JP2005514769A - 不揮発性メモリ及びその形成方法 - Google Patents

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Abstract

半導体装置はメモリセル(311〜316,331〜336)の電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)アレイ(30)のような不揮発性メモリを含む。不揮発性メモリは行及び列(311〜316,331〜336)のセルアレイ(30)として配列される。各列アレイ(311〜316,・・・331〜336)は、列のセルに共通であるが他の列の他のウェルから絶縁された分離ウェル(301〜303)内に位置する。アレイに対する書込みは、各列が絶縁された状態でパルス電位を各列に印加することにより行なわれる。一の実施形態においては、メモリセルは浮遊ゲート素子を持たず、非導電電荷蓄積層を使用して電荷を蓄積する。別の実施形態においては、メモリセルは電荷をナノ結晶に蓄積する。

Description

関連出願
本出願は、「不揮発性メモリ、製造方法及び書込み方法」と題し、本出願の譲受人に譲渡された2002年8月20日出願の米国特許第6,438,030号に関連する。
本発明は概して半導体装置に関し、特に不揮発性メモリ及び絶縁チャネル書込み及びアレイ動作に関する。
電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)アレイのような従来のメモリアレイは複数の個別メモリセルを備える。メモリセルに対して所望の論理またはメモリ状態を書き込むことができる。アレイに対して書込みを行なうに当たり、各セルは高電圧状態または低電圧状態(すなわちオン状態またはオフ状態)のいずれかを有する必要がある。望ましい高電圧状態は、消費電力低減の観点及び物理的及び材料上の制約によって制約を受ける。望ましい低電圧状態は、低電圧状態が高電圧状態から区別されねばならず、そしてさらに狭小なメモリアレイセル分布における隣接セル間のクロスリークを招いてはならないので、高電圧状態と同様に制約を受ける。低電圧状態にアクセスするのに必要な電圧が大きくなるほど、メモリセルが消費する電力が大きくなる。
従来、メモリセルはアレイ状に分布する。このようなアレイを簡易化した例を図1に示す。図1に示す例としてのアレイは9つの個別メモリセルしか含まないが、通常のメモリアレイはもっと多くのメモリセルを含む。従って図1に示す例としてのアレイの少数のセルは、単に本明細書における図示及び議論のための例示に過ぎないことを理解されたい。実際、本明細書に記載する同じ原理を、ずっと大規模のメモリセルアレイを含む広い範囲の種々のサイズのメモリアレイに適用することができる。
図1のアレイは個別メモリセル、例えばメモリセル101〜109を含む。例えばセル101のようなアレイの各セルはそのゲートで、ワード線(W)121のようなワード線に接続され、このワード線はセル101のゲートで接続される。例えば他のセル102,103もワード線121に接続される。図1を参照すると、セル101,102,103が共通の「行」のアレイ内に分布している。ワード線(W)121,(W)122,及び(W)123のような共通のワード線は、それぞれセル101,102,103及び104,105,106及び107,108,109のような共通行のセルを接続する。
行の各セルのドレインは独立したビット線に接続され、例えばセル101のドレインはビット線(B)131に接続される。同じビット線131は、アレイの例えば他のセル104及び107に接続される。例示として、セル101,104,107がアレイの共通「列」に分布している。ビット線131,132及び133のような共通ビット線は、共通列のセル101,104,107及び102,105,108及び103,106,109をそれぞれ接続する。
セル101のソースはソース線125に接続される。このソース線125はまた、全アレイの全ての他のセル101〜109のソースを接続する。従って図1において、平行ワード線121〜123のそれぞれが、アレイの共通行に分布するセル101〜103,104〜106または107〜109のそれぞれのゲートを接続し、他方では、平行ビット線131〜133のそれぞれが、アレイの共通列に分布するセル101,104,107
または102,105,108または103,106,109のそれぞれのドレインを接続する。アレイの全てのセル101〜109は共通ウェル、例えば図1のpウェル100に配置される。この配列において、ソース線125及びpウェル100の各々はアレイのセル101〜109の各々に共通する。
セル101〜109からなる前述のアレイに対して書込みを行なうに当たって、正電圧を選択メモリセルワード線及び選択メモリセルビット線に印加する。続いて選択メモリセルにホットキャリア注入(HCI)を通して書込みが行なわれると、選択メモリセルのしきい値電圧が変化する(すなわち、メモリセルの浮遊ゲートに蓄積される電荷量が変化する)。しきい値電圧の変化は書込みイベントの間に周期的にセンスして目標しきい値電圧がアレイの全ての選択メモリセルで達成されたかどうかを検出する。
セル101〜109からなる前述のアレイに対して消去を行なうに当たって、負電圧を各ワード線に、そして正電圧をソース線125または共通pウェル100に印加することにより全アレイに対する消去を行なう。このようにして、アレイの全てのメモリセルの浮遊ゲートは同時に、その消去に応答して低しきい値電圧状態に充電される。
図2を参照すると、プロットが、高しきい値電圧状態及び低しきい値電圧状態、すなわち「オフ」状態または「オン」状態におけるアレイのメモリセル101〜109が表わすビットのしきい値電圧を示していることがわかる。ここで、高電圧状態及び低電圧状態の各々は、実際はそれぞれ特定の目標高電圧及び目標低電圧近傍の或る範囲の電圧レベルであることに注目されたい。図2に示す電圧範囲は従来のアレイに対する書込み時に現われる分布タイプの例であり、従来のアレイでは、全てのセルがpウェル100のような共通ウェルを共有する。図2の分布において、高しきい値電圧は、例えば5〜6ボルトの間の比較的狭い分布に集まる。しかしながら、しきい値電圧分布は低しきい値電圧状態の場合にはずっと広く、例えば0.5ボルト〜2.5ボルトの範囲に分布する。しきい値電圧分布が低しきい値電圧状態でこのように広くなるのは主として、全てのビットセルが共通pウェルに配置される結果、全てのメモリセルに対する消去が同時に行なわれるからである。プロセス変動、材料欠陥、及び材料特性の劣化の全てが、低しきい値電圧状態でのVt分布を高しきい値電圧状態でのVt分布よりも広くしてしまう主要原因である。Vt分布が広くなると、低Vt状態のビットセルに対する読出しアクセスを確実に行なうために読出し動作中のワード線電圧を高くする必要が生じる。
ここで問題となるのは、低しきい値状態に対する読出しアクセスを確実に行なうために高いワード線電圧が必要であり、それにより大きな電力が消費されることである。さらに、高いワード線電圧を実現するために、低電圧電源からの昇圧を行なって所望のワード線電圧を達成することが必要となる。所望のワード線電圧に達するには、低電圧電源からの昇圧を行なっても低電源しか用いなければ昇圧が遅くなるので、通常、相当な時間を要する。低しきい値電圧レベルのセルアレイの電圧範囲分布を制御して読出しアクセスに必要なワード線電圧を減らすことができれば大きな利点が生じると考えられる。しかしながら、低い方の電圧範囲分布を制御すると、アレイの全てのセルが共通pウェルに配置される場合の隣接セル間のクロスリークの問題が生じる。
