肉状に成型加工された成型加工食品の横方向の大きさを規制する。
図17に示すように、型40から薄肉状に成型加工された成型加工食品を取り出し、塗布装置20により接着剤を塗布する(ステップS20)。
図17に示すように、接着剤が塗布された薄肉状に成型加工された成型加工食品を加熱装置30により加熱する(ステップS21)。
第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置1Aによれば、上型3の食品接触面3cより大きく、ヘテロな食感となる成型加工食品を製造することができる。
なお、本発明は、第2の実施の形態に記載の成型加工食品製造装置に限定されず、技術的思想として同一である限り、種々の変形が可能である。
例えば、成型加工食品製造装置の下型の内枠と外枠が一体のものや、内枠が上型と異なる方向に回転するもの、内枠が上型と同一の方向に異なる回転速度で回転するものも本発明の技術的範囲である。
さらに、成型加工食品製造装置の静置面板が抜けるものやスライドしないものも本発明の技術的範囲である。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について図面を参照して説明する。参照する図18(a)は、成型加工食品製造装置の正面図であり、図18(b)は、成型加工食品製造装置の側面図である。なお、第1の実施の形態と同一の構成については同一の符号を付してその説明は省略する。
図18(a)、(b)に示すように、成型加工食品製造装置1Bは、上型3と、回転軸2を有する回転機構4と、食材ピースガイド15と、搬送ベルト(搬送機構)17と、成型内枠ガイド(縁枠)19と、成型外枠ガイド(縁枠)21とを備える。
食材ピースガイド15は、食材ピースを上型3に導くためのガイドであって、ここでは、上部左側の面にテ―パが形成されている直方体である。搬送ベルト17は、食材ピースを静置して搬送するものであって、長方形のベルトである。搬送ベルト17の幅方向の長さは、上型3の直径より若干大きい構成となっている。また、上型3は、その食品接触面3cが、搬送ベルト17に対し、所定角度、所定距離で回転機構4により保持されている。ここで所定角度は、5°〜60°であり、好ましくは、10°〜30°である。所定距離は、0.2mm〜50mm、好ましくは、5mm〜25mmである。
成型内枠ガイド19は、上型3により押圧される食材ピースの幅を規制し、上型3により押圧され搬送ベルト17に静置して搬送される薄肉状に成型加工された成型加工食品をガイドするものである。成型内枠ガイド19の内側面は平面であり、搬送ベルト17の両側面全面に形成されている。成型外枠ガイド21は、成型内枠ガイド19の外側面全面に形成されており、成型外枠ガイド21の高さは、成型内枠ガイド19の高さより若干短い構成となっている。なお、成型内枠ガイド19、成型外枠ガイド21と搬送ベルト17とは別体であってもよい。
次に、第3の実施の形態に係る成型加工食品製造装置1Bにおける製造方法について図19、図20を参照して説明する。参照する図19は、食材ピースを食材ピースガイド間に静置して、上型で食材ピースを押圧した状態を説明するための説明図であり、図19(a)は、その正面図であり、図19(b)は、その側面図である。図20は、薄肉状に成型加工された成型加工食品に接着剤を塗布し、加熱する状態を説明するための説明図であって、図20(a)は、その正面図、図20(b)は、その側面図である。
図19(a)、(b)に示すように、搬送ベルト17を図示しない手段により、矢印方向に動かし、上型3を回転機構4により回転させる。
図示しない手段により食材ピースを食材ピースガイド15の間に静置する。
そして、搬送ベルト17により食材ピースが搬送され、上型3が食材ピースを押圧する。このとき、成型内枠ガイド19が押圧される食材ピースの幅を規制する。
図20(a)、(b)に示すように、上型3により薄肉状に成型加工された成型加工食品は、塗布装置20により接着剤を塗布され、その後、加熱装置30により加熱される。
第3の実施の形態に係る成型加工食品製造装置1Bによれば、疎の状態と密の状態を併せ持ち、かつ、ヘテロな食感を持つ板状長方形であって、長さを自在にできる成型加工食品を製造することができる。
なお、本発明は、第3の実施の形態に記載の成型加工食品製造装置に限定されず、技術的思想として同一である限り、種々の変形が可能である。
例えば、図21に示すように、成型加工食品製造装置1Dの第1搬送ベルト51上をガイド52により食品材料がガイドされながら搬送され、カッタ55により所定の大きさに切断させる。そして、所定の大きさに切断された食材ピースは、第2搬送ベルト56上の枠53に切り口が上下方向となるように落ちる。そして、上型3が回転機構4により回転する。傾斜機構10により上型3の食品接触面3cが枠53に対して所定の傾斜角度となる。そして、第1移動機構6により上型3が下降することにより、回転している上型3が枠53内の食材ピースを押圧して、薄肉状に成型加工された成型加工食品を製造する。このとき、上型3は、その食品接触面3cが枠53に対して所定の傾斜角度を保ちながら、第2移動機構8により、枠53の一端から他端まで食材ピースを回転かつ押圧しながら移動する。なお、第2搬送ベルト56は、間欠しながら移動する。
また、上型が搬送ベルトの上流側に動いてもよい。かかる場合には、上型は、回転機構により回転しながら第1移動機構により搬送ベルトと食品接触面が所定距離になるように下降させられる。このとき、上型の食品接触面が搬送ベルトの上流側に対し所定傾斜角度となるようにする。上型は、搬送ベルトの上流側に移動させられながら、食材ピースを回転しながら押圧する。上型が所定距離上流側に移動したら、第1移動機構により上型が上昇させられ、そして、上型は元の位置に移動して、この動作を繰り返す。
また、成型加工食品製造装置の上型が上下動してもよい。かかる場合には、成型加工食品製造装置の上型が搬送ベルトに対して所定の傾斜角を有していなくてもよい。
また、成型内枠ガイドと成型外枠ガイドが一体的なガイドであってもよい。
また、成型内枠ガイドが振動するものであってもよい。また、成型内枠ガイドと成型外枠ガイドとが一体的なガイドが、振動するものであってもよい。
