JP2005347703A - 太陽電池セルのタブリード付け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池セルの電極同士のタブリード付けを効率的に行うことができる装置を提供する。
【解決手段】太陽電池セルcの電極にタブリードtを接続するタブリード付け装置1において,複数枚の太陽電池セルcを並べて載置させる接続ステージ10と,前記接続ステージ10上の複数枚の太陽電池セルcの各電極にそれぞれ供給されたタブリードtを,同時に加熱する加熱機構17を有する構成とした。さらに,複数枚の太陽電池セルcを並べて載置させるセル載置ステージ3を備え,前記セル載置ステージ3に載置された複数枚の太陽電池セルcを接続ステージ10に一括して搬送するセル搬送機構18を備えた。
【選択図】 図5

Description

本発明は,複数の太陽電池セルをタブリードによって接続してストリング等を製造する装置に関する。
一般に,太陽電池は,複数枚の太陽電池セルをマトリクス状に並べた太陽電池モジュールの形態で使用されている。かかる太陽電池モジュールの製造工程においては,先ず,太陽エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池セルを直線状に並べ,タブリードによって電気的に接続したストリングを形成する工程が行われ,次に,このストリングを並列に並べて配線し,マトリクスを形成する工程が行われる。そして,このマトリクスをカバーガラスと保護材(ラミネート材)によってラミネートして,太陽電池モジュールが完成する。
太陽電池セルは,表面又は裏面に電極が形成されており,この電極にタブリードがはんだ付けされるようになっている。また,近年,太陽電池セルの裏面電極同士をタブリードで接続する構成としたもの(バックコンタクトセル)が開発されている。
従来,太陽電池セルの表面電極と他の太陽電池セルの裏面電極とを接続する装置として,例えば,太陽電池セルの上面(表面)にタブリードの一端を置き,タブリードの他端に別の太陽電池セルを載せ,この状態でタブリードを加熱することにより,表面電極と裏面電極にタブリードをはんだ付けする装置が提案されている(例えば,特許文献1参照)。
特開2003−168811号公報
しかしながら,従来のタブリード付け装置にあっては,各太陽電池セルに対するタブリードの供給とはんだ付けが,順次一つずつ行われているため,タブリードのはんだ付けに長時間を要し,ストリングの大量生産が難しい問題があった。
本発明の目的は,太陽電池セルの電極同士のタブリード付けを効率的に行うことができる装置を提供することにある。
上記課題を解決するため,本発明によれば,太陽電池セルの電極にタブリードを接続するタブリード付け装置であって,複数枚の太陽電池セルを並べて載置させる接続ステージと,前記接続ステージ上の複数枚の太陽電池セルの各電極にそれぞれ供給されたタブリードを加熱する加熱機構を有する構成としたことを特徴とする,太陽電池セルのタブリード付け装置が提供される。
このタブリード付け装置にあっては,前記加熱機構は,前記接続ステージ上の複数枚の太陽電池セルの各電極にそれぞれ供給されたタブリードを,同時に加熱することとしても良い。
さらに,複数枚の太陽電池セルを並べて載置させるセル載置ステージを備え,前記セル載置ステージに載置された複数枚の太陽電池セルを接続ステージに一括して搬送するセル搬送機構を備えても良い。さらに,前記セル載置ステージ上の太陽電池セルにフラックスを供給するフラックス供給機構を備えても良い。
また,複数のタブリードを並べて載置させるタブリード載置ステージを備え,前記タブリード載置ステージに載置された複数のタブリードを前記接続ステージ上の太陽電池セルの電極上に一括して搬送するタブリード搬送機構を備えても良い。
前記太陽電池セルの電極は,裏面電極であることとしても良い。さらに,前記接続ステージと太陽電池セルとの間に,防熱材を備えても良い。
本発明によれば,複数枚の太陽電池セルを接続ステージに並べ,タブリードを供給して加熱することにより,タブリードのはんだ付けを効率的に行うことができる。加熱機構によって複数個のタブリードを同時に加熱することにより,複数の太陽電池セルに対してタブリードのはんだ付けを同時に行うことができる。また,セル載置ステージに並べた複数枚の太陽電池セルを,セル搬送機構によって一括して保持し,接続ステージに効率的に搬送することができる。タブリード載置ステージに並べた複数のタブリードを,タブリード搬送機構によって一括して保持し,接続ステージに効率的に搬送することができる。フラックス供給機構によって,太陽電池セルにフラックスを一括して効率的に供給することができる。従って,太陽電池セルの電極同士を接続したストリングを,自動的に効率良く製造することができる。
以下,本発明の好ましい実施の形態を説明する。図1に示すように,ストリングsは,太陽エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池セルcとタブリードtによって構成され,複数枚,例えば12枚の太陽電池セルcを一列に並べ,隣り合う太陽電池セルcの裏面電極同士をタブリードtによって電気的に接続した構造となっている。