本発明はこの分野及び技術において大きな改良及び利点を生じさせる。何故なら、本発明は低い方のしきい値電圧分布をより狭い範囲に制限することを可能にし、そしてさらに、より低いワード線電圧を使用することにより高速アクセスを可能にするからである。
この技術分野の当業者であれば、図の構成要素が簡易化及び明瞭化を目的として示されるものであり、必ずしも実際の寸法通りには描かれていないことが理解できるであろう。例えば、本発明の実施形態の理解に役立つように図の構成要素の幾つかの寸法は他の構成要素に対して誇張して描かれている。
一の実施形態によれば、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)アレイのような不揮発性メモリ(NVM)アレイは別個のpウェル領域に形成される複数のメモリセル列を含むことにより、アレイの選択メモリセルの書込みしきい値電圧分布幅を小さくする。EEPROMアレイはSONOS(半導体−酸化物−窒化物−酸化物−半導体),SNOS(半導体−窒化物−酸化物−半導体),MONOS(金属−酸化物−窒化物−酸化物−半導体)及びMNOS(金属−窒化物−酸化物−半導体)などの浮遊ゲートを持たない、または浮遊ゲートを利用するメモリセルを有することができる。またEEPROMアレイは、個別記憶素子またはナノ結晶を使用して電荷を蓄積するNVMデバイスまたは他の全てのNVMデバイスを含むことができる。
別の実施形態においては、共通ビット線を共有する複数のメモリセルをpウェル領域のようなウェル領域の内部に形成する。一の実施形態においては、絶縁分離された各pウェルはアレイのメモリセル列を形成する。pウェルは、シャロートレンチ分離(STI)構造を使用して互いに電気的に絶縁される。分離pウェル領域内に形成されるメモリセルは、共通ビット線及び共通ソース線を共有する。メモリアレイを分離pウェルに絶縁分離すると、アレイのメモリセルが狭い幅のしきい値電圧分布内のしきい値電圧を有するようにメモリセルに対して書込みを行なうことができるので、書込み制御が改善される。
図3を参照すると、メモリセルアレイ30はメモリセル311〜316,321〜326及び331〜336を含む。メモリセルアレイ30を例示として描いているというのは、アレイが図示するメモリセルよりも多くの、または少ない数の個別メモリセルを含むことができ、そしてこれらのセルは非常に多くの種類の態様で配列される共通行、共通列または他の相対的位置のいずれかに分布させることができるからである。アレイにおいては、メモリセル311〜316は第1列を、メモリセル321〜326は第2列を、そしてメモリセル331〜336は第3列を構成する。
各列のメモリセルはそれらのそれぞれのドレイン(またはドレイン領域)で共通ビット線により接続され、例えばメモリセル311〜316はビット線3091により接続され、メモリセル321〜326はビット線3092により接続され、そしてメモリセル331〜336はビット線3093により接続される。メモリセル311,321,331のような隣接列の該当するセルはそれぞれ、それらの制御ゲートで共通ワード線に接続され、例えばワード線3071はメモリセル311,321,331の各々の制御ゲートを接続し、ワード線3072はメモリセル312,322,332の各々の制御ゲートを接続し、ワード線3073はメモリセル313,323,333の各々の制御ゲートを接続し、ワード線3074はメモリセル314,324,334の各々の制御ゲートを接続し、ワード線3075はメモリセル315,325,335の各々の制御ゲートを接続し、そしてワード線3076はメモリセル316,326,336の各々の制御ゲートを接続する。一の実施形態によれば、各列のメモリセル、例えばメモリセル311〜316はpウェル301のような共通ウェルの内部に位置する。メモリセル321〜326はpウェル302内に位置し、そしてメモリセル331〜336はpウェル303内に位置する。各列のメモリセルは隣接する列のメモリセルからシャロートレンチ絶縁構造により電気的に絶縁される(図3には示さず)。
ソース線はそれぞれの列のメモリセルの各々のソース領域に電気的に接続され、例えば
第1列のセル311〜316はソース線3051に接続される。一の実施形態によれば、ソース線3051及びpウェル領域301は、電気結線(またはストラップ)3011及び3012として示すように、電気的に接続されて等電位を有する。アレイ30の他の絶縁されたpウェル302,303は列セル321〜326または331〜336をそれぞれ含み、そしてメモリセル321〜326または331〜336のソース領域は電気的にソース線3052または3053に接続される。接続3021,3022及び3031,3032はそれぞれ電気的結合を示すので、一方ではソース線3052及びpウェル302の電圧が、他方でソース線3053及びpウェル303の電圧が等しいことを示す。図3において、ソース線3051及びpウェル301の接続が4セル毎に、すなわち一連のメモリセル312〜315の一方の側の接続3011,3012で行なわれるように示されているが、これらの接続の間の連続するメモリセルの数は単に例示であり、広範囲の種類のメモリセルシーケンスの内のいずれかを接続3011と3012との間,3021と3022との間,そして3031と3032との間のそれぞれに介在させることができる。例えば、接続を所望通りに、16セル毎に、32セル毎に、64セル毎に、またはアレイ、その構成、及び所望の配列に応じて行なうことができる。
3011及び3012のようなストラップが形成する接続は、読出し及び書込み動作の間、pウェル電位が確実に安定した状態を維持するように作用する。通常、pウェルの深さはシャロートレンチ絶縁構造の深さを超えない。従って、pウェル領域の層抵抗は普通、シャロートレンチ絶縁構造の深さが浅くなるにつれて大きくなる。これにより、pウェルにリーク電流が生じるとpウェル電位が不安定になる。pウェル電位が不安定であると、それに応じて不所望な結果としてしきい値電圧が不安定になる。従って、3011及び3012のようなストラップによりソース線(及びpウェル)に印加される電位が確実にpウェル領域全体に渡って均等に分布するようになるので、pウェルのメモリセルのしきい値電圧安定性が改善される。
図4を参照すると、図3のアレイを備える半導体装置の断面にはディープnウェル401内に形成されるpウェル301が示されている。メモリセルソース領域及びドレイン領域は導電プラグ402を通してソース線3051及びビット線3091にそれぞれ接続される。ソース領域は拡散領域3112,3122及び3132,3142及び3152,3162を含む。ドレイン領域は拡散領域3111及び3121,3131及び3141,3151及び3161を含む。ソースからpウェルに向かうストラップはp型不純物領域3011及び3012を含む。一の実施形態によれば、選択ソース領域をpウェルストラップに電気的に短絡させるが、この短絡は選択ソース領域3112,3122,3152及び3162、及びpウェルストラップ3011及び3012を覆う半導体基板部分をシリサイド領域32として示すようにシリサイド化することにより行なわれる。別の実施形態においては、pウェル領域301を選択ソース領域に電気的に接続するが、この接続は、これら選択ソース領域がpウェル領域と直接短絡する程度に選択ソース領域をシリサイド化する、または別の構成として選択ソース領域導電プラグのコンタクト開口を導電プラグが電気的に選択ソース領域とpウェル領域とを短絡させる程度にオーバーエッチングすることにより行なわれる。
