JP2005525462A - 車体の外被用のAl−Si−Mg合金板 - Google Patents

車体の外被用のAl−Si−Mg合金板 Download PDF

Info

Publication number
JP2005525462A
JP2005525462A JP2003566264A JP2003566264A JP2005525462A JP 2005525462 A JP2005525462 A JP 2005525462A JP 2003566264 A JP2003566264 A JP 2003566264A JP 2003566264 A JP2003566264 A JP 2003566264A JP 2005525462 A JP2005525462 A JP 2005525462A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
mpa
elastic limit
tempering
steel sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003566264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005525462A5 (ja
Inventor
オフマン,ジャン−リュック
シャアニ,ラヴィ
ルビュフェ,オリヴィエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Constellium Issoire SAS
Original Assignee
Pechiney Rhenalu SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27619894&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2005525462(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Pechiney Rhenalu SAS filed Critical Pechiney Rhenalu SAS
Publication of JP2005525462A publication Critical patent/JP2005525462A/ja
Publication of JP2005525462A5 publication Critical patent/JP2005525462A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22FCHANGING THE PHYSICAL STRUCTURE OF NON-FERROUS METALS AND NON-FERROUS ALLOYS
    • C22F1/00Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working
    • C22F1/04Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon
    • C22F1/043Changing the physical structure of non-ferrous metals or alloys by heat treatment or by hot or cold working of aluminium or alloys based thereon of alloys with silicon as the next major constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C21/00Alloys based on aluminium
    • C22C21/02Alloys based on aluminium with silicon as the next major constituent

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Heat Treatment Of Articles (AREA)

Abstract

本発明は、160MPa未満の、好適には150MPa未満のL方向弾性限界R0.2を、溶解、焼入れ、プレ焼戻しまたは復元、3〜6箇月に含まれる環境温度での熟成の後に呈する、下記の組成(重量%)の、厚みが0.8〜1.2mmの間に含まれる、車体の外被部品のための鋼板を対象とする:Fe:0.25〜0.40また好適には:0.25〜0.35、Si:0.90〜1.20また好適には:0.95〜1.10、 Cu:0.10〜0.25また好適には:0.15〜0.20、Mg:0.35〜0.50また好適には:0.40〜0.50、Mn:0.05〜0.20また好適には:0.08〜0.15、他の元素:それぞれ<0.05、合計<0.15、残りはアルミニウム。塗装焼付け後の型打ち部品に、弾性限界>180MPaを得ることができる。本発明による鋼板は、要求された他の全ての特性を満たしながら、部品厚みを減じることを可能にする。

