JP2005102121A - 受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 伝送モードが未知である場合でもシンボル同期を最短で行うことができる受信装置を提供する。
【解決手段】 直交復調したOFDM信号をFIFOメモリ11で例えば252μs、504μs及び1008μsの3段階に遅延させた遅延信号を形成し、これら遅延信号とFODM信号との相関を相関器12a〜12cで取り、これらの相関信号を累積加算器13a〜13cで累積加算し、これをシンボル同期取得部14に供給する。このシンボル同期取得部14で、累積加算値から相関値を算出し、このうちの最大の相関値に基づいてある相関値から次の相関値までの時間間隔を計測して、これに基づいて伝送モード及びガードインターバル長を決定し、これら伝送モード及びガードインターバル長に基づいてシンボルタイミング信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地上波デジタル放送に使用する例えば3つの伝送モードと4つのガードインターバル長とが存在するISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting -Terrestrial)規格等の電波を受信する受信装置に関する。
従来の受信装置としては、例えばデジタル放送信号を含む伝送信号を受信選局して復調するデジタル放送受信装置であって、伝送信号からチャンネルを選局する選局部と、この選局部の出力信号を一定のレベルに制御する可変利得部と、前記可変利得部の出力信号を監視し、利得制御信号を出力する自動利得制御部と、前記伝送信号の受信の同期を行うための同期確率状態を示すロックディテクタ信号を出力する同期再生部と、前記可変利得部の出力信号を復調し、復調信号を出力する復調部と、前記復調信号に含まれるノイズと復調信号の比等を演算して求め、演算値を出力する訂正前演算部と、復調信号に対する内符号訂正部及び外符号訂正部と、前記利得制御信号、前記ロックディテクタ信号、前記演算値と、内符号訂正後誤り率、外符号訂正後誤り率余り率に基づいて選局を制御する制御部とを備えたデジタル放送受信装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−94402号公報(第1頁、図4)
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、ISDB−Tのモードにより、キャリア数、キャリア間隔が異なることにより、その逆数である有効シンボル長も異なり、ガードインターバルも4つパラメータがあることにより、さまざまな送受信の条件が考えられ、伝送モードが既知である場合には、固定タイミングで相関を確認すれば良いが、伝送モードが未知である場合には、伝送モードを切換えながら対応せざるを得ないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、伝送モードが未知である場合でもシンボル同期を最短で行うことができる受信装置を提供することを目的としている。
第1の技術手段は、異なる複数のシンボル長が設定された複数種類の転送モードが設定されると共に、複数種類のガードインターバルが設定されたOFDM方式で伝送される伝送信号を受信する受信装置において、受信信号に対して設定された複数のシンボル長に対応させて複数種類の遅延信号を形成する複数の遅延手段と、該複数の遅延手段の遅延出力と、前記受信信号との相関を取る複数の相関手段と、該複数の相関手段で検出した複数の相関値の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得する同期タイミング取得手段とを備えたことを特徴としている。
この第1の技術手段では、受信信号が地上波デジタル放送に使用するISDB−Tである場合に、3つの伝送モードに対応した有効シンボル長252μs、504μs、1008μsに対応する遅延時間に設定された3つの遅延手段を設け、これら遅延手段で遅延させた遅延信号と、受信信号とを相関手段に供給して相関を取り、この相関手段での相関結果を同期タイミング取得手段に供給することにより、各相関結果から最大相関を示す最大相関値を選択し、選択した最大相関値に基づいて同期タイミングを取得することにより、伝送モードが未知である場合でも迅速且つ正確に同期タイミングを取得することができる。
また、第2の技術手段は、上記第1の技術手段において、前記同期タイミング取得手段は、最大相関値と相関周期によってガードインターバルの種類を検出するように構成されていることを特徴としている。
この第2の技術手段では、最大相関値と相関周期によってガードインターバルの種類を検出するので、ガードインターバルの種類を正確に検出することができると共に、シンボル長を正確に検出して、シンボル開始エッジを正確に検出することができる。
さらに、第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記同期タイミング取得手段は、最大相関値を基準にシステムのシンボルタイミング信号を形成するように構成されていることを特徴としている。
この第3の技術手段では、最大相関値を基準にシステムのシンボルタイミング信号を形成するので、正確なシンボルタイミング信号を容易に形成することができる。
