JP2005516030A - 新規な結晶性の形態のメロキシカム並びにそれらの製造及び相互転換方法 - Google Patents

新規な結晶性の形態のメロキシカム並びにそれらの製造及び相互転換方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、新規な結晶性の形態II、III及びVのメロキシカム、結晶性の形態I、II、III及びVを得る方法、並びに形態II、III、IV及びVを形態Iに相互転換する方法に関する。

Description

本発明は、結晶性の形態のメロキシカム並びにそれらの製造及び相互転換方法に関する。より詳細には、本発明は、新規な結晶性の形態II、III及びVのメロキシカム、それらの新規な結晶性の形態II、III及びVを得る方法、並びに形態II、III、IV及びVを形態Iに相互転換する方法に関する。
メロキシカム、すなわち4−ヒドロキシ−2−メチル−N−(5−メチル−2−チアゾリル)−2H−1,2−ベンゾチアジン−3−カルボキサミド1,1−ジオキシドは、周知の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)である。標準的なNSAIDは、シクロオキシゲナーゼのアイソフォームCOX−1(これは多くの組織において恒常的に発現される)とアイソフォームCOX−2(これは炎症メディエーターに応答して発現される)の両方を阻害する。現在の知られているNSAIDは、これら2種類の酵素の阻害剤としての有効性に幾らかの違いがあるが、それらは一般的に両方を阻害する。従って、理論的な観点から、少なくとも、COX−1に影響を及ぼさず(その結果、この酵素は損なわれずに残り、起こり得る腎臓及び胃の損傷を抑える)にCOX−2を選択的に阻害(炎症を抑える)することが都合よいであろう。医薬分野でのメロキシカムの重要性は、この化合物が、COX−1に対してCOX−2を選択的に阻害することにある。すなわち、メロキシカムは、ヒトのリコンビナント酵素の場合に、COX−1に対するよりもCOX−2に対して75倍高い選択性を示す(Churchil L, Graham AC, Shih C-K, et al. Selective inhibition of human cyclooxygenase-2 by meloxicam. Inflammopharmacology, 1996; 4: 125-135)。
メロキシカムが多形性を示すことは知られており、知られている2種の異なる結晶形は両性イオン形(以下、形態IVと呼ぶ)とエノール形又は形態Iである。結晶性の形態Iは、医薬品を製造するのに好適なものである(P. Luger et al. Eur. J. Pharm. Sci., 1996, 175)。
エノール形又は形態Iのメロキシカム(式A):
Figure 2005516030
両性イオン形又は形態IVのメロキシカム(式B):
Figure 2005516030
当該技術分野の現在の技術水準では、メロキシカムは、イソプロピル4−ヒドロキシ−2−メチル−2H−1,2−ベンゾチアジン−3−カルボキシレート1,1−ジオキシド(又はカルボン酸の他の誘導体)と2−アミノ−5−メチルチアゾールを部分蒸留で還流下、キシレン中で反応させることにより得られる。このようにして得られたメロキシカムは、適切な品質を有するものにするには、精製しなくてはならない。この精製は、ジクロロエタン又は1,2−ジクロロベンゼン等の有機溶剤中での結晶化により行なわれる(ドイツ国特許第2756113号参照)。P. Jugerらによる論文Eur. J. Pharm. Sci., 1996, 175には、非極性溶剤中での再結晶化による形態Iと特定されるメロキシカムの調製が記載されている。同論文中には、水性媒体中でメロキシカムを水酸化ナトリウムで処理し、次に酢酸で処理することによる形態IV又は両性イオン形のものの調製が記載されている。
形態Iのメロキシカムを得る方法は、有機溶剤に頼るということで欠点がある。これは、溶剤にかかる高いコストに加えて、その後に除去及び/又は回収しなくてはならないことを意味する。さらに、これらの結晶化法により得られる収率は、あまり高くないか比較的低い(<75%)。
これらの文献には、形態IVの形態Iへの相互転換の可能性については述べられておらず、結晶化に使用される温度及び時間についても述べられていない。また、これらの文献には、水酸化ナトリウム及び酢酸を用いた処理によって水性媒体中で形態Iを直接得ることについての可能性についても記載がない。
従って、周知の方法の欠点がない形態Iのメロキシカムを製造する方法、形態Iのメロキシカムを製造するための中間体又は出発物質として機能する新規な結晶性形態物、及びそれらの結晶性形態物の製造方法が必要とされている。
発明の要約
徹底的で困難な研究の結果、本発明者は、驚くべきことに、水性媒体(形態IVを得ることに関してこれまで記述された媒体)中でのメロキシカムの結晶化により非常に高い収率で形態Iのメロキシカムが得られる方法を開発した。これは、有機溶剤の使用(有機溶剤の使用は、さらなる設備を必要とし、環境に悪影響を及ぼすことを意味する)をなくすため、従来の方法を超える利点があることを意味する。この方法は、メロキシカムの好適な精製方法も提供する。従って、本発明の1つの態様は、メロキシカムから形態Iのメロキシカムを得て精製する方法である。
