JP2005353390A - 手動復帰型サーモスタット - Google Patents

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Abstract

【課題】 リセット軸が押し込まれた状態では通電を遮断する手動復帰型サーモスタットを簡易で低コストに提供する。
【解決手段】 固定接点2は、ベース1に固定されている。板バネ4は、基端部がベース1に保持され、先端部に可動接点3が設けられ、可動接点3を固定接点2へ付勢する。可動操作材5は、ベース1に揺動可能に軸受され、基端部5bが押下げられることで先端部が押上げられる。可動操作材5の先端部の押上げは、可動接点3を固定接点2から上方へ離間させる。ガイドピン6は、可動操作材5の基端側上部に上下動可能に配置され、バイメタル7の反転動作に基づき可動操作材5の基端部を押下げる。可動操作材5の下部に設置されたリセット軸8を上方へ押し込むと、可動接点3を押上げると共に、ガイドピン6を押上げてバイメタル7を復帰可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温度変化に応じて通電の有無を切り替えるサーモスタットに関するものである。特に、バイメタルが一旦反転動作すると、リセット軸が押し込まれるまで、反転状態を維持する手動復帰型サーモスタットに関するものである。
サーモスタットは、ディスク状のバイメタルが温度変化に応じてスナップ動作することを利用して、接続端子間を開閉して、通電の有無を切り替える電子部品である。すなわち、設定温度まで上昇すると、バイメタルの反転動作により接続端子間を開離して通電を遮断する一方、所定温度まで低下すると、バイメタルの復帰動作により接続端子間を閉鎖して通電を再開する。
ここで、バイメタルが復帰する温度を常温以下に設定しておけば、バイメタルが一旦反転動作すると、常温まで温度が低下しても、人為的に復帰動作させない限り、バイメタルは反転状態を維持する。このようなサーモスタットは、手動復帰型サーモスタットと呼ばれる。この手動復帰型サーモスタットは、複写機などの各種機器に使用され、当該機器に異常があり高温になると、バイメタルを反転動作することで、通電を遮断して機器を停止させる。この状態は、常温になっても維持されるので、機器の異常の原因を取り除いた後、リセット軸を押し込んでバイメタルを人為的に復帰させることになる。
図10は、従来の手動復帰型サーモスタットを示す断面図であり、(a)は初期状態、(b)はバイメタルAの反転動作状態、(c)はリセット軸Bを押し込んでバイメタルAを初期状態に復帰させる状態を示している。このサーモスタットは、スナップ動作をするバイメタルAと、このバイメタルAの下部に配置されたガイドピンCと、ガイドピンCを介してバイメタルAの反転動作が伝達される板バネDと、この板バネDを挟んでガイドピンCの下方に配置されたリセット軸Bと、板バネDの先端部に設けられた可動接点Eと、この可動接点Eの上部に対面して固定された固定接点Fとを備えている。
この従来のサーモスタットは、同図(a)の状態で使用される。その状態では、バイメタルAは上に凸の状態で保持され、可動接点Eと固定接点Fとが接触することで、機器への通電がなされる。ところが、機器の異常により、設定温度に達すると同図(b)に示すように、バイメタルAが反転動作して下に凸の状態となり、ガイドピンCを下方へ押し込む。従って、ガイドピンCを介して板バネDが押し下げられ、可動接点Eが固定接点Fから下方へ離間して、接点E,F同士が開放され、機器への通電が遮断される。
そして、このサーモスタットでは、バイメタルAが一旦反転動作すると、常温まで温度が下がっても、バイメタルAの反転状態が維持される。従って、同図(a)の初期状態に復帰させるには、同図(c)に示すように、リセット軸Bを押し込む必要がある。リセット軸Bを押し込むと、板バネDおよびガイドピンCを介して、バイメタルAを上方へ押し上げて、バイメタルAが上に凸の状態に戻される。リセット軸Bを押し込んだ後、リセット軸Bをフリーにすると、サーモスタットは、同図(a)の状態に戻るが、板バネDの上向き付勢力によって、可動接点Eと固定接点Fの接触状態は維持される。
しかしながら、この従来のサーモスタットの場合、機器の使用時に何らかの事情によりサーモスタットのリセット軸Bが押し込まれた状態に保持されると、同図(c)の状態に保持されてしまう。すると、その後、設定温度に達しても、バイメタルAは反転動作することができず、接点が開放できない状態となる。従って、通電が持続されて、機器を損傷するおそれがあった。
