JP2005517407A5 - - Google Patents

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  1. Fabフラグメントを発現させる方法であって、以下
    KILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)、MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)に示されたシグナルペプチド配列をコードする真核生物のシグナル配列にそれぞれが作動可能に結合した抗体重鎖および抗体軽鎖をコードするポリヌクレオチドを含むベクターを有する細菌細胞の培養物を提供し、それによって、該抗体重鎖および該抗体軽鎖ならびにそれらに結合したシグナル配列を発現させ、ペリプラズムに分泌させ、該シグナルペチド配列が該抗体重鎖および該抗体軽鎖からプロセッシングされ、該抗体重鎖と該抗体軽鎖とが組み立てられて標的分子に特異的に結合するFabフラグメントを形成する工程と、
    該細菌細胞の培養物から該Fabフラグメントを回収する工程と、
    を包含する、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    (a)前記重鎖に作動可能に結合した前記シグナル配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)をコードし、前記軽鎖に作動可能に結合した前記シグナル配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)をコードするか、または
    (b)該重鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)をコードし、該軽鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)をコードするか、または
    (c)該重鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)をコードし、該軽鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)をコードするか、または
    (d)該重鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)をコードし、該軽鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)をコードするか、または
    (e)該重鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)をコードし、該軽鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)をコードするか、または
    (f)該重鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)をコードし、該軽鎖に作動可能に結合した該シグナル配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)をコードする、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    (a)前記重鎖に作動可能に結合した前記シグナル配列と、前記軽鎖に作動可能に結合した前記シグナル配列とが共にMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)をコードするか、または
    (b)該重鎖に作動可能に結合した該シグナル配列と該軽鎖に作動可能に結合した該シグナル配列とが共にMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)をコードするか、または
    (c)該重鎖に作動可能に結合した該シグナル配列と該軽鎖に作動可能に結合した該シグナル配列とが共にMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)をコードする、方法。
  4. 前記ポリヌクレオチドが、さらに作動可能にプロモーターに結合される、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ポリヌクレオチドが、さらに作動可能にラムノースプロモーターに結合される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記培養物中の培地から前記Fabフラグメントを回収する、請求項1に記載の方法。
  7. 前記回収工程に先立って、前記細胞を溶解して前記Fabフラグメントを放出させる工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. ファージからFabフラグメントを提示する方法であって、該方法は、抗体重鎖および抗体軽鎖をコードするファージ提示ベクターを細菌細胞内で発現させる工程を包含し、該軽鎖が第1のシグナルペプチド配列に作動可能に結合しており、そして該重鎖がファージ外表面タンパク質および第2のシグナルペプチド配列に作動可能に結合しており、それによって該抗体の鎖が発現されて該細胞のペリプラズムに分泌され、そしてプロセッシングされることで、該シグナルペプチド配列から該抗体の鎖が分離され、標的分子に対する特異的結合親和性を持ち、ファージ粒子の外表面から掲示されるFabフラグメントとして該抗体の鎖が組み立てられ、
    該第1のシグナルペプチド配列および第2のシグナルペプチド配列の各々が配列MKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)を有する真核生物のシグナル配列である、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    (a)前記第1のシグナルペプチド配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)であり、前記第2のシグナルペプチド配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)であるか、または
    (b)該第1のシグナルペプチド配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)であり、該第2のシグナルペプチド配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)であるか、または
    (c)該第1のシグナルペプチド配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)であり、該第2のシグナルペプチド配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)であるか、または
    (d)該第1のシグナルペプチド配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)であり、該第2のシグナルペプチド配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)であるか、または
    (e)該第1のシグナルペプチド配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)であり、該第2のシグナルペプチド配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)であるか、または
    (f)該第1のシグナルペプチド配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)であり、該第2のシグナルペプチド配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)である、方法。
  10. 請求項8に記載の方法であって、
    (a)前記第1のシグナルペプチド配列および前記第2のシグナルペプチド配列が、共にMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)であるか、または
