JP2005347588A - 巻線型コイル - Google Patents

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宗和 犬伏
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Abstract

【課題】特許文献1に記載の技術の場合には、コイル2に被覆材料をコーティングする工程と、被覆材料を熱処理して空隙4を形成する工程とが必要になるため、製造工程が複雑であり、また、図4の(b)に示すようにコイル2が固定されていないため、コイル2が振動や衝撃によって位置ズレする。特許文献2に記載の技術の場合には、図5の(b)に示すように導電部材4と電極6との間に空隙Gが存在するため、熱衝撃により空隙Gが膨張、収縮を繰り返す間に、導電部材5から電極6が剥離し、導通不良となる。
【解決手段】本発明の巻線型コイル10は、巻芯部11A及びその両端に鍔部11Bを有するコア11と、巻芯部11Aに巻回されたワイヤ12と、各鍔部11B、11Bの下面に形成され且つワイヤ12の両端が接続された電極13、13と、を備え、ワイヤ12と各鍔部11Bそれぞれの上面に気泡Gを含む硬化性樹脂層14を設けたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻芯部にワイヤ等の巻線が巻回された巻線型コイルに関し、更に詳しくは、信頼性を高めることができる巻線型コイルに関するものである。
従来のこの種の巻線型コイルとしては、例えば、特許文献1に記載のインダクタ及びその製造方法が知られている。このインダクタは、図4の(a)に示すように、内部にインダクタンス素子として機能する導体(内部導体)2が配設されたチップ状素子1に、前記内部導体2と導通する外部電極(図示せず)が配設されており、内部導体2が非直線状に成形された金属線からなり、かつ、内部導体2の周囲に空隙4が設けられたものである。このように金属線からなるコイル2を設けたため、コイル2の抵抗が小さく、かつ、空隙4でコイル2を囲んでいるため、素子1を構成するセラミック等の材料とコイル2との間の応力が発生したり、チップ内部に割れを生じたりせず、所望の特性を実現することができ、信頼性を高めている。
また、電子部品の素子(基体)内に空隙を設ける技術が特許文献2において提案されている。この電子部品は、図5の(a)に示すように、基体4と、基体4に埋設された導電部材5と、基体4に設けられ、導体部材5と接触した電極6とを備え、基体4と導電部材5との間に空隙Gを有することによって基体4と導電部材5が接触する接触領域A1と、基体4と導電部材5が非接触となる非接触領域A2が設けられたものである。このような構成から、基体4と導電部材5との間の空隙Gによって基体4と導電部材5間の熱応力等を緩和させると共に基体4と導電部材5の接合を良好に行い、インピーダンス値や直流抵抗値のバラツキを抑えている。
更に、電子部品の素子(基体)内に気孔を設けて機械的衝撃や熱的衝撃を緩和する技術が特許文献3において提案されている。この電子部品は、基体と、基体に設けられた外部電極と、基体中に設けられ外部電極と電気的に接続された導電部材を備え、基体は少なくとも導電部材を取り囲む基体Aと基体A上に設けられた基体Bから構成され、基体Aと基体Bの主結晶相は同一であり、基体Bには気孔が内在していると共に、基体Aには気孔を全く設けないかあるいは、基体Bに存在する気孔の気孔率よりも小さな気孔率を有するように基体A中に気孔を設けたものである。このような構成から、基体Bの気孔によって機械的衝撃や熱的衝撃を緩和して電気的特性を劣化させることなく機械的特性を向上させている。
特開平11−135328号公報 特開2000−200719号公報 特開2000−289433号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインダクタの場合には、抵抗が小さく、また、素子1を構成するセラミック等の材料とコイル2との間の応力が発生したり、チップ内部に割れを生じたりせず、所望の特性を実現することができ、信頼性を高めることができるが、コイル2に被覆材料をコーティングする工程と、被覆材料を熱処理して空隙4を形成する工程とが必要になるため、製造工程が複雑で手間もかかるという課題があった。また、図4の(b)に示すようにコイル2が空隙4内にあって固定されていないため、例えばコイル2が振動や衝撃によって同図に矢印で示すように位置ズレする虞があった。
