JP2005506244A - 手押し車 - Google Patents

Abstract

多くの可能な用途およびバリエーションを有しかつ搬送および保管のため容易に折畳むことができる軽量かつ簡単な構造の手押し車を提供することにある。ホイール（１０、１１）および少なくとも１つのハンドル（５）を備えたフレーム（１）を有する手押し車において、フレームは、上端部にハンドルが設けられかつ下端部に少なくとも１つのホイール（１１）が設けられた１つの主支持ロッド（２）と、１つの副支持ロッド（７）とを有し、該副支持ロッドの上端部は、主支持ロッドの両外端部の間で該主支持ロッドに固定され、副支持ロッドの下端部には少なくとも１つのホイール（１０）が設けられ、ホイール（１１）は、第一クロスピース（４）を介して主支持ロッドに固定されおよび／またはホイール（１０）は第二クロスピース（９）を介して副支持ロッドに固定されていることを特徴とする手押し車。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は手押し車、好ましくは、チャイルド用および／またはショッピング用の手押し車として使用できる折畳み可能な手押し車に関する。
【背景技術】
【０００２】
ショッピング物品等のラゲッジを収容できる多くの形式のチャイルド用手押し車は、従来技術から知られている。通常、物品またはラゲッジホルダは、シート（座）の背もたれの後またはシートの下に配置され、硬質材料または軟質材料のバスケットまたはネットで構成されている。このような収容バスケットに付随する問題は、手押し車を折畳む前に、しばしば、物品またはラゲッジを手押し車から取出さなければならないことである。これは、手押し車をバス、電車または列車等の公共交通車両に載せるとき、また手押し車を乗用車のトランク内に入れなくてはならないときに非実用的である。また、これらの手押し車はショッピング用手押し車またはラゲッジ用手押し車として殆ど実用的ではない。なぜならば、殆どの手押し車は、シートを含めて完全に開く必要があり、従って、従来の簡単な２輪手押し車ができるのと同程度の容易さで操縦および取扱いができないからである。
【０００３】
特許文献（下記特許文献１参照）には、この問題を、ラゲッジホルダがそのままの状態に維持される構成の折畳み手押し車により解決することを試みている。この解決法による問題は、或る寸法および重量をもつシートおよび幾つかのロッド等の多数の全ての手押し車部品が、常時手押し車に固定されていることである。このため、手押し車を有効な短縮サイズに折畳む可能性が低くなり、かつ手押し車をショッピング用手押し車として使用するに過ぎない場合でも全ての部品を持運ばなくてはならず、非実用的である。
【０００４】
また、ラゲッジホルダは手押し車の残部に永久的に取付けられている。従って、例えば搬送中に直立させておく必要がある物品または他の物品により押潰されてはならない物品の必要なケアを行なうことが困難である。なぜならば、上記搬送モードで手押し車を必ずしも直立させることができないからである。
【０００５】
従って、チャイルド用手押し車および／またはショッピング用手押し車の両方に使用できる手押し車であって、組立てまたは分解により、必要なユニットを簡単に用途に適合させることができる簡単かつ軽量な構造を有する手押し車が要望されている。
【特許文献１】
米国特許第５，２９０，０４９号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
本発明の目的は、前述の問題を解決できかつ従来の解決法が有する欠点をもたない手押し車を提供することにある。また本発明の他の目的は、、軽量かつ簡単な構造をもつ手押し車であって、多くの可能な用途およびバリエーションの可能性を有しかつ搬送のためおよび単一または幾つかの部品として保管すべく容易に折畳むことができる手押し車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の目的は、ホイールおよび少なくとも１つのハンドルを備えたフレームを有する特許請求の範囲に記載の手押し車において、フレームは、
上端部にハンドルが設けられかつ下端部に少なくとも１つのホイールが設けられた１つの主支持ロッドと、
