JP2009507578A - 周回式縫合および糸結び装置 - Google Patents
周回式縫合および糸結び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009507578A JP2009507578A JP2008530236A JP2008530236A JP2009507578A JP 2009507578 A JP2009507578 A JP 2009507578A JP 2008530236 A JP2008530236 A JP 2008530236A JP 2008530236 A JP2008530236 A JP 2008530236A JP 2009507578 A JP2009507578 A JP 2009507578A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- blade
- shuttle
- driver
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/0491—Sewing machines for surgery
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/0482—Needle or suture guides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/062—Needle manipulators
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/0467—Instruments for cutting sutures
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/0485—Devices or means, e.g. loops, for capturing the suture thread and threading it through an opening of a suturing instrument or needle eyelet
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/0469—Suturing instruments for use in minimally invasive surgery, e.g. endoscopic surgery
- A61B2017/0475—Suturing instruments for use in minimally invasive surgery, e.g. endoscopic surgery using sutures having a slip knot
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B2017/0496—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials for tensioning sutures
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06004—Means for attaching suture to needle
- A61B2017/06047—Means for attaching suture to needle located at the middle of the needle
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06066—Needles, e.g. needle tip configurations
- A61B2017/0609—Needles, e.g. needle tip configurations having sharp tips at both ends, e.g. shuttle needle alternately retained and released by first and second facing jaws of a suturing instrument
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/28—Surgical forceps
- A61B17/29—Forceps for use in minimally invasive surgery
- A61B17/2909—Handles
- A61B2017/2912—Handles transmission of forces to actuating rod or piston
- A61B2017/2923—Toothed members, e.g. rack and pinion
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/28—Surgical forceps
- A61B17/29—Forceps for use in minimally invasive surgery
- A61B2017/2926—Details of heads or jaws
- A61B2017/2927—Details of heads or jaws the angular position of the head being adjustable with respect to the shaft
Abstract
周回式縫合および糸結び装置は、糸が嵌入された湾曲した針を収容するため、相応する形状の支持フレーム内に設けられた弓形の固定された、溝または凹部を有する経路部材と、針に選択的に係合し、この針を一回転方向あるいは両回転方向に駆動して外傷部を糸で縫合するように経路部材内に設けられる摩擦式針係合装置により特徴付けられる。フレームおよび経路部材の選択的関節式連結と、針に対して摩擦式針係合装置を配置することによる経路部材内の針の駆動は、関節式連結関係でフレームおよび経路部材を装着し、ピストルグリップに対して回転して関節式に連結され、経路部材内の摩擦式針係合装置とインターフェース連結した種々の操作要素を収容する伝達管を有するピストルグリップ操作装置の操作により通常達成される。少なくとも一つの実施形態では、針方向調整要素は、操作機器上に位置するインターフェース連結される操作要素の操作に応答して針の回転の方向を決定するため、経路部材内の選択された装置と協働してフレーム内に設けられる。補助的な糸処理、または漸進および糸結び装置もまた開示される。
Description
本出願は2002年10月3日付けで出願された同時係属出願である第10/263,902号の一部継続出願である。
本発明は、外科的切開および外傷の縫合と、一般的な外科的処置における任意の他の組織の接合または固定ならびに、特に、腹腔鏡手術および脳神経手術一般といった非常に小さいか、クランプされるか、又は手や術具が届きにくい手術部位を含む外科的処置における組織の縫合や接合または結合に関する。多数の外科的処置における特有の問題の一つは、切開部や外傷部に対し、外科医の手ならびに針および縫合器具が届きにくいという問題である。この問題は、心臓手術、脳手術、脊髄手術、そして幼児および小児の手術など、手術の関心部位が微小な特徴を有しており、精巧な手術が行われる場合はより深刻になる。数多くの外科的処置は、手術部位が微小であるために成人および小児に対する手術が不可能となり、このため、手術で解決できるような多数の病状が手術不可能と見なされている。同じ状況が、身体の内部や術具が届かない部位での縫合などで発生する。そこでは、公知の手術技術および/またはこの場所に届くことのできる術具がなく、必要な手術処置を提供することができない。
本発明の微小サイズの周回式縫合および糸結び装置は、手術時の縫合を最適化し、特に、心臓、脳および脊髄を含む、非常に小さく、通常の方法では手や術具が届かない身体部位(これに限定されない)に対する接近、および幼児に対する従来の処置を容易にし、従来の手術技術では不可能だった手術処置を可能とするように設計されている。本発明の装置は、操作装置上の関節式連結のために搭載された相応的構成の支持フレーム内に設けられた弓形の固定された溝または凹部を有し、一本の糸が嵌合された、回転する湾曲した針を収容できる経路部材により特徴付けられる。この経路部材の内部には、選択的に針に係合し、その針が外傷部を縫合するように任意の方向に回転するように摩擦装置が設けられる。この摩擦装置は、関節式結合状態で十分な力で操作される。このような摩擦装置は、操作装置内の種々の操作要素またはコンポーネントの操作に応答する。また、針の回転方向を選択的に調整するために、フレーム内に針方向調整要素を設けることもできる。経路部材および回転する針を支える支持フレームの操作装置への関節式連結は、通常は、ボールまたはユニバーサルジョイントが装着されたフレームを、操作装置上に設けられた「ジョイスティック」タイプのレバーに連結するケーブルにより容易になる。このため、一方向または双方向に漸進する針の回転は、操作装置上の適切な方向操作要素および駆動操作要素の操作とにより達成でき、フレームと、経路部材および針との協働的な関節式連結は、操作装置上のレバーの操作により達成される。組織の縫合は、操作装置および回転する針により達成されるので、縫合の結び目を形成するための糸の引張り、取り扱いおよび結合を容易にするため、種々の糸漸進および糸取り扱い用アクセサリと、フック/フック解除糸結び装置とを操作装置と協働して利用することができる。
湾曲したフレームまたは弓形フレームは、針が開始位置にある際、この針を一端から他端にわたり支持するように構成される。弓形の溝または凹部を有する支持経路部材は、これに相応した形状の針に十分な支持を提供しながら、糸が任意の針支持および駆動構造に閉じ込められず、針が横切る経路部材の回路の周囲で糸の通過を許容するように、回転ディスク上に位置する溝または凹部の頂部を開放しておくことにより成形される。すべての摩擦力およびロック力は、摩擦装置により経路部材上の選択位置で針に加えられる。針およびフレームの双方と、経路部材とは、縫合される組織を収容するため、それに対応するギャップを有する。これにより、操作装置内の適切な操作コンポーネントまたは要素の操作により針を円形経路内で駆動させる場合、この針は、経路部材内のギャップ内部に突出した組織を貫通する。さらに、糸は針に装着されるので、針のいずれかの一端から単一方向の針移動の場合、あるいは、針の中央から双方向の針操作を行う場合、針が組織を横切ることにより、糸は針の後方から引っ張られ、経路部材の開放された頂部の周囲でギャップを横切り、組織を貫通する。糸は、経路部材内には閉じ込められないが、針および糸が通過した組織内に閉じ込められる。このような貫通および閉じ込みの後、糸の先行部または針に結合した糸のヘッドにより組織を貫通する代わりに、糸の後続部または後部の一部を連続的に周回させると、結び目が形成され、この結び目はしっかり縛ることができ、従来の外科手術の糸結びと同様に結ぶことができる。このように本発明の装置を使うことにより、従来の手術で一般的に行われているすべての糸結びを、従来の縫合および糸結び技術に要する時間に比べて短時間で行うことができるという効果がある。
操作装置の操作に応答して針を一方向または双方向に回転させるために、経路部材、針、および支持フレームと協働して、種々の要素およびコンポーネントが操作装置内に設けられる。通常の針駆動装置は、支持フレームに搭載した針ドライバおよび駆動方向設定プレートの組み合わせであり、駆動方向設定プレートおよび針ドライバは、操作装置内の対応する操作要素または操作コンポーネントにより順次操作され、針の回転方向を設定し、この針を当方向に駆動することができる。第2の駆動機構は、操作装置の操作に応答して通常針を一方向に移動させるラックおよびピニオン機構を含む。第3の駆動機構は、操作装置の操作によりフレーム内で回転する複数のフォーク形ブレードを含み、ブレードに係合し、ドライバプレートによりブレードを選択された方向に操作する。針が選択された方向から経路部材を横切るようにする他の駆動機構は、操作装置により操作される駆動促進装置に応答して、針と選択的に係合する複数のフォーク形ブレードにより提供される。さらに他の駆動機構は、針に係合して駆動するために、歯車形状のロータを駆動する一対のベベルギアにより操作される遊星歯車装置を含む。ユニバーサルジョイント装置は、通常、支持フレームを操作装置に連結するが、本発明はこの実施形態に限定されない。針の関節式連結および駆動機構の別の実施形態は、針と選択的に係合し、操作装置の操作に応答して駆動される柔軟なロータを含む。関節式連結制御方式により針が経路部材を横断するようにする他の駆動機構は、フレームに搭載される歯止めと、操作装置の操作による経路部材内の針の回転、および歯止めによる針の選択的係合を実行するために、歯止め内のV字状スロットに乗る協働クランクとを含む、歯止め式クランク装置である。種々の操作装置は、後述するように、関節式連結の制御方式により針をフレーム内の経路部材の周囲に横断させるためのそれぞれの駆動機構と相互作用およびインターフェース結合するよう活用可能である。
本発明の目的は、開口溝を有する弓形フレームと、フレーム内に配置され溝内に着座した弓形の針と、フレーム内に配置され、解放自在に針に係合するため溝内に選択的に延長する係合手段と、針を溝内で駆動するため、この係合手段に係合する駆動手段とを含む、縫合装置を提供することである。
本発明の一つの形式の目的は、複数の戦略的形状の円柱方向に離隔した空洞と、新規な針前進シャトルがこれに沿って摺動自在に移動できる略半円形のシャトルトラックと、針進行シャトルの移動により新規な縫合針がこれに沿って順次に進む略半円形の針ガイドを含む特有構成の関節式連結縫合ヘッドを備える縫合装置を提供することである。
本発明の一つの形式の目的は、新規な長方形断面と、円周方向に延長するノッチが形成された壁と、縫合工程における針の変形を補償する、戦略的な角度で面取りした端部を有する縫合針を含む、前述の特徴を有する縫合装置を提供することである。
本発明の一つの形式の他の目的は、関節式連結縫合ヘッド部内に形成される複数の戦略的形状の、円周方向に離隔した空洞内に配置され、針前進シャトルの移動に応答して空洞内における横断およびピボット移動の双方のために適応される複数の特有構成の針係合および前進部材を含む、上記の特徴を有する縫合装置を提供することである。
本発明の一つの形式の他の目的は、装置の縫合ヘッドのシャトルトラックに沿って針前進シャトルを滑らかに且つ確実に移動させるための協働バイアススプリングおよびトリガ機構を含む、デュアルケーブルシャトル前進サブシステムを備える、前述の特徴を有する縫合装置を提供することである。
まず、図1〜図5を参照すれば、本発明の周回式縫合および糸結び装置の一実施形態は一般に参照符号1で示されている。伝達管1200は、選択ベアリングソケット1253を一端に有し、そこからレバー1251が枢軸可能に延長する、略円筒型の細長い中空管により特徴付けられ、伝達管1200は、通過コーン(transition cone)1245を形成するために、反対端から内側にテーパが付けられている。細長い延長管1240は、通過コーン1245の小さい端から突出しており、弓形の三日月形部材101を図示のように収容し装着する通過ガイドコーン1238(図5)で終わる。本発明の好適な実施形態では、伝達管1200は、ハウジング1265内に着座したクレードル1276A上に関節式連結のために装着される。ハンドル1260は、ハウジング1265に取り付けられ、三日月形部材101内の湾曲した縫合針50(図5参照)を駆動するため、以下に述べるようなトリガ1267が嵌合されている。選択ベアリングソケット1253と通過コーン1245との中間には、トリガ1267と相互作用し、針50を三日月形部材101内で駆動するために、往復動入力つば1216を含む駆動入力部1200C(図3)が設けられる。スライドスイッチ装着本体1211を含む方向設定スイッチ部1200Dは、往復動入力つば1216前方の延長管1200に設けられており、以下に述べるように、三日月形部材101内で針50の回転方向を変更するため、一対の圧力対向リング1211Aと、この圧力対向リング1211Aの間で伝達管1200の上に摺動自在に配置している方向アクチュエータ1214が嵌合されている。
以下、図2を参照すれば、伝達管1200およびハウジング1265は、三日月形部材101を縫合される組織に対し所望の位置に精確に配置するため、ハンドル1260に対して左または右に関節式連結できることが理解される。このため、伝達管1200の延長端上の延長管1240および三日月形部材101は、図2に示した極左位置から極右位置(図示せず)まで、目的に応じて任意の選択角度で関節式連結を行うことができる。同様に、延長管1200は、ハンドル1265上のクレードル1276Aをピボット運動により広いピッチ角にわたり下方および上方にピッチすることができ、さらに、延長管1200は、縦軸に沿ってクレードル1276A内で306度回転可能であり、縫合操作における狭い場所で所望の位置に精確に三日月形部材101を配置することが容易になる。
さらに、図4に示したように、第2ハンドルトリガ1261Bを有する第2ハンドル1261は、柔軟な連結部1261Aによりハンドル1260に取り付けられ、柔軟チューブ1141は、以下にさらに述べる目的のために、第2ハンドル1261から三日月形部材101上に装着された糸漸増アクセサリ(図示せず)に突出している。
再び図5を参照すると、好適な実施形態では、三日月形部材101は、伝達管1200のテーパが付けられた通過ガイドコーン1238に通過ガイドコーン1238の延長端部に設けられた固定ジョイントボール780により取り付けられている。このジョイントボール780は、三日月形部材101内に設けられたソケット775のソケット空洞775C内に着座しており、この連結は、通過ガイドコーン1238に対する三日月形部材101の自在な関節式連結を容易にしている。ジョイントボール780上の三日月形部材101の制御された自在な関節式連結は、対応するケーブル穴1238A、1238B、1238Cおよび1238Dとを各々貫通して、通常、通過ガイドコーン1238内から延長する四本の三日月形部材の角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dにより容易になる。さらに、図5に示したように、三日月形部材の角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの各延長端は、ソケット775のそれぞれ対応するベースコーナ776A、776B、776Cおよび776Dに任意の適切な方法で取り付けられ、これらケーブルの反対端は、以下に述べるように、レバー1251の操作が三日月形部材の角度関節式連結ケーブル1256A、1256、1256Cおよび1256Dの対応する一本に張力を印加して、三日月形部材101を操作し、図5に点線で示す組織100に対して所望の位置に関節式連結するように、図1〜図4に示したレバー1251に取り付けられている。よって、本発明の好適な実施形態では、三日月形部材の角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dは、レバー1251連結アセンブリから、伝達管1200、通過コーン1245および、延長管1240を通過し、さらに、通過ガイドコーン1238内の対応するそれぞれの通過ガイドコーンのケーブル引き込み穴1238A、1238B、1238Cおよび1238Dを通過して、三日月形部材101上のソケット775まで延長している。
図1、図5、図6、図6Aおよび図6Bを参照すれば、本発明の好適な実施形態では、図1〜図5に示した三日月形部材101は、延長端の間のギャップ105を除いて連続的な湾曲した溝を画定する三日月形のケース102であって、非排他的に溶接結合、ボルト結合、無頭釘結合などを通常含む任意の適切な手段によりソケット775上に装着されたケース102により特徴付けられる。弓形の固定経路方向設定プレート136は、ケース102に着座し、短く湾曲した駆動方向設定プレート134を収容するよう構成されており、後者は、以下で説明する操作コンポーネントにより、図6にさらに示した弓形の針50の回転方向を決定するため、伝達管1200上のスライドスイッチ装着本体1211の操作に応答する。この駆動方向設定プレート134は、固定経路方向設定プレート136上に着座しており、これに相応した形状の往復動ドライバ108であって、駆動方向設定プレート134の位置により決定された方向に、往復動ドライバ108と関連して、三日月形の針50を漸進的に駆動するよう構成された往復動ドライバ108を収容する。弓形の固定経路部材104は、図6にさらに示したように、一本の糸50aが提供される弓形の針50を収容し安定化させるため、往復動ドライバ108上に配置されている。
固定経路部材104を除いて、図6に示した三日月形部材101の各コンポーネントのアセンブリを図6Aおよび図6Bに示しており、針50の一部は針ドライバ108上に位置している。針ドライバ108、駆動方向設定プレート134および固定経路方向設定プレート136はすべて積み重ねられ、三日月形のケース102内に着座しており、任意の便利な技術により、通常、固定経路ハウジング104A〜104Dをケース102に例えば、溶接または圧入嵌合(press−fit)などにより取り付けられて位置が保持される。さらに図6Bに示したように、一対の方向設定アクセス側延長部141の一つを示し、これは駆動方向設定プレート134への装着と、針50が固定経路部材104を横切るとき、針50の回転方向の変更を達成するための、スライドスイッチ1211のコンポーネントに延長するケーブル(図示せず)への取り付けのために、ケース102のケースベース102A内のケースクリアランススロット143と、固定経路方向設定プレート136内の整列された固定経路方向設定プレートスロット142とを貫通して延長している。同様に、一対の駆動アクセスケーブル延長部140(その一つを図6Bに示す)もまた、往復動ドライバ108内の離隔したブレードグループハウジング110および110Bから、ケース102のケースベース102A内に設けられたケースクリアランススロット143を貫通し、固定経路方向設定プレート136内の整列された固定経路方向設定プレートスロット142と、駆動方向設定プレート134内のより長いタブクリアランススロット145Aとを貫通して延長している。第2ケーブル(図示せず)は、駆動アクセスケーブル延長部140への取り付け部から、伝達管1200(図1〜5)上の往復動入力つば1216まで延長しており、以下にさらに述べるように、ハンドル1260(図1〜5)内のトリガ1267の操作により、駆動方向設定プレート134および固定経路方向設定プレート136の操作により決定される方向に、固定経路部材104内の針50を駆動する。
次に、図6〜図13Aでは、弓形の往復動ドライバ108が示され、そこには、一対の湾曲した平行なドライバのより長いタブクリアランススロット144(図8Aおよび図8B)が嵌合されたグループハウジングベース111上に装着された三つの離隔したブレードグループハウジング110、110Aおよび110Bが嵌合されている。二つのブレードグループハウジング110および110Bは、三日月形の往復動ドライバ108の終端部に配置されており、第3のブレードグループハウジング110Aは、ブレードグループハウジング110と110Bとの間でほぼ等間隔で離隔した(図6、図8Aおよび図8B)往復動ドライバ108の中央に位置している。図7にさらに示したように、湾曲した針50は、(ブレードグループハウジング110および110Bだけでなく(図示せず))ブレードグループハウジング110Aのグループハウジングベース111に設けられた溝またはトラックを介して延長している。さらに、二セットの対向して配置されたデュアル方向ブレードクリアランススロット120は、ドライバブレード112を収容するために、角度関係で針50に面した各グループハウジングベース111に設けられる。これらのドライバブレード112は、二セット6枚の対向して配置されたドライバブレード112として各ブレードクリアランススロット120のベースに設けられたブレード装着スロット122内に着座しており、ドライバブレード112の各セットまたはグループは互いに反対方向に配置されており、二セットのブレードクリアランススロット120の対向配置によって前傾したドライバブレード112Bと、後傾したドライバブレード112Cとが識別される。
図7〜図7Bにおいて、ドライバブレード112の各々は、曲げ可能な細い中央スプリングリーフ114により垂直フィン116に連結される垂直リーフ張力調整タブ118またはより長いタブ118A(図7Aの点線で表示)を含む。各リーフ張力調整タブ118は、傾斜されたチゼル117Aおよび117B(図7B)を有する凹形の針接触プロファイル117を形成するように湾曲した底部の丸い端119Aによりさらに特徴付けられ、凹形の針プロファイル117は、上部の丸い端119で終わる。よって図7に示すように、一セットのドライバブレード112(前傾したドライバブレード112B)は対向して配置され、針50を反時計回りに駆動するために針50と係合して配置された対応する凹形の接触プロファイル117(図7A)とともに配置されており、第2セットのドライバブレード112(後傾したドライバブレード112C)は、針50が反対方向または時計回りに駆動されるとき、対応する凹形の接触プロファイル117で針50に順次に係合するように反対方向に配置されている。さらに、図7に示したように、往復動ドライバ108内のブレードグループハウジング110、110Aおよび110Bの終端は、往復動ドライバ108の操作により針50が三日月形部材101内で漸進的に移動するとき、針50の傾斜された端部の確実な進入を容易にするための、対向して配置され、傾斜された角度エントリガイド127を形成するように構成されている。
再び図6〜図10を参照すると、駆動方向設定プレート134は、図6、図6B、図9および図10に示したように、往復動ドライバ108の下におよび隣接して配置されている。駆動方向設定プレート134には、図8に示したように、対応して配置されたドライバブレード112のそれぞれの細長い下方延長リーフ張力調整タブ118を収容する対向して配置されたデュアル方向の固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138の二セットの離隔した3グループが嵌合されている。ドライバブレード112の各頂部は、図7に示し以下に述べるように、往復動ドライバ108内の各ドライバブレードクリアランススロット120内に着座している。各駆動方向設定プレートの平行四辺形の穴138は平行四辺形をなしており、平行四辺形の傾斜壁139は、実質的に各リーフ張力調整タブ118に平行で、以下に述べる目的により、駆動方向設定プレート134の回転に応答して、順次にリーフ張力調整タブ118と接触するように配置されることが重要である。
図8A、図8Bおよび図10に示したように、まず図8Aでは、往復動ドライバ108のブレードグループハウジング110B部分が、三日月形部材101の駆動方向設定プレート134の対応する部分に重ね合うように示されている。対向して配置されたドライバブレード112の前方セット(前傾したドライバブレード112B)は、その下部の駆動方向設定プレート134の後方設定位置により各細い中央スプリングリーフ114でわずかに曲げられるとき、湾曲した針50に係合する。これにより、図1に示した周回式縫合および糸結び装置1内のトリガ1267の操作に応答して、前方への矢印110Cの反時計回りの往復動ドライバ108の操作が、その方向に針50を進行させるように、前傾したドライバブレード112Bは針駆動構成を有している。後方への矢印134Bは、駆動方向設定プレート134の設定移動方向を示しており、後方への移動は、針50を前方へ漸進させるために、前傾したドライバブレード112Bを曲げて設定することが必要である。各前傾したドライバブレード112Bのこのような曲げは、駆動方向設定プレート134内の各平行四辺形の穴138(図10)の傾斜した平行四辺形の側面139と、下方延長のリーフ張力調整タブ118との間の接触により達成される。後傾したドライバブレード112Cは、針の反時計回りの移動において、駆動方向設定プレート134内の平行四辺形の穴138の平行四辺形の側面139に係合しないため、針50と接触しない。
次に、図8Bを参照すると、ドライバ108と、方向設定プレート134と、ブレードグループハウジング110の反対端を示し、図8Aに示したものと反対の針操作モードを示している。また、前方への矢印134Aの方向で示したように、駆動方向設定プレート134の前方配置により針係合の構成を有する後傾したドライバブレード112Cセットが示されている。対応する平行四辺形の穴138(図10)の平行四辺形の側面139は、後傾したドライバブレード112Cの各リーフ張力調整タブ118に働きかけ、それらを曲げて針50に接触させ、これにより、図8Aとは反対方向または時計回りの針50の回転を容易にする。後方への時計回り矢印110Dは、この方向への往復動ドライバ108の操作を指示する。
図9および図10に示したように、往復動ドライバ108のグループハウジングベース111には、二つの下方延長の駆動アクセスケーブル延長部140(一つを例示)が嵌合されている。この下方延長の駆動アクセスケーブル延長部140は、図1に示し、さらに以下に述べるように、ハンドル1260上のトリガ1267の操作により往復動ドライバ108の特定方向への操作を容易にするために、伝達管1200上の往復動入力つば1216機構に連結されるケーブル(図示せず)を収容するための駆動ケーブルクリンプトラフ147を含む。また、図9では、図10に示し、これまで述べたように、駆動方向設定プレート134内の対応する駆動方向設定プレートの平行四辺形の穴138内に突出するために、対応する長方形の駆動タブクリアランスホール124を貫通して突出したドライバブレード112の各セットの下方延長のリーフ張力調整タブ118を示している。
図1、図10、図11および図11Aを参照すれば、往復動ドライバ108は、駆動方向設定プレート134と、往復動ドライバ108のグループハウジングベース111に固定された駆動アクセスケーブル延長部140とで組み立てられ、往復動ドライバ108に対し選択された位置にあり、この往復動ドライバ108と一緒に移動する駆動方向設定プレート134とともに、往復動ドライバ108の操作により針50の駆動を容易にするために、駆動方向設定プレート134内のより長いタブクリアランススロット145Aを貫通して延長するように示されている。また、図10では、固定取り付け部から駆動方向設定プレート134へ下方に突出した方向アクセスケーブル延長部141を示している。この方向設定アクセスケーブル延長部141は、伝達管1200を貫通して図1に示したスライドスイッチ1211に延長したケーブル(図示せず)に取り付けるための方向ケーブルクリンプトラフ148を含む。この連結は、これまで述べたように、また以下に詳細に述べるように、スライドスイッチ1211を使った、往復動ドライバ108に対する駆動方向設定プレート134の操作により、三日月形部材101内の針50の回転方向の変更が容易になる。さらに図10では、駆動方向設定プレート134内の各平行四辺形の穴138を示し、図8Aおよび図8Bで示し、これまで述べたように、対向するセットのドライバブレード112と針50との選択的な係合を達成するために、各平行四辺形の穴138は、ドライバブレード112の各平行なリーフ張力調整タブ118に係合し、その各中央スプリングリーフ114においてドライバブレード112を曲げるための傾斜した平行四辺形の側面の角度139を有してもよい。
図13Aに示したように、往復動ドライバ108は、駆動方向設定プレート134上に組み立てられて再び示されており、より長い固定経路部材104がアセンブリに含まれている。この組み合わせは、特に、後者に対する前者の双方向移動能力を示し、各々固定経路部材104の下部にある往復動ドライバ108および駆動方向設定プレート134を操作するための、駆動アクセスケーブル延長部140および方向アクセスケーブル延長部141の各ペアの一セットの下方延長も示している。
図12〜図13Aを参照すれば、ブレードグループハウジング110で往復動ドライバ108のグループハウジングベース111に取り付けられた下方に延長した駆動アクセスケーブル延長部140の一つが、図13のより長いタブクリアランススロット145Aにつながる、駆動方向設定プレート134内の対応するスロット引き込み口149を介して延長するように、図13に示した下部の駆動方向設定プレート134上に組み立てられた往復動ドライバ108が示されている。駆動ケーブル1247の一端は、駆動ケーブル延長部140の駆動ケーブルクリンプトラフ147内にしっかりクリンプされている。さらに、駆動方向設定プレート134に固定され、方向アクセスケーブル延長部141の方向ケーブルクリンプスルー148内にしっかりクリンプされた方向ケーブル1248の一端を収容する、下方延長の方向アクセスケーブル延長部141の一つが示されている。駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248は、図1に示し、これまで述べたように、反対端で往復動入力つば1216(およびトリガ1267)と、スライドスイッチ1211にそれぞれ連結されている。
次に、図13A、図14および図15を参照すれば、三日月形部材101の上部アセンブリ要素を示すために、往復動ドライバ108および駆動方向設定プレート134は組み立てられ、固定経路部材104下の組み立て位置に配置されて示されている。さらに図14では、固定経路方向設定プレート136が、駆動方向設定プレート134と、往復動ドライバ108と、固定経路部材104のアセンブリに付加されている。また、図15では、ケース102がアセンブリに付加され、往復動ドライバ108に取り付けられた二つの駆動アクセスケーブル延長部140の一つと、駆動方向設定プレート134に連結される二つの方向アクセスケーブル延長部141の一つは、駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248が定位置にクリンプされた状態で各々示され、ケース102内のケースクリアランススロット142を貫通して下方に突出している。固定経路部材104は、他の内部部品と、固定経路方向プレート136と、駆動方向プレート134と、ドライバ108の上にいったん配置されると、組み立てられたコンポーネントを定位置に維持するために、通常、スポット溶接したり、あるいはケース102に取り付ける。
図6、図16および図17を参照すれば、固定経路部材104を示し、この固定経路部材104は湾曲した針アクセススロット150Bにより分離されたオーバーヘッド連結部材150および150Aを含み、オーバーヘッド連結部材150および150Aの底面側には固定経路ハウジング104A、104B、104Cおよび104Dが離隔して設けられる。各固定経路ハウジング104A、104B、104Cおよび104Dは、さらに以下に述べるように、対応するより長いタブ付きの固定経路ブレード112Aを収容するための、二セットの対向して配置された平行四辺形の固定経路ブレード装着スロット122Aを含む。さらに図6に示したように、固定経路部材104は、任意の所望の方法で往復動ドライバ108の上に直接搭載されるが、往復動ドライバ108が往復動を妨げるくらいきつく搭載されない。この位置で、固定経路部材104は、針50を着座させ、さらに以下に述べるように、往復動ドライバ108の操作により固定経路部材104の周囲に針50を漸進的に駆動させるとき、糸50Aをもつれさせることなく収容するために、オーバーヘッド連結部材150および150Aの間に固定経路104の頂部に設けられた、針アクセススロット150B内に弓形の針50を収容する。
図6、図16、図18、図18Aおよび図19に示したように、固定経路方向設定プレート136には、三日月形の固定経路方向設定プレート136の湾曲部の周囲に離隔して配置され、固定経路部材104内の固定経路ブレードクリアランスホール124Aに垂直に合致した、対向して傾斜したセットの固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aが設けられる。固定経路方向設定プレート136の延長端の上に装着された固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aのセットは、上方に立設されたボス136Aおよびボス136Bの内側端部でそれぞれ終端になる。さらに、デテントノッチ137と、デテント137Aおよび137Bと、クリアランス凹部137Eおよび137Fと、入口ストップ部137Cおよび137Dは、図示するように、固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aにそれぞれ隣接した固定経路方向設定プレート136の各端部の外側エッジに形成されている。これらの要素は、さらに以下に述べるように、駆動方向設定プレート134と協働して、固定経路部材104内の針50の進行方向を決定する手段となる。また、固定経路方向設定プレート136には、図6Bに示したように、その上に置かれる往復動ドライバ108および方向アクセスケーブル延長部141から延長し、その上に置かれる駆動方向設定プレート134から突出した、各駆動アクセスケーブル延長部140を収容するために、固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aの各セットの間で延長する、同一平面上の湾曲した不連続の固定経路方向設定プレートスロット142が設けられる。