図2に示す太陽電池セルcは,略正方形の薄板状に形成され,裏面に合計6個の電極eが設けられたバックコンタクトセルである。電極eは,裏面の対向する2つの縁部に,それぞれ3個ずつ設けられている。裏面の各縁部において,3個の電極eは,縁部の左端部,中央部,右端部にそれぞれ設けられている。
図3に示すように,タブリードtには,太陽電池セルcの電極eにそれぞれ接着するための6個の突起t’が形成されている。突起t’は,タブリードtの両側部にそれぞれ3個ずつ設けられている。また,タブリードtの各側部において,突起t’は,タブリードtの左端部,中央部,右端部にそれぞれ設けられている。これらの突起t’のうち,タブリードtの一方の側部に設けられた3個の突起t’を,太陽電池セルcの一縁部に並べて設けられた3個の電極eにそれぞれ接着し,タブリードtの他方の側部に設けられた3個の突起t’を,別の太陽電池セルcの一縁部に並べて設けられた3個の電極eにそれぞれ接着するようになっている。
図4に示すように,本発明にかかるタブリード付け装置1の基台2には,複数枚,12枚の太陽電池セルcを前後方向(図4においては上下方向)に一列に並べて載置させるためのセル載置ステージ3と,12本のタブリードtを前後方向に並列に並べて載置させるためのタブリード載置ステージ5が備えられている。セル載置ステージ3は,基台2の右端部に配置され,タブリード載置ステージ5は,基台2の左端部に配置されている。セル載置ステージ3とタブリード載置ステージ5との間には,タブリードtを太陽電池セルcに接続する際に太陽電池セルcを載置させるための接続ステージ10と,タブリードtを太陽電池セルcに接続して完成したストリングsを収納するストック11が並べて設けられている。接続ステージ10は,ストック11の左側に配置されている。
図5に示すように,基台2の上方には,12枚の太陽電池セルcを一括して搬送するセル搬送機構15と,12本のタブリードtを一括して搬送するタブリード搬送機構16と,接続ステージ10上に載置された太陽電池セルcの各電極eにそれぞれ供給された12本のタブリードtを加熱する加熱機構17と,12枚の太陽電池セルcの上面縁部にフラックスを一括して供給するフラックス供給機構18とが備えられている。加熱機構17は,ストック11の左方に配置されており,タブリード搬送機構16は,加熱機構17の左方に配置されている。フラックス供給機構18は,ストック11より右方に配置されている。セル搬送機構15は,ストック11の上方において左右に移動可能に構成されている。
図4に示すように,セル搬送機構15,タブリード搬送機構16,加熱機構17,フラックス供給機構18は,基台2の上方において左右方向に延設されたレール20,21によって支持されている。レール20,21は,基台2の前縁側と後縁側にそれぞれ備えられている。レール20には,セル搬送機構15,タブリード搬送機構16,加熱機構17,フラックス供給機構18の各前端部が支持され,レール21には,セル搬送機構15,タブリード搬送機構16,加熱機構17,フラックス供給機構18の各後端部が支持されている。
図5に示すように,セル載置ステージ3は,左右方向に移動可能になっており,作業者によってセル載置ステージ3の上面に太陽電池セルcが載置されるときの載置位置Pcs1と,セル載置ステージ3の上面に載置された太陽電池セルcに対してフラックス供給機構18からフラックスが供給されるときのフラックス供給位置Pcs2と,セル搬送機構15によってセル載置ステージ3の上面から太陽電池セルcが移載されるときの移載位置Pcs3と,に移動できる構成となっている。載置位置Pcs1において,セル載置ステージ3は,基台2の右縁部に沿って配置される。移載位置Pcs3において,セル載置ステージ3は,ストック11の左側に隣接するように配置される。フラックス供給位置Pcs2は,載置位置Pcs1と移載位置Pcs3との間に位置している。
フラックス供給機構18は,フラックス供給位置Pcs2に位置するときのセル載置ステージ3の上方に備えられている。図4に示すように,フラックス供給機構18には,12個のフラックス供給器30が前後方向に一列に並べて取り付けられている。各フラックス供給器30は,図6に示すように,6個のフラックス供給ノズル31を支持する支持部材32と,支持部材32を昇降させるシリンダ33を備えている。フラックス供給ノズル31は,下方に向かってフラックスの液滴を滴下するように備えられており,左右方向に3列,前後方向に2列に並べた状態で,支持部材32の下面に支持されている。また,各フラックス供給ノズル31は,セル載置ステージ3がフラックス供給位置Pcs2に位置するとき,セル載置ステージ3上の太陽電池セルcの電極eの上方に対応して配置されるようになっている。各フラックス供給器30のシリンダ33を駆動させると,支持部材32が昇降して,6個のフラックス供給ノズル31が一体的に昇降するようになっている。