本発明の第2の態様は、新規な結晶性の形態のメロキシカム、すなわち形態II、III
及びV、並びにそれらの製造方法からなる。これらの結晶性の形態は、形態Iを製造するための中間体又は純粋な出発物質として機能することができ、あるいはメロキシカムの新規な医薬製剤を製造する道を開く。
本発明者は、結晶性の形態II、III、IV及びVのメロキシカムを形態Iに転換することを可能にする方法を開発した。これは、従って、本発明の第3の態様である。これらの方法は、様々な結晶性の形態のメロキシカムを形態Iに転換することを可能にする。形態Iは、メロキシカムの医薬製剤において現在使用されている形態である。
本明細書には14枚の図面が添付されている。図1、2、3、4及び5には、結晶性の形態I、II、III、IV及びVのメロキシカムの赤外スペクトルが示されている、図6、7、8、9及び10には、結晶性の形態I、II、III、IV及びVのメロキシカムのX線回折図が示されている。最後に、図11、12、13及び14には、結晶性の形態I、II、III、IV及びVのメロキシカムのラマンスペクトルが示されている。
発明の詳細な説明
先に述べたように、本発明の第1の態様は、式A:
Figure 2005516030
により表される形態Iのメロキシカムの製造方法からなる。
本発明の第1の態様は、水とNaOHから成る混合物中にメロキシカムを溶解させ、その後、結晶性の形態Iのメロキシカムを析出させるために酸を添加することを含み、このプロセスの間中、65℃〜還流温度の温度を保つことを特徴とする結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法からなる。
本明細書中で、「メロキシカム」という用語は、当該技術分野で知られているその化合物を製造するための反応のいずれでも得られる粗生成物、例えばイソプロピル4−ヒドロキシ−2−メチル−2H−1,2−ベンゾチアジン−3−カルボキシレート1,1−ジオキシド(又はカルボン酸の他の誘導体)と2−アミノ−5−メチルチアゾールを部分蒸留で還流下、キシレン中で反応させることにより得られる粗生成物を意味する。
を意味する。
本発明の第1態様の反応で使用される酸は、有機又は無機酸であることができ、好ましくは塩酸、酢酸又はメタンスルホン酸、より好ましくは酢酸である。酸は、pHが3〜5.5に達するまで添加することが好ましい。そのようなプロセスの温度は、結晶化工程を除き、65℃〜還流温度、好ましくは65℃〜80℃、より好ましくは65℃、80℃又は100℃に保たれる。添加されるNaOHの量は、好ましくは、メロキシカムに対してNaOHが1〜1.5当量となる量である。
本発明の第1態様の範囲内に、水と、NaOHと、アルコール、例えばエタノール、キシレン、トルエン及びジメチルホルムアミド(DMF)から選ばれる有機溶剤とから成る混合物中にメロキシカムを溶解させ、このプロセスの間中、温度が50℃〜還流温度に保たれる前記方法の変形態様がある。
前記方法において使用される酸は有機又は無機酸、好ましく塩酸、酢酸又はメタンスルホン酸、より好ましくは酢酸である。酸は、pHが3〜5.5に達するまで添加されることが好ましい。好ましい溶剤混合物は、水/キシレン12.5:1(v/v)、水/DMF1:1〜8:1(v/v)、及び水/エタノール10:1〜1:1(v/v)である。プロセス温度は、析出工程を除き、好ましくは50〜80℃、より好ましくは50℃、63℃又は70℃である。添加されるNaOHの量は、好ましくは、メロキシカムに対してNaOHが1〜1.5当量となる量である。
先に述べたように、本発明の第2の態様は、形態II、III及びVで表される新規な結晶性の形態のメロキシカム、並びにそれらの製造方法である。
結晶性の形態IIのメロキシカムは、以下の赤外スペクトル値(図2参照):IR(KBr):ν 3104,2974,2927,2880,2858,1620,1603,1549,1523,1455,1417,1403,1349,1303,1289,1270,1240,1221,1182,1156,1127,1119,1066,1042,939,856,842,807,779,762,731,693,644,609,574,565,531,504,454cm-1
以下のラマンスペクトル値(図11〜14参照):20(vs),31(s),73(m),100(s),371(m),407(s),506(m),646(m),668(m),1121(s),1128(sh),1155(s),1161(s),1267(s),1310(vs),1333(vs),1347(vs),1359(vs),1438(s),1476(s),1538(vs),1557(vs),1595(vs),1611(vs);及び
図7のX線回折図;
により特徴づけられる。
結晶性の形態IIのメロキシカムの製造方法は、以下の工程:
a)45〜50℃で、水とNaOHの混合物中にメロキシカムを、30〜35の水/メロキシカム(v(ml)/w(g))比で溶解させる工程、
