JP2005346372A - 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 - Google Patents

車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両 Download PDF

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Abstract

【課題】
自車両の車両状態や走行状況等の複数の情報を、それぞれ運転者にわかりやすく伝える車両用運転操作補助装置を提供する。
【解決手段】
車両用運転操作補助装置は、運転者用シートのサイド部を回転するシートサイド駆動機構と、左右サイドミラーの下部に設置された左右表示部とを備えている。リスクポテンシャルRPが小さい場合は、自車両のレーン内横位置に応じた回転角で左右いずれかのシートサイド部を回転し、左右後側方車両と自車両との接近度合を左右表示部に表示する。リスクポテンシャルRPが大きい場合は、リスクポテンシャルRPの大きさに応じた回転角でリスクポテンシャルRPの発生方向にあるシートサイド部を回転する。また、リスクポテンシャルRPの発生方向にある表示部にリスクポテンシャルRPの大きさを表示し、反対方向にある表示部に後側方車両の接近度合を表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、運転者の操作を補助する車両用運転操作補助装置に関する。
従来の車両用運転操作補助装置は、自車両の障害物に対する異常接近時にアクセルペダルに振動を発生させている(例えば特許文献1参照)。この装置は、アクセルペダルを振動させることにより、異常接近状態を音響表示あるいは光学的表示に加えて運転者に体感的に伝達するものである。
本願発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。

特開平6−249956号公報
上述した従来の装置では、障害物に対する異常接近状態を複数の手段によって運転者に伝達しているが、複数の異なる情報を運転者に伝達することはできなかった。車両用運転操作補助装置にあっては、複数の異なる情報を個々に運転者にわかりやすく伝えることが望まれている。
本発明による車両用運転操作補助装置は、自車両の車線内走行状態を検出する自車両走行状態検出手段と、自車両の後側方を走行する後側方車両の走行状態を検出する後側方車両走行状態検出手段と、自車両走行状態検出手段と、後側方車両走行状態検出手段による検出結果に基づいて、自車両と後側方車両との接触のリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、運転者に情報を伝達する情報伝達手段と、リスクポテンシャル算出手段によって算出されるリスクポテンシャルが、所定値よりも小さい低リスク領域にあるか、所定値よりも大きい高リスク領域にあるかに応じて、情報伝達手段によって運転者に提供する情報を変更する情報変更手段とを備える。
自車両の車線内走行状態、後側方車両の走行状態および接触のリスクポテンシャルの複数の情報から、低リスク領域および高リスク領域において必要な情報をそれぞれ運転者にわかりやすく伝達することができる。
《第1の実施の形態》
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の構成を示すシステム図であり、図2は、車両用運転操作補助装置1を搭載した車両の構成図である。
まず、車両用運転操作補助装置1の構成を説明する。
前方カメラ20は、フロントウィンドウ上部に取り付けられた小型のCCDカメラ、またはCMOSカメラ等であり、前方道路の状況を画像として検出し、コントローラ50へと出力する。前方カメラ20による検知領域は車両の前後方向中心線に対して水平方向に±30deg程度であり、この領域に含まれる前方道路風景が画像として取り込まれる。後側方カメラ21は、リヤウインドウの左右上部に取り付けられた小型のCCDカメラ、またはCMOSカメラ等であり、前方カメラ20と同等の性能で、自車両の後方および側方の道路状況を検出する。前方カメラ20および後側方カメラ21は、検出した自車両周囲の道路状況をコントローラ50へと出力する。
車速センサ30は、車輪の回転数や変速機の出力側の回転数を計測することにより自車両の車速を検出し、検出した自車速をコントローラ50に出力する。
コントローラ50は、CPUと、ROMおよびRAM等のCPU周辺部品とから構成され、車両用運転操作補助装置1全体の制御を行う。コントローラ50は、車速センサ30から入力される自車速と、前方カメラ20および後側方カメラ21から入力される車両周辺の画像情報とから、自車両周囲の障害物状況を検出する。なお、コントローラ50は、前方カメラ20および後側方カメラ21からの画像情報を画像処理し、自車両周囲の障害物状況を検出する。ここで、自車両周囲の障害物状況としては、車線識別線(レーンマーカ)からの自車両の変位量、および隣接車線を走行する他車両(後側方車両)の有無と接近度合等である。
コントローラ50は、検出した障害物状況に基づいて、自車両と自車両周囲に存在する他車両との接触のリスクを表すリスクポテンシャルを算出する。そして、自車両周囲の障害物状況およびリスクポテンシャルを、運転者用シートを介した触覚刺激情報および表示による視覚情報として運転者に伝達するように、シートサイド駆動機構70および表示装置80をそれぞれ制御する。なお、コントローラ50は、リスクポテンシャルに応じて、障害物状況およびリスクポテンシャルをどのように伝達するかを切り替える。
シートサイド駆動機構70は、コントローラ50からの指令に応じて、自車両周囲の障害物状況、またはリスクポテンシャルをシートからの押圧力として運転者に伝達するために、シートの形状を変更する。図3(a)に、車両用運転操作補助装置1を備えた車両に搭載され、シートサイド駆動機構70によって駆動される運転者用シート71の構成を示す。
図3(a)に示すように、シート71は、クッション部72,シートバック部73,およびヘッドレスト74から構成される。第1の実施の形態においては、シートサイド駆動機構70によってシートバック部73の左右サイド部73i、73jを回動することによって運転者に押圧力を与える。以下に、シートバック部73の構成を説明する。
シートバック部73は、シートバックフレーム73aと、左右のサイドフレーム73b、73cとを備え、これらのフレーム73a〜73cをウレタンパッド75でカバーしている。シートバックフレーム73aには、ウレタンパッド75を支持するスプリング73dが取り付けられている。
シートサイド駆動機構70は、シートバック部73の左右サブフレーム73b、73cをそれぞれ回動するモータユニット73e、73fを備えている。シートバック部73に取り付けられたモータユニット73e、73fの回転トルクは、トルクケーブル73g、73hを介してそれぞれサブフレーム73b、73cに伝えられ、左右サブフレーム73b、73cをシートバックフレーム73aの左右端を中心としてそれぞれ回転させる。図3(b)に示すように、左右サブフレーム73b、73cはシート71の形状を変更しないときのの姿勢(±θ=0)から、シートバックフレーム73aに対して略垂直になる角度(±θ=±θmax)まで回転する。
シートサイド駆動機構70は、コントローラ50からの指令に応じてモータユニット73e、73fをそれぞれ制御し、シートバック部73の左右サイド部73i、73jをそれぞれ回転させる。シートバック部73の左右サイド部73i、73jは運転者に押しつけられ、または運転者から離れるように回転し、運転者の脇腹を押すことにより、リスクポテンシャルまたは障害物状況を触覚刺激として運転者に伝達する。
表示装置80は、図4に示すように自車両の右側のアウトサイドミラーの下部に設置された右側表示部81、および左側のアウトサイドミラーの下部に設置された左側表示部82から構成される。右側表示部81および左側表示部82は、コントローラ50で算出された自車両周囲の障害物状況およびリスクポテンシャルを表示して視覚情報として運転者に伝達する。なお、左右表示部81,82は、運転者がアウトサイドミラーによって後側方の状況を確認する際に、その妨げにならないような位置に配置される。
