JP2005504575A - 周回式縫合および糸結び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周回縫合および糸結び装置は、弓形で固定され溝または凹部を有する経路部材であって、これに相応した形状で設けられた支持フレーム部材内に設けられた経路部材であって、糸とともに嵌装された湾曲した針部材を収容する経路部材と、この経路部材内に設けられた摩擦式針部材係合装置であって、選択的に前記針部材に係合し、またこの針部材を一回転方向あるいは両回転方向に駆動して外傷部を糸で縫合する摩擦式針部材係合装置とにより特徴付けられる。前記フレーム部材および前記経路部材の選択的な関節式連結と、前記針部材に対して摩擦式針部材係合装置を位置付けることによる前記経路部材内での前記針部材の駆動とは、典型的に、ピストルグリップ(握りがピストル式の)操作機器であって、関節式連結関係において前記フレーム部材および前記経路部材を載置する伝達管であって、前記ピストルグリップに対し回転して関節式連結を成し、前記経路部材内の前記摩擦式針部材係合装置とインタフェース連結した種々の操作要素を収容する伝達管を有するピストルグリップ操作装置の操作により達成される。少なくとも1つの実施形態では、前記経路部材内の選択された装置と協動し、前記操作機器上に位置するインタフェース連結された操作要素の操作に応答して針部材回転の方向を決定するための針部材方向調整要素が前記フレーム部材内に設けられている。補助糸取り扱いまたは漸進および糸結び装置も開示される。
Description
【0001】
本出願は、この明細書に先行して2001年10月4日付け出願済みの米国仮出願第60/327,704号の有益性を主張し、この仮出願を言及によりこの明細書に組み込むものである。
【背景技術】
【0002】
本発明は、外科的切開および外傷の縫合と、一般的な外科的処置における他の全ての組織の接合または固定と、特に、腹腔鏡下手術および脳神経外科手術一般といった非常に小さい手術部位か、狭い場所にある手術部位か、手や術具が届かない手術部位かに関わる外科的処置での組織の縫合か結合かに関する。
【0003】
多数の外科的処置に特有の問題の1つは、外科医の手ならびに針および縫合器具が切開部または外傷部に届きにくい場合の問題である。この問題は、心臓手術、脳手術、脊髄手術、そして幼児および小児の手術など微妙な手術の場合、手術の関心領域が微小な部位を伴うため、より深刻さを増す。数多くの外科的処置は、手術部位が微小であるがため成人および小児で不可能となっており、この同じ理由により手術で解決できる可能性のある多数の病状が手術不可能と見なされている。この同じ状況は、身体の内部および通常手や術具が届かない領域での縫合などの場合にも発生し、これらの場合、既知の手術手技および/または手術器具ではこれらの領域に手や術具が届かず、必要な手術処置を提供することができない。
【0004】
本発明の微小サイズの周回式縫合および糸結び装置は、手術時の縫合を最適化し、特に心臓と脳と脊髄とを含む、非常に小さく、通常手や術具が届かない身体の領域(これに限定はされないが)へのアクセスおよび幼児に対する従来の処置を容易にして、これまで従来の手術手技では不可能だった手術処置を可能にするよう構成されている。本発明の装置は、弓形で固定され溝または凹部を有する経路部材であって、これに相応して設定され関節式連結用に操作装置へ載置された支持フレーム部材内に設けられた経路部材であって、さらに、1本の糸が嵌装された回転する湾曲した針部材を受容する能力のある経路部材により特徴付けられる。この経路部材の内部には、外傷部を縫合するため選択的に前記針部材に係合しどちらかの方向に回転させる摩擦装置であって、関節式結合を成した状態において十分な力で操作できる摩擦装置が設けられている。これらの摩擦装置は、前記操作装置内の種々の操作要素または操作コンポーネントの操作に応答する。針部材の回転方向を選択的に調整するため、前記フレーム部材内に針部材方向調整要素を設けることもできる。前記経路部材および回転する前記針部材を収容する前記支持フレーム部材の前記操作装置への関節式連結は、典型的にボールまたはユニバーサルジョイントが載置されたフレーム部材を、前記操作装置上に設けられた「ジョイスティック」タイプのレバーに連結するケーブルにより容易になる。このため、一方向または両方向に漸進する前記針部材の回転は、前記操作装置上の適切な方向操作要素および駆動操作要素の操作とにより達成でき、前記フレーム部材と、ひいては前記経路部材および前記針部材との協動的な関節式連結は、前記操作装置上の前記レバーの操作により達成可能である。組織縫合は前記操作装置および回転する前記針部材により達成されるため、前記操作装置と協動して糸の引張りと取り扱いと結束とを容易にし縫合の結び目を成す目的で、種々の糸漸進および糸取り扱い用アクセサリと、フック/フック解除糸結び装置とを利用することができる。
【0005】
湾曲したフレーム部材または弓形フレーム部材は、前記針部材が開始位置にある際、この針部材を一端から他端にわたり支持するために構築される。前記弓形で溝または凹部を有する経路部材は、これに相応した形状の針部材に十分な支持を提供しながら、糸がいずれの前記針部材支持および駆動構造にも絡まないないよう、回転ディスク上に位置する前記溝または凹部になった頂部を、前記針部材が横切る前記経路部材の回路の周囲で、糸の通過用に空けておくよう成形される。すべての摩擦力およびロック力は、前記摩擦装置により前記経路部材上の選択位置で前記針部材に加えられる。前記針部材および前記フレーム部材の双方と、前記経路部材とは、縫合する組織に対応するため、それに相応する間隙を有する。このため、前記操作装置内の適切な前記操作コンポーネントまたは前記操作要素の操作により前記針部材を円形経路内で駆動すると、この針部材は前記経路部材内の前記間隙内へと突出した組織を貫通する。さらに、糸は前記針部材のどちらか一端に取り付けられているため、針部材の移動が単一方向の場合、または前記針部材の中央で双方向の針部材操作を行う場合、糸は、前記針部材が前記組織を横切るに伴って前記針部材の後方で引っ張られ、前記経路部材の開放された頂部周囲で前記間隙を横切り、そして前記組織を貫通する。糸は、前記経路部材内には閉じ込められないが、前記針部材および糸が通過した前記組織内に取り込まれる。この貫通および取り込みののち、糸の先行部または前記針部材に結合した先端により前記組織を貫通することなく糸の後続部または後部の一部を連続的に周回させると結び目が形成され、これをしっかり縛ることにより、従来の外科手術の糸結びと同様に糸を結ぶことができる。このように本発明の装置を使うことにより、従来の手術で一般に行われているすべての糸結びを、従来の縫合および糸結び技術に要する時間と比べ、わずかな時間で行えるので非常に意義深い。
【0006】
前記操作装置内の要素およびコンポーネントについては、前記操作装置の操作に応答して前記針部材の一方向または両方向への回転を達成する目的で、前記経路部材、前記針部材、および前記支持フレーム部材と協動するものが種々提供されている。前記針駆動装置の典型は、針ドライバおよび駆動方向設定プレートを組み合わせて前記支持フレーム部材に載置したもので、前記駆動方向設定プレートおよび前記針ドライバを、前記操作装置内の対応する前記操作要素または操作コンポーネントにより順次操作し、前記針部材の回転方向を設定したのち、この針部材をその方向へ駆動できるようになっている。第2の駆動機構は、前記操作装置の操作に応答して典型的に一方向へ前記針部材を移動するラックピニオン機構を含む。第3の駆動機構は、前記フレーム部材内で回転する複数のフォーク形ブレードを含み、前記操作装置を操作してこのブレードに係合し、ドライバプレートにより選択方向にブレードを操作するようになっている。異なる別の駆動機構であって、選択方向へ前記針部材に前記経路部材を横切らせる駆動機構は、前記操作装置の操作する駆動促進装置に応答して選択的に前記針部材に係合する複数のフォーク形ブレードにより提供される。さらに異なる他の駆動機構は、遊星歯車機構であって、前記針部材に係合しこれを駆動するため、歯付きローターを駆動する一対のベベルギア(かさ歯車)により操作される遊星歯車装置機構を含む。ユニバーサルジョイント式は、典型的に、本発明のこの実施形態(これに限定はされないが)において、前記支持フレーム部材を前記操作装置に連結する。前記針部材の関節式連結および駆動機構の異なる別の実施形態は、柔軟なローターであって、選択的に前記針部材に係合し、前記操作装置の操作に応答して駆動される柔軟なローターを含む。関節式連結制御下で前記針部材に前記経路部材内を移動させるための、さらに異なる他の駆動機構は、前記フレーム部材に載置された歯止めと、前記歯止め内のV字形スロットに乗った協動クランクとを含む、歯止め式クランク装置であって、前記操作装置の操作による、前記歯止めおよび前記経路部材内の前記針部材の回転によって前記針部材の選択的係合を達成するための歯止め式クランク装置である。関節式連結の制御下で前記フレーム部材内の前記経路部材に沿って前記針部材を周回させるため、各駆動機構と相互作用および連動する操作装置としては、本明細書で以下説明するとおり種々の操作装置が利用可能である。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上に述べた本発明の目的は、縫合装置であって、開放型の溝と、前記フレーム部材内に配置され前記溝に着座した弓形の針部材と、前記フレーム部材内に配置され、リリース自在に前記針部材に係合するため前記溝内へ選択的に延出する係止手段と、前記針部材を前記溝内で駆動するためこの係止手段に係合する駆動手段とを有する、縫合装置内により提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
まず図面の図1〜図5では、本発明の周回式縫合および糸結び装置の好適な実施形態を全体として参照番号1で例示している。伝達管1200は、一端上に選択軸受けソケット1253を有し、そこから枢動するよう延出したレバー1251を伴った略円柱型で細長く中空内部を有する管により特徴付けられ、当該伝達管1200は、移行コーン1245を成すため反対端で内側へテーパーがかかっている。細長い延出管1240は、前記移行コーン1245の小さい方の端から突出しており、弓形の三日月形部材101を例示のとおり受容し載置する移行ガイドコーン1238(図5)で終了する。本発明の好適な実施形態では、前記伝達管1200は、ハウジング1265内に着座したクレードル1276A上の関節式連結用に載置される。ハンドル1260は、本明細書で以下さらに説明する前記三日月形部材101内の湾曲した縫合針部材50(図5に例示)を駆動するため、前記ハウジング1265に取り付けられ、トリガー1267が嵌装されている。前記選択軸受けソケット1253および前記移行コーン1245の中間には、前記トリガー1267と相互作用して前記三日月形部材101内の前記針部材50を駆動するための往復動入力つば部材1216を含む駆動入力部1200C(図3)が設けられている。スライドスイッチ載置本体1211を含む方向設定スイッチ部1200Dも、前記往復動入力つば部材1216の前方へ前記延出管1200上に設けられており、本明細書で以下さらに説明するとおり前記三日月形部材101内で前記針部材50の回転方向を変更するため、一対の圧力対向環1211Aと、前記伝達管1200上でこれら圧力対向環1211Aの間にスライド自在に配置された方向作動装置1214が嵌装されている。
【0009】
図面の図2では、縫合する組織に対し望ましい位置に精確に前記三日月形部材101を配置するため、前記伝達管1200およびハウジング1265が前記ハンドル1260に対して左または右に関節式連結できることが理解される。このため、前記伝達管1200の延出端上にある前記延出管1240および三日月形部材101は、図2に例示した極左位置から極右位置(図示せず)まで、目的に応じて任意の選択角度で関節式連結を成すことが可能である。同様に、前記延出管1200は、前記ハンドル1265上で前記クレードル1276Aを枢動することにより広いピッチ角にわたり上下方向へピッチ(角度変更)することができ、また前記延出管1200は、前記クレードル1276A内の縦軸に沿って306度回転可能であるため、縫合操作における狭い場所での望ましい位置への前記三日月形部材101の精確な配置をさらに容易にする。
【0010】
さらに図4に例示したように、第2ハンドルトリガー1261Bを有する第2ハンドル1261は、柔軟な連結1261Aにより前記ハンドル1260に取り付け可能であり、柔軟な管1141は、本明細書で以下さらに説明する目的で、前記三日月形部材101上に載置された糸漸増アクセサリ(図示せず)へ前記第2ハンドル1261から突出している。
【0011】
再び図5を参照すると、好適な実施形態では、前記三日月形部材101は、前記移行ガイドコーン1238の延出端上に設けられた固定ジョイントボール780により、前記伝達管1200のテーパーがかかった前記移行ガイドコーン1238に取り付けられている。このジョイントボール780は、前記三日月形部材101内に設けられたソケット775のソケット空洞775C内に着座しており、この連結が当該三日月形部材101の前記移行ガイドコーン1238との自在な関節式連結を容易にしている。前記ジョイントボール780上の当該三日月形部材101の制御された自在な関節式連結は、典型的に前記移行ガイドコーン1238内からそれぞれ対応するケーブル穴1238Aと1238Bと1238Cと1238Dとを貫通して延出する、4本の三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとのそれぞれにより容易になる。さらに図5に例示したように、各前記三日月形部材関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの延出端は、任意の適切な方法で対応する前記ソケット775のベース部材の角776Aと776Bと776Cと776Dとにそれぞれ取り付けられている一方、これらケーブルの反対端は、本明細書で以下説明するとおり、前記レバー1251の操作が当該三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとのうちの対応する1本に張力を印加して、前記三日月形部材を操作しこれと関節式連結を成して、図5に破線で例示したように前記組織100に対し望ましい位置へと移動するよう、図1〜図4に例示した前記レバー1251に取り付けられている。このため、本発明の好適な実施形態では、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとは、前記レバー1251連結アセンブリから、前記伝達管1200と、前記移行コーン1245と、前記延出管1240と、前記移行ガイドコーン1238内のそれぞれ対応する移行ガイドコーンのケーブル引き込み穴1238Aと1238Bと1238Cと1238Dとを貫通して、前記三日月形部材101上の前記ソケット775へと延出している。
【0012】
図1と図5と図6と図6Aと図6Bとの本発明の好適な実施形態では、図1〜図5に例示した前記三日月形部材101は、延出端の間の間隙105を除き連続的な湾曲した溝を成す三日月形のケース102であって、任意の適切な手段であって、典型的に溶接かボルトか無頭釘かなどを非排他的に含む手段により前記ソケット775に載置されたケース102により特徴付けられる。弓形の固定経路方向設定プレート136は、前記ケース102に着座し、より短く湾曲した駆動方向設定プレート134を受容するよう構成されており、この後者は操作コンポーネントにより本明細書で以下説明するとおり、図6にさらに例示した前記弓形の針部材50の回転方向を決定するため、前記伝達管1200上の前記スライドスイッチ載置本体1211の操作に応答する。この駆動方向設定プレート134は、前記固定経路方向設定プレート136に着座しており、これに相応した形状の往復動ドライバ108であって、前記駆動方向設定プレート134の位置により決定された方向へ、当該往復動ドライバ108と関連して、前記三日月形の針部材50を漸進的に駆動するよう構成された当該往復動ドライバ108を受容する。弓形の固定経路部材104は、図6にさらに例示したように1本の糸50aが設けられた前記弓形の針部材50を収容し安定化させるため、前記往復動ドライバ108上に配置されている。
【0013】
図6に例示した前記三日月形部材101の各コンポーネントの組み立ては、前記固定経路部材104を除いて図6Aおよび図6Bに例示している。ここで前記針部材50の一部は前記針ドライバ108上に配置された形で示されている。前記針ドライバ108と、駆動方向設定プレート134と、前記固定経路方向設定プレート136とは、すべて積み重ねられて槽型の前記ケース102内に着座しており、前記固定経路ハウジング104A〜104Dを当該ケース102の壁に取り付けるための任意の便利な技術により保持および配置されている。さらに図6Bに例示したように、一対の方向設定アクセスケーブル延出部141の1つは、前記固定経路部材104を移動中の前記針部材50の回転方向の変更をもたらすため、前記駆動方向設定プレート134への載置用および前記スライドスイッチ1211のコンポーネントへ延出するケーブル(図示せず)への取り付け用に、前記ケース102ケースベース102A内のケースクリアランススロット143と、前記固定経路方向設定プレート136内の整列された固定経路方向設定プレートスロット142とを貫通して延出している。同様に、一対の駆動アクセスケーブル延出部140(その1つは図6Bに例示)も、前記往復動ドライバ108内の間隔をあけたブレードグループハウジング110および110Bから、前記ケース102内の前記ケースベース102A内に設けられた前記ケースクリアランススロット143を貫通し、また前記固定経路方向設定プレート136内の前記整列された固定経路方向設定プレートスロット142と、前記駆動方向設定プレート134内の長材タブクリアランススロット145Aとを貫通して延出している。第2ケーブル(図示せず)は、取り付け部から前記駆動アクセスケーブル延出部140へ、そして前記伝達管1200(図1〜5)上の前記往復動入力つば部材1216へ延出しており、本明細書で以下説明するとおり前記ハンドル1260(図1〜5)内の前記トリガー1267の操作により、前記駆動方向設定プレート134および前記固定経路方向設定プレート136の操作により決定される方向へ、前記固定経路部材104内の前記針部材50を漸進的に駆動する
【0014】
図6〜図13Aでは、例示されている弓形の前記往復動ドライバ108は、間隔をあけた3つのブレードグループハウジング110と110Aと110Bであって、一対の湾曲した平行なドライバの長材タブクリアランススロット144(図8Aおよび図8B)が嵌装されたグループハウジングベース111上に載置されたブレードグループハウジング110と110Aと110Bが嵌装されている。2つの前記ブレードグループハウジング110および110Bは、前記三日月形の往復動ドライバ108の両端に配置されており、第3のブレードグループハウジング110Aは、当該ブレードグループハウジング110および110Bからほぼ等間隔で当該往復動ドライバ108の中央に位置している(図6と図8Aと図8B)。さらに図7に例示したように、前記湾曲した針部材50は、前記ブレードグループハウジング110Aの(および前記ブレードグループハウジング110および110B(図示せず)内の)前記グループハウジングベース111内に設けられた溝または路線を貫通して延出している。さらに、対向して配置された2セットの双方向ブレードクリアランススロット120が、各ドライバブレード112を受容するため、角度を成して前記針部材50に面した各グループハウジングベース111内に設けられている。これらのドライバブレード112は、各前記ブレードクリアランススロット120のベース内に設けられたブレード載置スロット122内に2セット6枚の対向配置されたドライバブレード112として着座しており、これらドライバブレード112の各セットまたはグループは、互いに反対方向に配置されており、これら2セットのブレードクリアランススロット120の対向配置に基づいて、前傾したドライバブレード112Bおよび後傾したドライバブレード112Cとして識別される。
【0015】
図7〜図7Bにおいて、各前記ドライバブレード112は、典型的に、曲げ可能な細い中央バネリーフ114により垂直フィン116に連結された垂直リーフ張力調整タブ118または長材タブ118A(図7Aに破線で例示)を含んでいる。各前記リーフ張力調整タブ118は、さらに底部が丸くなった端119Aであって、角度付きチゼル117Aおよび117B(図7B)を有し頂部が丸くなった端119で終了する湾曲した凹型の針部材接触プロファイル117を成す、底部が丸くなった端119Aにより特徴付けられる。これに応じ、図7に例示したとおり、1セットの前記ドライバブレード112(前記前傾したドライバブレード112B)は対向して配置され、前記針部材50に係合してこの針部材50を反時計回り方向に駆動するよう配置された対応する凹型の接触プロファイル117(図7A)とともに配置されており、一方、対応する第2セットのドライバブレード112(前記後傾したドライバブレード112C)は、当該針部材50を反対方向つまり時計回り方向に駆動すべき際、対応する凹型の接触プロファイル117で順次当該針部材50に係合するよう反対方向に配置されている。さらに図7に例示したように、前記往復動ドライバ108内の前記ブレードグループハウジング110と110Aと110Bとの両端は、前記往復動ドライバ108の操作により前記針部材50が漸進的に前記三日月形部材101内へ移動する際、勾配が付いた当該針部材50の端の確実な差し込みを容易にするため、それぞれ対向して配置された角度付き差し込みガイド127を成すよう成形されている。
【0016】
再び図6〜図10を参照すると、前記駆動方向設定プレート134は、図6と図6Bと図9と図10とに例示したとおり前記往復動ドライバ108の下に隣接して配置されている。前記駆動方向設定プレート134は、各々2セットで間隔をあけた3グループの、対向して配置された双方向の固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138であって、図8に例示したように、対応して配置された各前記ドライバブレード112の細長く下方へ延出した前記リーフ張力調整タブ118を受容する平行四辺形の穴138が嵌装されている。各前記ドライバブレード112の頂部は、図7に例示し本明細書で以上説明したとおり、前記往復動ドライバ108内の各ドライバブレードクリアランススロット120内に着座している。各前記駆動方向設定プレートの平行四辺形の穴138が平行四辺形であり、その傾斜壁139が実質的に各リーフ張力調整タブ118と平行で、以下に説明する目的で順次前記駆動方向設定プレート134の回転に応答して当該リーフ張力調整タブ118に接触するよう配置されていることは重要である。
【0017】
図8Aと図8Bと図10との例示で、まず図8Aでは、前記往復動ドライバ108の前記ブレードグループハウジング110B部分が、前記三日月形部材101の前記駆動方向設定プレート134の対応する部分に重ね合わせて例示されている。対向して配置されたドライバブレード112の前方セット(前記前傾したドライバブレード112B)は、その下層にある前記駆動方向設定プレート134の後方への設定位置により、細い中央バネリーフ114のそれぞれでわずかに曲げられると、前記湾曲した針部材50に係合する。これに応じて、図1に例示した前記周回式縫合および糸結び装置1内の前記トリガー1267の操作に応答して、前方への矢印110Cで示した反時計回り方向の前記往復動ドライバ108の操作がその方向へ前記針部材50を進行させるよう、前記前傾したドライバブレード112Bは針部材駆動構成にある。後方への矢印134Bは前記駆動方向設定プレート134の設定用の移動方向を例示しており、この後方への移動により、前記針部材50を前方へ漸進させるよう、前記前傾したドライバブレード112Bが曲げられ設定される。各前傾したドライバブレード112Bのこの曲がりは、前記駆動方向設定プレート134内の各前記平行四辺形の穴138(図10)の前記傾斜した平行四辺形の側面139と、下方へ延出した前記リーフ張力調整タブ118との接触により達成される。前記後傾したドライバブレード112Cは、この反時計回り方向の針移動中、前記駆動方向設定プレート134内の前記平行四辺形の穴138の前記平行四辺形の側面139に係合しないため、前記針部材50とは接触しない。
【0018】
前記ドライバ108と、方向設定プレート134と、ブレードグループハウジング110との反対端を示した図8Bでは、図8Aに例示したものとは反対の針操作モードを例示している。また、前方矢印134Aの方向で示した前記駆動方向設定プレート134の前方配置により針係合構成になった前記後傾したドライバブレード112Cセットが例示されている。対応する平行四辺形の穴138(図10)の前記平行四辺形の側面139は、前記後傾したドライバブレード112Cの各リーフ張力調整タブ118に働きかけ、それらを曲げて前記針部材50に接触させ、これにより、図8Aでの例示と反対方向、つまり時計回り方向への前記針部材50の回転を容易にする。後方への時計回り矢印110Dは、この方向への前記往復動ドライバ108の操作を示している。
【0019】
図9および図10に例示したとおり、前記往復動ドライバ108の前記グループハウジングベース111は、図1に例示しさらに本明細書で以下説明するとおり、前記ハンドル1260上の前記トリガー1267の操作により当該往復動ドライバ108の特定方向への操作を容易にするため、前記伝達管1200上の前記往復動入力つば部材1216機構へ連結されたケーブル(図示せず)を受容する駆動ケーブルクリンプトラフ147を含む、下方へ延出した2つの駆動アクセスケーブル延出部140(1つを例示)が嵌装されている。図9では、図10に例示し本明細書で以上説明したとおり、前記駆動方向設定プレート134内の対応する前記駆動方向設定プレートの平行四辺形の穴138内へ突出するため、対応する長方形の駆動タブクリアランスホール124を貫通して突出した前記ドライバブレード112の各セットの前記下方へ延出した前記リーフ張力調整タブ118をさらに例示している。
【0020】
図1と図10と図11と図11Aとでは、前記往復動ドライバ108が、前記駆動方向設定プレート134と、当該往復動ドライバ108の前記グループハウジングベース111に固定された前記駆動アクセスケーブル延出部140とともに組み立てられて示されており、当該駆動アクセスケーブル延出部140は、前記往復動ドライバ108に対し選択した位置にありこの往復動ドライバ108とともに移動する前記駆動方向設定プレート134を伴った当該往復動ドライバ108の操作により前記針部材50の駆動を容易にするため、当該駆動方向設定プレート134内の長材タブクリアランススロット145Aを貫通し延出して例示されている。また図10には、前記駆動方向設定プレート134への固定取り付け部から下方へ突出した前記方向アクセスケーブル延出部141も例示している。この方向設定アクセスケーブル延出部141は、前記伝達管1200を貫通して図1に例示した前記スライドスイッチ1211へ延出したケーブル(図示せず)への取り付け用の方向ケーブルクリンプトラフ148を含む。この連結により、本明細書で以上説明し、また以下説明するとおり、前記スライドスイッチ1211を使った、前記往復動ドライバ108に対する前記駆動方向設定プレート134の操作による、前記三日月形部材101内での前記針部材50の回転方向の変更が容易になる。さらに図10では、前記駆動方向設定プレート134内の各平行四辺形の穴138であって、図8Aおよび図8Bに例示し本明細書で以上説明したとおり、前記ドライバブレード112の互いに平行な各リーフ張力調整タブ118に係合しこれらのドライバブレード112を各中央バネリーフ114において曲げることにより、当該ドライバブレード112の対向するセットの前記針部材50との選択的な係合をもたらすため、傾斜した平行四辺形の側面の角度139を有する場合がある各平行四辺形の穴138を説明している。
【0021】
図13Aに例示したとおり、前記往復動ドライバ108は、ここでも前記駆動方向設定プレート134上で組み立てられて示されており、より長い前記固定経路部材104がこのアセンブリに含まれている。この組み合わせは特に、後者に対する前者の双方向移動用の能力を例示しており、またそれぞれ当該固定経路部材104の下にある当該往復動ドライバ108および当該駆動方向設定プレート134を操作するための、駆動アクセスケーブル延出部140および方向アクセスケーブル延出部141の各ペアの1セットの下方延出も例示している。
【0022】
図12〜図13Aでは、前記往復動ドライバ108が、その下層にある図13の前記駆動方向設定プレート134上に組み立てられて例示されており、当該往復動ドライバ108の前記グループハウジングベース111に前記ブレードグループハウジング110において取り付けられた、前記下方へ延出した駆動アクセスケーブル延出部140の1つが当該駆動方向設定プレート134の対応するスロット引き込み口149であって、図13に例示した前記長材タブクリアランススロット145Aへとつながるスロット引き込み口149を貫通し延出するよう例示されている。駆動ケーブル1247の一端は、前記駆動ケーブル延出部140の前記駆動ケーブルクリンプトラフ147内にきつく挿嵌されている。さらに、下方へ延出した前記方向アクセスケーブル延出部141であって、前記駆動方向設定プレート134に固定されており、当該方向アクセスケーブル延出部141の前記方向ケーブルクリンプトラフ148にきつく挿嵌された方向ケーブル1248の一端を受容する、前記方向アクセスケーブル延出部141の1つが例示されている。前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248は、反対端で前記往復動入力つば部材1216(および前記トリガー1267)と、前記スライドスイッチ1211とにそれぞれ連結されている(双方とも図1に例示し以上説明したとおり)。
【0023】
ここで図13Aと図14と図15とを参照すると、前記往復動ドライバ108および前記駆動方向設定プレート134は、前記三日月形部材101の頂部アセンブリ要素を例示するため、組み立てられ、前記固定経路部材104下の組み立て位置に配置されて例示されている。さらに図14では、前記固定経路方向設定プレート136が、前記駆動方向設定プレート134と、往復動ドライバ108と、固定経路部材104とのアセンブリに加わっている。また図15では、前記ケース102が前記アセンブリに加わっており、前記往復動ドライバ108に取り付けられた前記2つの駆動アクセスケーブル延出部140の1つと、前記駆動方向設定プレート134に連結された前記2つの方向アクセスケーブル延出部141の1つとが、それぞれ定位置に挿嵌された前記駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248を伴って、当該ケース102のケースクリアランススロット142を貫通して下方へ突出して示されている。前記固定経路部材104は、他の内部部品と、固定経路方向プレート136と、駆動方向プレート134と、ドライバ108との上にいったん配置されると、組み立て済みコンポーネントを定位置に維持するため、典型的にスポット溶接されるか、あるいは前記ケース102に取り付けられる。
【0024】
図6と図16と図17とで例示した前記固定経路部材104は、湾曲した針アクセススロット150Bにより分離され、オーバーヘッド連結部材150および150Aであって、その上層に間隙を介して設けられた前記固定経路ハウジング104Aと104Bと104Cと104Dとを伴ったオーバーヘッド連結部材150および150Aを含む。各前記固定経路ハウジング104Aと104Bと104Cと104Dとは、本明細書で以下さらに説明するとおり、対応する長材タブ固定経路ブレード112Aを受容するための、2セットの対向配置された平行四辺形の固定経路ブレード載置スロット122Aを含んでいる。さらに図6に例示したように、前記固定経路部材104は任意の望ましい方法で直接前記往復動ドライバ108の上方に載置されているが、当該前記往復動ドライバ108の往復動を妨げるほどにはきつく載置されていない。この位置で、前記固定経路部材は前記針部材50を着座させ、本明細書で以下説明するとおり前記往復動ドライバ108の操作により当該固定経路部材104に沿って当該針部材50を漸進的に駆動する際に前記糸50Aをもつれさせることなく収容するため前記固定経路部材104の頂部内の前記オーバーヘッド連結部材150および150Aの間に設けられた、前記針部材アクセススロット150B内の前記弓形の針部材50を受容する。
【0025】
図6と図16と図18と図18Aと図19とに例示したとおり、前記固定経路方向設定プレート136は、対向的な角度を成した固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aのセットであって、前記三日月形の固定経路方向設定プレート136の曲線に沿って間隙を介して配置され、前記固定経路104内の前記固定経路ブレードクリアランスホール124Aに垂直に合致した、固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aのセットが設けられている。前記固定経路方向設定プレート136の延出端上に載置された前記固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aのセットは、上向きに立設されたボス136Aおよびボス136Bによる内側のそれぞれの端が終端となる。さらに、デテントノッチ137と、デテント137Aおよび137Bと、クリアランス凹部137Eおよび137Fと、入口止め137Cおよび137Dは、例示したとおり、前記固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aにそれぞれ隣接した前記固定経路方向設定プレート136の各端部の外側エッジに成形されている。これらの要素は、本明細書で以下説明するとおり、前記駆動方向設定プレート134と協動し、前記固定経路部材104内の前記針部材50の進行方向を決定する際の手段となる。前記固定経路方向設定プレート136も、図6Bに例示したとおり、各駆動アクセスケーブル延出部140であって、その上層にある前記往復動ドライバ108から延出した各駆動アクセスケーブル延出部140と、前記方向アクセスケーブル延出部141であって、その上層にある前記駆動方向設定プレート134から突出した前記方向アクセスケーブル延出部141とを受容するため、前記固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aの各セットの間で延出する、同一平面上の湾曲した不連続の固定経路方向設定プレートスロット142が設けられている。
【0026】
図6と図18と図18Aと図19と図20と図21と図38とでは、前記駆動方向設定プレート134および前記固定経路方向設定プレート136が、前記往復動ドライバ108および前記固定経路部材104を省略して(図20および図21)、前記ケース102に重ねて例示されている。これは特に、針回転の方向を決定する際の、前記駆動方向設定プレート134と前記固定経路方向設定プレート136との間の協動を例示するためである。図20は、前記範囲止め137Hと、この範囲止め137Hから延出した前記クリアランス凹部137Fとを詳細に示しており、双方とも前記固定経路方向設定プレート136であって、その上に着座した前記固定経路部材104の前記固定経路ハウジング104Dを伴った前記固定経路方向設定プレート136の一端(典型的に前記受容アーム部材101B)の外側の延出した縁部に位置する、デテントノッチ137(図19A)内に位置している。第2の範囲止め137Gとそれに対応するクリアランス凹部137E(図19)は、前記固定経路方向設定プレート136(図39)の反対側の延出端(典型的に進行アーム部材101A)上に位置する対応するデテントノッチ137内に設けられている。前記ボス136Bも上向きに立設された構成で、図19に例示した前記固定経路方向設定プレート136の端上に例示されており、本明細書で以下さらに説明するとおり前記固定経路ハウジング104D(図19)との接触により、前記固定経路部材104に対する当該固定経路方向設定プレート136の移動を中断する機能を果たす。さらに、2セットの対向配置された前記固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aも、入口止め137Dとそれに対応するデテント137Bであって、双方とも前記クリアランス凹部137F(前記デテントノッチ137内に位置)の前記範囲止め137Hから反対の端に位置している入口止め137Dとそれに対応するデテント137Bとともに、前記固定経路方向設定プレート136内に示している。上記のように、第2の入口止め137Cおよびデテント137A、またボス136Aを含む対応する要素は、前記固定経路方向設定プレート136の反対端上に設けられており、これら要素の一部は図39に例示している。
【0027】
再び図1と図8Aと図8Bと図19と図20と図21と図30〜図39とを参照すると、前記固定経路部材104内での前記針部材50の移動方向を設定または決定するための、当該固定経路部材104(図20および図21には例示せず)に対する前記駆動方向設定プレート134および前記固定経路方向設定プレート136の移動が例示されている。図8Bと図20と図30〜図33と図38と図39とに例示したように、縫合操作において、前記往復動ドライバ108の操作により、前記固定経路部材104上で時計回り方向に前記針部材50を駆動する(図30〜図33に順次例示)ことが望ましい場合、前記駆動方向設定プレート134は、まず前記スライドスイッチ載置本体1211(図1)の操作により、前記固定経路方向設定プレート136(図32と図33と図38)の前記ボス136Aに接触するよう移動される。この作用で前記固定経路方向設定プレート136が、図8Bの矢印134Aと、図20および図38で例示した矢印との方向に移動し、前記針ドライバ108の前記ブレードグループハウジング110と110Aと110Bとの中でそれぞれ前記後傾したドライバブレード112Cを曲げて、前記針部材50(図8B)と接触させることにより、その下層にある前記ケース102(図38)外側の壁の下部に位置する前記デテント137Cおよび前記固定ケースボス102Cを整列させる。さらに図38に例示したように、固定ケースボス102Cは移動する前記クリアランス凹部137E内の前記範囲止め137Gと前記デテント137Aとの間に乗る。このため、前記駆動方向設定プレート134は図21の上部矢印の方向へ移動され、図8Bの底部矢印134Aで示すように、前記ケースボス102C(図38〜図39に例示)が前記入口止め137Cに乗り上げて前記固定経路方向設定プレート136内の前記デテント137A(図39)に着座するまで、当該駆動方向設定プレート134の下層にあるケース102に対して移動される(図21)。この時点で当該装置は、本明細書で以下説明するとおり、時計回り方向への前記針部材50の漸進用に設定された。
【0028】