Description

発明分野
本発明は、Al−Si−Mg合金板、より詳細にはフィン、ドア、リヤハッチ、ボンネットあるいはルーフなどの、車体の外被部品のプレスによる製造のための、アルミニウム協会の命名法による6016型合金板の分野に関するものである。
背景技術
車両の重量を減らし、それによって燃費と汚染物質および温室効果ガスの排出を低減するために、自動車製造においてアルミニウムがますます多く使用されている。鋼板は開く部分をはじめとする、車体外被部品の製造にとくに使用される。この種の用途分野は、ときには、次のような特徴を必要とする:
・プレスおよび嵌込作業のための高い成形性、
・弾性戻りを抑制するために、鋼板納入状態で制御された弾性限度、
・部品重量を最小にしながら良好な圧痕強度を得るために、塗装の焼付け後の高い機械強度、
・塗装部品の腐食、とくに糸状腐食に対する良好な強度、
・成形および塗装後の、表面の良好な品質、
・スポット溶接、レーザー溶接、接着、巻締め、またはリベット締めなどの自動車車体に用いられる各種の組み立て方法における良好な挙動、
・製造廃棄物再利用、または再利用車両要請との適合性、
・大量生産を受け入れ可能なコスト。
これらの要求条件のために、Al−Si−Mg合金、すなわち6000系列合金の選択に至った。欧州では、厚みが1〜1.2mm程度の6016および6016A合金は、この用途に最もよく使用されている、なぜならそれらは、米国で広く用いられている6111などの銅含有率がより高い合金よりも優れた、とくに嵌込みのための成形性、およびより高い糸状腐食強度を、なによりも保証することによって、要求された様々な特性の間のよりよい妥協となるからである。6016型合金は、とくにAlusuisseの仏国特許第2360684号明細書および出願人の欧州特許第0259232号明細書に記載され、一方6111型合金はAlcan International Ltd.の米国特許第4614552号明細書に記載されている。Alcoaの米国特許第5525169明細書および米国特許第5919323明細書に記載されたもののような鉄含有率が低い(<0.2%)合金も知られている、そしてこのタイプの合金は、6022として登録されている。アルミニウム協会に登録された6016、6016A、6022、および6111合金の組成(主要元素の重量%)は表1に示した:
Figure 2005525462
しかしながら、塗装焼付け後の6016の機械的強度は、またしたがって、圧痕強度は6111の強度より明らかに低く、それも焼付け温度が下がるほど低く、焼戻し硬化の効果が少なくなる。この理由のために、自動車製造者は、塗装後にもっと高い機械的強度を要望している。
この目的のために、出願人は6016の新規な変型、とくに120MPa程度のT4状態での弾性限度に至る変型「DR120」を開発した。これらの開発は、刊行物の対象となり、とくにR.Shahaniらの論文「Optimised 6xxx aluminium alloy sheet for autobody outer panels」Automotive Alloys 1999、『Proceedings of the TMS Annual Meeting Symposium』、2000年、pp.193〜203とD.D.Danielらの論文「Development of 6xxx Alloy Aluminium Sheet for Autobody Outer Panels:Bake Hardening,Formability and Trimming Performance」IBEC‘99−International Body Engineering Conference、Detroit、1999年、SAE Technical Paper 1999−01−3195号の対象になっている。
他方で、AlcanはT4状態での成形性を低減せずに、向上した塗装焼付けの後に弾性限界(典型的には270〜280MPa)に至らせる、6111−T4Pと命名された、6111の新規な変型を提案した。この製品は、A.K.Guptaらの論文「The Properties and Characteristics of Two New Aluminium Automotive Closure Panel Materials」、SAE Technical Paper960164、1996年、にとくに記載されている。この論文は、従来の6111−T4に対して、T4状態での弾性限界がより低く、塗装焼付けに対する反応が類似するよう至らせる、組成が開示されていない、仮に61XX−T4Pと命名された、新規な合金も記載している。
これら新規の開発は、すべて塗装焼付け硬化を改善するために、焼入れ後に実施されたプレ焼戻し型の、至適化された熱処理を含んでいる。なぜなら、かかる処理がないとき、焼付け硬化反応速度は、焼入れと焼付けとの間の環境温度での待ち時間とともに低下し、工業生産において数週間の待機は、実際には不可避だからである。この現象は、ずいぶん前から知られており、例えば、M.RenouardとR.Meillatの論文:「Le Prerevenu des alliages aluminium−magnesium−silicium」、『Memoires Scientifiques de la Revue de Metallurgie』、1960年12月、pp.930〜942に記載されている。
待機での悪影響を避けるために、段階的焼入れ、または焼入れ直後の熱処理を用いるプレ焼戻しを実施するか、自動車車体にはあまり便利ではない、冷凍室内に金属を貯蔵するか、あるいは復元処理を実現する必要がある。
6000合金のためのプレ焼戻しの温度と時間は、例えば、R.Develayの論文「Traitements thermiques des alliages d'aluminium」、『Techniques de l'Ingenieur』、section M 1290、1986年、D.W.Pashleyらの論文「Delayed ageing in aluminium−magnesium'silicon alloys:effect on structure and mechanical propperties」、『Journal of the Institute of Metals』、94号、1966年、pp41〜49、あるいは欧州特許第0480402号明細書(住友軽金属)に、とくに記載されている。仏国特許第1243877号明細書(Cegedur)は、他方で、プレ焼戻しを実施するのに適した連続炉を記載している。