つぎに、車両用運転操作補助装置1の動作を図5を用いて詳細に説明する。図5は、第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理内容は、一定間隔、例えば50msec毎に連続的に行われる。
ステップS101では、自車両が走行する車線のレーンマーカを検出する。具体的には、前方カメラ20によって検出される自車両前方領域の画像信号に画像処理を施し、自車線のレーンマーカを認識する。
ステップS102では、自車線内における自車両の走行状態を検出する。具体的には、車速センサ30によって検出される自車速V0を読み込む。さらに、ステップS101で認識したレーンマーカと、自車両前方領域の画像情報に基づいてレーン内における自車両の横位置δを算出する。図6(a)に示すように、レーン内横位置δは自車線のレーン中央を0として右方向を正の値で表し、自車両の右側のレーンマーカ、すなわちレーン右端ではδ=1,自車両の左側のレーンマーカ、すなわちレーン左端ではδ=−1となるように設定する。レーン内横位置δは、自車線のレーン中央から自車両の重心Oがどれだけ離れているかを表している。
さらに、レーン内横位置δの時間変化から、自車線に対する自車両の横方向移動速度V_δを算出する。横方向移動速度V_δは、自車両が自車線の右方向に移動してるときは正の値を示し、左方向に移動しているときは負の値を示す。
なお、図6(b)に示すように、レーン内横位置δとして、自車両より所定距離前方の点O’から自車線のレーン中央までの距離を算出することもできる。前方の点O’は、自車両の先端から、自車両の前後方向中心線上の所定距離前方に設定する。
つづくステップS103では、自車両の後側方に存在する後側方車両を検出し、後側方車両の走行状態を検出する。具体的には、後側方カメラ21によって検出される自車両の左右後方領域の画像信号に画像処理を施し、左右の隣接車線において自車両の後側方を走行する後側方車両を検出する。
ステップS104では、ステップS103において検出した後側方車両の走行状態および自車両との接近状態を算出する。自車両の左右両側の隣接車線に後側方車両が検出された場合は、自車両の左右後方領域の画像情報および自車速Vに基づいて、図7に示すように、自車両V1の右側車線を走行する後側方車両V2までの距離D_Rと相対速度(VR-V0)、および自車両の左側車線を走行する後側方車両V3までの距離D_Lと相対速度(VL-V0)を検出する。なお、図6においてVRは右後側方車両V2の車速、VLは左後側方車両V3の車速である。後側方車両が検出されない場合は、自車両と後側方車両との距離および相対速度は検出しない。
自車両と後側方車両との相対速度(VR−V0)、(VL−V0)は、自車両と後側方車両との接近度合を表している。相対速度(VR−V0)、(VL−V0)が大きいほど後側方車両の接近速度が速く、自車両に対する接近度合が大きいといえる。なお、自車両と後側方車両との接近度合として、自車両と後側方車両との余裕時間を算出することもできる。右後側方車両V2および左後側方車両V3に対する余裕時間は、それぞれ(D_R/(VR-V0)),(D_L/(VL-V0))である。余裕時間は、自車両と後側方車両との相対速度が一定であった場合に、何秒後に車間距離が0になるかを表す値であり、余裕時間が小さいほど後側方車両の接近度合が大きいことを表している。
ステップS105では、ステップS104で算出した後側方車両の走行状態に基づいて、自車両が後側方車両と接触するリスクを表すリスクポテンシャルRPを算出する。ここでは、自車両が隣接車線に進入するときの後側方車両と自車両との車間距離の逆数を、リスクポテンシャルRPとして算出する。
自車両が右側車線に進入するときの右後側方車両と自車両との車間距離D_R’と、自車両が左側車線に進入するときの左後側方車両と自車両との車間距離D_L’は、自車両と後側方車両との相対速度が一定であると仮定した場合に、以下の(式1)から算出できる。
D_R’={D_R-(VR−V0)・(1-δ)/(V_δ)}
D_L’={D_L-(VL−V0)・(1+δ)/(V_δ)} ・・・(式1)
図8に示すように、ステップS102で算出した自車両の横方向移動速度V_δが正の値で自車両が右方向に移動している場合は、車間距離D_R’を用いて右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPを算出する。一方、横方向移動速度V_δが負の値で自車両が左方向に移動している場合は、車間距離D_L’を用いて左後側方車両に対するリスクポテンシャルRPを算出する。
自車両が右方向に移動している場合、リスクポテンシャルRPは以下の(式2)から算出する(RP≧0)。
RP=1/|D_R’|
=1/|{D_R-(VR−V0)・(1-δ)/(V_δ)}| ・・・(式2)
自車両が左方向に移動している場合、リスクポテンシャルRPは以下の(式3)から算出する(RP<0)。
RP=-1/|D_L’|
=-1/|{D_L-(VL−V0)・(1+δ)/(V_δ)}| ・・・(式3)
つづくステップS106では、ステップS105で算出したリスクポテンシャルRPに応じて、運転者に伝達する情報の出力量を算出する。図9を用いて、リスクポテンシャルRPに応じて自車両周囲の障害物状況およびリスクポテンシャルRPをどのように運転者に伝達するかを説明する。ここでは、リスクポテンシャルRPの下限を含む低RP領域(|RP|≦R1)とリスクポテンシャルRPの上限を含む高RP領域(|RP|≧R2>R1)を設定し、ステップS105で算出したリスクポテンシャルPRが低RP領域か高RP領域かで、情報伝達の形態を変更する。
具体的には、リスクポテンシャルRPが低RP領域に該当する場合は、シートサイド部73i、73jを駆動することにより自車両の車線内の走行状態を運転者に伝達するとともに、左右表示部81,82により後側方車両の接近度合を表示する。一方、リスクポテンシャルRPが高RP領域に該当する場合は、シートサイド部73i、73jを駆動することによりリスクポテンシャルRPの大きさとその発生方向を伝達する。さらに、リスクポテンシャルRPが発生する方向にある表示部によりリスクポテンシャルRPの大きさとその発生方向を表示し、リスクポテンシャルRPの発生方向とは反対側の表示部により後側方車両の接近度合を表示する。
まず、リスクポテンシャルRPが低RP領域にある場合の情報出力量の算出方法を説明する。低RP領域におけるシートサイド部73i、73jの回転角θ1は、自車両のレーン内横位置δに基づいて以下の(式4)から算出する。また、右側の表示部81の表示量L1_Rおよび左側の表示部82の表示量L1_Lは、自車両と後側方車両との接近度合に基づいて以下の(式5)(式6)からそれぞれ算出する。接近度合は、例えば自車両と後側方車両との相対速度(接近速度)を用いる。
θ1=k1・δ ・・・(式4)
L1_R=k2・(VR_V0) ・・・(式5)
L1_L=k2・(VL_V0) ・・・(式6)
(式4)において、k1はレーン内横位置δをシートサイド部73i、73jの回転角θ1に変換するための係数であり、予め適切な値を設定しておく。回転角θ1が正の値(θ1≧0)で自車両が自車線の右側領域を走行している場合は、シートバック部73の右側から押圧力を発生するように右側のシートサイド部73iを運転者側に回転する。回転角θ1が負の値(θ1<0)で自車両が自車線の左側領域を走行している場合は、シートバック部73の左側から押圧力を発生するように左側のシートサイド部73jを運転者側に回転する。
(式5)(式6)において、k2は相対速度(VR-V0)、(VL−V0)を表示量L1_R,L1_Lに変換するための係数であり、予め適切な値を設定しておく。
図10(a)に、低RP領域における右側表示部81の表示例を示す。表示部81は、バー表示部81aとマーク表示部81bとを備えている。バー表示部81aには、表示量L1_Rに応じて、すなわち自車両と右後側方車両との相対速度に応じて点灯するインジケータバー81cが表示される。マーク表示部81bには、自車両と右後側方車両との相対速度を表示する。なお、左側表示部82における表示形態も右側表示部81と同様である。
つぎに、リスクポテンシャルRPが高RP領域にある場合の情報出力量の算出方法を説明する。