図8Aと図21と図34〜図37とでは、図21の上部矢印で示した時計回り方向に前記駆動方向設定プレート134が移動することにより、前記針ドライバ108の各前記ブレードグループハウジング110と110Aと110B内の前記前傾したドライバブレード112Bが曲がって前記針部材50に接触する(図8A)に伴って、前記固定経路方向設定プレート136が時計回り方向に移動し、前記駆動方向設定プレート134が前記ボス136Bに接触して、前記クリアランス凹部137Fの前記範囲止め137Hと反対の端において、移動する前記入口止め137Dに前記ケースボス102Dを係合させ、当該ケースボス102Dを当該入口止め137D上に移動させ移動する前記デテント137B(図21)内に着座させる。この作用が前記固定経路方向設定プレート136の移動を終了し、本明細書で以下説明するとおり、前記往復動ドライバ108の操作による前記固定経路部材104上での反対方向つまり反時計回り方向への前記針部材50(図示せず)の駆動を容易にする。
【0029】
図22と図22Aと図23とでは、前記固定経路方向設定プレート136と、駆動方向設定プレート134と、往復動ドライバ108と、固定経路部材104が、それぞれ前記駆動アクセスケーブル延出部140および方向設定アクセスケーブル延出部141の各ペアとともに組み立て構成で示されており、また当該固定経路方向設定プレート136の前記固定経路方向設定プレートスロット142を貫通して延出した位置で例示されている(図22Aおよび図23)。図23は前記往復動ドライバ108内の前記ドライバブレード112と同じ方法で前記固定経路ハウジング104Aと104Bと104Cと104Dとの中にそれぞれ固定された前記長材タブ固定経路ブレード112Aの前記長材タブ118A同士の近接性をさらに例示している。図24に例示した前記長材タブ固定経路ブレード112Aは、前記固定経路部材104の前記固定経路ハウジング104Aの前記ブレードクリアランススロット120を貫通し、前記固定経路方向設定プレート136内の対応する固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aの中へと延出する。前記針部材50も前記往復動ドライバ108および前記固定経路部材104内の位置で示されており、前記往復動ドライバ108の前記ブレードグループハウジング110は、前記駆動方向設定プレート134の一端がその下層にある前記固定経路方向設定プレート136上の対応する前記ボス136Aに抗して静止している状態で、前記固定経路ハウジング104Aに近接して例示されている。これに応じ、さらに底面斜視図24で底面からの視点により例示したように、前記針部材50は時計回りの漸進用に設定される。前記駆動方向プレート134および前記ボス136Aの接触により、上記のように、前記固定経路方向設定プレート136が反対方向つまり反時計回り方向に移動される。前記長材タブ固定経路ブレード112Aは、対応する長材タブ118Aが各固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aの前記傾斜した平行四辺形の側面139からの接触を受けるに伴って曲げられ、前記ブレードは前記針部材50に係合することにより、当該装置の操作中、当該針部材50を安定化してその逆方向への漸進を防ぐ。
【0030】
図20と図21と図24〜図29と図39とは、前記往復動ドライバ108の操作に応答した前記針部材50の時計回り方向の回転の操作手順を、前記駆動方向設定プレート134に重ね合わせて、前記針部材50が当該往復動ドライバ108内に配置され、前記オーバーヘッド連結部材150および150Aにより構成された前記針部材アクセススロット150B内へ延出した状態で、底部からの視点で例示している(図24〜図29)。前記駆動方向設定プレート134は、初期、図20および図39に例示したとおり配置されており、前記往復動ドライバ108の前記ブレードグループハウジング110は対応する固定経路ハウジング104A付近にあり、前記ブレードグループハウジング110Bは、前記固定経路部材104内の対応する固定経路ハウジング104Dから間隔をあけて当該往復動ドライバ108内にある(図24)。前記駆動方向設定プレート134は、この時点以前に、前記固定経路部材104上での前記往復動ドライバ108および前記駆動方向設定プレート134の協動的な漸進移動に応答して図20および図39の例示どおりに前記固定経路方向設定プレート136を設定し時計回り方向への前記針部材50の回転を容易にするため、2つの前記方向設定アクセスケーブル延出部141により図20および図39で例示した位置まで移動している。前記ブレードグループハウジング110Bが、図25に例示したように前記固定経路部材104内の前記固定経路ハウジング104Dに近づくと、前記往復動ドライバ108に把持されている前記針部材50は、当該固定経路部材104に沿って駆動され、さらに図25に例示したように、当該固定経路ハウジング104Dの外側へ突出する。前記往復動ドライバ108が前記固定経路部材104に対し最大移動した時点で、前記針部材50は当該往復動ドライバ108の逆移動によりリリースされ、当該固定経路部材104内の前記後傾した固定経路ブレード112Dにより定位置に保持される。前記往復動ドライバ108が図26に例示した反時計回り方向に再漸進するに伴い、図25および図26に例示した位置にある前記針部材50はリリースされる。これにより、前記往復動ドライバ108は、前記固定経路部材104に沿って再度前記針部材50を把持し回転させる手順に備えて、図24および図26に例示した位置に戻る。前記針部材50の連続順次回転は、当該固定経路部材104の外周に沿って、また前記固定経路ハウジング104Dおよび104Aによりそれぞれ構成される前記間隙105(図6)を貫通して当該針部材50が徐々に駆動されるよう、前記固定経路部材104上での前記ドライバ108のさらなる前方漸進および後方漸進による図27および図28に例示した位置へ移動することにより達成される。同様に、前記往復動ドライバ108は、図27に例示した位置に到達すると、再び前記針部材50をリリースし、当該針部材50を図27に例示した進行位置に残したまま図24に例示した位置へと戻る。この往復動ドライバ108が図28に例示したとおり前記固定経路部材104に沿ってさらに順次移動するよう駆動されると、前記針部材50は、その後続端が例示のように前記固定経路ハウジング104Dに近接するよう、前記固定経路ハウジング104Dおよび前記固定経路ハウジング104Aの間の前記間隙105を完全に渡って駆動される。前記往復動ドライバ108は、前記針部材50のリリース後、さらに前記針部材50を把持し当該針部材50を順次前記固定経路部材104に沿って時計回り方向に駆動するため、図24および図29に例示した位置へ再び戻る。
【0031】
前記針部材50を前記固定経路部材104内で反対方向つまり反時計回り方向に駆動することが望ましい場合、前記駆動方向設定プレート134は、当該駆動方向設定プレート134への前記ボス136Bでの接触により前記固定経路方向設定プレート136を前記ケース102上の反対位置に設定するため、図21および図37に例示し本明細書で以上説明したように配置される。この運動により前記ケースボス102Dは前記クリアランス凹部137Fの前記範囲止め137Hから見た反対端で移動する前記入口止め137Dに係合し、当該入口止め137Dを移動させて移動する前記デテントノッチ137B内に着座させる。この作用が、前記固定経路方向設定プレート136の矢印(図21)方向への移動を終了させる。これにより、図24〜図29で上記説明した操作手順が逆行し、上記手順で前記固定経路部材104上にて下から見て反対の反時計回り方向への前記針部材50の駆動が容易になる。
【0032】
図1と図40と図40Aとは、組み立て済み前記三日月形部材101であって、図40および図40Aに例示したとおり前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの操作による当該三日月形部材101の当該ジョイントボール780および前記伝達管1200との自在な関節式連結を容易にするため作用的に当該ソケット775へ連結された、前記ソケット775および前記ジョイントボール780に固定された前記ケース102を伴った、前記三日月形部材101の底面を例示している(図40)。本明細書で以上説明したとおり、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとは、固定取り付け部から前記ソケット775へ、前記移行ガイドコーン1238内の移行ガイドコーン開口部1238Aと1238Bと1238Cと1238Dとをそれぞれ貫通して延出している。その位置から、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとは、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記延出管1240を貫通し、前記伝達管1200を貫通して前記選択軸受けソケット1253および前記レバー1251へと延出する(図1)。さらに図40および図40Aに例示したように、糸漸増アクセサリ1101は、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記針部材50が前記三日月形部材101内を移動する際、前記針部材50に取り付けられた前記糸50Aを操作および漸進させる目的で、前記三日月形部材101の一端に設けられている。
【0033】
図1および図41において、図41に例示された前記伝達管1200の内部は、駆動ケーブル1247であって、当該伝達管1200と、当該伝達管1200内部で当該駆動ケーブル1247に平行する方向ケーブル1248との長さの大部分を貫通して延出する駆動ケーブル1247を含んでいる。図41にさらに例示されているのは、前記往復動入力つば部材1216であって、例示のとおり一端が前記選択軸受けソケット1253で終了している前記4本の三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとを受容するため、直線的な表面スロットと直線的に隣接して円柱型部材を本質的に構成しているスプロケット1275と、前記方向作動装置1214と、底部挿入部材1205Aおよび随伴する頂部挿入部材1205Bとにより係合された前記往復動入力つば部材1216である。これら4本のケーブルは、本明細書で以下さらに説明するとおり前記選択軸受けソケット1253から前記伝達管1200を貫通して、前記移行コーン1245で前記延出管1240中央へ導かれたのち、前記延出管1240を貫通して前記移行ガイドコーン1238へと延出して、前記三日月形部材101で終了している。
【0034】
図42〜図52では、前記装置の前記ハンドル1260要素と、ハウジング1265要素と、クレードル1276A要素とが、前記三日月形部材101(図示せず)内の種々のコンポーネントを操作するための前記トリガー1267および前記トリガー機構とともに詳細に例示されている。前記ハウジング1265は、前記ハンドル1260の頂部を成すプラットフォーム領域1262上に載置されたベース1265A(図47)上に着座しており、当該ハウジング1265の前記ハンドル1260に対する回転を容易にするため、円柱型レセプタクル1266(図47)が、当該ハウジング1265から、当該プラットフォーム領域1262内に設けられた開口部内へと延出している。円柱型のハウジングベース挿入部材1266Aは、前記円柱型レセプタクル1266の頂部を成しており、前記ハウジング1265内に位置するトリガー枢動ピン1269上に載置された前記トリガー1267の作用を容易にするに十分なクリアランスを有している。このため、再び図46および図47を参照すると、前記円柱型ハウジングベース挿入部材1266Aおよび前記円柱型レセプタクル1266の中には、前記トリガー枢動ピン1269上での前記トリガー1267の枢動を容易にするための十分な空間がある。さらに、前記ハウジング1265は、図42〜図45に例示したように、切開部または外傷部(図示せず)における図1に例示した前記三日月形部材101の縫合目的での精確な位置決めをさらに容易にするため、前記ハンドル1260に対して回転できるようになっている。
【0035】
さらに図1および図43〜図47に例示したように、前記クレードル1265は、典型的にスプロケット枢動ピン1277を受容する一対の枢動ピンボス1279(図44および図45)により、前記ハウジング1265内のスロットまたは開口部の中で枢動するよう摩擦嵌装で着座しており、当該スプロケット枢動ピン1277の端は、当該ハウジング1265上に枢動的に当該クレードル1276Aを載置するため当該ハウジング1265内へ突出している。前記クレードル1276Aは、対向して配置された一対のU字形レセプタクル矢筈部材1276Bであって、当該U字形のレセプタクル矢筈部材1276Bの縦軸について前記延出管1200が前記クレードル1276Aに対し360度回転できるよう、さらに縫合する切開部または外傷部の内部における前記三日月形部材101(図1)の望ましい空間配向を容易にするため、確実な摩擦または「スリップフィット(滑り嵌合)」で前記延出管1200を受容するため、前記クレードル1276A内で間隔をあけて配置されたレセプタクル矢筈部材1276Bによりさらに特徴付けられる。図46および図47に例示したように、前記トリガー枢動ピン1269は、指パッド1268に印加した指圧力に応答して当該トリガー枢動ピン1269上の当該トリガー1267の上下方向の移動および枢動的な移動を容易にするため、前記ハウジング1265を貫通し、また前記トリガー1267内の細長い枢動ピン穴1273を貫通して延出する。
【0036】
図42〜図49、特に図48および図49では、前記トリガー1267の二股の歯車付き上部1272は弓形をしており、図48に例示したように、歯1272Aであって、当該トリガー1267の前記指パッド1268に圧力が印加されると前記細長い枢動ピン穴1273内の前記トリガー枢動ピン1269に抗して当該トリガー1267を上方へ付勢し、一対のスプロケットギア1276の歯に係合する歯1272Aが嵌装されている。2つの前記スプロケットギア1276の各々は、スプロケット枢動ピン1277によってスプロケット1275の中央に位置付けられて当該スプロケット1275に固定されており、スプロケット歯1275Aを有する。前記スプロケット枢動ピン1277は、前記クレードル1276Aを前記ハウジング1265内に枢動的に載置する機能も果たすことが可能である。ただし、前記クレードル1276Aは、当該クレードル1276Aを貫通して、図44および図45に例示した摩擦嵌装の前記枢動ピンボス1279内へ延出した別個のピン(図示せず)によって前記ハウジング1265内に枢動的に載置可能である。トリガーバネ1282は、典型的にトリガーバネ穴1282Aによってその一端が前記トリガー1267に取り付けられており、当該トリガーバネ1282の反対端は、当該トリガー1267を付勢して図47に例示した弛緩位置で前記スプロケットギア1276との係合を解除するため、前記ハウジング1265上でハウジング取り付けボス1282Bに固定されている。さらに図48および図49に例示したように、前記トリガー1267の前記歯車付き上部1272は、図48に例示したように前記スプロケット1275を受容するトリガーギアスロット1274を構成する二股構造になっている。このため、前記スプロケット1275の各側面に固定された前記スプロケットギア1276は、本明細書で以下説明するとおり、オペレータの前記トリガー1267の操作に応答して、協動し合う当該スプロケットギア1276および当該スプロケット1275のより確実で明確な回転を容易にするため、前記トリガー1267の前記二股の歯車付き上部1272の別個セットの歯1272Aに係合することが理解される。
【0037】
図1および図50〜53において、前記伝達管1200は、図50に例示したとおり、前記ハウジング1265の前記クレードル1276Aのすぐ上に設けられた前記スロットまたは開口部内へと前記往復動入力つば部材1216が延出する位置に、枢動する前記クレードル1276A内に回転自在に着座している。また、前記ハウジング1265を簡略した図51にさらに例示したとおり、前記スプロケット枢動ピン1277上に載置された回転する前記スプロケット1275は、図51に示したトリガー作用による前記スプロケット1275の反時計回り回転が当該往復動入力つば部材1216を前記延出管1200上の矢印方向へ付勢してスライドさせるよう、各前記スプロケット歯1275Aによって前記往復動入力つば部材1216の往復動つばリッジ部1216Iに係合することが理解できる。前記往復動入力つば部材1216に固定された前記往復動つばリッジ部1216Iは円形であるため(図51および図53)、この構成は、当該往復動つばリッジ部1216Iの前記スプロケット1275の前記スプロケット歯1275Aの1つとの係合を乱すことなく、外傷部または切開部(図示せず)の内側で望ましい配向に前記三日月形部材101(図1に例示)を位置決めするため、前記クレードル1276A内で前記縦軸について360度範囲にわたる前記延出管1200の選択的回転を容易にする。再び図51では、前記延出管1200上における前記往復動入力つば部材1216の移動のスライド範囲は、前記クレードル1276Aの2つの前記U字形レセプタクル矢筈部材1276Bの間の短い空間に限定されることが理解される。
【0038】
図47および図53では、前記トリガー1267を、前記トリガーバネ1282内の付勢作用と、前記細長い枢動ピン穴1273内の緩み作用による弛緩構成で、前記スプロケットギア1276の対応する歯からわずかに間隔を介した前記二股の歯車付き上部1272の前記歯1272Aとともに例示している。さらに、前記スプロケット1275は、前記スプロケット歯1275Aの1つが前記往復動入力つば部材1216の前記往復動つばリッジ部1216Iに係合するよう前記一対のスプロケットギア1276とともに前記スプロケット枢動ピン1277上に配置されている。さらに図53に例示したように、前記クレードル1276Aは水平構成前記延出管1200を支持しており、さらに突出したバネ孔フック1216Cを受容するため、前記延出管1200の内側に水平に配置されバネ孔1216Dが嵌装されたバネ孔ロッド1216Gを例示している。細長い前記バネ孔ロッド1216Gは、前記延出管1200に内側から固定されているバネ孔ロッドガイドポスト1216Hを貫通して延出しており、伸縮バネ1216Aは、当該バネ孔ロッド1216G上の前記バネ孔ロッドガイドポスト1216Hおよびバネ孔ロッドキャップ1216Eの間に設けられ、前記バネ孔1216Dから反対側の当該バネ孔ロッド1216Gの延出端を終了させている。このため、前記延出管1200内での前記バネ孔ロッド1216Gの延出により、本明細書で以下さらに説明する目的で、前記伸縮バネ1216Aが引き伸ばされて当該バネ孔ロッド1216Gが後方へ付勢される。
【0039】
図1と図48と図54と図55と図56とでは、前記指パッド1268および前記トリガー1267に矢印方向へ圧力が印加されると、当該トリガー1267が楕円形の前記細長い枢動ピン穴1273内で上昇するに伴い、当該トリガー1267が前記トリガー枢動ピン1269に係合するまで、当該トリガー1267の前記二股の歯車付き上部1272の各歯1272Aが前方へ付勢され、前記一対のスプロケットギア1276上の対応する歯に係合する。連続して指圧力を前記トリガー1267に印加すると、2つの前記スプロケットギア1276に圧力が印加されるに伴って前記スプロケット1275が付勢され反時計回り方向に回転し、図55のつば部矢印1216Jで例示したように、前記往復動つばリッジ部1216Iおよび前記往復動入力つば部材1216が後方へ移動される。前記往復動入力つば部材1216の後方移動は前記トリガー1267への圧力が維持されるに伴って起こり、当該トリガー1267の前記二股の歯車付き上部1272上の当該歯1272Aの配列全体が当該スプロケットギア1276を移動させるまで、前記歯1272Aが2つの前記スプロケットギア1276を移動させる。前記トリガー1267に抗したこの連続圧力により、指圧力が当該トリガー1267からリリースされた際、トリガーバネ1282の付勢も維持されて、図53に例示し図55に破線で例示した元の位置への当該トリガー1267の戻りが容易になる。このため、さらに図55に例示したように、前記歯車付き上部1272上の各歯1272Aが対応するスプロケットギア1276を完全に移動させた時点で、前記往復動入力つば部材1216は、前記延出管1200上で破線で例示した位置から最大延出スライド位置まで移動しきっている。この作用により、前記バネ孔フック1216Cと、前記バネ孔1216Dと、前記バネ孔ロッド1216Gも当該バネ孔フック1216Cの前記入力つば部管状ベース1216Nへの取り付け(図56)による前記伸縮バネ1216Aの延出付勢に抗して後方へ付勢される。前記トリガー1267から指圧力をリリースすると、前記トリガーバネ1282および前記細長い枢動ピン穴1273の作用により当該トリガー1267が前記トリガー枢動ピン1269へ移動するに伴い、各歯1272Aが前記スプロケットギア1276から即時係合解除され、図55に破線で例示し図53および図54に例示した位置まで当該トリガー1267を戻す。これに応じ、前記トリガー1267が前記スプロケットギア1276から係合解除するに伴い、前記往復動入力つば部材1216の前記往復動つばリッジ部1216Iに係合する前記スプロケット歯1275Aも、前記スプロケット1275の回転に応答して、当該往復動入力つば部材1216の最大後方移動位置において当該往復動つばリッジ部1216Iから係合解除する。次に、前記往復動入力つば部材1216は、前記伸縮バネ1216Aの作用により図53および図54に例示し、また図55に破線で例示した元の位置に戻る。これにより、さらに指圧力を前記トリガー1267に印加すると、図53〜図55に例示した動作が繰り返され、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記往復動入力つば部材1216が異なる別のスライド手順を通じて前記伝達管1200上を移動し、順次前記バネ孔ロッド1216Gを前記伸縮バネ1216Aの付勢に抗して後方へ付勢して、前記針部材(図示せず)を前記三日月形部材101(図1)に沿って駆動する。
【0040】
図55と図56と図57との本発明の好適な実施形態では、前記バネ孔ロッド1216Gの前記バネ孔1216Dに取り付けられた前記バネ孔フック1216Cは、特に図56に例示したとおり、バネ孔フックスロット1211Eを貫通して突出する。またさらに図56に例示したように、前記バネ孔ロッドガイドポスト1216Hは、バネプレート1216Bにおいて前記伝達管1200に取り付けられている。さらに、一対の駆動ケーブル入力止め1247Aおよび1247Bが前記駆動ケーブル1247に嵌装されて、当該駆動ケーブル1247を受容する前記フォーク形伝達ロッドスロット1216Kを有するフォーク形伝達ロッド1216Fの両側に配置されている。前記フォーク形伝達ロッド1216Fは、さらに図56に例示したように、往復動入力フォーク形ロッドスロット1211Cを貫通して延出している。前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aの1本も、前記フォーク形伝達ロッド1216Fを貫通して延出し、前記駆動ケーブル1247に平行している。図57は、前記駆動ケーブル1247に対する前記方向ケーブル1248の配置と、前記4本の三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの前記伝達管1200内での位置とをさらに例示している。
【0041】
図58〜図64のうちまず図58では、前記伝達管1200の操作端で前記選択軸受け1252内に載置された前記レバー1251は、本明細書で以上概説したとおり、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの操作により前記三日月形部材101の関節式連結を制御するために使用される。前記選択軸受け1252は移動自在に選択軸受けソケット1253C内に嵌装され、前記レバー1251の載置ポスト1251Aは、例示したとおり当該選択軸受け1252中央のレバー載置穴1252Cを貫通して延出する。このため、前記レバー1251は、前記選択軸受けソケット1253C内の前記選択軸受け1252と同調して指圧力と関節式連結を成し、本明細書で以下さらに詳述するとおり、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとを制御する。図58には、前記伝達管1200の操作端に対して前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248に近接した、前記頂部挿入部材1205Bと、頂部滑車1210Bと、前記底部挿入部材1205Aと、前記底部滑車1210Aとも例示している。これら要素の連結と、前記レバー1251の操作とは、本明細書で以下さらに説明する。
【0042】
さらに図59〜図64に例示したとおり、延出端でのループ状前記駆動ケーブル1247と、方向ケーブル1248とのペアは、前記伝達管1200の操作端から前方へ当該伝達管1200と、前記移行コーン1245と、前記延出管1240とを貫通して突出し、前記移行ガイドコーン1238から前記クリアランストンネル775Aおよび775Bを貫通して各駆動アクセスケーブル延出部140へと突出し、前記往復動ドライバ108および前記方向設定アクセスケーブル延出部141に連結し、前記駆動方向設定プレート134からそれぞれ延出している。例示のとおり、前記駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の端でのペアは、前記ジョイントボール780で収束し、当該ジョイントボール780の中央開口部780Aを貫通して、それぞれ駆動アクセスケーブル延出部140および方向設定アクセスケーブル延出部141へと突出している。同様に、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとは、図5に例示し以上で説明したように、前記移行ガイドコーン1238内に設けられ、前記ソケット775の4つの前記ベース部材の角776Aと776Bと776Cと776Dとへの間隔をあけた固定取り付け部へと延出した、移行ガイドコーン開口部1238Aと1238Bと1238Cと1238Dとをそれぞれ貫通して突出している。前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの反対端は、前記レバー1251の拇指と他の指とによる操作と、それに対応する当該選択軸受け1252の前記固定選択軸受けソケット1253に対する移動とにより、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの選択的操作を容易にするため、本明細書で以下さらに説明するとおり前記選択軸受け1252に連結されている。この操作の結果、前記三日月形部材101の図62〜図64に例示した位置への関節式連結が達成される。
【0043】
図1および図65〜78では、例示された前記方向作動装置1214は、スライド自在に前記伝達管1200を取り巻く管状ベース1214Cから延出した円盤形状の作動装置ボス1214Bを含んでいる。前記方向作動装置1214は、一対の固定された圧力対向環1211Aにより境界を成す管状のスライドスイッチ載置本体1211であって、前記方向作動装置1214の前記管状ベース1214Cの底面上に位置する一対の方向作動装置ボス1218Aを順次受容する一対のスライドスイッチ本体デテント1218が嵌装されたスライドスイッチ載置本体1211上に載置されている。さらに図65〜図68に例示したように、前記駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248は前記伝達管1200を貫通し延出して例示されており、前記駆動ケーブル1247は駆動ケーブルバネ止め1215Cが嵌装されている一方、前記方向ケーブル1248には類似した方向ケーブルバネ止め1215Dが設けられている。前記駆動ケーブルバネ止め1215Cおよび前記方向ケーブルバネ止め1215Dは、方向載置部材−方向載置部材バネ1215Aに連結されており、方向連結ロッド1217は、前記駆動ケーブルバネ止め1215Cおよび前記方向ケーブルバネ止め1215D(図65)に隣接して前記伝達管1200および前記スライドスイッチ載置本体1211内にそれぞれ位置する、同一の広がりを持った伝達管スライドスロット1200Aおよび載置本体スライドスロット1211Bを貫通して突出している。方向連結ロッド載置スロット1214A(図68)も、前記方向連結ロッド1217を受容するため、前記方向作動装置1214の前記管状ベース1214C内に設けられており、方向連結ロッド−方向載置部材バネ1215Bは、当該方向連結ロッド1217上の前記載置ボス1217Cを前記方向ケーブルバネ止め1215Dに連結する。これに応じ、再び図1および図65〜67では、前記伝達管1200に固定された前記スライドスイッチ載置本体1211上の前記方向作動装置1214のスライド操作により、前記方向連結ロッド1217が当該伝達管1200および前記スライドスイッチ載置本体1211をそれぞれ貫通して延出する前記同一の広がりを持った伝達管スライドスロット1200Aおよび載置本体スライドスロット1211B内の選択した位置に配置される。この作用により、本明細書で以下さらに説明するとおり前記固定経路方向設定プレート136(図示せず)を前記三日月形部材101(図1に例示)内の前記ケース102(図示せず)上の選択位置で選択的にロックし、前記三日月形部材101内の前記針部材50(図示せず)の回転方向を決定するため、前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248も、図66および図67に例示したように前記伝達管1200内で選択した方向へ移動する。
【0044】
図1と図58と図59と図65〜図68と図75と図76とでは、当該装置の前記ケース102に対する特定位置における前記固定経路方向設定プレート136のロックは、前記伝達管1200内での前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248の位置決めに依存する。前記駆動ケーブル1247も前記方向ケーブル1248も、図58および図75に例示したように、前記伝達管1200の操作端でループ上に配置される。図59に例示し本明細書で以上説明したとおり、前記駆動ケーブル1247の自由端は、前記往復動ドライバ108から延出した前記2つの駆動アクセスケーブル延出部140に連結されており、前記方向ケーブル1248の自由端は、前記駆動方向設定プレート134から突出した一対の前記方向設定アクセスケーブル延出部141に取り付けられている。前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248の反対側のループ端は、前記頂部挿入部材1205B内に回転自在に配置された前記頂部滑車1210Bと、前記底部挿入部材1205A内に回転自在に配置された前記底部滑車1210Aとの周囲に沿ってそれぞれ延出する(図75および図76)。この機械的配置が、図65〜図67に例示し本明細書で以上説明したとおり、前記方向作動装置1214の操作に応答して前記往復動ドライバ108および前記駆動方向設定プレート134を操作(し、その下層にある前記ケース102内前記固定経路方向設定プレート136を設定)するため、それぞれ前記頂部滑車1210Bおよび底部滑車1210Aの周囲に沿った前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248の移動を容易にする。前記方向連結ロッド−方向載置部材バネ1215Bおよび前記方向載置部材−方向載置部材バネ1215Aは、本明細書で以下説明する目的のため、前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248の相対位置に遅延を提供する機能を果たし、これにより、前記往復動ドライバ108およびそれに随伴する前記駆動方向設定プレート134(選択した設定の前記固定経路方向設定プレート136を伴う)の回転にも遅延を提供する機能を果たす。この遅延は、図65〜67で前記方向作動装置ボス1214Bの反対側のスライド位置に例示されている。
【0045】
図1と図58と図59と図75〜図78とを参照すると、前記頂部挿入部材1205Bは、当該頂部挿入部材1205Bおよび前記底部挿入部材1205Aが相互に縦方向にスライドするよう、前記伝達管1200内で前記底部挿入部材1205A上に着座している。前記頂部滑車1210Bは、滑車ピン1210Cにより回転自在に前記頂部挿入部材1205Bに固定されており、同様に、前記底部滑車1210Aは、随伴する滑車ピン1210Cにより回転自在に前記底部挿入部材1205Aに固定されている(図76および図77)。さらに図75および図76に例示したように、前記頂部滑車1210Bおよび前記底部滑車1210Aは、前記駆動ケーブル47の前記ループ端(図58)が前記頂部滑車1210B周囲でループでき、また前記方向ケーブル1248の前記ループ端が前記底部滑車1210A周囲でループできるよう、頂部挿入部材1205Bおよび底部挿入部材1205Aの中にそれぞれ設けられた空洞または開口部内の各滑車ピン1210C上で回転するようジャーナル(軸頚)が設けられている。本明細書で以上説明したとおり、前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248の延出端ペアは、前記駆動アクセスケーブル延出部140および前記方向設定アクセスケーブル延出部141内でそれぞれ固定されるよう、前記伝達管1200を貫通して突出している。前記頂部挿入部材1205Bおよび底部挿入部材1205Aは、さらに、図76および図78に例示したように、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとを収容するため、4本の縦方向で半径方向に間隔をあけたケーブル挿入部材クリアランス溝1255が設けられている。この配置により、当該三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの各一端の連結先である前記レバー1251および前記選択軸受け1252の操作に応答した、前記頂部挿入部材1205Bおよび前記底部挿入部材1205Aに対する前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの各々のスライドが容易になる。この作用が、本明細書で以下説明するとおり前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの反対端を前記ソケット775の四隅(図5)で受容する前記三日月形部材101を操作する。挿入張力調整用ネジ穴1205Eは、当該装置の操作中、前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248に対し必要に応じてそれぞれ張力を印加するための、前記頂部挿入部材1205Bおよび前記底部挿入部材1205Aの前記伝達管1200内における直線的な位置をそれぞれ独立に調整する調整ボルト(図示せず)の挿入を容易にするため、前記頂部挿入部材1205Bおよび前記底部挿入部材1205Aの各端内に設けられている。
【0046】
図1と図58と図59〜図64と図79と図80とでは、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの各操作端は、前記伝達管1200の操作端で、典型的にケーブルセットネジ1252Aにより前記選択軸受け1252(図79)に固定され、前記選択軸受け1252内に設けられた対応する軸受けケーブルスロット1252B内に着座している。レバー載置穴1252Cは、図58に例示したとおり前記レバー1251の載置ポスト1251A要素を受容するため、前記選択軸受け1252中央に設けられている。さらに、前記選択軸受け1252は、前記選択軸受けソケット1253の前記延出クリアランスホール1253C内に枢動するよう着座しており、当該選択軸受けソケット1253を前記伝達管1200の操作端上に載置するソケット載置延出部1253Aを有する(図58)。このため前記レバー1251は拇指と他の指による操作が可能で、これにより前記選択軸受けソケット1253内で前記選択軸受け1252を枢動させ、各前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとに前記ソケット775の前記ソケット空洞ベース776要素の前記ベース部材の角776Aと776Bと776Cと776Dとでそれぞれ固定された前記三日月形部材101(図80)の対応する関節式連結により、各当該三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの選択的張力調整を達成することができる。前記ジョイントボール780は前記移行ガイドコーン1238の延出端に固着されており、本明細書で以上説明したとおり回転自在な関節式連結関係で前記ソケット775を受容する。したがって前記レバー1251の操作は、図59〜図64に例示したように、前記移行ガイドコーン1238に対する前記三日月形部材101の自在な移動を効果的に容易にする。
【0047】
ここで図1と図40Aと図80〜図83とを参照すると、前記三日月形部材101の一端を載置し前記三日月形の針部材50の中間に取り付けられた前記糸50Aを扱うための、糸漸増アクセサリ1101が例示されている。典型的に単独で使用する場合、この糸漸増アクセサリ1101は、図40Aおよび図80〜図82に例示したように、前記三日月形部材101の前記進行アーム部材101Aとは反対側の前記受容アーム部材101B上に載置される。図40Aおよび図80〜図82を考慮すると、前記三日月形の針部材50は、この針部材50に後続する前記糸50を伴って、前記三日月部材101と、当該三日月部材101の前記進行アーム部材101Aおよび前記受容アーム部材101Bの間の前記間隙105(図6)と、前記糸漸増アクセサリ1101とを完全に一周できるよう、前記三日月部材101の前記固定経路部材104要素内に着座していることが理解される。前記糸漸増アクセサリ1101は、図80〜図83に例示したように、前記針部材50が縫合する材料100を横切る際、前記針部材50から延出した前記糸50Aのゆるい糸に先行する糸の先頭部50Dを扱い漸進させるよう構成されている。これに応じ、図80では前記針部材50は上面から見て反時計回り方向に回転しており、連続的なトンネル100A(破線で例示)を作るため、まず入り口100Bから前記材料100に進入して出口100Cから当該材料100を出る。これにより、前記糸漸増アクセサリ1101は、前記針部材50が前記トンネル100A内の移動を完了するとともに前記糸50Aを拾い、前記三日月形部材101が前記材料100の追加貫通用に配置される際の当該糸50Aのもつれを防ぐ。図81に例示したように、前記針部材50が回転し前記材料100を貫通するに伴って前記糸漸増アクセサリ1101により生じた前記糸50Aの緩みを手動で拾い上げるため、前記糸50Aの前記糸の先頭50Dは、スライド式フック50Eにより係合することができる。反対端つまり糸の尾50Cは、図80および図81に例示したように、前記入り口100Bにおいて前記材料100の反対端から突出する。図82は、前記材料100内の前記トンネル100Aの前記出口100Cから前記糸の先頭50Dが突出した際の、前記糸50Aの前記糸の先頭50D周囲における、切断された前記糸50Aの前記糸の尾50Cに対するループ作成技術を例示している。この移動操作により、典型的に前記糸漸増アクセサリ1101を使った前記糸50Aの最初の結び目または結ぶ縫い目の基礎が形成される。単一の縫い目または結び目で前記材料100の2部分を合わせて固定するための、前記糸50Aの前記糸の尾50Cおよび前記糸の先頭50Dの糸結びを例示した図83に例示したように、この結び目または縫い目は、これで実質的に完了である。