さらにまた、第4の技術手段は、第1乃至第3の技術手段の何れか1つにおいて、前記同期タイミング取得手段は、検出した最大相関値と次に最大相関値を検出するまでの時間を計測することにより、ガードインターバルを含んだシンボル長及びガードインターバルの種類を検知するように構成されていることを特徴としている。
この第4の技術手段では、最大相関値の時間間隔を計測することにより、シンボル長及びガードインターバルの種類を正確に検出することができる。
第5の技術手段は、異なる複数のシンボル長が設定された複数種類の転送モードが設定されると共に、複数種類のガードインターバルが設定されたOFDM方式で伝送される伝送信号を受信する受信装置において、受信信号に対して設定された複数のシンボル長に対応させて複数種類の遅延信号を形成する複数の第1遅延手段と、該複数の第1遅延手段の遅延出力と、前記受信信号との相関を取る複数の相関手段と、該複数の相関手段で検出した複数の相関値の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得する第1同期タイミング取得手段と、前記複数の相関手段で検出した複数の相関値を示す信号の遅延信号を形成する複数の第2遅延手段と、該複数の第2遅延手段の遅延出力と前記相関値を示す信号との差分信号を形成する複数の差分信号形成手段と、該複数の差分信号形成手段で形成した複数の差分信号の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得する第2同期タイミング取得手段と、前記第1同期タイミング取得手段によって取得された同期タイミングまたは前記第2同期タイミング取得手段によって取得された同期タイミングのいずれか一方を使ってガードインターバルの種類を検出するモード判定手段と、を備えたことを特徴としている。
この第5の技術手段では、受信信号が地上波デジタル放送に使用するISDB−Tである場合に、3つの伝送モードに対応した有効シンボル長252μs、504μs、1008μsに対応する遅延時間に設定された3つの遅延手段を設け、これら遅延手段で遅延させた遅延信号と、受信信号とを相関手段に供給して相関を取り、この相関手段での相関結果を同期タイミング取得手段に供給することにより、各相関結果から最大相関を示す最大相関値を選択し、選択した最大相関値に基づいて同期タイミングを取得することにより、伝送モードが未知である場合でも迅速且つ正確に同期タイミングを取得することができる。さらに、検出された複数の相関値を示す信号の遅延信号を形成し、この遅延出力と相関値を示す信号との差分信号を形成する。複数の差分信号の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得し、取得された同期タイミングのいずれか一方を使ってガードインターバルの種類を検出することができる。このため、選択した最大相関値に基づいて同期タイミングを取得することができない場合にも、伝送モードが未知受信信号の同期タイミングを迅速且つ正確に取得することができる。
第6の技術手段は、前記第2の遅延手段が、前記転送モードにおいて設定された最小のガードインターバル長に相当する時間前記相関値を示す信号を遅延させることを特徴としている。
この第5の技術手段では、最小のガードインターバル長に相当する時間前記相関値を示す信号を遅延させることにより、ガードインターバル長を示すシャープなピークを得て伝送モードが未知受信信号の同期タイミングを正確に取得することができる。
以下、本発明の実施の形態1、実施形態2を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態1を示すブロック図であって、図中、RTはISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting -Terrestrial)規格のデジタル放送波としてOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信する受信装置であって、自動車等の移動車両に搭載されているか又は携帯用として移動可能とされている。ここで、ISDB−T規格のデジタル放送波は、図2に示すように、シンボル間の干渉を防いで遅延波に対する耐性を向上させるために、有効シンボルSYに対して、この有効シンボルSYの後半部を複写したガードインターバルGIを前置するようにした信号波形を有すると共に、モード1〜モード3の3つの伝送モードを有し、モード1は有効シンボル長が252μs、モード2は有効シンボル長が504μs、モード3は有効シンボル長が1008μsに設定されており、各伝送モードにおいて、ガードインターバル長も有効シンボル長の1/4、1/8、1/16、1/32の4つのパターンが設定されている。
受信装置RTは、受信アンテナ1を有し、この受信アンテナ1でISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting -Terrestrial)規格のデジタル放送波としてOFDM(直交周波数分割多重)信号を受信する。
そして、受信アンテナ1で受信したOFDM信号は周波数変換回路2に供給される。この周波数変換回路2では、入力される無線周波数帯域のOFDM信号の周波数を中間周波数帯域まで周波数変換し、周波数変換した中間周波信号を直交復調回路3へ出力する。
