JP2005539203A - 動画化計時器 - Google Patents

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Abstract

計時器は、異なる周期(1分、1時間、および12時間)で駆動される複数の同軸に取り付けられたディスク(18、22、26)を含む。ディスク(18、22、26)の少なくともいくつかは、その上に位置する1つ以上のディスク上にあり、かつ上に重なる1つ以上の透過性領域(32、44、54)を通して見ることができる時間指標領域(39、50、60)を有する。

Description

本発明は、計時器に関し、具体的には、従来の時計機構を使用して、秒、分、および時の指標領域を有するリング状ゾーンを回転させる計時器に関する。本発明は、そのような計時器を視覚的にシミュレーションするデジタル方式で生成された表示装置にさらに関する。
「Orbital Clock」という題目の従来技術文献は、時軸、分軸、および秒軸を有する従来式時計駆動機構を使用して、直径が異なるそれぞれのディスクを駆動する時計を開示している。ディスクは、時、分、および秒を表す、異なる色を有する半透明穴の形態の時間指標領域を上に有する。ディスクは、光透過性環状領域を有して設計され、サイズおよび色が異なる3つの同心軌道プラネットの印象を与えるために、後ろに光源を有して構成される。時計は、暗い立方体において光学的に浮動しているプラネットの印象を与えるように設計され、唯一の観測可能な運動は、時計の針と同じであり、プラネットが、それぞれ秒針、分針、および時針を表す。「軌道時計」の目的は、ミニマリストアートである計時器を提供して、機械要素、構造要素、および電子要素を覆い隠すことによって見かけの詳細を低減することである(例えば、特許文献1参照)。
米国特許第3,525,209号明細書
「Visual Indication Apparatus with Rotatable Transparent Discs」という題目の別の従来技術文献は、従来式時計駆動機構を使用して、直径が異なる半透明ディスクを駆動することを開示している。ディスクは、最明領域と最暗領域との間の境界において時間指標領域を形成する角度段階式色強度を上に有する。これらのディスクは、反対方向に角度段階式である色強度を有する静止面の上を通過する。独自の視覚効果を創出することを意図しているが、この効果は、時間指標領域を動画化する介在する特徴構成(features)を使用せずに時間指標領域を直接見る限り、依然として従来通りである(例えば、特許文献2参照)。
米国特許第3,803,831号明細書
本発明の目的は、時間指標領域を動画化して連続的または段階的な外見の変化を創出することによって、関心を引く方式で時間を表示する計時器を提供することである。
本発明によれば、この目的は、重なり合う環状ゾーンの対を使用することにより達成される。各対のゾーンは、相対回転を呈示し、各対のゾーンの一方は、マットを構成し、他方は、フィルを構成する。本明細書で使用する際に、これらの用語は、以下のように定義される。
マット:量の変化する光がある領域を透過することを可能にするステンシルまたはフィルタ。完全に透明から完全に不透明まで変化することができる。マットは、ガラスもしくはプラスチックなどの透明材料に印刷または塗装することによって、または不透明材料において開口を切り出すことによって創出することができ、任意の色とすることができる。
フィル:マットの透明または半透明の領域を通して見ることができる、マットの後ろに配置される材料。
6つの環状ゾーンを6つのそれぞれの薄層の上に有する実施形態によれば、秒マット、分マット、および時マットは、それぞれを見ることができるように同心状に配置される。秒フィル、分フィル、および時フィルは、それぞれのマットの後ろに配置され、従来式時計機構の秒出力、分出力、および時出力によって駆動される。各フィルは、フィルの残りから光学的に区別可能な時間指標を含んでいるパターンのアレイを有することが好ましく、それにより、透過性領域を通して見ることができるパターンの部分は、常に変化し、一方、指標領域は、時間表示を与えるように、透過性領域を通して常に(または少なくとも断続的に)見ることができる。
6つの環状ゾーンを4つの薄層の上に有する実施形態によれば、秒マットは、第1薄層の上に配置され、一方、秒フィル、分マット、および時マットは、時計機構の秒出力によって駆動される第2薄層の上に同心状に配置される。分フィルおよび時フィルは、それぞれの他の薄層の上に配置され、それにより、フィルの上のパターンおよび指標領域は、フィルの上にあるそれぞれのマットの透過性領域を通して見ることができる。これらの薄層は、時計機構の分出力および時出力によって駆動される。この実施形態は、構築が簡単であるという利点を提供するだけでなく、第2薄層が秒針の速度、すなわち1分の周期で回転するので、すべてのフィルのパターンのうち、マットのそれぞれの透過性領域を通して見ることができる部分が、連続的に、かつパターンの連続シリーズを流れる印象を創出するのに十分な速度で変化する。
他の実施形態によれば、互いに関して回転するマットおよびフィルのゾーンを円筒表面上に提供することが可能であり、フィル上のリング状ゾーンは、マットのリング状ゾーンの透過性領域を通して部分的に見ることができる。これに関して、「リング状」という用語は、環状、または円筒ストリップの形態にあるゾーンを意味することが理解されるであろう。
マットをフィルに対して回転させることによって達成することが可能である視覚効果は、マットの離散透過性領域を通したフィルの離散反射性領域または離散透過性領域の外見に限定されるものではない。他の実施形態によれば、マットおよびフィルは、回転軸の回りの角度方向において幅が増大する連続的な透過性領域を有することが可能である。マットおよびフィルの少なくとも一方は、軸の回りの角度方向において、透過性も変化する可能性がある。3つのディスクを有する好ましい実施形態によれば、第1ディスクが、秒フィルとして役立つ第1透明ゾーンを有し、第1ゾーンは、第1ディスクの下のそれぞれ第2ディスクおよび第3ディスクの上の第2ゾーンおよび第3ゾーン(分フィルおよび時フィル)について分マットおよび時マットとして役立つ径方向外側部分および径方向内側部分を有する。第1ゾーンの内側部分および外側部分、ならびに第2ゾーンおよび第3ゾーンは、指標領域において終端する径方向幅の増大を有する。
また、第1ディスクまたは秒フィルが、径方向幅は変化しないが、軸の回りの角度方向において透過性が変化する第1ゾーンを有する3ディスク構成を有することも可能である。これは、指標領域において終端する明から暗の連続的な陰影付けであることが好ましい。第1ゾーンは、外側部分および内側部分を有し、これは、第1ディスクの下のそれぞれ第2ディスクおよび第3ディスクの上の第2ゾーンおよび第3ゾーン(分フィルおよび時フィル)について分マットおよび時マットとして役立つ。これらのディスクは、それぞれのゾーンを有し、ゾーンは、透過性について角度変化を有する必要はないが、指標領域を有さなければならない。第1指標領域は、第1ゾーンの残りから光学的に区別可能である径方向に延びるスライスの形態であることが好ましく、したがって、第2指標領域および第3指標領域の上を通過することにより、レーダスクリーン上に「ブリップ」の印象が与えられる。
他の3ディスクの実施形態では、第1ディスクは、径方向外側部分および径方向内側部分を有し、それぞれ、その部分に関して規則的な角度間隔で離散透過性領域を有する。第1ディスクの下の第2ディスクおよび第3ディスクは、第1ディスクの透過性領域とはわずかに異なることが好ましい規則的な角度間隔で離散反射性領域を有する。上に重なる透過性領域を通した完全反射性領域の外見は、角度間隔によって決定される周期で第1ディスクを回転する。反射性領域が規則的な角度間隔で上に提供される第1ゾーンおよび第2ゾーンを有する静止面に重なる唯一のディスクまたは秒フィルを有することによって、同様の効果を達成することが可能である。この場合、第2指標領域および第3指標領域は、第1ディスクと面との間に配置された従来の腕時計の針として実装することが可能であり、開口であることが好ましい透過性領域を通して見ることができるように設計される。
ゾーンの周上に規則的な角度間隔で透過性領域を有する3ディスク実施形態の変形形態では、透過性領域は、好ましくは色を変化させることによって、一領域から次の領域へ徐々に透過性を変化させる。第1ゾーンの外側領域および内側領域は、その下の第2ディスクおよび第3ディスクの上の色と同じ角度間隔で交互になる色を備えることが可能であり、それにより、第1ディスクが回転する際に、第1ディスクの色の一定の変化の印象が与えられる。この場合も、反射性領域が規則的な角度間隔で上に提供される第1ゾーンおよび第2ゾーンを有する静止面に重なる唯一のディスクまたは秒フィルを有することによって、同様の効果を達成することが可能である。第2指標領域および第3指標領域は、回転ディスクと面との間において従来の腕時計針として実施される。