高RP領域においてリスクポテンシャルRPが自車両の右側から発生している場合(RP≧0)、シートバック部73の回転角θ2は、リスクポテンシャルRPに基づいて以下の(式7)から算出する。なお、リスクポテンシャルRPが右側から発生している場合はシートバック部73の右サイド部73iを回転する。また、右側表示部81の表示量L2_RはリスクポテンシャルRPに応じて以下の(式8)から算出し、左側表示部82の表示量L2_Lは後側方車両の接近速度に基づいて以下の(式9)から算出する。
θ2=k3・RP+θ0 ・・・(式7)
L2_R=k4・RP+L0 ・・・(式8)
L2_L=k2・(VL_V0) ・・・(式9)
ここで、k3はリスクポテンシャルRPをソートバック部73の回転角θ2に変換するための係数であり、予め適切な値を設定しておく。k4はリスクポテンシャルRPを表示量L2_Rに変換するための係数であり、予め適切な値を設定しておく。θ0、L0は定数である。
図10(b)に、高RP領域においてリスクポテンシャルRPが右側から発生している場合の右表示部81の表示例を示す。バー表示部81aには、表示量L1_Rに応じて、すなわちリスクポテンシャルRPに応じて点灯するインジケータバー81cが表示される。マーク表示部81bには、リスクポテンシャルRPが高いことを運転者に知らせるためのマーク、例えばエクスクラメーションマークを表示する。
高RP領域においてリスクポテンシャルRPが自車両の左側から発生している場合(RP<0)、左側のシートサイド部73jの回転角θ2は、リスクポテンシャルRPに基づいて以下の(式10)から算出する。また、右側表示部81の表示量L2_Rは後側方車両の接近速度に基づいて以下の(式11)から算出し、左側表示部82の表示量L2_LはリスクポテンシャルRPに基づいて以下の(式12)から算出する。
θ2=k3・RP-θ0 ・・・(式10)
L2_R=k2・(VR_V0) ・・・(式11)
L2_L=-(k4・RP-L0) ・・・(式12)
なお、リスクポテンシャルRPが低RP領域と高RP領域との間の遷移領域(R1<|RP|<R2)にある場合は、シート押圧力および表示量が滑らかに変化するように、シート回転角θおよび表示量L_R、L_Lを、それぞれ以下の(式13)〜(式15)より算出する。
θ={θ1・(R2-|RP|)+θ2・(|RP|-R1)}/(R2-R1) ・・・(式13)
L_R={L1_R・(R2-|RP|)+L2_R・(|RP|-R1)}/(R2-R1) ・・・(式14)
L_L={L1_L・(R2-|RP|)+L2_L・(|RP|-R1)}/(R2-R1) ・・・(式15)
なお、(式13)で算出される回転角θが正の値の場合は右シートサイド部73iを回転し、負の値の場合は左シートサイド部73jを回転させる。このように、ステップS106で左右シートサイド部73i、73jの回転角および左右表示部81,82の表示量を算出した後、ステップS107へ進む。
ステップS107では、ステップS106で算出した表示量L_R,L1_R,またはL2_Rを表示装置80の右表示部81に出力するとともに、表示量L_L,L1_L,またはL2_Lを左表示部82に出力する。右表示部81および左表示部82は、コントローラ50からの指令に応じて表示を行う。すなわち、表示量に応じた数のインジケータバーを点灯する。
ステップS108では、ステップS106で算出した回転角θ、θ1、またはθ2をシートサイド駆動機構70に出力する。シートサイド駆動機構70は、コントローラ50からの指令に応じてシートバック部70の左右サイド部73i、73jを回転させる。回転角θ、θ1、θ2が正の値である場合は右サイド部73iを駆動し、回転角θ、θ1、θ2が負の値である場合は左サイド部73jを駆動する。これにより、今回の処理を終了する。
以下に、第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置1の作用を、図面を用いて説明する。
図11(a)に示すように自車両V1の左右隣接車線にそれぞれ後側方車両V2,V3が存在する状態で、自車両V1のリスクポテンシャルRPが低RP領域にある場合には、複数のインターフェース(運転者用シート71および表示装置80)を介して以下のように情報伝達を行う。
自車両V1は自車線の左側領域を走行しているので(δ<0)、図11(b)に示すように、左シートサイド部73jをレーン内横位置δに応じた回転角θ1だけ運転者側に回動する。右表示部81のバー表示部81aには、右後側方車両V2の接近速度(相対速度)に応じた数だけインジケータバー81cを点灯し、マーク表示部81bには接近速度を表示する。左表示部82のバー表示部82aには、左後側方車両V3の接近速度に応じた数だけインジケータバー82cを点灯し、マーク表示部82bには接近速度を表示する。
図12(a)に示すように自車両V1の左右隣接車線にそれぞれ後側方車両V2,V3が存在する状態で、自車両V1のリスクポテンシャルRPが高RP領域にある場合には、複数のインターフェース(運転者用シート71および表示装置80)を介して以下のように情報伝達を行う。
自車両V1は自車線の右方向に移動しているので、右後側方車両V2との接触のリスクポテンシャルRPが高くなっている。そこで、図12(b)に示すように、右シートサイド部73iをリスクポテンシャルRPに応じた回転角θ2だけ運転者側に回動する。右表示部81のバー表示部81aには、リスクポテンシャルRPに応じた数だけインジケータバー81cを点灯し、マーク表示部81bにはエクスクラメーションマークを表示する。左表示部82のバー表示部82aには、左後側方車両V3の接近速度に応じた数だけインジケータバー82cを点灯し、マーク表示部82bには接近速度を表示する。
図13(a)に示すように時間が経過するにつれて、例えば右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが徐々に増加していく場合、運転者に伝達される情報出力量は、図13(b)に示すように変化する。低RP領域(RP≦R1)においては、シート71、および左右表示部81,82を介してそれぞれ異なる情報を運転者に伝達する。すなわち、シート71を介して自車両の車線内走行状態を伝達し、左右表示部81,82によって左右後側方車両の接近状態をそれぞれ表示する。
右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが増加して所定値R1を超えると(遷移領域)、低RP領域と高RP領域の間でシート71からの押圧力を滑らかに変化させるように、右シートサイド部73iの回転角θは、低RP領域における回転角θ1と高RP領域における回転角θ2とに基づいて算出される。また、右表示部81のバー表示部81aでは、低RP領域における表示量L1_Rと高RP領域における表示量L2_Rとから算出される表示量L_Rに応じた数だけインジケータバー81cが点灯する。一方、左表示部82のバー表示部82aには、表示量L_Lに応じた数だけ、すなわち左後側方車両の接近速度に応じた数だけバー82cが点灯する。このとき、マーク表示部81b、82bには、それぞれ左右後側方車両との相対速度が表示される。
右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPがさらに増加し、所定値R2以上となると(高RP領域)、シート71および右表示部81を介してリスクポテンシャルRPの大きさとその発生方向を伝達し、左表示部82を介して左後側方車両の接近状態を表示する。
このように、以上説明した第1の実施の形態においては、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)車両用運転操作補助装置1は、自車両の車線内走行状態、自車両の後側方を走行する後側方車両の走行状態、および自車両と後側方車両との接触のリスクポテンシャルRPをそれぞれ算出する。コントローラ50は、リスクポテンシャルRPが所定値よりも小さい低RP領域にあるか、所定値よりも大きい高RP領域にあるかに応じて、運転者に提供する情報を変更する。これにより、自車両の車線内走行状態、後側方車両の走行状態およびリスクポテンシャルRPといった複数の情報から、低RP領域および高RP領域において必要な情報をそれぞれ運転者にわかりやすく伝達することができる。