図6、図18、図18A、図19、図20、図21および図38を参照すれば、駆動方向設定プレート134および固定経路方向設定プレート136は、ケース102に重畳されて示されており、針の回転方向を決定するとき、駆動方向設定プレート134と固定経路方向設定プレート136との間の協働を特別に示すため、往復動ドライバ108および固定経路部材104を省略した(図20および図21)。図20は、範囲ストップ部137Hと、この範囲ストップ部137Hから延長したクリアランス凹部137Fを詳細に示しており、その双方は固定経路部材104の固定経路ハウジング104Dがその上に着座した固定経路方向設定プレート136の一端(通常、収容アーム101B)の外側の延長エッジの上に位置する、デテントノッチ137(図18A)に位置している。第2の範囲ストップ部137Gおよびこれに対応するクリアランス凹部137E(図19)は、固定経路方向設定プレート136(図39)の反対側の延長端(通常、前進アーム101A)上に位置する対応するデテントノッチ137内に設けられる。ボス136Bもまた、図19に示した固定経路方向設定プレート136の端部上で上方に立設した構成で、以下に述べるように、固定経路ハウジング104D(図19)との接触により、固定経路部材104に対する固定経路方向設定プレート136の移動を中断する機能を果たす。さらに二セットの対向して配置された固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aもまた、入口ストップ部137Dおよびこれに対応するデテント137Bとともに、固定経路方向設定プレート136内に示され、入口ストップ部137Dおよびデテント137Bの双方は、範囲ストップ部137Hからクリアランス凹部137F(デテントノッチ137内に位置)の反対端に位置している。上述のように、第2の入口ストップ部137Cおよびデテント137Aだけでなく、ボス136Aを含む対応する要素は、固定経路方向設定プレート136の反対端に設けられ、これら要素を図39に示している。
再び図1、図8A、図8B、図19、図20、図21および図30〜図39を参照すれば、固定経路部材104内の針50の横断方向を設定または決定するための、固定経路部材104(図20および図21には図示せず)に対する駆動方向設定プレート134および固定経路方向設定プレート136の移動が示されている。図8B、図20、図30〜図33、図38および図39に示したように、縫合操作において、往復動ドライバ108の操作により、固定経路部材104上で時計回りに針50を駆動(図30〜図33に順次に示す)することを望む場合、駆動方向設定プレート134は、スライドスイッチ装着本体1211(図1)の操作により、固定経路方向設定プレート136(図32、図33および図38)のボス136Aに接触するように先に移動される。このような作用は、固定経路方向設定プレート136を、図8Bの矢印134Aと、図20および図38で示した矢印方向に移動させ、針ドライバ108のブレードグループハウジング110、110Aおよび110Bの各々の中で後傾したドライバブレード112Cを針50(図8B)と接触するように湾曲させ、下部ケース102(図38)の外側壁の下部に位置するデテント137Cおよび固定ケースボス102Cを整列させる。さらに図38に示したように、固定ケースボス102Cは、移動するクリアランス凹部137E内で範囲ストップ部137Gとデテント137Aとの間に乗る。このため、駆動方向設定プレート134は、図21の上部矢印の方向に移動し、図8Bの底部矢印134Aで示すように、ケースボス102C(図38〜図39参照)が入口ストップ部137Cに乗り上げ、固定経路方向設定プレート136内のデテント137A(図39)に着座するまで、下部ケース102(図21)に対して移動する。この装置は、以下に述べるように、針50が時計回り漸進するように設定されている。
次に、図8A、図21および図34〜図37を参照すれば、図21の上部矢印で示したような時計回りの駆動方向設定プレート134の移動は、針ドライバ108のブレードグループハウジング110、110Aおよび110Bの各内部の前傾したドライバブレード112Bが曲がって針50(図8A)と接触することに伴って、固定経路方向設定プレート136を時計回りに移動させ、駆動方向設定プレート134は、ボス136Bに接触して、ケースボス102Dが範囲ストップ部137Hからクリアランス凹部137Fの反対端で移動する入口ストップ部137Dに係合し、入口ストップ部137Dの上を移動し、移動するデテント137B(図21)内に着座するようになる。このような作用は、以下に述べるように、固定経路方向設定プレート136の移動を終わらせ、往復動ドライバ108の操作による固定経路部材104上の反対方向または反時計回りに針50(図示せず)を駆動することを容易にする。
再び図22、図22Aおよび図23を参照すれば、固定経路方向設定プレート136、駆動方向設定プレート134、往復動ドライバ108および、固定経路部材104が組み立てられて構成されており、各ペアの駆動アクセスケーブル延長部140および方向設定アクセスケーブル延長部141は、それぞれ固定経路方向設定プレート136(図22Aおよび図23)内の固定経路方向設定プレートスロット142を介して延長した位置として図示されている。図23は往復動ドライバ108内のドライバブレード112と同じ方法により固定経路ハウジング104A、104B、104Cおよび104D内にそれぞれ固定された、より長いタブ付きの固定経路ブレード112Aのより長いタブ118Aの近接性をさらに示している。図24に示した長いタブ付きの固定経路ブレード112Aは、固定経路部材104の固定経路ハウジング104A内のブレードクリアランススロット120を介し、固定経路方向設定プレート136内の対応する固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138A内に延長する。針50は、往復動ドライバ108および固定経路部材104内の定位置として示されており、往復動ドライバ108のブレードグループハウジング110は、固定経路ハウジング104Aに近接して示され、駆動方向設定プレート134の一端は、下部の固定経路方向設定プレート136上の対応するボス136Aに対向して置かれている。これにより、図24の底面斜視図でさらに示したように、針50はその底面から見て時計回りに漸進するように設定される。駆動方向プレート134およびボス136Aの接触に伴って、固定経路方向設定プレート136は上述のように、反対方向または反時計回りに移動する。より長いタブ付きの固定経路ブレード112Aは、対応するより長いタブ118Aが各固定経路方向設定プレートの平行四辺形の穴138Aの傾斜した平行四辺形の側面139により接触し、ブレードが針50に係合することにより、湾曲して、装置の操作において針50を安定化し、針50の逆方向への漸進を防止する。
図20、図21、図24〜図29および図39は、針50が往復動ドライバ108の上に位置し、オーバーヘッド連結部材150および150Aにより画定された針が針アクセススロット150B内に延長した状態で、駆動方向設定プレート134上に重畳された往復動ドライバ108の操作に応答した、針50の時計回りの回転の操作手順を示した底面から見た(図24〜図29)図である。駆動方向設定プレート134は、初期、図20および図39に示したように、往復動ドライバ108のブレードグループハウジング110は、対応する固定経路ハウジング104Aの付近にあり、往復動ドライバ108内のブレードグループハウジング110Bは、固定経路部材104内の対応する固定経路ハウジング104Dから離隔している(図24)。駆動方向設定プレート134は、固定経路部材104上での往復動ドライバ108および駆動方向設定プレート134の協働的な漸進移動に応答して、固定経路方向設定プレート136を図示したように設定し、針50の時計回りの回転を容易にするために、図20および図39に示した位置に二つの方向設定アクセスケーブル延長部141の操作により予め操作される。図25に示したように、ブレードグループハウジング110Bが、固定経路部材104内の固定経路ハウジング104Dに近づくとき、往復動ドライバ108に把持されている針50は、さらに図25に示したように、固定経路部材104に沿って駆動され、固定経路ハウジング104Dの外側に突出する。固定経路部材104に対する往復動ドライバ108の最大横断端地点で、針50は往復動ドライバ108の反転移動により解放され、固定経路部材104内の後傾した固定経路ブレード112Dにより定位置に保持される。図26に示したように、往復動ドライバ108が反時計回りに再漸進することにより、図25および図26に示した位置にある針50が解放される。これにより、往復動ドライバ108は、固定経路部材104の周囲に針50を把持して回転させるための他の手順に備えて、図24および図26に示した位置に復帰する。針50の連続順次回転は、固定経路部材104の上で、図27および図28に示した位置へのドライバ108のさらなる前方漸進および後方漸進により達成され、針50は固定経路部材104の周りに、固定経路ハウジング104Dおよび104Aによりそれぞれ画定されるギャップ105(図6)を貫通して漸進的に駆動される。よって往復動ドライバ108が図27に示した位置に到達すれば、往復動ドライバ108は針50を再び解放し、図24に示した位置に反転移動し、針50を図27に示した前進した位置に位置させる。往復動ドライバ108が、図28に示したように、固定経路部材104の周囲にさらに順次移動することになれば、針50は後続端が固定経路ハウジング104Dに近接するように、固定経路ハウジング104Dおよび固定経路ハウジング104Aの間のギャップ105を完全に横切るように駆動される。この後、往復動ドライバ108は、針50を解放した後、針50を把持し、それを時計回りに固定経路部材104の周囲に順次に駆動するため、図24および図29に示した位置へ再び復帰する。
固定経路部材104内で針50を反対方向または反時計回りに駆動することが望まれる場合、駆動方向設定プレート134は、駆動方向設定プレート134およびボス136Bの接触により固定経路方向設定プレート136をケース102上の反対位置に設定するために、図21および図37に示し、これまで述べたような位置に配置される。このような移動は、ケースボス102Dが範囲ストップ部137Hからクリアランス凹部137Fの反対端で移動する入口ストップ部137Dに係合し、入口ストップ部137Dを超えて移動し、移動するデテントノッチ137B内に着座させる。この作用が、矢印(図21)方向への固定経路方向設定プレート136の移動を終わらせる。これにより、図24〜図29に示し、上述の操作手順に逆行して、固定経路部材104上で上記手順の下から見るように、針50を反対の反時計回りに駆動させることが容易になる。
次に、図1、図40および図40Aを参照すれば、図40および図40Aに示したように、三日月形角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの操作により、ジョイントボール780および伝達管1200に対する三日月形部材101の自在な関節式連結を容易にするために、ソケット775に固定されたケース102と、ソケット775に作用式で連結されるジョイントボール780とともに、組み立てられた三日月形部材101の底面を示している。これまで述べたように、三日月形角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dは、通過ガイドコーン1238内の通過ガイドコーン開口部1238A、1238B、1238Cおよび1238Dをそれぞれ貫通して固定された連結からソケット775へ延長している。この地点から、三日月形角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dは、さらに以下に述べるように、延長管1240および伝達管1200を介して、選択ベアリングソケット1253およびレバー1251へ延長する(図1)。さらに図40および図40Aに示したように、糸漸増アクセサリ1101は、以下に述べるように、針50が三日月形部材101内を横切るとき、針50に取り付けられた糸50Aを操作および漸進させるために、三日月形部材101の一端に設けられる。
図1および図41を参照すれば、駆動ケーブル1247を含む伝達管1200の内部が示されている。駆動ケーブル1247は、伝達管1200と、伝達管1200内側の駆動ケーブル1247に平行する方向ケーブル1248の相当の長さを貫通して延長する。また、図41では、一端が選択ベアリングソケット1253で終わる四本の三日月形角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dを収容するため、線形の表面スロットと円柱型部材を画定するため線形的に接合する、スプロケット1275、方向アクチュエータ1214、底部挿入部材1205A、ならびに相対頂部挿入部材1205Bに係合する往復動入力つば1216を示す。これら四本のケーブルは、以下に述べるように、選択ベアリングソケット1253から伝達管1200を貫通して延長し、通過コーン1245で延長管1240の中央に向かった後、延長管1240を貫通して通過ガイドコーン1238へと延長し、三日月形部材101で終わる。
図42〜図52を参照すれば、三日月形部材101(図示せず)内の種々のコンポーネントを操作するためのトリガ1267およびトリガ機構とともに、装置のハンドル1260、ハウジング1265および、クレードル要素1276Aが詳細に示されている。ハウジング1265は、ハンドル1260の頂部で終わるプラットフォーム領域1262に装着されたベース1265A(図47)上に着座しており、円柱型容器1266(図47)は、ハウジング1265からプラットフォーム領域1262に設けられた開口部内へ延長し、ハンドル1260に対するハウジング1265の回転を容易にする。円柱型のハウジングベース挿入部材1266Aは、円柱型容器1266の頂部を画定し、ハウジング1265内に位置するトリガピボットピン1269上に装着されたトリガ1267の操作を容易にするに十分なクリアランスを有している。このため、再び図46および図47を参照すれば、円柱型ハウジングベース挿入部材1266Aおよび円柱型容器1266の中には、トリガピボットピン1269上のトリガ1267のピボット運動を容易にするための十分な空間がある。さらに、ハウジング1265は、図42〜図45に示したように、ハンドル1260に対して回転できるので、縫合のために、図1に示した三日月形部材101を切開部または外傷部(図示せず)に精確に位置させることをさらに容易にする。
さらに図1および図43〜図47に示したように、クレードル1265は、通常、スプロケットピボットピン1277を収容する一対のピボットピンボス1279(図44および図45参照)により、ハウジング1265内のスロットまたは開口部内に摩擦結合状態で旋回的に着座しており、スプロケットピボットピン1277の端部は、ハウジング1265内に突出して、ハウジング1265上にクレードル1276Aを枢軸可能に装着する。クレードル1276Aは、縫合のために、延長部1200が切開部または外傷部内の三日月形部材101(図1)の所望の空間配向をさらに容易にするため、クレードル1276Aに対してU字形容器ノック1276B内で長手軸方向の軸線に沿って360度回転できるよう、固定摩擦(secure friction)または「スリップフィット」式に延長管1200を収容するため、クレードル1276A内で離隔する一対のU字形の対向して配置された容器ノック1276Bにより特徴付けられる。図46および図47に示したように、指パッド1268に印加した指圧力に応答して、トリガピボットピン1269上のトリガ1267の上方および下方だけでなく、ピボット移動を容易にするために、トリガピボットピン1269は、ハウジング1265を介して、さらに、トリガ1267内の細長いピボットピン穴1273を介して延長している。
図42〜図49、特に図48および図49を参照すれば、トリガ1267の二またに分かれた歯車付き上部1272は弓形であり、圧力がトリガ1267の指パッド1268に印加されると、図48に示したように、一対のスプロケットギア1276の歯に係合して、トリガ1267を細長いピボットピン穴1273内のトリガピボットピン1269に対し上方に付勢するように、二またに分かれた歯車付き上部に歯1272Aが嵌合されている。二つのスプロケットギア1276の各々は、スプロケットピボットピン1277により、スプロケット歯1275Aを有するスプロケット1275の中央に固定されている。図44および図45に示したように、クレードル1276Aがクレードル1276Aを貫通して摩擦嵌合式のピボットピンボス1279内へ延長した別個のピン(図示せず)により、ハウジング1265内に枢軸可能に装着することが可能であっても、スプロケットピボットピン1277が、ハウジング1265内にクレードル1276Aを枢軸可能に装着する機能を果たすことが可能である。トリガスプリング1282は、通常、トリガスプリング穴1282Aにより、トリガ1267に取り付けらた一端を有し、トリガスプリング1282の反対端は図47に示した弛緩位置でスプロケットギア1276との係合を解除する位置にトリガ1267を付勢するため、ハウジング1265上のハウジング取り付けボス1282Bに固定されている。また、図48および図49に示したように、トリガ1267の歯車付き上部1272は、図48に示したように、スプロケット1275を収容するトリガギアスロット1274を画定するように二またに分かれている。これにより、スプロケット1275の各側面に固定されたスプロケットギア1276は、以下に述べるように、オペレータによるトリガ1267の操作に応答して、協働的スプロケットギア1276およびスプロケット1275のより確実で明確な回転を容易にするために、トリガ1267の二またに分かれた歯車付き上部1272の別個セットの歯1272Aに係合することが理解される。
図1および図50〜図53を参照すれば、伝達管1200は、図50に示したように、往復動入力つば1216がクレードル1276Aのすぐ上のハウジング1265内に設けられたスロットまたは開口部内へ延長するように、ピボット運動クレードル1276A内に回転自在に着座している。また、簡潔化するためにハウジング1265を簡略した図51のように、スプロケットピボットピン1277の上に装着された回転スプロケット1275は、図51に示したトリガの反時計回りのスプロケット1275の回転が往復動入力つば1216を付勢して延長管1200上の矢印方向に摺動させるよう、各スプロケット歯1275Aによって往復動入力つば1216の往復動つばリッジ1216Iに係合することが理解される。往復動入力つば1216に固定された往復動つばリッジ1216Iは環状であるので(図51および図53)、このような構成は、スプロケット1275上のスプロケット歯1275Aの一つと往復動つばリッジ1216Iとの係合を妨害することなく、三日月形部材101(図1参照)を外傷部または切開部(図示せず)の内側に所望の配向に配置させるためのクレードル1276A内の延長管1200の360度範囲の長さ方向軸線に沿った選択的回転を容易にする。再び図51を参照すれば、延長管1200上における往復動入力つば1216のスライディング移動の範囲は、クレードル1276Aの二つのU字形容器ノック1276Bの間の短い空間に制限されることが理解される。
図47および図53を参照すれば、トリガスプリング1282の付勢作用および細長いピボットピン穴1273の緩み作用により、スプロケットギア1276上の対応する歯からわずかに離隔した二またに分かれた歯車付き上部1272と弛緩する構成のトリガ1267が示されている。さらにスプロケット1275は、スプロケット歯1275Aの一つが往復動入力つば1216の往復動つばリッジ1216Iに係合するように、一対のスプロケットギア1276とともにスプロケットピボットピン1277上に配置されている。さらに図53に示したように、クレードル1276Aは水平構成の延長管1200を支持し、スプリングアイロッド1216Gが延長管1200の内側に水平に配置され、突出したスプリングアイフック1216Cを収容するためにスプリングアイ1216Dが嵌合されている様子を示す。細長いスプリングアイロッド1216Gは、内側から延長管1200に固定されているスプリングアイロッドガイドポスト1216Hを貫通して延長しており、リターンスプリング1216Aは、スプリングアイロッドガイドポスト1216Hとスプリングアイロッドキャップ1216Eとの間のスプリングアイロッド1216Gに設けられ、スプリングアイ1216Dに対向してスプリングアイロッド1216Gの延長端を終わらせる。このため、延長管1200内のスプリングアイロッド1216Gの延長は、リターンスプリング1216Aを伸長させ、以下に述べるような目的のために、スプリングアイロッド1216Gを後方に付勢する。
図1、図48、図54、図55および図56のように、指パッド1268およびトリガ1267に矢印方向へ圧力が印加されると、トリガ1267の二またに分かれた歯車付き上部1272の上の各歯1272Aは、トリガ1267が楕円形の細長いピボットピン穴1273内で上昇することに伴い、トリガ1267がトリガピボットピン1269に係合するまで、一対のスプロケットギア1276上の対応する歯に係合するために前方へ付勢される。トリガ1267に連続して印加される指圧力は、圧力が二つのスプロケットギア1276に印加されることにより、スプロケット1275が反時計回りに回転するようにし、往復動つばリッジ1216Iおよび往復動入力つば1216は、図55のつば矢印1216Jで示したように後方へ移動される。往復動入力つば1216の後方移動は、トリガ1267への圧力が維持されることによって発生し、歯1272Aは、トリガ1267の二またに分かれた歯車付き上部1272の上の歯1272Aの列全体がスプロケットギア1276を横切るまで、二つのスプロケットギア1276を横切る。トリガ1267に対するこのような連続圧力は、トリガ1267の指圧力が解除されるとき、図53および図55の点線で示した元の位置へトリガ1267を復帰させるのを容易にするため、トリガスプリング1282の付勢も維持する。このため、図55に示したように、歯車付き上部1272上の各歯1272Aが対応するスプロケットギア1276を完全に横切ると、往復動入力つば1216は、点線で示す位置から延長管1200上のそれの最大延長スライディング位置へ移動する。このような作用は、入力つば部管状ベース1216N(図56)に対するスプリングアイフック1216Cの取り付けにより、スプリングアイフック1216C、スプリングアイ1216D、およびスプリングアイロッド1216Gをリターンスプリング1216Aの延長付勢に対して後方へ付勢する。トリガ1267から指圧力を解除すると、トリガスプリング1282および細長いピボットピン穴1273の作用により、トリガ1267がトリガピボットピン1269上で移動することで、スプロケットギア1276から各歯1272Aを直ちに係合解除し、トリガ1267を図55、図53および図54で点線で示す位置に復帰させる。これにより、トリガ1267がスプロケットギア1276から係合解除されると、往復動入力つば1216の往復動つばリッジ1216Iに係合するスプロケット歯1275Aもまた、スプロケット1275の回転に応答する往復動入力つば1216の最大後方移動において往復動つばリッジ1216Iとの係合を解除する。次いで、往復動入力つば1216は、図53および図54に示し、リターンスプリング1216Aの操作により、図55に点線で示す元の位置に復帰する。トリガ1267に印加されるさらなる指圧力の圧力は、図53〜図55に示した動作を繰り返し、以下に述べるように、往復動入力つば1216を別のスライディング手順を通じて伝達管1200上を移動させ、リターンスプリング1216Aの付勢に対してスプリングアイロッド1216Gを後方へ順次付勢して、針(図示せず)を三日月形部材101(図1)に沿って駆動させる。
次に、図55、図56および図57を参照すれば、特に図56に示したように、スプリングアイロッド1216Gのスプリングアイ1216Dに取り付けられ、スプリングアイフックスロット1211Eを介して突出する、本発明の本実施形態の好適な設計のスプリングアイフック1216Cを示す。また、スプリングアイロッドガイドポスト1216Hは、図56に示したように、スプリングプレート1216Bにおいて伝達管1200に取り付けられている。さらに、一対の駆動ケーブル入力ストップ部1247Aおよび1247Bは、駆動ケーブル1247に嵌合し、フォーク形伝達ロッド1216Fの一側面に配置され、フォーク形伝達ロッド1216Fのフォーク形伝達ロッドスロット1216Kが駆動ケーブル1247を収容する。フォーク形伝達ロッド1216Fは、図56に示したように、往復動入力フォーク形ロッドスロット1211Cを介して延長している。三日月形角度関節式連結ケーブル1256Aの一本は、フォーク形伝達ロッド1216Fを貫通して延長し、駆動ケーブル1247に平行している。図57は、駆動ケーブル1247に対する方向ケーブル1248の配置とともに、伝達管1200内の四本の三日月形角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの位置をさらに示している。
次に、図58〜図64を参照する。まず図58のように、伝達管1200の操作端で選択ベアリング1252に装着されたレバー1251は、これまで述べたように、三日月形角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの操作により三日月形部材101の関節式連結を制御するために使用される。選択ベアリング1252は、選択ベアリングソケット1253C内に移動自在に嵌合し、レバー1251の装着ポスト1251Aは、図示するように、選択ベアリング1252の中央のレバー装着穴1252Cを介して延長している。このため、レバー1251は、さらに以下に述べるように、三日月形角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dを制御するために、選択ベアリングソケット1253C内の選択ベアリング1252とともに指圧力で関節式連結される。また図58には、伝達管1200の操作端に対して駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248に近接した、頂部挿入部材1205B、頂部滑車1210B、底部挿入部材1205A、および底部滑車1210Aとが示されている。これら要素の連結およびレバー1251の操作を以下にさらに詳細に説明する。
図59〜図64に示したように、ループ状駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の延長端のペアは、伝達管1200の操作端から伝達管1200、通過コーン1245、延長管1240とを貫通して前方に突出し、通過ガイドコーン1238からクリアランストンネル775Aおよび7751Aを介して駆動アクセスケーブル延長部140へ突出する。駆動アクセスケーブル延長部140は、駆動方向設定プレート134からそれぞれ延長する往復動ドライバ108および方向設定アクセスケーブル延長部141に連結されている。図示するように、駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の各端部のペアは、ジョイントボール780で収束し、その中の中央開口部780Aを貫通してそれぞれの駆動アクセスケーブル延長部140および方向設定アクセスケーブル延長部141へ突出する。同様に、図5に示しこれまで述べたように、三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dは、通過ガイドコーン1238内に設けられた通過ガイドコーン開口部1238A、1238B、1238Cおよび1238Dをそれぞれ貫通して突出し、ソケット775の四つのベースコーナ776A、776B、776Cおよび776Dへの離隔した固定装着部に延長する。三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの反対端は、レバー1251の親指と他の指の操作と、固定された選択ベアリングソケット1253に対する選択ベアリング1252の対応する移動による、三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの選択的操作を容易にするため、以下に述べるように、選択ベアリング1252に連結されている。この操作の結果、図62〜図64に示した位置に対する三日月形部材101の関節式連結が達成される。
次に、図1および図65〜図78を参照すれば、伝達管1200を摺動自在に取り囲む管状ベース1214Cから延長した円盤形状のアクチュエータボス1214Bを含む方向アクチュエータ1214を示す。方向アクチュエータ1214は、一対の固定された圧力対向リング1211Aにより境界をなし、一対のスライドスイッチ本体デテント1218が嵌合された管状のスライドスイッチ装着本体1211の上に装着されている。スライドスイッチ本体デテントは、方向アクチュエータ1214の管状ベース1214Cの底面に位置する一対の方向アクチュエータボス1218Aを順次収容する。図65〜図68にさらに示したように、伝達管1200を貫通して延長した駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248を示し、駆動ケーブル1247には駆動ケーブルスプリングストップ部1215Cが嵌合され、方向ケーブル1248には類似する方向ケーブルスプリングストップ部1215Dが設けられる。駆動ケーブルスプリングストップ部1215Cおよび方向ケーブルスプリングストップ部1215Dは、方向装着部−駆動装着部スプリング1215Aにより連結され、方向連結ロッド1217は、駆動ケーブルスプリングストップ部1215Cおよび方向ケーブルスプリングストップ部1215D(図65)にすぐに隣接して、各々伝達管1200およびスライドスイッチ装着本体1211に位置する、同一の空間にわたっている伝達管スライドスロット1200Aおよび装着本体スライドスロット1211Bを貫通して突出している。方向連結ロッド装着スロット1214A(図68)は、また、方向連結ロッド1217を収容するため、方向アクチュエータ1214の管状ベース1214Cに設けられ、方向連結ロッド−方向装着部スプリング1215Bは、方向連結ロッド1217上の装着ボス1217Cを方向ケーブルスプリングストップ部1215Dに連結する。これにより、再び図1および図65〜図67を参照すると、伝達管1200に固定されたスライドスイッチ装着本体1211上の方向アクチュエータ1214のスライディング操作は、伝達管1200およびスライドスイッチ装着本体1211をそれぞれ貫通して延長する、同一の空間にわたっている伝達管スライドスロット1200Aおよび装着本体スライドスロット1211B内の選択された位置に方向連結ロッド1217を配置する。このような作用は、以下にさらに述べるように、固定経路方向設定プレート136(図示せず)を三日月形部材101(図1参照)内のケース102(図示せず)上の選択位置に選択的にロックし、三日月形部材101内の針50(図示せず)の回転方向を決定するため、図66および図67に示したように、駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248を伝達管1200内の選択した方向へ移動させる。
次に、図1、図58、図59、図65〜図68、図75および図76を参照すれば、装置のケース102に対する特定位置における固定経路方向設定プレート136のロックは、伝達管1200内の駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の位置決めに依存する。駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の双方は、図58および図75に示したように、伝達管1200の操作端でループ状に配列されている。図59に示しこれまで述べたように、駆動ケーブル1247の自由端は、往復動ドライバ108から延長した二つの駆動アクセスケーブル延長部140に連結されており、方向ケーブル1248の自由端は、駆動方向設定プレート134から突出した一対の方向設定アクセスケーブル延長部141に取り付けられている。駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の反対側のループ端は、頂部挿入部材1205B内に回転自在に配置された頂部滑車1210Bと、底部挿入部材1205A内に回転自在に配置された底部滑車1210Aとの周囲にそれぞれ延長する(図75および図76)。このような機械的配置は、図65〜図67に示しこれまで述べたように、方向アクチュエータ1214の操作に応答して、往復動ドライバ108および駆動方向設定プレート134の双方を操作するための(およびケース102内の下部固定経路方向設定プレート136を設定するための)、各々頂部滑車1210Bおよび底部滑車1210Aの周囲への駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の移動を容易にする。方向連結ロッド−方向装着部スプリング1215Bおよび方向装着部−駆動装着部スプリング1215Aは、以下に述べる目的で、駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の相対位置における遅延を提供する機能を果たし、これにより、往復動ドライバ108および関連駆動方向設定プレート134(選択した設定の固定経路方向設定プレート136とともに)の回転を提供する機能を果たす。この遅延は、図65〜図67で方向アクチュエータボス1214Bの反対側のスライディング位置に示されている。
次に、図1、図58、図59および図75〜図78を参照すると、二つの挿入部材が互いに対向長手方向にスライドできるように、頂部挿入部材1205Bは、伝達管1200内の底部挿入部材1205Aの上に着座している。頂部滑車1210Bは、滑車ピン1210Cにより頂部挿入部材1205Bに回転自在に固定され、同様に、底部滑車1210Aは、相対滑車ピン1210Cにより底部挿入部材1205Aに回転自在に取り付けられている(図76および図77)。さらに図75および図76に示したように、頂部滑車1210Bおよび底部滑車1210Aは、方向ケーブル1248のループ端が底部滑車1210Aの周囲にループされる間、駆動ケーブル47のループ端(図58)が頂部滑車1210Bの周囲にループされるように、各々の頂部挿入部材1205Bおよび底部挿入部材1205A内に設けられた空洞または開口部内の各滑車ピン1210C上の回転のために軸支(journalled)される。これまで述べたように、駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248の延長端ペアは、伝達管1200を貫通して各駆動アクセスケーブル延長部140および方向設定アクセスケーブル延長部141内のアンカーに突出する。頂部挿入部材1205Bおよび底部挿入部材1205Aは、図76および図78に示したように、各三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dを収容するための、半径方向に離隔した四本の長手方向ケーブル挿入部材クリアランス溝1255がさらに設けられる。この配置により、各三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの各一端が連結される選択ベアリング1252およびレバー1251の操作に応答して、頂部挿入部材1205Bおよび底部挿入部材1205Aに対する各三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dのスライドが容易になる。このような作用は、以下に述べるように、ソケット775(図5)の四つの角で三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの反対端を収容する三日月形部材101を操作する。挿入張力調整用ネジ山穴1205Eは、装置の操作において、各駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248に対し必要に応じて張力を印加するため、伝達管1200内における頂部挿入部材1205Bおよび底部挿入部材1205Aの線形位置を独立に調整するための調整ボルト(図示せず)の挿入を容易にするため、頂部挿入部材1205Bおよび底部挿入部材1205Aの各端部に設けられる。
次に、図1、図58、図59〜図64、図79および図80を参照すれば、三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの各操作端は、通常、選択ベアリング1252内に設けられた対応するベアリングケーブルスロット1252B内に着座したケーブルセットネジ1252Aにより、伝達管1200の操作端で選択ベアリング1252(図79)に固定される。レバー装着穴1252Cは、図58に示したように、レバー1251の装着ポスト1251A要素を収容するため、選択ベアリング1252の中央に設けられる。さらに、選択ベアリング1252は、伝達管1200(図58)の操作端上の選択ベアリングソケット1253を取り付けるために、ソケット装着延長部1253Aを有する選択ベアリングソケット1253の延長クリアランスホール1253C内に枢軸可能に着座している。このためレバー1251は、選択ベアリングソケット1253内で選択ベアリング1252をピボットさせ、ソケット775(図80)のソケット空洞ベース776要素の各ベースコーナ776A、776B、776Cおよび776Dで各三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dに固定された三日月形部材101の対応する関節式連結により、各三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの選択的張力印加を達成するために親指および他の一つの指で操作可能である。ジョイントボール780は、これまで述べたように、通過ガイドコーン1238の延長端に固定式に装着されており、回転自在な関節式連結関係によりソケット775を収容する。したがってレバー1251の操作は、図59〜図64に示したように、通過ガイドコーン1238に対する三日月形部材101の自在な移動を容易にするのに効果的である。