マットの透過性領域の形状と、フィルにおけるまたはフィルの上のパターンとは、快適な視覚効果を与えるように選択され、コンピュータソフトウエアを使用して、時計面が動作時に出現する方式を示す画像を生成することによって経験的に決定することが可能である。同様に、色も、目に快適な効果が見つけられるまで、ソフトウエアを使用して調節することが可能である。同様に、計時器自体は、回転する薄層またはディスクで実現される計時器に同じ視覚印象を与えるデジタル表示装置として実施することが可能である。したがって、主張する本発明は、本明細書において記述する機械的な実施形態と同じ視覚印象を与えるあらゆるデジタル式または電子工学的な実施態様を含むと理解されるべきである。
計時器は、周囲光または時計の外部から向けられた光が時間を通知するのに十分であるように、完全反射性のフィルを有して設計することが可能である。しかし、フィルは、パターンが半透明または透明であり、指標領域が、異なる色であるか、そうでない場合はフィルの残りから光学的に区別可能であり、薄層を逆光照明して、暗い部屋で時間を通知するために面を見ることができるように、設計することも可能である。この場合の形状および色の選択は、商用の非常に装飾的な屋外時計、またはバー、ディスクテック、もしくは劇場など照明が限定された領域の時計に使用することができる。
本発明の他の目的および特徴は、添付の図面と共に考慮される以下の詳細な記述から明らかになるであろう。しかし、図面は、単に例示のために設計されており、添付の請求項を参照すべきである本発明の範囲の確定として設計されていないことを理解されたい。図面は、必ずしも縮尺調整されておらず、特に断りがない限り、本明細書において記述する構造および手順を概念的に示すことのみを意図していることをさらに理解されたい。
図1を参照すると、本発明による時計の第1実施形態には、第1から第6の薄層30、36、42、47、52、および57と、秒出力12と、分出力13と、時出力14とを有する従来の時計駆動機構10と、結合装置16とが含まれる。第1薄層30、第3薄層42、および第5薄層52は、それぞれ、第1環状ゾーン31、第3環状ゾーン43、および第5環状ゾーン53を有し、ゾーンは、それぞれのゾーンの周上に規則的な間隔をおいて位置する第1離散透過性領域32、第2離散透過性領域44、および第3離散透過性領域54をそれぞれ有する。したがって、第1環状ゾーン、第3環状ゾーン、および第5環状ゾーンは、それぞれ、秒マット、分マット、および時マットとして役立つステンシルとして出現する。
第2薄層36、第4薄層47、および第6薄層57は、それぞれ、第2環状ゾーン37、第4環状ゾーン48、および第6環状ゾーン58を有し、ゾーンは、それぞれのゾーンの周上に規則的な間隔をおいて位置するパターン38の第1アレイ、パターン49の第2アレイ、およびパターン59の第3アレイをそれぞれ有する。アレイの各々の中で、それぞれの第1指標領域39、第2指標領域50、および第3指標領域60が、限定された角度領域を占有し、それぞれの環状ゾーンの残りから光学的に区別可能である。第2環状ゾーン37、第4環状ゾーン48、および第6環状ゾーン58は、それぞれ、第1環状ゾーン31、第3環状ゾーン43、および第5環状ゾーン53と同軸であり、かつそれらが重なり、それにより、指標領域39、50、60をそれぞれ含む第1パターンアレイ38、第2パターンアレイ49、および第3パターンアレイ59は、それぞれ、第1離散透過性領域32、第2離散透過性領域44、および第3離散透過性領域54を通して見ることができる。第2環状ゾーン37、第4環状ゾーン48、および第6環状ゾーン58は、それぞれ、秒フィル、分フィル、および時フィルとして役立ち、それぞれ、1分、1時間、および12時間の周期で回転する。したがって、上にある透過性領域32、44、54をそれぞれ通した第1指標領域39、第2指標領域50、および第3指標領域60の外見は、従来のアナログ時計と同じ方式で時間の視覚印象を与え、指標領域は、秒針、分針、および時針の位置を占有する。
図2は、構成要素である秒駆動ディスク18、分駆動ディスク22、および時駆動ディスク26を示すために垂直に分解された結合装置の例を示す。第2ディスク18は、秒出力12の上のプレスばめに合わせてサイズ決めされた中央ボア19と、取付け穴20とを有する。分ディスク22は、分出力13の上のプレスばめに合わせてサイズ決めされた中央ボア23と、取付け穴25を有する環状フランジ24とを有する。時ディスク26は、時出力14の上のプレスばめに合わせてサイズ決めされた中央ボア27と、取付け穴29を有する環状フランジ28とを有する。
図3を参照すると、ディスクとして形成されることが好ましい第2薄層36、第4薄層47、および第6薄層57にそれぞれ固定される段階式上面を形成するように入れ子にされた3つの駆動ディスク18、22、26の輪郭が描かれている。固定は、取付け穴20、25、29(図2)において受けられるねじによって、または取付け穴において受けられる接着および位置合わせピンによって達成することが可能である(対応する穴が薄層において提供される)。第1薄層30、第3薄層42、および第5薄層52は、フレーム(図示せず)において固定されることが好ましく、円形または矩形の外郭を有することが可能である。第1薄層30は、この場合は開口である透明領域33を含み、第1環状ゾーンまたは秒マット31によって囲まれる。第2薄層36は、この場合は透明材料である透明領域40を有し、秒マット31が重なる第2環状ゾーンまたは秒フィル37によって囲まれる。透明材料40は、第2ディスク18に固定され、それにより、その下の環状ゾーンを見ることができる。
第3薄層42は、この場合は開口である透明領域45を有し、透明材料40を通して見ることができる第3環状ゾーンまたは分マット43によって囲まれる。第4薄層47は、この場合は透明材料である透明領域51を有し、分マット43が重なる第4環状ゾーンまたは分フィル48によって囲まれる。透明材料51は、分駆動ディスク22の環状フランジ24(図2)に固定され、これにより、その下の環状ゾーンを見ることができる。
第5薄層52は、結合装置を収容する中央開口を有し、中央開口は上の透明領域を通して見ることができる第5環状ゾーン53または時マットによって囲まれる。第6薄層57も、同様に、結合装置を収容する中央開口を有し、時マット53が重なる環状ゾーンまたは時フィル58を担持する。第6薄層は、時駆動ディスク26の環状フランジ28に固定される。
薄層は、透明プラスチックのシートから形成することが可能であり、透過性領域および透明領域を除いたすべてが塗装され、そうでない場合は不透明に作成される。しかし、第1、第3、および第5薄層の透過性領域は、開口であることが好ましく、その下の時間指標領域を含むパターンの鋭敏な画像を可能にするために、レーザによって切り出すことが可能である。指標領域を含む第2、第4、および第6薄層の上のパターンは、周囲光が時間の視覚印象に十分であるように、反射性とすることが可能である。しかし、パターンおよび/または指標領域は、透明領域、半透明領域、または開口として形成することも可能であり、時計の内側に提供された光によって背面照射された場合、時計は、周囲光または外部光を必要とせずに、時間の画像を提供する。たとえば、黄色のスポットによって中断された青の流れを秒マットの開口を通して見ることができるように、秒フィルは、黄指標領域を有する半透明青パターンを有することが可能である。
上記で記述した実施形態は、本発明の原理を示すが、分マットおよび時マットは静止し、かつ分フィルおよび時フィルは非常に緩慢に移動しているので、分環状ゾーンおよび時環状ゾーンにおいて流れの印象はない。これに関しては、従来のアナログ時計または腕時計ときわめて同様である。一見、秒針のみが動いているように見える。しかし、本発明は、マットが静止していることを必要としない。本発明は、フィルの指標領域が、時間の表示を与える固定時間周期で回転することのみを必要とする。
図4および5を参照すると、本発明による時計の第2実施形態には、第1薄層30'と、第2薄層36'と、他の薄層47'と、さらに他の薄層57'と、従来の時計機構10と、結合ディスク18、22、26とが含まれる。第1薄層30'には、ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の離散第1透過性領域を有する第1環状ゾーンまたは第2マット31'と、開口とすることが可能である中央透明領域とが含まれる。第2薄層36'は、秒マット31'が重なる、パターン38'の第1アレイおよび第1指標領域39'を有する第2環状ゾーンまたは秒フィル37'を含む。第2薄層36'は、第1実施形態と同様に第2ディスク18(図2)に固定され、したがって、1分に1回転で回転する。しかし、第2薄層36'は、第3環状ゾーンまたは分マット43'、ならびに第5環状ゾーンまたは時マット53'をも担持する。したがって、これらのゾーン43'、53'も、1分当たり1回転で、すなわち従来の時計の秒針と同じ周波数で回転する。