この直交復調回路3は、周波数変換されたOFDM信号を直交復調して、ベースバンドのOFDM信号を生成し、生成したベースバンドのOFDM信号をA/D変換器4でデジタル信号に変換してから高速フーリエ変換器5に供給する。この高速フーリエ変換器5では、時間領域のベースバンドのOFDM信号を、有効シンボル長のFFT演算範囲に対してFFT演算を行い、周波数領域のOFDM信号を生成する。生成された周波数領域のFODM信号はイコライザ6に供給され、このイコライザ6で、例えばパイロット信号を用いて、周波数領域のOFDM信号の位相等価及び振幅等価等を施すことで、伝送路の歪み成分の除去等を行って受信データとして出力する。
また、A/D変換器4でデジタル値に変換されたベースバンドのOFDM信号がシンボル同期回路7に供給されて、伝送モード及びガードインターバルのガードインターバル長を判定すると共に、OFDM信号の有効シンボル期間の開始位置を表すシンボルタイミング信号及びシステムクロック信号を発生する。
このシンボル同期回路7は、図3に示すように、直交復調回路3から入力されるベースバンドのOFDM信号が入力されて、これを伝送モード3に対応する1008μsだけ遅延させる遅延信号DS3を出力すると共に、モード1及びモード2に対応する252μs及び504μsだけ遅延させる遅延信号DS1及びDS2を出力するように構成されている。このFIFOメモリ11から出力される遅延信号DS1〜DS3がそれぞれベースバンドのOFDM信号が入力される相関器12a〜12cに供給され、この相関器12a〜12cで遅延信号DS1〜DS3にベースバンドのOFDM信号を乗算した相関信号を出力する。これら相関器12a〜12cから出力される相関信号が最長のガードインターバル長即ち各モードにおける有効シンボル長の1/4の長さ分累積加算する累積加算器13a〜13cに供給されて累積加算されて累積加算値CA1〜CA3が算出される。そして、算出された相関値CA1〜CA3がシンボル同期取得部14に供給される。
このシンボル同期取得部14は、図4に示すように、累積加算器13a〜13cから出力される累積加算値CA1〜CA3が入力され、これら累積加算値CA1〜CA3の最大値を相関値CV1〜CV3として検出する相関値検出部15と、この相関値検出部15で検出した相関値CV1〜CV3のうちの最大値を示す最大相関値CVmを検出する比較部16と、この比較部16で検出した最大相関値CVmを選択する相関値選択回路17と、この相関値選択回路17から出力される最大値を示す相関値CVmが入力されるモード判定部18とで構成されている。ここで、モード判定部18は、入力される相関値CVmに基づいてシンボル同期間隔を計測することで、モード1〜3の何れかとガードインターバル長が有効シンボル長の1/4〜1/32の何れであるかを判定し、判定した伝送モードiとガードインターバル長に基づいてガードインターバルと有効シンボルとの境界となる有効シンボルの開始位置及び終了位置を表すシンボルタイミング信号STを出力する。
モード判定部18は、図5に示すモード判定処理を実行する。このモード判定処理は、先ず、ステップS1で、相関値選択回路17から相関値CVmが入力されたか否かを判定し、相関値CVmが入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、相関値CVmが入力されたときにはステップS2に移行する。
このステップS2では、計測タイマを起動して、相関値CVmが入力されてから次の相関値CVmが入力されるまでのシンボル同期間隔時間の計測を開始し、次いでステップS3に移行して、再度相関値CVmが入力されたか否かを判定し、相関値CVmが入力されていないときにはこれが入力されるまで待機し、相関値CVmが入力されたときにはステップS4に移行する。
このステップS4では計測タイマを停止させてそのときの計測時間Tsを読込み、次いでステップS5に移行して、読込んだ計測時間Tsがモード1で設定された有効シンボル長252μsの近傍の値であるか否かを判定し、計測時間Tsが有効シンボル長252μsに近い値であるときにはステップS6に移行して、計測時間Tsから有効シンボル長252μsを減算したガードインターバル長Lgを算出し、次いでステップS7に移行して、算出したガードインターバル長Lgを有効シンボル長252μsで除算して除算値を算出し、次いでステップS8に移行して、除算値に近い有効シンボル長の1/4、1/8、1/16、1/32の何れか1つを選択してからステップS9に移行して、受信したOFDM信号の伝送モードがモード1で且つガードインターバル長がステップS8で選択された値であることを決定し、これをメモリの所定記憶領域に記憶してから前記ステップS1に戻る。
また、前記ステップS5の判定結果が、計測時間Tsが有効シンボル長252μsの近傍の値ではないときには、ステップS10に移行して、計測時間Tsがモード2で設定された有効シンボル長504μsに近い値であるか否かを判定し、計測時間Tsが有効シンボル長504μsに近い値であるときにはステップS11に移行して、計測時間Tsから有効シンボル長504μsを減算したガードインターバル長を算出し、次いでステップS12に移行して、算出したガードインターバル長を有効シンボル長504μsを除算して除算値を算出し、次いでステップS13に移行して、除算値に近い有効シンボル長の1/4、1/8、1/16、1/32の何れか1つを選択してからステップS14に移行して、受信したOFDM信号のモードがモード2で且つガードインターバル長がステップS14で選択された値であることを決定し、これをメモリの所定記憶領域に記憶してから前記ステップS1に戻る。