このようなことから、本件特許出願人は、先に下記特許文献1に開示されるサーモスタットを提案している。図11は、この従来の手動復帰型サーモスタットを示す断面図であり、(a)は初期状態、(b)はバイメタルAの反転動作状態、(c)はリセット軸Bを押し込んでバイメタルAを初期状態に復帰させる状態を示している。
この図に示すように、この従来のサーモスタットは、可動接点E1,E2と固定接点F1,F2とからなる開閉接点を二組備え、前記可動接点E1,E2は、板材D1の両端に設けられている。そして、バイメタルAが反転動作した場合には、一方の開閉接点E1,F1が開離される一方、リセット軸Bが押し込まれた場合には、他方の開閉接点E2,F2が開離される構成とされている。従って、リセット軸Bが押し込まれた状態では、機器への通電を遮断できる。
特開平9−198980号公報
しかしながら、図11に示す従来のサーモスタットは、開閉接点が二組必要であり、部品点数が多く、構造が複雑で、コスト高とならざるを得なかった。本発明が解決しようとする課題は、リセット軸が押し込まれた状態では通電を遮断でき、簡易な構成の手動復帰型サーモスタットを提供することにある。
本発明は、バイメタルの反転動作によって接続端子間の内部接続が遮断され、リセット軸の挿入によって前記接続端子間の内部接続が復帰する手動復帰型サーモスタットであって、前記バイメタルの反転動作または前記リセット軸の挿入動作に応答して移動する可動接点と、この可動接点に対面して固定配置される固定接点とからなる開閉接点を一組備え、前記可動接点は、前記固定接点よりも前記バイメタル側に配置され、前記開閉接点が閉鎖するよう前記バイメタルと反対側に付勢されており、この付勢力に対抗して前記バイメタルの反転動作により前記バイメタル側に移動して前記開閉接点が開離され、前記リセット軸が挿入された場合には前記バイメタル側に移動して前記開閉接点が開離され、前記リセット軸が挿入されている限りその状態を維持することを特徴とする。
また、本発明は、固定接点の上部に配置され、前記固定接点に当接するよう下方へ付勢された可動接点と、基端部が押下げられることで先端部が押上げられ、その先端部の押上げにより前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させる可動操作材と、バイメタルの反転動作に基づき前記可動操作材の基端部を押下げるガイドピンと、前記可動操作材を押上げることで、前記可動接点を押上げつつ、前記ガイドピンを介して前記バイメタルを初期状態へ復帰させるリセット軸とを備えることを特徴とする手動復帰型サーモスタットである。
また、本発明は、ベースに固定された固定接点と、この固定接点の上面に当接するよう板バネにより下方へ付勢される可動接点と、前記ベースに揺動可能に軸受され、基端部が押下げられることで先端部が押上げられ、その先端部の押上げにより前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させる可動操作材と、この可動操作材の基端側上部に上下動可能に配置され、バイメタルの反転動作に基づき前記可動操作材の基端部を押下げるガイドピンと、前記可動操作材の下部に上下動可能に配置され、前記可動操作材を押上げることで、前記可動操作材の先端部で前記可動接点を押上げると共に、前記可動操作材の基端部で前記ガイドピンを押上げて前記バイメタルを初期状態へ復帰可能なリセット軸とを備えることを特徴とする手動復帰型サーモスタットである。
さらに、本発明は、ベースに固定された固定接点と、この固定接点の上面に当接するよう板バネにより下方へ付勢される可動接点と、前記板バネの上部に上下動可能に配置され、バイメタルの反転動作に基づき前記板バネの中途部を下方へ押し込んで、前記板バネの先端部を上方へ反らせることで、前記板バネの先端部に設けた前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させるガイドピンと、前記板バネの下部に上下動可能に配置され、前記板バネの中途部を上方へ押し上げて、前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させると共に、前記ガイドピンを押上げて前記バイメタルを初期状態へ復帰させるリセット軸とを備えることを特徴とする手動復帰型サーモスタットである。
本発明によれば、リセット軸が押し込まれた状態では通電を確実に遮断する手動復帰型サーモスタットを、簡易で低コストに提供することができる。
以下、本発明の手動復帰型サーモスタットの一実施例について、図面を参照しつつ、さらに詳細に説明する。
図1は、本発明の手動復帰型サーモスタットの実施例1を示す縦断面図である。また、図2は、図1におけるII−II断面図であり、図3は、図1におけるIII−III断面図である。さらに、図4は、本実施例のサーモスタットの分解斜視図であり、後述する中蓋15、ガイドピン6およびバイメタル7は省略して示している。