他の薄層47'は、第2薄層36'上の分マット43'が重なる、パターン49'の第2アレイおよび指標領域50'を有する第4環状ゾーンまたは分フィル48'を担持する。薄層47'は、環状ゾーン48'によって囲まれた透明材料51'をも含み、透明材料51'は、分ディスク22の環状フランジ24(図2)に固定される。
さらに他の薄層57'は、間に透明材料51'を有して第2薄層36'上の時マット53'が重なる、パターン59'の第3アレイおよび指標領域60'を有する第6環状ゾーンまたは時フィル58'を担持する。薄層57'は、時ディスク26の環状フランジ28(図2)に固定される。
図4および5の実施形態は、いくつかの利点を提供する。明らかに、わずかに4つの薄層を使用するので、製造がより簡単である。しかし、最も注目すべき利点は、秒フィル37'すなわち第2薄層36'と同じディスクの上に分マット43'および時マット53'の透過性領域が提供され、したがって、分および時が動画化されることである。このディスク36'の例を図6に示す。このディスクは、時計の秒針と同じ周波数で駆動されるので、秒、分、および時の運動の視覚的印象を提供する。すなわち、秒フィル37'の第1指標領域39'を含むパターン38'は、秒マット31'の透過性領域32'を通して、動いているのを見ることができる。一方、分マット43'および時マット53'は、それぞれ、分フィル48'および時フィル58'の上を移動する。分および時の指標領域は、相対的に静止している、すなわち、運動は目には明らかではないが、フィルパターン49'、59'の上の透過性マット領域44'、54'の運動により、流体運動の印象が創出される。分マットおよび時マットの透過性領域は、レーザ切出し開口であることが好ましく、秒フィルの反射パターンは、反射のために提供された裏当てシートを有するレーザ切出し開口によって形成することも可能である。指標領域39'は、パターンの他の開口を通して見ることができる裏当てとは色が異なる裏当てを備える。
図7は、それぞれの透過性領域32'、44'、54'を通した指標領域39'、50'、60'を含むパターン38'、49'、59'を示す第2実施形態の時計面の破断平面図である。この場合の時間は、9:55:45である。
マットの透過性領域ならびにフィルのパターンの設計は、主にそれらの相対運動の望ましい視覚効果によって決定される選択事項である。本明細書において呈示する図面は、必然的に、瞬間的な図を表し、本発明に固有の快適な流体運動を示さないことを考慮されたい。
図8A〜8Eは、破線によって示すフィルに重なる実線によって示すマットの順序を示し、指標領域は網掛されている。図9A〜9Eは、マットの開口を通して見たフィルのパターンおよび指標領域の対応する視覚印象を示す。この視覚印象は、各それぞれのマットとフィルとの相対運動と共に連続的に変化する。
図4および5に示した構成以外の4層構成が可能である。たとえば、第2薄層は、秒フィルおよび分マットを担持することができ、一方、他の薄層は、分フィルおよび時マットを担持することができる。しかし、他の薄層は、1時間あたり1回転の周波数、すなわち分針と同じ周波数で回転するので、下にある時フィルに対して時マットが回転する際に、流体運動の印象はない。
本発明の原理は、薄層を使用する実施形態に限定されるものではなく、秒、分、および時のマットおよびフィルを担持するリング状ゾーンを有する同心円筒に拡張することもできる。図10〜11は、そのような実施形態を示す。
図10および11を参照すると、スリーブ66の形態の第1円筒が、開口として容易に形成される規則的に間隔をおいて位置する透過性領域68を備える第1リング状ゾーンまたは秒マット67を有する。第2円筒70が、指標領域73を含むパターン72を備える第2リング状ゾーンまたは秒フィル71を有する。第2円筒70は、スリーブ74に接合され、スリーブ74は、円筒本体と同心状であり、かつ透過性領域76を備える第3リング状ゾーンまたは分マット75と、透過性領域85を備える第5リング状ゾーンまたは時マット84とを有する。スリーブ79の形態の第3円筒が、パターン81および指標領域82を備える第4リング状ゾーンまたは分フィル80を有する。スリーブ87の形態の第4円筒が、指標領域90を含むパターン89を備える第6リング状ゾーンまたは時フィル88を有する。スリーブ79および87は、分フィル80に分マット75が重なり、時フィル88に時マット84が重なるように、第2円筒のスリーブ74と本体との間のギャップにおいて同心状に受けられる。
図11からわかるように、秒フィル71、分フィル80、および時フィル88を担持する第2円筒70、第3円筒79、および第4円筒87は、それぞれ、秒駆動ディスク18、分駆動ディスク22、および時駆動ディスク26に固定され、かつそれによって駆動され、それにより、回転軸が水平であるとき、指標領域は、垂直に運動するように見える。したがって、時計機構10が、秒出力、分出力、および時出力を1分、1時間、および12時間の従来の周期で駆動するとき、指標領域は、所与の側から30分間見ることができない。したがって、1つの指標領域が、他方が現われる際に見えなくなるように、従来の周期を2倍にして、各フィル上で180°離れた2つの指標領域を提供することが可能である。
第2円筒70は、図10および11において固体本体として示されており、反射性で、それにより1つの周囲光のみを必要とするパターンおよび指標領域を有するフィルを企図する。しかし、第2円筒を内側に光源を有するスリーブの形態とし、フィルのパターンを透明または半透明とすることも可能であり、指標領域は、それぞれのリング状ゾーンの残りから光学的に区別可能である。これにより、周囲光がない場合に有用な時計が提供される。
図12Aから12Fは、他の実施形態のディスクに関して使用されるパターンの概略図であり、便宜上「渦巻き」時計と呼ぶが、原理は、示すパターンに限定されるものではない。図12Aは、不透明円104によって内側領域105と外側領域106とに分割される第1透明ゾーン102を有する第1ディスク100を示す。示した実施形態では、第1ゾーン102全体は、指標領域103に到達するまで、幅が増大する。しかし、増大は、360度全体にわたって連続的である必要はないことが理解されるであろう。幅は、ゾーンの周上で増大および減少することが可能である。図12Bは、図12Aに示した第1ディスクの変形形態であり、第1ゾーンは、幅が増大するだけでなく、ゾーンの周上で透明から不透明に陰影が付けられている。これにより、指標領域103の接近の鮮鋭な表示が与えられる。好ましい実施形態では、第1ゾーンは、秒フィルとして機能し、分マットおよび時マットとしても役立つ。
図12Cは、第2ゾーン110を有する第2ディスクの概略図である。第2ゾーン110は、指標領域112の鮮鋭な表示を与えるために、幅が増大するだけでなく、不透明な白色から不透明な黒色に陰影が付けられ、そうでない場合は明から暗に陰影が付けられている。第2ゾーン110は、第1ディスク100の円104の半径と一致する一様な内径を有する。第2ディスク108は、分フィルとして役立つことが好ましい。
図12Dは、第3ゾーン16を有する第3ディスク114の概略図である。第3ゾーン16は、幅が増大するだけでなく、指標領域118の鮮明な表示を与えるために、不透明な白色から不透明な黒色に陰影が付けられ、そうでない場合は明から暗に陰影が付けられている。第3ゾーンは、第1ディスク100の不透明円の半径に一致する一様な外径を有する。第3ディスクは、時フィルとして役立つことが好ましい。図12Eは、時間12:00:00のとき、第1ディスク100と重ね合わされた、第2ディスク108の内側に同心状に位置する第3ディスク114を示す。
図12Fは、図12Aの第1ディスク100と、第2ディスク108および第3ディスク114とを示す概略図である。第1ディスクの内側領域105には第3ディスク114が重なり、外側領域106には第2ディスク108が重なる。図示したように、時間は、2:21:27である。図12Bのディスクは、秒フィルとして使用することもできる。ディスクは、図2に示したタイプの従来のドライブに取り付けるための適切な開口を備える。
図13A〜13Fは、他の実施形態のディスク上で使用されるパターンの概略図であり、便宜上「レーダ」時計と呼ぶが、原理は、示したパターンに限定されるものではない。図13Aは、透過性の連続的な角度等級を有し、最明端部と最暗端部とは、薄いスライスの形態の第1指標領域122によって約10度分離されている。第1指標領域は、半透明であり、かつ第1ディスクの残りから第1指標領域を区別する色を有することが好ましい。第1ディスク120は、秒フィルとして役立つことが好ましく、同様に、分フィルおよび時フィルのマットとして役立つ。図13Bは、透明領域を囲む一様な内径を有する第2ゾーン125および指標領域126を有する第2ディスク124を示す。このディスクは、分フィルとして役立つことが好ましい。図13Cは、第2ゾーンの内径とほぼ一致する一様な外径を有する、第3ゾーン131および指標領域132を有する第3ディスク130を示す。このゾーンは、時フィルとして役立つことが好ましく、分フィルの透明領域を通して見ることができる。図13Dは、第3ゾーン131が第2ゾーンの内側に同心状にある、第2ディスク124と第3ディスク130との重ね合わせを示す。