さらに、成型内枠ガイドが搬送ベルトと異なる方向に移動するものや、搬送ベルトと同じ方向であって、異なる速度で移動するものであってもよい。また、成型内枠ガイドと成型外枠ガイドとが一体的なガイドが、搬送ベルトと異なる方向に移動するものや、搬送ベルトと同じ方向であって、異なる速度で移動するものであってもよい。
次に実施例について説明する。
(第1の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片を30g投入し、上型3を回転させながら、上型3により蟹風味蒲鉾の小片を50g/cm2の圧力で押圧した。その結果、蟹風味蒲鉾が個々の繊維に分割して静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形の蟹肉様丸形板状食品が製造された。繊維感があり、且つ、蟹肉様繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するサンドイッチ用の成型加工食品を得た。
(第2の実施例)
蟹肉様角形板状食品として、幅85mm、厚さ18mmの繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片を連続的に成型加工食品製造装置1Bに50kgを投入し、搬送ベルト17を5m/minの速度で搬送した。食品接触面が凹凸を有する上型3を回転させながら70g/cm2の圧力で蟹風味蒲鉾の小片を押圧した。蟹風味蒲鉾の小片が個々の繊維に分割して搬送ベルト17上に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させた後、55gの所定量に切断した。寸切断することで、カニカマ成型加工食品が製造された。このカニカマ成型加工食品は、繊維感があり、繊維同士が疎の状態でありヘテロな食感を得ることができた。
(第3の実施例)
角形の成型加工食品製造装置に、繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片を下型に45gを投入し、上型を回転させながら、上型により蟹風味蒲鉾の小片を押圧した。蟹風味蒲鉾の小片を押圧することにより、個々の繊維に分割して静置面板に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させると、角形のカニカマ丸形板状食品が製造された。角形のカニカマ丸形板状食品は、繊維感があり、繊維同士が疎の状態でありヘテロな食感を得ることができた。
(第4の実施例)
内枠7の内径が90mmである成型加工食品製造装置1にボイルホタテ25gを搬入し、ボイル人参3gとグリーンピース3gを混合して、上型3を回転させながら、上型3により押圧した。ボイルホタテがばらけて静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して板状に凝固させると、丸形の具入りホタテ成型加工食品が製造された。繊維感があり、繊維同士が疎の状態であり、すなわち、ヘテロな食感を得られサンドイッチ用の中具材として好ましい外観および食感、味や風味のホタテ成型加工食品を得た。
(第5の実施例)
海老の背わたを取り除き、ボイルする。そしてボイルした海老50kgとグリーンピース5kgとサイコロ状にカットしたボイル人参5kgとを100Lのニーダにて混合する。これらの原料を幅95mm、厚さ25mmの成型加工食品製造装置1Bの搬送ベルト17に敷き詰めて整列し、搬送ベルト17に対し15°の傾斜角をもたせた押え板にて圧延した。さらに、2mmの高さに調整した上型3を回転させながら、連続的に所定の高さに成型したエビ成型加工食品を得た。これらを85mmにカットし、充填し、95℃で35分間加熱殺菌してエビ成型加工食品を得た。サンドイッチ用の具材として、外観、味・風味ともに好ましいものを得ることができた。
(第6の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に、繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片30gを投入し、さらに、2.5mmのサイコロ状にカットした赤ピーマン、青ピーマン、ハニーコーンの混合した具7gを蟹風味蒲鉾の小片の上方より分散投入し、上型3を回転させながら、上型3により50g/cm2の圧力で押圧した。蟹肉の個々の繊維間に色調の良い野菜が分散されて静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形の野菜風カニカマ成型加工食品が製造された。繊維感があり、且つ、蟹肉様繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するサンドイッチ用の成型加工食品を得た。
(第7の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に、繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片30gを投入し、さらに、2.5mmのサイコロ状にカットしたボロニアソーセイジ7gを蟹風味蒲鉾の小片の上方より分散投入し、上型3を回転させながら、上型3により50g/cm2の圧力で押圧した。蟹肉の個々の繊維間に色調の良いボロニアソーセイジが分散して静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形の野菜風カニカマ成型加工食品が製造された。繊維感があり、且つ、蟹肉様繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するサンドイッチ用の成型加工食品を得た。
(第8の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に、繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片30gを投入し、さらに、2.5mmのサイコロ状にカットしたナチュラルチーズ5gを蟹風味蒲鉾の小片の上方より分散投入し、上型3を回転させながら、上型3により50g/cm2の圧力で押圧した。蟹肉の個々の繊維間に色調の良いチーズが分散されて静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形のチーズ風味カニカマ成型加工食品が製造された。繊維感があり、且つ、蟹肉様繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するサンドイッチ用の成型加工食品を得た。