【0048】
図1と図40Aと図84〜図88と図90〜図93で詳しく例示されている前記糸漸増アクセサリ1101は、典型的に前記三日月形部材101の前記進行アーム部材101B(図88)上に載置された固定ハウジング1120により特徴付けられる。前記固定ハウジング1120は、当該ハウジング壁1120Bの後部からそれぞれ延出した固定ブレード1114を伴うハウジング壁1120Bと、高部移動自在ブレード1112と、移動自在ブレード1113とから成り、当該高部移動自在ブレード1112および当該移動自在ブレード1113は前記固定ハウジング1120内側に配置され、それぞれ凹型接触領域1114Aを有し、移動自在ハウジング1115内に設けられたフィンスロット1146内に各々配置された対応するフィン1145から突出している(図84)。前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113は、前記針部材50が前記三日月形部材101内を移動する際、前記糸50Aを受容し、前記凹型接触表面1114Aで当該糸50Aにそれぞれ選択的に係合するため、前記移動自在ハウジング1115内に設けられたガイドスロット1126A内へ突出している(図88)。作動プレート1134は、前記固定ハウジング1120の上および前記移動自在ハウジング1115の下にスライド自在に配置されている。図89に例示したように、第2の糸漸増アクセサリ1101Aを、前記三日月形部材101の前記受容アーム部材101B側の端上の前記ケースベース102A上に着座するよう構成することもできる。
【0049】
さらに図4と図84と図90と図91と図92と図94とに例示したように、ベース1121は前記作動プレート1134下の前記固定ハウジング1120の底部を構成しており、アクセススロット1144Aは前記ベース1121を貫通して直線的に延出し、前端方向へテーパーがかかり当該アクセススロット1144Aの前端で先細りスロット1144Bを成している。アクセス延出タブ1144は、前記アクセススロット1144A内にスライド自在に着座し、前記作動プレート1134(図91)に固定されており、動力伝達ワイヤ1140(図91)の一端への取り付け用の伝達ワイヤボス1142を受容している。前記動力伝達ワイヤ1140は、載置ボス1143であって、前記ベース1121上に載置され柔軟な管1141の一端を受容する載置ボス1143の開口部を貫通して延出し、前記柔軟な管1141は前記載置ボス1143に固定され、当該前記柔軟な管1141の反対端は、図4に例示したように第2ハンドル1261であって、当該第2ハンドル1260に取り付けられた第2ハンドルトリガー1261Bを有する第2ハンドル1261内で終了する。ヒンジ1121Aは、前記アクセススロット1144Aの後端と、前記アクセススロット1144Aを延出する末広のクリアランスノッチ1121Bの間の間隙をつないでいる。このため、本明細書で以下説明する方法で前記第2ハンドル1261(図4)内の前記第2ハンドルトリガー1261Bを操作することにより、本明細書で以下説明するとおり、縫合中、前記作動プレート1134とそれに取り付けられた前記移動自在ハウジング1115とを前記固定ハウジング1120内でスライドさせ、また前記糸50を扱う際、前記アクセススロット1144A内、および前記アクセススロット1144Aの前記先細りスロット1144B内での前記アクセス延出タブ1144のスライド移動が容易になる。図91および図92に例示したように、一対の枢動ボス1120Aは、前記ケース102内の対応するケースボス溝1120Dに係合し当該ケース102内の前記固定ハウジング1120をスライド自在に固定するため、前記固定ハウジング1120の各ハウジング壁1120Bの内側表面から延出している。
【0050】
再び図7と図84と図87と図90C〜図91と図93と図94と図95とでは、前記高部移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113は、前記移動自在ハウジング1115内に載置され、前記固定ハウジング1120内にスライド自在に着座しており、後者は典型的に前記三日月形部材101の前記進行アーム部材101Bの前記ケース102上に載置されている(図84)。前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113の収束角度は、後方の前記受容アーム部材101Bへ向かっている。さらに、一対の前記高部移動自在ブレード1112は、前記移動自在ハウジング1115のベースに関して前記移動自在ブレード1113より高い位置に配置されている(図84)。各高部移動自在ブレード1112および各移動自在ブレード1113の後部は、フィン1145を構成しており(図95)、各当該フィン1145は前記ブレード凹部1148背面にそれぞれ形成されたきついフィンスロット1146へと圧入されており(図84および図93)、これらブレードの曲がりは、薄いリーフ部1147であって、前記フィン1145を各前記高部移動自在ブレード1112および各移動自在ブレード1113の接触領域1149にそれぞれ結合させる薄いリーフ部1147だけに限定されている(図95)。前記移動自在ブレード1113および前記高部移動自在ブレード1112のタブ1118および長材タブ1118Aは、それぞれ三角形タブ部1118Bを有し(図94)、図94に例示したように、前記移動自在ハウジング1115の前記移動自在ベース1116のクリアランスホール1124を貫通して各々下方へ延出する。図94に例示したように、前記長材タブ1118Aは、前記高部移動自在ブレード1112より高い位置から前記タブ1118とともにさらに下方へ延出し、前記作動プレート1134内に整列して設けられた平行四辺形の穴1138に到達する。各前記タブ1118および各前記長材タブ1118Aは、これらの平行四辺形の穴1138を貫通して、前記固定ハウジング1120に対する前記作動プレート1134のスライド移動により制御される。この制御は、本明細書で以上説明し図90C〜図91に例示したように、前記作動プレート1134が、前記アクセススロット1144Aと前記アクセススロット1144Aを延長する前記先細りスロット1144Bとにわたり、移動の正常範囲1144C内および移動の拡張範囲1144D内でそれぞれ前後にスライドして往復動する際に、実施される。前記作動プレート1134は、さらに図86と図90と図90C〜図91とに例示したように、前記固定ハウジング1120の前記ベース1121と、前記ケース102の前記ベース102Aとの間の空間内でスライドする。この往復動および前記タブ1118および1118Aそれぞれとの接触により、前記糸58が前記三日月形部材101内での前記針部材50の回転により前記ガイドスロット1126A内に位置している場合、前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113は前記糸50Aと接触している場所で前記糸50A(図90C)に抗して内側へ曲がったのち、その曲がり作用を停止する。前記移動の正常範囲1144C内で前記作動プレート1134をさらに移動すると、各前記タブ1118および各前記長材タブ1118Aが継続的に操作され、この作用により、近位方向の前記移動自在ハウジング1115が前記固定ハウジング1120内での移動範囲の後部へと強制移動される。
【0051】
場合によっては、図89に例示したように、2つの糸漸増アクセサリ1101および1101Aであって、一方は前記三日月形部材101の前記進行アーム部材101A上にあり、他方は前記三日月形部材101の前記受容アーム部材101B上にある2つの糸漸増アクセサリ1101および1101Aの使用が必要なこともある。機械的作動装置の数は最小限に抑えなければならないため、前記糸漸増アクセサリ1101および1101Aは、単一の作動装置により作用するよう構成されている。これら2つの機能を1つの遠隔作動入力で遂行するため、各糸漸増アクセサリ1101におけるタブ1118および長材タブ1118Aの角度は、前記高部移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113の各平面に対し略垂直な平面内に設定される。この機械的構成により、前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113をそれぞれ曲げて前記針部材50と接触させるために前記作動プレート1134が移動しなければならない方向の逆転が容易になる。この作用により、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記高部移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113がそれぞれ前記糸50Aにロックされた状態で、前記作動プレート1134を駆動プレートとして機能させ、また前記移動自在ハウジング1115を前方へ引かせるよう使用することもそれぞれ容易になる。
【0052】
図4と図90と図91とにおいて、前記作動プレート1134は、剛性のある、しかし柔軟な動力伝達ワイヤ1140により前後に駆動される。この動力伝達ワイヤ1140は、前記ジョイントボール780の近位側へ延出し前記第2ハンドル1261上へ延出する主要な延出管(図示せず)内に設けられた柔軟な管1141内に収容されている。柔軟な前記動力伝達ワイヤ1140の反対端は、固定取り付け部から前記作動プレート1134へ下方に延出する前記アクセス延出タブ1144上に設けられた前記ワイヤ取り付け延出ボス1142に連結されている。前記アクセス延出タブ1144は、前記固定ハウジング1120のベース内の前記スロット1144を貫通する。前記柔軟な管1141は、前記アクセススロット1144Aの端付近で、前記固定ハウジング1120の前記ベース1121に取り付けられた前記載置ボス1143に固定されている。
【0053】
本発明の周回式縫合および糸結び装置を使った縫合時に、糸を引っ張り制御する最も簡易な技術は、図81に例示したスライド式フック50Eを使用することである。前記フックは前記糸50Aを捉え、湾曲したフック部でスライドさせて、当該フックが矢印方向へ向かって縫い目から引き離されるに伴いループを形成する。スライド式フックとしては種々のタイプが当該技術分野で知られており、現在縫合手術で使用されている。
【0054】
図98〜図108では、本発明の異なる別の好適な実施形態において、前記周回式縫合および糸結び装置を用いた縫合操作中に前記糸50Aを半自動的に取り扱うための技術は、糸を引っ張るフック/フック解除装置1000を含んでおり、このフック/フック解除装置1000は、実施される手順の性質に応じて二重実装バージョン1000A(図98および図104〜図106)として導入可能である。さらに図98〜図103および図102に特に例示したとおり、各前記内部ハウジング管1045は、引き込み自在なフック本体1010であって、さらに図99および図100に例示したとおり、間隔をあけた平行後部フック排出傾斜部1016およびそれに対応する平行前方フック面1012により構成された湾曲したプロファイルスロットを有して嵌装され、スライド自在に配置された内臓把持/排出/切断ブレード1020を有するフック本体1010を含む。前記把持/排出/切断ブレード1020は、さらに後方の把持/切断張り出し部1026と、その延出した前端にある準備用ブレード傾斜部1024と、前記把持/切断張り出し部26に対向して配置され外側へ延出する前方のブレード排出傾斜部1022とが嵌装されている。前記把持/排出/切断ブレード1020は、間隔をあけた一対の前記フック面1012がそれに対応する一対の前記フック排出傾斜部1016の前方に終了する位置と、間隔をあけた平面状糸持ち上げ準備傾斜部1014が前記フック本体1010の前端で終了する位置とに、前記フック本体1010(図102)内に成形された縦方向のブレードスライドスロット1010A内にスライド自在に配置されている。前記フック本体1010と、スライド自在に収容された把持/排出/切断ブレード1020とは、当該フック本体1010が前記内部ハウジング管1045に固定され、前記把持/排出/切断ブレード1020が当該内部ハウジング管1045およびフック本体1010の双方に対してスライドできるよう、内部ハウジング管1045内に着座している。プランジャディスク1065は、さらに図102に例示したように、前記内部ハウジング管1045上に設けられており、当該内部ハウジング管1045も当該プランジャディスク1065もハウジング管拡大部1042内に収容されている。同様に、第2プランジャディスク1065Aは、前記プランジャディスク1065から間隙を介して前記内部ハウジング管1045に固定されており、やはり前記ハウジング管拡大部1042内に収容されている。前記プランジャディスク1065および第2プランジャディスク1065Aは、前記内部ハウジング管1045を前記ハウジング管拡大部1042内で中央配置する機能を果たす。作動ワイヤ1050は、さらに図102に例示したとおり前記内部ハウジング管1045内にスライド自在に配置されており、本明細書で以下さらに説明するとおり、当該作動ワイヤ1050の操作により、前記フック本体1010の前記ブレードスライドスロット1010A内で前記把持/切断/排出ブレード1020をスライド自在に操作するため、前記把持/切断/排出ブレード1020に一端を固定されている。
【0055】
さらに図102および図102Aに例示したように、前記フック本体1010は、フック開放プロファイル1018(図102A)であって、本明細書で以下さらに説明するとおり前記糸50Aの操作用および切断用に1本の糸50Aを収容するため、互いに平行な前記フック排出傾斜部1016から互いに平行な前記フック面1012へ延出したフック格納スロット1070を構成するフック開放プロファイル1018(図102A)によりさらに特徴付けられる。
【0056】
図102および図103では、前記把持/排出/切断ブレード1020は、前記作動ワイヤ1050の延出端に固定されて例示されており、前記ブレード排出傾斜部1022から前記把持/切断張り出し部1026へ延出するブレード開放プロファイル1028が設けられている。さらに、前記把持/排出/切断ブレード1020の延出端上に設けられた前記準備用ブレード傾斜部1024も例示されている。
【0057】
図99〜図103では、前記内部ハウジング管1045であって、前記フック本体1010の前記ブレードスライドスロット1010A内で必要に応じて前記把持/切断/排出ブレード1020を延出する、または引き込むため、代替的により小さな補助ハウジング管1040A(図103)内に入れ子にはめ込むことのできる前記内部ハウジング管1045内に収容された前記作動ワイヤ1050を、本明細書で以下さらに説明するとおり操作することが可能である。例えば、さらに図102に例示したように、前記把持/切断/排出ブレード1020内の前記把持/切断張り出し部1026と、前記フック本体1010の前記フック排出傾斜部1016およびフック面1012とをずらすため、前記作動ワイヤ1050を前方へ押して、前記ブレードスライドスロット1010A内でブレード延出矢印1000Fの方向に前記把持/切断/排出ブレード1020をスライド自在に前方へ移動させることができる。あるいは、図99および図103に例示したように、前記フック/フック解除装置1000の対応するブレード開放プロファイル1028およびフック開放プロファイル1018の機能を助長するため、前記作動ワイヤ1050の逆操作により前記把持/切断/排出ブレード1020を逆行させて、前記フック本体1010に対し反対方向に当該把持/切断/排出ブレード1020をスライド自在に移動し、前記把持/切断張り出し部1026を前記フック排出傾斜部1016に整列させることができる。これらの場合、さらに図99および図100に例示したように、前記糸50Aのループは、前記ブレード開放プロファイル1028(図99)および前記把持/排出/切断ブレード1020に挿入したのち、図102に例示したように前記ブレード延出矢印1000Fの方向へ前記作動ワイヤ1050を前方操作することにより、当該糸50Aのループを切断するため(図100)、前方へ移動させることができる。さらに別の代替例として、図99および図101のように、前記糸50Aを前記ブレード開放プロファイル1028内に配置して、装置引き込み矢印1000Eで例示するように、縫合中、望ましい位置へと操作することができる。糸50Aの一部を操作したのち、切断されていない前記糸50Aのループを前記ブレード開放プロファイル1028から排出することが望ましい場合は、前記把持/切断/排出ブレード1020をブレード引き込み矢印1000G(図101)で例示した反対方向に操作して、前記ブレード排出傾斜部1022を前記糸50Aのループに接触させ、前記糸50Aのループを前記ブレード開放プロファイル1028から矯正的に移動させることができる。この操作は、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記把持/排出/切断ブレード1020に固定された前記作動ワイヤ1050の逆移動により達成される。このため、前記フック/フック解除装置1000は次のように糸を扱うため使用することができる。すなわち、上記のように、当該装置は必要に応じて前記糸を把持でき、当該糸を把持することなく移動でき、当該装置は糸を把持および切断でき、そして糸を把持したのち切断できる。
【0058】
ここで図98と図102と図104〜図108とを参照すると、図98と図104〜図106とに例示した前記二重実装バージョン1000Aのように、1つ以上の前記フック/フック解除装置1000を使用できることが理解される。前記二重実装バージョン1000Aは、同一設計である二重実装進行アームサイドフック1000Bおよび二重実装受容アームサイドフック1000Cにより特徴付けられる。前記二重実装進行アームサイドフック1000Bおよび二重実装受容アームサイドフック1000Cは、それぞれ典型的に対応する別個のハウジング管拡大部1042または補助ハウジング管1040A(図103)へと延出する内部ハウジング管1045(図102)により特徴付けられる。さらに、前記二重実装進行アーム部材サイドフック1000Bおよび二重実装受容アームサイドフック1000Cは、それぞれ、さらに図102に例示したとおり、フック本体1010と、スライド自在に動作する把持/排出/切断ブレード1020であって、前記フック本体1010の前記ブレードスライドスロット1010A内にスライド自在に配置された把持/排出/切断ブレード1020とを含むフック/フック解除装置1000を有する。このため、前記二重実装受容アームサイドフック100Cおよび前記二重実装進行アーム部材サイドフック1000Bを含む前記二重実装バージョン1000Aの設計および操作は、図98〜図103に例示した前記フック/フック解除装置1000に関し、実質的に上述の設計および操作と同じである。
【0059】
ここで図105および図106を参照すると、好適な縫合実施形態では、前記フック/フック解除装置1000の前記二重実装バージョン1000Aを使うと、二重実装進行アーム部材サイドフック1000Bおよび二重実装受容アームサイドフック1000Cをそれぞれ操作して例示のとおり前記糸の尾50Cおよび糸の先頭50Dにそれぞれ係合することにより、結び目または縫い目は、外傷部または切開部の内側の狭い場所でも結ぶことができる。この係合は、図98〜図103により本明細書で以上説明したように達成でき、さらに図105に例示したように絡み50Gを締めるため、前記二重実装進行アーム部材サイドフック1000Bの前記内部ハウジング管1045が装置延出矢印1000Dの方向へ前記補助ハウジング管1040Aから延出する一方、前記二重実装受容アームサイドフック1000Cの対応する内部ハウジング管1045は前記装置引き込み矢印1000Eの方向へハウジング管1040内部に引き込まれる。この方法で、前記二重実装進行アーム部材サイドフック1000Bおよび前記二重実装受容アームサイドフック1000Cをそれぞれ連続的に順次延出させ引き込むことにより、さらに図106に例示したように、前記材料100を追加材料100Dに結合する結び目または縫い目をきつくすることができる。
【0060】
図102と図107と図108とでは、図104〜図106に例示した前記フック/フック解除装置1000および前記二重実装バージョン1000Aの操作コンポーネントが例示されている。本明細書で以上説明したとおり、縦方向に前記二重実装バージョン1000Aされた前記フック/フック解除装置1000は、それぞれスライド式の把持/排出/切断ブレード1020を受容するフック本体1010に連結された内部ハウジング管1045を含み、図107および図108に例示したように、前記内部ハウジング管1045は、典型的にハウジング管拡大部1042においてハウジング管1040内に収納されている。図104〜図106を参照すると、前記二重実装進行アームサイドフック1000Bおよび前記二重実装受容アームサイドフック1000Cは、典型的に同一で別個のハウジング管1040および補助ハウジング管1040Aであって、それぞれ対応する各内部ハウジング管1045を受容してその曲がりを許容する対応するハウジング管拡大部1042をそれぞれ伴った、ハウジング管1040および補助ハウジング管1040Aをそれぞれ有することが理解される。さらに図107および図108に例示したように、前記ハウジング管1040は、例示のとおり互いに類似した設計で前記ハウジング管1040上で長さ方向に間隔をあけた、三日月形部材の載置部材1055および管状ハンドル取り付け載置点1058Aをさらに典型的に備えている。さらに図108に例示したように、前記プランジャディスク1065および第2プランジャディスク1065Aは、前記ハウジング管1040を貫通して突出する対応する内部ハウジング管1045に固定されており、当該内部ハウジング管1045の後端は、図108に例示したように、三位スイッチ本体1058Cであって、三位スイッチ作動装置1058Dを挟む三位スイッチ本体1058Cを受容する。図108からは、前記内部ハウジング管1045が前記ハウジング管1040内部でスライドし、そのスライド作用において、協動的にスペーサとして作用する前記プランジャディスク1065および第2プランジャディスク1065Aにより補助され中央配置されることが理解される。さらに図102では、本明細書で以上説明したとおり、前記作動ワイヤ1050は前記内部ハウジング管1045内部をスライドする。また図108に例示したように、前記三位スイッチ本体1058Cは双方とも前記内部ハウジング管1045に固定されており、より大きな前記三位作動装置1058Dは前記作動ワイヤ1050に取り付けられている。このため、固定された2つの前記三位スイッチ本体1058C要素間の前記三位作動装置1058Dの操作により、前記糸50Aの部分を切断するか(図100)、または図101に例示したように、前記糸50Aの部分を操作したのちそれら部分を前記ブレード開放プロファイル1028から排出するかするための、前記フック本体1010内の前記把持/排出/切断ブレード1020のスライド操作が容易になる。前記スイッチ本体1058Cを協動的に操作すると、前記内部ハウジング管1045が前記ハウジング管1040に対して延出され、また引き込まれる。
【0061】
再び図98および図108を参照すると、本発明の好適な実施形態では、柔軟な外側の前記ハウジング管1040は典型的に前記三日月形部材の載置部材1055により前記三日月形部材101の底面に取り付けられており、図104〜図106に例示した前記二重実装進行アーム部材サイドフック1000Bおよび二重実装受容アームサイドフック100Cの場合は、双方とも前記三日月形部材の載置部材1055によりそれぞれ前記三日月形部材101に取り付け可能である。前記柔軟な外側のハウジング管1040のそれぞれ、また単独使用の場合そのいずれかは、典型的に前記管状ハンドル取り付け点1058Aにより前記第2ハンドル1261に固定される。各内部ハウジング管1045は、本明細書で以上説明したとおり、前記把持/排出/切断ブレード1020を作動するため、前記第2ハンドルトリガー1261Bに固定される。
【0062】
操作中、本発明の前記周回式縫合および糸結び装置が図1〜図3に例示したように、前記糸漸増アクセサリまたは前記フック/フック解除装置なしで使用される場合、当該周回式縫合および糸結び装置は以下のように使用される。当該装置は、初期、1本の指を前記トリガー1267上に置いた状態で前記ハンドル1260により把持され、縫合する材料100に隣接する切開部または外傷部(図62)内で前記三日月形部材101を容易に位置決めするため、前記伝達管1200が選択的に軸回転自在に前記クレードル1276A内に配向され、当該クレードル1276により前記ハンドル1260に対して傾けられる。さらに図62〜図64に例示したように、前記三日月形部材101自体は前記ソケット775内に着座した前記ジョイントボール780の作用により操作されて、図1〜図4に例示した前記レバー1251の操作により、前記材料100に対して例示された3つの位置の任意の1つ、および他の任意の必要な位置へと配置される。拇指と他の指による前記レバー1251の操作により、図41に例示した前記4本の三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dの張力が選択的に調整され、典型的に図62に例示したような構成および位置で、縫合する前記材料100に対する前記三日月形部材101の望ましい配向が達成される。前記弓形の針部材50であって、典型的に当該弓形の針部材50中央に取り付けられた1本の糸50Aが設けられた前記弓形の針部材50は、時計回り方向または反時計回り方向に回転させられ、さらに図62に例示したように、前記針部材50に続く1本の糸50Aに前記材料100を貫通し延出させる。前記三日月形部材101に沿った前記針部材50の移動は、当該装置の前記ハンドル1260を把持しながら前記トリガー1267を強く引くことにより達成される。この作用が前記スプロケット1275(図55および図56)を矢印1257Aで示した方向へと回転させて、スライド自在に前記往復動入力つば部材1216を前記伝達管1200上で移動し、前記フォーク形伝達ロッド1216Fが前記往復動入力つば部材1216に取り付けられていることから(図56)、前記駆動ケーブル入力止め1247Aおよび1247Bにおいてループした前記駆動ケーブル1247に矢印1257方向の張力を印加する。ループした前記駆動ケーブル1247の2つの自由端は、前記往復動ドライバ108に取り付けられている間隔をあけた2つの前記駆動アクセスケーブル延出部140に連結されている(図6)。本発明の好適な実施形態では、前記トリガー1267を押し込むことにより前記駆動アクセスケーブル延出部140に力が印加され、前記往復動ドライバ108および前記駆動方向設定プレート134が前記ケース102に対し移動する。典型的に、1度完全に前記トリガー1267を押し込むと、本明細書で以下さらに説明するとおり、結果として図65に例示した前記方向作動装置1214の操作により決定される方向へ、前記針部材50が前記三日月形部材101内で完全に漸進する。このため、外傷部または切開部内において縫合する前記材料100に対し前記三日月形部材101の厳密な位置決めが実現される場合、前記トリガーバネ1282により元の位置へ付勢される、継続的かつ連続的な前記トリガー1267への指圧力により、オペレータが決定する間隔で、各反復ごとに、前記針部材により生じた開口部を貫通し前記針部材50に後続する前記糸50Aにより、前記材料100を貫通する前記針部材50の複数の漸進的通過がもたらされる。縫合操作中は大きい調整または小さい調整を行って、大きい漸進または小さい漸進により、前記伝達管1200を前記クレードル1276A内で選択的かつ漸進的に軸回転し、前記レバー1251を操作して前記三日月形部材101の前記伝達管1200に対する関節式連結の角度を変更し、前記クレードル1267Aおよびそれに着座した前記伝達管1200を前記ハンドル1260に対して揺らし傾けることにより、前記三日月形部材101をより最適で操作しやすい位置へ位置決めできる。このため、当該装置の設計を考慮すると、切開部および外傷部の開口部が大きい場合も非常に小さい場合も、オペレータにとり前記材料100の最適な縫合操作がしやすい精確な位置に、迅速かつ効率的に前記三日月形部材101を配置し維持できることが理解される。
【0063】
本明細書で以上説明したとおり、前記弓形の針部材50の前記三日月形部材101内での回転方向は、さらに図65に例示したように、前記方向作動装置1214の操作により選択される。前記作動装置ボス1214Bおよびそれに対応する前記管状ベース1214Cの、当該前記管状ベース1214Cの下層にある前記スライドスイッチ載置本体1211上での、間隔をあけた前記圧力対向環1211A間のスライドにより、まず対応する前記方向ケーブル1248の張力調整が達成され、次に前記駆動ケーブル1247の張力調整が達成される。前記駆動ケーブル1247の2端は、前記往復動ドライバ108から延出する間隔をあけた一対の前記駆動アクセスケーブル延出部140に取り付けられており、前記方向ケーブル1248の2端は、前記駆動方向設定プレート134から延出する間隔をあけた一対の前記方向設定アクセスケーブル延出部141に取り付けられているため、前記作動装置ボス1214Bの操作は、前記三日月形部材101内の前記ケース102上で、まず前記駆動方向設定プレート134を回転させ、次に前記往復動ドライバ108と、双方の下層にある固定経路方向設定プレート136とを回転させる(図6)。このため、図65に例示したように前記作動装置ボス1214Bがスライド自在に操作され、前記管状ベース1214C上の前記方向作動装置ボス1218Aが前記スライドスイッチ載置本体1211内の前記スライドスイッチ本体デテント1218に係合するよう調整されると、前記針部材50は典型的に反時計回り方向に回転するよう設定される。この針回転設定は、前記載置ボス1217Cに取り付けられ、スライド式前記方向作動装置ボス1218A(図66)により搬送される前記方向連結ロッド−方向載置部材バネ1215Bの操作により、まず前記方向ケーブル1248を張力調整して達成される。この作用により、図36および図37に例示したように、前記駆動方向設定プレート134および前記固定経路方向設定プレート136がともに前記ケース102および前記三日月形部材101に対し時計回り方向に回転する。さらに図36および図37に例示し本明細書で以上説明したとおり、前記固定経路方向設定プレート136は、デテント137Bおよびそれに隣接する入口止め137D、そしてクリアランス凹部137Fと、当該クリアランス凹部137Fの前端を終了させる範囲止め137Hとともに、典型的に前記三日月形部材101の前記受容アーム部材101B上で嵌装されている。本明細書で以上説明したとおり、反対側には類似コンポーネント、つまり典型的に前記三日月形部材101の前記進行アーム部材101Aが設けられている。前記針部材50を逆回転または時計回り回転させると、単純に前記進行アーム部材および前記受容アーム部材の機能がそれぞれ逆転する。このため、図38および図39に例示したように、前記方向作動装置1214の調整に応答して、前記駆動方向設定プレート134は、図22Aに例示したとおり間隔をあけた前記方向設定アクセスケーブル延出部141に印加された圧力により、まず固定された前記ケース102内を反時計回り方向に移動する。この作用により、その下層にある前記固定経路方向設定プレート136も図38に例示した位置から図39に例示した位置へと移動され、そこで前記ケース102上に設けられた前記ケースボス102Cが、前記固定経路方向設定プレート136内の前記入口止め137Cの上から延出し、隣接して対応する前記デテント137Aに係合する。前記固定経路方向設定プレート136のこの移動は、それより短い前記駆動方向設定プレート134の端と、当該固定経路方向設定プレート136上の対応する前記ボス136Aとの接触によりもたらされる。この接触が前記固定経路方向設定プレート136を図37および図38に例示した矢印の方向に強制移動させて、前記ケース102上の前記ケースボス102Dの、前記固定経路方向設定プレート136内に位置する前記デテント137Aとの係合をもたらす。このため、前記三日月形部材101がこの位置にある場合、その時点で前記往復動ドライバ108は前記駆動方向設定プレート134上で駆動位置にあるため、前記針部材50は、図55で上述したように前記トリガー1267への加圧および前記往復動入力つば部材1216の操作とに応答して、時計回り方向への漸進を余儀なくされる。この駆動位置は、前記方向載置部材−方向載置部材バネ1215A(図65)であって、前記駆動方向設定プレート134および前記固定経路方向設定プレート136が前記針部材50を反時計回り回転させる位置にある場合、前記方向ケーブル1248とともに前記駆動ケーブル1247を引き、前記往復動ドライバ108を前記ケース102内で駆動構成に着座させる前記方向載置部材−方向載置部材バネ1215Aの付勢によりもたらされる。
【0064】
1つのモードでは、図21に例示した前記固定経路方向設定プレート136の前記ケース102上での移動自在なロックにより、前記前傾したドライバブレード112Bが図8Aに例示したように前記針部材50に係合するよう、前記ドライバ108内の前記ドライバブレード112の前記リーフ張力調整タブ118および前記長材タブ118Aがそれぞれ曲げられるため、前記針部材50は前記三日月形部材101に沿って反時計回り方向への移動を余儀なくされる。さらに、前記ドライバブレード112の各セットは、前記往復動ドライバ108の平行四辺形の開口部を貫通し、前記駆動方向設定プレート134内へとすべて下方に延出するため、トリガーによる、ループした前記駆動ケーブル1247の張力調整に応答した前記往復動ドライバ108の後続回転が、上層にある不動の前記固定経路部材104と、下層にある不動の前記固定経路方向設定プレート136および前記ケース102とに対して、前記往復動ドライバ108と、前記針部材50と、前記駆動方向設定プレート134との協動回転を達成する。前記三日月形部材101内での前記針部材50の反時計回り方向の進行は、前記方向作動装置1214を図65に例示した位置とは反対に図67に例示したように再び操作して針方向の設定機構を変更するまで、前記往復動ドライバ108および前記駆動方向設定プレート134の前方および逆方向への漸進により継続する。この作用が、本明細書で以上説明したとおり、前記駆動方向設定プレート134の操作により、前記往復動ドライバ108とともに前記固定経路方向設定プレート136を前記ケース102上の反対方向へ移動させる。この移動により、前記ドライバブレード112の異なるセット(後傾したドライバブレード112C)が前記針部材50に係合し、図8Bおよび図24〜図29に例示したように、前記ケース102上における前記往復動ドライバ108および前記駆動方向設定プレート134の移動に応答して、当該針部材50を反対(時計回り)方向へと強制移動する。
【0065】
図81では、前記針部材50が前記三日月形部材101を反時計回り方向に移動するに伴い、例示のとおり、前記糸50は、前記トンネル100Aを貫通して前記入り口100Bから前記出口100Cへと引っ張られる。本発明の好適な実施形態では、縫合操作中前記糸50Aの前記糸の先頭50Dにループを作成し、前記針部材50の前記材料100を貫通する別の異なる回転用にさらなる緩みを提供するため、糸漸増アクセサリ1101を前記三日月形部材101の少なくとも1つの端、典型的に前記受容アーム部材101Bに載置することが望ましい。さらに、前記糸の先頭50Dのループ手動で位置決めするため、図81にも例示したスライド式フック50Eを使用することができ、あるいは図98に例示し本明細書で以下さらに説明するとおり、同じ目的でフック/フック解除装置1000を利用することもできる。これに応じ、前記三日月形部材101の前記受容アーム部材101B上に載置された前記糸漸増アクセサリ1101により、前記糸50Aの前記糸の先頭50Dのループのサイズは、本明細書で以下説明するとおり前記糸漸増アクセサリ1101の操作により制御される。
【0066】
図80と図81と図84と図87と図88と図97とでは、例示のとおり前記針部材50が縫合する組織の前記材料100を貫通して初期移動した後、前記糸漸増アクセサリ1101の前記固定ブレード1114は初期、当該針部材50が前記三日月形部材101に沿って糸を引くに伴い、前記糸50Aに係合する。次に前記糸漸増アクセサリ1101は、本明細書で以下説明するとおり、前記固定ハウジング1120に対し前記移動自在ハウジング1115を後方へ前記材料100から遠ざかるよう移動し、対応する前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113の前記タブ1118および長材タブ1118Aを曲げて、図84に例示した前記移動自在ハウジング1115の前記ガイドスロット1126Aを貫通して延出する前記糸50Aに前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113を係合させるよう操作される。前記三日月形部材101の前記進行アーム部材101B上の前記固定ハウジング1120に対する前記移動自在ハウジング1115の後方への移動を継続すると、前記糸50Aは前記トンネル100Aを貫通して図80および図88に例示した位置の前記出口100Cから、漸進的に、図81に例示した位置へと引っ張られ、これにより、望ましいサイズのループを前記糸50Aの前記糸の先頭50Dに形成する。このループ制御は、本明細書で以上説明したとおり、典型的に図81の前記スライド式フック50Eの作用、またはフック/フック解除装置1000(図98に例示)の作用により達成される。追加のトンネル100Aを前記材料100内に生じさせるための前記針部材50の追加回転は、前記糸50Aの前記糸の先頭50Dのこの緩みにより可能となり、前記糸漸増アクセサリ1101は、各場合ごとに上記の緩みを生み出すよう操作が可能である。
【0067】
図81〜図83では、前記糸漸増アクセサリ1101を使って前記糸50Aの前記糸の先頭50Dを図81及び図82に例示したようにループに形成する際は、図82に例示したように、縫合ループを前記糸50Aに形成して前記糸の先頭50Dの周囲で前記糸の尾50Cの自由端を前記糸漸増アクセサリ1101の前方へ延出することにより縫合を開始することができる。さらに、図83に例示したように、前記材料100の2つの部分は前記糸50Aの絡み合わせによる縫合で結合可能であり、当該縫合は例示のとおり前記材料100の隣接部分を貫通して延出する。この絡み50Gは、まず図82に例示した第1ループを締め、そして前記糸の尾50Cを前記糸の先頭50Dにくぐらせ、前記糸50Aに本結びまたは絡み50Gを構成するための第2ループを生じさせて作成する。
【0068】
さらに図89に例示したように、前記三日月形部材101では、追加糸漸増アクセサリ1101Aを前記進行アーム部材101Aに例示のように載置することにより、当該追加糸漸増アクセサリ1101Aを使用することができる。その場合、前記糸漸増アクセサリ1101および前記追加糸漸増アクセサリ1101Aの双方を上記のように操作して、前記糸50Aの前記材料100と、当該糸漸増アクセサリ1101と、当該追加糸漸増アクセサリ1101Aとの間にそれぞれループを作成して、結び目または絡み50Gの結束を容易にし、図80〜図83に例示したように、望ましい縫合を行うことができる。