b)工程a)の温度を保ったまま、pHが3〜5.5になるまで酸を添加する工程、
c)懸濁液を工程a)の温度に30〜90分間保つ工程、及び
d)析出物を冷却して単離する工程、
を行なうことを含む。
結晶性の形態IIのメロキシカムを製造するためのこの方法の工程a)において使用される水とNaOHの混合物は、好ましくは、メロキシカムに対して1〜1.5当量のNaOHを含む。工程b)において添加される酸は好ましくは酢酸である。
結晶性の形態IIIのメロキシカムは、以下の赤外スペクトル値(図3参照):IR(KBr):ν 3128,2979,2944,2921,1615,1595,1552,1518,1457,1396,1348,1324,1301,1285,1264,1237,1220,1181,1152,1140,1130,1118,1064,1043,992,937,860,840,807,781,758,730,688,641,607,573,565,533,523,502,454cm-1
以下のラマンスペクトル値:27(s),37(s),48(s),63(s),97(m),407(s),1119(m),1159(m),1261(m),1309(s),1323(vs),1357(s),1540(vs),1595(vs);及び
図8のX線回折図;
により特徴づけられる。
結晶性の形態IIIのメロキシカムの製造方法は以下の工程:
a)45〜50℃で、水とNaOHとキシレンとの混合物中に、メロキシカムを、メロキシカム1g当たり15〜20mlの水が存在し、かつ、キシレンの濃度がメロキシカムに対して5〜10質量%となるような濃度で溶解させる工程、
b)工程a)の温度を保ったまま、pHが3〜5.5になるまで酸を30〜90分間添加する工程、
c)冷却して析出物を単離する工程、
を行なうことを含む。
結晶性の形態IIIのメロキシカムを製造するためのこの方法の工程a)において使用される水とNaOHとキシレンの混合物は、好ましくは、メロキシカムに対して1〜1.5当量のNaOHを含む。工程b)において添加される酸は好ましくは酢酸である。
結晶性の形態Vのメロキシカムは、以下の赤外スペクトル値(図5参照):IR(KBr):ν 3110,2942,2919,2879,2858,1623,1600,1549,1522,1458,1402,1351,1323,1301,1277,1267,1221,1183,1153,1066,1042,985,964,939,846,804,783,763,731,697,645,609,574,566,528,503,452cm-1
以下のラマンスペクトル値:16(vs),31(sh),47(sh),408(m),1119(m),1159(m),1261(m),1309(s),1323(vs),1357(s),1540(vs),1595(vs);及び
図10のX線回折図;
により特徴づけられる。
結晶性の形態Vのメロキシカムの製造方法は、以下の工程:
a)40〜45℃で、水とNaOHの混合物中に、メロキシカムを、30ml未満の水/メロキシカム(v(ml)/w(g))比で溶解させる工程、
b)工程a)の温度を保ったまま、pHが3〜5.5になるまで酸を30〜90分間添加する工程、
c)冷却して析出物を単離する工程、次いで
d)析出物を、真空中50〜70℃、好ましくは55〜65℃の温度で1〜24時間、好ましくは18〜22時間乾燥させる工程、
を行なうことを含む。
結晶性の形態Vのメロキシカムを製造するためのこの方法の工程a)において使用される水とNaOHとキシレンの混合物は、好ましくは、メロキシカムに対して1〜1.5当量のNaOHを含む。工程b)において添加される酸は好ましくは酢酸である。
先に述べたように、本発明の第3態様は、結晶性の形態II、III、IV及びVのメロキシカムを形態Iのメロキシカムに転換する方法からなる。
結晶性の形態IIのメロキシカムを形態Iに転換する方法は、以下の工程:
a)水中の形態IIのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
b)懸濁液を50℃〜還流温度の温度に加熱し、この温度で1〜12時間攪拌する工程、次いで
c)冷却して析出物を単離する工程、
を含む。
結晶性の形態IIIのメロキシカムを形態Iに転換する方法は、以下の工程:
a)水中の形態IIIのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
b)懸濁液を65℃〜還流温度、好ましくは70℃の温度に加熱し、この温度で12〜24時間攪拌する工程、次いで
c)冷却して析出物を単離する工程、
を行なうことを含む
結晶性の形態IIIのメロキシカムを形態Iに転換する第2の方法は、以下の工程:
a)アルコール中、好ましくはメタノール、エタノール又はイソプロノール中の形態IIIのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
b)加熱して1〜12時間、好ましくは4〜12時間還流させる工程、次いで
c)析出物を単離する工程;
を含む。
結晶性の形態IVのメロキシカムを形態Iに転換する方法は、以下の工程:
a)水中の形態IVのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
b)懸濁液を50℃〜還流温度の温度に加熱し、この温度で1〜24時間攪拌する工程、次いで
c)冷却して析出物を単離する工程、
を含む。
最後に、結晶性の形態Vのメロキシカムを形態Iに転換する方法は、以下の工程:
a)水又は有機溶剤中の形態Vのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、ここで、この有機溶剤は、好ましくは、アルコール、例えばイソプロパノール、トルエン又はテトラヒドロフラン等である、
b)懸濁液を50℃〜還流温度の温度に加熱し、この温度で1〜12時間還流させる工程、次いで
c)冷却して析出物を単離する工程;
を含む。
本発明を例示する目的ためだけに以下の実施例を示す。
実施例1
65℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量700mlのガラス反応器内に、450mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク及び15gのメロキシカムを入れた。恒温槽を使用して混合物を65℃に加熱した。次に、混合物に、処理水100ml中の4.8gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら、混合物を周囲温度に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの水で洗浄した。14.2gのメロキシカムを得た(収率:96.8%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例2
80℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び容量10mlの添加用漏斗を備えた容量500mlのガラス反応器内に、250mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク及び15gのメロキシカムを入れた。この生成物の全部が溶解するまで、恒温槽を使用して、混合物を80℃に加熱した。次に、混合物に、4.8gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。混合物を80℃に45分間〜1時間保ち、次に周囲温度に冷却した。混合物を濾過し、次いで、2×20mlの水で洗浄した。14.93gのメロキシカムを得た(収率:99.5%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例3
100℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量700mlのガラス反応器内に、450mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク及び15gのメロキシカムを入れた。恒温槽を使用して混合物を100℃に加熱した。次に、混合物に、4.8gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら、混合物を周囲温度に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの水で洗浄した。14.44gのメロキシカムを得た(収率:96.3%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例4
35%塩酸を使用する80℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量700mlのガラス反応器内に、450mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク及び15gのメロキシカムを入れた。恒温槽を使用して混合物を80℃に加熱した。次に、混合物に、5.34gの35%塩酸(1.2当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら(pH=5.5)、混合物を周囲温度に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの水で洗浄した。14.42gのメロキシカムを得た(収率:96%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例5
メタンスルホン酸を使用する80℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量700mlのガラス反応器内に、450mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク及び15gのメロキシカムを入れた。恒温槽を使用して混合物を80℃に加熱した。次に、混合物に、水10ml中の4.92gのメタンスルホン酸(1.2当量)の溶液を1時間かけて添加した。添加が完了したら(pH=5.0)、混合物を周囲温度に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの水で洗浄した。14.32gのメロキシカムを得た(収率:95%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例6