大量生産される自動車車体の、アルミニウム合金製鋼板の使用の展開を考慮すると、その他の特性を変えずに、減厚できる改良された細かい修正が、未だ常に要求される。減厚は、たいていの場合形成された部品の剛性不足によってより限定され、この限度は、鋼鉄製の同等の部品厚み×1.4に位置する。したがって、鋼板は、型打ち鍛造と嵌込みに対する良好な適性を有しながら、1.4のアルミニウム/鋼鉄の厚み比で、鋼鉄部品の強度に少なくとも等しい圧痕強度を、塗装焼付け後に形成された部品で、得ることを可能にしなければならない。
欧州特許第0259232号明細書 米国特許第4614552号明細書 米国特許第5525169明細書 米国特許第5919323明細書 欧州特許第0480402号明細書
発明の目的
本発明の目的は、再利用に適した組成、過酷な条件での深い型打ち鍛造と、嵌込みに十分な成形性、弾性戻りを抑制しながらの、6016型の先行技術の鋼板に対して改善された圧痕強度、良好な接着性のできない裁断と糸状腐食に対する良好な強度を呈する自動車車体の外被のための、6016型合金製鋼板を提供することである。本発明の対象は、160MPa未満、また好適には150MPaのL方向弾性限界R0.2を、溶解、焼入れ、プレ焼戻しまたは復元、および3週間〜6箇月の間に含まれる環境温度での熟成の後に呈する、下記の組成(重量%)の厚みが0.8〜1.2mmの間に含まれる、車体の外被部品のための鋼板である:
Fe:0.25〜0.40、好適には:0.25〜0.35
Si:0.90〜1.20、好適には:0.95〜1.10
Cu:0.10〜0.25、好適には:0.15〜0.20
Mg:0.35〜0.50、好適には:0.40〜0.50
Mn:0.05〜0.20、好適には:0.08〜0.15
他の元素:それぞれ<0.05、合計<0.15、残りはアルミニウム。
塗装焼付けに適合する、熱処理後の嵌込み部品の弾性限界は、180MPaを超える、好適には200MPaである。
発明の詳細
本発明は、所望の特性全体を得ることを可能にする、アルミニウム協会に登録された6016Aの組成内の、狭い組成領域に基づいている。
珪素含有率は、6016Aの含有範囲の下限部分にあり、マグネシウム含有率は、範囲の中心にとどまっている。この珪素含有率の低下は、合金のよりも完全な溶解に貢献し、形成性に有利である。鉄含有率は、0.25%より高いままであり、それによって、6022のように、鉄分の少ない成分変化とは反対に、再利用金属の使用を可能にし、型打ち鍛造後の表面外観に、むしろ有利であることがわかる。
銅含有率は、非常に狭い限度内で制御される:6016または6022の既存の成分変化の含有率より少し大きな、少なくとも0.1%の含有率は、機械的強度に貢献するが、0.25%を超えると、合金は糸状腐食のおそれを呈する。きめの大きさを制御し、例えば、ボンネットのために使用される嵌込みなどの大きな変形の際の、摺り目の出現を回避するために、合金はマンガン、クロム、バナジウムまたはジルコニウムを少なくとも0.05%含有しなければならない。逆に、0.20%を超えるこれらの元素の合計含有率は、形成性には不利である。
本発明による鋼板の製造方法には、プレートの鋳造、必要に応じてこのプレートの皮剥、およびその均質化あるいは6〜24時間の400〜570℃の間に含まれる温度での単なる再加熱が、典型的には含まれる。熱間圧延は、好適には510℃を超える温度で行われ、そのことがより低い入り口温度に対して機械的強度を向上させるのに貢献する。機械特性を保証し、リッジング欠陥を防止するために、熱間圧延した帯の巻き取り温度は、350℃未満、好適には300℃未満でなければならない。熱間圧延した帯は、つぎに最終厚みまで冷間圧延され、必要に応じて、バッチ炉で行う場合には300〜450℃の間に、連続して実施する場合には、350〜570℃の間に含まれる温度で中間焼直しを伴う。冷間圧延の最後の工程は、テクスチャード加工シリンダで、例えば、電子ビーム(EBT)による、電食(EDT)による、あるいはレーザービームによる処理によって、実施されることができ、そのことで、塗装後に組み立てられた部品の表面の様子と形成性は、改善される。
二つのシリンダの間で、あるいは二つのベルトの間で、連続鋳造によって直接得られた帯を使用し、冷間圧延、およびその後の作業を同じ条件で実施することも可能である。
溶解は、焼け焦げを防止しながら、合金のソルバス温度を超えた温度で行われる。本発明による組成物は、きわめて完全な溶解を実施することを可能にするので、20℃/分の温度上昇速度で試験を実施したとき、微小構造内に珪素型の相がほとんど存在せず、微分エピタルピー分析図の565〜580℃の領域内で、1J/g未満と、ピーク区域がきわめて小さくなる。
溶解された鋼板はつぎに、一般的に冷水または空気で、焼入れされる。焼入れのすぐ後に、塗装焼付けの際の硬化成績を向上させるための、上述の先行技術に記載のようなプレ焼戻し型の熱処理を続けることができる。
プレ焼戻しは必ずしも等温ではなく、その時間は温度に左右される。それを考慮に入れるために、次式によって等価時間teqを定義することができる:
Figure 2005525462
この式において、T(゜K)は温度、tはプレ焼戻し時間、Trefは373゜K、すなわち100℃の基準温度である。既知のごとく、プレ焼戻しは、0.3〜20時間に含まれる相当時間で50℃を超える温度で実施しなければならない。等価時間が足りないとき、塗装焼付けでの硬化反応速度は、環境温度での待ち時間とともに低下する。反対に、相当時間が長すぎるとき、機械特性値はプレ焼戻しで上昇しすぎ、また鋼板の形成性は劣化する。6016型合金の場合、1〜10時間の、好適には3〜6時間の相当時間が、よく適している。
鋼板はたいていの場合、多少とも長い時間、この段階で保管されるので、自然な熟成に至り、それが時間の経過とともに弾性限界を増加させる。3週間熟成した後、本発明による鋼板は0.9〜1mm程度の厚み、上述のR.Shahaniらの論文に記載の高強度の成分変化DR100とDR120とを含む、6016の全ての変型より高く、6022の強度よりわずかに低い、130MPa程度のL方向弾性限界を示す。6箇月熟成した後、6022または6111合金とは反対に、この弾性限界は160MPa未満、すなわち150MPaにとどまる。この特徴は、厚みを減らし弾性限界を上昇させたときに予測がますます困難になり、プレス機器の調節に何度も反復が必要になるような、成形の際の弾性戻りを抑制することを可能にする。鋼板は成形の前に、実現される部品の型打ち鍛造、組立および表面処理に適した、オイルまたは乾燥潤滑剤の潤滑剤で被覆することができる。
