JP2005506720A - 通信システムにおけるシンボルタイミングの同期方法 - Google Patents

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Abstract

複数の無線端末装置が単一の基地局と交信を行うOFDM通信システムのシンボルタイミングの同期について説明する。基地局の送受信機シンボルタイミングは固定されている。個々の無線端末装置がその送信機タイミングを独立に調整するように作動する。無線端末装置の送信機タイミングの同期は端末装置の受信機タイミングの同期に従動する。個々の無線端末装置は、基地局から受信した信号に基づいてその受信機シンボルタイミングをまず補正する。次いで、無線端末装置は、該無線端末装置の受信機シンボルタイミングの関数として、当該無線端末装置の送信機シンボルタイミングを調整する。受信機シンボルタイミングが或る分量だけ進んでいたり、遅れていたりした場合、当該送信機シンボルタイミングも同じ分量またはほぼ同じ分量だけ進ませ、あるいは遅らせる。1ドエルの最初のシンボルまたは最後のシンボルから得られるデジタルサンプルの追加または削除によりシンボルタイミング調整を行うことが可能である。

Description

【技術分野】
【0001】
関連出願についての記載:
本願は、2001年3月9日出願の米国仮出願特許第60/274,987号の利益を請求するものである。
【0002】
本発明は通信システムに関し、さらに詳細には、周波数分割多重化システムなどにおいてシンボルタイミングを実施する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
無線システムや他のワイヤレスシステムなどの通信システムでは、送信機と受信機が共通のクロックソースへアクセスできなくなることが頻繁に生じる。共通のクロックソースの代わりに、送信機に設けた一方のクロックと、受信機に設けた他方のクロックの2つのクロックが別々に作動することがある。ワイヤレスシステムでは、一般に基地局には非常に正確なクロックが設けられている。しかし、コストを考慮して、移動電話および/または他の移動通信装置などの無線端末装置では安価なクロックが使われている場合が多い。多くの場合、そのような安価なクロックは、移動局の交信対象である基地局で使用するクロックに比べてそれ程正確ではない。
【0004】
送信機と受信機とに異なるクロックが設けられている場合、結果として、通信セッションの開始時に送信機と受信機とが完全に同期しているときでさえ、送信機と受信機のシンボルタイミングが一定時間継続してドリフトする場合が多い。適切な通信を保証するためには、通信セッションの間中シンボルタイミングの同期が維持されることが重要となる。
【0005】
ある周知の通信同期システムでは、受信機シンボルタイミングは送信機シンボルタイミングに従動してスレーブにされる。この周知のシステムでは、受信機が受信信号に基づいて受信機シンボルタイミングを絶えず補正している。送信機シンボルタイミングは、送信機で使用されるクロックに単純に基づいているため補正を行う必要はない。異なる無線端末装置からの受信済みシンボルの整合を基地局で行う必要がなければ、上記方法は、多くのポイント・ツー・ポイント通信システムといくつかの多元接続システムとにおいて好適に機能する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、他のシステムでは従来技術による同期方法は効果的に機能しない。例えば、直交周波数分割多重化通信(OFDM)多元接続システムでは、基地局は複数の無線端末装置からOFDMシンボルを同時に受信する。無線端末装置間での干渉を除去するために、異なる無線端末装置からのシンボルが基地局受信機へ同時着信を図ると好適である。異なる無線端末装置は、相異する、時と共に変動する送信機タイミングを持つ傾向があるため、基地局の受信機が通信可能な多数の個々の無線端末装置の送信機タイミングに従動するスレーブとして基地局の受信機タイミングの調整を行うことは実行不能である。それゆえ、従来技術による同期システムはOFDM多元接続システムでは効果的に機能しない。
【0007】
本発明は、OFDM通信システムにおいてシンボルタイミングの同期を実現する方法と装置を目的とするものである。上記OFDM通信システムはポイント・ツー・ポイントまたは多元接続であってもよい。多元接続システムでは複数の無線端末装置が単一の基地局と通信を行う。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、上述の周知のシステムとは対照的に受信機シンボルタイミングは基地局で固定されている。個々の無線端末装置はその送信機タイミングを独立に調整するように作動し、それによって複数の無線端末装置から受信したシンボルと基地局受信機シンボルタイミングの同期が図られる。
【0009】
本発明によれば、移動局などの無線端末装置における送信機タイミングの同期は、移動局の受信機タイミングの同期に従動する。例示の1実施形態では、無線端末装置は、まず受信信号に基づいてその受信機シンボルタイミングの補正を行う。次いで、無線端末装置は、その受信機シンボルタイミングの関数としてその送信機シンボルタイミングの調整を行う。したがって、本発明の種々の実施形態によれば、移動局の送信機タイミング回路は移動局の受信機タイミング回路に従動してスレーブにされる。
【0010】
本発明によれば、受信機シンボルタイミング補正と送信機シンボルタイミング補正とは、受信機と送信機の特定シンボル継続時間内にそれぞれデジタルサンプルの挿入や削除を行うことによりデジタル的に行われる。
【0011】
送信機タイミング調整は受信機タイミング調整と一致して行われる。例えば、受信機シンボルタイミングがある分量だけ進んでいたり遅れていたりする場合、送信機シンボルタイミングも同じ分量あるいはほぼ同じ分量だけ進んだり遅れたりすることになる。したがって、いくつかの実施形態では、送信機シンボルタイミング調整が受信機シンボルタイミング調整からわずかに(20%までのように)変動することがある。
【0012】
送信機シンボルタイミングが補正される場合、本発明に基づいて遷移OFDMシンボルとして使用できるようにOFDMシンボルが選択される。遷移OFDMシンボルの継続時間が決定され、例えば、タイミング補正の必要条件に応じて通常のシンボルの継続時間を基準として相対的な調整が行われる。遷移OFDMシンボルの継続時間は、通常のOFDMシンボルの継続時間より長い場合もあれば、短い場合もある。種々の実施形態では、遷移OFDMシンボルを除くOFDMシンボルの継続時間は固定されている。
【0013】
本発明に基づいて実施されるシステムでは、移動局などの無線端末装置は、別のトーンまたは1セットのトーンへの切り替えに先行して、複数のシンボル時間から構成される一定時間の間、ドエルとして知られる同じトーンまたは1セットのトーン(周波数副搬送波または1セットの副搬送波)を使用することができる。このようなシステムは差分変調のためのトーンの切り替えが可能である。ドエルを用いる例示の1実施形態では、本発明に基づいて、遷移OFDMシンボルが、ドエルの最初のシンボルまたは最後のシンボルとなるように選ばれる。このような実施形態では、ドエルの最初のシンボルが選ばれると、遷移シンボルのサイクリック・プレフィックスの継続時間が調整され、所望のシンボルの継続時間の達成が図られる。ドエルの最後のシンボルが遷移シンボルとして選ばれた場合、サイクリック・プレフィックスと逆になるように遷移シンボルFFT(高速フーリエ変換)本体の継続時間を変更することにより遷移シンボルの継続時間の調整が行われる。
【0014】
無線システムによっては、無線通信装置が2以上の基地局と同時交信を行うことができるものなどもある。移動通信装置が無線通信システムの1つのセルから別のセルへ移動していて、既存の基地局との接続を失ったり、終了したりする前に新しい基地局との通信リンクの形成に努めているときなどに上記のような事態が生じる場合がある。このような実施形態では、2つの基地局の各々からシンボルを受信し、2つの基地局の各々へシンボルを送信することができる。
【0015】
本発明の1つの特徴によれば、2つの基地局の各々と関連する受信機と送信機のシンボルタイミングは独立に実行される。本発明によれば、第1の基地局に対応する移動通信装置の受信機が、第1の基地局からの受信シンボルを含むデータのサンプリングに関して行うべきシンボルタイミングの調整を決定する。第1の基地局へのシンボルの送信に関連する移動通信装置のシンボルタイミングも、例えば、第1の基地局から受信したシンボルの処理に対して行われるタイミング調整の場合と同じ方向に、かつ、同じ分量だけ同様に調整される。同一の方法または同様の方法で、第2の基地局に対応する移動通信装置の受信機が、第2の基地局から受信されるシンボルに対応するデータのサンプリングに関して行うべきシンボルタイミングの調整を決定する。第2の基地局へのシンボルの送信に関連する移動通信装置のシンボルタイミングも、例えば、第2の基地局から受信したシンボルの処理に対して行われるタイミング調整の場合と同じ方向に、かつ、同じ分量だけ同様に調整される。したがって、単一の移動通信装置は、複数のシンボルタイミング補正処理(移動通信装置が交信している1基地局あたり1つの補正処理など)を実行することができる。上記補正処理は互いに独立に行うこともできる。上記補正処理はデジタル的に行うことが望ましいが、アナログ領域においても実行可能である。
【0016】
OFDM通信システムの例示的なコンテキストで説明したが、本発明のシンボルタイミング補正技術は、広範囲のデジタル通信システム、ポイント・ツー・ポイント接続や多元接続にも適用可能であり、必ずしも、OFDMや周波数分割多重化システムにさえ限定されるものではない。
【発明の効果】
【0017】
上記記載のように、受信機タイミング調整の関数として移動無線装置の送信機シンボルタイミングを調整することにより、基地局の受信機シンボルタイミング調整を行って、特定の無線通信装置の送信機シンボルタイミングを基地局の受信機シンボルタイミングに一致させる必要性が少なくなるかこの必要性が回避される。さらに、特定の個々の無線装置にその送信機タイミングの調整方法を指示しながら、送信機シンボルタイミングの補正信号を個々の移動無線装置へ送信する必要性が少なくなるかこの必要性が回避される。したがって、本発明の方法と装置とにより、利用可能な通信帯域の効率的な利用の促進が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明は、広範囲のデジタル通信システム、ポイント・ツー・ポイント接続や多元接続に適用可能であり、第1の通信装置は第2の通信装置と交信を行う。
【0019】
図1は例示のOFDM多元接続システム100を示し、このシステムでは、いくつかの第1の通信装置、すなわち移動局などの無線端末装置104、106により、OFDM信号110、112が第2の通信装置すなわち単一の基地局102へ同時に送信される。信号110、112にはそれぞれOFDMシンボルなどの1以上のシンボルが含まれる。無線端末装置104、106には信号110、112の送信用アンテナ105、107が設けられる。基地局102には送信信号110、112の受信用アンテナ103が含まれる。
【0020】
例示のシステム100では、OFDMシンボルはサイクリック・プレフィックスとFFT本体の2つの部分から構成される。図9は、合計N個のサンプルを含むようなOFDMシンボル900の一例を示す。サイクリック・プレフィックス902にはK個のサンプルが含まれ、一方、FFT本体904にはN−K個のサンプルが含まれる。サイクリック・プレフィックスの中に含まれるK個のサンプルは、FFT本体の最後のK個のサンプル906をコピーし、送信シンボルのFFT本体部分904の前にこれらのサンプルを配置することにより得られる。したがって、シンボルのサイクリック・プレフィックス902は通常FFT本体の最後の部分のコピーである。
【0021】
図1を再度参照すると、異なる無線端末装置105、107から送られたOFDMシンボルが追加して基地局102に含まれる受信機に着信する。基地局の受信機はシンボルウィンドウを用いて、OFDMシンボルに対応するような受信信号110、112の一部を選ぶ。次いで、基地局の受信機はシンボル部分に対してFFT演算を実行して、個々の無線端末装置から基地局へ送られた情報を取得する。受信機のシンボルタイミングにより、シンボルウィンドウを配置する場所が定められる。
【0022】
図2は、本発明に基づき実現される基地局204および例示の無線端末装置202を示す結線図200である。基地局204はシステム100の基地局102として使用可能である。無線端末装置202は、図1に図示のシステム100の無線端末装置104、106のいずれとしても使用可能である。
【0023】
基地局204は無線端末装置202へ信号222を送信し、無線端末装置から信号224を受信する。送信信号および受信信号222、224はOFDMシンボルなどを含むものであってもよい。基地局204は、クロック230、送信機回路226、受信機回路232、メモリ236および中央演算処理装置240を備え、これらはバス225により一体に結合される。基地局クロック230を用いて、シンボルタイミングの制御に使用するクロック信号が送信機回路226と受信機回路232へ供給される。基地局クロック230用として比較的正確なクロックが使用される。移動通信装置202のコストの抑制を図るため、無線端末装置202内のクロックは基地局のクロックに比べて正確さが劣ってもよい。
【0024】
基地局の送信機回路226には、基地局クロック230に応動する固定送信機シンボルタイミング回路228が設けられる。同様に、受信機回路232には、上記クロック230に応動する固定受信機シンボルタイミング回路234も設けられる。したがって、システム200では、無線端末装置202などの個々の無線装置から出される情報に基づいて、基地局の送信機タイミングや受信機タイミングの調整や補正が行われることはない。単一の基地局204が複数の無線端末装置202へのサービスを行う実施形態で、種々の異なる無線端末装置202から出される情報に基づいて、基地局でシンボルタイミングの調整を行う試みが行われる結果生じる複雑さが本発明の同期方法により回避される。
【0025】
図3は基地局の受信機232で実行される処理を示す。図3に図示のように、基地局102で受信された信号は種々の処理を受ける。ステップ304で受信信号は固定レートでサンプリングされる。次いで、ステップ306で、受信機回路は固定シンボルウィンドウに対応するサンプルされた信号からN個のサンプルをとる。次いで、ステップ308で、選択されたセットのサンプルからサイクリック・プレフィックスが破棄される。上記サイクリック・プレフィックスの破棄に続き、受信済みシンボルに対応するように選択されるセットのサンプルの残り部分のステップ310に対してFFTが実行される。ステップ304、306、308、310がある時間にわたって繰り返し実行され、送信済みシンボルが回復される。
【0026】
1実施形態では、図3に図示した機能またはステップの各々を実行する回路が基地局102に設けられる。別の実施形態では、機能/ステップのうちのすべてまたはいくつかはソフトウェアにより制御されるCPU240に実装される。ソフトウェアルーチンを実行する上記図示の処理は、基地局102に設けられるメモリ236に記憶してもよい。図3に示した処理に従って、基地局の受信機232は固定レートで受信信号のサンプリングを行う。説明の便宜上、OFDMシンボルの全長はN個のサンプルに等しく、OFDMシンボル内のサイクリック・プレフィックス長はK個のサンプルに等しいと仮定する。
【0027】
受信機シンボルタイミングに基づいて、受信済みデジタル信号サンプルのシーケンスの中で、N個のサンプル(送信済みシンボルに対応する1セットのサンプルなど)が基地局102により繰り返し選択される。基地局は最初のK個のサンプルを破棄し、残りのN−K個のサンプルを保持する。次いでこのN−K個のサンプルに対してFFT演算が実行され、無線端末装置が送信した情報が回復される。このサンプリングレートは、基地局102が使用するクロック230から得られるが、上記サンプリングレートは無線端末装置202の各々が使用するクロック210から得られるレートとはまったく異なるレートであってもよい。基地局102における上記サンプリング処理と受信機シンボルタイミングは固定される。すなわち、受信信号に基づく調整は行われない。
【0028】
図2を再度参照すると、無線端末装置202は、クロック210、受信機回路206、送信機回路212、メモリ216及び中央演算処理装置220を備え、これらがバス215により一体に結合されていることがわかる。クロック210は、タイミング信号を受信機回路206と送信機回路214に供給する。異なる無線端末装置202にあるクロックの相違により、送受信機のタイミングの定期的調整を行って、意図するクロック速度および/または基地局クロック230の速度からの、クロック速度の変動を補償する必要がある。メモリ216には、CPU220が実行するタイミング制御ルーチン218が含まれる。タイミング制御ルーチン218には、無線端末装置202および回路206、212の制御に使用するソフトウェアおよび/またはその他の処理命令が含まれ、本発明のシンボルタイミング調整方法が実行される。タイミング制御ルーチン218に加えて、メモリ216を用いて、端末装置202が受信するデータと、端末装置202が送信するデータとが記憶される。
【0029】
受信機回路206は、受信機回路に設けたアンテナを介して基地局204から無線端末装置202への信号222を受信する役割を果たす。また受信機回路206は、以下に述べるような受信信号222のデジタル化及び該受信信号のシンボルへの分割などの受信信号222の処理を行う役割も果たす。受信機シンボルタイミング同期回路208は、本発明に従って、また送信機回路212の送信機シンボルタイミング同期回路214に対してシンボルタイミング調整情報を伝えるために、受信機シンボルタイミングの調整をどのようにすべきかという決定に用いられる。受信機シンボルタイミング同期回路208は基地局の送信機回路226のタイミングを一致させるべく、受信機タイミングの調整を行う。
【0030】
無線端末装置の送信機回路214は、無線端末装置が送信する信号224を生成する役割を果たす。送信機回路212は信号224の放送用アンテナを備えている。上記信号にはOFDMシンボルなどが含まれる。送信機回路212は、本発明に従って、送信済みシンボルタイミングの定期的調整を行うための、送信機シンボルタイミング同期回路214も備えている。以下に述べるように、送信される1以上のシンボルに対してサンプルの追加や削除を行うことにより上記を行ってもよい。回路214により行われるシンボルタイミング調整は、受信機シンボルタイミング同期回路208により行われるシンボルタイミング調整と同方向で、かつ、同じ分量またはほぼ同じ分量の調整である。基地局の受信機回路タイミング並びにその送信機タイミング双方の駆動に基地局クロック230が使用されるので、無線端末装置の受信機回路206が、基地局の送信機タイミングへの無線受信機タイミングの同期に成功したと仮定すると、基地局の受信機回路234を備えた無線端末装置の送信機回路212に対する対応する調整により無線端末装置の送信機回路212の同期が促進される。
【0031】
無線送信機のシンボルタイミング調整を受信機タイミング変化の関数とすることにより、基地局クロック230と無線端末装置のクロック210との間のタイミングの不一致は、シンボルタイミングの補正により上記記載の方法で補償される。上記タイミングの不一致は個々のドエルの始端部や終端部において比較的頻繁に生じる。
【0032】
基地局204などの固定基地局に対して相対的な、無線装置202の動きが受信済みシンボルのタイミングに或る影響を与える場合がある。例えば、無線端末装置が基地局から一層遠くへ移動すると、この距離の増加が、無線端末装置の受信機にとって基地局の送信機シンボルタイミングの遅延と映る場合がある。無線端末装置と基地局間の距離の増加による影響を無効にするために、無線端末装置の受信機シンボルタイミングを遅らせ、無線端末装置の送信機シンボルタイミングを進めるようにすることが望ましい場合がある。無線端末装置の動きに起因するシンボルタイミングの変化は、無線端末装置のクロック210と基地局クロック230との相違がシンボルタイミングに影響を与えるレートよりも通常かなり遅いレートで生じる傾向がある。したがって、受信機回路と送信機回路間の距離の変化の影響を処理することを目的とするシンボルタイミングの補正よりも、無線端末装置クロックと基地局クロック間の不一致に起因するシンボルタイミングの誤差の補正の方がより重要となる場合もある。
【0033】
無線端末装置202と基地局204との間の動きと距離の変化による影響は、追加のタイミング制御ルーチンや回路を使用するために無視したり、補正したりしてもよい。1つの実施形態では、無線端末装置202には、無線端末装置の動きによるシンボルタイミングの変動を補正するように設計された追加のタイミング制御ルーチンおよび/またはサブルーチンが備えられている。このような補正は、送信遅延および/または受信遅延を決定するために、無線端末装置へおよび/または無線端末装置から送信される情報および/または周期的な信号などに基づくものであってもよい。このような調整ルーチンは、本発明に基づいて、クロックタイミングの不一致を補正するために用いられるルーチン218に加えられる。
【0034】
異なる無線端末装置から出されるOFDM信号間での干渉と、隣接するOFDMシンボル間での干渉とを除去するために、無線端末装置からの受信信号が受信機シンボルタイミングと同期することが重要となる。詳細には、シンボルウィンドウ内の信号が、任意の所定の無線端末装置から出される単一のOFDMシンボルを含むように受信シンボルウィンドウの配置を行うことが望ましい。
【0035】
図4は、2つの無線端末装置104、106から出た受信信号が基地局の受信機シンボルタイミングと同期するシナリオを示すタイミングダイアグラム400である。行402は、第1の無線端末装置104により送信される2つの連続するシンボルX0、X1を示す。行404は、第2の無線端末装置106により送信される2つの連続するシンボルY0、Y1を示す。行406は、ある時間に対応する2つの連続する基地局の受信機シンボルウィンドウW1、W2を示し、上記時間中に送信済みシンボルデータが選択されて受信済みシンボルとみなされる。第1のウィンドウW1は時刻T1から時刻T2まで伸長する。第2のウィンドウW2は時刻T3から時刻T4まで伸長する。受信済みシンボルデータが使用されないT2とT3間の時間に対応するシンボルウィンドウW1とW2間に或る時間が存在することに留意されたい。この時間は送信済みシンボルのサイクリック・プレフィックスに等しいか、このサイクリック・プレフィックスよりも短い。受信機シンボルタイミングが送信機シンボルタイミングと適切に整合した場合、ウィンドウW1とW2は図4に図示のような送信済みシンボルX0、Y0とX1、Y1に対応し、その結果送信済みシンボルの適切な回復が得られる。
【0036】
しかし、異なる端末装置104、106から受信したOFDM信号は必ずしも互いに、また受信機のシンボルウィンドウと整合するとは限らず、シンボルデータの紛失が結果として生じる場合がある。例えば、図5は、移動局の送信機が同期しないなどの理由で、受信したOFDM信号が整合しないタイミングダイアグラム500を示す図である。図5のダイアグラムでは、行502は第1の無線端末装置104が送信するシンボルX0とX1に対応する。行504は第2の無線端末装置106により送信されるシンボルY0、Y1に対応する。行506はある時間に対応する2つの連続する基地局の受信機シンボルウィンドウW1、W2を示し、上記時間中に送信済みシンボルデータが選択されて受信済みシンボルとみなされる。図5の例示シンボルウィンドウタイミングの結果、第1の無線端末装置104から出たシンボルが適切に受信される。しかし、第2の無線端末装置の送信機と基地局の受信機との間のシンボルタイミングの相違に起因して、第2の無線端末装置106から出たシンボルは適切に検出されない。図5の例では、すべての受信OFDM信号(無線端末装置104、106から出るOFDMシンボル)と同期できる基地局の受信機シンボルタイミングは皆無である。
【0037】
無線端末装置の送信機がOFDM多元接続システムなどで同期しない可能性があると仮定すると、送信機シンボルタイミングを固定し、受信機シンボルタイミングを調整して同期の達成を図るという基本的思想からなる従来技術による同期システムは有効に機能しないことになる。
【0038】
本発明によれば、従来技術による同期システムとは異なり、基地局の受信機は固定したシンボルタイミングを用いる。個々の無線端末装置はその送信機タイミングを独立に調整し、それによってすべての無線端末装置から受信したシンボルが基地局の受信機シンボルタイミングと同期するようにする。
【0039】
図6は、本発明に基づき実現される通信システムにおいて、シンボルタイミング同期の一部として無線端末装置が実行するステップを機能的な視点から示すブロック図600である。ステップ602で無線端末装置202は基地局204から送信された信号を受信する。次いで、ステップ604で、受信機タイミング兼同期回路208は、D個のサンプル分だけ受信機シンボルタイミングを進めたり、遅らせたりする。但し、Dは正の整数、通常ゼロでない整数である。受信機タイミングを進めたり、遅らせたりするサンプル数Dなどの受信機シンボルタイミング調整情報は、無線端末装置の送信機シンボルタイミング同期回路212へ送信される。図6の矢印605を用いて、値Dの送信と、タイミング補正の方向(すなわちタイミングを進めるかまたは遅らせるか)とが表される。送信機シンボルタイミング同期回路214は、受信機シンボルタイミング調整分の値Dと同じだけまたはほぼ同じ分だけ送信機シンボルタイミングを進めたり、遅らせたりする。次いで、ステップ606で、この調整済み送信機シンボルタイミングを用いて生成されたシンボルが無線装置により送信される。
【0040】
無線端末装置202における送信機タイミングの調整は、米国特許出願第09/503、040号に記載され、使用されているような基地局204から受信した補正指示に基づいて行うことができる。上記引用した特許出願に記載のシステムでは、タイミング制御信号と呼ばれる特定の信号が個々の無線端末装置202により基地局204へ送信される。基地局204は受信するタイミング制御信号の着信時を推定し、受信信号の関数として無線端末装置の送信タイミングを補正する補正指示を送信し、それによって、無線端末装置の送信機と、基地局の受信機との間の同期が保証される。異なる無線端末装置202が基地局204への別個の未知の伝搬遅延を行うとき、このような閉ループシステムが有効であり、この伝搬遅延は、個々の無線端末装置から基地局204へ送信される信号から検出可能である。
【0041】
上記引用した特許出願に記載の閉ループシステムは、タイミング制御信号を基地局204へ送信し、次いで無線端末装置202へ補正メッセージをフィードバックするための特別のシステムリソース(帯域幅と電力)を必要とする。上記閉ループシステムが、例えば、無線端末装置202と基地局204との間の距離の変化に起因する、伝播遅延変動の補正を目的とするような、無線端末装置の送信機と基地局の受信機との間の、緩慢にドリフトするタイミングの不整合を補正する役割を果たすものにすぎなければ、この特別のリソースオーバーヘッドは重要なものとはならないかもしれない。
【0042】
しかし、背景技術のセクションで上述したように、無線端末装置202では、一般にコストが安く、あまり正確ではないクロック210が使用される。無線端末装置202と基地局204との間のクロックドリフトが非常に高速なため、無線端末装置の送信機と基地局の受信機との間のドリフトするタイミングの不整合を補償するために閉ループシステムを用いる場合、特別のリソースオーバーヘッドが大きくなる可能性がある。上記不一致は、クロックの相違および/またはクロックの不正確さに起因している。
【0043】
本発明によれば、無線端末装置の送信機シンボルタイミングの調整は、上記無線端末装置の受信機タイミングの同期に従動する。詳細には、無線端末装置202は受信信号に基づいてその受信機シンボルタイミングの同期をまず実行する。無線端末装置の受信機シンボルタイミングの同期は、多くの周知の同期技術を含む複数の方法のいずれの方法でも利用可能である。
【0044】
本発明の無線端末装置202が、受信信号のD個のサンプルなどに対応するある分量Δだけ受信機シンボルタイミングを進めるべきである旨を実施するタイミング同期方法から検出されるケースについて考察する。すなわち、基地局204の送信機シンボルタイミングは無線端末装置202の受信機シンボルタイミングの分量Δの分だけ前方に存在する。このようなタイミングドリフトは、基地局204と無線端末装置202間のクロックの不整合に起因するものであることが予想される。本発明によれば、受信機回路206と送信機回路212を無線端末装置202で駆動するために共通のクロック210が使用される。したがって、基地局204における受信機シンボルタイミングも無線端末装置202における送信機シンボルタイミングの分量Δの分だけ前方に存在する可能性が大きい。このタイミング誤差を補正するために、本発明に基づいて、無線端末装置202は、無線端末装置の受信機タイミングの調整に用いる同じ分量のΔの分だけまたはほぼ同じ分量のΔの分だけその送信機シンボルタイミングを進める。
【0045】
同様に、受信機シンボルタイミングをある分量Δだけ遅らせることが望ましい旨が無線端末装置202により検出された場合、無線端末装置202もその送信機シンボルタイミングをD個のサンプルなどの同じ分量またはほぼ同じ分量Δだけ遅延させる。
【0046】
上述のように、図6は本発明に基づいて無線端末装置で実行される処理を示す。やはり無線端末装置に設けたメモリから得られる1以上のルーチンを実行する無線端末装置内のCPUを用いて上記例示の機能を実行してもよい。個々の無線端末装置は、従来のタイミング同期方法などを用いて、受信信号に基づいてその受信機シンボルタイミングをまず補正する。次いで、無線端末装置の送信機シンボルタイミングは、受信機シンボルタイミング同期に従動するスレーブなどのような、受信機シンボルタイミング同期の関数として調整される。受信機シンボルタイミングが補正される場合、無線端末装置は同じ分量のまたはほぼ同じ分量の調整で、同じ方向にその送信機シンボルタイミングを補正する。例えば、D個のサンプル分だけ受信機タイミングを遅らせる必要がある旨が無線端末装置により検出された場合、無線端末装置の送信機タイミングもD個のサンプル分だけ遅らされる。同様に、D個のサンプル分だけ受信機タイミングを進める必要がある旨が無線端末装置により検出された場合、無線端末装置の送信機タイミングもD個のサンプル分だけ進められる。無線端末装置で閉ループのタイミング制御を使用する場合、1実施形態では、上記閉ループのタイミング制御に加えて、本発明のタイミング調整が追加して適用される。
【0047】
図7は、D個のサンプルをシンボル時間に追加して必要なタイミング調整を行うようにするケースでの、無線端末装置の送信機シンボルタイミングの例示的調整を示す。
【0048】
無線端末装置202がその送信機シンボルタイミングを調整する場合、上記無線端末装置は、遷移OFDMシンボル(所望のシンボルタイミングの変更を実施するために継続時間を変更する対象シンボル)として、将来送信すべきOFDMシンボルの選定をまず行う。例えば、図7では、シンボルX0の継続時間に、無線端末装置Xはその送信機シンボルタイミングをD個のサンプル分だけ調整することを決定する。次いでシンボルX1が遷移シンボルとして選定される。一般に、遷移OFDMシンボルは、送信すべき直後のOFDMシンボルである必要はない。D個のサンプル分だけタイミング調整を進める場合、D個のサンプルを取り去ることにより遷移OFDMシンボルの継続時間が短縮される。D個のサンプル分だけタイミング調整を遅らせる場合、D個のサンプルの追加により遷移OFDMシンボルの継続時間が延長される。
【0049】
図7では、選定された遷移シンボルX1(704)の継続時間がD個のサンプル分だけ延長され、それによってD個のサンプル分だけ送信機タイミングを遅らせる。この結果、N+D個のサンプルを含む遷移シンボルX1(704)と共に、各々がN個のサンプルを持つシンボルX0(702)、X2(706)、X3(708)が生じることになる。したがって、他の不遷移OFDMシンボルの継続時間は1シンボル当りN個のサンプルで不変のままとなる。遷移シンボルX1は、送信シーケンス700の他のシンボルとともに無線端末装置202により基地局204へ送信される。
【0050】
図8は、ドエルとして周知のある時間の間、無線端末装置がいくつかの連続シンボルにわたって同じトーンでシンボルを送信するシステムにおける、上記遷移OFDMシンボルの選択及び遷移OFDMシンボルの継続時間の変更方法を示す。無線端末装置が周波数副搬送波などの同じトーンのままである時間はドエルと呼ばれる。ドエルの間同じトーンを保持する1つの目的として差分変調の利用がある。
【0051】
遷移シンボルの選択を目的とする本発明の1つの特徴によれば、遷移OFDMシンボルは、ドエルの最初のシンボルまたは最後のシンボルとなるように選定される。上記最初のシンボルが遷移シンボルであれば、遷移シンボルの継続時間は、サイクリック・プレフィックス部分におけるサンプルの周期的追加または削除により変更される。上記最後のシンボルが遷移シンボルであれば、上記シンボルの継続時間は、FFT本体部分のサンプルの周期的追加または削除により変更される。図8は、サンプル遷移シンボル内のサイクリック・プレフィックスまたはFFT本体における周期的な追加処理または削除処理を示す。これらの調整の実施後、調整済みシンボルは無線送信機により基地局へ送信される。
【0052】
図8の例図では、ドエル810は4つのシンボル802、804、806、808に対応する。最初のシンボル802または最後のシンボル808が本発明の1つの特徴に従って遷移シンボルとして選ばれる。
【0053】
図10と11は、シンボルタイミングの補正を実施するための、ドエルの最初のシンボルの変更を示す。図10は、遷移シンボルにサンプルを追加し、それによってシンボルを伸長するケースを示す。FFT本体1004の最後のK個のサンプル1006の直前のD個のサンプル1005がコピーされ、これらD個のサンプルは正規のK個のサンプル・サイクリック・プレフィックスの通常のK個のサンプルの前に配置され、その結果、K+D個のサンプルを含むサイクリック・プレフィックス1003が得られる。図10に示すような、シンボルの前面へのD個の周期的なコピーから、N+D個のサンプルを持つシンボル1000が結果として得られる。
【0054】
図11は、サンプルを取り去り、それによって遷移シンボルが、通常のN個のサンプルからN−D個のサンプル1100を含むシンボルへ短縮するケースを示す。この短縮は、D個のサンプル1102分だけサイクリック・プレフィックスのサイズを減らすことにより達成され、その結果、K−D個のサンプル1103を持つサイクリック・プレフィックスが生じる。図11の例では、サイクリック・プレフィックスとして使用するのにシンボルの最後のK−D個のサンプル1106しかコピーが行われないことに留意されたい。図11で破線を用いて、D個のサンプルが送信済みシンボルの中に含まれないことが示されている。
【0055】
図12と13は、シンボルタイミング補正を実行するための、ドエル内の最後のシンボルの変更を示す。図12は、遷移シンボルにサンプルを追加し、それによって当該シンボルを伸長するケースを示す。K個のサンプル・サイクリック・プレフィックス1202の直前のFFT本体のD個のサンプル1205がコピーされ、次いで、これらのサンプルは、K個のサンプル・サイクリック・プレフィックス1202に後続して、シンボルの終端部にコピーされ、サイクリック・プレフィックス1206の形成に使用されるK個のサンプル1206の後ろに配置される。このようにして、図12に図示の遷移シンボルのFFT本体はD個のサンプル1207分だけ伸長され、この結果、N+D個のサンプル1200を持つ遷移シンボルと、N−K+D個のサンプルを持つFFT本体1204とが得られる。
【0056】
図13で、シンボル長全体は、送信済みシンボルの最後からD個のサンプル1307を除去することによりN−D個のサンプルへ短縮される。サイクリック・プレフィックス1302には、上記D個のサンプル1307の除去に先行してFFT本体の最後のK個のサンプル1306からコピーされたK個のサンプルが含まれる。
【0057】
また、本発明は第1の通信装置が第2の通信装置及び第3の通信装置と同時に通信する通信システムにも適用可能である。
【0058】
図14には、本発明に従って第2及び第3の通信装置すなわち2つの基地局1402、1404と同時に交信する第1の通信装置すなわち移動端末装置1406が示されている。上記のような状況は、例えば、移動端末装置1406が、第1の基地局A1402にまだ登録されていながら、第2の基地局B1404からサービスを受ける新しいセルの中へ移動している場合に生じる可能性がある。基地局B1404との通信は、例えば、古い基地局1404との通信の終了に先行して新しい基地局1404について登録を行うためなどであってもよい。
【0059】
2つの基地局1402、1404との交信時に、移動端末装置1406が基地局1402、1404の各々へ、また基地局1402、1404の各々からの通信用として各種シンボルタイミング・ウィンドウを維持し、これらのウィンドウの調整を行うことが望ましい。図15は、移動端末装置1406と2つの異なる基地局1402、1404間のシンボルタイミング同期を同時に維持する方法1500を示す。
【0060】
移動端末装置シンボルタイミングの同期方法1500は、基地局1402、1404の双方からの送信を表す信号を受信する移動端末装置1406でステップ1502から始まる。この受信済みアナログ信号は、ステップ1504でA/D変換処理の実行により複数のデジタルサンプルに変換される。次いで、これらのデジタルサンプルは2つの独立した受信機処理パスに沿って処理される。
【0061】
第1の受信機処理パスはステップ1506から始まり、基地局Aからの受信シンボルの回復を意図する処理に対応する。ステップ1506で行われる受信機処理の一部として、シンボルタイミング補正処理が実行され、基地局A1402に設けた送信機のシンボルタイミングへA/D変換器が供給するサンプルの処理に使用されるシンボルウィンドウの同期が行われる。基地局Aからの受信信号の処理と関連するシンボルタイミング補正情報(受信機タイミングが進めたり、遅らせたりするサンプル数など)が、基地局Aへ送信すべきシンボルを生成する役割を果たす送信機処理ステップ1510へ伝えられる。ステップ1510での処理の一部として、基地局Aへの送信に使用されるシンボルタイミングが、基地局A1402からの信号処理に使用される移動端末装置の受信機シンボルタイミングと同じ分量またはほぼ同じ分量だけ調整される。
【0062】