    (b)該第1のシグナルペプチド配列および該第2のシグナルペプチド配列が、共にMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)であるか、または
    (c)該第1のシグナルペプチド配列および該第2のシグナルペプチド配列が、共にMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)である、方法。
  11. 前記ベクターがプロモーターを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記ベクターがラムノースプロモーターを含む、請求項8に記載の方法。
  13. 融合タンパク質であって、
    MKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)とMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)とMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)からなる群から選択される真核生物シグナルペプチド配列と作動可能に結合した抗体鎖を含む、融合タンパク質。
  14. 前記真核生物シグナルペプチド配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)である、請求項1に記載の融合タンパク質。
  15. 前記真核生物シグナルペプチド配列がMRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)である、請求項1に記載の融合タンパク質。
  16. 前記真核生物シグナルペプチド配列がMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)である、請求項13に記載の融合タンパク質。
  17. 宿主細胞内でポリペプチドを発現させる方法であって、
    該ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含むベクターを有する該宿主細胞の培養物を提供する工程であって、ここで、該ポリヌクレオチドが、MKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)、MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)、またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)から選択されるシグナルペプチドをコードする真核生物シグナル配列に作動可能に結合する工程と、
    該ポリヌクレオチドおよび該シグナル配列を発現させる工程であって、該ポリヌクレオチドから発現されたポリペプチドと発現された該シグナルペプチド配列とが分泌され、該発現されたシグナルペプチド配列が、該ポリヌクレオチドから発現された該ポリペプチドからプロセッシングされる工程と、
    該宿主細胞の培養物から該ポリペプチドを回収する工程と、
    を含む、方法。
  18. 複製可能な遺伝子パッケージからポリペプチドを提示する方法であって、該方法は、該ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含むポリペプチド提示ベクターを原核宿主細胞または真核宿主細胞内で発現させる工程を含み、ここで、該ポリヌクレオチドは、MKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)、MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)、またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)から選択されるシグナルペプチドをコードする真核生物シグナル配列に作動可能に結合し、
    これによって、該ポリヌクレオチド配列およびシグナル配列が発現および分泌され、発現された該シグナルペプチド配列が、発現された該ポリペプチドからプロセッシングされ、その結果、該ポリペプチドが該複製可能な遺伝子パッケージの外表面から提示される、方法。
  19. ポリペプチド提示ライブラリーを作製する方法であって、
    外来性ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを複製可能な遺伝子パッケージのゲノムに導入し、該複製可能な遺伝子パッケージの外表面から通常発現される内在性タンパク質と融合タンパク質を形成させる工程であって、ここで、該ポリヌクレオチドが、MKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)、MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)、またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)から選択されるシグナルペプチドをコードする真核生物シグナル配列に作動可能に結合する工程と、
    該融合タンパク質を該外表面に輸送してアセンブリングさせることで、該複製可能な遺伝子パッケージの外表面から該外来性ポリペプチドを提示させる融合タンパク質を発現させる工程と、
    を含む、方法。
  20. ポリペプチドを発現させるための宿主細胞であって、
    該宿主細胞が、ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドと該ポリヌクレオチドに作動可能に結合した真核生物シグナル配列とを含むベクターを含み、該真核生物シグナル配列は、MKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)、MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)、またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)とから選択される真核生物シグナルペプチドを該真核生物シグナル配列がコードする、宿主細胞。
  21. ポリペプチドを宿主細胞内で発現させるためのベクターであって、該ベクターが、以下:
    該ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドと
    ポリヌクレオチドに作動可能に結合した真核生物シグナル配列と、を含み、
    該真核生物シグナル配列がMKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)、MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)、またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)から選択される真核生物シグナルペプチドをコードする、ベクター。