図1、図40A、図80〜図83を参照すると、三日月形部材101の一端上に付着され、三日月形の針50の中間に取り付けられた糸50Aを取り扱うための糸漸増アクセサリ1101が示されている。通常、単独で使用する場合、この糸漸増アクセサリ1101は、図40Aおよび図80〜図82に示したように、三日月形部材101の前進アーム101Aの反対側の収容アーム101B上に装着される。図40Aおよび図80〜図82を参照して、三日月形の針50は、この針50の経路に沿った糸50Aとともに、三日月部材101と、三日月部材101の前進アーム部材101Aと収容アーム101Bの間のギャップ105(図6)だけでなく、糸漸増アクセサリ1101を完全に横切るように、三日月部材101の固定経路部材104要素内に着座していることが理解される。糸漸増アクセサリ1101は、図80〜図83に示したように、針50が縫合する材料100を横切る際、針50から延長した糸50Aのゆるい糸をガイドする糸のヘッド部50Dを取り扱って漸進させるように構成されている。これにより、再び図80を参照すれば、針50は上方から見て反時計回りに回転しており、まず入口100Bで材料100に進入し、出口100Cから材料100を出して、連続的なトンネル100A(点線表示)を形成する。それから糸漸増アクセサリ1101は、針50がトンネル100Aを横切ることを完了すると糸50Aを拾い、三日月形部材101が材料100の追加貫通のために配置される際、糸50Aのもつれを防ぐ。図81に示したように、針50が回転し材料100を貫通するとき、糸漸増アクセサリ1101により生じた糸50Aの緩みを手動で引き締めるため、糸50Aのヘッド50Dは、スライドフック50Eに係合することができる。対向端または糸の尾50Cは、図80および図81に示したように、入口100Bで材料100の反対端から突出する。図82は、糸のヘッド50Dが材料100内のトンネル100Aの出口100Cから突出するとき、切断された糸50Aの糸の尾50Cを糸50Aの糸のヘッド50Dの周囲にループする手法を示している。このような操作により、通常、糸漸増アクセサリ1101を用いて、糸50Aの最初の結び目または結ぶ縫い目の基礎を形成する。この結び目または縫い目は、実質的に図83に示したように完了する。図83は、材料100の2部分を単一の結び目または結ぶ縫い目として固定するための糸50の糸の尾50Cおよび糸のヘッド50Dの糸結びを示している。
図1、図40A、図84〜図88および図90〜図93を参照すれば、糸漸増アクセサリ1101の詳細を示し、通常、三日月形部材101(図88)の前進アーム101B上に装着された固定ハウジング1120により特徴付けられる。固定ハウジング1120は、離隔したハウジング壁1120Bにより画定され、固定ブレード1114は、ハウジング壁1120Bの後部からそれぞれ延長し、各々凹形接触領域1114Aを有する移動自在ブレード1113および高位移動自在ブレード1112は、固定ハウジング1120内側に配置された移動自在ハウジング1115内にそれぞれ設けられたフィンスロット1146内に配置された対応するフィン1145から突出している(図84)。高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113は、移動自在ハウジング1115内に設けられたガイドスロット1126A内に突出して、針50が三日月形部材101内を横切る際、凹形接触表面1114Aで糸50Aを収容し、選択的に係合する(図88)。作動プレート1134は、固定ハウジング1120の上および移動自在ハウジング1115の下に摺動自在に配置されている。図89に示したように、第2の糸漸増アクセサリ1101Aは、三日月形部材101の収容アーム101Bの端部上のケースベース102Aに着座するよう構成することもできる。
さらに図4、図84、図90、図91、図92および図94に示したように、ベース1121は作動プレート1134の下の固定ハウジング1120の底部を閉鎖し、アクセススロット1144Aはベース1121を貫通して線形に延長し、前端方向へテーパが付けられ前端で狭くなるスロット1144Bを画定する。アクセス延長タブ1144は、アクセススロット1144A内に摺動自在に着座し、作動プレート1134に固定されており(図91)、アクセス延長タブ1144は、動力伝達ワイヤ1140の一端への取り付け用伝達ワイヤボス1142を収容している(図91)。動力伝達ワイヤ1140は、ベース1121上に装着され柔軟なチューブ1141の一端を収容する、装着ボス1143内の開口部を貫通して延長し、柔軟なチューブ1141の一端は装着ボス1143に固定され、柔軟なチューブ1141の反対端は、図4に示したようにハンドル1260に取り付けられた第2ハンドルトリガ1261Bを有する第2ハンドル1261内で終了する。ヒンジ1121Aは、アクセススロット1144Aの後端と、アクセススロット1144Aを延長するスプレッドクリアランスノッチ1121Bの間のギャップをつないでいる。よって以下に記載するように、第2ハンドル1261(図4)内の第2ハンドルトリガ1261Bの操作は、アクセススロット1144A内、およびアクセススロット1144Aの細くなるスロット1144B内でアクセス延長タブ1144のスライド移動を容易にして、以下に述べるように、縫合の際に、固定ハウジング1120内の作動プレート1134および取り付けられた移動自在ハウジング1115をスライドさせ、糸50を取り扱う。図91および図92に示したように、一対のピボットボス1120Aは、ケース102内の対応するケースボス溝1120Dに係合するため、さらに、固定ハウジング1120をケース102内に摺動自在に固定するため、固定ハウジング1120の各ハウジング壁1120Bの内面から延長している。
図7、図84、図87、図90C〜図91、図93、図94および図95を参照すれば、固定ハウジング1120が三日月形部材101の前進アーム部材101Bのケース102上に通常装着される際、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113は、固定ハウジング1120にスライド自在に着座された移動自在ハウジング1115内に装着される(図84)。高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113の収束角度は、収容アーム101Bに向かって後方を向ける。さらに、一対の高位移動自在ブレード1112は、移動自在ブレード1113より移動自在ハウジング1115のベースに対してより高い位置に配置されている(図84)。各高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113の後部はフィン1145を画定しており(図95)、各々のフィン1145は、ブレード凹部1148の背面に形成するきつく嵌合されたフィンスロット1146にそれぞれ圧入され(図84および図93)、これらブレードの曲がりは、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113の各接触領域1149にフィン1145を結合する薄いリーフ部1147に限定されている(図95)。図94に示したように、三角形タブ部1118B(図94)を有する、移動自在ブレード1113および高位移動自在ブレード1112のタブ1118およびより長いタブ1118Aは、移動自在ハウジング1115の移動自在ベース1116内のクリアランスホール1124を各々貫通して下方へ延長する。図94に示したように、より長いタブ1118Aは、タブ1118とともに高位移動自在ブレード1112のより高い位置から下方へさらに延長して、作動プレート1134に設けられた整列した平行四辺形の穴1138に到達する。タブ1118およびより長いタブ1118Aの各々は、固定ハウジング1120に対する作動プレート1134のスライド移動により、これらの平行四辺形の穴1138を介して制御される。このような制御は、これまで説明し図90C〜図91に示したように、作動プレート1134がアクセススロット1144Aおよびアクセススロット1144Aを延長させる狭くなるスロット1144Bにわたって、各々移動の正常範囲1144Cおよび移動の拡張範囲1144Dにおいて前後にスライドし往復動するとき実行される。作動プレート1134は、図86、図90および図90C〜図91にさらに示したように、ケース102のベース102Aと固定ハウジング1120のベース1121の間の空間内でスライドする。このような往復動と、各々のタブ1118および1118Aとの接触により、糸58が三日月形部材101内での針50の回転によりガイドスロット1126A内に配置されるとき、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113が糸50A(図90C)に対して内側へ曲がるようにし、その後、糸50Aとの接触は曲がり作用を停止させる。移動の正常範囲1144Cでの作動プレート1134のさらなる移動は、各タブ1118およびより長いタブ1118Aを継続的に操作し、この作用により、近位方向の移動自在ハウジング1115を固定ハウジング1120内の移動の後方の拡張範囲まで加勢する。
場合によっては図89に示したように、一方は三日月形部材101の前進アーム101A上にあり、他方は三日月形部材101の収容アーム101B上にある二つの糸漸増アクセサリ1101および1101Aの使用が必要である。機械的アクチュエータの数を最小限に抑えなければならないため、糸漸増アクセサリ1101および1101Aは、単一のアクチュエータにより作用するよう構成されている。一つの遠隔作動入力によりこれら二つの機能を達成するため、各糸漸増アクセサリ1101内のタブ1118およびより長いタブ1118Aの角度は、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113の面に対し各々略垂直面に設定される。このような機械的構成は、作動プレート1134が各高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113を針50に接触するよう曲げるために、移動しなければならない方向の反転を容易にする。この作用は以下に述べるように、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113がそれぞれ糸50Aにロックされる間、駆動プレートとしても機能する作動プレート1134の利用と、移動自在ハウジング1115を前方に引っ張ることをそれぞれ容易にする。
次に、図4、図90および図91を参照すれば、作動プレート1134は、ジョイントボール780の近位側へ延長する主要な延長管(図示せず)内に設けられた柔軟なチューブ1141内に収容される、剛性で柔軟な動力伝達ワイヤ1140により、第2ハンドル1261に前後に駆動される。柔軟な動力伝達ワイヤ1140の反対端は、固定取り付け部から作動プレート1134へ下方に延長するアクセス延長タブ1144上に設けられたワイヤ取り付け延長ボス1142に連結されている。アクセス延長タブ1144は、固定ハウジング1120のベース内のスロット1144を貫通する。柔軟なチューブ1141は、アクセススロット1144Aの端付近で、固定ハウジング1120のベース1121に取り付けられた装着ボス1143に固定されている。
本発明の周回式縫合および糸結び装置を用いた縫合において、糸を引っ張り制御する最も単純な手法は、図81に示したスライドフック50Eを使用することである。フックは糸50Aを捉え、糸が湾曲したフック部を横切ってスライドするようにし、フックが矢印方向に縫い目から引っ張られることによりループを形成することを可能にする。種々のタイプのスライドフックが当分野で公知であり、現在縫合操作に利用されている。
次に、図98〜図108では、本発明の別の好適な実施形態として、周回式縫合および糸結び装置を用いた縫合操作中に糸50Aを半自動的に取り扱うための手法を示し、この手法は、実施される手順の性質に応じて二重実装バージョン1000Aとして実現可能である糸を引っ張るフック/フック解除装置1000を含む(図98及び図104〜図106)。図98〜図103、特に図102に示したように、内部ハウジングチューブ1045のそれぞれは伸縮可能なフック本体1010を含む。フック本体1010には離隔した平行な後方フック排出傾斜部1016と、対応する平行な前方フック面1012により画定された湾曲したプロファイルスロットが嵌合され、図99および図100にさらに示したように、フック本体1010は、スライド自在に配置された把持/排出/切断ブレード1020を内蔵する。把持/排出/切断ブレード1020には、後方の把持/切断張り出し部(overhang)1026、その延長した前端にある準備用ブレード傾斜部1024および、把持/切断張り出し部26に対向して配置され、そこから外側へ延長する前方のブレード排出傾斜部1022がさらに嵌合されている。把持/排出/切断ブレード1020は、フック本体1010に形成された長手方向のブレードスライドスロット1010A内にスライド自在に配置され(図102)、離隔した一対のフック面1012は対応する一対のフック排出傾斜部1016の前方で終わり、離隔した平面準備用の糸持ち上げ傾斜部1014は、フック本体1010の前端で終わる。フック本体1010およびスライド自在に収容された把持/排出/切断ブレード1020は、フック本体1010が内部ハウジングチューブ1045に固定され、把持/排出/切断ブレード1020が内部ハウジングチューブ1045およびフック本体1010の双方に対してスライド可能なように、内部ハウジングチューブ1045内に着座している。プランジャディスク1065は、図102に示したように、内部ハウジングチューブ1045に設けられており、内部ハウジングチューブ1045およびプランジャディスク1065はハウジングチューブ拡大部1042内に収容されている。同様に、第2プランジャディスク1065Aは、内部ハウジングチューブ1045に固定されており、プランジャディスク1065から離隔し、ハウジングチューブ拡大部1042内に収容されている。プランジャディスク1065および第2プランジャディスク1065Aは、内部ハウジングチューブ1045をハウジングチューブ拡大部1042の中央に配置する機能を果たす。作動ワイヤ1050は、図102に示したように、内部ハウジングチューブ1045内側に配置されており、以下にさらに述べるように、作動ワイヤ1050の操作により、フック本体1010内のブレードスライドスロット1010A内の把持/切断/排出ブレード1020をスライド自在に操作するため、把持/切断/排出ブレード1020に一端が固定されている。
図102および図102Aに示したように、フック本体1010は、フック開放プロファイル1018(図102A)を有することを特徴とする。このフック開放プロファイル1018は、以下に述べるように、糸50Aの操作用および切断用に一本の糸50Aを収容するため、平行なフック排出傾斜部1016から平行なフック面1012へ延長したフック格納スロット1070を構成する。
次に、図102および図103を参照すれば、把持/排出/切断ブレード1020は、作動ワイヤ1050の延長端に固定されており、把持/排出/切断ブレード1020には、ブレード排出傾斜部1022から把持/切断張り出し部1026へ延長するブレード開放プロファイル1028が設けられる。さらに、把持/排出/切断ブレード1020の延長端の上に設けられた準備用ブレード傾斜部1024も示されている。
図99〜図103を参照すれば、内部ハウジングチューブ1045内に収容された作動ワイヤ1050を示す。類似の補助ハウジングチューブ1040Aの内側に択一的にテレスコープ式に嵌め込まれる内部ハウジングチューブ1045は、必要に応じて把持/切断/排出ブレード1020がフック本体1010のブレードスライドスロット1010A内で延長または伸縮するように、以下に述べるように操作することができる。例えば、図102に示したように、把持/排出/切断ブレード1020内の把持/切断張り出し部1026をフック本体1010のフック面1012およびフック排出傾斜部1016とミスマッチさせるため、作動ワイヤ1050は、把持/排出/切断ブレード1020をブレードスライドスロット1010A内でブレード延長矢印1000Fの方向にスライド自在に前方へ移動させるため、前方へ押し出すことができる。この他に、図99および図103に示したように、把持/排出/切断ブレード1020は、把持/排出/切断ブレード1020をフック本体1010に対し反対方向にスライド自在に移動させ、把持/切断張り出し部1026とフック排出傾斜部1016を整列してフック/フック解除装置1000の対応するブレード開放プロファイル1028およびフック開放プロファイル1018を容易にするため、作動ワイヤ1050の逆操作により反転されてもよい。この場合、図99および図100に示したように、糸50Aのループは、ブレード開放プロファイル1028(図99)内に挿入されてもよく、この後、把持/排出/切断ブレード1020は、糸50Aのループを切断するため、図102に示したように、ブレード延長矢印1000Fの方向へ作動ワイヤ1050を前方操作することにより前方へ移動されてもよい(図100)。さらに他の例として、図99および図101を参照すれば、糸50Aをブレード開放プロファイル1028内に配置してもよく、縫合する間、所望の位置へ装置引き込み矢印1000Eで示したように操作することができる。糸50Aの一部をこのように操作したのち、ブレード開放プロファイル1028から糸50Aの切断されていないループを排出することが望まれる場合は、把持/排出/切断ブレード1020は、ブレード引き込み矢印1000G(図101)で示した反対方向に操作することができ、これはブレード排出傾斜部1022が糸50Aのループに接触し、糸50Aのループをブレード開放プロファイル1028から加勢することになる。この操作は、以下に述べるように、把持/排出/切断ブレード1020に固定された作動ワイヤ1050の反転移動により達成される。このため、フック/フック解除装置1000は次のように糸を扱うために使用することができる。上記のように、装置は必要に応じて糸を把持できる、装置を糸を把持することなく移動させることができる、装置は糸を把持および切断することができる、装置は糸を把持したのち切断することができる。
図98、図102および図104〜図108を参照すれば、一つ以上のフック/フック解除装置1000は、図98および図104〜図106に示したような二重実装バージョン1000Aのように使用できることが理解される。二重実装バージョン1000Aは、同一設計の二重実装前進アームサイドフック1000Bおよび二重実装収容アームサイドフック1000Cにより特徴付けられる。二重実装前進アームサイドフック1000Bおよび二重実装収容アームサイドフック1000Cのそれぞれは、通常、対応する別個のハウジングチューブ拡大部1042または補助ハウジングチューブ1040A(図103)へ延長する内部ハウジングチューブ1045(図102)により特徴付けられる。さらに、二重実装前進アームサイドフック1000Bおよび二重実装収容アームサイドフック1000Cのそれぞれは、図102に示したように、フック本体1010のブレードスライドスロット1010A内にスライド自在に配置されたスライド自在操作の把持/排出/切断ブレード1020およびフック本体1010を含むフック/フック解除装置1000を有する。このため、二重実装収容アームサイドフック100Cおよび二重実装前進アームサイドフック1000Bを含む二重実装バージョン1000Aの設計および操作は、図98〜図103に示した上述のフック/フック解除装置1000のそれと同様である。
次に、図105および図106を参照すれば、好適な縫合の実施形態として、結び目または縫い目は、図示したように、糸の尾50Cおよび糸のヘッド50Dを係合するための各々の二重実装前進アームサイドフック1000Bおよび二重実装収容アームサイドフック1000Cの操作により、フック/フック解除装置1000の二重実装バージョン1000Aを使用して外傷部または切開部の内側の近接地点で結ぶことができる。このような係合の実現は、図98〜図103を参照してこれまで述べたとおりであり、さらに図105に示したように絡合50Gを引き締めるため、二重実装前進アームサイドフック1000Bの内部ハウジングチューブ1045が装置延長矢印1000Dの方向へ補助ハウジングチューブ1040Aから延長し、二重実装収容アームサイドフック1000Cの対応する内部ハウジングチューブ1045は、装置引き込み矢印1000Eの方向へハウジングチューブ1040の内側に後退する。この方法において、二重実装前進アームサイドフック1000Bおよび二重実装収容アームサイドフック1000Cをそれぞれ連続的に順次延長、後退させることにより、図106に示したように、材料100を追加材料100Dに結合するきつい結び目または縫い目を実現することができる。
図102、図107および図108を参照すれば、フック/フック解除装置1000の操作コンポーネントだけでなく、図104〜図106に示した二重実装バージョン1000Aが示されている。これまで述べたように、長手方向に二重実装バージョン1000A内にあるフック/フック解除装置1000は、それぞれスライド式の把持/排出/切断ブレード1020を収容するフック本体1010に連結される内部ハウジングチューブ1045を含む。図107および図108に示したように、内部ハウジングチューブ1045は、通常、ハウジングチューブ1040内のハウジングチューブ拡大部1042に収納される。図104〜図106を参照すれば、二重実装前進アームサイドフック1000Bおよび二重実装収容アームサイドフック1000Cのそれぞれは、各対応する内部ハウジングチューブ1045の収容および曲がりを許容するため、通常、対応するハウジングチューブ拡大部1042にそれぞれ同一の別のハウジングチューブ1040および補助ハウジングチューブ1040Aを有することが理解される。図107および図108に示したように、ハウジングチューブ1040には、通常、三日月形装着部(crescent mount)1055および管状ハンドル取り付け装着ポイント1058Aがさらに備えられ、これらは図示するように、設計が類似し、ハウジングチューブ1040の上で離隔している。さらに図108に示したように、プランジャディスク1065および第2プランジャディスク1065Aは、ハウジングチューブ1040を貫通して突出する対応する内部ハウジングチューブ1045に固定されており、内部ハウジングチューブ1045の後端は、図108に示したように、三位置スイッチアクチュエータ1058Dを介在する三位置スイッチ本体1058Cを収容する。図108から、内部ハウジングチューブ1045がハウジングチューブ1040内でスライドし、共にスペーサとして作用するプランジャディスク1065および第2プランジャディスク1065Aによるそのスライド作用により補助され、中央に移動することが理解される。さらに図102では、これまで述べたように、作動ワイヤ1050は内部ハウジングチューブ1045内でスライドする。また図108に示したように、三位置スイッチ本体1058Cは内部ハウジングチューブ1045に固定されており、より大きい三位置アクチュエータ1058Dは作動ワイヤ1050に取り付けられている。このため、固定された二つの三位置スイッチ本体1058C要素間の三位置アクチュエータ1058Dの操作により、糸50Aの部分を切断したり(図100)、糸50Aの部分を操作して、図101に示したように、当部分をブレード開放プロファイル1028から排出するための、フック本体1010内の把持/排出/切断ブレード1020のスライド操作が容易になる。協動的スイッチ本体1058Cの操作は、ハウジングチューブ1040に対して内部ハウジングチューブ1045を延長および伸縮させる。
再び図98および図108を参照すれば、本発明の好適な実施形態では、柔軟な外部ハウジングチューブ1040は、通常、三日月形装着部1055により三日月形部材101の底部に取り付けられ、図104〜図106に示した二重実装前進アームサイドフック1000Bおよび二重実装収容アームサイドフック100Cの場合は、双方とも各々の三日月形装着部1055により三日月形部材101に取り付けることができる。各々の柔軟な外部ハウジングチューブ1040、あるいは単独使用の場合にそのいずれかは、通常管状ハンドル取り付け装着ポイント1058Aにより、第2ハンドル1261に固定される。各内部ハウジングチューブ1045は、これまで述べたように、把持/排出/切断ブレード1020の作用のために第2ハンドルトリガ1261Bに固定される。
操作において、本発明の周回式縫合および糸結び装置が、糸漸増アクセサリまたはフック/フック解除装置なしに図1〜図3に示したように使用される場合、周回式縫合および糸結び装置は次のように使用される。装置は、初期に一本の指をトリガ1267上に置いた状態でハンドル1260により把持され、伝達管1200はクレードル1276A内に選択的に軸方向に回転自在に配向され、ハンドル1260に対してクレードル1276により傾斜して、三日月形部材101を縫合される材料100(図62)に隣接する切開部または外傷部に安定的に配置する。図62〜図64に示したように、三日月形部材101自体は、図1〜図4に示したレバー1251の操作により、材料100に対して三つの図示位置の任意の一つ、および他の必要な位置へ、ソケット775内に着座したジョイントボール780の作用により操作される。レバー1251の一つの指および親指の操作は、図41に示した四本の三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの張力を選択的に調整し、通常図62に示したような構成および位置において、縫合される材料100に対する三日月形部材101の所望の配向を達成する。通常は、その中央に取り付けられている一本の糸50Aが設けられた弓形の針50は、図62に示したように、針50に沿って材料100を貫通して一本の糸50Aを延長するように、時計回りまたは反時計回りに回転させる。針50の三日月形部材101の周囲への横切り移動は、装置上にハンドル1260を把持しながらトリガ1267を強く押すことにより達成される。この作用は、矢印1257Aで示した方向へスプロケット1275(図55および図56)を回転させて、伝達管1200上の往復動入力つば1216をスライド自在に移動し、フォーク形伝達ロッド1216Fが往復動入力つば1216に取り付けられているので(図56)、駆動ケーブル入力ストップ部1247Aおよび1247Bで、矢印1257の方向にループ型駆動ケーブル1247に張力を印加する。ループ型駆動ケーブル1247の二つの自由端は、往復動ドライバ108に取り付けられている離隔した二つの駆動アクセスケーブル延長部140に順に連結されている(図6)。本発明の好適な実施形態では、トリガ1267を押すと、駆動アクセスケーブル延長部140に力が印加され、往復動ドライバ108および駆動方向設定プレート134がケース102を横切り移動する。通常、トリガ1267を1度完全に押すと、以下に述べるように、図65に示した方向アクチュエータ1214の操作により決定された方向へ、三日月形部材101内の針50が完全に漸進する。このため、縫合される材料100に対する三日月形部材101の正確な位置決定が外傷部または切開部で実現される場合、トリガスプリング1282によりリターンのために付勢されるトリガ1267への連続的かつ反復的指の圧力は、オペレータにより決定される間隔で材料100を貫通する針50の複数の漸進的通過を実現し、各反復において糸50Aは、針開口部を貫通して針50に続く。大きい調整または小さい調整によりクレードル1276A内で伝達管1200を選択的かつ漸進的に軸方向に回転させ、伝達管1200に対する三日月形部材101の関節式連結の角度を変更するようにレバー1251を操作し、クレードル1267Aおよび着座した伝達管1200をハンドル1260に対して動揺させたり傾斜させることで、三日月形部材101をより最適かつ安定した位置に配置するための多少の調整が縫合操作中に行われてもよい。このような装置の設計により、様々な大きさの切開部および外傷部の双方において迅速かつ効率的な方法で材料100を最適に縫合操作するために、オペレータの安定かつ精確な位置に三日月形部材101を配置し保持することができる。
これまで述べたように、三日月形部材101内の弓形の針50の回転方向は、図65に示したように、方向アクチュエータ1214の操作により選択される。離隔した圧力対向リング1211A間の下部スライドスイッチ装着本体1211上におけるアクチュエータボス1214Bおよび対応する管状ベース1214Cのスライディングは、まず方向ケーブル1248、さらにその後の駆動ケーブル1247における対応する張力調整を達成する。駆動ケーブル1247の2端は往復動ドライバ108から延長する離隔した一対の駆動アクセスケーブル延長部140に取り付けられ、方向ケーブル1248の2端部は駆動方向設定プレート134から延長する一対の離隔した方向アクセスケーブル延長部141に取り付けられるので、アクチュエータボス1214Bの操作は、三日月形部材101内のケース102上におけるまず駆動方向設定プレート134の回転を、さらにその後の下部の固定経路方向設定プレート136とともに、往復動ドライバ108の回転を達成する(図6)。このため、図65に示したように、アクチュエータボス1214Bがスライド自在に操作され、管状ベース1214C上の方向アクチュエータボス1218Aがスライドスイッチ装着本体1211内のスライドスイッチ本体デテント1218に係合するよう調整されるとき、針50は通常反時計回りに回転するように設定される。この針の回転設定は、装着ボス1217Cに取り付けられ、スライド方向アクチュエータボス1218A(図66)により搬送される方向連結ロッド−方向装着部スプリング1215Bの操作により、初期に方向ケーブル1248の張力が調整されて達成される。このような作用は、図36および図37に示した時計回りに、駆動方向設定プレート134および固定経路方向設定プレート136をケース102および三日月形部材101に対して共に回転させる。図36および図37に示しこれまで述べたように、固定経路方向設定プレート136には、デテント137Bおよびそれに隣接する入口ストップ部137Dだけでなく、クリアランス凹部137Fと、クリアランス凹部137Fの前端を終了させる範囲ストップ部137Hが通常三日月形部材101の収容アーム101B上で嵌合されている。これまで述べたように、同一のコンポーネントが三日月形部材101の反対側に、通常前進アーム部材101Aに提供される。針50の反対または反時計回りの回転は、単純に前進アームおよび収容アームの機能をそれぞれ反転させる。このため、図38および図39に示したように、方向アクチュエータ1214の調整に応答して、駆動方向設定プレート134は、図22Aに示したように、離隔した方向設定アクセスケーブル延長部141に印加された圧力により、固定ケース102を反時計回りにまず横断させる。この作用は、下部の固定経路方向設定プレート136を図38に示した位置から図39に示した位置へ移動させ、下部ケース102に設けられたケースボス102Cは、固定経路方向設定プレート136内の入口ストップ部137Cを通過して延長し、隣接して対応するデテント137Aに係合する。固定経路方向設定プレート136のこのような移動は、より短い駆動方向設定プレート134および固定経路方向設定プレート136の上に位置する対応するボス136Aの端部の間の接触により達成される。この接触により固定経路方向設定プレート136を図37および図38に示した矢印の方向に加勢して、ケース102上のケースボス102Dを、固定経路方向設定プレート136内に位置するデテント137Aに係合する。このため、三日月形部材101がこの位置にある場合、往復動ドライバ108は駆動方向設定プレート134上の駆動位置にあるので、針50は、図55を参照して述べたように、トリガ1267の押圧および往復動入力つば1216の操作に応答して、時計回りへの漸進を拘束される。このような駆動位置は、方向装着部−駆動装着部スプリング1215A(図65)における付勢により実現される。方向装着部−駆動装着部スプリング1215Aは、駆動方向設定プレート134および固定経路方向設定プレート136が針50の反時計回りの回転のために上述の位置にある場合、方向ケーブル1248とともに駆動ケーブル1247を引っ張り、往復動ドライバ108をケース102内に駆動構成の内部に着座させる。
一つのモードにおいては、図21に示したケース102上における固定経路方向設定プレート136の移動自在なロックにより、ドライバ108内のドライバブレード112の各リーフ張力調整タブ118と、より長いタブ118Aを曲げて、図8Aに示したように、前傾したドライバブレード112Bが針50に係合するため、針50は三日月形部材101の周囲への反時計回りの移動を拘束される。さらに、ドライバブレード112の各セットは、往復動ドライバ108内の平行四辺形の開口部を貫通し、駆動方向設定プレート134内へすべて下方に延長するので、ループ型駆動ケーブル1247のトリガ張力調整に応答する往復動ドライバ108の後続回転は、不動状態の、上部の固定経路部材104および下部の固定経路方向設定プレート136およびケース102に対して、往復動ドライバ108と、針50と、駆動方向設定プレート134との協働回転を実現する。三日月形部材101の周囲での反時計回りの針50のこのような前進は、図67に示したように、方向アクチュエータ1214を図65に示した位置とは反対に再び操作して、針方向の設定機構を変更するまで、往復動ドライバ108および駆動方向設定プレート134の前方漸進および反転漸進により継続する。このような作用は、これまで述べたように、駆動方向設定プレート134の操作により、往復動ドライバ108とともにケース102上の反対方向へ固定経路方向設定プレート136を移動させる。この移動により、異なるセットのドライバブレード112(後傾したドライバブレード112C)が針50に係合し、図8Bおよび図24〜図29に示したように、ケース102の周囲での往復動ドライバ108および駆動方向設定プレート134の横切り移動に応答して、針50を反対方向(時計回り)に加勢する。
次に、図81を参照すれば、針50は反時計回りに三日月形部材101を横切り、例示のとおり、糸50は、入口100Bからトンネル100Aを貫通して出口100Cへ引っ張られる。本発明の好適な実施形態では、縫合操作において、糸50Aの糸のヘッド50Dにループを生成し、材料100を貫通する針50の異なる回転のためのさらなる緩みを提供するため、糸漸増アクセサリ1101を三日月形部材101の少なくとも一端の上に、通常収容アーム101Bの上に装着することが好ましい。さらに、図81に示したスライドフック50Eが糸のヘッド50Dを手動で位置決めするために使用されることができ、図98に示し、以下に述べるように、他には同じ目的のためにフック/フック解除装置1000を利用することも可能である。従って、三日月形部材101の収容アーム101Bに装着された糸漸増アクセサリ1101により、糸50Aの糸のヘッド50Dのループのサイズは、以下に述べるように、糸漸増アクセサリ1101の操作により制御される。
次に、図80、図81、図84、図87、図88および図97を参照すれば、針50が図示するような縫合される組織の材料100を貫通して初期の横切り移動をした後、糸漸増アクセサリ1101の固定ブレード1114は、はじめに針50が糸を三日月形部材101の周囲へ引っ張ることにより糸50Aに係合する。次いで、糸漸増アクセサリ1101は、以下に述べるように作動して、図84に示したように、固定ハウジング1120に対し材料100から後方へ移動自在ハウジング1115を移動させ、対応する高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113のタブ1118およびより長いタブ1118Aを曲げて、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113を移動自在ハウジング1115のガイドスロット1126Aを貫通して延長する糸50Aに係合させる。三日月形部材101の前進アーム部材101B上の固定ハウジング1120に対する移動自在ハウジング1115の継続する後方移動により、図80および図88に示した位置において、トンネル100Aおよび出口100Cから、図81に示した位置へ漸進的に糸50Aを引っ張り、さらに、糸50Aの糸のヘッド50Dで所望のサイズのループを形成する。このようなループ制御は、これまで述べたように、図81のスライドフック50Eまたはフック/フック解除装置1000(図98参照)の作用により実現される。材料100内でさらなるトンネル100Aを形成するための針50の追加回転は、糸50Aの糸のヘッド50Dにおける緩みにより可能となり、それぞれの場合において糸漸増アクセサリ1101は、このような緩みを形成するため上述したような操作が行われる。