また、特許文献2に記載の技術の場合には、空隙Gによって基体4と導電部材5との間の熱応力等を緩和させると共に導電部材5と基体4の接合を良好に行うことができるが、図5の(b)に示すように導電部材4と電極6との間に空隙Gが存在するため、熱衝撃により空隙Gが膨張、収縮を繰り返す間に、導電部材5から電極6が剥離し、導通不良となる虞があった。また、特許文献3に記載の技術の場合には、基体B内に含まれる気孔によって機械的衝撃や熱的衝撃を緩和する技術であるが、基体を焼成する際にポリエチレン等の気孔形成材を燃焼させて気孔を形成するため、気孔形成材が僅かでも残留すると基体の磁気特性に大きく影響する虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、樹脂によってワイヤを固定すると共に熱衝撃が加わる環境下で樹脂とワイヤ間に働く応力を緩和してワイヤの位置ズレや断線を防止することができ、延いては信頼性を高めることができる巻線型コイルを提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載の巻線型コイルは、巻芯部及びその両端に鍔部を有するコアと、上記巻芯部に巻回されたワイヤと、上記各鍔部の下面にそれぞれ形成され且つ上記ワイヤの両端にそれぞれ接続された電極と、を備えた巻線型コイルにおいて、少なくとも上記ワイヤと上記各鍔部それぞれの上面に気泡を含む樹脂層を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の巻線型コイルは、請求項1に記載の発明において、上記樹脂層は、磁性体材料を含むことを特徴とするものである。
本発明の請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、樹脂によってワイヤを固定すると共に熱衝撃が加わる環境下で樹脂とワイヤ間に働く応力を緩和してワイヤの位置ズレや断線を防止することができ、延いては信頼性を高めることができる巻線型コイルを提供することができる。
以下、図1〜図3に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。尚、図1は本発明の巻線型コイルの一実施形態を示す図で、(a)はその斜視図、(b)はその巻芯部の長手方向の断面図、(c)はその下面を示す平面図、図2はワイヤが巻回されたコアに樹脂を塗布する状態を説明するための断面図、図3は図1に示す巻線型コイルを示す図で、(a)はその巻芯部の長手方向の断面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す断面図、(c)はコイルの端部と電極との接合部を拡大して示す断面図である。
本実施形態の巻線型コイル10は、例えば図1の(a)に示すように、巻芯部11A及びその両端に形成された鍔部11B、11Bを有するコア11と、コア11の巻芯部11Aに巻回された絶縁被膜付きワイヤ(以下、単に「ワイヤ」と称す。)12と、を備え、巻芯部11Aに巻回されたワイヤ12でコイルを形成している。コア11は、例えば金型等を用いてフェライト等の磁性体材料(例えば、透磁率μ≧200)を圧縮成形して形成されている。コア11は、例えば同図の(a)、(b)に示すように、巻芯部11A及び鍔部11Bがそれぞれ矩形状に形成されている。しかし、コア11は矩形状に制限されるものではない。コア11は、圧縮成形されたものに限らず、切削加工されたものであっても良い。
鍔部11Bは、図1の(a)〜(c)に示すように巻芯部11Aの外周面から突出するフランジを有し、巻芯部11Aにワイヤ12形成されたコイルの外周面が鍔部11Aのフランジの範囲内に収まり、鍔部11Bの外周面から突出しないように形成されている。ワイヤ12の線径としては、例えば20〜150μmのものが好ましい。
一対の鍔部11Bの下面には図1の(c)に示すように電極13、13がそれぞれ形成され、これらの電極13、13にはワイヤ12の両端部12A、12Aがそれぞれ接続されている。ワイヤ12の両端部12A、12Aは、同図に示すようにそれぞれ鍔部11Bの内側面と所定の角度Aで交差し、接合されている。所定の角度Aとしては、例えば10〜70°の範囲が好ましく、この範囲でワイヤ12の端部12Aと電極13とを確実に接合することができる。
電極13は、例えば同図の(b)に示すように、下地層電極13A及び上層電極13Bを有している。下地層電極13Aは、例えばAg、Cu等の導電性材料によって形成され、上層電極13Bは、例えばNi、Sn等の導電性材料によって形成されていることが好ましい。電極13は全体が10〜40μm厚に形成されていることが好ましく、下地層電極13Aは例えば4〜12μm厚に形成されていることが好ましく、上層電極13Bは6〜28μm厚に形成されていることが好ましくい。上層電極13Bは、例えば、1〜3μm厚のNi層と、5〜25μm厚のSn層とを有し、Ni層が下層でSn層が上層として形成されたものが好ましい。最上層をSn層によって形成することで、ワイヤ12の端部12AがSn層内に埋没し、ワイヤ12と電極13との接合強度を高めることができる。