１つの副支持ロッドとを有し、該副支持ロッドの上端部は、主支持ロッドの両外端部の間で該主支持ロッドに固定され、副支持ロッドの下端部には少なくとも１つのホイールが設けられ、
ホイールは、第一クロスピースを介して主支持ロッドに固定されおよび／またはホイールは第二クロスピースを介して副支持ロッドに固定されていることを特徴とする手押し車により達成される。
【０００８】
手押し車には、ラゲッジホルダ、固定ブラケットおよび／またはシートのような１つまたは幾つかの着脱可能かつ高さ調節可能なモジュールを設けるのが有利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
本発明による手押し車はフレーム１を有し、該フレーム１上には、図１に示すように、ラゲッジホルダ２０、固定ブラケット３０およびチャイルド用シート４０のような種々のモジュールを固定できる。
【００１０】
図２に示すように、手押し車のフレーム１は、プラットホームの形態の第一クロスピース４を備えた主支持ロッド２を有し、該ロッド２の下端部にはホイール１１が、上端部にはハンドル５が設けられている。フレーム１は更に副支持ロッド７を有し、該ロッド７の上端部は、主支持ロッド２の上下端部の間で、ジョイント８を介して主支持ロッド２に固定される。副支持ロッド７の下端部には、アーチ状車軸の形態をなす第二クロスピース９を有している。フレーム１は、例えばアルミニウムのような軽量かつ強力な材料で作るのが好ましい。
【００１１】
主支持ロッド２には、上記のような種々のモジュールの固定および高さ調節を行なう摺動トラック１２を設けるのが好ましい。
【００１２】
プラットホーム４は、スタンドとして使用してもよいし、フットレスト（足載せ台）として機能させることもできる。この実施例では、プラットホーム４は半円形であり、その２つのコーナの下面には、好ましくは旋回可能なサスペンションを備えたホイール１１が設けられている。プラットホーム４は、該プラットホーム４の平面と主支持ロッド２とのなす角度が９０°より大きくなるようにして、半円形弧の対称的中間部において主支持ロッド２の端部に取付けられている。或いは、プラットホーム４には、該プラットホームに関連トラックすなわち隆起部分を設け、弧の対称平面の円の部分にホイールを設けることができる。プラットホーム４は台形または三角形のような他の形状にすることができ、また、プラットホーム４には滑り止めパターンまたはコーティングを設けるべきである。或いは、プラットホームは主支持ロッド２またはその摺動トラック１２に対して着脱可能に取付けるか、ホイール１１が取付けられる車軸のような他のクロスピース上に載置することもできる。
【００１３】
ハンドル５は、入れ子式延長部３を備えた主支持ロッド２に固定される。この構成により、ハンドルの高さが使用者の伸長に従って調節されかつロックスリーブ１３により適当な高さにロックされる。ロックスリーブ１３は緊締ブシュで構成できる。手押し車を保管しまたは搬送するときは、図３に示すように、延長部３の全部を主支持ロッド２内に押下げることができる。この実施例では、ハンドル５は、一端が弧状クロスピースの中間に固定されたロッドを有し、該ロッドはクロスピースの平面内にある。また、ロッドの自由端は、延長部３に対してほぼ垂直になるようにして該延長部３に固定される。また、ハンドル５には、クロスピースの両端部とロッドの自由端との間、またはクロスピースの両端部の間にストラップ６を設けることができる。このストラップ６は図１０に示されており、人の肩に掛けて手押し車を持運ぶのに使用できる。これにより、手押し車を階段のような困難な場所で持運ぶことが可能になり、かつ人の他方の手を自由にするので、例えば小さい子供を同時に抱きかかえることができる。手押し車の寸法を小さくするため、ハンドル５は延長部３に対して着脱可能または傾斜可能に取付けることができる。ハンドルは、例えばプラスチック、アルミニウムまたはスチールで作ることができ、また優れたグリップ性および絶縁性が得られるように把持面をコーティングすべきである。ハンドルは、広範囲の種々の設計が可能である。
【００１４】