図81〜図83を参照すれば、糸50Aの糸のヘッド50Dは、糸漸増アクセサリ1101を用いて、図81および図82に示したようにループに形成され、図82に示したように、糸漸増アクセサリ1101の前方から糸のヘッド50Dの周囲へ糸の尾50Cの自由端を延長することにより、縫合ループを糸50Aに形成し、縫合を開始することができる。さらに、図83に示したように、材料100の隣接部分を貫通して延長する糸50Aを絡み合わせることで、材料100の二つの部分が縫合により互いに接合される。このような絡合部50Gは、図82に示した第1ループをきつく引き締め、糸の尾50Cを糸のヘッド50Dの周囲へ再びループ処理して、糸50Aに本結びまたは絡合部50Gを画定するための第2ループを形成することで実現される。
さらに図89に示したように、追加の糸漸増アクセサリ1101Aは、前進アーム部材101Aの上に追加の糸漸増アクセサリ1101Aを図示するように装着することにより、三日月形部材101内で活用することができる。それぞれ材料100と、糸漸増アクセサリ1101と、追加の糸漸増アクセサリ1101Aの間に糸50Aのループを形成するため、糸漸増アクセサリ1101および追加の糸漸増アクセサリ1101Aは上述のようにそれぞれ操作可能であり、図80〜図83に示したように、所望の縫合を行うための結び目または絡合部50Gの結合を容易にする。
次に、図4、図84、図87、図90および図90C〜図91を参照すれば、糸漸増アクセサリ1101は、図4に示したように、通常、第2ハンドル1261上のトリガ1261Bを押圧することによって操作され、柔軟なチューブ1141を貫通して延長する動力伝達ワイヤ1140を漸進的延長および後退を実現し、図90A〜図90Cに示したように、収容アーム101B上の固定ハウジング1120に対し、作動プレート1134および移動自在ハウジング1115をケース102上で前後に移動させる。前方移動は、作動プレート1134と、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113のそれぞれのタブ1118とより長いタブ1118Aとの間の接触解除に伴うブレードへの圧力解除により、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113を開放する。これは図90Aに示したニュートラルな位置から、移動の正常範囲1144Cおよび移動の拡張範囲1144Dへの、作動プレート1134のスライド操作により生じる(図90B)。作動プレート1134に、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113のタブ1118およびより長いタブ1118Aの延長端を収容する四つの平行四辺形の穴1138が嵌合され、これらのタブ1118およびより長いタブ1118Aが移動自在ハウジング1115内の対応して整列されたクリアランスホール1124を介して移動自在ハウジング1115から延長するため、作動プレート1134の後方スライディング移動に応答してタブ1118およびより長いタブ1118Aの延長端に圧力が印加される(図90C)。これまで述べたように、ケース102上の作動プレート1134および移動自在ハウジング1115の、移動の正常範囲1144Cでの双方向へのスライディング移動は、図4に示したように、第2ハンドル1261上のトリガ1261Bを押すことに応答して、柔軟なチューブ1141内の動力伝達ワイヤ1140の選択的延長および後退により実現される。これにより、各々の移動自在ブレード1113および固定ブレード1114の開放と、移動自在ハウジング1115のガイドスロット1126A内に置かれる糸50Aの一部との接触からこのブレードを除去することは、動力伝達ワイヤ1140が柔軟なチューブ1141内へ延長しているとき、移動自在ハウジング1115を固定ハウジング1120内で前方へ移動させるために作動プレート1134を前方へ移動させることによって実現される(図90B)。このような作用は、移動自在ブレード1113および固定ブレード1114が糸50Aに接触しないように、移動自在ハウジング1115が、固定ハウジング1120内の移動の拡張範囲1144Dの最遠の末端延長部まで延長することを可能にする。次いで、移動自在ブレード1113および固定ブレード1114は、動力伝達ワイヤ1140の移動を反転させ、移動自在ハウジング1115を固定ハウジング1120内の後方近位位置へ反転移動させることにより(図90C)、糸50Aに係合するようになり、このような作用は、対応するタブ1118およびより長いタブ1118Aが後方へ曲がり、これらブレードの対向列が互いに向かって内側へ延長して糸50Aに係合し、図82に示したように、糸50Aを材料100から引っ張る。作動プレート1134および移動自在ハウジング1115それぞれの前後移動にそれぞれ応答して、移動自在ブレード1113および固定ブレード1114と糸50Aの係合解除と、糸50Aを移動自在ブレード1113および固定ブレード1114に係合させる手順における、移動自在ハウジング1115の追加漸進移動は(図90Bおよび図90C)、材料100を貫通した針50の追加回転とともに、図83に示したように、糸50Aの縫い目を画定しきつく引き締めるのに十分に大きなループへの、図82に示したような糸50Aの糸のヘッド50Dの延長を容易にする。固定ブレード1114は、移動自在ハウジング1115のこのようなスライド動作において、糸漸増アクセサリ1101のガイドスロット1126A内に糸50Aを維持するため、固定ハウジング1120上の定位置に残る。糸50Aを切断することなく、糸漸増アクセサリ1101から除去する必要がある場合は、作動プレート1134は、図91に示したアクセススロット1144Aおよび狭くなるスロット1144B内で前方へ押され、高位移動自在ブレード1112および移動自在ブレード1113を開放し、これらのブレードが糸50Aと接触しないようにする。動力伝達ワイヤ1140に圧力を印加して作動プレート1134を前方へさらに加勢すると、作動プレート1134に取り付けられたアクセス延長タブ1144が細くなるスロット1144B内へ加勢される際(図91)、固定ハウジング1120のハウジング壁1120Dがヒンジ1121Aから強制的に分離され、このような作用は、固定ブレード1114が糸漸増アクセサリ1101から糸50Aを解除するように強制的に分離する(図84、図90Bおよび図91)。
図89に示したように、追加糸漸増アクセサリ1101Aが三日月形部材101の三日月形のアーム部材101Aに取り付けられている場合、追加の糸漸増アクセサリ1101Aは追加の柔軟なチューブ1141および動力伝達ワイヤ1140(図示せず)により、トリガ1261Bおよび第2ハンドル1261に取り付け可能となり、糸漸増アクセサリ1101および追加糸漸増アクセサリ1101Aの双方を同時に操作する。
再び図98〜図108を参照すれば、フック/フック解除装置1000と、フック/フック解除装置1000の二重実装バージョン1000Aは、糸50Aを操作し、下記のように結び目または縫い目の結合を容易にする。図108に示したように、フック/フック解除装置1000は、単独で、かつ二重実装バージョン1000A内で使用される場合、ハウジングチューブ1040および補助ハウジングチューブ1040A(図106)により特徴付けられ、これらそれぞれは、ハウジングチューブ拡大部1042でハウジングチューブ1040および補助ハウジングチューブ1040Aの前端から各々延長する内部ハウジングチューブ1045を収容する。また、各内部ハウジングチューブ1045は、対応するハウジングチューブ1040および補助ハウジングチューブ1040Aからそれぞれ後方へ延長し、各々の内部ハウジングチューブ1045に取り付けられた一対の三位置スイッチ本体1058Cとともに、これまで述べたように、ハウジングチューブ1040および補助ハウジングチューブ1040Aをそれぞれ貫通して延長する作動ワイヤ1050に固定された中心に位置する三位置スイッチアクチュエータ1058Dとを収容する。従って、作動ワイヤ1050、および内部ハウジングチューブ1045の内側の把持/排出/切断ブレード1020を往復動させるための、三位置アクチュエータ1058Dのスライディング操作を図102に示している。これまで述べたように、三日月形部材取り付け装着ポイント1058は、ネジや溶接など非限定的な任意の便利な手段により三日月形部材101に取り付けられ、管状取り付け装着ポイント1058Aは、図4に示したように、第2ハンドル1261に固定されている。
次に、図98および図104〜図106を参照すれば、個別に、かつ二重実装バージョン1000A内のフック/フック解除装置1000の各々の内部ハウジングチューブ1045は、図102Aに示したように、内部ハウジングチューブ1045内に取り付けられた把持/排出/切断ブレード1020および作動ワイヤ1050の延長に応答して、フック開放プロファイル1018内の糸50Aの糸の尾50Cを収容するよう操作される。この作用により、図102Aおよび図105に示したように、糸の尾50Cの一部を収容するためのフック開放プロファイル1018が生成される。同様に、第2フック/フック解除装置1000は、第2把持/排出/切断ブレード1020が糸のヘッド50Dの一部を収容するためのフック開放プロファイル1018を画定するように操作可能である。そして、図104に示したゆるい結び目の位置への糸50Aの操作は、通常図105に示したように、結び目または縫い目または絡合部50Gをしっかり引き締めるための二重実装バージョン1000A内の各フック/フック解除装置1000を前方向操作および反転操作することにより実現される。図106に示したように、結び目または絡合部50Gは、二重実装バージョン1000A内のフック/フック解除装置1000の一つをさらに延長、および相対フック/フック解除装置1000を反転操作することにより、よりきつく引き締めることができる。図102、図107および108を参照すれば、リリーフループ50Bを生成するための、材料100を通過した糸50Aの引っ張りは、まず糸のヘッド50Dの係合いと、フック面1012を用いたスライドフック作用と、十分に大きなループが材料100から引っ張られるまで、ハウジングチューブ拡大部1042内への糸50Aの引張りが必要である。これが内部ハウジングチューブ1045内で行われるとき、フック1010はチューブ部1042から再び押し出される。プランジャディスク1065は、ループ50Bをチューブ部1042に排出し、ループ50Bを装置101から拡張させる。
これにより、図98および図104〜図108から、フック/フック解除装置1000、特に二つのフック/フック解除装置1000を組み込んだ二重実装バージョン1000Aは、糸ループを操作領域から除去し、図105および図106に示した縫い目または絡合部50Gを生成するため、ハウジングチューブ1040の内側または外側へ、糸の尾50Cおよびリリーフループ50Bだけでなく、糸50Aのヘッド50Dを含む種々の部分を操作するために活用できることが理解される。糸ループは、フランジャディスク1065(図108)により、ハウジングチューブ1040から押し出されてもよい。このような操作は、対応する一対の平行な三位置スイッチ本体1058Cの間に位置する各三位置スイッチアクチュエータ1058Dの単独により、あるいは図108に示したように、三位置スイッチ本体1050Cと協働により、別個のスライド自在な移動によって実現される。
上記図面および説明によれば、本発明の周回式縫合および糸結び装置の双方向実施形態は、切開部および外傷部の迅速で精確かつ便利な縫合とともに、これら切開部内に位置する器官および他の組織の縫合のため、オペレータにより素早く容易な位置決めが可能な卓越した柔軟性と実用性および操作容易性により特徴付けられる。細長い伝達管1200は、ボールとソケットが装着された自在に回転可能な選択された大きさの弓形の三日月形部材内で終わる延長管を画定するため、弓形の三日月形部材の端部でテーパが付けられ、伝達管上に配置されたスライドスイッチの設定に従って、任意の方向に三日月形部材を横切る弓形の針が嵌合されている。また伝達管は、三日月形部材を精確に決定した位置にさらに配置するための伝達管の回転自在およびピボット操作のために、ハンドル上でピボットするクレードル上に装着されている。三日月形部材自体は、ハンドル、もしくは伝達管の操作端に位置するレバーを操作することにより、延長管の端部上で種々の位置へ容易に操作できる。湾曲した針は、組織内に位置する縫い目(sutures)の制御を容易にするため、ハンドル内に設けられたトリガを押すことにより、針より硬いブレードと、種々の数のブレードハウジングシステムを用いて、三日月形部材内の時計回りまたは反時計回りへ選択的に駆動される。さらに、一つ以上の糸漸増アクセサリは、さらに針を回転させるため糸のループ生成を最適化し、糸の結び、結束や縫合をより容易にするため、通常、糸を絡合部、糸結びおよび縫い目で組織内で関節式連結するため、オペレータにより独立して操作可能な一つ以上のフック/フック解除装置により三日月形部材の一端または両端に位置することができる。
図109〜図112Dを参照すれば、本発明の周回式縫合および糸結び装置の好適な実施形態では、参照符号1Aで示される一般的な単一方向装置を示す。図109および図109Aに示したように、単一方向装置1Aは、ソケット775AAに装着された弓形の固定経路/ケース2により特徴付けられ、固定経路/ケース2の壁内に設けられ、複数セットの固定経路ブレード12Eが嵌合された四つの等間隔の経路/ケースブレードハウジングボス11により特徴付けられる。固定経路ブレード12Eは、図109にさらに示したように、固定経路/ケース2内に着座する弓形の針50の移動方向を指向したシェブロン形パターンを画定する対向する配置の構成で配列されている。四セット16枚の柔軟な固定経路ブレード12Eは、対向して配置された八枚ずつのセットに配列されており、通常、経路/ケースブレードハウジングボス11内に各々設けられる。各固定経路ブレード12Eは、丸い断面を有する針50にしっかり係合するための弓形の凹形接触プロファイル17により好ましくは特徴付けられ、図109Dおよび図109Eに示したように、凹形接触プロファイル17は、丸みのある頂部を有する端19を画定するために上方へ延長し、丸みのある底部を有する端19Aを画定するために下方へ延長している。ブレードフロアクリアランス23は、以下に述べる目的で、固定経路ブレード12Eの各底部エッジと、固定経路/ケース2の針ガイドスロット26のフロアとの間に設けられる。固定経路/ケース2内の各経路/ケースブレードハウジングボス11の間の距離は、針ガイドスロット26内の各開放ノッチ6を画定し、図109および図109Aに示したように、固定経路/ケース2内に着座する往復動ドライバ8を画定する、弓形の連結部材9上で離隔した、各ドライバハウジングボス10の移動を容易にする。ドライバハウジングボス10のそれぞれは、シェブロン形のドライバブレード12Dのセットによりさらに特徴付けられ、ドライバブレード12Dは、針50より硬く、針50の移動方向に配向され、以下に述べるように、駆動機構により固定経路/ケース2を介して針50を前方へ駆動するため、針50に係合するように構成されている。本発明の好適な実施形態では、各ドライバハウジングボス10は、図109Dおよび図109Eに示した固定経路ブレード12Eのように、各々同一のシェブロン形と輪郭線パターンを有し、8枚ずつの対向して配置されたセットとして配列された16枚の離隔したドライバブレード12Dを含む。このため図109から、針50が図109に示した位置に挿入された場合、三つすべてのドライバハウジングボス10と、四つすべての経路/ケースブレードハウジングボス11の内に同時に着座するよう針50が構成されていることが理解される。一本の糸50Aは、針50の一端および針ギャップ105Aから延長し、針ギャップ105Aは、針の尖った先端と、針50の反対端に取り付けられる地点の間で測定され、固定経路/ケース2の湾曲した前進アーム2Aおよび収容アーム2Bの各端の間で測定されるギャップ5に実質的に対応する。固定経路ブレード12Eおよびドライバブレード12Dは、スロット(図示せず)により固定経路/ケース2内に固定されてもよく、あるいは固定経路ブレード12Eおよびドライバブレード12Dは成形されたり、他には図109Dおよび図109Eに示したように、各経路/ケースブレードハウジングボス11およびドライバハウジングボス10をそれぞれ画定する単一部品の材料により構成されてもよい。さらに、ドライバハウジングボス10および経路/ケースブレードハウジングボス11に使用される構成材料は、所望の針装着部に応じて異なり、ブレードの完全性を保障するに十分な強度を有し、各ブレードを通過する針50の通過を容易にし、駆動機構の漸進において、針の反転移動を遅延するに十分なブレードの弾力性を提供する、硬質プラスチック、金属、繊維ガラスなどを含むことができる。
再び図109および図109Aを参照すれば、往復動ドライバ8は、各ドライバハウジングボス10が対応するノッチ6の長さにわたって固定経路/ケース2に対して時計回りおよび反時計回りに自由に漸進できるよう、図109に示した方法と類似する方法で固定経路/ケース2内に着座していることが理解される。このため、ドライバハウジングボス10の数は連結部材9に応じて変更でき、各ドライバハウジングボス10と、固定経路/ケース2の各ノッチ6内の対応する各経路/ケースブレードハウジングボス11との間におけるより長いまたはより短い往復動漸進を容易にするため、追加のまたはより少数の経路/ケースブレードハウジングボス11を設けることができることを当業者は理解する。一方、薄く低密度の組織の縫合を容易にし、他方で針50により高圧を印加する必要のある、ドライバハウジングボス10内の各ドライバブレード12Dにより針50をしっかり把持する必要のある厚く筋張った高密度の組織の縫合を容易にするには、種々の数のドライバハウジングボス10および経路/ケースブレードハウジングボス11が必要になる。図109、図109D、図109Eを参照すれば、各ドライバブレード12Dおよび固定経路ブレード12Eは、針50がインストールされるとブレードがわずかに曲げられ、各ドライバブレード12Dおよび固定経路ブレード12Eの間における針50の前方移動にはほぼ抵抗がないが、当針50が後方移動すると、後方に加えられる力により抵抗が著しく増加するように、針ガイドスロット26内で傾斜される。
次に、図109A〜図109C、図109F〜図109H、図109Iを参照すれば、本発明の本実施形態の好適な態様では、往復動ドライバ8の駆動機構は、通常、ドライバハウジングボス10の中央部一つの下に位置する、連結部材9に固定されたラックアクセスリブ48Gを有する湾曲したベベルラック48により特徴付けられる。単一方向装置1が図109に示したように組み立てられている場合、ベベルラック48のラックアクセスリブ48Gは、図109Aおよび図109Dに示したように、固定経路/ケース2の針ガイドスロット26内に設けられた湾曲したラックスロット48Cを貫通して延長するよう構成されている。これにより、図109Cに示したように、ベベルラック48上に設けられたラック歯48Lがベベルピニオンギア48A上に設けられた対応するギア歯48Kに係合することができる。駆動機構のこの態様の好適な実施形態では、ベベルピニオンギア48Aは、対応する柔軟なハウジングチューブ49を貫通して図109Aに示した従来のマイクロモータ48Bなど従来のドライブへ延長する柔軟なピニオンギアシャフト48Hに与えられた動力を収容するため、ベベルピニオンギア48Aの全体ベベル表面の周囲に延長する連続的なセットギア歯48Kにより特徴付けられる。従来のマイクロモータ48Bの操作は、ベベルラック48の漸進をもたらし、このため固定経路/ケース2の対応するノッチ6内における往復動ドライバ8のドライバハウジングボス10の漸進をもたらす。従来のマイクロモータ48Bは可逆的であるので、往復動ドライバ8のこのような漸進は双方向に実施可能であり、従来のマイクロモータ48Bを前方向または逆方向に操作することにより、各ドライバハウジングボス10はノッチ6内で時計回りおよび反時計回りに選択的に操作することができる。この作用は、図109Cに示した反時計回りへのベベルピニオンギア48の駆動に応答して、針50の、前方向への移動、通常、図109に示したような反時計回りへの移動を容易にし、ベベルラック48Aを同じ方向に加勢する。往復動ドライバ8の可逆漸進は、以下にさらに述べるように、針50を除いて往復動ドライバ8が元の駆動位置に復帰するよう、ベベルピニオンギア48Aの回転方向を変更し、これによってベベルラック48の移動方向を変更するため、従来のマイクロモータ48Bが反転したとき生じる。
本発明のこの態様の他の実施形態では、ベベルピニオンギア48Aのベベル部分に配列されたギア歯48Kは、図109Bに示したように、平坦なラックリターン部48Dにおいて不連続であり、平坦なラックリターン部48Dがベベルラック48上のラック歯48Lと対面する方向へ回転する際、往復動ドライバ8の元の漸進位置への自動リターンを容易にする。この作用は図109Iに示した機械的配置により起こり、ここでリターンスプリング48Eは、ベベルラック48のラックアクセスリブ48Gと、固定経路/ケース2の底部に取り付けられた固定リターンスプリング装着部48Fとの間で延長する。このため、平坦なラックリターン部48Dがベベルラック48のラック歯48Lに近づき、ギア歯48Kがラック歯48Lとの係合を解除すると、ベベルラック48はリターンスプリング48Eの付勢作用によりラックスロット48C内の元の位置に戻り、往復動ドライバ8を自動的に元の駆動位置へと再漸進させる。
本発明のこの態様のさらに他の実施形態では、図110に示したように、一対の湾曲したアクセス延長スロット41は、対向する各対の経路/ケースブレードハウジングボス11の間に針ガイドスロット26の底部に設けることができ、また、図110、図110Aおよび図110Bとに示したように、駆動ケーブル延長部40は対応するドライバハウジングボス10の下の往復動ドライバ8の各端に設けられる。各駆動ケーブル延長部40は、アクセス延長スロット41(図110)の対応する一つを貫通して延長し、各アクセス延長スロット41内のスライド配置および一対の駆動ケーブル(通常、図56および図57に示した駆動ケーブル1247)の一端の収容のため、固定経路/ケース2の底部から突出する。通常、こられの制御ケーブルの対向端は、図56および図57に示したように、伝達管1200および入力部1200C内の往復動入力つば1216などの駆動装置に連結されており、往復動ドライバ8の時計回りおよび反時計回り両方への選択的漸進を容易にし、伝達管1200内の駆動機構または他のオペレータの操作に応答したケーブルの操作により、固定経路/ケース2内の針50の配向により決定される方向へ固定経路/ケース2の周囲へ針50を漸進的に駆動する。
本発明の周回式縫合および糸結び装置の他の実施形態では、代替単一方向装置1Bの前進アーム部材2Aを図112および図112Aに示しており、ここでは代替固定経路部材15A挿入部が経路/ケースブレードハウジングボス11の代わりに設けられ、図示するように、対向して配置された一対の前方へ傾斜された固定経路ブレード15GXを収容するよう構成された適切な組成のプラスチックのような弾性材料からなる。代替固定経路ケース15内の代替固定経路部材15Aのスライディングを防ぐために、代替固定経路ケース15の各端部のロッキングボス15Bは、代替固定経路部材15A内の対応するロックノッチ15Cに係合するように、代替固定経路部材15Aが代替固定経路ケース15に挿入されて内部に着座している。本実施形態の好適な態様では、固定経路ブレード15GXのそれぞれは、代替固定経路部材15A内の弾性のある固定経路ブレードホルダ15XX内に着座し、一端に拡大固定経路ブレードベアリングボス15HXが設けられる。この拡大固定経路ブレードベアリングボス15HXは、狭いベアリング穴開口部またはネック15PXを形成するため湾曲した対応する固定経路ベアリング穴15DXの内に着座している。このため、各固定経路ブレード15GXは、固定経路ブレード15GXの対向端が針50に接触した際、ベアリング穴開口部またはネック15PX内において、各ドライバベアリングボス15HXに対してピボットすることが可能である。代替固定経路部材15A内の各固定経路ブレード15GXの配向角度は、図112および図112Aに示したように、代替固定経路ケース15内で針50が、前方への矢印15Lの方向へ前方移動することはできても、図112および図112Aにさらに示したように、抵抗力矢印15Qの方向へ後方移動することはできない。各固定経路ドライバブレード15GXは、図112および図112Aに示したように、針50に接触する前に、成形したスプリング拡張リリーフ空間(void)15MXを貫通してベアリング穴開口部またはネック15PXから延長する。さらに、固定経路スプリング膜15EXが固定経路ブレード15GX各側面の上にスプリング拡張リリーフ空間15MXの長さに応じて位置し、それぞれは固定経路スプリング空洞15FXの境界をなす。各固定経路スプリング膜15EXは、薄いプラスチック壁のような弾性のある材料からなり、代替単一方向装置1Aの代替固定経路ケース15を貫通した反時計回りへの針50の移動により、対応する固定経路ブレード15GXに圧力が印加されると、各隣接する固定経路スプリング空洞15FX内への固定経路スプリング膜15EXの平坦化を容易にする。これにより、対向して配置された固定経路スプリング膜15EXは、図112および図112Aに示したように、抵抗力矢印15Q方向への針50が望ましくない後方移動するのを防止し、前方向矢印15L方向への針50の容易な前方移動を容易にするため、各固定経路ブレード15GXに作用する衝撃吸収材および張力調整膜として機能する。
同様に、図112および図112Aに示したように、代替ドライバ7は一般的に、往復動ドライバ8と同一形状に構成され、代替単一方向装置1B内の代替固定経路部材15Aおよび代替固定経路ケース15内に嵌合されている。代替ドライバ7は、少なくとも一対の対向して配置された前方へ配向されたドライバブレード15Gを含み、各々は拡大ドライバベアリングボス15Hをそのベース部に有し、弾性のあるドライバブレードホルダ15X内の対応するドライバベアリング穴15D内に着座している。従ってドライバブレードホルダ15Xは、図109および図109Aに示したように、三つのドライバハウジングボス10のそれぞれに設けられる。各ドライバブレード15Gの反対端は、図112および図112Aに示したように、針50に係合するように成形され、ドライバブレード15Gは、ドライバベアリング穴開口部15Rとそれに対向して配置されたドライバスプリング膜15Eとの接触により、針50の移動に伴って前方および後方へ曲げられ、対向して配置されたドライバスプリング膜15Eは、対応するドライバスプリング空洞15Fとの境界をなし、対応する形状のドライバリリーフ空間15Mの各内部に延長するよう成形されている。このため、図112および図112Aを参照すれば、針50の移動に対するドライバブレード15Gの移動を容易にする機構は、針50の対応する移動に伴った固定経路ブレードホルダ15XX内の固定経路ブレード15GXの移動を達成するための機構と同じであることが理解される。どちらの場合も、各ドライバブレード15Gおよび固定経路ブレード15GXは、針50の前方への矢印15L方向への移動を容易にするが、図112に示し上述したように、ブレード抵抗矢印15KXおよび抵抗力矢印15Q方向への針の反転移動を遅延する。図112Aに示したように、一対の傾斜されたエントリガイド27Aは、代替固定経路ケース15の収容アーム2B内へ針50の端部を導くために、固定経路ブレードホルダ15XXにそれぞれ設けられる。
実施形態と、図112および図112Aに示した各固定経路ブレード15GXおよびドライバブレード15Gのスイングを制御する手段の長点は、厚いドライバブレード材料が使用できるため、針50の後方移動に対するブレードの抵抗能力を低くすることなく、より少数のブレードを使用できることである。さらに、固定経路ブレード15GXおよびドライバブレード15Gのそれぞれの針50に対する精確な位置決めが容易になる。
代替単一方向装置1Bおよび弾性のある代替固定経路部材15Aを利用する本発明のこの態様のさらに他の実施形態では、それぞれ代替固定経路ブレード保持ボス15HHHを有する一対の代替の固定経路ブレード15GGGは、対応する固定経路構造空洞15000内へ突出した弾性のある一対の代替固定経路保持支持部15SS内に対向して配置関係で装着される(図112B)。各代替固定経路ブレード保持ボス15HHHは、代替固定経路部材15A内部において、それに対応する代替固定経路ブレード保持空洞15VVV内の対応する代替固定経路ブレード15GGG内の定位置に着座する。代替固定経路ブレード装着構造部15TTは、平行する代替固定経路ブレード保持支持部15SSSの後方へテーパが付けられ、代替固定経路ブレード装着構造15TTおよび固定経路ブレード15GGG自体にさらなる柔軟性と弾性を提供する代替ブレード装着柔軟連結部15UUを画定している。同様に、第2の代替ドライバ7Aの弾性のあるドライバブレード装着構造部15T内の代替ドライバブレード15GGは、対応するドライバブレード保持支持部15S内に装着され、このドライバブレード保持支持部材15Sは、対応するドライバ構造空洞1500内へ延長し、ドライバブレード装着柔軟連結部15Uを画定するようテーパ付けられている。この装着構造部は、前方への矢印15L方向への針50の前方移動に応答して、代替固定経路ドライバブレード15GG移動に柔軟性と弾性を提供する。またこの構造は、図112Bに示したように、抵抗力矢印15Q方向への針50の後方移動傾向に対するドライバブレードの抵抗を容易にする。一対の代替傾斜されたエントリガイド27は、図112Cに示したように、針50を代替固定経路部材15Aの収容アーム2B内へと導くため、各代替固定経路部材15Aの端部に設けられる。さらに図112Dに示したように、本発明の本実施形態の好適な態様では、代替ドライバブレード15GGだけでなく、代替固定経路ブレード15GGGと、固定経路ブレード15GXおよびドライバブレード15Gの針の係合端には、針50と各ブレードの係合における安定性をさらに促進するための鋸歯状の領域15Nが設けられる。
次に、図109、図109A、図111〜図111Cを参照すれば、上述した任意の駆動機構(図示せず)が固定経路/ケース2(および代替固定経路ケース15)周囲への針50の移動を実行するよう操作される場合、針50は、図109および図111に示した位置から、単一方向装置1A(または代替単一方向装置1B(図示せず))の前進アーム部材2Aおよび収容アーム2Bにわたる開口部またはギャップ5(図109)内に配置された縫合される材料100を貫通して図111Aに示した位置へ初期に反時計回りに駆動される。ブレード50が図111Aに示したように、材料100に進入すると、往復動ドライバ8(または代替ドライバ7または第2代替ドライバ7A)は、対応する経路/ケースブレードハウジングボス11(図109A)に隣接する各ノッチ6を横切る各ドライバハウジングボス10とともに、針ガイドスロット26内へ漸進する。これにより、各ドライバブレード12Dは針50に駆動関係で係合する。このとき、駆動機構は往復動ドライバ8または代替ドライバ7または第2代替ドライバ7A(図示せず)を反転させるように反転され、往復動ドライバ8または他のドライバを図111Aに示した位置から図109に示した元の位置へと再漸進させる。この作用は、針50の反転回転を防止する各ドライバブレード12Dおよび固定経路ブレード12Eの前方位置決定により、針50を図111Aに示した位置に残す。往復動ドライバ8(または代替ドライバ7または第2の代替ドライバ7A)は、図109に示した駆動機構により駆動モードで再漸進される場合、針50に接触するそのドライバブレード12D(またはドライバブレード15Gまたは代替ドライバブレード15GGG)は、針50を再び把持し、針50を図111Bに示した位置へ前方漸進させる。このとき、往復動ドライバ8だけでなく、代替ドライバ7または第2の代替ドライバ7Aは、図111Bに示した位置にあるが、針50は材料100を貫通してさらに漸進し、単一方向装置1の収容アーム2Bに再進入する。このとき、往復動ドライバ8(または代替ドライバ)は図109に示した位置へ再漸進し、針50に接触するドライバブレード12D(または上述した他のドライバブレード)は針50を再び把持し、それを図111Cに示した位置まで固定経路/ケース2内の針ガイドスロット26の周囲へ加勢し、針50は単一方向装置1により完全な1回転に達し、針50が単一方向装置1の針ガイドスロット26の周囲へ、さらにギャップ5(図109)を横切ってさらに漸進するとき、糸50A(点線表示)もまた材料100を貫通して引っ張る位置に配置される。
本発明の単一方向装置1Aおよび1Bの実施形態は、これまで述べたように駆動機構の装置を変更できることから、使用上の柔軟性および簡潔性を有することを特徴とすることが当業者に理解される。例えば、再び図面を参照すれば、ベベルピニオンギア48Aは、上述の方式により往復動ドライバ8を漸進するよう湾曲したベベルラック48を操作することができ、ベベルピニオンギア48Aは、所望の漸進を達成するために前方モードおよび反転モードとで選択的に操作することができる。他の実施形態では、ベベルピニオンギア48Aにギア歯48Kが不連続的な平坦なラックリターン部48Dが設けられ、リターンスプリング48Eの作用によりベベルラック48の自動反転を容易にする。また他の実施形態では、往復動駆動操作は、ドライバの所望の漸進を実現し、針50が装置を横切るようにする、漸進駆動機構(図示せず)へ突出したケーブル(図示せず)の端部を収容するための下方に延長した駆動ケーブル延長部40により提供される。さらに、針50より硬いケース内部に位置する各ブレードは、単一方向装置1Aおよび代替単一方向装置1B内の固定経路/ケース2および各ドライバ内に種々の方法により装着可能であり、各ドライバの反転漸進に応答して、針50の縫合のため選択された方向への針の移動および後方移動の遅延を容易にする。
図113〜図138を参照すれば、周回式縫合および糸結び装置の別の実施形態では、ハウジング220内に着座した複数のフォーク形ブレード225、単純なフォーク形ブレード226または代替ブレード227を操作するため、通常、ハウジング220およびドライバ230の上から弓形のケース210内へスナップ嵌めされる弓形の固定経路部材240内で、弓形の針50を漸進させるためのフォーク形ブレード装置201が示されている。ケース210には、ケース210の対面端の間の距離にわたっているギャップ205が設けられ、図113に示したように、針50の指示端の間で延長する針ギャップ105Aとほぼ共同延長している。再び図114を参照すれば、ケース210には一対の離隔した湾曲したロックスロット210Eが嵌合され、それぞれは広い部分210Fおよび狭い部分210Jを有し、広い部分210Fは、以下に述べるようにアクセスを目的として、ロックスロット210Eの反対端に配置されている。
図115に示したように、ケース210は、内側壁210Bおよび外側壁210Cにより境界をつけられる弓形トラック210Aであって、弓形のロックスロット210Eは、ケースフロア210Dを貫通して延長することをさらに特徴とする。図114および図116に示したように、ソケット775はギャップ205に対向するケース210に取り付けられ、左側のクリアランストンネル775Aおよび右側のクリアランストンネル775Bがソケット775に設けられ、図114に示し以下に説明する制御の目的のために、一対の装置ケーブル1247および方向ケーブル1248の進入を容易にする。
図117および図117Aを参照すれば、弓形のドライバは通常参照符号230で示され、一対の下方へ延長したドライバタブ230Dを含み、それぞれはドライバタブ延長部230Lと、ドライバタブ延長部230Lに設けられたドライバタブ溶接取り付け溝230Mを有している。ドライバタブ溶接取り付け溝230Mは、以下に述べるように、制御ケーブルを溶接ビード230Pで各ドライバタブ延長部230Lに溶接し、各ロックスロット210Eの長さにわたるドライバ230の漸進を制御するための、図114に示し、図117Aに点線で示した、一対の駆動ケーブル1247の一端を収容するよう構成されている。三セットのベアリングスロット230Aもドライバ230に設けられており、対応する対向して配置されたベアリングスロット壁230Gが、以下に述べるように、各フォーク形ブレード225(図示せず)内のレバー225Dを枢軸可能に収容するため、ベアリングスロット230A内へ突出する。
次に、図118および図118Aを参照すれば、ピボット穴スロット220Bを画定するように延長するピボット穴220Aを有する弓形ハウジング220がさらに示されており、ピボット穴スロット220Bの各々には対応するカウンタボアスロット220Eを有するカウンタボア220Dが嵌合される。ピボット穴220A、ピボット穴スロット220B、カウンタボア220Dおよびカウンタボアスロット220Eの各セットは、以下にさらに述べるように、フォーク形ブレード225の各レバー225Dをカウンタボア220D内に収容するため、互いに離隔している。一対の下方へ延長したハウジングタブ220Gは、ハウジング220の底面から突出し、ハウジングタブ延長部220Jと、図114に示し、さらに以下で述べるように、一対の方向ケーブル1248を収容および溶接するための、対応するハウジングタブ溶接取り付け溝220K(図118A)が嵌合されている。さらにハウジング220は、図118および図118Aに示したように、湾曲したハウジング内壁220Lによりさらに特徴付けられ、ハウジング端部220Cで終了する。