10:1水/エタノール混合物中70℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量700mlのガラス反応器内に、250mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク及び15gのメロキシカムを入れた。恒温槽を使用して混合物を70℃に加熱し、25mlのエタノールを加えた。次に、混合物に、4.8gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら、混合物を周囲温度に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの水で洗浄した。14.24gのメロキシカムを得た(収率:95%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例7
1:1エタノール/水混合物中50℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量700mlのガラス反応器内に、200mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク、15gのメロキシカム及び200mlのエタノールを入れた。恒温槽を使用して混合物を50℃に加熱した。次に、混合物に、4.8gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら、混合物を0/5℃に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの処理水で洗浄した。14.16gのメロキシカムを得た(収率:94%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例8
1:1DMF/水混合物中63℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量700mlのガラス反応器内に、184mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク、15gのメロキシカム及び184mlのDMFを入れた。恒温槽を使用して混合物を63℃に加熱した。次に、混合物に、4.8gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら、混合物を63℃に1時間保ち、次に0/5℃に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの処理水で洗浄した。13.12gのメロキシカムを得た(収率:87%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例9
8:1水/DMF混合物中50℃での形態Iの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量500mlのガラス反応器内に、250mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク、15gのメロキシカム及び30mlのジメチルホルムアミド(DMF)を入れた。恒温槽を使用して混合物を50℃に加熱した。次に、混合物に、50mlの処理水中の4.8gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら、混合物を2時間攪拌し続けた。混合物を周囲温度に冷却した。析出物を濾過し、次いで2×15mlの処理水で洗浄した。14.53gのメロキシカムを得た(収率:97%)。単離された生成物は形態Iに対応した。
実施例10
結晶性の形態IIの製造
ステンレススチールパドル翼による機械的攪拌機構及び温度計を備えた容量10リットルのガラス反応器内に、9リットルの水及び41g(1.2当量)のNaOHフレークを入れ、次に300gのメロキシカムを入れた。混合物を50℃に加熱し、次いで3gのDAB−VIカーボンを加え、それから20分後に混合物を濾過し、1リットルの処理水で洗浄した。濾液の温度を45〜50℃に保ち、その濾液に3リットルの水中の192gの80%酢酸(3当量)を添加した。添加が完了した後、懸濁液を45〜50℃に1時間保ち、その後、懸濁液を周囲温度に冷却した。懸濁液を濾過し、3リットルの水で洗浄し、乾燥させた。288.6gのメロキシカムを得た(収率:96%)。単離された生成物は結晶性の形態IIに対応した。
実施例11