(2)後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが高RP領域(RP≧R2)にあるときは、リスクポテンシャルRPの大きさおよび発生方向を運転者に伝達する。これにより、後側方車両との接触のリスクが高まっている場合に、その情報を運転者に速やかに提供することができる。運転者は、提供されるリスクポテンシャルRPの情報に従って、適切な方向の運転操作を行うことができる。
(3)後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが低RP領域(|RP|≦R1)にあるときは、自車両の車線内走行状態を運転者に伝達する。これにより、運転者は自車両の車線内走行状態を把握しながら、適切な運転操作を行うことができる。また、リスクポテンシャルRPが低い場合にリスクポテンシャルRPを提示して、運転者にわずらわしさを与えてしまうことを防止できる。
(4)後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが低RP領域(|RP|≦R1)にあるときは、自車両の車線内走行状態に加えて、後側方車両の走行状態を運転者に伝達する。これにより、運転者は後側方車両の走行状態を確実に把握して、適切な運転操作を行うことができる。
(5)高RP領域においては、リスクポテンシャルRPの大きさおよび発生方向に応じて運転者用シート(運転座席)71から押圧力を発生する。ここでは、シートサイド駆動機構70によってシート71の左右サイド部73i、73jを回転して運転者に押し付けたり運転者から離すことにより、運転者に対する押圧力を発生する。運転者は、シート71から発生する押圧力の大きさおよび押圧力が発生するシート71の部位によって、リスクポテンシャルRPの大きさおよび発生方向を認識することができる。
(6)高RP領域においては、リスクポテンシャルRPの大きさおよび発生方向に応じて、左右表示部81,82により表示を行う。具体的には、リスクポテンシャルRPの発生する方向にある表示部で、その大きさに応じた数のインジケータバーを点灯する。これにより、運転者はリスクポテンシャルRPの大きさおよび発生方向を容易に把握することができる。また、左右表示部81,82はアウトサイドミラーの下部に設置されているので、アウトサイドミラーによって後側方の状況を視認する際に、リスクポテンシャルRPの情報をともに確認することができる。
(7)低RP領域においては、自車両の車線内走行状態に応じてシート71から押圧力を発生する。運転者は、シート71から発生する押圧力の大きさおよび押圧力が発生するシート71の部位によって、自車両が左右どちらのレーン端に接近しているのか、また接近の度合を認識することができる。
(8)低RP領域においては、後側方車両の走行状態に応じて、左右表示部81,82により表示を行う。具体的には、右後側方車両の走行状態を右表示部81で表示し、左後側方車両の走行状態を左表示部82に表示する。これにより、左右それぞれの後側方車両の走行状態を、個々にわかりやすく運転者に伝えることができる。
(9)車両用運転操作補助装置1は、自車両の車線内走行状態として車線内における自車両の左右方向位置(レーン内横位置δ)を運転者に伝達する。これにより、運転者は自車両のレーン内横位置δを把握しながら、自車線から逸脱しないように適切な運転操作を行うことができる。
(10)車両用運転操作補助装置1は、後側方車両の走行状態として、自車両と後側方車両との接近度合を運転者に伝達する。これにより、運転者は後側方車両がどれほどの速度で自車両に接近しているかを把握しながら適切な運転操作を行うことができる。
《第2の実施の形態》
以下に、本発明の第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第2の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。第2の実施の形態においては、リスクポテンシャルRPが高RP領域にある場合の表示装置80における表示形態が、上述した第1の実施の形態とは異なっている。
図14を用いて、第2の実施の形態において、自車両周囲の障害物状況およびリスクポテンシャルRPをどのように運転者に伝達するかを説明する。低RP領域における情報の伝達形態は、上述した第1の実施の形態と同様である。すなわち、シート71を介して自車両の車線内走行状態を伝達し、左右表示部81,82により左右後側方車両の接近度合をそれぞれ表示する。
高RP領域においては、シート71を介して自車両のリスクポテンシャルRPの大きさおよびその発生方向を伝達する。さらに、リスクポテンシャルRPが発生する方向にある表示部によりリスクポテンシャルRPの大きさとその発生方向を表示し、リスクポテンシャルRPの発生方向とは反対側の表示部により後側方車両の接近度合を表示する。このとき、リスクポテンシャルRPに対応するインジケータバーと後側方車両の接近度合に対応するインジケータバーを異なる色で表示するとともに、後側方車両の接近度合に対応するインジケータバーのサイズを小さくする。
図15(a)(b)に、高RP領域において後側方車両の接近度合を表示する場合とリスクポテンシャルRPを表示する場合の、右表示部81の表示例をそれぞれ示す。なお、第2の実施の形態において、左右表示部81,82はバー表示部81a、82aのみを備えている。
リスクポテンシャルRPが左側から発生する場合は、図15(a)に示すように右表示部81において、右後側方車両の接近度合に応じた表示量L2_Rにしたがってインジケータバー81cを表示する。このとき、リスクポテンシャルRPが大きいほどインジケータバー81cのサイズ(高さ)Wを小さくする。一方、リスクポテンシャルRPが右側から発生する場合は、図15(b)に示すように右表示部81において、リスクポテンシャルRPに応じた表示量L2_Rにしたがってインジケータバー81cを表示する。このとき、インジケータバー81cの表示色を変更する。例えば後側方車両の接近度合を表示する場合よりも輝度を高くしたり、色相を濃くして、リスクポテンシャルRPを表示するインジケータバー81cが目立つようにする。
インジケータバーのサイズWは、以下のように設定する。
リスクポテンシャルRPが低RP領域(|RP|≦R1)のときは、右表示部81のインジケータバー81cのサイズWR,および左表示部82のインジケータバー82cのサイズWLは、WR=WL=W0とする。W0はインジケータバーのサイズの基準値である。
リスクポテンシャルRPが所定値R1を上回る場合、リスクポテンシャルRPが右方向から発生するときは、以下の(式16)から右表示部81のインジケータバー81cのサイズWR,および左表示部82のインジケータバー82cのサイズWLを算出する。
WR=W0
WL=W0-(RP-R2)/R3 ・・・(式16)
リスクポテンシャル|RP|が所定値R1を上回る場合、リスクポテンシャルRPが左方向から発生するときは、以下の(式17)から右表示部81のインジケータバー81cのサイズWR,および左表示部82のインジケータバー82cのサイズWLを算出する。
WR=W0-(|RP|-R2)/R3
WL=W0 ・・・(式17)
(式16)(式17)において、R3は予め適切に設定した定数である。
以下に、第2の実施の形態における車両用運転操作補助装置の作用を、図面を用いて説明する。
図16(a)に示すように自車両V1の左右隣接車線にそれぞれ後側方車両V2,V3が存在する状態で、自車両V1のリスクポテンシャルRPが高RP領域にある場合には、複数のインターフェース(運転者用シート71および表示装置80)を介して以下のように情報伝達を行う。
自車両V1は自車線の右方向に移動しているので、右後側方車両V2との接触のリスクポテンシャルRPが高くなっている。そこで、図16(b)に示すように、右シートサイド部73iをリスクポテンシャルRPに応じた回転角θ2だけ運転者側に回動する。右表示部81のバー表示部81aでは、リスクポテンシャルRPに応じた数だけ通常よりも輝度の高い、あるいは色相の濃いインジケータバー81cを点灯する。左表示部82のバー表示部82aでは、リスクポテンシャルRPに応じて小さくしたサイズWLで、左後側方車両の接近速度に応じた数だけインジケータバー82cを点灯する。
このように、以上説明した第2の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