図4に示すように、それぞれのソース領域及びドレイン領域はメモリセル311,312,313,314,315及び316のチャネル領域により分離される。一の実施形態によれば、メモリセルはチャネル領域を覆うトンネル酸化膜、トンネル酸化膜を覆う浮遊ゲート電極、浮遊ゲート電極を覆う制御ゲート誘電体膜、及び制御ゲート誘電体膜を覆う制御ゲート電極を備える。導電プラグ402及び配線(図示せず)はそれぞれのソース及びドレイン領域を、ドレイン領域の場合にはビット線3091、またはソース領域の場合にはソース線3051のいずれかからの電気信号と接続する。ビット線3091及びソース線3051は電気配線として図4に模式的に示されているが、適切な半導体配線を装置
の同じ層または異なる層に設けてそれぞれのビット線3091及びソース線3051を形成することができ、そして電気配線として図示しているのは単に接続により電気的に導通していることと配線の位置関係を説明し、納得するためのものであることを理解されたい。
図5を参照すると、図3のアレイ30の電気的構成を有する図4の半導体装置が、隣接するpウェル301と302を横切る切断線305にほぼ沿った断面として示されている。一の実施形態によれば、ディープnウェル領域401を半導体装置基板内に形成し、そしてメモリセルアレイを形成するために使用するpウェル列をディープnウェル領域401内に配置する。図5の断面に示すように、シャロートレンチ絶縁構造501及びディープnウェル領域401がpウェル領域301,302を電気的に絶縁する。メモリセル311,321はそれぞれpウェル領域301,302を覆って位置する。メモリセル311,321はトンネル酸化膜502、浮遊ゲート電極503,504、制御ゲート誘電体層505、及び図3のワード線3071の一部として形成される制御ゲートを備える。また、ワード線3071はメモリセル311と321を相互接続する。
図5の断面から明らかなように、pウェル301はpウェル302から絶縁される。絶縁しているので、pウェル301に接続されるメモリセルのバイアス電位は必ずしも、pウェル302に接続されるメモリセルのバイアス電位と同じである必要は無く、そのバイアス電位から独立したものとすることができる。換言すれば、各分離pウェル列はアレイ30の他のpウェル列から電気的に絶縁される。以下の説明からさらに完全に理解されるであろうが、これらのpウェルが絶縁されることにより、低しきい値電圧レベルと高しきい値電圧レベルの両方でのしきい値電圧分布がより狭くなるようなアレイ書込みが可能になる。これらのpウェルが絶縁されることによりさらに、隣接セル間のクロスリークの確率が小さくなる、といった所定の他の利点が得られ、これらの利点についても以下の説明によりさらに完全に理解されるものと考える。
図6〜9を参照すると、図5の装置の形成に関連する工程がより完全な形で描かれている。図6に示すのは半導体装置基板601である。半導体装置基板601は、単結晶半導体ウェハ、絶縁体上半導体(SOI)基板とすることができる、または半導体装置を形成するために使用するのに適する他の基板であればどのような基板とすることもできる。一の特定の実施形態においては、半導体装置基板はシリコン基板である。複数の絶縁構造501を半導体装置基板601内に形成する。一の特定の実施形態においては、絶縁構造501はシャロートレンチ絶縁構造である。別の構成として、絶縁構造501はシリコン局所酸化(LOCOS)構造または当業者に公知の他の絶縁構造を含むことができる。シャロートレンチ絶縁構造501は、後の工程で基板601内に形成されるpウェル領域を絶縁するように機能する。一の実施形態においては、シャロートレンチ絶縁構造は、約0.35〜0.65マイクロメートル深さの範囲の深さ、または別の構成として用途に合うような深さ及びパラメータを有する。
図7を参照すると、シャロートレンチ絶縁構造501の形成後、pウェル注入が行なわれて不純物領域701,702を基板601内に形成する。一の実施形態によれば、基板601にボロンまたは他のp型不純物を使用して注入してp型不純物領域701,702を形成する。p型不純物領域701,702を形成した後、基板601に再度リンまたは他のn型不純物を注入してディープn型不純物領域703を形成する。この技術分野の当業者であれば、ディープ不純物領域703を形成するために使用する注入エネルギーは不純物領域701,702を形成するための注入エネルギーよりも大きいことが理解できると考える。
p型不純物領域701,702、及びディープn型不純物領域703を形成した後、図
8に示すように、トンネル酸化膜502を基板表面を覆うように形成する。(本文中で使用する場合、「基板表面」は半導体装置基板のみならず、議論中の処理工程までに半導体装置基板上に形成される全ての層を含むことに留意されたい。従って、基板表面は、基板の上に形成される全ての構造を含む基板の現時点での最上層を指す)。一の実施形態によれば、トンネル酸化膜は熱成長二酸化シリコン層である。別の構成として、トンネル酸化膜は高誘電率材料または熱成長二酸化シリコンと高誘電率(高k)材料との組み合わせを含むことができる(本明細書の場合、高誘電率(高k)材料は二酸化シリコンの誘電率よりも大きな誘電率を有する材料である)。
一の実施形態によれば、次に半導体基板を従来のアニールプロセスを使用してアニールして不純物を基板601に拡散させて活性化させることにより(すなわち、p型領域701,702、及びディープn型領域703)、図8に示すようにpウェル領域301,302、及びディープnウェル領域401を形成する。次に第1導電層801が基板表面を覆うようにして形成される。一の実施形態によれば、第1導電層801はポリシリコン層である。この後図8に示すように、第1導電層801を覆ってレジスト層を塗布し、そしてパターニングする。次に図9に示すように、第1導電層801及びその下層のトンネル酸化膜502をエッチングして浮遊ゲート503,504を形成する。
次に図9を参照すると、浮遊ゲート電極503,504を形成した後、制御ゲート誘電体層505を浮遊ゲート電極503,504を覆うように形成する。一の実施形態によれば、制御ゲート誘電体層505は、約10〜15ナノメートルの酸化膜換算膜厚(EOT)を有する酸化膜/窒化膜/酸化膜(ONO)層である。その後、第2導電層を堆積し、パターニングし、そして所望通りにエッチングしてワード線3071を形成するが、このワード線3071はメモリセル311,321の制御ゲートも構成する。一の実施形態によれば、第2導電層はポリシリコン層である。ワード線3071はメモリセル311,321を共通接続する(図3にも示す)。ワード線3071及び他のワード線(図示せず)を形成した後、テトラエトキシシラン(TEOS) をソースガスとして使用して形成する化学気相成長(CVD)シリコン酸化膜のような層間誘電体(ILD)層901、または他の同様な材料を基板表面を覆うように堆積させる。図9には示さないが、半導体装置形成における後続の工程には、アレイの他の素子へのコンタクト及び配線の形成が含まれる。
別の実施形態においては、技術がメモリセルのサイズ縮小を追及し続けるのにつれて、図5〜9に関して開示するディープnウェルを構成するための面積が大きくなり過ぎるので、高電圧書込み及び消去動作における充電/放電時間が長く掛かってしまう。この問題を解決するために、本願の発明者らはシャロートレンチ絶縁をディープトレンチ構造に置き換えて、各列がpウェル及びnウェルの両方に対して完全に絶縁されるようにする。これにより、各個別のビット線においてnウェルがp型基板に対して有する接合容量を減らし、この容量減少が今度は書込み/消去動作における充電/放電時間を短くすることができる、という利点が生じる。またpウェル深さは、トレンチ絶縁構造の深さを増大させることにより増大させることができる。pウェル深さを増大させると幾つかの利点が得られる。第1点として、pウェル深さを増大させることによりpウェル層抵抗が小さくなり、これがpウェル電位の不安定さを減じるように作用する(前に議論したように)。第2点として、pウェル深さを増大させることにより、pウェルのボロンドーピング分布形状を制御する必要が小さくなって半導体装置の生産性が改善されるが、この場合、pウェルのボロンドーピング分布形状を制御する必要が小さくなるのは、トレンチ絶縁構造が深くなると隣接ビット線間のリークパスを減らすことができるからである。第3点として、pウェル/トレンチ絶縁構造が深くなると、n+(ソース及びドレイン)/pウェル/nウェルが構成する寄生トランジスタのバイポーラ動作も生じ難くなる。図9の破線902はこのディープトレンチの一例を示している。図9に示すように、ディープトレンチ絶縁構造