本発明による鋼板は、LDH0パラメータ(平面変形の「limiting dome height」)で測定した成形性が、6111および6022合金よりも優れ、高強度の6016成分変化と同等である。
LDHパラメータは、厚みが0.5〜2mmの鋼板の型打ち鍛造性の評価に広く用いられている。それは数多くの刊行物の対象となり、とくにR.Thompsonの「The LDH test to evaluate sheet metal formabiblity−Final Report of the LDH Committee of the North Amerivan Deep Drawing Research Group」、SAE conference、Detroit、1993年、SAE Paper 930815号の対象になっている。
LDH試験は、自在連節要素によって周縁が係止された円板型打ち鍛造試験である。円板固定圧は、輪金内での滑りを防止するために制御される。寸法が120×160mmである円板は、平面変形に近い仕方で応力を受ける。ポンチと鋼板の間の潤滑は、プラスチックフィルムとグリース(シェルHDM2グリース)によって保証される。ポンチ下降速度は、50mm/分である。LDH値は、破断までのポンチの移動、すなわち型打ち鍛造の限界深さである。±0.2mmの測定に対して、95%の信頼性間隔を付与して、三回の試験の平均を出す。
本発明による鋼板は、6111または6022合金製鋼板よりも優れ、先行技術の高強度6016合金製鋼板と、同等の嵌込み加工適性を呈する。嵌込みに対するこの適性は、90度垂れ下げ、45度予嵌込みおよび平最終嵌込みから成る実験室内の試験で評価される。
本発明による鋼板は、圧延方向に平行な主変形に対するLDHと、圧延方向に垂直な主変形との間の差によって、測定することができる変形異方性もきわめて低いことを示す。この差は1mm未満、好適には0.6mmである。
車体外被部品は、鋼板内の円板の打ち抜き、この円板の型打ち鍛造、およびプレスでの
型取りによって、一般的に実現される。型打ち鍛造の際に、塗装後の外観に悪影響を与え、とくに圧延方向に対して垂直方向の強い変形の場合に、成形性を低下させるおそれのあるリッジング(英語で「roping」または「ridging」)の出現を防止しなければならない。この意味で各種の手段が提案された、例えば、出願人の欧州特許第0259232号明細書に示されたような270〜340℃の間での熱間圧延出口温度制御がある。塗装後に、目に見える外観の欠陥につながる「摺り目」が、型打ち鍛造の際に出現するのも防止しなければならない。このためには、きめの大きさを好適には50μm未満に維持しなければならず、それは溶解温度と時間の制御によって、また冷間圧延による、典型的には少なくとも30%の、十分な還元による十分な量のマンガン、あるいはクロム、バナジウムまたはジルコニウムのような、類似の役割を演じるその他の元素が合金の中に存在することによって、得ることができる。ボンネットのような特定の部品については、プレスされた円板の縁は90度垂れ下がり、裏打ちの成形品を挿入して、その上に予嵌込みを、ついで平仕上嵌込みを実施する。
皮傷はつぎに、手作業による補修が必要な外観の欠陥を生み出すおそれがあるので、型打ち鍛造後の円板の打ち抜きおよび型取り作業の際の、皮傷(「slivers」)の形成を防止する必要がある。この観点から、打ち抜き装置の設計が重要であり、上述のD.Danielらの論文に勧告が出されている。
型打ち鍛造および場合によっては嵌込み後に、部品はそれぞれ焼付け工程を伴って、一層または複数層の塗装によって覆われる。重要な工程は、電気泳動層の焼付けで、該工程は、一般的に150〜200℃の間に含まれる温度で、15〜30分間行われる。電気泳動のないとき、焼付け温度が170℃を超えることは滅多にない。塗装の焼付けは、部品の焼戻し処理の役割を果たす。165℃で20分間焼成して、本発明による鋼板で実現した部品の弾性限界は、180MPaを、たいていの場合は200MPaを超える。このようにして、厚みが0.9mmの鋼板から実現した部品で、弾性限界が250〜300MPa程度、厚みが0.7mmの典型的な車体鋼板から実現した部品のものに相当する力学的圧痕強度が得られるが、6016の他の成分変化には当てはまらない。
本発明による鋼板は嵌込み、巻締め、リベット打ち、スポット溶接、レーザー溶接および接着のような車体外被部品の製造に、通常用いられる各種の作業の実現を可能にする。とくに例えば、リン・クロム化合物、あるいはチタン、ジルコニウムまたはシランを主成分とする物質を用いる化学転換あるいは不動態化などの化学処理を、あらかじめ表面に施さずに、とりわけボンネットの製造に用いられる、填め込まれた継手の接着の実現を可能にする。
本発明による鋼板から実現した部品は、塗装後に6111のような高銅合金よりも高い、良好な糸状腐食強度を呈する。
経済的な理由から、例えば、フィン、ルーフ、あるいはドアのために、鋼鉄の構造とアルミニウム外被部品とを、同じ車両上で組み合わせることに利益がある。かかる組立の場合、大きな困難は塗装の焼付けの際、とくに一般的に160〜200℃の間で実施される電気泳動の焼付けの際に、二つの金属間の熱膨張の差の管理にある。なぜなら、車両の外観に許容できるレベルでの焼付け後に、残留変形を制限することが不可欠だからである。
部品の幾何および選択した組立方法にかかわらず、本発明による鋼板は、これらの変形を制限することを可能にする。なぜなら、出願人は本発明による合金について、例えば温度160℃で140MPaを超える、焼成温度での高い弾性限界は、温度を抑えることが好適である焼成後に組立を実現した時、変形レベルに有利な効果があったことを明らかにしたからである。
他の要因も変形を制限することができる、例えば、アルミニウム製のパネルを強固にするためのリブの存在、あるいは組立点の間隔などである。接着などの連続連結による、焼成前の接着剤の少なくとも部分的な重合、あるいは透過レーザー溶接による組立も用いることができる。
表1に組成(重量%)を示したI〜Aの8つの合金を、厚みが500mmの板に鋳造した:
Figure 2005525462
組成Aは、従来の6016を表し、Bは、上述の論文に記載の出願人の成分変化DR100の組成に対応し、CおよびDは、6111合金に対応し、Eは、6022合金に対応する。F、G、HおよびIは、本発明による組成IのCu(F)と、あるいはMn(GとH)とにおいて異なるが、類似の組成を有する。
プレートは皮むきし、570℃で10時間均質化し、まず可逆圧延機で、ついでタンデム圧延機で、均質化の熱で直接熱間圧延した。圧延開始温度は540℃程度、高温帯巻き取り温度は、310℃程度であった。
3mmまで熱間圧延した帯は、つぎに1mmの最終厚みまで冷間圧延される。厚み2.5mmで中間焼鈍、すなわち10時間で350℃まで上昇して2時間待ちゆっくりと冷却する、ロールの「バッチ」焼鈍、あるいは約1分間で400℃まで上昇しすぐに冷却する、連続炉での「フラッシュ」焼鈍を実施した。帯から採取した標本は、1分未満で570℃の温度で溶解し、ついで冷水で焼入れした。工業的プレ焼戻しを模倣するために、焼入れ直後に、油浴内で100℃で2時間の補足処理を、合金B、D、F、G、HおよびIの標本に適用した。
それぞれ環境温度で3週間〜6箇月の熟成後、ついで塗装焼成処理を模倣して165℃または185℃で30分の焼戻し処理の後、L方向の弾性限界R0.2(MPa単位)を測定した。主たる変形は、圧延方向にそれぞれ平行および垂直なので、LDHパラメータを用いて形成性も測定した(mm単位)。結果を表2に示した:
Figure 2005525462
本発明による標本Iは3週間の熟成後に、従来の6016(標本A)のそれと同程度、そして6111(CとD)および6022(E)合金の弾性限界よりはるかに低い弾性限界を呈する。6箇月の熟成後、他の合金の標本に対する、標本Iの弾性限界の位置は変わらなかった。
LDHパラメータによって測定した成形性は、一番よい合金、すなわちDR100の成形性とほぼ同じくらい良い。くわえて圧延方向および、圧延に垂直な方向における、LDHの測定値はほとんど同一であるが、それは他の標本には必ずしも当てはまらず、そのことが形成における優れた等方性を保証することを可能にする。
逆にプレ焼戻しを実施したとき、塗装焼付け後の標本Iの弾性限界は高く、6016およびDR100合金の弾性限界よりはるかに高く、銅含有率が高い合金Fの弾性限界と同程度であり、6111の二つの成分変化の弾性限界の間に位置し、そのことが製品の圧痕に対する高い強度を保証する。
圧延平行方向と垂直方向における、嵌込みに対する挙動、およびリン酸塩化処理、電気泳動と塗装の後の糸状腐食強度、ならびに型打ち鍛造後の打ち抜き、または型取りの際の、皮傷または糸筋が発生するか、あるいはしないかも、厚みが1mmの鋼板で評価した。
嵌込み試験は、3つの選択肢で実施する:90℃での縁の垂れ落とし、45度での予嵌込み、および厚みが0.7mmの裏打ち鋼板上での平嵌込み。嵌込んだ縁は、つぎにIBEC99でのD.Danielらの論文に記載のごとく、目視検査によって分類した。
糸状腐食強度は、塗装して条を付けた寸法150×60×1mmの標本で、EN3665規格に従って評価される。試験手順には、1時間、HCl蒸気による腐食の誘発、ついで1000時間、40℃の湿室内での曝露が含まれる。場合ごとに3つの試験片の平均を用いて、糸状腐食の最大長さを測定し、次のように分類する:<2mm:良 2〜5mm:普通 >5mm:不良。打ち抜き試験は、上述のIBEC99でのD.Danielらの論文に記載されている。遊びは、厚みの10%、打ち抜き角度0度であった。
結果は表3にまとめた:
Figure 2005525462
これら各種の基準に関して、標本Iが十分な挙動を呈することがわかり、それによって非の打ち所のない外観を呈する車体部品の実現が可能になる。
表4に示したごとく、成形後および組立前のプレ焼戻しと熱処理とを含む、あるいは含んでいない実施例1のものと類似の製造等級で、表4に示した組成のアルミニウム合金製のパネルを製造した。パネルの寸法は1.6m×0.9mである。
Figure 2005525462
それぞれの合金について、折り曲げによって得られ、長方形の短辺に平行なリブをそれぞれ含んでいる、異なる幾何の三つのパネルを試験した。
これらのパネルは、車両の鋼鉄構造上の、アルミニウム合金製外被鋼板の場合をシミュレーションするために、鋼鉄製長方形フレームにリベットで留めた。組立は、長方形の長辺に50mmピッチで、リベット打ちによって実施される。電気泳動の焼成をシミュレーションすると、160℃で20分の熱処理後、パネルに残留変形が認められた。環境温度および約20℃/分の昇温速度での160℃の焼成温度で、パネルの機械特性値(破断強度RmとMPa単位での弾性限界R0.2)も測定した。結果を表5に示した。
Figure 2005525462
本発明による合金は、焼成後の残留変形を減らすことを可能にすることがわかる。合金の性能は、焼成温度での弾性限界とよく相関している。最後に、組立前の熱処理とリブの付加は、変形の低減に有利である。
厚みが0.7mmの塗装焼付け後の弾性限界が、290MPaの鋼板のそれと比較して、本発明による合金製と、6016 DR100合金製において、5時間相当時間のプレ焼戻し、および塗装焼付をシミュレーションする、異なる温度での20分の熱処理とから成る、実施例1の鋼板タイプの製造等級で製作した、厚み1mmの鋼板の動的圧痕強度を評価した。車体の鋼板の弾性限界について、焼付け後の290MPaのこの値は、もっとも一般的な最近の欧州車の車体外被に使用されている鋼板の、弾性限界の平均値にほぼ対応する。アルミニウム板についての1mmの厚みは、厚みが0.7mmの鋼板に対して約50%の伸長を表す。
圧痕試験に用いた装置は、二枚の鋼鉄板の間に固定された鋼板標本上に、約16km/時の速度で1mの高さから放された、直径15mmで、重さが138gのインジケータを含んでいる。恒久圧痕深さを(mm単位)測定する。結果を表6に示す。
Figure 2005525462
ここでわかるように、185℃の塗装焼付け温度においては、本発明による厚みが1mmの鋼板は、0.7mmの鋼板と同じ圧痕強度を示す。DR100合金において、このことは、自動車製造者が通常使用する温度より高い、205℃の塗装焼付け温度についてしか当てはまらない。6111のようなより強度の高い合金は、市場の要求を超えて圧痕強度を増加させるだろうが、とくに嵌込みの際に成形性が犠牲になる。