高RP領域においてリスクポテンシャルRPを表示する際に、リスクポテンシャルRPが発生する方向にある表示部と、反対側にある表示部で、インジケータバーの表示色を変える。これにより、リスクポテンシャルRPが高くなり、一方の表示部では後側方車両に対するリスクポテンシャルRPを表示していることを、運転者が容易に認識することができる。また、同時にリスクポテンシャルRPの発生方向とは反対側の表示部では、インジケータバーのサイズWを、リスクポテンシャルRPに応じて調整する。リスクポテンシャルRPが増加するほどインジケータバーのサイズWを小さくすることにより、リスクポテンシャルRPの発生方向にある表示部に表示されたインジケータバーを相対的に目立たせることができる。
《第3の実施の形態》
以下に、本発明の第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第3の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。第3の実施の形態においては、シート71を介して運転者に伝達する情報の内容が、上述した第1の実施の形態とは異なっている。
図17を用いて、第3の実施の形態において、自車両周囲の障害物状況およびリスクポテンシャルRPをどのように運転者に伝達するかを説明する。低RP領域における情報の伝達形態は、上述した第1の実施の形態と同様である。また、高RP領域における表示内容も、上述した第1の実施の形態と同様である。ただし、高RP領域においては、シート71を介して自車両のリスクポテンシャルRPの大きさおよびその発生方向とともに、自車両の車線内の走行状態を伝達する。
シート71の右シートサイド部73iの回転角θR,および左シートサイド部73jの回転角θLは、以下のようにして算出する。なお、ここでは左シートサイド部73jの回転角θLも正の値で表される。
まず、自車両のレーン内横位置δに応じた回転角θ_δを以下の(式18)から算出する。
θ_δ=k1・δ ・・・(式18)
また、後側方車両に対するリスクポテンシャルRPに応じた回転角θ_rを以下の(式19)から算出する。
θ_r=k3・RP ・・・(式19)
低RP領域(|RP|≦R1)においては、右シートサイド部73iの回転角θR,および左シートサイド部73jの回転角θLを、以下の(式20)から算出する。
θR=max(θ_δ、0)
θL=max(-θ_δ、0) ・・・(式20)
高RP領域(|RP|>R1)においては、右シートサイド部73iの回転角θR,および左シートサイド部73jの回転角θLを、以下の(式21)から算出する。
θR=max(θ_δ、0)+max(θ_r、0)
θL=max(-θ_δ、0)+max(-θ_r、0) ・・・(式21)
これにより、低RP領域においては自車両のレーン内横位置δに応じた回転角θ_δにしたがって、シート71の左右シートサイド部73i、73jのいずれかが回転する。例えば、自車両が自車線の右側領域を走行している場合は、右シートサイド部73iが運転者側に回転する。
また、高RP領域においては、自車両のレーン内横位置δに応じた回転角θ_δと、リスクポテンシャルRPに応じた回転角θ_rに基づく回転角で、シート71の左右シートサイド部73i、73jのいずれかが回転する。
例えば、自車両が自車線の右側領域を走行しているときにリスクポテンシャルRP(RP>R1)が右方向から発生する場合は、レーン内横位置δに応じた回転角θ_δにリスクポテンシャルRPに応じた回転角θ_rを加えた回転角θRだけ、右シートサイド部73iが運転者側に回転する。このとき、左シートサイド部73jは回転しない。なお、リスクポテンシャルRPが右方向から発生する際に自車両が自車線の左側領域を走行している場合は、リスクポテンシャルRPに応じた回転角θRで右シートサイド部73iが回転し、レーン内横位置δに応じた回転角θLで左シートサイド部73jが回転する。
このように、以上説明した第3の実施の形態においては、上述した第1の実施の形態による効果に加えて以下のような作用効果を奏することができる。
高RP領域において、リスクポテンシャルRPの大きさおよび発生方向に加えて、自車両の車線内走行状態もシート71の押圧力として運転者に伝達する。具体的には、リスクポテンシャルRPの発生方向と自車両のレーン内横位置δの方向が同じ場合は、リスクポテンシャルRPおよびレーン内横位置δに応じた回転角で、リスクポテンシャルRPの発生方向のシートサイド部を回転させる。一方、リスクポテンシャルRPの発生方向と自車両のレーン内横位置δの方向が異なる場合は、これらの情報を対応する左右シートサイド部73i、73jからそれぞれ運転者に伝える。これにより、自車両の走行状況に応じて複数の情報をそれぞれ運転者にわかりやすく伝達することができる。
《第4の実施の形態》
以下に、本発明の第4の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第4の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第4の実施の形態においては、後側方車両に対するリスクポテンシャルRPを、自車速V0によって補正する。図18に、自車速V0とリスクポテンシャルRPの補正係数C_vとの関係を示す。図18に示すように、自車速V0が所定値V01以下の場合は補正係数C_vを所定値C1(例えばC1=1)に固定する。自車速V0が所定値V01を超えると補正係数C_vが徐々に増加し、所定値V02を超えると補正係数C_vは所定値C2に固定される。
自車両が右方向に移動している場合、リスクポテンシャルRPは補正係数C_vを用いて以下の(式22)から算出する(RP≧0)。
RP=1/|D_R’|・C_v
=1/|{D_R-(VR−V0)・(1-δ)/(V_δ)}|・C_v ・・・(式22)
自車両が左方向に移動している場合、リスクポテンシャルRPは補正係数C_vを用いて以下の(式23)から算出する(RP<0)。
RP=-1/|D_L’|・C_v
=-1/|{D_L-(VL−V0)・(1+δ)/(V_δ)}|・C_v ・・・(式23)
高RP領域における左右シートサイド部73i、73jの回転角θおよび左右表示部81,82の表示量L_R,L_Lは、(式22)または(式23)から算出したリスクポテンシャルPRに基づいて算出する。
図19(a)(b)および図20(a)(b)に、自車速V0が低速の場合と高速の場合の、リスクポテンシャルPRの変化および運転者に伝達する情報出力量の変化の一例を示す。自車速V0が低速(例えばV0<V01)の場合、図19(a)に示すように、例えば右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが徐々に増加していくと、運転者に伝達される情報出力量は図19(b)に示すように変化する。自車速V0が高速(例えばV0>V02)の場合、図20(a)に示すように、例えば右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが徐々に増加していくと、運転者に伝達される情報出力量は図20(b)に示すように変化する。
自車両が右側車線に進入するときの右後側方車両との車間距離D_R’が同じであっても、自車速V0が高速の場合は低速の場合よりも大きなリスクポテンシャルRPが算出される。したがって、高速の場合は低速の場合よりも早いタイミングでリスクポテンシャルRPに応じたシート71の駆動および表示が行われる。なお、高速の場合でも低RP領域においては、自車両の車線内走行状態および後側方車両の接近度合をそれぞれシート71および左右表示部81,82を介して運転者に伝達することができる。
《第5の実施の形態》
以下に、本発明の第5の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第5の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第5の実施の形態においては、自車両が走行する道路の曲率ρを加味して、リスクポテンシャルRPを算出する。道路曲率ρは、自車両の走行状態またはナビゲーションシステム(不図示)等によって得られる情報に基づいて算出する。自車両がが右方向に移動している場合、リスクポテンシャルRPは道路曲率ρを用いて以下の(式24)から算出する(RP≧0)。なお、右カーブの場合に道路曲率ρは正の値を示す。
RP=1/|D_R’|+max(-k5・ρ、0)