さらに、前記ステップS10の判定結果が、計測時間Tsが有効シンボル長504μsの近傍の値ではないときには、ステップS15に移行して、計測時間Tsがモード3で設定された有効シンボル長1008μsに近い値であるか否かを判定し、計測時間Tsが有効シンボル長504μsに近い値であるときにはステップS16に移行して、計測時間Tsから有効シンボル長1008μsを減算したガードインターバル長を算出し、次いでステップS17に移行して、算出したガードインターバル長を、有効シンボル長1008μsを除算して除算値を算出し、次いでステップS18に移行して、除算値に近い有効シンボル長の1/4、1/8、1/16、1/32の何れか1つを選択してからステップS19に移行して、受信したOFDM信号のモードがモード3で且つガードインターバル長がステップS18で選択された値であることを決定し、これをメモリの所定記憶領域に記憶してから前記ステップS1に戻る。
さらにまた、前記ステップS15の判定結果が、計測時間Tsが有効シンボル長1008μsの近傍の値ではないときには、計測エラーであるものと判断してそのまま前記ステップS1に戻る。
このように上記モード判定処理で、ガードインターバル長が決定されると、図6に示すタイミング信号出力処理でシンボルタイミング信号を出力する。このタイミング信号出力処理は、先ず、ステップS21で、図5のモード判定処理で決定されたガードインターバル長を読込み、次いでステップS22に移行して、読込んだガードインターバル長に基づいて計測タイマのタイムアップ値を設定してからステップS23に移行する。
このステップS23では、相関値選択部17から最大相関値CVmが入力されたか否かを判定し、最大相関値CVmが入力されないときにはこれが入力されるまで待機し、最大相関値CVmが入力されたときにはステップS24に移行して、有効シンボルの終了位置を示すシンボルタイミング信号STeを高速フーリエ変換器5に出力してからステップS24に移行する。
このステップS24では、前記ステップS22でタイムアップ値が設定された計測タイマをスタートさせ、次いでステップS25に移行して、計測タイマがタイムアップしたか否かを判定し、タイムアップしていないときにはタイムアップするまで待機し、タイムアップしたときにはステップS26に移行して、有効シンボルの開始位置を表すシンボルタイミング信号STsを高速フーリエ変換器5及びクロック信号発生回路19に出力してから前記ステップS21に戻る。
クロック信号発生回路19では、入力されるシンボルタイミング信号STsに基づいてシステムクロック信号CKを再生し、これをA/D変換器4やFIFOメモリ11等に供給する。
次に、上記実施形態1の動作を説明する。
今、デジタル地上波放送局からISDB−T規格のOFDM信号が例えば伝送モードがモード2で、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/8に設定されて送信されているものとする。
このOFDM信号を例えば移動車両に搭載した受信装置RTで受信したものとすると、この受信装置RTで、受信アンテナ1で受信したOFDM信号が周波数変換回路2で中間周波数のOFDM信号に変換され、次いで直交復調回路3で直交復調されてベースバンドのOFDM信号に変換されてからA/D変換器4でデジタル信号に変換されて高速フーリエ変換器5及びシンボル同期回路7に入力される。
シンボル同期回路7では、入力されたベースバンドのOFDM信号がFIFOメモリ11に供給されることにより、このFIFOメモリ11から各モードの有効シンボル長だけ遅延した遅延信号DS1〜DS3が出力され、これらが個別に相関器12a〜12cに入力される。これら相関器12a〜12cにはA/D変換器4から出力されるベースバンドのOFDM信号が直接入力されており、このベースバンドのOFDM信号とこれらの遅延信号DS1〜DS3との相関演算が行われて、両者の相関関係を表す相関信号が累積加算器13a〜13cに出力される。
このとき、デジタル地上波放送局から送信されているISDB−T規格の放送波の伝送モードがモード2であるので、有効シンボル長がLsが504μsとなり、ガードインターバル長Lgが有効シンボル長Lsの1/8である63μsとなっており、全体のシンボル長は有効シンボル長Lsとガードインターバル長Lgとを加算した567μsとなっている。
このため、FIFOメモリ11から出力される入力されるベースバンドのOFDM信号に対して有効シンボル長に相当する504μsだけ遅延させた遅延信号DS2のガードインターバルGIがその複写元である有効シンボルSYの後半部と一致することになるので、入力されたベースバンドのOFDM信号の有効シンボルのガードインターバルGIの複写元となる後半部が相関器12bに入力される状態となったときに、この相関器12bから高い相関信号が得られる。
しかしながら、他の相関器12aでは、ガードインターバルGIに対応する遅延信号DS1が入力される時点で、直接入力されるベースバンドのOFDM信号の有効シンボルSYの中間部が入力されており、低い相関信号が得られ、同様に、相関器12cでも、ガードインターバルGIに対応する遅延信号DYが入力される時点で、直接入力されるベースバンドのOFDM信号のガードインターバルGIの複写元となる後半部を通りすぎて、次のシンボルのガードインターバルに対応するものが入力されることになり、低い相関信号が得られる。