第2の受信機処理パスはステップ1508から始まり、基地局B1404から受信したシンボルの回復を意図する処理に対応する。ステップ1508で行う受信機処理の一部として、シンボルタイミングの補正処理が行われ、基地局B1404に設けた送信機のシンボルタイミングへA/D変換器が供給するサンプルの処理に用いるシンボルウィンドウの同期が行われる。基地局B1404から受信した信号の処理と関連するシンボルタイミング補正情報(受信機タイミングが進めたり、遅らせたりするサンプル数など)が、基地局B1404へ送信するシンボルを生成する役割を果たす送信機処理ステップ1512へ伝えられる。ステップ1512での処理の一部として、基地局B1404への送信に使用されるシンボルタイミングが、基地局B1404からの信号処理に使用される移動端末装置の受信機シンボルタイミングと同じ分量またはほぼ同じ分量だけ調整される。
【0063】
ステップ1510と1512の出力がアナログ信号であると仮定すると、ステップ1514での送信に先行して、これら信号の一括追加が可能である。ステップ1510、1512の出力がデジタルサンプルであれば、デジタル信号の加算を行い、次いで、ステップ1514での送信に先行してD/A変換にかけることが可能である。
【0064】
上記記載のように、無線端末装置は、各種無線端末装置に対応して、異なる基地局からの同時受信信号に基づいて行われる別個の受信機シンボルタイミング補正の関数として、別個の送信機シンボルタイミングウィンドウを独立に調整することも可能である。
【産業上の利用可能性】
【0065】
ソフトウェア、ハードウェアあるいはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせなどの種々の方法で上記種々の方法ステップを実行して、個々の各ステップあるいは上述のステップの組み合わせを実行することが可能である。したがって、本発明の様々な実施形態には、様々な方法ステップの実行手段が含まれる。個々の手段は、ソフトウェアや、回路などのハードウェアあるいはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを用いて実現可能である。ソフトウェアを用いる場合、ステップの実行手段は、当該ソフトウェアを実行するプロセッサなどの回路を含むものであってもよい。したがって、本発明は、上述の1以上のステップを実行するマシーンや回路の制御用ソフトウェアなどの、コンピュータ実行可能な指示を特に目的とするものである。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明に基づいて実装された通信システムを示す。
【図2】図1に図示のシステムで使用可能な基地局と無線端末装置を示す。
【図3】図1のシステムに設けた受信機による1セットの受信済みシンボルの処理を示す。
【図4】基地局受信機によるシンボルの処理と関連する基地局シンボルタイミングを示す。
【図5】基地局受信機によるシンボルの処理と関連する基地局シンボルタイミングを示す。
【図6】無線端末装置用受信機シンボルタイミング調整の関数として無線端末装置用送信機シンボルタイミングを調整する方法を示す。
【図7】無線端末装置用送信機タイミングの調整に使われるシンボルにサンプルを挿入することにより、本発明に基づいて行われるシンボルタイミングの調整を示す。
【図8】ドエル及び最初と最後のシンボルを示す。これらのシンボルの継続時間は本発明の例示の実施形態に従って変更され、無線端末装置シンボルタイミング補正が行われる。
【図9】図1に図示のシステムにより送信可能なOFDMシンボルを示す。
【図10】ドエルの最初のシンボルであるシンボル内のサンプル数の変更により行われるシンボルタイミング調整を示す。
【図11】ドエルの最初のシンボルであるシンボル内のサンプル数の変更により行われるシンボルタイミング調整を示す。
【図12】ドエルの最後のシンボルであるシンボル内のサンプル数の変更により行われるシンボルタイミング調整を示す。
【図13】ドエルの最後のシンボルであるシンボル内のサンプル数の変更により行われるシンボルタイミング調整を示す。
【図14】2つの基地局と同時に交信する無線端末装置を示す。
【図15】2つの基地局と同時に交信する無線端末装置における、本発明の例示実施形態に従うシンボルタイミング調整方法を示す。
【符号の説明】
【0067】
100 OFDM多元接続システム
102,204 基地局
103 受信用アンテナ
104,106,202 無線端末装置
105,107 送信用アンテナ
110,112 OFDM信号
200 結線図
206 受信機回路
208 受信機シンボルタイミング同期回路
210 CLK(クロック)
212 送信機回路
214 送信機シンボルタイミング同期回路
216,236 メモリ
218 タイミング制御ルーチン
220,240 CPU
222 送信信号
224 受信信号
225 バス
226 送信機回路
228 固定送信機シンボルタイミング回路
232 受信機回路
230 基地局CLK(クロック)
234 固定受信機シンボルタイミング回路

Claims (36)

  1. 第1の通信装置におけるシンボルタイミングの調整方法において、
    受信機シンボルタイミングを第2の通信装置の上記シンボルタイミングに同期させるため、前記第1の通信装置において受信機シンボルタイミングを調整するために行うべき受信機シンボルタイミング調整を決定し、かつ、
    前記決定された受信機シンボルタイミング調整の関数として、前記第1の通信装置において送信機のシンボルタイミングを調整することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記受信機シンボルタイミング調整が、D個のデジタル信号サンプルに対応する分量だけシンボルタイミングを調整すべきであることを示すことを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、上記第1の通信装置が無線端末装置であることを特徴とする方法。
  4. 請求項3に記載の方法において、上記第2の通信装置が基地局であることを特徴とする方法。
  5. 請求項3に記載の方法において、さらに、
    前記第1の通信装置に含まれる受信機の上記シンボルタイミングをD個のサンプル分だけ前記受信機シンボルタイミングを遅らせるように調整し、かつ、
    前記第1の通信装置において前記送信機の上記シンボルタイミングを調整するステップが、D個またはほぼD個のサンプル分だけシンボルの送信を遅らせるように、前記無線端末装置において前記送信機の上記シンボルタイミングを調整するステップを含むことを特徴とする方法。
  6. 請求項5に記載の方法において、シンボルの送信を遅らせることが、前記送信機により送信されたシンボルへD個のサンプルを追加し、それによって前記シンボルの継続時間を増やすステップを含むことを特徴とする方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、前記送信機のシンボルタイミングを調整する上記ステップが、
    上記シンボルタイミングを調整するために前記D個のサンプルを追加する対象となる前記シンボルとして使用するために、ドエルの最初のシンボルまたは最後のシンボルのうちの一方のシンボルを選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記D個のサンプルを追加する対象となる前記シンボルとしてドエル内の上記最初のシンボルを選択し、上記選択された最初のシンボルがN個のサンプルを持ち、上記シンボルタイミングを調整する上記ステップが、さらに、
    前記最初のシンボルの本体からD個のサンプルをコピーし、前記シンボルの始端部に上記D個のコピー済みサンプルを挿入して、N+D個のサンプルを持つ最初のシンボルを生成するように為すステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項7に記載の方法において、前記D個のサンプルを追加する対象となる前記シンボルとしてドエル内の上記最後のシンボルを選択し、上記選択された最後のシンボルがN個のサンプルを持ち、上記シンボルタイミングを調整する上記ステップが、さらに、
    前記最初のシンボルの本体からD個のサンプルをコピーし、前記シンボルの終端部に上記D個のコピー済みサンプルを挿入して、N+D個のサンプルを持つ最後のシンボルを生成するように為すステップを含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項3に記載の方法において、さらに、
    前記無線端末装置において前記送信機のシンボルタイミングを調整する上記ステップが、D個またはほぼD個のサンプル分だけシンボルの送信を進めるように、前記第1の通信装置に設けられる前記送信機の上記シンボルタイミングを調整するステップを含むことを特徴とする方法。
  11. 請求項10に記載の方法において、シンボルの送信を進めることが、前記送信機により送信されたシンボルからD個のサンプルを除去し、それによって前記シンボルの継続時間を減らすようにするステップを含むことを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載の方法において、前記送信機の上記シンボルタイミングを調整する上記ステップが、
    上記シンボルタイミングを調整するため、前記D個のサンプルを除去する源となる前記シンボルとして使用するために、ドエル内の上記最初のシンボルまたは最後のシンボルを選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  13. 請求項11に記載の方法において、前記送信機の上記シンボルタイミングを調整する上記ステップが、
    上記シンボルタイミングを調整するため、前記D個のサンプルを除去する源となる前記シンボルとして利用するために、ドエル内の上記最初のシンボルを選択するステップであって、その場合、上記最初のシンボルが、K個のサンプル・サイクリック・プレフィックスから始まるN個のシンボルを含むステップと、
    N−D個のサンプルを持つ最初のシンボルを生成するために、前記最初のシンボルの上記K個のサンプル・サイクリック・プレフィックスの始端部からD個のサンプルを削除するステップ(但しN、D、Kは正のゼロでない整数)と、を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項11に記載の方法において、前記D個のサンプルを除去する源となる前記シンボルとしてドエル内の上記最後のシンボルを選択し、上記選択済みの最後のシンボルがN個のサンプルを持ち、上記シンボルタイミングを調整する上記ステップが、さらに、
    N−D個のサンプルを持つ最後のシンボルを生成するために、前記最後のシンボルの終端部からD個のサンプルを削除するステップ(但しNとDとは正のゼロでない整数)を含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項2に記載の方法において、受信機シンボルタイミング調整を決定する前記ステップが、
    前記第2の通信装置から送信されるシンボルタイミング補正信号を受信するステップを含むことを特徴とする方法。
  16. 請求項2に記載の方法において、さらに、
    D個の信号サンプル分だけ受信機シンボルタイミングを調整することを特徴とする方法。
  17. 移動通信装置において、
    クロックと;
    受信機シンボルタイミングを放送信号の上記シンボルタイミングと同期させるために使用する受信機シンボルタイミング調整を決定するための、前記クロックと結合される受信機シンボルタイミング制御回路と;
    前記クロックと結合されると共に、前記受信機シンボルタイミング制御回路と結合される送信機シンボルタイミング制御回路とを備え、上記送信機シンボルタイミング制御回路は、前記受信機シンボルタイミング調整回路から出されるシンボルタイミング調整情報を受信し、前記受信機シンボルタイミング制御回路により行われる受信機シンボルタイミング調整と同じまたはほぼ同じ分量と同じ方向で送信機シンボルタイミング調整を行うことを特徴とする移動通信装置。
  18. 請求項17に記載の移動通信装置において、前記送信機シンボルタイミング制御回路は、
    前記シンボルタイミング調整の送信に先行して、送信対象シンボルを伸長するか短縮するかを選択する手段を備えることを特徴とする移動通信装置。
  19. 請求項18に記載の移動通信装置において、
    シンボルを選択する前記手段が、ドエル内の上記最初のシンボルまたは最後のシンボルの伸長または短縮を選択し、
    上記シンボルタイミング制御回路がさらに、
    前記送信機シンボルタイミングが遅れているとき、前記選択済みの送信対象のシンボルにコピー済みサンプルを追加するために周期的コピーを行うコピー用回路と、
    前記送信機シンボルタイミングが進んでいるとき、送信対象サンプルを前記選択済みシンボルから削除する削除用回路と、を備えることを特徴とする移動通信装置。
  20. 請求項19に記載の移動通信装置において、前記シンボルが周波数分割多重化シンボルであり、上記移動通信装置がさらに、
    前記コピー用回路と前記削除用回路のうちの一方の回路により変更された継続時間を持つシンボルを含むシンボルを送信するためのアンテナを備えることを特徴とする移動通信装置。
  21. 通信システムにおいて、
    第1の基地局であって、
    i)基地局クロックと、
    ii)前記クロックと結合された、シンボルを受信する受信機回路であって、固定したシンボルタイミングを持つ受信機回路と、
    iii)前記クロックと結合された、シンボルを送信する送信機回路であって、固定したシンボルタイミングを持つ送信機回路と、を備える第1の基地局と、
    前記第1の基地局により放送されるシンボルを受信し、前記第1の基地局へシンボルを送信する第1の移動通信装置であって、
    i)前記第1の基地局から信号を受信する受信機回路であって、前記第1の基地局から受信した信号の関数として、受信機シンボルタイミングの調整を行う受信機シンボルタイミング調整回路を備える受信機回路と、
    ii)前記第1の基地局へシンボルを送信する送信機回路であって、前記受信機シンボルタイミング調整回路に従動する送信機シンボルタイミング制御回路を備えた送信機回路とを備え、上記送信機シンボルタイミング制御回路が、上記受信機シンボルタイミング調整回路により上記受信機シンボルタイミングに対して行われる調整と同じまたはほぼ同じ調整を上記送信機シンボルタイミングに対して行うように構成される上記第1の移動通信装置と、を備えることを特徴とする通信システム。
  22. 請求項21に記載のシステムにおいて、前記第1の基地局から受信した上記信号が、シンボルタイミング補正を行うために上記受信機回路の制御に使用するタイミング制御信号であることを特徴とするシステム。
  23. 請求項21に記載の通信システムにおいて、さらに、
    前記第1の基地局により放送されるシンボルを受信し、前記第1の基地局へシンボルを送信する第2の移動通信装置であって、上記移動通信装置が、
    i)前記第1の基地局から信号を受信する受信機回路であって、前記第1の基地局から受信した信号の関数として、受信機シンボルタイミングの調整を行う受信機シンボルタイミング調整回路を備える受信機回路と、
    ii)前記第1の基地局へシンボルを送信する送信機回路であって、前記受信機シンボルタイミング調整回路に従動する送信機シンボルタイミング制御回路を備える送信機回路とを備え、上記送信機シンボルタイミング制御回路が、上記受信機シンボルタイミング調整回路により上記受信機シンボルタイミングに対して行われる調整と同じまたはほぼ同じ調整を上記送信機シンボルタイミングに対して行うように構成される上記移動通信装置と、を備えることを特徴とする通信システム。
  24. 請求項23に記載のシステムにおいて、さらに、
    上記第1及び第2の移動通信装置へシンボルを送信する第2の基地局を備え、
    上記第1の移動通信装置の受信機シンボルタイミング調整回路が、上記第1の基地局と第2の基地局の各々に対応するシンボルの処理時に行われるシンボルタイミング調整を独立して決定する手段を備え、
    上記第1の移動通信装置の上記送信機シンボルタイミング制御回路が、上記第1の基地局と第2の基地局に対応するシンボルの処理時にそれぞれ行うように決定される上記シンボルタイミング調整の関数として、上記第1の基地局と第2の基地局へそれぞれ送信されるシンボルのシンボルタイミングを独立して調整する手段を備えることを特徴とするシステム。
  25. 請求項23に記載のシステムにおいて、前記第1の基地局に設けられた上記送信機はOFDM送信機であることを特徴とするシステム。
  26. 複数のドエルの各ドエル内の複数のシンボルを送信する送信機を備えた通信装置においてシンボルタイミングを調整する方法において、
    ドエルの間、上記シンボルタイミングを進めたり遅らせたりする分のサンプル数を決定するステップと、
    前記ドエルの間、前記シンボルタイミングが上記決定されたサンプル数だけ遅れているとき、前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの一方のシンボル内のサンプル数を上記決定したサンプル数の分だけ増やすステップと、
    前記ドエルの間、前記シンボルタイミングが上記決定されたサンプル数だけ進んでいるとき、前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの一方のシンボル内のサンプル数を上記決定されたサンプル数の分だけ減らすステップと、を有することを特徴とする方法。
  27. 請求項26に記載の方法において、前記ドエルの上記最初のシンボルと上記最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルを含む上記ドエル内の残りのシンボル内のサンプル数であって、シンボルタイミングを調整するためにサンプルの追加または除去が行われる当該サンプルの数が、シンボルタイミング調整を行うステップの一部として、上記サンプルのシンボル数を変更させないことを特徴とする方法。
  28. 請求項26に記載の方法において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最初のシンボルであり、上記最初のシンボルがサイクリック・プレフィックス部分と本体部分とを含み、かつ、
    前記最初のシンボル内のサンプル数を増やすステップが、
    前記最初のシンボルの本体部分からサンプルをコピーするステップと、上記コピー済みサンプルを前記最初のシンボルの始端部に挿入し、それによって前記最初のシンボル内のサンプル数を増やすステップとを含むことを特徴とする方法。
  29. 請求項26に記載の方法において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最初のシンボルであり、上記最初のシンボルがサイクリック・プレフィックス部分と本体部分とを含み、さらに、
    前記最初のシンボル内のサンプル数を減らすステップが、
    上記サイクリック・プレフィックス部分の始端部からサンプルを除去し、それによって前記最初のシンボル内のサンプル数を減らすステップを含むことを特徴とする方法。
  30. 請求項26に記載の方法において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最後のシンボルであり、上記最後のシンボルがサイクリック・プレフィックス部分と本体部分とを含み、さらに、
    前記最後のシンボル内のサンプル数を増やすステップが、
    前記最初のシンボルの本体部分からサンプルをコピーするステップと、上記コピー済みサンプルを前記最初のシンボルの終端部に挿入し、それによって前記最初のシンボル内のサンプル数を増やすステップとを含むことを特徴とする方法。
  31. 請求項26に記載の方法において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最後のシンボルであり、さらに、
    前記最初のシンボル内のサンプル数を減らすステップが、
    前記最後のシンボルの終端部からサンプルを除去し、それによって前記最後のシンボル内のサンプル数を減らすステップを含むことを特徴とする方法。
  32. 通信装置において、
    複数のドエルの各ドエル内の複数のシンボルを送信する送信機であって、
    ドエルの間、上記シンボルタイミングを進めたり遅らせたりする分のサンプル数を決定する手段と、
    前記ドエルの間、前記シンボルタイミングが上記決定されたサンプル数だけ遅れているとき、前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの一方のシンボル内のサンプル数を上記決定したサンプル数の分だけ増やす手段と、
    前記ドエルの間、前記シンボルタイミングが上記決定されたサンプル数だけ進んでいるとき、前記ドエルの上記最初のシンボルと上記最後のシンボルのうちの一方のシンボル内のサンプル数を上記決定されたサンプル数の分だけ減らす手段とを備える送信機と、を備えることを特徴とする通信装置。
  33. 請求項32に記載の装置において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最初のシンボルであり、上記最初のシンボルがサイクリック・プレフィックス部分と本体部分とを含み、さらに、
    前記最初のシンボル内のサンプル数を増やす前記手段が、
    前記最初のシンボルの本体部分からサンプルをコピーし、上記コピー済みサンプルを前記最初のシンボルの始端部に挿入し、それによって前記最初のシンボル内のサンプル数を増やす手段を含むことを特徴とする装置。
  34. 請求項32に記載の装置において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最初のシンボルであり、上記最初のシンボルがサイクリック・プレフィックス部分と本体部分とを含み、さらに、
    前記最初のシンボル内のサンプル数を減らす前記手段が、
    上記サイクリック・プレフィックス部分の始端部からサンプルを除去し、それによって前記最初のシンボル内のサンプル数を減らす手段を含むことを特徴とする装置。
  35. 請求項32に記載の装置において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最後のシンボルであり、上記最後のシンボルがサイクリック・プレフィックス部分と本体部分とを含み、さらに、
    前記最後のシンボル内のサンプル数を増やす前記手段が、
    前記最初のシンボルの本体部分からサンプルをコピーし、上記コピー済みサンプルを前記最初のシンボルの終端部に挿入し、それによって前記最初のシンボル内のサンプル数を増やす手段を含むことを特徴とする装置。
  36. 請求項35に記載の装置において、
    前記ドエルの最初のシンボルと最後のシンボルのうちの前記一方のシンボルが前記最後のシンボルであり、さらに、
    前記最初のシンボル内のサンプル数を減らす前記手段が、
    前記最後のシンボルの終端部からサンプルを除去し、それによって前記最後のシンボル内のサンプル数を減らす前記手段を含むことを特徴とする装置。
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