図13Eは、第2ディスク124および第3ディスク130の上に重ね合わされた第1ディスク120を示す。示す時間は、1:25:00である。図13Fは、1:25:26の時間を示す。指標領域126および132は、常に見ることができ、それにより、分および時の明確な表示を与えるが、第1指標領域122がその上を掃引することにより、突然に明るくなり、それにより、分指標および時指標は、レーダスクリーンの上に「ブリップ」として出現する。45度の間隔で出現する等級は、レーダスクリーンの印象を強めるために、時計水晶などの透明カバー要素の上に提供される。ディスクは、図2に示したタイプの従来のドライブに取り付けるための適切な開口を備える。
図14は、第1ディスク140を含む3ディスク実施形態を示す。第1ディスク140は、周上に規則的な角度間隔で開口143の形態の離散透過性領域を有する径方向外側部分142と、周上に規則的な角度間隔で開口145の形態の離散透過性領域を有する径方向内側部分144とを有する。これは、通常、秒フィルであり、分および時のマットとしても役立つ。第2ディスク148が、第2ゾーン149を有し、第2ゾーン149は、第2ゾーン149の周上に規則的な角度間隔で位置する複数の離散反射性領域150を備える。これは、通常、分フィルであり、第2ディスク148は、第3ディスク152を見ることができるように、透明中央領域を有する。第3ディスク152は、第3ゾーン153を有し、第3ゾーンは、第3ゾーンの周上に規則的な角度間隔で複数の離散反射性領域154を有する。
透過性領域および反射性領域の数および間隔は、フィルムの移動ワゴンホイール効果と同様の視覚効果を創出することができる。図示したように、第1ディスクの外側部分142は、29の開口143を有し、一方、第2ゾーン149は、第3反射性領域150を有する。したがって、開口143を通した完全反射性領域150の外見は、ほぼ2秒に1回外側領域142を「回転する」。59の開口が60の反射性領域の上を通過するので、回転周期は約1秒である。内側部分144は、14の開口145を有し、一方、第3ゾーンは、15の反射性領域154を有するので、約4秒の「回転」周期が与えられる。分および時を示すために使用される第2指標領域および第3指標領域は、各ゾーン149、153のいずれか1つの反射性領域150、154をそのゾーンの他の反射性領域とは異なる色にすることによって形成することが可能である。
図15は、単一のディスク156にもかかわらず、図14の計時器と同様の視覚効果を創出する計時器を示す。ディスク156は、図14のディスク140と同一とすることが可能である。しかし、この場合、反射性領域161、163をそれぞれ有する第2ゾーン160および第3ゾーン162は、静止面158の上に提供され、分針164および時針165が提供される。分針は、従来、時針の上で駆動されるので、1分の周期で秒針のように駆動される第1ディスク156の開口157を通して時針165を常に見ることができるように、分針164は、透明内側部分を有することが可能である。また、図14の実施形態の場合のように、第2ディスクの上の分指標と、第2ディスクの透明領域を通して見ることができる従来式に駆動される時針とを有することが可能である。
図16A〜16Cは、3ディスク実施形態を示す。各ディスクは、ゾーンの周上において規則的な角度間隔で透過性の変化を呈示するが、これは、図14の場合のような離散透過性領域ではなく、段階的な色の変化によって達成される。図16Aは、明領域173と暗領域174とが交互になっている外側部分172と、明領域177と暗領域178とが交互になっている内側部分176とを有する第1ゾーン171を有する。これは、グレイスケールで示されているが、明領域および暗領域は、通常、色を表し、内側部分172と外側部分176とでは異なることが可能であり、または同じであることが可能である。図16Bは、時フィルとして役立つ第3ディスク185の上の分フィルとして役立つ第2ディスク180を示す。第2ディスク180は、規則的な角度間隔で交互になっている明領域182および暗領域183を有する第2ゾーン181と、指標領域184とを有する。第3ディスク185は、第2ディスク180の透明領域を通して見ることができ、規則的な間隔で交互になっている明領域187および暗領域188と、指標領域189とを有する。再び、明領域および暗領域は、色を表すことが好ましく、かつ、第1ディスクのそれぞれの外側領域および内側領域の明領域および暗領域と同じ規則的な角度間隔で交互になることが好ましい。図16Cは、第2ディスク180および第3ディスク185の上の第1ディスク170を示す。第1ディスクの明領域および暗領域は、半透明であり、反射性とのみすることが可能である第2ディスクおよび第3ディスクの明領域および暗領域と共動する。第2ディスク180および第3ディスク185の上の第1ディスク170の運動により、色は互いを相補し、色の一定な変化を規則的な角度間隔で出現させるが、依然として、指標領域を見ることを可能にする。
図17は、単一のディスク190にもかかわらず、図16A〜16Cの計時器と同様の視覚効果を創出する計時器の破断図を示す。ディスク190は、図16Aのディスク170と同一とすることが可能である。この場合、第2ゾーン194および第3ゾーン196は、静止面192の上に提供され、従来式に駆動される分針198および時針199も提供される。ゾーンのそれぞれの周上において規則的な角度間隔で交互になっている明領域および暗領域の構成は、図16Aから16Cと本質的に同じである。
この段階で明らかであるように、たとえば図1から17に示し、上記で記述した本発明は、様々な機械的設計において実施することが可能であり、現在時が上に表示され、そうでない場合は現在時を容易に見ることができるもしくは認識することができる計時器を提供するために、様々な物理的部分または要素が、個々の運動および相互に関係付けられた相対運動のために配置される。それにもかかわらず、液晶表示(LCD)パネルまたは陰極線管(CRT)モニタもしくはあらゆる他のグラフィック表示装置などのモニタ上においてグラフィック確定時間表示を提供するように、代わりにデジタル方式で、そうでない場合は電子工学的に、やはり同様に様々な形態および設計にある本発明の計時器を実施することが可能であることが、本発明の意図した範囲および企図の範囲内にある。したがって、本発明の計時器の電子工学的実施またはデジタル式実施などの現在好ましい形態では、いくつかの相対的に可動な要素または構成要素は、別々にモデリングすることが可能であり、または、従来もしくは他のソフトウエアベースのグラフィックプログラムを使用してグラフィック的に創出することが可能である。そのように創出された仮想要素は、次いで、同じまたは他のソフトウエアプログラムによって合成または動画化して(これらの仮想要素の望ましい相対運動を提供するように)、グラフィック的に有効なモニタ上においてデジタル計時器の表示を提供することが可能である。汎用の従来のコンピュータハードウエアおよびソフトウエアを使用して、そのようなデジタル計時器を達成することが可能であるが、代替として、またはやはり、専用または特注のハードウエアおよび/またはソフトウエアをこの目的のために使用することが可能である。
たとえば、一実施態様では、MacOS9.1を実行するアップルマッキントッシュパワーブック(Apple Macintosh PowerBook)G4コンピュータは、アドビイラストレータ(Adobe Illustrator)を使用して、層または「ディスク」の様々な仮想薄層を確定または創出することが可能である。ディスクは、上記で記述した物理的な機械的実施形態の場合のように、事前に決定された光透過性および非光透過性の領域または部分もしくは領域の様々な組合わせで形成され、次いで、アドビアフタエフェクト(Adobe After Effects)ソフトウエアを使用して合成および動画化することが可能である。代替実施態様では、マイクロソフトウィンドウズ(登録商標)(Microsot WINDOWS(登録商標))2000を実行するコンパック(Compaq)7000Tパーソナルコンピュータが、オートデスク(Auotodesk)AutoCadおよび/またはアドビイラストレータ(Adobe Illustrator)ならびにアドビアフタエフェクト(Adobe After Effects)ソフトエアを同じ目的のために使用することが可能である。また、本発明の計時器表示装置のデジタル実施態様は、スクリーン、または壁取付け計時器表示装置など、この応用例に専用である他の(投影もしくはヘッドアップ)表示装置の上、あるいは、たとえば、手持ち式PDA(パーソナルデジタルアシスタント(携帯情報端末))、セルラ電話、または他の実行可能な応用例を実行するために使用されるもしくは選択的に使用可能である汎用デジタルコンピュータのスクリーン表示装置など、1つまたは複数の追加の機能を個々にもしくは同時に果たす、またはそれらの機能に適応する表示装置の上に出力することが可能である。
