JP2005504452A - デジタルマルチメディアコンタクトセンター - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、顧客コンタクトセンターの運用に関し、更に詳しくは、メディアタイプが異なるコンタクトを処理するコンタクトセンターに関する。
(著作権表示/許諾)
【0002】
本特許文書の開示内容の一部には著作権保護の対象となるものが含まれている。本著作権所有者は、特許商標庁の特許ファイル又は記録に収録する際の本特許文書又は特許開示の複製については異議を申し立てないが、それ以外の場合については、それがどのようなものであれ、すべての著作権を留保する。本明細書並びに添付の図面に記載されたソフトウェア及びデータに対しては、「Copyright(C)1999, NUASIS Corporation, All Rights Reserved」という著作権表示を適用する。
【背景技術】
【0003】
コールセンターは、通常、組織が顧客にサービスするために使用するものである。従来、顧客はPOTS(Plain Old Telephone Service:アナログ電話)でコールセンターにコンタクトしてきたが、現在、電子メール、音声メール、及びウェブブラウジングなどのその他のタイプのメディアアクセスを実装することにより、顧客からのコンタクト方法の拡充を図る組織が増加している。しかしながら、様々なメディアを1つのコールセンターに統合しようとするこれまでの試みは、それぞれのメディアタイプの特性が本質的に異なっているため、効果的でないことが判明している。例えば、電話による通話の場合、その件数は、通常、1日当たり平均数百件であるのに比べ、電子メールの場合には、1日当たり数千件に達することも多く、ウェブサイトに至っては、1日のヒット数が数十万件にものぼることがよくある。又、顧客の期待する応答時間にしても、使用するメディアタイプごとに様々に異なっている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
統合するための1つの方法は、コンタクトをそのメディアタイプに基づいて処理する方式である。しかしながら、この方式は、種類の異なるサービスに同一のメディアタイプを使用可能であるという事実を無視している。例えば、有人のヘルプラインに電話をかけた顧客は、対話型の音声応答システムに電話をかけた顧客とは異なる取り扱いを求めているのである。もう1つの方法は、メディアタイプとは無関係に、すべてのコンタクトをまったく同様に取り扱うという方式である。しかし、この方式では、様々なメディアタイプを同列に扱うことになり、コンタクトの数の違いと顧客ごとに異なる期待応答時間に対処することができない。従って、すべてのコンタクトを即時応答を要するものとして処理するコールセンターは、電子メールにより、あっという間に過負荷状態に陥ることになる。又、これら2つのいずれの方式においても、電子メールシステムや電話システムなどのコールセンターの基盤システムに大規模な変更が必要となり、その結果、それらの基盤システムが本来有していた特徴と利点の多くが消失してしまう。又、従来の実装の中には、音声通話などのアナログコンタクトと電子メールなどのデジタルコンタクトを統合したように見えるものも存在するが、実際には、これら2つのタイプのコンタクトの処理は分離している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前述の短所、欠点、及び問題点を解決するものであり、本発明については、以下の記述内容を参照並びに検討することによって理解されるであろう。
【0006】
デジタルマルチメディアコンタクトセンター用の階層サービス(tiered service)モデルは、到来するコンタクトをそのコンタクト用のルーティング基準に基づいて初期サービスティアに割り当てると共に、ルーティング基準が変化した場合には、そのコンタクトを異なるサービスティアに昇格又は降格させることができる。ルーティング基準は、コンタクトに関連付けられたメディアタイプに基づいて最初に判定される。デジタルマルチメディアコンタクトセンターには、それぞれが特定タイプのコンタクトをワークフローエンジンに供給するメディアルーターの組が含まれている。ワークフローエンジンは、コンタクト用のワークフローを起動し、コンタクトのサービスティアがエージェントの活動を要求すると、動的自動コンタクトディストリビュータを呼び出してエージェントをそのコンタクトに割り当てる。そして、ワークフローエンジンは、割り当てられたエージェントの識別子をメディアルーターに返し、メディアルーターは、コンタクトをそのエージェントのエージェントデスクトップにルーティングする。そして、エージェントデスクトップが、処理のためにコンタクトをエージェントに提示する。尚、ワークフローエンジンでは、コンタクトへのエージェントの割り当てを制御するエージェント用のワークフローも生成される。
【0007】
デジタルマルチメディアコンタクトセンターは、特定のメディアタイプに専用の既存のシステムと(それらのシステムに大規模な変更を加えることなく)協働し、既存システムの機能を活用する。例えば、高位のサービスティアに昇格したと電子メールシステムにおいて特別にマーキングされない限り、電子メールは、通常、従来の電子メールシステムの標準動作によって1つのサービスティアで処理される。同様に、音声通話の場合は、当初、エージェント(顧客対応要員)が処理するべく高位のサービスティアに割り当てられるが、適宜に低位のサービスティアに降格させて既存の対話型音声応答システムにルーティング可能である。即ち、デジタルマルチメディアコンタクトセンターは、メディアタイプのみによって必要な処理を判定するのではなく、コンタクトが必要としているサービスレベルに従ってコンタクトを処理するのである。又、デジタルマルチメディアコンタクトセンターは、それぞれのサービスティアに予想されるコンタクトの数に最も適した処理方法を実装している。
【0008】
本発明は、様々なシステム、クライアント、サーバー、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体について説明するものである。この要約に記述されている本発明の態様と利点に加え、添付の図面と以下の詳細な説明を参照することにより、本発明の更なる態様と利点が明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の実施例に関する以下の詳細な説明では、添付の図面を参照しており、それらの図面においては、同様の参照符号で同様の要素を示すと共に、本発明を実施可能な特定の実施例を例示している。当業者が本発明を実施できるよう、十分詳細にそれらの実施例について説明しているが、その他の実施例も利用可能であって、本発明の範囲を逸脱することなく、論理的、機械的、電気的、機能的、及びその他の変更を加えることが可能であることを理解されたい。従って、以下の詳細な説明は、限定を目的とするものと解釈されてはならず、本発明の範囲は、添付の請求項によってのみ定義されている。
【0010】
以下の詳細な説明は、4つの節と1つの結論に分かれている。第1節においては、本発明についてシステムレベルで概説する。第2節では、フローチャートを参照し、本発明による実施例の方法について説明する。第3節では、本発明による特定のインターネットコンタクトセンター(iCC)の実装について説明する。そして、最終節においては、本発明の実施例を実施可能な動作環境について説明する。
【0011】
(システムレベルの概要)
本発明による実施例のシステムレベルの動作について、図1及び図2を参照して概説する。
【0012】
図1は、デジタルマルチメディアコンタクトセンター用の3ティア構造のサービスモデル100を示している。図示のごとく、セルフサービスティア101、遅延サービスティア103、及び即時支援ティア105という3つのサービスティアが存在している。センターに対してセルフサービスティア101でアクセスするコンタクトは、コンタクトセンターのエージェント(顧客対応要員)の支援を必要としないものであり、遅延ティア103及び即時支援ティア105でサービスを受けるコンタクトは、エージェントの対応を必要とするものである。遅延ティア103でセンターにアクセスするコンタクトは、エージェントに対してエージェントのコンピュータデスクトップのバックグラウンドタスクとして「プル」モードで提示される。エージェントは、処理を要する即時支援コンタクトが存在しない場合に、遅延コンタクトを取得(プル)して処理する。一方、即時支援ティア105のコンタクトは、フォアグラウンドタスクとして「プッシュ」モードで提示される。エージェントのデスクにプッシュされる即時支援コンタクトは、いずれの時点においても1つだけであり、そのコンタクトが即時処理を要することがエージェントには明白である。尚、コンタクトの提示の際には、関連する顧客情報も示される。各ティア用のコンポーネントは、それぞれ規模の異なるコンタクトを処理するべく設計されている。即ち、セルフサービスティアコンポーネントは、遅延ティアコンポーネントよりも大量のコンタクトを処理するようになっており、遅延ティアコンポーネントは、即時支援ティアコンポーネントよりも大量のコンタクトを処理するようになっている。
【0013】
コンタクトセンターに到来したコンタクトは、コンタクトセンターにアクセスする際にそのコンタクトにより使用されるメディアタイプに基づき、最初に3つのティアの中の1つに割り当てられる。音声通話、電子メール、及びワールドワイドウェブという3つのメディアタイプを参照し、図1に示されている実施例について説明を継続する(但し、本発明は、これらに限定されるものではない)。音声通話は、最初に即時支援ティア103にルーティングされるが、電子メールは、最初に遅延ティア102にルーティングされ、ウェブコンタクトは、最初にセルフサービスティア101にルーティングされる。そして、その後、コンタクトを別のティアに昇格又は降格させるルーティング(図1に矢印で示されているもの)を実行可能である。この後からのルーティングは、優先順位、アクセス電話番号、タイムアウトなどのコンタクトセンターの所有者又は加入者が定義した要因、並びにコンタクトの動作などの環境的な要因を含む1つ又は複数のルーティング基準に基づいて実行することができる。このコンタクトに関連付けられたルーティング基準は、コンタクトセンターの様々なコンポーネントがコンタクトを処理する際に変化可能である。例えば、コンタクトのルーティング基準が既定のしきい値を超過した場合に、コンタクトを昇格又は降格させることができる。従って、「要応答期限」が経過した時点で電子メールにまだ応答していない場合には、その電子メールは、即時支援ティア103に昇格する(矢印111)。音声通話は、当初、即時支援ティア103にルーティングされるが、発信者がボイスメールを残すことを選択した場合には、遅延ティア103に降格し(矢印115)、そのコンタクトが、更なる処理のために対話型音声応答(IVR)システムに送付された場合には、セルフサービスティア103に降格する(矢印113)。セルフサービスのウェブコンタクトは、ウェブサイトに提供されている「チャットするには、ここをクリック」又は「通話するには、ここをクリック」ボタンによって即時支援ティア(103)に昇格し(矢印107)、そのコンタクトが電子メールの送信を選択した場合には、遅延ティア103に昇格させることができる(矢印109)。メディアタイプごとの昇格及び降格の詳細については、フローチャートを参照し、次節において更に詳細に説明する。又、模範的な実施例では、理解を容易にするべく、音声、電子メール、及びウェブコンタクトを中心に説明しているが、本発明は、ファックス、「ファックスバック」、ビデオなどを含むすべての使用可能なアナログ及びデジタルメディアタイプを包含するものであり、更には、その他のWANやLANにも拡張可能であることが理解されるであろう。又、コンタクトは、その初期のメディアタイプに限定されるものではなく、従って、例えば、コラボレーションセッションのコンタクトとエージェントは電話による通話が可能であり、電子メールメッセージに対して返信ファックス又は電話通話を生成したり、コラボレーション要求がタイムアウトした場合にそのコンタクトに対して電子メールメッセージを生成して設定時間内の応答を約束したりすることが可能であることも理解されるであろう。
【0014】
図1に示されている3ティア構造のサービスモデル100はデジタルマルチメディアコンタクトシステムで稼動するものであり、このシステムの一実施例が図2に示されている。このコンタクトセンター用のシステムアーキテクチャ200は、ワークフローエンジン201に基づいたものであり、このワークフローエンジンは、ワークフローステップによってセンター内のエージェントの活動を管理する。メディアルーターの組221の中の1つによってワークフローサブシステムの組205の中の1つにルーティングされるイベントにより、コンタクトワークフローが起動される。各メディアルーター221及び対応するそれぞれのワークフローサブシステム205は、1つのコンタクトメディアタイプの専用になっている。一方、エージェントワークフローは、エージェントデスクトップコンポーネント229がエージェントサブシステム219にルーティングするイベントによって起動される。ワークフローをトリガするイベントには、コンタクトセンターに到来する新規の通話やエージェントのログインが含まれる。コンタクト用のワークフローは、そのコンタクトが終了するまでアクティブ状態に維持され、エージェント用のワークフローは、そのエージェントがコンタクトセンター200をログアウトするまでアクティブ状態に維持される。
【0015】
これらのワークフローは、ワークフローロジック207によって実行される。イベントは、メッセージ伝達レイヤ203により、ワークフローロジック207とワークフローサブシステム205間で伝達される。これらのイベントにより、既存のコンタクト又はエージェントワークフローの実行フローを変更することも可能である。
【0016】
即時支援コンタクト用のワークフローは、ワークフローロジック207によって実行される際に、動的ACD(自動コンタクトディストリビュータ)241によってエージェントをコンタクトに割り当てる。この割り当ては、エージェントのワークフローにも反映される。以下に、この動的ACD241の動作について更に詳細に説明する。
【0017】
コンタクトセンター200に到来したコンタクトは、適切なワークフローサブシステム205により、以前定義されている分類の組(例:販売、顧客サービス、サポートなど)に従って最初に分類される。又、そのコンタクトの最適なルーティングを判定するために、追加情報も収集される。コンタクトをルーティング可能なエージェントの組を絞り込む情報を「コンタクト要件」と呼ぶ。このコンタクト要件の例として、製品知識、言語の流暢さ、及びそのコンタクトとの以前の通信が含まれる(それぞれのコンタクトは、新規のものと見なされる)。この段階で、すべてのメディアタイプから、音声通話の場合であれば、発信電話番号や着信電話番号などの発信元及び宛先情報が一貫性をもって収集される。又、IVRメニューオプションに対する応答に基づき、主題情報を音声コンタクトから収集することも可能である。
【0018】
音声ルーター223は、音声サブシステム213と従来のデジタル電話システム(音声サーバー222)間のインターフェイスを提供しており、音声サーバーの例としては、IP(インターネットプロトコル)通話を処理するタンド社(Tundo Corporation)が提供するDOT(分散オープンテレフォニー)サーバーなどがある。音声サブシステム213は、通話がコンタクトセンター200に到来した際にワークフローを起動し、そのワークフローの判定に従って通話をエージェントに(或いは、音声メール又はIVRに)リダイレクトするべく要求を音声サーバー222に送信する。音声サーバー222は、インターネットなどのデジタルワイドエリアネットワーク(WAN)220、或いはアナログ音声通話253をVoIP(voice−over−IP)通話に変換するタンドゲートウェイ(Tundo Gateway)などのゲートウェイ251からデジタル音声通話(VoIPと呼ばれるもの)を直接受信する。尚、このゲートウェイ251により、発信者に応答するためのデジタル電話システム222のVoIP通話からアナログ音声信号への変換も実行される。
【0019】
WAN220から受信した遅延コンタクトは、シスコシステムズ社(Cisco Systems)が提供しているCisco Email Managerなどの従来の電子メールシステム(電子メールサーバー226)によって処理される。電子メールシステムは、独自のインラインルールエンジンを使用し、到来する電子メールを処理すると共に、エージェントがバックグラウンドタスクとしてアクセスできるよう、それをメールボックスに配置する。エージェントは、これらのメールボックスから遅延コンタクトを明示的に取得する。電子メールエスカレータ227は、遅延から即時支援に昇格する電子メールに対する電子メールサブシステム217と従来の電子メールシステム間のインターフェイスを提供している。この電子メールエスカレータ227は、要対応期限や顧客価値パラメータなどの昇格のための既定の基準を満足する未処理電子メールを検出するべくメールボックスを定期的にチェックする。そして、電子メールに関する情報(顧客、優先順位など)を収集し、電子メールサブシステム217に供給する。一実施例においては、電子メールを受信時刻の順番に評価し、昇格基準を満足する電子メールを分類に従って(及び特定の分類内で)分類した後に、電子メールサブシステム217に先入先出(ファイフォ)基準によって伝達する。