副支持ロッド７は、図２に示す開位置から、図３に示すように、主支持ロッド２に沿って折畳むことができる。なぜならば、ジョイント８は、主支持ロッド２およびプラットホーム４を通る対称平面内で副支持ロッド７が回転することを可能にするからである。ジョイント８は、例えば調節ねじにより、副支持ロッド７をこれらの２つの極端位置にロックできる。また、ロックブシュ１３により操作される解放装置（図示せず）の補助により、ジョイント８をそのロック位置から解放するように構成できる。所望ならば、副支持ロッド７に弧状車軸９を設け、副支持ロッド７が開かれている状態で使用者が普通に歩くときに、使用者の足が車軸９に当らないように構成できる。車軸９のサイズおよび弧状形状は、副支持ロッド７が主支持ロッド２に近接して折畳まれるときに、車軸９がプラットホーム４の下で該プラットホーム４を囲むように定められる。車軸９の両尖端部にはホイール１０が取付けられており、前記折畳み位置で、ホイール１０がプラットホーム４のホイール１０にほぼ整合するようになっている。
【００１５】
別の構成として、副支持ロッド７および車軸９は、逆Ｙ形状、逆Ｖ形状または２つの別々の脚として構成することもできる。主支持ロッド２への取付けはジョイント８を介して行なうこともできるし、或いは同じ機能を満たすようにして主支持ロッド２に直接取付けることもできる。
【００１６】
車軸９に取付けられるホイール１０は、ばね懸架構造にするのが好ましい。或いは、懸架は、車軸９を副支持ロッド７に固定する懸架、またはプラットホーム４を主支持ロッド２に固定する懸架により達成できる。安全の観点から、ホイール１０はロック可能なものとするか、ブレーキを設けることもできる。ロックは、ホイールに対するばね付勢型ロッドまたはブレーキブロック、または普通のボルトロックで構成できる。ロック機構は、副支持ロッド７と車軸９との間の固定点に配置される中央ペダル（図示せず）により解除されるように構成できる。全てのホイール１０、１１は、軽量でかつ場所に応じて調節されたサイズにするのが好ましい。ホイール１０、１１は、壊れたホイールを容易に交換でき、種々の条件下で手押し車を使用すべく調節でき（例えば、凹凸路面用途では比較的幅広のホイールにする）、または手押し車の外観を変えるために交換できる。
【００１７】
他の実施例では、クロスピースを用いることなく、１つのホイール１０、１１を、主支持ロッド２、副支持ロッド７の下部、またはこれらの延長部に直接取付けて、主支持ロッド２または副支持ロッド７がホイールフォークとして機能するように構成できる。或いは、２つのホイール１０、１１は、主支持ロッド２または副支持ロッド７の下部の両側に直接平行に取付けて、ほぼ同じ機能をもつように構成できる。このように中央に配置されるホイールに、例えばブレーキブロックまたはディスクブレーキ等のブレーキを設けることができる。
【００１８】
寒冷地で使用するため、一方または両方のホイール対を、雪路または氷結路上で使用される小型スキーまたはランナに交換できるように構成できる。
【００１９】
前述のモジュールは、主支持ロッド２または摺動トラック１２に固定できるように、主支持ロッド２と協働する。相互ロック部品には、モジュールを例えば主支持ロッドの回りで摩擦力によりクランプしかつ所定位置に保持するクランプ手段、またはモジュールを異なる高さ位置にロックするねじ手段のような固定部品またはクリックロックが設けられる。或いは、孔／タップシステムを使用して、主支持ロッド２上の種々の高さに固定することができる。
【００２０】
図４には、主支持ロッド２上にスナップ装着されかつプラットホーム４上に載置された状態のラゲッジホルダ２０が示されている。ラゲッジホルダ２０は、サイズ、材料品質、色等が異なる種々の実施例で構成できる。この実施例では、ラゲッジホルダ２０は、好ましくはプラスチックで作られた剛性または半剛性支持背部およびベース２１を有している。前部は蓋２２からなり、該蓋２２はジッパにより側部２３に対して閉じられる。蓋２２および側部２３は、織物または軟質プラスチックで作ることができる。ラゲッジホルダ２０の頂部にはハンドル２４が固定されている。このハンドル２４は、ラゲッジ用手押し車全体を、またはラゲッジホルダ２０がフレーム１に取付けられていないときはラゲッジホルダのみを持上げるためのものである。或いは、ラゲッジホルダ２０に、人の肩に掛けまたは背中に背負って運ぶための肩ストラップ（単一または複数）を設けることもできる。