本実施例のサーモスタットは、ベース1に固定される固定接点2、この固定接点2に対し当接または離隔する可動接点3、この可動接点3を固定接点2へ付勢する板バネ4、この板バネ4の付勢力に対抗して固定接点2から可動接点3を離隔させる可動操作材5、設定温度にて反転動作することでガイドピン6を介して可動操作材5を動作させるバイメタル7、このバイメタル7を反転状態から復帰させるリセット軸8、を主要部として備える。
本実施例のベース1は、上方に開口した有底円筒状のハウジングから構成される。ハウジング1の底壁1aの中央部には、下方へ筒状に突出してボス1bが一体形成されている。このボス1bの中央部には、前記底壁1aを上下方向に貫通して、軸挿通穴1c,1dが形成されている。この軸挿通穴は、上方が大径穴1cに形成され、下方が小径穴1dに形成されている。この軸挿通穴1c,1dには、リセット軸8が上下動可能に保持される。
本実施例のリセット軸8は、丸棒状とされ、その上端には、径方向外側へ突出してツバ部8aが形成されている。このツバ部8aの上面は、上方へ膨出する緩やかな球面状としてもよいが、図示のように平板状とするのが好ましい。リセット軸8は、そのツバ部8aを前記大径穴1cに配置した状態で、軸挿通穴1c,1dに差し込まれる。軸挿通穴1c,1dに挿入されたリセット軸8は、上下方向に沿って進退可能である。
ハウジング1の底壁上面には、図4に示すように、略矩形状の凹部1eが下方に凹んで形成されている。この凹部1eの底面右側には、円形状の第一窪み1fと、略矩形状の第一差込穴1gが形成されている。この第一差込穴1gは、前後方向に細長く形成され、ハウジング1の底壁1aを上下に貫通して形成されている。
一方、前記略矩形状の凹部1eの左側には、上方への立上り部1hが形成されている。この立上り部1hの上面には、略矩形状の第二窪み1iが形成され、この第二窪み1iの右側は半円形状に形成されている。また、この第二窪み1iの左側に隣接して、略矩形状の第二差込穴1jが形成されている。この第二差込穴1jは、前後方向に細長く形成され、ハウジング1の底壁1aを上下に貫通して形成されている。
前記第一差込穴1gには、第一接続材9が設けられる。第一接続材9は、略L字形状に屈曲された金属板からなり、水平に配置される水平片9aと、その右側端部から垂直下方へ延出する垂直片9bとからなる。水平片9aには、固定接点2が設けられる。固定接点2は、段付き短円柱形状の銅製の本体部2a上面に、円板状の銀合金製の頂部2bが重ね合わされて一体化されてなる。このような固定接点2は、本体部2a下方の小径部が前記水平片9aの穴に通された後、その下端部をかしめられて水平片9aに固定される。
ところで、ハウジング1の底壁1aには、前記ボス1bを挟んで、ハウジング1の直径方向に沿った左右二箇所に、第一端子10と第二端子11とが設けられる。第一端子10および第二端子11は、それぞれ略矩形状の金属板から形成され、ハウジング1の底面に重ね合わされて設けられる。その際、第一端子10は、第一窪み1fや第一差込穴1gと対応した側に設けられ、第二端子11は、第二窪み1iや第二差込穴1jと対応した側に設けられる。
固定接点2が固定された第一接続材9は、第一差込穴1gに垂直片9bを差し込まれる。そして、第一接続材9の下端部は、第一端子10の穴を貫通され、かしめられて第一端子10と一体化される。さらに、その接続部には、はんだ付け12がなされる。
一方、ハウジング1の第二差込穴1jには、第二接続材13が設けられる。第二接続材13は、略L字形状に屈曲された金属板からなり、水平に配置される水平片13aと、その左側端部から垂直下方へ延出する垂直片13bとからなる。図4に示すように、水平片13aの前後方向の幅寸法は、垂直片13bのそれよりも大きい。水平片13aの下端面には、板バネ4の基端部が設けられる。その際、水平片13aに形成した下方への円形状突出部13cを、板バネ4の円形穴に差し込んで、その下端部をかしめて一体化される。
板バネ4は、基端部が略半円形状とされ、先端部は略矩形状に形成されている。基端部の円弧は、ハウジング1の円弧よりも一回り小さく形成されている。板バネ4には、中央部に貫通穴4aが形成され、また先端部には可動接点3が固定される。可動接点3は、段付き円柱形状の銅製の本体部3a下面に、円板状の銀合金製の頂部3bが重ね合わされて一体化されている。このような可動接点3は、本体部3a上方の小径部が前記板バネ4の穴に通された後、その上端部をかしめられて板バネ4に固定される。