の深さは、ディープnウェル領域401の深さよりも深く延びる。好適には、ディープトレンチ絶縁構造は約0.6〜1.1マイクロメートルの範囲の深さを有する。さらに好適には、ディープトレンチ絶縁構造は約0.8〜1.0マイクロメートルの範囲の深さを有する。
次に図10A〜Eを参照すると、分離pウェル配列構造を有するメモリセルアレイに対する書込み動作の実施形態が開示されている。図10A〜Eの各々は左側にX−Yプロットを含み、このプロットはしきい値電圧(V)対アレイ30のメモリセルのビット数を示し、このアレイ30は図3の3つのメモリセル311,321及び331を含み、そして右側に図3のメモリアレイ30の簡易化模式図を含み、この模式図はメモリセルに対する書込みに使用される代表的なバイアス電位を示している。図10A〜E全体を通して見れば、本発明の実施形態(すなわち、分離pウェルを使用してメモリアレイの列を形成する)をどのようにして使用してアレイのメモリセルに対する書込みを行なって、セルを先行技術のメモリアレイに比べてより狭いV分布を有する低しきい値電圧状態にするのかがわかる。アレイ30の3つのメモリセル311,321,331及び残りのメモリセルに対する書込み、及び特定のバイアス電位は本発明を制限するためのものではなく、単なる例示に過ぎない。この技術分野の当業者であれば、アレイのどのような数のメモリセルに対しても書込みを行なうことができ、他のバイアス電位を使用してメモリセルに対する書込みを行なうことができることを理解できるものと考えられる。
一の実施形態によれば、メモリセルのしきい値電圧を高しきい値電圧状態から低しきい値電圧状態に変えることによりメモリセルに対して書込みを行なう。高低のしきい値電圧状態の各々は、それぞれのしきい値電圧目標を構成する範囲を有する。例えば、本明細書に記載する実施形態においては、高しきい値電圧目標は約4.0ボルト〜約5.0ボルトの範囲であり、低しきい値電圧目標は約1.0ボルト〜約1.5ボルトの範囲であり、そして読出し電圧レベルは約3.3ボルトである。本明細書に記載する実施形態を使用する低しきい値電圧目標は、先行技術のメモリアレイにより既に得られているよりも狭い分布となっている。分離pウェルによって、pウェルの各々のメモリセルに対するバイアスを別々にすることができる。メモリセルに対するバイアスを別々に行なえる機能を備えていれば、メモリセルの所望のしきい値電圧を得た後に特定のpウェルのメモリセルを非選択状態にする機能が得られるので、メモリセルに対して正確な書込みを行なって所望のしきい値電圧範囲内に収める機能を強化することができる。
図10Aを参照すると、X−Yプロットが、メモリセルに対する消去が行なわれて高しきい値電圧状態になったときの図3のメモリセルのしきい値電圧分布を示していることがわかる。また、X−Yプロットの横に図3のメモリアレイ30の簡易模式図を示している。簡易模式図は、ビット線3091,3092,3093、ソース線3051,3052,3053、及びワード線3071〜3076に印加されるそれぞれの電圧を示している。分離pウェル301,302及び303(図3に示す)は、接続3011,3012及び3021,3022及び3031,3032が行なわれる結果として、それぞれのソース線3051,3052及び3053と同じ電位にバイアスされる。一の実施形態によれば、図10Aに示すように、アレイのメモリセルに対して書込みを行なう前に、例えば−8ボルトの電圧をアレイのビット線3091,3092,3093及びソース線3051,3052,3053の各々に、そして10ボルトをワード線3071,3072,3073,3074,3075,3076の各々に印加することによりこれらのメモリセルに対してファウラーノードハイムトンネル(Fowler−Nordheim tunneling)により消去を行なう。このバイアス操作の結果、アレイのメモリセルに対する消去が行なわれてメモリセルを高しきい値電圧状態の約4.0〜5.0ボルトの間の電圧にする。このしきい値電圧分布は曲線1001で示される。図10Aに示すように、メモリセル311,321及び331に対する消去操作後のしきい値電圧は曲線1001の分
布内に収まる。
図10B〜Eを参照すると、アレイのメモリセルに対する消去を行なってメモリセルを高しきい値電圧状態にした後、一の特定の実施形態に従ってメモリセル311,321に対する書込みを段階的に行なってメモリセルを低しきい値電圧状態にする。この技術分野の当業者であれば、以下に記載するメモリセル311,321に対する特定の書込みシーケンスによってアレイのメモリセルが所望の特定のしきい値電圧状態になるようにメモリセルを変えることができることがわかるであろう。図10A〜Eの例においては、アレイのメモリセルの目標しきい値電圧状態はそれぞれ、オンまたは書込み済み(すなわち、低電圧しきい値状態)、及びオフまたは消去済み(すなわち、高電圧しきい値状態)に対応する。
次に図10Bに示す簡易模式図を参照すると、図10Aに示すアレイのメモリセルに対する消去を行なった後、ワード線3071を約−10Vにバイアスし、そしてビット線3091及び3092、及びソース線3051及び3052を、約+4ボルトから約+8ボルトに徐々に増える方向にバイアスする、例えば+4ボルトから+5ボルトに0.2ボルトずつ増やしていって電子電荷をメモリセル311,321の浮遊ゲートから除去することにより、メモリセル311,321のしきい値電圧を下げる。ワード線3072〜3076、ビット線3093、及びソース線3053を全て約0ボルトにバイアスし、アレイの他の全てのメモリセル(メモリセル331を含む)が消去済みの高しきい値電圧状態を維持できるようにする。図10BのX−Yプロットに示すように、メモリセル311,321のしきい値電圧は分布1001内から目標書込みV範囲にシフトし、そしてメモリセル331のしきい値電圧は変化せず、分布1001内に収まっている。
図10Cを参照すると、ビット線3091,3092及びソース線3051,3052のバイアス電圧は再び、例えば約+5ボルトから+6ボルトに0.2ボルトずつ増え、その間ワード線3071の−10ボルトのバイアス電位が維持されることが示されている。図10B及び10CのX−Yプロットにおける電圧の位置の相対的変化が示すように、この動作により、メモリセル311,321のしきい値電圧が下がり続ける。ワード線3072〜3076、ビット線3093、及びソース線3053は全てほぼ0ボルトにバイアスされ続け、そしてその結果、メモリセル331を含むアレイの他のメモリセルの浮遊ゲートは高しきい値電圧状態(すなわち消去状態)に維持される。例えば図10CのX−Yプロットに示されるように、バイアス動作の結果、メモリセル311のしきい値電圧は目標書込みV範囲に収まるまで下がり、そしてメモリセル321のしきい値電圧は目標書込みV範囲に近いがその範囲には収まらない或る値にまで下がる。