【0069】
図4と図84と図87と図90と図90C〜図91とでは、前記糸漸増アクセサリ1101は、典型的に前記第2ハンドル1261上の前記トリガー1261Bを図4の例示のとおり押して、前記柔軟な管1141を貫通し延出する前記動力伝達ワイヤ1140を漸進的に延出させるか引き込むかして、図90A〜図90Cに例示したように、前記作動プレート1134および前記移動自在ハウジング1115を前記ケース102上で前記受容アーム部材101B上の前記固定ハウジング1120に対し前後に移動して操作する。この前方移動が、前記作動プレート1134と前記タブ1118との間の接触、そして前記作動プレート1134と、前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113の前記長材タブ1118Aとの間の接触をそれぞれリリースしてこれらのブレードへの圧力をリリースすることにより、前記高部移動自在ブレード1112および前記移動自在ブレード1113を開放する。これは図90Aに例示した前記ニュートラルの位置から、前記移動の正常範囲1144Cへ、そして前記移動の拡張範囲1144Dへの、前記作動プレート1134のスライド操作により起こる(図90B)。前記作動プレート1134は、前記高部移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113の前記タブ1118および長材タブ1118Aの延出端を受容するよう4つの前記平行四辺形の穴1138が嵌装されているため、また、これらのタブ1118および長材タブ1118Aは前記移動自在ハウジング1115から、当該移動自在ハウジング1115内で対応する整列したクリアランスホール1124を貫通して延出しているため、圧力は当該作動プレート1134の後方へのスライド移動(図90C)に応答して前記タブ1118および前記長材タブ1118Aの延出端に印加される。そして本明細書で以上説明したとおり、前記ケース102上での前記作動プレート1134および前記移動自在ハウジング1115の、前記移動の正常範囲1144Cでの双方向の前記スライド移動は、図4に例示したように前記第2ハンドル1261の前記トリガー1261Bを押すことに応答して、前記柔軟な管1141内で前記前記動力伝達管1140を選択的に延出する、または引き込むことにより達成される。これに応じ、前記移動自在ハウジング1115の前記ガイドスロット1126A内で、各前記移動自在ブレード1113および各前記固定ブレード1114を開放して、これらのブレードと前記糸50Aとの接触を解除するには、前記柔軟な管1141内へ延出している前記動力伝達ワイヤ1140により、前記作動プレート1134を前方へ強制移動させて、前記移動自在ハウジング1115を前記固定ハウジング1120内へ前方移動させる(図90B)。この作用により、前記移動自在ハウジング1115は、前記移動自在ブレード1113および前記固定ブレード1114が前記糸50Aに接触しないよう、前記固定ハウジング1120内で前記移動の拡張範囲1144Dの最遠位延出部へと延出可能になる。次に前記移動自在ブレード1113および固定ブレード1114は、前記動力伝達ワイヤ1140の逆移動と、前記移動自在ハウジング1115の前記固定ハウジング1120内の後方近位位置への逆移動(図90C)とにより前記糸50Aに係合させられ、この作用により、対応する前記タブ1118および前記長材タブ1118Aが後方へ曲がり、これらブレードの対向する列が互いに向かって内側へと延出して前記糸50Aに係合し、図82に例示したように当該糸50Aを前記材料100から引っ張る。前記作動プレート1134および前記移動自在ハウジング1115の各前後移動(図90Bおよび図90C)に応答して、前記移動自在ブレード1113および前記固定ブレード1114をまず前記糸50Aから係合解除し、次に前記糸50Aを前記移動自在ブレード1113および固定ブレード1114に係合させる手順における前記移動自在ハウジング1115の追加漸進移動により、図82に例示したように前記針部材50の前記材料100を貫通した追加回転を可能にするとともに図83に例示したように前記糸50Aの縫い目を構成し締めるための、前記糸50Aの前記糸の先頭50Dの十分に大きなループへの延出が容易になる。前記固定ブレード1114は、前記移動自在ハウジング1115の前記スライド動作中、前記糸漸増アクセサリ1101の前記ガイドスロット1126A内に前記糸50Aを維持するため、前記固定ハウジング1120上で定位置に残る。前記糸50Aを切断することなく前記糸漸増アクセサリ1101から除去することが望ましい場合、前記作動プレート1134は、図91に例示した前記アクセススロット1144Aおよび前記先細りスロット1144B内で前方へ(遠位へ)押されて、前記高部移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113を開放し、これらのブレードの前記糸50Aとの接触を除去する。前記動力伝達ワイヤ1140に圧力を印加してさらに前記作動プレート1134を前方へ強制移動すると、前記作動プレート1134に取り付けられた前記アクセス延出タブ1144が前記先細りスロット1144B内へ強制移動され(図91)、その作用が前記固定ブレード1114をも強制的に広げて前記糸50Aを前記糸漸増アクセサリ1101からリリースするに伴い、前記固定ハウジング1120の前記ハウジング壁1120Dが前記ヒンジ1121Aを支点として強制的に広がる(図84と図90Bと図91)。
【0070】
図89に例示したように前記三日月形部材101の前記三日月形のアーム部材101Aに追加糸漸増アクセサリ1101Aが取り付けられている場合、追加の柔軟な管1141および追加動力伝達ワイヤ1140(図示せず)に、前記糸漸増アクセサリ1101および前記追加糸漸増アクセサリ1101Aの双方を同時に操作させることで、当該追加糸漸増アクセサリ1101Aは前記トリガー1261Bおよび前記第2ハンドル1261に取り付け可能となる。
【0071】
再び図98〜図108において、前記フック/フック解除装置1000と、当該フック/フック解除装置1000前記二重実装バージョン1000Aとは、前記糸50Aを操作し、以下のように結び目または縫い目の結束を容易にするするために使われる。図108に例示したように、前記フック/フック解除装置1000は、単独で、かつ前記二重実装バージョン1000A内で使用される場合、ハウジング管1040および補助ハウジング管1040A(図106)により特徴付けられ、これらはそれぞれ前記ハウジング管1040の前端から延出する内部ハウジング管1045と、前記補助ハウジング管1040Aとをハウジング管拡大部1042において収容する。また各内部ハウジング管1045は、本明細書で以上説明したとおり、各前記内部ハウジング管1045に取り付けられた一対の三位スイッチ本体1058Cと、その中心に位置する三位スイッチ作動装置1058Dであって、前記ハウジング管1040および前記補助ハウジング管1040Aをそれぞれ貫通して延出する前記作動ワイヤ1050に固定された三位スイッチ作動装置1058Dとを受容するため、対応する前記ハウジング管1040および前記補助ハウジング管1040Aからそれぞれ後方へ延出している。適宜、前記内部ハウジング管1045内で前記作動ワイヤ1050を往復動させ、これにより前記把持/排出/切断ブレード1020を往復動させるための前記三位作動装置1058Dのスライド操作を、図102に例示している。本明細書で以上説明したとおり、三日月形部材取り付け載置点1058は、ネジや溶接などを非排他的に含む任意の便利な手段で前記三日月形部材101に取り付けられ、一方、前記管状取り付け載置点1058Aは、図4に例示した前記第2ハンドル1261に固定されている。
【0072】
図98および図104〜図106では、前記二重実装バージョン1000Aの個々の前記フック/フック解除装置1000の各前記内部ハウジング管1045は、前記作動ワイヤ1050およびそれに取り付けられた前記把持/排出/切断ブレード1020の前記内部ハウジング管1045内でのそれぞれの延出に応答して、図102Aに例示したように前記フック開放プロファイル1018内の前記糸50Aの前記糸の尾50Cを受容するよう操作される。この作用により、図102Aおよび図105に例示したように、前記糸の尾50Cの一部を収容するための前記フック開放プロファイル1018が生じる。同様に、前記第2フック/フック解除装置1000は、第2把持/排出/切断ブレード1020も前記糸の先頭50Dの一部を受容するためのフック開放プロファイル1018を構成するよう操作できる。そして、前記糸50Aの操作により図104に例示したゆるい結び目を結ぶには、典型的に、図105に例示したように結び目か縫い目か絡み50Gかを結ぶよう、前記二重実装バージョン1000Aの各フック/フック解除装置1000を前後方向に操作する。前記結び目または絡み50Gは、さらに図106に例示したように、前記二重実装バージョン1000Aの前記フック/フック解除装置1000の1つをさらに延出させ、随伴する前記フック/フック解除装置1000を逆操作することにより、さらにきつく締めることができる。
【0073】
このため、図98および図104〜図108からは、前記フック/フック解除装置1000と、特に前記フック/フック解除装置1000を2つ組み込んだ前記二重実装バージョン1000Aとは、図105および図106に例示した縫い目または絡み50Gを生じさせるため、前記糸50Aの前記糸の尾50Cと前記リリーフループ50Bと前記糸の先頭50Dとを含む種々の部分を操作するために利用できることが理解される。この操作は、図108に例示したように、各前記三位スイッチ作動装置1058Dであって、対応する一対の平行な前記三位スイッチ本体1058Cの間に位置する各前記三位スイッチ作動装置1058Dの、単独での、または前記三位スイッチ本体1050Cと協動での、別個のスライド自在な移動により達成される。
【0074】
図面および上記説明を考慮すると、本発明の前記周回式縫合および糸結び装置の前記双方向実施形態は、迅速で精確かつ便利な切開部および外傷部の縫合、そしてこれら切開部内に位置する器官および他の組織の縫合のための、オペレータによる素早く容易な位置決めが可能な卓越した柔軟性と実用性と操作のしやすさとにより特徴付けられることが理解できる。細長い前記伝達管1200は、前記弓形の三日月形部材を有する端に向かいテーパーがかかっており、ボールとソケットが載置され広い範囲で回転自在な選択されたサイズの弓形の三日月形部材で終了する延出管を構成しており、当該三日月形部材には、前記伝達管上に配置されたスライドスイッチの設定に依存していずれかの方向に前記三日月形部材内を移動する弓形の針部材が嵌装されている。また前記伝達管は、前記伝達管を回転自在かつ枢動的に操作してさらに前記三日月形部材を精確に決定した位置に配置するため、ハンドル上で枢動するクレードル上に載置されている。前記三日月形部材自体は、前記ハンドル、もしくは前記伝達管の操作端に位置するレバーを操作することにより、種々の位置へと前記延出管の端で容易に操作できる。前記湾曲した針部材は、組織内での縫合制御を容易にするため前記ハンドル内に設けられたトリガーを押すことにより、前記針部材より硬い種々の数のブレードハウジングおよびブレードを有するシステムを使って、前記三日月形部材内で時計回り方向または反時計回り方向へ選択的に駆動される。さらに、1つ以上の糸漸増アクセサリを前記三日月形部材の一端または両端に設けて、さらに針を回転させ、さらに糸結びか結束か縫合かを容易にするため、典型的に1つ以上のフック/フック解除装置によりオペレータが別操作して関節式連結により糸を絡み合わせ組織内に結び目および縫い目を生じさせることが可能な糸のループ作成を最適化することができる。
【0075】
図109〜図112Dを参照すると、本発明の前記周回式縫合および糸結び装置の好適な実施形態では、単一方向装置が全体として参照番号1Aで例示されている。図109および図109Aに例示したように、前記単一方向装置1Aは、ソケット775AAに載置された弓形の固定経路/ケース2により特徴付けられ、また前記固定経路/ケース2の壁内に設けられ、複数セットの固定経路ブレード12Eが嵌装された4つの等間隔の経路/ケースブレードハウジングボス11により特徴付けられる。前記固定経路ブレード12Eは、さらに図109に例示したように、前記固定経路/ケース2内に着座する弓形の針部材50の移動方向を指向したシェブロン(V字形)パターンを構成する対向配置に配列されている。4セット16枚の柔軟な固定経路ブレード12Eは、対向して配置された8枚ずつのセットに配列されており、典型的に各前記経路/ケースブレードハウジングボス11内に設けられている。各前記固定経路ブレード12Eは、丸い断面を有する前記針部材50にしっかり係合するための弓形の凹型接触プロファイル17であって、図109Dおよび図109Eに例示したように、上方へ延出して丸みのある頂部を有する端19を構成し、下方へ延出して丸みのある底部を有する端19Aを構成する弓形の凹型接触プロファイル17により特徴付けられることが好ましい。ブレードフロアクリアランス23は各前記固定経路ブレード12Eの底縁部と、前記固定経路/ケース2の針ガイドスロット26の床面との間に、本明細書で以下説明する目的で設けられている。前記固定経路/ケース2内の各経路/ケースブレードハウジングボス11同士の間の距離は前記針ガイドスロット26内で各開放ノッチ6を構成しており、さらに図109および図109Aに例示したように、これが弓形の連結部材9上で間隔をあけて設けられており前記固定経路/ケース2内に着座する往復動ドライバ8を構成する各前記ドライバハウジングボス10の移動を容易にしている。各前記ドライバハウジングボス10は、1セットのシェブロン形(V字形)のドライバブレード12Dによりさらに特徴付けられ、当該ドライバブレード12Dは、前記針部材50より硬く、当該針部材50の移動方向に配向され、本明細書で以下さらに説明する駆動機構により前記固定経路/ケース2を貫通して当該針部材50を前方へ駆動するため、当該針部材50に係合するよう構成されている。本発明の好適な実施形態では、各前記ドライバハウジングボス10は間隔をあけた16枚のドライバブレード12Dを含み、当該ドライバブレード12Dは対向して配置された8枚セットで配列され、図109Dおよび図109Eに例示した前記固定経路ブレード12Eと同じシェブロン形(V字形)と輪郭パターンがそれぞれ設けられている。このため図109を考慮すると、前記針部材50が図109に例示した位置に挿入された場合、当該針部材50は3つすべての前記ドライバハウジングボス10内と、4つすべての前記経路/ケースブレードハウジングボス11内とに同時に着座するよう構成されていることが理解される。1本の糸50Aは、前記針部材50の一端および針間隙105Aから延出し、当該針間隙105Aは針の尖った先端と、糸の取り付け点つまり前記針部材50の反対端との間として測定され、前記固定経路/ケース2の前記湾曲した進行アーム部材2Aおよび受容アーム部材2Bの各端の間として測定される前記間隙5に本質的に対応する。前記固定経路ブレード12Eおよび前記ドライバブレード12Dは、双方ともスロット(図示せず)により前記固定経路/ケース2内に固定されているか、または図109Dおよび図109Eに例示したように、鋳造されているかあるいは前記経路/ケースブレードハウジングボス11および前記ドライバハウジングボス10をそれぞれ構成する材料の単一部品からそれぞれ構築されている。さらに、前記ドライバハウジングボス10および前記経路/ケースブレードハウジングボス11に使われる構築用材料は、望ましい針載置部材に応じて異なり、前記ブレードの完全性を保障するに十分な強度を有し、前記駆動機構の漸進中、前記針部材50が各ブレードを容易に通過でき、当該針部材の逆行を遅延するに十分な弾力性を提供する硬質プラスチック、金属、繊維ガラスなどを含めることができる。
【0076】
再び図109および図109Aでは、前記往復動ドライバ8は、各前記ドライバハウジングボス10が対応するノッチ6の長さ全体にわたり前記固定経路/ケース2に対して時計回り方向および反時計回り方向に自由に漸進できるよう、図109に例示した方法で前記固定経路/ケース2内に着座していることが理解される。このため、当業者であれば前記ドライバハウジングボス10の数は連結部材9により変更でき、各ドライバハウジングボス10と、前記固定経路/ケース2の各ノッチ6内で対応する各経路/ケースブレードハウジングボス11との間におけるより長いまたは短い往復漸進を容易にするため、より多数または少数の経路/ケースブレードハウジングボス11を設けることができることがさらに理解される。一方で薄く低密度の組織の縫合を容易にし、他方で前記針部材50により高圧を印加する必要のある、すなわちドライバハウジングボス10内の各前記ドライバブレード12Dにより前記針部材50をしっかり把持する必要のある厚く筋張った高密度の組織の縫合をも容易にするには、種々の数の前記ドライバハウジングボス10および前記経路/ケースブレードハウジングボス11が必要になる。さらに図109と図109Dと図109Eとを考慮すると、各前記ドライバブレード12Dおよび前記固定経路ブレード12Eは、前記針部材50がインストールされると前記ブレードがわずかに曲げられ、さらに各前記ドライバブレード12Dおよび前記固定経路ブレード12Eの間における当該針部材50の前方移動にはほぼ抵抗がないが、当該針部材50が後方移動すると、後方へ力が加えられるほど増加する著しい抵抗が当該針部材50へ印加されるよう、前記針ガイドスロット26内で角度を成していることが理解される。
【0077】
ここで図109A〜図109Cと図109F〜図109Hと図109Iとを参照すると、本発明のこの実施形態の好適な態様では、前記往復動ドライバ8の駆動機構は、湾曲したベベルラック48であって、典型的に中央の前記ドライバハウジングボス10の下に位置する前記連結部材9に固定されたラックアクセスリブ48Gを有するベベルラック48により特徴付けられる。前記単一方向装置1が図109に例示したように組み立てられている場合、前記ベベルラック48の前記ラックアクセスリブ48Gは、図109Aおよび図109Dに例示したように、前記固定経路/ケース2の前記針ガイドスロット26内に設けられた湾曲したラックスロット48Cを貫通して延出するよう構成されている。これにより、図109Cに例示したように、前記ベベルラック48上に設けられた前記ラック歯48Lはベベルピニオンギア48A上に設けられた対応するギア歯48Kに係合することができる。前記駆動機構のこの態様の第1の好適な実施形態では、前記ベベルピニオンギア48Aは、当該ベベルピニオンギア48Aのベベル(かさ歯車)状になった表面全体に沿って延長するギア歯48Kの連続的なセットにより特徴付けられ、当該ギア歯48Kの連続的なセットは、柔軟なピニオンギアシャフト48Hであって対応する柔軟なハウジング管49を貫通して、図109Aに例示した従来のマイクロモーター48Bなど従来の駆動部へ延出するピニオンギアシャフト48Hに与えられた動力を受容するためのものである。前記従来のマイクロモーター48Bの操作は、前記固定経路/ケース2の対応する前記ノッチ6内で、前記ベベルラック48、ひいては前記往復動ドライバ8の前記ドライバハウジングボス10の漸進をもたらす。前記従来のマイクロモーター48Bは逆転自在であるため、当該従来のマイクロモーター48Bを順方向または逆方向に操作することにより、前記ノッチ6内で各ドライバハウジングボス10を時計回り方向および反時計回り方向に選択的に操作できるよう、前記往復動ドライバ8の前記漸進は双方向に実施可能となっている。この作用により、前記針部材50を前方、典型的に図109に例示した反時計回り方向への移動であって、図109Cに示したように、同じ方向へ前記ベベルラック48Aを強制移動させるための前記ベベルピニオンギア48の反時計回り方向の駆動に応答した反時計回り方向への移動が容易になる。前記往復動ドライバ8の逆漸進は、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記針部材50を戻さず前記往復動ドライバ8だけ元の駆動位置に戻すよう、前記従来のマイクロモーター48Bが逆転されて、前記ベベルピニオンギア48Aの回転方向が変更され、そのため前記ベベルラック48の移動方向が変更されると起こる。
【0078】
本発明のこの態様の異なる別の実施形態では、前記ベベルピニオンギア48Aのベベル部分に配列された前記ギア歯48Kは、図109Bに例示したように平坦なラック戻し部48Dにおいて不連続であり、前記平坦なラック戻し部48Dが前記ベベルラック48上の前記ラック歯48Lと対面する方向へ回転する際、前記往復動ドライバ8の元の漸進位置への自動的な戻りを容易にする。この作用は図109Iに例示した機械的配置であって、伸縮バネ48Eが前記ベベルラック48の前記ラックアクセスリブ48Gと、前記固定経路/ケース2の底部に取り付けられた固定された伸縮バネ載置部材48Fとの間に延出した機械的配置内で起こる。このため、前記平坦なラック戻し部48Dが前記ベベルラック48の前記ラック歯48Lに近づき、前記ギア歯48Kが前記ラック歯48Lとの係合を解除すると、前記ベベルラック48は前記伸縮バネ48Eの付勢作用で前記ラックスロット48C内での元の位置に戻り、前記往復動ドライバ8を自動的にもとの駆動位置へと再漸進させて戻す。
【0079】
本発明のこの態様のさらに異なる他の実施形態では、図110に例示したように、一対の湾曲したアクセス延出スロット41を、前記針ガイドスロット26の底部で互いに対向する一対の前記経路/ケースブレードハウジングボス11の間に設けることができ、また、図110と図110Aと図110Bとに例示したように、駆動ケーブル延出部40が前記往復動ドライバ8の各端上で対応するドライバハウジングボス10の下に設けられる。各駆動ケーブル延出部40は、前記アクセス延出スロット41内でのスライド式配置用、および一対の駆動ケーブル(典型的に図56および図57に例示した駆動ケーブル1247)の受容用に、対応する前記アクセス延出スロット41(図110)の1つを貫通して延出し、前記固定経路/ケース2の下から突出する。これらの制御ケーブルの反対端は、さらに図56および図57に例示したように、典型的に入力部1200Cおよび前記伝達管1200内の前記往復動入力つば部材1216などの駆動装置に連結され、これにより時計回りおよび反時計回り双方向への前記往復動ドライバ8の選択性漸進を容易にし、前記伝達管1200内の前記駆動機構または代替オペレータの操作に応答した前記ケーブルの操作により、前記固定経路/ケース2に沿って当該固定経路/ケース2内の前記針部材50の配向により決定される方向へ前記針部材50を漸進的に駆動する。
【0080】
本発明の前記周回式縫合および糸結び装置の異なる別の実施形態では、代替単一方向装置1Bの前記進行アーム部材2Aを図112および図112Aに例示しており、ここでは代替固定経路部材15A挿入部材が前記経路/ケースブレードハウジングボス11の代わりに設けられ、適切な組成のプラスチックなど弾性のある材料から構築され、例示のとおり一対の対向配置された前方へ角度を成す固定経路ブレード15GXを受容するよう構成されている。前記代替固定経路部材15Aは、代替固定経路ケース15の各端内の前記ロッキングボス15Bが当該代替固定経路部材15A内の対応するロックノッチ15Cに係合して当該代替固定経路部材15Aの当該代替固定経路ケース15内でのスライドを防止するよう、前記代替固定経路ケース15内に挿入されるか着座している。この実施形態の好適な態様では、各前記固定経路ブレード15GXは前記代替固定経路部材15A内で弾性のある固定経路ブレードホルダー15XX内に着座して、一端に拡大固定経路ブレード軸受けボス15HXが設けられており、この拡大固定経路ブレード軸受けボス15HXは、湾曲して細くなった軸受け穴開口部または頚状部15PXを構成した対応する固定経路部材軸受け穴15DX内に着座している。このため、各固定経路ブレード15GXは、当該固定経路ブレード15GXの一端が前記針部材50に接触した際、前記軸受け穴開口部または頚状部15PX内において反対端である各ドライバ軸受けボス15HXを支点に枢動可能となる。前記代替固定経路部材15A内の各前記固定経路ブレード15GXの配向角度は、前記代替固定経路ケース15内で前記針部材50が、図112および図112Aに例示したように前方矢印15Lの方向へ前方移動できても、さらに図112および図112Aに例示したように抵抗力矢印15Qの方向へは後方移動できないようになっている。各前記固定経路ドライバブレード15GXは、さらに図112および図112Aに例示したように、前記はり部材50に接触する前、前記軸受け穴開口部または頚状部15PXから成形したバネ拡張用予備空間15MXを貫通して延出する。さらに、前記固定経路ブレード15GX各側面の前記バネ拡張用予備空間15MXの長さ方向に沿って、それぞれ固定経路バネ空洞15FXと境界を成す固定経路バネ膜15EXがある。各前記固定経路バネ膜15EXは、プラスチックの薄壁など弾性のある材料から構築されており、前記代替単一方向装置1Aの前記代替固定経路ケース15を貫通した前記針部材50の反時計回り方向への移動により、対応する前記固定経路ブレード15GXに圧力が印加されると、当該固定経路バネ膜15EXを平坦にして隣接する各前記固定経路バネ空洞15FXへ近づけるのを容易にする。これに応じ、対向して配置された前記固定経路バネ膜15EXは各前記固定経路ブレード15GXに作用する衝撃吸収材および張力調整部材として機能し、これにより図112および図112Aにさらに例示したとおり、前記針部材50が望ましくない前記抵抗力矢印15Q方向へ後方移動するのを防止し、前記矢印50の前記前方矢印15L方向への前方移動をより容易にする。
【0081】
同様に、さらに図112および図112Aに例示したように、代替ドライバ7は前記往復動ドライバ8と略同形状に設定されており、前記代替単一方向装置1B内の前記代替固定経路ケース15および前記代替固定経路部材15A内に嵌装されている。前記代替ドライバ7は、少なくとも一対の対向配置され前方へ配向されたドライバブレード15Gを含み、各当該ドライバブレード15Gは拡大ドライバ軸受けボス15Hをそのベース部に有し、対応するドライバ軸受け穴15D内の弾性のあるドライバブレードホルダー15X内に着座している。このため、ドライバブレードホルダー15Xは、図109および図109Aに例示した3つの前記ドライバハウジングボス10内にそれぞれ設けられている。各ドライバブレード15Gの反対端は、図112および図112Aに示すとおり前記針部材50に係合するよう成形されており、当該ドライバブレード15Gは前記針部材50の移動に伴って、前記ドライバ軸受け穴開口部15Rとそれに対向して配置されたドライババネ膜15Eとの接触により前後へ曲がり、当該ドライババネ膜15Eは、対応するドライババネ空洞15Fとの境界を成し、それに対応する成形済みドライバ用予備空間15M内へそれぞれ延出するよう成形されている。このため、図112および図112Aを考慮すると、前記針部材50の移動に対する前記ドライバブレード15Gの移動を容易にする機構は、前記針部材50の対応する移動を伴った前記固定経路ブレードホルダー15XX内の前記固定経路ブレード15GXの移動を達成するための機構と同じであることが理解される。どちらの場合も、図112に例示し上述したように、ドライバブレード15Gおよび固定経路ブレード15GXは、それぞれ前記針部材50の前記前方矢印15L方向への移動を容易にするが、当該針部材のブレード抵抗矢印15KX方向および前記抵抗力矢印15Q方向への逆移動は遅延する。前記針部材50の端を前記代替固定経路ケース15の前記受容アーム部材2B内へと導くため、図112Aに例示したように、一対の角度付き差し込みガイド27Aも前記固定経路ブレードホルダー15XX上にそれぞれ設けられている。
【0082】
当該実施形態と、図112および図112Aに例示した前記固定経路ブレード15GXおよび前記ドライバブレード15Gの揺れをそれぞれ制御する手段との優位性は、厚いドライバブレード材料が使えるため、前記針部材50の後方移動に対する当該ブレードの抵抗能力を変えることなくより少数のブレードを使えることである。さらに、前記固定経路ブレード15GXおよび前記ドライバブレード15Gそれぞれの前記針部材50に対する精確な位置決めが容易になる。
【0083】
本発明のこの態様のさらに異なる他の実施形態であって、前記代替単一方向装置1Bおよび弾性のある代替固定経路部材15Aを利用する実施形態では、それぞれ代替固定経路ブレード保持ボス15HHHを有する一対の代替固定経路ブレード15GGGが、対応する固定経路構造的空洞15000内へ突出した弾性のある一対の代替固定経路保持支持部材15SS内に対向配置関係で載置される(図112B)。前記代替固定経路部材15A内部において、各前記代替固定経路ブレード保持ボス15HHHは、それに対応する前記代替固定経路ブレード15GGGを、対応する代替固定経路ブレード保持空洞15VVV内の定位置に着座させる。前記代替固定経路ブレード載置構造15TTは、平行する前記代替固定経路ブレード保持支持部材15SSSの後方へ向かいテーパーがかかっており、代替ブレード載置柔軟連結部材15UUであって、当該代替固定経路ブレード載置構造15TTおよび前記固定経路ブレード15GGG自体にさらなる柔軟性とまた弾性を提供する代替ブレード載置柔軟連結部材15UUを構成している。同様に、第2代替ドライバ7Aの弾性のあるドライバブレード載置構造15T内の代替ドライバブレード15GGは、対応するドライバブレード保持支持部材15S内に載置でき、このドライバブレード保持支持部材15Sは対応するドライバ構造的空洞1500内へ延出し、テーパーがかかってドライバブレード載置柔軟連結部材15Uを構成している。この載置構造が、前記針部材50の前記前方矢印15L方向への前方移動に応答して、前記代替固定経路ドライバブレード15GGの移動に柔軟性とまた弾性を与えている。またこの構造は、さらに図112Bに例示したように、前記針部材50が前記抵抗力矢印15Q方向へ後方移動しようとする傾向にドライバブレードが与える抵抗を促進する。一対の代替角度付き差し込みガイド27も、前記針部材50を前記代替固定経路部材15Aの前記受容アーム部材2B内へと導くため、図112Cに例示したように、各代替固定経路部材15Aの端に設けられている。さらに図112Dに例示したように、本発明のこの実施形態の好適な態様では、前記代替ドライバブレード15GG、そして前記代替固定経路ブレード15GGGと、前記固定経路ブレード15GXと、前記ドライバブレード15Gとの前記針係合端には、鋸歯状の領域15Nが設けられており、前記針部材50との各ブレード係合をより促進している。
【0084】
ここで図109と図109Aと図111〜図111Cとを参照すると、上述した任意の前記駆動機構(図示せず)が前記固定経路/ケース2(および前記代替固定経路ケース15)に沿って前記針部材50の移動をもたらすよう操作される場合、まず当該針部材50は、図109および図111に例示した位置から図111Aに例示した位置へと反時計回り方向に駆動され、前記単一方向装置1A(または前記代替単一方向装置1B、図示せず)の前記進行アーム部材2Aから前記受容アーム部材2Bにわたる前記開口部または前記間隙5(図109)内に配置された縫合する材料100を貫通する。図111Aに例示したように、前記ブレード50が前記材料100に進入するに伴い、各ドライバハウジングボス10が対応する経路/ケースブレードハウジングボス11に隣接する前記ノッチ6内を移動して、前記往復動ドライバ8(か、前記代替ドライバ7か、第2代替ドライバ7A)は前記針ガイドスロット26内へ漸進する(図109A)。これにより、各前記ドライバブレード12Dは前記針部材50に駆動関係で係合する。この時点で、前記駆動機構は逆転されて前記往復動ドライバ8か前記代替ドライバ7か前記第2代替ドライバ7A(図示せず)かを逆行させ、図111Aに例示した位置から図109に例示した元の位置へと前記往復動ドライバ8または他のドライバを再漸進させる。この作用が、前記針部材50の逆回転を防止する前記ドライバブレード12Dおよび固定経路ブレード12Eそれぞれの前傾配置により、前記針部材50を図111Aに例示した位置に残す。前記往復動ドライバ8(か前記代替ドライバ7か前記第2代替ドライバ7Aか)は、図109に例示した駆動モードの前記駆動機構により再漸進され、前記針部材50に接触中の前記ドライバブレード12D(か前記ドライバブレード15Gか前記代替ドライバブレード15GGG)は、前記針部材50を再び把持し、当該針部材50を前方の図111Bに例示した位置へ漸進させる。このとき前記往復動ドライバ8か前記代替ドライバ7か前記第2代替ドライバ7Aかは、図111Bに例示した位置にあるが、前記針部材50は前記材料100を貫通しさらに漸進されて前記単一方向装置1の前記受容アーム部材2Bに再進入済みである。この時点で、前記往復動ドライバ8(または前記代替ドライバ)は図109に例示した位置へ再び漸進し、そこで前記ドライバブレード12D(または上述した他のドライバブレード)が前記針部材50に再度接触し、当該針部材50を把持して前記針ガイドスロット26に沿って前記固定経路/ケース2内の図111Cに例示した位置へと強制移動させ、当該針部材50が前記針ガイドスロット26に沿って当該単一方向装置1の前記間隙5を横切りさらに漸進するに伴い(図109)、当該針部材50は、前記糸50A(破線で例示)をも前記材料100を貫通するよう引きながら、前記単一方向装置1内で完全に1周する位置に近づく。
【0085】
当業者であれば、本発明の前記単一方向装置1Aおよび1Bの実施形態は、本明細書で以上説明したとおり前記駆動機構の装置を変更できることによる使用法の柔軟性および簡潔性により特徴付けられることが理解される。再び図面を参照すると、ある場合には、前記ベベルピニオンギア48Aで湾曲したベベルラック48を操作し、本明細書で以上説明した方法で前記往復動ドライバ8を漸進させることができ、また前記ベベルピニオンギア48Aを順モードと逆モードとで選択的に操作して望ましい漸進をもたらすことができる。異なる別の実施形態では、前記ベベルピニオンギア48Aに前記ギア歯48Kが不連続的な平坦なラック戻し部48Dを設けて、前記伸縮バネ48Eの作用により前記ベベルラック48の自動逆転を容易にしている。さらに異なる他の実施形態では、往復的な駆動操作は、前記ドライバの望ましい漸進をもたらし前記針部材50に当該装置内を移動させるため、漸進駆動機構(図示せず)へ突出したケーブル(図示せず)の端を受容する下方に延出した駆動ケーブル延出部40により提供可能である。さらに、前記各ブレードは、すべての場合において前記針部材50より硬く、種々の経路部材に載置でき、前記固定経路/ケース2にも各ドライバにも載置でき、前記単一方向装置1Aにも前記代替単一方向装置1Bにも載置できて、縫合用に選択した方向への前記針部材50の移動を容易にしつつ、各ドライバが逆方向へ漸進した場合は当該針部材50の後方移動を遅延する。
【0086】
ここで図113〜図138を参照すると、前記周回式縫合および糸結び装置の異なる別の実施形態では、前記ハウジング220内に着座した複数のフォーク形ブレード225かより単純なフォーク形ブレード226か代替ブレード227かを操作するため、典型的に弓形のケース210へハウジング220およびドライバ230の上からスナップ式に挿嵌する弓形の固定経路部材240内で弓形の針部材50を漸進させる、フォーク形ブレード装置201が例示されている。前記ケース210には、間隙205であって、図113に例示したように、当該ケース210の互いに対面し合う端の間の距離にわたり、前記針部材50の尖った両端の間にわたる前記針間隙105Aとおおよそ同一の広がりを持つ間隙205が設けられている。図114では、前記ケース210は、一対の間隔をあけた湾曲したロッキングスロット210Eであって、それぞれ広い部分210Fおよび狭い部分210Jを有し、前記広い部分210Fは、本明細書で以下説明するとおりアクセス目的で前記ロッキングスロット210Eの両端に設けられているロッキングスロット210Eが設けられている。
【0087】
図115に例示したように、前記ケース210は、弓形の進路210Aであって、内側の壁210Bおよび外側の壁210Cにより境界を成し、ケース床210Dを貫通して延長する弓形の前記ロッキングスロット210Eを伴う弓形の進路210Aによりさらに特徴付けられる。さらに図114および図116に例示したように、ソケット775は前記ケース210の前記間隙205の反対側に取り付けられており、左側のクリアランストンネル775Aおよび右側のクリアランストンネル775Bは前記ソケット775に設けられ、図114に例示し本明細書で以下さらに説明するとおり、制御目的で設けられた一対の装置ケーブル1247および一対の方向ケーブル1248の進入を容易にする。
【0088】
図117および図117Aでは弓形のドライバが全体として参照番号230で例示されており、これには下方へ延出した一対のドライバタブ230Dが含まれ、各当該ドライバタブ230Dはドライバタブ延出部230Lと、前記ドライバタブ延出部230L上に設けられたドライバタブ溶接取り付け溝230Mとを有している。前記ドライバタブ溶接取り付け溝230Mは、溶接ビード230Pで前記制御ケーブルを各ドライバタブ延出部230Lに溶接し、本明細書で以下さらに説明するとおり各ロッキングスロット210Eを長さ方向に貫通した前記ドライバ230の漸進を制御するため、図114に例示し、図117Aに破線で例示した一対の前記駆動ケーブル1247の一端を受容するよう構成されている。3セットの軸受けスロット230Aも前記ドライバ230内に設けられており、それに対応する対向配置された軸受けスロット壁230Gが、各前記フォーク形ブレード225(図示せず)内のレバー225Dを本明細書で以下さらに説明するとおり枢動的に受容するよう、当該軸受けスロット230Aへと突出する。
【0089】
図118および図118Aでは、弓形のハウジング220がほぞ穴220Aとともにさらに例示されており、当該ほぞ穴220Aは延長してほぞ穴スロット220Bを構成し、各当該ほぞ穴スロット220Bには対応する座ぐりフライススロット220Eを有する座ぐりフライス220Dが設けられている。前記ほぞ穴220Aと前記ほぞ穴スロット220Bと前記座ぐりフライス220Dと前記座ぐりフライススロット220Eの各セットは、本明細書で以下さらに説明するとおり前記フォーク形ブレード225(図示せず)の各レバー225Dを当該座ぐりフライス220D内で受容するため、互いに間隙が開けられている。一対の下方へ延出したハウジングタブ220Gは、図114に例示し本明細書で以下さらに説明するとおり、一対の方向ケーブル1248を受容および溶接するため、前記ハウジング220の底面から突出し、ハウジングタブ延出部220Jとそれに対応するハウジングタブ溶接取り付け溝220K(図118A)が嵌装されている。さらに図118および図118Aに例示したとおり、前記ハウジング220は湾曲したハウジング内側の壁220Lによりさらに特徴付けられ、ハウジング端220Cで終了する。
【0090】