板バネ4を介して可動接点3が固定された第二接続材13は、第二差込穴1jに垂直片13bを差し込まれる。そして、第二接続材13の下端部は、第二端子11の穴を貫通され、かしめられて第二端子11と一体化される。さらに、その接続部には、はんだ付け14がなされる。この状態では、板バネ4は、基端部がハウジング1の立上り部1hの上部に保持され、貫通穴4aがハウジング1の中央部に配置される。また、板バネ4の先端部に固定された可動接点3は、その頂部3bが、固定接点2の頂部2bと対面して配置される。そして、その可動接点3は、固定接点2に当接するよう板バネ4により常時下方へ付勢される。
ハウジング1の底壁1aには、第一接続材9と第二接続材13とを結ぶ線と直角に、且つ前記軸挿通穴1c,1dを挟んだ前後位置に、軸受溝1k,1kがそれぞれ形成されている。この軸受溝1k,1kは、前記略矩形状の凹部1eの前後の壁面に形成されており、縦断面が半円形状またはU字形状とされ、前後方向に沿って且つ上方に開口して形成されている。この軸受溝1kには、可動操作材5が揺動可能に保持される。
本実施例の可動操作材5は、平面視が右側に開口したコ字形状とされ、正面視が緩やかな略V字形状に形成されている。具体的には、丸棒状の軸材(5c−5c)の長手方向中央部に、径方向外側へ延出して、二本の脚部5a,5aが設けられる。前記軸材は、前後方向に沿って配置され、前記脚部5aは、前記軸材から右斜め上方へ向けて延出する。また、前記脚部5a,5a間には、板状の連結部5bが設けられる。この連結部5bの幅寸法は、二本の脚部5a,5a間の幅寸法と対応している。前記連結部5bは、前記軸材の左斜め上方へ向けて延出する。このようにして、連結部5bと脚部5aとは、正面視で略V字形状に配置される。また、前後の脚部5a,5a間の隙間は、右側に開口して形成される。さらに、前記軸材は、連結部5bおよび脚部5aから前後方向外側へ突出した軸部5c,5cを有する。
可動操作材5は、前後の軸部5c,5cを、ハウジング1の軸受溝1k,1kに保持されて設けられる。これにより、可動操作材5は、軸部5c,5cまわりに揺動可能である。可動操作材5の脚部5aの先端部は、板バネ4の先端側下面に当接されている。従って、可動操作材5がその先端部(脚部5aの右側端部)を上方へ移動するように軸部5cまわりに傾くと、可動接点3を固定接点2から上方へ離間させる。
ハウジング1の上部開口には、中蓋15が装着された後、キャップ16がなされる。中蓋15は、段付き円柱形状であり、下方の小径部15aの外径は、ハウジング1の内径に適合している。また、上方の大径部15bの外径は、ハウジング1上部のフランジ1mの外径に適合している。従って、中蓋15は、その小径部15aをハウジング1の上部開口にはめ込まれ、大径部15bの下面がハウジング1の上面に当接されて保持される。
中蓋15の下面中央部には、下方へ突出して円錐台形状の突部15cが形成されている。また、中蓋15の上面には、下方へ凹んで段付きの浅い円形穴15d,15eが形成されている。さらに、中蓋15の中央部には、上下方向に貫通してピン挿通穴15fが形成されている。このピン挿通穴15fには、丸棒状のガイドピン6が上下動可能に差し込まれる。ガイドピン6の下端部は、板バネ4の貫通穴4aを貫通して、可動操作材5の基端部(連結部)5bの前後方向中央上面に当接されて保持される。その状態では、ガイドピン6の上端部は、前記円形穴15d内に配置される。
前記円形穴の大径部15eには、円板形状のバイメタル7が保持される。初期状態のバイメタル7は、緩やかに上方に凸の円弧状に湾曲されており、所定温度になると、下方に凸の状態に反転動作する。バイメタル7は、その外周部が前記大径穴15eの下面に保持されて配置される。そして、そのバイメタル7を介して、中蓋15の上部にキャップ16が装着される。
キャップ16は、下方にのみ開口する円筒形状で、その下端部には、径方向外側へ延出してフランジ16aを有する。このキャップ16は、中蓋15およびバイメタル7を介して、ハウジング1の上部に装着され、ハウジング1のフランジ1m下方位置にて、外周部を縮径されるようかしめられて、ハウジング1に固定される。これにより、中蓋15は、ハウジング1上端部とキャップ16上壁外周部との間に挟み込まれて固定される。また、キャップ16の上壁には、前記円形穴の小径部15dと対応した位置に、上方への円形状凹部16bが形成されている。
なお、上述したように、固定接点2、可動接点3、板バネ4、第一接続材9、第二接続材13、第一端子10、第二端子11は、金属などの導電性材料から形成されている。一方、ハウジング1、可動操作材5、ガイドピン6、リセット軸8、中蓋15は、樹脂などの絶縁性材料から形成されている。
以上の構成からなるサーモスタットは、実際には次のように組み立てられる。まず、予め、板バネ4には、基端部に第二接続材13を取り付けておき、先端部に可動接点3を取り付けておく。また、第一接続材9の上端部には、固定接点2を取り付けておく。さらに、ハウジング1の軸挿通穴1c,1dには、リセット軸8を挿入しておく。