図5に示すように,セル搬送機構15は,レール20,21に沿って左右方向に移動可能になっており,移載位置Pcs3に位置するセル載置ステージ3から太陽電池セルcを持ち上げるときの保持位置Pcm1と,接続ステージ10に太陽電池セルcを載置し,また,接続ステージ10からストリングsを持ち上げるときの搬入出位置Pcm2と,ストリングsをストック11内に降ろすときの収納位置Pcm3とに移動する構成となっている。セル搬送機構15は,保持位置Pcm1ではストック11の右方に位置し,搬入出位置Pcm2ではストック11の左方に位置し,収納位置Pcm3ではストック11の真上に位置するようになっている。
図4に示すように,セル搬送機構15には,12個のセル保持器35が前後方向に一列に並べて取り付けられている。図5に示すように,各セル保持器35は,太陽電池セルcを吸着する吸着部材36と,吸着部材36を昇降させるシリンダ37とを備えている。
図5に示すように,タブリード載置ステージ5は,左右方向に移動可能になっており,作業者によってタブリード載置ステージ5の上面にタブリードtが載置されるときの載置位置Pts1と,タブリード搬送機構16によってタブリード載置ステージ5の上面からタブリードtが移載されるときの移載位置Pts2とに移動できる構成となっている。載置位置Pts1において,タブリード載置ステージ5は,基台2の左縁部に沿って配置される。移載位置Pts2は,載置位置Pts1の右側になっている。
タブリード搬送機構16は,レール20,21に沿って左右方向に移動可能になっており,移載位置Pts2に位置するタブリード載置ステージ5からタブリードtを持ち上げるときの保持位置Ptm1と,接続ステージ10にタブリードtを載置するときの載置位置Ptm2とに移動する構成となっている。
図7に示すように,タブリード搬送機構16には,12個のタブリード保持器40が前後方向に一列に並べて取り付けられている。図7に示すように,各タブリード保持器40は,タブリードtを吸着する吸着部材41と,吸着部材41を昇降させるシリンダ42を備えている。
図5に示すように,接続ステージ10は,左右方向に移動可能になっており,
搬入出位置Pcm2に移動したセル搬送機構15によって太陽電池セルcが受け渡され,また,接続ステージ10上からストリングsが移載されるときの搬入出位置Ps1と,タブリード搬送機構16からタブリードtが受け渡され,かつ,加熱機構17によって第一回目のはんだ付けが行われる第1の加熱位置Ph1と,第二回目のはんだ付けが行われる第2の加熱位置Ph2と,第三回目のはんだ付けが行われる第3の加熱位置Ph3と,に移動するようになっている。搬入出位置Ps1において,接続ステージ10は,ストック11の右側に隣接するように配置される。第1の加熱位置Ph1,第2の加熱位置Ph2,第3の加熱位置Ph3は,搬入出位置Ps1の左方に位置し,また,加熱機構17の下方に位置している。第2の加熱位置Ph2は,第1の加熱位置Ph1より右側に位置し,第3の加熱位置Ph3は,第1の加熱位置Ph1より左側に位置している。
さらに,接続ステージ10には,接続ステージ10を加熱するヒータ45が設けられている。このヒータ45によって接続ステージ10を昇温させることで,接続ステージ10上の太陽電池セルcを下側から加熱するようになっている。加熱機構17によってタブリードtを加熱すると同時に,接続ステージ10によって太陽電池セルcを昇温させることで,太陽電池セルcに対してタブリードtを確実に溶着させることができる。
図4に示すように,加熱機構17には,12個の加熱器50が前後方向に一列に並べて取り付けられている。図7に示すように,各加熱器50は,熱風を供給する熱風ノズル51と,熱風ノズル51を昇降させるシリンダ52と,タブリードtを押さえるピン53と,ピン53を昇降させるシリンダ54とを備えている。
接続ステージ10上の所定位置に太陽電池セルcが載置され,タブリードtが太陽電池セルc上の所定位置に載置された状態において,接続ステージ10を第1の加熱位置Ph1,第2の加熱位置Ph2,又は第3の加熱位置Ph3に移動させ,シリンダ54を駆動させてピン53を下降させると,各ピン53の下端部がタブリードtの上面に当接して,タブリードtが押さえられるようになっている。各ピン53は,接続ステージ10が第1の加熱位置Ph1に配置されているときは,タブリードtの中央部に当接し,接続ステージ10が第2の加熱位置Ph2に配置されているときは,タブリードtの左端部に当接し,接続ステージ10が第3の加熱位置Ph3に配置されているときは,タブリードtの右端部に当接するように位置決めされている。各ピン53の下端部は針のように尖った形状になっている。これにより,タブリードtとピン53との接触面積を小さくすることができ,タブリードtからピン53に熱が逃げることを防止できる。従って,タブリードtの加熱を効率的に行うことができる。