図18に示す本発明の例示的なデジタル式に実施される実施形態では、仮想薄層またはディスク201、202、203は、まず、ベクトルまたはラスタ画像としてソフトウエアベースのグラックプログラムを使用して創出される。時計エンジン204が、現在時に基づいて、ディスクの適切な幾何学的変換(すなわち、対応する物理部材の必要な相対的な位置または運動)を計算する。次いで、合成エンジン205が、画像を変換および合成すなわち動画化し、それにより、結果的な画像が、デジタル計時器209として表示される。
したがって、この段階で、本発明は、ある光透過性領および光非透過性の領域または部分をそれぞれが有する様々なディスクまたは基板もしくは他の物理要素が、事前決定的に配置され、近接並置および相互接続され、それにより、物理要素の相対的な運動または移動を通して現在時がそれらの物理要素のビューワ用の装置上に表示されるという、物理的な機械的装置または機構としてのみ実施される計時器に限定されることを意図していないことが明らかであり、かつ明瞭に理解されるはずである。具体的には、機械的実施形態の物理要素が、仮想的にモデリングされ、かつ仮想的に動画化または再配置されて、電子表示装置上において機械的実施計時器と同じ機能および同様の動作ならびに外見を有する計時器を達成する電子光学的グラフィックベースのデジタル実施態様など、本発明の計時器の追加的およびハイブリッドな構成も、本発明の範囲および企図の範囲内にある。機械的要素と電子工学的仮想要素または表示装置とのハイブリッドな組合わせも、企図した実施形態の意図した一部および態様である。
実施形態のいくつかは、薄層ではなくディスクを備えるように記述されているが、本明細書において使用したディスクという用語は、8角形の形態を有する薄層など、ディスクを含むあらゆる形状を含むことに留意されたい。
したがって、好ましい実施形態に適用される本発明の基本的で新規な特徴を示し、記述し、かつ指摘したが、本発明の精神から逸脱せずに、示した装置の形態ならびに詳細および動作の様々な省略および代用ならびに変更を当業者によって実施することが可能であることが理解されるであろう。たとえば、同じ結果を達成するようにほぼ同じ方式でほぼ同じ機能を実施するそれらの要素および/または方法ステップのすべての組合わせが、本発明の範囲内にあることが明らかに意図されている。さらに、本発明のあらゆる開示した形態または実施形態と関連して示し、および/または記述した構造および/または要素および/または方法ステップを、設計選択肢の一般的な事項として、あらゆる他の開示または記述または示唆した形態または実施形態において組み込むことが可能であることとを理解されたい。したがって、本発明は、添付の請求項の範囲によって示されるようにのみ限定されることを意図する。
本発明による6層時計の分解破断透視図である。 時計機構および結合装置の分解透視図である。 結合装置に組み立てられた6層時計の断面図である。 4層時計の分解透視図である。 結合装置に組み立てられた4層時計の断面図である。 図4および5の時計について可能な第2層の平面図である。 図4および5による時計面の破断平面図である。 相対回転の順序を示す2つの重なる環状ゾーンの平面図である。 相対回転の順序を示す2つの重なる環状ゾーンの平面図である。 相対回転の順序を示す2つの重なる環状ゾーンの平面図である。 相対回転の順序を示す2つの重なる環状ゾーンの平面図である。 相対回転の順序を示す2つの重なる環状ゾーンの平面図である。 上方ゾーンの透過性領域を通した下方ゾーンの視覚印象を示す図8Aに対応する平面図である。 上方ゾーンの透過性領域を通した下方ゾーンの視覚印象を示す図8Bに対応する平面図である。 上方ゾーンの透過性領域を通した下方ゾーンの視覚印象を示す図8Cに対応する平面図である。 上方ゾーンの透過性領域を通した下方ゾーンの視覚印象を示す図8Dに対応する平面図である。 上方ゾーンの透過性領域を通した下方ゾーンの視覚印象を示す図8Eに対応する平面図である。 本発明による円筒時計の分解透視図である。 図10の円筒時計の断面図である。 渦巻き時計のディスクの平面図である。 渦巻き時計のディスクの平面図である。 渦巻き時計のディスクの平面図である。 渦巻き時計のディスクの平面図である。 渦巻き時計のディスクの平面図である。 渦巻き時計のディスクの平面図である。 レーダ時計のディスクの平面図である。 レーダ時計のディスクの平面図である。 レーダ時計のディスクの平面図である。 レーダ時計のディスクの平面図である。 レーダ時計のディスクの平面図である。 レーダ時計のディスクの平面図である。 離散透過性領域を有する3ディスク計時器の破断平面図である。 離散透過性領域を有する単一ディスク計時器の破断平面図である。 色が規則的な間隔で変化する3ディスク計時器の構成要素を示す図である。 色が規則的な間隔で変化する3ディスク計時器の構成要素を示す図である。 色が規則的な間隔で変化する3ディスク計時器の構成要素を示す図である。 色が規則的な間隔で変化する単一ディスク計時器の破断平面図である。 本発明による計時器の電子工学的実施態様の概略図である。
符号の説明
10 従来の時計駆動機構
12 秒出力
13 分出力
14 時出力
16 結合装置
18 秒駆動ディスク
19、23、27 中央ボア
20、25、29 取付け穴
22 分駆動ディスク
24、28 環状フランジ
26 時駆動ディスク
30、30' 第1薄層
31、31' 第1環状ゾーン
32、32' 第1離散透過性領域
33、40、45、51 透明領域
36、36' 第2薄層
37、37' 第2環状ゾーン
38、38' パターンの第1アレイ
39、39' 第1指標領域
42 第3薄層
43、43' 第3環状ゾーン
44 第2離散透過性領域
44'、54' 透過性マット領域
47 第4薄層
47' 他の薄層
48、48' 第4環状ゾーン
49、49' パターンの第2アレイ
50、50' 第2指標領域
52 第5薄層
53、53' 第5環状ゾーン
54 第3離散透過性領域
57 第6薄層
57' さらに他の薄層
58 第6環状ゾーン
59 パターンの第3アレイ
60、60' 第3指標領域
66、74、79、87 スリーブ
67 第1リング状ゾーン
68、76、85 透過性領域
70 第2円筒
71 第2リング状ゾーン
72、81、89 パターン
73、82、90、103、112、118、122、132、184、189 指標領域
75 第3リング状ゾーン
80 第4リング状ゾーン
84 第5リング状ゾーン
88 第6リング状ゾーン
100、120、140、170 第1ディスク
102 第1透明ゾーン
105 内側領域
106 外側領域
104 不透明円
108、148、180 第2ディスク
110、149 第2ゾーン
114、130、152、185 第3ディスク
116、131、153、162、186、196 第3ゾーン
124、125、160、181、194 第2ゾーン
141、171 第1ゾーン
142 径方向外側部分
143、145、157 開口
144 径方向内側部分
150、154 複数の離散反射性領域
156、190 ディスク
158、192 静止面
161、163 反射性領域
164、198 分針
165、199 時針
172 外側部分
173、177、182、187 明領域
174、178、183、188 暗領域
176 内側領域
201、202、203 仮想薄層またはディスク
204 時計エンジン
205 合成エンジン
209 デジタル計時器

Claims (67)

  1. 周上に間隔をおいて位置する複数の離散第1透過性領域を有する第1環状ゾーンと、
    前記第1環状ゾーンと少なくともほぼ同軸であり、かつ前記第1環状ゾーンがほぼ重なる第2環状ゾーンであって、第1指標領域を有しており、該第1指標領域は、第2環状ゾーンの残りから光学的に区別可能であり、かつ第2環状ゾーンが前記第1環状ゾーンに対して回転する際に、前記第1透過性領域のそれぞれを通して見ることができる、第2環状ゾーンと、
    前記第2環状ゾーンを第1周期で回転させる手段と、それにより、
    時間の視覚印象が、前記第1透過性領域を通して前記第1指標領域の位置を観測することによって獲得される手段とを備える計時器。
  2. 前記離散第1透過性領域が、前記第1環状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置し、前記第2環状ゾーンが、前記第2環状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の離散第1パターンを備え、前記第1透過性領域を通して見た前記第1パターンが、前記第2環状ゾーンが回転する際に、流体運動の印象を与える、請求項1に記載の計時器。