図114および図119に示したように、ドライバ230およびハウジング220は、機能的関係でケース210に挿入されている様子が示され、ハウジング220に設けられた各ピボット穴220Aおよび延長するピボット穴スロット220Bは、ケース210の内壁210Bおよび外壁210Cの間で上方を向ける。ロックスロット210Eおよびより広い部分210Fの存在により、ハウジング220およびドライバ230の両方はケース210内に挿入されてもよく、ドライバタブ230Dと、ドライバタブ延長部230L、ハウジングタブ220G、およびハウジングタブ延長部220Jは、それぞれより広い部分210Fを貫通して延長することが理解される。さらに、ハウジング220およびドライバ230は、以下に述べるように、二つのロックスロット210Eの長さにわたり固定ケース210内側へ協働して漸進する。
次に、図120を参照すると、離隔した三つのフォーク形ブレード225の各頂面スロット225A内に着座する弓形の針50を示す。針50には、通常、針50の略中心に取り付けられた一本の糸50Aが嵌合されている。各フォーク形ブレード225内の各頂面スロット225Aは、対向して配置された湾曲したブレード延長部225Eによってそれぞれ画定される。図示するように、ブレード延長部225Eは、下部ベース部225Cに固定されたピボットシャフト部225Bから突出し、その下部ベース部225Cは内側へ延長したレバー225Dを画定するように延長する。各ブレード延長部225Eの内側の一つは、一対の内側ロックポイント225Gを画定するためにさらに湾曲し、ブレード延長部225Eの対向する部分、または外側は対応する外側ロックポイント225Fを画定するように構成されている。このため、図120を参照すると、各フォーク形ブレード225は、以下に述べるように、ハウジング220およびドライバ230(図示せず)の漸進に応答して、針50を時計回りまたは反時計回りへ駆動し、各々直径方向に対向した内側ロックポイント225Gおよび外側ロックポイントと針50との係合を実現するために、レバー225Dに付勢される対応する圧力によって、時計回りまたは反時計回りのいずれかに回転することができる。
次に、図120および図121を参照すると、ハウジング220およびドライバ230は、三つのフォーク形ブレード225(図120に示したように、針50を搬送する)とともに、ケース210(図121)に内に設置されている様子が示されている。三つのフォーク形ブレード225は、ハウジング220内のピボット穴220Aを延長させる対応するピボット穴スロット220B内に回転自在に着座している。このため、フォーク形ブレード225は、ハウジング220とドライバ230との間のブリッジを形成して、これらの要素間の制限された移動のみを許容し、フォーク形ブレード225の各上部は、各ピボット穴スロット220Bの上へ延長し、頂面スロット225A内に針50を収容するため、各ブレード延長部225Eを露出する。図120および図121を参照すれば、対応するピボットシャフト部225B(図120)に取り付けられた内側へ延長した各レバー225Dは、以下に述べる目的で、ドライバ230およびハウジング220(図121)の下に配置されていることがさらに理解される。
図120および図122を参照すれば、ハウジング220は、隣接するドライバ230と機能的関係で位置付けられており、図120に詳しく示すように、針50はフォーク形ブレード225の頂面スロット225A内に配置されている。さらに、各レバー225Dは、各フォーク形ブレード225の対応するピボットシャフト部225Bおよびベース部225Cからハウジング220内の各カウンタボアスロット220E内へ延長し、ドライバ230の対応した隣接するベアリングスロット230A内部へ突出する。このため、適切なオペレータ(図示せず)の操作によるドライバ230に対して時計回りまたは反時計回りへのハウジング220の移動により、カウンタボアスロット220Eの対応する壁と、ドライバ230の対応するベアリングスロット230A内へ突出する対応するベアリングスロット壁230Gとが、各レバー225Dに接触してこれをピボットさせることが理解される。この作用により、湾曲した各ブレード延長部225E上の対応する直径方向に対向した外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gのセットが針50と接触するようにし、以下に述べるように、ハウジング220およびドライバ230の反対方向への対応する漸進により、針50の対応する漸進を容易にする。
さらに図114、図120および図122に示したように、弧をなすように廃校されるケース210(図114)内のロックスロット210Eを貫通してドライバ230の底部から離隔した関係で下方へ延長したドライバタブ230Dは、図114に示したように、ドライバ230を操作するため、各ドライバタブ230Dから突出した対応するドライバタブ延長部230Lが、駆動ケーブル1247を各々収容し固定するような配置に位置付けられている。同様に、固定取り付け部からハウジング220の底部へ下方に延長した一対のハウジングタブ220Gには、セットまたはペアの方向ケーブル1248(図114)を収容および固定するための対応するハウジングタブ延長部220Jが設けられる。方向ケーブル1248は、ケース210およびドライバ230に対しハウジング220を漸進させ、各フォーク形ブレード225をピボットするように配置されることにより、直径方向に対向した外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gの選択的セットがそれぞれ針50に係合し(図120)、以下に述べるように、針50の反時計回りまたは時計回りの回転を可能にする。
図113、図123および図124を参照すれば、下方へ延長した端部240Aで終了する弓形の固定経路部材240を示し、図113に示したギャップ205および針ギャップ105Aに実質的に対応するギャップまたは開口部が各端部240Aの間に設けられる。一対の中間部240B(図124)がまた固定経路部材240内に示されており、図124に示したように、中間部240Bは固定経路部材240の平面下へ延長しない。さらに図124に示したように、湾曲したノッチ240Cが各端部240Aおよび中間部240Bの間に設けられ、ガイド溝240Dは固定経路部材240内に離隔して設けられており、ガイド溝240Dは、また固定経路部材240の中間部240Bおよび端部240A内に位置する先の広がった円錐形のエントリガイド240Gに連通する。ガイド溝240Dは、以下に述べるように、ハウジング220およびドライバ230との漸進後、各フォーク形ブレード225を駆動構成にリターンさせる間、針50を連続した漸進位置に保持するため、針50に対してわずかに小型になっている。対向する経路カバー240Fは、実質的に固定経路部材240の全体湾曲部に沿って延長し、弓形の糸スロット240Eを画定する。弓形の糸スロット240Eは、針50が固定経路部材240内を移動する際、ガイド溝240Dと固定経路部材240と糸50Aのクリアランスの内での針50の保持を容易にするため、針50より小さい直径を有する。固定経路部材240は、通常プラスチックからなり、永久的あるいは使い捨てにすることができ、必要に応じて針50はスナップ式に嵌脱可能にすることができる。
図125には、ハウジング220(隠れている、および定位置にあるフォーク形ブレード225)およびドライバ230(固定経路部材240の下に隠れている)とともにケース210が示されており、固定経路部材240の経路カバー240Fは簡略化のために省略した。さらに、各フォーク形ブレード225のブレード延長部225E間で頂面スロット225Aに着座した下部の針50が示されている。このため、さらに図125に示したように、針50は対面ブレード延長部225Eの対応する対向外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gの間で各フォーク形ブレード225の頂面スロット225A内に挿入されて示されている。図125を参照すれば、固定経路部材240は、通常適切なタブおよびスロットの組み合わせ(図示せず)によりケース210上にスナップ式に嵌着され、ハウジング220およびドライバ230の双方を覆い、図114に示し以下に述べるように、各駆動ケーブル1247の操作に応答した各フォーク形ブレード225のピボット作用を可能にすることがさらに理解される。
再び図1、図64、図65、図66、図77、図78および図114を参照すれば、各駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248は、通常、図114に示したように、固定取り付け部から、ソケット775内のクリアランストンネル775Aおよび775Bを貫通して対応するドライバタブ延長部230Lおよびハウジングタブ延長部220Jへそれぞれ延長している。ソケット775から、駆動ケーブル1247および方向ケーブル1248は、ジョイントボール780および通過ガイドコーン1238(図64)を貫通し、伝達管1200を通過して、図1に示した往復動入力つば1216および方向アクチュエータ1214へそれぞれ延長する。この位置で、駆動ケーブル1247は、図41〜図55を参照して上述したように、通常往復動入力つば1216およびトリガ機構1267に連結される。図65、図66、図77および図78を参照して上述したように、方向ケーブル1248は、通常方向アクチュエータ1214に連結される。
操作において、フォーク形ブレード装置201(図113)のフォーク形ブレード225の一つをニュートラルな構成で図126に示した。図126は、フォーク形ブレード225を示しており、針50は対向して配置されたブレード延長部225Eにより画定される頂面スロット225Aを貫通して延長している。このため、ハウジング220の回転に応答して、ドライバ230のベアリングスロット230A内で各フォーク形ブレード225のレバー225Dがまだ回転しないので、対向して配置された外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gのセットは、針50に接触していない。
次に、図126Aおよび図127を参照すると、フォーク形ブレード225は、それぞれ時計回りのブレード回転矢印250Bで示した時計回りに回転し、対角線または直径方向に対向した外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gを柔軟な針50に接触させる。このような接触は、時計回りのハウジング/ドライバ/針回転矢印250A方向へのハウジング220の時計回りの回転によるフォーク形ブレード225の時計回りの回転により実現され、図示するように、時計回りのブレード回転矢印250B(図126A)方向へのレバー225Dの移動を容易にする。これに応じて、ハウジング220内のカウンタボアスロット220Eのエッジと、レバー225Dとの間の接触は、レバー225Bの延長端がドライバ230のベアリングスロット230A(図126Aに点線表示)内のベアリングスロット壁230Gに係合するため、時計回りのブレード回転矢印250Bで示すように、カム作用でレバー225Dを時計回りにピボットする。その結果、針50は、反時計回りのハウジング/ドライバ/針回転矢印250C方向へのハウジング220およびドライバ230と協働して、反時計回り回転するように配置される。
フォーク形ブレード225を針50に対して着座させるための、時計回りのハウジング/ドライバ/針回転矢印250Aで示した時計回りのハウジング220の初期移動は、上述したように、図1に示したような適切な方向アクチュエータ1214を操作して、図114に示した二本の方向ケーブル1248を張力調整することにより実現される。さらに、反時計回りのハウジング/ドライバ/針回転矢印250Cで示したのと同じ方向へ針50を搬送するための、ハウジング220およびドライバ230の反時計回りの後続回転は、ドライバ230のドライバタブ延長部230Lに取り付けられた二本の駆動ケーブル1247の反復的な張力調整により実現される。この作用は、通常、図1に示した往復動入力つば1216およびトリガ機構1267の操作により開始され、ケース210内の各ロックスロット210Eの長さに沿って対応するドライバタブ230Dを移動させて、これまで述べたように、ハウジング220、ドライバ230および、針50とを反時計回りに固定経路部材240の周囲へ漸進させる。他には、本発明の種々の実施形態で例示し説明したように、非排他的にベベルギアドライブ、ダイレクト柔軟ケーブルドライブ、ラックおよびピニオンドライブコンポーネントとを含むハウジング220および/または、ドライバ230と連係して他の駆動機構を設けることも可能である。
次に、図128および図128Aを参照すると、針50を時計回りに固定経路部材240の周囲へ漸進させ、駆動しようとする場合、図126Aおよび図127に示し、上述した反時計回り漸進の手順が次のように反転される。フォーク形ブレード225は、反時計回りのハウジング/ドライバ/針回転矢印250Cで示したように(図128)、ハウジング220の対応する初期の反時計回りの回転により、初期に反時計回り(反時計回りのブレード回転矢印250D方向)に回転される。この作用は、フォーク形ブレード225の所望の回転が、図示したように、フォーク形ブレード225内の対応するブレード延長部225E上の対角線または直径方向に対向した、外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gの各セットと、柔軟な針50との係合をもたらす。これにより、針に係合するこれら外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gは、時計回りのハウジング/針回転矢印250A方向に、ハウジング220およびドライバ230の対応する協働的回転により、固定経路部材240(図123)のガイド溝240D内で針50(図128A)を時計回りに回転するように位置付けられる。図126Aおよび図127に示した針50の反時計回りの回転の場合、図128に示した位置へのフォーク形ブレード225の対応する反時計回りの回転を実現するためのハウジング220の初期回転は、通常、図1に示し以下に述べるように、伝達管1200上に位置する方向アクチュエータ1214に加えられる指の圧力により二本の方向ケーブル1248の張力を調整することで実現される。協働的ハウジング220およびドライバ230による針50の時計回りへの駆動は、通常、トリガ機構1267を使って二本の駆動ケーブル1247の張力を調整することで実現され、さらに図1に示したように往復動入力つば1216を漸進させる。
次に、図1、図54〜図58、図113、図126A、図127および図129〜図133を参照すると、図126Aおよび図127に示した手順で針50を反時計回りに漸進させる場合、図129に示したように、フォーク形ブレード装置201は、材料100が針50の経路上にあるギャップ205および針ギャップ105A(図113)内部へ突出するように縫合される材料100に対して初期位置される。次いで、ハウジング220は、通常、伝達管1200(図1)内の方向アクチュエータ1214を操作して、図126Aに示した時計回りに漸進し、図129に示した構成によりフォーク形ブレード225を初期にピボットさせる。フォーク形ブレード225のこのような位置決めは、図126Aを参照して記載したように、各直径方向に対向した外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gが針50に係合し、図130に反時計回りのハウジング/ドライバ/針回転矢印250Cで示したように、針50とともに反時計回りへの二つのロックスロット210Eの長さに沿ったハウジング220およびドライバ230の回転を容易にする。その後、ハウジング220およびドライバ230は、通常、上述したような(図1および図54〜図58)トリガ1267および往復動つば1216の組み合わせなどのスプリング作用により図129に示した位置に反転され、針50は図示したように定位置を保持する。固定経路部材240内での針50のさらなる回転を図131に示しており、糸50Aが固定経路部材240内の経路カバー240Fにより画定された糸スロット240Eを横切る際、針250は後続する糸50Aとともに材料100を引き続き突き抜ける。通常、伝達管1200内のトリガ1267の操作によるハウジング220およびドライバ230の協働的な継続的順次漸進は、図132および図133に示したように、固定経路部材240の周囲での針の連続回転を実現し、糸50Aは図示したように、針50により生成された材料100内で開口部を貫通して後続する。このため、針50は、任意のタイプの材料100に対し、多様な糸結びをすばやく効率的に縫合するため、後続する一本の糸50Aを周回させる能力を有する。
図128および図128Aに示したように、固定経路部材240内での針50の時計回りの回転は、ハウジング220の対応する反時計回り漸進により初期に実現され、その後、ハウジング220およびドライバ230の時計回りの移動は図128Aに示したように、針50の時計回りの漸進を容易にする。さらに、針50の時計回りおよび反時計回りの漸進において、針50が図133に示した位置へ回転する際、図40Aに示した糸漸増アクセサリ1101などの糸取り扱い装置がケース210に装着され、図40Aを参照して上述したように、糸50Aを漸増させるために使用される。
次に、図134および図135を参照すれば、図120に示したフォーク形ブレード225の代替構成が簡易フォーク形ブレード226内に設けられる。この簡易フォーク形ブレード226は、図示したように、レバー225Dから上方へ延長し、外側ブレード226E上の外側ブレードロックポイント226Aと、内側ブレード226D上の内側ブレードロックポイント226Bを有する、内側ブレード226Dおよび外側ブレード226Eを含む。これにより、上述したように、図135の時計回りのブレード回転矢印250Bで指示した時計回りのレバー225Dのピボット運動は、各々の対角線方向に対向した外側ブレードロックポイント226Aと内側ブレードロックポイント226Bの間で針50との接触を容易にする。本発明の好適な実施形態では、針50の構成材料に対する各々の内側ブレード226Dおよび外側ブレード226Eの相対硬度は、各外側ブレードロックポイント226Aおよび内側ブレードロックポイント226Bの間の柔軟な針50との接触が、針50の表面に圧痕226Cおよび刻み目226Fが成形されたり、形成されたり、もしくは切り込まれる。これらの刻み目226Fにより、さらに図135に示したように、針50に対する各内側ブレード226Dおよび外側ブレード226Eの把持をさらに容易にする。図127〜図133を参照して説明したフォーク形ブレード225の実施形態の場合と同様に、針50の漸進は、通常、図1に示したトリガ機構1267および伝達管1200内の対応する往復動入力つば1216の操作により実現される。
本発明の他の好適な実施形態では、レバー225Dに嵌合されている代替ブレード227が図136〜図138に示されており、これにはピボットシャフト部225Bが取り付けられ、ピボットシャフト部225Bには対向して配置されたブレードポスト227Aが装着されており、このブレードポスト227Aの一方は一対の外側ロックポイント225Fを有し、他方には内側ロックポイント225Gが嵌合されている。上記実施形態と同様に、外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gは、直径方向に対向した関係で針50に係合し、上述したように、反時計回りまたは時計回りへのハウジング220およびドライバ230の協働的な駆動により、固定経路部材240の周囲への針50の漸進を実現するように構成されている。
図120、図125および図126Aを参照すると、フォーク形ブレード225(さらに簡易フォーク形ブレード226および代替フォーク形ブレード227)の設計は、駆動方向での針50の確実な把持を促し、さらにハウジング220およびドライバ230のリターンにおいて、針に対する力の最小の後方加力を促進していることが理解される。例えば図126Aに示したように、直径方向に対向した外側ロックポイント225Fおよび内側ロックポイント225Gは、針50の表面に二つの異なる傾斜部を提供する。各場合において、針の漸進方向に対面する傾斜部は急傾斜を有し、後方力に抵抗し、針50を固定経路部材240内で前方向に駆動する。このような制御時、針の進行と逆向きの各ロックポイントの対向傾斜部は、針50の表面に対して浅い角度に配置される。このような設計は、ハウジング220およびドライバ230が方向を反転するとき、針50を後方へ移動させず、針50表面上の外側ロックポイント225F(および226A)および内側ロックポイント225G(および226B)それぞれのスライディングを容易にする。
本発明のフォーク形ブレード装置が、図1に示し上述した伝達管1200などのオペレータの操作に応答して針50を反時計回りまたは時計回りの方向に漸進させる装置をより単純かつ効率的にすることを当業者は理解する。さらに上記装置の固定経路部材内における針の反時計回りまたは時計回りの漸進を実現するように、多様に設計された外側ロックポイントおよび内側ロックポイントに係合するための種々の上述したフォーク形ブレードの設計が可能である。
図139〜図156を参照すれば、通常、参照符号300で示した管状のフォーク形ブレード装置は、固定支持フレーム回転スロット332D(図140)が嵌合する、下部固定支持フレーム管状部310Dを有する略管状の固定支持フレーム310を含む。中央ポスト313Cは、下部固定支持フレーム管状部310Dから上向きに立設され、弓形の頂部313Dで終了する。この弓形の頂部313Dは、さらに図140に示したように、ノッチ311Aおよび311Bにより離隔した上向きに立設された三つの固定部分310A、310Bおよび310Cを含む。さらに以下に述べるように、管状フォーク形ブレード装置300の操作に応答して材料100(図148および図149参照)を収容し縫合するため、材料ギャップ305が固定部分310Aおよび310Cに隣接して設けられる。ギャップエッジ305Bおよび305Cは材料ギャップ305を画定しており、この材料ギャップ305は、さらに図140に示したように、実質的に弓形の針50の針ギャップ305Aの幅に対応している。針50は、通常、尖った針先端341Aおよび341Bを有し、通常、図示したように、針50の中央から延長する一本の糸50Aを含む。ただし、針の単一の回転方向の縫合にのみ管状フォーク形経路装置300を使用したい場合は、当業者に公知の技術により針50を一端だけ尖らせ、反対端に糸を取り付けてもよいことを当業者は理解する。
さらに図139〜図141、特に図140に示したように、不連続固定ガイド経路部材312は、針50を収容するため上向きに立設された固定部分310A、310Bおよび310Cのそれぞれに形成され、固定部分張り出し部312A、312Bおよび312Cは、またアンダーカットの不連続固定ガイド経路部材312内に針50を定位置に保持するため、固定部分310A、310Bおよび310Cとのそれぞれに設けられる。針50は、特に図142〜図144に示したスプリング圧力パッドアセンブリ314により不連続固定ガイド経路部材312内の定位置に保持される。スプリング圧力パッドアセンブリ314は、固定支持フレーム310の弓形の頂部313D内に設けられた対応する浅い凹部313E内に着座するためスプリングベース隆起縁314Hを有することをさらに特徴とする。装着スプリング314D、314Eおよび314F(図142)は、スプリングベース314Gから互いに離隔関係で上方へ延長しており、スプリング装着の摩擦保持パッド314A、314Bおよび314Cとをそれぞれ搬送する。このため、図139および図144に示したように、スプリング装着の摩擦保持パッド314A、314Bおよび314Cの上にそれぞれ設けられたスプリング円錐形のエントリガイド314Iおよびそれに隣接する経路部318A、318Bおよび318Cは、対応する固定部分310A、310Bおよび310Cとにそれぞれ設けられることが理解される。針50は、不連続固定ガイド経路部材312およびスプリング圧力パッドアセンブリ314の対応する経路部318A、318Bおよび318C内で漸進するよう構成されており、針50は、以下に述べるように、固定支持フレーム310の上部の周囲で360度回転するように定位置に保持される。
再び図139〜図140を参照すると、中間チューブアセンブリ320には開放内部と中間チューブ回転スロット332Cとを有する管状の底部中間チューブ部320Cが設けられ、中間チューブ回転スロット332Cは、固定支持フレーム回転スロット332Dに実質的に整列して下底部中間チューブ部320Cの壁を貫通して突出する。中間チューブポスト320Gは下部中間チューブ部320Cの上部エッジから上方へ延長し、湾曲した上部中間チューブ部320ABを搭載し、その上部中間チューブ部320ABには対応するピボットブレード350Aおよび350Bをそれぞれ収容するよう構成された、一対の離隔したブレードハウジング320Aおよび320Bが嵌合されている。中間チューブアセンブリ320の下部中間チューブ部320Cは、図139に示したように、下部固定支持フレーム管状部310D内部に同軸に嵌合するよう構成されており、ここで制限範囲まで回転することができる。
さらに図139および図140に示したように、駆動促進部(spur)330には、中間管アセンブリ320の底部中間チューブ部320C内部に同軸に嵌合される下部駆動促進管状部332が設けられる(図139)。駆動促進穴332Bは、下部駆動促進管状部332の壁内に設けられており、以下に記載する目的で、ロケータピン332Aは、駆動促進穴332Bを貫通し、整列された中間チューブ回転スロット332Cおよび固定支持フレーム回転スロット332D内部へ延長する。内部管状ポスト330Fは、底部駆動促進管状部332から上方へ延長し、互いに離隔した第1レバレージ延長部330Aおよび第2レバレージ延長部330Bを画定するように形成された延長装着部330AB内で終了する。
再び図139〜図141を参照すると、管状フォーク形ブレード装置300が図139および図141に示したように組み立てられる場合、スプリング圧力パッドアセンブリ314は、弓形の頂部313D上に装着され、対応する固定部分310A、310Bおよび310Cはそれぞれ、固定支持フレーム310(図139)上の各スプリング装着摩擦保持パッド314Aと314Bと314Cと対面する。このような配置は、スプリング圧力パッドアセンブリ314の対応するスプリング装着摩擦保持パッド314A、314Bおよび314C内に成形された、固定部分310A、310Bおよび310Cおよび各経路部318A、318Bおよび318C内の対向する不連続固定ガイド経路部材312内だけでなく、上部中間チューブ部320AB(図140)上のチューブブレードハウジング320Aおよび320B内に位置する不連続移動自在ガイド経路部材321内における針50の捕捉を容易にする。本発明の好適な実施形態では、針50は、以下に述べるように、管状フォーク形ブレード装置300の操作において、針50の回転移動に対するわずかな摩擦抵抗の印加を促進するため、不連続固定ガイド経路部材312および不連続移動自在ガイド経路部材321よりわずかに大型化する。ただし、スプリング圧力パッドアセンブリ314は、可変直径を有する針50の収容を容易にしている。
さらに図139、図140、図141および図145〜図146に示したように、ブレード350Aおよび350Bは、対応するブレードハウジング320Aおよび320B内に枢軸可能に装着されており、ブレード350Aおよび350Bのそれぞれは、針50を横断的に収容するように構成されたスロット350Cおよび350Dにより各々特徴付けられる。ピボットピン352Aおよび352Bは、対応するブレード350Aおよび350Bのそれぞれのレバー354Cおよび354Dから下方へ延長している。好適な実施形態では、短い端部352Cおよび352D(図示せず)は、中間チューブアセンブリ320の各ブレードハウジング320Aおよび320Bの移動自在部分張り出し部312Dおよび312E内にそれぞれ設けられた、張り出したアンダーカットレッジ354Aおよび354Bの下部に挿入するため、それぞれレバー354Cおよび354Dのスロット端から突出している。ピボットベアリング穴322Cおよび322D(図示せず)はそれぞれ、上向きに立設されたシェルフ320Dおよび320Eの間に対応するブレードハウジング320Aおよび320Bの各床322Aおよび322Bに設けられる。好適な実施形態では、各々のピボットベアリング穴322Cおよび322Dには、斜面322Eおよび322F(図示せず)がそれぞれ設けられており、対応するブレードハウジング320Aおよび320B内でブレードを組み立てながら、各ブレード350Aおよび350Bを対応するピボットベアリング穴322Cおよび322D内にそれぞれ挿入するための各ピボットピン352Aおよび352Bの収容を容易にする。このため、対応するスロット350Cが針50に係合するようにし、ブレード350Bが中間チューブアセンブリ320の上部中間チューブ部320ABの範囲内で針50の湾曲部に垂直に位置付けされる際、対応する不連続移動自在ガイド経路部材321内での針50の回転移動を可能にするため、各ブレード350Aおよび350Bが中間チューブアセンブリ320の対応するブレードハウジング320Aおよび320B内で組み立てられる場合、図146に示したように、対応するピボットピン352Aおよび352B上での(ブレード350Aに対する)ピボットが拘束される。しかし、ブレード350Aが図146の矢印で示した任意の方向にピボットする際、スロット350Cに沿ったブレード350Aのエッジは針50に係合し、以下にさらに述べるように、駆動方向への針50の漸進と、ブレード350Aを通過した反対方向への針50の滑りを容易にする。本発明の他の好適な実施形態では、それぞれシェルフ320Dおよび320E内だけでなく、ブレードハウジング320Aおよび320Bの各対面する内壁内部に形成された不連続移動自在ガイド経路部材321と、固定部分310A、310Bおよび310C内の不連続固定ガイド経路部材312には、上部中間チューブ部320ABと弓形の頂部313Dの対応する固定部分310A、310Bおよび310C内の各ブレードハウジング320Aおよび320Bの周囲へ針50の回転を案内するための円錐形のエントランスガイド312Lが設けられる。
図141、図148および図149に示したように、対応するブレードハウジング320Aおよび320B内の各ピボットピン352Aおよび352B上での各ブレード350Aおよび350Bのピボット運動は、駆動促進部330(図148および図149)の延長装着部330AB内の対応する第1レバレージ延長部330Aおよび第2レバレージ延長部330Bのアンダーカットされた各空洞330Cおよび330D内に設けられた傾斜壁334A、334B、334Cおよび334Dを提供することにより容易になる。これらの開口部は、ブレード350Aおよび350Bの各レバー354Cおよび354Dの自由移動をそれぞれ許容し、対応するブレード350Aおよび350Bの対応するスロット350Cおよび350Dと境界をなす側面またはエッジによる針50の選択的把持を容易にする。
次に、図147を参照すると、代替ブレード設計では、ブレード350Aおよび350B(図示せず)は、上述したように(図148および図149)、駆動促進部330の各第1レバレージ延長部330Aおよび第2レバレージ延長部330B内の空洞330Cおよび330D内で一端がそれぞれ終了するレバー354Cおよび354D(図示せず)により特徴付けられる。ブレード350Aおよび350Bの反対端は、図示するように正方形である。ブレード350Aの端部は、図示したようなブレードハウジング320Aの弓形の移動自在部分張り出し部312Dの下に嵌合される。さらに、各ピボットピン352Aおよび352B(図示せず)はそれぞれ、各対応するピボットベアリング穴322C(図147)および322D(図示せず)を貫通して突出しており、1枚以上のディスク351A(図147)および351B(図示せず)が、皿穴351Kおよび351L(図示せず)内の各ピボットピン352Aおよび352B(図示せず)の延長端に圧入嵌合または溶接されて、図145に示したブレードハウジング320Aおよび320B内に対応する斜面322Eおよび322Fを提供する必要なく、各ブレード350Aおよび350Bを対応するブレードハウジング320Aおよび320Bに容易に装着することができる。
図150、図151および図152に示したように、本発明の好適な実施形態および他の実施形態では、図151および図152に示したように、底部の浅い空洞340Fと、その反対側上端の上部の浅い空洞340Jとを画定するよう形成された針の目340Bを提供することにより、弓形の針50には中央またはその付近で一本の糸50Aが嵌合される。図151および図152にさらに示したように、糸50Aには固定端または糸のヘッド端340Cでストップ部340Dおよび第2次ストップ部340Eが嵌合される。ストップ部340Dおよび第2次ストップ部340Eの間の領域は、糸50Aが針の目340Bの下部の浅い空洞340Fおよび上部の浅い空洞340J内できつく引き締められる際、針の目340Bの内側湾曲部にマッチするよう凹形構成を有する。このため、糸のヘッド端340Cは、本質的に針の目340Bの浅い空洞340Fを満たして、縫合操作において張力が印加された際、糸50Aが針50から引き抜かれるのを防止する。本発明の好適な実施形態では、第2次ストップ部340Eから上方へ所定の距離だけ延長する糸50Aの部分は、針50の組織(図示せず)貫通を容易にし、糸50Aが針50に対して平坦に位置することで、針50による糸50Aの組織通過による組織の損傷を最小限に抑えるため、平坦なヒンジ340Hを画定するように構成されている。本発明のまた他の好適な実施形態では、糸50Aの平坦なヒンジ340H部分は、針の弧の長さの半分よりわずかに長い距離だけ糸の通常ゲージより小さくなっている。この距離を越えると、糸50Aの直径を針50の直径より大きくすることができ、必要に応じて組織内での漏れを最小化する。
図153〜図158を参照すると、管状フォーク形ブレード装置300は、主要管状延長部364に連結されて示されており、外側の柔軟チューブ360は、固定支持フレーム310の下部固定支持フレーム管状部310Dから突出する。さらに、中間の柔軟チューブ360Aは、外側の柔軟チューブ360と同軸であり、ノッチ360Mにより、中間チューブアセンブリ320の下部中間チューブ部320Cに連結されている。ノッチ360Mは、図示するように、中間の柔軟チューブ360A上の対応するノッチボス360Nを収容するため、下部中間チューブ部320C内に設けられる。さらに、内側の柔軟なチューブ360Bは、中間の柔軟チューブ360Aおよび外側の柔軟チューブ360と同軸であり、駆動促進部330の対応する下部駆動促進管状部332に連結されている。ロケータピン332Aは、下部駆動促進管状部332内の各駆動促進穴332Bと、下部中間管状部320C内の中間チューブ回転スロット332Cと、固定支持フレーム310の下部固定支持フレーム管状部310D内の対応する固定支持フレーム回転スロット332Dを貫通し延長している。このため、内側の柔軟なチューブ360Bと、その後の中間柔軟チューブ360Aの初期操作は、駆動促進部330の対応する漸進と、中間チューブアセンブリ320および駆動促進部330の回転を実現し、ブレード350Aおよび350Bを対応するブレードハウジング320Aおよび320B内でそれぞれ針50に対してまず漸進させ、次いで針50を管状フォーク形ブレード装置300の周囲で縫合のために回転させる。ロケータピン332Aの許す移動範囲内で内側の柔軟なチューブ360Bが漸進することにより、中間チューブアセンブリ320に対する駆動促進部330の制限された漸進が容易になる。この移動は、以下にさらに述べるように、針50Aとの接触につながる各ブレード350Aおよび350Bのピボット運動を容易にし、針50の回転方向を決定する。
再び図154および図155を参照すると、管状フォーク形ブレード装置300を外傷部または切開部における縫合位置へ操作したい場合、所望の位置への針50の位置決めは、三本のケーブル396のうち一本の張力を調整することで実現される。ケーブル396は図155に示した、外側の管状延長部364A内に設けられた対応するケーブル穴396A、396Bおよび396Cを各々貫通し、半径方向に離隔した関係で適切なオペレータ(図示せず)へ延長している。ケーブル396の反対端は、図154に示したように、一連の柔軟チューブ部360C〜360Lの第1柔軟チューブ部360Cに取り付けられている。このため、ケーブル396のうち選択した一本を張力調整すると、図154に示したように、外側の管状延長部364Aだけでなく、協働する中間の管状延長部364Bおよび内側の管状延長部364Cを含む、外側の柔軟チューブ360を通常点線で示す位置へ容易に曲げられる。本発明の好適な実施形態では、柔軟チューブ部360C〜360Lは、針50により縫合する所望の位置への管状フォーク形ブレード装置300の位置決めが、各隣接した柔軟チューブ部360C〜360Lの間の摩擦により各ケーブル396の調整後も保持されるよう、通常「グースネック」装置として作用するよう構築されている。