【0020】
電子メールサブシステム217は、そのコンタクトが即時支援コンタクトに昇格する資格を有しているかどうかをコンタクト情報に基づいて判定し、資格を有する場合には、コンタクトワークフローを起動する。そして、ワークフローが電子メールのエージェントへのルーティングの設定に成功すると、電子メールエスカレータ227にそのエージェントのアドレスが返され、そのアドレスは、エージェントへの実際のルーティングのために電子メールサブシステム217に伝達される。電子メールに対するオーディオ添付ファイルとして音声メールをエージェントにルーティングする実施例においては、電子メールエスカレータ227は、更に適宜に音声メールを即時支援ティアに昇格させるべく機能する。
【0021】
WAN220で発生するセルフサービスコンタクトは、従来のウェブサーバー224によって処理される。このようなサーバーは、知識ベース(即ち、FAQ(frequently asked questions)の組)をブラウジングし検索する機能を提供することができる。コラボレーションルーター225は、コラボレーションサブシステム215と、ウェブサーバー224上で(或いは、これとの関連で)稼動する従来のコラボレーションシステム間のインターフェイスを提供しており、このコラボレーションシステムの例としては、シスコシステムズ社(Cisco Systems)が提供するCisco Collaboration Serverなどがある。ウェブサーバーのウェブページを変更し、コラボレーションシステムに接続するための「チャット/通話するには、ここをクリック」ボタンを配置する。ウェブコンタクトがこのボタンをクリックすると、コラボレーションシステムは、イベントをコラボレーションルーター225に送信し、コラボレーションルーターは、このイベントをコラボレーションサブシステム215に送信する。コラボレーションサブシステム215は、そのコンタクトが即時支援コンタクトに昇格する資格を有しているかどうかを判定し、資格を有する場合には、コンタクトワークフローを起動する。そして、コラボレーション要求のエージェントへの割り当てが完了すれば、実際のルーティングのために、エージェントアドレスがコラボレーションルーター225に返される。必要に応じて、その他のエージェントをコラボレーションセッションに含めることも可能である。
【0022】
エージェントサブシステム219は、1つ又は複数のエージェントデスクトップ229とエージェントイベント用のワークフローロジック207間のインターフェイスを提供している。対応するエージェントデスクトップ229からエージェントのログインの通知を受信すると、エージェントサブシステム219は、そのエージェントを検証した後に、そのエージェントがログアウトするまでのエージェントのワークプロセスを規定するエージェントワークフローを起動する。エージェントデスクトップ229は、エージェントのあらゆる状態変化についてエージェントサブシステム219に対して通知する。エージェントサブシステム219は、エージェントの電話を監視しアウトバウンドの通話イベントを検出する責任も負っている。エージェントサブシステム219は、エージェントの状態を「電話中」に変化させるべく、この情報をワークフローロジック207に伝達する。又、エージェントサブシステム219は、エージェントが開始したコンタクトを追跡できるよう、エージェントが通話を開始した際に「アウトバウンド通話」イベントをエージェントのワークフローに送信する。
【0023】
エージェントデスクトップ229は、エージェントのデスクトップにおけるタスクの提示を制御する。これらのタスクは、前述のようにコンタクトセンター200がインターフェイスしている複数の従来システム、並びにワークフローエンジン201から発生するものである。従来システムのそれぞれは、独自のユーザーインターフェイスを有している。又、コンタクトセンター及び個別のエージェントの活動に関する統計情報を提供するものなど、監視ツールを特定のエージェントに提供することも可能である。エージェントデスクトップ229は、これらの別個のユーザーインターフェイスを単一の首尾一貫したインターフェイスに統合する(この単一のインターフェイスは、エージェントに対してフォアグラウンドタスクとして即時支援コンタクトを提示し、バックグラウンドタスクとして遅延コンタクトを提示する)。従って、例えば、フォアグラウンドモードは、電話インターフェイス、コラボレーションインターフェイス、及び電子メールインターフェイス(昇格した電子メール用)を統合するものである。同様に、バックグラウンドモードは、例えば、電子メールインターフェイス(昇格しない電子メールや、音声メール、ファックス、フォームなどのその他の遅延コンタクト用)と監視ツールを統合するものである。エージェントデスクトップ229は、既存の顧客関連管理アプリケーションとも協働し、フォアグラウンド及びバックグラウンドタスク用の顧客情報をエージェントに提供する。これらのエージェントデスクトップ229と従来システム222、224、226間の接続については、図を簡潔なものにするべく図2には示されていない。
【0024】
図示していない別の実施例においては、エージェントデスクトップ229は、エージェントサブシステム219と直接通信せず、複数のデスクトップからの同時要求を処理し応答をルーティングするデスクトップマネージャコンポーネントによって管理されている。複数のデスクトップを同時に処理するべく、デスクトップマネージャのクライアント部分がそれぞれのエージェントデスクトップコンポーネント内で稼動し、エージェントサブシステム219から到来するイベントをキューイングすると共にデスクトップからのポーリングに応答してそれらを適切なデスクトップに送信するサーバーと通信している。エージェントサブシステムを実行するものとは別個のマシンでデスクトップマネージャのサーバー部分を稼動させることにより、コンタクトセンターのスケーラビリティが拡張される。
【0025】
上述のコンタクトセンター200のコンポーネント間の関係は、例を参照することにより、最も容易に理解することができる。アナログ音声通話253をゲートウェイ251が受信すると、その音声通話はVoIP通話に変換され、音声サーバー222によって音声メディアルーター223に送付される。音声メディアルーター223は、この到来したコンタクトについて音声サブシステム213に対して通知し、音声サブシステム213は、そのコンタクト用のワークフローを生成する。そして、ワークフローは、そのコンタクトが即時支援ティア103に留まる場合には、動的ACD241に対してそのコンタクトにエージェントを割り当てるように要求する。動的ACD241は、エージェント情報を音声サブシステム213に返し、音声サブシステムは、そのエージェント及びコンタクト情報を音声ルーター223に送信する。すると、音声ルーター223は、ルーティングのために、その情報を音声サーバー222に送信する。この結果、音声サーバー222は、適切なエージェントデスクトップ229にそのコンタクトをフォアグラウンドタスクとして転送する。
【0026】
次に図2を再度参照すれば、ワークフローエンジン201には、コンタクトレコード233及びエージェントレコード235のデータベース231も含まれている。データベース単一化レイヤ261は、データベース231内の情報と音声サーバー222、ウェブサーバー224、及び電子メールサーバー226が維持管理している情報をコンタクトセンターの首尾一貫したビューに合成する。コンタクト及びエージェントワークフローは、ワークフローからの要求をデータベース単一化レイヤ261に対する呼び出しに変換するデータベースサブシステム211を介してデータベース231への検索要求及び更新を実行する。図2に示されていない別の実施例では、コンタクト及びエージェントワークフローは、データベース単一化レイヤ261に対してクエリを直接実行する。更に別の実施例においては、データベース単一化レイヤがデータベースサブシステム211に内蔵されている。
【0027】
データベース単一化レイヤ261は、コンタクトが使用しているメディアタイプに関係なく、コンタクトセンターの活動の報告と分析を実行できるよう、コンタクトセンターのその他の全コンポーネントにアクセスし、且つそれらからもアクセス可能になっている。尚、このデータベース単一化レイヤ261とその他のコンポーネント間の接続については、図を簡潔にするために図2には示されていない。又、監視ツール(図示されていない)により、データベース単一化レイヤ261を介して情報を取得し、コンタクトセンターの状態をグラフィカル且つ/又は数値的に示すことも可能である(サービスを受けるべく待機中のコンタクトの数や休憩中のエージェントの数など)。例えば、監視ツールにより、まだサービスを受けていないコンタクト数を分類に従ってブレークダウンして表示することが可能である。又、従来の報告アプリケーションを使用し、データベース単一化レイヤ261を介して情報を取得して標準化された報告書を生成することもできる。エージェント、スーパーバイザ、及びマネージャは、各々それらの報告書の組にアクセスし、コンタクトセンター、エージェントグループ、又は個別のエージェントの効率を判定可能である。データベース単一化レイヤ261により、請求情報の収集及びコンタクトセンターを介したコンタクトの追跡も可能となる(いずれの場合も、メディアタイプを横断したものが提供される)。
【0028】
図2に示されている実施例においては、動的ACD241は、待機中のコンタクト237と利用可能なエージェント239の未ソートのリストを使用してコンタクトとエージェントをマッチングさせる。ワークフローエンジン201は、これらコンタクト未ソートリスト237及びエージェント未ソートリスト239の生成及び管理を動的ACD241に実行させる。尚、図2には、データベース231とは別個とものとして示されているが、これらの未ソートリスト237、239は、ワークフローエンジン201及び動的ACD241の指示に従ってデータベースサブシステム211が管理するデータベース構造であってもよいことが理解されるであろう。
【0029】
前述のように、コンタクト要件(例:製品知識、言語の流暢さ、以前の通信)を使用し、コンタクトをルーティング可能なエージェントの組を判定する。この組の中の個々のエージェントの適合性の判定に使用する情報を「エージェント属性」と呼び、これには職位やコンタクトの待機時間などのパラメータが含まれる。又、エージェントは、1つ又は複数のコンタクト分類の専任であってもよい。即時支援コンタクトがエージェントを要求すると、動的ACD241は、エージェントをコンタクト分類及び要件に照らしてフィルタリングし、その結果得られたエージェントにその属性に従って優先順位を付加することにより、利用可能なエージェントのリスト239から適切なエージェントを検索する。エージェントが利用可能であれば、動的ACD241は、コンタクトをそのエージェントにルーティングするべくそのエージェントの情報を適切なサブシステムに返し、そのエージェントを利用可能なエージェントリスト239から除外する。一方、適切なエージェントが利用可能でない場合には、コンタクトは、適切なエージェントがそのコンタクトを取得するべく利用可能になるまで待機中のコンタクトリスト237内に配置される。同様に、エージェントがコンタクトを要求した場合には、待機中のコンタクトリスト237を分類及び「エージェント要件」(例:メディアタイプ、テリトリー)によってフィルタリングし、キューにおける経過時間及びビジネス価値などのコンタクト属性に従って優先順位を付加する。このマッチングプロセスは、後述するように、即時支援コンタクトの場合には、コンタクトワークフロー内のステップによって呼び出され、利用可能なエージェントの場合には、エージェントワークフロー内のステップによって呼び出される。
【0030】
図2に示されているように、メディアルーター221のそれぞれに複数のインスタンスが存在してもよい。又、コンタクトセンター内のそれぞれのエージェントワークステーション上で稼動するエージェントデスクトップ229にもインスタンスが存在している。又、ワークフローサブシステム205の単一の組しか図示されていないが、作業負荷に応じて、ワークフローエンジン201には、1つ又は複数のワークフローサブシステム205の複数のインスタンスを含むことができることも理解されるであろう。更には、コンタクトセンター200内に、複数のワークフローエンジン201が存在してもよい。
【0031】
又、本アーキテクチャでは、様々なコンポーネントを複数のコンピュータに分散させることが可能であり、この結果、コンタクトセンター200に拡張性を付与することができる。前述のように、それぞれのコンポーネントは、その他のコンポーネントにサービスを提供している。例えば、動的ACD241は、エージェント割当サービスを提供し、コラボレーションサブシステム215は、コラボレーションワークフローサービスを提供する。一実施例においては、サービスマネージャ(図示されていない)がコンタクトセンターのサービスプロバイダを登録及び検出するための中央ロケーションを提供する。コンポーネントがサービス(ワークフローの初期化など)を必要とする場合には、そのサービスのロケーションを検出するべくサービスマネージャを呼び出す。サービスマネージャは、そのサービスに登録されているすべてのプロバイダのリストをチェックし、適切なプロバイダを選択する(例:要求者に至るルートが最短のものなど)。最終的に、サービスマネージャは、それぞれの未使用のサービス能力に基づいて最良のプロバイダを選定する。従って、コンタクトセンター200は、その作業負荷を処理するのに必要とされる新規の又は既存のマシン上で継続的にサービスを開始することができる。
【0032】
以上、本節においては、本発明による実施例のシステムレベルの動作について概説した。コンタクトの昇格及び降格が可能なティア構造のサービスモデルと、デジタルマルチメディアコンタクトセンターにおけるその動作について説明した。このデジタルマルチメディアコンタクトセンターでは、必要な処理を判定するのに、メディアタイプのみに依存するのではなく、コンタクトが必要としているサービスレベルに従ってコンタクトを処理している。サービスのレベルごとにコンタクトの量が異なるため、コンタクトセンターには、様々な処理方法が存在することが好ましい。従って、ワークフローエンジンは比較的少数のコンタクトをリアルタイムで処理するのに優れているため、ワークフローを使用し、メディアタイプに関係なく即時支援コンタクトを処理している。又、ワークフローエンジンにより、即時支援を必要とする高優先順位コンタクトの処理のきめ細かい制御も加入者に提供されている。一方、遅延コンタクトは、少なくとも即時支援コンタクトよりはその数が大きく、電子メール(及び/又はボイスメール)システムに通常実装されているものなどのインラインルールエンジンによって最も効率的に処理している。そして最後に、最も数が多いのがエージェントの介入が不要なセルフサービスコンタクトであり、これには、対話型音声応答、自動電子メール応答、及びウェブサーバー上の知識ベース/FAQロジックなどの処理技法を使用している。
【0033】
本発明について、3ティアモデルの観点で説明したが、本発明は特定数のサービスティアに限定されるものではない。又、本発明について、同一のコンタクトセンター内で音声通話、電子メール、及びウェブコンタクトを混在させた例を使用して説明したが、本発明はこれに限定されるものでもない。更には、本発明は、ティア構造のサービスモデルによるコンタクトの昇格及び降格が可能なすべての基盤アーキテクチャにおいて実施可能である。
【0034】
(本発明の実施例における方法)
前節では、本発明による実施例のシステムレベルの動作について概説した。本節においては、マルチメディアコピーコンタクトセンター200の一実施例における特定の方法について、一連のフローチャートと一連のティア図を参照し、コンピュータソフトウェアの観点で説明する。これらのフローチャート及びティア図は、コンタクトセンター内の関連コンポーネントに従って分類することができる。即ち、図3A及びフローチャートの図4A〜Cは、音声コンポーネントの処理を示している。図3B及びフローチャートの図5A〜Cは、電子メールエスカレータコンポーネントの処理を示している。図3C及びフローチャートの図6A〜Cは、コラボレーションコンポーネントの処理を示している。そして、エージェントコンポーネントの処理は、図7A〜Cのフローチャートのみによって示されている。
【0035】
コンピュータが実行する方法は、コンピュータで実行可能な命令からなるコンピュータプログラムを構成する。フローチャートを参照しそれらの方法について説明することにより、適切に構成されたコンピュータ(コンピュータ読み取り可能な記録媒体からの命令を実行するコンピュータのプロセッサ)上で、図2のコンタクトセンター200の1つ又は複数のコンポーネントとして機能する方法を実行する命令を含むプログラムを当業者が開発できるようになる。これらのコンピュータで実行可能な命令は、コンピュータプログラミング言語で作成したり、ファームウェアロジックに組み込んだりすることができる。公認の規格に準拠するプログラミング言語で作成すれば、それらの命令は、様々なハードウェアプラットフォーム上において、様々なオペレーティングシステムのインターフェイスで実行可能になる。尚、本発明の説明においては、特定のプログラミング言語を参照しない。本明細書に記述された発明の開示内容を様々なプログラミング言語を使用して実装可能であることが理解されるであろう。又、当技術分野では、処理したり、結果を生成したりするソフトウェアを様々な名称(例:プログラム、手順、プロセス、アプリケーション、モジュール、ロジックなど)で呼んでいるが、このような表現は、コンピュータでソフトウェアを実行することによってコンピュータのプロセッサに処理させたり、結果を生成させたりするということを簡潔に言い表すものに過ぎない。