Claims (14)

  1. 160MPa未満のL方向弾性限界R0.2を、溶解、焼入れ、プレ焼戻しまたは復元、および3週間〜6箇月の間に含まれる環境温度での熟成の後に呈する、下記の組成(重量%)の、厚みが0.8〜1.2mmの間に含まれる、車体の外被部品のための鋼板:
    Fe:0.25〜0.40、好適には:0.25〜0.35
    Si:0.90〜1.20、好適には:0.95〜1.10
    Cu:0.10〜0.25、好適には:0.15〜0.20
    Mg:0.35〜0.50、好適には:0.40〜0.50
    Mn:0.05〜0.20、好適には:0.08〜0.15
    他の元素:それぞれ<0.05、合計<0.15、残りはアルミニウム。
  2. 150MPa未満のL方向弾性限界R0.2を、溶解、焼入れ、プレ焼戻しまたは復元、および3週間〜6箇月の間に含まれる環境温度での熟成の後に呈する、請求項1に記載の鋼板。
  3. 20℃/分の温度上昇速度で試験を実施したとき、微分エピタルピー分析図の565〜580℃の領域内で、ピーク区域が1J/g未満になるように、溶解が行われることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の鋼板。
  4. Tおよびtは、プレ焼戻しの゜Kで表した温度および時間であり、Tref=373゜Kである関係式:
    Figure 2005525462
    によって定義された等価時間teqが、1〜10時間に含まれるような温度と時間で実施されることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載の鋼板。
  5. eqが3時間〜6時間に含まれることを特徴とする、請求項4に記載の鋼板。
  6. 1mm未満の圧延方向と垂直方向との間の、成形性の異方性LDH0を呈する、請求項1〜請求項5のいずれか一つに記載の鋼板。
  7. 0.6mm未満の圧延方向と垂直方向との間の、成形性の異方性LDH0を呈する、請
    求項6に記載の鋼板。
  8. 160℃で測定した弾性限界が140MPaを超えることを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか一つに記載の鋼板。
  9. きめの寸法が<50μmである、請求項1〜請求項8のいずれか一つに記載の鋼板。
  10. テクスチャード加工の表面を呈する、請求項1〜請求項9のいずれか一つに記載の鋼板。
  11. 乾燥潤滑剤で被覆された請求項1〜請求項10のいずれか一つに記載の鋼板。
  12. 溶解、焼入れ、熟成、型打ちおよび塗装焼付けによる焼戻しの状態で弾性限界R0.2(LまたはTL方向)>180MPaを示す、請求項1〜請求項11のいずれか一つに記載の鋼板から実現した車体外被部品。
  13. 溶解、焼入れ、熟成、および塗装焼付けによる焼戻しの状態で弾性限界R0.2(LまたはTL方向)>200MPaを示す、請求項12に記載の車体外被部品。
  14. 塗装焼付け処理前に鋼鉄構造上に組み立てられることを特徴とする、請求項1〜請求項11のいずれか一つに記載の鋼板から実現した車体外被部品。