図114および図119に例示したように、前記ドライバ230および前記ハウジング220は、前記ハウジングに設けられた各ほぞ穴220Aおよび延長するほぞ穴スロット220Bが前記ケース210の前記内側の壁210Bおよび前記外側の壁210Cの間で上方に面するよう、機能的関係で前記ケース210に挿入されて例示されている。前記ロッキングスロット210Eおよび前記広い部分210Fのため、前記ハウジング220も前記ドライバ230もそれぞれ当該広い部分210Fを貫通して延出する前記ドライバタブ230Dと、ドライバタブ延出部230Lと、ハウジングタブ220Gと、ハウジングタブ延出部220Jとともに前記ケース210に挿入できることが理解される。さらに、前記ハウジング220およびドライバ230は、本明細書で以下さらに説明するとおり、2つの前記ロッキングスロット210Eの長さ全体にわたり前記固定ケース210内部で協動的に漸進が可能である。
【0091】
ここで図120を参照すると、前記弓形の針部材50は、間隔をあけた3つのフォーク形ブレード225の各頂面スロット225Aに着座して例示されている。前記針部材50は、典型的に前記針部材50の略中心に取り付けられた1本の糸50Aが嵌装されている。各前記フォーク形ブレード225の各前記頂面スロット225Aは、対向して配置された湾曲したブレード延出部225Eから成り、当該ブレード延出部225Eは、枢動軸部225Bから突出し、その下層で内側へ延出したレバー225Dを構成するベース部225Cに固定されている。前記ブレード延出部225Eの内側は、さらに湾曲して一対の内側ロック点225Gを構成しており、当該ブレード延出部225Eの反対側、つまり外側は対応する外側ロック点225Fを成すよう構成されている。このため、図120を考慮すると、各フォーク形ブレード225は、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記ハウジング220および前記ドライバ230(図示せず)の漸進に応答して、前記レバー225Dに対応する圧力を印加し、これにより内側ロック点225Gおよび外側ロック点225Fの直径方向に対向した各セットと前記針部材50との係合をもたらし、当該針部材50を時計回り方向または反時計回り方向へ駆動することにより、時計回り方向にも反時計回り方向にも回転可能になることが理解される。
【0092】
ここで図120および図121を参照すると、前記ハウジング220およびドライバ230は、(図120に例示したように、前記針部材50を収容した)3つの前記フォーク形ブレード225とともに前記ケース210(図121)にインストールされて例示されており、当該フォーク形ブレード225は、対応する前記ほぞ穴スロット220Bであって前記ほぞ穴220Aを前記ハウジング220内で延長させる前記ほぞ穴スロット220B内に回転自在に着座している。このため、前記フォーク形ブレード225は前記ハウジング220および前記ドライバ230の橋を形成し、これによりこれらの要素と、各前記フォーク形ブレード225であって各ほぞ穴スロット220Bの上へ延出し前記針部材50を前記頂面スロット225A内で受容するため各ブレード延出部225Eを露出させている各前記フォーク形ブレード225の上部との間での動きの制限を可能にしている。図120および図121を考慮すると、内側へ延出した各前記レバー225Dであって、対応する枢動軸部225B(図120)に取り付けられた各前記レバー225Dは、本明細書で以下さらに説明する目的で前記ドライバ230およびハウジング220(図121)の下に設けられていることがさらに理解される。
【0093】
図120および図122では、前記ハウジング220は、隣接する前記ドライバ230とともに機能的関係で配置されており、図120に詳しく示されているように前記フォーク形ブレード225の前記頂面スロット225A内に前記針部材50とともに配置されている。さらに、各前記レバー225Dは各フォーク形ブレード225の対応する前記枢動軸部225Bおよび前記ベース部225Cから前記ハウジング220内の各前記座ぐりフライススロット220E内へと延出し、それに対応した隣接する前記ドライバ230の軸受けスロット230Aから突出する。このため、適切なオペレータ(図示せず)の操作による前記ドライバ230に対して時計回り方向または反時計回り方向への前記ハウジング220の移動により、前記座ぐりフライススロット220Eの対応する壁と、前記ドライバ230の対応する前記軸受けスロット230A内へ突出する対応する軸受けスロット壁230Gとが各前記レバー225Dに接触してこれを枢動させることが理解される。この作用により、湾曲した各前記ブレード延出部225E上の対応する直径方向に対向した前記外側ロック点225Fおよび内側ロック点225Gのセットが前記針部材50に接触して、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記ハウジング220および前記ドライバ230の対応する反対方向への漸進により、前記針部材50の対応する漸進を容易にする。
【0094】
さらに図114と図120と図122とに例示したように、互いに間隙を介して前記ドライバ230の底部から前記ケース210内の前記ロッキングスロット210Eを貫通して下方へ延出した前記ドライバタブ230D(図114)は、各前記ドライバタブ230Dから突出した対応する前記ドライバタブ延出部230Lが、さらに図114に例示したように、前記ドライバ230操作のためそれぞれ前記駆動ケーブル1247を受容および固定する位置に来るよう配向されている。同様に、固定取り付け部から前記ハウジング220の底部へ下方に延出した一対の前記ハウジングタブ220Gには、前記方向ケーブル1248のセットまたはペア(図114)を受容および固定するため、対応するハウジングタブ延出部220Jが設けられている。前記方向ケーブル1248は、前記ケース210および前記ドライバ230に対し前記ハウジング220を漸進させ、各前記フォーク形ブレード225を枢動させることにより、直径方向に対向した前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gのセットにそれぞれ選択的に係合して(図120)、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記針部材50に接触し、当該針部材50の反時計回りまたは時計回りの回転を可能にするよう設けられている。
【0095】
図113と図123と図124とでは、例示した弓形の固定経路部材240は、下方へ延出した端部240Aで終了しており、当該端部240Aは間隙または開口部であって、各端部240A間に設けられ実質的に図113に例示した前記間隙205および前記針間隙105Aに対応する間隙または開口部を伴っている。一対の中間部240B(図124)も前記固定経路部材240内に例示されており、図124に例示したように、当該中間部240Bは当該固定経路部材240の平面下へ延出している。各前記端部240Aおよび前記中間部240Bの間には、さらに図124に例示したように湾曲したノッチ240Cも設けられ、ガイド溝240Dも間隙を介して前記固定経路部材240内に設けられており、当該ガイド溝240Dは、先の広がった円錐形の差し込みガイド240Gに通じ、前記固定経路部材240の前記中間部240Bおよび前記端部240A内に位置する。前記ガイド溝240Dは、本明細書で以下説明するとおり、前記ハウジング220および前記ドライバ230との漸進後、各フォーク形ブレード225を駆動配置へ戻す間、逐次漸進位置に当該針部材50を保持するため、前記針部材50よりわずかに小型になっている。互いに対向する経路カバー240Fは、実質的に前記固定経路部材240の全曲線に沿って延長し、弓形の糸スロット240Eを構成しており、当該糸スロット240Eは、前記針部材50より小さい直径を有することにより、当該針部材50が前記固定経路部材240内を移動する際、前記ガイド溝240Dと前記固定経路部材240と前記糸50Aのクリアランスとの中における当該針部材50の保持を容易にする。前記固定経路部材240は典型的にプラスチックで構築されており、永久的にするか、または必要に応じて前記針部材50をスナップ式に嵌脱できるよう使い捨てにすることができる。
【0096】
図125には、前記ハウジング220(定位置にある前記フォーク形ブレード225に隠れている)および前記ドライバ230(前記固定経路部材240の下に隠れている)とともに、前記ケース210を例示しており、当該固定経路部材240の前記経路カバー240Fは簡略している。さらに、各フォーク形ブレード225の前記ブレード延出部225E間で前記頂面スロット225Aに着座した、下層にある前記針部材50も例示している。このため、さらに図125に例示したように、前記針部材50は各フォーク形ブレード225の前記頂面スロット225A内、および対面しあう前記ブレード延出部225Eで互いに対向する対応する前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gの間に挿入されて例示されている。図125を考慮すると、前記固定経路部材240は、適切なタブおよびスロットの組み合わせ(図示せず)により典型的にスナップ式に前記ケース210に嵌着でき、図114に例示し本明細書で以下説明するとおり、前記ハウジング220および前記ドライバ230の双方を覆うことによって各駆動ケーブル1247の操作に応答した各前記フォーク形ブレード225の枢動作用を可能にすることが理解される。
【0097】
再び図1と図64と図65と図66と図77と図78と図114とを参照すると、各前記駆動ケーブル1247および前記方向ケーブル1248は、図114に例示したように、典型的に固定取り付け部から、それぞれ対応する前記ドライバタブ延出部230Lおよび前記ハウジングタブ延出部材220Jへ、前記ソケット775内の前記クリアランストンネル775Aおよび775Bを貫通して延出している。前記ソケット775と、前記駆動ケーブル1247と、方向ケーブル1248は、典型的に前記ジョイントボール780および前記移行ガイドコーン1238(図64)を貫通し、前記伝達管1200を貫通し、図1に例示した前記往復動入力つば部材1216および前記方向作動装置1214へそれぞれ延出する。その位置で、前記駆動ケーブル1247は、図41〜図55を参照して本明細書で以上説明したとおり、典型的に前記往復動入力つば部材1216および前記トリガー1267機構へと連結される。前記方向ケーブル1248は、図65と図66と図77と図78とを参照して上述したように、典型的に前記方向作動装置1214装置へと連結される。
【0098】
操作中の、前記フォーク形ブレード装置201(図113)の前記フォーク形ブレード225の1つをニュートラル構成で図126に例示した。図126は、フォーク形ブレード225であって、対向配置された前記ブレード延出部225Eにより構成される前記頂面スロット225Aを貫通して延出した前記針部材50を伴ったフォーク形ブレード225を例示している。対向して配置された前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gのセットは、各フォーク形ブレード225の前記レバー225Dが、まだ前記ドライバ230の前記軸受けスロット230A内で前記ハウジング220の回転に応答して回転させられていないため、前記針部材50には接触していない。
【0099】
ここで図126Aおよび図127を参照すると、各前記フォーク形ブレード225は、時計回りのブレード回転矢印250Bで示した時計回り方向に回転させられて、斜めまたは直径方向に対向した前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gのセットをより軟かい前記針部材50に接触させる。この接触は、例示のように前記フォーク形ブレード225の時計回り回転と、時計回りのハウジング/ドライバ/針部材回転矢印250A方向への前記ハウジング220の時計回り回転とによりもたらされて、ブレード回転矢印250B方向(図126A)への前記レバー225Dの時計回り移動を容易にする。これに応じて、前記ハウジング220内の前記座ぐりフライススロット220Eの端が、前記レバー225Dに接触することで、前記レバー225Bの延出端が前記ドライバ230の前記軸受けスロット230Aの前記軸受けスロット壁230G(図126Aに破線で例示)に係合するため、前記レバー225Dは、時計回りのブレード回転矢印250Bで示したとおりカム作用で時計回り方向に枢動する。その結果、前記針部材50は、この時点で反時計回りのハウジング/ドライバ/針部材回転矢印250C方向の前記ハウジング220および前記ドライバ230と協動して、反時計回り回転するよう位置付けられている。
【0100】
前記フォーク形ブレード225を前記針部材50に抗して着座させるための、前記時計回りのハウジング/ドライバ/針部材回転矢印250Aで示した時計回り方向の前記ハウジング220の初期移動は、本明細書で以上説明したとおり図1に例示したものなどの適切な方向作動装置1214装置を操作して図114に例示した2本の前記方向ケーブル1248を張力調整することにより達成される。さらに、前記反時計回りのハウジング/ドライバ/針部材回転矢印250Cで例示した、前記針部材50を同方向へ搬送するための、前記ハウジング220および前記ドライバ230のともに反時計回り方向の後続回転は、前記ドライバ230の前記ドライバタブ延出部230Lに取り付けられた2本の前記駆動ケーブル1247の反復的な張力調整により達成される。この作用は、典型的に、図1に例示した前記往復動入力つば部材1216およびトリガー機構1267の操作により開始され、前記ケース210の各前記ロッキングスロット210Eの長さ方向に沿って対応する前記ドライバタブ230Dを移動して、本明細書で以上説明したとおり前記ハウジング220と、前記ドライバ230と、前記針部材50とを反時計回り方向に前記固定経路部材240に沿って漸進させる。あるいは、本発明の種々の実施形態で例示および説明した、前記ハウジング220および/または、ベベルギア駆動コンポーネントと、直接的で柔軟なケーブル駆動コンポーネントと、ラックピニオン駆動コンポーネントとを非排他的に含む前記ドライバ230と連結した他の駆動機構を設けることもできる。
【0101】
ここで図128および図128Aを参照すると、前記針部材50を前記固定経路部材240に沿って時計回り方向に漸進させ駆動することが望ましい場合は、図126Aおよび図127に例示し上記で説明した反時計回り漸進の手順が次のように逆転される。前記フォーク形ブレード225は、前記反時計回りのハウジング/ドライバ/針部材回転矢印250Cで例示したとおり(図128)、まず前記ハウジング220の対応する初期の反時計回り回転により、反時計回り方向(反時計回りのブレード回転矢印250D方向)に回転させられる。この作用が前記フォーク形ブレード225の望ましい回転を生じ、例示したとおり前記フォーク形ブレード225の対応する前記ブレード延出部225E上で斜めまたは直径方向に対向した、前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gの各セットの、より軟かい前記針部材50との係合をもたらす。これに応じ、針に係合するこれら前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gは、前記ハウジング220および前記ドライバ230が協動的に前記時計回りのハウジング/針部材回転矢印250A方向に対応して回転した時点で、前記固定経路部材240の前記ガイド溝240D(図123)内で前記針部材50(図128A)を時計回りに回転させるよう配置される。図126Aおよび図127に例示した前記針部材50の反時計回り回転と同様、対応する前記フォーク形ブレード225の図128に例示した位置への反時計回り回転を生じるための前記ハウジング220の初期回転は、典型的に、図1に例示し本明細書で以下さらに説明するとおり、前記伝達管1200上に位置する前記方向作動装置1214に指圧力を印加して2本の前記方向ケーブル1248を張力調整することにより達成される。前記ハウジング220およびドライバ230の協動的駆動による前記針部材50の時計回り方向への駆動は、典型的に前記トリガー機構1267を使って2本の前記駆動ケーブル1247を張力調整し、前記往復動入力つば部材1216を漸進させることにより、さらに図1に例示したように達成される。
【0102】
ここで図1と図54〜図58と図113と図126Aと図127と図129〜図133とを参照すると、図126Aおよび図127に例示した手順で前記針部材50を反時計回り方向に漸進させる場合、図129に例示したように前記針部材50の経路上にある前記間隙205および針間隙105A(図113)内へ前記材料100が突出するよう、前記フォーク形ブレード装置201は、まず縫合する材料100に対して位置決めされる。次に、典型的に前記伝達管1200内の前記方向作動装置1214(図1)を操作して、まず図129に例示した構成で前記フォーク形ブレード225を枢動させることにより、前記ハウジング220を、図126Aに例示したように時計回り方向に漸進させる。前記フォーク形ブレード225のこの位置決めにより、図126Aを参照して説明したとおり各直径方向に対向した前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gが前記針部材50に係合し、図130に前記反時計回りのハウジング/ドライバ/針部材回転矢印250Cで例示したように、2つの前記ロッキングスロット210Eの長さ方向に沿った反時計回り方向への、前記ハウジング220および前記ドライバ230、そして前記針部材50の回転を容易にする。次に前記ハウジング220およびドライバ230は、典型的に上記の(図1および図54〜図58)前記トリガー1267および往復動つば部材1216の組み合わせなどのバネ作用により逆転され、前記針部材50を図129に例示した位置に残したまま、例示位置へ戻る。前記固定経路部材240内での前記針部材50のさらなる回転を図131に例示しており、ここで、針部材250は、前記固定経路部材240内の前記経路カバー240Fにより構成された前記糸スロット240E内を前記糸50Aが移動するに伴い、引き続き後続する前記糸50Aとともに前記材料100を貫通する。前記ハウジング220および前記ドライバ230の協動的な継続的順次漸進は、典型的に前記伝達管1200内の前記トリガー1267の操作によるもので、図132および図133に例示したとおり、前記針部材50により生じた前記材料100の開口部を貫通して当該針部材50に後続する前記糸50Aを伴った、前記固定経路部材240に沿った前記針部材の継続的な回転をもたらす。このため、前記針部材50は、あらゆるタイプの材料100に対し、すばやく効率的に縫合し多種多様な糸結びを生じるため、後続する糸50Aを周回させる能力を有する。
【0103】
図128および図128Aを参照し上述したように、前記固定経路部材240内での前記針部材50の時計回り回転は、まず前記ハウジング220の対応する反時計回り漸進によりもたらされ、次に図128Aに例示した前記針部材50の時計回り方向の漸進を容易にするための前記ハウジング220および前記ドライバ230の時計回り移動により達成される。さらに、前記針部材50の時計回りおよび反時計回り双方の漸進で、前記針部材50が図133に例示した位置へ回転する際、図40Aに例示した前記糸漸増アクセサリ1101などの糸取り扱い装置を前記ケース210に載置して、図40Aを参照して本明細書で以上説明したとおり前記糸50Aを漸増させることが可能である。
【0104】
ここで図134および図135を参照すると、図120に例示した前記フォーク形ブレード225の代替構成が簡易フォーク形ブレード226内に設けられている。この簡易フォーク形ブレード226は、レバー225Dから上方へ延出した内側ブレード226Dおよび外側ブレード226Eであって、例示のように当該外側ブレード226E上に外側ブレードロック点226Aを有し、当該内側ブレード226D上に内側ブレードロック点226Bを有する内側のブレード226Dおよび外側のブレード226Eを含む。このため、図135の前記時計回りのブレード回転矢印250Bで示し本明細書で以上説明した前記レバー225Dの時計回り方向の枢動は、斜めに対向した前記外側ブレードロック点226Aおよび前記内側ブレードロック点226Bの前記針部材50との各接触を容易にする。本発明の好適な実施形態では、各前記内側ブレード226Dおよび各前記外側ブレード226Eの前記針部材50構築材料に対する相対硬度は、前記外側ブレードロック点226Aおよび前記内側ブレードロック点226Bの、より軟かい前記針部材50との各接触により、前記針部材50の表面に圧痕226Cおよび刻み目226Fが成形されるか形成されるか切り込まれるよう選択される。これらの刻み目226Fにより、さらに図135に例示したように、各前記内側ブレード226Dおよび各前記外側ブレード226Eは前記針部材50をより把持しやすくなる。図127〜図133に例示した前記フォーク形ブレード225の実施形態の場合と同様、前記針部材50の漸進は、典型的に図1に例示した前記トリガー機構1267および前記伝達管1200内の対応する前記往復動入力つば部材1216の操作によりもたらされる。
【0105】
本発明の異なる別の好適な実施形態としては、図136〜図138にレバー225Dの嵌装された代替ブレード227が例示されており、当該レバー225Dには枢動軸部225Bが取り付けられ、この枢動軸部225Bには対向して配置されたブレードポスト227Aが載置されており、そのブレードポスト227Aの一方は一対の外側ロック点225Fを有し、他方には内側ロック点225Gが設けられている。上記で例示した実施形態と同様、前記外側ロック点225Fおよび内側ロック点225Gは、本明細書で以上説明したとおり前記ハウジング220および前記ドライバ230を協動的に反時計回り方向または時計回り方向に駆動することにより、前記針部材50に直径方向の対向関係で係合し、前記針部材50の前記固定経路部材240に沿った漸進をもたらすよう構成されている。
【0106】
再び図120と図125と図126Aとを参照すると、前記フォーク形ブレード225(そして前記簡易フォーク形ブレード226および前記代替フォーク形ブレード227)の設計は、駆動方向での前記針部材50の把持をより強固にし、一方で前記ハウジング220およびドライバ230の戻り中、当該針部材50への後方への加力を最小化することが理解される。例えば図126Aに例示したように、直径方向に対向した前記外側ロック点225Fおよび前記内側ロック点225Gは、前記針部材50の表面に2つの異なる傾斜部を提供する。各場合において針部材の漸進方向に対面する傾斜部はより急勾配で、後方への力に抵抗し、前記針部材50を前記固定経路部材240内で順方向に駆動する。この制御下、針進行とは逆向きの各ロック点の反対側傾斜部は、前記針部材50の表面に対して浅い角度に配置される。この設計により、前記ハウジング220およびドライバ230の逆行時、前記針部材50を後方移動させずに、前記外側ロック点225F(および226A)および前記内側ロック点225G(および226B)が、それぞれ針部材50表面上でスライドしやすくなる。
【0107】
当業者であれば、本発明のフォーク形ブレード装置が、図1に例示し上述した前記伝達管1200などのオペレータの操作に応答して前記針部材50を反時計回りまたは時計回りの方向に漸進させる装置をより単純かつ効率的にすることが理解される。さらに上記のように、多様に設計された外側ロック点および内側ロック点に係合して、当該装置の前記固定経路部材内における前記針部材の反時計回りまたは時計回りの漸進をもたらす種々のフォーク形ブレード設計が可能である。
【0108】
図139〜図156では、管状のフォーク形ブレード装置を全体として参照番号300で例示しており、これには略管形状の固定支持フレーム部材310であって、固定支持フレーム回転スロット332Dが設けられた下部固定支持フレーム管状部310D(図140)を有する固定支持フレーム部材310が含まれる。中央ポスト313Cは、前記下部固定支持フレーム管状部310Dから上向きに立設され、弓形の頂部313Dで終了しており、この弓形の頂部313Dは、さらに図140に例示したように、ノッチ311Aおよび311Bにより間隔を介して上向きに立設された3つの固定部分310Aと310Bと310Cとを含む。材料間隙305は、本明細書で以下さらに説明するとおり管状フォーク形ブレード装置300の操作に応答して材料100(図148および図149に例示)を受容し縫合するため、前記固定部分310Aおよび310Cに隣接して設けられている。前記間隙縁部305Bおよび305Cは前記材料間隙305を構成しており、この材料間隙305は、さらに図140に例示したように、本質的に弓形の針部材50の針間隙305Aの幅に対応している。前記針部材50は典型的に、尖った針の先端341Aおよび341Bを有し、例示のとおり典型的に当該針部材50の中央から延出する1本の糸50Aを含む。ただし、当業者であれば、針回転が単一方向のみの縫合に管状フォーク形経路装置300が望ましい場合は、当業者に知られている技術により、前記針部材50を一端だけ尖らせ、反対端に糸を取り付けてもよいことが理解される。
【0109】
さらに図139〜図141、特に図140に例示したように、不連続固定ガイド経路部材312は、前記針部材50を受容するため上向きに立設された前記固定部分310Aと310Bと310Cとの中にそれぞれ成形されており、固定部分張り出し部312Aと312Bと312Cも、逃げ溝の前記不連続固定ガイド経路部材312内に前記針部材50を維持するため、各前記固定部分310Aと310Bと310Cとの中にそれぞれ設けられている。前記針部材50は、さらに、特に図142〜図144に例示したバネ圧パッドアセンブリ314により前記不連続固定ガイド経路部材312内で定位置に維持される。前記バネ圧パッドアセンブリ314は、さらに、弓形のバネベース314Gであって、前記固定支持フレーム部材310の前記弓形の頂部313D内に設けられた対応する浅い凹部313Eに着座するバネベース隆起縁部314Hを有する弓形のバネベース314Gにより特徴付けられる。載置バネ314Dと314Eと314Fと(図142)は互いに間隙を介して前記バネベース314Gから上方へ延出しており、バネ載置摩擦保持パッド314Aと314Bと314Cとをそれぞれ受容する。このため、図139および図144を考慮すると前記バネ載置摩擦保持パッド314Aと314Bと314Cとにそれぞれ設けられたバネ円錐形差し込みガイド314Iおよびそれに隣接する経路部318Aと318Bと318Cとは、対応する前記固定部分310Aと310Bと310Cとの中に設けられた前記不連続固定ガイド経路部材312の反対側に設けられていることが理解される前記針部材50は前記不連続固定ガイド経路部材312と、前記バネ圧パッドアセンブリ314の対応する経路部318Aと318Bと318Cとの中で漸進するよう構成されているため、本明細書で以下説明するとおり、当該針部材50は、前記固定支持フレーム部材310の上部で360度回転する位置に維持される。
【0110】
再び図139〜図140を参照すると、中間管アセンブリ320には管形状の中間管下部320Cであって、開放された内部と、前記固定支持フレーム回転スロット332Dに実質的に整列して前記中間管下部320Cの壁を貫通する中間管回転スロット332Cとを有する中間管下部320Cが設けられている。中間管ポスト320Gは前記中間管下部320Cの頂縁部から上方へ延出し、湾曲した中間管上部320ABであって、対応する枢動するブレード350Aおよび350Bをそれぞれ受容するよう構成された、間隔をあけた一対のブレードハウジング320Aおよび320Bが設けられた湾曲した中間管上部320ABを載置している。前記中間管アセンブリ320の前記中間管下部320Cは、図139に例示したように、前記下部固定支持フレーム管状部310D内部に同軸に嵌装するよう構成されており、当該下部固定支持フレーム管状部310D内部で制限された範囲での回転を許されている。
【0111】
さらに図139および図140に例示したように、駆動促進部材330には、前記中間管アセンブリ320の前記中間管下部320C内部に同軸に嵌装される下部駆動促進管状部332(図139)が設けられている。駆動促進穴332Bは前記下部駆動促進管状部332の壁に設けられており、本明細書で以下説明する目的のため、位置決めピン332Aは前記駆動促進穴332Bを貫通し、整列された前記中間管回転スロット332Cおよび前記固定支持フレーム回転スロット332Dへ延出する。内部管状ポスト330Fは前記下部駆動促進管状部332から上方へ延出し、互いに間隙を介した第1レバレージ延出部330Aおよび第2レバレージ延出部330Bを成すよう成形された延出載置部材330ABの内部で終了する。
【0112】
再び図139〜図141を参照すると、前記管状フォーク形ブレード装置300が図139および図141に例示したように組み立てられる場合、バネ圧パッドアセンブリ314は、前記固定支持フレーム部材310上で各バネ載置摩擦保持パッド314Aと314Bと314Cとに相対してそれぞれ対応する前記固定部分310Aと310Bと310Cとともに前記弓形の頂部313D上に載置される(図139)。この配置が、前記バネ圧パッドアセンブリ314の対応する前記バネ載置摩擦保持パッド314Aと314Bと314Cとの中で成形された、前記固定部分310Aと310Bと310C内および各前記経路部318Aと318Bと318C内で対向し合う前記不連続固定ガイド経路部材312内における、そして前記中間管上部320AB上の前記管ブレードハウジング320Aおよび320B内に位置する不連続移動自在ガイド経路部材321内における前記針部材50の捕捉を容易にする(図140)。本発明の好適な実施形態では、前記針部材50は、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記管状フォーク形ブレード装置300の操作中、前記針部材50の回転移動にわずかな摩擦抵抗を与えやすくするため、前記不連続固定ガイド経路部材312および前記不連続移動自在ガイド経路部材321よりわずかに大型になっている。ただし、前記バネ圧パッドアセンブリ314が種々の直径を有する針部材50の受容を容易にしている。
【0113】
さらに図139と図140と図141と図145〜図146とに例示したように、前記ブレード350Aおよび350Bは、対応するブレードハウジング320Aおよび320B内に枢動するよう載置されており、それぞれ前記針部材50を受容するよう構成されているスロット350Cおよび350Dにより各々特徴付けられる。枢動ピン352Aおよび352Bは、対応する前記ブレード350Aおよび350Bの前記レバー354Cおよび354Dからそれぞれ下方へ延出している。好適な実施形態では、短い端352Cおよび352D(図示せず)は、前記中間管アセンブリ320の各前記ブレードハウジング320Aおよび320Bの移動自在部分張り出し部312Dおよび312E内にそれぞれ設けられた、張り出した逃げ溝突起354Aおよび354Bの下にそれぞれ挿入するため、前記レバー354Cおよび354Dのすり割り付き端からそれぞれ突出している。枢動軸受け穴322Cおよび322D(図示せず)は、それぞれ対応する前記ブレードハウジング320Aおよび320Bの各前記床322Aおよび322B内の上向きに立設されたシェルフ320Dおよび320Eの間にそれぞれ設けられている。好適な実施形態では、各前記枢動軸受け穴322Cおよび322Dには、斜面322Eおよび322F(図示せず)がそれぞれ設けられており、各前記ブレード350Aおよび350Bを対応する前記枢動軸受け穴322Cおよび322Dにそれぞれ挿入しながら、当該ブレードを対応する前記ブレードハウジング320Aおよび320B内で組み立てるため、各前記枢動ピン352Aおよび352Bの受容を容易にしている。このため、各前記ブレード350Aおよび350Bを前記中間管アセンブリ320の対応する前記ブレードハウジング320Aおよび320B内で組み立てる場合、当該ブレード350Aおよび350Bは、前記中間管アセンブリ320の前記中間管上部320ABの範囲内で前記ブレード350Bが当該針部材50の曲線に垂直に配置された際、対応する前記スロット350Cが前記針部材50に係合して、対応する前記不連続移動自在ガイド経路部材321内での前記針部材50の回転移動を可能にするよう、図146に例示したように対応する前記枢動ピン352Aおよび352Bを軸にそれぞれ(前記ブレード350Aに対して)枢動するよう制限される。ただし、前記ブレード350Aが図146の矢印で示したいずれかの方向に枢動する際は、本明細書で以下さらに説明するとおり、当該ブレード350Aの縁部および前記スロット350Cが前記針部材50に係合して、駆動方向への針部材50の漸進と、当該ブレード350Aを通過した反対方向への前記針部材50の滑りを容易にする。本発明の異なる別の好適な実施形態では、前記シェルフ320Dおよび320E内、そして前記ブレードハウジング320Aおよび320Bの対面し合う内壁内と、前記固定部分310Aと310Bと310Cと内の前記不連続固定ガイド経路部材312内とにそれぞれ形成された前記不連続移動自在ガイド経路部材321は、前記中間管上部320ABと、それに対応する前記弓形の頂部313Dの前記固定部分310Aと310Bと310C内の各前記ブレードハウジング320Aおよび320Bに沿って前記針部材50を回転させるよう導くための円錐形の入り口ガイド312Lが設けられている。
【0114】
さらに図141と図148と図149とに例示したように、各前記ブレード350Aおよび350Bの、対応するブレードハウジング320Aおよび320B内の各前記枢動ピン352Aおよび352B上での枢動は、前記駆動促進部材330の前記延出載置部材330AB内の対応する第1レバレージ延出部330Aおよび第2レバレージ延出部330B内の逃げ溝である(図148および図149)、空洞330Cおよび330D内にそれぞれ設けられた傾斜壁334Aと334Bと334Cと334Dとを提供することでより容易になる。これらの開口部により前記枢動ブレード350Aおよび350Bの各前記レバー354Cおよび354Dがそれぞれ自由に移動できるようになり、対応する前記枢動ブレード350Aおよび350Bの対応する前記スロット350Cおよび350Dとの境界を成す側面または縁部を捉えることにより、前記針部材50の選択的把持が容易になる。
【0115】
ここで図147を参照すると、代替ブレード設計では、前記枢動ブレード350Aおよび350B(図示せず)は、それぞれ前記レバー354Cおよび354D(図示せず)であって、上記のように前記駆動促進部材330のそれぞれ前記第1レバレージ延出部330Aおよび前記第2レバレージ延出部330B内の前記空洞330Cおよび330Dの一端で終了する(図148および図149)前記レバー354Cおよび354D(図示せず)により特徴付けられる。前記枢動ブレード350Aおよび350Bの反対端は、四角に区切られており、例示のとおり、前記ブレード350Aの端は、例示された前記ブレードハウジング320Aの弓形の前記移動自在部分張り出し部312Dの下に嵌装される。さらに、各前記枢動ピン352Aおよび352B(図示せず)は対応する枢動軸受け穴322C(図147)および322D(図示せず)を貫通して突出しており、図145に例示した前記ブレードハウジング320Aおよび320B内に対応する斜面322Eおよび322Fを提供する必要なく、各前記枢動ブレード350Aおよび350Bを対応する当該ブレードハウジング320Aおよび320Bに載置しやすくするため、1枚以上のディスク351A(図147)および351B(図示せず)が、皿穴351Kおよび351L(図示せず)内の各前記枢動ピン352Aおよび352B(図示せず)の延出端に圧入により嵌装されるか溶接されている。
【0116】
図150と図151と図152とに例示したように、本発明の以上に述べた実施形態等の好適な実施形態では、図151および図152に例示したように、底端の浅い空洞340Fと、その反対側上端の上部の浅い空洞340Jとを成すよう成形された針の目340Bを提供することにより、弓形の前記針部材50には1本の糸50Aが当該針部材50の中央またはその付近で貫装されている。前記糸50Aには、さらに図151および図152に例示したように、固定端つまり糸の先頭端340Cにおいて止め340Dおよび2次止め340Eが設けられている。前記止め340Dおよび2次止め340Eの間の領域は前記針の目340Bの前記底端の浅い空洞340Fおよび前記上部の浅い空洞340J内で前記糸50Aをきつく締める際、前記針の目340Bの内側の曲線に適合するよう凹型構成になっている。このため、前記糸の先頭端340Cは、本質的に前記針の目340Bの前記前記浅い空洞340Fを満たして、縫合操作中に張力が印加された際、前記糸50Aが前記針部材50から引き抜かれるのを防止する。本発明の好適な実施形態では、前記2次止め340Eから上方へ所定の距離だけ延出する前記糸50Aの部分は、前記針部材50の組織(図示せず)貫通を容易にし、前記糸50Aが前記針部材50に対し平坦に位置することで前記針部材50とともに前記糸50Aが組織を通過することによる組織の損傷を最小限に抑えるため、平坦なヒンジ340Hを成すよう構成されている。本発明のさらに異なる他の好適な実施形態では、前記糸50Aの前記平坦なヒンジ340H部分は、当該針部材の弧の長さの半分よりわずかに長い距離だけ当該糸の通常ゲージより小さくなっている。この距離を越えると、組織内での漏れを最小化するため、必要に応じて前記糸50Aの直径を前記針部材50の直径より大きくすることができる。
【0117】
ここで図153〜図158を参照すると、前記管状フォーク形ブレード装置300は、前記固定支持フレーム部材310の前記下部固定支持フレーム管状部310Dから突出する、外側の柔軟な管360を伴った主要管状延出部364に連結されて例示されている。さらに、中間の柔軟な管360Aは前記外側の柔軟な管360と同軸で、例示のように前記中間の柔軟な管360A上の対応するノッチボス360Nを受容するため、当該中間管下部320C内に設けられたノッチ360Mにより、前記中間管アセンブリ320の前記中間管下部320Cに連結されている。さらに、内側の柔軟な管360Bは、前記中間の柔軟な管360Aおよび前記外側の柔軟な管360と同軸で、前記駆動促進部材330の対応する前記下部駆動促進管状部332に連結されている。前記位置決めピン332Aは、さらに前記下部駆動促進管状部332の各前記駆動促進穴332Bと、前記中間管下部320Cの前記中間管回転スロット332Cと、前記固定支持フレーム部材310の前記下部固定支持フレーム管状部310Dの対応する前記固定支持フレーム回転スロット332Dとを貫通し延出して例示されている。このため、まず前記内側の柔軟な管360Bを操作し、次に前記中間の柔軟な管360Aを操作すると、前記駆動促進部材330の対応する漸進と、前記中間管アセンブリ320および前記駆動促進部材330の回転とがもたらされ、まず前記枢動ブレード350Aおよび350Bが前記針部材50に抗して対応する前記ブレードハウジング320Aおよび320B内でそれぞれ漸進し、次に前記針部材50が前記管状フォーク形ブレード装置300に沿って縫合のため回転する。前記位置決めピン332Aの許す移動範囲内で前記内側の柔軟な管360Bが漸進することにより、前記中間管アセンブリ320に対する前記駆動促進部材330の漸進が制限しやすくなる。この移動が、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記針部材50Aとの接触につながる各前記ブレード350Aおよび350Bの枢動を容易にし、前記針部材50の回転方向を決定しやすくする。
【0118】