【0036】
図3Aに示されているように、音声コンポーネントは、音声による電話の通話を受信し、即時支援のためにエージェント305に送付するか、或いはセルフサービスとして対話型音声応答システム301に送付する。当初、エージェント305に対して送付されても、所与の期間にわたってエージェントが利用可能でなければ、ワークフローエンジンは、そのコンタクトを音声メール303に降格させることができる(矢印311で示されている)。又、ワークフローエンジンは、通話の優先順位が既定の値を下回っていたり、或いは発信者がセルフサービスを選定した場合には、即時支援コンタクトを対話型音声応答(IVR)301に降格させることができる(矢印313で表されている)。そして、ユーザーが音声メールを残すことを選定した場合には、音声メールマネージャによってセルフサービスコンタクトを昇格させることができる(矢印309で表されている)。この代わりに、セルフサービスコンタクトがエージェントからの能動的な支援を要求している場合には、ワークフローエンジン201及び動的ACD241は、矢印307で表されているように、コンタクトを即時支援305に昇格させる。後程エージェントが処理するべく音声メールの録音を電子メールに添付する実施例においては、図3B及び図5A〜Cを参照して後述するように、音声メールが添付された電子メールを電子メールエスカレータ、ワークフローエンジン、及び動的ACDの組み合わせによって昇格させることができる(矢印315によって表されている)。
【0037】
次に図4A〜Cを参照すれば、図4Aのフローチャートは、音声ルーター方法400を実行した際に音声ルーターコンポーネント223が実行する動作を示している。まず、音声ルーター方法400により、音声サーバー222から通話の通知を受信する(ブロック401)。音声ルーター方法400は、ゲートウェイから受信する情報の一部として通話の発信元及び宛先電話番号を受信し、この情報を音声サブシステム213に送信する(ブロック403)。音声サブシステムは、後述するように、その通話をルーティングする方法を判定し、そのルーティング情報を音声ルーターに送信する。音声ルーター方法400は、このルーティング情報を受信し(ブロック405)、ルーティングを実行するべく、そのルーティング情報を音声サーバー222に送信する(ブロック407)。
【0038】
次に図4Bを参照すれば、音声サブシステムコンポーネント213が実行する音声サブシステム方法420が示されている。まず、音声サブシステム方法420により、音声ルーターから発信元及び宛先電話番号を受信すると共に(ブロック421)、追加コンタクト情報を収集し、そのコンタクト用のコンタクトレコードを生成する(ブロック423)。次に、音声サブシステム方法420により、ワークフローエンジン201からそのコンタクト用の適切な音声ワークフローを呼び出す(ブロック425)。この音声ワークフローのステップの中の1つは、サービスティアを判定するものである(即ち、即時支援か、又はセルフサービスか)。そのコンタクトがセルフサービスコンタクトであれば、音声サブシステム方法420により、ブロック427において、音声ワークフローからIVR要求を受信し、音声ルーターがその音声通話を対話型音声応答にルーティングするように、ブロック429において、そのIVR情報を音声レコーダに送信する。一方、ワークフローがそのコンタクトを即時支援コンタクトと判定すれば(ブロック431)、音声サブシステム方法420により、ワークフローからエージェント要求を受信し、これに応答して動的ACDに対してエージェントを要求する(ブロック433)。そして、動的ACDが、前述のように、エージェントをコンタクトとマッチングさせるべく試みる。既定の期間にわたってエージェントが利用可能でない場合には、ワークフローは、コンタクトに対して追加オプションを提示させる。一例においては、コンタクトは、音声メールへのルーティングを選択可能であり、この時点で、ワークフローエンジンは、コンタクト除去イベントを送信し、これが音声サブシステム方法420の435において受信される。これに応答し、音声サブシステム方法420により、動的ACDに対してリストからこのコンタクトを除去するように要求する(ブロック437)。一方、エージェントが利用可能な場合には、動的ACDは、そのエージェント情報を音声サブシステム方法420にて送信し、音声サブシステム方法により、選定されたエージェントに対してそのコンタクトが音声ルーターによって適切にルーティングされるよう、そのエージェント情報を音声ルーターに送信する(ブロック439)。音声サブシステム方法420により、継続的にコンタクトを監視し、その通話に対して妥当な期間内に応答したかどうかを判定する(ブロック441)。そして、妥当な期間内に応答された場合には、音声サブシステム方法420により、後述するように、ワークフローが継続してそのコンタクトを処理するよう、ブロック443において、エージェント処理イベントを音声ワークフローに注入する。この代わりに、その通話に対して応答が行われない場合には、音声サブシステム方法420により、ブロック433に戻り、動的ACDに対して別のエージェントを要求する。一実施例においては、音声サブシステム方法420により、データベース231に音声通話に関するコンタクト情報を生成及び更新するイベントを生成する。
【0039】
図4Cは、音声コンタクトに対してワークフローロジック207が実行する音声ワークフロー450の一実施例を示している。起動後に、音声ワークフロー450は、発信元電話暗号からコンタクト情報を判定できない場合には、ブロック451(破線で示されている)において、IVRプロセスによってコンタクト情報を取得する。次に、ブロック453において、コンタクトをその情報に基づいて分類する。そして、このコンタクトに付与するサービスレベルを判定する(ブロック455)。コンタクトが即時支援の資格を有していない場合には、音声ワークフロー450は、音声サブシステムに対してコンタクトをIVRシステムにルーティングするように要求する(ブロック477)。IVRセルフサービスティア301では、コンタクトは、特定の数字を入力することによって、音声メールを残すことを選択したり、IVRセッションにおいてエージェントを待つことを選択可能であるため、音声ワークフロー450はこのコンタクトの監視を継続する。音声ワークフロー450は、ブロック479において、入力された数字をイベントとして取得し、そのイベントに応じて、コンタクトを音声メールシステムに転送することによって(ブロック471)コンタクトを遅延支援ティア303に昇格させるか、或いはそのコンタクト用のエージェントを要求することによって(ブロック457)即時支援ティア305に昇格させる。一実施例においては、電子メールシステムマネージャが音声メールマネージャとして機能し、ブロック471に示されている処理がワークフローによって実行される。ワークフローは、コンタクトのメッセージを録音し、その録音を一般メールボックスに対してアドレス指定された電子メールメッセージに添付し、電子メールサーバー226に転送するべく、その電子メールを電子メールサブシステム217に送信する。
【0040】
コンタクトが即時支援の資格を有している場合には、ブロック457において、音声サブシステムに対してエージェントを要求し、発信者を待機状態にして音声サブシステムからのイベントを待つ(ブロック459)。このコンタクトに割り当てられたエージェントがその通話に応答したために音声サブシステムによってエージェント処理イベントが音声ワークフロー450に注入されると、ブロック461において、エージェント処理イベントが検出され、コンタクト情報が音声サブシステムに送信される(ブロック463)。次に、音声ワークフロー450は、ブロック465に示されているように、イベントを待ち、且つそれらのイベントに適切に応答(コンタクトレコードの更新を含む)しつつ通話が終了するまでループする。そして、通話が終了すると、音声ワークフロー450は、ブロック467において、セッション離脱イベントをエージェントサブシステムに送信し、新規のコンタクトを受信するべく、そのエージェントが利用可能となる。
【0041】
エージェントへのルーティングの前に、コンタクトが音声メールへの送信を選択した場合には(ブロック461)、音声ワークフロー450は、ブロック469において、コンタクト除去イベントを音声サブシステムに送信し、動的ACDが管理しているリストからそのコンタクトを除去する。そして、音声ワークフロー4501は、そのコンタクトを音声メールマネージャに転送してメッセージを録音し(ブロック471)、メッセージを録音した後にその通話を終了させる(ブロック473)。そして、後程エージェントが処理できるよう、その音声メールを一般メールボックスに送信する(ブロック475)。一実施例においては、電子メールシステムにより、音声メッセージが電子メールメッセージに添付され、メールボックス内に配置される。
【0042】
次に図3B及び図5A〜Cを参照すれば、マルチメディアコンタクトセンター200の電子メールエスカレータコンポーネントが示されている。図3Bに示されているように、遅延電子メール323は、電子メールエスカレータ、ワークフローエンジン、及び動的ACDの組み合わせにより、高優先順位電子メール325に昇格する(矢印327で示されているもの)。この代わりに、電子メールメッセージを従来の電子メールシステム内の自動応答オプションによって処理することも可能であり、このような電子メールは、電子メールサーバー226が自動応答コンタクト321に降格させる(矢印329で示されているもの)。自動応答オプションは、従来の電子メールシステムにおいて一般的なものであり、この降格のプロセスについては更なる説明を省略する。
【0043】
図5Aは、電子メールエスカレータ227が実行する電子メールエスカレータ方法500を示している。電子メールエスカレータ方法500によれば、電子メールシステムのメールボックス(即ち、キュー)を常にチェックし(ボックス501)、前述の要因に基づいて未処理の電子メールを昇格させるべきかどうかを判定する。電子メールの昇格が必要な場合には(ブロック503)、その電子メールを高優先順位キューに配置し(ブロック505)、ブロック507において、電子メール情報を電子メールサブシステム217に送信する。図5Bを参照して後述するように、電子メールサブシステム217は、そのコンタクトにエージェントをマッチングさせて、そのエージェント識別子を返し、ブロック509において、その識別子を電子メールエスカレータ方法500で受信する。そして、電子メールエスカレータ方法500によれば、フォアグラウンドタスクとして電子メールを(電子メールシステムを介して)エージェントデスクトップにルーティングする(ブロック511)。一実施例においては、この電子メールは、既に開かれているデスクトップ上に提示される。そのエージェントが、自分が電子メールを処理する準備が整ったと判断すると、電子メールエスカレータ方法500により、エージェントデスクトップからエージェント準備完了イベントを受信し(ブロック513)、ブロック515において、このイベントを電子メールサブシステムに送信する。エージェントワークフローは、その電子メールの処理が完了するまで、そのエージェントをその他のコンタクトに割り当てることはない。別の実施例においては、電子メールエスカレータ方法500によれば、昇格間近の電子メールを識別しその電子メールの即時処理を要することを示すカラー又は特殊なアイコンなどの視覚的な標識をエージェントに提示するよう、電子メールサブシステムに対して指示する。
【0044】
電子メールサブシステム217として機能するコンポーネントは、電子メールサブシステム方法520を実行して図5Dに示されている機能を実行する。電子メールサブシステム方法520によれば、ブロック521において、電子メールエスカレータから電子メール情報を受信し、ブロック523において、ワークフローロジック207を呼び出す。一実施例においては、電子メールサブシステム方法520によれば、ブロック523において電子メール情報を受信した際に、その電子メール用のコンタクトレコードを生成し、昇格するべくマーキングする。別の実施例においては、電子メールマネージャがコンタクトセンターが受信したそれぞれの電子メールのコンタクトレコードを生成し、電子メールサブシステム方法520が、ブロック523において、既存のコンタクトレコードに昇格するべくマーキングする。
【0045】
ブロック525において、ワークフローが電子メールサブシステムに対してエージェントを要求する。そして、電子メールサブシステム方法520により、ブロック527において、動的ACDに対してエージェントを要求する。エージェントがコンタクトに割り当てられると、エージェント識別子が動的ACDから電子メールサブシステム方法520により返され、ブロック529において、そのエージェント識別子を電子メールエスカレータに返して、その識別されたエージェントに対してコンタクトをルーティングさせる。電子メールサブシステム方法520により、ブロック531において電子メールエスカレータからエージェント準備完了イベントを受信した際に、エージェント処理イベントを電子メールワークフローに注入する。一実施例においては、電子メールサブシステム方法520により、昇格した電子メールに関するコンタクト情報をデータベース231に生成及び更新するイベントを生成する。
【0046】
昇格した電子メール用のコンタクトワークフロー方法540が図5Cに示されている。起動すると、この昇格した電子メールのワークフローは、ブロック541において、電子メールシステムに対してエージェントを要求し、この結果、前述のイベントが発生する。そして、昇格した電子メールワークフロー540は、ブロック543において、エージェント処理イベントを受信すると、ブロック545において、エージェントサブシステム219を介して電子メールをエージェントデスクトップに送信する。その昇格した電子メールメッセージの作業をする際に、エージェントは、ブロック547に一般的に表されているように、コンタクトレコードの更新を含む特定の機能を昇格した電子メールのワークフロー540に実行させるイベントを生成可能である。エージェントが、昇格した電子メールメッセージの作業を終了すると、昇格した電子メールのワークフロー540は、ブロック549において、セッション離脱イベントをエージェントサブシステムに対して送信する。
【0047】
図3Cは、当初、セルフサービスのウェブサイト341を介してコンタクトセンター200に到来したコンタクトに実行される昇格を示している。電子メールの送信を選択することにより、このコンタクトは、電子メールマネージャによって遅延電子メールコンタクト343に昇格することができる(矢印349によって表されている)。この代わりに、コンタクトがコラボレーション/チャットボタンをクリックした場合には、ワークフローエンジン及び動的ACDの組み合わせによって即時支援コンタクト345に昇格する(矢印347で示されているもの)。電子メールの送信は、従来の電子メールシステムによって処理されるものであり、セルフサービスコンタクト341から遅延電子メールコンタクト343への昇格については更なる説明は省略する。
【0048】
次に図6A〜Cを参照すれば、セルフサービスウェブコンタクト341から即時支援コラボレーションコンタクト345へのコンタクトの昇格が示されており、コラボレーションルーター325が実行するコラボレーションルーター方法600からスタートする。コラボレーションルーター方法600は、ウェブサーバーからコンタクト情報を受信し(ブロック601)、そのコンタクトにエージェントを割り当てるべくコンタクト情報をコラボレーションサブシステム215に送信する(ブロック603)。ブロック605においてコラボレーションサブシステムからエージェント識別子を受信すると、コラボレーションルーター方法600は、その識別されたエージェントのエージェントデスクトップにコラボレーションサーバーを介してコラボレーションセッションをルーティングする(ブロック607)。
【0049】
次に図6Dを参照し、コラボレーションサブシステム215が実行するコラボレーションサブシステム方法620について説明する。コラボレーションサブシステム方法620は、ブロック621においてコラボレーションルーターからコンタクト情報を受信し、ブロック623において、そのコンタクト用のコラボレーションワークフローを呼び出す。このブロック623においては、このコラボレーションコンタクト用のコンタクトレコードも生成される。そして、コラボレーションサブシステム方法620は、コラボレーションワークフローからエージェント要求を受信し(ブロック625)、動的ACDに対してエージェントを要求する(ブロック627)。動的ACDがエージェント識別子を返すと、コラボレーションサブシステム方法620は、コラボレーションセッションを適切なエージェントのデスクトップにルーティングするべく、そのエージェント識別子をコラボレーションルーターに返す(ブロック629)。ブロック623において、コラボレーションサブシステム方法620は、コラボレーションワークフローにエージェント処理イベントを注入する。そして、セッションが終了すると、コラボレーションサブシステム方法620は、そのコラボレーションセッションによって発生したイベントをワークフローに注入する(ブロック633)。一実施例においては、コラボレーションサブシステム方法620は、データベース231内にコラボレーションセッションに関するコンタクト情報を生成し更新するイベントを生成する。