JP2003566264A 2002-02-05 2003-02-03 車体の外被用のAl−Si−Mg合金板 Pending JP2005525462A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0201346A FR2835533B1 (fr) 2002-02-05 2002-02-05 TOLE EN ALLIAGE Al-Si-Mg POUR PEAU DE CARROSSERIE AUTOMOBILE
PCT/FR2003/000318 WO2003066919A2 (fr) 2002-02-05 2003-02-03 Tole en alliage al-si-mg pour peau de carrosserie automobile

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008312816A Division JP2009133006A (ja) 2002-02-05 2008-12-09 車体の外被用のAl−Si−Mg合金板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005525462A true JP2005525462A (ja) 2005-08-25
JP2005525462A5 JP2005525462A5 (ja) 2008-08-21

Family

ID=27619894

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003566264A Pending JP2005525462A (ja) 2002-02-05 2003-02-03 車体の外被用のAl−Si−Mg合金板
JP2008312816A Pending JP2009133006A (ja) 2002-02-05 2008-12-09 車体の外被用のAl−Si−Mg合金板

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008312816A Pending JP2009133006A (ja) 2002-02-05 2008-12-09 車体の外被用のAl−Si−Mg合金板

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20050028894A1 (ja)
EP (1) EP1472380B1 (ja)
JP (2) JP2005525462A (ja)
KR (1) KR100964855B1 (ja)
AT (1) ATE413476T1 (ja)
AU (1) AU2003216971A1 (ja)
CA (1) CA2471501C (ja)
DE (2) DE03712292T1 (ja)
ES (1) ES2316738T3 (ja)
FR (1) FR2835533B1 (ja)
WO (1) WO2003066919A2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10324452B4 (de) * 2002-07-01 2010-05-06 Aleris Aluminum Duffel Bvba AI-Mg-Si-Legierungsblech
EP1533394A1 (de) 2003-11-20 2005-05-25 Alcan Technology & Management Ltd. Automobilkarosseriebauteil
US8109535B2 (en) * 2004-12-13 2012-02-07 Ford Global Technologies Sport utility vehicle (SUV) frame architecture for improved vehicle-to-vehicle compatibility
EP2156945A1 (en) 2008-08-13 2010-02-24 Novelis Inc. Clad automotive sheet product
WO2012059505A1 (en) * 2010-11-05 2012-05-10 Aleris Aluminum Duffel Bvba Method of manufacturing a structural automotive part made from a rolled al-zn alloy
WO2014135367A1 (en) 2013-03-07 2014-09-12 Aleris Aluminum Duffel Bvba Method of manufacturing an al-mg-si alloy rolled sheet product with excellent formability
US10150354B2 (en) * 2014-02-21 2018-12-11 Ford Global Technologies, Llc Automotive door structure for sail mounted mirrors
EP3699309B1 (en) 2014-10-28 2023-12-27 Novelis Inc. Aluminum alloy products and a method of preparation
RU2699496C2 (ru) 2015-01-12 2019-09-05 Новелис Инк. Автомобильный алюминиевый лист высокой формуемости с уменьшенной или отсутствующей бороздчатостью поверхности и способ его получения
KR102055051B1 (ko) 2015-05-08 2019-12-11 노벨리스 인크. 알루미늄 합금 물품의 충격 열처리
FR3038242B1 (fr) 2015-07-02 2017-06-23 Constellium Neuf-Brisach Alliage d'aluminium pour soudage par laser sans fils d'apport
KR102228792B1 (ko) 2015-12-18 2021-03-19 노벨리스 인크. 고 강도 6xxx 알루미늄 합금들 및 이를 만드는 방법들
KR102227325B1 (ko) 2016-10-17 2021-03-15 노벨리스 인크. 맞춤-조정된 성질을 갖는 금속 시트
CN109890536B (zh) 2016-10-27 2022-09-23 诺维尔里斯公司 高强度7xxx系列铝合金及其制造方法
KR102474777B1 (ko) 2016-10-27 2022-12-07 노벨리스 인크. 금속 주조 및 압연 라인
EP3532219B1 (en) 2016-10-27 2023-05-31 Novelis, Inc. High strength 6xxx series aluminum alloys and methods of making the same
US10428412B2 (en) * 2016-11-04 2019-10-01 Ford Motor Company Artificial aging of strained sheet metal for strength uniformity
KR102272938B1 (ko) 2016-12-16 2021-07-07 노벨리스 인크. 자연 시효 경화에 저항하는 고강도 고성형 가능 알루미늄 합금 및 그 제조 방법
KR102253860B1 (ko) 2016-12-16 2021-05-24 노벨리스 인크. 알루미늄 합금 및 그 제조 방법
FR3060606B1 (fr) * 2016-12-19 2018-12-07 Constellium Neuf-Brisach Alliage d’aluminium pour soudage par laser sans fil d’apport
FR3065013B1 (fr) * 2017-04-06 2020-08-07 Constellium Neuf-Brisach Procede ameliore de fabrication de composant de structure de caisse automobile
KR102644089B1 (ko) 2017-05-26 2024-03-07 노벨리스 인크. 고강도 내식성 6xxx 시리즈 알루미늄 합금 및 이의 제조 방법
WO2019222236A1 (en) 2018-05-15 2019-11-21 Novelis Inc. High strength 6xxx and 7xxx aluminum alloys and methods of making the same
EP3827107A1 (en) 2018-07-23 2021-06-02 Novelis, Inc. Methods of making highly-formable aluminum alloys and aluminum alloy products thereof
CN111334728B (zh) * 2018-12-19 2022-04-05 有研工程技术研究院有限公司 一种改善铝合金板材翻边性能的方法
EP3938554B1 (en) 2019-03-13 2023-09-06 Novelis, Inc. Age-hardenable and highly formable aluminum alloys, monolithic sheet made therof and clad aluminum alloy product comprising it
EP3839085B1 (en) * 2019-12-17 2023-04-26 Constellium Neuf-Brisach Improved method for manufacturing a structure component for a motor vehicle body
WO2021163267A1 (en) 2020-02-14 2021-08-19 Cummins Inc. Apparatuses, methods, systems, and techniques of misfire detection using engine speed sensor

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6289852A (ja) * 1985-09-24 1987-04-24 Kobe Steel Ltd 焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造法
JPH0446607A (ja) * 1990-06-11 1992-02-17 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 塗装後鮮映性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法
JPH0718390A (ja) * 1993-07-05 1995-01-20 Furukawa Electric Co Ltd:The 成形用アルミニウム合金板材の製造方法
JPH0931616A (ja) * 1995-07-21 1997-02-04 Nippon Steel Corp 成形性に優れたAl−Mg−Si系合金板とその製造方法
JPH1060567A (ja) * 1996-08-14 1998-03-03 Kobe Steel Ltd 成形性、焼き付け硬化性及び耐食性に優れるアルミニウム合金板及びその製造方法
JPH11269595A (ja) * 1998-01-22 1999-10-05 Nippon Steel Corp りん酸亜鉛処理性に優れた自動車用Mg含有アルミニウム合金処理板およびその製造方法
JP2000160272A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Kobe Steel Ltd プレス成形性に優れたAl合金板
JP2001003129A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Kobe Steel Ltd 耐食性に優れた輸送機用アルミニウム合金板
JP2001303221A (ja) * 2000-02-23 2001-10-31 Soc Metallurgique De Gerzat AlZnMgCu合金製の加圧中空胴体及びその製造方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4082578A (en) * 1976-08-05 1978-04-04 Aluminum Company Of America Aluminum structural members for vehicles
FR2601040B1 (fr) * 1986-07-07 1988-09-02 Cegedur Alliage d'aluminium chaudronnable et soudable et son procede de fabrication
DE4317217A1 (de) * 1993-05-24 1994-12-01 Henkel Kgaa Chromfreie Konversionsbehandlung von Aluminium
US5919323A (en) * 1994-05-11 1999-07-06 Aluminum Company Of America Corrosion resistant aluminum alloy rolled sheet
NL1002861C2 (nl) * 1996-04-15 1997-10-17 Hoogovens Aluminium Nv Werkwijze voor het vervaardigen van een goed vervormbare aluminiumplaat.
CH690916A5 (de) * 1996-06-04 2001-02-28 Alusuisse Tech & Man Ag Tiefziehbare und schweissbare Aluminiumlegierung vom Typ AlMgSi.
EP0931170A1 (en) * 1996-09-30 1999-07-28 Alcan International Limited Aluminium alloy for rolled product process
BR0008694A (pt) * 1999-03-01 2001-12-26 Alcan Int Ltd Método para folha de alumìnio aa6000