熱風ノズル51から供給される熱風は,タブリードtの上面に向かって供給されるようになっている。さらに,接続ステージ10が第1の加熱位置Ph1に配置されているときは,タブリードtの中央部に熱風が供給され,接続ステージ10が第2の加熱位置Ph2に配置されているときは,タブリードtの左端部に熱風が供給され,接続ステージ10が第3の加熱位置Ph3に配置されているときは,タブリードtの右端部に熱風が供給されるように位置決めされている。
図8は,タブリード付け装置1における工程の一例を表したタイムチャートである。1行目のチャート(1)は,セル保持器35の吸着部材36の昇降動作を示している。2行目のチャート(2)は,セル搬送機構15の左右方向の移動を示している。3行目のチャート(3)は,接続ステージ10の左右方向の移動を示している。4行目のチャート(4)は,タブリード保持器40の吸着部材41の昇降動作を示している。5行目のチャート(5)は,タブリード搬送機構16の左右方向の移動を示している。6行目のチャート(6)は,加熱器50のピン53の昇降動作を示している。7行目のチャート(7)は,加熱器50の熱風ノズル51の昇降動作を示している。このチャートに示されているように,セル搬送機構15においては,セル保持器35の吸着部材36を下降させて(S11)太陽電池セルcを吸着し,吸着部材36を上昇させ(S12),セル搬送機構15を移動させ(S21),吸着部材36を下降させて(S13)太陽電池セルcの吸着を停止させ,これにより,太陽電池セルcがセル載置ステージ3から搬入出位置Ps1に位置する接続ステージ10に移載されるようになっている。また,タブリード搬送機構16においては,タブリード保持器40の吸着部材41を下降させて(S41)タブリードtを吸着し,吸着部材41を上昇させ(S42),タブリード搬送機構16を移動させ(S51),吸着部材41を下降させて(S43)タブリードtの吸着を停止させ,これにより,タブリードtがセル載置ステージ3から第1の加熱位置Ph1に位置する接続ステージ10に移載されるようになっている。タブリードtのはんだ付けの際は,接続ステージ10を第1の加熱位置Ph1,第2の加熱位置Ph2,第3の加熱位置Ph3に移動させ(S32,S33,S34),それぞれの位置において,加熱器50の熱風ノズル51,ピン53を下降させ,加熱を行うようになっている(S62〜S67,S72〜S77)。
次に,以上のように構成されたタブリード付け装置1を用いてタブリードtのはんだ付けを行い,ストリングsを製造する工程を説明する。先ず,セル載置ステージ3を載置位置Pcs1に移動させておき,12枚の太陽電池セルcをセル載置ステージ3上の所定位置に並べる作業を行う。図4に示すように,作業者は,各太陽電池セルcの電極eが形成された裏面を上面にした状態で,12枚の太陽電池セルcをセル載置ステージ3上に前後方向に一列に並べるようにする。また,各太陽電池セルcの電極eが設けられた縁部同士を互いに隣接させるようにして並べるようにする。
セル載置ステージ3に太陽電池セルcが並べられたら,セル載置ステージ3をフラックス供給位置Pcs2に移動させる。フラックス供給位置Pcs2においては,フラックス供給機構18の各フラックス供給ノズル31からフラックスの液滴が滴下され,12枚の太陽電池セルcの各電極eに,フラックスが一括して供給される。
太陽電池セルcにフラックスが供給されたら,セル載置ステージ3をフラックス供給位置Pcs2から移載位置Pcs3に移動させる。また,セル搬送機構15を保持位置Pcm1に移動させる。そして,保持位置Pcm1において,セル搬送機構15に備えた各セル保持器35のシリンダ37を駆動させることにより各吸着部材36を下降させ(図8においてS11),セル載置ステージ3上の太陽電池セルcの上面に,それぞれ吸着部材36を当接させ,各吸着部材36によって太陽電池セルcの上面をそれぞれ吸着保持し,吸着部材36を上昇させる(S12)。こうして,セル搬送機構15の12個の吸着部材36によって,12枚の太陽電池セルcが,セル載置ステージ3に並べられたときの姿勢を維持しながら,一括して保持される。
セル搬送機構15によって12枚の太陽電池セルcを保持したら,セル搬送機構15を保持位置Pcm1から搬入出位置Pcm2に移動させる(図8においてS21)。また,接続ステージ10を搬入出位置Ps1に移動させておく(S31)。そして,搬入出位置Pcm2において,セル搬送機構15に備えた各セル保持器35のシリンダ37を駆動させることにより,各吸着部材36及び太陽電池セルcを下降させ(S13),接続ステージ10上に太陽電池セルcを載せたら,各吸着部材36の吸着動作を停止させ,各吸着部材36を上昇させる(S14)。こうして,セル搬送機構15によって,12枚の太陽電池セルcが,セル載置ステージ3に並べられたときの状態を維持しながら,接続ステージ10上に一括して載置される。接続ステージ10上に12枚の太陽電池セルcが移載されたら,接続ステージ10を搬入出位置Ps1から第1の加熱位置Ph1に移動させる(S32)。