図154、図155、図156、図157および図158に示したように、管状フォーク形ブレード装置300は、通常、延長構造390(図157)を用いて、図148および図149に示した縫合構造において針50を駆動するよう操作可能である。延長構造390は、図155に示した外側の管状延長部364A、中間の管状延長部364Bおよび、内側の管状延長部364Cとを含み、中間の管状延長部364Bには、さらに図156および図157に示したように、方向変更レバー397が嵌合されている。再び図156を参照すると、方向変更レバー397は中間の管状延長部364Bに連結されており、設定スプリング取り付けポイント397Dにおいて内側の管状延長部364Cに固定された設定スプリング397Cに対して配置されるよう、主要管状延長部364内で半径方向に内側へ延長している。設定スプリング397Cは、図156に示した方向変更レバー397が時計回りに回転して、方向変更レバー397を図示した位置から、設定スプリング397C内の隣接する代替位置へ移動させるよう、方向変更レバー397の延長端に対して付勢される。またこのような移動は、内側の柔軟チューブ360B内の内側の管状延長部364Cと、下部駆動促進管状部332と、駆動促進部330上の第1レバレージ延長部330Aおよび第2レバレージ延長部330Bを回転させる。さらにこの移動は、以下にさらに述べるように、針50の縫合操作のため、ブレード350Aおよび350Bを時計回りまたは反時計回りの回転構成へ漸進させる。
さらに図156、図157および図158に示したように、モータ398Fには、ギャップギア398Dが取り付けられたモータシャフト398Eが嵌合されている。ギャップギア398Dは、その外周部の周囲に設けられたギャップギア歯398Iを有し、図156に示したように、ギャップギア歯398Iにはギアギャップ398Jが嵌合されている。さらに図156に示したように、ギャップギア歯398Iは、通常、モータシャフト398Eおよびギャップギア398Dの回転方向に応答して、駆動ギア398および内側の管状延長部364Cを時計回りまたは反時計回りにそれぞれ駆動するため、駆動ギア398の駆動ギア延長部398A上に設けられ、外側の管状延長部364Aの外周に沿って延長する対応する駆動ギア歯398Hに係合する。再び図158を参照すると、本発明の好適な実施形態では、延長管アセンブリインターフェース搭載部399は、駆動ギア398の駆動ギア延長部398Aに対し駆動関係でモータ398Fおよびギャップギア398Dを装着するため、主要管状延長部364上に設けられる。駆動ギア延長部398Aが固定取り付け部から内側の管状延長部364Cへ突出し(中間の管状延長部364Bの中間チューブ駆動スロット398C、および外側の管状延長部364A内の外側のチューブ駆動スロット398Bを貫通して)ギャップギア398Dに係合するため、駆動ギア398は、ギャップギア398Dの駆動に応答して、反時計回りおよび時計回りの双方向へ移動することができる。このような作用は、管状フォーク形ブレード装置300の周囲で針50を回転させる。さらに、ギャップギア398Dには、ギャップギア歯398Iが設けられていない滑らかなギアギャップ398Jが嵌合されているため、ギャップギア398Dが駆動ギア延長部398Aの駆動ギア歯398Hと対応するギャップギア歯398Iとの係合解除位置まで回転する際、駆動ギア398および主要管状延長部364は、図156に示したチューブリターンスプリング398Gの操作により元の位置へ戻る。
さらに図157および図158に示したように、主要管状延長部364は、主要管状延長部364を線形に前方または後方へ移動させて、駆動ギア延長部398Aをギャップギア398から係合解除することにより、外傷部または切開部(図示せず)の内部または付近で針50を適切に位置付けするようにその縦軸に沿って回転することができる。これにより必要に応じて、主要管状延長部364の回転およびギアの再係合が可能になる。
再び図140、図148および図149を参照すると、操作において針50は、固定部分310A、310Bおよび310C内の各不連続固定ガイド経路部材312と、スプリング圧力パッドアセンブリ314内の経路部318A、318Bおよび318Cだけでなく、管状フォーク形ブレード装置300のブレードハウジング320Aおよび320B内の対応する不連続移動自在ガイド経路部材321を横断する。このような横断作用は、通常、図153〜図158に示した延長構造390の駆動ギア398およびギャップギア398Dを用いた、主要管状延長部364の操作により実現される。駆動促進部330を漸進させ、ブレードハウジング320Aおよび320B内それぞれの各ブレード350Aおよび350Bをそれぞれピボットさせ、縫合操作において、針50の選択した方向への回転を容易にするため、必要に応じて他の駆動システムも使用できることが理解される。
このため、針50の矢印方向への時計回り進行を示した図148を参照すると、中間チューブアセンブリ320の対応するブレードハウジング320Aおよび320B内に位置する各ピボットブレード350Aおよび350Bは、それぞれ反時計回りへピボットされ、柔軟な針50に個別または協働的に係合し、中間チューブアセンブリ320および駆動促進部330の共同回転に応答して、針50の所望の回転を実現する。針50の時計回り回転を達成するため、駆動促進部330は、駆動促進部330の延長装着部330AB上に重畳する矢印で示した時計回りに初めに漸進する。このような駆動促進部330の回転移動は(ロケータピン332Aに対する中間チューブ回転スロット332Cの長さにわたる)範囲内での、さらに図148に示したように、上部中間チューブ部320ABの傾斜壁334Aと、第1レバレージ延長部330Aの空洞330C内のレバー354Cとの接触、ならびに対応する傾斜壁334Cと、第2レバレージ延長部330Bの空洞330D内のレバー354Dとの接触を実現する。このため、図148での針50の位置を考慮すると、ブレード350Bが針ギャップ305A内にあるとき、ブレード350Aはピボットされるが、ブレード350Bは針50に接触していない間、ブレード350A内のスロット350Cの尖った縁部は柔軟な針50に接触する。中間チューブアセンブリ320および駆動促進部330の後続回転は(中間チューブアセンブリ320に重畳した矢印で示した時計回りへの協働的な)、材料100を貫通する、針50上に重畳した矢印で示したような時計回りへの対応する針の回転を実現する。糸50Aは、図示するように、針開口材料100を貫通して針50に後続する。中間チューブアセンブリ320内の二つのブレードハウジング320Aおよび320Bは、固定支持フレーム310の弓形の頂部313D内に設けられた、各ノッチ311Aおよび311Bの長さにわたり、初期漸進において駆動促進部330とともに移動する。各ブレードハウジング320Aおよび320Bがそれぞれ固定部分310Bと310Cとにおいて各ノッチ311Aおよび311Bの端部にそれぞれ到達すると、中間チューブアセンブリ320の回転方向は、通常、チューブリターンスプリング398G(図156)の作用により反転され、駆動促進部330とともにブレードハウジング320Aおよび320Bの再漸進のための反転移動を容易にする。中間チューブアセンブリ320および駆動促進部330がこのように反転されると、不連続固定ガイド経路部材312と、スプリング装着摩擦保持パッド314A、314Bおよび314Cにそれぞれ設けられた経路部318A、318Bおよび318Cに比べて針の直径がわずかに大きいため、針50はその漸進位置に残る。さらに、針が対応する不連続固定ガイド経路部材312および経路部318A、318Bおよび318Cとを貫通して移動するとき、スプリング圧力パッドアセンブリ314がスプリング装着摩擦保持パッド314A、314Bおよび314Cを介して針50に圧力を印加するため、この圧力は中間チューブアセンブリ320および駆動促進部330が針50の別の漸進のため管状フォーク形ブレード装置300の周囲へ再漸進する際、針50を定位置に保持する機能を果たす。さらに、針50に係合する際のブレード350Aおよび350Bの各位置により、針50はブレードハウジング320Aおよび320Bがチューブリターンスプリング398Gの操作により反転方向へ再漸進するとき、各スロット350Cおよび350D内におけるスライドが可能である。
図149に示したように、針50を管状フォーク形ブレード装置300周囲の反時計回りに駆動させたい場合、ブレード350Aおよび350Bは、レバー354Cおよび354Dにそれぞれ重畳した矢印で示したような時計回りに初めにピボットされる。ブレード350Aおよび350Bのこのようなピボット運動は、反時計回りへの駆動促進部330の漸進により達成され、各傾斜壁334Bと、ブレードハウジング320Aの空洞330C内のレバー354Cとの接触、および傾斜壁334Dと、ブレードハウジング320Bの空洞330D内のレバー354Dとの接触を実現する。このピボットされた位置におけるブレード350Aおよび350Bのロックは、柔軟な針50にブレード350Aのスロット350Cの尖ったエッジの固定を実現し、針50が図149のような構成を有しており、ブレード350Bが針50に接触しなくても、ブレード350Aは針50自体上の矢印で示した反時計回りに針50を回転させることができる。このため、中間チューブ管アセンブリ320おおび駆動促進部330がこれまで述べたように、図153〜図158に示したような適切な操作装置により反時計回りに協働的に駆動される場合、図示するように、糸50Aが後続する状態で針50が材料100を貫通して駆動される。
図139〜図158を参照すれば、本発明の管状フォーク形ブレード装置300は、実質的に任意の縫合構成のインターフェースの縫合を容易にするためケーブル396を用いて、通常図155に示したような所望の構成に位置決めすることが可能である。さらに、管状フォーク形ブレード装置300は、図153〜図158に示し上述したように、延長構造390、駆動ギア398および、ギャップギア398Dとを含む主要モジュール延長部364により操作可能であり、ブレード350Aおよび350Bが駆動構成で針50に接触するよう駆動促進部330を漸進させ、さらに図148および図149に示したように、所望の縫合を実現するように、中間チューブアセンブリ320および駆動促進部330の同時駆動を容易にするため、他の装置および技術を利用することができる。さらに図150〜図152に示したように、通常、針50の弧はその中央に一本の糸50Aが嵌合されているが、糸50Aは、針50が管状フォーク形ブレード装置300内の針50の位置決めによって時計回りまたは反時計回りのいずれかで駆動される場合、針50の任意の端部に取り付けられることができることが理解される。さらに、固定部分310Aと310Bと310Cの各不連続ガイド経路部材312と、スプリング圧力パッドアセンブリの経路部318A、318Bおよび318Cと、ブレードハウジング320Aおよび320B内の不連続移動自在ガイド経路部材321への針50の挿入は、通常、針50の直径を小さく、対応する固定部分310A、310Bおよび310C内に位置する各固定部分張り出し部312A、312Bおよび312Cと、ブレードハウジング320Aおよび320B内の移動自在部分張り出し部312Dおよび312Eの下部に針を容易に取り付けるため、針の先端341Aおよび341Bを互いに向けて曲げ、針50をわずかに変形させることで達成される。このようにインストールした場合、針50は、移動自在ブレードハウジング320Aおよび320B内の不連続固定ガイド経路部材312および不連続移動自在ガイド経路部材321の外壁から少量の摩擦抵抗を受ける。この抵抗が、針が、上記のようなチューブリターンスプリング398G(図156)の操作による中間チューブアセンブリ320および駆動促進部330の協働的再漸進に応答して前方への漸進した後、後方へ回転するのを防止する寄与要因となる。
本発明の周回式縫合および糸結び装置のさらに他の実施形態を図159〜図166に示している。まず図159および図161〜図163を参照すると、遊星歯車装置400は逆行自在な針の移動装置であり、その一端に一本の糸50Aが嵌合される湾曲した針50を収容し、その他端は尖っている。弓形の針50は、対応する形状の固定経路部材404内に着座するよう構成されている。固定経路部材404は、円形経路内で針50を導くため、その両端に固定経路張り出し部419および固定経路ベベル404Aを有し、針50の湾曲部を収容するよう曲がっている固定経路の外壁または溝418(図162)を含む。固定経路部材404は、さらに図162に示したように、ギャップ405(図160)を有するディスク本体410内に設けられ、通常、対応する円錐形の穴416A内にそれぞれ回転自在に着座する複数の回転自在なベベル歯ロータ416が設けられる。本発明の好適な実施形態では、四つの歯ロータ416が、固定経路部材404の内周で離隔した関係で形成された対応する数の円錐形の穴416A内に回転自在に着座している。ただし、当業者は、遊星歯車装置400の寸法、および他の装置設計の配慮に応じて、ディスク本体410内の対応する円錐形の穴416A内にさらに多数または小数の歯付きロータ416が設けられることを理解する。円錐形中央ギア415は、遊星歯車装置400(図159)のディスク本体の中央に回転自在に着座しており、中央ベベルギア415Cを含む。中央ベベルギア415Cは、柔軟な駆動シャフト420(図161)上に装着された対応する駆動シャフトベベルギア420Bに係合するため、円錐形中央ギア415の底部から延長した中央ギアシャフト415A上に装着されている。柔軟な駆動シャフト420は、ディスク本体410のディスク底部410Aに取り付けられ、中央ベベルギア415Cに駆動関係で係合するギアベアリングブロック420D内で回転するようジャーナル加工する。円錐形中央ギア415にも、下広がりでテクスチャされた、または歯付きの傾斜駆動面415Fであって、さらに図161および図162に示したように、歯ロータ416上の対応する傾斜されテクスチャされた、または歯付きの、ロータ面417に係合する駆動面415Fが設けられる。このため、柔軟な駆動シャフトハウジング420A内部における柔軟な駆動シャフト420の回転は、以下に述べるように、円錐形中央ギア415および各歯ロータ416を所望の方向へ回転させるための、駆動シャフトベベルギア420Bおよび中央ベベルギア415Cに対応する回転を達成する。
再び図159および図160を参照すると、遊星歯車装置400のディスク本体410は、オペレータ1240に一端が固定された延長取り付けプレート426により、適切なオペレータ1240に関節式連結関係で取り付けられており、垂直配向されたスイングプレートピン424Aにより隣接するスイングプレート424に連結される。このような連結により、さらに以下に述べるように、四本の関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dと(図160)の順次操作に応答して、ディスク本体410の左右移動が容易になる。関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dは、通常、図159および図160に示したように、オペレータ1240の内部から、四つのケーブル開口部1257を貫通して、ユニバーサルジョイントヨーク422の各ヨークアーム422Bへの固定取り付け部へ延長する。一対の離隔した平行なヨークブラケット422Cは、ユニバーサルジョイントヨーク422の二つのヨークアーム422Bから延長しており、ヨークスイベルピン422Aによりスイングプレート424に固定されて、オペレータ1240に対するディスク本体410の上下関節式連結を容易にする。このため、再び図160を参照すると、以下に述べるように、遊星歯車装置400のディスク本体410は、各三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dを操作し、オペレータ1240をその縦軸に沿って手動回転することにより、任意の所望の方向へ関節式連結される。さらに図160に示したように、フレーム420Cは、ユニバーサルジョイントヨーク422への固定取り付け部からユニバーサルジョイントヨーク422をディスク本体410に固定するためのディスク底部410Aへ延長する。
次に、図161〜図164を参照すると、上記のように円錐形中央ギア415は、ディスク底部410Aに設けられたギアシャフト開口部415Gを貫通してその底部から下方へ延長する中央ギアシャフト415Aを有し(図162)、図161および図162に示したように、柔軟な駆動シャフト420に固定された、対応する駆動シャフトベベルギア420Bに噛合する中央ベベルギア415Cが嵌合されている。さらに図161および図162に示したように、中央ギア張力スプリング415Dは、下向き力を円錐形中央ギア415に印加し、円錐形中央ギア415の、テクスチャされた、または歯付きの駆動面415Fを歯ロータ416の対応する傾斜したテクスチャされた、または歯付きのロータ面417にそれぞれ係合させるため、ディスク底部410Aおよび中央ベベルギア415Cの平坦な頂部の間に介在される。これにより、柔軟な駆動シャフト420の操作に応答した円錐形中央ギア415の回転が、図163に示し以下に述べるように、各歯ロータ416が回転して針50に係合し、針50が固定経路部材404の周囲へ駆動するのを保障する。円錐形中央ギア415は、また同じ結果を達成するため、図166に示したように、非排他的にスプリングワッシャなどを含む代替スプリング構成により、各歯ロータ416に対して下方へ付勢されることが理解される。
次に、図165を参照すると、遊星歯車装置400の代替的な好適な実施形態では、代替中央ギア414は複数の代替凹形ロータ416Cに接触するダブルベベルエッッジ414Aを有し、この複数の代替凹形ロータ416Cは、代替中央ギア414のダブルベベルエッジ414Aと噛合するように形成された凹面416CCを有するように示されている。図159〜図164に示した実施形態と同様、中央ギア張力スプリング415Dは、ディスク底部410Aのギアシャフト開口部415Gを貫通して延長する中央ギアシャフト415A上に装着された中央ベベルギア415Cとの間に介在することができる。三日月形ディスク本体410のディスク本体底部410Aは、各代替凹形ロータ416Cに対して、代替中央ギア414を指示とおり下方へ付勢する。あるいは図166に示したように、中央ギア張力スプリング415Dの代わりに、同じ結果を得るためスプリングワッシャ415Eを使用することも可能である。このため、さらに図165に示したように、図159〜図164に示した実施形態について述べたのと同様の方式による代替中央ギア414の駆動回転でも、各代替凹形ロータ416Cの回転を生じさせる。代替凹形ロータ416Cも針50に接触するため、針50は、三日月形ディスク本体410内で中央ベベルギア415Cの回転方向により決定された方向へ固定経路部材404内を横切る。
同様に、再び図166を参照すると、図159〜図166に示した円錐形中央ギア415は、三日月形ディスク本体410内に回転自在に嵌合することができる。代替歯ロータ416Bも三日月形ディスク本体410内に回転自在に着座され、代替歯ロータ416Bのそれぞれは、外側へ広がった凹形底面416BBと、傾斜された頂部面416BXとを有し、前者は駆動関係で針50に接触し、後者は円錐形中央ギア415に係合して、各代替歯ロータ416Bの回転を容易にする。ディスク底部410A内のギアシャフト開口部415Gを貫通して延長する中央ギアシャフト415A上に装着された円錐形中央ギア415の傾斜された駆動面415Fと、代替歯付きロータ416Bの対応する傾斜頂部面416BXとの下向き圧力による係合は、図示するように中央ベベルギア415Cおよびディスク本体底部410Aの間に介在された代替スプリングワッシャ415Eの操作により保障される。あるいは、これまで述べたように、代替スプリングワッシャ415Eは同じ機能を得るため、図165に示したように、中央ギア張力スプリング415Dで置き換えてもよい。
操作において、再び図159〜図165を参照すると、遊星歯車装置400は、針50が通常、図163の針方向矢印428で示した反時計回りへ360度の回転で固定経路部材404を横切り、材料100を図164に示したように縫合できるよう、まず固定経路部材404内で針50を位置決めし、ギャップ405(図160)を配向して利用される。図163および図164に示したように、針50の反時計回りへの駆動は、適切なモータ(図示せず)を柔軟な駆動シャフト420(図161)に連結し、柔軟な駆動軸420を反時計回りに回転することにより達成される。このような作用は、中央ベベルギア415Cを時計回りに作動させ、各ギア矢印428Aおよび428B(図163)で示したように、円錐形中央ギア415を時計回りに駆動し、歯ロータ416を反時計回りに駆動して、固定経路張り出し部419により定位置に保持された針50の対応する反時計回りの回転を実現する。円錐形中央ギア415に下方へスプリング負荷がかかり、各歯ロータ416に係合するため、歯ロータ416の明確な駆動は、図162に示したように、円錐形中央ギア415のテクスチャされた、または歯付きの駆動面415Fと、対応する各歯ロータ416の傾斜された、テクスチャされた、または歯付きのロータ面417との係合により達成される。各係合駆動面415Fおよび対応するロータ面417は、必要に応じて、摩擦を強化した材料でテクスチャや溝または歯をつけることにより、その間の所望の摩擦接触または係合接触を容易にし、円錐形中央ギア415の操作による歯ロータ416の明確な駆動が可能であることを当業者は認識する。各円錐形の穴416Aは固定経路部材404内へ延長するため、歯ロータ416は固定経路部材404の内部面へ延長し、対応する傾斜されたロータ面417もまた針50に係合し、針50(選択した回転方向に固定経路部材404内で配向されている)を歯ロータ416の回転方向へ固定経路部材404内で移動させる。
図159および図160を参照すれば、三日月形ディスク本体410は、図160に示したオペレータ1240に対する関節式連結により、さらに図164に示したように、ギャップ405(図164)が縫合する材料100を収容するよう操作して実質的に所望の構成にすることができることが理解される。このような関節式連結は、各三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dの操作により実現され、この連結ケーブル1256A、1256B、1256Cおよび1256Dは、図1、図58、図62および図63に示した本発明の実施形態で説明したように、対応するケーブル開口部1257を貫通して突出し、通常、レバー機構およびレバー1251に連結されている。このため、レバー1251を用いた三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Aに選択的に張力を印加すると、三日月形ディスク本体410がスイングプレートピン424A上で左へ回転される一方、対向して配置された三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Cへの張力が三日月形ディスク本体410を反対方向へ移動させる。同様に、レバー1251の操作により三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Bに張力を与えると、三日月形ディスク本体410がヨークスイベルピン422A上をピボットしながら上方へ移動し、三日月形部材角度関節式連結ケーブル1256Dに張力を与えると、三日月形ディスク本体410が反対方向または下方へ移動して、さらに図164に示したように、縫合する材料100およびディスク本体410の間で必要な位置の微調整を維持する。
次に、図165を参照すると、これまで述べたように、中央ベベルギア415Cの駆動による固定経路部材404内の針50の配向によって決定される所望の方向へ、代替中央ギア414が回転すると、それに対応して代替凹形ロータ416Cは反対方向へ回転し、針50を反対方向へ駆動する。同様に、図166に示したように、選択された方向への円錐形中央ギア415の回転は、各代替歯ロータ416Bの反対方向への回転をもたらして、上記の方式で述べた目的で、針50を反対方向へ駆動する。
図159〜図160に示した遊星歯車装置400の関節式連結機能は例示的なものであり、本発明の他の実施形態を参照してこれまで述べたボールおよびジョイント関節式連結を含む、実質的に任意の関節式連結オペレータが遊星歯車装置400を駆動するために使用されることを当業者は理解するであろう。図164に示したように、材料100を縫合する際、材料100に対するディスク本体410の関節式連結を容易にするため、遊星歯車装置400内に、当業者に知られている他の関節式連結技術を必要に応じて採用することも可能である。
本発明の周回式縫合および糸結び装置のさらに他の実施形態では、図167〜図176に示した柔軟なロータ装置500を含む。まず図167および図168を参照すれば、柔軟なロータ装置500は、固定経路部材504の開放端の間にあるギャップ505に対面する、各開放端上の円錐形のエントリガイド504Aを有する弓形の固定経路部材504を含む。固定経路部材504は、図170、図170Aおよび図170Bとに示したように、弓形の針50を収容するため固定経路部材504内に設けられたディスク壁509および固定経路の外壁512を有するディスク510内に設けられる。保護プレート510Aは、通常、図170に示したように、対応する保護プレート取り付け穴511Aを貫通してそれぞれ延長し、凹部形成壁511の下部壁穴510B内に着座した一対のピン510Cによりディスク510上に固定されている。さらに図168および図170に示したように、ディスク510のディスク底部508には底部開口部508Aが設けられる。さらに、内側に対面する壁中央部の溝515Eは凹部形成壁511上に設けられており、壁中央部の溝515Eは、さらに図168〜図170Aおよび図174に示したように、壁中央部の溝515E平面の外側へ延長する一対の壁段部515Fにより境界を成している。
再び図167および図168を参照すると、柔軟なロータ515は、柔軟な外部バンド515Aを含み、柔軟なスポーク515Bがこの柔軟な外部バンド515Aからロータシャフト開口部516Aへ螺旋状パターンで内側へ延長している。さらに図173および図174に示したように、柔軟なロータ515の柔軟な外部バンド515Aは、平行に延長するロータ段部515Dにより境界をなす湾曲したロータ接触領域515Cを含み、ロータ段部515Dは、さらに図174に示したように、柔軟なロータ515がディスク510内で回転する際、凹部形成壁511の対応する壁段部515Fと接触する。このため、本発明のこの態様の好適な実施形態では、ロータ段部515Dおよびそれに対応する壁段部515Fには、自己潤滑性で、ディスク510内の柔軟なロータ515の回転への抵抗を最小化するテフロン(登録商標)等の表面平滑処理が施されている。さらに、本発明の他の好適な実施形態では、図173および図174に示したように、ロータ接触領域515Cは、針50と堅固に解放自在に係合し、柔軟なロータ515の回転に応答して針50を固定経路部材504の周囲で駆動させるための研磨性またはテクスチャを付けた材料で設けられる。
次に、図170A、図170B、図171および図172とを参照すると、柔軟なロータ515は、反時計回り回転(図171)または時計回り回転(図172)のためにディスク510内に位置付けることができることを当業者は理解する。図170Bに示したように、柔軟なロータ515は、矢印方向の反時計回り回転のためにディスク510内に位置付けされ、針50は、固定経路部材504内で反時計回り回転するよう定位置に配置され、一本の糸50Aは通常、指示のとおり針50の中心点に取り付けられる。よって図170Bを考慮すると、以下に説明する駆動機構によるディスク510内での柔軟なロータ515の反時計回り回転は、針50を固定経路部材504だけでなく図167に示したギャップ505を同じ方向へ移動させることが理解される。糸50Aが弓形の針50のほぼ中心点に取り付けられる本発明の他の実施形態と同様、糸50Aは、以下に述べるように、縫合のための針の回転に後続する。さらに、図170および図170Bを参照すると、保護プレート510Aが通常、ピン510Cによってディスク510上に固定され、糸50A用クリアランスがディスク510の曲線長全体を移動するように、保護プレート510Aの外周または周囲および固定経路の外部壁512の間には十分な空間が設けられる。
柔軟なロータ装置500の駆動は、通常図173に示した複数の装置および技術のうち、任意の一つによって達成でき、ロータシャフト516は図173および図174に示したように、柔軟なロータ515のロータシャフト開口部516Aおよびディスク510の底部開口部508Aに貫通して挿入される。キャップ516Eは、ロータシャフト516を定位置に保持するため、通常、ロータシャフト516の上端に設けられる。一つの駆動の実施形態では、シャフトベベルギア516Bは、図174に示したように、文字「P」で示した動力源に取り付けられた駆動ベベルギアシャフト516Dを有する、対応する駆動ベベルギア516Cに係合させるため、ロータシャフト516のシャフトキャップ516Eから見て反対端に取り付けるか、あるいは一体的に成形することができる。この動力源は通常、当業者に公知の、図109Aに示した従来のマイクロモータ48Bと実質的に同じ設計の駆動モータであってもよい。
柔軟なロータ装置500を操作するための他の駆動技術には図176に示したような直接ドライブが含まれ、ここで、柔軟なピニオンギアシャフト48Hは通常、柔軟なハウジングチューブ49内に回転自在に設けられ、図109Aに示した従来のマイクロモータ48Bなどの駆動機構に取り付けられる。ピニオンギアシャフト48Hの反対端は、ディスク510内の柔軟なロータ515の選択的な位置決めと、モータの対応する操作により柔軟なロータ515を時計回りまたは反時計回りへ必要に応じて駆動するため、図176に示したようにロータシャフト516に直接取り付けられる。
ここで図175を参照すると、柔軟なロータ装置500を操作するためのさらに他の駆動機構では、ロータシャフト516はロータリケーブル回路518内のスピンドル519に連結され、ロータリケーブル回路518は、スピンドル519を一対の装着ブロック525の間に回転自在に装着されている駆動スピンドル519Aに連結する。エンドレスベルトまたはケーブル521は、スピンドル519および駆動スピンドル519Aに巻かれ、ラチェット520およびラチェットポール520Aは、スピンドル519の底部端に設けられ、当スピンドル519の一方向への駆動を容易にし、スピンドル519の反転回転を防止する。スピンドルベベルギア524は、駆動スピンドル519Aの底部に設けられ、モータ523のシャフトに連結される駆動ベベルギア524Aに係合する。これにより、モータ523の駆動は駆動ベベルギア524Aおよびスピンドルベベルギア524が回転するようにし、これによって駆動スピンドル519Aも回転し、エンドレスケーブル521の操作を介してスピンドル519も回転して、柔軟なロータ装置500のディスク510内の柔軟なロータ515および針50に対応する回転を実現する。モータ23には通常、針50の縫合サイクルの回数を追跡するための回転計数器526が備えられており、カットオフスイッチ527および反転スイッチ528もロータリケーブル回路529内に設けることができる。当業者であれば、柔軟なロータ装置500内の針50と、柔軟なロータ515の回転を実現するため、当業者に公知の他の操作機構を必要に応じて使用できることを理解する。図175を考慮すると、ロータリケーブル回路518は、本発明の他の実施形態で説明したオペレータなど、適切なオペレータ内に必要に応じて収納できることをさらに理解する。
再び図176を参照すると、支持部材またはオペレータ531は、本発明の他の実施形態を参照して詳細に説明した方式で設計可能であり、図159および図160に示し、これらの図面を参照して説明したユニバーサルジョイントヨーク422などの自在結合が含まれることを当業者であればさらに理解する。当業者に公知の他のユニバーサルジョイントの特徴を、図176に示した支持部材またはオペレータ531に対するディスク510の関節式連結を容易にするために利用することもできる。
図167〜図176に示し上述した柔軟なロータ装置500は、ディスク510内の柔軟なロータ515の配向に応じて、弓形の針50の固定経路部材504の周囲での反時計回りまたは時計回りの回転を達成するための、単純でかつ効率的な技術を容易にすることを当業者は理解する。上述した多様な駆動技術がこの回転を実現するために使用されることができ、これまで述べたように、適切なオペレータを任意の便利な形式にディスク510に取り付けることができる。
本発明の周回式縫合および糸結び装置の他の実施形態では、歯止めおよびクランク装置を図177〜図188に示している。この歯止めおよびクランク装置は全体として参照符号600で示し、図177〜図178に示したように弓形のディスク610であって、湾曲した針50を収容するため各端の固定経路ベベル604Aで広がった固定経路部材または溝604を含み、ディスクギャップ605(図177A)を画定するため一部分に沿って開放された弓形のディスク610を含む。針50は尖った両端を有し、その両端の間に針ギャップ605Aを画定し、この針ギャップ605Aは図177Aにさらに示したように、ディスク610内のディスクキャップ605よりわずかに狭い。ディスク610は、図177Bおよび図178に示した、歯止め618と、協働クランク622およびそれを連結するクランクピン622Aの収納を容易にする嵌脱自在なディスクカバー611(図177A)と、ディスク底部610Aとを含む。さらに図177および図177Aに示したように、一本の糸50Aはその一端が湾曲した針50のほぼ中心点に連結されており、糸50Aは、ディスクギャップ605と、ディスクのディスクカバー611の周囲と、ディスク610の固定経路部材または溝604との間の空間を横切る。ディスク610内のこの連続的な開口部により、以下に述べるように、歯止め618の回転による針50の漸進に応答したディスク610の長さ全体にわたる糸50Aの拘束されない移動が容易になる。
ディスク610は通常、関節式連結ジョイント633に連結される操作アーム634に対するディスク610の関節式連結を容易にするため、さらに図177に示したように、関節式連結ジョイント633に連結されている。本発明の好適な実施形態では、操作アーム634は、垂直ピン633Eにより水平移動ブラケット633Bに枢軸可能に連結される垂直ピンブラケット633Dに取り付けられている。この連結により、水平移動ブラケット633Bおよびこの水平移動ブラケット633Bが取り付けられた固定ジョイントブラケット633Aの垂直ピン633E上における水平回転が容易になる。固定ジョイントブラケット633Aは同様に、通常、シャフト支持プレート632Aによりディスク610に連結される。ディスク610の操作アーム634に対する垂直移動は、固定ジョイントブラケット633Aおよび水平移動ブラケット633Bを貫通して延長する水平ピン633Cにより実現される。シャフト支持ベアリング632Bは、シャフト支持プレート632Aに溶接されるか、あるいは取り付けられており、シャフト支持ベアリング632B内での回転のために柔軟なベベルギアシャフト631の一端でジャーナルの役割を果たす。駆動ベベルギア631Aは、ベベルギアシャフト支持部材632、シャフト支持プレート632Aおよび、シャフトベアリング632Bとを貫通して突出した柔軟なベベルギアシャフト631の延長端に取り付けられており、さらに図177に示したように、駆動ベベルギア631Aだけでなく、これに噛合するピボットピンベベルギア631Bの回転を容易にする。駆動ピンベベルギア631Bは、図177Bに示し以下に述べるように、クランク622およびクランクピン622Aを回転させ、歯止め618を漸進させるため、駆動ピン625に固定されている。ブレース632Cは、固定ジョイントブラケット633A上のディスク610の支持を補強するため、シャフト支持ベアリング632Bからディスク底部610Aへの固定連結部に延長している。このため、図177を考慮すると、縫合される材料(図示せず)に対するディスク610と、ディスクギャップ605の操作は、柔軟なベベルギアシャフト631がディスク610内での所望の移動を収容するため曲がるので、操作アーム634の移動と、関節式連結ジョイント633の使用により実現できることが理解される。
再び図177A〜図177Dを参照すると、ディスクカバー611は、通常、ディスクカバー611が針50の内周に沿ってディスク610に嵌合される際、取り付けネジ620Bによりディスク610に嵌脱自在に固定され、図177Aに示したディスクギャップ605を画定する弓形のカバー支持プレート611A上の定位置に固定されることが理解される。ネジ山形成の取り付けネジ620B(図177A)は通常、図177Aおよび図177Cに示したように、ピボットピン620のピボットピンキャップ620C要素内部のネジ穴620Aへ内側へネジ結合される。さらに図177Cおよび図177Dに示したように、ピボットピン620は、ピボットピンキャップ620Cを支持するピボットピンシャフト620Dによってディスクカバー611に固定される。