(第9の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に、繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片30gを投入し、厚み2mmのシート状の玉子焼きを蟹風味蒲鉾の小片の上に敷き詰めつつ、上型3を回転させながら、上型3により50g/cm2の圧力で押圧した。蟹肉の個々の繊維間に色調の良いシート状の玉子焼きが乗せられて静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形の卵焼き風カニカマ成型加工食品が製造された。繊維感があり、且つ、蟹肉様繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するサンドイッチ用の玉子焼き風成型加工食品を得た。また、寿司の上面に飾り置き、寿司ネタとして、食感、味ともに好ましい寿司用成型加工食品を得た。
(第10の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に、繊維状に刻まれた蟹風味蒲鉾の小片30gを搬入し、さらに、蟹風味蒲鉾の小片の上方よりしば漬のみじん切り7gを分散投入し、上型3を回転させながら、上型3により50g/cm2の圧力で押圧した。蟹肉の個々の繊維間に色調の良いしば漬が分散されて静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形のしば漬風味カニカマ成型加工食品が製造された。繊維感があり、且つ、蟹肉様繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するおにぎり用の具材成型加工食品を得た。
(第11の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に、繊維状に刻まれた白身のたら肉の小片30gを投入し、さらに、たら肉の小片の上方より高菜漬のみじん切り7gを分散投入し、上型3を回転させながら、上型3により50g/cm2の圧力で押圧した。たら肉の個々の繊維間に色調の良い高菜漬が分散されて静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形の高菜漬風白身魚成型加工食品が製造された。繊維感があり、且つ、高菜漬風白身魚の肉繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するおにぎり用の具材として高菜漬白身魚成型加工食品を得た。
(第12の実施例)
内枠7の内径が80mmである成型加工食品製造装置1に、繊維状に刻まれた鶏肉の小片30gを投入し、さらに、鶏肉の小片の上方より、しいたけ、人参、ごぼうのみじん切り7gを分散投入し、上型3を回転させながら、上型3により50g/cm2の圧力で押圧した。鶏肉の個々の繊維間に色調の良いしいたけ風味のある旨煮が分散されて静置面板11に広がり、接着機能を有する食品材料を塗布して小片同士を板状に凝固させることにより丸形のしいたけ風鶏肉成型加工食品が製造された。繊維感があり、且つ、しいたけの旨煮風鶏肉の肉繊維同士が疎の状態であってヘテロな食感を得ることができた。また、一定の方向性を持った繊維が配列され、見栄えの良い外観と色調を呈するおにぎり用の具材としてしいたけ風鶏肉成型加工食品を得た。
第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置の一部を模式化した分解斜視図である。 (a)〜(f)は、上型の食品接触面を表した底面及び側面を示す図である。 食材ピースを第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置に搬入した状態を説明するための説明図である。 第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置で食材ピースを押圧した状態を説明するための説明図である。 薄肉状に成型加工された成型加工食品が静置された成型加工食品受け皿を第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置から取り出した状態を説明するための説明図である。 薄肉状に成型加工された成型加工食品に接着剤を塗布する状態を説明するための説明図である。 接着剤を塗布した薄肉状に成型加工された成型加工食品を加熱する状態を説明する説明図である。 第1の実施の形態に係る成型加工食品製造装置における製造方法を説明するためのフローチャートである。 他の実施の形態に係る成型加工食品製造装置の一部を模式化した分解斜視図である。 傾斜機構を示した斜視図である。 第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置の一部を模式化した分解斜視図である。 食材ピースを第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置に搬入した状態を説明するための説明図である。 第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置で食材ピースを押圧した状態を説明するための説明図である。 第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置の上型を移動させた状態を説明するための説明図である。 薄肉状に成型加工された成型加工食品が静置された成型加工食品受け皿を第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置から取り出した状態を説明するための説明図である。 