次に、ハウジング1の第一差込穴1gに、第一接続材9を差し込んで、その下端部をハウジング1の下面に配置した第一端子10に通してかしめ、両者を半田付けする。その後、ハウジング1の軸受溝1k,1kに、可動操作材5の軸部5c,5cを配置して、ハウジング1内に可動操作材5を保持する。そして、ハウジング1の第二差込穴1jに、第二接続材13を差し込んで、その下端部をハウジング1の下面に配置した第二端子11に通してかしめ、両者を半田付けする。
次に、ハウジング1の上部に中蓋15をはめ込んで、そのピン挿通穴15fにガイドピン6を挿入する。最後に、中蓋15上部にバイメタル7をのせた状態で、ハウジング1上部にキャップ16を装着して、キャップ16の外周部をかしめて固定する。
上述したように、図1は、本実施例のサーモスタットの初期状態を示す断面図である。一方、図5から図7も、そのサーモスタットを示す断面図であるが、図5はバイメタル7の反転動作状態、図6はリセット軸8を押し込んでバイメタル7を初期状態に復帰させようとする状態、図7はリセット軸8を押し込んでバイメタル7を初期状態に復帰させ終えた状態を示している。
サーモスタットは、図1に示される状態で使用される。その状態では、バイメタル7は上に凸の状態で、固定接点2と可動接点3とが接触しており、第一端子10と第二端子11とが導通する。
機器の異常により、設定温度よりも高温となると、サーモスタットが動作する。この際、図5に示すように、バイメタル7が下に凸に反転し、それによりガイドピン6が下方へ押し込まれる。すると、略V字形状の可動操作材5の基端部5bが、下方へ押し込まれて、可動操作材5は、軸5cまわりに反時計方向へ少し回転する。これにより、可動操作材5の先端部(脚部5aの先端部)が板バネ4およびそれに固定の可動接点3を上方へ押し上げ、可動接点3が固定接点2から離れる。これにより、第一端子10と第二端子11との通電が遮断される。
図5の状態からサーモスタットを図1の初期状態に復帰させるには、図6および図7に示すように、リセット軸8を上方へ押し込めばよい。リセット軸8を上方へ押し込むと、可動操作材5は、ハウジング1の軸受溝1kに沿って上方へ移動する。可動操作材5の上方への移動により、可動操作材5の基端部がガイドピン6を介して、バイメタル7を上方へ押すので、バイメタル7を上に凸の状態へ戻すことができる。また、その状態では、可動操作材5の先端部も押し上げられ、可動接点3を固定接点2から上方へ離間させる。なお、リセット軸8が十分に押し込まれた状態でも、可動操作材5の軸部5cがハウジング1の軸受溝1kから脱落しないよう構成されている。
本実施例のサーモスタットの場合、固定接点2を下側に、可動接点3を上側に配置することで、リセット軸8が押し込まれた場合には、可動操作材5を介して可動接点3を上方へ移動させて固定接点2と非接触状態とする。従って、図7に示すように、仮にサーモスタットが動作していない状態でリセット軸8が押し込まれていても、可動接点3が固定接点2から離隔して、通電を確実に遮断する。よって、機器の異常加熱を確実に防止し、機器の損傷を防止し、安全確保も図られる。
図8は、本発明の手動復帰型サーモスタットの実施例2を示す縦断面図であり、(a)はサーモスタットの初期状態を示し、(b)はバイメタルの反転動作状態を示している。
本実施例2のサーモスタットも、基本的には前記実施例1と同様の構成であるから、以下では、両者の異なる部分を中心に説明する。また、同等の箇所には、同一の符号を付して説明する。
本実施例2のサーモスタットも、前記実施例1と同様に、上方に開口した略円筒形状のハウジング1を備える。そして、このハウジング1の上部に、前記実施例1と同様に、中蓋15、ガイドピン6、バイメタル7、キャップ16が設けられる。一方、ハウジング1の底壁1aには、前記実施例1と同様に、第一端子10、第二端子11、第一接続材9、第二接続材13、板バネ4、前記第一接続材9の上部に設けられる固定接点2、前記板バネ4の先端部に設けられる可動接点3、リセット軸8が設けられるが、本実施例2では可動操作材5は備えられていない。
前記実施例1では、ハウジング1の底壁1aには、板バネ4の基端側が配置される箇所に立上り部1hを設けたが、本実施例2では、逆に、板バネ4の先端側が配置される箇所に立上り部1nを設けている。そして、本実施例では、その立上り部1nの上部に、第一くぼみ1fを設け、その第一窪み1f内に固定接点2を配置している。