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6289852A (ja) * 1985-09-24 1987-04-24 Kobe Steel Ltd 焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造法
JPH0446607A (ja) * 1990-06-11 1992-02-17 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 塗装後鮮映性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法
JPH0718390A (ja) * 1993-07-05 1995-01-20 Furukawa Electric Co Ltd:The 成形用アルミニウム合金板材の製造方法
JPH0931616A (ja) * 1995-07-21 1997-02-04 Nippon Steel Corp 成形性に優れたAl−Mg−Si系合金板とその製造方法
JPH1060567A (ja) * 1996-08-14 1998-03-03 Kobe Steel Ltd 成形性、焼き付け硬化性及び耐食性に優れるアルミニウム合金板及びその製造方法
JPH11269595A (ja) * 1998-01-22 1999-10-05 Nippon Steel Corp りん酸亜鉛処理性に優れた自動車用Mg含有アルミニウム合金処理板およびその製造方法
JP2000160272A (ja) * 1998-11-30 2000-06-13 Kobe Steel Ltd プレス成形性に優れたAl合金板
JP2001003129A (ja) * 1999-06-23 2001-01-09 Kobe Steel Ltd 耐食性に優れた輸送機用アルミニウム合金板
JP2001303221A (ja) * 2000-02-23 2001-10-31 Soc Metallurgique De Gerzat AlZnMgCu合金製の加圧中空胴体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003216971A1 (en) 2003-09-02
EP1472380A2 (fr) 2004-11-03
KR20040075980A (ko) 2004-08-30
KR100964855B1 (ko) 2010-06-24
WO2003066919A2 (fr) 2003-08-14
AU2003216971A8 (en) 2003-09-02
FR2835533B1 (fr) 2004-10-08
EP1472380B1 (fr) 2008-11-05
FR2835533A1 (fr) 2003-08-08
DE03712292T1 (de) 2005-03-31
CA2471501A1 (fr) 2003-08-14
US20050028894A1 (en) 2005-02-10
JP2009133006A (ja) 2009-06-18
ATE413476T1 (de) 2008-11-15
WO2003066919A3 (fr) 2004-04-08
ES2316738T3 (es) 2009-04-16
DE60324526D1 (de) 2008-12-18
CA2471501C (fr) 2010-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009133006A (ja) 車体の外被用のAl−Si−Mg合金板
JP2005525462A5 (ja)
US8613820B2 (en) Structural automotive part made from an Al—Zn—Mg—Cu alloy product and method of its manufacture
JP6055831B2 (ja) 自動車車体用のクラッドされた薄板
CN107709590B (zh) 具有高机械强度的用于机动车辆车身的金属板
JP2009535510A (ja) クラッドシート製品
JP4912877B2 (ja) 鋼構造に対して固定されるAl‐Si‐Mg合金板製の自動車ボディの外表面用部材
JP7249321B2 (ja) アルミニウム合金部材の製造方法
US20210292861A1 (en) Process for manufacturing thin sheets made of 7xxx aluminum alloy suitable for shaping and assembly
JP2019501287A (ja) 自動車車体用の高剛性薄板
JP4515363B2 (ja) 成形性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法
JP6625530B2 (ja) 自動車ボディ構造用のアルミニウム合金製薄板
JP3833574B2 (ja) 曲げ加工性とプレス成形性に優れたアルミニウム合金板
KR101159410B1 (ko) 도장 베이킹 경화성이 우수하고, 실온 시효를 억제한 알루미늄 합금판 및 그 제조 방법
JP6315582B2 (ja) 成形用アルミニウム合金板
WO2017170835A1 (ja) アルミニウム合金板及びアルミニウム合金板の製造方法
JP3766334B2 (ja) 曲げ加工性に優れたアルミニウム合金板
JP2000158050A (ja) プレス成形用Al合金板
JP4588338B2 (ja) 曲げ加工性とプレス成形性に優れたアルミニウム合金板
JP2024523859A (ja) 6xxx合金製帯材およびその製造方法
JP6444779B2 (ja) アルミニウム合金製自動車ルーフパネルおよび自動車ルーフパネル用アルミニウム合金板
CA3236489A1 (en) Strip made of 6xxx alloy and manufacturing process

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080604

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080611

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20080704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090206

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090508

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110303

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110314

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110318

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110422

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110530

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111213

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111216