  3. 前記第1環状ゾーンおよび前記第2環状ゾーンと少なくともほぼ同心状であり、周上に間隔をおいて位置する複数の離散第2透過性領域を備える第3環状ゾーンと、
    前記第3環状ゾーンと少なくともほぼ同軸であり、かつ前記第3環状ゾーンがほぼ重なる第4環状ゾーンであって、第2指標領域を有しており、該第2指標領域は、第4環状ゾーンの残りから光学的に区別可能である、第4環状ゾーンと、
    前記第4環状ゾーンを第2周期で回転させる手段と、それにより、
    時間の視覚印象が、前記第1指標領域および前記第2指標領域の位置をそれぞれ第1透過性領域および第2透過性領域を通して観測することによって獲得される手段とをさらに備える、請求項1に記載の計時器。
  4. 前記離散第2透過性領域が、前記第3環状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置し、前記第4環状ゾーンが、前記第4環状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の離散第2パターンを備え、前記第2透過性領域を通して見た前記第2パターンが、前記第4環状ゾーンが回転する際に、流体運動の印象を与える、請求項3に記載の計時器。
  5. 前記第1環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第1薄層と、
    前記第2環状ゾーンと、前記透明領域を通して見ることができる前記第3環状ゾーンとを備える第2薄層と、
    前記第4環状ゾーンを備える他の薄層とを備える、請求項3に記載の計時器。
  6. 前記透明領域が、開口を前記第1薄層に備える、請求項5に記載の計時器。
  7. 前記第1環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第1薄層と、
    前記第2環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第2薄層と、
    前記第1環状ゾーンおよび前記第2環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域を通して見ることができる前記第3環状ゾーンを備える第3薄層と、
    前記第4環状ゾーンを備える第4薄層とを備える、請求項3に記載の計時器。
  8. 前記第1環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域が、開口を前記第1薄層に備える、請求項7に記載の計時器。
  9. 前記第1薄層および前記第3薄層が、静止している、請求項7に記載の計時器。
  10. 前記第1環状ゾーン、前記第2環状ゾーン、前記第3環状ゾーン、および前記第4環状ゾーンに少なくともほぼ同心状であり、周上に間隔をおいて位置する複数の離散第3透過性領域を備える第5環状ゾーンと、
    前記第5環状ゾーンと少なくともほぼ同軸であり、かつ前記第5環状ゾーンがほぼ重なる第6環状ゾーンであって、第3指標領域を有しており、該第3指標領域は、第6環状ゾーンの残りから光学的に区別可能である、第6環状ゾーンと、
    前記第6環状ゾーンを第3周期で回転させる手段と、それにより、
    時間の視覚印象が、前記第1指標領域、前記第2指標領域、および前記第3指標領域の位置を、それぞれ第1透過性領域、第2透過性領域、および第3透過性領域を通して見ることによって獲得される手段とをさらに備える、請求項3に記載の計時器。
  11. 前記離散第3透過性領域が、前記第4環状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置し、前記第6環状ゾーンが、前記第6環状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の離散第3パターンを備え、前記第3透過性領域を通して見た前記第3パターンが、前記第6環状ゾーンが回転する際に、流体運動の印象を与える、請求項10に記載の計時器。
  12. 前記第1環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第1薄層と、
    前記第2環状ゾーン、前記第3環状ゾーン、および前記第5環状ゾーンを備え、前記第3環状ゾーンおよび前記第5環状ゾーンが、前記第1環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域を通して見ることができる、第2薄層と、
    前記第4環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える他の薄層と、
    前記第4環状ゾーンおよび前記第1環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域を通して見ることができる前記第6環状ゾーンを備える他の薄層とを備える、請求項10に記載の計時器。
  13. 第4環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域が、前記第4環状ゾーンを回転させる前記手段が固定される透明材料を備える、請求項12に記載の計時器。
  14. 前記第1環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第1薄層と、
    前記第2環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第2薄層と、
    前記第1環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域を通して見ることができる前記第3環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第3薄層と、
    前記第4環状ゾーンによって囲まれた透明領域を備える第4薄層と、
    前記第1環状ゾーン、前記第2環状ゾーン、前記第3環状ゾーン、および前記第4環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域を通して見ることができる前記第5環状ゾーンを備える第5薄層と、
    前記第6環状ゾーンを備える第6薄層とを備える、請求項10に記載の計時器。
  15. 前記第1環状ゾーンおよび前記第3環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域の少なくとも1つが、開口を前記第1薄層および前記第3薄層のそれぞれの少なくとも1つに備える、請求項14に記載の計時器。
  16. 前記第2環状ゾーンおよび前記第4環状ゾーンによって囲まれた前記透明領域が、透明材料を備え、前記第2環状ゾーンを回転させる前記手段が、前記第2薄層の前記透明材料に固定され、前記第4環状ゾーンを回転させる前記手段が、前記第4薄層の前記透明材料に固定される、請求項14に記載の計時器。
  17. 前記第1薄層、前記第3薄層、および前記第5薄層が、静止している、請求項14に記載の計時器。
  18. 前記第1周期が、1分に対応し、前記第2周期が、1時間に対応し、前記第3周期が、12時間および24時間の一方に対応する、請求項10に記載の計時器。
  19. 前記第2環状ゾーンが、1分の周波数で回転し、前記第4環状ゾーンが、前記第2環状ゾーンの内側に同心状に位置し、かつ1時間の周波数で回転し、前記第6環状ゾーンが、前記第4環状ゾーンの内側に同心状に位置し、かつ12時間の周波数で回転する、請求項18に記載の計時器。
  20. 前記第1透過性領域、前記第2透過性領域、および前記第3透過性領域の少なくとも1つが、前記それぞれの第1薄層、第2薄層、および第3薄層を通る開口からなる、請求項12に記載の計時器。
  21. 前記第1透過性領域、前記第2透過性領域、および前記第3透過性領域の少なくとも1つが、それぞれの第1薄層、第3薄層、および第5薄層の開口からなる、請求項14に記載の計時器。
  22. 前記第1指標領域、前記第2指標領域、および前記第3指標領域の少なくとも1つが、光透過性であり、前記環状ゾーンを背面照明する光源をさらに備える、請求項10に記載の計時器。
  23. 前記第1指標領域、前記第2指標領域、および前記第3指標領域の少なくとも1つが、光反射性である、請求項10に記載の計時器。
  24. 前記第1ゾーンの少なくとも一部の周上に間隔をおいて位置する複数の第1透過性領域を備える第1リング状ゾーンと、
    前記第1リング状ゾーンと少なくともほぼ同軸であり、かつ前記第1リング状ゾーンがほぼ重なる第2リング状ゾーンであって、少なくとも1つの第1指標領域を有しており、該第1指標領域は、第1リング状ゾーンが、前記第1リング状ゾーンに対して回転する際に、第2リング状ゾーンの残りから光学的に区別可能であり、かつ前記第1透過性領域のそれぞれを通して見ることができる、第2リング状ゾーンと、