再び図177C、図177D、図178とを参照すると、以下に述べるように、内部噛合の駆動ベベルギア631Aおよびピボットピンベベルギア631Bの操作に応答して、クランク622およびクランクピン622Aの回転を容易にするため、クランクピン開口部622Bは、図177Bおよび図177Cに示した駆動ピン625を収容する。これにより、さらに図177B、図177C、図177Dおよび図178に示したように、歯止め618は、図177Cおよび図177Dに示したように、固定取り付け部からディスク底部610Aへ上方に突出するピボットピンシャフト620Dが、歯止め618の歯止め脚部618B内に設けられた細長いピボットピンスロット619を貫通して延長するよう、ディスク610内に設置される。ピボットピンキャップ620Cは、取り付けネジ620Bがネジ穴620A内で装着自在に着座することにより、ディスク610上にディスクカバー611を嵌脱自在に固定するため使用されるように配置される。さらに、図178に示したように、クランク622に固定されたクランクピン622Aは、以下に述べるように、クランク622の回転に応答して、ディスク610内での歯止め618の駆動と、シェブロン形カムスロット630の外周に沿ったクランクピン622Aの移動を容易にするため、歯止め618内に設けられたシェブロン形カムスロット630を貫通して突出している。さらに図177Bに示したように、クランク622は、シェブロン形カムスロット630からの歯止め618の反対面に設けられたクランク操作開口部618Cを設けることにより、十分な360度回転操作空間を有する。歯止め618の湾曲した上部面には、さらに図178に示したように、平行で、固定経路部材または溝604の湾曲部と一致する歯止めの歯618Aが設けられる。さらに、歯止め618に設けられたシェブロン形カムスロット630は、反時計回りの針側スロット壁630A、時計回りの針側スロット壁630B、反時計回りのピボット側スロット壁630Cおよび、時計回りのピボット側スロット壁630Dとにより特徴付けられる。よって、クランクピン622Aがクランク622の代替反時計回り回転および時計回り回転によりシェブロン形カムスロット630内を移動させられると、クランクピン622Aは、以下に述べる手順で、反時計回りの針側スロット壁630A、時計回りの針側スロット壁630B、反時計回りのピボット側スロット壁630Cおよび、時計回りのピボット側スロット壁630Dの各々に力を印加する。これらの作用は、さらに以下に述べるように、クランク622の回転方向に応じて歯止めの歯618Aが針50を時計回りまたは反時計回りに駆動するため柔軟な針50に順次係合および係合解除する際、ディスク610内の歯止め618の順次的な時計回り漸進および反時計回り漸進を容易にする。
操作において、図177Aおよび図178〜図183を参照すれば、まず図177Aおよび図178に示すように、針50は図177Aに示したように、まず湾曲した固定経路部材または溝604内に配置され、ディスクカバー611は取り付けネジ620Bによりが定位置に嵌合および固定される。ディスクカバー611の周囲と、ディスク610のディスクの外壁614へ延長した張り出し部616との間のクリアランスは、湾曲した固定経路部材または溝604内での針50の自由な回転移動を可能にするが、針50が頂部から固定経路部材または溝604から抜け出ることはできない。さらに図178に示したように、歯止め618は、回転するクランクピン622Aにより印加される圧力によって、ピボットピンシャフト620Dを収容する細長いピボットピンスロット619が、この圧力に応じて歯止め618の針50への移動および針50からの移動を容易にするため、歯止めの歯618Aが針50と順次に係合および係合解除するようにディスク610の内側に嵌合されている。このため、さらに図178に示したように、クランクピン622Aは動力ストロークの端部に位置し、歯止め618は針50と接触して針50を反時計回りに回転させるように示されている。クランクピン622Aは、クランク622およびクランクピン622Aの対応する回転を実現するため、柔軟なベベルギアシャフト631、駆動ベベルギア631A、駆動ピンベベルギア631Bおよび、駆動ピン625とを回転させる動力源(図示せず)の操作により、シェブロン形カムスロット630内のクランクピン622A上に重畳される矢印で指示した反時計回りに回転させる。図178に示した矢印方向へのクランクピン622Aのこの移動は、クランクピン622Aが反時計回りピボット側スロット壁630Cに接触するようにし、シェブロン形カムスロット630のベースに位置する矢印で示したように、針50との接触から遠ざかる歯止め618の内側への移動を生成する。クランク622およびクランクピン622Aのこの作用は、歯止めの歯618A下の湾曲した矢印で示したように、歯止め618の時計回りの移動も実現する。
図179に示したように、クランクピン622A上の矢印で示したような反時計回りのクランク622およびクランクピン622Aの連続回転は、シェブロン形カムスロット630の底部付近の反時計回りピボット側スロット壁630Cに連続的力を印加して、歯止めの歯618Aの下に位置した湾曲した矢印方向へ歯止め618のさらなる時計回り回転を実現する。この時点で、クランクピン622Aは、その円軌道の末端部に近接しており、クランクピン622Aのこの移動は、シェブロン形カムスロット630のベース部の矢印方向へ、歯止めの歯618Aを針50からさらに遠ざかるように移動させる。
図180を参照すれば、クランクピン622Aは、クランク622およびクランクピン622Aがシェブロン形カムスロット630内のクランクピン622A上に重畳した矢印で示した反時計回りに引き続き回転する際、反時計回りピボット側スロット壁630Cに依然として接触している。クランクピン622Aは、その円軌道の近位側にあり、これが歯止めの歯618A下の湾曲した矢印で示したように、反時計回りに継続して回転して歯止め618を時計回りに継続して移動させながら、シェブロン形カムスロット630ベース部の下に位置する矢印で示したように、内側または下方への力を引き続き印加すると遠位方向へ移動する。クランクピン622Aおよび歯止め618のこのような構成において、歯止めの歯618Aはピボットピンスロット619により容易になる歯止め618の下方移動により、針50との非接触状態が保持される。
図181に示したように、クランク622およびクランクピン622Aは、クランクピン622Aに重畳した矢印で示したように反時計回り回転を継続し、クランクピン622Aは、シェブロン形カムスロット630の反時計回り針側スロット壁630Aに接触しており、このような作用は、歯止め618をシェブロン形カムスロット630ベース部の下の矢印方向の上方へ駆動して、針50(図示せず)に接触している歯止めの歯618Aに力を印加する。クランクピン622Aによりシェブロン形カムスロット630の反時計回り針側スロット壁630Aへの連続的な圧力印加は、歯止め618および針50が歯止めの歯618A下の矢印で示した反時計回りへ移動するようにし、歯止めの歯618Aは針50に強固に着座しているため、針50も反時計回りに固定経路部材または溝604の周囲へ移動するようになる。
次に、図182を参照すると、ここに示した反時計回りのクランク622およびクランクピン622Aの継続回転は、シェブロン形カムスロット630の反時計回り針側スロット壁630Aへさらに圧力が印加されるようにし、歯止めの歯618Aにより針50に対した上方への力が継続的に印加され、矢印で示したそれぞれ歯止め618および針50の反時計回りの回転が継続する。
図183に示したように、クランク622およびクランクピン622Aは反時計回りに継続的に移動し、クランクピン622Aをその円軌道の末端まで延長させ、これにより、歯止め618がクランクピン622Aの位置で示したように、シェブロン形カムスロット630のベース部で一時的に停止する。
図177および図184を参照すると、クランク622およびクランクピン622Aが図177に示した、各駆動ピン625、柔軟なベベルギアシャフト631、駆動ベベルギア631Aおよび、ピボットピンベベルギア631Bとの逆操作により時計回りに回転させられる場合、図184に示したように、重畳した矢印の方向に、クランクピン622Aによりシェブロン形カムスロット630の時計回り針側スロット壁630Bに対して初めに圧力が印加される。この作用は、歯止めの歯618が駆動関係で針50に係合するよう、歯止め618をシェブロン形カムスロット630ベース部の矢印で示したように上方へ針50に接触するよう加勢する。このような操作モードで、時計回り針側スロット壁630Bに対してクランクピン622Aにより供給された力は、歯止めの歯618A下の矢印で示したように、歯止め618および針50が時計回りに回転するように加勢する。
図185に示したように、クランク622およびクランクピン622Aが、クランクピン622A上に重畳した矢印で示したように、時計回りに引き続き回転すると、時計回り針側スロット壁630Bに対して圧力が連続的に印加され、針50に対して歯止めの歯618Aを一緒に継続して加勢し、矢印で示したように歯止め618および針50が時計回りに回転するようにする。このため、歯止め618および針50は、ディスク610の内周に沿って時計回りへ協働的に回転し、針は固定経路部材または溝604に後続する。
図186を参照すれば、クランク622およびクランクピン622Aが遠位方向への時計回りの最終4半周期移動を開始するに伴い、クランクピン622Aは、シェブロン形カムスロット630の時計回りピボット側スロット壁630Dに接触し、歯止め618をシェブロン形カムスロット630ベース部の下の矢印方向へ内側に移動し始めるように圧力を印加し、歯止めの歯618Aを針50から係合解除して、歯止めの歯618A下の矢印で示したように、歯止め618を反時計回りへ移動させる。
図187はその上に重畳した矢印で示した時計回りへのクランク622およびクランクピン622Aの継続的な移動を示しており、これはシェブロン形カムスロット630の時計回りピボット側スロット壁630D上に圧力を印加し、指示されたように針50に接触せずに歯止め618を内側へかつ反時計回りへ移動させる。
図188に示したように、クランク622および622Aは、矢印で示したようにシェブロン形カムスロット630内で引き続き時計回りへ回転して、時計回り針側スロット壁630Bに接触する方向へ近づき、さらに歯止め618を時計回りに漸進させ始めて針50を固定経路部材または溝604内で駆動する。
図面を考慮すると、係合した駆動ベベルギア631Aおよびピボットピンベベルギア631Bの対応する操作に応答して、クランク622およびクランクピン622Aの反時計回りまたは時計回りの選択された回転は、ディスク610の固定経路部材または溝604内において上記と反対の時計回りまたは反時計回りに歯止め618の漸進および針50の駆動を実現することが理解される。よって、クランク622の同方向の継続的回転により、歯止め618が針50から解放され、針50とさらに接触し針50が第1方向へ駆動するための、上記と反対方向への歯止め618の再漸進が容易になる。図178〜図188に示したように、針50は、したがって任意の方向でディスク610の固定経路部材または溝604を完全に横切るようになり、図177Aに示したように、ディスクギャップ605および針ギャップ605A内に延長した組織を縫合するように、ディスクギャップ605を周期的に横切るようになることがさらに理解される。さらに、糸50Aは、ディスクの外壁614の張り出し部616およびディスクカバー611により画定される開口部内において、ディスク610の湾曲した長さ全体にわたり回転するの明確な経路を有しているため、糸50Aは、針50が縫合操作において材料を貫通することにより、ディスクギャップ605内の縫合される材料を貫通して搬送される。
歯止めおよびクランク装置600は、便利性と、操作の容易性と、洗浄の容易性により特徴付けられ、カバー611は、取り付けネジ620Bをその下層にあるピボットピンキャップ620Cから取り外すことにより、ディスク610から速やかかつ容易に取り外すことができ、歯止め618およびシェブロン形カムスロット630だけでなく、装置の他の操作要素および固定要素へのアクセスを容易にする。さらに、歯止めおよびクランク装置600は、ピボットピン620や歯止め618などの操作要素をディスク610内部から取り外すことを容易にし、必要に応じて、駆動ベベルギア631Aおよびピボットピンベベルギア631B、ならびに駆動システムの他のコンポーネントを含む駆動トレインの分解を容易にするよう構成することができることが当業者は理解する。さらに、図177に示した関節式連結ジョイント633は例示的なものであり、装置の操作アーム634に対するディスク610の操作および関節式連結において同等に効果的な図160に示したオペレータ1240などの他の関節式連結設計も提供可能であることを当業者は理解する。
なお、本発明のこの実施形態では単一の歯止めを示しているが、歯止めシステムを利用して装置の特定の特徴を強化できることを当業者はさらに理解する。例えば、より短いクランクピンのオフセットパラメータとともに、複数の歯止めの各移動におけるより短いスローおよびより細い歯止めのプロファイルは、歯止めと針との接触面積を拡張する複数の歯止め構成を可能とする。また、歯止めを追加すると、固定経路部材または溝の端部に近づく針と係合する歯止めの歯の配置を容易にする効果がある。各追加歯止めは、通常、別個のクランクシャフトおよびピンにより駆動され、独立したシャフトまたは中央の遊星歯車配列を利用して、そのような機械的構成に動力を供給することができる。あるいは、適切な方式でまとめた圧電素子を利用して、歯止めに作用するに十分な力を有して長さを拡張し、歯止めを前進させるよう電流の印加下で活用でき、そこで針に対抗する歯止めの歯の外側湾曲部に機械的に乗算した力を印加することができる。ベベルギアへの動力伝達および歯止めへの動力伝達は、当業者に公知の複数の機構のいずれか一つにより提供できることを当業者は理解する。
当業者に公知の種々の種構成材料が、各コンポーネントおよび実施形態の部品として使用可能であることを当業者理解する。例えば、金属およびプラスチック(例えば、種々のブレード、ケース、ハウジング、エンクロージャ)、シリコン−コーティング部品(例えば、ブレードおよび針チップ、ケース、ハウジング、エンクロージャ)などが挙げられる。
上記実施形態の任意の一つまたはその全体として本発明の装置は、縫合以外にも、布地、カンバス、プラスチック材料、シート金属などの裁縫を非限定的に含む裁縫の適用にも使用できることを理解する。
図189〜図198を参照すれば、本発明の周回式縫合および結び目結合装置の代替実施形態を示し、全体として参照符号140で示している。本実施形態は、米国特許出願第10/263,902号に記載の実施形態と一部類似しているが、以下の段落に記載する特徴のいくつかの改善点を含む。米国特許出願第10/263,902号は、米国特許第2003/0083674 A1号として2003年5月1日公開された。これの関連性により、公報第2003/0083674 A1号は、この明細書全体に言及するように参照として組み込まれる。特に、図189を参照すれば、装置1400は、通常、ピストル形状ハンドグリップ1404と、図190および図191に示した方式でハンドグリップに連結されているトリガ機構1406を含む把持部1402を備えることが分かる。トリガ機構1406は、本発明の新規な操作手段の一部を含み、その特徴を以下に説明する。
細長い中空筒部1408が把持部1402に連結されており、その中空筒部には関節式連結または複数の位置付けが可能であり、通常参照符号1410で示した縫合ヘッド部がコネクタ手段により連結されている。本発明の最近形式の改善した特徴の一つを含む複数の位置付けが可能なヘッド部1410は、一般的に半円形シャトルトラック1413(図194および図195)を有する、一般的に半円形本体1412を含む新規な設計で構成される。ナールド(knurled)仕上げの、一般的に円柱形型コネクタ1409として提供されたコネクタ手段は、ヘッド部と筒部を図189および図195に示した方式で互いに連結する作用をする。
図194に示した第1位置と、図195に示した第2位置との間のシャトルトラックに沿って、本発明の操作手段によりスライド自在に移動可能な、一般的に半円形シャトル部材1414が本体1412と操作可能に結合されている。図196および図197に詳細に示したように、第1端1414aおよび第2端1414bを有するシャトル部材1414には、シャトル部材の第1端からそれの第2端に延長する略半円形の針溝またはガイド1416が設けられる。独自に、シャトル部材1414には、以下の段落に述べる目的で、複数の戦略的形状を有する円周方向に離隔した空洞1420がさらに設けられている。
シャトル部材1414内に形成された針ガイド1416内には、極めて新規な略半円形縫合針1422が搬送される。金属またはプラスチックから構成されることができる針1422は、図194に示した第1位置から、図195に示した第2位置へ、さらに第3および後続の追加前進位置へ、針ガイドに沿って漸進的に移動自在である。図198に詳細に示したように、第1および第2端1422aおよび1422bを有する針1422は特有の構成を有する。大部分の従来技術の縫合針と異なり、針1422は、断面が円形ではなく通常長方形であり、通常、平行面内に配置された上面と底面を有する(図198参照)。縫合針の第1端は、精密に選択した角度のテーパが付けられていたり、面取りされており、それの第2端には一対の離隔した開口1424および1426が設けられている。縫合糸(suture)「S」を収容するこれら開口は、針の上面および底面の平面に一般的に垂直に延長している。針が縫合される組織を貫通する際、針が延びる傾向を補償するため、針の先端「S−1」は針の弧の軸「A」の中心から離脱している(図198参照)。
図195および図196に詳細に示したように、シャトル部材1414の第1端1414aには、針が漸進的に進む際、針のテーパが付けられた端部を収容するための、通常テーパが付けられた円錐形状の開口部1428が設けられる。この開口部1428は、針がシャトル部材内に形成された溝またはガイド1416内へガイドされる際、針のテーパが付けられたり面取りされた端部がわずかに偏向することを許容するように戦略的に構成されている。
本発明の最近の形態の上述の操作手段をより詳細に考慮すると、以下に記載するように、このような新規な操作手段は、第1および第2位置との間でシャトルトラック1413に沿ってシャトル部材1414を制御可能に前進および後退させる作用をする。シャトル部材のこのような順次移動は、一意的に縫合針1422がそれの第1位置から第2位置へ、そして、シャトルヘッド内のさらに進んだ位置へ針ガイドに沿って漸進的に滑らかに移動するようにすることが理解される。上記のトリガ機構1406に加えて、このような重要な操作手段は、図190A、図190C、図191Aおよび図192Aに示した方式で、中空筒部1408を貫通して戦略的に組み込まれる第1および第2操作ケーブル1430および1432をまた含む。図示するように、操作ケーブル1430はシャトル1414の第1端1414aの近位に連結されている第1端1430a(図202参照)と、結合機構1406aまたはトリガ機構1406に連結されている第2端1430b(図190A参照)を有する。同様に、第2操作ケーブル1432は、シャトル1414の第2端1414b近位に連結されている第1端1432aと、リターン機構1407に連結されている第2端1432bを有し、このリターン機構1407は把持部1402に連結される付勢手段またはリターンスプリング1407aを含む(図191A参照)。このような付勢手段の機能を以下にさらに詳しく述べる。
上述の構造において、トリガ機構のトリガ1406bの順次作動および解放は、図194および図195に示した方式で、シャトルが第1および第2位置との間のシャトルトラックに沿って順次に移動するようにする。より詳細には、トリガ機構のトリガ1406bが作動すると、第1操作ケーブル1430は、図194に示した第1位置から図195に示した第2位置に時計回りでシャトル1414を移動させる。これにより、往復動自在結合機構1406bに連結されるリターン機構1407の付勢手段またはリターンスプリング1407aは、図192Aに示したように延長される。この延長位置で延長スプリングは、自分の開始位置へ復帰しようとする傾向があり、シャトル1414をその開始位置に向けて反時計回りに移動させる傾向のある、第2操作ケーブル1432に作用する。トリガ作動以降、トリガ1406bをその開始位置へ復帰させるため、圧縮性コイルスプリング1406cが提供される。トリガ機構1406の一部を含むスプリング1406cは、トリガが作動する際、図192Aに示した方式で圧縮され、トリガに対する圧力が解除されると、トリガをそのデフォルト機能または図191Aに示した開始位置へ復帰させる機能をする。
以下に述べる方式により、シャトルトラック1413に沿うシャトル1414の移動は、針ガイド1416に沿った縫合針1422の付随的な、制御された移動を引き起こす。上記のように、シャトル部材1414には複数の戦略的形状の円周方向に離隔した空洞1420が設けられている。これら空洞1420の各内部には、第1および第2の円端1440aおよび1440bと、針1422を近接位置に収容するための針収容開口部1440cを含む独自の構成の針係合部材1440(図199参照)が配置されている。部材1440は、第1および第2位置との間で、シャトル1414の移動に応答して、空洞内における横断移動およびピボット移動の双方のために用いられる。空洞1420内における部材1440のこの新規な移動は、図200および図201に示される。図200に示したように、空洞1420内に部分的に配置された付勢手段は、部材1440に作用する圧縮および膨張可能な弾性スプリング1442として示されている。通常、平坦な構成からなるスプリング1442は、図197、図200および図201に示した方式でより大きな空洞1420と連通するより小さな空洞部分1444内に搬送される。
特に、図198を参照すれば、縫合針1422には針係合部材が空洞1420内で移動する際、針係合部材により係合するよう一意的に構成および配列された、複数の円周方向に離隔したノッチ1445が設けられることに注意されたい。より詳細には、シャトル部材1414が図194に示した第1位置から、図195に示した第2位置に向けて移動する際、針係合部材は、図200に示した方式で針を係合して、針1422がシャトル部材に沿って移動し、ヘッド開口部1447内に配置された組織を貫通するようにする。針駆動部材と先端接触のみを提供する従来技術の円形断面の縫合針とは異なり、本発明の新規な長方形断面針は、針を前進させる駆動部材との良好な線接触を提供する、実質的に平坦な溝またはノッチ壁を提供する。
図200に示したように、スプリング1442は駆動部材と針との結合係合(binding engagement)のために引き続き加勢する。しかし、延長スプリング1436の加勢により、シャトルがその開始位置へ復帰するのを許容するトリガ1406aの解放の際、針係合部材1440は、弾性スプリング1442を圧縮し、矢印方向に空洞1420内でピボットおよび横断移動して、図201に示した方式で針と係合する。針係合部材がこの位置にある場合、部材は、トリガ1406aが解放されると、針に対してスライドして、針が定位置を保持するように許容し、シャトル部材1414が図194に示した位置へ反時計回りに移動することを可能にする。トリガ1406bが再び作動すると、シャトル部材1414は図195に示した時計回りに再び移動して、弾性スプリング1442の加勢に起因して針係合部材1440が縫合針1422を再び把持するようになる。針の把持は、第3前進位置(図示せず)に向けて、針ガイド1416に沿って時計回りに針の前進が進むようにする。プロセスの反復により、針が針ガイド1416に沿って時計回りの前進を継続し、縫合は、制御的および効率的に完了することができる。
図194、図195および図196に示したように、縫合ヘッドの本体1412には、一対の戦略的に形成された円周方向に離隔した空洞1420が設けられており、空洞1420内には針係合部材1440が収容される。これら部材は協働して、シャトル1414内に形成された空洞内に収容された針係合部材と同じ方式で機能し、シャトルがシャトルトラック1413に沿って移動すると、ガイド経路部材1416内における縫合針の移動を制御する。より詳細には、シャトル部材1414が図194に示した第1位置から、図195に示した第2位置へ移動する際、これらの針係合部材は、図200に示した方式で針を係合して、針1422がシャトル部材内で移動するようにする。しかし、延長スプリング1436の加勢によりシャトルがその開始位置へ復帰するのを許容する、トリガ1406aの解放の際、これらの針係合駆動部材は、図201に示した針スリップ構成内へ移動し、針がその前進し位置を保持することができる。
本発明の縫合装置の使用においては、縫合ヘッドコンポーネントは図194に示した位置にあり、縫合される組織は開口1447内に配置され、縫合プロセスは、トリガ機構のトリガ1406bを作動することによって開始される。トリガが作動すると、シャトル1414の第1端の底部近位に連結されている第1操作ケーブル1430(図202参照)は、シャトル1414を図194に示した第1位置から、図195に示した第2位置へ時計回りに移動させる。シャトルがこのような時計回りに移動することにより、ケーブル1432は図202の矢印1451の方向に短縮され、リターンスプリング1407aが図192Aに示した方式に延長される。
シャトルの時計回りの移動おいて、弾性スプリング1442は、スプリング係合部材1440が図200に示した方式で針1422と結合係合するように加勢し、針が縫合糸「S」に沿って図195に示した針貫通位置へ前進するようにする。針およびシャトルがこの前進位置に到逹すれば、シャトル1414は、リターンスプリング1407aの加勢によってそれの開始位置に向けて反時計回りに移動するように加勢される。シャトル部材のこのような反時計回り移動の際、針係合部材1440は、空洞1420内で図201に示した針スリップ位置に移動する。各空洞内における針係合部材の新規なピボット移動および横断移動により、弾性スプリング1442を圧縮し、針1422がシャトル部材に対してスリップし、図195に示した前進位置を保持することができる。
シャトル部材がそれの開始位置に復帰した後、トリガ部材1406aの作動は、シャトルトラック1413に沿ってシャトルを時計回りに再び移動させる。上記のように、シャトルのこのような時計回り移動の際、弾性スプリング1442はスプリング係合部材1440が図200に示した方式で針1422と結合係合するように加勢して、針および縫合糸「S」が第3の追加の前進位置(図示せず)へ進むようにする。トリガ部材1406aの反復作動および解放により、縫合針は、針ガイド1416に沿って滑らかにかつ制御可能にさらに漸進し、縫合操作を効果的に完了することができることを理解される。
多様な変形形態が本発明においてなされ、付属の特許請求の範囲は本発明の精神および範囲内にあるそのような全ての変形形態を対象とすることを意図されることが認識され理解される。
Claims (23)
- 縫合装置において、
(a)把持部と、
(b)把持部と作動可能に結合されているヘッド部であって、該ヘッド部は、
(i)シャトルトラックを有する本体と、
(ii)第1位置と第2位置との間で上記シャトルトラックに沿って移動するように上記本体に作動可能に結合され、針ガイドと少なくとも一つの空洞が設けられるシャトルと、
(iii)第1位置と第2位置との間において上記針ガイドに沿って移動するため、上記シャトルにより搬送される針と、
(iv)上記針ガイドに沿って上記針の移動を制御するように、該針と係合するための上記少なくとも一つの空洞内に搬送される針係合部材とを含み、
(c)上記第1および第2位置との間で上記シャトルを移動させるため、上記把持部と作動可能に結合される操作手段とを含む、縫合装置。 - 前記把持部に連結され、前記把持部から延長した筒部をさらに含む、請求項1に記載の縫合装置。
- 前記操作手段は、前記把持部により搬送されるトリガ機構を含む、請求項2に記載の縫合装置。
- 前記操作手段は、前記筒部により搬送される操作ケーブルをさらに含み、該操作ケーブルは、前記シャトルに連結される第1端と、前記トリガ機構に連結される第2端を有する、請求項3に記載の縫合装置。
- 前記シャトルには、円周方向に離隔した複数の空洞が設けられ、前記第1位置と前記第2位置との間での上記シャトルの移動に応答して、上記空洞内での横断移動およびピボット移動のために、上記円周方向に離隔した空洞の各内部で搬送される針係合部材をさらに含む、請求項4に記載の縫合装置。
- 前記針は、半円形で、前記針係合部材が前記空洞内で移動する際、上記針係合部材により係合するように構成および配列された円周方向に離隔した複数のノッチが設けられる、請求項5に記載の縫合装置。
- 前記針は、断面が略長方形で、第1端および第2端を有し、該第1端はテーパが付けられ、該第2端は開口が設けられる、請求項6に記載の縫合装置。
- 前記シャトルは、第1端および第2端を有し、該第1端には前記針の前記第1のテーパが付けられた端を収容するためのテーパが付けられた開口部が設けられる、請求項7に記載の縫合装置。
- 前記筒部に対して複数の位置への前記ヘッド部の移動を許容するように該ヘッド部を上記筒部に連結するコネクタ手段をさらに含む、請求項7に記載の縫合装置。
- 縫合装置において、
(a)ハンドグリップおよび、該ハンドグリップに連結されているトリガ機構を含む把持部と、
(b)該把持部に連結され、細長い中空筒部と、
(c)該筒部に連結され、複数の位置付けが可能なヘッド部であって、該ヘッド部は、
(i)シャトルトラックを有する略半円形の本体と、
(ii)第1位置から第2位置へ、さらに該第2位置から第3の前進位置へ上記シャトルトラックに沿って移動するように上記略半円形本体と操作可能に連結されるとともに、第1端および第2端を有し、略半円形の針ガイドおよび円周方向に離隔した複数の空洞を有する略半円形のシャトルと、
(iii)第1位置と第2位置との間の上記針ガイドに沿って移動するため、上記シャトルにより搬送されるとともに、第1端および第2端を有し、該第1端はテーパが付けられた略半円形の針と、
(iv)上記針ガイドに沿って上記針の移動を制御するため、該針と係合するよう複数の円周方向に離隔した空洞の各内部に搬送される針係合部材とを含み、
(d)上記シャトルを制御可能に移動させるため、上記把持部と上記筒部により搬送される操作手段を有し、該操作手段は、上記中空筒部により搬送される第1および第2操作ケーブルを含み、該第1操作ケーブルは上記シャトルの上記第1端に連結される第1端と、上記トリガ機構に連結される第2端とを有し、上記第2操作ケーブルは、上記シャトルの第2端に連結される第1端と、上記トリガ機構に連結される第2端を有する、縫合装置。 - 前記針係合部材は、空洞内で横断移動およびピボット移動の双方に移動可能である、請求項10に記載の縫合装置。
- 前記円周方向に離隔した空洞の各内部で搬送され、該円周方向に離隔した空洞内における前記針係合駆動部材の屈することが可能な抵抗移動のため、上記針係合部材と作動可能に連結されている付勢手段をさらに含む、請求項10に記載の縫合装置。
- 前記針には、前記針係合部材が前記空洞内に移動する際、該針係合部材により係合するよう構成および配列される複数の円周方向に離隔したノッチが設けられる、請求項12に記載の縫合装置。
- 前記針はその断面が略長方形である、請求項13に記載の縫合装置。
- 前記シャトルの前記第1端には、前記針の前記面取りされた端を収容するための略円錐形の開口が設けられる、請求項14に記載の縫合装置。
- 前記針は、平面内に位置する略平坦な表面を有し、該針の第2端には、縫合糸を収容するため前記平面に対して略垂直に延長した開口が設けられる、請求項14に記載の縫合装置。
- 縫合装置において、
(a)ハンドグリップと、該ハンドグリップに連結されるトリガ機構を含む把持部と、
(b)該把持部に連結され、細長い中空筒部と、
(c)該筒部に連結される関節連結式ヘッド部であって、該関節連結式ヘッド部は、
(i)シャトルトラックを有する、略半円形の本体と、
(ii)第1位置から第2位置へ、そして、該第2位置から第3の前進位置へ上記シャトルトラックに沿って移動するように上記略半円形の本体と操作可能に連結されるとともに、第1端および第2端を有し、略半円形である針ガイドおよび複数の円周方向に離隔した空洞を有する略半円形のシャトルと、
(iii)第1位置と第2位置との間の上記針ガイドに沿って移動するように上記シャトルにより搬送されるとともに、第1端および第2端を有し、該第1端は面取りされている略半円形の針と、
(iv)上記針ガイドに沿って上記針の移動を制御するため、該針と係合するように、上記円周方向に離隔した複数の空洞の各内部で搬送されるとともに、該空洞内で横断移動およびピボット移動の双方に各々移動可能である針係合部材と、
(v)上記円周方向に離隔した空洞の各内部で搬送され、該円周方向に離隔した空洞内における上記針係合部材の屈することが可能な抵抗移動のため、上記針係合部材と作動可能に連結されている付勢手段を含み、
(d)上記シャトルを制御可能に移動させるため、上記把持部および上記筒部により搬送される操作手段を有し、該操作手段は、上記中空筒部を通して引き入れられた第1および第2操作ケーブルを含み、該第1操作ケーブルは上記シャトルの上記第1端に連結される第1端と、上記トリガ機構に連結される第2端とを有し、上記第2操作ケーブルは、上記シャトルの上記第2端に連結される第1端と、上記トリガ機構に連結される第2端とを有する、縫合装置。 - 前記付勢手段は、圧縮可能で、膨張可能な弾性部材を含む、請求項17に記載の縫合装置。
- 前記針には、前記針係合部材が前記空洞内で移動する際、該針係合部材により係合するよう構成および配列される複数の円周方向に離隔したノッチが設けられる、請求項17に記載の縫合装置。
- 前記針は、断面が略長方形である、請求項19に記載の縫合装置。
- 前記シャトルの前記第1端には、前記針の前記面取りされた端を収容するための略円錐形の開口部が設けられる、請求項20に記載の縫合装置。
- 前記針は、平面内に置かれる略平坦な表面を有し、該針の前記第2端には、前記略平坦な表面に対して略垂直に延長する開口が設けられる、請求項21に記載の縫合装置。
- 前記針は、プラスチックで構成される、請求項22に記載の縫合装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US11/223,737 US7338504B2 (en) | 2002-10-03 | 2005-09-09 | Cycling suturing and knot-tying device |
PCT/US2006/035146 WO2007030753A2 (en) | 2005-09-09 | 2006-09-08 | Cycling suturing and knot-tying device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009507578A true JP2009507578A (ja) | 2009-02-26 |
Family
ID=37836537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008530236A Withdrawn JP2009507578A (ja) | 2005-09-09 | 2006-09-08 | 周回式縫合および糸結び装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7338504B2 (ja) |
EP (1) | EP1945107A2 (ja) |
JP (1) | JP2009507578A (ja) |
CN (1) | CN101420908A (ja) |
WO (1) | WO2007030753A2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009045450A (ja) * | 2007-08-15 | 2009-03-05 | Tyco Healthcare Group Lp | 柔軟な駆動機構を備えた外科用器具 |
JP2015231573A (ja) * | 2012-12-13 | 2015-12-24 | エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッドEthicon Endo−Surgery,Inc. | 円形針アプライヤー |
JP2016073678A (ja) * | 2010-08-20 | 2016-05-12 | セイント ジュード メディカル プエルト リコ エルエルシー | 脈管閉鎖装置のためのクラッチ釈放機構 |
US9770244B2 (en) | 2011-02-02 | 2017-09-26 | Sam Filiciotto | Surgical systems and methods thereof |
JP2021526948A (ja) * | 2018-06-07 | 2021-10-11 | エンビジョン・エンドスコピー | 円形ニードルを備える内視鏡的縫合デバイス |
Families Citing this family (117)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2435094T3 (es) | 2000-05-19 | 2013-12-18 | C.R. Bard, Inc. | Dispositivo y método de captura y sutura de tejido |
CN101513356B (zh) | 2001-06-14 | 2013-04-24 | 苏太克股份有限公司 | 外科线缝合的设备和方法 |
US7464847B2 (en) | 2005-06-03 | 2008-12-16 | Tyco Healthcare Group Lp | Surgical stapler with timer and feedback display |
US10285694B2 (en) | 2001-10-20 | 2019-05-14 | Covidien Lp | Surgical stapler with timer and feedback display |
ES2279231T3 (es) | 2003-05-09 | 2007-08-16 | Tyco Healthcare Group Lp | Grapa anastomotica con tubo capilar que dispensa fluidos. |