そして、各相関器12a〜12cから出力される相関信号が累積加算器13a〜13cに入力されることにより、累積加算器13a〜13cで、相関信号が累積加算される。このとき、累積加算器13bでは、相関器12bで、直接入力されるOFDM信号のガードインターバルGIの複写元となる有効シンボルの後半部とガードインターバルGIを表す遅延信号DS2とが入力される状態となったときに、高い相関信号が入力されることから、この時点から時間の経過と共に累積加算値CA2が大きく増加し、有効シンボルの最後部位置で最大となる相関値が出力される。
しかしながら、他の累積加算器13a及び13bでは、相関器12a及び12cから高い相関信号が得られないことから、累積加算値CA1及びCA3が僅かに増加するだけであり、これら累積加算器13a〜13cの累積加算値CA1〜CA3の最大値が相関値検出部15でCV1〜CV3として検出され、これから比較部16に供給されるので、この比較部16で最大値となる累積加算値CV2が最大値として選択され、この累積加算値CV2を選択する選択信号を相関値選択部17に出力することにより、この相関値選択部17で累積加算値CV2が最大CVmとしてモード判定部18に供給される。
このため、モード判定部18では、累積加算器13bから出力される累積加算値CV2が最大相関値CVmとして入力されることにより、計測タイマで計測を開始し(ステップS2)、次に、累積加算器13bから累積加算値CV2が出力されるまでのシンボル同期間隔時間に対応する計測時間Tsを計測する(ステップS3,S4)。
このとき、OFDM信号がモード2でガードインターバル長が有効シンボル長の1/8であるので、計測時間Tsは有効シンボル長SYにガードインターバル長SYを加算した567μsとなる。
したがって、図5の処理でステップS5からステップS10に移行して、計測時間Tsが有効シンボル長504μsに近い値であるので、ステップS11に移行して、計測時間Tsから有効シンボル長504μsを減算してガードインターバル長Lg(=567−504=63)を算出し、次いでガードインターバル長Lgを504で除して有効シンボル長に対する比率(=63/504=1/8)を算出する(ステップS12)。
この結果、ステップS13で、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/8であることを選択してからステップS14に移行することにより、伝送モードがモード2であり、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/8であることが決定され、これらがメモリの所定記憶領域に記憶される。
このように、モード判定処理でガードインターバル長が決定されると、図6のタイミング信号出力処理で、決定されたガードインターバル長に対応して計測タイマのタイムアップ値が設定され(ステップS22)、最大相関値CVmが入力された時点で有効シンボルの終了位置を表すシンボルタイミング信号STeを高速フーリエ変換器5に出力し(ステップS24)、この時点で計測タイマをスタートさせて、これがタイムアップするガードインターバル長が経過した時点で有効シンボルの開始位置を表すシンボルタイミング信号STsを高速フーリエ変換器5に出力する(ステップS26)。
高速フーリエ変換器5では、モード判定部18から入力されるシンボルタイミング信号STs及びSTeに基づいて高速フーリエ変換器5のFFT時間窓が設定されて、この高速フーリエ変換器5から周波数領域のOFDM信号を生成し、これをイコライザ6に供給することにより、位相等価及び振幅等価等の処理を施すことにより、伝送路の歪成分の除去等を行って受信データとして出力する。
また、例えばシンボルタイミング信号STeがクロック信号発生回路19に供給されて、このシンボルタイミング信号STeに同期したシステムクロック信号を再生し、これをA/D変換器4やFIFOメモリ11に供給する。
このように、上記実施形態1によれば、シンボル同期回路7で、直交復調された後のベースバンドのOFDM信号をFIFOメモリ11でISDB−T規格の各伝送モードにおける有効シンボル長に対応する遅延時間だけ遅延させた3つ遅延信号DS1〜DS3を得、これら遅延信号DS1〜DS3をベースバンドのOFDM信号が直接入力された相関器12a〜12cに供給して、両者の相関を取ることにより、受信したOFDM信号の伝送モードに対応した遅延信号が入力された相関器から高い相関信号が得られ、これを累積加算器で累積加算してから相関値検出部15で最大累積加算値を相関値CV1〜CV3として検出し、検出した相関値CV1〜CV3を比較部16に供給することにより、最大相関値CVmを選択する選択信号を形成し、形成した選択信号に基づいて相関値選択部17で最大相関値CVmをモード判定部18に出力することにより、伝送モードとガードインターバル長とを決定するので、未知の伝送モード及びガードインターバル長で送信されたデジタル地上放送波であっても、正確に伝送モード及びガードインターバル長を検出して、正確なシンボルタイミング信号を形成することができ、正確な受信処理を行うことができる。