    前記第2リング状ゾーンを第1周波数で回転させる手段と、それにより、
    時間の視覚印象が、前記第1透過性領域を通して前記第1指標領域の位置を観測することによって獲得される手段とを備える計時器。
  25. 前記第1リング状ゾーンおよび前記第1ゾーンと同軸である前記第2リング状ゾーンが、それぞれ、円筒表面を備える、請求項24に記載の計時器。
  26. 前記離散第1透過性領域が、前記第1リング状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置し、前記第2リング状ゾーンが、前記第2リング状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の離散第1パターンを備え、前記第1透過性領域を通して見た前記第1パターンが、前記第2リング状ゾーンが回転する際に、流体運動の印象を与える、請求項24に記載の計時器。
  27. 前記第1リング状ゾーンおよび前記第2リング状ゾーンと同軸であり、かつずれている第3リング状ゾーンであって、第3ゾーンの少なくとも一部の周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の第2透過性領域を備える第3リング状ゾーンと、
    前記第3ゾーンと同軸であり、かつ前記第3ゾーンがほぼ重なる第4リング状ゾーンであって、少なくとも1つの第2指標領域を有しており、該第2指標領域は、前記第4環状ゾーンの残りから光学的に区別可能である、第4リング状ゾーンと、
    前記第4ゾーンを第2周期で回転させる手段と、それにより、
    時間の視覚印象が、前記第1指標領域および前記第2指標領域の位置をそれぞれ第1透過性領域および第2透過性領域を通して観測することによって獲得される手段とを備える、請求項24に記載の計時器。
  28. 前記第3ゾーンおよび前記第3ゾーンと同心状の前記第4ゾーンのそれぞれが、円筒表面を備える、請求項24に記載の計時器。
  29. 前記離散第2透過性領域が、前記第3リング状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置し、前記第2リング状ゾーンが、前記第4リング状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の離散第2パターンを備え、前記第2透過性領域を通して見た前記第2パターンが、前記第4リング状ゾーンが回転する際に、流体運動の印象を与える、請求項27に記載の計時器。
  30. 前記第1ゾーン、前記第2ゾーン、前記第3ゾーン、および前記第4ゾーンと同軸であり、かつ、ずれた第5リング状ゾーンであって、第5ゾーンの少なくとも一部の周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の第3透過性領域を備える第5リング状ゾーンと、
    前記第5ゾーンと同軸であり、かつ前記第5ゾーンがほぼ重なる第6リング状ゾーンであって、少なくとも1つの第3指標領域を有しており、該第3指標領域は、第6ゾーンの残りから光学的に区別可能である、第6リング状ゾーンと、
    前記第6ゾーンを第3周期で回転させる手段と、それにより、
    時間の視覚印象が、前記第1指標領域、前記第2指標領域、および前記第3指標領域の位置をそれぞれ第1透過性領域、第2透過性領域、および第3透過性領域を通して観測することによって獲得される手段とを備える、請求項27に記載の計時器。
  31. 前記第5ゾーンおよび前記第5ゾーンと少なくともほぼ同軸の前記第6ゾーンのそれぞれが、円筒表面を備える、請求項30に記載の計時器。
  32. 前記離散第3透過性領域が、前記第5リング状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置し、前記第6リング状ゾーンが、前記第6リング状ゾーンの周上に規則的に間隔をおいて位置する複数の離散第3パターンを備え、前記第3透過性領域を通して見た前記第3パターンが、前記第6環状ゾーンが回転する際に、流体運動の印象を与える、請求項30に記載の計時器。
  33. 中央軸と、径方向の幅および透過性を有する周囲第1ゾーンとを有する第1ディスクであって、前記第1ゾーンの前記径方向幅が、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示し、前記第1ゾーンが、前記第1ゾーンの前記計方向幅の前記角度増大の開始および終了の少なくとも一方を印付ける第1指標を備える第1ディスクと、
    前記第1ディスクを第1周期で回転させる手段と、
    前記第1ディスクと同軸であり、かつ前記第1ゾーンが重なる周囲第2ゾーンを有する第2ディスクであって、前記第2ゾーンが、径方向幅および反射性を有し、前記第2ゾーンの前記径方向幅が、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示し、前記第2ゾーンが、前記第2ゾーンの前記計方向幅の前記角度増大の開始および終了の少なくとも一方を印付ける第2指標領域を備える第2ディスクと、
    前記第2ディスクを前記第2周期で回転させる手段とを備える計時器。
  34. 前記第1ゾーンの前記透過性が、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示する、請求項33に記載の計時器。
  35. 前記第2ゾーンの前記反射性が、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示する、請求項33に記載の計時器。
  36. 前記第1ディスクと同軸であり、かつ前記第2ゾーンに隣接し、前記第1ゾーンが重なる周囲第3ゾーンを有する第3ディスクであって、前記第3ゾーンが、経方向幅および反射性を有し、前記第3ゾーンの前記径方向幅が、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示し、前記第3ゾーンが、前記第3ゾーンの前記径方向幅の前記角度増大の開始および終了の少なくとも一方を印付ける第3指標領域を備える第3ディスクと、
    前記第3ディスクを第3周期で回転させる手段とをさらに備える、請求項33に記載の計時器。
  37. 前記第3ゾーンの前記反射性が、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示する、請求項36に記載の計時器。
  38. 前記第3ゾーンが、前記第2ゾーンの内側に径方向にあり、前記第2ゾーンの前記径方向幅が、ほぼ一定である内径によって限定され、前記第3ゾーンの前記径方向幅が、ほぼ一定である外径によって限定される、請求項36に記載の計時器。
  39. 前記第2ゾーンの前記内径が、前記第3ゾーンの前記外経とほぼ連続する、請求項38に記載の計時器。
  40. 前記第1ゾーンが、前記第2ゾーンに重なる径方向外側部分と、前記第3ゾーンに重なる径方向内側部分とを備え、前記外側部分が、前記第2ゾーンの前記内径とほぼ同じ内径を有し、前記内径が、前記第3ゾーンの前記外経とほぼ同じ外径を有する、請求項39に記載の計時器。
  41. 前記第1周期が1分であり、前記第2周期が1時間であり、前記第3周期が12時間および24時間の一方である、請求項39に記載の計時器。
  42. 前記軸を囲む径方向内側部分および径方向外側部分を有する第1ゾーンであって、前記内側部分および前記外側部分が、それぞれ、連続透過性領域および複数の離散透過性領域の一方を備える第1ゾーンと、
    前記第1ゾーンを第1周期で回転させる手段と、
    前記軸を囲み、かつ前記第1ゾーンの前記径方向外側部分が重なる第2ゾーンであって、前記第1ゾーンの前記径方向外側部分の前記連続透過性領域と前記複数の離散透過性領域とを通して見ることができ、第2ゾーンにおいて角度位置を占有する指標領域を有する第2ゾーンと、
    前記第2ゾーンの前記指標領域を第2周期で回転させる手段と、
    前記第2ゾーンの内側にある前記軸を囲み、かつ前記第1ゾーンの前記径方向部分が重なる第3ゾーンであって、前記第1ゾーンの前記内側部分の前記連続透過性領域と前記複数の離散透過性領域との前記一方を通して見ることができ、第3ゾーンにおいて角度位置を占有する指標領域を有する第3ゾーンと、
    前記第3ゾーンの前記指標領域を第3周期で回転させる手段とを備える計時器。
  43. 前記第1ゾーンを上に有する第1ディスクと、
    前記第1ディスクと同軸であり、かつ前記第2ゾーンを上に有する第2ディスクであって、前記第2ゾーンの前記指標領域が、前記第2ゾーンに対する固定位置を占有し、前記第2ゾーンにおいて前記指標領域を回転させる前記手段が、前記第2ディスクを前記第2周期で回転させる第2ディスクと、