型で薄肉状に成型加工された成型加工食品を成型する状態を説明するための図で、(a)は、型に薄肉状に成型加工された成型加工食品を静置した状態を説明するための説明図であり、(b)は、型で薄肉状に成型加工された成型加工食品を長方形に成型した状態を説明するための説明図である。 第2の実施の形態に係る成型加工食品製造装置における製造方法を説明するためのフローチャートである。 (a)は、第3の実施の形態に係る成型加工食品製造装置一部を模式的に示した正面図であり、(b)は、第3の実施の形態に係る成型加工食品製造装置一部を模式的に示した側面図である。 食材ピースを食材ピースガイド間に静置して、上型で食材ピースを押圧した状態を説明するための説明図であり、(a)は、その正面図であり、(b)は、その側面図である。 薄肉状に成型加工された成型加工食品に接着剤を塗布し、加熱する状態を説明するための説明図であって、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図である。 他の実施の形態に係る成型加工食品製造装置の一部を模式化した分解斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D 成型加工食品製造装置
3 上型
4 回転機構
5,5A 下型
6 第1移動機構
7,7A 内枠
8 第2移動機構
9,9A 外枠
11,11A 静置面板(静置面)
17 搬送ベルト(搬送機構)
19 成型内枠ガイド(縁枠)
21 成型外枠ガイド(縁枠)

Claims (14)

  1. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置して上型により押圧して前記食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、
    前記上型及び前記下型を有する型機構と、この型機構の上型または下型の少なくとも一方を前記静置面に対して直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と、前記上型と前記下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、を備えることを特徴とする成型加工食品製造装置。
  2. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置して上型により押圧すると共に前記静置面の方向に前記上型または前記下型を移動させ前記食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、
    前記上型と当該上型がその内部を移動可能な下型とを有する型機構と、この型機構の上型を前記食材ピースの静置面に直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と、前記上型と前記下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、前記上型または前記下型の一方を前記静置面の方向に移動させる第2移動機構と、を備えることを特徴とする成型加工食品製造装置。
  3. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置して上型により押圧すると共に前記上型または前記下型を前記静置面の方向に移動させ前記食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、
    前記上型と当該上型がその内部を移動可能な下型とを有する型機構と、この型機構の上型を前記食材ピースの静置面に直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と前記上型と前記下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、前記上型または前記下型の一方を前記静置面の方向に移動させる第2移動機構と、を備えることを特徴とする成型加工食品製造装置。
  4. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置して上型により押圧すると共に前記上型または前記下型を前記静置面の方向に移動させ前記食材ピースを薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、
    前記上型と当該上型がその内部を移動可能な下型とを有する型機構と、この型機構の上型の前記食材ピースを押圧する面である食品接触面を、前記下型の静置面に対して所定の傾斜角度となるように傾斜させる傾斜機構と、この傾斜機構により所定角度に傾斜させた前記食品接触面を当該食品接触面に直交する回転軸を中心に回転させる回転機構と、前記上型と前記下型とを近接及び離間させる方向に移動させる第1移動機構と、前記上型または前記下型の一方を前記静置面の方向に移動させる第2移動機構と、を備えることを特徴とする成型加工食品製造装置。
  5. 前記下型は、前記食材ピースを静置する前記静置面及びその静置面の周縁に立ち上げて形成した側周面を有する外枠と、この外枠の側周面の内側に沿って配置された筒状の内枠とを備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の成型加工食品製造装置。
  6. 前記回転機構は、前記外枠または前記内枠の少なくとも一方を回転させる枠回転機構を備えることを特徴とする請求項5に記載の成型加工食品製造装置。
  7. 前記静置面は、前記下型から着脱自在に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の成型加工食品製造装置。
  8. 前記静置面は、前記外枠から着脱自在に設けられたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の成型加工食品製造装置。
  9. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを静置面に静置して予め決められた方向に搬送すると共に、搬送している搬送路中で前記食材ピースを上型により押圧して薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、