本実施例では、第一接続材9および第二接続材13は、略L字形状ではなく、単に上下方向に延出した部材である。第一接続材9の上端部には、固定接点2が設けられる。また、第一接続材9の下端部には、前記実施例1と同様に、第一端子10が接続されている。一方、第二接続材13の上端部には、板バネ4の基端部が保持される。図示例では、第二接続材13の上端部をかしめて取り付けており、そのかしめ部と底壁1a上面との間に、板バネ4の基端部が保持される。また、第二接続材13の下端部には、前記実施例1と同様に、第二端子11が接続されている。
板バネ4の基端部は、上述したように、第二接続材13の上部に固定される。一方、板バネ4の先端部には、可動接点3が固定される。板バネ4は、先端部と基端部との連結部が、先端側へ行くに従って上方へ傾斜して形成されている。この傾斜と対応して、ハウジング1の底壁1aには、固定接点2が配置される側に、立上り部1nが一体形成されている。そして、立上り部1nの上面に形成した第一窪み1f内に、固定接点2を配置している。さらに、板バネ4は、先端側の可動接点3の取付部と、中央のガイドピン6またはリセット軸8との接触部との間の一部で、その下面が前記第一窪み1fの周壁上端部(立上り部1nの上端部)への押し当て部4bとされる。
また、前記実施例1の板バネ4には、ガイドピン6やリセット軸8と対応した位置に貫通穴4aが形成されていたが、本実施例2の板バネ4には、ガイドピン6やリセット軸8と対応した位置に貫通穴4aは形成されていない。従って、板バネ4の中途部において、その上面には、ガイドピン6の下端部が当接可能とされ、その下面には、リセット軸8の上端部が当接可能とされる。なお、図示例のサーモスタットでは、ガイドピン6の下端部は先細に形成されており、リセット軸8の上端部の頭部8aも先細に形成されている。
本実施例のサーモスタットでは、図8(a)に示すように、通常時には、バイメタル7は上に凸の状態で、可動接点3は板バネ4の付勢力で固定接点2に接触している。ところが、所定温度になると、同図(b)に示すように、バイメタル7が下に凸の状態に反転して、ガイドピン6下端部が板バネ4の中央部を下方へ押し込むことになる。すると、板バネ4の前記押し当て部4bは、前記立上り部1nの上端部に押し当てられて、その押し当て部4bよりも先端側の可動接点3を上方へ浮き上がらせることになる。よって、固定接点2から可動接点3が上方へ離間して、接点2,3間の通電が遮断される。
このように、本実施例では、バイメタル7が反転すると、ガイドピン6が板バネ4を下方へ押し込み、この押込み部より先端側で可動接点3よりも基端側の押し当て部4bが、ベース1に設けた突起部(本実施例では第一窪み1fの周壁上端部)に接触する。これにより、板バネ4は、基端部と前記突起部とで支持され、その間がガイドピン6により下方へ押されることになり、前記押し当て部4bよりも先端側を上方へ反らせることになる。よって、固定接点2から可動接点3が上方へ離間して、第一端子10と第二端子11との通電が遮断される。
図9は、本発明の手動復帰型サーモスタットの実施例3を示す縦断面図であり、(a)はサーモスタットの初期状態、(b)はバイメタルの反転動作状態、(c)はリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰させようとする状態、(d)はリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰させ終えた状態を示している。
本実施例3のサーモスタットも、基本的には前記実施例2と同様の構成であるから、以下では、両者の異なる部分を中心に説明する。また、同等の箇所には、同一の符号を付して説明する。
本実施例3のサーモスタットは、板バネ4の構成において、前記実施例2と異なる。前記実施例2の板バネ4は、押し当て部4bをベース1の突起部(立上り部1nの上端部)に押し付けて弾性変形する構成であったが、本実施例3の板バネ4は、バイメタル7と同様のスナップアクション性を持たせたものである。
すなわち、本実施例3の板バネ4は、中央部をガイドピン6で下方へ押されて一定の変位になると、パッチンと反転動作し、その後は荷重が加わらなくても、その反転状態を維持するものである。そして、その板バネ4を元の状態へ戻すには、リセット軸8で逆方向の荷重を加え、一定変位になるとパッチンとスナップ動作して復帰する構成である。
本実施例3では、ガイドピン6およびリセット軸8は、前記実施例1と同様の構成である。但し、図示例のリセット軸8は、その頭部8aの上面が、上方へ膨出した緩やかな球面状に形成されている。
本実施例のサーモスタットの場合、通常の使用状態では、図9(a)に示すように、バイメタル7および板バネ4は、それぞれ上に凸の状態である。これにより、可動接点3は、板バネ4により下方へ付勢されて、固定接点2と接触している。