また、図1の(a)、(b)に示すように巻芯部11Aに巻回されたワイヤ12及び巻芯部11A両端の鍔部11B、11Bそれぞれの上面には気泡Gを含む樹脂層14が設けられ、気泡Gを含む樹脂層14によって鍔部11B及びワイヤ12それぞれの上面を被覆すると共にワイヤ12を巻芯部11Aに固着している。気泡Gを含む樹脂層14は、電極13のある面以外の全ての面を被覆しても良い。気泡Gは、熱衝撃や機械的衝撃を吸収して緩和する機能を有し、硬化性樹脂層14内全体に渡って略均等に分散していることが好ましい。樹脂層14用の樹脂としては、例えばエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂等の硬化性樹脂を用いることができる。そこで、以下では、樹脂層14を硬化性樹脂層14として説明する。
また、硬化性樹脂は、フェライト等の磁性体材料粉末を含有するものがより好ましい。硬化性樹脂が磁性体材料粉末を含むことによって硬化性樹脂層14に磁気シールド効果を付与することができ、巻線型コイル10からの磁気漏れを防止して所期の電気的特性を発現することができ、信頼性を向上させることができる。磁性体材料粉末の含有量は30〜70重量%が好ましい。
ところで、図1の(a)では気泡Gがラグビーボール形状を呈しているが、略球形状を呈するものが多い。気泡Gが略球形状の場合には、気泡Gの平均粒径は、例えば20〜100μmで、硬化性樹脂層14に対する気泡Gの含有率は30〜70容量%が好ましい。気泡Gの平均粒径が20μm未満で、気泡Gの含有率が30容量%未満では熱衝撃や機械的衝撃を緩和することができず、また気泡Gの平均粒径が100μmを超え、気泡Gの含有率が70容量%を超えると機械的強度が劣化するため好ましくない。
気泡Gは、羽付き攪拌機等を用いて液状の硬化性樹脂を攪拌することによって形成することができる。この際、攪拌機の回転速度によって気泡Gの大きさを適宜調整することができる。また、液状の硬化性樹脂が保型性を有すると共にその内部に気泡Gを保持するためには、液状の硬化性樹脂は100〜250Pa・sの粘度に調整されていることが好ましい。液状の硬化性樹脂の粘度が100Pa・s未満では気泡Gを液状の硬化性樹脂内に保持することができず、しかも保型性に欠けるため好ましくない。また、液状の硬化性樹脂の粘度が250Pa・sを超えると攪拌による気泡Gの生成、分散が難しく、しかもコア11へ塗布し難くなるため好ましくない。
次に、巻線型コイル10の製造方法について図2をも参照しながら説明する。まず、所定の金型を用いてフェライト粉末(例えば、透磁率μ≧200)を圧縮成形して巻芯部11A及び一対の鍔部11Bからなるコア11を作製する。コア11の巻芯部11Aは、例えばL3.2mm×W3.2mm×H0.55mmの大きさに形成する。
また、気泡Gを含む液状の硬化性樹脂を調製する。まず、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を用い、エポキシ樹脂に磁性体材料粉末と有機溶剤を添加して粘度が100〜250Pa・sの液状の硬化性樹脂を調製する。次いで、羽付き攪拌機等を用いて液状の硬化性樹脂を高速攪拌して硬化性樹脂内に気泡を含ませる。この際、気泡Gの平均粒径を20〜100μmで、気泡Gの含有率を30〜70容量%に調整する。
次いで、コア11の両鍔部11Bの下面に電極13を設ける。電極13を形成する場合には、まず下地層電極13Aとして、Ag、Cu等の導電性材料粉末を含む導電性ペーストを浸漬法、印刷法等によって両鍔部11Bの下面に塗布した後、コア11を700〜1000℃の高温で処理して4〜12μm厚の下地層電極13Aを両鍔部11B、11Bにそれぞれ焼き付ける。これによって下地層電極13Aが各鍔部11Bに強力に固着される。引き続き、電解バレルメッキ法によって下地層電極13A上にNi、Snの順番でNi層及びSn層を積層して上層電極13Bを形成する。Ni層は半田耐熱性が高く、Sn層はワイヤ12との接合強度に優れている。この際、Ni層の厚さは1〜3μm、Sn層の厚さは5〜25μmにする。
コア11の鍔部11Bに電極13を形成した後、所定の線径を有するワイヤ12を巻芯部11Aに巻回する。ワイヤ12は電気的特性に即して単層または多層に巻回する。次いで、ワイヤ12の両端部12A、12Aを両鍔部11B、11Bと所定の角度Aで交差させて電極13の上層電極13Bに対して熱圧着して固定する。この熱圧着によってワイヤ12の端部12Aは上層電極13Bに埋没して電極13に対して確実に接合することができる。これによって巻線型コイル10の半製品10Aを得ることができる。