図10Dを参照すると、メモリセル311のしきい値電圧が目標書込みV範囲に収まるまで下がった後、ビット線3091及びソース線3051(及びソース線からpウェルに至るストラップ3011及び3012の結果、ソース線3051に接続される、図3に示す該当する分離pウェル301)が0ボルトにまで下がることがわかる。これにより、所望の低V範囲内のセル311のV状態が変化をさらに伴うことなく維持される。メモリセル311に接続されるpウェル301がアレイの他のpウェル(例えば図3に示す302及び303)から絶縁されるので、ビット線3091、ソース線3051及びpウェル301に対するバイアス電圧を変化させる(すなわち0ボルトを印加する)ことにより、メモリセル311のしきい値電圧シフトを効果的に止めることができ、そしてメモリセル311のしきい値電圧を目標書込みV範囲に収めることができる。この操作は、この例では隣接pウェル(図3に示すpウェル302)のメモリセル321のような、アレイの他のpウェルに接続される他のメモリセルに対する書込み機能に影響を与えずに行なうことができる。
次に図10Eからわかるように、ビット線3092及びソース線3052に印加されるバイアス電圧が徐々に増え続ける、例えば約+6ボルトから+7ボルトに0.2ボルトずつ増え続け、その間、メモリセル321のしきい値電圧が図10Eに示すように目標書込みV範囲内に下がるまで、ワード線3071の−10ボルトのバイアス電位が維持される。本明細書に記載する実施形態によるそれぞれのセル311,321,331の分離ウェルが存在するので、該当する各分離ウェルのセルに対して書込みを行なって、他の隣接分離ウェルのセルのしきい値電圧状態に影響を与えることなく、セルを適切なしきい値電圧状態にすることができる。図10Eに示すX−Yプロットは、目標書込みV範囲内のメモリセル311,321のしきい値電圧、及びアレイの他のメモリセルのしきい値電圧とともに高しきい値電圧分布範囲内のメモリセル331のしきい値電圧を示している。これはセル311,321及び331(及びメモリアレイの残りのセル)の所望の書込み状態である。今までは特に、図3のアレイのメモリセルに対して行なう書込み例について記載しているが、この技術分野の当業者であれば他の書込みステップ、バイアス電圧範囲、プロセスなどを、アレイ及び他のアレイ及び装置−−これらは全て、アレイまたは他の装置の種々のセルまたは配置構成のための分離ウェル領域というコンセプトで一貫している−−に適用可能であることを認識及び理解できるであろう。
本発明は先行技術に優る幾つかの利点を有する。本発明をアレイアーキテクチャに使用して、個別に各列チャネル電圧にバイアスしてチャネルファウラーノードハイムトンネル(channel Fowler−Nordheim tunneling)を生じさせて低電圧/低電力及び高性能用途において狭いV分布を実現することによりメモリアレイを動作させることができる。ファウラーノードハイムトンネルを使用してビットセルのチャネル領域を通して書込み及び/又は消去を行なうことにより、先行技術が使用する高駆動電流(すなわちホットエレクトロン注入)及びバンド間トンネル電流(すなわちソース/ドレインエッジでの書込み/消去)を回避することができる。チャネル長は、VDS状態を高くして接合を深くする操作を行なうことなく縮小することができる。さらに、消去を行なって高しきい値電圧状態を実現し、そして書込みを行なって低しきい値電圧状態を確認することにより、過消去により低V状態になると生じるデプリーションビット(すなわち、ゼロボルトよりも低い、またはほぼ等しいV)を防止することができる。また本発明の実施形態は、VDD昇圧またはチャージポンプを使用して読出し動作中にワード線電圧を上げる必要が減るという利点を有する。さらに本発明の実施形態は、既存の材料を使用し、かつ新規または複雑なプロセスを開発する必要を生じさせることなく現在のプロセスフローに容易に組み込むことができる。
図11を参照すると、別の実施形態の断面が開示されており、この断面においては、分離pウェルのメモリセルの各々のソース領域が分離pウェル領域に、ソース領域の各々と分離pウェル領域との間の電気ストラップを通して接続される。換言すれば、半導体装置は各ソース領域に電気的に接続される導電ソース線を持たない。
本実施形態には、ソース配線及びメモリセルの各々のソース領域と電気的に接続されるコンタクトを形成する必要を無くすという利点があり、これによってメモリセルサイズが相当小さくなる。メモリセルソース領域のバイアスは、或る電位を分離pウェル領域1101に電気配線117、電気コンタクト118及びp型不純物領域119を通して印加することにより実現する。分離pウェル領域を所望の電位にバイアスすると、メモリセルの各々のソース領域はそれに応じて同様な電位に電気的結線(p型不純物領域1120,1121,1122及びシリサイド領域1123,1124及び1125を含む)を通してバイアスされる。一の実施形態において、n型ソース領域1126及び1127,1128及び1129,1130及び1131は、分離pウェル領域1101にp型不純物領域1120,1121,1122のそれぞれを通して電気的に接続される。一の特定の実施形態によれば、図11に示すように、n型ソース領域1126及び1127,1128及
び1129,1130及び1131は、p型不純物領域1120,1121及び1122に、n型ソース領域1126及び1127,1128及び1129,1130及び1131、及びp型不純物領域1120,1121及び1122を覆う基板のシリサイド部1123,1124及び1125により電気的に短絡される。一の特定の実施形態において、シリサイド部はウェルと同じ極性にドープされる。
一の実施形態によれば、ビット線1132はメモリセル111,112,113,114,115及び116のドレイン領域1133,1134,1135,1136に電気的に接続され、そしてディープnウェル領域1102は分離pウェル領域1101の下に形成される。この技術分野の当業者であれば、他の方法(シリサイド化に代えて)を使用して分離pウェル領域1101をソース領域1126,1127,1128,1129,1130及び1131に電気的に接続することができることを理解できるであろう。このようにして、前に議論した分離pウェルコンセプトをメモリアレイ書込みに使用することができる。この装置に対する書込み及び消去は実質的に、図10A〜10Eに関して前に記載した同様な方法で行なわれる。
上述した実施形態においては、図3,4及び11のメモリセル111〜116,311〜316,321〜326及び331〜336は浮遊ゲートを含む。しかしながら、図3,4及び11のメモリセル111〜116,311〜316,321〜326及び331〜336、またはそれらの一部は浮遊ゲートを持たないようにすることができる。浮遊ゲートを持たない適切なメモリセルにはSONOS,SNOS,MONOS及びMNOS素子などが挙げられる。SONOS素子の形成方法は図12〜15を参照して記載される。SONOSプロセスフローを変形してSNOS,MONOSまたはMNOSを形成する方法についても記載する。
図12は、半導体装置基板1601全体に渡って形成される隣接絶縁領域1501及び1502、p型不純物領域1701及び1702、及びディープn型不純物領域1703を横切る断面である。絶縁領域1501及び1502、半導体装置基板1601、p型不純物領域1701及び1702、及びディープn型不純物領域1703は、図7の絶縁領域501及び502、半導体装置基板601、p型不純物領域701,702、及びディープn型不純物領域703と同じである。従って、領域1501,1502,1701,1702,1703及び1601の形成プロセス及び特性は前に開示した領域501,502,701,702,703及び601のそれと同じである。
ディープn型不純物領域1703を形成した後、SONOS,SNOS,MONOS及びMNOS素子の形成プロセスは前に議論した浮遊ゲート素子の形成プロセスとは異なるものとなる。SONOS素子を形成するために、トンネル誘電体層1502、電荷蓄積層1503、遮断層1504及び制御ゲート1505を図12に示すように基板表面を覆うように形成する。