このため、移動車両に受信装置が搭載されて移動することにより、現在受信しているデジタル地上波放送局から他のデジタル地上波放送局からの受信信号を受信する状態となったときでも、伝送モード及びガードインターバル長の設定を新たに行うことなく、新たな伝送モード及びガードインターバル長を自動的に迅速に決定して、受信モード切換を自動的に行うことができ、移動車両での煩わしい切換操作を省略することができる。
なお、上記実施形態1においては、シンボル同期間隔に対応する計測時間Tsから有効シンボル長を減算してガードインターバル長を算出することにより、ガードインターバル長が有効シンボル長の何分の1であるかを決定するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、累積加算器13a〜13cで相関信号を累積加算した値から相関値CVmを求めるようにしているので、伝送モードが決定されれば、相関値CVmの大きさからガードインターバル長の有効シンボル長に対する比率を直接求めることができる。すなわち、理想的にはガードインターバルが有効シンボル長の1/4:1/8:1/16:1/32であるときに、相関値が8:4:2:1となることから、相関値の大きさから有効シンボル長に対する比率を求めることができる。
また、上記実施形態1においては、相関器12a〜12cの相関信号を累積加算器13a〜13cで累積加算するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、相関信号を積分器で積分することにより、シンボルタイミング信号STeを形成するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態1においては、直交復調回路3の後段にA/D変換器4を設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、直交復調回路3前段側にA/D変換器を設けるようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態1においては、累積加算器13a〜13cの累積加算する相関信号の範囲を最大ガードインターバル長に設定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、累積加算器13aについてはモード1の最大ガードインターバル長に、累積加算器13bについてはモード2の最大ガードインターバル長に、累積加算器13cについてはモード3の最大ガードインターバル長にそれぞれ設定するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態1においては、モード判定部18で図5のモード判定処理を実行することにより、モード判定及びガードインターバル長を決定するようにした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、相関値選択部17で選択した相関値CVmの間隔をクロック信号が入力されたカウンタで計測して、その計測値から伝送モード及びガードインターバル長をハードウェアで決定してシンボルタイミング信号STs及びSTeを形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態1においては、本発明による受信装置RTを移動車両に搭載した場合について説明したが、これに限定されるものではてなく、携帯用受信装置として構成して携帯するようにしてもよい。
次に、本発明の実施形態2を、図7〜図9を用いて説明する。上記した実施形態1により、本願発明は、未知の伝送モード及びガードインターバル長で送信されたデジタル地上放送波のシンボルタイミング信号を正確に形成することができる。しかし、実際のデジタル地上放送波の受信にあっては、伝播路の状態や信号の劣化等によって明瞭な相関値CV1〜CV3の信号を得られない場合がある。実施形態2は、このような場合にも相関値CV1〜CV3から伝送モード及びガードインターバル長を検出し、正確なシンボルタイミング信号を形成することを目的とする。
図7は、モード1(有効シンボル長が252μs)の伝送モードで送信されてきた放送波を受信し、受信した信号を有効シンボル長の1/4の時間分累積加算して得られる信号を示す図であり、縦軸に信号の出力を、横軸に時間を示している。また、図7において、(a)は放送波のガードインターバル長が1/4のときに得られる信号であり、(b)はガードインターバル長が1/8のときに得られる信号、(c)はガードインターバル長が1/16のときに得られる信号、(d)はガードインターバル長が1/32のときに得られる信号である。図7によれば、(d)に示したガードインターバル長が1/32のときの信号の相関ピークが雑音レベルに近く不明瞭であり、このような相関ピークからは正確に有効シンボル長が検出できない可能性があることが分かる。
このような現象は、ガードインターバル長が1/32のとき加算される信号のポイントが他の信号よりも少なく、累積される加算値がガードインターバルの長さより長い他の信号よりも小さいために起こる。換言すれば、ガードインターバル長が短い信号ほど実施形態1で説明した方法での伝送モード及びガードインターバル長の判定が困難になる。したがって、実施形態1でいうモードでは、モード1、ガードインターバル長が1/32の条件のときに最も相関ピークが不明瞭になる可能性が高い。そこで、実施形態2は、実施形態1で述べた相関値の最大値に基づく同期タイミングの取得ができないとき、相関信号における有効シンボル長の1/32倍分相違する時間の検出値の差分を使って同期タイミングを取得する。