=1/|{D_R-(VR−V0)・(1-δ)/(V_δ)}|+ max(-k5・ρ、0) ・・・(式24)
自車両が左方向に移動している場合、リスクポテンシャルRPは道路曲率ρを用いて以下の(式25)から算出する(RP<0)。
RP=-1/|D_L’|+ min(-k5・ρ、0)
=-1/|{D_L-(VL−V0)・(1+δ)/(V_δ)}|+ min(-k5・ρ、0) ・・・(式25)
高RP領域における左右シートサイド部73i、73jの回転角θおよび左右表示部81,82の表示量L_R,L_Lは、(式24)または(式25)から算出したリスクポテンシャルPRに基づいて算出する。
このように、道路曲率ρを加味してリスクポテンシャルRPを算出することにより、カーブ外側へ移動する場合のリスクポテンシャルRPがカーブ内側へ移動する場合のリスクポテンシャルRPよりも大きくなる。これにより、自車両がカーブ外側に移動している場合は、内側へ移動している場合よりも早いタイミングでリスクポテンシャルRPを運転者に伝達することができる。
《第6の実施の形態》
以下に、本発明の第6の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第6の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第6の実施の形態においては、表示装置80として、左右サイドミラーに設けられた表示部81,82の代わりに、図21に示すように左右フロントピラー下部にインジケータランプ83,84を設けている。
図22を用いて、第6の実施の形態において、自車両周囲の障害物状況およびリスクポテンシャルRPをどのように運転者に伝達するかを説明する。低RP領域においては、シート71を介して自車両の車線内走行状態を伝達する。そして、自車両と後側方車両との接近度合に応じて算出した表示量L1_R,L1_Lにしたがって、左右インジケータランプ83,84の輝度を調整する。すなわち、表示量が大きいほどインジケータランプ83,84の輝度を高くする。右後側方車両に対する接近度合は右側のインジケータランプ83の輝度で表し、左後側方車両に対する接近度合は左側のインジケータランプ84の輝度で表す。
高RP領域においては、シート71を介して自車両のリスクポテンシャルRPの大きさおよびその発生方向を伝達する。さらに、リスクポテンシャルRPが発生する方向にあるインジケータランプの輝度を最大にして点滅させる。リスクポテンシャルRPの発生方向とは反対側のインジケータランプは、後側方車両の接近度合に応じて算出した表示量に従って輝度を調整する。
なお、インジケータランプ83,84の輝度を調整する代わりに、インジケータランプの色相を調整することもできる。
このように、インジケータランプ83,84を運転者の左右方向に配置し、後側方車両の接近度合やリスクポテンシャルRPに応じて輝度や色相を調整することによって、必要な複数の情報をそれぞれわかりやすく運転者に伝えることができる。
《第7の実施の形態》
以下に、本発明の第7の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第7の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第7の実施の形態においては、表示装置80をメータクラスタ内に設けている。左右表示部81,82は備えていない。
図23に、メータクラスタ内に設置した表示装置80における表示例を示す。表示装置80のモニタの中央上部には、自車両80aが表示される。自車両80aの右下側には右後側方車両80b、左下部には左後側方車両80cが表示される。左右後側方車両80b、80cの上部には、表示量に応じた数だけインジケータバー80d、80eが点灯される。左右後側方車両80b、80c内には、後側方車両との接近度合を表示する場合は後側方車両との相対速度、リスクポテンシャルRPを表示する場合はエクスクラメーションマークが表示される。
図24を用いて、第7の実施の形態において、自車両周囲の障害物状況およびリスクポテンシャルRPをどのように運転者に伝達するかを説明する。低RP領域においては、シート71を介して自車両の車線内走行状態を伝達する。そして、自車両と後側方車両との接近度合に応じて算出した表示量L1_R,L1_Lにしたがって、インジケータバー80b、80cを点灯する。右後側方車両に対する接近度合は右側のインジケータバー80dで表し、左後側方車両に対する接近度合は左側のインジケータバー80eで表す。
高RP領域においては、シート71を介して自車両のリスクポテンシャルRPの大きさおよびその発生方向を伝達する。さらに、リスクポテンシャルRPが発生する方向にあるインジケータバーをリスクポテンシャルRPに応じて点灯するとともにエクスクラメーションマークを表示する。リスクポテンシャルRPの発生方向とは反対側のインジケータバーは、後側方車両の接近度合に応じて算出した表示量に従って点灯されるとともに、後側方車両との相対速度が表示される。
図23は、右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPが高RP領域にある場合を示している。したがって、右後側方車両80bの上部のインジケータバー80dは右後側方車両に対するリスクポテンシャルRPに応じて点灯され、右後側方車両80b内にエクスクラメーションマークが表示される。一方、左後側方車両80cの上部のインジケータバー80eは左後側方車両に対する接近度合に応じて点灯され、左後側方車両80c内には左後側方車両との相対速度が表示される。
このように、メータクラスタ内に設けた表示装置80によってリスクポテンシャルRPや後側方車両の接近度合を表示することによって、必要な複数の情報をそれぞれわかりやすく運転者に伝えることができる。
《第8の実施の形態》
以下に、本発明の第8の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第8の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第8の実施の形態においては、高RP領域においてシート71の左右サイド部73i,73jを振動することにより、リスクポテンシャルPRの大きさおよび発生方向を運転者に伝達する。なお、シートサイド駆動機構70によってモータユニット73e、73fをそれぞれ制御し、左右サイド部73i、73jをそれぞれ小刻みに動かすことにより、左右サイド部73i、73jを振動させることができる。また、左右サイド部73i、73jに振動子を内蔵して振動させることも可能である。
リスクポテンシャルRPに応じた右サイド部73iの回転角θR、および左サイド部73jの回転角θLは、以下のようにして算出する。なお、ここでは左シートサイド部73jの回転角θLも正の値で表す。
低RP領域の場合、右サイド部73iの回転角θR、および左サイド部73jの回転角θLは、以下の(式26)から算出する。なお、θ_δは上述した(式18)から算出する(θ_δ=k1・δ)。
θR=max(θ_δ、0)
θL=max(-θ_δ、0) ・・・(式26)
高RP領域において、リスクポテンシャルRPが右方向から発生する場合は、右サイド部73iの回転角θR,および左サイド部73jの回転角θLは、それぞれ、
θR:振幅k6の振動
θL=0
とする。一方、リスクポテンシャルRPが左方向から発生する場合は、右サイド部73iの回転角θR,および左サイド部73jの回転角θLは、それぞれ、
θR=0
θL:振幅k6の振動
とする。
また、リスクポテンシャルRPが遷移領域(R1<RP<R2)にあるとき、リスクポテンシャルRPが右方向から発生する場合は回転角θR、θLを以下の(式27)から算出する。
θR:振幅{k6・(RP−R1)/(R2-R1)}の振動
θL=θ_δ・{1−(RP−R1)/(R2-R1)} ・・・(式27)
一方、リスクポテンシャルRPが左方向から発生する場合は、回転角θR,θLを以下の(式28)から算出する。
θR=θ_δ・{1−(|RP|−R1)/(R2-R1)}
θL:振幅{k6・(|RP|−R1)/(R2-R1)}の振動 ・・・(式28)