    前記静置面に前記食材ピースを静置して搬送する搬送機構と、この搬送機構により搬送されてくる食材ピースに対して所定の傾斜角度で押圧する前記上型を回転させる回転機構とを備えることを特徴とする成型加工食品製造装置。
  10. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを静置面に静置して予め決められた方向に搬送すると共に、搬送している搬送路中において前記食材ピースを上型により薄肉状の成型加工食品にする成型加工食品製造装置において、
    前記静置面に前記食材ピースを静置して搬送する搬送機構と、前記静置面に対して直交する回転軸を中心に前記上型を回転させる回転機構と、前記上型を前記静置面に対して押圧及び離間する方向に移動させる第1移動機構と、前記上型を前記搬送機構の搬送方向に沿って移動させる第2移動機構と、を備えることを特徴とする成型加工食品製造装置。
  11. 前記食材ピースを静置して搬送する静置面の両側に沿って設けた縁枠を有することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の成型加工食品製造装置。
  12. 前記上型は、前記食材ピースに接触する食材接触面に凹凸を有することを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の成型加工食品製造装置。
  13. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを下型の静置面に静置し、上型を用いて前記食材ピースを押圧する成型加工食品製造方法であって、
    前記上型と前記下型の少なくとも一方を前記静置面に対し直交する回転軸を中心に回転させながら、押圧して、前記食材ピースを薄肉状の成型加工食品に成型することを特徴とする成型加工食品製造方法。
  14. 食品材料を所定の大きさにした食材ピースを、搬送機構により予め決められた方向に搬送し、前記食材ピースを押圧する上型を用いて前記食材ピースを押圧する成型加工食品製造方法であって、
    搬送されてくる前記食材ピースに対して、前記上型の食材接触面を所定角度にした状態で回転させながら押圧して前記食材ピースを薄肉状の成型加工食品に成型することを特徴とする成型加工食品製造方法。
JP2004176632A 2004-06-15 2004-06-15 成型加工食品製造装置および成型加工食品製造方法 Expired - Fee Related JP4287791B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176632A JP4287791B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 成型加工食品製造装置および成型加工食品製造方法
US11/152,785 US20050276895A1 (en) 2004-06-15 2005-06-15 Apparatus and method for manufacturing molded processed food

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176632A JP4287791B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 成型加工食品製造装置および成型加工食品製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006000154A true JP2006000154A (ja) 2006-01-05
JP4287791B2 JP4287791B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=35460849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176632A Expired - Fee Related JP4287791B2 (ja) 2004-06-15 2004-06-15 成型加工食品製造装置および成型加工食品製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050276895A1 (ja)
JP (1) JP4287791B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012196165A (ja) * 2011-03-19 2012-10-18 Yoshikawa Kikai Seisakusho:Kk 菓子成形機
WO2014002714A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 YOSHIWAKA Syugo ピザ台成形器具及びピザ台成形方法
KR101641714B1 (ko) * 2015-12-02 2016-07-21 (주)게인플러스 육류용 성형기구
CN108323787A (zh) * 2018-04-18 2018-07-27 王敬轩 一种肉类加工模具及压制肉的制备方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8182855B2 (en) * 2004-11-22 2012-05-22 T.F.H. Publications, Inc. Fish food containing fermented soyfood
GB2461493A (en) * 2008-01-25 2010-01-06 Thomas Gustaf Richt Forming food materials into three dimensional shapes
CN108935562B (zh) * 2018-10-11 2020-12-15 东莞市丰熙食品有限公司 一种糕点快速压模装置