なお,セル搬送機構15によって太陽電池セルcがセル載置ステージ3から保持された後は,セル載置ステージ3を載置位置Pcs1に戻すことが好ましい。そうすれば,作業者は,後述するタブリードtのはんだ付け工程を行う間に,セル載置ステージ3に新たな太陽電池セルcを並べることができ,タブリードtのはんだ付けが終了したら,直ぐに太陽電池セルcを整列させた状態で接続ステージ10に供給することができる。このように,タブリード付け装置1に太陽電池セルcを効率的に搬入することができる。
一方,基台2の左側においては,タブリード載置ステージ5を載置位置Pts1に移動させておき,12本のタブリードtをタブリード載置ステージ5上の所定位置に並べる作業を行う。図4に示すように,作業者は,各タブリードtの長手方向を左右方向に向け,各タブリードtの突起t’を前後方向に向けた状態で,また,隣り合うタブリードt同士の間に所定の間隔を空けるようにして,タブリード載置ステージ5上にタブリードtを前後方向に並列に並べるようにする。
タブリード載置ステージ5にタブリードtが並べられたら,タブリード載置ステージ5を載置位置Pts1から移載位置Pts2に移動させる。また,タブリード搬送機構16を保持位置Ptm1に移動させる。そして,保持位置Ptm1において,タブリード搬送機構16に備えた各タブリード保持器40のシリンダ42を駆動させることにより各吸着部材41を下降させ(図8においてS41),タブリード載置ステージ5上のタブリードtの上面に,それぞれ吸着部材41を当接させ,各吸着部材41によってタブリードtの上面をそれぞれ吸着保持し,吸着部材41を上昇させる(S42)。こうして,タブリード搬送機構16の12個の吸着部材41によって,12本のタブリードtが,タブリード載置ステージ5に並べられたときの姿勢を維持しながら,一括して保持される。
なお,タブリード搬送機構16によって太陽電池セルcがタブリード載置ステージ5から保持された後は,タブリード載置ステージ5を載置位置Pts1に戻すことが好ましい。そうすれば,作業者は,後述するタブリードtのはんだ付け工程を行う間に,タブリード載置ステージ5に新たなタブリードtを並べることができ,タブリードtのはんだ付けが終了したら,直ぐにタブリードtを整列させた状態で接続ステージ10に供給することができる。このように,タブリード付け装置1にタブリードtを効率的に搬入することができる。
タブリード搬送機構16によって12本のタブリードtを保持したら,タブリード搬送機構16を保持位置Ptm1から載置位置Ptm2に移動させる(S51)。また,前述したように,接続ステージ10上に12枚の太陽電池セルcが移載された状態で,接続ステージ10を第1の加熱位置Ph1に移動させておく(S32)。
そして,載置位置Ptm2において,タブリード搬送機構16に備えた各タブリード保持器40のシリンダ42を駆動させることにより,各吸着部材41及びタブリードtを下降させ(S43),接続ステージ10上に並べられた太陽電池セルcの上面に,タブリードtを載置する。このとき,各タブリードtは,隣り合う太陽電池セルcの縁部にまたがるようにして載置される。各タブリードtの前側に向けた3個の突起t’は,隣り合う太陽電池セルcのうち前方の太陽電池セルcにおいて,後縁部に設けられた3個の電極eにそれぞれ載せられ,各タブリードtの後側に向けた3個の突起t’は,後方の太陽電池セルcの前縁部に設けられた3個の電極eにそれぞれ載せられるようになっている。こうして,タブリード搬送機構16によって,12本のタブリードtが,タブリード載置ステージ5に並べられたときの状態を維持しながら,一括して搬送され,接続ステージ10上に載置された各太陽電池セルcの各電極に,それぞれ供給される。
タブリードtを接続ステージ10上の太陽電池セルcの上面に移載するときは,加熱機構17に備えた各加熱器50のピン53,熱風ノズル51を上昇させておき(S61,S71),移載の邪魔にならないようにしておく。そして,タブリードtを接続ステージ10上の太陽電池セルcの上面に載置すると同時に,加熱機構17に備えた各加熱器50のシリンダ54を駆動させることにより,ピン53を下降させ,タブリードtの上面にピン53を当接させる(S62)。こうして,ピン53によってタブリードtが押さえられ,太陽電池セルc上に固定される。このときピン53は,タブリードtの中央部を押さえるようになっている。加熱機構17のピン53によってタブリードtが押さえられたら,タブリード搬送機構16の各吸着部材41の吸着動作を停止させ,各吸着部材41を上昇させる(S44)。即ち,ピン53によってタブリードtを押さえてから吸着部材41を離隔させることにより,タブリードtの位置がずれてしまうことを防止できる。
加熱機構17のピン53によって各タブリードtが太陽電池セルcの上面に固定されたら,シリンダ52の駆動により熱風ノズル51を下降させ(S72),熱風ノズル51からの熱風の供給を開始する。また,接続ステージ10をヒータ45によって昇温させ,接続ステージ10によって太陽電池セルcを加熱する。熱風ノズル51からの熱風は,タブリードtの中央部に向かって供給される。これにより,タブリードtの中央部裏面のはんだが溶融される。タブリードtの中央部が溶融することにより,各タブリードtに形成された6個の突起t’のうち,中央部に位置する2個の突起t’が,前側の太陽電池セルcの後縁部に形成された3個の電極eのうち,中央部に位置する電極eと,後側の太陽電池セルcの前縁部に形成された3個の電極eのうち,中央部に位置する電極eとに,それぞれ溶着される。