【００２１】
この実施例では、手押し車は、人が、その後の手押し車を引張ることができる簡単で実用的なショッピング用手押し車として使用できる。ハンドル５は所望長さに調節できるが、サイズを小さくするには下方位置にしておくのが好ましい。例えばゴルフバッグのような種々の設計およびサイズをもつ他の形式のラゲッジホルダ２０を同様にして固定できる。或いは、互いに重ねてより多くのラゲッジホルダを固定でき（図示せず）、または主支持ロッドに関して反対側にラゲッジホルダを固定することもできる（図１２参照）。
【００２２】
図５に示すように、チャイルド用シート４０のような幾つかのモジュールを固定するための固定ブラケット３０を使用できる。固定ブラケット３０はアーマチャ３１を有し、該アーマチャ３１は、主支持ロッド２上で摺動トラック１２と協働して、モジュールの高さ調節を可能にする。固定ブラケット３０の回転可能な固定具３２の補助により、モジュールは回転することができる。
【００２３】
図６には、チャイルド用シート４０が固定ブラケット３０に取付けられた状態が示されている。この図面では、シート４０は、使用者がベビーを上から見つめることができる態様で主支持ロッド２に取付けられている。シート４０はＵ型フレーム４１を有し、該フレーム４１は、上方の丸い部分に剛性のある頭部保護領域４２を備え、フレーム４１の開部分に剛性のある座部４４を備え、かつこれらの間に張設された柔軟な背もたれ４３を備えている。シートには、Ｕ型フレーム４１の入れ子式延長部としてフットレスト４５を設けるのが好ましい。固定ブラケット３０の補助により、シート４０は図７に示すようにスリーピング位置に回転でき、或いは保管または搬送中には、図８に示すように主支持ロッド２の方向に折畳むことができる。これらの全ての作動時に、ラゲッジホルダ２０は、図６〜図８に示すように、主支持ロッド２に固定されかつ容易に操作できる。シート４０には、慣用のベビーハーネスを設けることができる。チャイルド用シート４０は、チャイルド・カーシートとして構成することもできる。
【００２４】
シート４０はまた、図９に示すように、主支持ロッド２から離れるように旋回された固定ブラケット３０に固定することもでき、また雨／日除けスクリーン４６を設けることもできる。この方向は、周囲の風景を見たがる小さい子供に適しており、図１０から明らかなように、主支持ロッド２があるため、この位置のシート４０はスリーピング位置へと下に折畳むことはできない。保管または搬送中に手押し車の寸法を小さくするため、図１１に示すように、固定ブラケット３０およびシート４０はラゲッジホルダまで下方に押下げることができ、シート４０はできる限り主支持ロッド２に近付けて折畳むことができ、延長部３は主支持ロッド２内に押下げることができ、かつ副支持ロッド７は主支持ロッド２に近付けて折畳むことができる。これにより、容易に搬送できる比較的短くかつ平らな手押し車が得られ、この状態の手押し車でも、依然として両方向にホイールで移動できる。
【００２５】
図１２に示すように、自分の足で少しだけ歩くことを望む年長の子供に使用する場合には、主支持ロッド２から旋回されたシート４０を備えた固定ブラケット３０は、プラットホーム４まで完全に押し下げられる。この実施例では、プラットホーム４はフットレストとして機能し、シート高さは子供に合わせて調節できる。ラゲッジホルダ２０は主支持ロッド２の反対側にスナップ装着でき、この位置で操作される。
【００２６】
図１３に示す他の実施例では、シート４０が、ラゲッジまたは物品の保管に使用するため、主支持ロッド２に取付けられており、またラゲッジホルダ２０は取外されて、プラットホーム４上に年長の子供が立つことができるスペースを形成している。シート４０または固定ブラケット３０には、子供がプラットホーム４上に立っているときに掴まることができるハンドルを設けるか、このようなハンドルの１つまたは幾つかの固定手段を設けることができる（図示せず）。この実施例では、副支持ロッド７も一緒に折畳むか上方に折畳むことができ、この場合にはシート４０を例えばベビーに使用できる。
【００２７】