このように、高RP領域においてリスクポテンシャルRPの発生方向にあるシートサイド部を振動することにより、リスクポテンシャルRPの発生方向を運転者に知らせることができる。また、低RP領域と高RP領域では、シート71から運転者に与えられる刺激の形態が異なるので、リスクポテンシャルRPが高いか低いかを運転者が容易に認識することができる。
なお、高RP領域においてシートサイド部を振動する際に、リスクポテンシャルRPが大きくなるほど振動の振幅を大きくすることもできる。
《第9の実施の形態》
以下に、本発明の第9の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。図25に、第9の実施の形態による車両用運転操作補助装置2の構成のブロック図を示す。図25において、図1に示した第1の実施の形態と同様の機能を有する箇所には同一の符号を付している。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第9の実施の形態による車両用運転操作補助装置2は、表示装置800により自車両周囲の障害物状況および後側方車両に対するリスクポテンシャルRPを運転者に伝達する。シートサイド駆動機構70は備えていない。表示装置800は、図26に示すように左右サイドミラー下部に設置された左右表示部81,82と、ステアリングホイール60の左右両側のインストルメントパネル上に配置されたインジケータランプ83,84とを備えている。
図27を用いて、第9の実施の形態においてどのようにリスクポテンシャルRPおよび障害物状況を運転者に伝達するかを説明する。
低RP領域においては、自車両の車線内の走行状態をインジケータランプ83、84により運転者に伝達する。具体的には、自車両のレーン内横位置δに応じて左右いずれのインジケータランプを点灯するか、またその輝度を設定する。例えば自車両が自車線の右側領域を走行している場合は、右側のインジケータランプ83を点灯し、左側のインジケータランプ84は消灯する。このとき、右側のインジケータランプ83の輝度は自車両がレーン端に接近するほど高くなるように設定する。左右表示部81,82においては、自車両と左右後側方車両との接近度合を表示する。
高RP領域においては、インジケータランプ83,84によりリスクポテンシャルRPの発生方向を運転者に伝達する。具体的には、リスクポテンシャルRPが発生する方向にあるインジケータランプは輝度を最大にして点滅させる。一方、リスクポテンシャルRPと反対方向のインジケータランプは消灯する。左右表示部81,82においては、リスクポテンシャルRPが発生する方向の表示部においてリスクポテンシャルRPの大きさおよびその発生方向を表示し、反対方向の表示部において後側方車両の接近度合を表示する。
このように、以上説明した第9の実施の形態においては、以下のような作用効果を奏することができる。
車両用運転操作補助装置2は、自車両の車線内走行状態、後側方車両に対するリスクポテンシャルRP、および後側方車両の走行状態を、運転者の左右方向に配置された左右表示部81,82およびインジケータランプ83,84により運転者に伝達する。そして、リスクポテンシャルRPに応じて運転者に提供する情報を変更する。これにより、自車両の車線内走行状態、後側方車両の走行状態およびリスクポテンシャルRPといった複数の情報から、低RP領域および高RP領域において必要な情報をそれぞれ運転者にわかりやすく伝達することができる。
《第10の実施の形態》
以下に、本発明の第10の実施の形態による車両用運転操作補助装置について説明する。第10の実施の形態による車両用運転操作補助装置の基本構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同様である。ここでは、第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
第10の実施の形態においては、シートサイド駆動機構70によって、シートバック部73に加えてクッション部72も駆動する。図28に、第10の実施の形態におけるシートサイド駆動機構70によって駆動されるシート710の構成を示す。シートバック部73の左右サイド部73i、73jは、上述した第1の実施の形態と同様にモータユニット73e、73fにより回転する。
クッション部72は、クッションフレーム72aと、左右のサイドフレーム72b、72cとを備え、これらのフレーム72a〜72cをウレタンパッドでカバーしている。クッションフレーム72aには、ウレタンパッドを支持するスプリング72dが取り付けられている。クッション部72の左右サブフレーム72b、72cは、トルクケーブル72g、72hを介してそれぞれモータユニット72e、72fにより回転される。クッション部72の左右サイド部72i、72jは、左右サブフレーム72b、72cがモータユニット72e、72fによって回転されることにより、回転する。
第10の実施の形態においては、高RP領域においてリスクポテンシャルRPの大きさおよび発生方向をシート710を介して運転者に伝達する際に、シートバック部73の左右サイド部73i、73jに加えて、クッション部72の左右サイド部72i、72jを回転する。このとき、リスクポテンシャルRPの大きさに応じて回転する部位、すなわち運転者に押し付けられるシート710の接触面積を変化させる。
例えば、高RP領域においてリスクポテンシャルRPが小さい場合は、リスクポテンシャルRPの発生方向にあるシートバック部73のサイド部を回転する。リスクポテンシャルRPが大きい場合は、リスクポテンシャルRPの発生方向にあるシートバック部73のサイド部に加えてクッション部72のサイド部も回転する。これにより、シート710から運転者に押圧力を与える接触面積が増えるので、リスクポテンシャルRPが増加していることを運転者に一層わかりやすく伝えることができる。
なお、リスクポテンシャルRPが小さい場合にクッション部72のサイド部を回転し、リスクポテンシャルRPが大きい場合にクッション部72およびシートバック部73のサイド部をともに回転することもできる。
上述した第1〜第8、および第10の実施の形態においては、モータユニット73e,73f,72e,72fによってシート71,710の左右サイド部を回転することにより、運転者に押圧力を与えた。しかし、これには限定されず、例えばシート71,710に空気袋を内蔵し、空気袋内の圧力を調整することによって、運転者に押圧力を与えることも可能である。
上述した第1〜第10の実施の形態においては、自車両と後側方車両とのリスクポテンシャルRPを運転者に伝達するために、シートサイド駆動機構70および表示装置80,800を用いた。ただしこれには限定されず、例えばステアリングホイールの操舵反力を調整することによって、リスクポテンシャルRPを運転者に伝えることも可能である。具体的には、後RP領域において、後側方車両に対するリスクポテンシャルRPを回避する方向への操舵操作を促す方向に、操舵反力を発生させる。これにより、運転者の運転操作を適切な方向へ導くことができる。なお、シート71,710からの押圧力、表示および操舵反力によって、あるいは表示と操舵反力によりリスクポテンシャルRPを伝達することも可能である。
第6の実施の形態および第9の実施の形態ではインジケータランプ83,84を設けたが、インジケータランプ83,84の配置は、上述した実施の形態には限定されない。例えば、第6の実施の形態においてインジケータランプ83,84をステアリングホイールの近傍に配置したり、第9の実施の形態においてインジケータランプ83,84を左右フロントピラーの下部に配置することも可能である。
以上説明した第1から第10の実施の形態においては、自車両走行状態検出手段として前方カメラ20を用い、後側方車両走行状態検出手段として後側方カメラ21を用い、リスクポテンシャル算出手段および情報変更手段としてコントローラ50,50Aを用い、情報伝達手段としてシートサイド駆動機構70および表示装置80,800を用いた。ただしこれらには限定されず、たとえば情報伝達手段としてステアリングホイールに発生する操舵反力を制御する操舵反力制御手段を用いることも可能である。