【0050】
次に図6Cを参照すれば、コンタクト用のコラボレーションワークフローとしてワークフローロジック207が実行するコラボレーションワークフロー方法640が示されている。起動すると、コラボレーションワークフロー方法640は、ブロック641において、コラボレーションサブシステムに対してエージェントを要求する。そして、ブロック643において、コラボレーションワークフロー方法640は、コラボレーションサブシステムからエージェント処理イベントを受信する。このエージェント処理イベントは、そのエージェントが現在コラボレーションセッションに対する準備が完了していることをワークフローに対して通知するものであり、コラボレーションワークフロー方法640は、エージェントサブシステム219を介してコンタクト情報をそのエージェントデスクトップに送信する(ブロック645)。セッションが終了すると、コラボレーションワークフロー方法640は、コラボレーションサブシステムから受信したイベントによってコンタクトレコードを更新する(ブロック647)。そして、ブロック649において、コラボレーションワークフロー方法640は、セッション離脱イベントをエージェントサブシステムに送信する。
【0051】
次に、図7A〜Cのフローチャートを参照し、マルチメディアコンタクトセンター200がエージェント用に使用する方法について説明する。図7Aは、エージェントデスクトップ229にタスクを提示するエージェントデスクトップ方法700を示している。エージェントデスクトップ方法700により、エージェントがコンタクトセンターにログインした際にログインイベントを受信する(ブロック701)。ブロック703において、エージェントデスクトップ方法700により、そのエージェント情報をエージェントサブシステム219に送信する。エージェントサブシステム219及びエージェントワークフロー207は、その処理の一部として、そのエージェントをコンタクトが利用できるようにする。ブロック705において、エージェントデスクトップ方法700により、エージェント及びエージェントサブシステムからのメッセージを待つ。ルーティングされたコンタクトを受信すると(ブロック707)、エージェントデスクトップ方法700により、ブロック709において、そのコンタクト情報を適切な基盤システム(電子メールシステムやコラボレーションシステムなど)に伝達する。そして、適切なシステムがコンタクトを終了させると、エージェントデスクトップ方法700により、ラップアップイベントをエージェントサブシステムから受信し(ブロック711)、エージェントをラップアップ状態に設定する(ブロック713)。そして、エージェントがコンタクトラップアップ手順を完了すると、エージェントデスクトップ方法700により、ブロック715において、ラップアップ終了イベントをエージェントサブシステムに送信する。
【0052】
エージェントデスクトップ方法700により、エージェントの休憩やログアウトなどの様々な状態への遷移の処理も行う。エージェントが休憩を要求すると(ブロック717)、エージェントデスクトップ方法700により、その休憩要求をエージェントサブシステムに送信し(ブロック719)、エージェントサブシステムは、判定を行うべく、その要求をエージェントワークフローに転送する(後程詳述する)。そして、休憩要求が許可されると(ブロック721)、エージェントデスクトップ方法700により、エージェントの休憩からの復帰を待ち、休憩終了イベントをエージェントサブシステムに送信してエージェントが再度利用可能状態になったことを通知する(ブロック723)。
【0053】
エージェントがログアウトする場合には(ブロック725)、エージェントデスクトップ方法700により、ブロック729において、エージェントログアウトイベントをエージェントサブシステムに送信する。一方、ブロック727においては、その他のすべてのメッセージがエージェントサブシステムに送信される。尚、当業者であれば、更なる説明を要することなく、エージェントのその他の状態への遷移に必要な処理について容易に理解するであろう。
【0054】
次に図7Bを参照すれば、エージェントサブシステム219として機能するコンポーネントが実行するエージェントサブシステム方法730が示されている。エージェントがコンタクトセンターにログインすると、ブロック731において、エージェントデスクトップからそのエージェント情報を受信する。そして、ブロック733において、エージェントサブシステム方法730により、ワークフローエンジン201からエージェントワークフローを呼び出し、エージェントワークフロー及びエージェントデスクトップ229からのイベントを待つ(ブロック735)。そして、イベントがエージェントワークフローからのコンタクト要求の場合には(ブロック736)、エージェントサブシステム方法730は、エージェントデスクトップからの未処理の休憩要求が存在するかどうかをチェックする(ブロック737)。そして、存在していない場合には、エージェントサブシステム方法730により、ブロック739において、動的ACDに対してそのエージェント用にコンタクトを要求する。動的ACDがコンタクトを返すと、エージェントサブシステム方法730により、コンタクト処理イベントをエージェントワークフローに注入する(ブロック740)。エージェント又はコンタクトが通話又はセッションを終了させると、ブロック741において、エージェントサブシステム方法730により、対応するコンタクトワークフロー(即ち、音声ワークフロー、電子メールワークフロー、又はコラボレーションワークフロー)からセッション離脱イベントを受信し、ブロック742において、そのイベントをエージェントワークフローに注入する。エージェントサブシステム方法730は、現在のセッション又は通話と関連して、エージェントワークフローからラップアップイベントも受信し(ブロック743)、エージェントデスクトップに送信する(745)。エージェントによるコンタクトのラップアップが完了したとエージェントデスクトップが判定すると、エージェントサブシステム方法730により、ブロック746において、エージェントデスクトップからラップアップ終了イベントを受信し、ブロック747において、そのイベントをエージェントワークフローに注入する。一方、休憩要求が未処理状態であった場合には(ブロック737)、エージェントサブシステム方法730により、エージェントワークフローがその休憩要求について決定を下すまで待機する(ブロック748)。そして、許可された場合には、ブロック735において、エージェントサブシステム方法730により、エージェントデスクトップからの休憩終了イベントを待つ。一方、許可されなかった場合には、エージェントサブシステム方法730により、ブロック739において、動的ACDに対してコンタクトを要求する。
【0055】
エージェントサブシステム方法730によりエージェントデスクトップから休憩要求を受信すると(ブロック749)、休憩開始イベントをエージェントワークフローに送信して(ブロック770)応答を待ち、ブロック751において、その結果をエージェントデスクトップに転送する。休憩がエージェントワークフローによって許可された場合には(ブロック752)、エージェントサブシステム方法730により、ブロック753において、動的ACDに対してエージェントリストからそのエージェントを除去するように要求し、ブロック735において、エージェントデスクトップからの休憩終了イベントを待つ。休憩終了イベントを受信すると(ブロック754)、エージェントサブシステム方法720により、ブロック755において、休憩終了イベントをエージェントワークフローに注入し、利用可能になったそのエージェントに対してワークフローがコンタクトを要求するようにさせる。
【0056】
ログアウトイベントを受信すると(ブロック756)、エージェントサブシステム方法730により、動的ACDに対してエージェントリストからそのエージェントを除去するように要求し(ブロック759)、ログアウトイベントをエージェントワークフローに注入する(ブロック760)。ブロック757には、その他のイベントの処理が一般的に示されており、このブロックにおいて、それらのイベントがエージェントワークフローに注入され、ブロック758において、エージェントサブシステム方法730は、エージェントワークフローから受信した応答をエージェントデスクトップに転送する。尚、当業者であれば、更なる説明を要することなく、様々なタイプのイベントの処理に必要な処理方法について容易に理解するであろう。
【0057】
次に、図7Cを参照し、エージェントワークフロー用のエージェントワークフロー方法770について説明する。起動すると、エージェントワークフロー方法770により、まず、ブロック771において、エージェントサブシステムに対してそのエージェント用のコンタクトを要求する。そして、エージェントワークフロー方法770は、ブロック773において、エージェントイベントを待つ。そして、コンタクト処理イベントを受信した場合には(ブロック753)、そのエージェントのコンタクトへの割り当てが完了しており、エージェントワークフロー方法770により、そのコンタクトセッションが終了したことを示す対応するコンタクトワークフローからのセッション離脱イベントを待つ(ブロック777)。そして、セッション離脱イベントが到来すると、エージェントワークフロー方法770により、ブロック781において、ラップアップイベントをエージェントサブシステムに送信し、そのエージェントが利用可能になったことを示すラップアップ終了イベントを待つ(ブロック781)。そして、エージェントワークフロー方法770により、ブロック771にループバックし、そのエージェント用の新しいコンタクトを要求する。
【0058】
休憩開始イベントを受信すると(ブロック761)、エージェントワークフロー方法770により、コールセンターの状態に基づいてその休憩を許可できるかどうかを判定する(ブロック785)。いずれの場合にも、メッセージがエージェントサブシステムに送信され、判定結果についてエージェントデスクトップに通知される(ブロック785)。ブレークが許可された場合には(ブロック785)、エージェントワークフローは、ブロック786において、休憩終了イベントが受信されるのを待つ。一方、休憩が許可されなかった場合には、エージェントワークフロー方法770により、ブロック773にループバックし、コンタクトを待つ。
【0059】
エージェントログアウトイベントを受信すると(ブロック779)、エージェントワークフロー方法770は終了する。尚、図示されていない実施例においては、このエージェントログアウトイベントは、コンタクトセンターにおける過負荷状態などのコンタクトセンターの状態に基づいて拒絶したり、エージェントワークフローが新しいコンタクトを要求した際などの適切なタイミングで許可したりできる要求である。その他のすべてのイベントは、ブロック791に一般的に示されているように、エージェントワークフロー方法770によって処理される。尚、当業者であれば、更なる説明を要することなく、エージェントワークフロー内の様々なタイプのイベントの処理に必要な処理方法を容易に理解するであろう。
【0060】
フローチャート4C、5C、6C、及び7Cを参照して説明したワークフローは、ワークフローロジック207が提供可能なアクションを単純化した例であって、図示されているそれらのアクション及びシーケンスのみに本発明を限定するものではないことが理解されよう。ワークフローロジック207の一実施例及びワークフローアクションについては、次節において詳細に説明する。
【0061】
又、当業者であれば、これら方法の結果を実現する更に多くの又は更に少ないプロセス或いは異なるプロセスを有する代替ロジックフローを容易に想起するであろうが、それらの代替フローも本発明の範囲内に属するものと見なされる。例えば、一代替実施例においては、コンタクトワークフローからセッション離脱イベントを直接エージェントワークフローに注入するのではなく、コンタクトワークフローは、コンタクト終了イベントをコンタクトサブシステムを介して適切なメディアルーターに送信し、そのルーターからセッション離脱イベントをエージェントサブシステムに送信してエージェントワークフローに注入させる。別の代替実施例においては、コンタクトワークフローの終了により、コンタクトサブシステムからコンタクト終了イベントを適切なメディアルーターに送信させ、そのルーターからセッション離脱イベントをエージェントサブシステムに送信してエージェントワークフローに注入させる。
【0062】
以上、メディア固有の処理図及びフローチャートの観点で、本発明のデジタルマルチメディアコンタクトセンターの一実施例においてコンポーネントが実行する方法について説明した。音声コンタクト用の音声ルーター、音声サブシステム、及びワークフローロジックが実行する方法については、フローチャート4A〜Cを参照して説明しており、それぞれ401〜407、421〜443、及び451〜475のすべてのアクションを含んでいる。昇格した電子メールコンタクト用の電子メールエスカレータ、電子メールサブシステム、及びワークフローロジックが実行する方法については、フローチャート5A〜Cを参照して説明しており、それぞれ501〜515、521〜531、及び541〜549のすべてのアクションを含んでいる。コラボレーションコンタクト用のコラボレーションルーター、コラボレーションサブシステム、及びワークフローロジックが実行する方法については、フローチャート6A〜Cを参照して説明しており、それぞれ601〜607、621〜633、641〜649のすべてのアクションを含んでいる。エージェント用のエージェントデスクトップ、エージェントサブシステム、及びワークフローロジックが実行する方法については、フローチャート7A〜Cを参照して説明しており、それぞれ701〜729、731〜760、及び771〜791のすべてのアクションを含んでいる。
【0063】
(インターネットコンタクトセンター(iCC)の実装)
本節においては、本発明の特定の実装について説明する。企業は、iCCのサービスに加入し、それぞれの顧客コンタクトを管理する。iCCは、加入者のエージェントから遠隔地に位置しており、エージェントの所在場所は様々であってよい。エージェントデスクトップ229は、ウェブブラウザに基づいたものであり、遠隔地に所在するiCCのエージェントサブシステム219に接続されている。加入者の顧客コンタクトは、インターネット又はPOTSを介して直接iCCに入力された後に、仮想プライベートネットワークを介して適切なエージェントデスクトップにルーティングされる。ブラウザベースのエージェントデスクトップの場合、大規模な再プログラミングを要することなく、エージェントデスクトップの基本機能を拡張する様々なプラグインアプレットを使用することができる。更に、Javaアプレット/サーブレットの組み合わせを使用し、前述のデスクトップマネージャを実装することも可能である。
【0064】
(メッセージング)
ワークフローエンジン201とメディアルーター221/エージェントデスクトップ229間の通信は、Java RMI(remote method invocation)を使用するインターフェイスの組によって処理する。メッセージングライブラリで、3つの一般的なインターフェイスを提供する。後述する「ContactWorkflowServiceInterface」などの少なくとも一般的なコンタクトサービスインターフェイスの実装には、すべてのコンタクトワークフローサブシステム(例:音声サブシステム213、コラボレーションサブシステム215、及び電子メールサブシステム217)が必要である。後述する「AgentWorkflowServiceInterface」などの少なくとも一般的なエージェントサービスインターフェイスの実装には、すべてのエージェントワークフローサブシステム(例:エージェントサブシステム219)が必要である。後述する「MediaRouterInterface」などの少なくとも一般的なメディアルーターインターフェイスの実装には、それぞれのメディアルーター221が必要である。そして、要求されたサービスに固有の、既存のインターフェイスを継承する新しいインターフェイスを定義することができる。即ち、例えば、音声サービスインターフェイスは、一般的なコンタクトサービスインターフェイスと共に電話コマンド用のインターフェイスを実装する。ワークフローサブシステム205とワークフローロジック207間の情報伝達は、グローバル変数によって実行する。これらのグローバル変数には、ワークフローロジック207がワークフローの流れにおいて必要とする値と、後述するワークフローの様々なステップによってワークフローロジック207がワークフローサブシステム205に対して実行する要求が格納される。
【0065】
メディアルーター221は、コンタクトワークフローサブシステムのContactWorkflowServiceInterfaceを使用し、(1)コンタクトワークフローの起動とそのワークフロー用のコンタクト識別子の受信、(2)コンタクト識別子によって識別される既存のワークフローへのイベントの注入、(3)指定したコンタクトをコンタクトワークフローサブシステムが処理しているかどうかの判定、を実行する。コンタクト用のワークフローを起動するには、メディアルーター221は、例えば、次のように、所望のコンタクトワークフローサブシステムのContactWorkflowServiceInterfaceにおいて、そのメディアルーターのメディアルーターインターフェイス識別子(client)とそのコンタクトの属性(attributes)を渡して「startWorkflow」方法を呼び出し、新しく生成されたコンタクトワークフローの識別子(contactID)を受け取る。