手押し車およびモジュールの寸法をできる限り小さくするためには、固定ブラケット３０およびシート４０をプラットホーム４まで押下げ、ラゲッジホルダ２０を、主支持ロッド２の方向に向けられたシート４０内に置き、シート４０を主支持ロッド２にできる限り近付けて折畳む。更に、図１４に示すように、ハンドル５を主支持ロッド２内に押下げ、かつ副支持ロッド７を主支持ロッド２に沿って折畳むと、手押し車をその最もコンパクトな形態にすることができる。
【００２８】
上記手押し車およびその部品は、例えば、歩行が困難な人を支える手押し車として使用することもできる。この場合には、１つ以上のホイール１０、１１に、ハンドル５から操作できる慣用のブレーキ手段を設けるべきである。ラゲッジホルダ２０は、主支持ロッド２の好ましい側に固定し、適当な高さに調節できる。別の構成として、主支持ロッド２には２つのラゲッジホルダ２０を取付け、これらのラゲッジホルダ２０は、例えばバスケットまたはネットのような他の形態にすることができる。或いは、成人用に設計された、より強力で簡単なシートを、使用者が座ったり休息ができるように、主支持ロッド２に直接または固定ブラケット３０を介して取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】ラゲッジホルダ、固定ブラケットおよび雨／日除けカバーを備えた本発明の手押し車が拡大状態にあるところを示す側面図である。
【図２】図１の手押し車のフレームを示す斜視図である。
【図３】図２のフレームが折畳まれた状態にあるところを示す斜視図である。
【図４】図３のフレームにラゲッジホルダを取付けた状態を示す斜視図である。
【図５】図２のフレームに固定ブラケットを取付けた状態を示す斜視図である。
【図６】ラゲッジホルダ、固定ブラケットおよびシートが取付けられた図１の手押し車のシートがハンドルに対して座位置に旋回されている状態を示す斜視図である。
【図７】図６の手押し車のシートがスリーピング位置にあるところを示す斜視図である。
【図８】図６の手押し車が折畳まれた状態にあるところを示す斜視図である。
【図９】図１の手押し車を示す斜視図である。
【図１０】図９の手押し車を後方から見た斜視図である。
【図１１】図１０の手押し車が折畳まれた状態を示す斜視図である。
【図１２】図１の手押し車が他の形態にあるところを示す斜視図である。
【図１３】図６の手押し車が他の形態にあるところを示す側面図である。
【図１４】図６の手押し車が他の形態にあるところを示す斜視図である。

Claims (21)

1. ホイール（１０、１１）および少なくとも１つのハンドル（５）を備えたフレーム（１）を有する手押し車において、フレーム（１）は、
   上端部にハンドル（５）が設けられかつ下端部に少なくとも１つのホイール（１１）が設けられた１つの主支持ロッド（２）と、
   １つの副支持ロッド（７）とを有し、該副支持ロッド（７）の上端部は、主支持ロッド（２）の両外端部の間で該主支持ロッド（２）に固定され、副支持ロッド（７）の下端部には少なくとも１つのホイール（１０）が設けられ、
   ホイール（１１）は、第一クロスピース（４）を介して主支持ロッド（２）に固定されおよび／またはホイール（１０）は第二クロスピース（９）を介して副支持ロッド（７）に固定されていることを特徴とする手押し車。
2. 前記主支持ロッド（２）には、モジュラスの固定および高さ調節を行なうための摺動トラックが設けられていることを特徴とする請求項１記載の手押し車。
3. 前記副支持ロッド（７）は、主支持ロッド（２）および副支持ロッド（７）を通る平面内で回転できる回転可能態様（２）で、直接またはジョイント（８）を介して主支持ロッドに固定されていることを特徴とする請求項１および２記載の手押し車。
4. 前記副支持ロッド（７）は、主支持ロッド（２）に対して少なくとも１つの位置でロックできることを特徴とする請求項３記載の手押し車。
5. 前記第一クロスピース（４）はプラットホームまたは車軸であることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項記載の手押し車。
6. 前記第二クロスピース（９）は車軸、好ましくは弧状車軸であることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項記載の手押し車。