ところが、所定温度になると、同図(b)に示すように、バイメタル7が下に凸の状態に反転して、ガイドピン6下端部が板バネ4の中央部を下方へ押し込むことになる。すると、板バネ4も、下に凸の状態に反転し、先端側を上方へ反り上げることになる。これにより、可動接点3は、上方へ移動して、固定接点2から離れることになる。なお、接点の開離を確実にするためには、前記実施例2と同様に、ベース1に突起部を設けるのがよい。
同図(b)の状態から、同図(a)の初期状態に復帰させるには、同図(c)および(d)に示すように、リセット軸8を上方へ押込めばよい。リセット軸8を上方へ押し込むと、可動接点3は、そのまま上方へ押し上げられ、やがて中蓋15に当接する。このようにして、板バネ4の先端部を支持した状態で、さらにリセット軸8を上方へ押し込むと、板バネ4が初期状態に反転復帰される。板バネ4が初期状態に復帰する際には、ガイドピン6が上に押し上げられ、ガイドピン6がバイメタル7を押し上げて、バイメタル7も反転復帰させることができる。
本実施例の場合も、前記各実施例と同様に、図9(d)に示すように、リセット軸8が上方へ押し込まれた状態では、リセット軸8の先端部8aが板バネ4の中央部を上方へ押し上げて、可動接点3を固定接点2から上方へ離間させる。
なお、本発明の手動復帰型サーモスタットは、上記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。特に、各部材の形状や大きさは、適宜に設定される。また、サーモスタットの用途も任意である。さらに、前記実施例1において、リセット軸8の頭部8aの形状は、円形に限らず、四角形状などでもよい。四角形の平板状とすれば、可動操作材5との接触部分を増すことができ、安定した接触状態を得られる。
また、前記実施例1において、板バネ4の基端部を第二接続材13とベース1との間に挟み込んで保持したが、板バネ4の基端部はベース1に接触せず、単に第二接続材13に接続されているだけでもよい。しかも、前記実施例3のように、板バネ4と第二接続材13を同一部材から構成してもよい。この場合、板バネ4の基端部を略L字形状に屈曲して、その下方への延出部を第二接続材13とする。
本発明の手動復帰型サーモスタットの実施例1を示す縦断面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 図1のサーモスタットの分解斜視図であり、中蓋、ガイドピンおよびバイメタルは省略して示している。 図1のサーモスタットのバイメタルの反転動作状態を示す図である。 図5のサーモスタットのリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰させようとする状態を示す図である。 図6のサーモスタットのリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰し終えた状態を示す図である。 本発明の手動復帰型サーモスタットの実施例2を示す縦断面図であり、(a)はサーモスタットの初期状態を示し、(b)はバイメタルの反転動作状態を示している。 本発明の手動復帰型サーモスタットの実施例3を示す縦断面図であり、(a)はサーモスタットの初期状態、(b)はバイメタルの反転動作状態、(c)はリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰させようとする状態、(d)はリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰させ終えた状態を示している。 従来の手動復帰型サーモスタットを示す断面図であり、(a)は初期状態、(b)はバイメタルの反転動作状態、(c)はリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰させる状態を示している。 従来の手動復帰型サーモスタットを示す断面図であり、(a)は初期状態、(b)はバイメタルの反転動作状態、(c)はリセット軸を押し込んでバイメタルを初期状態に復帰させる状態を示している。
符号の説明
1 ハウジング(ベース)
2 固定接点
3 可動接点
4 板バネ
5 可動操作材
5c 軸部
6 ガイドピン
7 バイメタル
8 リセット軸
9 第一接続材
10 第一端子(接続端子)
11 第二端子(接続端子)
13 第二接続材
15 中蓋
16 キャップ

Claims (8)

  1. バイメタルの反転動作によって接続端子間の内部接続が遮断され、リセット軸の挿入によって前記接続端子間の内部接続が復帰する手動復帰型サーモスタットであって、
    前記バイメタルの反転動作または前記リセット軸の挿入動作に応答して移動する可動接点と、この可動接点に対面して固定配置される固定接点とからなる開閉接点を一組備え、