ここで、相関値の差分を使った同期タイミングの取得について説明する。図8(a)〜(d)は、図7(a)〜(d)に示した各信号に対応しており、各信号において252μsの1/32倍相違する時間に対応する信号の差分をとった結果を示したものである。(a)〜(d)に示した信号のいずれにおいても伝送されてきた信号が有効シンボルからガードインターバルに向かうとき、ガードインターバルと有効シンボルとの境界に上に凸のピークが現われている。したがって、図8に示した上に凸のピーク同士の時間間隔が、ガードインターバル長と有効シンボル長とをあわせた長さ(時間)を示す。
なお、本発明では、実施形態1がガードインターバル長が有効シンボル長の1/32以上の条件でほぼ正確に最大ピークの検出が可能である。このため、実施形態1で述べた構成によって最大ピークが明確に検出できない場合に用いられる実施形態2は、ガードインターバル長が有効シンボル長の1/32の条件の信号を検出することに主に適用される。
次に、実施形態2の構成について図面を用いて説明する。なお、実施形態2は実施形態1で説明した構成と共通する構成を含むため、共通する構成については共通する符号を付し、図示及び説明を一部略するものとする。
図9は、実施形態2のシンボル同期取得部90を示すブロック図である。シンボル同期取得部90は、図9に示したように、実施形態1で述べたシンボル同期取得部14を備えている。そして、さらに、相関値検出部15で検出された複数の相関値を示す信号CV1、CV2、CV3の遅延信号を形成する複数の第2遅延手段である遅延回路93a〜93c、前記した相関値CV1、CV2、CV3から遅延回路93a〜93cの遅延出力を差し引いて差分信号CV1´、CV2´、CV3´を形成する複数の差分信号形成手段である減算回路95a〜95c、複数の差分信号の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得する第2同期タイミング取得手段である比較部91を備えている。また、実施形態2では、シンボル同期取得部14のモード判定部18が、シンボル同期取得部14によって取得された同期タイミングまたは比較部91によって取得された同期タイミングのいずれか一方を使ってガードインターバルの種類を検出するモード判定手段として機能する。
以下、シンボル同期取得部90で信号を受信した場合の動作を説明する。すなわち、累積加算値CA1〜CA3は、累積加算器13a〜13cからシンボル同期取得部14に入力される。そして、シンボル同期取得部14において相関値検出部15が累積加算値CA1〜CA3ごとの最大の相関値CV1〜CV3を検出する。相関値CV1〜CV3は比較部16に供給され、比較部16は、供給された相関値CV1〜CV3のうちの最大値を選択する。相関値CV1〜CV3のうちの最大値を選択する選択信号は相関値選択部17に入力し、相関値選択部17から相関値CV1〜CV3のうちの最大値CVmがモード判定部18に供給される。
また、実施形態2では、相関値CV1〜CV3が比較部91にも供給される。実施形態2では、相関値CV1〜CV3の各々が比較部91に供給される回路上に遅延回路93a、93b、93cと減算回路95a〜95cがある。相関値CV1は遅延回路93aの手前で分岐し、分岐した一方の信号が遅延回路93aで転送モードにおいて設定された最小のガードインターバル長に相当する時間遅延させられて遅延信号となる。本実施形態2では、この最小のガードインターバル長は有効シンボル長の1/32倍である。
遅延信号は、遅延回路93aを通らない他方の信号と共に減算回路95aに入力する。減算回路95aは、遅延回路93aを通って遅延した相関値CV1と遅延回路93aを介さずに入力した相関値CV1との差分を示す差分信号CV1´を出力する。この信号は、各信号のガードインターバルの始端に応じたピークを持つ信号となる。
同様に、相関値CV2、CV3もそれぞれ一部が遅延回路93b、93cで遅延され、遅延されない相関値と減算回路95b、95cで減算され、差分信号CV2´、CV3´として比較部91に入力される。比較部91は、差分信号CV1´、CV2´、CV3´のうちの最大相関値CVm´を検出し、相関値選択回路17は、検出された最大相関値CVm´を選択する。
実施形態2では、相関値選択回路17が、比較部16から入力した最大相関値CVmがガードインターバル長等の判定に使用できるか否か判断する。この結果、最大相関値CVmを使用して放送波のモードを判定できると判断した場合、最大相関値CVmだけをモード判定部18に入力し、モード判定部18は、最大相関値CVmを使って実施形態1で説明したとおりにガードインターバル長及び有効シンボル長を判定する。
なお、最大相関値CVmを使用して放送波のモードを判定できるか否かの判断は、例えば、最大相関値CVmを予め定めた所定の値(しきい値)と比較する。そして、CVmがしきい値以下の値を持つときにCVmがモード判定に使用できないと判断することによって実現できる。