一の実施形態によれば、トンネル誘電体層1502は熱成長二酸化シリコン層である。別の構成として、トラップ密度の低い誘電体のいずれかを使用することができる。CVD、PVD(物理的気相成長法),ALD(原子層成長法)、これらの組み合わせなどのような他の方法を使用してトンネル誘電体層1502を形成することができる。好適には、トンネル誘電体層1502は15〜25オングストロームの厚さを有し、トンネル誘電体層1502を通しての電荷リークを防止するのに十分なレベルの厚さの層となる。
電荷蓄積層1503は非導電層であり、この非導電層は、トラップ密度が高いことに起因して電荷を蓄積することができ、そしてCVD、PVD,ALD、これらの組み合わせなどによりトンネル誘電体層1502を覆って形成される。 非導電電荷蓄積層1503
は、窒化物を誘電体材料に注入することにより、または適切な非導電蓄積層の形成を可能にする他のいずれかのプロセスにより形成することも可能である。SONOS,SNOS,MONOS及びMNOSが浮遊ゲート素子と異なる点の一つは、電荷蓄積層が異なる材料であることである。SONOS,SNOS,MONOS及びMNOSの場合、電荷蓄積層は非導電材料であり、そして浮遊ゲート素子の場合、電荷蓄積層は半導体材料である。一の実施形態において、浮遊ゲートを持たないメモリセルの非導電電荷蓄積層1503は、LPCVD(低圧化学気相成長法)により形成される窒化シリコンまたは酸窒化シリコンのような窒化物である。酸窒化シリコンは窒化シリコン全体を覆うことが好ましい。何故なら、この材料は、窒化シリコンよりも少ない数のトラップしか含まないのにもかかわらず、窒化シリコンよりも深いトラップエネルギー準位を有することができるからである。従って、酸窒化シリコンのトラップ密度は窒化シリコンのトラップ密度よりも多くの利点を生む。好適には、非導電電荷蓄積層1503は50〜150オングストロームの厚さを有する。
電荷蓄積層1503を覆う遮断層1504はトンネル誘電体層1502に関して記載した誘電体であればいずれでも良く、材料はトンネル誘電体層と同じである必要は無い。また、同じプロセスを使用して遮断層1504及びトンネル誘電体層1502を形成することができる。遮断層1504により電荷、好ましくは電子が、上層の制御電極から電荷蓄積層1503に移動するのを防止することができる。一の実施形態においては、遮断層1504はLPCVDによる高温酸化膜(HTO)である。遮断層1504は、電荷蓄積層1503にスチームによる再酸化を行なって形成することもできる。電荷蓄積層1503に対するスチーム再酸化により、スチーム(HO)が電荷蓄積層1503と反応して電荷蓄積層1503の一部が酸化膜層に変換される。当業者であれば、どの程度までスチーム再酸化を使用できるかは電荷蓄積層1503として選択する材料に依存する。例えば、電荷蓄積層1503が窒化シリコンの場合、スチーム再酸化を使用して二酸化シリコンを形成して遮断層1504として機能させることができる。好適な実施形態においては、遮断層1504はトンネル誘電体層1502よりも厚く、30〜100オングストロームの厚さである。
トンネル誘電体層1502、非導電電荷蓄積層1503及び遮断層1504はONO(酸化膜−窒化膜−酸化膜)スタック1506を構成する。再度繰り返すが、単に「窒化膜」という語句が慣用的にONOという頭文字に選ばれているだけの理由なので、非導電電荷蓄積層1503が窒化膜である必要はない。同様に、「酸化膜」層は酸化膜である必要は無く、それに代わって適切な誘電体とすることができる。トンネル誘電体層1502、非導電電荷蓄積層1503及び遮断層1504がONOスタックとして説明されているという理由で、電荷蓄積層1503が窒化膜に、またはトンネル誘電体層1502及び遮断層1504が酸化膜に限定されると考えられるべきではない。
ONOスタック1506を形成した後、このスタックをパターニングしてウェハの幾つかの領域のスタックを除去し、これらの領域には、トランジスタまたは他の周辺回路が後の工程で形成されることになる。ONOスタック1506の全ての層は同時にパターニングすることができる。別の構成として、効率が悪くなり、複雑さが増すが、ONOスタック1506の各層を、その堆積後、かつ上層の形成前にパターニングすることもできる。
制御ゲート1505を遮断層1504を覆うように形成する。一の実施形態においては、制御ゲート1505はCVD,PVD,ALD,これらの組み合わせ等のいずれかにより形成されるポリシリコンである。別の構成として、金属のような、どのような導電材料、または半導体材料も使用することができる。制御ゲート1505がポリシリコンのような半導体材料である場合、メモリセルはSONOSメモリセルであり、制御ゲート1505が金属である場合、メモリセルはMONOSメモリセルである。制御ゲート1505の
領域を除去して、トランジスタ及び他の周辺回路が半導体基板1601の図示しない領域に形成できるようにする。フォトレジスト及び従来のエッチングを使用して制御ゲート1505をパターニングすることができる。
一の実施形態に従って、次に半導体基板を従来のアニーリングプロセスを使用してアニールして基板601の不純物を拡散及び活性化させることにより、図13に示すように、pウェル領域2701及び2702、及びディープnウェル領域2703を形成する。
その後、第2導電層(図示せず)を半導体基板1601全面を覆うように堆積させ、所望通りにパターニング及びエッチングを施して基板1601の図示しない領域にワード線3071を形成する。ワード線3071は、図3に関して前に記載したように、メモリセル311,321の制御ゲートも構成し、そしてメモリセル311,321を共通接続する。
図13に示すように、ワード線3071(図示せず)及び他のワード線(図示せず)を形成した後、例えばテトラエトキシシラン(TEOS) をソースガスとして、または別の適切なガスを使用してCVDシリコン酸化膜のような層間誘電体(ILD)層1901をONOスタック1506を覆うように形成する。図14には示さないが、半導体装置形成における後続のプロセスには、アレイの他の素子へのコンタクト及び配線の形成が含まれる。
当業者であれば、トレンチの深さのような、図5〜7に関して記載したウェルに関連する利点、状態及び性能は図12〜13に関連する利点、状態及び性能と同じであることを理解できるであろう。
図13の断面から明らかなように、pウェル2701はpウェル2702から絶縁される。絶縁されているので、pウェル2701に接続されるメモリセルのバイアス電位は、pウェル2702に接続されるメモリセルのバイアス電位と同じである必要はなく、そのバイアス電位から独立したものとすることができる。換言すれば、各分離pウェル列はアレイの他のpウェル列から電気的に絶縁される。分離pウェル2701及び2702により、しきい値電圧分布が低しきい値電圧レベルと高しきい値電圧レベルの両方で狭くなるようなアレイ書込みが可能になる。
図12及び13を参照して記載した、SONOSまたはMONOS素子を形成するための上述のプロセスを少し変形してSNOSまたはMNOS素子を形成することができる。SNOSまたはMNOS素子を形成する際には、遮断層1504の形成工程は省略する。遮断層を省略し、そして制御ゲート1505を半導体または金属とすると、メモリセルはそれぞれSNOS素子またはMNOS素子となる。