然る後、図2に示すように半製品10Aを所定の基板20上に配列する。この際、電極13を基板20側にして半製品10Aを基板20に取り付ける。一方、例えば図2に示すようにドクターブレード30を用いて、予め準備しておいた気泡Gを含む液状の硬化性樹脂Rを他の基板40上に塗布して液状の硬化性樹脂層Rを形成する。次いで、同図に示すように半製品10Aを液状の硬化性樹脂層Rに対向させた状態で、基板20と基板40を相対的に移動させて半製品10Aを液状の硬化性樹脂層Rに浸漬して半製品10Aの上面(コイル上面及び鍔部11Bの上面)(同図では下面)に液状の硬化性樹脂Rを塗布する。この操作によって半製品10Aの上面に気泡Gを含む液状の硬化性樹脂層が形成される。
気泡Gを含む液状の硬化性樹脂層は所定の粘度を有するため、その硬化性樹脂層はその形態を保持すると共に気泡Gを内包した状態を保持することができる。引き続き、基板20上の複数の半製品10Aを熱処理し、気泡を含む液状の硬化性樹脂を、気泡Gを含む硬化性樹脂層14として硬化させ巻線型コイル10を得る。
以上のようにして得られた巻線型コイル10(図3の(a)参照)は、使用時等に急激な昇降温による熱衝撃を受けると、同図の(b)に矢印で示すように気泡Gを含む硬化性樹脂層14が膨張、収縮を繰り返すが、この際硬化性樹脂層14の膨張、収縮を気泡Gによって吸収してその膨張、収縮を緩和し、硬化性樹脂層14とワイヤ12からなるコイルとの間の膨張、収縮差に起因する硬化性樹脂層14のクラックやワイヤ12の断線を防止することができる。ワイヤ12の両端部12A、12Aが接続された電極13、13は、同図の(c)に示すように気泡を含む硬化性樹脂層14によって被覆されていないため、ワイヤ12と電極13の接続部は硬化性樹脂層14内の気泡Gの影響を受けることがなく、電極13との間で断線を起こすこともない。
以上説明したように本実施形態によれば、巻芯部11Aに巻回されたワイヤ12及び巻芯部11A両端の鍔部それぞれの上面に気泡Gを含む硬化性樹脂層14を設け、気泡Gを含む硬化性樹脂層14によってワイヤ12及び両鍔部11B、11Bそれぞれの上面を被覆しているため、巻線型コイル10が繰り返し熱衝撃を受ける環境下にあっても、熱衝撃による硬化性樹脂層14の膨張、収縮を内部の多数の気泡Gによって吸収し、緩和することができ、硬化性樹脂層14にクラックを生じたり、ワイヤ12の断線を生じたりする虞がない。しかも、ワイヤ12が硬化性樹脂層14によって巻芯部11Aに固着されているため、ワイヤ12が巻芯部11Aにおいて位置ズレすることがなく、電気的特性を劣化させる虞もなく、信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、硬化性樹脂層14が磁性体材料粉末を含むことにより、巻線型コイル10に磁気シールド効果を付与することができ、巻線型コイル10からの磁気漏れを防止して所期の電気的特性を発現することができ、信頼性を更に向上させることができる。
尚、上記実施形態では樹脂層として熱硬化性樹脂及び紫外線硬化性樹脂を例に挙げて説明したが、気泡を含ませることができる樹脂であれば特に制限されるものではない。要は、本発明の巻線型コイルは、少なくとも上記各鍔部及びワイヤそれぞれの上面に気泡を含む樹脂層を設けたものであれば良く、ワイヤ及び各鍔部の下面を除く部分を気泡を含む樹脂層で被覆したものであっても良い。
本発明は、例えば移動体機器等に用いられる巻線型コイルに好適に利用することができる。
本発明の巻線型コイルの一実施形態を示す図で、(a)はその斜視図、(b)はその巻芯部の長手方向の断面図、(c)はその下面を示す平面図である。 ワイヤが巻回されたコアに樹脂を塗布する状態を説明するための断面図である。 図1に示す巻線型コイルを示す図で、(a)はその巻芯部の長手方向の断面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す断面図、(c)はコイルの端部と電極との接合部を拡大して示す断面図である。 従来の巻線型コイルの一例の要部を示す図で、(a)はその断面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す断面図である。 従来の電子部品の一例を示す図で、(a)はその断面図、(b)はその一部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
10 巻線型コイル
11 コア
11A 巻芯部
11B 鍔部
12 ワイヤ
13 電極
14 硬化性樹脂層(樹脂層)
G 気泡

Claims (2)

  1. 巻芯部及びその両端に鍔部を有するコアと、上記巻芯部に巻回されたワイヤと、上記各鍔部の下面にそれぞれ形成され且つ上記ワイヤの両端がそれぞれ接続された電極と、を備えた巻線型コイルにおいて、少なくとも上記各鍔部及びワイヤそれぞれの上面に気泡を含む樹脂層を設けたことを特徴とする巻線型コイル。
  2. 上記樹脂層は、磁性体材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の巻線型コイル。
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