再び図154および図155を参照すると、前記管状フォーク形ブレード装置300を操作して外傷部または切開部での縫合用の位置決めをすることが望ましい場合、望ましい場所への前記針部材50の位置決めは、3本のケーブル396のうち1本の張力を調整することで達成できる。前記ケーブル396は図155に例示した、前記外側の管状延出部364A内に設けられた対応するケーブル穴396Aと396Bと396Cとを貫通し、半径方向に間隙を介してそれぞれ適切なオペレータ(図示せず)へと延出している。前記ケーブル396の反対端は、図154に例示したように、一連の柔軟な管部360C〜360Lの第1の柔軟な管部360Cに取り付けられている。このため、前記ケーブル396のうち選択した1本を張力調整すると、前記外側の管状延出部364Aだけでなく、中間の管状延出部364Bおよび内側の管状延出部364Cも協動的に含め、前記外側の柔軟な管360を、図154に例示したように、典型的に破線で例示した位置へ容易に曲げられる。本発明の好適な実施形態では、前記柔軟な管部360C〜360Lは、前記針部材50による縫合用に望ましい位置への前記管状フォーク形ブレード装置300の位置決めが、隣接し合う各前記柔軟な管部360C〜360L間の摩擦により各前記ケーブル396の調整後も維持されるよう、典型的に「グースネック」装置として作用するよう構築されている。
【0119】
図154と図155と図156と図157と図158とに例示したように、前記管状フォーク形ブレード装置300は典型的に、延出構造390(図157)を使って、図148および図149に例示した縫合構成で前記針部材50を駆動するよう操作可能である。前記延出構造390は、図155に例示した前記外側の管状延出部364Aと、前記中間の管状延出部364Bと、前記内側の管状延出部364Cとを含み、前記中間の管状延出部364Bには、さらに図156および図157に例示したように、方向変更レバー397が嵌装されている。再び図156を参照すると、前記方向変更レバー397は前記中間の管状延出部364Bに連結されており、前記主要管状延出部364内で半径方向に内側へ延出して、設定バネ取り付け点397Dにおいて前記内側の管状延出部364Cに固定された設定バネ397Cに抗して載置されている。前記設定バネ397Cは、図156に例示した前記方向変更レバー397が時計回り方向に回転して、前記設定バネ397C内の例示位置から隣接する代替位置へと移動するよう、当該方向変更レバー397の延出端に抗して付勢される。この移動により、前記内側の柔軟な管360B内の前記内側の管状延出部364Cと、前記下部駆動促進管状部332と、前記駆動促進部材330上の前記第1レバレージ延出部330Aおよび第2レバレージ延出部330Bも回転する。この移動が、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記針部材50の縫合操作用に、前記ブレード350Aおよび350Bを時計回りまたは反時計回りの回転構成へさらに漸進させる。
【0120】
さらに図156と図157と図158とに例示したように、モーター398Fには、間隙付きギア398Dが取り付けられたモーター軸398Eが貫装されており、当該間隙付きギア398Dは、その外周部に沿って設けられた間隙付きギア歯398Iを有し、図156に例示したように、前記間隙付きギア歯398I間にギア間隙398Jが設けられている。さらに図156に例示したように、前記間隙付きギア歯398Iは典型的に対応する駆動ギア398の駆動ギア延出部398A上に設けられ、前記モーター軸398Eおよび前記間隙付きギア398Dの回転方向に応答して、駆動ギア398および前記内側の管状延出部364Cを時計回り方向または反時計回り方向にそれぞれ駆動するため、前記外側の管状延出部364Aの外周に沿って延長する前記駆動ギア歯398Hに係合する。再び図158を参照すると、本発明の好適な実施形態では、前記モーター398Fおよび前記間隙付きギア398Dを前記駆動ギア398の前記駆動ギア延出部398Aとの駆動関係で載置するため、延出管アセンブリインタフェース載置部399が前記主要管状延出部364上に設けられている。前記駆動ギア延出部398Aは固定取り付け部から前記内側の管状延出部364Cへと(前記中間の管状延出部364Bの前記中間の管駆動スロット398C、および前記外側の管状延出部364Aの外側の管駆動スロット398Bを貫通して)突出し、前記間隙付きギア398Dに係合するため、前記駆動ギア398は、前記間隙付きギア398Dの駆動に応答して、反時計回り方向にも時計回り方向にも移動することができる。この作用により、前記針部材50が前記管状フォーク形ブレード装置300に沿って回転する。さらに、前記間隙付きギア398Dには、間隙付きギア歯398Iがまったく設けられていない滑らかなギア間隙398Jが設けられているため、前記間隙付きギア398Dが回転して、対応する前記間隙付きギア歯398Iと、前記駆動ギア延出部398Aの前記駆動ギア歯398Hの係合とが解除される点へ到達した時点で、前記駆動ギア398および前記主要管状延出部364は、図156に例示した管伸縮バネ398Gの作用により元の位置へ戻る。
【0121】
さらに図157および図158に例示したように、前記主要管状延出部364は、前記主要管状延出部364を直線的に前方または後方へ移動して前記駆動ギア延出部398Aを前記間隙付きギア398から係合解除することにより、その縦軸の周りで回転することができ、これにより外傷部または切開部(図示せず)内または付近で前記針部材50を適切に配置することができる。これにより、必要に応じて前記主要管状延出部364の回転および前記ギアの再係合が可能になる。
【0122】
操作において、再び図140と図148と図149とを参照すると、前記針部材50は、前記バネ圧パッドアセンブリ314内の、前記固定部分310Aと310Bと310C、および前記経路部318Aと318Bと318C内の各前記不連続固定ガイド経路部材312内と、そして前記管状フォーク形ブレード装置300の前記ブレードハウジング320Aおよび320B内の対応する前記不連続移動自在ガイド経路部材321内を移動させられる。この移動作用は、典型的に、図153〜図158に例示した前記延出構造390の前記駆動ギア398および前記間隙付きギア398Dを使った、前記主要管状延出部364の操作によりもたらされる。縫合操作において、前記駆動促進部材330を漸進させ、前記ブレードハウジング320Aおよび320B内の各前記枢動ブレード350Aおよび350Bをそれぞれ枢動させ、前記針部材50選択した方向への回転を容易にするには、必要に応じて他の駆動システムも利用できることが理解される。
【0123】
このため、まず図148を参照すると、矢印方向への前記針部材50の時計回り進行が例示されており、前記中間管アセンブリ320の対応する前記ブレードハウジング320Aおよび320B内に位置する前記枢動ブレード350Aおよび350Bは、それぞれ反時計回り方向へ枢動され、より軟かい前記針部材50に個別または協動的に係合し、前記中間管アセンブリ320および前記駆動促進部材330の共回転に応答して、前記針部材50の望ましい回転をもたらす。前記針部材50の時計回り回転を達成するため、前記駆動促進部材330はまず、前記駆動促進部材330の前記延出載置部材330AB上に重ね合わされた矢印で例示された時計回り方向に漸進する。前記駆動促進部材330の(前記位置決めピン332Aに対し前記中間管回転スロット332Cの長さにわたる)前記回転移動により、さらに図148に例示したように、前記中間管上部320AB内で、前記傾斜壁334Aと、前記第1レバレージ延出部330Aの前記空洞330C内の前記レバー354Cとの接触、そしてそれに対応する傾斜壁334Cと、前記第2レバレージ延出部330Bの前記空洞330D内の前記レバー354Dとの接触がもたらされる。このため、図148での前記針部材50の位置を考慮すると、前記ブレード350Aの前記スロット350Cの尖った縁部は、より軟かい前記針部材50に接触しており、一方当該ブレード350Aは枢動構成にあるが、前記ブレード350Bは前記針間隙305A内にあるため前記針部材50に接触していない。前記中間管アセンブリ320および前記駆動促進部材330(協動的な、前記中間管アセンブリ320に重ね合わせた矢印で示した時計回り方向への)後続回転は、例示したように、それに対応する、前記針部材50に重ね合わせた矢印で示した時計回り方向への、前記材料100を貫通した、前記針部材50に後続する前記糸50Aを伴った、前記針部材による前記材料100の開口部を貫通した針回転を達成する。前記中間管アセンブリ320内の2つの前記ブレードハウジング320Aおよび320Bは、初期の漸進において、前記固定支持フレーム部材310の前記弓形の頂部313D内に設けられた各前記ノッチ311Aおよび311Bの長さ全体にわたり、前記駆動促進部材330とともに移動する。各前記ブレードハウジング320Aおよび320Bが前記固定部分310Bと310Cとで前記ノッチ311Aおよび311Bの端にそれぞれ到達すると、前記中間管アセンブリ320の回転方向が、典型的に前記管伸縮バネ398G(図156)の作用により逆転され、前記ブレードハウジング320Aおよび320Bおよび前記中間管アセンブリ320、そして前記駆動促進部材330の再漸進用の逆移動を容易にする。前記中間管アセンブリ320および前記駆動促進部材330がこのように逆転されると、バネ載置摩擦保持パッド314Aと314Bと314Cとにそれぞれ設けられた前記不連続固定ガイド経路部材312および前記経路部318Aと318Bと318Cより前記針部材の方が直径がわずかに大きいため、前記針部材50はその漸進位置に残る。さらに、前記バネ圧パッドアセンブリ314は対応する前記不連続固定ガイド経路部材312および前記経路部318Aと318Bと318Cとを貫通し移動しながら、前記バネ載置摩擦保持パッド314Aと314Bと314Cとを介して前記針部材50に圧力を印加するため、前記管状フォーク形ブレード装置300に沿った前記針部材50の異なる別の漸進用に前記中間管アセンブリ320および前記駆動促進部材330が再漸進する際、この圧力は前記針部材50を定位置に保持する機能を果たす。さらに、前記針部材50に係合する際の各前記ブレード350Aおよび350Bの位置により、前記管伸縮バネ398Gの操作により、前記ブレードハウジング320Aおよび320Bが逆回転で再漸進する際、前記針部材50は各前記スロット350Cおよび350D内でのスライドが可能である。
【0124】
図149に例示したように、前記針部材50を反時計回り方向に前記管状フォーク形ブレード装置300に沿って駆動することが望ましい場合、前記ブレード350Aおよび350Bは、まず前記レバー354Cおよび354Dにそれぞれ重ね合わせた矢印で示したように時計回り方向に枢動される。前記ブレード350Aおよび350Bのこの枢動は、反時計回り方向への前記駆動促進部材330の漸進によりもたらされて、前記傾斜壁334Bと、前記ブレードハウジング320Aの前記空洞330C内の前記レバー354Cとの接触、および前記傾斜壁334Dと、前記ブレードハウジング320Bの前記空洞330D内の前記レバー354Dとの接触をそれぞれ達成する。この枢動された位置での前記ブレード350Aおよび350Bのロックは、より軟かい前記針部材50に前記ブレード350Aの前記スロット350Cの尖った縁部がしっかり固定されることにより、当該針部材50が図149のとおり配置されているため前記ブレード350Bは当該針部材50には接触しないが、前記ブレード350Aだけで前記針部材50上の矢印で示した反時計回り方向に前記針部材50を回転させることができる。このため、前記針部材50は前記中間管アセンブリ320おおび前記駆動促進部材330が反時計回り方向に協動的に駆動されるに伴い、本明細書で以上説明したとおり図153〜図158に例示したものなど適切な操作装置により、前記材料100を貫通して例示のように後続する前記糸50Aとともに駆動される。
【0125】
図139〜図158を考慮すると、本発明の前記管状フォーク形ブレード装置300は、典型的に図155に例示したように望ましい構成で位置決め可能である。前記ケーブル396を利用して、実質的にいかなる縫合構成でも材料100の縫合を容易にすることが理解される。さらに、前記管状フォーク形ブレード装置300は、図153〜図158に例示し上述したように前記延出構造390と、前記駆動ギア398と、前記間隙付きギア398Dを含む、前記主要モジュール延出部364により操作可能であり、他の装置および技術を利用しても、前記駆動促進部材330を漸進させ、これにより前記ブレード350Aおよび350Bを前記針部材50に駆動構成で接触させて、図148および図149に例示したように、前記中間管アセンブリ320および前記駆動促進部材330の同軸動を容易にし、望ましい縫合を達成できる。さらに、前記針部材50の弧はその中央に典型的に図150〜図152に例示したように1本の糸50Aが嵌装されているが、前記針部材50を時計回り方向または反時計回り方向のどちらか一方に駆動する場合は、当該針部材50の前記管状フォーク形ブレード装置300内での位置に依存して前記糸50Aを当該針部材50の端に取り付けられることも理解される。さらに、それぞれ前記固定部分310Aと310Bと310Cとの前記不連続ガイド経路部材312、および前記バネ圧パッドアセンブリの前記経路部318Aと318Bと318C、および前記ブレードハウジング320Aおよび320B内の前記不連続移動自在ガイド経路部材321への前記針部材50の挿入は、典型的に前記針部材50のわずかな変形により達成され、これは、前記針の先端341Aおよび341Bを互いに向けて曲げ、前記針部材50の直径を小さくして、前記ブレードハウジング320Aおよび320B内の対応する前記固定部分310Aと310Bと310Cと、前記移動自在部分張り出し部312Dおよび312Eとの中に位置する各前記固定部分張り出し部312Aと312Bと312C内への当該針部材50のインストールを容易にすることによる。上記のインストール後、前記針部材50は、移動自在な前記ブレードハウジング320Aおよび320B内の前記不連続固定ガイド経路部材312および前記不連続移動自在ガイド経路部材321の前記外側の壁から、少量の摩擦抵抗を受ける。この抵抗が、前記管伸縮バネ398G(図56)上記の操作による、前記中間管アセンブリ320および前記駆動促進部材330の協動的再漸進に応答した、前記針部材の前方への漸進後の、前記針部材の後方回転防止に寄与する要因となる。
【0126】
本発明の前記周回式縫合および糸結び装置のさらに異なる他の実施形態を図159〜図166に例示している。まず図159および図161〜図163を参照すると、遊星歯車装置400は逆行自在な針移動装置であり、一端に1本の糸50Aが嵌装され、反対端は尖っている、湾曲した針部材50を受容する。弓形の前記針部材50は、これに相応した形状の固定経路部材404内に着座するよう構成されており、当該固定経路部材404は、前記針部材50の曲線を受容するよう湾曲した固定経路の外側の壁、つまり溝418(図162)を含む円形経路内で前記針部材50を導くため、その両端に固定経路張り出し部419および固定経路ベベル404Aを有する。前記固定経路部材404は、間隙405を有するディスク本体410内に設けられ(図160、さらに図162に例示)、典型的に複数の回転自在なベベル歯付きローター416であって、対応する円錐形の穴416A内にそれぞれ回転自在に着座する歯付きローター416が設けられている。本発明の好適な実施形態では、4つの前記歯付きローター416が、前記固定経路部材404の内周に沿って互いに間隙を介して位置する、対応する数の前記円錐形の穴416A内に回転自在に着座している。ただし、当業者であれば、前記遊星歯車装置400の寸法、および他の装置設計配慮に応じて、上記より大きいまたは小さい数の前記歯付きローター416を、前記ディスク本体410内の対応する円錐形の穴416A内に設けられることが理解される。円錐形中央ギア415は、前記遊星歯車装置400の前記ディスク本体の中央に回転自在に着座しており(図159)、中央ベベルギア415Cであって、柔軟な駆動軸420上に載置された対応する駆動軸ベベルギア420Bに係合するため、前記円錐形中央ギア415の底部から延出した中央ギアシャフト415A上に載置された(図161)、中央ベベルギア415Cを含む。前記柔軟な駆動軸420は、前記ディスク本体410のディスク底部410Aに取り付けられ前記中央ベベルギア415Cに駆動関係で係合するギア軸受けブロック420D内で回転するようジャーナル(軸頚)が設けられている。前記円錐形中央ギア415にも、上広がりで凹凸または歯を付けた勾配付き駆動表面415Fであって、さらに図161および図162に例示したように、前記歯付きローター416上の対応する勾配を付け、凹凸または歯を付けたローター表面417に係合する駆動表面415Fが設けられている。このため、前記柔軟な駆動軸ハウジング420A内部における前記柔軟な駆動軸420の回転は、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記駆動軸ベベルギア420Bおよび前記中央ベベルギア415Cに対応する回転をもたらして、前記円錐形中央ギア415および各前記歯付きローター416を望ましい方向へ回転させる。
【0127】
再び図159および図160を参照すると、前記遊星歯車装置400の前記ディスク本体410は、適切なオペレータ1240に一端で固定された延出取り付けプレート426により、関節式連結関係で当該オペレータ1240に取り付けられており、垂直配向したスイングプレートピン424Aにより隣接するスイングプレート424に連結している。この連結により、本明細書で以下さらに説明するとおり、4本の関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dと(図160)の順次操作に応答した、前記ディスク本体410の横方向の移動が容易になる。前記関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとは、さらに図159および図160に例示したように、典型的に前記オペレータ1240内部から、4つのケーブル用開口部1257を貫通し、前記ユニバーサルジョイントヨーク422のヨークアーム部材422Bへの固定取り付け部へそれぞれ延出する。一対の間隔をあけた平行なヨークブラケット422Cは、前記ユニバーサルジョイントヨーク422の2つの前記ヨークアーム部材422Bから延出しており、ヨークスイベルピン422Aにより前記スイングプレート424に固定されて、前記オペレータ1240に対する前記ディスク本体410の上下方向の関節式連結を容易にする。このため、再び図160を参照すると、前記遊星歯車装置400の前記ディスク本体410は、各前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとを操作し、前記オペレータ1240をその縦軸方向に手動回転することにより、本明細書で以下説明するとおり、いかなる望ましい方向にも関節式連結が可能となる。さらに図160に例示したように、フレーム部材420Cは、前記ユニバーサルジョイントヨーク422への固定取り付け部から前記ディスク底部410Aへ延出して、前記ユニバーサルジョイントヨーク422を前記ディスク本体410に固定する。
【0128】
ここで図161〜図164を参照すると、上記のように前記円錐形中央ギア415は、その底部から下方へと、前記ディスク底部410Aに設けられたギアシャフト開口部415Gを貫通して延出する中央ギアシャフト415Aを有し(図162)、図161および図162に例示したように、前記柔軟な駆動軸420に固定された、対応する前記駆動軸ベベルギア420Bに噛合する中央ベベルギア415Cが嵌装されている。さらに図161および図162に例示したように、中央ギア引っ張りバネ415Dは、下向きの力を前記円錐形中央ギア415に印加し、その凹凸または歯を付けた勾配付き駆動表面415Fを、前記歯付きローター416の、傾斜または勾配を付け凹凸または歯を付けた対応するローター表面417にそれぞれ係合させるため、前記ディスク底部410Aおよび前記中央ベベルギア415Cの平坦な頂部の間に嵌装される。これにより、図163に例示し本明細書で以下さらに説明するとおり、前記柔軟な駆動軸420の作用に応答した前記円錐形中央ギア415の回転が、各前記歯付きローター416を回転させ、前記針部材50に係合させて、前記針部材50が前記固定経路部材404に沿って駆動されるのを確実にする。前記円錐形中央ギア415は、同じ結果を達成するため、図166に例示したように、バネ座金などを非排他的に含む代替バネ構成によっても、各前記歯付きローター416に抗して下方への付勢が可能であることが理解される。
【0129】
ここで図165を参照すると、前記遊星歯車装置400の代替的な好適な実施形態では、2勾配を有する縁部414Aを有する代替中央ギア414であって、この2勾配を有する縁部414Aに適合するよう成形された凹型表面416CCを有する複数の代替凹型ローター416Cを含む、代替中央ギア414が例示されている。図159〜図164に例示した実施形態と同様、中央ギア引っ張りバネ415Dは、前記ディスク底部410Aの前記ギアシャフト開口部415Gを貫通して延出する前記中央ギアシャフト415A上に載置された前記中央ベベルギア415Cとの間に嵌装することができる。三日月形ディスク本体410の前記ディスク本体底部410Aは、例示のとおり各前記代替凹型ローター416Cに抗して前記代替中央ギア414を下方へ付勢するあるいは、図166に例示したように、前記中央ギア引っ張りバネ415Dにバネ座金415Eを代用して、同じ結果を達成することもできる。このため、さらに図165に例示したように、図159〜図164に例示した実施形態について以上説明した前記代替中央ギア414の駆動回転でも、各前記代替凹型ローター416Cの回転を生じさせることができる。前記代替凹型ローター416Cも前記針部材50に接触するため、当該針部材50は、前記三日月形ディスク本体410内で前記中央ベベルギア415Cの回転方向により決定する方向へ前記固定経路部材404内を移動する。
【0130】
同様に、再び図166を参照すると、図159〜図166に例示した前記円錐形中央ギア415は、前記三日月形ディスク本体410内に回転自在に嵌装することができる。代替歯付きローター416Bも前記三日月形ディスク本体410内に回転自在に着座可能で、各当該代替歯付きローター416Bは、凹型で外側へ広がった底部表面416BBと、勾配の付いた頂部表面416BXとを有し、前者は前記針部材50に駆動関係で接触し、後者は前記円錐形中央ギア415に係合して各前記代替歯付きローター416Bの回転を容易にする。前記ディスク底部410A内で前記ギアシャフト開口部415Gを貫通して延出する前記中央ギアシャフト415A上に載置された前記円錐形中央ギア415の前記勾配付き駆動表面415Fと、前記代替歯付きローター416Bの対応する前記勾配の付いた頂部表面416BXとの下向き圧力による係合は、例示どおり前記中央ベベルギア415Cおよび前記ディスク底部410Aの間に嵌装された代替バネ座金415Eの作用により確実となる。あるいは、本明細書で以上説明し図165に例示したように、同じ機能を得るため、前記代替バネ座金415Eを中央ギア引っ張りバネ415Dで置き換えてもよい。
【0131】
操作において、再び図159〜図165を参照すると、前記遊星歯車装置400は、前記固定経路部材404内を360度回転で、典型的に図163の針方向矢印428で示した反時計回り方向へ前記針部材50が移動して、図164に例示したように材料100を縫合できるよう、まず前記固定経路部材404内で前記針部材50を位置決めし、前記間隙405(図160)を配向して利用される。図163および図164に例示したように、前記針部材50の反時計回り方向への駆動は、適切なモーター(図示せず)を前記柔軟な駆動軸420(図161)に連結し、当該柔軟な駆動軸420を反時計回り方向に回転することにより達成される。この作用が、前記中央ベベルギア415Cを時計回り方向に作動させ、各ギア矢印428Aおよび428Bで示したように(図163)、前記円錐形中央ギア415を時計回り方向に駆動し、前記歯付きローター416を反時計回り方向に駆動して、対応する反時計回り回転を、前記固定経路張り出し部419により定位置に維持された前記針部材50にもたらす。前記円錐形中央ギア415は下方へバネ負荷がかけられて各前記歯付きローター416に係合するため、前記歯付きローター416の明確な駆動は、図162に例示したように、前記円錐形中央ギア415の凹凸または歯を付けた前記駆動表面415Fと、対応する前記歯付きローター416の対応する勾配または傾斜を付け凹凸または歯を付けた前記ローター表面417との各係合により達成される。当業者であれば、係合する各前記駆動表面415Fおよび対応するローター表面417は、必要に応じ、摩擦を強化する材料で凹凸をつけるか、溝または歯をつけるかして、望ましい摩擦接触または係合接触を促進し、前記円錐形中央ギア415の作用による前記歯付きローター416の明確な駆動を達成できることが理解される。各前記円錐形の穴416Aは前記固定経路部材404内へ延出するため、前記歯付きローター416は当該固定経路部材404の内部表面内へ延出し、対応する傾斜をつけた前記ローター表面417は前記針部材50にも係合して、当該針部材50(選択した回転方向に前記固定経路部材404内で配向されている)を当該固定経路部材404内で前記歯付きローター416の回転方向へ移動させる。
【0132】
図159および図160を考慮すると、前記三日月形ディスク本体410は、さらに図164に例示したように、図160に例示した前記オペレータ1240に対する関節式連結により、前記間隙405(図164)が縫合する前記材料100を受容するよう、操作して実質的にいかなる望ましい構成にもすることができることが理解される。この関節式連結は、図1と図58と図62と図63とに例示した本発明の前記実施形態で説明したとおり、対応する前記ケーブル用開口部1257を貫通して突出し、典型的にレバー機構およびレバー1251に連結する各前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aと1256Bと1256Cと1256Dとの操作によりもたらされる。このため、前記レバー1251を使って前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aに選択的に張力を印加すると、前記三日月形ディスク本体410が前記スイングプレートピン424A上で左へ回転される一方、対向して配置された前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Cへの張力が前記三日月形ディスク本体410を反対方向へ移動させる。同様に、前記レバー1251の操作により前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Bに張力を与えると、前記三日月形ディスク本体410が前記ヨークスイベルピン422A上を枢動しながら上方へ移動し、前記三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Dに張力を与えると、前記三日月形ディスク本体410がその反対方向、つまり下方へ移動して、さらに図164に例示したように、縫合する前記材料100および前記ディスク本体410の間で必要な位置の微調整を維持できる。
【0133】
ここで図165を参照すると、本明細書で以上説明したとおり、前記中央ベベルギア415Cの駆動による前記固定経路部材404内の前記針部材50の配向によって決定される望ましい方向へ、前記代替中央ギア414が回転すると、それに対応して前記代替凹型ローター416Cは反対方向へ回転し、前記針部材50を当該反対方向へ駆動する。同様に、図166では、選択方向への前記円錐形中央ギア415の回転は、各前記代替歯付きローター416Bの反対方向への回転をもたらして、上記のように、そして上記の目的で、前記針部材50を当該反対方向へ駆動する。
【0134】
当業者であれば、図159〜図160に例示した前記遊星歯車装置400の関節式連結機能は例示的なものであって、前記遊星歯車装置400の操作には、本明細書で本発明の他の実施形態を参照して以上説明した前記ボールおよびジョイント式の関節式連結を含む、実質的にあらゆる関節式連結オペレータを採用できることが理解される。図164に例示したように、前記材料100を縫合する際、前記ディスク本体410の材料100との関節式連結を容易にするため、前記遊星歯車装置400内に、当業者に知られている他の関節式連結技術を必要に応じて採用することも可能である。
【0135】
本発明の前記周回式縫合および糸結び装置のさらに異なる別の実施形態には、図167〜図176に例示した柔軟なローター装置500が含まれる。まず図167および図168では、前記柔軟なローター装置500は、弓形の固定経路部材504であって、その2つの開放端の間にある前記間隙505に対面する、各開放端上の円錐形差し込みガイド504Aを有する弓形の固定経路部材504を含む。前記固定経路部材504は、図170と図170Aと図170Bとに例示したように、弓形の前記針部材50を受容するため前記固定経路部材504内に設けられたディスク壁509および固定経路の外側の壁512を有するディスク510内に設けられている。保護プレート510Aは、典型的に、一対のピン510Cであって、対応する保護プレート取り付け穴511Aを貫通してそれぞれ延出し、図170に例示したように、その下層にある凹部形成壁511の壁穴510Bに着座した一対のピン510Cにより前記ディスク510上に固定されている。さらに図168および図170に例示したように、前記ディスク510の前記ディスク底部508には底部開口部508Aが設けられている。さらに、内向きの壁中央部の溝515Eは前記凹部形成壁511上に設けられており、当該壁中央部の溝515Eは、さらに図168〜図170Aおよび図174に例示したように、当該壁中央部の溝515E平面の外側へ延出する一対の平行な壁段部515Fにより境界を成している。
【0136】
再び図167および図168を参照すると、柔軟なローター515は、柔軟な外側のバンド515Aであって、この柔軟な外側のバンド515Aから内側へ渦巻きパターンでローターシャフト開口部516Aへと延出する柔軟なスポーク515Bを伴った、柔軟な外側のバンド515Aを含む。さらに図173および図174に例示したように、前記柔軟なローター515の前記柔軟な外側のバンド515Aは、平行に延出するローター段部515Dにより境界を成す湾曲したローター接触領域515Cを含んでおり、さらに図174に例示したように、前記柔軟なローター515が前記ディスク510内部で回転するに伴い、前記ローター段部515Dは、それに対応する前記凹部形成壁511の前記壁段部515Fと接触する。これに応じ、本発明のこの態様の好適な実施形態では前記ローター段部515Dおよびそれに対応する壁段部515Fには、自己潤滑性で、前記ディスク510内の前記柔軟なローター515の回転への抵抗を最小化するテフロン等の表面平滑処理が施されている。さらに、本発明の異なる別の好適な実施形態では、図173および図174に例示したように、前記ローター接触領域515Cは、前記針部材50を固定しつつリリース自在に係合し、前記柔軟なローター515の回転に応答して当該針部材50を前記固定経路部材504に沿って駆動するよう、研磨性または凹凸を付けた材料で設けられている。
【0137】
ここで図170Aと図170Bと図171と図172とを参照すると、当業者であれば、前記柔軟なローター515は、反時計回り回転(図171)または時計回り回転(図172)用に前記ディスク510内に配置できることが理解される。図170Bに例示したように、前記柔軟なローター515は、矢印方向の反時計回り回転用に前記ディスク510内に配置され、前記針部材50は、典型的に例示のとおり前記針部材50の中心点に取り付けられる1本の糸50Aを伴って前記固定経路部材504内で反時計回り回転するよう配置される。このため、図170Bを考慮すると、本明細書で以下説明する駆動機構による前記ディスク510内での前記柔軟なローター515の反時計回り回転は、前記針部材50を前記固定経路部材504だけでなく図167に例示した前記間隙505内でも同じ方向へ移動させることが理解される。前記糸50Aが前記弓形の針部材50の略中心点に取り付けられる本発明の他の実施形態と同様、前記糸50Aは、本明細書で以下さらに説明するとおり、縫合のため針部材の回転に後続する。さらに、図170と、再び図170Bとを参照すると、前記保護プレート510Aが典型的に前記ピン510Cによって前記ディスク510上に固定される場合、前記ディスク510の曲線長全体を移動する前記糸50A用にクリアランスを設けるため、前記保護プレート510Aおよび前記固定経路の外側の壁512の外周または周囲には十分な空間が設けられる。
【0138】
前記柔軟なローター装置500の駆動は、前記ローターシャフト516が、図173および図174に例示したように、前記柔軟なローター515の前記ローターシャフト開口部516A、および前記ディスク510の前記底部開口部508Aに貫装される、典型的に図173に例示した複数の装置および技術のうち、任意の1つによって達成できる。キャップ516Eは、前記ローターシャフト516を定位置に保持するため、典型的に当該ローターシャフト516の頂端に設けられる。1の駆動実施形態では、シャフトベベルギア516Bは、図174に例示したように、文字「P」で示した動力源に取り付けられた駆動ベベルギアシャフト516Dを有する、対応する駆動ベベルギア516Cに係合させるため、前記ローターシャフト516の前記シャフトキャップ516Eから見て反対端で取り付けるか、あるいは一体的に成形することができる。この動力源は、当業者の知識によれば、典型的に、図109A等に例示した従来のマイクロモーター48Bと実質的に同じ設計の駆動モーターであってよい。
【0139】
前記柔軟なローター装置500を操作するための異なる別の駆動技術には図176に例示したものなどの直接駆動部が含まれ、この直接駆動部では、典型的に柔軟なピニオンギアシャフト48Hが柔軟なハウジング管49内に回転自在に設けられ、図109Aに例示した前記従来のマイクロモーター48Bなどの駆動機構に取り付けられる。前記ピニオンギアシャフト48Hの反対端は、図176に例示したように前記ローターシャフト516に直接取り付けられて、前記ディスク510内の前記柔軟なローター515の選択的な位置決めと、前記モーターの対応する操作とにより前記柔軟なローター515を時計回り方向または反時計回り方向へ必要に応じて駆動する。
【0140】
ここで図175を参照すると、前記柔軟なローター装置500を操作するためのさらに異なる他の駆動機構では、前記ローターシャフト516はロータリーケーブル回路518内のスピンドル519に連結され、当該スピンドル519は当該ロータリーケーブル回路518により、一対の載置ブロック525の間に回転自在に載置されている駆動スピンドル519Aに連結される。エンドレスベルトまたはケーブル521は、前記スピンドル519および前記駆動スピンドル519Aに巻かれ、ラチェット520(歯止め装置)およびラチェットの爪520Aは、前記スピンドル519の底端に設けられて、当該スピンドル519の一方向への駆動と、当該スピンドル519の逆回転防止とを容易にする。スピンドルベベルギア524は前記駆動スピンドル519Aの底部に設けられて、モーター523のシャフトに連結された駆動ベベルギア524Aに係合する。これに応じ、前記モーター523の作用で前記駆動ベベルギア524Aおよび前記スピンドルベベルギア524が回転することにより、前記駆動スピンドル519Aも回転し、前記エンドレスケーブル521の作用を介して前記スピンドル519も回転して、前記柔軟なローター装置500の前記ディスク510内の前記柔軟なローター515および前記針部材50に対応する回転をもたらす。前記モーター23には典型的に前記針部材50の縫合サイクルの回数を追跡するための回転計数器526が備えられており、カットオフスイッチ527および逆転スイッチ528もロータリーケーブル回路529内に設けることができる。当業者であれば、前記柔軟なローター515および前記柔軟なローター装置500内の前記針部材50の回転をもたらすため、当業者に知られている他の操作機構を必要に応じて使用可能であることが理解される。図175を考慮すると、前記ロータリーケーブル回路518は、本発明の他の実施形態で説明した前記オペレータなど、適切なオペレータ内に、必要に応じて収納できることがさらに理解される。
【0141】
再び図176を参照すると、当業者であれば、支持部材または前記オペレータ531は、本発明の他の実施形態を参照して上記詳述したように設計が可能であり、図159および図160に例示し、これらの図面を参照して説明した前記ユニバーサルジョイントヨーク422などの自在継手を含めることができることがさらに理解される。図176に例示した前記支持部材または前記オペレータ531に対する前記ディスク510の関節式連結を容易にするため、当業者に知られている他のユニバーサルジョイント機能を利用することもできる。
【0142】
当業者であれば、図167〜図176に例示し上述した前記柔軟なローター装置500は、前記ディスク510内の前記柔軟なローター515の配向に応じて、前記弓形の針部材50の前記固定経路部材504に沿った反時計回り方向または時計回り方向の回転を達成するための、単純でかつ効率的な技術を推進することが理解される。上記例示したとおり、この回転を達成させるには種々の駆動技術が利用可能であり、本明細書で以上説明したように、任意の従来様式で適切なオペレータを前記ディスク510に取り付けることができる。
【0143】
本発明の前記周回式縫合および糸結び装置の異なる別の実施形態では、歯止め式クランク装置を図177〜図188に例示している。この歯止め式クランク装置は、全体として参照番号600で例示しており、図177〜図178に例示したように弓形のディスク610であって、ディスク間隙605(図177A)を成すため周縁が一部開放され、湾曲した針部材50を受容するため各端の固定経路ベベル604Aで広がった固定経路部材または溝604を含む、弓形のディスク610を含んでいる。さらに図177Aに例示したように、前記針部材50は尖った両端を有し、その両端の間に針間隙605Aを成し、この針間隙605Aは前記ディスク610の前記ディスクキャップ605よりわずかに狭い。前記ディスク610は、嵌脱自在なディスクカバー611(図177A)と、図177Bおよび図178に例示した、歯止め618と、それに協動するクランク622と、それを連結するクランクピン622Aとの収納を容易にするディスク底部610Aとを含む。さらに図177および図177Aに例示したように、1本の糸50Aは一端で湾曲した前記針部材50の略中心点に連結されており、当該糸50Aは、前記ディスク間隙605と、前記ディスクカバー611周囲と、前記ディスク610の前記固定経路部材または溝604との間の空間とを移動する。前記ディスク610内のこの連続的な開口部により、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記歯止め618の回転による前記針部材50の漸進に応答した、前記ディスク610の長さ全体にわたる前記糸50Aの制約されない移動が容易になる。
【0144】