  22. 前記宿主細胞が原核生物宿主細胞、酵母宿主細胞、昆虫宿主細胞、またはほ乳動物組織宿主細胞である、請求項17、20または2に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  23. 前記ベクターが誘導可能なプロモーターを含む、請求項17、20または21のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  24. 前記宿主細胞が細菌細胞であり、前記プロモーターが細菌プロモーターである、請求項23に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  25. 前記プロモーターが、ラクトースプロモーター、ラムノースプロモーター、アラビノースプロモーター、メタロチオネインプロモーター、ヒートショックプロモーター、トリプトファンプロモーター、ベータラクトマーゼプロモーター、ファージラムダ由来プロモーター、ファージT7由来プロモーター、メタロチオネインプロモーター、ヒートショックプロモーター、ガラクトースプロモーター、ホスホグリセリン酸キナーゼプロモーター、または免疫グロブリン遺伝子、SV40、アデノウイルス、ウシ乳頭腫ウイルスもしくはサイトメガロウイルスに由来するプロモーターから選択される、請求項23に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  26. 前記ポリペプチドが真核生物ポリペプチドである、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  27. 前記ポリペプチドが原核細胞ポリペプチドである、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  28. 前記ポリペプチドが抗体である、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  29. 前記ポリペプチドが抗体であり、該抗体がマウス抗体、ヒト抗体、またはキメラ抗体である、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  30. 前記ポリペプチドが完全抗体またはその結合フラグメントである、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  31. 前記ポリペプチドが抗体結合フラグメントであり、該フラグメントが単鎖フラグメント、Fvフラグメント、またはFabフラグメントである、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  32. 前記ポリペプチドが受容体(核内受容体、膜貫通型受容体、Gタンパク質受容体、またはチロシンキナーゼ受容体)、サイトカイン(ケモカイン)、ホルモン(増殖因子または分化因子)、神経ペプチドもしくは血管媒介物質、プロテインキナーゼ、ホスファターゼ、ホスホリパーゼ、ホスホジエステラーゼ、ヌクレオチドシクラーゼ、マトリックス分子(接着、カドヘリン、細胞外基質分子、インテグリン、もしくはセレクチン)、Gタンパク質、イオンチャンネル(カルシウム、塩化物、カリウム、もしくはナトリウム)、プロテアーゼ、トランスポーター/ポンプ(アミノ酸、タンパク質、糖、金属、もしくはビタミン;カルシウム、リン酸塩、カリウム、もしくはナトリウム)、または調節タンパク質である、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  33. 前記シグナルペプチドをコードするシグナル配列が配列番号43、配列番号44、配列番号45、または配列番号46から選択される、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  34. 前記シグナル配列が、前記ポリペプチドをコードする前記ポリヌクレオチド配列に対して5’側である、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  35. 前記シグナル配列と前記ポリペプチドとがゼロアミノ酸によって分離されている、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  36. 前記ベクターがポリシストロニックベクターである、請求項17〜2のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  37. 前記宿主細胞が細菌宿主細胞であり、該細菌宿主細胞が大腸菌(E.coli)、枯草菌(Bacillus subtilis)、またはサルモネラ属(Salmonella)、セラチア属(Serratia)、もしくはシュードモナス属(Pseudomonas)の種である、請求項22に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  38. 前記宿主細胞が昆虫細胞であり、そして前記ベクターがバキュロウイルスベクターである、請求項2に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  39. 前記ベクターは、前記宿主細胞によって認識される複製起点、終止コドン、および/または少なくとも1つの選択マーカーを、さらに含む、請求項17、18、20または21のいずれか一項に記載の方法、宿主細胞、またはベクター。
  40. 前記複製可能な遺伝子パッケージが細胞、胞子、またはウイルスである、請求項18または19に記載の方法。
  41. 前記複製可能な遺伝子パッケージがバクテリオファージであり、該バクテリオファージとして線状ファージ、特にファージM13、Fd、F1、またはファージミドが挙げられる、請求項18または19に記載の方法。
  42. (a)スクリーニングする工程、(b)前記ポリペプチド示ライブラリーを富化する工程、および/または(c)同定された前記ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを発現ベクターにサブクローニングする工程を、さらに含む、請求項18または19に記載の方法。
  43. 請求項17に記載の方法に従って調製された、ポリペプチド。
  44. 請求項18または19に記載の方法に従って調製された、ポリペプチド提示ライブラリー。
  45. 細菌細胞内でのポリペプチドの発現のための真核生物シグナル配列を選択する方法であって、該方法が、以下:
    (a)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含む細菌細胞を培養する工程であって、該ポリヌクレオチドが、シグナルペプチドをコードする真核生物シグナル配列に作動可能に結合する工程と、
    (b)該ポリヌクレオチドおよび該シグナル配列を発現させる工程と、
    (c)該ポリペプチドの発現と該細菌細胞による該ポリペプチドからの該シグナル配列のプロセッシングとを試験する工程と、
    (d)(i)ポリペプチド発現が検出可能であり、かつ(ii)該シグナル配列が該ポリペプチドからプロセッシングされる場合、該真核生物シグナル配列を選択する工程と、を包含する、方法。
  46. 前記ポリペプチドが抗体である、請求項45に記載の方法。
  47. 請求項45または46に記載の方法に従って選択された、真核生物シグナル配列。
  48. 細菌細胞内でのポリペプチドの発現のための真核生物シグナル配列を選択する方法であって、該方法が、以下:
    (a)ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドからポリペプチドを発現する工程であって、該ポリヌクレオチドが、シグナルペプチドをコードする第1の真核生物シグナル配列に作動可能に結合する工程と、
    (b)該ポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチドから、該ポリペプチドを発現させる工程であって、該ポリヌクレオチドが、MKILILGIFLFLCSTPAWA(配列番号1)、MRTLAILAAILLVALQAQA(配列番号2)、またはMGALAVFAVACLAAVASVAHA(配列番号3)である、第2の真核生物シグナル配列に作動可能に結合する工程と、
    (c)(i)該工程(a)のポリペプチド発現が該工程(b)のポリペプチド発現と実質的に同等またはそれよりも大きい場合、ならびに/あるいは(ii)該工程(a)の第1の真核生物シグナル配列が、該工程(b)の第2の真核生物シグナル配列と実質的に同等またはそれよりも大きいポリペプチドによりプロセシングされる場合、該第1の真核生物シグナル配列である該真核生物シグナル配列を選択する工程と、
    を包含する、方法。
  49. 前記ポリペプチドが抗体である、請求項48に記載の方法。
  50. 前記ポリペプチドがさらに作動可能にプロモーターに結合される、請求項45または48に記載の方法。
  51. 前記ポリペプチドがさらに作動可能にラムノースプロモーターに結合される、請求項45または48に記載の方法。
  52. 請求項45〜51のいずれか一項に記載の方法に従って選択された、真核生物シグナル配列。
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