別の構成として、図14に示す量子素子またはナノ結晶素子2000が、図3または11の浮遊ゲート、SONOS,SNOS,MONOSまたはMNOSメモリセルに置き換わることができる。量子素子2000は、半導体装置基板2601を覆って形成される絶縁領域2501、pウェル2701及び2702を含み、これらの構成要素は図12〜13の該当する構造と同じであり、そしてこれらの構造用のプロセスにより形成される。pウェル2701及び2702内には、素子のソース及びドレイン領域2150が設けられる。pウェル2701及び2702を覆うのはトンネル誘電体2100であり、この誘電体は二酸化シリコンのような適切な誘電体であればいずれでもよく、熱成長、CVD,PVD,ALDなど、またはこれらの組み合わせにより形成することができる。素子の電荷を蓄積する半導体球または半導体半球であるナノ結晶2300の不連続記憶素子は、例えばシリコンCVDによりトンネル誘電体2100を覆って形成される。図14には素子当
たり3個のナノ結晶2300が示されているが、ナノ結晶2300はどのような数のものでも使用できる。
制御誘電体2200をナノ結晶2300を覆うようにしてCVD,PVD,ALDなど、またはこれらの組み合わせにより堆積させる。通常、制御誘電体2200は二酸化シリコンであり、他の適切な誘電体材料ならばどれを使用してもよい。制御誘電体2200を覆うように制御ゲート2400を形成して、パターニングする。窒化膜及び/又は酸化膜、好適にはシリコン窒化膜及び/又は二酸化シリコン膜であるスペーサ2500は、絶縁層をCVD,PVD,ALDなど、またはこれらの組み合わせにより形成し、続いて絶縁層を異方性エッチングすることにより形成する。また、窒化物含有層をナノ結晶2300を覆うように、またはナノ結晶2300の下に形成して、制御誘電体2200の形成中のナノ結晶2300の酸化を防止する、またはナノ結晶2300の形成を改善する。
浮遊ゲート、SONOS,MONOS,SNOS,またはMNOS素子に使用するような連続層と較べると、ナノ結晶2300を使用して電荷を蓄積する利点は、電荷を電荷蓄積層からリークさせるような欠陥が下層のトンネル誘電体2100にあっても、その欠陥は電荷蓄積層全体ではなく選択されたナノ結晶(群)を空乏化させるだけである、ということである。
メモリセルが浮遊素子である実施形態に関して記載される利点は、メモリセルが浮遊素子を持たない実施形態と同じである。しかしながら、SONOS,SNOS,MONOS,MNOSなどのメモリセルを使用すると、さらなる利点が得られる。必要なパターニング工程が浮遊ゲートメモリセルの形成に必要なパターニング工程よりも少ないので、処理の複雑さが減る。また、SONOS,SNOS,MONOS,MNOSなどのメモリセルに対する書込み及び消去に使用する電圧によって、浮遊ゲートの場合よりもサイズ縮小が一層簡単になるので、それに比例して電圧を下げることができる。メモリセル電圧低減により周辺素子に使用する電圧を下げることができ、従って周辺素子のサイズを縮小することができる。
ナノ結晶素子を使用することによりさらに得られる利点には、浮遊ゲート素子及びSONOS,SNOS,MONOSまたはMNOS素子の場合には薄いトンネル誘電体は素子リークを増大させるので問題となるトンネル誘電体を薄くできることが挙げられる。
メモリセル111〜116,311〜316,321〜326及び331〜336に対する書込みは、これらのセルが浮遊ゲートを持たない場合、ソース電圧、ドレイン電圧及びウェル電圧が異なることを除いて、浮遊ゲートを有する場合の書込みと同じである。一般的に、浮遊ゲートを持たないメモリセルに対する書込み及び消去に使用する電圧は浮遊ゲートを有するメモリセルに対する場合の電圧よりも小さい。SONOS,SNOS,MONOS及びMNOSの場合における所望の書込み電圧範囲は、ソース電圧、ドレイン電圧及びウェル電圧が+4ボルト〜+7ボルト、好適には+5ボルトであり、制御ゲート電圧が−4ボルト〜−7ボルト、好適には−5ボルトである。SONOS,SNOS,MONOS及びMNOSの場合における所望の消去電圧範囲は、ソース電圧、ドレイン電圧及びウェル電圧が−4ボルト〜−7ボルト、好適には−5ボルトであり、制御ゲート電圧が+4ボルト〜+7ボルト、好適には+5ボルトである。選択する電圧に関係なく、ソース電圧、ドレイン電圧及びウェル電圧の大きさは同じである必要がある。これにより、書込み動作中及び消去動作中のソース/ウェルとドレイン/ウェルとのバイアス差を0ボルトとすることができ、さらに強力にチャネル長縮小を推進することができる。また、この書込み及び消去方法によって、横方向電界により生じるホール注入による妨害を実質的に防ぐことができ、さらに、チャネルとウェルは同じ電位なので、基板電子注入による妨害が実質的に生じない。
本発明を特定の導電型または特定の電位極性について記載してきたが、当業者であれば、導電型及び電位極性を逆にし得ることを理解できるであろう。前述の明細書において、本発明を特定の実施形態を参照しながら記載してきた。しかしながら、この技術分野の当業者であれば以下の請求項に示す本発明の技術範囲から逸脱しない限りにおいて種々の変形及び変更を加え得ることを理解できるであろう。従って、本明細書及び図面は制限的な意味としてではなく例示として捉えられるべきであり、そしてこのような変形の全てが本発明の技術範囲に包含されるべきものである。
効果、他の利点、及び問題解決法が特定の実施形態に関連する形で上に記載されてきた。しかしながら、効果、利点、問題解決法、及びこのような効果、利点、または問題解決法をもたらし、またはさらに顕著にさせるすべての要素(群)が、いずれかの請求項または全ての請求項の必須の、必要な、または基本的な特徴、或いは要素であると考えられるべきではない。
共通pウェルに構成される従来のメモリセルアレイを示す断面図。 低電圧しきい値レベル及び高電圧しきい値レベルにおけるアレイのメモリセルのゲート電極の電圧分布を示しているグラフ。 本発明の実施形態による、アレイの個々のビット線及びメモリセルの分離pウェルを示すブロック図。 図3のアレイの分離pウェルの長さ方向における半導体装置の断面図。 図3のそれぞれの隣接する分離pウェルの隣接セルを横切る形態における半導体装置の断面図。 図5の配列を有する半導体装置の製造途中において、隣接する分離pウェルにトレンチを形成する様子を示す断面図。 図6の素子のpウェル注入及びディープnウェル絶縁注入を示す断面図。 図7の素子のディープnウェル絶縁、及びpウェルのnウェルへの拡散の後に、ゲート酸化膜形成及びポリシリコン堆積及びパターニングが続く様子を示す断面図。 図8の素子のエッチングの後に第1ポリシリコンが残り、その後酸化膜−窒化膜−酸化膜(ONO)層及び第2ポリシリコン堆積が続く様子を示す断面図。 アレイに対する消去及び書込みの際に使用するアレイの分離pウェルに対する例示としての電圧ステップを示し、種々のステップ電圧でのメモリセルの代表的なゲート電圧分布を示すグラフ。 アレイに対する消去及び書込みの際に使用するアレイの分離pウェルに対する例示としての電圧ステップを示し、種々のステップ電圧でのメモリセルの代表的なゲート電圧分布を示すグラフ。 アレイに対する消去及び書込みの際に使用するアレイの分離pウェルに対する例示としての電圧ステップを示し、種々のステップ電圧でのメモリセルの代表的なゲート電圧分布を示すグラフ。 アレイに対する消去及び書込みの際に使用するアレイの分離pウェルに対する例示としての電圧ステップを示し、種々のステップ電圧でのメモリセルの代表的なゲート電圧分布を示すグラフ。 アレイに対する消去及び書込みの際に使用するアレイの分離pウェルに対する例示としての電圧ステップを示し、種々のステップ電圧でのメモリセルの代表的なゲート電圧分布を示すグラフ。 分離pウェル配列を有し、コンタクトレスソースを含む半導体装置の別の実施形態を示す断面図。 別の実施形態による異なるタイプのメモリセルの形成方法を示す断面図。 別の実施形態による異なるタイプのメモリセルの形成方法を示す断面図。 本発明のさらに別の実施形態によるメモリセルの断面図。