さらに図177に例示したように、前記ディスク610は典型的に関節式連結ジョイント633に連結されており、この関節式連結ジョイント633にやはり連結された操作アーム部材634との当該ディスク610の関節式連結を容易にする。本発明の好適な実施形態では、前記操作アーム部材634は、垂直ピン633Eにより枢動するよう水平移動ブラケット633Bに連結された垂直ピンブラケット633Dに取り付けられている。この連結により、前記水平移動ブラケット633Bおよびそれに取り付けられた前記固定ジョイントブラケット633Aの、前記垂直ピン633Eを軸にした水平回転が容易になり、当該固定ジョイントブラケット633Aは、引き続き、典型的に軸支持プレート632Aによって前記ディスク610に連結される。前記ディスク610の前記操作アーム部材634に対する垂直移動は、前記固定ジョイントブラケット633Aおよび前記水平移動ブラケット633Bを貫通して延出する水平ピン633Cにより達成される。軸支持軸受け632Bは前記軸支持プレート632Aに溶接されているか、または取り付けられており、当該軸支持軸受け632B内での回転用に柔軟なベベルギアシャフト631の一端でジャーナル(軸頚)の役割を果たす。駆動ベベルギア631Aは、ベベルギア軸支持部材632と、前記軸支持プレート632Aと、前記シャフト軸受け632Bとを貫通して突出した前記柔軟なベベルギアシャフト631の延出端に取り付けられており、さらに図177に例示したように、当該駆動ベベルギア631Aと、これに噛合する枢動ピンベベルギア631Bとの回転を容易にしている。前記駆動ピンベベルギア631Bは、図177Bに例示し本明細書で以下説明する、前記クランク622および前記クランクピン622Aを回転し、前記歯止め618を漸進させるため、駆動ピン625に固定されている。支柱632Cは、前記軸支持軸受け632Bから前記ディスク底部610Aへの固定連結部に延出して、前記固定ジョイントブラケット633A上の前記ディスク610の支持を補強している。このため、図177を考慮すると、前記ディスク610と、ひいては前記ディスク間隙605との、縫合する材料(図示せず)に対する操作は、前記操作アーム部材634の移動と、前記関節式連結ジョイント633の使用とにより前記柔軟なベベルギアシャフト631が曲がって前記ディスク610内での望ましい移動がもたらされてもたらされることが理解される。
【0145】
再び図177A〜図177Dを参照すると、前記ディスクカバー611は、当該ディスクカバー611が前記針部材50の内周に沿って前記ディスク610に嵌装される際、典型的に取り付けネジ620Bにより前記ディスク610に嵌脱自在に固定され、177Aに例示した前記ディスク間隙605を成す弓形のカバー支持プレート611A上の定位置に固定されることが理解される。取り付けネジ620B(図177A)は典型的に、図177Aおよび図177Cに例示したように、前記枢動ピン620の枢動ピンキャップ620C要素内部にネジ山が設けられて成るネジ穴620Aへねじ込まれる。さらに図177Cおよび図177Dに例示したように、前記枢動ピン620は、前記枢動ピンキャップ620Cを支持する枢動ピン軸620Dによって前記ディスクカバー611に固定される。
【0146】
再び図177Cと図177Dと図178とを参照すると、本明細書で以下さらに説明するとおり、クランクピン開口部622Bは、図177Bおよび図177Cに例示した前記駆動ピン625を受容して、互いに噛合し合う前記駆動ベベルギア631Aおよび枢動ピンベベルギア631Bの操作に応答した、前記クランク622および前記クランクピン622Aの回転を容易にする。これに応じ、さらに図177Bと図177Cと図177Dと図178とに例示したように、前記歯止め618は、図177Cおよび図177Dに例示したように前記ディスク底部610Aへの固定取り付け部から上方へ突出する前記枢動ピン軸620Dが、前記歯止め618の歯止め脚部618Bに設けられた細長い枢動ピンスロット619を貫通して延出するよう、前記ディスク610内に設置される。前記枢動ピンキャップ620Cは、前記ネジ穴620A内のねじ込み自在な着座により、前記取り付けネジ620Bを使って前記ディスクカバー611を嵌脱自在に前記ディスク610上に固定できるよう、配置される。さらに、図178に例示したように、前記クランク622に固定された前記クランクピン622Aは、前記歯止め618に設けられたシェブロン形(V字形)カムスロット630を貫通して突出しており、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記クランク622の回転に応答した前記シェブロン形(V字形)カムスロット630外周に沿った前記クランクピン622Aの移動と、前記ディスク610内での前記歯止め618の駆動とを容易にする。さらに図177Bに例示したように、前記歯止め618の前記シェブロン形(V字形)カムスロット630から見て反対面にクランク操作用開口部618Cを設けることにより、前記クランク622は十分な360度回転空間を有している。前記歯止め618の湾曲した上部表面には、歯止めの歯618Aであって、さらに図178に例示したように、前記固定経路部材または溝604の曲線に平行および適合する歯止めの歯618Aが設けられている。さらに、前記歯止め618に設けられた前記シェブロン形(V字形)カムスロット630は、反時計回り針側スロット壁630Aと、時計回り針側スロット壁630Bと、反時計回り枢動側スロット壁630Cと、時計回り枢動側スロット壁630Dとにより特徴付けられる。これに応じ、前記クランク622の二者択一的な反時計回り回転および時計回り回転により、前記クランクピン622Aが前記シェブロン形(V字形)カムスロット630内を移動させられると、前記クランクピン622Aは、本明細書で以下説明する手順で、それぞれ前記反時計回り針側スロット壁630Aと、前記時計回り針側スロット壁630Bと、前記反時計回り枢動側スロット壁630Cと、前記時計回り枢動側スロット壁630Dとに力を印加する。これらの作用により、前記ディスク610内の前記歯止め618の順次的な時計回り漸進および反時計回り漸進が容易になり、前記歯止めの歯618Aは、より軟かい前記針部材50に順次係合および係合解除して、本明細書で以下さらに説明するとおり、前記クランク622の回転方向に依存して前記針部材50を時計回り方向または反時計回り方向に駆動する。
【0147】
操作中、図177Aおよび図178〜図183において、まず図177Aおよび図178を参照すると、図177Aに例示したように、前記針部材50がまず湾曲した前記固定経路部材または溝604内に配置され、前記取り付けネジ620Bにより前記ディスクカバー611が定位置に嵌装および固定される。前記ディスクカバー611の周囲と、前記ディスク610の前記ディスクの外側の壁614が延出した張り出し部616との間のクリアランスにより、前記針部材50は、湾曲した前記固定経路部材または溝604内で自由に回転移動できるが、前記固定経路部材または溝604の頂部からは出られない。さらに図178に例示したように、回転する前記クランクピン622Aにより印加される圧力の結果、前記枢動ピン軸620Dを受容する細長い前記枢動ピンスロット619が、前記歯止め618の、前記針部材50への移動と当該針部材50からの移動とを容易にするため、前記歯止め618は、前記圧力に応じて前記歯止めの歯618Aが順次前記針部材50に係合および係合解除するよう、前記ディスク610の内側に嵌装されている。これに応じ、さらに図178に例示したように、前記クランクピン622Aは動力行程の端にある状態で示されており、前記歯止め618はこれ以前に前記針部材50と接触しており、当該針部材50を反時計回り方向に回転していた。この時点で、前記柔軟なベベルギアシャフト631、ひいては前記駆動ベベルギア631Aと、前記駆動ピンベベルギア631Bと、前記駆動ピン625とを回転させて前記クランク622および前記クランクピン622Aに対応する回転をもたらす動力源(図示せず)の作用により、前記クランクピン622Aは、当該クランクピン622Aに重ね合わせた矢印で示した反時計回り方向に、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630内で回転させられる。図178に例示した矢印方向への前記クランクピン622Aの前記移動により、当該クランクピン622Aは前記反時計回り枢動側スロット壁630Cに接触し、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630ベース部の矢印で例示したように、前記歯止め618に内側への移動を生じさせて、前記針部材50との接触から遠ざからせる。前記クランク622および前記クランクピン622Aの前記作用は、さらに前記歯止めの歯618下の湾曲した矢印で例示したように、前記歯止め618に時計回りの移動ももたらす。
【0148】
図179に例示したように、前記クランク622および前記クランクピン622Aが、当該クランクピン622A上の矢印で示したように反時計回り方向に連続的に回転することにより、連続的な力が前記反時計回り枢動側スロット壁630Cの前記シェブロン形(V字形)カムスロット630の底部付近に印加されて、前記歯止めの歯618A下の湾曲した矢印方向へのさらなる時計回り回転を前記歯止め618にもたらす。この時点で、前記クランクピン622Aは、その円軌道の遠端に近づいており、当該クランクピン622Aのこの移動により、前記歯止めの歯618Aが、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630ベース部の矢印方向へ向かい、さらに前記針部材50から遠ざかる。
【0149】
図180では、前記クランク622および前記クランクピン622Aは引き続き反時計回り方向に回転しており、前記シェブロン形(V字形)カムスロット30内の前記クランクピン622Aに重ね合わせた矢印で例示したように、前記クランクピン622Aは、まだ前記反時計回り枢動側スロット壁630Cに接触している。この時点で、前記クランクピン622Aは、前記歯止めの歯618A下の湾曲した矢印で例示したように、引き続き反時計回り方向に回転しながら、前記歯止め618の時計回り方向の移動を継続しつつ、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630ベース部の矢印で例示したように、いまだ内側または下方への力を加力しており、当該クランクピン622Aはその円軌道の近位側にあって、遠位方向へ移動中である。前記クランクピン622Aおよび前記歯止め618のこの構成では、前記枢動ピンスロット619によりもたらされた前記歯止め618の下方移動により、前記歯止めの歯618Aは前記針部材50との接触を絶たれたままである。
【0150】
図181に例示したように、前記クランク622および前記クランクピン622Aは、当該クランクピン622Aに重ね合わせた矢印で示したように引き続き反時計回り回転中で、この時点で当該クランクピン622Aは、シェブロン形(V字形)カムスロット630の前記反時計回り針側スロット壁630Aに接触しており、当該作用が前記歯止め618を上方へ、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630ベース部の矢印方向へ駆動して、前記歯止めの歯618Aを前記針部材50(図示せず)に接触させている。前記クランクピン622Aによる、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630の前記反時計回り針側スロット壁630Aへの連続的な圧力印加は、また、前記歯止めの歯618A下の矢印で示したように前記歯止め618および前記針部材50を反時計回り方向へ移動させ、前記歯止めの歯618Aはこの時点で前記針部材50に強固に着座しているため、当該針部材50も前記固定経路部材または溝604に沿って反時計回り方向に移動させられる。
【0151】
ここで図182を参照すると、ここに示すとおり、前記クランク622および前記クランクピン622Aが反時計回り方向に引き続き回転することにより、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630の前記反時計回り針側スロット壁630Aへさらに圧力が印加されて、継続的に前記歯止めの歯618Aにより、前記針部材50に抗して上方への力が印加され、前記歯止め618および前記針部材50が矢印で示したとおりそれぞれ反時計回りに回転する。
【0152】
図183に例示したように、前記クランク622および前記クランクピン622Aは、この時点まで継続的に反時計回り方向に移動し、前記クランクピン622Aをその円軌道の遠端まで移動してきており、これにより、前記クランクピン622Aの位置で例示したように前記シェブロン形(V字形)カムスロット630のベース部で、一時的に前記歯止め618が停止する。
【0153】
図177および図184を参照すると、図177に例示した、前記駆動ピン625と、前記柔軟なベベルギアシャフト631と、前記駆動ベベルギア631Aと、前記枢動ピンベベルギア631Bとの各逆操作により、前記クランク622および前記クランクピン622Aが時計回り方向に回転させられる場合、まず、図184に例示したとおり、前記クランクピン622Aに重ね合わせた矢印で示した方向に、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630の前記時計回り針側スロット壁630Bへと、前記クランクピン622Aから圧力が印加される。この作用により、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630ベース部の矢印で示したように、前記歯止め618が上方へ強制移動されて、前記歯止めの歯618が駆動関係で前記針部材50に係合するよう、前記針部材50に接触する。この操作モードで、前記クランクピン622Aにより前記時計回り針側スロット壁630Bに抗して印加されるこの力により、前記歯止めの歯618A下の矢印で示したように、前記歯止め618および前記針部材50も時計回り方向に回転する。
【0154】
図185に例示したように、前記クランクピン622Aに重ね合わせた矢印で示したように、前記クランク622およびクランクピン622Aが引き続き時計回り方向に回転すると、前記時計回り針側スロット壁630Bに抗して連続的に圧力が印加され、同時に前記歯止めの歯618Aが前記針部材50に抗し加力されて、矢印で示したように前記歯止め618および前記針部材50が時計回り方向に回転する。このため、前記歯止め618および前記針部材50は、前記ディスク610の内周に沿って、前記固定経路部材または溝604上を時計回り方向へ協動的に回転する。
【0155】
図186では、前記クランク622および前記クランクピン622Aがその遠位方向への時計回り回転行程の最終四半周期を開始するに伴い、当該クランクピン622Aは、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630の前記時計回り枢動側スロット壁630Dに接触し、圧力を印加して前記歯止め618を内向きの前記シェブロン形(V字形)カムスロット630ベース部の矢印方向へ移動し始め、前記歯止めの歯618Aを前記針部材50から係合解除して、当該歯止めの歯618A下の矢印で示したように当該歯止め618を反時計回り方向へ移動する。
【0156】
図187は前記クランク622および前記クランクピン622Aの、当該クランクピン622Aに重ね合わせた矢印で示した時計回り方向への継続的な移動を例示しており、この移動により、前記シェブロン形(V字形)カムスロット630の前記時計回り枢動側スロット壁630Dへ圧力が印加されて、例示のとおり前記歯止め618が内側の反時計回り方向へ、前記針部材50に接触せずに移動する。
【0157】
図188に例示したように、前記クランク622およびクランクピン622Aは、矢印で示したように前記シェブロン形(V字形)カムスロット630内で引き続き時計回り方向へ回転して、前記時計回り針側スロット壁630Bに接触する方向へ近づき、接触後さらに前記歯止め618を時計回りに漸進させて前記針部材50を前記固定経路部材または溝604内で駆動する。
【0158】
前記図面を考慮すると、係合し合う前記駆動ベベルギア631Aおよび枢動ピンベベルギア631Bの対応する作用に応答した、前記クランク622および前記クランクピン622Aの反時計回りまたは時計回りの選択回転により、前記ディスク610の前記固定経路部材または溝604内において上記と反対の時計回り方向または反時計回り方向で、前記歯止め618の漸進および前記針部材50の駆動が達成されることが理解される。これに応じ、前記クランク622の同方向の継続的回転により、前記歯止め618が前記針部材50からリリースされ、前記針部材50とさらに接触しこれを当初の方向へ駆動するための、上記と反対方向への前記歯止め618の再漸進が容易になる。図178〜図188を考慮すると、前記針部材50は、上記により、いずれか一方向で前記ディスク610の前記固定経路部材または溝604で移動を完了し、周期的に前記ディスク間隙605を横切って、図177Aに例示した当該ディスク間隙605および前記針間隙605A内に延出した組織を縫合することがさらに理解される。さらに、前記糸50Aは、前記ディスクカバー611と、前記ディスクの外側の壁614の前記張り出し部616とにより構成される開口部内において、前記ディスク610の湾曲した長さ全体にわたり回転用の明確な経路を有しているため、前記針部材50が縫合操作対象の材料を貫通するに伴い、その縫合材料を貫通して前記ディスク間隙605内を搬送される。
【0159】
前記歯止め式クランク装置600は、便利性と、操作のしやすさと、クリーニングのしやすさとにより特徴付けられ、前記カバー611は、前記取り付けネジ620Bをその下層にある前記枢動ピンキャップ620Cから取り外すことにより、すばやく容易に前記ディスク610から取り外すことができ、前記歯止め618および前記シェブロン形(V字形)カムスロット630、そして当該装置の他の操作要素および固定要素へのアクセスを容易にする。さらに、当業者であれば、前記歯止め式クランク装置600は、前記ディスク610内部から前記枢動ピン620や、ひいては前記歯止め618などの操作要素の取り外しを容易にし、前記駆動ベベルギア631Aおよび前記枢動ピンベベルギア631B、そして当該駆動システムの他のコンポーネントを含む前記動力伝達部の必要に応じた分解を容易にするよう構成可能であることが理解される。さらに、当業者であれば、図177に例示した前記関節式連結ジョイント633は例示的なものであり、図160に例示した前記オペレータ1240など、当該装置の前記ディスク610の前記操作アーム部材634に対する操作および関節式連結において同等に効果的な他の関節式連結設計も提供可能であることがさらに理解される。
【0160】
当業者であれば、本発明のこの実施形態では単一の歯止めを示しているが、歯止めシステムを利用して当該装置の特定の特徴を強化できることがさらに理解される。例えば、複数の歯止めのそれぞれの移動距離を縮め、歯止めのプロファイルを細くするとともに、クランクピンのオフセットパラメータを短くすると、複数の歯止め配列が可能になり、前記歯止めと前記針部材との接触面積を拡張することができる。また、歯止めを追加すると、針部材に接触する前記歯止めの歯を、前記固定経路部材または溝の端により近づけて配置することが容易になる。各追加歯止めは、典型的に別個のクランクシャフトおよびピンにより駆動され、独立したシャフトまたは中央の遊星歯車配列を利用し、そのような機械的構成に動力を供給することができる。あるいは、適切な方法でまとめた圧電性の電気素子を利用し、電流により1つまたは複数の歯止めを進行させる場合は、前記歯止めをより長くし、当該歯止めに十分な力を作用させることにより、前記針部材に抗する前記歯止めの歯の外側曲線に、機械的に乗数的な力を印加することができる。また当業者であれば、前記ベベルギアへの動力伝達、ひいては1つまたは複数の前記歯止めへの動力伝達は、当業者に知られている複数の機構のいずれによっても提供できることが理解される。
【0161】
本発明の好適な実施形態を以上説明したが、本発明には種々の変更形態が可能であり、添付の請求項は、本発明の要旨に含まれる上記すべての変更形態を含むよう意図されていることが認知および理解される。
【0162】
以上に説明した本発明を鑑み、特許請求の範囲は以下の通りである。
【図面の簡単な説明】
【0163】
【図1】周回式縫合および糸結び操作装置の好適な実施形態の右側面斜視図であって、ハンドルと、このハンドルを収容するハウジングと、枢動するようハウジングに収容されたクレードルに載置された伝達管と、前記伝達管内から延出し前記弓形フレーム部材に連結した関節式連結ケーブルを操作するため、前記伝達管の一端に載置されたケーブルレバーとを全体的に例示した右側斜視図。スライドスイッチと、前記伝達管に前記ハンドルの前方に載置された方向作動装置であって、この伝達管内へ延出し、前記針部材の移動方向を設定する2つのケーブル回路の1つに取り付けられた方向作動装置とが例示されている。前記レバーから前記伝達管の反対端を通じて延出する延出管は、前記関節式連結ケーブルおよびケーブル回路をさらに収容し、前記操作装置の前記レバーと関節式結合要素と針制御要素との操作に応答して、前記ケーブルを受容し、前記湾曲した針部材を載置し、組織の縫合を達成するため前記延出管の端に配置された弓形の針部材のフレームつまり三日月形部材を支持する。
【図2】図1に例示した前記操作装置の後面斜視図。特に、前記ハンドルから左へ向かって前記三日月形部材と、前記延出管と、前記ハウジングと、ハウジングクレードルとの関節式連結を例示している。
【図3】図1および図2に例示した前記操作装置の左側面斜視図。
【図4】図1〜3に例示した前記操作装置の上面および左側面の斜視図。特に、前記第1ハンドルに対し横方向に取り付けられた第2ハンドルを例示しており、この第2ハンドルから、前記三日月形部材に取り付けられた糸漸進アクセサリへと延出した補助操作管も含んでいる。
【図5】前記三日月形部材と、図1〜4で例示した前記伝達管から延出する前記延出管の前記三日月形部材を載置する方の端との拡大図。特に、前記三日月形部材内に回転自在に着座した湾曲した針部材と、ボールであって、三日月形部材ソケットに係合し前記三日月形部材を前記延出管に載置して、図1〜4に例示した前記レバーの操作に応答した前記三日月形部材の関節式連結を容易にするボールとを例示している。
【図6】前記三日月形部材の、固定され回転自在な種々の駆動コンポーネントであって、前記操作装置内の対応する操作コンポーネントまたは操作要素の操作に応答して、前記三日月形部材内の前記針部材を駆動し、この針部材の回転方向を決定するための駆動コンポーネントの分解図。
【図6A】図6に例示した前記三日月形部材の一端の、前記固定経路部材を簡略した組み立て構成における上面斜視図および一部断面図。特に、前記針ドライバと、前記駆動方向設定プレートと、固定経路方向設定プレートと、前記湾曲した針部材を懸垂および駆動するためのケースとをそれぞれ例示している。
【図6B】図6Aに例示したコンポーネントを支持および駆動する各前記ブレードの底面斜視図および一部断面図。特に、前記操作装置内の方向ケーブルおよび駆動ケーブルを受容するためのケーブル延出要素を例示している。
【図7】前記三日月形部材の前記針ドライバの要素の上面斜視図。特に、対向して配置された2セットの針係合ブレードのシステムであって、前記操作装置内の種々の操作要素の操作に応答して、前記弓形の針部材のドライバ内に着座した湾曲した針部材を選択的に係合および駆動するためのシステムを例示している。
【図7A】図7に例示した典型的針係合ブレードの斜視図。
【図7B】図7に例示した対向して配置された一対のブレードの上面図および一部断面図。特に、効率的に順次前記針部材に係合し、前方向または逆方向へ選択的に前記針部材を駆動するよう設計された各ブレード面のブレード斜角を例示している。
【図8】前記三日月形部材の前記駆動方向設定プレートのコンポーネントの一端の上面斜視図。特に、間隙を介して対向して配置された2セットの針係合ブレードであって、前記操作装置内のブレード配置用操作コンポーネントの操作に応答して前記針部材に順次係合しこの針部材の回転方向を決定するための針係合ブレードを例示している。
【図8A】前記針ドライバおよびその下層にある前記駆動方向設定プレートの拡大上面図。特に、当該駆動方向設定プレートによる、前記針ドライバのブレードグループハウジング110B内に対向して配置された1セットの針係合ブレードの係合であって、前記操作装置内の針部材駆動用操作コンポーネントの操作に応答して示された方向へ前記針部材を駆動するための針係合ブレードの係合を例示している。
【図8B】図8Aに例示した針ドライバ108および駆動方向プレートの反対端の上面図。特に、駆動方向プレートによる、前記針ドライバ内に対向して配置された第2セットのブレードの係合であって、前記操作装置内の針部材駆動用操作要素の操作に応答して示されたとおり反対方向へ前記針部材を駆動するための第2セットのブレードの係合を例示している。
【図9】前記針ドライバの一端の拡大底面斜視図。特に、前記針ドライバ内のスロットからの前記針係合ブレードの各セットの延出であって、下層にある前記駆動方向設定プレート(図示せず)内の対応する開口部による係合により前記針部材の回転方向を決定するための前記針係合ブレードの各セットの延出を例示している。
【図10】前記針ドライバおよび前記駆動方向設定プレートの一端の拡大底面斜視図。特に、下方へ延出した前記ブレードの端と、平行四辺形のスロットの各壁であって、前記操作装置内のブレード方向コンポーネントまたはブレード方向要素により前記駆動方向設定プレートを操作して前記針部材の回転方向を決定するため当該駆動方向設定プレート内に設けられた平行四辺形のスロットの各壁との係合を例示している。
【図11】機能的に連結した前記針ドライバおよび前記駆動方向設定プレートの斜視図。特に、前記駆動方向設定プレートおよび前記針ドライバからそれぞれ下方へ突出した一対のケーブル載置延出部であって、前記操作装置内の各連結要素制御機能の操作に応答して前記針部材を駆動し、かつこの針部材の回転方向を決定するため、前記針ドライバおよび当該駆動方向設定プレートを操作する一対のケーブル載置延出部を例示している。
【図11A】前記駆動方向設定プレートの一端の底面図。特に、平行四辺形スロットの各セットであって、それに対応する前記針ドライバからのブレードの突出端と、前記三日月形部材内で前記針ドライバ上の2つの前記ケーブル載置延出部を収容し操作する湾曲したタブクリアランススロットとを受容するための、平行四辺形スロットの各セットを例示している。
【図12】前記針ドライバの底面斜視図。特に、間隙を介した2つの前記ケーブル載置延出部であって、ケーブル(図示せず)へ取り付け、前記操作装置内の適切なブレード制御コンポーネントの操作により前記針ドライバを操作するための2つの前記ケーブル載置延出部を例示している。
【図12A】前記針ドライバの一端の拡大底面斜視図。特に、前記操作装置内の各制御コンポーネントまたは制御要素の操作に応答して前記針ドライバおよび前記針部材を移動し前記ブレードを調整するための、前記針ドライバ内の対応するスロットからの前記針係合ブレードの下方突出と、前記針ドライバに取り付けられた前記ケーブル載置延出部の一方の相対位置とを例示している。
【図13】前記駆動方向設定プレートおよび前記針ドライバの一端の底面斜視図。特に、平行四辺形スロットであって前記針ドライバから下方に延出した針係合ブレードの端を受容するため前記駆動方向設定プレート内に設けられた平行四辺形スロットを例示している(図12A)。また特に、駆動アクセスケーブル延出部であって、前記針ドライバを操作するため、前記針ドライバから前記駆動方向設定プレート内の第1の湾曲したスロットを貫通して下方に突出した駆動アクセスケーブル延出部駆動を例示している。さらに、前記駆動方向設定プレートに取り付けられた方向設定アクセスケーブル延出部の下方延出であって、前記操作装置内の適切な操作制御機器の操作に応答して前記針部材の移動方向および当該針部材の回転の双方を操作するため、ケーブルが前記駆動アクセスケーブル延出部および前記方向設定アクセスケーブル延出部に取り付けられた方向設定アクセスケーブル延出部の下方延出が例示されている。
【図13A】前記駆動方向設定プレートであって、前記針ドライバの下に載置され、前記固定経路部材を含み、その下層にある前記駆動アクセスケーブル延出部および方向アクセスケーブル延出部にそれぞれ固定されたケーブルより前記針部材の回転方向を設定し当該針部材を駆動するため前記針ドライバの上に載置された、前記駆動方向設定プレートの一端の底面斜視図。
【図14】図13に例示した前記駆動方向設定プレートと、針ドライバと、固定経路部材(前記固定経路ハウジング104Aは省略)との組み合わせの一端、および前記三日月形部材の前記固定経路方向設定プレートの要素の一端の底面斜視図。
【図15】図14に例示した前記組み合わせおよび図6に例示した前記ケースの底面斜視図。特に、前記駆動アクセスケーブル延出部および前記方向設定アクセスケーブル延出部の下方延出であって、双方ともそれぞれ対応する前記ケースの湾曲した操作スロットから突出し、前記操作装置上に設けられた針方向設定制御機器および駆動制御機器へとそれぞれへ延出するためケーブルに取り付けられた、前記駆動アクセスケーブル延出部および前記方向設定アクセスケーブル延出部の下方延出を例示している。
【図16】図6に例示した前記固定経路部材の底面斜視図。
【図17】図16に例示した前記固定経路部材の上面斜視図。
【図18】図6に例示した前記駆動方向設定プレートおよび前記ケースの間に配置される前記針部材固定経路方向設定プレートの上面斜視図。
【図18A】図18に例示した前記針部材固定経路方向設定プレートの一端の上面斜視図。
【図19】前記針部材固定経路方向設定プレート上に載置された当該固定経路部材の一端の斜視図。特に、典型的な入口止めおよび範囲止めであって、前記針部材の回転方向を決定する際、前記駆動方向設定プレート(図示せず)の動きにより発生する前記固定経路部材の移動を制限するため、前記固定経路部材駆動方向設定プレート上に設けられた入口止めおよび範囲止めを例示している。
【図20】図6に例示した前記ケース上に配置された、図19に例示した前記針部材固定経路方向設定プレートの一端の上面図。特に、前記固定経路方向プレートの位置を設定して前記三日月形部材内の前記針部材の回転方向を反時計回りにするための、前記針部材駆動方向設定プレートの、前記ケースに対する時計回り方向の動きを例示している。
【図21】図20に例示した前記針部材駆動方向設定プレートの一端の上面図。特に、反時計回りに設定され、前記三日月形部材内の前記針部材の回転に対する配置を可能にしている前記固定経路駆動方向プレートを例示している。
【図22】図6に例示した、前記固定経路部材と、針ドライバと、針部材駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートとの上面斜視図。特に、これらコンポーネントの組み立てを例示している。
【図22A】図22に例示した、組み立て済み前記固定経路部材と、針ドライバと、針部材駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートとのアセンブリの底面斜視図。
【図23】図6に例示した、組み立て済み前記固定経路部材と、針ドライバと、駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートとのアセンブリの一端の底面斜視図。
【図24】前記組み立て済み前記固定経路部材と、針ドライバと、駆動方向設定プレートであって、湾曲した針部材を前記三日月形部材に沿って反時計回りの回転手順で選択的に駆動するため前記針ドライバの下層にあり前記固定経路部材上に当該針ドライバを着座させている駆動方向設定プレートとの底面斜視図。
【図25】前記組み立て済み固定経路部材と、駆動方向設定プレートと、針ドライバと、前記固定経路との底面斜視図。当該針ドライバが前記針部材を把持し、三日月形の針部材の一端を組織縫合のため当該三日月形部材スロット内へ駆動するよう、当該駆動方向設定プレートとともに当該固定経路部材上で回転している。
【図26】前記組み立て済み駆動方向設定プレートと、針ドライバと、固定経路部材との底面斜視図。当該駆動方向設定プレートおよび当該針ドライバは、図25での例示とは逆向きに方向付けられており、前記針部材が当該針ドライバにより当該針部材の第2漸進回転開始用の位置へと前記三日月形部材スロット内にリリースされている。
【図27】前記組み立て済み駆動方向設定プレートと、針ドライバと、固定経路部材との底面斜視図。特に、前記三日月形部材スロット内へ当該針部材をさらに漸進回転させるための、当該針ドライバおよび当該駆動方向設定プレートの回転方向の順次反転、および当該針ドライバによる前記針部材の係合を例示している。
【図28】前記組み立て済み駆動方向設定プレートと、針ドライバと、固定経路部材との底面斜視図。特に、前記三日月形部材に沿って前記針部材を延出させ当該三日月形部材内を通過させるための、当該駆動方向設定プレートの追加漸進回転を例示している。
【図29】前記組み立て済み駆動方向設定プレートと、針ドライバと、固定経路部材との底面斜視図。ここで、当該駆動方向設定プレートおよび当該針ドライバは方向を反転し、前記針部材は最終的な漸進駆動用に図24に例示した位置へと戻るようリリースされている。
【図30】前記針部材固定経路方向設定プレートおよび駆動方向設定プレート(前記固定経路方向設定プレートに隠れている)の上面図。前記針ドライバおよび前記固定経路部材の底部の上に重ね合わせ、当該固定経路部材のオーバーヘッド連結部材は簡略している。
【図31】図30に例示した前記針ドライバおよび前記固定経路部材の底部の上に重ね合わせた、前記固定経路方向設定プレートおよび駆動方向設定プレートの上面図。さらに、当該針ドライバおよび当該駆動方向設定プレートの、当該固定経路部材上の当該固定経路方向設定プレートに対する漸進移動距離を例示している。
【図32】図31に例示した前記針ドライバおよび前記固定経路部材の底部の上に重ね合わせた、前記固定経路方向設定プレートおよび前記駆動方向設定プレートの上面図。当該針ドライバと、当該駆動方向設定プレートと、当該固定経路方向設定プレートとの、当該固定経路部材に対する一方向への漸進移動を例示している。
【図33】図32に例示した前記針ドライバおよび前記固定経路部材の底部の上に重ね合わせた、前記固定経路方向設定プレートおよび駆動方向設定プレートの上面図。さらに、針回転の時計回り方向を決定するための、当該固定経路方向設定プレートの当該固定経路部材に対する最終的な位置を例示している。
【図34】図30〜図33に例示した前記針ドライバおよび前記固定経路部材の底部の上に重ね合わせた、前記固定経路方向設定プレートおよび前記駆動方向設定プレートの上面図。前記三日月形部材内の前記針部材の回転方向を反転するための、当該駆動方向設定プレートおよび当該固定経路方向設定プレートの、当該固定経路部材に対する逆漸進運動を例示している。
【図35】図30〜図34に例示した前記針ドライバおよび前記固定経路部材の底部の上に重ね合わせた、前記固定経路方向設定プレートおよび前記駆動方向設定プレートの上面図。さらに、針回転の反時計回り方向を決定するための、当該駆動方向設定プレートおよび当該固定経路方向設定プレートの、当該固定経路部材に対する最終的な位置を例示している。
【図36】前記針ドライバと、前記駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートと、前記ケースとの一端の拡大上面図。特に、当該固定経路方向設定プレートの当該ケースに対する運動の範囲および前記三日月形部材内の前記針部材の反時計回りの回転を決定するための、当該ケースおよび当該固定経路針部材方向設定プレート内に設けられた前記ケースのボスおよびデテントを例示している。
【図37】図36に例示した前記針ドライバと、前記駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートと、前記ケースとの上面図。特に、前記針部材の当該ケースに対する反時計回りの移動を決定するための、ケースボスの、当該固定経路方向設定プレート内のデテントとの係合を例示している。
【図38】前記針ドライバと、前記針部材駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートと、前記ケースとの反対端の上面図。さらに、時計回り方向の針回転を設定するための当該固定経路方向設定プレートの当該ケースに対する移動関係を例示している。
【図39】図38に例示した前記針ドライバと、前記駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートと、前記ケースとの上面図。特に、前記針部材の当該ケースに対する反時計回り方向の移動モードを例示している。
【図40】前記三日月形部材の底面図。当該三日月形部材は、前記延出管の一端に設けた移行ガイドコーン上に、関節式連結するボールおよびソケットの関係で載置され、当該延出管は、この延出管を貫通して当該ボールおよびソケットの載置部にある当該三日月形部材へと、当該三日月形部材と当該移行ガイドコーンとの間で延出する関節式連結制御ケーブルとともに前記伝達管から延出している。
【図40A】図40に例示した前記三日月形部材および延出管の載置部の頂部正面斜視図。特に、1本の糸を漸進させ、扱うための、前記湾曲した針部材の中点でのこの糸と、当該三日月形部材の一端に載置された糸漸進アクセサリとの配置を例示している。
【図41】図1〜4に例示した周回式縫合および糸結び操作装置の斜視図。特に、前記伝達管と、前記延出管と、前記移行ガイドコーンを貫通して前記レバーから当該三日月形部材へ延出する典型的なケーブル配線であって、当該移行ガイドコーンの一端上にある当該三日月形部材と関節式連結し、当該三日月形部材内の前記針ドライバと、前記針部材駆動方向設定プレートと、前記固定経路方向設定プレートとの操作を制御するための典型的なケーブル配線を例示している。
【図42】図1〜4に例示した前記操作装置の前記ハンドル要素の斜視図。特に、前記ハンドルのトリガーと、ハウジングと、クレードルであって、前記伝達管(破線で例示)を受容するクレードルとの要素を例示している。
【図43】図42に例示した前記ハンドルの斜視図。前記クレードルに載置された前記伝達管(破線で例示)の複数の位置決めを容易にするため、前記ハウジングが回転している。
【図44】前記ハンドルと、クレードルと、ハウジングとの斜視図。特に、当該ハウジングと、クレードルと、伝達管との当該ハンドルに対する追加回転を例示している。
【図45】前記操作装置の前記ハンドルと、ハウジングと、クレードルとのコンポーネントの斜視図。さらに、当該クレードルおよび伝達管の当該ハウジングおよびハンドルに対する枢動運動を例示している。
【図46】図45に例示した前記ハンドルと、クレードルと、ハウジングとの組み合わせの上面図(前記伝達管は省略)。
【図47】図46の前記ハンドルおよびハウジングの直線48−48に沿った横断面図。特に、当該ハンドルおよびハウジング内にそれぞれ載置された針操作用のトリガーおよびスプロケットの組み合わせを例示している。
【図48】図42〜46に例示した前記ハンドル内の前記トリガーの操作によりスプロケットを駆動するための、トリガーおよびスプロケットギアの係合を示した拡大斜視図。
【図49】前記トリガー、および当該トリガーの操作に応答して図48に例示した前記スプロケットギアに係合し前記スプロケットを駆動するため当該トリガー上に設けられた頂部の歯の斜視図。
【図50】前記クレードル内に載置された前記ハンドルと、トリガーと、ハウジングと、クレードルと、伝達管との拡大側面斜視図。