CN111265121B (zh) * 2019-06-25 2022-10-11 九阳股份有限公司 一种豆浆机
CN110367300B (zh) * 2019-07-05 2024-03-29 广西师范大学 一种馄饨包卷装置
FR3117735B1 (fr) * 2020-12-21 2022-12-23 Cie Des Patissiers Procédé et installation de préparation automatisée de fonds de tarte en forme de couronnes

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3980419A (en) * 1974-08-26 1976-09-14 Franz James N Shaping head apparatus for producing improved edible shells
FR2477845A1 (fr) * 1980-03-12 1981-09-18 Nestle Sa Procede de moulage de produit alimentaire
GB8602257D0 (en) * 1986-01-30 1986-03-05 Richford Holdings Inc Apparatus for making dough products
US4996913A (en) * 1989-10-23 1991-03-05 Dechristopher Eugene L Apparatus for high production kneading of proofed dough balls
US6592923B2 (en) * 2001-10-09 2003-07-15 Recot, Inc. System and method for molding a snack chip

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012196165A (ja) * 2011-03-19 2012-10-18 Yoshikawa Kikai Seisakusho:Kk 菓子成形機
WO2014002714A1 (ja) * 2012-06-28 2014-01-03 YOSHIWAKA Syugo ピザ台成形器具及びピザ台成形方法
JP2014028110A (ja) * 2012-06-28 2014-02-13 Shugo Yoshiwaka ピザ台成形器具及びピザ台成形方法
US9364008B2 (en) 2012-06-28 2016-06-14 Syugo Yoshiwaka Pizza base shaping tool and pizza base shaping method
KR101641714B1 (ko) * 2015-12-02 2016-07-21 (주)게인플러스 육류용 성형기구
CN108323787A (zh) * 2018-04-18 2018-07-27 王敬轩 一种肉类加工模具及压制肉的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20050276895A1 (en) 2005-12-15
JP4287791B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050276895A1 (en) Apparatus and method for manufacturing molded processed food
JPH08196195A (ja) 生地の延展方法及びその装置
JPWO2019049941A1 (ja) ブロック状食材を組み合わせて三次元造形された食品及びその製造方法
KR101799279B1 (ko) 식용피 제조 장치
JPH1052216A (ja) フチ付き製品の製造方法および装置
JP2019010684A (ja) 食品加工装置及び食品の製造方法
JP6168560B2 (ja) 煎餅食品,煎餅食品の製造方法及び成形型
ES2938712T3 (es) Aparato para la producción de pellas de alimentos aperitivos
KR101444797B1 (ko) 냉떡국 제조방법
JP2011254735A (ja) シート状玄米飯或いはシート状麦飯の製造方法
US20230345980A1 (en) Planar Sausage and Manufacture of Same
JP2004180646A (ja) 積層構造を有する生地の製造装置、及びその方法
US20050220954A1 (en) Process and system for making shaped snack products
KR101444796B1 (ko) 냉떡국 제조장치
JP4421263B2 (ja) 結着状食品の成形装置、成形方法および製造方法
JPS58170456A (ja) かに足棒肉状魚肉ねり製品の製造装置
KR20010016560A (ko) 초심형 국수 제조장치
WO2021029400A1 (ja) 食品型及び型及び食品型の製造方法及び型の製造方法及び注文サーバ並びにその食品型を利用した食品加工装置及び型を利用した材料加工装置
JPS59213362A (ja) 調味材料を内蔵した米菓煎餅生地の製造法及びその装置
CN208020276U (zh) 一种多功能切菜机
KR200241769Y1 (ko) 초심형 국수 제조장치
KR101718974B1 (ko) 도넛형 식품제조장치
JP5216956B2 (ja) カツレツ調理材料の製造方法
JP2002051716A (ja) ラーメン麺
JP2005151979A (ja) 麺製品及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090310

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090327

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees