JP2008079117A - 受信装置、中継装置のサンプリングクロック制御方法 - Google Patents

受信装置、中継装置のサンプリングクロック制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】SFN方式の中継装置において、受信信号に干渉波成分(回り込み波成分、マルチパス成分)が重畳されているときでも、中継装置側のサンプリングクロック周波数を送信装置側のサンプリングクロック周波数に合わせることができるようにする。
【解決手段】SFN方式の中継装置において、受信信号から干渉波成分(回り込み波成分、マルチパス成分)を除去し、干渉波成分が除去された受信信号とこの受信信号を1有効シンボル期間遅延させた信号との相関出力とに基づいて生成されたサンプリングクロックによりサンプリング処理を行うことで、サンプリングクロック周波数を送信側サンプリングクロック周波数に合わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送局または前段の中継装置からの地上波ディジタルテレビジョン放送の放送波を受信する受信装置、もしくは地上波ディジタルテレビジョン放送の放送波を受信して、後段の中継装置、受信装置に放送波と同一周波数で再送信する中継装置に係り、更に詳しくは、受信装置、中継装置におけるサンプリングクロック同期処理(受信装置、中継装置のサンプリングクロックを、放送局または前段の中継装置のサンプリングクロックに同期させる処理)に関するものである。
近年、地上波ディジタルテレビジョン放送では、伝送方式として、マルチパスフェージングや移動体伝送に強いという特徴を有するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)方式が用いられている。OFDM方式とは、マルチキャリア変調方式の一種であって、互いに直交するn本(nは数十〜数百)の搬送波(キャリア)にそれぞれディジタル変調を施した伝送方式である。
また、放送波の周波数有効利用のため、放送局のサービスエリア内の放送波(放送局が送信した放送波、各中継装置が再送信した放送波)が全て同一周波数であるSFN(Single Frequency Network:単一周波数ネットワーク)方式も用いられている。SFN方式を用いた事により、中継装置は、前段の中継装置からの放送波以外に、同じ中継装置の送信アンテナから送信された回り込み波を受信することがあるため、この回り込み波を除去する必要がある。
更に、回り込み波以外にも、中継装置は直接波(放送局または前段の中継装置から直接、伝送される放送波)だけでなく、マルチパス波(建物、山等に反射して、放送局または前段の中継装置から伝送される放送波)を受信することがあり、直接波に対してガードインターバル期間以上遅れてマルチパス波を受信した場合、直接波とマルチパス波との間でシンボル間干渉が発生することにより、マルチパス波を除去する必要がある。
以上の通り、中継装置側で、マルチパス波、回り込み波(以下、マルチパス波、回り込み波を総称して干渉波と称する)を除去してから再送信する必要があるため、干渉波を除去する干渉波除去部を中継装置は備えている。以下、地上ディジタルテレビジョン放送での伝送方式であるOFDM方式の伝送信号(以下、OFDM信号と称する)の構成について、図10を用いて説明する。
OFDM信号は、放送局側において、図10に示す様に、上記搬送波が互いに直交関係に保つように加算され、OFDM時間軸波形が生成される。この加算処理は、各キャリアに対してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)処理を行うことで実現できる。IFFT処理における処理単位、即ち、FFTサンプル数は、一般に1024あるいは8192等の2のべき乗の単位として用いられ、時間軸変換されたOFDM信号のサンプル数はFFTサンプル数と等しくなる。OFDM信号の構成は、図11に示すように、上記IFFT処理後の時間軸波形である有効シンボルと、有効シンボルの一部を複写して有効シンボルの前に付加したガードインターバルから成るOFDMシンボルが構成される。ガードインターバルを付加することで、ガードインターバル期間内の遅延時間のマルチパス波に対しては、そのシンボル間干渉による劣化を避けることができるため、前述の通り、マルチパスフェージングに対して、強い耐性を有する。
上記の処理により、放送局側でガードインターバルが付加されたOFDM信号は、中間周波数(IF)帯域、高周波(RF)帯域に周波数変換された後、中継装置へ送信される。以下、中継装置における動作について、図12を用いて説明する。
中継装置においては、受信したOFDM信号は、高周波(RF)帯域、中間周波数(IF)帯域を経て、ベースバンド帯域に受信処理部121にて周波数変換された後、A/D変換器122にてアナログ/ディジタル変換される。 なお、A/D変換器122にてアナログ/ディジタル変換する際、放送局側のサンプリングクロックと同期したサンプリングクロック(同期処理部123出力のサンプリングクロック)を用いて行う。このサンプリングクロックの生成については、後述する。アナログ/ディジタル変換されたOFDM信号は、干渉波除去処理部124にて干渉波除去処理が施された後、送信処理部125にて、中間周波数(IF)帯域、高周波(RF)帯域に周波数変換され、後段の中継装置または受信装置に再送信される。以下、OFDM信号をアナログ/ディジタル変換する際に用いるサンプリングクロックの生成について、説明する。
サンプリングクロックは、ガード相関方式により、同期処理部123で生成される。即ち、アナログ/ディジタル変換されたOFDM信号(A/D変換器の出力)と、このOFDM信号を1有効シンボル期間遅延させた信号とで相関演算を行い、この相関演算で得られた相関波形のピーク位置と中継装置側のシンボルあるいはフレーム位置との位相誤差を算出し、この位相誤差が0になるようにVCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器、図示せず)を制御することによってサンプリングクロックが生成される(特許文献1参照)。この動作により、中継装置側において、放送局側のサンプリングクロックに同期したサンプリングクロックを生成することができる。
ガード相関方式以外にも、OFDM信号に同期用シンボルが挿入されていてこの同期用シンボルを中継装置側で記憶している場合には、OFDM信号と中継装置側で記憶されている同期用シンボルとで相関演算を行い、得られた相関波形のピーク位置と中継装置側のシンボルあるいはフレーム位置との位相誤差を算出し、この位相誤差が0になるようにVCOを制御することによってサンプリングクロックを生成する相互相関方式もある。なお、相互相関方式では、同期用シンボルがOFDM信号に挿入されていることにより、伝送効率がガード相関方式よりも悪いため、通常、ガード相関方式により、サンプリングクロックを生成する。
なお、OFDM信号の受信に必要な同期処理は、前述のサンプリングクロック同期処理以外に、シンボルタイミング同期処理、搬送波周波数同期処理がある。シンボルタイミング同期処理とは、受信したOFDM信号から生成した相関波形のピーク位置に基づいて、OFDM信号のシンボルの基準を得るための処理である。搬送波周波数同期処理とは、受信したOFDM信号を周波数変換してベースバンド信号を得るときに用いる基準周波数信号を生成するための処理である。
前述の中継装置では、生成したサンプリングクロックを用いてアナログ/ディジタル変換したOFDM信号に対して、干渉波除去処理、周波数変換処理を経て、再送信されるが、受信装置の場合、このサンプリングクロックを用いてアナログ/ディジタル変換したOFDM信号に対してシンボル同期タイミング処理を施すことによって得たOFDM信号のシンボルの基準に基づいて、FFT(Fast Fourier Transform)時間窓(各シンボルの有効シンボル期間)を設定してFFT処理することにより、時間軸変換されたOFDM信号から周波数軸変換する。そして、周波数軸変換されたOFDM信号が復調される。
特開平7−99486号公報
前述の従来の中継装置、受信装置では、放送局または前段の中継装置(放送局から直接、放送波を受信していない場合、前段の中継装置)から受信したOFDM信号に干渉波(前述のマルチパス波、回り込み波)成分が重畳されていた場合、図6(b)、(c)の通り、OFDM信号から生成した相関波形のピークが各シンボルの先頭以外にも現れることにより、相関波形のピーク位置を誤って検出することがあるため、正確な同期処理を行う(中継装置のサンプリングクロックを、放送局または前段の中継装置のサンプリングクロックに同期させる処理)ことができなくなる。
その結果、中継装置の場合、この中継装置だけでなく、後段の中継装置、最終段の受信装置のサンプリングクロックを、放送局または前段の中継装置のサンプリングクロックに同期させることができなくなるため、最終段の受信装置で、精度の良い復調処理が行えなくなるという不具合が発生する。
受信装置の場合も、同様にして、受信装置のサンプリングクロックを、放送局または前段の中継装置のサンプリングクロックに同期させることができなくなるため、最終段の受信装置で、精度の良い復調処理が行えなくなるという不具合が発生する。
そこで本発明では、前述の不具合を除去するために、受信したOFDM信号に干渉波成分が重畳されていても正確なサンプリング同期処理を行う(中継装置、受信装置のサンプリングクロックを、放送局または前段の中継装置のサンプリングクロックに同期させる)ことが可能な中継装置、受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、前述の目的を達成するため、送信側(実施例では、放送局または前段の中継装置)からの伝送信号(実施例では、OFDM信号)を受信する受信装置もしくは前記伝送信号を受信して再送信する中継装置のサンプリングクロック制御方法において、前記伝送信号に含まれる干渉波成分を除去し、前記干渉波成分が除去された伝送信号から相関波形を生成し、該生成した相関波形に基づいて、前記送信側のサンプリングクロックに、前記受信装置もしくは前記中継装置のサンプリングクロックを同期させるよう制御するようにしたものである。
更に、前記伝送信号に含まれる干渉波成分を除去する際、前記伝送信号に基づきN(Nは自然数)個のフィルタ係数を算出し、該算出したN個のフィルタ係数と前記伝送信号とに基づいて前記干渉波成分のレプリカを生成し、該生成した干渉波成分のレプリカを前記伝送信号から減算するようにしたものである。
更に、前記干渉波成分のレプリカを生成する際、前記算出したN個のフィルタ係数の内、各フィルタ係数の大きさに基づいてM(M<N、Mは自然数)個のフィルタ係数を選択し、該選択したM個のフィルタ係数と前記伝送信号とに基づいて前記干渉波信号のレプリカを生成するようにしたものである。
以上のように、本発明によれば、干渉波が除去された伝送信号より生成した相関波形に基づいてサンプリング同期処理を行わせる(送信側のサンプリングクロックに、受信装置もしくは前段の中継装置のサンプリングクロックを同期させる)ようにしたことにより、干渉波に影響されることなく、正確なサンプリング同期処理を中継装置または受信装置に行わせることができる。その結果、前述の通り、最終段の受信装置で、精度の良い復調処理を行わせることができる。
更に、前記伝送信号に含まれる干渉波成分を伝送信号から除去する際、前記伝送信号に基づいて算出されたN個のフィルタ係数と前記伝送信号から前記干渉波成分のレプリカを生成し、該生成した干渉波成分のレプリカを前記伝送信号から減算することにより、干渉波成分が変化しても、この変化に伴ってN個のフィルタ係数が変化し、生成される干渉波のレプリカも変化するため、干渉波成分が変化しても、正確なサンプリング同期処理を中継装置または受信装置に行わせることができる。
更に、前記干渉波成分のレプリカを生成する際、前記算出したN個のフィルタ係数の内、各フィルタ係数の大きさに基づいて選択したM(M<N、Mは自然数)個のフィルタ係数と前記伝送信号とに基づいて前記干渉波信号のレプリカを生成することにより、N個のフィルタ係数を用いる場合に比べて容易に干渉波成分のレプリカを生成することができる。
以下、本発明の中継装置、受信装置について、図1〜8を参照して説明する。まず、本発明の第一の実施例である中継装置について、説明する。図1は、本発明の第一の実施例である中継装置の構成を示すブロック図である。本実施例の中継装置は、放送局または前段の中継装置から送信されたOFDM信号を受信する受信アンテナ11と、受信したOFDM信号を高周波(RF)帯域、中間周波数(IF)帯域を経て、ベースバンド帯域に周波数変換する受信処理部12と、A/D変換器13と、OFDM信号に重畳された干渉波成分を除去する干渉波除去部14と、干渉波除去部14出力のOFDM信号に基づいてN個のフィルタ係数を算出して干渉波除去部14に出力する干渉波除去制御部15と、干渉波除去部14出力のOFDM信号から、放送局または前段の中継装置のクロックと同期したサンプリングクロックを生成してA/D変換器13に出力する同期処理部16と、干渉波除去部14出力のOFDM信号を変調する送信処理部17と、変調されたOFDM信号を、後段の中継装置へ送信する送信アンテナ18を備える。
受信アンテナ11で受信したOFDM信号には、干渉波成分として、建物、山等に反射して放送局または前段の中継装置から伝送されたマルチパス波成分と、送信アンテナ18からの回り込み波成分とが重畳される場合がある。干渉波成分が重畳されたOFDM信号は、受信アンテナ11で受信した後、受信処理部12でベースバンド帯に周波数変換され、A/D変換器13で同期処理部16から出力されたサンプリングクロックを用いてアナログ/ディジタル変換される。同期処理部16によるサンプリングクロックの生成については後述する。
A/D変換部13の出力信号は、即ち、同期処理部16から出力されたサンプリングクロックを用いてアナログ/ディジタル変換されたOFDM信号は、干渉波除去部14で干渉波除去処理が施されることにより、干渉波成分が除去されたOFDM信号を出力する。
即ち、マルチパス波成分、回り込み波成分が除去されたOFDM信号を出力する。干渉波除去部14により干渉波成分除去処理されたOFDM信号は、干渉波除去制御部15、同期処理部16、送信処理部17に出力される。干渉波除去制御部15では、干渉波除去処理されたOFDM信号に基づいて、フィルタ係数を算出して干渉波除去部14に出力する。同期処理部16では、A/D変換器13におけるOFDM信号のアナログ/ディジタル変換のためのサンプリングクロックを、干渉波除去処理されたOFDM信号から生成して、出力する。送信処理部17では、干渉波除去処理されたOFDM信号を変調して出力する。干渉波除去部14、干渉波除去制御部15による干渉波成分の除去については後述する。
以下、同期処理部16によるサンプリングクロックの生成について、図5、図6を用いて説明する。
図5は、図1に示す中継装置の同期処理部の構成を示すブロック図である。図6は、干渉波成分が重畳されたもしくは除去された相関波形を示す図である。同期処理部16は、図5(a)の通り、相関器51と、VCO制御部52と、VCO53とを備えており、相関器51は、図5(b)の通り、遅延回路51aと、相関演算器51bと、ピーク位置検出器51cとを備えている。干渉波除去部14の出力信号、即ち、干渉波成分除去処理されたOFDM信号が相関器51に入力されると、このOFDM信号は遅延回路51aと相関演算器51bに入力される。遅延回路51aでは、OFDM信号を1有効シンボル長遅延し、相関演算器51bに出力する。相関演算器51bでは、OFDM信号とこのOFDM信号が1有効シンボル長遅延された信号(遅延回路51aの出力信号)との相関演算を行い、この演算結果を相関出力としてピーク位置検出部51cに出力する。ピーク位置検出器51cは、相関演算器51bからの相関出力のピーク位置(図6(a)に示す相関波形のピーク位置)をシンボル毎に検出し、VCO制御部52に出力する。
VCO制御部52は、相関波形の各シンボルにおけるピーク位置に基づき、前シンボルにて検出したピーク位置と、現在のシンボルにて検出したピーク位置との誤差を、VCO53への制御情報として出力する。 ここで、図1に示す放送局または前段の中継装置のクロックに、図1に示す中継装置のサンプリングクロックが同期していれば、この最大値の位置誤差の平均値は0になるが、中継装置のサンプリングクロック周波数が放送局または前段の中継装置のクロック周波数よりも高い場合には、平均値は負の値になり、低い場合には、逆に、正の値になる。従って、このピーク位置誤差をVCO53の制御情報とし、ピーク位置誤差が0になるようにVCO制御部52がVCO53を制御することにより、中継装置のサンプリング周波数を放送局または前段の中継装置のクロック周波数に合わせる。
以上の通り、サンプリングクロックは相関波形の各シンボルにおけるピーク位置に基づいて生成されることにより、受信したOFDM信号に干渉波成分が重畳されたまま相関波形が生成されると、図6(b)、(c)の通り、相関出力のピークが誤ったタイミングに現れるため、図6(c)の通り、誤ったピーク位置(相関波形の各シンボルにおけるピーク位置)に基づいてサンプリングクロックが生成されることがあり、その結果、中継装置のサンプリング周波数を放送局または前段の中継装置のクロック周波数に合わせることができなくなることがある。そこで、干渉波除去部14、干渉波除去制御部15によりOFDM信号に重畳された干渉波成分を除去した後、相関波形の各シンボルにおけるピーク位置に基づいて、即ち、干渉波成分が除去されたOFDM信号から生成された相関波形の各シンボルにおけるピーク位置に基づいて、サンプリングクロックの生成を行っている。以下、干渉波除去部14、干渉波除去制御部15による干渉波成分の除去について、図2、図3、図4を用いて説明する。
図2は、図1に示す中継装置の干渉波除去部の構成を示すブロック図である。干渉波除去部14は減算器21とFIR(Finite Impulse Response)フィルタ22とを備える。干渉波除去処理は、FIRフィルタ22で生成した干渉波成分のレプリカを、干渉波成分が重畳されたOFDM信号(A/D変換器13の出力信号)から、減算器21で減算することにより行う。FIRフィルタ22による干渉波成分のレプリカの生成について、以下、説明する。
図3は、図2に示す干渉波除去部のFIRフィルタの構成を示すブロック図である。FIRフィルタ22は、フィルタのタップ数をN個(Nは自然数)とした場合、(N−1)個の遅延器31−1〜31−(N−1)と、N個の乗算器32−1〜32−Nと、総和算出器33とを有する構成である。干渉波成分のレプリカは、干渉波成分除去処理されたOFDM信号(減算器21の出力信号)と、干渉波除去制御部15で生成されたフィルタ係数とに基づいて生成する。具体的には、干渉波成分除去処理されたOFDM信号及びこのOFDM信号を(N−1)個の遅延器31−1〜31−(N−1)によりそれぞれ1サンプル、2サンプル、・・・・、(N−1)サンプル遅延された(N−1)個の信号と、干渉波除去制御部15より出力されたN個のフィルタ係数がそれぞれ対応する乗算器32−1〜32−Nに出力され、乗算器32−1〜32−Nの各出力を総和算出器33で加算することによって、干渉波成分のレプリカが生成される。干渉波除去制御部15によるフィルタ係数の生成について、以下、説明する。
図4は、図1に示す中継装置の干渉波除去制御部の構成を示すブロック図である。干渉波除去制御部15は、干渉波誤差算出部41と、フィルタ係数算出部42とを有する構成である。
送信側(放送局または前段の中継装置)から送信されるOFDM信号には、図9の通り、所定のキャリアに、振幅及び位相が既知のパイロットキャリアCP(Continuous Pilot)が挿入されており、このパイロットキャリアCPが干渉波誤差算出部41に予め記憶されている。干渉波誤差算出部41では、干渉波除去部14出力のOFDM信号の所定のキャリアに挿入されているパイロットキャリアCPと、予め記憶されているパイロットキャリアCP(干渉波成分が重畳されていない理想のOFDM信号のパイロットキャリアCP)とに基づいて生成した誤差信号eをフィルタ係数算出部42に出力する。
干渉波誤差算出部41から出力された誤差信号eから干渉波成分を除去するようなフィルタ係数w(i:タップ番号1〜N)をフィルタ係数算出部42にて算出し、干渉波除去部14に出力する。
なお、本実施例の中継装置の電源を立ち上げた時点では、干渉波除去部14での干渉波成分除去処理が行われず、A/D変換器13出力のOFDM信号が干渉波除去部14を介して干渉波除去制御部15にそのまま出力されるため、前述の通り、干渉波誤差算出部41に予め記憶された理想のOFDM信号のパイロットキャリアCPと干渉波除去部14出力のOFDM信号に挿入されたパイロットキャリアCPとに基づいて、誤差信号eを算出している。
以上説明した通り、第一の実施例の中継装置では、干渉波が存在する伝播路環境であっても、干渉波を除去したOFDM信号から生成した相関波形に基づいてサンプリング同期処理を行うことにより、高精度にサンプリングクロックを再生することができる。
即ち、本実施例の中継装置のサンプリングクロックを、放送局側または前段の中継装置側のクロックに高精度で同期させることができる。また、第一の実施例の中継装置から送信処理部を除去する事で受信装置とした場合も、同様にして、放送局側または前段の中継装置側のクロックに高精度で同期させることができる。
以下、第二の実施例の中継装置について、図7、図8を用いて説明する。図7は、第二の実施例の中継装置の干渉波除去制御部の構成を示すブロック図、図8は、第二の実施例の中継装置の干渉波除去部におけるFIRフィルタの構成を示すブロック図である。第二の実施例の中継装置は、干渉波除去部におけるFIRフィルタの構成及び干渉波除去制御部の構成が第一の実施例の中継装置と異なるが、それ以外の各構成は第一の実施例の中継装置と同じである。従って、第二の実施例の中継装置も、前述の第一の実施例の中継装置と同様にして、受信したOFDM信号に重畳された干渉波成分を除去した後、この干渉波成分が除去されたOFDM信号から生成した相関波形の各シンボルのピーク位置に基づいて、サンプリングクロックの同期処理を行っている。
更に、干渉波成分を除去するときも、前述の第一の実施例の中継装置と同様にして、干渉波除去制御部で算出されるフィルタ係数と干渉波除去部出力のOFDM信号とに基づいてFIRフィルタで干渉波成分のレプリカを生成し、この干渉波成分のレプリカを、受信したOFDM信号から減算することによって干渉波成分を除去している。しかし、前述の通り、第二の実施例の中継装置はFIRフィルタ及び干渉波除去制御部の構成が第一の実施例の中継装置と異なることにより、干渉波除去制御部及びFIRフィルタの動作が第一の実施例の中継装置と異なる。
以下、第二の実施例の中継装置の干渉波除去制御部及びFIRフィルタの動作について説明する。
まず、干渉波除去制御部の動作について、図7を用いて説明する。図7に示す第二の実施例の中継装置での干渉波除去制御部15’は、前述の通り、図4に示した第一の実施例の中継装置での干渉波除去制御部15と構成が異なり、干渉波除去誤差算出部41、フィルタ係数算出部42だけでなく、フィルタ係数選択部71を有する構成である。この構成により、干渉波除去部14’出力のOFDM信号と理想信号(干渉波が重畳されていない理想のOFDM信号)とに基づいて誤差信号eを干渉波除去誤差算出部41で生成して出力し、この誤差信号eに基づいてN個のフィルタ係数をフィルタ係数算出部42により算出して出力するだけでなく、更に、前述のN個のフィルタ係数の内、誤ったピーク位置検出を生じさせてしまう可能性が高いM個(0≦M<N)のフィルタ係数をフィルタ係数選択部71で選択し、FIRフィルタ22’(干渉波除去部14’内のFIRフィルタ22’)に出力する(FIRフィルタ22’の構成については、後述する)。なお、N個のフィルタ係数の内、誤ったピーク位置検出を生じさせてしまう可能性が高いM個のフィルタ係数を選択するようにしたのは、レベルの小さい干渉波成分は、図6(b)の通り、ピーク位置検出に影響を及し難いことにより、誤ったピーク位置検出を生じさせてしまうレベルの大きい干渉波成分のみを干渉波除去部23で除去すれば、正確なサンプリング同期処理を行うことができるためである。なお、M個のフィルタ係数を選択する方法として、フィルタ係数w〜wの内、大きい順にM個選択する方法か、または、閾値を設けて閾値よりも大きいフィルタ係数をM個選択する方法がある。閾値は例えば、相関ピーク位置検出に影響がない最大の値を設定する。
更に、干渉波除去制御部15’は、N個のフィルタ係数の内、誤ったピーク位置検出を生じさせてしまう可能性が高いM個のフィルタ係数を選択してFIRフィルタ22’に出力するだけでなく、選択されたM個のフィルタ係数を示すデータSELもFIRフィルタ22’に出力する。なお、選択されたM個のフィルタ係数を示すデータSELとは、例えば、各フィルタ係数に対して、それぞれ固有のコード番号(例えば、1〜N)をもたせた場合、選択されたM個のフィルタ係数のそれぞれのコード番号のことであり、選択されたM個のフィルタ係数のそれぞれのコード番号を、選択されたM個のフィルタ係数を示すデータSELとして、出力する。
次に、FIRフィルタの動作について、図8を用いて説明する。 図8に示す第二の実施例の中継装置の干渉波除去部14’におけるFIRフィルタ22’は、前述の通り、図3に示した第一の実施例の中継装置の干渉波除去部14’におけるFIRフィルタ22’と構成が異なり、(N−1)個の遅延器31−1〜31−(N−1)と、M個の乗算器32−1〜32−Mと、出力セレクタ81−1〜81−Mと、総和算出器33とを有し、干渉波除去部14’および各遅延器31−1〜31−(N−1)の出力(計N個の出力)の内、M個(M<N)の出力がSEL信号により選択され、各乗算器32−1〜32−Mに入力する構成である。
この構成により、前述の干渉波除去制御部15’で選択されたM個のフィルタ係数とこのM個のフィルタ係数にそれぞれ対応する前記M個の出力(干渉波除去部14’の出力もしくは各遅延器31−1〜31−(N−1)の出力)とをM個の乗算器32−1〜32−Mで乗算し、各乗算結果の総和を総和算出器33で算出する事により、干渉波のレプリカを生成して出力する。
以上の通り、本実施例(第二実施例)の中継装置の干渉波除去部14’におけるFIRフィルタ22’は、第一実施例の中継装置の干渉波除去部14におけるFIRフィルタ22に比べて、乗算器の数が少ない(FIRフィルタ22’の乗算器の数はM個であるのに対し、FIRフィルタ22の乗算器の数はN個である。M<N)事により、回路規模を大幅に低減することができる。乗算器の数が少なくても、N個のフィルタ係数の内、誤ったピーク位置検出を生じさせてしまう可能性が高いM個のフィルタ係数を用いて干渉波のレプリカが生成されることにより、誤ったピーク位置検出を生じさせてしまう干渉波成分を除去したOFDM信号から生成した相関波形に基づいてサンプリング同期処理を行うため、高精度にサンプリングクロックを再生することができる。即ち、本実施例(第二実施例)の中継装置のサンプリングクロックを、放送局側または前段の中継装置側のクロックに高精度で同期させることができる。また、第二の実施例の中継装置から送信処理部を除去する事で受信装置とした場合も、同様にして、放送局側または前段の中継装置側のクロックに高精度で同期させることができる。
本発明の第一実施例の中継装置の構成を示すブロック図。 本発明の第一実施例の中継装置における干渉波除去部の構成を示すブロック図。 本発明の第一実施例の中継装置の干渉波除去部におけるFIRフィルタの構成を示すブロック図。 本発明の第一実施例の中継装置における干渉波除去制御部の構成を示すブロック図。 本発明の第一実施例の中継装置における同期処理部の構成を示すブロック図。 干渉波成分を除去したOFDM信号から生成した相関波形と、干渉波成分が重畳されたOFDM信号から生成された相関波形を示す図。 本発明の第二実施例の中継装置における干渉波除去制御部の構成を示すブロック図。 本発明の第二実施例の中継装置の干渉波除去部におけるFIRフィルタの構成を示すブロック図。 OFDM信号におけるCPキャリアとデータキャリアの配置を示す図。 OFDM変調信号の信号形態を示す模式図。 OFDMシンボル波形を示す模式図。 従来の一例である中継装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
11:受信アンテナ、12:受信処理部、13:A/D変換器、14、14’:干渉波除去部、15、15’:干渉波除去制御部、16:同期処理部、17:送信処理部、18:送信アンテナ、21:加算器、22、22’:FIRフィルタ、31−1〜31−(N−1):遅延器、32−1〜32−(N−1):乗算器、32−1〜32−(M−1):乗算器、33:総和加算器、41:干渉波除去誤差算出部、42:フィルタ係数算出部、51:相関器、51a:遅延回路、51b:相関演算器、51c:ピーク位置検出器、52:VCO制御部、53:VCO、71:フィルタ係数選択部、81−1〜81−M:出力セレクタ、121:受信処理部、122:A/D変換器、123:同期処理部、124:干渉波除去部、125:送信処理部。

Claims (4)

  1. 送信側からの伝送信号を受信する受信装置もしくは前記伝送信号を受信して再送信する中継装置のサンプリングクロック制御方法において、
    前記伝送信号に含まれる干渉波成分を除去し、前記干渉波成分が除去された伝送信号に基づいて、前記送信側のサンプリングクロックに、前記受信装置もしくは前記中継装置のサンプリングクロックを同期させるよう制御することを特徴とするサンプリングクロック制御方法。
  2. 請求項1記載のサンプリングクロック制御方法において、
    前記干渉波成分を除去する際、前記伝送信号に基づいてN個のフィルタ係数を算出し、該算出したN個のフィルタ係数と前記伝送信号とに基づいて前記伝送信号から前記干渉波成分のレプリカを生成し、該生成した干渉波成分のレプリカを前記伝送信号から減算することを特徴とするサンプリングクロック制御方法。
  3. 請求項2記載のサンプリングクロック制御方法において、
    前記干渉波成分のレプリカを生成する際、前記算出したN個のフィルタ係数の内、各フィルタ係数の大きさに基づいてM(M<N、Mは自然数)個のフィルタ係数を選択し、該選択したM個のフィルタ係数と前記伝送信号とに基づいて前記干渉波信号のレプリカを生成することを特徴とするサンプリングクロック制御方法。
  4. 請求項1乃至3記載のサンプリングクロック制御方法において、
    前記伝送信号はOFDM信号であることを特徴とするサンプリングクロック制御方法。
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