Claims (7)

  1. 行及び列をなすメモリセルを含む不揮発性メモリ(NVM)アレイを有する半導体装置(図3,13,14)であって、
    半導体基板内にあるとともに、互いに離間して電気的に絶縁される第1ウェル領域(301)及び第2ウェル領域(302)と、
    前記第1ウェル領域(301)内に位置する第1列メモリセル(311〜316)と、
    前記第2ウェル領域(302)内に位置する第2列メモリセル(321〜326)と、
    前記第1列メモリセルの第1メモリセルの第1トンネル誘電体(1502または2100)及び前記第2列メモリセルの第2メモリセルの第2トンネル誘電体(1502または2100)と、
    前記第1メモリセルの第1電荷蓄積層(1503または2300)であって前記第1トンネル誘電体を覆って形成される第1電荷蓄積層、及び前記第2メモリセルの第2電荷蓄積層(1503または2300)であって前記第2トンネル誘電体を覆って形成される第2電荷蓄積層と、
    前記第1メモリセルの第1制御ゲート(1505または2400)であって前記第1電荷蓄積層を覆って形成される第1制御ゲート、及び前記第2メモリセルの第2制御ゲート(1505または2400)であって前記第2電荷蓄積層を覆って形成される第2制御ゲートと、前記第1制御ゲート及び前記第2制御ゲートは同じ行にあるとともに共通ワード線を通して電気的に接続されていることと、
    前記第1列メモリセルの各メモリセルのドレイン領域に電気的に接続される第1ビット線(3091)と、
    前記第2列メモリセルの各メモリセルのドレイン領域に電気的に接続される第2ビット線(3092)と、
    前記第1列メモリセルの各メモリセルのソース領域に電気的に接続される第1ソース線(3051)と、前記第1ソース線及び前記第1列メモリセルの内の少なくとも一つのメモリセルのソース領域は前記第1ウェル領域に電気的に接続されることと、
    前記第2列メモリセルの各メモリセルのソース領域に電気的に接続される第2ソース線(3052)と、前記第2ソース線及び前記第2列メモリセルの内の少なくとも一つのメモリセルのソース領域は前記第2ウェル領域に電気的に接続されることとを備える半導体装置。
  2. 前記第1及び第2メモリセルは浮遊ゲートを持たない請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1及び第2電荷蓄積層は窒素を含有する請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記第1メモリセルの第1遮断層(1504)であって前記第1電荷蓄積層を覆って前記第1制御ゲートの下に形成される第1遮断層、及び前記第2メモリセルの第2遮断層(1504)であって前記第2電荷蓄積層を覆って前記第1制御ゲートの下に形成される第2遮断層をさらに備える請求項1記載の半導体装置。
  5. 行及び列をなすメモリセル(311〜316)を備えた不揮発性メモリ(NVM)アレイを有する半導体装置(図3,13,14)であって、
    半導体基板内に形成されるウェル領域(301)と、
    列メモリセルと、各メモリセルは、
    前記ウェル領域内に位置するソース領域(3112,3122,3132,・・・3162)及びドレイン領域(3111,3121,・・・3161)と、各ソース領域は前記ウェル領域に電気的に接続されること、
    前記半導体基板を覆って形成されるトンネル誘電体層(1502または2100)、
    前記トンネル誘電体層を覆って形成される電荷蓄積層(1503または2300)、及

    前記電荷蓄積層を覆って形成される制御ゲート(1505,2400)を備えることと、
    各ワード線が前記列メモリセルの一のメモリセルの該当する制御ゲートに電気的に接続されるワード線(3071〜3076)と、
    列メモリセルの各メモリセルのドレイン領域に電気的に接続される一のビット線(3091)とを備える半導体装置。
  6. 互いに絶縁される第1ウェル領域(301)及び第2ウェル領域(302)を含む半導体基板と、
    前記第1ウェル領域に形成される第1メモリセル(311)と、
    該第1メモリセル(311)は、
    前記第1ウェル領域内に在って、前記第1ウェル領域の極性とは異なる極性を有する第1ソース領域(3112)及び第1ドレイン領域(3111)、
    前記第1ソース領域及び前記第1ドレイン領域を覆って形成される第1トンネル誘電体層(1502または2100)、
    前記第1トンネル誘電体層を覆って形成される第1電荷蓄積層(1503または2300)、及び
    前記第1電荷蓄積層を覆って形成される第1制御ゲート(1505または2400)を備えることと、
    前記第2ウェル領域に形成される第2メモリセル(321)と、
    前記第2メモリセル(311)は、
    前記第2ウェル領域内に在って、前記第2ウェル領域の極性とは異なる極性を有する第2ソース領域及び第2ドレイン領域、
    前記第2ソース領域及び前記第2ドレイン領域を覆って形成される第2トンネル誘電体層(1502または2100)、
    前記第2トンネル誘電体層を覆って形成される第2電荷蓄積層(1503または2300)、及び
    前記第2電荷蓄積層を覆って形成される第2制御ゲート(1505または2400)、及び
    前記第2メモリセル及び前記第1メモリセルはワード線(3071)を通して電気的に接続されることを備えることとを備える半導体装置(図3,13,14)。
  7. 絶縁構造により相隔てられる第1ウェル領域(301)及び第2ウェル領域(302)を半導体基板に形成する工程と、
    前記第1ウェル領域内に位置する第1列メモリセル(311〜316)を形成する工程と、
    前記第2ウェル領域内に位置する第2列メモリセル(321〜326)を形成する工程と、
    前記第1列メモリセルの第1メモリセルの第1トンネル誘電体(1502または2100)及び前記第2列メモリセルの第2メモリセルの第2トンネル誘電体(1502,2100)を形成する工程と、
    前記第1トンネル誘電体を覆う形に前記第1メモリセルの第1電荷蓄積層(1503,2300)を、及び前記第2トンネル誘電体を覆う形に前記第2メモリセルの第2電荷蓄積層(1503,2300)を形成する工程と、
    前記第1電荷蓄積層を覆う形に前記第1メモリセルの第1制御ゲート(1505,2400)を、及び前記第2電荷蓄積層を覆う形に前記第2メモリセルの第2制御ゲート(1505,2400)を、前記第1制御ゲート及び前記第2制御ゲートは同じ行に在り、かつ共通ワード線を通して電気的に接続されるように形成する工程と、
    前記第1列メモリセルの各メモリセルのドレイン領域に電気的に接続される第1ビット
    線(3091)を形成する工程と、
    前記第2列メモリセルの各メモリセルのドレイン領域に電気的に接続される第2ビット線(3092)を形成する工程と、
    前記第1列メモリセルの各メモリセルのソース領域に電気的に接続される第1ソース線(3051)を、前記第1ソース線及び前記第1列メモリセルの少なくとも一つのメモリセルのソース領域は前記第1ウェル領域に電気的に接続されるように形成する工程と、
    前記第2列メモリセルの各メモリセルのソース領域に電気的に接続される第2ソース線(3052)を、前記第2ソース線及び前記第2列メモリセルの少なくとも一つのメモリセルのソース領域は前記第2ウェル領域に電気的に接続されるように形成する工程とを備える、不揮発性メモリ(NVM)アレイの方法。
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