結晶性の形態IIIの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び容量10mlの添加用漏斗を備えた容量500mlのガラス反応器内に、250mlの水、2.04g(1.2当量)のNaOHフレーク、15gのメロキシカム及び2mlのキシレン(約10%w/w)を入れた。その生成物の全部が溶解するまで恒温槽内で懸濁液を50℃に加熱した。次に、懸濁液に、4.8g(1.5当量)の80%酢酸を1時間かけて添加した。添加が完了したら、懸濁液を周囲温度に冷却し、得られた固形物を濾過し、次いで2×20mlの水で洗浄した。14.71gのメロキシカムを得た(収率:98%)。単離された生成物は形態IIIに対応した。
実施例12
結晶性の形態Vの製造
テフロンパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系、温度計及び添加用漏斗を備えた容量500mlのガラス反応器内に、300mlの水、1.35g(1.2当量)のNaOHフレーク及び10gのメロキシカムを入れた。恒温槽を使用して混合物を50℃に加熱した。次に、混合物に、水7ml中の3.5gの80%酢酸(1.5当量)を1時間かけて添加した。添加が完了したら、混合物を周囲温度に冷却した。析出物を濾過し、70mlの処理水で洗浄した。得られた固形物を真空中60℃で乾燥させた。21時間後、9.43gのメロキシカムを得た(収率:94%)。単離された生成物は形態Vに対応した。
実施例13
50℃での水を用いた分解(digestion)による形態IIの形態Iへの転換
ステンレススチールパドル翼による機械的攪拌機構、還流冷却系及び温度計を備えた容量500mlのガラス反応器内に、250mlの水及び50gの形態IIのメロキシカムを入れた。懸濁液を50℃に加熱した。1.5時間後、懸濁液を冷却し、濾過し、50mlの水で洗浄した。それを真空中60℃で乾燥させ、48.17g(収率:96%)の形態Iのメロキシカムを得た。
実施例14
水中での形態IIIの形態Iへの転換
磁気攪拌機構及び還流冷却系を備えた容量50mlのバルーン内に5gの形態IIIのメロキシカム及び25mlの水を入れた。それを70℃に加熱し、その温度に一晩保った。次に、周囲温度に冷却し、濾過し、真空中60℃で乾燥させ、3.68g(収率:74%)の形態Iのメロキシカムを得た。
実施例15
メタノール中での分解による形態IIIの形態Iへの転換
磁気攪拌機構及び還流冷却系を備えた容量50mlのバルーン内に5gの形態IIIのメロキシカム及び25mlのメタノールを入れた。それを加熱して約1.5時間還流(部分的に溶解)させ、次に、周囲温度に冷却し、濾過し、5mlのメタノールで洗浄した。それを真空中60℃で乾燥させ、4.65g(収率:93%)の形態Iのメロキシカムを得た。
実施例16
IPA中での分解による形態IIIの形態Iへの転換
磁気攪拌機構及び還流冷却系を備えた容量100mlのバルーン内に5gの形態IIIのメロキシカム及び50mlのイソプロパノールを入れた。それを加熱して還流させ、その温度に1時間保った。次に、それを冷却し、濾過し、5mlのIPAで洗浄した。それを真空中60℃で乾燥させ、4.86g(収率:97%)の形態Iのメロキシカムを得た。
実施例17
結晶性の形態IVの形態Iへの転換
磁気攪拌機構及び還流冷却系を備えた容量100mlのバルーン内に5gの形態IVのメロキシカム及び50mlの水を入れた。それを加熱し、そして50℃に0.5時間、次いで60℃に1時間保った。その後、それを周囲温度に冷却し、濾過した。得られた固形物を真空中60℃で乾燥させ、4.22g(収率:84%)の形態Iのメロキシカムを得た。
実施例18
イソプロパノール中での結晶性の形態Vの形態Iへの転換
磁気攪拌機構及び還流冷却系を備えた容量50mlのバルーン内に5gの形態Vのメロキシカム及び25mlのイソプロパノールを入れた。それを50℃で約1時間加熱し、次いで周囲温度に冷却し、濾過し、5mlのイソプロパノールで洗浄した。それを真空中60℃で乾燥させ、4.53g(収率:91%)の形態Iのメロキシカムを得た。
実施例19
水中での結晶性の形態Vの形態Iへの転換
磁気攪拌機構及び還流冷却系を備えた容量50mlのバルーン内に5gの形態Vのメロキシカム及び25mlの水を入れた。それを50℃で約2時間加熱し、次いで周囲温度に冷却し、濾過し、5mlの水で洗浄した。それを真空中60℃で乾燥させ、4.3g(収率:86%)の形態Iのメロキシカムを得た。
(原文記載なし)

Claims (28)

  1. 式A:
    Figure 2005516030
    により表される結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法であって、水とNaOHから成る混合物中にメロキシカムを溶解させ、その後、前記結晶性の形態Iのメロキシカムを析出させるために酸を添加することを含み、このプロセスの間中、65℃〜還流温度の温度を保つことを特徴とする方法。
  2. 水と、NaOHと、アルコール、キシレン、トルエン及びジメチルホルムアミド(DMF)から選ばれる有機溶剤とから成る混合物中にメロキシカムを溶解させ、前記プロセスの間中に保たれる温度が50℃〜還流温度であることを特徴とする請求項1記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  3. 以下の工程:
    a)65℃〜還流温度の温度で、水とNaOHから成る混合物中にメロキシカムを溶解させる工程、