このようにして,加熱機構17によって,12本のタブリードtの各中央部を同時に加熱することができ,12枚の太陽電池セルcに対して,タブリードtを同時にはんだ付けすることができる。そして,所定時間タブリードtを加熱したら,熱風ノズル51を上昇させ(S73),ピン53を上昇させる(S63)。このとき,タブリードtは,中央部が溶融して太陽電池セルcに溶着された状態となっているので,ピン53を上昇させても,タブリードtの位置が太陽電池セルcからずれてしまうおそれはない。
次に,接続ステージ10を第1の加熱位置Ph1から右方に移動させ,第2の加熱位置Ph2に移動させる(S33)。そして,シリンダ52,54を駆動させて熱風ノズル51,ピン53を下降させ(S64,S74),タブリードtの上面左端部にピン53を当接させながら,熱風ノズル51から熱風を供給する。熱風ノズル51からの熱風は,タブリードtの左端部に向かって供給される。これにより,タブリードtの左端部裏面のはんだが溶融される。タブリードtの左端部が溶融されることにより,各タブリードtに形成された6個の突起t’のうち,左端部に位置する2個の突起t’が,前側の太陽電池セルcの後縁部に形成された3個の電極eのうち,左端部に位置する電極eと,後側の太陽電池セルcの前縁部に形成された3個の電極eのうち,左端部に位置する電極eとに,それぞれ溶着される。
なお,各タブリードtは,第1回目の加熱によって中央部が予め溶着されており,タブリードtの位置ずれが生じる心配はないので,第2回目の加熱においては,熱風を供給する前にピン53によってタブリードtを予め押さえる必要は無い。従って,熱風ノズル51をピン53と同時に下降させるようにしても良い。この場合,熱風ノズル51による加熱を早く開始することができるので,はんだ付けの処理効率を向上させることができる。
このようにして,加熱機構17によって,12本のタブリードtの各左端部を同時に加熱することができ,タブリードtを効率的にはんだ付けすることができる。そして,所定時間タブリードtを加熱したら,熱風ノズル51を上昇させ(S75),ピン53を上昇させる(S65)。
次に,接続ステージ10を第2の加熱位置Ph2から左方に移動させ,第3の加熱位置Ph3に移動させる(S34)。そして,シリンダ52,54を駆動させて熱風ノズル51,ピン53を下降させ(S66,S76),タブリードtの上面右端部にピン53を当接させながら,熱風ノズル51から熱風を供給する。熱風ノズル51からの熱風は,タブリードtの右端部に向かって供給される。これにより,タブリードtの右端部裏面のはんだが溶融される。タブリードtの右端部が溶融されることにより,各タブリードtに形成された6個の突起t’のうち,右端部に位置する2個の突起t’が,前側の太陽電池セルcの後縁部に形成された3個の電極eのうち,右端部に位置する電極eと,後側の太陽電池セルcの前縁部に形成された3個の電極eのうち,右端部に位置する電極eとに,それぞれ溶着される。
なお,各タブリードtは,第1回目及び第2回目の加熱によって中央部,左端部が予め溶着されており,タブリードtの位置ずれが生じる心配はないので,第3回目の加熱においても,熱風を供給する前にピン53によってタブリードtを予め押さえる必要は無い。従って,熱風ノズル51をピン53と同時に下降させるようにしても良い。この場合,熱風ノズル51による加熱を早く開始することができ,はんだ付けの処理効率を向上させることができる。
このようにして,加熱機構17によって,12本のタブリードtの各右端部を同時に加熱することができ,タブリードtを効率的にはんだ付けすることができる。そして,所定時間タブリードtを加熱したら,熱風ノズル51を上昇させ(S77),ピン53を上昇させる(S67)。以上のように,接続ステージ10を加熱機構17に対して移動させ,タブリードtの中央部,左端部,右端部を順に加熱して溶着することにより,総ての太陽電池セルcの電極eにタブリードtが確実にはんだ付けされ,12個の太陽電池セルcをタブリードtによって連結したストリングsが完成される。なお,加熱機構17によってタブリードtを加熱する間,接続ステージ10をヒータ45によって加熱して,太陽電池セルcを昇温させることにより,タブリードtを確実に溶着させることができる。
ピン53を上昇させたら,接続ステージ10を第3の加熱位置Ph3から右方に移動させ,搬入出位置Ps1に移動させる(S35)。そして,搬入出位置Pcm2に待機させておいたセル搬送機構15の各吸着部材36を下降させ(S15),接続ステージ10上のストリングsの各太陽電池セルcの上面をそれぞれ吸着保持し,吸着部材36を上昇させる(S16)。こうして,セル搬送機構15によってストリングsが保持される。