【図51】前記ハンドルと、トリガーと、クレードルと、伝達管との拡大側面図(前記ハウジングは省略)。特に、当該ハウジングのベース部材の開口部を貫通した当該トリガーの嵌装と、当該伝達管上にスライド自在に載置された往復動入力つば部材を係合するための前記スプロケットの配置とを例示している。
【図52】前記装置の前記ハンドルと、トリガーと、ハウジングと、クレードルと、伝達管との要素の底面斜視図。特に、当該ハウジング内の典型的なトリガークリアランス開口部を例示している。
【図53】前記トリガーと、クレードルと、スプロケットギアと、スプロケットとの組み合わせの横断面図。当該組み合わせは、前記伝達管上にスライド自在に載置された前記往復動入力つば部材と、当該スプロケットギアから係合解除された当該トリガーとの各操作要素にインタフェース連結されている。
【図54】前記トリガーと、クレードルと、スプロケットギアと、スプロケットとの組み合わせの横断面図。当該組み合わせは、前記伝達管上にスライド自在に載置された前記往復動入力つば部材と、当該スプロケットギアに係合した当該トリガーとの各操作要素にインタフェース連結されている。
【図55】前記トリガーと、クレードルと、スプロケットギアと、スプロケットとの組み合わせの横断面図。当該組み合わせは、前記伝達管上にスライド自在に載置された前記往復動入力つば部材と、当該トリガーであって、当該スプロケットギアおよびスプロケットを回転させ当該伝達管上の当該往復動入力つば部材をスライドさせるため最大限まで引かれた当該トリガーとの各操作要素にインタフェース連結されている。
【図56】前記トリガーにより操作される、前記伝達管と、前記内部針操作用のケーブルおよびスプロケットトリガー機構との拡大縦断面斜視図。
【図57】前記伝達管と、内部ケーブルと、トリガー機構であって、図56に例示した前記三日月形部材内で針回転を制御するため、前記往復動入力つば部材において前記トリガーにより操作されるトリガー機構との横断面図。
【図58】前記延出管の端にある前記三日月形部材を操作するための、前記レバーと、レバーケーブル支持部材と、載置アセンブリとの分解図。
【図59】前記三日月形部材と、前記三日月形部材ボールであって、前記延出管上に載置され当該三日月形部材内の前記ソケット内に着座したボールとの底面図および一部断面図。当該底面図および一部断面図は、好適なケーブルネットワークであって、当該延出管の端にある前記三日月形部材と関節式連結を成し、当該三日月形部材内の前記針ドライバと、駆動方向プレートと、針方向プレートとを操作するための、前記伝達管内の前記操作要素または操作コンポーネントから延出する好適なケーブルネットワークを含む。
【図60】図59に例示した前記延出管と、この延出管の端に関節式連結関係で載置された前記三日月形部材との底面図および一部断面図。当該底面図および一部断面図は、当該三日月形部材を当該延出管に対して操作するための典型的な操作ケーブルシステムを含み、前記操作装置の前記操作コンポーネントへ連結し、当該三日月形部材内の前記針ドライバを操作するための、前記駆動アクセスケーブル延出部およびクリアランストンネルを例示している。
【図61】移行コーンおよび前記装置のスペーサリング要素の断面図。当該移行コーンが前記延出管へ向かって前記伝達管に接合し、当該伝達管内および当該延出管内に配線された前記内部ケーブルを狭めている。
【図62】短い延出管の延出端と、当該延出管上の前記移行ガイドコーン上にボールおよびソケット方式の関節式連結関係で載置された前記三日月形部材との斜視図。特に、当該三日月形部材から図1〜3に例示した前記レバーへ延出した一対のケーブルの操作による、当該三日月形部材の当該延出管に対する関節式連結を例示している。
【図63】前記三日月形部材と、当該三日月形部材の一端内に設けられた前記三日月形部材ソケットと、それに協動する前記ボールであって、前記延出管の延出端上の前記移行ガイドコーン上に設けられ当該三日月形部材ソケット内に着座した前記ボールとの側面図および一部断面図。特に、当該三日月形部材を第1位置へ関節式連結させるため、当該移行ガイドコーンを貫通して当該三日月形部材へ延出した典型的なケーブル配線を例示している。
【図64】前記三日月形部材と、当該三日月形部材の一端内に設けられた前記三日月形部材ソケットと、それに協動する前記ボールであって、前記延出管の延出端上の前記移行ガイドコーン上に設けられ図63に例示した当該三日月形部材ソケット内に着座した前記ボールとの側面図および一部断面図。特に、当該三日月形部材の第2関節式連結位置を例示している。
【図65】前記針部材方向作動装置の外部コンポーネントおよび内部コンポーネントと、前記操作装置の前記伝達管上に載置された前記スライドスイッチ操作コンポーネントとの拡大斜視図および一部断面図。
【図66】前記方向作動装置の前記外部コンポーネントおよび内部コンポーネントと、図65に例示した前記操作装置の前記スライドスイッチ操作コンポーネントとの拡大縦断面図。
【図67】前記方向作動装置であって、代替機能構成に位置付けられた前記方向作動装置の前記外部コンポーネントおよび内部コンポーネントと、図66に例示した前記操作装置の前記スライドスイッチ操作コンポーネントとの拡大縦断面図。
【図68】前記方向作動装置の位置における前記伝達管の横断面図。特に、前記レバー機構の内部要素および当該伝達管の内側に位置する当該方向作動装置を例示している。
【図69】前記方向作動装置アセンブリの作動装置ボス要素の斜視図。
【図70】前記方向作動装置アセンブリの方向連結ロッド要素の斜視図。
【図71】図70に例示した前記方向連結ロッド要素の正面図。
【図72】前記方向作動装置アセンブリの往復動入力つば部材要素の斜視図。
【図73】前記操作装置の前記スライドスイッチ要素のスライドスイッチ載置本体要素の斜視図。
【図74】前記スライドスイッチのフォーク形伝達ロッド要素の斜視図。
【図75】前記針部材方向作動装置機構であって、前記伝達管上にスライド自在に載置され、1セットのケーブルであって、前記三日月形部材への延出用に前記伝達管を貫通し、当該伝達管内に設けた挿入部材上に載置された滑車の周囲に延出した1セットのケーブルを含む、前記針部材方向作動装置機構の斜視図および一部断面図。
【図76】前記伝達管内に載置するため組み立てられた前記挿入部材および滑車アセンブリの断面図。当該挿入部材内の各滑車の周囲に延出した前記駆動ケーブルおよび方向ケーブルを含む。
【図77】図76に例示した前記挿入部材の斜視図。当該挿入部材の内部に載置された前記滑車の1つを例示しており、特に、前記伝達管を貫通して延出する種々の三日月形部材関節式連結ケーブルを受容するためのケーブルスロットを例示している。
【図78】前記挿入部材と、滑車と、図75および図76に例示したケーブル配線であって、前記伝達管内の前記挿入部材スロットを貫通して当該滑車の周囲に延出するケーブル配線との斜視図。
【図79】図1〜図3に例示した前記レバーと協動する選択軸受けの斜視図。当該選択軸受けであって、当該レバーの操作に応答して、当該レバーおよび当該ケーブルの操作を容易にし、前記延出管上の前記三日月形部材と関節式結合を成すための当該選択軸受け内に載置された三日月形部材関節式連結ケーブルを例示している。
【図80】縫合する組織に近接した前記三日月形部材の斜視図。特に、当該組織を縫合するための前記操作装置および三日月形部材の操作を例示している。
【図81】図80に例示した前記三日月形部材の斜視図。好適な操作と、典型的に前記糸漸進装置を使い、縫合操作中、前記湾曲した針部材の中央に位置付けられる糸の漸進とを例示している。
【図82】前記三日月形部材の斜視図。前記糸漸進装置を伴う前記操作装置および三日月形部材を使って組織をより容易に縫うためのループ形成操作による、図81に例示した糸の好適な操作を例示している。
【図83】縫合結び目の斜視図。前記三日月形部材を使った縫合工程中、隣接する組織部分同士をつなげるための2本の糸の糸結びを例示している。
【図84】本発明の周回式縫合および糸結び装置内で糸を扱い漸進させる前記糸漸進アクセサリの好適な実施形態の正面斜視図。
【図85】図84に例示した前記糸漸進アクセサリの後面斜視図。
【図86】図84および図85に例示した前記糸漸進アクセサリの側面図および一部断面図。
【図87】図84〜図86に例示した前記糸漸進アクセサリの上面斜視図。特に、前記三日月形部材の一端上への前記糸漸進アクセサリの載置を例示している。
【図88】前記周回式縫合および糸結び装置の前記三日月形部材要素であって、当該三日月形部材要素の一端上に載置された前記糸漸進アクセサリを伴った前記三日月形部材要素の上面図。特に、前記三日月形部材内の前記針部材から前記糸漸進アクセサリを貫通し縫合対象である組織を貫通して延出した1本の糸の、前記糸漸進アクセサリの操作前における配置を例示している。
【図89】図88に例示した前記三日月形部材であって、前記三日月形部材の各端上に1つずつ位置する糸漸進アクセサリと、前記針部材から双方の糸漸進アクセサリを貫通し縫合対象である組織を貫通して延出した1本の糸とを伴った前記三日月形部材の上面図。
【図90】図87に例示した前記糸漸進アクセサリの横断面図。
【図90A】図90に例示した前記糸漸進アクセサリの横断面図。ニュートラル構成の当該糸漸進アクセサリを例示している。
【図90B】図90Aに例示した前記糸漸進アクセサリであって、糸を把持することなく前方へ漸進された作動プレートを伴った前記糸漸進アクセサリの横断面図。
【図90C】図90Aおよび図90Bに例示した前記糸漸進アクセサリであって、糸を把持することなく後方へ漸進された前記作動プレートを伴った前記糸漸進アクセサリの横断面図。
【図91】図90に例示した前記糸漸進アクセサリの底面斜視図。特に、前記糸漸進アクセサリ内のアクセス延出タブおよびケーブル連結を例示している。
【図92】図91に例示した前記糸漸進アクセサリの前記ハウジングおよびベース要素の斜視図。
【図93】図90に例示した糸漸進アクセサリの移動自在ハウジング要素の斜視図。特に、当該移動自在ハウジング内のブレード凹部およびフィンスロットを例示している。
【図94】前記糸漸進アクセサリの前記移動自在ハウジングおよび作動プレートアセンブリの分解図。特に、当該移動自在ハウジング内の対応するクリアランスホールを貫通し、当該作動プレート内の平行四辺形の穴を貫通して延出する複数のブレードタブの延出を例示している。
【図95】図84に例示した前記糸漸進アクセサリ内で使用するための、典型的な糸係合用の移動自在ブレードの斜視図。
【図96】前記平行四辺形の穴へ向かう前記移動自在ブレードのタブを例示した、前記作動プレートの底面斜視図。特に、当該平行四辺形の穴の傾斜壁に接触する、当該タブの下端にある三角形状を例示している。
【図96A】前記針部材の糸に近接した前記移動自在ハウジングの平行四辺形の穴を貫通して延出した漸進ブレードタブを示した図。
【図96B】図96Aに例示したブレードタブの拡大図。
【図96C】前記ブレードタブであって、図96Bに例示した当該タブおよび平行四辺形の穴の接触以前を例示した前記ブレードタブの図。当該ブレードタブと、前記ブレードを糸側へ曲げて当該糸に接触させている平行四辺形の穴の傾斜壁との接触を例示している。
【図97】前記糸漸進アクセサリの側面図および一部断面図。特に、当該糸漸進アクセサリに近接して位置した、縫合する組織から延出した1本の糸の扱いを例示している。
【図98】前記周回式縫合および糸結び装置の前記三日月形部材の端であって、縫合糸を操作するため、当該三日月形部材および縫合する組織部分に近接して配置されたフック/フック解除装置の受容アーム部材を伴った前記周回式縫合および糸結び装置の前記三日月形部材の端の斜視図。
【図99】図98に例示した受容アーム部材の斜視図。特に、当該受容アーム部材内の開放された糸アクセススロットによる糸の係合を例示している。
【図100】受容アーム部材の1つの斜視図。特に、図99に例示した位置に糸を保持する前記アクセススロットを貫通した把持/切断/排出ブレードの前方移動による糸の切断を例示している。
【図101】受容アーム部材の1つの斜視図。図100に例示した糸の切断と二者択一的に当該スロットから糸を排出するための、前記把持/排出/切断ブレードおよび準備用ブレード傾斜部の当該受容アーム部材および前記糸アクセススロット内への引き込みを例示している。
【図102】図98に例示した前記受容アーム部材の1つであって、当該受容アーム部材の前記種々の要素を操作するための、一対のプランジャディスク(破線で例示)を収容するハウジングに取り付けられた前記受容アーム部材の1つの斜視図および一部断面図。
【図102A】受容アーム部材の1つの斜視図。各前記アクセススロットのアラインメントを例示している。
【図103】前記受容アーム部材および操作要素の横断面図。特に、前記フック/フック解除装置の前記把持/排出/切断ブレード要素および内部ハウジング管要素の関係を例示している。
【図104】前記フック/フック解除装置内の前記一対の受容アーム部材であって、糸を操作して結ぶため、当該受容アーム部材が縫合中の組織および縫合糸に近接して位置している前記一対の受容アーム部材の斜視図。
【図105】図104に例示した前記フック/フック解除装置の前記受容アーム部材の斜視図。特に、アーム部材による各糸部分の係合と、さらに縫合糸の結び目を作る部分の操作とを例示している。
【図106】図104および図105に例示した前記受容アーム部材の斜視図。特に、この縫合操作中に糸の結び目を締めるための、当該受容アーム部材の追加操作を例示している。
【図107】前記フック/フック解除装置の前記内部ハウジング管であって、当該1本の糸を操作するため、当該(収容管の一端から延出する受容アーム部材が当該糸と係合している前記内部ハウジング管の好適な実施形態の斜視図。
【図108】図107に例示した前記収容管の斜視図および一部断面図。特に、当該受容アーム部材を操作するための、当該収容管の内部コンポーネントと、当該収容管に取り付けられた前記受容アーム部材の操作要素とを例示している。
【図109】前記周回式縫合および糸結び装置の単一方向装置の斜視図。
【図109A】図109に例示した単一方向装置の分解図。特に、固定経路/ケースと、ドライバブレードと、連結部材の載置と、前記三日月形の針部材とを例示している。
【図109B】図109Aに例示した前記単一方向装置を駆動するための、好適な不連続の歯を有するベベルピニオンギアの斜視図。
【図109C】前記固定経路/ケースに沿った漸進用に配備され準備が整った前記針部材を有する前記単一方向装置の斜視図。
【図109D】固定経路ブレードの配列を例示した、前記固定経路/ケースの一端の斜視図。
【図109E】前記固定経路/ケースの図109Dに例示した端から見て反対端の斜視図。前記固定経路ブレードの配列をさらに例示している。
【図109F】往復動ドライバ要素であって、連結部材に載置されドライバブレードおよびベベルラックが嵌装された、間隔をあけた3つのドライバハウジングボスを含む、往復動ドライバ要素の斜視図。
【図109G】図109Fに例示した前記往復動ドライバの底面斜視図。特に、前記ベベルラックを例示している。
【図109H】前記弓形の針部材が配備された前記往復動ドライバの底面斜視図。
【図109I】当該固定経路/ケースのスロットを貫通して突出した前記ベベルラックを伴った、前記固定経路/ケースおよび前記往復動ドライバの底面斜視図。
【図109J】配備され前記針部材に係合した前記固定経路ブレードを伴った、前記固定経路/ケースの上面斜視図。
【図110】オペレータへの取り付け用ソケットに連結した前記固定経路/ケースの上面斜視図。
【図110A】駆動ケーブルを受容するため駆動ケーブル延出部が嵌装された、図109Gに例示した前記往復動ドライバの底面斜視図。
【図110B】駆動ケーブルを受容するための駆動ケーブル延出部をさらに詳細に示した、前記往復動ドライバの代替実施形態の底面斜視図。
【図110C】前記往復動ドライバの上面図。特に、各前記間隔をあけたドライバハウジングボス内の前記ドライバブレードを例示している。
【図111】前記往復動ドライバが嵌装された前記単一方向装置の上面図。特に、縫合する組織材料への当該装置の近接性と、組織縫合用の当該装置内での前記針部材の配置を例示している。
【図111A】図111に例示した前記単一方向装置1の上面図。特に、当該装置に沿った前記針部材の初期漸進と、当該針部材の縫合する材料への進入とを例示している。
【図111B】図111および図111Aに例示した前記単一方向装置の上面図。縫合する組織を貫通した前記針部材のさらなる漸進と、当該針部材の当該装置の反対端への進入とを例示している。
【図111C】図111〜図111Bに例示した前記単一方向装置の上面図。特に、縫合する材料を貫通した前記針部材の回転の完了を例示している。
【図112】代替単一方向装置一端の上面図。特に、代替固定経路部材に挿入された代替ドライバを例示している。
【図112A】図112に例示した前記代替単一方向装置の反対端の上面図。前記代替経路部材に嵌装された前記代替ドライバをさらに例示している。
【図112B】前記代替単一方向装置の異なる別の実施形態であって、第2代替ドライバが前記代替固定経路部材に嵌装されている、前記代替単一方向装置の異なる別の実施形態の上面図。
【図112C】前記代替固定経路部材内に前記第2代替ドライバを伴った、図112Bに例示した前記代替単一方向装置の反対端の上面図。
【図112D】それぞれ鋸歯状の針接触領域が嵌装された、代替固定経路ブレードの斜視図および一部断面図。
【図113】適切なオペレータへの取り付け用組み立て構成における、前記周回式縫合および糸結び装置のフォーク形ブレード装置の実施形態の後面斜視図。
【図114】図113に例示した前記フォーク形ブレード装置の底面斜視図。
【図115】図113および図114に例示した前記フォーク形ブレード装置の底部スロット付きケース要素の斜視図。
【図116】図115に例示した前記スロット付きケースの底面図。特に、前記底部スロットを例示している。
【図117】図113に例示した前記フォーク形ブレード装置のドライバ要素の斜視図。
【図117A】図116に例示した前記ドライバ要素の底面斜視図。特に、駆動ケーブルの当該ドライバへの好適な取り付けを例示している。
【図118】図113に例示した前記フォーク形ブレード装置のハウジング要素の斜視図。
【図118A】図118に例示した前記ハウジング要素の底面斜視図。特に、操作ケーブルを当該ハウジングに取り付けるための、下方へ延出したタブ延出部と、溶接取り付け溝とを例示している。
【図119】組み立て構成における、前記フォーク形ブレード装置の前記ケース要素およびハウジング要素の斜視図。
【図120】間隔をあけた3つの前記フォーク形ブレードのアセンブリであって、図113に例示した当該フォーク形ブレード装置内で前記三日月形の針部材を受容し、反時計回りまたは時計回りのどちらかの方向に当該針部材を駆動するための、3つの前記フォーク形ブレードのアセンブリの斜視図。
【図121】前記ケース要素であって、当該ケース要素内に設置された枢動する前記フォーク形ブレードと、当該ケース内に着座する前記ドライバ要素およびハウジング要素とを伴った、前記ケース要素の斜視図。
【図122】前記フォーク形ブレード装置内で前記針部材の漸進用に配備された前記フォーク形ブレードを伴った、機能構成における前記ドライバおよびハウジングの底面斜視図。
【図123】図113に例示した前記フォーク形ブレード装置の固定経路部材要素の斜視図。
【図124】図123に例示した前記固定経路部材要素であって、当該固定経路部材要素内で機能構成に位置付けられた弓形の針部材を伴った、前記固定経路部材要素の底面斜視図。
【図125】図113に例示した組み立て済み前記フォーク形ブレード装置の、経路カバーを簡略した上面斜視図。特に、前記ケース内に設置されたドライバハウジングのフォーク形ブレードおよび固定経路部材を例示している。
【図126】前記弓形の針部材に近接したフォーク形ブレードを有する典型的フォーク形ブレードアセンブリであって、前記針部材に対しニュートラル構成のフォーク形ブレードアセンブリの拡大斜視図。
【図126A】図126に例示した前記フォーク形ブレードアセンブリであって、前記フォーク形ブレード装置内での当該針部材の漸進が反時計回りになるよう、前記フォーク形ブレードが時計回り方向に回転または枢動して前記針部材に係合する、前記フォーク形ブレードアセンブリの斜視図。
【図127】組み立て済み前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、当該フォーク形ブレード装置内の前記針部材の反時計回りの回転を達成するための、フォーク形ブレードの針係合構成を例示している。
【図128】図127に例示した前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、当該フォーク形ブレード装置内の前記針部材の反時計回りの回転を容易にするための、フォーク形ブレードの針係合構成を例示している。
【図128A】図127および図128に例示した前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、反時計回り配置の前記フォーク形ブレードのロックに応答した適切なオペレータの操作による、時計回り方向の前記針部材の漸進を例示している。
【図129】縫合する材料に近接して配置された前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、当該フォーク形ブレード装置内の前記針部材の反時計回りの回転を達成するための、当該針部材に対する前記フォーク形ブレードの配置を例示している。
【図130】図129に例示した前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、当該フォーク形ブレード装置の前記ハウジング要素およびドライバ要素の漸進に応答した、縫合する材料内への前記針部材の漸進を例示している。
【図131】図129および図130に例示した前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、当該フォーク形ブレード装置の前記ドライバ要素およびハウジング要素のさらなる漸進に応答した、縫合する材料内への前記針部材のさらなる漸進を例示している。
【図132】図129〜図131に例示した前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、当該フォーク形ブレード装置の前記ドライバ要素およびハウジング要素の追加漸進に応答した、前記縫合する材料内でのさらなる漸進に伴う前記針部材の漸進完了と、針縫合開口部を貫通して通された糸とを例示している。
【図133】図129〜図132に例示した前記フォーク形ブレード装置の上面図。特に、当該フォーク形ブレード装置の前記ドライバおよびハウジングの漸進に応答した、前記針部材のさらなる追加漸進を例示している。
【図134】ニュートラル構成の前記フォーク形ブレードで前記針部材を受容するための、代替フォーク形ブレード設計の斜視図。
【図135】図134に例示した代替フォーク形ブレード設計の前記フォーク形ブレードの1つの拡大図。特に、駆動構成の前記針部材に係合し、前記フォーク形ブレード装置に沿って当該針部材を反時計回り方向に駆動するための、当該フォーク形ブレードの時計回り方向の回転または枢動を例示している。
【図136】前記フォーク形ブレード装置内の前記フォーク形ブレード用の、異なる別の設計の斜視図。
【図137】図136に例示した前記フォーク形ブレードの代替設計の斜視図。
【図138】図136および図137に例示した前記代替フォーク形ブレードの1つの上面図。特に、前記フォーク形ブレード装置内の針部材を駆動するための、当該代替フォーク形ブレードの当該針部材との係合を例示している。
【図139】前記針部材を縫合用に漸進する準備の整った組み立て構成にある前記周回式縫合および糸結び装置の管状フォーク形ブレード装置の斜視図。
【図140】図139に例示した前記管状フォーク形ブレード装置の分解図。
【図141】前記針係合ブレードを簡略した、図139に例示した前記管状フォーク形ブレード装置の斜視図。
【図142】図139に例示した前記管状フォーク形ブレード装置内で使用するための、バネ圧パッドアセンブリの斜視図。
【図143】各載置バネ上に機能構成の前記弓形の針部材を伴った、図142に例示した前記バネパッドアセンブリの斜視図。
【図144】配備された前記バネ圧パッドアセンブリの1つを伴った、下部固定支持フレーム管状部材の固定部分要素の拡大斜視図。特に、保持パッドの前記針部材との係合を例示している。
【図145】ブレードハウジングおよびブレードの分解図。特に、当該ブレードハウジング内における当該ブレードの第1の好適な載置を例示している。
【図146】組み立て構成における、図145に例示した前記ブレードハウジングおよびブレードの斜視図。特に、当該ブレードハウジング内における当該ブレードの枢動機能を例示している。
【図147】代替的な好適なブレードおよびブレードハウジングの設計の断面図。
【図148】図145に例示した前記管状フォーク形ブレード装置の上面図。特に、中間管アセンブリおよび駆動促進部材の漸進に応答し、前記ブレードの前記針部材との係合と協動して、縫合する材料を貫通した前記針部材の典型的な漸進を例示している。
【図149】図148に例示した前記管状フォーク形ブレード装置の上面図。特に、前記中間管アセンブリおよび前記駆動促進部材の対応する移動に応答した、反時計回り方向への前記針部材の反対方向の漸進を例示している。
【図150】図139に例示した前記弓形の針部材の中央に糸を取り付けるための、典型的な構成の上面図。
【図151】図150の直線151−151に沿った断面図。特に、糸および前記針部材の好適な連結を例示している。
【図152】図150の直線152−152に沿った断面図。特に、前記好適な糸−針部材連結を例示している。
【図153】図139に例示した前記管状フォーク形ブレード装置の縦断面図。特に、前記中間管アセンブリおよび前記駆動促進部材の漸進をもたらして当該管状フォーク形ブレード装置内で前記針部材を漸進させるため、当該管状フォーク形ブレード装置に取り付けられた典型的なドライバまたはオペレータを例示している。
【図154】前記管状フォーク形ブレード装置の側面図および一部断面図。特に、縫合操作において望ましい構成で当該フォーク形ブレード装置を関節式連結するための、当該管状フォーク形ブレード装置への柔軟な管連結を例示している。
【図155】前記管状フォーク形ブレード装置に取り付けられた主要管状延出部であって、各管状延出部を貫通して延出したケーブル配線の操作に応答して当該管状フォーク形ブレード装置を関節式連結するための、主要管状延出部の断面図。
【図156】前記駆動促進部材を漸進し前記中間管アセンブリを駆動して前記管状フォーク形ブレード装置内での前記針部材の漸進を達成するための、延出構造および駆動システムの断面図。
【図157】図156に例示した前記延出構造の断面図。特に、前記中間管アセンブリおよび前記駆動促進部材を協動的に駆動する前に前記駆動促進部材を漸進し、前記管状フォーク形ブレード装置内で前記針部材を漸進するための、方向変更レバー要素を例示している。
【図158】図157に例示した前記延出構造の断面図。特に、前記中間管アセンブリおよび前記駆動促進部材を駆動して前記管状フォーク形ブレード装置内で前記針部材を漸進させるための、典型的な駆動モーターおよび駆動ギア配置を例示している。
【図159】前記周回式縫合および糸結び装置の遊星歯車装置実施形態の斜視図。特に、縫合する材料との種々の相対位置におけるディスク本体位置決め用の、好適な関節式連結機構を例示している。
【図160】図159に例示した前記遊星歯車装置の底面斜視図。
【図161】図159および図160に例示した前記遊星歯車装置の縦断面図。
【図162】前記遊星歯車装置の分解図。特に、円錐形中央ギアおよび歯付きローターの駆動システムを例示している。
【図163】前記遊星歯車装置の上面図。特に、当該遊星歯車装置内における前記針部材の反時計回りの漸進をもたらすための、前記円錐形中央ギアおよび各歯付きローターの回転方向を例示している。
【図164】図163に例示した遊星歯車装置の上面図。特に、前記円錐形中央ギアおよび前記歯付きローターを含む前記針部材駆動システムの操作により縫合する材料を貫通した前記針部材の漸進を例示している。
【図165】前記針部材を前記遊星歯車装置の周囲で漸進させるための、前記円錐形中央ギアおよび凹型ローターの代替的な好適な実施形態の断面図。
【図166】前記針部材を前記遊星歯車装置の周囲で漸進させるための、前記円錐形中央ギアおよび代替歯付きローターのさらに異なる他の代替設計の断面図。
【図167】前記周回式縫合および糸結び装置の柔軟なローター装置であって、弓形のディスクと、縫合操作において当該ディスク内部で前記針部材を漸進させるため当該ディスク内に載置された柔軟なローターを含む柔軟なローター装置の実施形態の斜視図。
【図168】図167に例示した前記柔軟なローター装置の前記ディスク要素の斜視図。
【図169】前記柔軟なローター装置の前記柔軟なローター要素の斜視図。
【図170】前記柔軟なローター装置の前記ディスク内に前記柔軟なローターを収容するための、前記ディスク要素および保護プレートの分解図。
【図170A】前記柔軟なローター装置の前記ディスク要素であって、当該ディスク内で機能構成になった前記弓形の針部材を伴った前記ディスク要素の斜視図。
【図170B】図170Aに例示した前記ディスクおよび針部材であって、適切な駆動システムの操作に応答して前記柔軟なローターを当該ディスク内で回転させて当該針部材を漸進させるため、当該柔軟なローターを当該ディスク内部にインストールした、前記ディスクおよび針部材の斜視図。
【図171】前記柔軟なローター装置の前記柔軟なローター要素の斜視図。特に、当該柔軟なローターの反時計回り回転を例示している。
【図172】時計回り回転用に前記柔軟なローター装置内に配置された、図171に例示した前記柔軟なローター要素の斜視図。
【図173】前記ディスクおよび柔軟なローターの断面図。特に、当該柔軟なローターによる前記針部材の係合を例示している。
【図174】前記ディスクおよび柔軟なローターの断面図。特に、柔軟なローターの針部材との非係合を例示し、当該柔軟なローターを当該ディスク内で回転させるための典型的な動力伝達を例示している。
【図175】前記柔軟なローターを前記ディスク内で駆動し、縫合用に前記針部材を漸進させるための、代替駆動システムの側面図および一部断面図。
【図176】前記柔軟なローターを前記ディスク内で回転させ、前記柔軟なローター装置を操作するための、異なる別の代替直接駆動システム底面斜視図。
【図177】前記周回式縫合および糸結び装置の歯止め式クランク装置の実施形態の斜視図。典型的なオペレータと関節式連結を成す当該歯止め式クランク装置を例示している。
【図177A】前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、前記ディスク上のディスクカバーを縫合用機能構成の前記針部材とともに例示している。
【図177B】V字形カムスロットおよびクランクが内部インストールされた典型的な歯止めであって、当該歯止めの歯により前記針部材に係合して図177Aに例示した前記ディスク内で当該針部材を漸進させるための、典型的な歯止めの斜視図。
【図177C】前記クランクが内部に延出した前記ディスク要素の斜視図。
【図177D】図177Cに例示した前記ディスクの斜視図。特に、図177Cに例示した前記クランクを受容するための開口部を例示している。
【図178】前記ディスクに位置した組み立て済み前記歯止め式クランクの斜視図。特に、当該ディスク内の溝になった経路部材であって、前記クランクの回転による前記歯止めの漸進により針部材を受容して当該経路部材に沿った当該針部材の漸進を容易にするための、経路部材を例示している。
【図179】図178に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。前記針部材から係合解除された前記歯止めを時計回り方向に強制移動させるための、前記クランクの回転を例示している。
【図180】図178および図179に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、前記針部材から係合解除された前記歯止めの時計回り構成の連続移動をもたらすための、前記クランクのさらなる回転を例示している。
【図181】図178〜図180に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、前記ディスク周囲で上方へ前記針部材に抗して反対方向つまり反時計回り方向に前記歯止めを駆動するための、前記クランクのさらなる回転を例示している。
【図182】図178〜図181に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、反時計回り方向に前記歯止めおよび前記針部材を駆動するための、前記クランクのさらなる回転を例示している。
【図183】図178〜図182に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、前記歯止めの移動終了を容易にし、前記ディスク内での前記針部材の移動を停止するための、前記クランクのニュートラルの位置を例示している。
【図184】図183に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、前記針部材を時計回り方向に漸進させるため、時計回り方向に上方へ前記針部材に抗して前記歯止めを駆動するための、前記クランクの反対方向回転を例示している。
【図185】図183および図184に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、前記ディスク周囲で時計回り方向に前記歯止めおよび針部材をさらに駆動するための、前記クランクの時計回りの追加回転を例示している。
【図186】図183〜図185に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、反時計回り方向に前記針部材から離れるよう前記歯止めを回転させるための、時計回りの追加クランク回転を例示している。
【図187】図183〜図186に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、反時計回り方向に前記針部材から離れるよう前記歯止めをさらに駆動するための、さらなるクランク回転を例示している。
【図188】図183および図187に例示した前記歯止め式クランク装置の斜視図。特に、新規の時計回り回転手順において前記歯止めおよび針部材の操作を達成するための、前記クランクの時計回りの追加回転を例示している。
Claims (21)
- 縫合装置であって、
溝を有する弓形フレーム部材と、
前記溝内を選択的に移動できるよう、この溝内にスライド自在に配置されており、外側および内側を有する弓形の針部材と、
前記弓形の針部材の前記内側に係合するよう適合して前記フレーム部材内に配置された係合手段と、
前記フレーム部材内に配置された駆動手段であって、前記針部材を前記溝に沿って選択的に移動させ、当該針部材の端を選択的に当該溝から出し入れするため、前記係合手段に連結された駆動手段と
を有する縫合装置。 - 請求項1記載の縫合装置において、前記係合手段は、前記弓形の針部材の前記外側に係合するようにも適合している。
- 縫合装置であって、
溝を有する弓形フレーム部材と、
前記溝内に配置された半円形の針部材と、
前記針部材を選択的に付勢して第1方向に移動するよう、前記溝内に配置された第1の一方向係合手段と、
前記溝内に配置され、前記係合手段に連結された駆動手段であって、選択的に前記針部材の端を溝から出し入れする駆動手段と
を有する縫合装置。 - 請求項3記載の縫合装置であって、前記針部材を選択的に付勢して第2方向へ移動するよう前記溝内に配置された第2の一方向係合手段をさらに有する縫合装置。
- 前記請求項のいずれかに記載の縫合装置であって、縫合中に糸を漸進および制御するよう、前記弓形フレーム部材の一端に連結された糸漸進手段をさらに有する縫合装置。
- 任意の前記請求項記載の縫合装置であって、前記針部材の移動の回転方向を設定する方向設定手段をさらに有する縫合装置。
- 請求項6記載の縫合装置において、前記方向設定手段は前記弓形フレーム部材内に配置されており、
前記針部材を支持および整列する固定方向手段であって、前記針部材の第2方向への移動を防止する抵抗手段を有する固定方向手段と、
前記針部材を第1方向へ付勢するため前記固定方向手段とスライド可能に連結された移動自在ドライバ手段であって、前記針部材をこの第1方向へ付勢する抵抗手段を有する移動自在ドライバ手段と、
前記移動自在ドライバ手段を制御する方向作動装置と
を有する。 - 任意の前記請求項記載の縫合装置であって、前記駆動手段を駆動する駆動回路手段をさらに有する縫合装置。
- 請求項8記載の縫合装置において、前記駆動回路手段は、
前記ドライバ手段に連結され、このドライバを引っ張る少なくとも1つの張力調整手段と、
前記張力調整手段に連結され、この張力調整手段に張力を作用させ続ける少なくとも1つの滑車手段と、
前記張力調整手段に連結され、選択的にこの張力調整手段を引っ張る少なくとも1つの進行手段と
を有する。 - 請求項9記載の縫合装置において、前記少なくとも1つの進行手段は、ホイールであって、その周縁部周囲に配置された複数のボスを有するホイールと、ボスをホイール周囲で進行させるトリガ手段とを有し、前記ホイールと前記トリガ手段とは、このホイール周囲での前記ボスの進行により前記張力調整手段が前記ドライバを引っ張るよう設けられている。
- 任意の前記請求項記載の縫合装置であって、前記弓形フレーム部材を位置決めする関節式連結手段をさらに有する縫合装置。
- 請求項11記載の縫合装置において、前記関節式連結手段はボール、ソケット継手、セグメント化した頚状部、またはユニバーサルジョイントヒンジからなる群から選択される。
- 請求項11記載の縫合装置であって、前記関節式連結手段を調整する関節式連結制御手段をさらに有する縫合装置。
- 請求項13記載の縫合装置において、前記関節式連結制御手段は、
前記弓形フレーム部材に連結された張力調整手段と、
前記張力調整手段に連結されたボール手段であって、このボール手段を回転させると前記張力調整手段が前記弓形フレーム部材を引っ張ってこの弓形フレーム部材の位置を調整するよう設けられたボール手段と
をさらに有する。 - 任意の前記請求項記載の縫合装置であって、縫合中に糸を引っ張る糸引張り手段をさらに有する縫合装置。
- 任意の前記請求項記載の縫合装置であって、前記駆動回路手段を収容する管状手段をさらに有する縫合装置。
- 請求項16記載の縫合装置であって、前記管状手段に連結され前記縫合装置を位置決めする取り扱い手段をさらに有する縫合装置。
- 任意の前記請求項記載の項縫合装置において、前記係合手段は、
前記針部材の外側に配置されたブレード手段と、
前記針部材の内側に配置された対向ブレード手段であって、前記係合手段が前記針部材に係合する際、前記ブレード手段の縁部が前記針部材の前記外側に係合し、前記対向ブレード手段の縁部が前記針部材の前記内側に係合するよう設けられた対向ブレード手段と
を有する。 - 請求項18記載の縫合装置であって、前記ブレードを選択的に曲げ、その結果このブレードを前記針部材に係合させる手段をさらに有する縫合装置。
- 任意の前記請求項記載の縫合装置であって、金属、プラスチック、またはそれらの混合材料から作られた縫合装置。
- 上記に説明し添付の図面で例示した、実質的に本明細書に係る縫合装置。
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