EP1631201B1 (en) | 2003-05-16 | 2018-11-07 | C.R. Bard, Inc. | Single intubation, multi-stitch endoscopic suturing system |
US9775600B2 (en) | 2010-10-01 | 2017-10-03 | Endoevolution, Llc | Devices and methods for minimally invasive suturing |
US7976555B2 (en) | 2008-07-17 | 2011-07-12 | Endoevolution, Llc | Apparatus and method for minimally invasive suturing |
US7993354B1 (en) * | 2010-10-01 | 2011-08-09 | Endoevolution, Llc | Devices and methods for minimally invasive suturing |
US8123764B2 (en) | 2004-09-20 | 2012-02-28 | Endoevolution, Llc | Apparatus and method for minimally invasive suturing |
US7713266B2 (en) | 2005-05-20 | 2010-05-11 | Myoscience, Inc. | Subdermal cryogenic remodeling of muscles, nerves, connective tissue, and/or adipose tissue (fat) |
US7850683B2 (en) * | 2005-05-20 | 2010-12-14 | Myoscience, Inc. | Subdermal cryogenic remodeling of muscles, nerves, connective tissue, and/or adipose tissue (fat) |
EP3738521B1 (en) | 2005-06-03 | 2023-10-18 | Covidien LP | Surgical stapler with timer and feedback display |
US11291443B2 (en) | 2005-06-03 | 2022-04-05 | Covidien Lp | Surgical stapler with timer and feedback display |
US7588583B2 (en) * | 2005-09-14 | 2009-09-15 | Rhaphis Medical, Inc. | Suturing device, system and method |
CN101400308B (zh) * | 2006-01-27 | 2014-05-14 | 舒图尔泰克公司 | 用于组织闭合的设备及方法 |
US7947052B2 (en) * | 2006-09-15 | 2011-05-24 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Suturing device with angled head |
EP2086438B1 (en) | 2006-10-05 | 2015-12-09 | Covidien LP | Flexible endoscopic stitching devices |
US9254162B2 (en) | 2006-12-21 | 2016-02-09 | Myoscience, Inc. | Dermal and transdermal cryogenic microprobe systems |
US8409185B2 (en) * | 2007-02-16 | 2013-04-02 | Myoscience, Inc. | Replaceable and/or easily removable needle systems for dermal and transdermal cryogenic remodeling |
US7431188B1 (en) | 2007-03-15 | 2008-10-07 | Tyco Healthcare Group Lp | Surgical stapling apparatus with powered articulation |
WO2008113076A2 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-18 | Rhaphis Medical, Inc. | Limited access suturing devices, system, and methods |
US8800837B2 (en) | 2007-04-13 | 2014-08-12 | Covidien Lp | Powered surgical instrument |
US7950560B2 (en) | 2007-04-13 | 2011-05-31 | Tyco Healthcare Group Lp | Powered surgical instrument |
US11259801B2 (en) | 2007-04-13 | 2022-03-01 | Covidien Lp | Powered surgical instrument |
US20080255413A1 (en) | 2007-04-13 | 2008-10-16 | Michael Zemlok | Powered surgical instrument |
US7823760B2 (en) | 2007-05-01 | 2010-11-02 | Tyco Healthcare Group Lp | Powered surgical stapling device platform |
US7931660B2 (en) | 2007-05-10 | 2011-04-26 | Tyco Healthcare Group Lp | Powered tacker instrument |
US7922063B2 (en) | 2007-10-31 | 2011-04-12 | Tyco Healthcare Group, Lp | Powered surgical instrument |
WO2009065061A1 (en) | 2007-11-14 | 2009-05-22 | Myoscience, Inc. | Pain management using cryogenic remodeling |
US20090209980A1 (en) * | 2008-02-19 | 2009-08-20 | Harris Research, Llc. | Suturing and knot-tying device |
US20110040308A1 (en) | 2008-06-13 | 2011-02-17 | Ramiro Cabrera | Endoscopic Stitching Devices |
US11812951B2 (en) | 2008-06-17 | 2023-11-14 | Apollo Endosurgery Us, Inc. | Endoscopic needle assembly |
ES2734905T3 (es) * | 2008-06-17 | 2019-12-12 | Apollo Endosurgery Inc | Sistema de sutura endoscópica |
US11083364B2 (en) | 2008-06-17 | 2021-08-10 | Apollo Endosurgery Us, Inc. | Endoscopic tissue grasping systems and methods |
US9867610B2 (en) | 2008-06-17 | 2018-01-16 | Apollo Endosurgery Us, Inc. | Endoscopic suturing system with retained end cap |
WO2010075438A1 (en) | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Myoscience, Inc. | Integrated cryosurgical system with refrigerant and electrical power source |
WO2010083110A1 (en) * | 2009-01-16 | 2010-07-22 | Rhaphis Medical, Inc. | Surgical suturing latch |
WO2010127084A1 (en) | 2009-05-01 | 2010-11-04 | Wilson-Cook Medical, Inc. | Medical systems, devices and methods for suturing perforations |
US8821514B2 (en) | 2009-06-08 | 2014-09-02 | Covidien Lp | Powered tack applier |
US8733612B2 (en) | 2009-08-17 | 2014-05-27 | Covidien Lp | Safety method for powered surgical instruments |
US8361069B2 (en) | 2009-09-25 | 2013-01-29 | Covidien Lp | Energized needles for wound sealing |
US8490713B2 (en) | 2009-10-06 | 2013-07-23 | Covidien Lp | Handle assembly for endoscopic suturing device |
CN102858253B (zh) * | 2009-12-22 | 2015-08-26 | 库克医学技术有限责任公司 | 用于缝合组织的医疗设备和方法 |
JP6222846B2 (ja) | 2011-06-08 | 2017-11-01 | スーチャネティックス・インコーポレイテッドSUTURENETICS, Incorporated | オフセットジョー縫合デバイス、システム及び方法 |
EP2741681B1 (en) | 2011-08-14 | 2018-10-03 | Safepath Medical Inc. | Device for suturing tissue |
US20150073440A1 (en) * | 2011-12-21 | 2015-03-12 | Empire Technology Development, Llc | Suture collector |
WO2013106860A1 (en) | 2012-01-13 | 2013-07-18 | Myoscience, Inc. | Cryogenic probe filtration system |
EP2802279B1 (en) | 2012-01-13 | 2017-08-16 | Myoscience, Inc. | Cryogenic needle with freeze zone regulation |
US9241753B2 (en) | 2012-01-13 | 2016-01-26 | Myoscience, Inc. | Skin protection for subdermal cryogenic remodeling for cosmetic and other treatments |
US9017318B2 (en) | 2012-01-20 | 2015-04-28 | Myoscience, Inc. | Cryogenic probe system and method |
WO2013126748A1 (en) | 2012-02-22 | 2013-08-29 | SafePath Medical, Inc. | Means and methods for suturing tissue |
WO2013165942A1 (en) | 2012-05-01 | 2013-11-07 | Brigham And Women's Hospital, Inc. | Suturing device for laparoscopic procedures |
US9125645B1 (en) | 2013-03-11 | 2015-09-08 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Reciprocating needle drive without cables |
US10016229B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-07-10 | Myoscience, Inc. | Methods and systems for treatment of occipital neuralgia |
CN105208954B (zh) | 2013-03-15 | 2019-06-04 | 肌肉科技股份有限公司 | 低温钝性解剖方法和设备 |
US9375212B2 (en) | 2014-06-06 | 2016-06-28 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Circular needle applier with cleats |
US9610112B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-04-04 | Myoscience, Inc. | Cryogenic enhancement of joint function, alleviation of joint stiffness and/or alleviation of pain associated with osteoarthritis |
USD771811S1 (en) | 2013-03-15 | 2016-11-15 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Suture tray |
US20150351749A1 (en) | 2014-06-06 | 2015-12-10 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Needle Cartridge with Moveable Cover |
US9295512B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-03-29 | Myoscience, Inc. | Methods and devices for pain management |
US9554793B2 (en) | 2013-03-16 | 2017-01-31 | SafePath Medical, Inc. | Means and methods for suturing tissue |
CN104224254B (zh) | 2013-06-20 | 2016-03-30 | 瑞奇外科器械(中国)有限公司 | 外科手术器械及其驱动装置 |
CN103536323B (zh) * | 2013-09-29 | 2016-03-30 | 北京派尔特医疗科技股份有限公司 | 自动荷包钳 |
US10130409B2 (en) | 2013-11-05 | 2018-11-20 | Myoscience, Inc. | Secure cryosurgical treatment system |
JP6445769B2 (ja) * | 2014-03-05 | 2018-12-26 | コーニング リサーチ アンド ディヴェロップメント コーポレイション | ケーブル把持構造体及び光ファイバコネクタ |
WO2015179247A2 (en) | 2014-05-17 | 2015-11-26 | SafePath Medical, Inc. | Systems and methods for suturing tissue |
US9877817B2 (en) | 2014-05-22 | 2018-01-30 | Coloplast A/S | Surgical tool and system adapted to place a cuff of an artificial urinary sphincter around a portion of a urethra |
US10004490B2 (en) | 2014-06-06 | 2018-06-26 | Ethicon Llc | Force limited needle driver |
USD745146S1 (en) | 2014-06-06 | 2015-12-08 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical suturing device |
US10022120B2 (en) | 2015-05-26 | 2018-07-17 | Ethicon Llc | Surgical needle with recessed features |
US10433831B2 (en) | 2015-06-01 | 2019-10-08 | Lsi Solutions, Inc. | Needle for a minimally invasive surgical suturing device |
US11918204B2 (en) | 2015-06-01 | 2024-03-05 | Lsi Solutions, Inc. | Suturing device for minimally invasive surgery and needles and methods thereof |
US9867608B1 (en) * | 2015-06-16 | 2018-01-16 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Suturing instrument with circular needle motion |
US9888914B2 (en) * | 2015-06-16 | 2018-02-13 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Suturing instrument with motorized needle drive |
US9782164B2 (en) * | 2015-06-16 | 2017-10-10 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Suturing instrument with multi-mode cartridges |
US9839419B2 (en) * | 2015-06-16 | 2017-12-12 | Ethicon Endo-Surgery, Llc | Suturing instrument with jaw having integral cartridge component |
US10149678B1 (en) * | 2015-06-17 | 2018-12-11 | Ethicon Llc | Suturing instrument with elastomeric cleat |
USD800306S1 (en) | 2015-12-10 | 2017-10-17 | Ethicon Llc | Surgical suturing device |
WO2017197323A1 (en) | 2016-05-13 | 2017-11-16 | Lee Ann S | Methods and systems for locating and treating with cold therapy |
US10542970B2 (en) | 2016-05-31 | 2020-01-28 | Covidien Lp | Endoscopic stitching device |
US11051800B2 (en) | 2016-08-10 | 2021-07-06 | Apollo Endosurgery Us, Inc. | Endoscopic suturing system having external instrument channel |
US11141147B2 (en) | 2016-08-10 | 2021-10-12 | Apollo Endosurgery Us, Inc. | Endoscopic suturing system having external instrument channel |
US10945723B2 (en) | 2016-11-17 | 2021-03-16 | SafePath Medical, Inc. | Systems and methods for suturing tissue |
WO2018119459A1 (en) | 2016-12-23 | 2018-06-28 | Brigham And Women's Hospital, Inc. | Systems and methods for suturing tissue |
USD865964S1 (en) | 2017-01-05 | 2019-11-05 | Ethicon Llc | Handle for electrosurgical instrument |
US10603031B2 (en) | 2017-02-03 | 2020-03-31 | Lsi Solutions, Inc. | Suturing device for minimally invasive surgery |
US10709439B2 (en) | 2017-02-06 | 2020-07-14 | Covidien Lp | Endoscopic stitching device |
US20180242967A1 (en) | 2017-02-26 | 2018-08-30 | Endoevolution, Llc | Apparatus and method for minimally invasive suturing |
US11311295B2 (en) | 2017-05-15 | 2022-04-26 | Covidien Lp | Adaptive powered stapling algorithm with calibration factor |
US10292698B2 (en) | 2017-07-27 | 2019-05-21 | Endoevolution, Llc | Apparatus and method for minimally invasive suturing |
EP3700435A4 (en) * | 2017-10-26 | 2021-07-21 | Jacquemin, John | DURAL REPAIR DEVICE |
US11207066B2 (en) | 2017-10-30 | 2021-12-28 | Covidien Lp | Apparatus for endoscopic procedures |
US10987104B2 (en) | 2017-10-30 | 2021-04-27 | Covidien Lp | Apparatus for endoscopic procedures |
US10905411B2 (en) | 2017-11-03 | 2021-02-02 | Covidien Lp | Surgical suturing and grasping device |
WO2019099677A1 (en) | 2017-11-15 | 2019-05-23 | Myoscience, Inc. | Integrated cold therapy and electrical stimulation systems for locating and treating nerves and associated methods |
JP7369698B2 (ja) | 2018-01-28 | 2023-10-26 | エルエスアイ ソルーションズ インコーポレーテッド | 低侵襲手術用の縫合装置およびその針およびその方法 |
CA3090286A1 (en) | 2018-02-05 | 2019-08-08 | Lsi Solutions, Inc. | Apparatus for suture management and methods thereof |
US11497490B2 (en) | 2018-07-09 | 2022-11-15 | Covidien Lp | Powered surgical devices including predictive motor control |
CN109124824B (zh) * | 2018-09-05 | 2024-02-09 | 湖州市中医院 | 一种封闭环型吊带导引器 |
US11219457B2 (en) | 2018-10-11 | 2022-01-11 | Covidien Lp | Laparoscopic purse string suture device |
US11197734B2 (en) | 2018-10-30 | 2021-12-14 | Covidien Lp | Load sensing devices for use in surgical instruments |
USD895112S1 (en) | 2018-11-15 | 2020-09-01 | Ethicon Llc | Laparoscopic bipolar electrosurgical device |
US11369372B2 (en) | 2018-11-28 | 2022-06-28 | Covidien Lp | Surgical stapler adapter with flexible cable assembly, flexible fingers, and contact clips |
CN109498090B (zh) * | 2018-12-29 | 2023-12-15 | 北京派尔特医疗科技股份有限公司 | 一种电动腔镜吻合器复位装置及电动腔镜吻合器 |
US11202635B2 (en) | 2019-02-04 | 2021-12-21 | Covidien Lp | Programmable distal tilt position of end effector for powered surgical devices |
US11376006B2 (en) | 2019-02-06 | 2022-07-05 | Covidien Lp | End effector force measurement with digital drive circuit |
US11219461B2 (en) | 2019-03-08 | 2022-01-11 | Covidien Lp | Strain gauge stabilization in a surgical device |
US11529136B2 (en) * | 2019-03-25 | 2022-12-20 | Vahagn Ohanyan | Suture hook tool |
US11458244B2 (en) | 2020-02-07 | 2022-10-04 | Covidien Lp | Irrigating surgical apparatus with positive pressure fluid |
US11553913B2 (en) | 2020-02-11 | 2023-01-17 | Covidien Lp | Electrically-determining tissue cut with surgical stapling apparatus |
US11622768B2 (en) | 2020-07-13 | 2023-04-11 | Covidien Lp | Methods and structure for confirming proper assembly of powered surgical stapling systems |
US11744580B2 (en) | 2020-11-24 | 2023-09-05 | Covidien Lp | Long stapler reloads with continuous cartridge |
US11653919B2 (en) | 2020-11-24 | 2023-05-23 | Covidien Lp | Stapler line reinforcement continuity |
US11684362B2 (en) | 2021-06-07 | 2023-06-27 | Covidien Lp | Handheld electromechanical surgical system |
US11771432B2 (en) | 2021-06-29 | 2023-10-03 | Covidien Lp | Stapling and cutting to default values in the event of strain gauge data integrity loss |
US11832823B2 (en) | 2022-02-08 | 2023-12-05 | Covidien Lp | Determination of anvil release during anastomosis |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1583271A (en) * | 1925-01-14 | 1926-05-04 | Biro Ladislaus | Surgical instrument |
US1757129A (en) * | 1928-02-16 | 1930-05-06 | William L Mcclure | Atraumatic rethreadable surgical needle |
US4899746A (en) * | 1988-04-28 | 1990-02-13 | Brunk Industries, Inc. | Suturing apparatus |
DE4493862C1 (de) | 1993-06-11 | 2001-07-26 | Storz Karl Gmbh & Co Kg | Nähvorrichtung |
US5437681A (en) * | 1994-01-13 | 1995-08-01 | Suturtek Inc. | Suturing instrument with thread management |
US5540705A (en) * | 1995-05-19 | 1996-07-30 | Suturtek, Inc. | Suturing instrument with thread management |
US5911727A (en) * | 1996-02-20 | 1999-06-15 | Cardiothoracic Systems, Inc. | Stitcher |
US5766186A (en) * | 1996-12-03 | 1998-06-16 | Simon Fraser University | Suturing device |
US5728108A (en) * | 1997-03-20 | 1998-03-17 | Tnco, Inc. | Rotary drive mechanism for instrument handle |
AU744956B2 (en) * | 1998-03-20 | 2002-03-07 | Boston Scientific Limited | Endoscopic suture systems |
CN101513356B (zh) * | 2001-06-14 | 2013-04-24 | 苏太克股份有限公司 | 外科线缝合的设备和方法 |
-
2005
- 2005-09-09 US US11/223,737 patent/US7338504B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-09-08 JP JP2008530236A patent/JP2009507578A/ja not_active Withdrawn
- 2006-09-08 WO PCT/US2006/035146 patent/WO2007030753A2/en active Application Filing
- 2006-09-08 EP EP06814378A patent/EP1945107A2/en not_active Withdrawn
- 2006-09-08 CN CNA2006800417545A patent/CN101420908A/zh active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009045450A (ja) * | 2007-08-15 | 2009-03-05 | Tyco Healthcare Group Lp | 柔軟な駆動機構を備えた外科用器具 |
JP2016073678A (ja) * | 2010-08-20 | 2016-05-12 | セイント ジュード メディカル プエルト リコ エルエルシー | 脈管閉鎖装置のためのクラッチ釈放機構 |
US9770244B2 (en) | 2011-02-02 | 2017-09-26 | Sam Filiciotto | Surgical systems and methods thereof |
US11452527B2 (en) | 2011-02-02 | 2022-09-27 | Sam Filiciotto | Surgical systems and methods thereof |
JP2015231573A (ja) * | 2012-12-13 | 2015-12-24 | エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッドEthicon Endo−Surgery,Inc. | 円形針アプライヤー |
JP2016013462A (ja) * | 2012-12-13 | 2016-01-28 | エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッドEthicon Endo−Surgery,Inc. | 円形針アプライヤー |
JP2021526948A (ja) * | 2018-06-07 | 2021-10-11 | エンビジョン・エンドスコピー | 円形ニードルを備える内視鏡的縫合デバイス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101420908A (zh) | 2009-04-29 |
US7338504B2 (en) | 2008-03-04 |
WO2007030753A2 (en) | 2007-03-15 |
US20060111732A1 (en) | 2006-05-25 |
WO2007030753A3 (en) | 2007-09-27 |
EP1945107A2 (en) | 2008-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009507578A (ja) | 周回式縫合および糸結び装置 | |
JP4295619B2 (ja) | 周回式縫合および糸結び装置 | |
US10231732B1 (en) | Surgical stapling device | |
US9980720B2 (en) | Flexible endoscopic stitching devices | |
US7278563B1 (en) | Surgical instrument for progressively stapling and incising tissue | |
US5707379A (en) | Method and apparatus for intracorporeal suturing | |
US7494039B2 (en) | Surgical stapling device | |
US5573543A (en) | Endoscopic surgical instrument and staples for applying purse string sutures | |
JP4153537B2 (ja) | 外科用器械 | |
JP5456277B2 (ja) | ケーブル取り付け装置が改善されたケーブル駆動外科ステープル留め/切断器具 | |
US7131978B2 (en) | Surgical suturing instrument and method of use | |
JP5377827B2 (ja) | 柔軟なラックを伴う多数回ストローク発射機構を組み込んだ外科ステープリング器具 | |
US5728113A (en) | Endoscopic vascular suturing apparatus | |
JPH07136176A (ja) | 回動および回転可能なステープルカートリッジを備えた内視鏡手術具 | |
JP2004267241A (ja) | 縫合器 | |
JP2023512064A (ja) | エンドエフェクタの関節ロック機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091110 |