セル搬送機構15によってストリングsを保持したら,セル搬送機構15を搬入出位置Pcm2から収納位置Pcm3に移動させる(S22)。そして,各吸着部材36を下降させ(S17),ストック11内にストリングsを下降させる。ストリングsがストック11内に載置されたら,各吸着部材36の吸着動作を停止させ,吸着部材36を上昇させる(S18)。こうして,ストック11内にストリングsが収納され,タブリード付け装置1における工程が終了する。
かかるタブリード付け装置1によれば,12枚の太陽電池セルcを接続ステージ10に並べて載置し,加熱機構17によって12本のタブリードtを同時に加熱することにより,タブリードtのはんだ付けを効率的に行うことができる。また,セル載置ステージ3に並べた12枚の太陽電池セルcを,セル搬送機構15によって一括して保持し,接続ステージ10の所定位置に一括して効率的に搬送することができる。タブリード載置ステージ5に並べた12本のタブリードtを,タブリード搬送機構16によって一括して保持し,接続ステージ10の所定位置に一括して効率的に搬送することができる。フラックス供給機構18によって,太陽電池セルcの所定位置にフラックスを一括して効率的に供給することができる。従って,太陽電池セルcの裏面電極e同士を接続するストリングsを,自動的に効率良く製造することができる。
以上,本発明の実施の形態の一例を説明したが,本発明はかかるものに限定されない。例えば,太陽電池セルcの形状,電極eの位置,タブリードtの形状などは,実施の形態に示したものに限定されない。また,太陽電池セルcの電極は,裏面でなく表面に形成されているものとし,表面電極同士をタブリード付けすることとしても良い。
本実施の形態において,加熱機構17は,熱風ノズル51とピン53を備え,熱風によりピン53を加熱し,タブリードtを加熱する構成としたが,はんだ付けを行う加熱機構の構成は,かかるものに限定されない。例えば,熱風によりタブリードtを直接的に加熱する構成としても良い。また,レーザービーム,はんだこて,ランプ等を用いてタブリードtを加熱するようにしても良い。
接続ステージ10の上面と太陽電池セルcの下面との間には,防熱材を備えても良い。この場合,防熱材が接続ステージ10による太陽電池セルcの加熱の緩衝材として機能するので,接続ステージ10の熱によって太陽電池セルcが過剰に加熱されることや,急激に加熱されることを防止することができ,これにより,太陽電池セルcに反りが発生することを抑止できる。従って,太陽電池セルcの下側から適切な加熱が行われ,タブリードtのはんだ付けが適切に行われる。防熱材としては,例えば,シリコン系の耐熱ラバーシート等を用いると良い。また,ヒータ45と接続ステージ10との間に防熱材を備え,防熱材がヒータ45による接続ステージ10の加熱の緩衝材として機能するようにしても良い。
本実施の形態においては,各タブリードtの中央部,左端部,右端部の3箇所をそれぞれ加熱するため,加熱機構17によるタブリードtの加熱を3回行うこととしたが,加熱の方法はかかる形態に限定されない。例えば,各タブリードtの中央部,左端部,右端部の3箇所を同時に加熱するようにしても良い。即ち,例えば加熱機構17の各加熱器50にピン53を3本備え,これら3本のピン53をそれぞれタブリードtの中央部,左端部,右端部の3箇所に,同時に当接させるようにし,また,熱風ノズルから供給される熱風によって,3本のピン53が同時に加熱されるようにする。このようにすれば,各タブリードtの中央部,左端部,右端部が同時にはんだ付けされるので,より効率的にはんだ付けを行うことができる。
本実施の形態においては,加熱機構17に備えた複数の加熱器50を同時に駆動させ,複数本のタブリードtを同時に加熱してはんだ付けする方法を説明したが,加熱機構17に備えた複数の加熱器50を選択的に個別に駆動させることにより,所望の位置のタブリードtを選択して加熱するようにしても良い。例えば,複数の加熱器50を前方から順に一つずつ駆動させることにより,タブリードtを前方から順番に一本ずつ加熱していくようにしても良い。
また,本実施の形態においては,タブリード搬送機構16に備えた複数のタブリード保持器40を同時に駆動させ,接続ステージ10上の太陽電池セルcの電極に,複数本のタブリードtを一括して供給する方法を説明したが,タブリード搬送機構16に備えたタブリード保持器40を選択的に個別に駆動させることにより,所望のタブリード保持器40にタブリードtを保持させ,所望の位置の太陽電池セルcの電極にタブリードtを選択して供給することも可能である。例えば,タブリード保持器40を前方から順に一つずつ駆動させることにより,タブリードtを前方から順番に一本ずつ供給していくようにしても良い。また,タブリード載置ステージ5にタブリードtを載置する際に,タブリード載置ステージ5上の所望の位置にタブリードtを選択的に置くことにより,所望のタブリード保持器40にタブリードtを保持させ,所望の位置の太陽電池セルcの電極にタブリードtを選択的に供給することも可能である。