本発明の第1の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 図1に示す車両用運転操作補助装置を搭載した車両の構成図。 (a)(b)シートサイド駆動機構の構成を示す図。 第1の実施の形態における左右表示部の配置を示す図。 第1の実施の形態による車両用運転操作補助制御処理の処理手順を示すフローチャート。 (a)(b)自車両のレーン内横位置を説明する図。 自車両と後側方車両の走行状況の一例を示す図。 自車両が右車線に進入するときに予測される自車両と後側方車両の走行状況の一例を示す図。 第1の実施の形態における低RP領域と高RP領域での情報伝達の概要を説明する図。 (a)低RP領域での右表示部の表示例を示す図、(b)高RP領域での右表示部の表示例を示す図。 (a)(b)低RP領域における走行状況、および情報伝達の概要を示す図。 (a)(b)高RP領域における走行状況、および情報伝達の概要を示す図。 (a)(b)リスクポテンシャルおよび情報出力量の時間変化の一例を示す図。 第2の実施の形態における低RP領域と高RP領域での情報伝達の概要を説明する図。 (a)(b)低RP領域および高RP領域での右表示部の表示例を示す図。 (a)(b)高RP領域における走行状況、および情報伝達の概要を示す図。 第3の実施の形態における低RP領域と高RP領域での情報伝達の概要を説明する図。 自車速とリスクポテンシャル補正係数との関係を示す図。 (a)(b)低車速の場合のリスクポテンシャルおよび情報出力量の時間変化の一例を示す図。 (a)(b)高車速の場合のリスクポテンシャルおよび情報出力量の時間変化の一例を示す図。 本発明の第6の実施の形態におけるインジケータランプの配置を示す図。 第6の実施の形態における低RP領域と高RP領域での情報伝達の概要を説明する図。 本発明の第7の実施の形態における表示装置の表示例を示す図。 第7の実施の形態における低RP領域と高RP領域での情報伝達の概要を説明する図。 本発明の第9の実施の形態による車両用運転操作補助装置のシステム図。 第9の実施の形態における表示装置の配置を示す図。 第9の実施の形態における低RP領域と高RP領域での情報伝達の概要を説明する図。 本発明の第10の実施の形態におけるシートサイド駆動機構の構成を示す図。
符号の説明
20:前方カメラ
21:後側方カメラ
30:車速センサ
50,50A:コントローラ
70:シートサイド駆動機構
80,800:表示装置

Claims (14)

  1. 自車両の車線内走行状態を検出する自車両走行状態検出手段と、
    前記自車両の後側方を走行する後側方車両の走行状態を検出する後側方車両走行状態検出手段と、
    前記自車両走行状態検出手段と、前記後側方車両走行状態検出手段による検出結果に基づいて、前記自車両と前記後側方車両との接触のリスクポテンシャルを算出するリスクポテンシャル算出手段と、
    運転者に情報を伝達する情報伝達手段と、
    前記リスクポテンシャル算出手段によって算出されるリスクポテンシャルが、所定値よりも小さい低リスク領域にあるか、前記所定値よりも大きい高リスク領域にあるかに応じて、前記情報伝達手段によって運転者に提供する情報を変更する情報変更手段とを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  2. 請求項1に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報変更手段は、前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャルが前記高リスク領域にあるときは、前記リスクポテンシャルの大きさおよび発生方向を、前記情報伝達手段により伝達することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報変更手段は、前記リスクポテンシャル算出手段によって算出される前記リスクポテンシャルが前記低リスク領域にあるときは、前記自車両走行状態検出手段によって検出される前記自車両の車線内走行状態を、前記情報伝達手段により伝達することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  4. 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報変更手段は、前記リスクポテンシャルが前記低リスク領域にあるときは、前記自車両の車線内走行状態に加えて、前記後側方車両走行状態検出手段によって検出される前記後側方車両の走行状態を、前記情報伝達手段により伝達することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  5. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記リスクポテンシャルが前記高リスク領域にあるときに、前記リスクポテンシャルの大きさおよび発生方向に応じて運転座席から押圧力を発生するシート押圧力制御手段を備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  6. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記運転者の左右方向に配置され、前記リスクポテンシャルが前記高リスク領域にあるときに前記リスクポテンシャルの大きさおよび発生方向に応じた表示を行う表示手段を備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  7. 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記リスクポテンシャルが前記低リスク領域にあるときに、前記自車両の車線内走行状態に応じて運転座席から押圧力を発生するシート押圧力制御手段を備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  8. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記運転者の左右方向に配置され、前記リスクポテンシャルが前記低リスク領域にあるときに、前記後側方車両の走行状態に応じた表示を行う表示手段を備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  9. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記運転者の左右方向に配置され、前記リスクポテンシャルが前記低リスク領域にあるときに、前記後側方車両の走行状態に応じて輝度または色相を変化させるインジケータランプを備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  10. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記リスクポテンシャルが前記高リスク領域にあるときに、前記リスクポテンシャルの発生方向に応じた運転座席の部位で振動を発生させる振動発生手段を備えることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  11. 請求項2に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記運転者の左右方向に配置されたインジケータランプを備え、前記リスクポテンシャルが前記高リスク領域にあるときに、前記リスクポテンシャルの発生方向にある前記インジケータランプを点滅させることを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  12. 請求項3に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記自車両の車線内走行状態として、前記車線内における前記自車両の左右方向位置を伝達することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  13. 請求項4に記載の車両用運転操作補助装置において、
    前記情報伝達手段は、前記後側方車両の走行状態として、前記自車両と前記後側方車両との接近度合を伝達することを特徴とする車両用運転操作補助装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の車両用運転操作補助装置を備えることを特徴とする車両。
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