【0066】
startWorkflow(client, contactID, attributes)
【0067】
イベントを既存のワークフローに注入するには、メディアルーター221は、例えば、次のように、適切なコンタクトワークフローサブシステムのContactWorkflowServiceInterfaceにおいて、そのコンタクトワークフロー(contactID)とワークフローに注入するイベント(event)を識別して「injectEvent」を呼び出す。
【0068】
injectEvent(contactID, event)
【0069】
コンタクトワークフローサブシステムが特定のコンタクトを処理しているかどうかを判定するには、メディアルーターは、例えば、次のように、そのコンタクトワークフローサブシステムのContactWorkflowServiceInterfaceにおいて、そのコンタクトワークフローの識別子(contactID)を渡して「handlesContact」を呼び出し、ブール値を受け取る。
【0070】
handlesContact(contactID)
【0071】
エージェントデスクトップ229は、AgentWorkflowServiceInterfaceを使用し、(1)エージェントワークフローの起動とそのワークフロー用のエージェント識別子の受信、(2)エージェント識別子によって識別される既存のワークフローへのイベントの注入、(3)指定したエージェントをエージェントワークフローが管理しているかどうかの判定、を実行する。前述のように、複数のエージェントワークフローサブシステムが存在する場合には、エージェントデスクトップは、サービスマネージャによってエージェントワークフローサブシステムの中の1つに割り当てられる。エージェントワークフローを起動するには、エージェントデスクトップは、例えば、次のように、適切なエージェントワークフローサブシステムのAgentWorkflowServiceInterfaceにおいて、エージェントの属性(attributes)を渡して「startWorkflow」を呼び出し、新しく生成されたエージェントワークフローの識別子(agentID)を受け取る。
【0072】
startWorkflow(agentID, attributes)
【0073】
イベントを既存のワークフローに注入するには、エージェントデスクトップは、例えば、次のように、適切なエージェントワークフローサブシステムのAgentWorkflowServiceInterfaceにおいて、エージェントワークフロー(agentID)とワークフローに注入するイベント(event)を識別して「injectEvent」方法を呼び出す。
【0074】
injectEvent(agentID, event)
【0075】
エージェントワークフローサブシステムが特定のエージェントを処理しているかどうかを判定するには、エージェントデスクトップは、例えば、次のように、エージェントワークフローサブシステムのAgentWrokflowServiceInterceにおいて、エージェントワークフローの識別子(agentID)を渡して「handlesAgent」方法を呼び出し、ブール値を受け取る。
【0076】
handleAgent(agentID)
【0077】
MediaRouterInterfaceにより、コンタクトワークフローサブシステムは、動的ACDが割り当てたエージェントにコンタクトをルーティングし、コンタクトセッションを終了させることができる。コンタクトをエージェントにルーティングするには、コンタクトワークフローサブシステムは、例えば、次のように、適切なメディアルーターのMediaRouterInterfaceにおいて、そのコンタクト用のワークフロー識別子(contactID)とエージェント用のワークフロー識別子(agentID)を渡して「assignContactToAgent」方法を呼び出し、ルーティングに成功したかどうかを示すブール値を受け取る。
【0078】
assignContactToAgent(contactID, agentID)
【0079】
コンタクトセッションを終了させるには、コンタクトワークフローサブシステムは、例えば、次のように、適切なメディアルーターのiCCMediaRouterInterfaceにおいて、そのコンタクト用のワークフロー識別子(contactID)を渡して「terminateContact」方法を呼び出す。
【0080】
terminateContact(contactID)
【0081】
(データベース単一化レイヤ)
データベース単一化レイヤ261は、サードパーティシステムが使用するデータベースと前述の内部iCCデータベース231を含むいくつかの異なるソースから複製された情報で構成される統一スキーマを実装する。異なるそれぞれのソースは、次のものを含むサブスキーマによって定義される。
【0082】
・Billing(請求)
・CRM(Customer Relationship Management)
・Entitlement(資格の付与)(Billing option(請求オプション)、maximum agents(最大エージェント)、maximum contacts(最大コンタクト)など)
・Provisioning(プロビジョニング)(Agents(エージェント)、User ID(ユーザーID)、Password(パスワード)、Classification(分類)、Skill(スキル)、Proficiency(熟達度)など)
・Business Logic(ビジネスロジック)(Priority Expression(優先順位計算式)、Attribute(属性)、Stored Procedure(保存手順)など)
・Active State(アクティブ状態)(Agent State(エージェント状態)、Session State(セッション状態)、Contact State(コンタクト状態)、Contact Center State(コンタクトセンター状態)、Customer State(顧客状態))
【0083】
データベース単一化レイヤは、CRM、Provisioning、Entitlement、Rules、Contact Detail Record(CDR)、Contact Center Stateなど、Javaクラスによる様々なデータベース内の情報へのアクセスを提供する。
【0084】
この統一スーマは、データベーストリガの組によってベンダ固有のソースと同期化される。例えば、従来の電子メールシステムの多くは、メッセージの到来と状態の変化を監視し、例えば、電子メールメッセージの返信又は別のエージェントへの転送など、必要に応じて、CDRレコードを生成/更新するイベントハンドラを使用している。統一スキーマ内の情報によるいずれかのソースの更新は、Javaクラスによって実行する。
【0085】
図8Aに、CDR用のデータ構造の一実施例800が示されている。CDR800によって表されるコンタクトは、コンタクトIDフィールド801によって識別される。iCCにコンタクトが到来した際のメディアタイプは、メディアタイプフィールド803で指定される。コンタクトが既に分類されていれば、そのコンタクトの分類は、コンタクトクラスIDフィールド805に保存される。iCCが標準的なCRMシステムと関連して実装されている場合には、CRMケース識別子をケースIDフィールド807に保存し、コンタクトを追跡できるようにする。コンタクトを処理するべく割り当てられたエージェントは、割当エージェントIDフィールド809によって識別される。1つ又は複数のフィールド811は、iCCにおけるコンタクトの処理履歴をデータの組み合わせで記録するものである。各フィールド811は、コンタクトの状態813とタイムスタンプ815を格納している。従って、そのコンタクトの発生から終了に至るコンタクト状態の変化を時間を追って追跡することができる。iCCが使用する模範的なコンタクト状態を次の表1に示しているが、更に多くの或いは更に少ない状態を使用可能であることが理解されよう。
【0086】
【表1】
【0087】
図8Bに、エージェントレコード用のデータ構造の一実施例820が示されている。このエージェントレコード820によって表されるエージェントは、エージェントIDフィールド821によって識別される。エージェントが既に分類されていれば、エージェントの分類がエージェントクラスIDフィールド823に保存される。エージェントが現在処理しているコンタクトのコンタクト識別子は、割当コンタクトIDフィールド825に保存される。1つ又は複数のフィールド827は、エージェントのiCCへのログインからの履歴をデータの組み合わせで記録するものである。各フィールド827は、エージェント状態829とタイムスタンプ831を格納している。従って、稼働日におけるエージェント状態の変化を時間を追って追跡することができる。iCCが使用するエージェント状態を次の表2に示しているが、更に多くの或いは更に少ない状態を使用可能であることが理解されよう。
【0088】
【表2】
【0089】
(ソフトACD)
iCCは、ソフトウェアで実装されたACDを使用し、コンタクトとエージェントの割り当てを管理している。このソフトACDは、コンタクトセンターデータベース内に保存された手順の組として存在しており、このコンタクトセンターデータベースは、利用可能なエージェントと待機中のコンタクトの未ソートリストとして使用される特殊なデータベーステーブルを参照する。これらの未ソートリストは、例えば、分類によって更に論理的に再分割することが可能である。
【0090】
ソフトACDは、必要に応じて、ビジネスロジックとプロビジョニング情報(後述する)もロードする。組織内のそれぞれの分類(例:Sales(販売)、Support(サポート)、Customer Service(顧客サービス)など)は、特定のビジネスロジックと関連付けられている。これらの情報のいずれかが変化すると、ソフトACDに通知され、ソフトACDは、これらの情報をリロードし、即時に新しい情報をiCCに適用する。ソフトACDは、稼動中にリスト内のそれぞれのエントリの状態(分類、要件、及び属性)を維持管理する。
【0091】
稼動中のワークフローがエージェント又はコンタクトを要求すると、前述のように、適切なサブシステムがその要求をソフトACDに伝達する。ソフトACDは、その要求に指定された要件に照らし分類に基づいてもう一方のリストをフィルタリングし、フィルタリングされたエントリを1つ又は複数の「優先順位計算式」を使用して優先順位付けすることにより、エージェント又はコンタクト用の最良のマッチングを判定する。それぞれの優先順位計算式には、エントリの評価の際に、0〜100の優先順位を生成する重み付けされたコンタクト/エージェント属性の組が含まれている。この属性とその重みは、データベース単一化レイヤのビジネスロジックサブスキーマのクラスとして存在するものであり、これについては次節で説明する。尚、ソフトACDは、それぞれのマッチング要求ごとに、新規にフィルタリング及び優先順位付けを動的に実行することに留意されたい。
【0092】
コンタクト又はエージェントがリスト上で待機している際には、要求元のワークフローは、自由に実行を継続できるが、実際に割り当てが発生すると、対応するサブシステムに対してリソースアロケータから通知が行われ、コンタクトをルーティングするべく、そのサブシステムが要求元のワークフローに割り込むことになる。
【0093】
(ビジネスロジック)
iCCが加入者用に使用するビジネスロジックは、電子メールマネージャ、ワークフローエディタ、及び管理インターフェイスによって定義する。電子メールマネージャは、電子メールコンタクトを様々な既定のメールボックスにルーティングする電子メールルールを生成するのに使用する。これらのルールは、メッセージの送信元、宛先、件名、及び本文内のテキストを参照し、且つデータベースクエリを実行可能である。メールボックスキューは、電子メールサーバーが維持管理する別個のメッセージ領域である。エージェントは、これらのキューからメッセージを取得する。例えば、エージェントごと、或いは個々の製品ごとに、個別のキューをセットアップ可能であり、必要に応じて、既存のキューの組に対する追加又は削除も実行できる。例えば、加入者は、最初に製品と分類ごとに1つのキューを定義しておき(「SalesPrinters」又は「SupportPrinters」)、ビジネスの成長に伴って更に追加することができる。システム管理者は、エージェントごとに、これらのキューへのアクセスを許可する。前述のように、昇格した電子メールメッセージ用に追加のキューを定義する。このキューを定義した後に、メッセージをそれらのキューにルーティングするルールを定義する。電子メールを自動応答機能にルーティングすることによって電子メールメッセージをセルフサービスに降格させるルールも指定可能である。
【0094】
ワークフローエディタにより、コンタクト又はエージェントを処理するワークフローを定義する。加入者は、ワークフローエディタにより、どのような数のエージェント及びコンタクトワークフローでも定義することができる。例えば、エージェントごとに、そのエージェントのログイン識別子に基づいた特定のワークフローを有することができる。ワークフロー及び関連呼び出し情報は、ワークフローエンジン201が参照できるよう、LDAPディレクトリサーバー又は階層的なディレクトリエントリを定義するその他のディレクトリ構造に保存する。例えば、加入者は、次のような階層構造を定義可能であり、この場合、レベル(a)及び(b)のエントリがレベル(i)に指定されたワークフロー用の呼び出し情報となっている。
【0095】
1)asubscriber.com
a)iCC
i)configurations
(1)wfVoice
(a)1234
(i)Workflow”SalesContact.WFE”
(b)1000
(i)Workflow”SupportContact.WFE”
(2)wfEmail
(a)Sales@asubscriber.com
(i)Workflow”SalesContact.WFE”
(b)support@asubscriber.com
(i)Workflow”SupportContact.WFE”
(3)wfWebCollaboration
(a)http://asubscriber.com/sales
(i)Workflow”SalesContact.WFE”
(b)http://asubscriber.com/support
(i)Workflow”SupportContact.WFE”
【0096】
管理インターフェイスは、ビジネスロジックサブスキーマ内のクラスを使用し、ログイン、パスワード、エージェントのスキル及び熟達度、コールセンターの分類、目標サービスレベル、電子メールの期間超過/昇格のしきい値、優先順位計算式、属性、属性の重みなどを定義する。起動すると、管理インターフェイスは、ビジネスロジッククラスを使用してデータベースからシステム及び加入者ビジネスロジックを読み取る。エンティティが変更されると、これらの同一のビジネスロジッククラスにより、関連データがデータベースに書き戻される。管理インターフェイスは、加入者に様々なグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)画面を提示し、ユーザーによる加入者ビジネスロジックの定義を支援する。
【0097】
加入者は、それらGUI画面の中の1つによってコールセンター分類をセットアップし、この分類により、コンタクト間又はエージェント間の全体的な区別を定義する。コンタクト及びエージェントの両方に同じ分類の組を使用する。1つの分類において、加入者は、各メディアタイプごとに目標サービスレベルを定義する。この目標サービスレベルは、特定の時間内に処理を要する特定メディアタイプのコンタクトのパーセンテージとして定義する。従って、サービスレベルの目標を定義するGUI画面は、ユーザーに対して、メディアタイプのリスト、パーセンテージの値を入力する領域、及び経過時間の値を入力する領域を提示する。
【0098】
それぞれのエージェントは、スキルの組とスキルごとの熟達度を有しており、それらは、管理インターフェイスによって指定/変更する。コンタクトがエージェントを要求する場合には、コンタクト要件として特定のスキル/熟達度を指定することができる。この要件には、コンタクトに応答することなく特定時間が経過した場合に、その要件を緩和するエージング情報も含まれる。例えば、特定の音声通話に対し、最初の30秒間は、特定スキルの5の熟達度を引き当てるが、30秒経過した後には、2の熟達度を引き当てることができる、という旨をエージング情報に指定することができる。これを要件の「エージング」と呼ぶ。
【0099】
iCCは、次の項目を含むいくつかのシステム定義属性によって事前に構成される。
【0100】
・TimeInQueue−コンタクトがリソースを待っている時間(データベースに保存された手順によって提供されるものであり、ソフトウェアACDによってオンザフライで算出される)
・IsEmail−このコンタクトは電子メールか?
・IsVoice−このコンタクトは音声通話か?
・IsCollaboration−このコンタクトはウェブコラボレーションか?