    b)pHが3〜5.5になるまで酸を添加する工程、次いで
    c)冷却して析出物を単離する工程、
    を含む請求項1記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  4. 以下の工程:
    a)50℃〜還流温度の温度で、水と、NaOHと、アルコール、キシレン、トルエン及びジメチルホルムアミド(DMF)から選ばれる有機溶剤とから成るから成る混合物中にメロキシカムを溶解させる工程、
    b)pHが3〜5.5になるまで酸を添加する工程、次いで
    c)冷却して析出物を単離する工程、
    を含む請求項2記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  5. 前記プロセスの温度が65℃〜80℃である請求項1〜3のいずれか一項に記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  6. 前記プロセスの温度が50℃〜80℃である請求項2〜4のいずれか一項に記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  7. 使用される前記有機溶剤がキシレンであり、水/キシレン比が12.5:1(v/v)である、請求項2〜4のいずれか一項に記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  8. 使用される前記有機溶剤がジメチルホルムアミドであり、水/ジメチルホルムアミド比が1:1〜8:1(v/v)である、請求項2〜4のいずれか一項に記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  9. 使用されるアルコールがエタノールであり、水/エタノール比が1:1〜10:1(v/v)である、請求項2〜4のいずれか一項に記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  10. 添加される前記酸が酢酸である請求項1〜9のいずれか一項に記載の結晶性の形態Iのメロキシカムの製造方法。
  11. 以下の赤外スペクトル値:IR(KBr):ν 3104,2974,2927,2880,2858,1620,1603,1549,1523,1455,1417,1403,1349,1303,1289,1270,1240,1221,1182,1156,1127,1119,1066,1042,939,856,842,807,779,762,731,693,644,609,574,565,531,504,454cm-1
    以下のラマンスペクトル値:20(vs),31(s),73(m),100(s),371(m),407(s),506(m),646(m),668(m),1121(s),1128(sh),1155(s),1161(s),1267(s),1310(vs),1333(vs),1347(vs),1359(vs),1438(s),1476(s),1538(vs),1557(vs),1595(vs),1611(vs);及び
    図7のX線回折図;
    を示すことを特徴とする結晶性の形態IIのメロキシカム。
  12. 以下の赤外スペクトル値:IR(KBr):ν 3128,2979,2944,2921,1615,1595,1552,1518,1457,1396,1348,1324,1301,1285,1264,1237,1220,1181,1152,1140,1130,1118,1064,1043,992,937,860,840,807,781,758,730,688,641,607,573,565,533,523,502,454cm-1
    以下のラマンスペクトル値:27(s),37(s),48(s),63(s),97(m),407(s),1119(m),1159(m),1261(m),1309(s),1323(vs),1357(s),1540(vs),1595(vs);及び
    図8のX線回折図;
    を示すことを特徴とする結晶性の形態IIIのメロキシカム。
  13. 以下の赤外スペクトル値:IR(KBr):ν 3110,2942,2919,2879,2858,1623,1600,1549,1522,1458,1402,1351,1323,1301,1277,1267,1221,1183,1153,1066,1042,985,964,939,846,804,783,763,731,697,645,609,574,566,528,503,452cm-1
    以下のラマンスペクトル値:16(vs),31(sh),47(sh),408(m),1119(m),1159(m),1261(m),1309(s),1323(vs),1357(s),1540(vs),1595(vs);及び
    図10のX線回折図;
    を示すことを特徴とする結晶性の形態Vのメロキシカム。
  14. 以下の工程:
    a)45〜50℃で、水とNaOHの混合物中にメロキシカムを、30〜35の水/メロキシカム比(v(ml)/w(g))で溶解させる工程、