    前記第1ディスクと同軸であり、かつ前記第3ゾーンを上に有する第3ディスクであって、前記第3ゾーンの前記指標領域が、前記第3ゾーンに対する固定位置を占有し、前記第3ゾーンの前記指標領域を回転させる前記手段が、前記第3ディスクを前記第3周期で回転させる第3ディスクとを備える、請求項42に記載の計時器。
  44. 前記第1ゾーンの前記内側部分および前記外側部分の前記それぞれが、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示する径方向幅を有する連続透過性領域を備え、前記第1ゾーンが、前記第1ゾーンの前記内側部分および前記外側部分それぞれの前記径方向幅の前記角度増大の開始および終了の少なくとも一方を印付ける第1指標領域をさらに備え、
    前記第2ゾーンが、前記軸の回りの前記角度方向において連続的な増大を呈示する径方向幅を有し、前記第2ゾーンの前記指標領域が、前記第2ゾーンの前記計方向幅の前記角度増大の開始および終了の少なくとも一方を印付け、
    前記第3ゾーンが、前記軸の回りの前記角度方向において連続的な増大を呈示する経方向幅を有し、前記第3ゾーンの前記指標領域が、前記第3ゾーンの前記計方向幅の前記角度増大の開始および終了の少なくとも一方を印付ける、請求項43に記載の計時器。
  45. 前記連続透過性領域が、前記軸の回りの角度方向において増大する透過性を呈示する、請求項44に記載の計時器。
  46. 前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンの少なくとも一方が、前記軸の回りの角度方向において連続的な増大を呈示する反射性を有する、請求項44に記載の計時器。
  47. 前記第1ゾーンの前記内側部分および前記外側部分のそれぞれが、複数の離散透過性領域を備え、それにより、
    時間の視覚印象が、前記第1ゾーンのそれぞれの前記外側部分および前記内側部分の前記離散透過性領域を通して前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンにおいて前記指標領域の位置を観測することによって獲得される、請求項43に記載の計時器。
  48. 前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンのそれぞれが、複数の離散反射性領域および複数の離散透過性領域の一方を備え、前記指標領域が、前記離散反射性領域および前記離散透過性領域の前記一方から光学的に区別可能である、請求項43に記載の計時器。
  49. 前記径方向内側部分および前記径方向外側部分が、前記軸の回りの角度方向において透過性の連続的な増大を呈示する連続透過性領域を備える、請求項42に記載の計時器。
  50. 前記第1ゾーンが、透過性の連続的な増大を呈示する前記領域の外側の角度領域を占有する第1指標領域を備え、前記第1指標領域が、前記ゾーンの残りから光学的に区別可能であり、それにより、前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンの前記指標領域が、前記第1指標ゾーンがその上を通過する際に、外見の変化を呈示する、請求項48に記載の計時器。
  51. 前記第1ゾーンの上に透明なカバーをさらに備え、前記透明カバーが、前記カバーの上に規則的な角度間隔で出現する径方向の等級を有する、請求項50に記載の計時器。
  52. 前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンの一方が上に提供される静止面をさらに備え、前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンの少なくとも一方の前記指標領域が、前記面に対して回転する、請求項50に記載の計時器。
  53. 前記面の上に規則的な角度間隔で出現する径方向の等級をさらに備える、請求項52に記載の計時器。
  54. 中央軸と、前記軸を囲む径方向外側部分および径方向内側部分を有する第1ゾーンとを有する第1ディスクであって、前記外側部分および前記内側部分が、それぞれ、一様な経方向幅を有し、前記外側部分部および前記内側部分が、それぞれ、前記軸の回りにおいて規則的な角度間隔で透過性の変化を呈示し、前記変化が、前記部分のそれぞれの全径方向幅に沿って生じる第1ディスクと、
    前記第1ディスクを第1周期で回転させる手段と、
    前記軸を囲み、かつ一様な経方向幅を有する第2ゾーンであって、前記第1ゾーンの前記径方向外側部分が重なり、前記軸の回りにおいて規則的な角度間隔で反射性の変化を呈示し、前記変化が第2ゾーンの経方向幅全体に沿って生じ、第2ゾーンにおいて角度位置を占有する指標領域を有する第2ゾーンと、
    前記第2ゾーンにおいて前記指標領域を第2周期で回転させる手段と、
    前記第2ゾーンの内側において前記軸を囲み、かつ一様な経方向幅を有する第3ゾーンであって、前記第1ゾーンの前記径方向内側部分が重なり、前記軸の回りにおいて規則的な角度間隔で反射性の変化を呈示し、前記変化が第3ゾーンの径方向全体に沿って生じ、第3ゾーンにおいて角度位置を占有する指標領域を有する第3ゾーンと、
    前記第3ゾーンにおいて前記指標領域を第3周期で回転させる手段とを備える計時器。
  55. 前記第1ディスクと同軸であり、かつ前記第2ゾーンを上に有する第2ディスクであって、前記第2ゾーンの前記指標領域が、前記第2ゾーンに対する固定位置を占有し、前記第2ゾーンにおいて前記指標領域を回転させる前記手段が、第2ディスクを前記第2周期で回転させる第2ディスクと、
    前記第1ディスクと同軸であり、かつ前記第3ゾーンを上に有する第3ディスクであって、前記第1ゾーンの前記表領域が、前記第3ゾーンに対する固定位置を占有し、前記第3ゾーンにおいて前記指標領域を回転させる前記手段が、第3ディスクを前記第3周期で回転させる第3ディスクとを備える、請求項54に記載の計時器。
  56. 前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンの少なくとも一方が上に提供される静止面をさらに備え、前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンの前記少なくとも一方の前記指標領域が、前記面に対して回転する、請求項54に記載の計時器。
  57. 前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンが、前記静止面の上に提供され、前記第2ゾーンおよび前記第3ゾーンの前記指標領域が、前記静止面に対して回転する、請求項56に記載の計時器。
  58. 前記第1ゾーンおよび前記第2ゾーンの前記外側部分が、それぞれ、規則的な角度間隔で異なる色を呈示し、前記第1ディスクが回転する際に、前記第2ゾーンの前記色が、前記第1ゾーンの前記外側部分の前記色と組み合わされて、前記第1ディスクの前記外側部分の規則的に変化する色の印象を与える、請求項54に記載の計時器。
  59. 前記第1ゾーンおよび前記第2ゾーンの少なくとも一方の隣接する前記間隔における前記異なる色が、1つの前記色から他の前記色に次第に退色する、請求項58に記載の計時器。
  60. 前記第1ゾーンおよび前記第3ゾーンの前記内側部分が、それぞれ、規則的な角度間隔で異なる色を呈示し、前記ディスクが回転する際に、前記面の前記内側部分の前記色が、前記ディスクの前記内側部分の前記色を組み合わされて、前記ディスクの前記内側部分の規則的に変化する色の印象を与える、請求項54に記載の計時器。
  61. 前記第1ゾーンおよび前記第3ゾーンの前記内側部分の少なくとも一方の隣接する前記間隔における前記異なる色が、1つの前記色から他の前記色に次第に退色する、請求項60に記載の計時器。
  62. 前記第1ディスクの前記外側部分が、第1規則的角度間隔で離散透過性領域を有し、前記第2ゾーンが、第2規則的角度間隔で離散反射性領域を有する、請求項54に記載の計時器。
  63. 前記離散透過性領域および前記離散反射性領域が、ほぼ同じ角度幅を有する、請求項62に記載の計時器。
  64. 前記第1規則的角度間隔が、前記第2規則的角度間隔とは異なり、前記離散透過性領域が、前記離散反射性領域の数より多いおよび少ない領域である、請求項62に記載の計時器。
  65. 前記第1ディスクの前記内側部分が、第1規則的角度間隔で離散透過性領域を有し、前記第3ゾーンが、第2規則的角度間隔で離散反射性領域を有する、請求項54に記載の計時器。
  66. 前記離散透過性領域および前記離散反射性領域が、ほぼ同じ角度幅を有する、請求項65に記載の計時器。
  67. 前記第1規則的角度間隔が、前記第2規則的角度間隔とは異なり、前記離散透過性領域が、前記離散反射性領域の数より多いおよび少ない領域である、請求項65に記載の計時器。

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