7. 前記副支持ロッド（４）および第二クロスピース（９）は、協働して逆Ｙ型、逆Ｙ型を形成するか、２つの別々の脚からなることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項記載の手押し車。
8. 前記ハンドル（５）は、好ましくは延長部（３）の補助により、主支持ロッド（２）の上端部に入れ子式に固定されることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項記載の手押し車。
9. 前記ハンドル（５）は、その一端が弧状クロスピースの中間に固定されたロッドからなり、該ロッドはクロスピースの平面内にありかつロッドの自由端は、主支持ロッド（２）に対してほぼ垂直に、主支持ロッド（２）の端部またはその延長部（３）に対して着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項記載の手押し車。
10. 前記ハンドル（５）には、クロスピースの両端部の間またはクロスピースの両端部とロッドの自由端との間に、手押し車を肩に掛けて運ぶのに適したストラップ（６）が設けられていることを特徴とする請求項９記載の手押し車。
11. １つ以上の前記ホイール（１０、１１）は、旋回できおよび／またはばね支持された懸架を有することを特徴とする請求項１〜１０のいずれか１項記載の手押し車。
12. １つ以上の前記ホイール（１０、１１）は、ロックできるように構成されるか、ブレーキが設けられていることを特徴とする請求項１〜１１のいずれか1項記載の手押し車。
13. 前記副支持ロッド（７）に対して同じ側または反対側で、好ましくは高さ調節可能に、摺動トラック（１２）により主支持ロッド（２）に着脱可能に固定されるラゲッジホルダ（２０）を有することを特徴とする請求項１〜１２のいずれか１項記載の手押し車。
14. 前記副支持ロッド（７）に対して反対側で、好ましくは高さ調節可能に、摺動トラック（１２）により主支持ロッド（２）に着脱可能に固定されるシート（４０）を有することを特徴とする請求項１〜１３のいずれか１項記載の手押し車。
15. 前記シート（４０）は、好ましくは高さ調節可能な固定ブラケット（３０）を介して、摺動トラック（１２）により主支持ロッド（２）に固定されることを特徴とする請求項１４記載の手押し車。
16. 前記シート（４０）は、主支持ロッド（２）に当接するようにまたは該ロッド（２）から離れるようにして、摺動トラック（１２）によりまたは固定ブラケット（３０）を座方向に固定することにより、主支持ロッド（２）に固定されることを特徴とする請求項１４および１５記載の手押し車。
17. 前記シート（４０）はチャイルド・カーシートであることを特徴とする請求項１４〜１６のいずれか１項記載の手押し車。
18. 前記シート（４０）または該シートの背もたれは、座位置およびスリーピング位置のような、主支持ロッド（２）に対する２つの外側位置で旋回されかつ交互にロックされることを特徴とする請求項１４〜１７のいずれか１項記載の手押し車。
19. 前記シート（４０）は座領域の下縁部に取付けられるフットレスト（４５）を有し、該フットレストは好ましくは高さ調節可能であることを特徴とする請求項１４〜１８のいずれか１項記載の手押し車。
20. 人を支える手押し車として使用することことを特徴とする請求項１〜１９のいずれか１項記載の手押し車の使用方法。
21. ホイール（１０、１１）および少なくとも１つのハンドル（５）を備えたフレーム（１）を有する手押し車において、フレーム（１）は、
    上端部にハンドル（５）が設けられかつ下端部に少なくとも１つのホイール（１１）が設けられた１つの主支持ロッド（２）と、
    １つの副支持ロッド（７）とを有し、該副支持ロッド（７）の上端部は、主支持ロッド（２）の両外端部の間で該主支持ロッド（２）に固定され、副支持ロッド（７）の下端部には少なくとも１つのホイール（１０）が設けられ、
    ホイール（１１）は、第一クロスピース（４）を介して主支持ロッド（２）に固定されおよび／またはホイール（１０）は第二クロスピース（９）を介して副支持ロッド（７）に固定されていることを特徴とする手押し車用フレーム。