    b)工程a)の温度を保ったまま、pHが3〜5.5になるまで酸を添加する工程、
    c)懸濁液を工程a)の温度に30〜90分間保つ工程、及び
    d)冷却して析出物を単離する工程、
    を行なうことを含む結晶性の形態IIのメロキシカムの製造方法。
  15. 添加される前記酸が酢酸である請求項14記載の結晶性の形態IIのメロキシカムの製造方法。
  16. 以下の工程:
    a)45〜50℃で、水とNaOHとキシレンとの混合物中に、メロキシカムを、メロキシカム1g当たり15〜20mlの水が存在し、かつ、キシレンの濃度がメロキシカムに対して5〜10質量%となるような濃度で溶解させる工程、
    b)工程a)の温度を保ったまま、pHが3〜5.5になるまで酸を30〜90分間添加する工程、
    c)冷却して析出物を単離する工程、
    を行なうことを含む結晶性の形態IIIのメロキシカムの製造方法。
  17. 添加される前記酸が酢酸である請求項16記載の結晶性の形態IIIのメロキシカムの製造方法。
  18. 以下の工程:
    a)40〜45℃で、水とNaOHの混合物中に、メロキシカムを、30ml未満の水/メロキシカム(v(ml)/w(g))比で溶解させる工程、
    b)工程a)の温度を保ったまま、pHが3〜5.5になるまで酸を30〜90分間添加する工程、
    c)冷却して析出物を単離する工程、次いで
    d)前記析出物を、真空中50〜70℃の温度で1〜24時間乾燥させる工程、
    を行なうことを含む結晶性の形態Vのメロキシカムの製造方法。
  19. 添加される前記酸が酢酸である請求項18記載の結晶性の形態Vのメロキシカムの製造方法。
  20. 以下の工程:
    a)水中の形態IIのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
    b)前記懸濁液を50℃〜還流温度の温度に加熱し、この温度で1〜12時間攪拌する工程、次いで
    c)冷却して析出物を単離する工程、
    を行なうことを含む結晶性の形態IIのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  21. 以下の工程:
    a)水中の形態IIIのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
    b)前記懸濁液を65℃〜還流温度の温度に加熱し、この温度で12〜24時間攪拌する工程、次いで
    c)冷却して析出物を単離する工程、
    を行なうことを含む結晶性の形態IIIのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  22. 以下の工程:
    a)アルコール中の形態IIIのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
    b)加熱して1〜12時間還流させる工程、次いで
    c)冷却して析出物を単離する工程;
    を行なうことを含む結晶性の形態IIIのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  23. 使用される前記アルコールがメタノール、エタノール又はイソプロパノールである、請求項22に記載の結晶性の形態IIIのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  24. 以下の工程:
    a)水中の形態IVのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
    b)前記懸濁液を50℃〜還流温度の温度に加熱し、この温度で1〜24時間攪拌する工程、次いで
    c)冷却して析出物を単離する工程、
    を行なうことを含む結晶性の形態IVのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  25. 以下の工程:
    a)水又は有機溶剤中の形態Vのメロキシカムの懸濁液を調製する工程、
    b)前記懸濁液を50℃〜還流温度の温度に加熱し、この温度で1〜12時間還流させる工程、次いで
    c)析出物を単離する工程;
    を行なうことを含む結晶性の形態Vのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  26. 前記有機溶剤がイソプロパノールである、請求項25に記載の結晶性の形態Vのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  27. 前記有機溶剤がトルエンである、請求項25に記載の結晶性の形態Vのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
  28. 前記有機溶剤がテトラヒドロフラン(THF)である、請求項25に記載の結晶性の形態Vのメロキシカムを形態Iに転換する方法。
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