    前記可動接点は、前記固定接点よりも前記バイメタル側に配置され、前記開閉接点が閉鎖するよう前記バイメタルと反対側に付勢されており、この付勢力に対抗して前記バイメタルの反転動作により前記バイメタル側に移動して前記開閉接点が開離され、前記リセット軸が挿入された場合には前記バイメタル側に移動して前記開閉接点が開離され、前記リセット軸が挿入されている限りその状態を維持する
    ことを特徴とする手動復帰型サーモスタット。
  2. 固定接点の上部に配置され、前記固定接点に当接するよう下方へ付勢された可動接点と、
    基端部が押下げられることで先端部が押上げられ、その先端部の押上げにより前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させる可動操作材と、
    バイメタルの反転動作に基づき前記可動操作材の基端部を押下げるガイドピンと、
    前記可動操作材を押上げることで、前記可動接点を押上げつつ、前記ガイドピンを介して前記バイメタルを初期状態へ復帰させるリセット軸と
    を備えることを特徴とする手動復帰型サーモスタット。
  3. ベースに固定された固定接点と、
    この固定接点の上面に当接するよう板バネにより下方へ付勢される可動接点と、
    前記ベースに揺動可能に軸受され、基端部が押下げられることで先端部が押上げられ、その先端部の押上げにより前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させる可動操作材と、
    この可動操作材の基端側上部に上下動可能に配置され、バイメタルの反転動作に基づき前記可動操作材の基端部を押下げるガイドピンと、
    前記可動操作材の下部に上下動可能に配置され、前記可動操作材を押上げることで、前記可動操作材の先端部で前記可動接点を押上げると共に、前記可動操作材の基端部で前記ガイドピンを押上げて前記バイメタルを初期状態へ復帰可能なリセット軸と
    を備えることを特徴とする手動復帰型サーモスタット。
  4. 前記ベースは、上方に開口した有底筒状のハウジングからなり、
    このハウジングに、前記固定接点、前記可動接点、前記板バネ、前記可動操作材、および前記リセット軸が設けられており、
    前記ハウジングの上部開口に保持される中蓋に、前記ガイドピンが上下動可能に保持されており、
    この中蓋と、その上部に配置されて前記中蓋を前記ハウジングに固定するキャップとの間に、前記バイメタルが保持された
    ことを特徴とする請求項3に記載の手動復帰型サーモスタット。
  5. 前記ハウジングは、円筒形状とされ、
    前記バイメタルは、円板形状とされ、
    前記ガイドピンと前記リセット軸は、前記ハウジングの中央部に沿って配置され、
    前記ガイドピンの下端部は、前記板バネを貫通して、前記可動操作材の基端側上部に当接され、
    前記リセット軸は、前記ハウジングの底部から突出した状態で、前記ハウジングに脱落不能に保持されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の手動復帰型サーモスタット。
  6. 前記可動操作材は、V字形状材からなり、その屈曲部に設けられた軸まわりに揺動可能に保持される
    ことを特徴とする請求項2から請求項5までのいずれかに記載の手動復帰型サーモスタット。
  7. ベースに固定された固定接点と、
    この固定接点の上面に当接するよう板バネにより下方へ付勢される可動接点と、
    前記板バネの上部に上下動可能に配置され、バイメタルの反転動作に基づき前記板バネの中途部を下方へ押し込んで、前記板バネの先端部を上方へ反らせることで、前記板バネの先端部に設けた前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させるガイドピンと、
    前記板バネの下部に上下動可能に配置され、前記板バネの中途部を上方へ押し上げて、前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させると共に、前記ガイドピンを押上げて前記バイメタルを初期状態へ復帰させるリセット軸と
    を備えることを特徴とする手動復帰型サーモスタット。
  8. 前記バイメタルの反転動作により前記ガイドピンが押し下げられると、前記板バネは、前記ガイドピンが接触される箇所より先端側の一部を、前記ベースに押し当てることで、その押し当て部よりも先端側に設けた前記可動接点を前記固定接点から上方へ離間させる
    ことを特徴とする請求項7に記載の手動復帰型サーモスタット。
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