・MediaServiceLevel−メディア固有の指定サービス目標内で処理されたこのメディアタイプのコンタクトのパーセンテージ
・LastAgent−この顧客が通話した最新のエージェントのユーザーID
【0101】
コンタクトとエージェントのマッチングを判定する加入者定義属性は、管理インターフェイスで指定する。この属性の特性には、名前、タイプ(コールセンター、エージェント、コンタクト)、値のタイプ(数値、記号)、値、既定値、値の正規化、及び対応する保存されている手順が含まれる。加入者は、許容される選択肢の表示或いは正規化曲線の選択肢などの視覚的な標識によってユーザーの入力を要求するGUI画面を使用し属性の組を定義する。優先順位計算式にその属性を適用すると、その属性用に保存されている手順により、その属性の値が算出される。この保存されている手順は、事前に生成しておくか、或いは属性の生成の際に生成することも可能である。
【0102】
エージェント及びコンタクトの優先順位計算式は、グラフィカルユーザーインターフェイスによって生成するが、このインターフェースにより、管理者は、所望の属性を計算式にドラッグ&ドロップすると共に、スライダバーによってそれらの重みを設定することができる。各分類ごとに、エージェントに優先順位計算式が1つ存在し、コンタクトにも1つ存在している。新しい優先順位計算式を指定する際には、新しい保存手順をPL/SQLなどのデータベーススクリプト言語で生成し、コンパイルし、データベースに追加する。以下に、擬似コードによって模範的な1つの優先順位計算式を示している。
【0103】
属性ごとに、
・ContactID及びCustomerIDを渡してその属性の保存手順を呼び出す。
・戻り値が1の場合には、属性の既定値を使用する。
・属性が記号の場合には、正規化された値に変換する。
・この結果に、指定された重みを乗算し、これを累積合計に加算する。
【0104】
具体的な例として、加入者が「Sales(販売)」及び「Support(サポート)」という2つの分類と「BusinessValue」と呼ばれるコンタクト属性(即ち、加入者のビジネスに対するこのコンタクトの価値)を指定したとしよう。Sales分類については、加入者が生成したコンタクト優先順位計算式は次のとおりである。
【0105】
BusinessValue*0.2+TimeInQueue*0.1+IsEmail*0.1+IsVoice*0.4+IsCollaboration*0.2
【0106】
Support分類のコンタクト優先順位計算式は、次のとおりである。
【0107】
BusinessValue*0.1+TimeInQueue*0.1+IsEmail*0.1+IsVoice*0.6+IsCollaboration*0.1
【0108】
エージェントに割り当てるべく待機中のコンタクトを優先順位付けする際には、ソフトACDは、BusinessValue属性に関連付けられている保存手順を呼び出し、戻り値に対して、Salesコンタクトの場合には0.2、Supportコンタクトの場合には0.1を乗算することにより、適切な分類のそれぞれのコンタクトごとに、この計算式を評価する。そして、そのコンタクトの重み付けされたビジネス価値を適切に重み付けされたシステム定義属性の値に加算し、そのコンタクトの優先順位を算出する。
【0109】
ソフトACDは、適切なマッチングに関する決定を下す前に、それぞれのエージェント/コンタクトに優先順位を付加することができるが、この代わりに、既定の優先順位の値に最初に到達したエージェント/コンタクトを選定する最適化スキームを採用することも可能である。
【0110】
(プロビジョニング情報)
センターの運用準備が整う前に、iCCの基盤コンポーネントのセットアップ及び構成をしなければならない。電子メールマネージャにより、管理者は、エージェント、エージェントパスワード、メールボックス、並びにこれらのメールボックスにコンタクトをルーティングする規則を定義することができる。エージェント、エージェントパスワード、及びエージェントの内線を定義するには、コラボレーションサーバーに対する管理インターフェイスを使用する。ダイヤルプランを生成し電話番号をアプリケーションに関連付けると共にエージェントを電話の内線に関連付けることにより、電話サーバーをセットアップする。
【0111】
(ワークフローエンジン)
iCCは、コンタクトの処理、エージェントの管理、及び全体的なコンタクトセンター機能の制御を実行するのにワークフローを使用している。ワークフローのステップは、iCCワークフローエンジンにおける制御を構築する基本ブロックである。設計者が利用可能なワークフローステップは、開発するワークフローのタイプによって決定される。例えば、音声ワークフローステップには、応答、数値の収集、録音が含まれる。模範的なエージェントワークフローステップには、休憩の許可、コンタクトの処理、及びラップアップが含まれる。そして、コンタクトの分類、エージェントの要求、及びコンタクトの供給など、いくつかのワークフローステップは、すべてのコンタクトワークフローに適用可能である。制御ステップ(例:終了、待機、及び判定)は、電子メールの送信ステップと共に、すべてのワークフローで利用可能である。尚、コンタクト及びエージェントワークフロー用の更なるステップは、当業者には容易に明らかであろう。
【0112】
次に図9Aを参照して説明するように、iCCワークフローエンジン900は、ワークフローの実装に通常使用されるハードコーディングスクリプトの代わりに、ワークフロー用のスクリプトを2つのファイルから動的に生成する。プロトタイプノード911、913、915、917、919の定義はテンプレートファイル903に保存されている。それぞれのノードは、ワークフローエンジン900で利用可能な「割り込み可能プロンプトを有する再生メニュー」や「エージェントが利用可能になるまで音楽を再生する」などの高度で複合的なスクリプトアクションを実装するワークフローコードに関連付けられている。これらのスクリプトアクションは、ワークフローステップから構築される。説明を容易にするべく、図9Aに示されているスクリプトアクションは単純な単一のコマンドであり、例えば、ノードA911は、「if(x boolean y)」という関数を表しており、「x」、「boolean」、「y」は、ノードA911のインスタンスが指定する値で置換されるパラメータである。尚、本発明は、この例や本明細書に示されているワークフローステップに限定されないことが理解されよう。
【0113】
構成モード901において、ワークフローエンジン900(又はサポートアプリケーション)により、システム管理者などのユーザーは、テンプレートファイル903から適切なノードを選択し、スクリプトコマンド内のパラメータに適切な値を指定し、それらのノードをリンクして所望のワークフローを表す有意なグラフを形成することにより、ワークフロー905を生成することができる。従って、例えば、ノードA’921を実行すると、関数「if(number<10)」が評価され、結果が真であれば、エッジ931の後にノードB’923が実行され、結果が偽の場合には、エッジ933の後にノードC’925が実行される。この有意なグラフから構成ファイル907が生成され、この構成ファイルは、ワークフロー905の構造を指定するものである。構成ファイル907には、それぞれの対応するプロトタイプノードの識別子、並びにグラフ内のそれぞれのノードに関連付けられた値、エッジ情報、及びその他の設定事項(構成データ)が含まれている。ワークフロー用の有意なグラフを生成するには、ユーザーにドラッグ&ドロップ機能を提供しノード及びエッジの配置/再配列が実行可能なグラフィカルユーザーインターフェイスや適切なパラメータを要求するダイアログボックスを含む、ユーザー入力取得用の一般的な入力方法のいずれもが採用可能であることが理解されよう。
【0114】
ランタイムモード909において、ワークフロー905をワークフローエンジン900によって実行すると、ワークフローエンジン900は、構成ファイル907を参照し、テンプレートファイル903の対応するプロトタイプノードと構成ファイル907内のそれらのノードに関連付けられた構成データをマージすることにより、メモリ内にワークフロー905用の有意なグラフを再構築する。そして、ワークフローエンジンは、新しい実行スレッドを起動し、有意なグラフが表すワークフロースクリプトを実行する。即ち、ワークフローエンジン900は、ユーザーがワークフローを生成した際にコードとコネクタを抽出しておき、後程、そのワークフローを実行する際に、抽出物からワークフローを再構築するのである。
【0115】
通常のワークフロー実装とは異なり、iCCのすべてのワークフローステップは、その実行スレッドにおいて、結果を優先順位付けされたメッセージキューに保存することにより、非同期で稼動可能である。又、ステップは、別の実行スレッドを生成してマルチスレッド化されたワークフローを生成することもできる。ステップの類似のクラスは、1つ又は複数のワークフローのそのタイプのすべての要求について1つのキューを1つの実行スレッドで共有することができる。前述のように、様々なワークフローステップがサブシステムに対してサービスを要求する。サブシステムは、メッセージキューにイベント通知を配置することにより、ワークフローにサービスイベントを注入する。キューからのメッセージの取得は、RegisterEvet、UnRegisterEvent、及びGetMessageという3つの特殊なワークフローステップを使用して実装する。
【0116】
RegisterEvent及びUnregisterEventは、イベント用のハンドラを変更する。既定では、イベントは、そのイベントが発生したノード内でインライン処理される。RegisterEventは、そのイベントを代わりに処理することになるターゲットノード(「チェーン化」と呼ばれる)を指定する。ハンドラはスタックであり、RegisterEventを使用してハンドラを登録すると、そのイベント用のターゲットノードがスタック上にプッシュされ、UnRegisterEventを呼び出すと、そのスタックがポップされる。
【0117】
GetMessageステップは、キューからメッセージをフェッチする。そのメッセージが、(RegisterEventによって)登録が実行されたイベント通知の場合には、ワークフローエンジンは、そのターゲットノードに分岐してイベントを処理する。イベントが明示的に登録されていない場合には、現在のノードがスタック上にプッシュされ、そのイベントを処理する。
【0118】
図9Bに、ワークフローステップの非同期処理の例が示されている。ワークフロー904は、ノードAA941からスタートする。コードの一部として、ノードAA941は、データベースサブシステムによる統一データベース957からのレコードの取得を要求する(矢印951)。レコードを取得すると、データベースサブシステムはイベント通知をメッセージキュー959に保存する(矢印953)。ノードAA941は、このデータベースサブシステムのレコードの取得を待たずに、そのイベントを処理するターゲットノードとして自分自身を登録する。ワークフローは処理を継続し、キュー959に対してメッセージを要求する(矢印955)ノードDD947に到達する前に、ノードBB943及びノードCC945を実行する。イベント通知がキュー959内に存在すれば、そのイベント通知がノードDD947に戻され(矢印955)、処理するべくノードDD947がそのイベント通知をノードAA941に戻す(エッジ967)。そして、レコードを受信すると、ノードAA941は、更なる処理のためにそのレコードをノードEE949に渡す(エッジ969)。
【0119】
一実施例においては、テンプレートと構成ファイルはXML要素で表されたノードを有するXML文書であり、コードと構成情報は対応するXML要素のXML属性として保存されている。それらのコード及び構成情報は、JPythonスクリプト言語で作成されている。JPythonに対応した実行プロキシは、テンプレート及び構成ファイルの情報をマージし、ワークフローの実行スレッドと実際のワークフローステップ間のインターフェイスを提供する。実行プロキシによって実行スレッドがワークフローステップから分離されるため、ステップにおいて、複数のスクリプト言語を同時に使用可能であり、プロトタイプノードの開発者は所与の機能の実行に最良のコードを選択することが可能になる。
【0120】
(稼動環境)
図10A〜Bに関する以下の説明は、本発明の実装に適したコンピュータハードウェアとその他の稼動コンポーネントについて概説することを目的とするものであり、適用可能な環境を限定するものではない。当業者であれば、ハンドヘルド装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースの又はプログラム可能な消費者用電子機器、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどのその他のコンピュータシステム構成によって本発明を実施可能であることを即座に理解するであろう。又、本発明は、通信ネットワークを介してリンクされたリモート処理装置でタスクを実行する分散コンピューティング環境においても実施可能である。
【0121】
図10Aは、インターネットなどのネットワーク3を介して接続されている複数のコンピュータシステム1を示している。本明細書において使用するこの「インターネット」という用語は、TCP/IPプロトコルなどの特定のプロトコル(及び、多くの場合、ワールドワイドウェブ(ウェブ)を構成するHTML(hypertext markup language)文書用のHTTP(hypertext transfer protocol)などのその他プロトコル)を使用する複数のネットワークからなるネットワークを意味している。尚、インターネットの物理的な接続及びインターネットのプロトコル及び通信手順については、当業者には周知である。インターネット3へのアクセスは、通常、ISP5及び7などのインターネットサービスプロバイダ(ISP)によって提供される。クライアントコンピュータシステム21、25、35、及び37などのクライアントシステムのユーザーは、ISP5及び7などのインターネットサービスプロバイダを介してインターネットにアクセスする。インターネットにアクセスすることにより、クライアントコンピュータシステムのユーザーには、情報の交換、電子メールの送受信、HTMLフォーマットで作成されたものなどの文書の閲覧が可能となる。これらの文書は、インターネット「上」に存在すると見なされるウェブサーバー9などのウェブサーバーから提供されることが多い。これらのウェブサーバーは、ISP5などのISPによって提供されることが多いが、当技術分野においては周知のように、ISPのシステムを使用せず、コンピュータシステムをセットアップしてインターネットに接続することも可能である。
【0122】
ウェブサーバー9は、通常、サーバーコンピュータシステムとして機能する少なくとも1つのコンピュータシステムであり、ワールドワイドウェブのプロトコルで機能するように構成され、インターネットに接続されている。任意選択により、ウェブサーバー9は、クライアントシステムにインターネットへのアクセスを提供するISPの一部であってもよい。図示のごとく、ウェブサーバー9は、サーバーコンピュータシステム11に接続され、このサーバーコンピュータシステムはウェブコンテンツ10に接続されており、このウェブコンテンツはメディアデータベースの一形態と見なすことができる。この図10Aには、2つのコンピュータシステム9及び11が示されているが、これらのウェブサーバーシステム9及びサーバーコンピュータシステム11は、ウェブサーバー機能とサーバー機能を提供する異なるソフトウェアコンポーネントを有する1つのコンピュータシステムであってよいことが理解されよう(この場合、これら2つの機能はサーバーコンピュータシステム11によって提供されるが、これについては後述する)。
【0123】
クライアントコンピュータシステム21、25、35、及び37は、それぞれ適切なウェブブラウジングソフトウェアを有しており、ウェブサーバー9が提供するHTMLページを閲覧することができる。ISP5は、クライアントコンピュータシステム21の一部と見なすことができるモデムインターフェイス23を介してクライアントコンピュータシステム21にインターネット接続を提供している。このクライアントコンピュータシステムは、パーソナルコンピュータシステム、ネットワークコンピュータ、ウェブテレビシステム、又はその他の類似のコンピュータシステムであってよい。同様に、ISP7も、クライアントシステム25、35、及び37にインターネット接続を提供しているが、図10Aに示されているように、これらの3つのコンピュータシステムに対する接続は同一のものにはなっていない。クライアントコンピュータシステム25は、モデムインターフェイス27によって接続されており、クライアントコンピュータシステム35及び37の場合は、LANの一部を構成している。図10Aは、インターフェイス23及び27を「モデム」として一般的に示しているが、これらの各インターフェイスは、アナログモデム、ISDNモデム、ケーブルモデル、衛星伝送インターフェイス(例:「Direct PC」)、或いは、コンピュータシステムをその他のコンピュータシステムに接続するその他のインターフェイスであってよいことが理解されよう。クライアントコンピュータシステム35及び37は、ネットワークインターフェイス39及び41を介してLAN33に接続されており、これらのネットワークインターフェイスは、Ethernetネットワーク又はその他のネットワークインターフェイスであってよい。LAN33は、ローカルエリアネットワークに対してファイアウォールやその他のインターネット関連サービスを提供可能なゲートウェイコンピュータシステム31にも接続されている。このゲートウェイコンピュータシステム31は、ISP7に接続されており、クライアントコンピュータシステム35及び37にインターネット接続を提供している。このゲートウェイコンピュータ31は、従来のサーバーコンピュータシステムであってよい。又、ウェブサーバーシステム9も、従来のサーバーコンピュータシステムであってよい。
【0124】
この代わりに、周知のごとく、サーバーコンピュータシステム43をネットワークインターフェイス45を介してLAN33に直接接続し、ゲートウェイシステム31を介してインターネットに接続することなしに、ファイル47やその他のサービスをクライアント35、37に提供することも可能である。
【0125】