また、相関値選択回路17は、最大相関値CVmを使用して放送波のモードを判定できないと判断した場合、最大相関値CVm´だけをモード判定部18に入力する。モード判定部18は、最大相関値CVm´を使って実施形態1と同様にガードインターバル長及び有効シンボル長を判定する。このとき、モード判定部18に入力される最大相関値CVm´は、図8に示したピークの値に相当する。
以上述べた実施形態2は、特にガードインターバル長が短い放送波の受信に効果を奏する。このような実施形態2は、ISDB−T規格を使ったデジタル放送の分野における放送信号のうちガードインターバル長を短くして放送可能な情報量を増やす要請を満たすものである。
なお、実施形態2は、以上述べた構成に限定されるものではない。例えば、実施形態2においては、有効シンボルの1/32倍の時間相関値を示す信号を遅延させるものとした。しかし、信号の遅延時間は有効シンボル長の1/32に限定されるものでなく、ガードインターバルの始端を検出するのに充分なピークが得られる時間であればよい。
本発明の実施形態1の構成を示すブロック図である。 OFDMシンボルの説明に供する図である。 図1のシンボル同期回路の具体的構成を示すブロック図である。 図3のシンボル同期取得部の具体的構成を示すブロック図である。 図3のモード判定部で実行するモード判定処理手順の一例を示すフローチャートである。 図3のモード判定部で実行するタイミング信号出力処理手順の一例を示すフローチャートである。 送信されてきた放送波を有効シンボル長の1/4の長さ分の時間累積加算して得られる信号を示す図である。 図7(a)〜(d)に示した各信号において252μsの1/32倍相違する時間に対応する値の差分をとった結果を示した図である。 本発明の実施形態2の構成を説明するためのブロック図である。
符号の説明
RT…受信装置、1…受信アンテナ、2…周波数変換回路、3…直交復調回路、4…A/D変換器、5…高速フーリエ変換器、6…イコライザ、7…シンボル同期回路、11…FIFOメモリ、12a〜12c…相関器、13a〜13c…累積加算器、14…シンボル同期取得部、15…相関値検出部、16…比較部、17…相関値選択部、18…モード判定部、19…クロック信号発生回路、90…シンボル同期取得部、93a〜93c…遅延回路、95a〜95c…減算回路

Claims (6)

  1. 異なる複数のシンボル長が設定された複数種類の転送モードが設定されると共に、複数種類のガードインターバルが設定されたOFDM方式で伝送される伝送信号を受信する受信装置において、
    受信信号に対して設定された複数のシンボル長に対応させて複数種類の遅延信号を形成する複数の遅延手段と、該複数の遅延手段の遅延出力と、前記受信信号との相関を取る複数の相関手段と、該複数の相関手段で検出した複数の相関値の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得する同期タイミング取得手段とを備えたことを特徴とする受信装置。
  2. 前記同期タイミング取得手段は、最大相関値と相関周期によってガードインターバルの種類を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記同期タイミング取得手段は、最大相関値を基準にシステムのシンボルタイミング信号を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の受信装置。
  4. 前記同期タイミング取得手段は、検出した最大相関値と次に最大相関値を検出するまでの時間を計測することにより、ガードインターバルを含んだシンボル長及びガードインターバルの種類を検知するように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の受信装置。
  5. 異なる複数のシンボル長が設定された複数種類の転送モードが設定されると共に、複数種類のガードインターバルが設定されたOFDM方式で伝送される伝送信号を受信する受信装置において、
    受信信号に対して設定された複数のシンボル長に対応させて複数種類の遅延信号を形成する複数の第1遅延手段と、該複数の第1遅延手段の遅延出力と、前記受信信号との相関を取る複数の相関手段と、該複数の相関手段で検出した複数の相関値の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得する第1同期タイミング取得手段と、前記複数の相関手段で検出した複数の相関値を示す信号の遅延信号を形成する複数の第2遅延手段と、該複数の第2遅延手段の遅延出力と前記相関値を示す信号との差分信号を形成する複数の差分信号形成手段と、該複数の差分信号形成手段で形成した複数の差分信号の最大相関値に基づいて同期タイミングを取得する第2同期タイミング取得手段と、前記第1同期タイミング取得手段によって取得された同期タイミング及び前記第2同期タイミング取得手段によって取得された同期タイミングのいずれか一方を使ってガードインターバルの種類を検出するモード判定手段と、を備えたことを特徴とする受信装置。
  6. 前記第2の遅延手段は、前記転送モードにおいて設定された最小のガードインターバル長に相当する時間前記相関値を示す信号を遅延させることを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
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