JP2003046475A - Ofdm復調装置 - Google Patents

Ofdm復調装置

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JP2003046475A
JP2003046475A JP2001235342A JP2001235342A JP2003046475A JP 2003046475 A JP2003046475 A JP 2003046475A JP 2001235342 A JP2001235342 A JP 2001235342A JP 2001235342 A JP2001235342 A JP 2001235342A JP 2003046475 A JP2003046475 A JP 2003046475A
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wave
signal
circuit
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Mitsuhiro Kuriki
光広 栗城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接波内に前遅延波等のマルチパス波が混在
した場合、マルチパス波及び主波間でシンボル間干渉が
発生してしまう。 【解決手段】 シンボル同期タイミングに基づいて、直
接波からシンボル期間信号毎の有効シンボル期間信号を
抽出するフーリエ変換回路133と、主波及びマルチパ
ス波を含む直接波を1有効シンボル期間分遅延する1有
効シンボル期間遅延回路11と、フーリエ変換回路に対
して直接波又は1有効シンボル期間遅延信号を切替出力
する切替出力回路12と、通常、切替出力回路の出力を
直接波とし、主波の有効シンボル期間信号が、この有効
シンボル期間信号の次の有効シンボル期間信号に関わ
る、マルチパス波のガード期間信号と重複する場合に
は、その重複する部分の有効シンボル期間信号として、
切替出力回路の出力を1有効シンボル期間信号とするよ
うに、切替出力回路の出力を切替制御する制御回路17
とを有するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体向けのデジ
タル音声放送や、地上系のデジタルテレビジョン放送に
おける直交周波数分割多重(以下、OFDMと称する)
伝送方式の受信側であるOFDM復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は一般的なOFDM伝送方式の概略
構成を示すブロック図である。
【0003】図3に示すOFDM伝送方式100は、O
FDM信号を送信する送信装置110と、このOFDM
信号を伝送する伝送路120と、OFDM信号を受信す
る受信装置130とを有している。
【0004】送信装置110は、OFDM信号を生成す
るOFDM変調装置110Aと、OFDM信号を無線周
波数(以下、単にRFと称する)帯域に周波数変換する
アップコンバータ110Bとを有している。
【0005】受信装置130は、RF帯域のOFDM信
号を中間周波数(以下、単にIFと称する)帯域に周波
数変換するチューナ回路130Aと、周波数変換したO
FDM信号を復調するOFDM復調装置130Bとを有
している。
【0006】OFDM変調装置110Aは、1シンボル
分の送信データを周波数領域の信号とみなし、フーリエ
逆変換することで、有効シンボル期間信号を生成する逆
フーリエ変換回路111と、図4に示すように各シンボ
ル毎に有効シンボル期間信号内の後部をコピーし、ガー
ド期間信号として有効シンボル期間信号の先頭前部に付
加することで、ベースバンドOFDM信号を生成するガ
ード期間付加回路112と、ベースバンドOFDM信号
の実部と虚部で、互いに直交する2つのキャリアを変調
した後、加え合わせることで、IF帯域のOFDM信号
に周波数変換する直交変調回路113とを有している。
【0007】尚、ガード期間付加回路112は、図4に
示すように有効シンボル期間信号内の後部をガード期間
信号として、この有効シンボル期間信号の先頭前部にコ
ピー付加することで、このガード期間信号の存在によ
り、ガード期間長以下の遅延時間を有する遅延波に対し
てはシンボル間干渉が発生しないため、マルチパス干渉
への耐性が強くなる。
【0008】OFDM復調装置130Bは、IF帯域に
周波数変換されたOFDM信号を互いに直交する2つの
キャリアを用いてベースバンドOFDM信号に復調する
直交復調回路131と、ベースバンドOFDM信号から
送信側で付加されたガード期間信号を除去し、有効シン
ボル期間信号を抽出するガード期間除去回路132と、
有効シンボル期間信号を時間領域の信号とみなして、フ
ーリエ変換することで受信データを生成するフーリエ変
換回路133とを有している。
【0009】図5は従来のガード期間除去回路132内
部の概略構成を示すブロック図である。
【0010】ガード期間除去回路132は、直交復調回
路131からのベースバンドOFDM信号(直接波)を
1有効シンボル期間分遅延した1有効シンボル期間遅延
信号を生成する1有効シンボル期間遅延回路134と、
直接波及び1有効シンボル期間遅延信号の相関処理を施
し、主波の相関出力値を算出するガード期間相関算出回
路135と、このガード期間相関算出回路135で算出
された相関出力値から最大出力値を検出し、この最大出
力値の時間を主波シンボル期間開始タイミングとし、主
波のシンボル期間信号内の有効シンボル期間信号と同期
するシンボル同期タイミングを検出する同期タイミング
検出回路136とを有している。
【0011】尚、同期タイミング検出回路136は、相
関出力値の最大出力値を検出した場合、直接波と1有効
シンボル期間遅延信号とのガード期間が同一データであ
ると判断、つまり、主波シンボル期間開始タイミングと
判断し、この主波シンボル期間開始タイミングからガー
ド期間経過後を、シンボル同期タイミングとして検出す
るものである。
【0012】図6はガード期間除去回路132の処理動
作を示す動作説明図である。尚、図中のTsは1シンボ
ル期間信号の時間長、Tgは1シンボル期間信号に含ま
れるガード期間信号の時間長、Tesは1シンボル期間
信号に含まれる有効シンボル期間信号の時間長を示すも
のである。
【0013】ガード期間除去回路132は、直交復調回
路131からの直接波をフーリエ変換回路133、1有
効シンボル期間遅延回路134及びガード期間相関算出
回路135に夫々伝送する。
【0014】1有効シンボル期間遅延回路134は、直
接波を1有効シンボル期間分だけ遅延した、図6に示す
ような1有効シンボル期間遅延信号を生成する。
【0015】ガード期間相関算出回路135は、直接波
及び1有効シンボル期間遅延信号のガード期間信号のガ
ード期間Tgに相当する時間の相関を計算し、図6に示
すような相関出力値として相関出力波形を得る。
【0016】同期タイミング検出回路136は、ガード
期間相関算出回路135からの相関出力値から最大出力
値を検出し、この最大出力値の時間を主波シンボル期間
開始タイミングとし、この主波シンボル期間開始タイミ
ングからガード期間Tg経過するタイミングを、有効シ
ンボル期間信号を抽出するためのシンボル同期タイミン
グとする。
【0017】フーリエ変換回路133は、シンボル同期
タイミングに基づいてシンボル同期を確定し、このシン
ボル同期タイミングに基づいて、直接波から有効シンボ
ル期間信号を取り込むことになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のOFDM復調装置によれば、例えば移動体に載置し
た場合、図7に示すようにマルチパスで直接波内の最大
エネルギー信号である主波よりも前に到達する前遅延波
が直接波内に混在するが、有効シンボル期間信号S0の
抽出において、別シンボルのガード期間信号G1を同時
に抽出してしまうため、シンボル間干渉が発生し、その
復調性能が低下してしまう虞がある。
【0019】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、直接波内に前遅延波等の
マルチパス波が混在したとしても、確実に主波から有効
シンボル期間信号を抽出することで、シンボル間干渉の
発生を防止すると共に、ひいては、その復調性能を安定
させることができるOFDM復調装置を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のOFDM復調装置は、有効シンボル期間信号
及び、この有効シンボル期間信号内の後部を、前記有効
シンボル期間信号の先頭前部にコピー付加するガード期
間信号で構成するシンボル期間信号を連続伝送するOF
DM信号の直接波からシンボル同期タイミングを検出
し、このシンボル同期タイミングに基づいて、前記シン
ボル期間信号毎の有効シンボル期間信号を抽出するフー
リエ変換回路を有するOFDM復調装置であって、主波
及び、この主波に関わるマルチパス波を含む直接波を1
有効シンボル期間分遅延することで、1有効シンボル期
間遅延信号を生成する1有効シンボル期間遅延回路と、
前記フーリエ変換回路に対して前記直接波、又は前記1
有効シンボル期間遅延信号を切替出力する切替出力回路
と、前記直接波及び1有効シンボル期間遅延信号から、
前記直接波に関わる主波シンボル同期開始タイミング及
びマルチパス波シンボル同期開始タイミングを検出し、
前記主波シンボル同期開始タイミングに基づいて、前記
主波のシンボル期間信号の有効シンボル期間と同期する
シンボル同期タイミングを検出する同期タイミング検出
回路と、前記切替出力回路の出力を直接波とし、前記主
波シンボル同期開始タイミング及びマルチパス波シンボ
ル同期開始タイミングに基づいて、前記主波の有効シン
ボル期間信号が、この有効シンボル期間信号の次の有効
シンボル期間信号に関わる、前記マルチパス波のガード
期間信号と重複する場合には、その重複する部分の有効
シンボル期間信号として、前記切替出力回路の出力を前
記1有効シンボル期間信号とするように、前記切替出力
回路の出力を切替制御する制御回路とを有するようにし
た。
【0021】従って、本発明のOFDM復調装置によれ
ば、前記切替出力回路の出力を直接波とし、前記主波シ
ンボル同期開始タイミング及びマルチパス波シンボル同
期開始タイミングに基づいて、前記主波の有効シンボル
期間信号が、この有効シンボル期間信号の次の有効シン
ボル期間信号に関わる、前記マルチパス波のガード期間
信号と重複する場合には、その重複する部分の有効シン
ボル期間信号として、前記切替出力回路の出力を前記1
有効シンボル期間信号とするように、前記切替出力回路
の出力を切替制御するようにした、つまり、ガード期間
信号が有効シンボル期間信号内の後部を、前記有効シン
ボル期間信号の先頭前部にコピー付加した信号であるこ
とに着目し、出力切替時間分の直接波、すなわち出力切
替時間分の有効シンボル期間信号と、最小時間差分の1
有効シンボル期間遅延信号、すなわち最小時間差分のガ
ード期間信号とを連結することで、完全な一つの有効シ
ンボル期間信号をフーリエ変換回路に伝送するようにし
たので、マルチパスで直接波内に前遅延波等のマルチパ
ス波が混在したとしても、確実に主波からの有効シンボ
ル期間信号を抽出することで、これら主波及びマルチパ
ス波間のシンボル間干渉の発生を防止すると共に、ひい
ては、その復調性能を安定させることができる。
【0022】上記目的を達成するために本発明のOFD
M復調装置は、有効シンボル期間信号及び、この有効シ
ンボル期間信号内の後部を、前記有効シンボル期間信号
の先頭前部にコピー付加するガード期間信号で構成する
シンボル期間信号を連続伝送するOFDM信号の直接波
からシンボル同期タイミングを検出し、このシンボル同
期タイミングに基づいて、前記シンボル期間信号毎の有
効シンボル期間信号を抽出するフーリエ変換回路を有す
るOFDM復調装置であって、主波及び、この主波に関
わるマルチパス波を含む直接波を1有効シンボル期間分
遅延することで、1有効シンボル期間遅延信号を生成す
る1有効シンボル期間遅延回路と、前記フーリエ変換回
路に対して前記直接波、又は前記1有効シンボル期間遅
延信号を切替出力する切替出力回路と、前記直接波及び
1有効シンボル期間遅延信号で相関処理を施し、前記直
接波に含まれる主波及びマルチパス波の相関出力値を算
出する相関算出回路と、この相関算出回路で算出された
主波及びマルチパス波の相関出力値から主波シンボル同
期開始タイミング及びマルチパス波シンボル期間同期開
始タイミングを検出し、前記主波シンボル同期開始タイ
ミングに基づいて、前記主波のシンボル期間信号の有効
シンボル期間信号と同期するシンボル同期タイミングを
検出する同期タイミング検出回路と、前記主波シンボル
同期開始タイミング及びマルチパス波シンボル同期開始
タイミングに基づいて時間差を算出し、これら時間差か
ら最小時間差を検出する最小時間差検出回路と、前記有
効シンボル期間信号の期間である有効シンボル期間から
最小時間差を減算することで、その減算結果である出力
切替時間を算出する出力切替時間算出回路と、前記切替
出力回路の出力を直接波とし、前記シンボル同期タイミ
ングを検出すると、前記出力切替時間の計時動作を開始
し、この出力切替時間が経過するタイミングで、前記切
替出力回路の出力を1有効シンボル期間遅延信号とする
ことで、前記最小時間差の計時動作を開始し、この最小
時間差を経過するタイミングで、前記切替出力回路の出
力を直接波とするように、前記切替出力回路の出力を切
替制御する制御回路とを有するようにした。
【0023】従って、本発明のOFDM復調装置によれ
ば、切替出力回路の出力を直接波とし、前記シンボル同
期タイミングを検出すると、前記出力切替時間の計時動
作を開始し、この出力切替時間が経過するタイミング
で、前記切替出力回路の出力を1有効シンボル期間遅延
信号とすることで、前記最小時間差の計時動作を開始
し、この最小時間差を経過するタイミングで、前記切替
出力回路の出力を直接波とするように、前記切替出力回
路の出力を切替制御するようにした、つまり、ガード期
間信号が有効シンボル期間信号内の後部を、前記有効シ
ンボル期間信号の先頭前部にコピー付加した信号である
ことに着目し、出力切替時間分の直接波、すなわち出力
切替時間分の有効シンボル期間信号と、最小時間差分の
1有効シンボル期間遅延信号、すなわち最小時間差分の
ガード期間信号とを連結することで、完全な一つの有効
シンボル期間信号をフーリエ変換回路に伝送するように
したので、直接波内に前遅延波等のマルチパス波が混在
したとしても、確実に主波からの有効シンボル期間信号
を抽出することで、これら主波及びマルチパス波間のシ
ンボル間干渉の発生を防止すると共に、ひいては、その
復調性能を安定させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を示すOFDM復調装置について説明する。図
1は本実施の形態を示すOFDM復調装置内部の概略構
成を示すブロック図である。尚、図3に示すOFDM伝
送方式と同一の構成については、同一符号を付すと共
に、その重複する構成及び動作の説明については省略す
る。
【0025】図1に示すOFDM復調装置1は、IF帯
域に周波数変換されたOFDM信号を互いに直交する2
つのキャリアを用いてベースバンドOFDM信号に復調
する直交復調回路131と、ベースバンドOFDM信号
から送信側で付加されたガード期間を除去し、有効シン
ボル期間信号を抽出するガード期間除去回路10と、有
効シンボル期間信号を時間領域の信号とみなして、フー
リエ変換することで受信データを生成するフーリエ変換
回路133とを有している。
【0026】本実施の形態の要部であるガード期間除去
回路10は、主波及び、この主波に関わるマルチパス
波、例えば遅延波や前遅延波を含む直接波を1有効シン
ボル期間分遅延することで、1有効シンボル期間遅延信
号を生成する1有効シンボル期間遅延回路11と、フー
リエ変換回路133に対して直接波、又は1有効シンボ
ル遅延信号を切替出力する切替出力回路12と、直接波
及び1有効シンボル期間遅延信号の相関処理を施し、主
波及びマルチパス波の相関出力値を算出するガード期間
相関算出回路13と、このガード期間相関算出回路13
で算出された主波及びマルチパス波の相関出力値から最
大出力値を検出し、この最大出力値の時間を主波シンボ
ル期間開始タイミングとし、主波のシンボル期間信号内
の有効シンボル期間信号と同期するシンボル同期タイミ
ングを検出する同期タイミング検出回路14と、主波シ
ンボル期間開始タイミング及び、後述する前遅延波シン
ボル期間開始タイミング間の時間差t1や、主波シンボ
ル期間開始タイミング及び、後述する遅延波シンボル期
間開始タイミング間の時間差t2を算出し、これら時間
差t1、t2から最小時間差Δtを検出する最小時間差
検出回路15と、有効シンボル期間信号の期間である有
効シンボル期間Tesから最小時間差Δtを減算するこ
とで、その減算結果である出力切替時間Tes−Δtを
算出する出力切替時間算出回路16と、切替出力回路1
2の出力を直接波とし、シンボル同期タイミングを検出
すると、出力切替時間Tes−Δtの計時動作を開始
し、出力切替時間Tes−Δtが経過するタイミング
で、切替出力回路12の出力を1有効シンボル期間遅延
信号とすることで、最小時間差分Δtの計時動作を開始
し、最小時間差Δtを経過するタイミングで、切替出力
回路12の出力を直接波とするように、切替出力回路1
2の出力を切替制御する制御回路17とを有している。
【0027】最小時間差検出回路15は、主波シンボル
期間開始タイミング直前の1/2有効シンボル期間以内
に、前遅延波の最大出力値の時間である前遅延波シンボ
ル期間開始タイミングが存在すると、主波シンボル期間
開始タイミング及び前遅延波シンボル期間開始タイミン
グ間の時間差t1を算出するものである。尚、主波シン
ボル期間開始タイミング直前の1/2有効シンボル期間
以内に前遅延波シンボル期間開始タイミングが存在しな
い場合にはt1=0とする。
【0028】また、最小時間差検出回路15は、主波シ
ンボル期間開始タイミング直後の1/2有効シンボル期
間以内に遅延波の最大出力値の時間である遅延波シンボ
ル期間開始タイミングを存在すると、主波シンボル期間
開始タイミング及び遅延波シンボル期間開始タイミング
間の時間差t2を算出するものである。尚、主波シンボ
ル期間開始タイミング直後の1/2有効シンボル期間以
内に遅延波シンボル期間開始タイミングが存在しない場
合にはt2=0とする。
【0029】最小時間差検出回路15は、時間差t1、
t2、ガード期間Tgに基づいて、時間差t1、ガード
期間Tg及び(Tg−t2)の内、最小時間差Δtを検
出するものである。尚、(Tg−t2)が負となる場合
には0とする。
【0030】次に本実施の形態に示すOFDM復調装置
1の動作について説明する。図2は本実施の形態の要部
であるガード期間除去回路10の処理動作を示す動作説
明図である。
【0031】ガード期間除去回路10は、直交復調回路
131からの直接波を出力切替回路12、1有効シンボ
ル期間遅延回路11及びガード期間相関算出回路13に
夫々伝送する。
【0032】1有効シンボル期間遅延回路11は、主
波、前遅延波及び遅延波を含む直接波を1有効シンボル
期間分だけ遅延した、図2に示すような1有効シンボル
期間遅延信号を生成する。
【0033】ガード期間相関算出回路13は、直接波及
び1有効シンボル期間遅延信号のガード期間信号のガー
ド期間Tgに相当する時間の相関を計算し、これら相関
出力値から主波の最大出力値に関わる時間である主波シ
ンボル期間開始タイミング、前遅延波の最大出力値に関
わる時間である前遅延波シンボル期間開始タイミング及
び、遅延波の最大出力値に関わる時間である遅延波シン
ボル期間開始タイミングとする、図2に示すような相関
出力値で構成する相関出力波形を得ることができる。
【0034】同期タイミング検出回路14は、ガード期
間相関算出回路13の相関出力値から最大出力値を検出
し、この最大出力値に相当する主波シンボル期間開始タ
イミングからガード期間Tg経過のタイミングを、有効
シンボル期間信号の有効シンボル期間の同期タイミング
とし、シンボル同期タイミングを検出することになる。
尚、相関出力値の最大出力値は、最大出力値の誤検出を
防止するためにある閾値以上を超えた相関出力値から検
出されるものである。
【0035】さらに最小時間差検出回路15は、前遅延
波シンボル期間開始タイミング及び主波シンボル期間開
始タイミング間の時間差t1を算出すると共に、主波シ
ンボル期間開始タイミング及び遅延波シンボル期間開始
タイミング間の時間差t2を算出し、これら時間差t
1、t2に基づいて最小時間差Δtを検出する。
【0036】出力切替時間算出回路16は、有効シンボ
ル期間Tesから最小時間差Δtを減算することで出力
切替時間Tes−Δtを算出する。
【0037】制御回路17は、通常、切替出力回路12
の出力を直接波とし、シンボル同期タイミングを検出す
ると、出力切替時間Tes−Δtの計時動作を開始し、
出力切替時間Tes−Δtが経過するタイミングで、切
替出力回路12の出力を1有効シンボル期間遅延信号と
することで、最小時間差分Δtの計時動作を開始する。
さらに、制御回路17は、最少時間差Δtの計時動作が
経過するタイミングで、切替出力回路12の出力を直接
波とする。
【0038】例えば制御回路17は、切替出力回路12
が有効シンボル期間信号S1を出力する際に、有効シン
ボル期間信号S1に関わるシンボル同期タイミングを検
出すると、出力切替時間Tes−Δt分の計時動作を開
始する。
【0039】さらに、制御回路17は、出力切替時間T
es−Δtが経過するタイミングで、切替出力回路12
の出力を1有効シンボル期間遅延信号(ガード期間信号
G1)とし、最小時間差Δtの計時動作を開始する。
【0040】制御回路17は、最小時間差Δtが経過す
るタイミングで、切替出力回路12の出力を直接波と
し、次の有効シンボル期間信号S2のシンボル同期タイ
ミングを検出するまで、この切替出力回路12の出力継
続する。
【0041】つまり、ガード期間信号が有効シンボル期
間信号の一部をコピーした信号であることに着目し、出
力切替時間Tes−Δt分の直接波、すなわち出力切替
時間Tes−Δt分の有効シンボル期間信号S1と、最
小時間差Δt分の1有効シンボル期間遅延信号、すなわ
ち最小時間差Δt分のガード期間信号G1とを連結する
ことで、完全な一つの有効シンボル期間信号S1をフー
リエ変換回路133で抽出することができる。尚、切替
出力回路12の出力を切替制御することで、例えば主波
の有効シンボル期間信号S1を取り込み中に、前遅延波
のガード期間G2を検出して取り除くことで、シンボル
間干渉の発生を確実に防止することができる。
【0042】本実施の形態によれば、シンボル同期タイ
ミングを検出すると、切替出力回路12の出力を出力切
替時間Tes−Δt分だけ直接波とし、出力切替時間T
es−Δtを経過すると、切替出力回路12の出力を最
小時間差分Δtだけ1有効シンボル期間遅延信号とする
ように、切替出力回路12の切替出力を制御するように
した、つまり、ガード期間信号が有効シンボル期間信号
内の後部を、前記有効シンボル期間信号の先頭前部にコ
ピー付加した信号であることに着目し、出力切替時間T
es−Δt分の直接波、すなわち出力切替時間Tes−
Δt分の有効シンボル期間信号と、最小時間差Δt分の
1有効シンボル期間遅延信号、すなわち最小時間差Δt
分のガード期間信号とを連結することで、一つの有効シ
ンボル期間信号をフーリエ変換回路133に伝送するよ
うにしたので、直接波内に前遅延波等のマルチパス波が
混在したとしても、確実に主波からの有効シンボル期間
信号を抽出することで、これら主波及びマルチパス波間
のシンボル間干渉の発生を防止すると共に、ひいては、
その復調性能を安定させることができる。
【0043】
【発明の効果】上記のように構成された本発明のOFD
M復調装置によれば、ガード期間信号が有効シンボル期
間信号内の後部を、前記有効シンボル期間信号の先頭前
部にコピー付加した信号であることに着目し、フーリエ
変換回路への切替出力回路の出力として、シンボル同期
タイミングを検出すると、出力切替時間分の直接波、す
なわち出力切替時間分の有効シンボル期間信号と、最小
時間差分の1有効シンボル期間遅延信号、すなわち最小
時間差分のガード期間信号とを連結することで、完全な
有効シンボル期間信号をフーリエ変換回路に伝送するよ
うにしたので、直接波内に前遅延波等のマルチパス波が
混在したとしても、確実に主波からの有効シンボル期間
信号を抽出することで、これら主波及びマルチパス波間
のシンボル間干渉の発生を防止すると共に、ひいては、
その復調性能を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すOFDM復調装置の
要部であるガード期間除去回路内部の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本実施の形態を示すOFDM復調装置の要部で
あるガード期間除去回路の処理動作を示す動作説明図で
ある。
【図3】一般的なOFDM伝送方式のシステム構成を示
すブロック図である。
【図4】一般的なOFDM伝送方式に関わるベースバン
ドOFDM信号波形例及びガード期間付加の様子を示す
説明図である。
【図5】従来技術のOFDM復調装置の要部であるガー
ド期間除去回路の概略構成を示すブロック図である。
【図6】従来技術のOFDM復調装置の要部であるガー
ド期間除去回路の処理動作を示す動作説明図である。
【図7】一般的なOFDM伝送方式に関わる直接波内の
主波及び前遅延波の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 OFDM復調装置 11 1有効シンボル期間遅延回路 12 出力切替回路 13 ガード期間相関算出回路(相関算出回路) 14 同期タイミング検出回路 15 最小時間差検出回路 16 出力切替時間算出回路 17 制御回路 133 フーリエ変換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効シンボル期間信号及び、この有効シ
    ンボル期間信号内の後部を、前記有効シンボル期間信号
    の先頭前部にコピー付加するガード期間信号で構成する
    シンボル期間信号を連続伝送するOFDM信号の直接波
    からシンボル同期タイミングを検出し、このシンボル同
    期タイミングに基づいて、前記シンボル期間信号毎の有
    効シンボル期間信号を抽出するフーリエ変換回路を有す
    るOFDM復調装置であって、 主波及び、この主波に関わるマルチパス波を含む直接波
    を1有効シンボル期間分遅延することで、1有効シンボ
    ル期間遅延信号を生成する1有効シンボル期間遅延回路
    と、 前記フーリエ変換回路に対して前記直接波、又は前記1
    有効シンボル期間遅延信号を切替出力する切替出力回路
    と、 前記直接波及び1有効シンボル期間遅延信号から、前記
    直接波に関わる主波シンボル同期開始タイミング及びマ
    ルチパス波シンボル同期開始タイミングを検出し、前記
    主波シンボル同期開始タイミングに基づいて、前記主波
    のシンボル期間信号の有効シンボル期間と同期するシン
    ボル同期タイミングを検出する同期タイミング検出回路
    と、 前記切替出力回路の出力を直接波とし、前記主波シンボ
    ル同期開始タイミング及びマルチパス波シンボル同期開
    始タイミングに基づいて、前記主波の有効シンボル期間
    信号が、この有効シンボル期間信号の次の有効シンボル
    期間信号に関わる、前記マルチパス波のガード期間信号
    と重複する場合には、その重複する部分の有効シンボル
    期間信号として、前記切替出力回路の出力を前記1有効
    シンボル期間信号とするように、前記切替出力回路の出
    力を切替制御する制御回路とを有することを特徴とする
    OFDM復調装置。
  2. 【請求項2】 有効シンボル期間信号及び、この有効シ
    ンボル期間信号内の後部を、前記有効シンボル期間信号
    の先頭前部にコピー付加するガード期間信号で構成する
    シンボル期間信号を連続伝送するOFDM信号の直接波
    からシンボル同期タイミングを検出し、このシンボル同
    期タイミングに基づいて、前記シンボル期間信号毎の有
    効シンボル期間信号を抽出するフーリエ変換回路を有す
    るOFDM復調装置であって、 主波及び、この主波に関わるマルチパス波を含む直接波
    を1有効シンボル期間分遅延することで、1有効シンボ
    ル期間遅延信号を生成する1有効シンボル期間遅延回路
    と、 前記フーリエ変換回路に対して前記直接波、又は前記1
    有効シンボル期間遅延信号を切替出力する切替出力回路
    と、 前記直接波及び1有効シンボル期間遅延信号で相関処理
    を施し、前記直接波に含まれる主波及びマルチパス波の
    相関出力値を算出する相関算出回路と、 この相関算出回路で算出された主波及びマルチパス波の
    相関出力値から主波シンボル同期開始タイミング及びマ
    ルチパス波シンボル期間同期開始タイミングを検出し、
    前記主波シンボル同期開始タイミングに基づいて、前記
    主波のシンボル期間信号の有効シンボル期間信号と同期
    するシンボル同期タイミングを検出する同期タイミング
    検出回路と、 前記主波シンボル同期開始タイミング及びマルチパス波
    シンボル同期開始タイミングに基づいて時間差を算出
    し、これら時間差から最小時間差を検出する最小時間差
    検出回路と、 前記有効シンボル期間信号の期間である有効シンボル期
    間から最小時間差を減算することで、その減算結果であ
    る出力切替時間を算出する出力切替時間算出回路と、 前記切替出力回路の出力を直接波とし、前記シンボル同
    期タイミングを検出すると、前記出力切替時間の計時動
    作を開始し、この出力切替時間が経過するタイミング
    で、前記切替出力回路の出力を1有効シンボル期間遅延
    信号とすることで、前記最小時間差の計時動作を開始
    し、この最小時間差を経過するタイミングで、前記切替
    出力回路の出力を直接波とするように、前記切替出力回
    路の出力を切替制御する制御回路とを有することを特徴
    とするOFDM復調装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000134176A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Jisedai Digital Television Hoso System Kenkyusho:Kk 遅延プロファイル解析装置及びシンボル同期方法
JP2000151542A (ja) * 1998-11-09 2000-05-30 Jisedai Digital Television Hoso System Kenkyusho:Kk Ofdm方式受信装置
JP2001069119A (ja) * 1999-06-22 2001-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ofdm復調装置およびofdm復調方法

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