図10Bは、クライアントコンピュータシステムやサーバーコンピュータシステム、或いはウェブサーバーシステムとして使用可能な従来のコンピュータシステムの一例を示している。このようなコンピュータシステムを使用し、ISP105などのインターネットサービスプロバイダの機能の多くを実行可能であることも理解されよう。コンピュータシステム51は、モデム又はネットワークインターフェイス53を介して外部システムと接続されている。このモデム又はネットワークインターフェイス53をコンピュータシステム51の一部と見なせることが理解されよう。このインターフェイス53は、アナログモデム、ISDNモデム、ケーブルモデム、トークンリングネットワーク、衛星伝送インターフェイス(例:「Direct PC」)、或いは、コンピュータシステムをその他のコンピュータシステムに接続するその他のインターフェイスであってよい。コンピュータシステム51は、プロセッサ55を含んでおり、これは、Intel PentiumマイクロプロセッサやMotorola Power PCマイクロプロセッサなどの従来のマイクロプロセッサであってよい。メモリ59が、バス57によってプロセッサ55に接続されている。このメモリ59は、DRAM(dynamic random access memory)であってよく、SRAM(static RAM)を含むことも可能である。バス57は、プロセッサ55をメモリ59に接続すると共に、不揮発性ストレージ65、ディスプレイコントローラ61、及び入出力(I/O)コントローラ67にも接続している。ディスプレイコントローラ61は、従来の方式によってディスプレイ装置63上の表示を制御するが、このディスプレイ装置は、陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイであってよい。入出力装置69には、マウスやその他のポインティング装置を含むキーボード、ディスク駆動装置、プリンタ、スキャナ、及びその他の入出力装置が含まれる。ディスプレイコントローラ61とその他のI/Oコントローラ67は、従来の周知の技術によって実装可能である。デジタル画像入力装置71は、デジタルカメラの画像をコンピュータシステム51に入力するべくI/Oコントローラ67に接続されたデジタルカメラであってよい。不揮発性ストレージ65は、磁気ハードディスク、光ディスク、又は大量データ用のその他の形態のストレージであることが多い。このデータの中には、コンピュータシステム51でソフトウェアを実行した際に、ダイレクトメモリアクセスプロセスによってメモリ59にしばしば書き込まれるものも存在する。当業者であれば、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」という用語が、プロセッサ55がアクセス可能なあらゆるタイプのストレージ装置を含んでおり、且つデータ信号をエンコードする搬送波をも包含すること即座に認識するであろう。
【0126】
このコンピュータシステム51は、異なるアーキテクチャを有する多くの使用可能なコンピュータシステムの一例であることが理解されよう。例えば、Intelマイクロプロセッサベースのパーソナルコンピュータは、複数のバスを備えていることが多く、その1つは周辺装置用の入出力(I/O)バスであり、1つはプロセッサ55とメモリx59を直接接続するものである(メモリバスと呼ばれることが多い)。これらのバスは、異なるバスプロトコルのために必要とされる変換を実行するブリッジコンポーネントによって接続されている。
【0127】
ネットワークコンピュータは、本発明に使用可能な更なるタイプのコンピュータシステムである。ネットワークコンピュータには、通常、ハードディスクやその他のタイプの大容量ストレージが含まれておらず、実行可能なプログラムは、プロセッサ55で実行するべくネットワーク接続からメモリ59にロードされる。当技術分野において周知のウェブテレビシステムも本発明によるコンピュータシステムと考えられるが、特定の入力又は出力装置などの図10Bに示されている機能のいくつかを欠いていることが多い。一般的なコンピュータシステムは、通常、少なくともプロセッサ、メモリ、及びメモリをプロセッサに接続するバスを含んでいる。
【0128】
又、コンピュータシステム51が、オペレーティングシステムソフトウェアの一部であるディスクオペレーティングシステムなどのファイル管理システムを含むオペレーティングシステムソフトウェアによって制御されていることも理解されよう。関連するファイル管理システムソフトウェアを有するオペレーティングシステムソフトウェアの一例としては、ワシントン州レドモンドに所在するマイクロソフト社(Microsoft Corporation of Redmond, Washington)が提供するWindowsファミリーオペレーティングシステム及びその関連ファイル管理システムがある。ファイル管理システムは、通常、不揮発性ストレージ65に保存され、オペレーティングシステムが必要とする様々なアクションをプロセッサに実行させて、ファイルの不揮発性ストレージ65への保存を含むデータの入出力とデータのメモリへの保存を行う。
【0129】
(結論)
以上、マルチメディアデジタルコンタクトセンターにおけるコンタクトの昇格と降格を実行するティア構造のサービスモデルについて説明した。本明細書においては、特定の実施例を例示し説明しているが、当業者であれば、同一の目的を実現するべく適合されたあらゆる方式により、本明細書に示されている特定の実施例を置換することが可能であることを理解するであろう。本出願は、そのような本発明のあらゆる適合及び変形を包含するものである。
本出願においてネットワークに関連して使用している用語は、プライベートワイドエリアネットワーク及びローカルエリアネットワークを含むあらゆるネットワーク環境を包含することを意味するものである。従って、本発明を限定するのは添付の請求項及びその同等物のみであることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【図1】本発明のデジタルマルチメディアコンタクトセンター用の3ティア構造のサービスモデルを示す図である。
【図2】図1に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターモデルの基盤となるシステムアーキテクチャの実施例を示す図である。
【図3A】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターのアーキテクチャにおけるメディア固有のコンタクトの処理を示す図である。
【図3B】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターのアーキテクチャにおけるメディア固有のコンタクトの処理を示す図である。
【図3C】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターのアーキテクチャにおけるメディア固有のコンタクトの処理を示す図である。
【図4A】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例において音声コンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図4B】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例において音声コンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図4C】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例において音声コンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図5A】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例において昇格した電子メールコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図5B】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例において昇格した電子メールコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図5C】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例において昇格した電子メールコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図6A】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例においてコラボレーションコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図6B】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例においてコラボレーションコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図6C】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例においてコラボレーションコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図7A】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例においてエージェントコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図7B】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例においてエージェントコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図7C】図2に示されているデジタルマルチメディアコンタクトセンターの実施例においてエージェントコンポーネントが実行する方法のフローチャートである。
【図8A】本発明の実装において使用するコンタクト詳細データ構造の図である。
【図8B】本発明の実装において使用するエージェントデータ構造の図である。
【図9A】本発明の実装において使用するワークフローエンジンの図である。
【図9B】図9Aのワークフローエンジンが実行する非同期ワークフローの図である。
【図10A】本発明の実施に適した動作環境の一実施例の図である。
【図10B】図10Aの動作環境で使用するのに適したコンピュータシステムの一実施例の図である。
Claims (60)
- デジタルマルチメディアコンタクトセンターであって、
コンタクトの処理を指定するコンタクト用のワークフローを実行するべく動作可能なワークフローエンジンと、
前記ワークフローエンジンに接続されており、それぞれが特定のメディアタイプに関連付けられたコンタクトを前記ワークフローエンジンに送信するべく動作可能であり、且つ前記コンタクトにエージェントが割り当てられている場合に、前記コンタクトを前記エージェントにルーティングするべくそれぞれが動作可能なメディアルーターの組と、
前記ワークフローエンジンに接続されており、前記ワークフローが要求した場合に、前記コンタクトにエージェントを割り当て、その割り当てたエージェントの識別子を前記ワークフローエンジンに返すべく動作可能な動的自動コンタクトディストリビュータと、
前記ワークフローエンジンに接続されており、前記メディアルーターによってルーティングされたコンタクトを受信し、処理のために前記コンタクトを前記割り当てられたエージェントに提示するべく動作可能なエージェントデスクトップと、
前記割り当てられたエージェントによる前記コンタクトの処理を記録するべく前記ワークフローエンジンに接続されているデータベースと、を有することを特徴とするデジタルマルチメディアコンタクトセンター。 - 前記特定のメディアタイプは、アナログ音声、デジタル音声、ビデオ、電子メール、ファックス、及びウェブからなる群から選択される請求項1記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記ワークフローエンジンは、エージェントに割り当てられたコンタクトを制御するエージェント用のワークフローを実行するべく更に動作可能である請求項1記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記ワークフローエンジンは、
特定のメディアタイプに関連付けられたメディアルーターに接続されており、前記特定のメディアタイプに関連付けられたコンタクト用のワークフローを起動するべくそれぞれが動作可能なコンタクトワークフローサブシステムの組と、
前記エージェントデスクトップに接続されており、前記エージェントデスクトップにログインしたエージェント用のワークフローを起動するべく動作可能なエージェントワークフローサブシステムと、
メッセージ伝達レイヤを介して前記ワークフローサブシステムに接続され、前記ワークフローを実行するワークフローロジックと、を有する請求項1記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。 - 前記ワークフローエンジンは、ワークフローを表す有意なグラフを生成するべく更に動作可能である請求項1記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記ワークフローエンジンは、ステップを表すプロトタイプノードを定義するテンプレートファイルと前記グラフの構造を定義するワークフロー用の構成ファイルから前記有意なグラフを生成する請求項5記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記メディアルーターのそれぞれは外部システムに接続されており、それぞれの外部システムは、通信チャネルから、前記接続されているメディアルーターに関連付けられた特定のメディアを有するコンタクトを受信するべく動作可能であり、それぞれの外部システムは、特定のメディアタイプに関連付けられており、前記接続されているメディアルーターから指示された際に、コンタクトを前記エージェントデスクトップにルーティングするべく更に動作可能である請求項1記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記メディアルーターの中の1つは、電子メールサーバーに接続された電子メールエスカレータであり、前記電子メールエスカレータは、既定の電子メール昇格基準に基づいて、電子メールコンタクトを遅延サービスティアから即時サービスティアに昇格させるべく動作可能である請求項7記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記メディアルーターの中の1つはウェブサーバーに接続されたコラボレーションルーターであり、前記コラボレーションルーターは、ユーザーの入力に応答し、ウェブコンタクトをセルフサービスサービスティアから即時サービスティアに昇格させるべく動作可能である請求項7記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記メディアルーターの中の1つは音声サーバーに接続された音声ルーターであり、前記音声ルーターは、コンタクト情報に応答して音声コンタクトを即時サービスティアからセルフサービスサービスに降格させるべく動作可能であり、且つユーザー入力に応答し、音声コンタクトを前記セルフサービスティアから前記即時サービスティアに昇格させるべく更に動作可能である請求項7記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記データベースと前記ワークフローエンジン間に接続されており、外部システムと前記データベースが維持管理する情報を統合するべく更に外部システムにも接続されているデータベース単一化レイヤを更に有する請求項7記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記ワークフローエンジンは、ワークフローが実行するデータベースアクセスを前記データベース単一化レイヤ用のアクセスに解釈するデータベースサブシステムを更に有する請求項11記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、コンタクトをエージェントに割り当てるべく、待機中のコンタクトの未ソートリストと利用可能なエージェントの未ソートリストを維持管理する請求項1記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、重み付けされた属性の第1計算式を使用して利用可能なエージェントの未ソートリストを評価することにより、新しいコンタクトをエージェントに割り当てる請求項13記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、前記利用可能なエージェントの未ソートリスト内のすべてのエージェントが前記第1計算式を満足しない場合に、前記新しいコンタクトを前記待機中のコンタクトの未ソートリストに配置する請求項14記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、重み付けされた属性の第2計算式を使用して前記待機中のコンタクトの未ソートリストを評価することにより、新しく利用可能になったエージェントをコンタクトに割り当てる請求項14記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、前記待機中のコンタクトの未ソートリスト内のすべてのコンタクトが前記第2計算式を満足しない場合に、前記新しく利用可能になったエージェントを前記利用可能なエージェントの未ソートリストに配置する請求項16記載のデジタルマルチメディアコンタクトセンター。
- コンピュータで実行可能なモジュールを有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
コンタクトの処理を指定する前記コンタクト用のワークフローを実行するワークフローエンジンと、
特定のメディアタイプに関連付けられたコンタクトを前記ワークフローエンジンに送信すると共に、前記コンタクトにエージェントが割り当てられている場合には、前記コンタクトを前記エージェントにルーティングするべく前記ワークフローエンジンに接続される複数のメディアルーターと、
前記ワークフローが要求した際に、エージェントを前記コンタクトに割り当て、前記割り当てたエージェントの識別子を前記ワークフローエンジンに返すべく前記ワークフローエンジンに接続される動的自動コンタクトディストリビュータと、を有することを特徴とするコンピュータで実行可能なモジュールを有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記割り当てられたエージェントによる前記コンタクトの処理を記録するべく前記ワークフローエンジンに接続されるデータベースを有する更なるコンピュータで実行可能なモジュールを有する請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記データベースと特定のメディアタイプ用の複数の外部システムが維持管理する情報を統合するデータベース単一化レイヤを有する更なるコンピュータで実行可能なモジュールを有する請求項19記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- ワークフローが実行するデータベースアクセスを前記データベース単一化レイヤ用のアクセスに解釈するデータベースサブシステムを有する更なるコンピュータで実行可能なモジュールを有する請求項20記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 特定のメディアタイプに関連付けられたメディアルーターに接続され、前記特定のメディアタイプに関連付けられたコンタクト用のワークフローを複数のコンタクトワークフローサブシステムと、
エージェントデスクトップに接続され、前記エージェントデスクトップにログインしたエージェント用のワークフローを起動するエージェントワークフローサブシステムと、