本実施の形態においては,セル搬送機構15に備えた複数のセル保持器35を同時に駆動させ,複数枚の太陽電池セルcを接続ステージ10上に一括して供給する方法を説明したが,セル搬送機構15に備えたセル保持器35を選択的に個別に駆動させることにより,所望のセル保持器35に太陽電池セルcを保持させ,接続ステージ10上の所望の位置に太陽電池セルcを選択して供給することも可能である。例えば,セル保持器35を前方から順に一つずつ駆動させることにより,太陽電池セルcを前方から順番に一枚ずつ供給していくようにしても良い。また,セル載置ステージ3に太陽電池セルcを載置する際に,セル載置ステージ3上の所望の位置に太陽電池セルcを選択的に置くことにより,所望のセル保持器35に太陽電池セルcを保持させ,接続ステージ10上の所望の位置に太陽電池セルcを選択的に供給することも可能である。さらに,フラックス供給機構18の複数のフラックス供給器30から太陽電池セルcに対して選択的にフラックスを供給させるようにしても良い。
また,セル保持器35によって接続ステージ10上に選択的に供給された太陽電池セルcに対して,タブリード保持器40によってタブリードtを選択的に供給し,さらに,タブリード保持器40によって選択的に供給されたタブリードtを,加熱器50によって選択的に加熱することとしても良い。これにより,太陽電池セルcの表面電極と裏面電極とをタブリードによって接続することもできる。例えば,接続ステージ10上に一枚の太陽電池セルcを表面電極を上面側にして載置し,表面電極の上にタブリードの前端を載せ,次に,そのタブリードの後端に別の太陽電池セルcを載置した後,そのタブリードを加熱器50によって加熱する。このような一連の動作を,セル保持器35,タブリード保持器40,加熱器50を前方から順次駆動させて行うことにより,太陽電池セルcを前方から順次供給してタブリード付けを行い,ストリングを完成させることができる。
本実施の形態においては,作業者の手作業によってセル載置ステージ3上に太陽電池セルcを並べることとしたが,勿論,セル載置ステージ3上に太陽電池セルcを自動的に並べる機構を備えても良い。また,本実施の形態においては,作業者の手作業によってタブリード載置ステージ5上にタブリードtを並べることとしたが,勿論,タブリード載置ステージ5上にタブリードtを自動的に並べる機構を備えても良い。
本実施の形態においては,セル載置ステージ3の上面に載置された太陽電池セルcに対してフラックス供給機構18からフラックスが供給されることとしたが,タブリードtにフラックスを供給する構成とし,フラックスを供給したタブリードtを,太陽電池セルcに供給するようにしても良い。
ストリングの平面図である。 太陽電池セルの概略平面図である。 タブリードの平面図である。 本実施の形態にかかるタブリード付け装置の概略平面図である。 タブリード付け装置の概略正面図である。 フラックス供給器の概略斜視図である。 加熱機構,接続ステージの動作を説明する説明図である。 タブリード付け装置における各部の動作を説明するタイムチャートである。
符号の説明
c 太陽電池セル
t タブリード
1 タブリード付け装置
3 セル載置ステージ
5 タブリード載置ステージ
10 接続ステージ
15 セル搬送機構
16 タブリード搬送機構
17 加熱機構
18 フラックス供給機構

Claims (7)

  1. 太陽電池セルの電極にタブリードを接続するタブリード付け装置であって,
    複数枚の太陽電池セルを並べて載置させる接続ステージと,
    前記接続ステージ上の複数枚の太陽電池セルの各電極にそれぞれ供給されたタブリードを加熱する加熱機構を有する構成としたことを特徴とする,太陽電池セルのタブリード付け装置。
  2. 前記加熱機構は,前記接続ステージ上の複数枚の太陽電池セルの各電極にそれぞれ供給されたタブリードを,同時に加熱することを特徴とする,請求項1に記載の太陽電池セルのタブリード付け装置。
  3. 複数枚の太陽電池セルを並べて載置させるセル載置ステージを備え,
    前記セル載置ステージに載置された複数枚の太陽電池セルを接続ステージに一括して搬送するセル搬送機構を備えたことを特徴とする,請求項1又は2に記載の太陽電池セルのタブリード付け装置。
  4. 前記セル載置ステージ上の太陽電池セルにフラックスを供給するフラックス供給機構を備えることを特徴とする,請求項3に記載の太陽電池セルのタブリード付け装置。
  5. 複数のタブリードを並べて載置させるタブリード載置ステージを備え,
    前記タブリード載置ステージに載置された複数のタブリードを前記接続ステージ上の太陽電池セルの電極上に一括して搬送するタブリード搬送機構を備えたことを特徴とする,請求項1,2,3又は4に記載の太陽電池セルのタブリード付け装置。
  6. 前記太陽電池セルの電極は,裏面電極であることを特徴とする,請求項1,2,3,4又は5に記載の太陽電池セルのタブリード付け装置。
  7. 前記接続ステージと太陽電池セルとの間に防熱材を備えることを特徴とする,請求項1,2,3,4,5又は6に記載の太陽電池セルのタブリード付け装置。
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