メッセージ伝達レイヤを介して前記ワークフローサブシステムに接続され、前記ワークフローを実行するワークフローロジックと、を有する前記ワークフローエンジン用の更なるコンピュータで実行可能なモジュールを有する請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記メディアルーターのそれぞれは、通信チャネルから、前記メディアルーターに関連付けられた特定のメディアを有するコンタクトを受信する外部システムに接続するべく更に動作可能であり、それぞれの外部システムは、前記接続されたメディアルーターが指示した際に、コンタクトをエージェントデスクトップにルーティングするべく特定のメディアタイプに関連付けられている請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記メディアルーターの中の1つは、既定の電子メール昇格基準に基づいて電子メールコンタクトを遅延サービスティアから即時サービスティアに昇格させるべく電子メールサーバーに接続される電子メールエスカレータである請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記メディアルーターの中の1つは、ユーザー入力に応答し、ウェブコンタクトをセルフサービスサービスティアから即時サービスティアに昇格させるべくウェブサーバーに接続されるコラボレーションルーターである請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記メディアルーターの中の1つは、コンタクト情報に応答し、音声コンタクトを即時サービスティアからセルフサービスサービスに降格させると共に、ユーザー入力に応答し、音声コンタクトを前記セルフサービスティアから前記即時サービスティアに昇格させるべく音声サーバーに接続される音声ルーターである請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、コンタクトをエージェントに割り当てるべく待機中のコンタクトの未ソートリストと利用可能なエージェントの未ソートリストを維持管理する請求項18記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、重み付けされた属性の第1計算式を使用して利用可能なエージェントの未ソートリストを評価することにより、新しいコンタクトをエージェントに割り当てる請求項27記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、前記利用可能なエージェントの未ソートリスト内のすべてのエージェントが前記第1計算式を満足しない場合に、前記新しいコンタクトを前記待機中のコンタクトの未ソートリストに配置する請求項28記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、重み付けされた属性の第2計算式を使用して前記待機中のコンタクトの未ソートリストを評価することにより、新しく利用可能になったエージェントをコンタクトに割り当てる請求項28記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記動的自動コンタクトディストリビュータは、前記待機中のコンタクトの未ソートリスト内のすべてのコンタクトが前記第2計算式を満足しない場合に、前記新しく利用可能になったエージェントを前記利用可能なエージェントの未ソートリストに配置する請求項30記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- メディアルーターによってルーティングされたコンタクトを受信し、ログインしたエージェントに対して処理のために前記コンタクトを提示するべくワークフローエンジンに接続されるエージェントデスクトップを有することを特徴とするコンピュータで実行可能なモジュールを有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- デジタルマルチメディアコンタクトセンターにおいてコンタクト用のサービスティアを判定するコンピュータ化された方法であって、
コンタクト用のルーティング基準に基づいて前記コンタクト用の初期サービスティアを判定する段階と、
前記ルーティング基準の変化が前記初期サービスティア用の既定の基準を満足しない場合に、前記コンタクトを低位のサービスティアに降格させる段階と、
前記ルーティング基準の変化が高位のサービスティア用の既定の基準を満足する場合に、前記コンタクトを前記高位のサービスティアに昇格させる段階と、を有することを特徴とするコンピュータ化された方法。 - 前記コンタクトに関連付けられたメディアタイプに基づいて最初にルーティング基準を判定する段階を更に有する請求項33記載のコンピュータ化された方法。
- 前記コンタクト用のワークフローによって前記ルーティング基準を変更する段階を更に有する請求項33記載のコンピュータ化された方法。
- 前記コンタクトの動作に基づいて前記ルーティング基準を変更する段階を更に有する請求項33記載のコンピュータ化された方法。
- コンピュータで実行可能な命令を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
コンタクト用のルーティング基準に基づき、デジタルマルチメディアコンタクトセンターにおいて前記コンタクト用の初期サービスティアを判定する段階と、
前記ルーティング基準の変化が前記初期サービスティア用の既定の基準を満足しない場合に、前記コンタクトを低位のサービスティアに降格させる段階と、
前記ルーティング基準の変化が高位のサービスティア用の既定の基準を満足する場合に、前記コンタクトを前記高位のサービスティアに昇格させる段階と、を有することを特徴とするコンピュータで実行可能な命令を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記コンタクトに関連付けられたメディアタイプに基づいて前記ルーティング基準を最初に判定する段階を有する更なるコンピュータで実行可能な命令を有する請求項37記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記コンタクト用のワークフローによって前記ルーティング基準を変更する段階を有する更なるコンピュータで実行可能な命令を有する請求項37記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記コンタクトの動作に基づいて前記ルーティング基準を変更する段階を有する更なるコンピュータで実行可能な命令を有する請求項37記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- コンピュータシステムであって、
処理ユニットと、
前記処理ユニットにバスを介して接続されたメモリと、
前記メモリから実行され、前記処理ユニットにより、コンタクト用のルーティング基準に基づいてデジタルマルチメディアコンタクトセンターにおいて前記コンタクト用の初期サービスティアを判定し、前記ルーティング基準の変化が前記初期サービスティア用の既定の基準を満足しない場合に、前記コンタクトを低位のサービスティアに降格させ、前記ルーティング基準の変化が高位のサービスティア用の既定の基準を満足する場合に、前記コンタクトを前記高位のサービスティアに昇格させるサービスティア構造化プロセスと、を有することを特徴とするコンピュータシステム。 - 前記サービスティア構造化プロセスは、前記処理ユニットにより、更に前記コンタクトに関連付けられたメディアタイプに基づいて前記ルーティング基準を最初に判定する請求項41記載のコンピュータシステム。
- 前記サービスティア構造化プロセスは、前記処理ユニットにより、更に前記コンタクト用のワークフローの実行を通じて前記ルーティング基準を変更する請求項41記載のコンピュータシステム。
- 前記サービスティア構造化プロセスは、前記処理ユニットにより、更に前記コンタクトの動作に基づいて前記ルーティング基準を変更する請求項41記載のコンピュータシステム。
- コンタクト詳細レコード用のデータ構造を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンタクト詳細レコードに関連付けられたコンタクトのコンタクト識別子を表すデータを格納するコンタクトIDフィールドと、
前記コンタクトIDフィールドによって識別されるコンタクトのメディアタイプを表すデータを格納するメディアタイプフィールドと、
前記コンタクトIDフィールドによって識別されるコンタクトの分類を表すデータを格納するコンタクトクラスIDと、
前記コンタクトIDフィールドによって識別されるコンタクトを処理するべく割り当てられたエージェントを表すデータを格納する割当エージェントIDと、
特定時点における前記コンタクトIDフィールドによって識別されるコンタクトの状態を表すデータを格納するコンタクト状態フィールドと前記コンタクト状態フィールド内のデータに関連付けられた前記特定時点を表すデータを格納するタイムスタンプフィールドとをそれぞれが有する複数のコンタクト状態フィールドと、を有することを特徴とするコンタクト詳細レコード用のデータ構造を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記データ構造は、前記コンタクトIDフィールドによって識別されるコンタクト用のコンタクトリソース管理ケース識別子を表すデータを格納するケースIDフィールドを更に有する請求項45記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- エージェントレコード用のデータ構造を有するコンピュータ可読であって、
前記エージェントレコードに関連付けられたエージェントのエージェント識別子を表すデータを格納するエージェントIDフィールドと、
前記エージェントIDフィールドによって識別されるエージェントの分類を表すデータを格納するエージェントクラスIDフィールドと、
前記エージェントIDフィールドによって識別されるエージェントに割り当てられたコンタクトの識別子を表すデータを格納する割り当てコンタクトIDフィールドと、
特定時点における前記エージェントIDフィールドによって識別されるエージェントの状態を表すデータを格納するエージェント状態フィールドと前記エージェント状態フィールド内のデータに関連付けられた前記特定時点を表すデータを格納するタイムスタンプフィールドとをそれぞれが有する複数のエージェント状態フィールドと、を有することを特徴とするエージェントレコード用のデータ構造を有するコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - デジタルマルチメディアコンタクトセンター内のメディアルーターとコンタクトワークフローサブシステム間で通信する方法であって、
前記メディアルーターから前記コンタクトワークフローサブシステムに対し、前記メディアルーターの識別子とコンタクトの属性を含むstartworkflow呼び出しを発行する段階と、
前記コンタクトワークフローサブシステムから前記メディアルーターに対し、前記startworkflow呼び出しの受信に応答して前記コンタクト用のワークフローの識別子を返す段階と、を有することを特徴とする方法。 - 前記メディアルーターから前記コンタクトワークフローサブシステムに対し、前記ワークフローの識別子と前記ワークフローに注入するイベントを含むinjectevent呼び出しを発行する段階を更に有する請求項48記載の方法。
- 前記メディアルーターから前記コンタクトワークフローサブシステムに対し、コンタクトワークフローの識別子を含むhandlescontact呼び出しを発行する段階と、
前記コンタクトワークフローサブシステムから前記メディアルーターに対し、前記コンタクトワークフローサブシステムが前記コンタクトワークフローを処理しているかどうかを示す応答を返す段階と、を更に有する請求項48記載の方法。 - 前記コンタクトワークフローサブシステムから前記メディアルーターに対し、コンタクト用のワークフローの識別子とエージェント用のワークフローの識別子を含むassigncontacttoagent呼び出しを発行する段階と、
前記メディアルーターから前記コンタクトワークフローサブシステムに対し、前記コンタクトが前記エージェントにルーティングされたかどうかを示す応答を返す段階と、を更に有する請求項48記載の方法。 - 前記コンタクトワークフローサブシステムから前記メディアルーターに対し、コンタクトワークフローの識別子を含むterminatecontact呼び出しを発行する段階を更に有する請求項48記載の方法。
- デジタルマルチメディアコンタクトセンター内のメディアルーターとエージェントワークフローサブシステム間で通信する方法であって、
前記メディアルーターから前記エージェントワークフローサブシステムに対し、エージェントの属性を含むstartworkflow呼び出しを発行する段階と、
前記エージェントワークフローサブシステムから前記メディアルーターに対し、前記startworkflow呼び出しの受信に応答して前記エージェント用のワークフローの識別子を返す段階と、を有することを特徴とする方法。 - 前記メディアルーターから前記エージェントワークフローサブシステムに対し、前記ワークフローの識別子と前記ワークフローに注入するイベントを含むinjectevent呼び出しを発行する段階を更に有する請求項53記載の方法。
- 前記メディアルーターから前記エージェントワークフローサブシステムに対し、エージェントワークフローの識別子を含むhandlesagent呼び出しを発行する段階と、
前記エージェントワークフローサブシステムから前記メディアルーターに対し、前記エージェントワークフローサブシステムが前記エージェントワークフローを処理しているかどうかを示す応答を返す段階と、を更に有する請求項53記載の方法。 - マルチメディアコンタクトセンターを稼動させる方法であって、
メディアルーターにより、前記メディアルーターに固有のメディアタイプのコンタクトを受信する段階と、
前記メディアルーターにより、前記コンタクトのメディアタイプに固有のワークフローサブシステムに前記コンタクトを送信する段階と、
前記ワークフローサブシステムにより、前記コンタクト用のワークフローを起動する段階と、
前記コンタクト用のワークフローにより、エージェントによる前記コンタクトの処理要求を前記ワークフローサブシステムに送信する段階と、
前記ワークフローサブシステムにより、自動コンタクトディストリビュータに対してエージェントを要求する段階と、
前記自動コンタクトディストリビュータにより、エージェントを前記コンタクトに割り当てる段階と、
前記自動コンタクトディストリビュータにより、前記コンタクトに割り当てられたエージェントの識別子を前記ワークフローサブシステムに送信する段階と、
前記ワークフローサブシステムにより、前記エージェントの識別子を受信する段階と、
前記ワークフローサブシステムにより、前記エージェントの識別子を前記メディアルーターに送信する段階と、
前記メディアルーターにより、前記コンタクトに割り当てられたエージェントに前記コンタクトをルーティングする段階と、を有することを特徴とする方法。 - エージェントデスクトップにより、エージェントによるログインを受信する段階と、
前記エージェントデスクトップにより、前記エージェント情報をエージェントサブシステムに送信する段階と、
前記エージェントサブシステムにより、前記エージェント情報を受信する段階と、
前記エージェントデスクトップにより、前記エージェント用のワークフローを起動する段階と、
前記エージェント用のワークフローにより、コンタクト要求を前記エージェントサブシステムに送信する段階と、
前記エージェントサブシステムにより、前記自動コンタクトディストリビュータに対してコンタクトを要求する段階と、
前記自動コンタクトディストリビュータにより、前記エージェントをコンタクトに割り当てる段階と、
前記自動コンタクトディストリビュータにより、前記エージェントに割り当てられたコンタクトの識別子を前記エージェントサブシステムに送信する段階と、
前記エージェントサブシステムにより、前記コンタクトの識別子を受信する段階と、
前記エージェントサブシステムにより、前記エージェントがコンタクトに割り当てられたという旨の通知を前記ワークフローに送信する段階と、
前記エージェントデスクトップにより、メディアルーターからコンタクトを受信する段階と、
前記エージェントデスクトップにより、処理のために前記コンタクトを適切なサブシステムに送信する段階と、更に有する請求項56記載の方法。 - デジタルマルチメディアコンタクトセンター用のコンピュータ化されたサーバーであって、
処理ユニットと、
前記処理ユニットにバスを介して接続されたメモリと、
前記バスを介して前記処理ユニットに接続され、更にネットワークに接続するべく動作可能なネットワークインターフェイスと、
前記メモリから実行され、前記処理ユニットにより、前記ネットワークインターフェイスから固有のメディアタイプのコンタクトを受信し、前記コンタクトを前記コンタクトのメディアタイプに固有のワークフローサブシステムに送信し、前記コンタクトを前記ワークフローサブシステムによって識別されたエージェントに前記ネットワークインターフェイスを介してルーティングするメディアルーターと、
前記メモリから実行され、前記処理ユニットにより、前記メディアルーターから受信したコンタクト用のコンタクトワークフローを起動し、自動コンタクトディストリビュータに対してエージェントを要求し、前記自動コンタクトディストリビュータからエージェントの識別子を受信し、前記エージェントの識別子を前記メディアルーターに送信するワークフローサブシステムと、
前記メモリから実行され、前記処理ユニットにより、エージェントによる前記コンタクトの処理要求を前記ワークフローサブシステムに送信するコンタクトワークフローと、
前記処理ユニットにより、エージェントを前記コンタクトに割り当て、前記コンタクトに割り当てられたエージェントの識別子を前記ワークフローサブシステムに送信する自動コンタクトディストリビュータと、を有することを特徴とするコンピュータ化されたサーバー。 - 前記自動コンタクトディストリビュータは、前記処理ユニットにより、エージェントサブシステムからコンタクト要求を受信し、前記エージェントに割り当てたコンタクトの識別子を前記エージェントサブシステムに送信するべく更に動作可能であり、
前記メモリから実行され、前記処理ユニットにより、前記ネットワークインターフェイスからエージェント情報を受信し、前記エージェント用のエージェントワークフローを起動し、前記自動コンタクトディストリビュータに対してコンタクトを要求し、前記自動コンタクトディストリビュータからコンタクトの識別子を受信し、前記エージェントがコンタクトに割り当てられたという旨の通知を前記エージェントワークフローに送信するエージェントサブシステムと、
前記メモリから実行され、前記処理ユニットにより、コンタクト要求を前記エージェントサブシステムに送信するエージェントワークフローと、を更に有する請求項58記載のコンピュータ化されたサーバー。 - マルチメディアコンタクトセンター用のコンピュータ化されたクライアントであって、
処理ユニットと、
前記処理ユニットにバスを介して接続されたメモリと、
前記バスを介して前記処理ユニットに接続され、ネットワークに接続するべく更に動作可能なネットワークインターフェイスと、
前記メモリから実行され、前記プロセッサにより、エージェントによるログインを受信し、前記エージェント情報を前記ネットワークインターフェイスを介してエージェントサブシステムに送信し、前記ネットワークインターフェイスからコンタクトを受信し、処理のために前記コンタクトを適切なサブシステムに送信するエージェントデスクトップと、を有することを特徴とするコンピュータ化されたクライアント。
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